JP2011014830A5 - - Google Patents

Description

本発明に従った超電導コイル体は、絶縁材で被覆された超電導線材を用いて形成された複数の超電導コイルが接続された超電導コイル体であって、複数の超電導コイルの外形は同じであり、複数の超電導コイルでは、超電導線材とテープ状部材とが共巻きされており、複数の超電導コイルのうちの１つの超電導コイルにおけるテープ状部材の巻き数は、複数の超電導コイルのうちの他の１つの超電導コイルにおけるテープ状部材の巻き数と異なる。
本発明の一の局面における超電導コイル体は、絶縁材で被覆された超電導線材を用いて形成された複数の超電導コイルが接続された超電導コイル体であって、複数の超電導コイルの外形は同じであり、複数の超電導コイルのうちの少なくとも１つの超電導コイルは、超電導線材とテープ状部材とが共巻きされており、かつ複数の超電導コイルのうちの少なくとも１つの超電導コイルは、テープ状部材が共巻きされていない状態で超電導線材が巻かれていることを特徴としている。

上記超電導コイル体の製造方法において好ましくは、第１の超電導コイルを形成する工程では、第１の超電導線材をテープ状部材と共に巻くことにより第１の超電導コイルを形成し、第１の超電導コイルにおけるテープ状部材の巻き数は、残部の超電導コイルにおける少なくとも１つのテープ状部材の巻き数と異なる。
上記超電導コイル体の製造方法において好ましくは、残部の超電導コイルを形成する工程では、テープ状部材として、ポリイミドテープ、プリプレグテープ、およびポリアミドテープからなる群より選ばれた少なくとも一種を用いる。

Claims (11)

1. 複数の超電導線材を準備する工程と、
   前記超電導線材の中から平均厚みが最も大きな第１の超電導線材を特定し、前記第１の超電導線材を巻くことにより第１の超電導コイルを形成する工程と、
   前記第１の超電導コイルの外形と同じ外形になるように、かつ前記第１の超電導コイルの巻き数と同じ巻き数になるように、残部の前記超電導線材をテープ状部材と共に巻くことにより残部の超電導コイルを形成する工程と、
   前記第１の超電導コイルと、前記残部の超電導コイルとを接続する工程とを備えた、超電導コイル体の製造方法。
2. 前記第１の超電導コイルを形成する工程では、前記第１の超電導線材をテープ状部材と共に巻くことにより前記第１の超電導コイルを形成し、
   前記第１の超電導コイルにおける前記テープ状部材の巻き数は、前記残部の超電導コイルにおける少なくとも１つの前記テープ状部材の巻き数と異なる、請求項１に記載の超電導コイル体の製造方法。
3. 前記残部の超電導コイルを形成する工程では、前記テープ状部材として、ポリイミドテープ、プリプレグテープ、およびポリアミドテープからなる群より選ばれた少なくとも一種を用いる、請求項１または２に記載の超電導コイル体の製造方法。
4. 前記残部の超電導コイルを形成する工程では、前記残部の超電導線材の長さ方向の全てにおいて前記残部の超電導線材を前記テープ状部材と共に巻く、請求項１〜３のいずれか１項に記載の超電導コイル体の製造方法。
5. 前記残部の超電導コイルを形成する工程では、前記残部の超電導線材の長さ方向の一部において前記残部の超電導線材を前記テープ状部材と共に巻く、請求項１〜３のいずれか１項に記載の超電導コイル体の製造方法。
6. 絶縁材で被覆された超電導線材を用いて形成された複数の超電導コイルが接続された超電導コイル体であって、
   前記複数の超電導コイルの外形は同じであり、
   前記複数の超電導コイルでは、前記超電導線材とテープ状部材とが共巻きされており、
   前記複数の超電導コイルのうちの１つの超電導コイルにおける前記テープ状部材の巻き数は、前記複数の超電導コイルのうちの他の１つの超電導コイルにおける前記テープ状部材の巻き数と異なる、超電導コイル体。
7. 絶縁材で被覆された超電導線材を用いて形成された複数の超電導コイルが接続された超電導コイル体であって、
   前記複数の超電導コイルの外形は同じであり、
   前記複数の超電導コイルのうちの少なくとも１つの超電導コイルは、前記超電導線材とテープ状部材とが共巻きされており、かつ前記複数の超電導コイルのうちの少なくとも１つの超電導コイルは、前記テープ状部材と共巻きされていない状態で前記超電導線材が巻かれていることを特徴としている、超電導コイル体。
8. 超電導線材とテープ状部材とが共巻きされた複数の超電導コイルが接続された超電導コイル体であって、
   前記複数の超電導コイルの外形は同じであり、
   前記複数の超電導コイルにおいて共巻きされた前記テープ状部材の平均厚みが異なることを特徴としている、超電導コイル体。
9. 前記テープ状部材は、ポリイミドテープ、プリプレグテープ、およびポリアミドテープからなる群より選ばれた少なくとも一種である、請求項６〜８のいずれか１項に記載の超電導コイル体。
10. 前記テープ状部材と共巻きされた前記超電導線材は、長さ方向の全てにおいて前記テープ状部材と共に巻かれている、請求項６〜９のいずれか１項に記載の超電導コイル体。
11. 前記テープ状部材と共巻きされた前記超電導線材は、長さ方向の一部において前記テープ状部材と共に巻かれている、請求項６〜９のいずれか１項に記載の超電導コイル体。