JP2011016769A - 農業用資材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 イチゴ炭疽病を初めとする炭疽病の予防に有用な微生物及びそのような微生物を利用した農業用資材の開発。
【解決手段】 ストレプトマイセス・シンナモネウス、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカス及びストレプトマイセス・スペイボナエからなる群から選択される少なくとも一種の微生物を含有することを特徴とする農業用資材を使用する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、イチゴ炭疽病等の果樹類炭疽病やその他の炭疽病を予防するために有用な農業用資材に関する。
イチゴ栽培における重要な病害として、炭疽病が挙げられる。イチゴ炭疽病は、その原因菌である糸状菌、具体的にはColletotrichum gloeosporioidesやColletotrichum acutatum、に感染した株から隣接した健全株に、風雨や潅水によって伝染する。そして、葉面等に病斑が形成され、その病斑上には鮭肉色の胞子塊が形成される。胞子はランナーを伝う水滴を介して親株から子苗に伝染する。また、病原菌は、罹病枯死株の葉柄やクラウン部の残渣で約8ヶ月生存することができるため、罹病枯死株を放置しておくと、土壌を介した原因菌の伝染も生じる。さらに、感染しても直ぐには病斑が生じない場合があるので、そのような潜在感染株を親株として定植すると、そのランナーや子苗に炭疽病が伝藩する。
イチゴ炭素病の予防のため、従来は、健全な親株の確保、雨よけをした施設内での親株の管理、根元への潅水、施設の風通しをよくする等の措置に加え、農薬の予防散布が行われていた。しかし、このような予防措置は、複数の農薬を交互に適切な時期に散布しなければならない等、非常に手間のかかるものであった。
一方、農薬の使用量を減らして健全な土壌を取り戻すという観点から、病気の原因菌に対して拮抗作用を有する微生物を利用した病害防除方法やそのような微生物を利用した農業用資材が提案されている。
例えば特許文献1には、イチゴ炭そ病菌に対して拮抗作用を有する、タラロマイセス・フラバス及びケトミウム・アウレウムが開示されている。また、特許文献2には、ストレプトマイセス菌を利用した果樹類炭疽病の生物防除法が開示されている。さらに、特許文献3には、植物体にペニシリウム・ワックスマニの菌株を含有する植物病害防除剤が開示されている。このように、炭疽病の予防に有用な微生物が知られているが、さらに、炭疽病の予防に有用な微生物が提案されることが望ましい。
また、特許文献2には、果樹類炭疽病の防除に有用な微生物の培養液にキチンを加えることが、特許文献4には、放線菌、糸状菌、乳酸菌、光合成菌等の有用微生物と、キチン又はキトサンを生成する物質と、無機材料とを含む、イチゴ炭ソ病等の予防に有用な土壌改良材が開示されている。
特開平10−229872 特開2003−286119 特開2005−278526 特開2002−180047
上記のように、イチゴ炭疽病を初めとする炭疽病の予防に有用な微生物及びそのような微生物を利用した農業用資材が開示されている。しかし、さらに炭疽病の予防に有用な微生物を探索し、そのような微生物を利用した農業用資材を提供することは、炭素病防除技術の豊富化という点で、大いに意義のあることである。また、微生物を利用した農業用資材の利用によって、化学農薬の使用が不要となり又はその使用量の低減を図ることができれば、土壌が健全化され、且つ、化学農薬の散布によって従来は生じていた河川、地下水を含む環境や生態系の回復も図れる。
本発明者等は、イチゴ炭疽病の予防に有用な微生物を求めて鋭意研究し、その結果、ストレプトマイセス属の放線菌3種を取得、同定することに成功した。そして、それら3種の放線菌のいずれか1種以上を含有してなる農業用資材であって、イチゴ炭疽病の予防効果に優れる資材に関する本発明を完成させた。
即ち、本発明は、ストレプトマイセス・シンナモネウス(Streptomyces cinnamoneus)、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカス(Streptomyces fumigatiscleroticus)及びストレプトマイセス・スペイボナエ(Streptomyces speibonae)からなる群から選択される少なくとも一種の微生物を含有することを特徴とする農業用資材に関する。
ストレプトマイセス・シンナモネウスがL29株であり、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスがB22株であり、ストレプトマイセス・スペイボナエがSS3株であることが好ましい。これらは、平成21年5月28日に、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センター(〒292−0818千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8)に寄託された。受領番号は、ストレプトマイセス・シンナモネウスL29株がNITE P−765、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株がNITE P−766、ストレプトマイセス・スペイボナエSS3株がNITE P−767である。
ストレプトマイセス・シンナモネウス、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカス及びストレプトマイセス・スペイボナエからなる群から選択される少なくとも一種の微生物が、キノコ栽培廃菌床、キノコ廃材及びキノコエキス抽出粕からなる群から選択される少なくとも一種の存在下で培養されたものであり、培養に使用したキノコ栽培廃菌床、キノコ廃材及びキノコエキス抽出粕からなる群から選択される少なくとも一種をも含有する農業用資材も、本発明に包含される。
本発明により、イチゴ炭疽病等の果樹類炭疽病やその他の炭疽病を予防するために有用な農業用資材が提供される。その結果、イチゴ等の果実の収量及び品質が高まる。
また、本発明に係る農業用資材の使用によって、化学農薬の使用が不要となり又はその使用量の低減が図れれば、土壌や生態系を含む自然環境が、回復され又は健全化される。
初めに、本発明の農業用資材に含有される微生物について説明する。
(1)ストレプトマイセス・シンナモネウスL29株
この微生物は、土壌放線菌のライブラリーから、抗イチゴ炭疽病菌活性を示す放線菌を探索することによって得られた。その概要は、次の通りである。
(第一の試験) 土壌放線菌を、シャーレ内のPDA(ポテト・デキストロース寒天)培地の中央に直線状に塗擦し、37℃にて7日間培養する。次いで、600nmにおける吸光度が0.8乃至1.0となるように、滅菌水に懸濁させてなる炭疽菌胞子の懸濁液を、土壌放線菌の塗擦線の左右にスポットする。この状態で、30℃にて7日間培養する。炭疽菌が存在しても十分に増殖した株を選択する。
(第二の試験) 選択された各々の株の菌体を、600nmにおける吸光度が0.5乃至0.6となるように、滅菌水に懸濁させ、懸濁液を得る。これをイチゴの葉にスプレーし、1時間風乾させ、次いで25℃の暗所に一夜放置する。次いで、前記炭疽菌胞子の懸濁液をイチゴの葉にスプレーし、25℃の暗所に7日間放置する。
下記式にしたがって罹患率を求める。
罹患率(%)=病変した面積(cm)/葉の面積(cm)×100
罹患率の低かった株を、トリプトケース ソイ ブロス(TSB培地)で、37℃、好気条件下で純粋培養する。
(2)ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株
この微生物も、土壌放線菌のライブラリーから、抗イチゴ炭疽病菌活性を示す放線菌を探索することによって得られた。その概要は、(1)ストレプトマイセス・シンナモネウスと同様である。
(3)ストレプトマイセス・スペイボナエSS3株
この微生物は、イチゴ及び根圏土壌から分離した。その方法の概要は、次の通りである。
シャーレ中に、フミン酸−ビタミン(HV)寒天培地、スターチ−カゼイン培地、水道水−イースト抽出物培地及び水−寒天培地を形成する。試料がイチゴ(葉、茎、根)の場合には、試料を寒天培地上に置き、エタノールとNaOClで消毒した後、30℃にて30日間培養する。試料が土壌の場合には、土壌を水に懸濁させてなる試料を寒天培地上に塗擦し、30℃にて30日間培養する。
培養後に得られた各コロニーから釣菌し、TSBで、30℃にて好気条件下で純粋培養する。それらの菌について、(1)に記載した二種類の試験を行い、第二の試験で罹患率の低かった株を、TSBで、30℃にて好気条件下で純粋培養する。
上記の方法で選別した放線菌3種について、クロモゾームDNAからPCR法によってDNAを増殖させ、16S rDNA配列を求め、公知の放線菌の配列と比較することにより、それらの属する種を決定した。放線菌L29株の16S rDNAは、配列表の配列番号1に記載のとおりであり、これは、公知のストレプトマイセス・シンナモネウスの配列と100%一致した。放線菌B22株の16S rDNAは、配列表の配列番号2に記載のとおりであり、これは、公知のストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスの配列と99.31%一致した。放線菌SS3株の16S rDNAは、配列表の配列番号3に記載のとおりであり、これは、公知のストレプトマイセス・スペイボナエの配列と99.86%一致した。
本発明において、農業用資材とは、土壌改良材、堆肥、有機質肥料、液体肥料、固型肥料、葉面散布剤、土壌灌注剤、培土等をいう。
本発明の農業用資材は、ストレプトマイセス・シンナモネウス、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカス及びストレプトマイセス・スペイボナエからなる群から選択される少なくとも一種の微生物を含有し、炭疽病の予防に有効であればよい。他の原材料の併用の有無は、特に限定されない。
上記少なくとも一種の微生物は、各々について又は共存状態で、菌体が増殖可能な培地及び条件で培養されたもの、即ち培養物を用いることが好ましく、培養により十分に胞子が形成された培養物を用いることがさらに好ましい。また、放線菌類の培養を促進する効果のあるキチンの存在下において培養されたものであることが好ましい。
上記少なくとも一種の微生物の保存に使用する培地は、そのような微生物の保存に適する限り特に限定されないが、例と挙げると次の通りである。
(菌株保存用傾斜培地)
ポリペプトン 17 g
大豆ペプトン 3 g
塩化ナトリウム 5 g
リン酸二水素カリウム 2.5g
グルコース 11 g
寒天 18 g
蒸留水 バランス
全量 1000 ml
pH 7.3
また、上記少なくとも一種の微生物の保存培養方法も、適切に保存することができる限り特に限定されないが、一例を挙げると次の通りである。
(i)加温溶解した保存用培地を試験管に入れ、殺菌する。
(ii)培地を斜面上に固化させ、一白金耳量の微生物をストリークする。
(iii)30℃にて7日間培養後、室温保存する。
なお、定期的に、例えば3乃至6ヶ月毎に、植え継ぎをすることが好ましい。
上記少なくとも一種の微生物の培養に使用する培地は、適切に培養が行える限り特に限定されないが、例と挙げると次の通りである。
(液体培養用培地)
ポリペプトン 17 g
大豆ペプトン 3 g
塩化ナトリウム 5 g
リン酸二水素カリウム 2.5g
グルコース 11 g
蒸留水 バランス
全量 1000 ml
pH 7.3
(固体培養用培地)
例1:
キノコ栽培廃菌床又はキノコ廃材 1kg
バーク堆肥 1kg
米糠 1kg
水道水 300ml
例2:
キノコエキス抽出粕 6 kg
フスマ 0.3 kg
大豆粉 0.05kg
例3:
キノコエキス抽出粕 7 kg
フスマ 0.35kg
トウモロコシ糠 0.02kg
大豆粉 0.04kg
例4:
キノコ栽培廃菌床又はキノコ廃材 3 kg
キノコエキス抽出粕 3 kg
米糠 0.4kg
固体培養用培地に使用される「キノコ栽培廃菌床」とは、マイタケ等の人工栽培キノコの栽培に使用されたあとに残存した廃菌床のことであり、「キノコエキス抽出粕」とは、キノコの子実体や菌糸体から有用成分を抽出(例えば熱水抽出)した後に残存した粕をいう。また、「キノコ廃材」とは、傘の割れたキノコやキノコ屑、いしずき等をいう。
上記少なくとも一種の微生物の培養方法も、適切に培養することができる限り特に限定されないが、例を挙げると次の通りである。
(液体培養)
(i)培地を三角フラスコに入れ、殺菌し、冷却する。
(ii)保存菌株(例えば5mm×5mmに切断したもの)を接種する。
(iii)30℃、120rpmにて培養を行う。
(固体培養)
(i)固体培地をフラスコに入れ、121℃にて20分間、殺菌を行う。
(ii)40℃以下まで冷却された後、保存菌株(例えば5mm×5mmに切断したもの)を接種する。
(iii)30℃にて培養を行う。
(iv)培養4日目に、振とうによって固体培地の塊を崩し、さらに培養を続ける。
なお、大量に培養する場合には、保存されていた菌株を直接使用するのではなく、先ずは上記の方法で液体培養を行い、その培養物すべてを、大量の液体培地に接種して培養したり、先ずは上記の方法で固体培養を行い、その培養物を、大量の固体培地に接種して培養を行うのがよい。
本発明に係る微生物は、キチン又はキトサンの存在下で培養することが好ましい。キチンやキトサンは、本発明に係る微生物の増殖を活性化させる。キチンやキトサンは、培地中にそれらを直接混合すればよい。あるいは、培養時にキチンやキトサンを生成する物質、例えばカニ殻を使用したり、キチンを含有するキノコ栽培廃菌床、キノコ廃材、キノコエキス抽出粕を培地の一部として使用することにより、本発明に係る微生物を、キチン又はキトサンの存在下で培養することができる。
本発明の農業用資材は、先に述べたように、ストレプトマイセス・シンナモネウス、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカス及びストレプトマイセス・スペイボナエからなる群から選択される少なくとも一種の微生物を含有するものであり、他の成分、材料の有無は問わない。例えば本発明に係る微生物が液体培養された場合には、当該微生物のみを集菌し、乾燥する等により、微生物と若干の水分を主成分とする農業用資材とすることができ、あるいは微生物と何らかの添加剤(賦形剤や造粒剤等)とを含む農業用資材とすることもできる。
固体培養がなされた場合には、固体培養に使用した培地成分をも含む農業用資材とすることができる。即ち、上記微生物を、キノコ栽培廃菌床を含有する固体培地で培養した場合には、本発明に係る農業用資材は、キノコ栽培廃菌床を含有するものであってよい。また、上記微生物を、キノコエキス抽出粕を含有する固体培地で培養した場合には、本発明に係る農業用資材は、キノコエキス抽出粕を含有するものであってよい。さらに、キノコ廃材を含有する固体培地も使用することができ、そのような固体培地で培養した場合には、本発明に係る農業用資材は、キノコ廃材を含有するものであってよい。
本発明の農業用資材は、さらに、一般的な土壌改良材、堆肥、液体肥料(水和剤を含む)、固体肥料、培土等に使用されている材料、例えばバーク堆肥;バーミキュライト、イソライト、パーライト、ゼオライト、ベントナイト、活性炭等の無機材料;赤玉土、焼成赤玉土、鹿沼土、黒ボク土、腐葉土等の土類;藁、パルプ、油かす、魚かす、骨粉等の有機材料;界面活性剤等も含有していてもよいし、これらの材料とともに使用されてもよい。
本発明の農業用資材は、通常の微生物資材の施用と同様に使用すればよい。例えば本発明の農業用資材が液体肥料である場合には、適当な濃度に希釈したものを、葉面散布し、潅注し、又は苗の根部の浸漬液として使用し、あるいは土壌や養液に添加、混合して使用する。また、農業用資材が固体である場合には、作物の栽培に使用する土に、適当量の本発明の農業用資材を混合する。
本発明の農業用資材の使用量は、施用方法及び施用時期等によって異なる。例えば液体肥料を希釈して葉面散布する場合、その希釈された液体中における微生物の菌体濃度は、
10乃至10cfu/ml程度であり、施用量は1〜50l/a(アール)程度である。また、本発明の農業用資材が土壌改良材等の固形製剤である場合には、微生物の菌体濃度は、10乃至10cfu/苗1株(20〜200g)程度であることが好ましい。
施用時期も特に限定されず、播種時、原苗期、仮植期、定植期、定植後のいずれでもよいが、炭疽病は予防が肝心であるという観点からは、1乃至3ヶ月に一度は施用することが好ましい。本発明の農業用資材を使用するのみでも、炭疽病を予防することができるが、必要であれば、化学農薬も併用してもよい。
本発明の農業用資材は、イチゴ炭疽病等の果樹類炭疽病やその他の炭疽病の予防に有用であるが、そのほか、フザリウム等による感染病等に対しても有効である。
以下に、実施例により、本発明を具体的に説明する。
(実施例1)微生物の液体培地での大量培養
ストレプトマイセス・シンナモネウスL29株、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株及びストレプトマイセス・スペイボナエSS3株の各々について、下記の方法で液体培養を行った。
(1)液体培地
ポリペプトン 17 g
大豆ペプトン 3 g
塩化ナトリウム 5 g
リン酸二水素カリウム 2.5g
グルコース 11 g
蒸留水 バランス
全量 1000 ml
pH 7.3
(2)培養方法
(i)液体培地150mlを500ml容の三角フラスコに入れ、殺菌し、冷却した。
(ii)保存菌株(5mm×5mmに切断したもの)を接種した。
(iii)30℃、120rpmにて、5日間培養を行った。
(3)大量培養方法
(i)液体培地1リットルを5リットル容の三角フラスコに入れ、殺菌し、冷却した。
(ii)(2)で培養した培養物すべてを加えた。
(iii)30℃、120rpmにて、5日間培養を行った。
上記3種の放線菌について、いずれも、10cfu/mlの培養物が得られた。なお、菌数は、希釈平板培養法により測定した(実施例4(4)を参照のこと)。
(実施例2)微生物の固体培地での大量培養
ストレプトマイセス・シンナモネウスL29株、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスのB22株及びストレプトマイセス・スペイボナエSS3株の各々について、下記の方法で固体培養を行った。
(1)固体培地
(1−1)発明例
マイタケ菌床栽培廃菌床、マイタケ廃材、マイタケ熱水抽出粕又は姫マツタケ熱水抽出粕 1kg
バーク堆肥 1kg
米糠 1kg
水道水 300ml
(1−2)比較例
オガ粉(マイタケ栽培用に用いている広葉樹)又はコーンコブ 1kg
バーク堆肥 1kg
米糠 1kg
水道水 300ml
(2)培養方法
(i)固体培地100gを500ml容のフラスコに入れ、121℃にて20分間、殺菌を行った。
(ii)40℃以下まで冷却した後、保存菌株(5mm×5mmに切断したもの)を接種した。
(iii)30℃にて培養を行った。
(iv)培養4日目に、振とうによって固体培地の塊を崩した。
(v)固体培地の塊を崩した後、5日間又は7日間培養し、希釈平板培養法により放線菌の菌数を測定した(実施例4(4)を参照のこと)。結果を表1に示す。
Figure 2011016769
(3)大量培養方法
(i)固体培地1.5kgを、ポリプロピレン製フィルター付きの培養袋(サンバック;三富産業株式会社製)に入れ、121℃にて20分間、殺菌を行った。
(ii)40℃以下まで冷却した後、(2)で培養した固体培養物少量を接種した。
(iii)30℃にて培養を行った。
培養14日で、袋内に菌体が蔓延し、生菌数が108〜10cfu/gの培養物が得られた。
(実施例3)イチゴ炭疽病の抑制試験
実施例1で調製した液体培養物(本発明の農業用資材)を用い、イチゴ炭疽病の発生抑制効果を検証した。イチゴ炭疽病汚染土は、イチゴ炭疽病が発生している農地で採取した。実験は、静岡県静岡市で行った。
(1)施用方法
液体培養物40mlを0.5リットルのバーミキュライトに吸収させた。これを5リットルのバーク堆肥と混合した。このようにして得られた堆肥を、炭疽病汚染土と混合した(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))。堆肥と炭疽病汚染土とを混合してなる土を、親株栽培用に使用した。栽培途中で、実施例1で調製した液体培養物を使用することはなかった。なお、無処理区では、液体培養物とバーミキュライトは使用しなかった。
(2)試験区
[無処理区(対照)] バーク堆肥と炭疽病汚染土との混合物(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))を使用した。
[バーミキュライト−シンナモネウス処理区] (1)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・シンナモネウスL29株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[バーミキュライト−フミガチスクレロチカス処理区] (1)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[バーミキュライト−スペイボナエ処理区] (1)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・スペイボナエSS3株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
(3)栽培方法
イチゴの品種は、紅ほっぺであった。各試験区の親株は9株であり、一つのプランタ(25リットル容)には3株を植えた。植え付けから試験終了までの日程は、次の通りであった。実施場所は、静岡県静岡市であった。
2008年 3月24日: 親株植え付け
4月 2日: ダニ防除
5月26日: ダニ防除
6月 6日: ランナーは6月6日まで摘除、以後、放任(ポット受けせず)
10月31日: 試験終了
なお、親株は、毎週金曜日に葉数4枚に調整した。
9月8日と10月6日に、親株の状態を調べ、親株における炭疽病発病率を求めた。結果を表2に示す。
Figure 2011016769
(実施例4)イチゴ栽培土壌の微生物数の推移
実施例1で調製した液体培養物(本発明の農業用資材)を用い、イチゴを栽培し、その栽培土壌中の微生物数の推移を検証した。
(1)施用方法
(1−1)液体培養物40mlを0.5リットルのバーミキュライトに吸収させた。これを5リットルのバーク堆肥と混合した。このようにして得られた堆肥を、炭疽病汚染土と混合した(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))。堆肥と炭疽病汚染土とを混合してなる土を、親株栽培用に使用した。栽培途中で、実施例1で調製した液体培養物を使用することはなかった。
(1−2)液体培養物40mlを0.5リットルのイソライトに吸収させた。これを5リットルのバーク堆肥と混合した。このようにして得られた堆肥を、炭疽病汚染土と混合した(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))。堆肥と炭疽病汚染土とを混合してなる土を、親株栽培用に使用した。栽培途中で、実施例1で調製した液体培養物を使用することはなかった。
(1−3)炭疽病汚染土を5リットルのバーク堆肥と混合した(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))。堆肥と炭疽病汚染土とを混合してなる土を、親株栽培用に使用した。栽培途中で随時、生物農薬のバイオトラスト水和剤を、処方に従い葉面散布した(参照例)。
(1−4)液体培養物40mlを0.5リットルのバーミキュライトに吸収させた。これを5リットルのバーク堆肥と混合した。このようにして得られた堆肥を、健全土と混合した(堆肥:健全土=5:18(容量比率))。堆肥と健全土とを混合してなる土を、親株栽培用に使用した。栽培途中で、実施例1で調製した液体培養物を使用することはなかった。
(2)試験区
(汚染土)
[無処理区(対照)] バーク堆肥と炭疽病汚染土との混合物(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))を使用した。
[バーミキュライト−シンナモネウス処理区] (1−1)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・シンナモネウスL29株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[バーミキュライト−フミガチスクレロチカス処理区] (1−1)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[バーミキュライト−スペイボナエ処理区] (1−1)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・スペイボナエSS3株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[イソライト−シンナモネウス処理区] (1−2)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・シンナモネウスL29株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[イソライト−フミガチスクレロチカス処理区] (1−2)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[イソライト−スペイボナエ処理区] (1−2)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・スペイボナエSS3株)と炭疽病汚染土との混合物を使用した。
[イソライト−バイオトラスト処理区] (1−3)に記載したように、堆肥と炭疽病汚染土との混合物を使用し、バイオトラスト水和剤を葉面散布した(参照例)。
(健全土)
[バーミキュライト−シンナモネウス処理区] (1−4)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・シンナモネウスL29株)と健全土との混合物を使用した。
[バーミキュライト−フミガチスクレロチカス処理区] (1−4)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスB22株)と健全土との混合物を使用した。
[バーミキュライト−スペイボナエ処理区] (1−4)で調製した堆肥(但し、微生物はストレプトマイセス・スペイボナエSS3株)と健全土との混合物を使用した。
(3)栽培方法
イチゴの品種は、紅ほっぺであった。汚染土の試験区中、無処理区(対照)とバーミキュライトを使用した処理区(試験区)とバイオトラストを使用した処理区(参照)の親株数は各々9株であり、その他の各試験区の親株数は3株であった。一つのプランタ(25リットル容)には3株を植えた。植え付けから試験終了までの日程は、実施例3と同様であった。
(4)放線菌、糸状菌及び細菌の数の調査
6月17日、7月29日、8月27日及び10月6日に親株の栽培土壌を採取し、放線菌、糸状菌及び細菌の数を数えた。放線菌、糸状菌及び細菌の数の数え方は、次の通りであった。
(4−1)土壌中の菌の培養方法
(i)生土10gに無菌水90mlを加え、往復振とう機で15分間振とうし、振とう後のものを一次希釈液(10倍希釈試料懸濁液)とした。
(ii)これをよく攪拌後、殺菌したチップ付きマイクロピペットで1ml取り、9mlの無菌水に入れ、これを二次希釈液(100倍希釈試料懸濁液)とした。
(iii)以下同様にして、六乃至八次希釈(1,000,000乃至100,000,000倍希釈試料懸濁液)まで調整した。
(iv)滅菌シャーレ3枚に希釈試料懸濁液(コロニー数が20乃至200個程度になる希釈試料懸濁液を用いた)を1mlずつ入れ、ここに50℃前後に保温した培地を約20mlずつ分注した。
(v)培地が固まった後、30℃にて3日間(放線菌、細菌の場合)又は2日間(糸状菌の場合)培養した。
(vi)培地上に出現したコロニー数を計測し、希釈倍率から、土壌1g当たりの微生物数(コロニー数)を算出した。
(4−2)培地組成
(4−2−1)放線菌数の計測に用いた培地
腐植酸(フミン酸ナトリウム) 1 g(0.2N苛性ソーダ10mlに溶解)
硫酸マグネシウム(7水塩) 0.05g
リン酸二水素ナトリウム 0.5 g
塩化カリウム 1.7 g
硫酸第一鉄(7水塩) 0.01g
炭酸カルシウム 0.02g
寒天 18 g
蒸留水 バランス
全量 1000 ml
pH 7.2
上記の培地1000mlに、さらに、シクロヘキシミド(ろ過滅菌したもの)50mgとビタミン混合物(ろ過滅菌したもの;チアミン塩酸塩0.5mg、リボフラビン0.5mg、ナイアシン(ニコチン)0.5mg、塩酸ピリドキシン0.5mg、イノシトール0.5mg、パントテン酸カルシウム0.5mg、パラアミノ安息香酸0.5mg、ビオチン0.25mg)とを加えた。
(4−2−2)糸状菌数の計測に用いた培地
グルコース 10 g
リン酸一カリウム 1 g
硫酸マグネシウム(7水塩) 0.5 g
ペプトン 5 g
ローズベンガル 0.0033g
(水300mlに1gのローズベンガルを溶かし、培地1Lに対して10ml添加)
寒天 20 g
蒸留水 バランス
全量 1000 ml
pH 6.8
(4−2−3)細菌数の計測に用いた培地
グルコース 1 g
リン酸一カリウム 0.2 g
硫酸マグネシウム(7水塩) 0.2 g
リン酸二カリウム 0.3 g
酵母エキス 1 g
寒天 15 g
蒸留水 バランス
全量 1000 ml
pH 6.8
各試験区における放線菌、細菌及び糸状菌の数を表3に、各試験区における放線菌/糸状菌数(以下、「A/F値」という)と細菌数/糸状菌数(以下、「B/F値」という)とを表4に、汚染土無処理区(対照)の糸状菌数に対する各処理区の糸状菌数の割合を表5に、汚染土無処理区(対照)のB/F値に対する各処理区のB/F値の割合を表6に、汚染土無処理区(対照)のA/F値に対する各処理区のA/F値の割合を表7に示す。
Figure 2011016769
Figure 2011016769
Figure 2011016769
Figure 2011016769
Figure 2011016769
表3乃至7に示す結果から明らかなように、本発明の農業用資材を使用することにより、健全土、汚染土共に、糸状菌数は減少する傾向にあり、また、B/F値及びA/F値も高まる傾向にあった。即ち、本発明の農業用資材が土壌中の微生物のバランスを整え、炭疽病を予防できることが明らかとなった。
(5)親株及びランナーの枯死の調査
9月5日に、個々のイチゴ親株及びランナーの状況を目視観察し、健全なものと枯死したものとを数え、枯死率を算出した。結果を表8に示す。
Figure 2011016769
表8から明らかなように、本発明の農業用資材を用いることにより、イチゴの親株及びランナーの枯死率は、大きく低減された。
(実施例5)イチゴ栽培土壌への放線菌の添加によるイチゴの品質向上及び生長促進効果と、土壌物性の改善効果に関する実験
汚染土壌においてイチゴを栽培し、実施例1で調製した液体培養物(本発明の農業用資材)を用いた場合と用いない場合とで、イチゴの品質や土壌物性に差異が見られるか否かを検討した。
(1)施用方法
(1−1)放線菌処理区
各放線菌の液体培養物40mlを、0.5リットルのバーミキュライトに吸収させた。これを5リットルのバーク堆肥と混合した。このようにして得られた堆肥を、炭疽病汚染土と混合した(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))。堆肥と汚染土とを混合してなる土を、親株栽培用に使用した。栽培途中で、実施例1で調製した液体培養物を使用することはなかった。
(1−2)無処理区(対照)
親株栽培用に、バーク堆肥と炭疽病汚染土との混合物(堆肥:炭疽病汚染土=5:18(容量比率))を使用したこと以外は、放線菌処理区と同様であった。
(2)栽培方法
イチゴの品種は、紅ほっぺであった。各試験区の親株は9株であり、一つのプランタ(25リットル容)には3株を植えた。植え付けから試験終了までの日程は、次の通りであった。実施場所は、静岡県静岡市であった。
2008年 3月24日: 親株植え付け(屋外)
4月 2日: ダニ防除
5月26日: ダニ防除
6月 6日: ランナーは6月6日まで摘除、以後、放任(ポット受けせず)
11月5日: 屋外での試験終了。ランナーを摘除し、以降は屋内(温室)にて栽培試験を継続。
2009年 1月23日: 第1回収量・品質試験
2月25日: 第2回収量・品質試験
3月27日: 第3回収量・品質試験
3月30日: 苗の生長試験及び土壌物性試験、試験終了
(3)イチゴの品質の試験
(3−1)糖度及び酸度
放線菌処理区及び無処理区のそれぞれから、約20gの果実5個をとり、果汁を絞った。その果汁を使用し、ATAGO製デジタル屈折糖度計でブリックス糖度を測定した。また、クエン酸に換算した酸度を、果汁を0.1規定苛性ソーダで中和することによって求めた。2009年1月23日、2月25日及び3月27日に果実を収穫して試験を行った。3回の試験の平均値を、表9に示す。
Figure 2011016769
表9から明らかなように、放線菌処理区のイチゴは、無処理区のイチゴと比べ、糖度がやや高まり、酸度が低下し、甘み指標の糖度/酸度比が著しく改善された。
(3−2)官能試験
イチゴ果実の果皮色と果肉色を、5点法(最もよい場合が5点、最も悪い場合が1点)で評価した。2009年1月23日、2月25日及び3月27日に果実を収穫して試験を行った。3回の試験の平均値を、表10に示す。
Figure 2011016769
表10から明らかなように、放線菌添加区のイチゴは、無処理区のイチゴと比べ、果肉色が良好であった。
(4)苗の生長試験
放線菌処理区及び無処理区のそれぞれにおいて、残存する親苗株について、草丈、葉長径、葉短径、地上部乾燥重量及び根乾燥重量を測定した。2009年3月30日に試験を行った。無処理区の平均値を100とした場合の放線菌添加区の平均値のデータ(100分率)を、表11に示す。
Figure 2011016769
表11から明らかなように、放線菌処理区のイチゴは、無処理区のイチゴと比べ、生長が良好であった。
(4)土壌物性の試験
放線菌処理区及び無処理区のそれぞれにおいて、測定日の前日(2009年3月29日)に、灌水を十分に行った後に土壌を採取した。それらの土壌について、大起理化工業株式会社製の実容積測定器にて、固相、液相及び気相の割合(%)を求めると共に、容気度(気相率÷全孔隙率×100)を求めた。結果を表12に示す。
Figure 2011016769
液相率は、35%程度であることが理想的であり、高すぎると根に湿害が生じる。また、容気度は排水性の指標であり、45乃至65%程度であることが理想的である。表12から明らかなように、放線菌処理区の土壌は、無処理区の土壌と比べ、液相率は理想に近く、容気度は理想的な数値であった。
本発明に係る農業用資材は、イチゴ炭疽病等の各種炭疽病の予防に使用することができる。
NITE P−765
NITE P−766
NITE P−767

Claims (3)

  1. ストレプトマイセス・シンナモネウス、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカス及びストレプトマイセス・スペイボナエからなる群から選択される少なくとも一種の微生物を含有することを特徴とする農業用資材。
  2. ストレプトマイセス・シンナモネウスがL29株(NITE P−765)であり、ストレプトマイセス・フミガチスクレロチカスがB22株(NITE P−766)であり、ストレプトマイセス・スペイボナエがSS3株(NITE P−767)である、請求項1に記載の農業用資材。
  3. 少なくとも一種の微生物が、キノコ栽培廃菌床、キノコ廃材及びキノコエキス抽出粕からなる群から選択される少なくとも一種の存在下で培養されたものであり、培養に使用したキノコ栽培廃菌床、キノコ廃材及びキノコエキス抽出粕からなる群から選択される少なくとも一種を含有する、請求項1又は2に記載の農業用資材。
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