JP2011018840A - パターン形成装置、パターン形成方法、デバイス製造装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

パターン形成装置、パターン形成方法、デバイス製造装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 テンプレートを用いることなく基板に凹凸状のパターンを形成することができるパターン形成装置を提供することを目的とする。
【解決装置】 基板(FB)の表面に凹凸状のパターンを形成するパターン形成装置(10)において、パターンに対応するパターン情報に基づいて、基板(FB)の表面に供給された硬化性材料(R)を押圧する押圧部(11)と、押圧部(11)によって押圧された硬化性材料(R)に所定のエネルギーを付与し、該硬化性材料(R)を硬化させる硬化部(16)とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、硬化性材料を用いて基板に凹凸状のパターンを形成するパターン形成装置、パターン形成方法、デバイス製造装置、及びデバイス製造方法に関する。
基板に凹凸状のパターンを形成する技術としてナノインプリント技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されるように、ナノインプリント技術は、凹凸状のパターンを有する原版としてのテンプレートを、基板に塗布された紫外線硬化材料等の硬化性材料に押圧する。これにより、テンプレートのパターンに対して凹部と凸部とが反転した凹凸状のパターンが基板上に転写される。
特開2006−026873号公報
上述のナノインプリント技術では、基板にパターンを形成するために、パターンに対応したテンプレートをあらかじめ製作する必要がある。また、相互に異なる複数のパターンを基板に形成する場合には、その複数のパターンごとに異なるテンプレートを用意する必要がある。
そこで、本発明の態様は、テンプレートを用いることなく基板に凹凸状のパターンを形成することができるパターン形成装置及びその方法と、デバイス製造装置及びその方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、パターン形成装置は基板の表面に凹凸状のパターンを形成する装置である。そのパターン形成装置はパターンに対応するパターン情報に基づいて、基板の表面に供給された硬化性材料を押圧する押圧部と、押圧部によって押圧された硬化性材料に所定のエネルギーを付与し、該硬化性材料を硬化させる硬化部とを備える。
本発明の第2の態様に従えば、パターン形成方法は基板の表面に凹凸状のパターンを形成する方法である。そのパターン形成方法はパターンに対応するパターン情報に基づいて、基板の表面に供給された硬化性材料を押圧することと、パターン情報に基づいて押圧された硬化性材料に所定のエネルギーを付与して該硬化性材料を硬化させることとを含む。
本発明の第3の態様に従えば、デバイス製造装置は基板の一部を含むデバイスを製造する装置である。そのデバイス製造装置は第1の態様のパターン形成装置と、パターン形成装置によって凹凸状のパターンが形成された基板を前記凹凸状のパターンに基づいて加工する加工装置とを備える。
本発明の第4の態様に従えば、デバイス製造方法は基板の一部を含むデバイスを製造する方法である。そのデバイス製造方法は第2の態様のパターン形成方法を用いて、基板の表面に凹凸状のパターンを形成することと、凹凸状のパターンが形成された基板を凹凸状のパターンに基づいて加工することとを含む。
本発明の態様によれば、テンプレートを用いることなく凹凸状のパターンを基板に形成することができる。
第1の実施形態のパターン形成装置10Aを用いたデバイス製造装置100の説明図である。 デバイス製造装置100によるデバイス製造方法を示したフローチャートである。 第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aの斜視図である。 (a)は、第1パターン形成装置10Aの側面図である。 (b)は、第1パターン形成装置10Aにより形成された凹凸状のパターンの斜視図である。 第1パターン形成装置10Aにより基板FBに凹凸状のパターンを形成する方法を示したフローチャートである。 第1パターン形成装置10Aにより基板FBに凹凸状のパターンを形成する方法を示す図である。 第1パターン形成装置10Aにより形成された凹凸状のパターンの斜視図である。 第2の実施形態の第2パターン形成装置10Bの側面図である。 第3の実施形態の第3パターン形成装置10Cの側面図である。 第4の実施形態の第4パターン形成装置10Dの側面図である。 第5の実施形態の第5パターン形成装置10Eの側面図である。 第6の実施形態の第6パターン形成装置10Fの斜視図である。 (a)〜(d)は、第6の実施形態の第6パターン形成装置10Fにより基板FBに凹凸状のパターンが形成される方法を示す図である。 (e)〜(h)は、第6の実施形態の第6パターン形成装置10Fにより基板FBに凹凸状のパターンが形成される方法を示す図である。 第6の実施形態の第6パターン形成装置10Fにより形成された凹凸状のパターンの斜視図である。
<デバイス製造装置100>
パターン形成装置10Aを用いたデバイス製造装置100について、図1を参照しながら説明する。図1は、パターン形成装置10Aを用いたデバイス製造装置100の説明図である。デバイス製造装置100は、パターン形成装置10A側の基板FBの片面に凹凸状のパターンを形成する。
デバイス製造装置100は、図1に示されたようにロール状に巻かれた基板FBを送り出すための供給ロールRLと複数の搬送ローラFRとを備えている。また、供給ロールRLと複数の搬送ローラFRとが所定速度で回転することで、基板FBは矢印方向(X軸方向)に沿って搬送される。第1の実施形態において、デバイス製造の全ての工程が基板FBの片面に実施されるように、第1パターン形成装置10A、液滴塗布装置90及び印刷ローラPRが基板FBの上側(+Z軸方向側)に設けられている。
第1の実施形態で用いる基板FBは、耐熱性の樹脂フィルムで紫外光を透過する。具体的には、基板FBの材料は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンビニル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、又は酢酸ビニル樹脂である。さらに基板FBは、熱を受けても寸法が変わらないように無機フィラーを樹脂フィルムに混合して、熱膨張係数を小さくすることができる。基板FBは例えば長さ200m、幅2m、厚さ100μmである。
なお、第1の実施形態において、基板FBは、ロール状に巻かれた可撓性の帯状の基板に限定されず、ガラスプレート又はシリコンなどの半導体ウエハのような基板であってもよい。また、基板FBは、ロール状に巻かれている必要もない。さらに、デバイス製造装置100は、基板FBを供給ロールRLから搬送する構成に限らず、所定の大きさの基板FBを交換、又は複数の所定の大きさの基板FBを個別に搬送するような構成であってもよい。
まず、基板FBが供給ロールRLを介して供給部82に搬送される。供給部82は液状の紫外線硬化樹脂RSを貯えている供給タンク85と供給タンク85から基板FBへ紫外線硬化樹脂RSを導く複数の配管Pとを有している。また、供給タンク85に溜められた液状の紫外線硬化樹脂RS(図3を参照)は、配管Pを介して基板FBの表面に供給される。供給部82の配管Pには流量計86が設けられている。つまり、供給部82は基板FBの表側の表面に液状の紫外線硬化樹脂RSを供給する。
紫外線硬化樹脂RSが供給された基板FBは、第1パターン形成装置10Aに搬送される。第1パターン形成装置10Aは紫外線硬化樹脂RSに対して凹凸状のパターンを形成し硬化させる。この凹凸状のパターンは、半導体素子の配線、液晶表示素子又は有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子などの配線に基礎となるパターンである。第1パターン形成装置10Aについては、図3などで後述する。
第1パターン形成装置10Aで凹凸状のパターンが形成された基板FBは、液滴塗布装置90に搬送される。液滴塗布装置90はメタルインクMTを電極用の凹凸状のパターンに塗布する。液滴塗布装置90は、インクジェット方式又はディスペンサー方式を採用することができる。インクジェット方式としては、帯電制御方式、加圧振動方式、電気機械変換式、電気熱変換方式、静電吸引方式などが挙げられる。搬送ローラFRが回転することで基板FBが矢印方向に送り出され、温風ヒータHTに搬送される。温風ヒータHTは、200度前後の温風を噴出し、メタルインクMTを焼成する。これによりゲート電極が乾燥される。
また、液滴塗布装置90の上流及び下流にはアライメントカメラCA1及びCA2がそれぞれ配置されている。アライメントカメラCA1及びCA2は、基板FBに設けられたアライメントマークAM(図示しない)を観察するための観察光を照射する照明光源と画像を撮像するCCDとを備えている。さらに、液滴塗布装置90はアライメントカメラCA1及びCA2の検出結果に基づいてX軸方向及びY軸方向の位置調整を行う。液滴塗布装置90を通過した基板FBは、印刷ローラPRに搬送される。
印刷ローラPRは、オフセット印刷法などにより、基板FBに絶縁層などを形成する。この絶縁層は温風ヒータHTなどを使用して乾燥される。また、印刷ローラPRの上流及び下流にもアライメントカメラCA3及びCA4がそれぞれ配置されている。また、印刷ローラPRはアライメントカメラCA3及びCA4の検出結果に基づいてX軸方向及びY軸方向の位置調整を行う。
さらに、デバイス製造装置100は制御部70を有する。なお、制御部70は供給ロールRLと、第1パターン形成装置10Aと、液滴塗布装置90と、印刷ローラPRとにそれぞれ接続されている。これにより、制御部70が供給ロールRL及び印刷ローラPRの速度を制御することができる。また、制御部70は、パターン情報を第1パターン形成装置10Aに送る。また制御部70は、複数のアライメントカメラCA(CA1〜CA4)からアライメントマーク(図示しない)の検出結果を受け取り、液滴塗布装置90などの位置を制御する。このような工程を経ることにより、デバイス製造装置100は半導体素子、有機EL素子、又は液晶表示素子など電子デバイスを製造することができる。
<<デバイス製造方法>>
図2は、デバイス製造装置100によるデバイス製造方法を示したフローチャートである。なお、デバイス製造装置100によるデバイス製造方法は、第1パターン形成装置10Aにより基板FBに凹凸状のパターンを形成する工程と、液滴塗布装置90により電極用の凹凸状のパターンに塗布する工程と、印刷ローラPRにより基板FBに絶縁層を形成する工程とを含む。
ステップS111では、制御部70が供給ロールRLを介して基板FBを所定の速度で供給部82に搬送する。
ステップS112において、供給部82が搬送されている基板FBに対して液状の紫外線硬化樹脂RSを供給する。
ステップS113において、第1パターン形成装置10Aが制御部70から送られてくるパターン情報に基づいて、基板FBは所定の速度で移動している状態で、基板FBに凹凸パターンを形成し硬化させる。
ステップS114において、アライメントカメラCA1及びCA2の検出結果に基づいて液滴塗布装置90はメタルインクMTの塗布のタイミングを調整する。液滴塗布装置90はメタルインクMTを電極用の凹凸状のパターンに塗布する。
ステップS115において、アライメントカメラCA3及びCA4の検出結果に基づいて印刷ローラPRは、基板FBに絶縁層を形成する。以下に続く複数の工程を経ることにより、デバイス製造装置100は半導体素子または表示素子などのデバイスを製造することができる。
<第1パターン形成装置10A>
以下、図1で示された第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aについて、図面を参照しながら詳述する。
図3は、第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aの説明図である。図3は、第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aの斜視図である。図3において、基板FBは、矢印で示されるように+X軸方向に搬送されている。
図3に示されたように、第1パターン形成装置10Aは、基板FBの表面の上側(+Z軸側)に設けられた押圧部11と、基板FBの下側(−Z軸側)に設けられた基板保持部12とを有している。基板保持部12は、紫外線硬化樹脂RSを硬化させる紫外線照射装置16を収納している。
押圧部11は、基板FBの表面に供給された紫外線硬化樹脂RSを押圧する4つの押圧プレート13と、その押圧プレート13を駆動する4つの駆動部14と、これらの駆動部14が固定された固定板15とより構成されている。4つの駆動部14などが透視できるように、固定板15は点線で描かれている。4つの押圧プレート13(131、132、133、134)は、X軸方向及びY軸方向に2列ずつ千鳥格子状に並んでいる。これら4つの押圧プレート13はそれぞれ独立にZ軸方向に移動可能である。なお、図3では説明のため4つの押圧プレート13が描かれているが、実際にはY軸方向に数百の押圧プレート13が並んでおり、X軸方向に2列並んでいる。
押圧プレート13は四角柱であり、そのX軸方向の幅Lが例えば20μmであり、Y軸方向の幅Mが例えば25μmであり、厚さが10μmである。押圧プレート13の底面側(−Z軸側)は、紫外線硬化樹脂RSと接するため、紫外線硬化樹脂RSが押圧プレート13の底面に付着しないようにフッ素加工することが好ましい。また、押圧プレート13の形状は、図3では四角柱であるが多角柱でもよいし円柱でもよい。
4つの駆動部14(141、142、143、144)は、それぞれ4つの押圧プレート13(131、132、133、134)に接続されている。駆動部14は100μm程度の伸縮長さを有するピエゾ素子などであればよい。図3においては、駆動部141、駆動部142および駆動部144が伸びて、3つの押圧プレート131、132および134が基板FBの表面に供給された紫外線硬化樹脂RSを押圧している。一方、駆動部143は縮んだままであり、押圧プレート131は紫外線硬化樹脂RSを押圧しない。押圧部11は、押圧プレート13(131、132、133、134)を突状態と没状態とに自在に変化させることができる。
基板保持部12はガラス板122と箱体124とからなる。ガラス板122は基板FBの裏面を保持する。またガラス板122は紫外線照射装置16からの光を透過させる。箱体124は、その内部で紫外線照射装置16を配置している。
基板保持部12に収納された4つの紫外線照射装置16(161、162、163、164)は、それぞれ4つの押圧プレート13(131、132、133、134)に対向して設けられている。4つの紫外線照射装置16は紫外線硬化樹脂RSに紫外光を照射する。また、紫外線照射装置16はたとえば紫外光を照射する紫外線LED光源が用いられている。
図4(a)は、図3に示された第1パターン形成装置10AのX軸方向からみた側面図である。図4(b)は、基板FBの表面に形成された凹凸状のパターンの斜視図である。
図4(a)に示されたように、押圧部11に設けられる押圧プレート131と押圧プレート132とはY軸方向に隙間がまったくない。押圧プレート131と押圧プレート132とがY軸方向に重複していてもよい。押圧プレート132と押圧プレート133との関係、押圧プレート133と押圧プレート134との関係も同様である。このため、図3に示されたように、押圧プレート131、133の1列と押圧プレート132、134の一例とがX軸方向に離れて配置されている。仮に押圧プレート131と押圧プレート132とのY軸方向に隙間があると、第1パターン形成装置10Aは、Y軸方向に連続した凹状のパターンを形成することができなくなるおそれがある。
図4(a)に示されたように、3つの押圧プレート131、132および134が突状態になると、紫外線硬化樹脂RSが薄くなった状態になる。押圧プレート132は没状態であるため、紫外線硬化樹脂RSは厚いままの状態である。
また、図4(a)に示されるように、紫外線照射装置161からの紫外光UVと紫外線照射装置161からの紫外光UVとが、基板FBの表面の紫外線硬化樹脂RSにおいてY軸方向に多少重なりあっている。つまり隣り合う紫外光UVが紫外線硬化樹脂RSに隙間なく照射される。押圧プレート132と押圧プレート133との関係、押圧プレート133と押圧プレート134との関係も同様である。基板FBの表面には紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
次に、第1パターン形成装置10Aの動作について説明する。
まず基板FBがX軸方向に沿って所定の搬送速度で搬送される。制御部70からの形成するパターン情報が第1パターン形成装置10Aに送られる。第1パターン形成装置10Aは送られてきたパターン情報に基づいて押圧部11を駆動する。例えば、3つの押圧プレート131、132及び134はそれぞれの駆動部141、142及び144によって突状態となり、紫外線硬化樹脂RSを押圧する。一方、押圧プレート133は没状態のままである。
基板FBの裏面側から、紫外線照射装置16(161、162、163、164)が紫外光UVを照射する。すると、4つの押圧プレート13(131、132、133、134)付近の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。例えば、上述した押圧プレート13の突没状態で、基板FBがX軸方向に沿って搬送されると、図4(b)に示された凹凸状のパターンが形成される。便宜上、硬化された紫外線硬化樹脂にRSを付す。基板FBが所定速度で搬送されている最中に、押圧部11が凹凸状のパターンを形成し、紫外線照射装置16が紫外線硬化樹脂RSを硬化してもよい。また、基板FBが所定の距離だけ搬送されるごとに停止している最中に、押圧部11が凹凸状のパターンを形成し、紫外線照射装置16が紫外線硬化樹脂RSを硬化してもよい。
<<パターン形成方法>>
図5は、第1パターン形成装置10Aにより基板FBに凹凸状のパターンを形成する方法を示したフローチャートである。図5(a)は基板FBが連続的に搬送されている例であり、図5(b)は基板FBが所定距離搬送されるごとに停止する例である。
図5(a)に示されるステップS211では、第1パターン形成装置10Aが制御部70からパターン情報、基板FBの搬送速度、及び基板FBのXY軸方向の位置情報を受け取る。
ステップS212において、制御部70は基板FBを所定の搬送速度で連続的に搬送方向(X軸方向)へ搬送する。
ステップS213において、パターン情報に基づいて押圧部11の複数の押圧プレート13のうちいくつかの押圧プレートが突状態になる。そして突状態の押圧プレート13が基板FB上の紫外線硬化樹脂RSを押圧する。これにより紫外線硬化樹脂RSに凹凸パターンが形成される。
ステップS214において、ステップS213と同時に、基板FBの裏面から紫外線照射装置16が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。紫外線硬化樹脂RSは、突状態の押圧プレート13及び没状態の押圧プレート13に対向した領域で紫外光UVにより硬化される。そしてステップS212からステップS214が繰り返される。
図5(b)に示されるステップS231では、第1パターン形成装置10Aが制御部70からパターン情報、基板FBの搬送速度、及び基板FBのXY軸方向の位置情報を受け取る。
ステップS232において、制御部70は基板FBを距離Lだけ搬送方向(X軸方向)に搬送させて、その後基板FBを停止させる。なお、距離Lは押圧プレート13のX軸方向の幅Lと同じである。
ステップS233において、パターン情報に基づいて押圧部11の複数の押圧プレート13のうちいくつかの押圧プレートが突状態になる。そして突状態の押圧プレート13が基板FB上の紫外線硬化樹脂RSを押圧する。
ステップS234において、ステップS233と同時に、基板FBの裏面から紫外線照射装置16が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。紫外線硬化樹脂RSは、突状態の押圧プレート13及び没状態の押圧プレート13に対向した領域で紫外光UVにより硬化される。
ステップS235において、押圧部11は、押圧プレート13のすべてを没状態にする。そしてステップS232に戻り再びステップS232からステップS235が繰り返される。
図6は、4つの押圧プレート13(131、132、133、134)により基板FBに凹凸状のパターンを形成する方法を示す図である。特に、図5(b)に示された基板FBが距離L搬送されるごとに停止するフローチャートで凹凸状のパターンが形成される場合を説明する。なお、凹凸状のパターンが形成される領域の基板FBのみを描いている。
図6(a)において、基板FBがパターン形成のスタート位置まで搬送される。
図6(b)において、基板FBが矢印方向(X軸方向)に押圧プレート131及び133の下方までに距離Lのみ搬送される。距離Lは押圧プレート13のX軸方向の幅Lと同じである。このとき、押圧プレート131は没状態で、押圧プレート133は突状態である。したがって押圧プレート133は紫外線硬化樹脂RSを押圧する。そして、押圧プレート131及び133に対応する紫外線照射装置161及び163(図3又は図4を参照)は紫外光UVを紫外線硬化樹脂RSに照射する。これにより、それらの領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。
図6(c)において、押圧プレート133は没状態となり、基板FBが距離Lのみ搬送される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。そして、再び押圧プレート131は没状態で、押圧プレート133は突状態となり、押圧プレート131及び133に対応する紫外線照射装置161及び163が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
図6(d)において、押圧プレート133は没状態となり、基板FBが距離Lのみ搬送され、押圧プレート132及び134の下方まで搬送される。このとき、押圧プレート131は没状態で、押圧プレート132から134が突状態になる。押圧プレート131から134に対応する紫外線照射装置161から164が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
図6(e)において、押圧プレート132から134は没状態となり、基板FBが距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート131および133は没状態で、押圧プレート132、134が突状態になる。押圧プレート131から134に対応する紫外線照射装置161から164が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
図6(f)において、押圧プレート132及び134が没状態となり、基板FBが距離Lのみ搬送される。そして押圧プレート131から134が突状態になる。押圧プレート131から134に対応する紫外線照射装置161から164が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
図6(g)において、すべての押圧プレート131から134が没状態となり、基板FBが距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート131および133は突状態で、押圧プレート132および134が没状態になる。押圧プレート131から134に対応する紫外線照射装置161から164が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
図6(h)において、押圧プレート131および133が没状態となり、基板FBが距離Lのみ搬送される。そして、すべての押圧プレート131から134が突状態になる。押圧プレート131から134に対応する紫外線照射装置161から164が紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する。
以上の図6(a)から(h)の動作により、硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図7は、図6の(a)から(h)の動作により形成された凹凸状のパターンの斜視図である。図7に示されたように基板FBの表面に「L」字型の凹凸状のパターンが形成される。
(第2の実施形態)
デバイス製造装置100は、第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aに代えて、第2の実施形態の第2パターン形成装置10Bを配置することもできる。第2の実施形態の第2パターン形成装置10Bについて図8を参照しながら説明する。図8は、第2の実施形態の第2パターン形成装置10Bの側面図である。
図8に示されたように、第2パターン形成装置10Bは、4つの紫外線照射装置16とガラス板122と間にマイクロレンズ28(281、282,283、284)を有している。具体的には、紫外線照射装置161にマイクロレンズ281が配置され、紫外線照射装置162にマイクロレンズ282が配置され、紫外線照射装置163にマイクロレンズ283が配置され、紫外線照射装置164にマイクロレンズ284が配置される。これらのマイクロレンズ28は、紫外線照射装置16からの紫外光UVをコリメートすることができる。これにより、各紫外線照射装置16からの紫外光UVはマイクロレンズ28により平行光となり、基板FBの表側に供給された紫外線硬化樹脂RSを照射する。
基板FBの厚みの変動によって、紫外線硬化樹脂RSのZ軸方向の位置が変動する。このため紫外線照射装置16からの紫外光UVが拡散光であると、隣の領域の紫外線硬化樹脂RSまで硬化させてしまうおそれがある。例えば紫外線照射装置161が押圧プレート131の押圧する紫外線硬化樹脂RSの領域だけでなく、押圧プレート132の押圧する領域まで硬化させてしまうおそれがある。そうなると、押圧プレート132が自身の紫外線硬化樹脂RSの領域を押圧できなくなってしまう。マイクロレンズ28は紫外光UVをコリメートすることで、隣の領域の紫外線硬化樹脂RSの硬化を防いでいる。その他の構成は第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aと同じであるため、説明を省略する。
(第3の実施形態)
デバイス製造装置100は、第1パターン形成装置10Aに代えて、第3の実施形態の第3パターン形成装置10Cを配置することもできる。第3パターン形成装置10Cについて図9を参照しながら説明する。図9は第3パターン形成装置10Cの側面図である。
第1の実施形態と同じ機能の部材には同じ符号が付されている。
第3パターン形成装置10Cは、基板FBの表面の上側(+Z軸側)に設けられた押圧部31と、基板FBの下側(−Z軸側)に設けられた第2基板保持部18とを有している。
押圧部31は、基板FBの表面に供給された紫外線硬化樹脂RSを押圧する4つの押圧硬化プレート33と、その押圧硬化プレート33を駆動する4つの駆動部14と、これらの駆動部14が固定された固定板15とより構成されている。
第3パターン形成装置10Cにおいて、押圧硬化プレート33は、ピエゾ素子などの駆動部14によって各々突状態と没状態とになる。紫外線照射装置16(161〜164)は押圧硬化プレート33(331〜334)内に配置されている。また、紫外線照射装置16は基板FBに向かって紫外光UVを照射するように配置されている。紫外線照射装置16の基板FB側には、第2の実施形態で説明されたようにマイクロレンズ28をそれぞれ設けることが好ましい。特に、押圧硬化プレート33は、突状態と没状態とにZ軸方向に位置が変わるため、紫外光UVはコリメートされることが好ましい。
押圧硬化プレート33の基板FB側には、透過プレート38がそれぞれ設けられている。透過プレート38は紫外線硬化樹脂RSと接するため、紫外線硬化樹脂RSが透過プレート38の底面に付着しないようにフッ素加工することが好ましい。また、透過プレート38は、紫外光UVを透過させるガラス板又はプラスチック板が好ましい。
第2基板保持部18は基板FBの裏面を保持する。第2基板保持部18は紫外線照射装置16を配置させる必要がないため、単に基板FBを保持できるものであればよい。もちろん、第2基板保持部18に代えて、紫外線照射装置16を有する基板保持部12を配置してもよい。
その他の構成は第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aと同じであるため、説明を省略する。
(第4の実施形態)
デバイス製造装置100は、第3パターン形成装置10Cに代えて、第4の実施形態の第4パターン形成装置10Dを配置することもできる。図10は、第4の実施形態の第4パターン形成装置10Dの側面図である。
図10に示されたように、第1の実施形態から第3の実施形態まで、紫外線照射装置16として紫外線LED光源を使用した。第4の実施形態では、紫外線照射装置46として、光ファイバを用いている。押圧部41は、基板FBの表面に供給された紫外線硬化樹脂RSを押圧する4つの押圧硬化プレート43(431から434)と、その押圧硬化プレート43を駆動する16つの駆動部14と、これらの駆動部14が固定された固定板15とより構成されている。
光ファイバである紫外線照射装置46が、XY平面において押圧硬化プレート43の真ん中に取り付けられる。このため、駆動部14は四角柱の押圧硬化プレート43の四隅にそれぞれ設けられている。図10では、背景の駆動部14が隠れているため1つの押圧硬化プレート43(431から434)に対して2つずつしか書かれていない。具体的には、押圧硬化プレート431には駆動部141a、141bが連結され、押圧硬化プレート42には駆動部142a、142bが連結されている。押圧硬化プレート433、434も同様である。光ファイバの他端には、不図示の高圧水銀ランプ又はYAGレーザなどが配置されている。
さらに、押圧硬化プレート43の紫外線照射装置46はZ軸方向に移動するため、第3の実施形態で説明さマイクロレンズ28と透過プレート38とが設けられる。その他の構成は第3パターン形成装置10Cと同じであるため、説明を省略する。
(第5の実施形態)
デバイス製造装置100は、第1パターン形成装置10Aに代えて、第5の実施形態の第5パターン形成装置10Eを配置することもできる。図11は、第5の実施形態の第5パターン形成装置10Eの側面図である。
押圧部51は、基板FBの表面に供給された紫外線硬化樹脂RSを押圧する8つの押圧プレート53と、その押圧プレート53を駆動する8つの駆動部54(541〜548)と、これらの駆動部54が固定された固定板15とより構成されている。8つの押圧プレート53(541〜548)は、X軸方向及びY軸方向に2列ずつ千鳥格子状に並んでいる。これら8つの押圧プレート53はそれぞれ独立にZ軸方向に移動可能である。押圧プレート545〜548は点線で示し、わかり易くするため一部を描いていない。
図11に示されたように、第5パターン形成装置10Eにおいて、駆動部54と押圧プレート53との間に回転軸57を中心として回転可能である回転板59が属されている。なお、回転軸57は回転板59の中心から偏心している。したがって、回転軸57を中心として回転板59は駆動部54の伸縮を大きな移動量として変換できる。これにより、押圧プレート53が紫外線硬化樹脂RSを押圧したり、紫外線硬化樹脂RSから離れたりすることができる。
図11において、駆動部541、542及び544は縮んだ状態で、駆動部543は伸びた状態である。このとき駆動部541、542及び544に連結された押圧プレート531、532及び534は突状態であり、押圧プレート533は没状態である。その他の構成は第1の実施形態の第1パターン形成装置10Aと同じであるため、説明を省略する。
(第6の実施形態)
デバイス製造装置100は、第1パターン形成装置10Aに代えて、第6の実施形態の第6パターン形成装置10Fを配置することもできる。図12は、第6の実施形態の第6パターン形成装置10Fの斜視図である。第1の実施形態と同じ機能の部材には同じ符号が付されている。
<第6パターン形成装置10Fの構成>
図12に示されたように、第6パターン形成装置10Fは基板FBの表面の上側(+Z軸側)に設けられた押圧部61と、基板FBの下側(−Z軸側)に設けられた基板保持部12とを有している。その基板保持部12は紫外線照射装置66を収納している。
押圧部61は、基板FBの表面に供給された紫外線硬化樹脂RSを押圧する9つの押圧プレート63(631〜639)と、その押圧プレート63を駆動する9つの駆動部14と、これらの駆動部14が固定された固定板15とより構成されている。押圧プレート63(631〜639)は四角柱であり、そのX軸方向の幅LでY軸方向の幅Mである。
3つの押圧プレート631、632および633がY軸方向に距離Nだけ離れて1列に並んで配置されている。同様に3つの押圧プレート634、635および636がY軸方向に距離Nだけ離れて1列に並んで配置され、3つの押圧プレート637、638および639がY軸方向に距離Nだけ離れて1列に並んで配置されている。3つの押圧プレート631、632および633と、3つの押圧プレート634、635および636と、3つの押圧プレート637、638および639とは隣り合って配置されている。
このとき、押圧プレート631、634、637はY軸方向の幅Nの1/2だけずれて配置されている。同様に、押圧プレート632、635、638がY軸方向の幅Nの1/2だけずれて、押圧プレート633、636、639がY軸方向の幅Nの1/2だけずれて配置されている。このため、Y軸方向に、押圧プレート632と押圧プレート637とが隙間無く配置され、押圧プレート633と押圧プレート638とが隙間無く配置される。
紫外線LED光源を用いた9つの紫外線照射装置66は、9つの押圧プレート63の真下に設けられている。また、紫外線照射装置66が用いられている。その他の構成は、第1パターン形成装置10Aと同じであるため、説明を省略する。
<第6パターン形成装置10Fによるパターン形成方法>
以下、第6パターン形成装置10Fによるパターン形成方法について、図13〜図15を参照しながら説明する。図13及び図14は、9つの押圧プレート63(631〜639)により基板FBに凹凸状のパターンを形成する方法を示す図である。なお、凹凸状のパターンが形成される領域の基板FBのみを描いている。
図13(a)では、基板FBがパターン形成のスタート位置まで搬送される。
図13(b)において、基板FBが矢印方向(X軸方向)に押圧プレート631〜633の下方までに距離Lのみ搬送される。距離Lは押圧プレート63のX軸方向の幅Lと同じである。このとき、押圧プレート631は没状態で、押圧プレート632及び633は突状態である。したがって押圧プレート632及び633は紫外線硬化樹脂RSを押圧する。そして、押圧プレート631から633に対応する紫外線照射装置66(図3又は図4を参照)は紫外光UVを紫外線硬化樹脂RSに照射する。これにより、それらの領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図13(c)において、押圧プレート632及び633は没状態となり、基板FBが矢印方向(X軸方向)に押圧プレート634〜636の下方までに距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート631、634〜636は没状態で、押圧プレート632及び633は突状態となる。このとき、押圧プレート631〜633に対応する紫外線照射装置66は紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する状態で、押圧プレート634〜636に対応する紫外線照射装置66は紫外光UVを照射しない状態である。これにより、押圧プレート631〜633に対応する領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図13(d)において、押圧プレート632及び633は没状態となり、基板FBが矢印方向(X軸方向)に押圧プレート637〜639の下方までに距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート631、634、636〜638は没状態で、押圧プレート632、633、635及び639は突状態となる。このとき、押圧プレート631〜633、635、637〜639に対応する紫外線照射装置66は紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する状態で、押圧プレート634及び636に対応する紫外線照射装置66は紫外光UVを照射しない状態である。これにより、押圧プレート631〜633、635、637〜639に対応する領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図14(e)において、押圧プレート632、633、635及び639は没状態となり、基板FBが矢印方向(X軸方向)にさらに距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート631、632、634、636〜638は没状態で、押圧プレート633、635及び639は突状態となる。このとき、押圧プレート631〜633、635、637〜639に対応する紫外線照射装置66は紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する状態で、押圧プレート634及び636に対応する紫外線照射装置66は紫外光UVを照射しない状態である。これにより、押圧プレート631〜633、635、637〜639に対応する領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図14(f)において、押圧プレート633、635及び639は没状態となり、基板FBが矢印方向(X軸方向)にさらに距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート634〜638は没状態で、押圧プレート631〜633、639は突状態となる。このとき、押圧プレート631〜633、635、637〜639に対応する紫外線照射装置66は紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する状態で、押圧プレート634及び636に対応する紫外線照射装置66は紫外光UVを照射しない状態である。これにより、押圧プレート631〜633、635、637〜639に対応する領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図14(g)において、押圧プレート631〜633、639は没状態となり、基板FBが矢印方向(X軸方向)にさらに距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート634〜638は没状態で、押圧プレート631〜633、639は突状態となる。このとき、押圧プレート631〜633、637〜639に対応する紫外線照射装置66は紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する状態で、押圧プレート634〜636に対応する紫外線照射装置66は紫外光UVを照射しない状態である。これにより、押圧プレート631〜633、637〜639に対応する領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図14(h)において、押圧プレート631〜633、639は没状態となり、基板FBが矢印方向(X軸方向)にさらに距離Lのみ搬送される。そして、押圧プレート634〜636は没状態で、押圧プレート631〜633、637〜639は突状態となる。このとき、押圧プレート631〜633、637〜639に対応する紫外線照射装置66は紫外線硬化樹脂RSに紫外光UVを照射する状態で、押圧プレート634〜636に対応する紫外線照射装置66は紫外光UVを照射しない状態である。これにより、押圧プレート631〜633、637〜639に対応する領域の紫外線硬化樹脂RSが硬化される。硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
以上の図13(a)〜(d)及び図14(e)〜(h)の動作により、硬化した紫外線硬化樹脂RSは凸状のパターンRPと凹状のパターンCPとになる。
図15は、図13(a)〜(d)及び図14(e)〜(h)の動作により形成された凹凸状のパターンの斜視図である。図15に示されたように基板FBの表面に太さの異なる「U」字型の凹凸状のパターンが形成される。すなわち、第6パターン形成装置10Fは、太さの異なる様々な凹凸状のパターンを形成することができる。
以上、第1の実施形態から第6の実施形態まで最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、その技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
またデバイス製造装置100は、デバイスの一つとしてフラットパネル表示素子を製造するため、基板に形成された凹凸パターンにメタルインクを塗布した。しかし、デバイス製造装置100は、半導体ウエハに形成された凹凸パターンに対してエッチングを行って半導体素子を製造することもできる。
また、例えば第1の実施形態から第6の実施形態のパターン形成装置は、液状の紫外線硬化樹脂RSを使用した。しかし、液状でなくてもゲル状の樹脂であってもよく、基板FBの表面で硬化されていない状態で供給されるものであれば良い。また、第1の実施形態から第6の実施形態のパターン形成装置は、エネルギーの一つとして紫外線を含む紫外光UVを照射する光源を使用した。しかし、紫外光UVにより硬化する樹脂ではなく、熱により硬化する熱硬化性樹脂を使用してもよい。熱硬化性樹脂をする場合にはエネルギーの一つとして熱を発生する発熱アレイを使用してもよい。パターン形成装置は、複数の発熱部を格子状に配置した発熱アレイを、LED光源又は光ファイバに代えて配置すればよい。
10(10A〜10F) … パターン形成装置
11、31、41、51、61 … 押圧部
12 … 基板保持部
122 … ガラス板、 124 … 箱体
13(131〜134)、33(331〜334)、43(431〜434)、53(531〜534)、63(631〜639) … 押圧プレート
14(141〜144、141a〜144a、141b〜144b)、54(541〜544)、 … 駆動部
15 … 固定板
16(161〜164)、36、46、66 … 紫外線照射装置
28(281〜284) … マイクロレンズ
38 … 透過プレート
57 … 回転板、 59 … 回転軸
70 … 制御部、
82 … 供給部
84 … 流量計
90 … 液滴塗布装置
100 … デバイス製造装置
CA … アライメントカメラ
CP1、CP2 … 凹状のパターン
FB … 基板
FR … 搬送ローラ
HT … 温風ヒータ
IS … 絶縁体
RS … 液状の紫外線硬化樹脂
RP … 凸状のパターン
MT … メタルインク
P … 配管
PR … 印刷ローラ
RL … 供給ロール
RS … 硬化した紫外線硬化樹脂
UV … 紫外光

Claims (16)

  1. 基板の表面に凹凸状のパターンを形成するパターン形成装置において、
    前記パターンに対応するパターン情報に基づいて、前記基板の表面に供給された硬化性材料を押圧する押圧部と、
    前記押圧部によって押圧された前記硬化性材料に所定のエネルギーを付与し、該硬化性材料を硬化させる硬化部と、
    を備えるパターン形成装置。
  2. 前記押圧部は、前記パターン情報に基づいて突没自在な複数の押圧部材を有し、
    前記硬化部は、前記複数の押圧部材によって選択的に押圧された前記硬化性材料に前記所定のエネルギーを付与する請求項1に記載のパターン形成装置。
  3. 前記押圧部と前記基板とを前記基板の表面に沿って相対移動させる搬送部を備え、
    前記押圧部は、前記複数の押圧部材の突没状態を前記押圧部と前記基板との相対移動に同期して変化させる請求項2に記載のパターン形成装置。
  4. 前記硬化部は、前記押圧部内に設けられ、前記所定のエネルギーを前記複数の押圧部材を介して前記硬化性材料に付与する請求項2又は請求項3に記載のパターン形成装置。
  5. 前記基板の表面と前記押圧部とが対向するように該基板を保持する基板保持部を備え、
    前記硬化部は、前記基板保持部内に設けられ、前記所定のエネルギーを前記基板を介して前記硬化性材料に付与する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパターン形成装置。
  6. 前記基板の表面に前記硬化性材料を供給する供給部を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパターン形成装置。
  7. 前記供給部は、前記硬化部と対向する範囲内の前記基板の表面に前記硬化性材料を供給する請求項6に記載のパターン形成装置。
  8. 前記硬化性材料は、照射された紫外光に応じて硬化する紫外線硬化材料を含み、
    前記硬化部は、前記硬化性材料に紫外光を照射する照射装置を含む請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のパターン形成装置。
  9. 前記照射装置は、前記複数の押圧部材のそれぞれに対応する領域ごとに前記硬化性材料に対して紫外光を照射する請求項8に記載のパターン形成装置。
  10. 前記照射装置は、前記複数の押圧部材のそれぞれに対応して配置されて紫外光をコリメートする複数のコリメート光学素子を有する請求項9に記載のパターン形成装置。
  11. 前記硬化性材料は、与えられた熱に応じて硬化する熱硬化材料を含み、
    前記硬化部は、前記硬化性材料に熱を与える加熱装置を含む請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のパターン形成装置。
  12. 基板の表面に凹凸状のパターンを形成するパターン形成方法において、
    前記パターンに対応するパターン情報に基づいて、前記基板の表面に供給された硬化性材料を押圧することと、
    前記パターン情報に基づいて押圧された前記硬化性材料に所定のエネルギーを付与して該硬化性材料を硬化させることと、
    を含むパターン形成方法。
  13. 前記硬化性材料を押圧することは、突没自在な複数の押圧部材の突没状態を前記パターン情報に基づいて変化させることを含み、
    前記硬化性材料を硬化させることは、前記複数の押圧部材によって選択的に押圧された前記硬化性材料に前記所定のエネルギーを付与することを含む請求項12に記載のパターン形成方法。
  14. 前記押圧部と前記基板とを前記基板の表面に沿って相対移動させることを含み、
    前記硬化性材料を押圧することは、前記複数の押圧部材の突没状態を前記押圧部と前記基板との相対移動に同期して変化させることを含む請求項13に記載のパターン形成方法。
  15. 基板の一部を含むデバイスを製造するデバイス製造装置において、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のパターン形成装置と、
    前記パターン形成装置によって凹凸状のパターンが形成された前記基板を前記凹凸状のパターンに基づいて加工する加工装置と、
    を備えるデバイス製造装置。
  16. 基板の一部を含むデバイスを製造するデバイス製造方法において、
    請求項11〜14のいずれか一項に記載のパターン形成方法を用いて、前記基板の表面に凹凸状のパターンを形成することと、
    前記凹凸状のパターンが形成された前記基板を前記凹凸状のパターンに基づいて加工することと、
    を含むデバイス製造方法。
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