JP2011016645A5 - - Google Patents

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JP2011016645A5
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本発明は踏段チェーンにより無端状に連結した複数の踏段、前記踏段チェーンが巻きかけられ前記踏段を駆動させる踏段チェーンスプロケット、前記踏段チェーンスプロケットが取付けられたメインドライブに摩擦材を介して押圧され前記メインドライブと共に回転するよう配置された爪車、前記爪車と係合するポールを備え、前記爪車と前記ポールが係合することによって前記踏段の降下を制動停止させるメインドライブブレーキを備えたエスカレータにおいて、前記ポールの先端に、一端に回転軸を持ち、前記ポールに対して開閉可能な可動阻止片を設けたことを特徴とする。
また、前記可動阻止片は重力、スプリング力、その他の力により前記ポールに対して所定の角度に開いた状態を維持するように構成されたことを特徴とする。なお、前記所定の角度とは、駆動チェーンのたるみがなくなる時の前記メインドライブの回転量から予め予想される角度である。
この発明の安全装置の動作を図1〜図4を用いて説明する。図1は従来構造の図7に相当するである。なお、制動装置の全体構成は、従来例とほぼ同様である。従来例との相違は、ポール2の先端に一端に回転軸を持ち、ポール2に対して開閉可能な可動阻止片3を設けた点である。エスカレータ停止中に例えば停電等により電磁石4への電力が消勢されると、ポール2先端の可動阻止片3が爪車1に当接する。また、エスカレータ停止中の駆動チェーン6はどこかに少しのたるみを生じるが、例えば図1のようにたるみを生じている時に踏段上に負荷が作用して、メインドライブが踏段の下降方向に回転したとしても、ポール2の先端の可動阻止片3がポールに対して閉じる事により(図2)、ポール2が爪車1の爪1aから離脱(図3)できるため、踏段の下降方向にも問題なく運転が可能である。もし、駆動チェーン6の切断等により踏段の降下を制動停止させる場合や、下降運転の速度超過が生じる場合には、ポール2は爪車1に係合し、爪車1の爪1aに押された可動阻止片3はポール2と一体となって爪車1の回動を阻止するのでメインドライブを介して取付けられた踏段チェーンスプロケット7も回動を阻止されエスカレータの踏段は制動停止し静止状態を保たれ安全である。

Claims (4)

  1. 踏段チェーンにより無端状に連結した複数の踏段、前記踏段チェーンが巻きかけられ前記踏段を駆動させる踏段チェーンスプロケット、前記踏段チェーンスプロケットが取付けられたメインドライブに摩擦材を介して押圧され前記メインドライブと共に回転するよう配置された爪車、前記爪車と係合するポールを備え、前記爪車と前記ポールが係合することによって前記踏段の降下を制動停止させるメインドライブブレーキを備えたエスカレータにおいて、前記ポールの先端に一端に回転軸を持ち、前記ポールに対して開閉可能な可動阻止片を設けたことを特徴とするエスカレータの制動装置。
  2. 前記可動阻止片は重力、スプリング力、その他の力により前記ポールに対して所定の角度に開いた状態を維持するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のエスカレータの制動装置。
  3. 前記所定の角度とは、駆動チェーンのたるみがなくなる時の前記メインドライブの回転量から予め予想される角度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエスカレータの制動装置。
  4. 前記可動阻止片は前記ポールと前記爪車との係合を解除する場合において、前記爪車の爪と当接し、前記所定の角度に開いた前記可動阻止片が閉じることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエスカレータの制動装置。
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