JP2011019976A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集塵装置20は、接続口41が形成される集塵ケース21と、集塵ケース21内に装着されるフィルター23と、集塵ケース21の上面側に形成される開口部を閉塞し、フィルター23を通過した空気が通過する排出口44を有する蓋体24とを有し、掃除機本体1には、集塵装置20の装着状態で、集塵ケース21の接続口41が接続される接続口10と、蓋体24の排出口44が接続される吸引口11とを形成し、掃除機本体1内には、掃除機本体1前方に形成された吸込口4から接続口10に至る吸塵路12が形成されると共に、吸引口11から電動送風機6に至る吸引路15が形成され、集塵装置20は、掃除機本体1への装着状態で、蓋体24が後方上部に向くように傾斜して装着され、電動送風機6は、吸気口7を上方に向けて電動送風機室5内に収納される。
【発明の効果】送風路の構成を簡素化して送風抵抗を低減できる。
【選択図】 図2
【発明の効果】送風路の構成を簡素化して送風抵抗を低減できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電気掃除機に関わり、特に集塵装置を着脱自在に形成した電気掃除機の改良に関する。
従来、集塵装置を掃除機本体に着脱自在に装着する電気掃除機として、集塵装置を、塵埃排出用開口部を上方に向けた状態で集塵装置室に着脱自在に装着する電気掃除機が知られている。この電気掃除機の集塵装置は、上部の塵埃排出用開口部近傍位置に吸込口が形成され、塵埃排出用開口部を開閉自在に閉塞する蓋体の中央位置に排出口が形成されており、吸込口から吸引された塵埃等を含む空気から集塵装置内の塵埃分離装置により塵埃等を分離し、空気のみを排出口から電動送風機を介して掃除機本体の排気口から外部に排出するようになっている。(特許文献1)
特表平10−512779号公報(A47L 5/36) この電気掃除機の集塵装置は、塵埃排出用開口部が斜め上方に向けられた状態で着脱されるため、集塵装置内の塵埃が集塵装置の着脱操作時に塵埃排出用開口からこぼれにくく、集塵装置の着脱操作性を向上できるものであった。
しかしながら、掃除機本体内に収納される電動送風機は、電動送風機の軸方向を掃除機本体の前後方向に向けられて電動送風機の吸気口が前方に向けられて装着されており、集塵装置の排出口から電動送風機の吸気口への送風路が屈曲し、通気抵抗が増大して吸塵効率が低下すると共に、送風路の構成が複雑化する問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、送風路の構成を簡素化して吸塵効率を向上し得る電気掃除機を提供することを課題とする。
後部に電動送風機を収納する電動送風機室を有する掃除機本体と、該掃除機本体前方に形成され、ホースが着脱自在に接続される吸込口と、前記掃除機本体前部に着脱自在に装着される集塵装置とを備え、前記集塵装置は、接続口が形成される集塵ケースと、該集塵ケース内に装着されるフィルターと、前記集塵ケースの上面側に形成される開口部を閉塞し、前記フィルターを通過した空気が通過する排出口を有する蓋体とを有し、前記掃除機本体には、前記集塵装置の装着状態で、前記集塵ケースの接続口が接続される接続口と、前記蓋体の排出口が接続される吸引口とを形成し、前記掃除機本体内には、前記掃除機本体前方に形成された吸込口から前記接続口に至る吸塵路が形成されると共に、前記吸引口から電動送風機に至る吸引路が形成され、前記集塵装置は、掃除機本体への装着状態で、蓋体が後方上部に向くように傾斜して装着され、前記電動送風機は、吸気口を上方に向けて電動送風機室内に収納されることを特徴とする。
本発明の構成によれば、集塵装置の排出口から電動送風機へ至る送風路の屈曲を小さく形成することができ、集塵装置の排出口から電動送風機への送風効率を向上させることができ、吸塵効率を向上させることができる等の効果を奏する。
1は掃除機本体で、上ケース2及び下ケース3から構成されている。4は前記掃除機本体1前方に形成される吸込口で、図示しない可撓性ホースが着脱自在に接続され、延長パイプを介して床用吸込具に連通するようになっている。5は前記掃除機本体1内後部に形成される電動送風機室で、電動送風機6が吸気口7を上方に向けて軸方向が略垂直となるように収納されている。8は前記掃除機本体1内後部に電動送風機室5と併設されるコードリール室で、図示しないコードリールが回転自在に収納されている。
9は前記掃除機本体1前部に凹設された集塵装置収納室で、後述する集塵装置20が上下方向に着脱自在となっている。前記集塵装置収納室9は、前側壁面が上方になるに従って前側になるように傾斜して形成され、後側壁面が略垂直に形成されて、集塵装置収納室9が上方になるに従って広くなるように形成されており、集塵装置20収納時、集塵装置20がスムーズに収納されるように案内するようになっている。
10は前記集塵装置収納室9前方底面に形成された接続口で、後述する集塵装置20の接続口41が気密に接続するようになっている。11は前記集塵装置収納室9の背面略中央部に形成された吸引口で、後述する集塵装置20の排出口44が気密に接続するようになっている。
12は前記吸込口4から接続口10へ至る吸塵路で、上ケース2及び下ケース3に一体形成されるリブ13、14により区画形成されている。15は前記掃除機本体1内に形成された吸引口11から電動送風機室5へ至る吸引路で、第1のカバー16及び第2のカバー17により区画形成されている。
18は前記掃除機本体1上方後部に形成された排気口で、フィルター19を有しており、電動送風機6の排気を、第1のカバー16及び第2のカバー17と掃除機本体1内壁面との間を介して外部へ排出するようになっている。
20は前記掃除機本体1の集塵装置収納室9に着脱自在に収納される集塵装置で、集塵装置収納室9への収納状態で、後述する蓋体24が後方上部に向くように傾斜して装着されるようになっている。
前記集塵装置20は、透明な合成樹脂にて形成された略円筒状の集塵ケース21と、該集塵ケース21内に回転自在に装着される円筒状の筒体22と、該筒体22の内側に集塵ケース21に着脱自在に装着されるメインフィルター23と、前記集塵ケース21の上面側に形成される塵埃排出用開口部を開閉自在に閉塞する蓋体24とから構成されている。
前記筒体22は、集塵ケース21の開口部と相対向する側面とメインフィルター23との間に回転自在に挟持され、メインフィルター23とともに集塵ケース21の開口部から取り外せるようになっている。前記筒体22には蓋体24側の略半分にメッシュ状のプレフィルター25が設けられると共に、外周略全体にわたり螺旋体26が設けられている。前記筒体22内側には、図示しない除塵体が設けられ、筒体22回転時に、メインフィルター23の後述する襞状先端部29を弾いてメインフィルター23に付着した塵埃を除塵するようになっている。
前記メインフィルター23は、係止片27により集塵ケース21の開口部と相対向する側面に係脱自在に係合している。前記メインフィルター23は、濾過された空気の通路となる筒状体28の外周に襞状に折り畳んだ不織布を筒状に配設して形成されており、襞状先端部29を合成樹脂にて硬化させて除塵体の接触による破損を防止している。
30は前記集塵装置20の掃除機本体1への装着状態における上方に位置する箇所に設けられた把手で、集塵装置20を掃除機本体1に係止する第1のクランプ34及び第2のクランプ37を有する取外操作機構31が設けられている。前記取外操作機構31は、操作レバー32と、操作レバー32に一体に形成され、掃除機本体1の係止部33に係脱自在に係合する第1のクランプ34と、前記操作レバー32に一体に形成されるアーム35により操作され、掃除機本体1の係止部36に係脱自在に係合する第2のクランプ37とから構成されている。
38は前記集塵ケース21の開口部と相対向する側面に設けられた筒体22を回転させる回転機構で、回転ハンドル39と、回転ハンドル39の回転を筒体22に伝達する歯車機構40とから構成されている。
41は前記集塵ケース21に設けられた接続口で、集塵装置20の掃除機本体1への装着状態で前部下方位置で、且つ集塵ケース21の中心に対して偏心した位置に形成されており、周縁に設けられたパッキン42によって、前記掃除機本体1の接続口10に気密に接続されるようになっている。また、接続口41には、常時接続口41を閉塞する方向に付勢され、集塵ケース21内側にのみ開放する図示しない弁体が設けられており、集塵ケース21内の塵埃等が接続口41から漏れるのを防止している。
43は前記集塵ケース21の把手30が形成された位置と相対向する位置に形成された蓋体24の係止用クランプである。
前記蓋体24には、略中央部分に排出口44が形成されており、該排出口44はメインフィルター23の筒状体28内に連通すると共に、集塵装置20の掃除機本体1への装着状態で、排出口44が掃除機本体1の吸引口11にパッキン45を介して気密に連通するようになっている。前記排出口44に設けられたパッキン45は、メインフィルター23の筒状体28に当接し、筒状体28と蓋体24との間からメインフィルター23の不織布を通過しない空気が電動送風機6に向かって流れるのを防止するようになっている。
46は前記蓋体24の排出口44外周位置に集塵ケース21内に向かって環状に形成された凹所で、前記筒体22が嵌合し、筒体22の回転による横ぶれを防止するようになっている。47は前記筒体22に設けられたパッキンで、蓋体24の凹所46外周に当接し、筒体22と蓋体24との間からプレフィルター25を通過しない空気がメインフィルター23に向かって流れるのを防止している。
而して、吸込口4に可撓性ホースを接続し、電動送風機6を駆動すると、床用吸込具から吸引された塵埃が、延長管、可撓性ホースを介して吸込口4から吸塵路12、接続口10、接続口41を経て集塵ケース21内に入り、集塵ケース21内壁に沿って旋回しながら蓋体24方向に流れ、比較的大きな塵埃は蓋体24側から圧縮された状態に堆積していく。
微細な塵埃は空気と共にプレフィルター28を通過するが、メインフィルター23の不織布により濾過され、きれいな空気のみメインフィルター23を通過して吸引路15を経て電動送風機6を通って排気口18から外部に排出される。
集塵装置20内に塵埃が溜まると、集塵装置20の取外操作機構31を操作し、第1のクランプ34及び第2のクランプ37の係止部33、36への係止を外し、集塵装置20を掃除機本体1から取り外す。そして、蓋体24を開放し、回転ハンドル39を回して筒体22を回転させる。
筒体22が回転すると、筒体22外周に設けられた螺旋体26が集塵ケース21内の塵埃押し出すように作用して、塵埃を開口部から集塵ケース21外へ排出し、塵埃の排出作業を容易に行うことができる。また、集塵ケース21内の塵埃がプレフィルター25の外周面に付着した塵埃を拭く作用をするため、プレフィルター25への塵埃の付着による集塵効率の低下を防止することができる。
また、筒体22の回転により、除塵体がメインフィルター23の襞状先端部29を弾き、その振動によりメインフィルター23の不織布に付着した微細な塵埃が弾き落とされて開口部から集塵ケース21外へ排出され、メインフィルター23への塵埃の付着による集塵効率の低下を防止することができる。
掃除機本体1の集塵装置収納室9は、上方になるに従って広くなるように形成されているので、集塵装置20の集塵装置収納室9への装着作業を容易に行うことができ、装着作業性を向上することができる。また、図8に示す如く、集塵装置20の蓋体24が完全に閉まっていない状態で、使用者が誤って掃除機本体1に装着しようとした際には、集塵装置20が集塵装置収納室9内に入り込むに従って蓋体24が集塵装置収納室9後壁面によって押圧されて閉塞され、蓋体24が開放状態のままとなることはない。
また、集塵装置20は掃除機本体1への装着状態で、集塵ケース21の開口部が上方に位置するように傾斜状態に装着されるので、掃除機本体1からの取り外し操作時等に、何らかの原因により蓋体24が開放されても、塵埃が蓋体24側に圧縮状態に堆積することと相まって、集塵装置20内の塵埃が開口部からこぼれ落ちるのを極力防止することができる。
集塵装置20は掃除機本体1への装着状態で、排出口44が後方上部に向かって傾斜するようになっていると共に、電動送風機6を吸気口7が上に向くように装着しているので、吸込口4から集塵装置20への吸塵路12及び集塵装置20から電動送風機6への吸引路15を空気がスムースに流れるよう構成することができ、通気抵抗を低減して吸気効率を向上することができる。
また、集塵ケース21は、開口部を把手30が形成された側面から相対向する側面に向かって漸次狭くなるように形成しているので、集塵ケース21を大きく傾けることなく、開口部を床面に対して略平行にすることができ、集塵装置20内の塵埃の排出を容易にすることができる。
1 掃除機本体
2 上ケース
3 下ケース
4 吸込口
5 電動送風機室
6 電動送風機
7 吸気口
9 集塵装置収納室
10 接続口
11 吸引口
12 吸塵路
15 吸引路
20 集塵装置
21 集塵ケース
22 筒体
23 メインフィルター
24 蓋体
41 接続口
44 排出口
2 上ケース
3 下ケース
4 吸込口
5 電動送風機室
6 電動送風機
7 吸気口
9 集塵装置収納室
10 接続口
11 吸引口
12 吸塵路
15 吸引路
20 集塵装置
21 集塵ケース
22 筒体
23 メインフィルター
24 蓋体
41 接続口
44 排出口
Claims (1)
- 後部に電動送風機を収納する電動送風機室を有する掃除機本体と、該掃除機本体前方に形成され、ホースが着脱自在に接続される吸込口と、前記掃除機本体前部に着脱自在に装着される集塵装置とを備え、
前記集塵装置は、接続口が形成される集塵ケースと、該集塵ケース内に装着されるフィルターと、前記集塵ケースの上面側に形成される開口部を閉塞し、前記フィルターを通過した空気が通過する排出口を有する蓋体とを有し、
前記掃除機本体には、前記集塵装置の装着状態で、前記集塵ケースの接続口が接続される接続口と、前記蓋体の排出口が接続される吸引口とを形成し、
前記掃除機本体内には、前記掃除機本体前方に形成された吸込口から前記接続口に至る吸塵路が形成されると共に、前記吸引口から電動送風機に至る吸引路が形成され、
前記集塵装置は、掃除機本体への装着状態で、蓋体が後方上部に向くように傾斜して装着され、
前記電動送風機は、吸気口を上方に向けて電動送風機室内に収納されることを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244990A JP2011019976A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010244990A JP2011019976A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | 電気掃除機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008315234A Division JP4753990B2 (ja) | 2008-12-11 | 2008-12-11 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011019976A true JP2011019976A (ja) | 2011-02-03 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010244990A Withdrawn JP2011019976A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | 電気掃除機 |
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JP (1) | JP2011019976A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019005151A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
-
2010
- 2010-11-01 JP JP2010244990A patent/JP2011019976A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019005151A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
JP7007823B2 (ja) | 2017-06-23 | 2022-01-25 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
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