JP2011017535A - 遠方電磁界ノイズ測定方法および装置 - Google Patents

遠方電磁界ノイズ測定方法および装置 Download PDF

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博之 谷
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山本  温
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Abstract

【課題】電子機器から放射されているEMI(ノイズ)分布を測定し、遠方における輻射ノイズを算出するEMI測定装置を提供する。
【解決手段】被測定物から1/2π波長より近傍で、前記被測定物の測定面上に配置された複数の測定点で磁界強度を測定し、前記測定した近傍磁界成分によりノイズ源電流を計算し、被測定物から1/2π波長以上離れた遠方ノイズの電界及び磁界成分を算出する。これにより、本願のEMI測定装置および測定方法によれば、近傍におけるノイズの評価と、規格で定められた遠方における輻射ノイズを同時に評価する事ができ、ノイズ低減設計の高速化を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁波妨害(EMI:electromagnetic interference:電波雑音干渉)を起こす電子装置からの輻射ノイズ(不要輻射:不要電磁エネルギー放射)を測定する電磁波測定技術に係わり、たとえばIC等の電子部品を搭載した配線基板等を備えた電子機器のノイズ強度の分布、所望位置での周波数特性の測定および遠方でのノイズを算出する技術に関する。
近年、各種の電子機器から発生する不要輻射による妨害を最小限に抑えるために、多くの国で規制が設けられており、例えば海外では、FCC(アメリカ連邦通信委員会)、CISPR(国際無線障害特別委員会)、VDE(ドイツ電気技術者協会)等の規格が設けられている。我国でも、VCCI(情報処理装置等電波障害自主規制協議会)の自主規制規格が決められ、電子機器製造メーカにおいて、各種の電子機器から発生する不要輻射を抑える対策を行なうようになってきている。その規格測定方法は、不要輻射の発生源である電子機器から所定の遠方距離(例えば、3mまたは10m)を隔てた位置での電界強度(以下遠方ノイズ)を測定するもので、測定環境や測定器は特殊なものになるため、その測定技術はかなりの専門技術を必要とする。また、遠方で測定するため、電磁波の発生源が電子機器のどこであるのかを特定するのが困難で、不要輻射の対策を行うには、多くの時間と費用が発生する。そこで、最近では、電子機器のプリント基板回路および同様な回路装置から放射される近傍での電磁界強度を測定する電磁波測定装置が用いられて、計測の時間とコストの低減が図られている。 このような計測機器として、例えば、電子機器の近傍を電界あるいは磁界センサを用いて走査測定し、被測定物の近傍電磁界分布を測定することで、電磁波の発生源を推定するような近傍ノイズ測定装置の活用が多くなってきている。
近傍ノイズ測定装置としては、被測定物近傍を走査し、電磁界分布を測定し、分布画像から、放射電磁界の大きい部分を特定することで、被測定物から放射された電磁界の評価を行うものがある。(例えば、特許文献1、文献2参照) また、測定結果からから遠方ノイズを推定する手法について、測定波長をλ、測定装置の実効的な最大寸法をDとしたとき、r>λ/2πかつr<2D2/λを満たす領域内の複数の点で電界または磁界を測定した結果から、所望の距離における電磁波の値を予測する手法がある。 (特許文献参照)。
ここで、波長λ=c/f、cは光速(30万km/秒)、fは測定周波数[Hz]である。
特開2000−346886号公報 特開2000−346886号公報 特開2001−318112号公報
従来の測定装置には以下のような課題があった。それは、プリント基板を主に対象にしたものであり、近傍におけるノイズを如何に精度よく測定する技術、あるいは評価する技術に主眼がおかれていた。しかしながら、通常の電子機器は複数のプリント基板を備えた構成であることが多く、プリント基板間を接続している配線からの輻射が大きいことが知られている。また、プリント基板単体においてノイズが出にくい設計を行っても、電子機器の筐体等の金属板に接続した場合に、金属筐体から多くのノイズが輻射される場合がある。
一方、電子機器の規格値は電子機器から3m、あるいは10m離れた場所におけるノイズの電界強度により評価される。すなわち、ノイズを輻射しにくいプリント基板を設計するとともに、電子機器全体における遠方でのノイズ強度の低減設計の2つを両立させなければならない。すなわち、従来のプリント基板単体を測定対象とする近傍ノイズ測定装置では、電子機器全体の評価を行う遠方ノイズの評価ができないために、効率のよい設計を行うことはできなかった。
また、従来の、アンテナの電磁界より遠方における電磁界を算出する方法においても以下に示す問題があった。従来の手法は,測定点が電波の発振源よりもλ/2π以上の距離にのみ適用できる手法である。特に、不要輻射測定では、測定周波数帯域が30MHz〜1GHzと広帯域であり、波長は10m〜0.3mである。例えば、ノイズ分布を測定する場合に30MHzでλ/2πとなる1.6mも離すと、どこから強くノイズが放射されているかを知ることはできない。そこで、ノイズ源の探索のために、例えば、0.05m離れた位置でのノイズ分布を計測した場合にはλ/2π以下であり、遠方での輻射ノイズは推定できない。
また、λ/2π以下の距離、つまり近傍における電界の振る舞いは非常に複雑であり、波源からの観測点間の距離をr0とすると、1/r0に比例する項、(1/r0)に比例する項、(1/r0)に比例する項がある。また、電界の成分についても波源からの観測点に向かうベクトル(放射方向)に平行な成分と、放射方向に垂直な成分が存在し、近傍の電界から遠方の電界を算出することは不可能である。
本発明の目的は、近傍ノイズの測定値によりノイズ源の特定と同時に、高精度に遠方ノイズを算出することが可能な近傍ノイズ測定装置および遠方ノイズ推定方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、被測定物から1/2π波長より近傍で、前記被測定物の測定面上に配置された複数の測定点で磁界強度を測定し、前記測定した近傍磁界成分によりノイズ源電流を計算し、被測定物から1/2π波長以上離れた遠方ノイズの電界値又磁界値を算出することを特徴とする遠方電磁界ノイズ測定方法を用いる。
また、前記測定点の間隔が0.22波長以下で、被測定物との距離が0.009波長以上で0.054波長以下で測定する遠方電磁界ノイズ測定方法を用いることができる。
また、前記測定点の間隔が0.38波長以下で、被測定物との距離が0.03波長以上で0.05波長以下で測定する請求項1記載の遠方電磁界ノイズ測定方法を用いることができる。
また、前記測定面の近傍ノイズと、前記測定面に対して遠方方向に一定の距離だけ離した別の測定面における近傍ノイズにより、前記測定面と前記被測定物との距離を算出することを特徴とする遠方電磁界ノイズ算出手法を用いることができる。
また、前記ノイズ源電流と係数との積を計算して遠方電磁界ノイズを算出する遠方電磁界ノイズ算出方法を用いることができる。
また、前記近傍の複数の測定点で測定した磁界から、アンペールの法則にて、近傍での電磁界を計算し、波動インピーダンスとの積、又は、除してを計算する遠方電磁界ノイズ算出方法を用いることができる。
また、磁界を検出するプローブと、前記プローブと被対象物とを相対的に移動される駆動機構と、前記磁界のデータを受信する受信部と、前記受信した磁界データから、前記遠方ノイズ算出方法で、前記遠方での電磁界を計算する計算処理部とからなる遠方電磁界ノイズ検出装置を用いることができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)被測定物の表面の近傍ノイズ測定を行い、ノイズの分布を表示することでノイズ源の特定が可能になる。
(2)電子機器の近傍におけるノイズの磁界成分を取得し、取得したノイズデータに基づき電流源を推定することにより、遠方での輻射ノイズを高精度に算出することができる。これにより、大規模な測定設備を必要とする遠方ノイズ測定を行う頻度を低減することが可能になり、開発時間の短縮とコスト削減が可能になる。
(3)第1と第2の測定面のノイズ強度を測定すれば、測定面とノイズ源との間の距離を算出することができる。これにより、より正確な遠方における輻射ノイズを算出することができる。
以上により、本願の近傍ノイズ測定装置および遠方ノイズ推定方法によれば、近傍におけるノイズの評価と、規格で定められた遠方における輻射ノイズを同時に評価する事ができ、効率の良いノイズ低減設計および対策が実現できる。
本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置の一例を示す模式図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置の一例の側面を示す模式図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置の計算処理部の一例を示す模式図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定方法の流れ図の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置のノイズデータの処理方法を示す流れ図の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置のノイズデータの処理方法の一例である近傍ノイズ分布の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置のノイズデータの処理方法の一例である近傍ノイズ周波数特性の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置のノイズデータの処理方法の一例である遠方輻射ノイズの一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置のノイズデータの処理方法の一例である遠方輻射ノイズの算出法を説明するための図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置のプローブの一例であるシールデッドループプローブを示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における遠方輻射ノイズ算出法の誤差検証に用いた1/2波長ダイポールアンテナを示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における遠方輻射ノイズ算出法の誤差検証に用いた1/2波長ダイポールアンテナの測定条件を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における遠方輻射ノイズ算出法の誤差特性の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における遠方輻射ノイズ算出法の誤差特性の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における遠方輻射ノイズ算出法の誤差特性の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における遠方輻射ノイズ算出法の誤差特性の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置におけるプローブ配置法の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置におけるプローブ配置法の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置におけるプローブ配置法の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置におけるプローブ配置法の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における近傍ノイズ測定点の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における近傍ノイズ測定点の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置における近傍ノイズ測定点の一例を示す図 本発明の実施の形態1におけるEMI測定装置におけるd0を求める方法の一例を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態における近傍ノイズ測定装置の構成を示したものである。図1において、装置は、プローブ1、高周波信号線2、受信機3、データ信号線4、計算処理部5、制御信号線6、表示部信号線7、表示部8、移動機構9、測定対象物10である。図1においてプローブ1は、高周波信号線2を介して受信機3に接続され、ノイズの受信データを取得する。これにより、プローブ1で検出した輻射ノイズの磁界成分を受信機で振幅強度に変換される。尚、受信機には、ノイズの各周波数成分を検出する検波回路の他にノイズを検出可能な大きさに増幅させる増幅器や、必要な周波数帯域に制限する高周波フィルター等を備えている。また、受信機3の検波回路としてスペクトラムアナライザやネットワークアナライザを用いることで、測定点におけるノイズの周波数特性を取得することが可能になる。取得したノイズのデータはデータ信号線4を介して計算処理部5に送信される。計算処理部5は制御信号線6により、移動機構9を制御し、表示部信号線7により表示部8にデータを表示させる機能を持つ。尚、移動機構9は3次元的にプローブを自動的に移動させることができる。
図2は、図1に示す近傍ノイズ測定装置の側面(+X方向)から見た図を示したものである。プローブ1によるノイズを測定する測定点H1(i)は、測定対象物10から距離d0離れた面上にある。ここでは、一例として、測定対象物10から等しい距離においてノイズを測定する場合を示している。また、図では測定対象物10の測定対象となる面が平面である場合を示しているために、測定点が存在する面(以下、測定面と呼ぶ)も平面となる。尚、本実施の形態における近傍ノイズ測定装置の説明では測定対象物10から等しい距離においてノイズを測定する場合を示しているが、これに限られる物ではなく、測定対象物との距離に関わらず、測定面を平面とすることも可能である。この方法にすることにより、移動機構9の構成および制御の簡易化とともに測定時間の高速化が期待できる。
図3は、計算処理部5の構成を示したものであり、記憶部5a、計算部5b、入力部5cからなる。記憶部5aでは受信機3で取得したノイズのデータを保持し、計算部5bでは移動機構9の制御とノイズのデータの計算処理と表示部8への表示信号の送信と、入力部5cからの指示を受け取る。入力部5cでは、測定者からの指示を計算処理部5に伝えるためのインターフェイスが備えられている。たとえば、キーボードやマウスやタッチパネル、マイクやカメラ等が挙げられる。
次に、図4を用いてノイズの測定方法を説明する。まず、初めに最初の測定点にプローブを移動させ(手順11a)、手順11bに示したようにプローブと受信機によりノイズのデータを取得する。次に手順11cに進み、ノイズのデータを計算処理部5の記憶部5aに格納する。次に手順11dに進み、全測定が終了したかどうかを判断する。終了の場合は手順11eに進み測定終了となる。測定が途中である場合は手順11aに戻り、計算処理部5により移動機構9を制御して次の測定点にプローブを移動させる。これを全測定点における測定が終了するまでこの手順に従い測定を続ける。
次に、図5を用いてノイズデータの処理方法を説明する。まず、初めに測定者により入力部5cを介して指示が計算処理部5に入力される(手順12a)。手順12bにおいて計算部5bにおいて指示内容を判断し、手順12c〜手順12eに示す計算処理を行う。手順12cでは、取得した近傍ノイズデータの分布を表示させる。取得したデータの表示例を図6に示す。一例として、平面に2次元的に測定したときのある周波数におけるデータを示す。図より、中央の右下部分が最もノイズが強く輻射されていることが分かる。すなわち、この近傍ノイズ分布表示により、ノイズ源の特定が可能になる。
更に手順12dでは、測定点におけるノイズの周波数特性を表示部8に表示させる。取得した周波数データの一例の表示例を図7に示す。これにより、興味のある測定点(例えばある周波数でノイズが最も強い測定点)における他の周波数のノイズ強度を知ることができる。ノイズ対策の多くの場合、ノイズ源にコンデンサやコイルを接続し共振周波数ずらすことで、ノイズを他の周波数に分散させる手法が取られる。この場合、分散させた他の周波数のノイズが予想以上に強くなり、規格を越えて問題になることがある。このような場合の確認にこの手順は非常に有効になる。
手順12eは、手順12e1と12e2からなり、遠方ノイズを表示部8に表示させる。まず、手順12e1により、計算部5bにおいて近傍ノイズの測定データから遠方ノイズを算出する。次に、手順12e2により、表示部8に表示信号を送り遠方ノイズの算出結果を表示させる。この手順は、電子機器の遠方輻射ノイズの評価に有用である。遠方ノイズを算出することが可能になることで、高価で大規模な測定設備が必要となる遠方輻射ノイズ測定の回数を減らすことが可能になり、計測時間、設計コストの低減効果が期待できる。図8に、一例として図6の近傍ノイズ分布から算出した遠方輻射ノイズの角度特性を示している。さらに、図7に示すように各測定点におけるノイズの周波数特性を取得している場合には、本手順により遠方輻射ノイズの周波数特性を取得することができ、トータル設計評価装置として利用が可能となる。
次に、図9を用いて遠方輻射ノイズの算出方法について説明を行う。図9は、図2に示す測定対象物10において、測定対象物から距離d0(i)だけ離れたところに測定点があり、測定点が存在する測定面が平面である場合を例に説明する。尚、図2と図9は、測定対象物を側面から見た図であり、測定面がZX面に平行かつY軸方向に観測点がある場合である。ここでは、ノイズの磁界成分を検出するプローブとしてループプローブを用いた場合を一例に説明を進める。測定間隔をΔとし、i番目の測定点における磁界をH1(i)とし、観測点の磁界をHとする。また、i番目の測定点から観測点までの距離をr(i)とし、i番目の測定点と観測点を結ぶ直線とZ軸とがなす角度をθ(i)とする。このとき観測点での磁界Hは、次式で得られる。
Figure 2011017535
ここで、jは虚数単位を表し、λはノイズの周波数における波長、βは波数であり2π/λとして与えられる。(式1)において、右辺の2π・d0(i)・H1(i)の部分の長さがΔの等価的な電流を表し、それ以降の部分はΔの長さを有する大きさ1の微小電流により観測点に作られる磁界を表している。すなわち、本発明はアンペールの法則に基づいて測定した近傍磁界により微小ノイズ電流を推定し、この全ての微小ノイズ電流が作り出す磁界の和として左辺のHが得られる。この求めたHに波動インピーダンスηを乗じることによりノイズの電界成分が求まる。遠方ノイズ観測点までの距離yが1/2π波長以上である場合は、Hに120πという係数(比例係数)を乗じることにより正確に電界値Eが求まる。すなわち、観測点までの距離を1/2π波長以上とすれば、同一の係数120πのみを乗じることで、電界値Eを求めることができ、計算および装置の簡易化が期待できる。アンペールの法則は周波数に依存せず、電流と磁界のみの関係を表現するものであるために、近傍、遠方の区別がない。すなわち、平面波近似が可能な程度の遠方界と遠方界の関係を求めた従来の手法と異なり、本発明の方法によれば、ごく近傍の磁界により正確に遠方での電磁界を推定することが可能になる。
また、上記(式1)の前記それ以降の部分を、電界を表す式にすれば、磁界Hの代わりに、電界を計算でき、波動インピーダンスηで割ることによりノイズの磁界成分が求まる。遠方ノイズの観測点までの距離yが1/2π波長以上である場合は、計算で求めた電界に120πという係数(比例係数)で割ることにより正確に磁界値が求まる。
以上のように、本発明では、近傍の磁界を測定することにより、遠方の磁界を算出し、更に比例係数である波動インピーダンスを乗じることにより遠方における電界を算出する。これにより、精度よく遠方における電界を算出することが可能になる。
以上により、1/2π波長以下の近傍における磁界測定により遠方輻射ノイズの算出を可能にしている。これにより、近傍ノイズ分布測定によるノイズ源探索に加えて遠方輻射ノイズ算出が可能になり、この両輪により、ノイズ対策の効率化が期待できる。
次に、ループプローブで検出される磁界の強さを求める方法を説明する。図10にループプローブの一例としてシールデッドループプローブを示す。図10において、導線1a、同軸線路の心線1b、同軸線路の外導体1c、接続コネクタ1d、接続部1eである。シールデッドループプローブは広い周波数帯域にわたり良好な磁界検出特性を有する優れたプローブの一つである。構造は、導線1aの一端が同軸線路の心線1bと電気的かつ機械的に接続され、もう一端が同軸線路の外導体1cと接続部1eで電気的かつ機械的に接続される。高周波信号線2と接続するために接続コネクタ1dを設け、高周波信号線2がプローブの同軸線路と同じ場合不要となる。シールデッドループプローブでは、導線1aと同軸線路の外導体1cでループを構成し、このループを貫く磁界の時間的な変化によりファラデーの法則に基づいて同軸線路に起電力が誘起され磁界を検出することが可能になる。ループの面積をS[m]とし、ループを貫く磁界がH1・cos(ω・t)とすると、誘起される起電力Vの大きさは次式(式2)で与えられる。
Figure 2011017535
ここで、μは透磁率である。プローブの抵抗をRとすると、プローブに受信される電力Prは次式となる。
Figure 2011017535
従って、(式3)よりH1は以下のように求まる。
Figure 2011017535
このH1を(式1)に代入して、Hを求める。
次に、近傍ノイズ測定条件(Δ、d0)による遠方輻射ノイズの算出結果の誤差を調べる。そこで、電波の放射電磁界が既知である1/2波長のダイポールアンテナをノイズの放射源に置き換えて定量的に誤差を把握する。図11に1/2波長ダイポールアンテナを示す。図中に表記したλは波長である。1/2波長ダイポールアンテナ13は中央に給電部13aがあり、給電部13aに接続された2本の金属線で構成されたアンテナ素子13b、13cを備えた構成になっている。アンテナ素子13b、13cに流れる電流は両端で0となり、給電部13aに接続される端子で最大となる正弦波となる。図12に測定点の位置等のパラメータを示す。図12に示すパラメータは図9と同じである。ここでは、d0(i)は一定値であり、d0である。
図13に、d0を変化させたときの誤差(Error)を示す。図において横軸はd0で、波長により規格化している。また、縦軸は誤差であり単位はdBである。尚、誤差は次式で定義する。
Figure 2011017535
(式5)において、Hは算出された遠方輻射ノイズであり、H0は理論値である。すなわち、推定値と理論値の比で評価を行った。以下の評価に用いる誤差は、全て(式5)により定義される。図13には、ダイポールアンテナからの距離yが3mの時の誤差と、10mのときの誤差をあわせて示している。ここで、Δ=0.01波長とした。
図13より、d0が0.013波長の時に誤差が最小になることが分かる。このとき誤差は、3mにおいて0.15dB、10mにおいて0.094dBである。このように、最適なd0を選ぶことにより非常に小さな誤差で算出することが可能になる。そこで、d0が0.013波長の時の計算結果を図14に示す。図において、Theoryは理論値、Estimationは(式1)による計算値である。図14より、その他の距離yにおいても誤差の小さな算出ができていることが分かる。
次に、測定間隔Δと誤差の関係を調べる。図15に、d0が0.013波長の時にΔを変化させたときの誤差の変化を示す。図より、Δが大きくなるにつれて誤差が大きくなっていることが分かる。また、yが3m、10mの場合を示しているが、いずれも同様の誤差特性を示している。図より、誤差が±1dB以内となる範囲を調べると、この場合、Δが0.24波長以下で±1dB以内を満足できることが分かる。
以上より、遠方輻射ノイズの算出誤差は、d0とΔにより変化することが分かった。そこで、誤差が±1dB以内となるd0とΔの関係を求めた。遠方での規格測定方法の測定誤差(測定暗室間の相対差)が4dB であることから、誤差±1dB以内を実現できれば測定精度としては十分である。
図16に、誤差が±1dB以内となるd0とΔの範囲を示す。横軸にd0、縦軸にΔをとり、誤差±1dB以内を満足するΔの最大値(Δmax)と最小値(Δmin)を示した。すなわち、Δmax−Δminが、誤差が±1dB以内に抑えられる範囲である。これにより、d0が0.04波長、Δが0.2波長に設定すると、多少のd0、Δの変動に対しても誤差の少ない優れた算出結果が得られることが分かる。
一般に被測定対象物となる電子機器および配線基盤には凹凸があり、測定においてd0を一定にすることは難しい。また、広い周波数帯域を一度に測定する場合には、周波数により波長が変化するために、各波長に対するd0とΔは変化する。すなわち、図16は広帯域に精度よく遠方輻射ノイズを算出可能な範囲を示していることにもなる。ここで、横軸のd0は0.001〜0.054波長で可能であるが、縦軸のΔは約0〜0.4波長の範囲が精度よく算出できる範囲である。つまり、周波数範囲を主に規定するのはd0であり、約6倍の周波数範囲で精度よく算出で可能であることが分かる。広帯域に精度よく算出可能な範囲を図16の範囲aに示す。この場合、若干の余裕を考慮して0.009≦d0≦0.054、0≦Δ≦0.22[波長]の範囲を選ぶことが、算出の誤差が少なくて望ましいことが分かる。このとき、例えば周波数30MHzから算出したい場合は、30MHzの6倍の180MHzまで精度よく算出可能である。このとき、30MHzの波長は10mより、d0=10m×0.009=0.09mと求まる。従って、0.09mが0.054波長になる周波数が上限であるため、この時の波長は0.09m/0.054=1.67mとなり、上限の周波数は1波長=1.67mとなる180MHzと求まる。また、このときの最大のΔは0.22波長より、180MHz(波長1.67m)の時に0.22波長となれば、180MHz以下の周波数でも0.22波長以下となる。従って、Δの最大値は、1.67m×0.22=0.36mとなる。また、180MHzからは、180MHz×6=1080MHzまで一度に測定可能である。すなわち、遠方輻射ノイズの規格により定められた周波数帯域の30MHzから1GHzを、たった2つ条件の測定により実現可能となる。
一方、大きい物を測定する場合には、測定時間との兼ね合いにより、Δを大きくしたいとの要望もある。また、若干のd0の範囲に余裕を持たせると、図16より、0.03≦d0≦0.05、0≦Δ≦0.38[波長]の範囲bを選ぶことにより、より高速に算出が可能になる。この場合、周波数範囲は、最大周波数と最小周波数の比か5:3の範囲である。このときΔを最大周波数で0.38波長まで広くできる。例えば、規格測定における周波数30MHzから1GHzの範囲において最も波長が短くなる1GHzにおける波長は0.3mであることから、Δは0.3×0.38=0.114mまで広げることができる。一本のプローブでエリア1m×0.5mを0.114m間隔で測定した場合、およそ53ポイントの測定点となり、移動時間を考慮しても、10分程度で測定できる(10点の測定をおよそ10秒で計算)。
以上において、本発明において、非常に高精度にノイズを算出できる範囲を示した。このように、本発明によれば、非常に広い周波数帯において条件を変えることなく近傍ノイズ測定の結果により遠方ノイズを算出できることを示した。これにより、例えばスペクトラムアナライザのような広帯域な受信機を使用する場合に、一度の測定で広い周波数範囲の輻射ノイズを算出できることになるという利点がある。また、算出誤差を抑えつつ近傍ノイズ測定範囲を拡大できる限界を示した。この制限は、高速な算出が望まれる場合に、大いに役に立つ。
以上により、電子機器の近傍ノイズ測定により、近傍ノイズ分布表示によるノイズ源の特定と、近傍ノイズの周波数特性の表示による周波数情報の取得と、高精度な遠方ノイズ算出機能を備えた近傍ノイズ測定装置を実現することが可能になる。
尚、本発明においてはシールデッドループプローブを用いたノイズの磁界測定を例に説明を行ったがこれに限られるものではない。例えば、多重巻きループプローブも可能である。また、ループプローブの形状も円形状に限られるものではなく、例えば楕円形状、四角形、三角形、その他の多角形等の形状も可能である。
尚、本発明においては、プローブが一つである場合を例に挙げて説明したがこれに限られなく、複数のプローブを用いることも可能である。例えば、図17に示すようにプローブ171、172、173、174を1次元アレー状に配置する事により、アレーが構成されている線上の磁界を一度に測定することができるために測定の高速化が図れる。また、このアレーを、アレーが構成されている線上に対して垂直方向に移動してやれば高速に面状の測定が可能になる。また、図18に示すようにプローブ181、182、183、184を2次元状に配置することも可能である。これにより、面上の測定点を一度に測定することが可能になり、さらなる高速化が期待できる。
更に、図19に示すように、X軸に平行な磁界を検出するプローブ191、193とZ軸に平行な磁界を検出するプローブ192、194とを備えた構成も可能である。これにより、平面状の電子機器を測定する場合にはノイズ電流が平面状に流れるために磁界の測定は図19に示すたような2つの直交するプローブを備えた構成にすることにより、すべてのノイズ成分の強度を取得することが可能になる。一方、測定対象物の電子機器に大きな凹凸がある場合には、図20に示すようなX、Y、Z軸のそれぞれの磁界を検出するプローブ201、203、202を備えた構成にすることにより、正確にノイズを測定することが可能になる。
尚、本発明においては、近傍ノイズの測定点が平面上にある場合を例に挙げて説明したがこれに限られるものではない。例えば、図21に示すような円筒形状、図22に示すような球形状、あるいは図23に示すような半球形状も可能である。平面状の測定面の場合は、移動機構9と制御の簡易化が可能になり、測定時間の高速化が期待できる。一方、測定面が円筒形状の場合、遠方輻射ノイズを水平面において360度正確に算出する事が可能になる。また、測定面が球形状、半球形状の場合、遠方輻射ノイズをそれぞれ全方位、半球体において正確に算出する事が可能となる利点がある。尚、正確に遠方輻射ノイズを算出するためには、平面と同じd0とΔの制限がある。
尚、本発明においては、d0が一定の場合を例に挙げて説明したがこれに限られるものではない。例えば、より正確な遠方輻射ノイズの算出結果を得るためにそれぞれの測定点における正確なd0を用いることも可能である。測定点ごとのd0を求めるために、例えば、図24に示すように測定面より遠方に離れた第2の測定面における測定点の磁界を測定することにより実現できる。測定面と第2の測定面との距離をd1、測定面上の測定点の磁界をH1とし、第2の測定面上の測定点の磁界をH2とし、磁界の発生元のノイズ電流をI0とすると、H1とH2は次式で求まる。
Figure 2011017535
Figure 2011017535
(式6)と(式7)より、d0は以下の式により求まる。
Figure 2011017535
(式4)より、H1の磁界とH2の磁界を受信したときのプローブの受信電力をそれぞれPr1とPr2とすると、(式8)は以下の式となる。
Figure 2011017535
また、距離を測定する方法としてレーザー測距計のような直接測定可能な測距計を用いることも可能である。
被測定物の表面の近傍ノイズ測定を行い、ノイズの分布を表示することでノイズ源の特定が可能になる。
電子機器の近傍におけるノイズの磁界成分を取得し、取得したノイズデータに基づき電流源を推定することにより、遠方での輻射ノイズを高精度に算出することができる。これにより、大規模な測定設備を必要とする遠方ノイズ測定を行う頻度を低減することが可能になり、開発時間の短縮とコスト削減が可能になる。
第1と第2の測定面のノイズ強度を測定すれば、測定面とノイズ源との間の距離を算出することができる。これにより、より正確な遠方における輻射ノイズを算出することができる。
1、171〜174、181〜184、191〜194、201〜204 プローブ
1a 導線
1b 同軸線路の心線
1c 同軸線路の外導体
1d 接続コネクタ
1e 接続部
2 高周波信号線
3 受信機
4 データ信号線
5 計算処理部
5a 記憶部
5b 計算部
5c 入力部
6 制御信号線
7 表示部信号線
8 表示部
9 移動機構
10 測定対象物
11a〜11e 手順
12a〜12e 手順
13 1/2波長ダイポールアンテナ
13a 給電部
13b、13c アンテナ素子

Claims (7)

  1. 被測定物から1/2π波長より近傍で、前記被測定物の測定面上に配置された複数の測定点で磁界強度を測定し、前記測定した近傍磁界成分によりノイズ源電流を計算し、被測定物から1/2π波長以上離れた遠方ノイズの電界又は磁界値を算出することを特徴とする遠方電磁界ノイズ測定方法。
  2. 前記測定点の間隔が0.22波長以下で、被測定物との距離が0.009波長以上で0.054波長以下で測定する請求項1記載の遠方電磁界ノイズ測定方法。
  3. 前記測定点の間隔が0.38波長以下で、被測定物との距離が0.03波長以上で0.05波長以下で測定する請求項1記載の遠方電磁界ノイズ測定方法。
  4. 前記測定面のノイズ源電流と、前記測定面に対して遠方方向に一定の距離だけ離した別の測定面におけるノイズ源電流により、前記測定面と前記被測定物との距離を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の遠方電磁界ノイズ算出手法。
  5. 前記ノイズ源電流と係数との積を計算して遠方電磁界ノイズを算出する請求項1から4のいずれか1つに記載の遠方電磁界ノイズ算出方法。
  6. 前記近傍の複数の測定点で測定した磁界から、アンペールの法則にて、近傍での電界を計算した場合、波動インピーダンスとの積を計算し電界を求める、又は、近傍での磁界を計算した場合、波動インピーダンスにて除して電界をもとめる請求項1から4のいずれか1つに記載の遠方電磁界ノイズ算出方法。
  7. 磁界を検出するプローブと、
    前記プローブと被対象物とを相対的に移動される駆動機構と、
    前記磁界のデータを受信する受信部と、
    前記受信した磁界データから、請求項1〜6のいずれか1項記載の遠方ノイズ算出方法で、前記遠方での電磁界を計算する計算処理部
    とからなる遠方電磁界ノイズ検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016142609A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 Tdk株式会社 遠方電磁界推定装置
WO2020240787A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 三菱電機株式会社 電磁界強度推定装置および電磁界強度推定方法

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