JP2011017402A - 除振機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】精密機器において除振性能の劣化を防止する除振機構を提供する。
【解決手段】精密機器の振動を減衰させる弾性体と、弾性体を上部に固定し、弾性体と側面との間に弾性体が揺動可能な隙間を有し、側面に上部誘導部を備える上支持部と、弾性体の下部に固定され、精密機器を荷重方向に押すことにより上部誘導部と係合して弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備え、弾性体が誘導されることにより精密機器が設置される面を滑動する下支持部と、を備える精密機器の底部に設けられる除振機構除振機構。
【選択図】 図2

Description

本発明は、精密機器本体に伝わる振動を防止する除振技術に関する。
精密機器による観察や測定に誤りを発生させる要因のひとつとして、精密機器を設置した台(テーブルなど)の面や床から精密機器に伝わる振動が知られている。精密機器へ伝わる振動を防止する方法として、台(テーブルなど)と精密機器の間や、床と精密機器の間に除振台を設置する方法がある。しかし、除振台は高価であるとともに、除振台を設置すると精密機器を含む装置全体のサイズ及び重量が大きくなってしまう。そこで、精密機器の底部に除振用の弾性体を取り付けて、精密機器へ伝わる振動を防止する提案がされている。
例えば、顕微鏡などの精密機器の下に柔らかい弾性体を、テーブル等の顕微鏡搭載面に硬い弾性体を結合して組み合わせた除振機構を、顕微鏡本体の下の凹部に弾性体の側面と凹部の側面に隙間を空けて4箇所に組み込んだ顕微鏡が提案されている。(特許文献1)この提案では、顕微鏡が大きく揺れた際に、弾性体の側面と顕微鏡の底部の凹部の側面を接触させて顕微鏡の揺れを早く抑える。また、硬い弾性体がテーブル面に接触するため、テーブル面に吸着しないこと、硬い弾性体の表面抵抗を大きくして、顕微鏡設置後にテーブル上で顕微鏡の位置がズレない様にしている。
しかしながら、重い顕微鏡をテーブル面に搭載する際に、4つの弾性体を同時にテーブル面に接地させるのは難しく、最初にテーブル面に接触した弾性体の表面抵抗が大きくなる。そのため、弾性体がテーブル面上で引っ掛かり、弾性体が曲がった状態で顕微鏡がテーブル面に設置される。特に顕微鏡が重たい場合にこの現象は発生し易すく、弾性体が曲がった状態になった場合には除振性能が劣化してしまう。また、一つでも弾性体が曲がると、曲がった弾性体の戻り力によって、他の正常に設置された弾性体も曲げの力が加わり、除振性能が劣化する。
実用新案登録第2604854号公報
上記のような実情に鑑みてなされたものであり、精密機器において除振性能の劣化を防止する除振機構を提供することを目的とする。
精密機器の底部に設けられる除振機構であって、前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有し、前記側面に上部誘導部を備える上支持部と、前記弾性体の下部に固定され、前記精密機器を荷重方向に押すことにより前記上部誘導部と係合して前記弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備え、前記弾性体が誘導されることにより前記精密機器が設置される面を滑動する下支持部と、を備える除振機構である。
また、前記上部誘導部は前記側面に傾斜を有し、前記下部誘導部は、前記上部誘導部の傾斜と接触して前記弾性体を定位置に誘導する傾斜を有する。
また、前記弾性体は、固有値の異なる弾性体を複数組み合わせてもよい。
精密機器の底部に設けられる除振機構であって、前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有し、前記側面の底部に上部誘導部を備える上支持部と、前記弾性体の下部に固定され、前記精密機器を上方向に持ち上げることにより前記上部誘導部と係合して前記弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備える下支持部と、を備える除振機構である。
また、前記上部誘導部は前記側面に傾斜を有し、前記下部誘導部は、前記上部誘導部の傾斜と接触して前記弾性体を定位置に誘導する傾斜を有する。
精密機器の底部に設けられる除振機構であって、前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有し、前記側面に上部誘導部を備える上支持部と、前記弾性体の下部に載せ、回転することにより前記上部誘導部と係合して前記弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備え、前記弾性体が誘導されることにより前記精密機器が設置される面を滑動する下支持部と、を備える除振機構である。
また、前記上部誘導部は前記側面に前記弾性体の方向に隆起して丸みをおびた凸部を有し、前記下部誘導部は、前記上部誘導部と接触して前記弾性体を定位置に誘導する前記側面の方向に隆起して丸みをおびた凸部を有する。
また、前記弾性体は、固有値の異なる弾性体を複数組み合わせてもよい。
また、前記上部誘導部は前記側面に前記弾性体の方向に隆起して丸みをおびた凸部を、上方向に伸ばした形状を有し、前記下部誘導部は、前記上部誘導部と接触して前記弾性体を定位置に誘導する前記側面の方向に隆起して丸みをおびた凸部を有する。
また、前記弾性体は、固有値の異なる弾性体を複数組み合わせてもよい。
精密機器の底部に設けられる除振機構であって、前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有する上支持部と、前記弾性体の下部に固定された下部支持部を備え、前記上支持部と前記下支持部が相対的に移動するとともに、上支持部と下支持部の少なくともどちらか一方に前記弾性体の校正マーク、を備える除振機構である。
精密機器において除振機構の除振性能の劣化を防止することができる。
顕微鏡(精密機器)と除振機構の一例を示す側面図と背面図である。 実施例1の除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。 Aは除振性能が劣化している状態を示している。Bは弾性体が荷重方向に縮み、上支持部が下支持部に接近し、上部誘導部と下部誘導部が接触することを示している。CはBに示す状態からさらに、荷重方向に力を加え校正された状態を示す図である。 実施例2における除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。 Aは除振性能が劣化している状態を示している。Bは弾性体が縮み、上支持部が下支持部に接近し、上部誘導部と下部誘導部が接触することを示している。CはBに示す状態から校正された状態を示す図である。 実施例3における除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。 Aは除振性能が劣化している状態を示している。Bは下部誘導部を回転させて上部誘導部と下部誘導部を接触させ校正したことを示している。CはBに示す状態からさらに回転させた状態を示す図である。 上部誘導部のマークに下部誘導部のマークを回転させて合わせて校正することを示す図である。 実施例4における除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。Aは除振機構を持ち上げた状態を示している。Bは除振機構が設置された状態を示している。CはBに示す状態からさらに回転させた状態を示す図である。 Aは正常に除振されている状態である。Bは除振機構の除振性能が劣化している状態を示している。 除振機構の取り付け位置の一例を示す図である。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細を説明する。
図1は、後述する実施例で説明する顕微鏡(精密機器)と除振機構との一例を示す図である。図1には顕微鏡1を設置台3に配置したときの側面図と背面図が示されている。なお、精密機器とは、分析機器、観察機器、測定機器などであり、以降の実施例では顕微鏡について説明をする。除振機構2a〜2dは、顕微鏡1の重心を中心として、顕微鏡1の底部に均等に配置され、顕微鏡1の底部4に差し込み固定して使用する。また、図1では顕微鏡1の底部4の4箇所に除振機構2a〜2dを内設しているが、除振機構は顕微鏡1を安定することができれば4箇所に限定するものではない。
また、図1では顕微鏡1の本体に除振機構2a〜2dが組み込まれて内設しているが、必ずしも内設しなくてもよい。
(実施例1)
図2は、実施例1の除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。図2に示す除振機構は、弾性体21a、21b、上支持部5、下支持部6を備えている。弾性体21a、21bは顕微鏡1の振動を減衰させ、例えば、弾性体21aはバネを用い、弾性体21bにはジェル状、又はゴム等の円柱形状のダンパを用いることができる。なお、弾性体が硬いほど除振性能が低く(固有値が高い)、弾性体が柔らかいほど除振性能が高くなる(固有値が低い)。しかし、弾性体が柔らかいほど除振性能はよくなるが、弾性体が柔らかいと、精密機器を操作した際の揺れがなかなか収まりにくくなる。よって、実施例1では図2に示したように、異なる固有値を有する弾性体(バネとダンパ)を組み合わせた構造の弾性体を採用している。なお、弾性体は本例のように必ずしも異なる固有値を有する弾性体を組み合わせなくてもよく、単一の弾性体を用いることもできる。
上支持部5は、顕微鏡1の底部4に設けられた穴に差し込み固定され、例えば、円柱または直方体などの形状である。上支持部5は、円錐台形状の穴24を有し、穴24の上部24aに、弾性体21a、21bの上部を固定し、弾性体21aの側面と上支持部5の穴24の内部側面25との間に弾性体21a、21bが揺動可能な隙間を有している。上部24aと弾性体21a、21bの上部との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。また、上支持部5の内部側面25には上部誘導部を備えている。図1の例では上部誘導部は、円錐台の穴24の上部24a(上底)の外周からL(mm)ずつ広がって円錐台の下底の外周に達する傾斜を有する。
なお、顕微鏡1の底部4には、例えば、円柱または直方体などの形状の穴が設けられており上支持部5の上面部24bを固定する。上支持部5の上面部24bと顕微鏡1の底部4との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。なお、顕微鏡1の底部4に設けられた穴は必ずしも円柱、直方体形状でなくてもよく、上支持部5が取り付けられる形状を有していればよい。また、必ずしも穴である必要はない。なお、本例では上支持部5は、円錐台形状の穴を有し、円錐台の穴24の上部24aに弾性体21a、21bを固定しているが、上支持部5を設けずに、弾性体21a、21bを直接、顕微鏡1の底部に固定してもよい。
なお、本例では傾斜する穴24の内部側面25を上部誘導部としているが、必ずしも内部側面25の傾斜は上部24外周からすぐに傾斜させなくてもよく、後述する下支持部6の下部誘導部と係合して弾性体21a、21bが誘導され顕微鏡1が配置される設置台の面を滑動部22が滑動する構造であればよい。例えば、内部側面25の中間あたりから円錐台の下底の外周に向かって傾斜してもよい。
下支持部6は円柱形状であり、下支持部6の直径は上支持部5の底部開口の直径より短く、上支持部5に挿抜できる形状である。また、下支持部6は、上面26と弾性体21a、21bの下部を固定し、顕微鏡1を荷重方向に押すことにより上支持部5の上部誘導部と係合して弾性体を定位置に誘導する傾斜部28(下部誘導部)と、弾性体21a、21bが誘導されることにより顕微鏡1が配置される面を滑動する滑動部22を備えている。ここで係合するとは、上部誘導部を荷重方向に押す力により、傾斜部28の傾斜を上部誘導部の端部がずれるように移動して、適正な形状(円柱状)に弾性体21a、21bを校正(アライメント)させるように、上部誘導部と下支持部6が接触することをいう。また、滑動部22の底面27は低摩擦にする、例えば、テフロン(登録商標)をコーティングしてもよい。また、低摩擦の樹脂を別部品として用いる場合は、両面テープや、接着剤などにより別部品を固定してもよい。図2では上記コーティング、別部品などを符号23により示している。
傾斜部28は、下支持部6の上面26の外周から側面29のいずれかの位置までの傾斜である。また、傾斜部28の形状は、丸(R)形状の傾斜にして、誘い込みができる形状であってもよい。上面26と弾性体21a、21bの下部との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。
図3のAは、顕微鏡1を設置台3に設置した際に、除振機構2a〜2dのうちのいずれかの弾性体21a、21bが斜めになり、除振機構2a〜2dの除振性能が劣化している状態を示している。
図3のAに示す状態で、作業者が設置台3に設置された顕微鏡1を、顕微鏡1の荷重方向に押すと、図3のBの状態になる。
図3のBは、弾性体21a、21bが荷重方向に縮み、上支持部5が下支持部6に接近し、互いの傾斜部である内部側面25(上部誘導部)と傾斜部28(下部誘導部)が接触(図3のBの破線範囲)することを示している。
図3のBに示す状態からさらに、荷重方向に力を加えると図3のCの状態になり、設置台3の上面を滑動部22が滑り、下支持部6が上支持部5と同心となる様に校正される。すなわち、弾性体21a、21bの除振性能が劣化しない位置に校正される(図3のCの破線範囲)。その後、作業者が顕微鏡1を押すのを止めると、顕微鏡1は、弾性体21a、21bによって浮上し、弾性体21a、21bが適正な形状になり除振が開始される。
上記のような除振機構を精密機器に取り付けることにより、精密機器設置後でも、簡単な構成で、重い精密機器を荷重方向に押すだけで、弾性体21a、21bの校正ができるため、除振性能の劣化を防止することができる。
また、滑動部22を設けることにより、従来のように直接柔らかい弾性体が設置台の表面に接触しないため、弾性体が設置台の表面に吸着し、移設時に設置台の面上に跡をつけること、弾性体がちぎれること、を防止できる。
(実施例2)
図4、5を用い実施例2の説明をする。なお、図1と同様な箇所は同じ符号を付けて説明する。
図4は、実施例2における図1に示した除振機構2a〜2dの一例を示す構成図あり、実施例2の除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図を示す図である。図4に示す除振機構は、弾性体43、上支持部41、下支持部42を備えている。
弾性体43は顕微鏡1の振動を減衰させ、例えば、弾性体43は円柱状の円形の除振ゴム、バネ、ダンパなどを用いることができる。なお、弾性体が硬いほど除振性能が低く(固有値が高い)、弾性体が柔らかいほど除振性能が高くなる(固有値が低い)。弾性体が柔らかい方が除振性能はよくなるが、弾性体が柔らかいと、精密機器を操作した際に大きく揺れたとき、揺れがなかなか収まりにくくなる。よって、実施例2では図4に示したように、最適となる固有値を有する弾性体を採用している。
上支持部41は、顕微鏡1の底部4にあけられた穴に差し込み固定され、例えば、円柱または直方体などの形状である。上支持部41は、円柱形状の穴を有し、穴の下部に傾斜部46を備えた形状をしている。弾性体43の上部を穴44の上部44aに固定して、同心となる様に支持する。また、上支持部41は、弾性体43の側面と上支持部41の側面45との間に弾性体43が揺動可能な隙間を有している。上部44と弾性体43の上部との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。また、上支持部5の内部側面45には上部誘導部を備えている。図4の例では上部誘導部は、内部側面45の途中から上支持部41の底面開口の内側に向かって傾斜を有している(傾斜部46)。顕微鏡1の底部4には、例えば、円柱または直方体などの穴が設けられており上支持部41の上面部44bと顕微鏡底部を固定する。上支持部41の上面部44bと顕微鏡1の底部4との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。なお、顕微鏡1の底部4に設けられた穴は必ずしも円柱または直方体形状でなくてもよく、上支持部41が取り付けられる形状を有していればよい、また、必ずしも穴である必要はない。
この傾斜部46は、顕微鏡1を上方向に持ち上げたときに後述する下支持部42の傾斜部49(下部誘導部)と係合して弾性体43が定位置に誘導される構造であればよい。
下支持部42の上部48は上支持部41の内部に入り、下部412は上支持部41の外部に設けられる。また、下支持部42は、弾性体43の下部に固定されている。図4の例では、下支持部42の上部48は円柱形状をしており、円柱側面の途中から上部48の底面に達する傾斜部49(下部誘導部)を有している。また、中部411は上部48の直径L1(mm)より小さい直径の円柱形状である。下支持部42の下部412は中部411の直径より大きい円柱形状をしている。また、下支持部42の形状は、下支持部42の上部の直径L1(mm)は上支持部41の底面開口の直径m2(mm)より大きく、下支持部42の下部の直径L2(mm)は上支持部41の底面開口の直径m2(mm)より大きい形状をしている。つまり、下支持部42が上支持部41から落下しない構造を有していればよい。
傾斜部49の形状は、丸(R)形状の傾斜にして、誘い込みができる形状であってもよい。上面47と弾性体43の下部との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。
また、下支持部42の下面にゴムシートを設けて、設置台3上での下支持部42の座りを良くしてもよい。
図5のAは、顕微鏡1を設置台3に設置した際に、除振機構2a〜2dのうちのいずれかの弾性体43が斜めになり、除振機構2a〜2dの除振性能が劣化している状態を示している。
図5のAに示す状態で、作業者が設置台3に設置された顕微鏡1を、顕微鏡1の荷重方向と逆方向に持ち上げると図5のBの状態になる。
図5のBは、弾性体43のバネ力と下支持部42の自重により弾性体43が伸び、その結果、互いの上支持部41の傾斜部46に下支持部42の傾斜部49に接近したのち接触することを示している(図5のBの破線範囲)。
図5のBに示す状態からさらに、バネ力と下支持部42の自重により弾性体43が伸びると図5のCの状態になり、下支持部42が上支持部41と同心となる様に校正される。すなわち、弾性体43の除振性能が劣化しない位置に校正される。その後、作業者が顕微鏡1を設置台3に上方から静置すると、顕微鏡1の荷重により弾性体43が縮み、傾斜部46と傾斜部49が離れることにより除振が開始される。
また、実施例2では、顕微鏡1を設置する前も、上記と同様に下支持部42が上支持部41と同心となるように校正されることになり、作業者が顕微鏡1を設置すると同時に、顕微鏡1は、弾性体43によってのみ浮上し、校正が解除されて、除振が開始される。
上記のようにすることで、精密機器を設置する前までに、簡単な構成で弾性体43の校正が維持されるため、除振性能が劣化する可能性を低くできる。また、精密機器設置後でも、精密機器を持ち上げるだけで、弾性体43の校正ができるため、除振性能の劣化を防止することができる。
(実施例3)
図6、7を用い実施例3の説明をする。なお、図1と同様な箇所は同じ符号を付けて説明する。
図6は、実施例3における図1に示した除振機構2a〜2dの構造を示す図あり、実施例3の除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。図6に示す除振機構は、弾性体65a、65b、上支持部61、下支持部62を備えている。
弾性体65a、65bは顕微鏡1の振動を減衰させ、例えば、弾性体65aはバネを用い、弾性体65bには円柱形状のダンパを用いることができる。なお、弾性体が硬いほど除振性能が低く(固有値が高い)、弾性体が柔らかいほど除振性能が高くなる(固有値が低い)。弾性体が柔らかい方が除振性能はよくなるが、弾性体が柔らかいと、精密機器を操作した際に大きく揺れたとき、揺れがなかなか収まりにくくなる。よって、実施例3では図6に示したように、異なる固有値を有する弾性体を組み合わせた構造の弾性体を採用している。なお、弾性体は本例のように必ずしも異なる固有値を有する弾性体を組み合わせなくてもよく、単一の弾性体を用いることもできる。
上支持部61は、顕微鏡1の底部4に設けられた穴に差し込み固定され、例えば、円柱または直方体などの形状である。上支持部61設けられた円柱形状の穴63を有し、穴63の下部に上部誘導部67a、67b、67cを備えている。なお、上部誘導部は2つ以上あればよい。また、上部誘導部67a、67b、67cの下に、顕微鏡を持ち上げた際に、下支持部62の抜けを防ぐための抜け防止部610を備えている。上支持部61の穴63の上部63aは、弾性体65a、65bの上部と固定して、同心となる様に支持する。また、上支持部61は、弾性体65aの側面と上支持部61の穴63の内部側面66との間に弾性体65a、65bが揺動可能な隙間を有している。穴63の上部63aと弾性体65a、65bの上部との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。顕微鏡1の底部4には、例えば、円柱または直方体などの穴が設けられており上支持部61の上面部63bを顕微鏡底部に固定する。上支持部61の上部63bと顕微鏡1の底部4との固定は、例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。なお、顕微鏡1の底部4に設けられた穴は必ずしも円柱または直方体形状でなくてもよく、上支持部61が取り付けられる形状を有していればよい、また、必ずしも穴である必要はない。
上部誘導部67a、67b、67cは、図6の例では穴63の内部側面66の途中から弾性体65a方向に隆起する丸みをおびた凸部形状をしている。例えば、上部誘導部67a、67b、67cは、半球、楕円体の一部である。また、上部誘導部67a、67b、67cは、後述する下部誘導部68a、68b、68cと接触することにより弾性体65a、65bが誘導される構造であればよい。
下支持部62の上部69は上支持部61の内部に入り、下部64(滑動部)は上支持部61の外部に設けられる。図4の例では、下支持部62の上部69は下部誘導部68a、68b、68cを側面に備えている。また、中部614は上部69の直径より小さい直径の円柱形状である。下支持部62の下部64は中部614の直径より大きい円柱形状をしている。また、下支持部62の形状は、下支持部62の上部69の直径は上支持部61の底面開口の直径より大きく、下支持部62の下部64の直径は上支持部61の底面開口の直径より大きい形状をしている。つまり、下支持部62の抜けを防ぐための抜け防止部610により下支持部62が上支持部61から落下しない構造であればよい。
下部誘導部68a、68b、68cの形状は、図6の例では上部69の外周側面から上支持部61の穴63の内部側面66方向に隆起する丸みをおびた凸部形状をしている。例えば、下部誘導部68a、68b、68cは、半球、楕円体の一部であり、誘い込みができる形状である。上部69と弾性体65a、65bの下部とは、例えば、下支持部62の上部69に弾性体65a、65bの外径と隙間ハメアイ寸法になった凹みを設け、弾性体65a、65bの下部の面は下支持部62の上部69の面611の上に載せてあり、固定はされていない。
下支持部62を、図6に示す矢印の方向に回転させることにより、上部誘導部67a、67b、67cと下部誘導部68a、68b、68cと係合して弾性体65a、65bを定位置に誘導する。つまり、下支持部62は弾性体65a、65bが誘導されることにより顕微鏡1が配置される面を滑動する。ここで係合するとは、下支持部62を矢印の方向に回転させる力により、下部誘導部68a、68b、68cの端部が上部誘導部67a、67b、67cの端部と接触し、適正な形状(円柱状)に弾性体65a、65bを校正させることをいう。また、底面612は低摩擦にする、例えば、テフロンをコーティングしてもよい。また、低摩擦の樹脂を別部品として用いる場合は、両面テープや、接着剤などにより別部品を固定してもよい。図6では上記コーティング、別部品などを符号613により示している。また、図6に示す下支持部62と図6に示す箇所以外にある下支持部62を、一つずつ回転させることにより弾性体を定位置に誘導してもよい。
図7AのAは、顕微鏡1を設置台3に設置した際に、4つのうち一つの除振機構2a〜2dがずれて、弾性体65a、65bが斜めになり、除振機構2a〜2dの除振性能が劣化している状態を示している。
図7AのAの状態で、作業者が下支持部62を図7AのBに示す上部誘導部67a、67b、67cと下部誘導部68a、68b、68cの位置関係になるまで回転させて、上部誘導部67a、67b、67cと下部誘導部68a、68b、68cを接触させる。つまり、図7AのBの状態に、設置台3の上面を下支持部62が滑り、下支持部62が上支持部61と同心となる校正がされる。その後、図7AのCに示すように、作業者が下支持部62を上部誘導部67a、67b、67cと下部誘導部68a、68b、68cが接触しない位置まで回転させると、顕微鏡1は弾性体65a、65bによってのみ浮上し、除振が開始される。なお、下支持部62の回転時に、弾性体65a、65bは、下支持部62の面611の接触面上を滑ることにより、弾性体65a、65bがねじれることを防いでいる。
ここで、実施例3では上部誘導部67a、67b、67cと下部誘導部68a、68b、68cは3箇所としたが、3箇所にかぎらず下支持部62を回転させた際に、上部誘導部67a、67b、67cと下部誘導部68a、68b、68cが接触する部分と、接触しない部分を持つ形状であればよい。
また、図7AのBと図7AのCの状態を作業者に目視で分かるようにするために、例えば、上支持部61と下支持部62にマークをつけてもよい。例えば、図7Bに示すように顕微鏡1の底部から上支持部61の下部が見えるようにし、上支持部61と下支持部62にマーク71、72、73をつけ、下支持部62を回転させることによって、上支持部61と下支持部62のマーク71とマーク72を一致させ、図7AのBの状態を作業者に目視で分かるようにし、上支持部61と下支持部62のマーク71とマーク73を一致させ、図7AのCの状態を作業者に目視で分かるようにしてもよい。なお、顕微鏡1の底部に上支持部61を全て埋設するときは、顕微鏡側にマーク72、73をつけてもよい。
上記のように構成することにより、精密機器を設置した後でも、簡単な構成で、除振機構の下支持部62を回転させるだけで、弾性体65a、65bの校正ができるため、除振性能の劣化を防止することができる。
(実施例4)
図8を用い実施例4の説明をする。なお、図6、7と同様な箇所は同じ符号を付けて説明する。
図8のA〜Cは、実施例4における図1に示した除振機構2a〜2dの構造を示す図あり、実施例4の除振機構の横断面図とラインA−A’からの縦断面図の一例を示す図である。図8のA〜Cに示す除振機構は、弾性体65a、65b、上支持部81、下支持部82を備えている。実施例4と実施例3の構造の違いは、上部誘導部83a、83b、83cと下部誘導部68a、68b、68cである。
上部誘導部83a、83b、83cの形状は、図8の例では上部69の外周側面から上支持部61の側面66方向に隆起する丸みをおびた形状をし、図6、7に示した下部誘導部68a、68b、68cよりも上方に伸びた形状をしている。例えば、上部誘導部83a、83b、83cは、半球、楕円体の一部であり、誘い込みができる形状である。上部69と弾性体65a、65bの下部とは、例えば、下支持部62の上部69に弾性体65a、65bの外径と隙間ハメアイ寸法になった凹みを設け、弾性体65a、65bの下部の面は下支持部62の上部69の面611の上に載せてあり、固定はされていない。
ここで、実施例4では上部誘導部83a、83b、83cと下部誘導部68a、68b、68cは3箇所としたが、3箇所にかぎらず下支持部62を回転させた際に、上部誘導部83a、83b、83cと下部誘導部68a、68b、68cが接触する部分と、接触しない部分を持つ形状であればよい。
図8のAの状態は、作業者が顕微鏡1を持ち上げ、設置台3に設置する前の状態を示している。図8のAの状態は、4つの除振機構2a〜2dは、顕微鏡1の荷重が弾性体65a、65bに掛かっていない状態であり、上部誘導部83a、83b、83cに下部誘導部68a、68b、68cが接触している。すなわち、下支持部82が上支持部81と同心になるように校正されている状態になる。
図8のAの状態から、作業者が顕微鏡1を設置台3に設置すると、顕微鏡1の荷重が弾性体65a、65bに掛かることで、上部誘導部83a、83b、83cが下部誘導部68a、68b、68cに接触しながら荷重方向に移動する。それとともに、弾性体65a、65bが荷重方向に縮み、抜け防止部610と下部64の距離が接近し、図8のBの状態になる。すなわち、下支持部82が上支持部81と同心となるように、弾性体65a、65bが校正された状態を維持する。
図8のBの状態から、作業者が下支持部82を図8のCの状態に、上部誘導部83a、83b、83cに下部誘導部68a、68b、68cが接触しない位置まで回転させると、顕微鏡1は、弾性体65a、65bによって浮上し、除振が開始される。
また、図8のA、Bと図8のCの状態を作業者に目視で分かるようにするために、例えば、上支持部81と下支持部82に目印をつけてもよい。
また、顕微鏡1を使用中に上記校正が崩れた場合は、実施例3で説明したように校正をすることで、除振性能を戻すことができる。
上記のように簡単な構成で、精密機器設置後まで、弾性体65a、65bの校正が維持されるため、除振性能の劣化を防止することができる。
(実施例5)
図9のA、Bは、実施例5における図1に示した除振機構2a〜2dの構造を示す図あり、実施例5の除振機構の横断面図と縦断面図の一例を示す図である。図9のA、Bは実施例1の図2に示した除振機構の下支持部6の下に、さらに円柱形状の校正マーク部90が設けられている。校正マーク部90の上面93と下支持部6の底面は同心となるように固定する。例えば、ビスにより固定してもよいし接着剤やワイヤーなどを用いてもよい。
また、校正マーク部90の上面にはドーナツ状の校正マーク91を備え、この校正マーク91を目安に作業者は弾性体21a、21bが正常な状態であるか否かを判定する。
また、校正マーク部90の底面94は低摩擦にする(滑動部22と同様)。例えば、テフロンをコーティングしてもよい。また、低摩擦の樹脂を別部品として用いる場合は、両面テープや、接着剤などにより別部品を固定してもよい。図9では上記コーティング、別部品などを符号95により示している。
図9のAの状態は、顕微鏡1の荷重が弾性体21a、21bに掛かった正常に除振されている状態である。図9のBの状態は、図9の顕微鏡1を設置台3に設置した際に、4つのうち一つの除振機構が、顕微鏡1の下支持部6がずれて、弾性体21a、21bが斜めになり、除振機構の除振性能が劣化している状態を示している。
図9のBの状態で、作業者は、下支持部6の表面に印刷または彫られた校正マーク91の円内に、上支持部5の外形が入るように下支持部6を移動させ、下支持部6が上支持部5と同心となる位置に校正する。すなわち、弾性体21a、21bの除振性能が劣化しない位置に校正される。図10に示す図は図9のA、Bで説明した除振機構の取り付け位置の一例を示す上面図である。例えば、顕微鏡1の底部4の角に校正マーク91が上方向から確認できるように配置する。
上記のように、精密機器設置後に簡単な構成で、校正マークを指標にして弾性体21a、21bの校正ができる。
また、実施例1〜5によれば、高価な設置台がいらないため、精密機器を含む装置のコストを安価に抑えることができる。
また、除振機構の底部と接触する設置台3の部分に、低摩擦の材料でできたシートを置いて滑りを良くしてもよい。また、図9の上支持部、下支持部にはテーパ(誘導部)が設けられているが、なくてもよい。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 顕微鏡、
2a、2b、2c、2d 除振機構、
3 設置台、 4 底部、
5 上支持部、
6 下支持部、
21a、21b 弾性体、
22 滑動部、
24 穴、 24a 上部 24b 上面部、
25 内部側面、 26 上面、
27 底面、 28 傾斜部 29 側面、
41 上支持部、
42 下支持部、
43 弾性体、
44 穴、 44a 上部、 44b 上面部、
45 内部側面、 46 傾斜部、
47 上面、 48 上部、 49 傾斜部、
411 中部、 412 下部、
61 上支持部、
62 下支持部、
63 穴、 63a 上部、 63b 上面部、
64 下部、
65a、65b 弾性体、
66 側面、
67a、67b、67c 上部誘導部、
68a、68b、68c 下部誘導部、
69 上部、
610 抜け防止部、
611 面、 612 底面、 614 中部、
71、72、73 マーク、
81 上支持部、
82 下支持部、
83a、83b、83c 上部誘導部、
90 校正マーク部、 91 校正マーク、
93 上面、 94 底面、

Claims (11)

  1. 精密機器の底部に設けられる除振機構であって、
    前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、
    前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有し、前記側面に上部誘導部を備える上支持部と、
    前記弾性体の下部に固定され、前記精密機器を荷重方向に押すことにより前記上部誘導部と係合して前記弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備え、前記弾性体が誘導されることにより前記精密機器が設置される面を滑動する下支持部と、
    を備えることを特徴とする除振機構。
  2. 前記上部誘導部は前記側面に傾斜を有し、
    前記下部誘導部は、前記上部誘導部の傾斜と接触して前記弾性体を定位置に誘導する傾斜を有することを特徴とする請求項1に記載の除振機構。
  3. 前記弾性体は、固有値の異なる弾性体を複数組み合わせることを特徴とする請求項1または2に記載の除振機構。
  4. 精密機器の底部に設けられる除振機構であって、
    前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、
    前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有し、前記側面の底部に上部誘導部を備える上支持部と、
    前記弾性体の下部に固定され、前記精密機器を上方向に持ち上げることにより前記上部誘導部と係合して前記弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備える下支持部と、
    を備えることを特徴とする除振機構。
  5. 前記上部誘導部は前記側面に傾斜を有し、
    前記下部誘導部は、前記上部誘導部の傾斜と接触して前記弾性体を定位置に誘導する傾斜を有することを特徴とする請求項4に記載の除振機構。
  6. 精密機器の底部に設けられる除振機構であって、
    前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、
    前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有し、前記側面に上部誘導部を備える上支持部と、
    前記弾性体の下部に載せ、回転することにより前記上部誘導部と係合して前記弾性体を定位置に誘導する下部誘導部を備え、前記弾性体が誘導されることにより前記精密機器が設置される面を滑動する下支持部と、
    を備えることを特徴とする除振機構。
  7. 前記上部誘導部は前記側面に前記弾性体の方向に隆起して丸みをおびた凸部を有し、
    前記下部誘導部は、前記上部誘導部と接触して前記弾性体を定位置に誘導する前記側面の方向に隆起して丸みをおびた凸部を有することを特徴とする請求項6に記載の除振機構。
  8. 前記弾性体は、固有値の異なる弾性体を複数組み合わせることを特徴とする請求項6または7に記載の除振機構。
  9. 前記上部誘導部は前記側面に前記弾性体の方向に隆起して丸みをおびた凸部を、上方向に伸ばした形状を有し、
    前記下部誘導部は、前記上部誘導部と接触して前記弾性体を定位置に誘導する前記側面の方向に隆起して丸みをおびた凸部を有することを特徴とする請求項6に記載の除振機構。
  10. 前記弾性体は、固有値の異なる弾性体を複数組み合わせることを特徴とする請求項9の除振機構。
  11. 精密機器の底部に設けられる除振機構であって、
    前記精密機器の振動を減衰させる弾性体と、
    前記弾性体を上部に固定し、前記弾性体と側面との間に前記弾性体が揺動可能な隙間を有する上支持部と、
    前記弾性体の下部に固定された下部支持部を備え、前記上支持部と前記下支持部が相対的に移動するとともに、上支持部と下支持部の少なくともどちらか一方に前記弾性体の校正マークを備える
    ことを特徴とする除振機構。
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