JP2011013822A - 情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラム - Google Patents

情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想マシンの配置先の物理サーバを、様々な要因を考慮して決定し、消費電力の低減を効率化する情報システム、制御装置、方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】制御装置100は、複数の物理サーバ10に仮想マシンを配置する配置制御部114と、仮想マシン毎の負荷情報30を取得する負荷情報取得部102と、物理サーバ10の優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶部106と、物理サーバ10の制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶部108と、負荷情報30と優先順位情報と制約条件情報とに基づいて、仮想マシン毎に当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバ10を選択する選択部110とを備え、仮想マシン毎に物理サーバ10の選択および選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返し、配置制御部114は、仮想マシン毎に選択された物理サーバ10に配置するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラムに関し、特に、仮想マシンが動作する複数の物理サーバを有する情報システムにおいて、仮想マシンが動作する物理サーバを制御する制御装置、そのデータ処理方法およびプログラム、ならびに、その情報システムに関する。
サーバ仮想化は、単一の物理サーバ上で複数の仮想的なサーバを動作させる(以下、「ホストする」とも言う)技術であり、物理サーバの有効利用のために広く使われている。前記仮想的なサーバは仮想マシンと呼ばれる。サーバ仮想化では動作中の仮想マシンを停止させることなく別の物理サーバにネットワークを介して移送する機能も実現されており、当該機能はライブマイグレーションと呼ばれる。
複数の仮想マシンをいくつかの物理サーバに集約し、仮想マシンをホストしてない物理サーバを電源オフ状態またはサスペンド状態にすることで消費電力を削減することができる。たとえば、特許文献1では、低負荷な物理サーバがホストしている仮想マシンを別の物理サーバに移送し当該物理サーバを電源オフ状態にすることで消費電力を削減する技術が提案されている。
また、非特許文献1ではライブマイグレーションを用いて自律的に、低負荷な仮想マシンを集約し、高負荷な物理サーバ上の仮想マシンは別の物理サーバに移送して高負荷状態を解消する技術が提案されている。非特許文献1で提案されている技術では物理サーバと仮想マシンの負荷情報に基づき、消費電力を削減するためになるべく少ない台数の物理マシンに仮想マシンを集約できるように配置先の物理サーバを決定する。
また、特許文献2には、サービスの最適配置後の動的な負荷状況の変化などのサービスの実行状況に応じたサービスの再配置を確実に行うことが可能なクラスタシステムが記載されている。また、サービスを実行可能な計算機が複数あるときに優先的に割り当てられる計算機の順位を付けることが記載されている。
特表2007−536657号公報 特開2005−100387号公報
竹村俊徳、柳沢満、「省エネルギー実現に向けた仮想サーバの配置制御方式とその評価」、情報処理学会研究報告、2008年、VOL.2008、NO.9(OS−107)、p.73−78
ところで、技術的進歩によって物理サーバの電力効率は向上するため、世代の異なる物理サーバが混在する場合は電源オン状態の物理サーバの台数を減らすことが必ずしも消費電力の削減につながらない。たとえば、1台の旧型の物理サーバで仮想マシンをホストするよりも、2台の新型の物理サーバで仮想マシンをホストした方が、消費電力が小さくなる場合がある。また、同じ台数の物理サーバで仮想マシンをホストするときは、消費電力の小さいものを選択した方が消費電力は小さくなる。
また、一般的に仮想マシンをホストするためにはブレードサーバに代表される高密度型の物理サーバが使用されることが多い。仮想マシンを近接した物理マシンに集中して配置すると、当該物理マシンの発熱量が大きくなり局所的に高温になる。局所的に高温となった場所はホットスポットや熱だまりと呼ばれる。ホットスポットは物理サーバの障害の原因となり、障害を避けるために空調装置の性能を高めると空調装置の消費電力が増大する。データセンタでは、物理サーバを冷却するための空調装置の消費電力が物理サーバの消費電力を上回ることがあり、ホットスポットの発生は消費電力の大きな増大につながる。
このため、仮想マシンの配置先とする物理サーバを決定する際に、単に物理サーバや仮想マシンの負荷を考慮するだけでなく、各物理サーバの電力効率やホットスポットの発生可能性など、様々な要因を考慮して柔軟に決定することを可能とする技術が望まれている。
また、上述した特許文献2に記載のシステムは、サーバの優先順位などのポリシに従ってサービス負荷を分散させるが、サービス負荷を少数の計算機に集中させて消費電力を低減することはできない。したがって、上述した様々な要因を考慮して消費電力を低減する技術が望まれている。
本発明の目的は、上述した課題である消費電力の増大を解決する情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の制御装置は、複数の物理サーバのいずれかに、少なくとも1つの仮想マシンを配置するように前記物理サーバを制御する配置制御手段と、
各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、
前記物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶手段と、
前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶手段と、
前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する選択手段と、を備え、
前記仮想マシン毎に、前記選択手段による前記物理サーバの選択、および前記配置制御手段による、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、前記配置制御手段は、前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する。
本発明の第1の制御装置のデータ処理方法は、
前記制御装置が、
少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、を備え、
前記制御装置が、
各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得し、
前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得し、
前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得し、
前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択し、
前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、
前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する。
本発明の第2の制御装置のデータ処理方法は、
前記制御装置が、
少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、
現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報を記憶する負荷履歴情報記憶装置と、を備え、
前記制御装置が、
前記負荷履歴情報記憶装置を参照し、各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の現在および過去の負荷を示す負荷情報を取得し、
前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得し、
前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得し、
前記負荷情報から前記各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択し、
前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、
前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する。
本発明の情報システムは、少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバと、
複数の前記物理サーバを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
複数の前記物理サーバのいずれかに、少なくとも1つの仮想マシンを配置するように前記物理サーバを制御する配置制御手段と、
各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、
前記物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶手段と、
前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶手段と、
前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する選択手段と、を備え、
前記仮想マシン毎に、前記選択手段による前記物理サーバの選択、および前記配置制御手段による、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、前記配置制御手段は、前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する。
本発明の第1のコンピュータプログラムは、制御装置を実現するコンピュータが、
少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、を備え、
コンピュータに、
各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する手順と、
前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得する手順と、
前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得する手順と、
前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する手順と、
前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返す手順と、
前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する手順と、を実行させるためのプログラムである。
本発明の第2のコンピュータプログラムは、制御装置を実現するコンピュータが、
少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、
現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報を記憶する負荷履歴情報記憶装置と、を備え、
コンピュータに、
前記負荷履歴情報記憶装置を参照し、各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の現在および過去の負荷を示す負荷情報を取得する手順と、
前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得する手順と、
前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得する手順と、
前記負荷情報から前記各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する手順と、
前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返す手順と、
前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する手順と、を実行させるためのプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、仮想マシンの配置先の物理サーバを、様々な要因を考慮して柔軟に決定し、消費電力の低減を効率よく実現する情報システム、制御装置、そのデータ処理方法およびプログラムが提供される。
本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る情報システムの物理サーバの配置位置の具体例を示す図である。 本実施形態に係る情報システムの物理サーバから制御装置に送られる負荷情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報システムの物理サーバから制御装置に送られる負荷情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置の負荷情報記憶部の構造の一例を示す図である。 本実施形態に係る物理サーバの優先順位の一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置の優先順位情報記憶部に記憶される優先順位情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置の制約条件情報記憶部に記憶される制約条件情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る制御装置において、配置制御部が1つの仮想マシンを再配置する一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置において、配置制御部が1つの仮想マシンを再配置する一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置において、配置制御部が1つの仮想マシンを再配置する一例を示す図である。 本実施形態に係る物理サーバの電源状態の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る制御装置の負荷履歴情報記憶部に記憶される負荷履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置の負荷履歴情報記憶部に記憶される負荷履歴情報の一部の具体例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置の制約条件情報記憶部に記憶される制約条件情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る制御装置の目標値情報記憶部に記憶される目標値情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置における制約条件情報更新処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る物理サーバの配置位置の一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置の信頼性情報記憶部に記憶される信頼性情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る制御装置において、信頼性情報を参照して優先順位情報を更新した優先順位の一例を示す図である。 本実施形態に係る制御装置において、信頼性情報を参照して優先順位情報を更新した優先順位の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の情報システムは、少なくとも1つの仮想マシン(不図示)が動作する複数の物理サーバ10と、複数の物理サーバ10を制御する制御装置100と、を備える。
本実施形態の制御装置100は、複数の物理サーバ10のいずれかに、少なくとも1つの仮想マシンを配置するように物理サーバ10を制御する配置制御部114と、各物理サーバ10上で動作する仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得部102と、物理サーバ10の優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶部106と、物理サーバ10に仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶部108と、負荷情報と、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバ10上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバ10を選択する選択部110と、を備え、仮想マシン毎に、選択部110による物理サーバ10の選択、および配置制御部114による、選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返し、配置制御部114は、仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された最も優先順位の高い物理サーバ10に配置するように制御し、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する。
制御装置100は、図示されないインタフェースを介して、ネットワーク3上の複数の物理サーバ10に接続され、複数の物理サーバ10の動作および物理サーバ10上で動作する少なくとも1つの仮想マシンの動作を制御する。たとえば、制御装置100は、ある物理サーバ10がホストする仮想サーバを他の物理サーバ10に移送するコマンドを物理サーバ10に送信することで、仮想マシンの再配置を制御するとともに、移送先の物理サーバ10が電源オフ状態であれば、物理サーバ10の電源をオンに制御するコマンドを物理サーバ10に送信し、1台も仮想サーバをホストしなくなった物理サーバ10の電源をオフ、または、サスペンド状態に制御するコマンドを物理サーバ10に送信する。ネットワーク3は、たとえば、インターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。
図2は、図1の物理サーバ群11を構成する複数の物理サーバ10の物理的な配置位置の一例を示したものである。同図に示すとおり、収容筐体20には、物理サーバ群11に属する複数の物理サーバ10(図では、15台の物理サーバ10を含み、S1〜S15と示す)が、5列3段に収容されている。最上段の破線で囲まれた5つの物理サーバS1からS5は省電力型であり、物理サーバS6からS15よりも高い電力効率をもつ。図2は、配置位置の一例であり、収容筐体20は複数あってもよい。また、物理サーバ10は収容筐体20に収容されず、棚や床に置かれてもよい。また、図2は二次元に物理サーバ10を配置した例であるが、これに限定されない。物理サーバ10の配置は、一列に物理サーバ10を並べた一次元の配置でもよく、あるいは、縦横方向に加え、奥行き方向にも物理サーバ10を配置した三次元の配置でもよい。また、図では上下に垂直方向に並べて配置されているが、左右または前後に水平方向に並べて配置されても、他の方向でも、あるいは、それらの組み合わせでもよい。
制御装置100は、図示しないCPUやメモリ、ハードディスク、および通信装置を備え、キーボードやマウス等の入力装置やディスプレイやプリンタ等の出力装置と接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。そして、CPUが、ハードディスクに記憶されるプログラムをメモリに読み出して実行することにより、後述する各ユニットの各機能を実現することができる。
また、本実施形態の情報システムの各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
具体的には、制御装置100は、負荷情報取得部102と、負荷情報記憶部104と、優先順位情報記憶部106と、制約条件情報記憶部108と、選択部110と、物理サーバ制御部112と、配置制御部114と、を備える。物理サーバ10は、負荷情報送信部12と、仮想マシン制御部14と、電源制御部16と、を備える。
物理サーバ10において、負荷情報送信部12は、たとえば、仮想化ソフトウェアまたは仮想化ハードウェアから仮想マシンのCPUクロック使用量および物理サーバ10のCPUクロックを取得し、ネットワーク3を介して負荷情報30を制御装置100に送信する。負荷情報送信部12は、たとえば、SNMP(Simple Network Management Protocol)のような汎用的なプロトコル、または、前記仮想化ソフトウェアや仮想化ハードウェアが提供する独自のプロトコルにしたがって、制御装置100からの問合せに対して応答し、物理サーバ10から制御装置100に負荷情報30を送信することができる。
図3は、1つの物理サーバ10の負荷情報送信部12から制御装置100の負荷情報取得部102に送られる負荷情報30の一例である。図3に示すように負荷情報30は、たとえば、当該物理サーバ10がホストしている各仮想マシン(不図示)のCPUクロック使用量と、当該物理サーバ10のCPUクロックとを含む。負荷情報30には、CPUクロックに限らず他の計算機資源、たとえば、CPUコア数、メモリ容量、ストレージ容量、ネットワーク帯域、接続されているデバイスの数などの仮想マシンの使用量、および、物理サーバ10が提供できる量を含めてもよい。
また、図4に示すように、負荷情報30には、仮想マシンの使用量を物理サーバ10が提供できる量で割った使用率を含めてもよい。また、負荷情報30には物理サーバ10がホストしている仮想マシンの数を含めてもよい。また各物理サーバ10が提供できる計算機資源の量は、送信せずにあらかじめ制御装置100に記憶しておいてもよい。
図1に戻り、仮想マシン制御部14は、仮想マシンの稼働やライブマイグレーションを制御する。電源制御部16は、物理サーバ10の電源の状態を制御する。すなわち、物理サーバ10の電源をオン、オフ、または、サスペンド状態に制御する。本実施形態では、電源制御部16は、制御装置100からのコマンドをネットワーク3を介して受信し、コマンドにしたがって物理サーバ10の電源の制御を行うことができる。
制御装置100において、負荷情報取得部102は、物理サーバ10からネットワーク3を介して負荷情報30を受信し、負荷情報記憶部104に保存する。負荷情報記憶部104は、各物理サーバ10の負荷情報30を記憶する。図5に負荷情報記憶部104の構造の一例を示す。優先順位情報記憶部106は、予め設定された物理サーバ10の優先順位情報を記憶する。制約条件情報記憶部108は、物理サーバ10に仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する。
図6は、図2のように配置された物理サーバ10の優先順位の一例を示す図である。ここでは、図2に示した物理サーバ群11の各物理サーバ10に優先順位をつけた一例を示してあり、「#」記号に続く数値は物理サーバの優先順位を表している。なお、図6では物理サーバ10の符号10は図示していない。物理サーバ10の優先順位とは、物理サーバ群11の中で、どの物理サーバ10を優先して稼働させるかを示す順位である。本実施形態では、数値が小さいほど優先順位は高く、すなわち、優先して稼働させるが、これに限定されない。優先順位は、物理サーバ群11の中で一意に順番が決まるように、各物理サーバ10、すなわち、制御対象の機器毎に必ず異なる数値が割り当てられる。優先順位を示す数値は連番でなくてもよく、小数でもよいし、数値を表記する文字列、あるいは、アルファベット順などでもよい。要は、物理サーバ群11の中で各物理サーバ10の優先順位が一意に決まればよい。
上述したように、省電力型の電力効率の高い物理サーバS1からS5を最優先し、隣接した物理サーバ10になるべく連続しない優先順位をつけると、たとえば、図6に示すとおりになる。このように優先順位をつけることで、ホットスポットの発生を回避して空調装置の出力を下げ、空調装置を含めた消費電力を削減することができる。信頼性の低い物理サーバに低い優先順位をつけてシステムの信頼性を向上させるなど、システムの運用方針に合わせて電力効率と配置位置以外の基準を用いてもよい。
図7は、優先順位情報記憶部106に記憶される優先順位情報の一例であり、図6の優先順位の例に対応している。本実施形態において、優先順位情報記憶部106は、電力効率の高い物理サーバ10に高い優先順位をつけるとともに、物理サーバ10どうしの相対位置を考慮して優先順位をつけた優先順位情報を記憶する。優先順位は、必ずしも図7に示すように明示的に数値として優先順位情報記憶部106に記憶する必要はなく、たとえば、物理サーバ10のリストを優先順位に従ってソートしておき、先頭の物理サーバ10から使用してもよい。また、優先順位に従って物理サーバ10のIPアドレスなどの識別番号を設定し、識別番号を優先順位情報としてもよい。
図1には図示していないが、制御装置100の操作画面で操作部を用いてユーザが設定した優先順位を優先順位情報記憶部106に記憶してもよいし、記録媒体や外部の他の装置から、優先順位情報が設定されたファイルを受け付け、優先順位情報記憶部106に記憶してもよい。また、優先順位情報記憶部106に記憶されている優先順位情報は、制御装置100や他の装置に出力可能であり、設定一覧を転送したり、印字出力したり、画面表示したりすることでユーザに提示することができる。ユーザは、提出された設定一覧を確認し、設定されている優先順位の変更画面で操作部を用いて変更することもできるものとする。
図8は、制約条件情報記憶部108に記憶される制約条件情報の一例である。一般的に、物理サーバ10は極度に高負荷な状態になると性能が低下する。そこで、物理サーバ10の性能が低下しない程度の負荷を予め制約条件として物理サーバ10毎に設定する。制約条件としては、たとえば、CPUクロック使用率、メモリ容量使用率、または、ネットワーク帯域使用率、およびこれらの組み合わせ等が含まれる。図8の例では、後述する配置制御部114が物理サーバ10に仮想マシンを配置するとき、物理サーバ10のCPUクロック使用率は80%まで、メモリ容量使用率は80%まで、ネットワーク帯域使用率は50%までとしている。
図1に戻り、選択部110は、負荷情報と優先順位情報に基づいて、物理サーバ10に仮想マシンを再配置する。すなわち、選択部110は、負荷情報と、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバ10上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバ10を選択する。選択された物理サーバ10が、仮想マシンの移送先に決定される。選択部110は、仮想マシン毎に、物理サーバ10の選択、および選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返し、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する。
本実施形態において、上述した制約条件情報記憶部108は、物理サーバ10が仮想マシンの移送先または移送元となるときの制約条件を含む制約条件情報をさらに記憶し、選択部110は、制約条件情報に基づいて制約条件を満足しない物理サーバ10を移送先または移送元の候補として選択しない。
具体的には、選択部110は、上述した制約条件情報記憶部108に記憶される制約条件情報に含まれる制約条件のいずれか1つ以上を満たさない場合、当該物理サーバ10に仮想マシンを配置しない。すなわち、当該物理サーバ10を移送先として選択しない。また、仮想マシンの負荷が変動してこれら制約条件のいずれか1つ以上が満たされなくなった場合、選択部110は、当該物理サーバ10上の仮想マシンを別の物理サーバ10に移送して制約条件を満たすように仮想マシンの移送先の物理サーバ10を選択する。仮想マシンの再配置制御では上記のように複数の計算機資源を考慮すべきであるが、以下では説明を簡単にするためにCPU使用率を考慮する例を説明する。
物理サーバ制御部112は、仮想マシンが1つも動作していない、すなわち、仮想マシンを1つもホストしていない物理サーバ10に対して、当該物理サーバ10の電源をオフ、または、サスペンド状態にするよう制御するとともに、仮想マシンを移送する際、移送先の物理サーバ10の電源状態を確認し、当該物理サーバ10の電源がオフまたはサスペンド状態の場合、当該物理サーバ10の電源をオンするように制御する。
配置制御部114は、少なくとも1つの仮想マシン(不図示)が動作する複数の物理サーバ10間で、仮想マシンを移送させるように物理サーバ10を制御する。仮想マシン毎に、選択部110による物理サーバ10の選択、および配置制御部114による、選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返すことで、配置制御部114は、仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された最も優先順位の高い物理サーバ10に移送させるように制御し、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する。ここで、配置制御部114は、選択された移送対象の仮想マシンを移送先の物理サーバ10に移送するコマンドをネットワーク3を介して物理サーバ10に送信する。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置100を実現するコンピュータに、各物理サーバ10上で動作する仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する手順と、優先順位情報記憶部106を参照し、優先順位情報を取得する手順と、制約条件情報記憶部108を参照し、制約条件情報を取得する手順と、負荷情報と、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバ10上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する手順と、仮想マシン毎に、物理サーバ10の選択、および選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返す手順と、仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された最も優先順位の高い物理サーバ10に配置するように制御し、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する手順と、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について以下に説明する。図9は、本発明の実施の形態に係る制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1乃至図9を用いて説明する。
本実施形態の制御装置100のデータ処理方法は、制御装置100が、各物理サーバ10上で動作する仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報30を取得し(ステップS101)、優先順位情報記憶部106を参照し、優先順位情報を取得し、制約条件情報記憶部108を参照し、制約条件情報を取得し、負荷情報30と、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバ10上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバ10を選択し(ステップS103、S104)、仮想マシン毎に、物理サーバ10の選択および、選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返し(ステップS102:ループA)、仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された最も優先順位の高い物理サーバ10に配置するように制御し(ステップS103:ループB)、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する。
具体的には、制御装置100において、負荷情報取得部102が、各物理サーバ10の負荷情報送信部12から各物理サーバ10の電源状態を含む負荷情報30を受信して収集する(ステップS101)。ここで、負荷情報30が受信できなかった場合は、当該物理サーバ10は電源オフ状態またはサスペンド状態であると判定してもよい。負荷情報取得部102が受信した負荷情報30は負荷情報記憶部104に格納される。なお、負荷情報記憶部104は必ずしも必要なく、負荷情報取得部102が取得した負荷情報30を直接選択部110に受け渡してもよい。
そして、選択部110が、物理サーバ10がホストしているすべての仮想サーバについて、仮想マシン毎にループAの処理を繰り返す(ステップS102)。ループAでは、選択部110が、優先順位情報記憶部106を参照し、物理サーバ10の優先順位に従って、優先順位の順に、すべての物理サーバ10について、ループBの処理を繰り返す(ステップS103)。ループBでは、物理サーバ10毎に以下の処理を繰り返す。
すなわち、選択部110が、負荷情報記憶部104を参照し、負荷情報を取得し、さらに、制約条件情報記憶部108を参照し、制約条件情報を取得する。そして、選択部110が、負荷情報と制約条件情報に基づいて、当該仮想マシンを当該物理サーバ10に配置可能か否かを判定する。すなわち、当該物理サーバ10の制約条件を、当該物理サーバ10に当該仮想マシンが配置された時、当該物理サーバ10が満足するかを判定する(ステップS104)。
ここで、電源オフ状態またはサスペンド状態の物理サーバ10であっても、電源オン状態にすることで制約条件を満足する場合は満足すると判定する(ステップS104のYES)。制約条件を満たさない場合(ステップS104のNO)、ステップS103に戻り、次の優先順位の物理サーバ10について、ループBを繰り返す。制約条件を満足した場合(ステップS104のYES)、選択部110が、当該物理サーバ10を当該仮想マシンの移送先に決定してステップS105からステップS108の処理に移り、ループBの繰り返しを終了する。
そして、ステップS104で制約条件を満たすと判定したとき(YES)、選択部110が、当該仮想マシンは当該物理サーバ10で既にホストされているかを判定する(ステップS105)。ホストされていれば(ステップS105のYES)、ステップS106からステップS108を実行しない。すなわち、移送先と移送元が同一の物理サーバ10であれば移送ステップをスキップする。
移送先と移送元の物理サーバ10が異なれば(ステップS105のNO)、選択部110が、負荷情報記憶部104を参照し、物理サーバ10が電源オン状態であるかを判定する(ステップS106)。電源オン状態でなければ(ステップS106のNO)、物理サーバ制御部112が、物理サーバ10の電源制御部16に当該物理サーバ10を電源オン状態にするコマンドをネットワーク3を介して送信する(ステップS107)。その後、すなわち、当該物理サーバ10が電源オンされて、制御装置100からのコマンドを受信して実行可能な状態になってから、配置制御部114が、当該仮想マシンを当該物理サーバ10に移送するコマンドをネットワーク3を介して送信する(ステップS108)。そして、次の仮想サーバについて、ループAを繰り返す。
すべての仮想マシンについて、ループAの繰り返しが完了すると、物理サーバ制御部112が、仮想マシンを1台もホストしていない物理サーバ10の電源制御部16に当該物理サーバ10を電源オフ状態にするコマンドをネットワーク3を介して送信する(ステップS109)。
このステップS109において、対象となるすべての物理サーバ10を電源オフ状態にせず、優先順位の高いいくつかの物理サーバ10を電源オン状態またはサスペンド状態にしておくことで、負荷上昇時に、仮想サーバの移送先となる物理サーバ10を起動して電源オン状態にする時間を短縮でき、高負荷状態を早く解消することができる。
以下、具体的な例を用いて説明する。
図10では、制御装置100において、配置制御部114が、1つの仮想マシンを再配置する一例を示している。同図に示すように、優先順位#1から#5をもつ物理サーバS1とS5とS3とS2とS4は電源オン状態であり、それぞれが1つから3つの仮想マシンをホストしている。それ以外の物理サーバ10は仮想マシンをホストしておらず電源オフ状態である。
たとえば、物理サーバS4がホストしている仮想マシンをホスト可能な物理サーバは、優先順位#5から#15をもつ物理サーバである。優先順位#1から#4をもつ物理サーバは、制約条件であるCPU使用率の配置上限しきい値UHを超えてしまうため、これらの物理サーバ10には前記仮想マシンを配置することはできない。前記仮想マシンをホスト可能な物理サーバのうち最も高い優先順位を持つ物理サーバは優先順位#5をもつ物理サーバS4であるが、前記仮想マシンは当該物理サーバですでにホストされているため配置制御部114は前記仮想マシンを移送しない。
図11は、制御装置100において、配置制御部114が、1つの仮想マシンを再配置する他の一例を示している。同図に示すように、優先順位#1から#5をもつ物理サーバS1とS5とS3とS2とS4は電源オン状態であり、それぞれが1つから3つの仮想マシンをホストしている。それ以外の物理サーバは仮想マシンをホストしておらず電源オフ状態である。たとえば、物理サーバS4がホストしている仮想マシンをホスト可能な物理サーバ10は、優先順位#4から#15をもつ物理サーバ10である。優先順位#1から#3をもつ物理サーバ10は、物理サーバS4がホストしている仮想マシンを移送すると、制約条件であるCPU使用率の配置上限しきい値UHを超えてしまうため、これらの物理サーバ10には前記仮想マシンを配置することはできない。
選択部110は、前記仮想マシンをホスト可能な物理サーバ10のうち最も高い優先順位#4をもつ物理サーバS2を、前記仮想マシンの移送先に決定する。物理サーバS2は電源オン状態なので、そのまま、配置制御部114は物理サーバS4の仮想マシン制御部14に、当該仮想マシンを物理サーバS2に移送するコマンドをネットワーク3を介して送信する。移送が完了すると物理サーバS4がホストする仮想マシンはなくなり、当該物理サーバを電源オフ状態にすることができる。物理サーバ制御部112は、物理サーバS4の電源制御部16に当該物理サーバを電源オフ状態にするコマンドをネットワーク3を介して送信する。このように、図11の例では、優先順位の高い物理サーバ10に対象の仮想マシンを集約し、これにより、消費電力を削減することができる。
図12は、制御装置100において、配置制御部114が、1つの仮想マシンを再配置する一例を示している。同図に示すように、優先順位#1から#4をもつ物理サーバS1とS5とS3とS2は電源オン状態であり、それぞれが1つから3つの仮想マシンをホストしている。それ以外の物理サーバは仮想マシンをホストしておらず電源オフ状態である。たとえば、優先順位#1をもつ物理サーバS1がホストしているCPU使用率の大きい方の仮想マシンをホスト可能な物理サーバは、優先順位#5から#15をもつ物理サーバである。優先順位#1から#4をもつ物理サーバはCPU使用率の配置上限しきい値UHを超えてしまうため、前記仮想マシンを配置できない。
選択部110は、前記仮想マシンをホスト可能な物理サーバのうち最も高い優先順位#5をもつ物理サーバS4を移送先に決定する。物理サーバ制御部112は物理サーバS4の電源制御部16に電源オン状態にするコマンドをネットワーク3を介して送信する。その後、物理サーバS1の仮想マシン制御部14に当該仮想マシンを物理サーバS4に移送するコマンドをネットワーク3を介して送信する。このように、図12の例では、対象の仮想マシンを優先順位の高い物理サーバ10に移動することで、仮想マシンを分散させ、これにより、物理サーバS1のCPU使用率が配置上限しきい値UHを超えている状態を解消することができる。
前記再配置を各仮想マシンに対して繰り返すことによって優先順位の高い物理サーバに仮想マシンを集約することができ、仮想マシンをホストしていない優先順位の低い物理サーバを電源オフ状態またはサスペンド状態にすることで消費電力を削減することができる。
前記再配置を各仮想マシンに対して実行するとき、仮想マシンを選択する順序は任意で良い。ただし、負荷の高い仮想マシンから選択することで、少ない数の物理サーバに仮想マシンを集めることができる。また、メモリ使用量の小さい仮想マシンから選択することで、ライブマイグレーションにかかるネットワークの負荷を低減することができる。
図13は、図6で示した優先順位の例に従って優先順位の高い10台の物理サーバを電源オン状態にした物理サーバの配置を示している。なお、図13では物理サーバ10の符号10は図示していない。最上段の電力効率の良い物理サーバが優先的に使用され、それ以外の物理サーバは隣り合った物理サーバが電源オン状態にならないように使用されている。これによって、ホットスポットの発生を防止し消費電力を削減することができる。
以上説明したように、本実施形態の制御装置100によれば、電力効率の高い物理サーバを優先し、また、隣接する物理サーバがなるべく連続する優先順位を持たないように付けられた物理サーバの優先順位に基づき、各仮想マシンを当該仮想マシンをホスト可能な最も優先順位の高い物理サーバに移送するステップを繰り返すことで、優先順位の高い物理サーバに仮想マシンを集め、仮想マシンをホストしていない物理サーバを電源オフ状態にすることで消費電力を削減することができる。
本実施形態では、各物理サーバ10に重複しない一意に決められた優先順位を用いることで、仮想マシンをその仮想マシンを配置可能な最も優先順位の高い物理サーバに移送させるという処理を繰り返すだけで、仮想マシンをできる限り少ない台数の物理サーバに効率よく集約することができる。このように、シンプルな構成で、高効率な再配置を実現することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態とは、各仮想マシンの最新の負荷だけでなく過去に受信した負荷を含む負荷履歴情報に基づいて、再配置を行う点で相違する。本実施形態は、上記実施形態の仮想マシンの移送頻度を低くしたものである。
ライブマイグレーションによる仮想マシンの移送では、仮想マシンが使用している全てのメモリの内容がネットワーク3を介して転送される。また、移送元と移送先の双方でCPUに負荷がかかる。このために、移送の頻度が高いとネットワークとCPUが高負荷になりシステムの性能が低下する。システムの性能を低下させないためには、効果の低い、または、逆効果の移送を避け効果的な再配置をする必要がある。
効果の高い移送をするためには、仮想マシンが近い将来に必要とするCPUクロックなどを正確に見積もる必要がある。たとえば、5分おきに再配置する場合、将来15分から30分程度の負荷変動を見込んで仮想マシンが必要とするCPUクロックなどを見積もり、見積もった量に基づいて仮想マシンを配置することで仮想マシンの移送頻度を低くすることができる。
図14は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施形態の制御装置200は、上記実施形態の制御装置100と同じ、負荷情報取得部102と、優先順位情報記憶部106と、制約条件情報記憶部108と、物理サーバ制御部112と、配置制御部114と、を備えるとともに、さらに、負荷履歴情報記憶部202と、負荷推定部204と、選択部206と、を備える。図1の上記実施形態の制御装置100と同様の構成要素については図1の制御装置100と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の制御装置200は、負荷情報取得部102が現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報(負荷履歴情報)を記憶する負荷履歴情報記憶部202と、負荷情報(負荷履歴情報)から各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もる負荷推定部204と、見積もった結果と、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバを選択する選択部206と、をさらに備える。
負荷履歴情報記憶部202は、たとえば、各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量として、仮想マシンが将来必要とするCPUクロックなどを見積もれるようにするために、最新の負荷だけでなく過去の負荷を含む負荷履歴情報を記憶する。負荷推定部204は、負荷履歴情報を負荷履歴情報記憶部202から取得し、各仮想マシンが将来必要とするCPUクロックなどを見積もる。各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量として、CPUクロックに限らず他の計算機資源、たとえば、CPUコア数、メモリ容量、ストレージ容量、ネットワーク帯域、接続されているデバイスの数などの仮想マシンの使用量、および、物理サーバ10が提供できる量を含めてもよい。
負荷履歴情報記憶部202に記憶される負荷履歴情報の一例を図15に示す。同図に示すように、負荷履歴情報は時系列データとして記憶することができる。
図15に示した負荷履歴情報から、仮想マシンIDがVM033である行のうち新しいものから11件を抽出した例を図16に示す。同図に示すとおり、仮想マシンをホストする物理サーバは当該仮想マシンの移送によって変化することがある。
図16に示すとおり、当該仮想マシンの最新のCPUクロック使用量は1362MHzであるが、過去のCPUクロック使用量によると1分後にも大きくCPUクロック使用量が変化する可能性が高いことは明らかであり、このように変動の大きい負荷に対して最新のCPUクロック使用量が当該仮想マシンが必要とするCPUクロックであると見積もることは不適切である。最新のCPUクロック使用量だけに基づいて移送して移送後にCPUクロック使用量が大きく変動すると、再度移送の対象となり移送頻度が高くなってネットワークとCPUの負荷が増大する。
変動の大きい負荷に対して仮想マシンが必要とするCPUクロックなどを適切に見積もるためには、たとえば、負荷履歴情報のパーセンタイル値や移動平均を使うことができる。図16に示した例で、たとえば、95パーセンタイル値を11個の数値の最大の数と二番目に大きい数の相加平均であると定義すると、95パーセンタイル値は1899MHzと計算できる。また、負荷の変動パターンがモデル化されている場合、モデルを用いた予測を行ってもよい。たとえば、午前3時にバックアップ処理のため負荷が高くなると分かっている仮想マシンに対して、午前3時前後に多くの見積もりをすることができる。
本実施形態では、負荷履歴情報のパーセンタイル値や移動平均を使った例を説明したが、これに限定されるものではなく、たとえば、パーセンタイル値や移動平均にマージンを加えたり、負荷変動を一次関数やその他の関数にあてはめて予測したりしてもよい。
なお、前記見積もりは負荷推定部204ではなく物理サーバで行って、見積もった結果を負荷情報(負荷履歴情報)として制御装置100に送信してもよい。このようにすれば、大規模なシステムにおいて制御装置100の計算量が増大することを防ぐことができる。
さらに移送頻度を低くし、ネットワークとCPUの負荷を低減するためには、効果の低い移送は行わないようにする。具体的には、物理サーバに対して適切な負荷の範囲を設定しておき、すでに適切な負荷の物理サーバからは仮想マシンを移送しない。たとえば、30%から70%までを適切な負荷の範囲とすれば、50%の負荷の物理サーバからは仮想マシンを移送しない。ただし、常にこのようにすると優先順位が守られる保証がなくなるため、ネットワーク帯域およびCPU使用率に余裕があるときは移送を行ってもよい。あるいは、移送時間や時刻を制限してもよい。
本実施形態の制約条件情報記憶部108が記憶する制約条件情報の一例を図17に示す。図17に示すとおり、CPUクロックとメモリ容量については、40%から70%までが適切な負荷の範囲である。ネットワーク帯域については、10%から40%までが適切な負荷の範囲である。図17の制約条件情報は一例であり、たとえば、適正負荷は55%±15%など中央値と中央値からの許容範囲の組み合わせでもよい。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置200を実現するコンピュータに、負荷履歴情報記憶部202を参照し、各物理サーバ10上で動作する仮想マシン毎の現在および過去の負荷を示す負荷情報(負荷履歴情報)を取得する手順と、優先順位情報記憶部106を参照し、優先順位情報を取得する手順と、制約条件情報記憶部108を参照し、制約条件情報を取得する手順と、負荷情報(負荷履歴情報)から各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバ10上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバ10を選択する手順と、仮想マシン毎に、物理サーバ10の選択、および、選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返す手順と、仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された最も優先順位の高い物理サーバ10に配置するように制御し、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する手順と、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について説明する。図18は、本発明の実施の形態に係る制御装置200の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図14乃至図18を用いて説明する。
本実施形態の制御装置200のデータ処理方法は、制御装置200が、負荷履歴情報記憶部202を参照し、各物理サーバ10上で動作する仮想マシン毎の現在および過去の負荷を示す負荷情報(負荷履歴情報)を取得し(ステップS101)、優先順位情報記憶部106を参照し、優先順位情報を取得し、制約条件情報記憶部108を参照し、制約条件情報を取得し、負荷情報(負荷履歴情報)から各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と(ステップS202)、優先順位情報と、制約条件情報と、に基づいて、物理サーバ10上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバ10を選択し(ステップS203〜S205)、仮想マシン毎に、物理サーバ10の選択、および選択された物理サーバ10への仮想マシンの配置を順に繰り返し(ループC)、仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された最も優先順位の高い物理サーバ10に配置するように制御し(ループD)、すべての仮想マシンを物理サーバ10に配置制御する。
具体的には、本実施形態の制御装置200は、上記実施形態の制御装置100の図9のフローチャートと同様なステップS101と、ステップS105〜S109と、を有するとともに、さらに、以下に説明するステップS201およびS202を有する。
まず、制御装置200において、負荷情報取得部102が、各物理サーバ10の負荷情報送信部12から各物理サーバ10の電源状態を含む負荷情報30を受信して収集する(ステップS101)。ここで、負荷情報30が受信できなかった場合は、当該物理サーバ10は電源オフ状態またはサスペンド状態であると判定してもよい。負荷情報取得部102が受信した負荷情報30は負荷履歴情報記憶部202に格納される。
そして、選択部206が、物理サーバ10がホストしているすべての仮想サーバについて、仮想マシン毎にループCの処理を繰り返す(ステップS201)。ループCでは、負荷推定部204が、負荷履歴情報記憶部202を参照し、負荷履歴情報を取得し、負荷履歴情報から各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もる(ステップS202)。そして、選択部206が、制約条件情報記憶部108を参照し、制約条件情報を取得する。そして、選択部206が、仮想マシンをホストしている物理サーバが適正負荷であるかを制約条件情報に基づいて判定する(ステップS203)。前記判定で物理サーバが適正負荷であれば(ステップS203のYES)、ステップS204のループDを実行せずにステップ201のループCの繰り返しを続行する。
前記判定で物理サーバが適正負荷でない場合(ステップS203のNO)、選択部206が、優先順位情報記憶部106を参照し、物理サーバ10の優先順位に従って、優先順位の順に、すべての物理サーバ10について、ループDの処理を繰り返す(ステップS204)。ループDでは、物理サーバ10毎に以下の処理を繰り返す。
すなわち、選択部206が、負荷履歴情報と制約条件情報に基づいて、当該仮想マシンを当該物理サーバ10に配置可能か否かを判定する。すなわち、当該物理サーバ10に当該仮想マシンが配置された時、当該物理サーバ10の制約条件を、当該物理サーバ10が満足するかを負荷履歴情報に基づいて判定する(ステップS205)。
ここで、電源オフ状態またはサスペンド状態の物理サーバ10であっても、電源オン状態にすることで制約条件を満足する場合は満足すると判定する(ステップS205のYES)。制約条件を満たさない場合(ステップS205のNO)、ステップS204に戻り、次の優先順位の物理サーバ10について、ループDを繰り返す。制約条件を満足した場合(ステップS205のYES)、選択部206が、当該物理サーバ10を当該仮想マシンの移送先に決定してステップS105からステップS108の処理に移り、ループDの繰り返しを終了する。
そして、ステップS205で制約条件を満たすと判定したとき(YES)、選択部206が、当該仮想マシンは当該物理サーバ10で既にホストされているかを判定する(ステップS105)。ホストされていれば(ステップS105のYES)、ステップS106からステップS108を実行しない。すなわち、移送先と移送元が同一の物理サーバ10であれば移送ステップをスキップする。
移送先と移送元の物理サーバ10が異なれば(ステップS105のNO)、選択部110が、負荷履歴情報記憶部202を参照し、物理サーバ10が電源オン状態であるかを判定する(ステップS106)。電源オン状態でなければ(ステップS106のNO)、物理サーバ制御部112が、物理サーバ10の電源制御部16に当該物理サーバ10を電源オン状態にするコマンドをネットワーク3を介して送信する(ステップS107)。その後、すなわち、当該物理サーバ10が電源オンされて、制御装置200からのコマンドを受信して実行可能な状態になってから、配置制御部114が、当該仮想マシンを当該物理サーバ10に移送するコマンドをネットワーク3を介して送信する(ステップS108)。そして、次の仮想サーバについて、ループCを繰り返す。
すべての仮想マシンについて、ループCの繰り返しが完了すると、物理サーバ制御部112が、仮想マシンを1台もホストしていない物理サーバ10の電源制御部16に当該物理サーバ10を電源オフ状態にするコマンドをネットワーク3を介して送信する(ステップS109)。
上述したように、本実施形態では、ステップS202とステップS205の判定では、最新の負荷情報だけに基づいて判定するのではなく、負荷履歴情報記憶部202に記憶された負荷履歴情報を用いて見積もった仮想マシンが必要とするCPUクロックなどに基づいて判定する。
以上説明したように、本実施形態の制御装置200によれば、図1の上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、負荷履歴情報から仮想マシンが近い将来必要とするCPUクロックなどを見積もって配置することと、制約条件情報に基づいて適正負荷の物理サーバからは仮想マシンを移送しないことで、仮想マシンの移送頻度を低くしネットワークとCPUの負荷を低減することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態とは、上記実施形態の制約条件情報を自動的に調節する点で相違する。
図1および図14のいずれの上記実施形態においても、制約条件情報は固定されていたが、適切な制約条件をあらかじめ設定しておくことは難しい。なぜなら、適切な制約条件は負荷の変動パターンによって異なり、負荷の変動パターンは未知であることが多いためである。本実施形態では、物理サーバの負荷が配置上限しきい値を超過した時間に応じて配置上限しきい値を自動的に調節し、システムが提供するサービスの品質を一定に保つ例を説明する。
図19は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施形態の制御装置300は、図14の上記実施形態の制御装置200と同じ、負荷情報取得部102と、優先順位情報記憶部106と、制約条件情報記憶部108と、物理サーバ制御部112と、配置制御部114と、負荷履歴情報記憶部202と、負荷推定部204と、選択部206と、を備えるとともに、さらに、制約条件情報更新部302と、目標値情報記憶部304と、を備える。図14の上記実施形態の制御装置200と同様の構成要素については図14の制御装置200と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態は、図14の上記実施形態の制御装置200の構成の拡張として説明しているが、これに限定されない。たとえば、図1の上記実施形態の制御装置100の構成の拡張とすることもできる。
本実施形態の制御装置300は、システムの評価値の目標値を示す目標値情報を記憶する目標値情報記憶部304と、制約条件情報を更新する制約条件情報更新部302と、をさらに備え、負荷履歴情報記憶部202は、現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報(負荷履歴情報)をさらに記憶し、制約条件情報更新部302は、負荷情報(負荷履歴情報)から評価値を算出し、算出した評価値と目標値を比較し、評価値が目標値に近づくように制約条件情報記憶部108の制約条件情報を更新する制約条件更新処理を繰り返し実行する。
目標値情報記憶部304は、達成すべき目標値を示す目標値情報を記憶する。制約条件情報更新部302は、負荷履歴情報と目標値情報に基づいて制約条件情報を更新する。
図20に、目標値情報記憶部304に記憶される目標値情報の一例を示す。同図に示すように、目標値情報には、たとえば、物理サーバの負荷が配置上限しきい値を超えた時間の割合の平均を示す物理サーバ平均高負荷率を含めることができる。図の例では、物理サーバ平均高負荷率は、上限が6%、下限が4%である。物理サーバ平均高負荷率は、たとえば、過去1時間に物理サーバの負荷が配置上限しきい値を超過した時間を1時間で割って物理サーバ高負荷率を算出し、全ての物理サーバで物理サーバ高負荷率を相加平均することで求められる。たとえば、過去1時間に物理サーバの負荷が配置上限しきい値を超えた時間が合計3分であれば、当該物理サーバの物理サーバ高負荷率は5%である。また、負荷が配置上限しきい値を超えた物理サーバで仮想マシンがホストされた時間の割合の平均を示す仮想マシン平均高負荷率を用いてもよい。あるいは、評価値としては、物理サーバ平均高負荷率や仮想マシン平均高負荷率など以外に、ウェブサーバの応答速度などを用いることもできる。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置300を実現するコンピュータに、上記実施形態の手順に加え、目標値情報記憶部304を参照し、目標値情報を取得する手順と、負荷情報(負荷履歴情報)から評価値を算出する手順と、参照した評価値と目標値を比較する手順と、比較の結果に基づいて、評価値が目標値に近づくように、制約条件情報記憶部108の制約条件情報を更新する手順と、をさらに実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について説明する。図21は、本発明の実施の形態に係る制御装置300の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図19乃至図21を用いて説明する。
本実施形態の制御装置300のデータ処理方法は、制御装置300が、上記実施形態の処理に加え、目標値情報記憶部304を参照し、目標値情報を取得し、負荷情報(負荷履歴情報)から評価値を算出し、参照した評価値と目標値を比較し、比較の結果に基づいて、評価値が目標値に近づくように、制約条件情報記憶部108の制約条件情報を更新する(ステップS301)。
具体的には、まず、制約条件情報更新部302が、負荷履歴情報記憶部202の負荷履歴情報と目標値情報記憶部304の目標値情報に基づいて、制約条件情報記憶部108の制約条件情報を更新する(ステップS301)。次に、選択部206により、負荷履歴情報記憶部202の負荷履歴情報と制約条件情報記憶部108の制約条件情報に基づいて選択された仮想マシンの再配置を配置制御部114が行う(ステップS302)。ステップS302は上記実施形態の図18のフローチャートに示す動作と同等であるため詳細な説明は省略する。
次に、図22を用いて、図21のステップ301の具体的な動作例を説明する。まず、制約条件情報更新部302が、負荷履歴情報記憶部202から負荷履歴情報を取得し(ステップS401)、負荷履歴情報からたとえば、物理サーバ平均高負荷率などの評価値を算出する(ステップS402)。制約条件情報更新部302が、目標値情報記憶部304から目標値情報に含まれる目標値を取得する(ステップS403)。次に、前記評価値が前記目標値の下限を下回るかを判定する(ステップS404)。下回る場合は(ステップS404のYES)、評価値を上げるように制約条件情報を更新して(ステップS405)、処理を終了する。
具体的には、たとえば、物理サーバ平均高負荷率の目標値の下限が4%で負荷履歴情報から算出した評価値が3%であれば、高負荷率を上げるために配置上限しきい値に1%を加算する。
前記判定の結果評価値が目標値を下回らなかった場合は(ステップS404のNO)、評価値が目標値の上限を上回るかを判定する(ステップS406)。上回る場合は(ステップS406のYES)、評価値を下げるように制約条件情報を更新して(ステップS407)、処理を終了する。
具体的には、たとえば、物理サーバ平均高負荷率の目標値の上限が6%で負荷履歴情報から算出した評価値が7%であれば、高負荷率を下げるために配置上限しきい値から1%を減算する。これにより、負荷の変動パターンが未知であっても物理サーバ平均高負荷率を目標値前後に制御することができる。
一方、前記判定の結果評価値が目標値を上回らなかった場合は(ステップS406のNO)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の制御装置300によれば、図1および図14の上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、システムの評価値が目標値に達しているかを判定して達していなければ達するように制約条件情報を自動的に更新することで、仮想マシンの負荷変動のパターンが未知の場合でも本装置を適用可能にする。
(第4の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報システムは、上記実施形態とは、システムの運用中に自動的に優先順位情報を更新する点で相違する。本実施形態は、図1の上記実施形態の信頼性を高めたものである。
優先順位が固定されていると、電源状態の切り替えが一部の物理サーバで頻繁に行われることがある。たとえば、平均30台の物理サーバが電源オン状態にされるシステムにおいては、30番目付近の優先順位を持つ物理サーバの電源状態が頻繁に切り替わる可能性が高い。電源状態の頻繁な切り替えは、物理サーバの故障につながる場合がある。たとえば、一般的にハードディスク装置は電源状態の切り替えによって寿命が縮む。
第4の実施の形態では、優先順位情報を定期的に更新することで一部の物理サーバで電源状態の切り替えが頻繁に発生することを防止する。また、物理サーバの信頼性情報を参照し信頼性の低い物理サーバに低い優先順位をつける。これらにより、システムの信頼性を高める。
図23は、本発明の実施の形態に係る情報システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施形態の制御装置400は、図1の上記実施形態の制御装置100と同じ、負荷情報取得部102と、負荷情報記憶部104と、優先順位情報記憶部106と、制約条件情報記憶部108と、選択部110と、物理サーバ制御部112と、配置制御部114と、を備えるとともに、さらに、信頼性情報記憶部402と、優先順位情報更新部404と、を備える。図1の上記実施形態の制御装置100と同様の構成要素については図1の制御装置100と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態は、図1の上記実施形態の制御装置100の構成の拡張として説明しているが、これに限定されない。たとえば、図14の上記実施形態の制御装置200または図19の上記実施形態の制御装置300の構成の拡張とすることもできる。
本実施形態の制御装置400は、本実施形態の物理サーバ40の信頼性を示す信頼性情報を記憶する信頼性情報記憶部402と、優先順位情報を更新する優先順位情報更新部404と、をさらに備え、優先順位情報更新部404は、信頼性情報に基づき、信頼性の低い物理サーバの優先順位を低くし、信頼性の高い物理サーバの優先順位を高くする優先順位更新処理を繰り返し実行する。
優先順位情報更新部404は、優先順位情報を更新する。信頼性情報記憶部402は、物理サーバの信頼性を示す信頼性情報を記憶する。
図24に、本実施形態の物理サーバ群42の物理サーバ40の配置位置の一例を示す。同図に示すとおり、収容筐体50には物理サーバS21からS35が5列3段に配置されており、各物理サーバ40の電力効率は同じとする。物理サーバに付けられた「#」に続く数値は優先順位を示しており、数値が小さいほど優先順位は高い。図24に示すとおり、隣り合った物理サーバ同士は連続した優先順位をもたず、これによりホットスポットの発生を防止する。
図25は、信頼性情報記憶部402に記憶される信頼性情報の一例である。システム管理者などのユーザは、システムの過去の障害履歴やハードウェアの診断情報などから各物理サーバの信頼性を判断し、信頼性が高いか低いかを設定することができる。すなわち、ユーザの設定を受け付ける受付部(不図示)と、信頼性情報記憶部402の信頼性情報の設定の変更を行うことができる。あるいは、物理サーバの信頼性を自動的に評価するハードウェアおよびソフトウェアがあれば、前記評価の結果を自動的に信頼性情報記憶部402に反映してもよい。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置400を実現するコンピュータに、上記実施形態の手順に加え、信頼性情報記憶部402を参照し、信頼性情報を取得する手順と、信頼性情報に基づき、信頼性の低い物理サーバ10の優先順位が低く、信頼性の高い物理サーバ10の優先順位が高くなるように、優先順位情報記憶部106の優先順位情報を更新する手順と、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。
このように構成された本実施形態の情報システムの動作について説明する。図26は、本発明の実施の形態に係る制御装置400の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図23乃至図26を用いて説明する。
本実施形態の制御装置400のデータ処理方法は、制御装置400が、上記実施形態のデータ処理に加え、さらに、信頼性情報記憶部402を参照し、信頼性情報を取得し(ステップS501)、信頼性情報に基づき、信頼性の低い物理サーバ10の優先順位が低く(ステップS504)、信頼性の高い物理サーバ10の優先順位が高くなるように(ステップS503)、優先順位情報記憶部106の優先順位情報を更新する(ステップS508)。
具体的には、優先順位情報更新部404が、まず信頼性情報を信頼性情報記憶部402から取得し(ステップS501)、優先順位情報記憶部106から優先順位情報を取得する(ステップS502)。次に、優先順位情報更新部404が、信頼性情報を参照し、信頼性が高い物理サーバの優先順位の百の位を0にする(ステップS503)。また同様に、信頼性が低い物理サーバの優先順位の百の位を1にする(ステップS504)。
そして、優先順位情報更新部404が、全ての物理サーバの優先順位に1を加算する(ステップS505)。このとき、優先順位が16の物理サーバがあれば優先順位を1に変更する(ステップS506)。また、優先順位が116の物理サーバがあれば優先順位を101に変更する(ステップS507)。そして、優先順位情報記憶部106の優先順位情報を更新する(ステップS508)。上記の動作は、たとえば、1時間おきに行われる。更新のタイミングは、特に限定されない。予め決められた時間おきに実行されてもよいし、予めスケジュールされた日時に実行されてもよいし、システム管理者などのユーザの更新要求を受け付けた時に実行されてもよい。
図27は、図24の優先順位を、図25の信頼性情報を参照して更新した例を示す。一部の物理サーバの電源状態が頻繁に切り替わらないように優先順位が変更され、信頼性の低い物理サーバS26に低い優先順位、図では、♯113をつけることで、信頼性の低い物理サーバS26は優先的に選ばれ難くなるため、システムの安定性が高まる。図28に、図27の優先順位をさらに図25の信頼性情報を参照して更新した例を示す。このように、優先順位をずらしながら変更することで優先順位を更新してもホットスポットの発生を防止できる。
優先順位のローテーションの仕方は、これに限定されるものではなく、様々な態様が考えられる。たとえば、新しい物理サーバ10や電力効率のよい物理サーバ10は、高い優先順位に固定しておき、古い物理サーバ10や電力効率の悪い物理サーバ10など、優先順位が低いものの中で、優先順位のローテーションを行ってもよい。あるいは、優先順位が一番高いものの優先順位を一番低くしてもよいし、逆に一番低いものを一番高くするようにローテーションしてもよい。さらに、物理サーバ10の電源のオンオフ回数を記録して、上限を超えた物理サーバ10の優先順位を低くするようにしてもよい。あるいは、ハードディスクのエラー回数を検出し、上限を超えた物理サーバ10の優先順位を低くするようにしてもよい。
本実施形態の制御装置400によれば、上記実施形態の効果を奏するとともに、優先順位情報を定期的に更新することで一部の物理サーバで電源状態の切り替えが頻繁に発生することを防止し、物理サーバの信頼性情報を参照し信頼性の低い物理サーバに低い優先順位をつけることで、システムの信頼性を高めることができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、仮想マシンの配置先とする物理サーバを、様々な要因を考慮して柔軟に決定することが可能となる。
たとえば、物理サーバと仮想マシンの負荷だけでなく、各物理サーバの電力効率も考慮して仮想マシンの配置先とする物理サーバを決定することが可能となる。これにより、情報システムの消費電力を全体として最適化することが可能となる。
また、たとえば、物理サーバと仮想マシンの負荷だけでなく、各物理サーバの配置位置も考慮して仮想マシンの配置先とする物理サーバを決定することが可能となる。これにより、空調装置までも含めた全体の消費電力を最適化することが可能となる。また、たとえば、物理サーバと仮想マシンの負荷だけでなく、各物理サーバの信頼性も考慮して仮想マシンの配置先とする物理サーバを決定することが可能となる。これにより、システムの信頼性を高めることが可能となる。
本発明は、高密度に配置された物理サーバに仮想マシンを自律的に集約して消費電力を削減する制御装置の実現といった用途に適用できる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
3 ネットワーク
10 物理サーバ
11 物理サーバ群
12 負荷情報送信部
14 仮想マシン制御部
16 電源制御部
20 収容筐体
30 負荷情報
100 制御装置
102 負荷情報取得部
104 負荷情報記憶部
106 優先順位情報記憶部
108 制約条件情報記憶部
110 選択部
112 物理サーバ制御部
114 配置制御部
200 制御装置
202 負荷履歴情報記憶部
204 負荷推定部
206 選択部
300 制御装置
302 制約条件情報更新部
304 目標値情報記憶部
40 物理サーバ
42 物理サーバ群
50 収容筐体
400 制御装置
402 信頼性情報記憶部
404 優先順位情報更新部

Claims (22)

  1. 複数の物理サーバのいずれかに、少なくとも1つの仮想マシンを配置するように前記物理サーバを制御する配置制御手段と、
    各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、
    前記物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶手段と、
    前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶手段と、
    前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する選択手段と、を備え、
    前記仮想マシン毎に、前記選択手段による前記物理サーバの選択、および前記配置制御手段による、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、前記配置制御手段は、前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記負荷情報取得手段が現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記負荷情報から各前記仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバを選択する制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置において、
    システムの評価値の目標値を示す目標値情報を記憶する目標値情報記憶手段と、
    前記制約条件情報を更新する制約条件更新手段と、をさらに備え、
    前記制約条件更新手段は、前記負荷情報から評価値を算出し、算出した前記評価値と前記目標値を比較し、前記評価値が前記目標値に近づくように、前記制約条件情報記憶手段の前記制約条件情報を更新する制約条件更新処理を繰り返し実行する制御装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の制御装置において、
    前記制約条件情報記憶手段は、前記物理サーバが前記仮想マシンの移送先または移送元となるときの制約条件を含む制約条件情報をさらに記憶し、
    前記選択手段は、前記制約条件情報に基づいて制約条件を満足しない物理サーバを移送先または移送元の候補として選択しない制御装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の制御装置において、
    前記物理サーバの信頼性を示す信頼性情報を記憶する信頼性情報記憶手段と、
    前記優先順位情報記憶手段の前記優先順位情報を更新する優先順位情報更新手段と、をさらに備え、
    前記優先順位情報更新手段は、前記信頼性情報に基づき、前記信頼性の低い物理サーバの前記優先順位を低くし、前記信頼性の高い物理サーバの前記優先順位を高くする優先順位更新処理を繰り返し実行する制御装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の制御装置において、
    前記優先順位情報記憶手段は、電力効率の高い物理サーバに高い優先順位をつけるとともに、前記物理サーバどうしの相対位置を考慮して前記優先順位をつけた前記優先順位情報を記憶する制御装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の制御装置において、
    前記仮想マシンが1つも動作していない物理サーバに対して、当該物理サーバの電源をオフ、または、サスペンド状態にするよう制御するとともに、
    前記仮想マシンを配置する際、配置先の物理サーバの電源状態を確認し、当該物理サーバの電源がオフまたはサスペンド状態の場合、当該物理サーバの電源をオンするように制御する電源制御手段をさらに備える制御装置。
  8. 制御装置のデータ処理方法であって、
    前記制御装置が、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
    前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得し、
    前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得し、
    前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得し、
    前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択し、
    前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、
    前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する制御装置のデータ処理方法。
  9. 制御装置のデータ処理方法であって、
    前記制御装置が、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
    前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、
    現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報を記憶する負荷履歴情報記憶装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    前記負荷履歴情報記憶装置を参照し、各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の現在および過去の負荷を示す負荷情報を取得し、
    前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得し、
    前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得し、
    前記負荷情報から前記各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択し、
    前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、
    前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する制御装置のデータ処理方法。
  10. 請求項9に記載の制御装置のデータ処理方法において、
    前記制御装置は、システムの評価値の目標値を示す目標値情報を記憶する目標値情報記憶装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記目標値情報記憶装置を参照し、前記目標値情報を取得し、
    前記負荷情報から評価値を算出し、
    参照した前記評価値と前記目標値を比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記評価値が前記目標値に近づくように、前記制約条件情報記憶装置の前記制約条件情報を更新する制御装置のデータ処理方法。
  11. 請求項8乃至10いずれかに記載の制御装置のデータ処理方法において、
    前記制御装置の前記制約条件情報記憶装置は、前記物理サーバに仮想マシンの移送先または移送元となるときの制約条件を示す制約条件情報をさらに記憶し、
    前記制御装置は、
    前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記各仮想マシンをホストする物理サーバが前記制約条件を満足する場合に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択し、
    移送先の物理サーバが選択された前記仮想マシンを、選択された前記物理サーバに移送させるように前記物理サーバを制御させる再配置処理を繰り返し実行する制御装置のデータ処理方法。
  12. 請求項8乃至11いずれかに記載の制御装置のデータ処理方法において、
    前記制御装置は、前記物理サーバの信頼性を示す信頼性情報を記憶する信頼性情報記憶装置をさらに備え、
    さらに、
    前記制御装置は、
    前記信頼性情報記憶装置を参照し、前記信頼性情報を取得し、
    前記信頼性情報に基づき、前記信頼性の低い物理サーバの前記優先順位が低く、前記信頼性の高い物理サーバの前記優先順位が高くなるように、前記優先順位情報記憶装置の前記優先順位情報を更新する制御装置のデータ処理方法。
  13. 少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバと、
    複数の前記物理サーバを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    複数の前記物理サーバのいずれかに、少なくとも1つの仮想マシンを配置するように前記物理サーバを制御する配置制御手段と、
    各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、
    前記物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶手段と、
    前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶手段と、
    前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する選択手段と、を備え、
    前記仮想マシン毎に、前記選択手段による前記物理サーバの選択、および前記配置制御手段による、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返し、前記配置制御手段は、前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する情報システム。
  14. 請求項13に記載の情報システムにおいて、
    前記制御装置は、現在および過去に受信した負荷の情報を含む負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段をさらに備え、
    前記制御装置の前記選択手段は、前記負荷情報から各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバを選択する情報システム。
  15. 請求項14に記載の情報システムにおいて、
    前記制御装置が、
    システムの評価値の目標値を示す目標値情報を記憶する目標値情報記憶手段と、
    前記制約条件情報を更新する制約条件更新手段と、をさらに備え、
    前記制御装置の前記負荷情報記憶手段は、現在および過去に受信した負荷の情報を含む負荷情報をさらに記憶し、
    前記制御装置の前記制約条件更新手段は、前記負荷情報から評価値を算出し、算出した前記評価値と前記目標値を比較し、前記評価値が前記目標値に近づくように前記制約条件情報記憶手段の前記制約条件情報を更新する制約条件更新処理を繰り返し実行する情報システム。
  16. 請求項13乃至15いずれかに記載の情報システムにおいて、
    前記制御装置の前記制約条件情報記憶手段は、前記物理サーバが前記仮想マシンの移送先または移送元となるときの制約条件を含む制約条件情報をさらに記憶し、
    前記制御装置の前記選択手段は、前記制約条件情報に基づいて制約条件を満足しない物理サーバを移送先または移送元の候補として選択しない情報システム。
  17. 請求項13乃至16いずれかに記載の情報システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記物理サーバの信頼性を示す信頼性情報を記憶する信頼性情報記憶手段と、
    前記優先順位情報記憶手段の前記優先順位情報を更新する優先順位情報更新手段と、をさらに備え、
    前記制御装置の前記優先順位情報更新手段は、前記信頼性情報に基づき、前記信頼性の低い物理サーバの前記優先順位を低くし、前記信頼性の高い物理サーバの前記優先順位を高くする優先順位更新処理を繰り返し実行する情報システム。
  18. 制御装置を実現するコンピュータが、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
    前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、を備え、
    コンピュータに、
    各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の負荷を示す負荷情報を取得する手順と、
    前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得する手順と、
    前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得する手順と、
    前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する手順と、
    前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返す手順と、
    前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する手順と、を実行させるためのプログラム。
  19. 制御装置を実現するコンピュータが、
    少なくとも1つの仮想マシンが動作する複数の物理サーバの優先順位を示す優先順位情報を記憶する優先順位情報記憶装置と、
    前記物理サーバに前記仮想マシンを配置するときの制約条件を示す制約条件情報を記憶する制約条件情報記憶装置と、
    現在および過去に取得した負荷の情報を含む負荷情報を記憶する負荷履歴情報記憶装置と、を備え、
    コンピュータに、
    前記負荷履歴情報記憶装置を参照し、各物理サーバ上で動作する前記仮想マシン毎の現在および過去の負荷を示す負荷情報を取得する手順と、
    前記優先順位情報記憶装置を参照し、前記優先順位情報を取得する手順と、
    前記制約条件情報記憶装置を参照し、前記制約条件情報を取得する手順と、
    前記負荷情報から前記各仮想マシンが将来に必要とする計算機資源の量を見積もった結果と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記物理サーバ上で動作させる仮想マシン毎に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する手順と、
    前記仮想マシン毎に、前記物理サーバの選択、および、選択された前記物理サーバへの前記仮想マシンの配置を順に繰り返す手順と、
    前記仮想マシン毎に、当該仮想マシンを選択された前記最も優先順位の高い物理サーバに配置するように制御し、すべての仮想マシンを前記物理サーバに配置制御する手順と、を実行させるためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータが、システムの評価値の目標値を示す目標値情報を記憶する目標値情報記憶装置をさらに備え、
    前記コンピュータに、
    前記目標値情報記憶装置を参照し、前記目標値情報を取得する手順と、
    前記負荷情報から評価値を算出する手順と、
    参照した前記評価値と前記目標値を比較する手順と、
    前記比較の結果に基づいて、前記評価値が前記目標値に近づくように、前記制約条件情報記憶装置の前記制約条件情報を更新する手順と、をさらに実行させるためのプログラム。
  21. 請求項18乃至20いずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記物理サーバに仮想マシンの移送先または移送元となるときの制約条件を示す制約条件情報をさらに前記制約条件情報記憶装置に記憶する手順と、
    前記負荷情報と、前記優先順位情報と、前記制約条件情報と、に基づいて、前記各仮想マシンをホストする物理サーバが前記制約条件を満足する場合に、当該仮想マシンの前記制約条件を満足する最も優先順位の高い物理サーバを選択する手順と、
    移送先の物理サーバが選択された前記仮想マシンを、選択された前記物理サーバに移送させるように前記物理サーバを制御させる再配置処理を繰り返し実行する手順と、をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
  22. 請求項18乃至21いずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータが、前記物理サーバの信頼性を示す信頼性情報を記憶する信頼性情報記憶装置をさらに備え、
    前記コンピュータに、
    前記信頼性情報記憶装置を参照し、前記信頼性情報を取得する手順と、
    前記信頼性情報に基づき、前記信頼性の低い物理サーバの前記優先順位が低く、前記信頼性の高い物理サーバの前記優先順位が高くなるように、前記優先順位情報記憶装置の前記優先順位情報を更新する手順と、をさらに実行させるためのプログラム。
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