JP2011016229A - 積層光学部品の製造方法 - Google Patents

積層光学部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011016229A
JP2011016229A JP2009160352A JP2009160352A JP2011016229A JP 2011016229 A JP2011016229 A JP 2011016229A JP 2009160352 A JP2009160352 A JP 2009160352A JP 2009160352 A JP2009160352 A JP 2009160352A JP 2011016229 A JP2011016229 A JP 2011016229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical component
optical
molds
pair
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009160352A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nakamura
泰 中村
Toshiyuki Kitade
俊之 北出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2009160352A priority Critical patent/JP2011016229A/ja
Publication of JP2011016229A publication Critical patent/JP2011016229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】成形素材による収縮及び製造上の誤差を最小限にして光学部品を高精度に積層化する。
【解決手段】第1の上型11及び下型12間に形成された第1のキャビティ13に第1の樹脂14を供給する工程と、第1の樹脂14を成形して第1の光学部品17を形成する工程と、第1の光学部品17から第1の下型12のみを離型する工程と、第2の上型21及び下型22の間に形成された第2のキャビティ23に第2の樹脂24を供給する工程と、第2の樹脂24を成形して第2の光学部品27を形成する工程と、第2の光学部品27から第2の上型22のみを離型する工程と、第1の光学部品17を保持する第1の上型11と、第2の光学部品27を保持する第2の下型22とを対向配置する工程と、第1の光学部品17と第2の光学部品27とを接合する工程とを有する。
【選択図】 図1C

Description

本発明は、複数の光学部品が積層された積層光学部品の製造方法に関する。
特許文献1には、複数のレンズアレイを接合した接合レンズアレイが開示されている。この接合レンズアレイは、複数の光学曲面を有する複数のレンズアレイが、対応する光学曲面の光軸を一致させた状態で相互に重ねられて接合されている。また、複数のレンズアレイの間には、対応する光学曲面の間に空隙を形成するための突起部が設けられている。
特開2003−329808号公報
しかしながら、特許文献1では、複数のレンズアレイは、対応する光学曲面の光軸を一致させた状態で接合されているが、実際には、レンズアレイ自体の素材による収縮(温度特性)、製造上の誤差(硬化収縮)の影響で、光学曲面の相対位置が変化し、正確に光軸を合わせることは困難である。
特に、光学曲面が多数配置されている大面積レンズアレイでは、光学曲面の相対位置の変化が顕著に現れ、レンズアレイの中心位置と外周位置とでは大きな差が発生することになる。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、成形素材による収縮及び製造上の誤差を最小限にして光学部品を高精度に積層化することのできる積層光学部品の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、複数の光学部品を積層してなる積層光学部品の製造方法において、対向配置された第1の一対の型の間に形成された第1のキャビティに第1の光学材料を供給する工程と、前記第1の一対の型により前記第1の光学材料を成形して第1の光学部品を形成する工程と、前記第1の光学部品から前記第1の一対の型の一方のみを離型する工程と、対向配置された第2の一対の型の間に形成された第2のキャビティに第2の光学材料を供給する工程と、前記第2の一対の型により前記第2の光学材料を成形して第2の光学部品を形成する工程と、前記第2の光学部品から前記第2の一対の型の一方のみを離型する工程と、前記第1の光学部品を保持する前記第1の一対の型の他方と、前記第2の光学部品を保持する前記第2の一対の型の他方とを、前記第1の光学部品と前記第2の光学部品とが接触するように対向配置する工程と、前記接触した部分で前記第1の光学部品と前記第2の光学部品とを接合する工程と、を有することを特徴とする。
本発明は、上記発明において、前記第1のキャビティと前記第2のキャビティとを夫々アレー状に複数設け、これに応じて前記第1の光学部品と前記第2の光学部品をともに複数形成してもよい。
本発明は、上記発明において、複数の前記第1の光学部品及び複数の前記第2の光学部品をいずれも独立して形成してもよい。
本発明は、上記発明において、複数の前記第1の光学部品と複数の前記第2の光学部品の少なくともいずれかに、光学部品がアレー状につながるように連結部を形成してもよい。
本発明は、上記発明において、前記連結部を切断する工程をさらに有してもよい。
本発明は、上記発明において、前記第1の一対の型の一方及び前記第2の一対の型の一方に、離型性を向上させる処理を施してもよい。
本発明は、上記発明において、前記第1の一対の型の他方及び前記第2の一対の型の他方に、離型性を低下させる処理を施してもよい。
本発明は、上記発明において、前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品の少なくとも1つの光学面に反射防止構造を形成してもよい。
本発明は、上記発明において、前記第1の一対の型の少なくとも一方の型、又は前記第2の一対の型の少なくとも一方の型が光学材料で構成されていてもよい。
また、本発明は、複数の光学部品を積層してなる積層光学部品の製造方法において、対向配置された第1の一対の型の間に形成された第1のキャビティに第1の光学材料を供給する工程と、前記第1の一対の型により前記第1の光学材料を成形して第1の光学部品を形成する工程と、前記第1の光学部品から前記第1の一対の型の一方のみを離型する工程と、対向配置された第2の一対の型の間に形成された第2のキャビティに第2の光学材料を供給する工程と、前記第2の一対の型により前記第2の光学材料を成形して第2の光学部品を形成する工程と、前記第2の光学部品から前記第2の一対の型の一方のみを離型する工程と、対向配置された第3の一対の型の間に形成された第3のキャビティに第3の光学材料を供給する工程と、前記第3の一対の型により前記第3の光学材料を成形して第3の光学部品を形成する工程と、前記第3の光学部品から前記第3の一対の型の一方のみを離型する工程と、前記第1の光学部品を保持する前記第1の一対の型の他方と、前記第2の光学部品を保持する前記第2の一対の型の他方と、前記第3の光学部品を保持する前記第3の一対の型の他方と前記第1の光学部品を保持する前記第1の一対の型の他方と、前記第2の光学部品を保持する前記第2の一対の型の他方と、前記第3の光学部品を保持する前記第3の一対の型の他方の3つの型のうち、いずれか2つの型を、当該2つの型が保持している2つの光学部品が接触するように対向配置して当該2つの光学部品を接合する工程と、接合された前記2つの光学部品から前記2つの型のいずれかのみを離型する工程と、次に接合した前記2つの光学部品に接触するように残りの光学部品を対向配置して接合する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、成形素材による収縮及び製造上の誤差を最小限にして光学部品を高精度に積層化することができる。
第1のキャビティに第1の樹脂を供給する工程を示す図である。 第1の樹脂を成形する工程を示す図である。 第1の光学部品から下型のみを離型した状態を示す図である。 図1AのA部拡大を示す図である。 第2のキャビティに第2の樹脂を供給する工程を示す図である。 第2の樹脂を成形する工程を示す図である。 第2の光学部品から上型のみを離型した状態を示す図である。 図2AのB部拡大を示す図である。 第1の光学部品と第2の光学部品とが接触するように対向配置した状態を示す図である。 第1の光学部品と第2の光学部品とを接合して積層光学部品を得る状態を示す図である。 複数の第1のキャビティの夫々に第1の樹脂を供給する工程を示す図である。 第1の樹脂を成形する工程を示す図である。 複数の第1の光学部品から下型のみを離型した状態を示す図である。 複数の第2のキャビティの夫々に第2の樹脂を供給する工程を示す図である。 第2の樹脂を成形する工程を示す図である。 複数の第2の光学部品から上型のみを離型した状態を示す図である。 複数の第1の光学部品と複数の第2の光学部品とが接触するように対向配置した状態を示す図である。 複数の第1の光学部品と複数の第2の光学部品とを接合してアレー状につながった積層光学部品を得る状態を示す図である。 アレー状につながった第1の光学部品及び第2の光学部品を切断して得られた単体の積層光学部品を示す図である。 第1のキャビティに第1の樹脂を供給する工程を示す図である。 第1の樹脂を成形する工程を示す図である。 第1の光学部品から下型のみを離型した状態を示す図である。 第2のキャビティに第2の樹脂を供給する工程を示す図である。 第2の樹脂を成形する工程を示す図である。 第2の光学部品から上型のみを離型した状態を示す図である。 第3のキャビティに第3の樹脂を供給する工程を示す図である。 第3の樹脂を成形する工程を示す図である。 第3の光学部品から上型のみを離型した状態を示す図である。 第2の光学部品と第3の光学部品とが接触するように対向配置した状態を示す図である。 第2の光学部品と第3の光学部品を接合した後に上型のみを離型した状態を示す図である。 第1の光学部品と第2の光学部品と第3の光学部品とが接触するように対向配置した状態を示す図である。 第1の光学部品と第2の光学部品と第3の光学部品とを接合した後に3層の積層光学部品を得る状態を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1〜図3は、第1の実施の形態の積層光学部品の製造工程を示す。
図1Aは、対向配置された第1の一対の型としての上型11及び下型12の間に形成された第1のキャビティ13に、第1の光学材料としての第1の樹脂14を供給する工程を示している。なお、第1の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型11には、下型12との対向面側に形成された非球面状の凹部11aと、その周囲に形成された平坦面11bとを有している。これら凹部11a及び平坦面11bは、上型11の成形面を形成している。また、ここでは凹部11aの光学軸は型中心軸Oと一致するように形成されている。
下型12には、上型11との対向面側に形成された細長矩形状の溝部12a,12aと、その周囲に形成された平坦面12bとを有している。これら溝部12a,12a及び平坦面12bは、下型12の成形面を形成している。また、溝部12a,12aは、型中心軸Oを中心として左右対称な位置に形成されている。
このため、結果的に、上型11の凹部11aの光学軸と下型12の2つの溝部12a,12aの対称軸とは一致している。
なお、溝部12a,12aは、図1Aの型中心軸Oを通り紙面に垂直な断面においても、同様な位置関係で形成されているため、溝部12aは型中心軸Oの周りに4個形成されていることになる。
ここで、図1AのA部拡大を示す図1Dに示すように、上型11の平坦面11bには、離型性を低下させる処理(例えば微細凹凸部111)が施されている。この微細凹凸部111は、上型11に対して第1の樹脂14の離型性を低下させる機能を有する。なお、上型11の凹部11aは光学素子の光学面を形成する面であるため、その表面には微細凹凸部111を形成しない。
離型性を低下させる手段としては、凹凸部を設ける方法、微細凹凸部111のように表面積を広く形成する方法のほかに、シランカップリング剤をコートする方法、表面をプラズマ処理する方法がある。また。型の材質の違いによる離型性の違いを利用することもできる。
また、下型12の平坦面12bには、図示しないが離型性を向上させる処理が施されている。なお、下型12の溝部12aにも同様の処理を施してもよい。この離型性を向上させる処理として、例えばフッ素系離型材料や、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)を下型12の平坦面12bにコートする方法がある。この表面処理は、下型12に対して第1の樹脂14の離型性を向上させる機能を有する。また。型の材質の違いによる離型性の違いを利用することもできる。
なお、本実施形態では、上型11の平坦面11bに離型性を低下させる処理を施し、かつ、下型12の平坦面12bに離型性を向上させる処理を施したが、これに限らない。例えば、上型11のみに離型性を低下させる処理を施すか、又は、下型12のみに離型性を向上させる処理を施すかの何れかでもよい。
こうして、上型11及び下型12間に形成される成形空間としての第1のキャビティ13に、供給装置15により第1の樹脂14が供給される。この第1の樹脂14として、例えば紫外線硬化型樹脂等が用いられるが、その他、熱可塑性樹脂等を用いてもよい。
また、上型11及び下型12は、不図示の位置決め機構により夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように位置決めされている。
図1Bは、下型12に対し上型11を接近移動させて第1の樹脂14を成形する工程を示している。なお、上型11に対して下型12を接近移動させてもかまわない。この工程で、第1の樹脂14が押圧されて変形し、第1の中間成形品17’が成形される。この第1の中間成形品17’の厚みは、上型11及び下型12間の距離で決定される。この距離は、不図示の制御部によって高精度に制御されるようになっている。
図1Cは、第1の中間成形品17’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、下型12のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、上型11の平坦面11bには離型性を低下させる微細凹凸部111が形成され、また、下型12の平坦面12bには離型性を向上させる処理が施されているため、第1の中間成形品17’を硬化させてなる第1の光学部品17は容易に下型12から離型されて確実に上型11に残ることになる。
この第1の光学部品17は、下型12との対向面側に2つの突出部17a,17aが突出された形状をなしている。
次に、図2Aは、対向配置された第2の一対の型としての上型21及び下型22の間に形成された第2のキャビティ23に、第2の光学材料としての第2の樹脂24を供給する工程を示している。なお、前述と同様に、ここでは第2の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型21には、下型22との対向面側に形成された非球面状の凹部21aと、その周囲に形成された平坦面21bとを有している。これら凹部21a及び平坦面21bは、上型21の成形面を形成している。また、凹部21aの光学軸は型中心軸Oと一致している。
下型22には、上型21との対向面側に形成された非球面状の凹部22aと、その周囲に形成された平坦面22bとを有している。これら凹部22a及び平坦面22bは、下型22の成形面を形成している。また、凹部22aの光学軸は型中心軸Oと一致している。
このため、結果として、上型21の凹部21aの光学軸と下型22の凹部22aの光学軸とは一致している。
ここで、上型21の平坦面21bには、離型性を向上させる処理が施されている。この離型性を向上させる処理として、例えばフッ素系離型材料や、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)を上型21の平坦面21bにコートする処理が用いられている。なお、上型21の凹部21aにも同様の処理を施してもよい。この表面処理は、上型21に対して第2の樹脂24の離型性を向上させる機能を有する。
また、図2AのB部拡大を示す図2Dに示すように、下型22の平坦面22bには離型性を低下させる処理(例えば微細凹凸部221)が施されている。この微細凹凸部221は、下型22に対して第2の樹脂24の離型性を低下させる機能を有する。なお、下型22の凹部22aは光学素子の光学面を形成する面であるため、その表面には微細凹凸部221を形成しない。
こうして、上型21及び下型22の間に形成される成形空間としての第2のキャビティ23に、供給装置25により第2の樹脂24が供給される。この第2の樹脂24は第1の樹脂14と同じ材料である場合もあり、また、異なる場合もある。
また、上型21及び下型22は、不図示の位置決め機構により夫々の型中心軸が高精度に一致するように位置決めされている。
図2Bは、下型22に対し上型21を接近移動させて第2の樹脂24を成形する工程を示している。なお、この場合も上型21に対して下型22を接近移動させてもかまわない。この工程で、第2の樹脂24が押圧されて変形し、第2の中間成形品27’が成形される。この第2の中間成形品27’の厚みは、上型21及び下型22間の距離で決定される。この距離は、不図示の制御部によって高精度に制御されるようになっている。
図2Cは、第2の中間成形品27’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、上型21のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、下型22の平坦面22bには離型性を低下させる微細凹凸部221が形成され、また、上型21の平坦面21bには離型性を向上させるための処理が施されているため、第2の中間成形品27’を硬化させてなる第2の光学部品27は容易に上型21から離型されて確実に下型22に残ることになる。
図3Aは、第1の光学部品17を保持した上型11と、第2の光学部品27を保持した下型22とを、第1の光学部品17と第2の光学部品27とが接触するように対向配置した状態を示している。
そして、この接触した部分で第1の光学部品17と第2の光学部品27とが接合される。
すなわち、第1の光学部品17の突出部17a,17aが第2の光学部品27に当接している。そして、この当接部に接着剤を塗布し、第1の光学部品17と第2の光学部品27とを接合している。なお、両者を接合する場合、接着剤による接着以外にも、例えば超音波溶着や熱溶着、レーザ溶着等により接合することができる。
この場合も、不図示の位置決め機構により、上型11と下型22の夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように上型11と下型22とが位置決めされている。
図3Bは、第1の光学部品17と第2の光学部品27とを接合した後、上型11と下型22とを離型して積層光学部品30を得る状態を示している。
得られた積層光学部品30は、第1の光学部品17と第2の光学部品27とが所定間隔で接合された2層構造をなしている。
なお、本実施形態では、第1の光学部品17から下型12のみを離型し、第2の光学部品27から上型21のみを離型して、第1の光学部品17と第2の光学部品27とを接合した場合について説明したが、これに限らない。
例えば、第1の光学部品17から上型11のみを離型し、第2の光学部品27から下型22のみを離型して、上型21と下型12との間で第1の光学部品17と第2の光学部品27とを接合してもよい。この場合は、離型性を向上又は低下させるための処理は前述した場合と逆になる。
また、本実施形態において、第1の光学部品17及び第2の光学部品27の少なくとも1つの光学面に反射防止構造を形成するとよい。この反射防止構造は、光学面にコーティング膜を形成したり、光学面の表面を微細凹凸構造に加工したりして形成することができる。この反射防止構造により、入射する光の反射を防止してフレアの発生等を抑制することができる。
さらに、例えば、上型11及び下型12(又は上型21及び下型22)の少なくとも一方の型をガラス等の光学材料で構成するとよい。型を光学材料で構成することにより型に光学機能を付与させ、第1の光学部品17または第2の光学部品27を離型させずに製造することで、型を使った積層光学部品を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態においては、第1の光学部品17と第2の光学部品27を別々に成形し、第1の光学部品17を保持する上型11と第2の光学部品27を保持する下型22とを、第1の光学部品17と第2の光学部品27とが接触するように対向配置して接着剤等で接合した。
この際、不図示の位置決め機構により、上型11と下型22の夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように上型11と下型22とが位置決めされている。このため、第1の光学部品17と第2の光学部品27の光学面の相対位置ズレをなくすことができる。
これにより、第1の樹脂14及び第2の樹脂24の収縮及び製造上の誤差を最小限にし、高精度な積層光学部品30を得ることができる。
[第2の実施の形態]
図4〜図6は、第2の実施の形態の積層光学部品の製造工程を示す。本実施形態では、第1の一対の型31,32の間に形成された第1のキャビティ33と、第2の一対の型41,42の間に形成された第2のキャビティ43とを、夫々アレー状に複数設けたものである。
図4Aは、対向配置された第1の一対の型としての上型31及び下型32の間に形成された複数の第1のキャビティ33の夫々に、第1の光学材料としての第1の樹脂34を供給する工程を示している。なお、第1の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型31には、下型32との対向面側に形成された非球面状の凹部31a、その周囲に形成された中間平面31b、さらにその周囲に段差を介して形成された平坦面31c、が対をなして複数設けられている。これら凹部31a、中間平面31b、及び平坦面31cは、上型31の成形面を形成している。なお、図示しないが、上型11の中間平面31b及び平坦面31cには、離型性を低下させる処理(例えば微細凹凸部)が施されている。この微細凹凸部は、第1の実施の形態で説明したものと同様である。
下型32には、上型31との対向面側に形成された一対の溝部32a,32aと、その周囲に形成された平坦面32bと、が対をなして複数設けられている。これら溝部32a及び平坦面32bは、下型32の成形面を形成している。また、複数の一対の溝部32a,32aは、上型11の凹部31aの光学軸に一致する中心軸Oを中心として左右対称に形成されている。
下型32の平坦面32bには、離型性を向上させるための表面処理が施されている。この表面処理は、第1の実施の形態で説明したものと同様である。
こうして、上型31及び下型32間に形成される成形空間としての第1のキャビティ33に、供給装置35により第1の樹脂34が供給される。この第1の樹脂34としては、紫外線硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、又はガラス等が用いられる。
また、上型11の凹部31aの光学軸に一致する中心軸Oと、下型32の一対の溝部32a,32aの対称軸とは、不図示の位置決め機構により高精度に一致するように位置決めされている。
図4Bは、下型32に対し上型31を接近移動させて第1の樹脂34を成形する工程を示している。
この工程で、第1の樹脂34が押圧されて変形し、第1の中間成形品37’が成形される。また、隣接する第1の中間成形品37’は、薄肉の連結部38により連結されている。これにより、複数の第1の中間成形品37’はアレー状につながって形成されている。
図4Cは、複数の第1の中間成形品37’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、下型32のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、上型31の中間平面31b及び平坦面31cには離型性を低下させるための微細凹凸部が形成され、また、下型32の平坦面32bには離型性を向上させるための処理が施されているため、第1の中間成形品37’を硬化させてなる第1の光学部品37は離型時に確実に上型31に残ることになる。
この第1の光学部品37は、下型32との対向面側に突出部37a,37aが突出された形状をなしている。
図5Aは、対向配置された第2の一対の型としての上型41及び下型42の間に形成された複数の第2のキャビティ43の夫々に、第2の光学材料としての第2の樹脂44を供給する工程を示している。なお、第2の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型41には、下型42との対向面側に形成された非球面状の凸部41aと、その周囲に形成された平坦面41bとを有している。これら凸部41a及び平坦面41bは、上型41の成形面を形成している。この上型41の凸部41a及び平坦面41bには、第1の実施の形態で説明したと同様に、離型性を向上させるための処理が施されている。
下型42には、上型41との対向面側に形成された非球面状の凹部42aと、その周囲に形成された平坦面42bとを有している。これら凹部42a及び平坦面42bは、下型42の成形面を形成している。また、この凹部42aの光学軸は、上型41の凸部41aの光学軸に一致する中心軸Oと同軸に配置されている。また、下型42の平坦面42bには、第1の実施の形態で説明したと同様に、離型性を低下させるための処理(不図示の微細凹凸部)が施されている。
こうして、上型41及び下型42の間に形成される成形空間としての第2のキャビティ43に、供給装置45により第2の樹脂44が供給される。
また、上型41の凸部41aの光学軸に一致する中心軸Oと、下型42の凹部42aの光学軸とは、不図示の位置決め機構により高精度に一致するように位置決めされている。
図5Bは、下型42に対し上型41を接近移動させて第2の樹脂44を成形する工程を示している。この工程で、第2の樹脂44が押圧されて変形し、第2の中間成形品47’が成形される。また、隣接する第2の中間成形品47’は薄肉の連結部48により連結されている。これにより、複数の第2の中間成形品47’はアレー状につながって形成されている。
図5Cは、複数の第2の中間成形品47’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、上型41のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、下型42の平坦面42bには離型性を低下させるための処理が施され、また、上型41の平坦面41bには離型性を向上させるための処理が施されているため、第2の中間成形品47’を硬化させてなる第2の光学部品47は離型時に確実に下型42に残ることになる。
複数の第2の光学部品47は、上型41との対向面側に複数の凹部49を有し、これらの凹部49が連結部48によりアレー状につながった形状をなしている。
図6Aは、複数の第1の光学部品37を保持した上型31と、複数の第2の光学部品47を保持した下型42とを、第1の光学部品37が第2の光学部品47に接触するように対向配置した状態を示している。
そして、この接触した部分で複数の第1の光学部品37と複数の第2の光学部品47とが接合される。
すなわち、第1の光学部品37の突出部37a,37aが第2の光学部品47の連結部48に当接している。そして、この当接部に接着剤を塗布し、第1の光学部品37と第2の光学部品47とを接合している。なお、両者を接合する場合、接着剤による接着以外にも超音波溶着や熱溶着、レーザ溶着により接合することもできる。
この場合も、不図示の位置決め機構により、第1の光学部品37の光学軸に一致する中心軸Oと、第2の光学部品47の光学軸に一致する中心軸Oとが高精度に一致するように上型31と下型42とが位置決めされている。
図6Bは、複数の第1の光学部品37と複数の第2の光学部品47とを接合した後、上型31と下型42とを離型してアレー状につながった積層光学部品50を得る状態を示している。
得られた積層光学部品50は、第1の光学部品37と第2の光学部品47とが所定間隔で接合された2層構造をなしている。
さらに、図6Cは、アレー状につながった第1の光学部品37の連結部38及び第2の光学部品47の連結部48を、不図示の切断装置により切断して得られた単体の積層光学部品150を示している。この場合、切断されるのは連結部38、48なので、切断された単体の積層光学部品150の光学機能面に影響を与えることはない。
また、第1の光学部品37と第2の光学部品47とは、突出部37aと連結部38で既に接合されており、切断はその外側でなされるため、切断により第1の光学部品37と第2の光学部品47とが分離することはない。
なお、切断装置としては、固定砥粒を用いたダイサーや、切断刃を用いたもの、レーザ光を用いたもの、イオンビームを用いたもの等が考えられる。
なお、本実施形態では、第1の光学部品37から下型32のみを離型し、第2の光学部品47から上型41のみを離型して、第1の光学部品37と第2の光学部品47とを接合した場合について説明したが、これに限らない。
例えば、第1の光学部品37から上型31のみを離型し、第2の光学部品47から下型42のみを離型して、上型41と下型32との間で第1の光学部品37と第2の光学部品47とを接合してもよい。この場合は、離型性を向上又は低下させるための処理は前述した場合と逆になる。
また、本実施形態では、第1のキャビティ33と第2のキャビティ43とを夫々連結部38、48を介してアレー状に複数つなげ、これに応じて第1の光学部品37と第2の光学部品47を複数形成する場合について説明したが、これに限らない。
例えば、複数の第1の光学部品37及び複数の第2の光学部品47を、いずれも独立して形成してもよい。この場合は連結部38、48を設ける必要はない。独立して形成することにより、切断工程が不要になるとともに、連結部38、48による歪の影響を受けなくなる。
本実施形態によれば、複数の第1の光学部品37と複数の第2の光学部品47の両方に、光学部品37,47がアレー状につながるように連結部38,48を形成したので、単体の光学部品を成形する場合に比較して一度に多数の光学部品を得ることができる。これにより、製造コストを低減することができる。
[第3の実施の形態]
図7〜図10は、第3の実施の形態の積層光学部品の製造工程を示す。本実施形態では、3層の積層光学部品を製造するものである。
図7Aは、対向配置された第1の一対の型としての上型51及び下型52の間に形成された第1のキャビティ53に、第1の光学材料としての第1の樹脂54を供給する工程を示している。なお、第1の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型51には、下型52との対向面側に形成された非球面状の凹部51aと、その周囲に形成された平坦面51bとを有している。これら凹部51a及び平坦面51bは、上型51の成形面を形成している。また、凹部51aの光学軸は型中心軸Oと一致している。なお、図示しないが、上型51の平坦面51bには離型性を低下させるための処理(微細凹凸部)が施されている。
下型52には、上型51との対向面側に形成された一対の溝部52a,52aと、その周囲に形成された平坦面52bとを有している。これら溝部52a,52a及び平坦面52bは、下型52の成形面を形成している。また、溝部52a,52aは、型中心軸Oを中心として左右対称な位置に形成されている。
これにより、上型51の凹部51aの光学軸と下型52の2つの溝部52a,52aの対称軸とは一致している。なお、第1の実施の形態と同様、溝部52aは型中心軸Oの周りに4個形成されている。また、下型52の平坦面52bには、離型性を向上させるための処理が施されている。こうして、上型51及び下型52の間に形成される成形空間としての第1のキャビティ53に、供給装置55により第1の樹脂54が供給される。
また、上型51及び下型52は、不図示の位置決め機構により夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように位置決めされている。
図7Bは、下型52に対し上型51を接近移動させて第1の樹脂54を成形する工程を示している。
この工程で、第1の樹脂54が押圧されて変形し、第1の中間成形品57’が成形される。
図7Cは、第1の中間成形品57’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、下型52のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、上型51の平坦面51bには離型性を低下させるための処理が施され、また、下型52の平坦面52bには離型性を向上させるための処理が施されているため、第1の中間成形品57’を硬化させてなる第1の光学部品57は離型時に確実に上型51に残ることになる。
この第1の光学部品57は、下型52との対向面側に2つの突出部57a,57aが突出された形状をなしている。
次に、図8Aは、対向配置された第2の一対の型としての上型61及び下型62の間に形成される第2のキャビティ63に、第2の光学材料としての第2の樹脂64を供給する工程を示している。なお、第2の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型61には、下型62との対向面側の中央に形成された非球面状の凸部61aと、その周囲に形成された平坦面61bとを有している。これら凸部61a及び平坦面61bは、上型61の成形面を形成している。また、凸部61aの光学軸は型中心軸Oと一致している。この上型61の平坦面61bには、不図示の離型性を低下させるための処理(微細凹凸部)が施されている。
下型62には、上型61との対向面側に形成された非球面状の凹部62a、この凹部62aを挟んで左右対称に形成された溝部62b,62b、及び凹部62a等の周囲に形成された平坦面62cを有している。これら凹部62a、溝部62b、及び平坦面62cは、下型62の成形面を形成している。また、この凹部62aの光学軸は、型中心軸Oと同軸に配置されている。さらに、平坦面62cには離型性を向上させるための処理が施されている。
こうして、上型61及び下型62の間に形成される成形空間としての第2のキャビティ63に、供給装置65により第2の樹脂64が供給される。
また、上型61及び下型62は、不図示の位置決め機構により夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように位置決めされている。
図8Bは、下型62に対し上型61を接近移動させて第2の樹脂64を成形する工程を示している。この工程で、第2の樹脂64が押圧されて変形し、第2の中間成形品67’が成形される。
図8Cは、第2の中間成形品67’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、下型62のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、上型61の平坦面61bには離型性を低下させるための処理が施され、また、下型62の平坦面62cには離型性を向上させるための処理が施されているため、第2の中間成形品67’を硬化させてなる第2の光学部品67は離型時に確実に上型61に残ることになる。
この第2の光学部品67は、下型62との対向面側の中央に凸部67aとその周囲に2つの突出部67b,67bが突出した形状をなしている。
次に、図9Aは、対向配置された第3の一対の型としての上型71及び下型72の間に形成される第3のキャビティ73に、第3の光学材料としての第3の樹脂74を供給する工程を示している。なお、第3の光学材料として樹脂を例として説明するが、特に樹脂に限定されるものではなく、例えばガラス等の光学材料であってもよい。
上型71には、下型72との対向面側に形成された非球面状の凸部71aと、その周囲に形成された平坦面71bとを有している。これら凸部71a及び平坦面71bは、上型71の成形面を形成している。また、凸部71aの光学軸は型中心軸Oと一致している。この上型71の平坦面71bには、離型性を向上させるための処理が施されている。
下型72には、上型71との対向面側の中央に形成された非球面状の凹部72aと、その周囲に形成された平坦面72bとを有している。これら凹部72a及び平坦面72bは、下型72の成形面を形成している。また、この凹部72aの光学軸は、型中心軸Oと一致している。さらに、平坦面72bには離型性を低下させるための処理が施されている。
こうして、上型71及び下型72の間に形成される成形空間としての第3のキャビティ73に、供給装置75により第3の樹脂74が供給される。
また、上型71及び下型72は、不図示の位置決め機構により夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように位置決めされている。
図9Bは、下型72に対し上型71を接近移動させて第3の樹脂74を成形する工程を示している。この工程で、第3の樹脂74が押圧されて変形し、第3の中間成形品77’が成形される。
図9Cは、第3の中間成形品77’を硬化させた後に(紫外線の照射又は冷却により)、下型72のみを離型した状態を示している。この場合、前述したように、下型72の平坦面72bには離型性を低下させるための処理が施され、また、上型71の平坦面71bには離型性を向上させるための処理が施されているため、第3の中間成形品77’を硬化させてなる第3の光学部品77は離型時に確実に下型72に残ることになる。
この第3の光学部品77は、上型71との対向面側に凹部78を有する形状をなしている。
図10Aは、第2の光学部品67を保持した上型61と、第3の光学部品77を保持した下型72とを、第2の光学部品67が第3の光学部品77に接触するように対向配置した状態を示している。
そして、この接触した部分で第2の光学部品67と第3の光学部品77とが接合される。
すなわち、第2の光学部品67の突出部67b,67bが第3の光学部品77に当接している。そして、この当接部に接着剤を塗布し、第2の光学部品67と第3の光学部品77とを接合している。なお、両者を接合する場合、接着剤による接着以外にも超音波溶着や熱溶着、レーザ溶着等により接合することもできる。
この場合も、不図示の位置決め機構により夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように上型61と下型72とが位置決めされている。
図10Bは、第2の光学部品67と第3の光学部品77とを接合した後、上型61のみを離型する工程を示している。
なお、第2の光学部品67と第3の光学部品77とを接合したものから上型61のみを離型できるようにするため、例えば上型61の平坦面61bに形成した微細凹凸部は、下型72の平坦面72bに形成した微細凹凸部よりも離型性をよくしておくとよい。
図10Cは、第2の光学部品67と第3の光学部品77が接合されたものが下型72に接触している状態で、第2の光学部品67に第1の光学部品57の突出部57aが接触するように対向配置した状態を示している。
そして、この接触した部分で第2の光学部品67と第1の光学部品57とを接合する。
すなわち、第1の光学部品57の突出部57a,57aが第2の光学部品67に当接している。そして、この当接部に接着剤を塗布し、第2の光学部品67と第1の光学部品57とを接合している。なお、両者を接合する場合、接着剤による接着以外にも超音波溶着や熱溶着、レーザ溶着等により接合することもできる。
この場合も、不図示の位置決め機構により、上型51と下型72の型中心軸Oが高精度に一致するように上型51と下型72とが位置決めされている。
図10Dは、第1の光学部品57と第2の光学部品67とを接合した後、上型51と下型72を離型して、第1の光学部品57と第2の光学部品67と第3の光学部品77からなる3層の積層光学部品80を得る状態を示している。
なお、本実施形態では、第2の光学部品67と第3の光学部品77とを接合した後、次に第1の光学部品57を接合した場合について説明したが、接合順序はこれに限らない。例えば、第1の光学部品57と第2の光学部品67とを接合した後、次に第3の光学部品77を接合してもよい。また、本実施形態では3層の積層光学部品について説明したが、4層以上の積層光学部品を製造する場合も同様である。
本実施形態によれば、第1の光学部品57、第2の光学部品67、及び第3の光学部品77を別々に成形し、まず第2の光学部品67と第3の光学部品77とを接合し、さらに第2の光学部品67に第1の光学部品57を接合して3層構造としたので、各光学材料の収縮及び製造上の誤差を最小限にし、高精度な3層の積層光学部品80を得ることができる。
この際、不図示の位置決め機構により、上型61と下型72の夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように位置決めされ、さらに、上型51と下型72の夫々の型中心軸Oが高精度に一致するように位置決めされている。このため、第1の光学部品57、第2の光学部品67、第3の光学部品77の光学面の相対位置ズレをなくすことができる。
なお、第3の実施の形態では、3層からなる積層光学部品の製造方法について示したが、4層以上からなる積層光学部品についても同様な製造方法で製造できることは言うまでもない。
11 上型
11a 凹部
11b 平坦面
111 微細凹凸部
12 下型
12a 溝部
12b 平坦面
13 第1のキャビティ
14 第1の樹脂
15 供給装置
17 第1の光学部品
17a 突出部
17’ 第1の中間成形品
21 上型
21a 凹部
21b 平坦面
22 下型
22a 凹部
22b 平坦面
221 微細凹凸部
23 第2のキャビティ
24 第2の樹脂
25 供給装置
27 第2の光学部品
27’ 第2の中間成形品
30 積層光学部品
31 上型
31a 凹部
31b 中間平面
31c 平坦面
32 下型
32a 溝部
32b 平坦面
33 第1のキャビティ
34 第1の樹脂
35 供給装置
37 第1の光学部品
37a 突出部
37’ 第1の中間成形品
38 連結部
41 上型
41a 凸部
41b 平坦面
42 下型
42a 凹部
42b 平坦面
43 第2のキャビティ
44 第2の樹脂
45 供給装置
47 第2の光学部品
48 連結部
49 凹部
50 積層光学部品
51 上型
51a 凹部
51b 平坦面
52 下型
52a 溝部
52b 平坦面
53 第1のキャビティ
54 第1の樹脂
55 供給装置
57 第1の光学部品
57a 突出部
57’ 第1の中間成形品
61 上型
61a 凸部
61b 平坦面
62 下型
62a 凹部
62b 溝部
62c 平坦面
63 第2のキャビティ
64 第2の樹脂
65 供給装置
67 第2の光学部品
67a 凸部
67b 突出部
67’ 第2の中間成形品
71 上型
71a 凸部
71b 平坦面
72 下型
72a 凹部
72b 平坦面
73 第3のキャビティ
74 第3の樹脂
75 供給装置
77 第3の光学部品
77’ 第3の中間成形品
78 凹部
79 2層の積層光学部品
80 3層の積層光学部品
150 積層光学部品

Claims (10)

  1. 複数の光学部品を積層してなる積層光学部品の製造方法において、
    対向配置された第1の一対の型の間に形成された第1のキャビティに第1の光学材料を供給する工程と、
    前記第1の一対の型により前記第1の光学材料を成形して第1の光学部品を形成する工程と、
    前記第1の光学部品から前記第1の一対の型の一方のみを離型する工程と、
    対向配置された第2の一対の型の間に形成された第2のキャビティに第2の光学材料を供給する工程と、
    前記第2の一対の型により前記第2の光学材料を成形して第2の光学部品を形成する工程と、
    前記第2の光学部品から前記第2の一対の型の一方のみを離型する工程と、
    前記第1の光学部品を保持する前記第1の一対の型の他方と、前記第2の光学部品を保持する前記第2の一対の型の他方とを、前記第1の光学部品と前記第2の光学部品とが接触するように対向配置する工程と、
    前記接触した部分で前記第1の光学部品と前記第2の光学部品とを接合する工程と、を有する
    ことを特徴とする積層光学部品の製造方法。
  2. 前記第1のキャビティと前記第2のキャビティとを夫々アレー状に複数設け、これに応じて前記第1の光学部品と前記第2の光学部品をともに複数形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層光学部品の製造方法。
  3. 複数の前記第1の光学部品及び複数の前記第2の光学部品をいずれも独立して形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層光学部品の製造方法。
  4. 複数の前記第1の光学部品と複数の前記第2の光学部品の少なくともいずれかに、光学部品がアレー状につながるように連結部を形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層光学部品の製造方法。
  5. 前記連結部を切断する工程をさらに有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の積層光学部品の製造方法。
  6. 前記第1の一対の型の一方及び前記第2の一対の型の一方に、離型性を向上させる処理を施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層光学部品の製造方法。
  7. 前記第1の一対の型の他方及び前記第2の一対の型の他方に、離型性を低下させる処理を施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層光学部品の製造方法。
  8. 前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品の少なくとも1つの光学面に反射防止構造を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層光学部品の製造方法。
  9. 前記第1の一対の型の少なくとも一方の型、又は前記第2の一対の型の少なくとも一方の型が光学材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層光学部品の製造方法。
  10. 複数の光学部品を積層してなる積層光学部品の製造方法において、
    対向配置された第1の一対の型の間に形成された第1のキャビティに第1の光学材料を供給する工程と、
    前記第1の一対の型により前記第1の光学材料を成形して第1の光学部品を形成する工程と、
    前記第1の光学部品から前記第1の一対の型の一方のみを離型する工程と、
    対向配置された第2の一対の型の間に形成された第2のキャビティに第2の光学材料を供給する工程と、
    前記第2の一対の型により前記第2の光学材料を成形して第2の光学部品を形成する工程と、
    前記第2の光学部品から前記第2の一対の型の一方のみを離型する工程と、
    対向配置された第3の一対の型の間に形成された第3のキャビティに第3の光学材料を供給する工程と、
    前記第3の一対の型により前記第3の光学材料を成形して第3の光学部品を形成する工程と、
    前記第3の光学部品から前記第3の一対の型の一方のみを離型する工程と、
    前記第1の光学部品を保持する前記第1の一対の型の他方と、前記第2の光学部品を保持する前記第2の一対の型の他方と、前記第3の光学部品を保持する前記第3の一対の型の他方の3つの型のうち、いずれか2つの型を、当該2つの型が保持している2つの光学部品が接触するように対向配置して当該2つの光学部品を接合する工程と、
    接合された前記2つの光学部品から前記2つの型のいずれかのみを離型する工程と、
    次に接合した前記2つの光学部品に接触するように残りの光学部品を対向配置して接合する工程と、を有する
    ことを特徴とする積層光学部品の製造方法。
JP2009160352A 2009-07-07 2009-07-07 積層光学部品の製造方法 Pending JP2011016229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009160352A JP2011016229A (ja) 2009-07-07 2009-07-07 積層光学部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009160352A JP2011016229A (ja) 2009-07-07 2009-07-07 積層光学部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011016229A true JP2011016229A (ja) 2011-01-27

Family

ID=43594413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009160352A Pending JP2011016229A (ja) 2009-07-07 2009-07-07 積層光学部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011016229A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011132520A1 (ja) * 2010-04-22 2011-10-27 コニカミノルタオプト株式会社 レンズアレイの製造方法および積層型レンズアレイの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127175A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Oshima Denki Seisakusho:Kk 射出成型体およびその製造方法
JP2008195006A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Oshima Denki Seisakusho:Kk 射出成形体の製造方法およびこれにより製造された射出成形体
JP2010107891A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Opto Inc ウエハレンズ集合体及びその製造方法、レンズユニット、撮像装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127175A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Oshima Denki Seisakusho:Kk 射出成型体およびその製造方法
JP2008195006A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Oshima Denki Seisakusho:Kk 射出成形体の製造方法およびこれにより製造された射出成形体
JP2010107891A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Opto Inc ウエハレンズ集合体及びその製造方法、レンズユニット、撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011132520A1 (ja) * 2010-04-22 2011-10-27 コニカミノルタオプト株式会社 レンズアレイの製造方法および積層型レンズアレイの製造方法
JPWO2011132520A1 (ja) * 2010-04-22 2013-07-18 コニカミノルタ株式会社 レンズアレイの製造方法および積層型レンズアレイの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5310569B2 (ja) ウエハレンズ集合体の製造方法及びウエハレンズ集合体
WO2012043191A1 (ja) ガラスレンズ
TWI544248B (zh) 攝像透鏡單元之製造方法、以及攝像透鏡單元
TWI503580B (zh) 成形模具、薄片狀透鏡以及光學透鏡之製造方法
WO2013191034A1 (ja) ウエハレンズ、ウエハレンズ用の成形型及びウエハレンズの製造方法
WO2014042060A1 (ja) レンズアレイ、レンズアレイ積層体、レンズアレイの製造方法、レンズアレイ積層体の製造方法及びレンズユニットの製造方法
WO2007145115A1 (ja) 複合光学素子及びその製造方法
JP2011016229A (ja) 積層光学部品の製造方法
JP2014006329A (ja) ウエハレンズの製造方法及び撮像レンズ
JP3157641U (ja) 光学ガラスレンズアレイモジュール
US11513262B2 (en) Method for manufacturing structure
US8273272B2 (en) Method for manufacturing lens used in camera module
WO2019180799A1 (ja) 間隔環、レンズ系、間隔環の製造方法及びレンズ系の組立方法
JP4481531B2 (ja) 光学素子
US10175462B2 (en) Wafer level lens system and method of fabricating the same
JP2006525889A (ja) 非球面ハイブリッドレンズの製造方法
JP2003095708A (ja) 接合レンズアレイの製造方法及び接合レンズの製造方法並びにレンズアレイ
WO2013084475A1 (ja) レンズユニットの製造方法およびレンズユニット
JP6723123B2 (ja) 間隔環、レンズ系、間隔環の製造方法及びレンズ系の組立方法
JP5608402B2 (ja) 複合光学素子の製造方法及びその製造装置
JP2012240352A (ja) レンズ用金型及びウェーハレベルレンズ
JP2022083130A (ja) 光学結像装置の製造方法及び光反射素子形成体
US20230226721A1 (en) Methods for manufacturing optical prisms
TW202107136A (zh) 間隔環、透鏡系統、間隔環的製造方法及透鏡系統的組裝方法
JP2011090259A (ja) 光ファイバアレイ用v溝基板、v溝基板の製造方法、およびv溝基板を用いたplcモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131126