JP2011011574A - ハンドルカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯及び着脱の利便性に優れ、運搬用手押し車の安全衛生を効果的に確保することができ、新たな商品価値と経済効果を生み出すことが可能なハンドルカバーを提供する。
【解決手段】不特定の運搬用手押し車のハンドル110に一時的に装着されるハンドルカバー1であり、カバー本体11が、ハンドル110の軸方向に対応する横幅L1及び周方向に対応する縦幅L2を有する柔軟なシート状材料からなり、このカバー本体11の内側に、ハンドル110の外周に仮装着可能な芯材12を取り付けて、カバー本体11の一部を略円弧状に形付け、カバー本体11を断面略鉤形とした構成としてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、ショッピングカート又は台車などの少なくとも荷台、車輪及びハンドルを備えた運搬用手押し車のハンドルカバーに関し、特に、携帯及び着脱の利便性に優れ、運搬用手押し車の安全衛生を効果的に確保することができ、新たな商品価値と経済効果を生み出すことが可能なハンドルカバーに関する。
従来のショッピングカートのハンドルカバーとして、例えば、特開平5−65066号公報(特許文献1)で提案されているようなものがあった。このハンドルカバーは、合成樹脂製のパイプを2つ割にした一対のカバー半体と、各カバー半体をハンドルに組み付けた状態で固定する略C字形の弾性リングとを備えた構成となっていた。
上記構成からなる従来のハンドルカバーは、まず、ショッピングカートのハンドルに各カバー半体を組み付け、パイプ状になったカバー半体の両端部及び中間部を合計5個の弾性リングで固定していた。
特開平5−65066号公報 特開2006−232250号公報 特開平9−30306号公報 実用新案登録第3146270号公報
<引用文献1の問題点>
しかし、引用文献1のハンドルカバーは、ショッピングカートのハンドルにある程度の期間装着され、洗浄時又は破損時にハンドルから着脱する構成となっている。ハンドルカバーというよりは、交換可能なグリップというべきである。このため、引用文献1のハンドルカバーは、ショッピングに訪れた不特定多数の顧客が触れるものであり、多数顧客の安全衛生を個別に確保することができないという問題があった。すなわち、ハンドルカバーを不特定多数の顧客で共用したのでは衛生上の意味がなく、多数顧客の安全衛生は、顧客ごとに衛生管理されたハンドルカバーを使用することによって実現されるのである。
また、引用文献1のハンドルカバーは、合計5個の弾性リングで一対のカバー半体を固定する構成となっているので、その交換にある程度の時間と労力を必要とし、個々の顧客ごとに洗浄済みのハンドルカバーを提供することは到底できない。すなわち、ハンドルカバーの着脱が容易でなければ、衛生管理されたハンドルカバーを顧客ごとに提供することはできないのである。
さらに、引用文献1のハンドルカバーは、店舗で顧客に貸し出されるショッピングカートの一部品にすぎず、顧客に無償又は有償で譲渡して喜ばれるような独立した商品価値を有するものではない。ハンドルカバーが独立して取引対象となる商品価値を有し、個々の顧客が専用のハンドルカバーを所有するようになれば、多数顧客の安全衛生を個別に確保することが容易に実現するのである。
<その他の従来技術>
なお、特開2006−232250号公報(引用文献2)には、吊革の把持部の直径を太くして掴みやすくするための補助具が提案されている。この補助具は、合成樹脂などの弾性体からなる断面略C字形の筒状体であり、吊革の把持部に嵌め込んで使用する構成となっている。しかし、この補助具を運搬用手押し車の長尺なハンドルにそのまま適用した場合は、断面略C字形の筒状体を広げてハンドルに着脱する作業が困難であり、例えば、運搬用手押し車が、量販店で顧客に貸与されるショッピングカートである場合は、補助具の着脱に時間と手間を要し、ショッピングカート置場の混雑を招くという問題がある。
また、特開平9−30306号公報(引用文献3)には、半円筒状の把持手係合部に、リング状の指係合部を設けた携帯用把持具が提案されている。このような携帯用把持具によれば、半円筒状の把持手係合部を介して吊革を把持することができる。しかし、半円筒状の把持手係合部ではハンドルの半分しか覆うことができず、安全衛生の確保が不十分である。また、リング状の指係合部は、使用者の手を把持手係合部に拘束するのでショッピングに不向きである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、携帯及び着脱の利便性に優れ、運搬用手押し車の安全衛生を効果的に確保することができ、新たな商品価値と経済効果を生み出すことが可能なハンドルカバーの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のハンドルカバーは、不特定の運搬用手押し車のハンドルに一時的に装着されるハンドルカバーであり、カバー本体が、ハンドルの軸方向に対応する横幅及び周方向に対応する縦幅を有する柔軟なシート状材料からなり、前記ハンドルの外周に巻着又は係合され、前記ハンドルの外周の少なくとも2/3以上を覆う構成としてある。
従来、不特定の運搬用手押し車のハンドルに一時的に装着可能な構成のハンドルカバーは存在しなかった。上記構成からなる本発明のハンドルカバーは、カバー本体が柔軟なシート状材料からなるので、運搬用手押し車のハンドルに簡単に巻き付けて装着することができるとともに、ハンドルから簡単に取り外すことが可能となる。また、カバー本体が柔軟なシート状材料からなるので、本ハンドルカバーを細い筒状に丸め、又は小さく折り畳むことができ、携帯に便利である。
このような本発明のハンドルカバーをショッピングに訪れた個々の顧客ごとに提供すれば、多数顧客の安全衛生を個別に確保することが可能となる。本発明のハンドルカバーを顧客に提供する方法として、例えば、多数の本ハンドルカバーを店舗のショッピングカート置場にストックして顧客が自由に使用するようにしてもよい。又は本ハンドルカバーを顧客に無償又は有償で譲渡し、顧客が本ハンドルカバーを店舗に持参するようにしてもよい。後者の場合、カバー本体のシート面に種々の意匠を施すことで、本ハンドルカバーの商品価値を向上させることができ、今までにない新しい商品として本ハンドルカバーを一般消費者に普及させることが可能となる。
好ましくは、前記カバー本体を、紙、不織布又は合成樹脂からなるシート状材料によって形成し、前記ハンドルの外周に巻着又は係合する構成としてもよい。
上記構成によれば、再生紙、不織布又は合成樹脂によってカバー本体を形成することができ、資源の有効利用に寄与するとともに、本ハンドルカバーのローコスト化を図ることができる。また、これらリサイクル材料からなる本ハンドルカバーを1回限りの使い捨てとした場合でも、廃棄した本ハンドルカバーを回収し、再び本ハンドルカバーの原材料としてリサイクルすることができる。
さらに、カバー本体を極めて薄い紙、不織布又は合成樹脂とした場合は、多数の本ハンドルカバーを店舗でストックする場合に占有スペースを小さくすることができる。ストックするときの形態として、例えば、多数の本ハンドルカバーを縦又は横方向に積層し、又は多数の本ハンドルカバーを分離可能に長手方向に連続させてロール状にすることができ、極めて小さなスペースにストックすることが可能となる。
好ましくは、前記カバー本体を、柔軟かつ弾性的な合成樹脂からなるシート状材料によって形成した構成とし、具体的には、前記カバー本体を、熱可塑性又は熱硬化性エラストマーからなるシート状材料によって形成した構成、より好ましくは、前記カバー本体を、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、アミド系いずれかの熱可塑性エラストマーからなるシート状材料によって形成した構成とする。
上記構成によれば、運搬用手押し車を使用する際の安全衛生を確保することに加えて、本ハンドルカバーを把持したときの感触が良好となり、使用感の向上を図ることができる。特に、従来の運搬用手押し車のハンドル又はこれに装着されたグリップは、耐久性を持たせるために硬い材料で作られていたので、使用感を向上させることは、本ハンドルカバーに大きな付加価値を与えることになる。特に、熱可塑性エラストマーは、加工時の取り扱いが容易であり、対環境性及びリサイクル性に優れている。
好ましくは、前記カバー本体の全体を、前記ハンドルの外周に装着可能な略円筒状に形付けた構成とする。
上記構成によれば、運搬用手押し車のハンドルに本ハンドルカバーを嵌め込んで簡単に装着することができ、ハンドルに巻き付ける手間を省くことができる。また、カバー本体がシート状材料からなるので、小さな力で変形させることができ、迅速な着脱が可能である。
好ましくは、平らな前記シート状材料からなる前記カバー本体の一部を、前記ハンドルの外周に仮装着可能な略円弧状に形付け、前記カバー本体を断面略鉤形とした構成としてもよい。
上記構成によれば、運搬用手押し車のハンドルに、カバー本体の略円弧状に形付けた部分を仮装着し、その後、平らなシート状部分をハンドルに巻き付けることで、本ハンドルカバーを極めて簡単にハンドルに装着することができる。すなわち、本ハンドルカバーは、円筒を嵌め込む形式と、シートを巻き付ける形式とを折衷した構成となっている。前者の形式では、円筒を弾性変形させる際に多少の負荷が生じ、後者の形式では、柔軟なシートを拠り所なく巻き付けるのに多少の困難性が残る。そこで、本ハンドルカバーでは、カバー本体の略円弧状部分をハンドルに仮装着し、これを拠り所にして残りのシート状部分をハンドルに巻き付ける構成としてある。これにより、柔軟なシート状の本ハンドルカバーを極めて簡単かつ迅速、上手に装着することができる。また、カバー本体の略円弧状部分を弾性変形させずに、又は少ない弾性変形でハンドルに仮装着することができるので、本ハンドルカバーをハンドルから容易かつ迅速に取り外すことも可能である。
好ましくは、前記ハンドルの外周に装着又は仮装着可能な芯材を、前記カバー本体の内側に取り付けた構成としてもよい。
上記構成によれば、柔軟なシート状材料からなるカバー本体に芯材を取り付けることで、ハンドルへの装着又は仮装着に必要な任意の硬さを与えることができる。これにより、装着性を考慮しないで、カバー本体の材質、柔軟さ、弾性、薄さ、質感等の設計の自由度を大幅に拡大することが可能となり、本ハンドルカバーの使用感や携帯性のさらなる向上を図ることができる。また、設計の自由度の拡大は、本ハンドルカバーの意匠の自由度の拡大に寄与し、顧客の購買意欲を喚起する商品価値を与えることが可能となる。
好ましくは、前記芯材を、その中心軸に対して外側に湾曲する壁部と内側に湾曲する壁部とが交互に連続する略波形筒状とし、前記カバー本体の内側を、前記芯材の外側に湾曲する各壁部に接合し、前記カバー本体の全体を略円筒状に形付けた構成としてもよい。
上記構成からなる本ハンドルカバーは、カバー本体及び芯材を開くように弾性変形させてハンドルに装着する。この装着状態は、芯材の内側に湾曲する各壁部がハンドルに弾性接触することで維持される。また、装着状態の本ハンドルカバーを把持すると、波形の芯材が適度な反発力を生じさせ、手に弾力的な感触を与える。
また、本ハンドルカバーは、芯材の内側に湾曲する各壁部が内向きの付勢力を生じさせ、逆に、カバー本体が外向きの付勢力を生じさせる構成となっている。これら芯材とカバー本体との付勢力を調整することにより、ハンドルカバー全体の弾性力を適度なものとすることができる。これにより、ハンドルカバーを着脱するときの負荷を適度に調整することができ、力のない女性やお年寄りでも簡単に着脱することができるハンドルカバーを提供することが可能となる。ハンドルカバー全体の弾性力は、例えば、芯材とカバー本体との接合面積の割合や接合箇所の数を変えることで調整できる。
好ましくは、前記芯材を、前記ハンドルの外周に対応する2つの半円筒が開いた状態に連続する断面略M字形とするとともに、前記カバー本体の横幅を画定する二辺に係合部を形成し、前記カバー本体の二辺の内側を、前記芯材の横幅を画定する二辺の外側にそれぞれ接合した構成としてもよい。
上記構成からなる本ハンドルカバーは、ハンドルへの装着前において、2つの半円筒が開いた断面略M字形の芯材を、断面略C字形のカバー本体が覆った状態となっている。このような本ハンドルカバーを運搬用手押し車のハンドルに被せ、本ハンドルカバーを両手で把持して芯材を閉じた状態に変形させることで、本ハンドルカバー全体を略円筒状にしてハンドルに装着する。このような本ハンドルカバーは、ハンドルへの装着前に全体が開いた状態となっているので、ハンドルに容易に装着することができる。また、本ハンドルカバーの装着状態を維持するために、好ましくは、本ハンドルカバーのカバー本体又は芯材に係合部を設けた構成としてもよい。
好ましくは、前記芯材を、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー又は硬質プラスチックのいずれかからなるシート状材料によって形成した構成とし、より好ましくは、前記芯材を、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、アミド系いずれかの熱可塑性エラストマー、又はスチロール樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレンいずれかの硬質プラスチックからなるシート状材料によって形成した構成とする。
芯材を熱可塑性エラストマー又は熱硬化性エラストマーで形成した場合は、本ハンドルカバーを把持したときの感触が弾力的になり、使用感の向上を図ることができる。また、熱可塑性エラストマーは、加工時の取り扱いが容易であり、対環境性及びリサイクル性に優れている。さらに、芯材を硬質プラスチックで形成した場合は、カバー本体を紙、不織布又はオレフィン系エラストマーのような柔軟なシート状材料とした場合でも、所定の形状に形付けることができる。
特に、触感の良好なオレフィン系エラストマーでカバー本体を形成するとともに、オレフィン系硬質プラスチックのポリプロピレンで芯材を形成することが好ましい。このような材料の組み合わせとした場合は、ハンドルカバー全体を薄くして携帯性を向上させるとともに、カバー本体の良好な触感と、芯材の弾性変形を利用した着脱容易性とを両立させることができる。また、カバー本体及び芯材の両方をオレフィン系エラストマーによって形成してもよい。この場合は、ハンドルカバーの弾力性を大きくし、把持したときの触感を極めて良好にすることができる。
本発明のハンドルカバーによれば、携帯及び着脱の利便性に優れ、運搬用手押し車の安全衛生を効果的に確保することができ、新たな商品価値と経済効果を生み出すことが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るハンドルカバー及び運搬用手押し車としてのショッピングカートを示す斜視図である。 上記ハンドルカバーを示すものであり、同図(a)は部分断面斜視図、同図(b)は断面図である。また、同図(c)は上記ハンドルカバーを構成するカバー本体と芯材との縦幅及び横幅を示す展開図である。 同図(a)〜(c)は上記ハンドルカバーの装着手順を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係るハンドルカバーを示すものであり、同図(a)は非装着状態、同図(b)は装着状態の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るハンドルカバーを示すものであり、同図(a)は非装着状態、同図(b)は装着状態の断面図である。 本発明の第4実施形態に係るハンドルカバーを示すものであり、同図(a)は非装着状態、同図(b)は装着状態の断面図である。 本発明の第5実施形態に係るハンドルカバーを示すものであり、同図(a)は部分断面斜視図である。また、同図(b)は非装着状態、同図(c)は装着状態の断面図である。 本発明の第6実施形態に係るハンドルカバーを示すものであり、同図(a)は部分断面斜視図であり、同図(b)は装着状態の断面図である。 本発明の第7実施形態に係るハンドルカバーを示す斜視図である。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るハンドルカバーについて、図1〜3を参照しつつ説明する。図1において、1は本実施形態に係るハンドルカバーであり、ショッピングカート(運搬用手押し車)100のハンドル110に一時的に装着して使用する。一般的なショッピングカート100のハンドル110には、硬質又は軟質の合成樹脂からなるグリップ111が取り付けられており、通常、本ハンドルカバー1はグリップ111の上に装着して使用することになる。これにより、本ハンドルカバー1の使用者(顧客)は、不特定多数の顧客が把持するグリップ111に触れることなくショッピングすることができる。なお、以下の実施形態では、説明及び図示を簡略化するために、図2以降はグリップ111を省略する。
図2(a)及び(b)に示すように、ハンドルカバー1は、柔軟なシート状材料からなるカバー本体11の一辺内側に、硬質プラスチックからなる略半円筒状の芯材12を接合した構成となっている。カバー本体11の芯材12を接合した箇所は、略半円筒状に形付けられてハンドル110への仮装着部13を形成する。この仮装着部13を除くカバー本体11の残余シート部14は、シート状材料の柔軟性を残してある。このようなハンドルカバー1は、非装着時において、仮装着部13と残余シート部14とが側面視又は断面視略鉤形に連続する外観を呈する。
<<カバー本体>>
図2(c)に示すように、カバー本体11は、ハンドル110の軸方向に対応する横幅L1と、周方向に対応する縦幅L2とを有する長方形のシート状材料からなる。本実施形態では、ハンドル110の横幅L5を600mm、直径2rを23mmと仮定し、カバー本体11の横幅L1を260mmに設定した。横幅L1が260mm程度あれば、一般的な大きさの右手と左手の間に十分な間隔をあけてハンドルカバー1を把持することができる。なお、ハンドルカバー1が片手用の場合は、カバー本体11の横幅L1を半分の130mmとする。また、カバー本体11の縦幅L2は、ハンドル110の円周長(約72mm)の2倍に近い130〜140mmとしてあり、カバー本体11がハンドル110の全周に重複して巻き付くようにしてある。本実施形態では、カバー本体11のシート状材料に、後述するオレフィン系エラストマーを用いることを想定しており、シート厚を2mmに設定してある。
カバー本体11を構成するシート状材料としては、ハンドル110に容易に巻き付けることができる柔軟性と、少なくとも1回のショッピングでの使用に耐え得る耐久性とを有する紙、不織布又は合成樹脂を用いることができる。好ましくは、把持したときの感触が良好な弾力性と、繰り返しの使用が可能な耐久性とを有する熱可塑性又は熱硬化性エラストマーからなるシート状材料を用いるとよい。
特に、熱可塑性エラストマーは、プラスチックとゴムの中間の性質を有し、ゴムのように軟らかく、プラスチックのように簡単に加工することができる。すなわち、常温ではゴムの特色を発揮し、高温では熱可塑性プラスチックと同様に軟化するため、圧縮、押出、射出などプラスチック加工機で容易に成形することが可能である。また、成形サイクルが短く、製造過程における省エネルギー性と、製品廃棄後のリサイクル性に優れている。カバー本体11を構成するシート状材料としては、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、アミド系などのいずれの熱可塑性エラストマーを用いることもできるが、手触りの良さ、軽さ、弾性、加工及び着色が容易なオレフィン系エラストマーが好ましい。
一方、シート状材料としての熱硬化性エラストマーには、加硫ゴム及び熱硬化性樹脂系エラストマーが含まれる。加硫ゴムには天然ゴム及び合成ゴムが含まれ、熱硬化性樹脂系エラストマーにはウレタンゴムの一部、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどが含まれ、いずれのシート状材料を用いてカバー本体11を構成してもよい。好ましくは、化学的安定性、成形時の離型性及び消泡性、無味無臭及び無色透明であるシリコーンゴムでカバー本体11を構成するとよい。
<<芯材>>
一方、芯材12には、カバー本体11と同じ横幅L1=260mm、ハンドル110の外周の5/8を覆う縦幅L3=最大53mmの細い長方形のシート状材料を用いている。このような長方形の芯材12を断面略C字形円弧状(約225°)に成形し、これをカバー本体11の内側に接合することで、ハンドル110の外周に緩く嵌合可能な仮装着部13を構成している。仮装着部13の直径は最大27mm程度とし、その開口部13aの縦幅を最大25mm程度とする。このように、仮装着部13の直径及び開口径をハンドル110よりも若干大きく設定することで、ハンドル110以外の種々直径のハンドルにも本ハンドルカバー1を適用可能としている。なお、カバー本体11を巻き付ける際の拠り所になるのであれば、芯材12は半円形又は半円形よりも短い円弧状であってもよい。
また、芯材12の材料としては、少なくともハンドル110の外周に対応する円弧状に成形され、その形状を一時的に保てるものであれば、特に限定されない。芯材12は、例えば、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー又は硬質プラスチック、場合によっては半硬質プラスチック、軟質プラスチックのいずれによっても形成することができる。
硬質プラスチックとして、例えば、一般の熱硬化性樹脂の他にスチロール樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレンなどを用いることができる。また、半硬質プラスチックとして、例えば、ポリエチレン、四フッ化エチレン樹脂などを用いることができる。さらに、軟質プラスチックとして、例えば、軟質塩化ビニル樹脂などを用いることができる。本実施形態では、カバー本体11の材料であるオレフィン系エラストマーと熱接着性が良好なポリプロピレンによって芯材12を形成している。これらオレフィン系の材料からなるカバー本体11と芯材12とは、例えば、二層射出成形等によって一体成形することが可能である。
<<装着手順>>
次に、上述した本ハンドルカバー1のハンドル110への装着手順について、図3(a)〜(c)を参照しつつ説明する。まず、同図(a)及び(b)に示すように、ハンドルカバー1の仮装着部13をハンドル110に被せる。すると、芯材12がハンドル110に緩く嵌合し、ハンドルカバー1がハンドル110に仮装着される。この状態で、ハンドルカバー1を両手で把持すると、同図(c)に示すように、カバー本体11の残余シート部14がハンドル110の露出する下側を巻き込み、ハンドル110全体が被覆される。これにより、ハンドルカバー1は、ハンドル110に直接触れることなくショッピングカート100(図1参照)を使用することができる。
なお、本ハンドルカバー1は、図1に示すように残余シート部14が使用者側に位置するように仮装着してもよいし、残余シート部14が使用者の反対側に位置するように仮装着してもよい。前者の場合は、図3(c)の工程で残余シート部14を親指で下から上へ巻き付けることになり、後者の場合は、同工程で残余シート部14を親指以外の4本指で上から下へ巻き付けることになる。いずれの場合でも、使用者が両手を離せば、ハンドルカバー1は同図(b)の仮装着状態に戻り、芯材12の緩い嵌合を解除させることで、ハンドルカバー1をハンドル110から簡単に取り外すことができる。
<<作用効果>>
上述した本実施形態のハンドルカバー1によれば、ショッピングカート100のハンドル110に、カバー本体11の仮装着部13を仮装着し、これを拠り所にして、残余シート部14をハンドル110に巻き付けることで、本ハンドルカバー1を極めて簡単にハンドル110に装着することができる。これにより、柔軟なシート状の本ハンドルカバー1を極めて簡単かつ迅速、上手に装着することができる。また、硬質プラスチックからなる芯材12を大きく弾性変形させずにハンドル110に仮装着することができるので、本ハンドルカバー1をハンドル110から容易かつ迅速に取り外すことも可能である。
さらに、本ハンドルカバー1は、カバー本体11が薄いシート状材料からなり、その半分弱が変形可能な柔軟さを残しているので、買い物かごやバックなどの収納スペースを占有せず、携帯の利便性にも優れている。店舗側が、本ハンドルカバー1を商品として販売し又は販促品として無料配布し一般消費者に広く普及させれば、店舗側で何ら管理することなく、ショッピングカート100の安全衛生を効果的に確保することができる。そして、このようなハンドルカバー1の使用は、ショッピングの新しい習慣として顧客の注目を引き、店舗の集客に寄与することになる。
<<その他の変更>>
なお、本実施形態に係るハンドルカバー1は、図1〜3に示す構成に限定されるものではない。例えば、図2(a)において、本ハンドルカバー1のカバー本体11の表面11aに形状や模様などのデザインを施し、商品としての付加価値を増大させることが可能である。例えば、カバー本体11の表面11aには、凹凸やローレットなどの滑り止めを設けたり、チェック、ストライプ、水玉、花柄、幾何学等の各種模様、イラスト又は写真を印刷したりすることができる。また、カバー本体11の表面11aに商品やサービスの宣伝広告を表示してもよい。
さらに、図3(c)に示すように、衛生上は、カバー本体11がハンドル110全体を覆うことが好ましいが、カバー本体11の縦幅L2を短くし、ハンドル110の外周の少なくとも2/3程度を覆うようにしてもよい。逆に、カバー本体11の縦幅を長くし、ハンドル110の外周を2周以上覆うようにしてもよい。後者の構成を採用した場合は、カバー本体11の重複部分を係止する手段を設けてもよい。
これに加え、本実施形態に係るハンドルカバー1は、図1に示すような横1本のハンドル110に限らず、左右1本ずつに分かれているハンドルにも適用することができる。このような場合は、左右のハンドルに対応する短いハンドルカバー1、1を一対にすればよい。例えば、図2に示す横幅L1を半分の130mmとしたハンドルカバー1を2つで1セットにする。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るハンドルカバーについて、図4(a)及び(b)を参照しつつ説明する。図4(a)において、本実施形態のハンドルカバー1’は、第1実施形態のハンドルカバー1から芯材12を省略し、単一のシート状材料からなるカバー本体11’のみによって構成してある。カバー本体11’の図中上端側は、成形によって断面略C字状に形付けた仮装着部13’となっている。カバー本体11’の各部の寸法及び材料は、第1実施形態と同様である。
このような本実施形態のハンドルカバー1’によれば、カバー全体を単一部品からなるシンプルな構成とすることができるとともに、少ない工数で安価に大量生産することが可能となる。これにより、量販店等の店舗側は、ハンドルカバー1’を一般消費者に低価格で提供することができ、一般消費者にハンドルカバー1’を普及させやすくなる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るハンドルカバーについて、図5(a)及び(b)を参照しつつ説明する。図5(a)において、本実施形態のハンドルカバー2は、軸方向を貫くスリット23を設けた略円筒状のカバー本体21の内側に、このカバー本体21の内径に等しい外径を有する略半円筒状の芯材22を接合した構成としてある。
本実施形態では、上述した第1実施形態と同様、カバー本体21をオレフィン系エラストマーのシート状材料、芯材22をポリプロピレンのシート状材料とし、両者を二層射出成形によって一体成形している。第1実施形態と異なり、カバー本体21は、成形によって略円筒状に形付けてあり、図5(a)の矢印方向に弾性変形可能となっている。カバー本体21が柔軟なエラストマーからなるので、図中の矢印方向に容易に変形させてスリット23を広げ、図5(b)に示すようにハンドルカバー2をハンドル110に装着することができる。一方、芯材22は、第1実施形態と同様の構成となっており、図5(b)に示すハンドルカバー2の装着状態において、ハンドル110に緩く嵌合する。
上述した本実施形態のハンドルカバー2によれば、カバー本体21を略円筒状に形付けたことにより、カバー本体21をハンドル110に巻き付ける手間を省くことができる。また、ハンドル110との装着状態は芯材22の緩い嵌合によって維持されるので、カバー本体21の弾性力がハンドル110に作用しない。この結果、柔軟なシート状のカバー本体21を容易に変形させて、ハンドルカバー2を迅速に着脱することが可能である。
なお、本実施形態のハンドルカバー2において、カバー本体21及び芯材22の材料は特に限定されない。例えば、カバー本体21は、柔軟性を有し、かつ略円筒状に形付けることが可能なシート状材料であれば、紙、不織布又はオレフィン系エラストマー以外の合成樹脂で形成することができる。芯材22も、ハンドル110と緩やかに嵌合することが可能な硬さを有する紙、ポリプロピレン以外の合成樹脂で形成することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るハンドルカバーについて、図6(a)及び(b)を参照しつつ説明する。図6(a)において、本実施形態のハンドルカバー3は、柔軟なシート状材料からなるカバー本体31の内側に、略波形筒状の芯材32を接合した構成となっている。
芯材32は、その中心軸に対して外側に湾曲する壁部と、内側に湾曲する壁部とが交互に連続する断面波形のシート状材料を略筒状に形付けた構成となっている。一方、カバー本体31は、第1実施形態と同様の平らなシート状材料であり、芯材32の外側に湾曲する壁部の頂部5箇所に接合し、略円筒状に形付けられている。本実施形態では、カバー本体31及び芯材32を、共にオレフィン系エラストマーによって形成してある。
このようなハンドルカバー3では、カバー本体31の非接着部分31aが外向きの付勢力を生じ、芯材32の接着部分32aが内向きの付勢力を生じる。したがって、これら部分31a、32aの力の強さを調整することで、本ハンドルカバー3全体の弾性力を適度なものとすることができる。ハンドルカバー3の外向きの付勢力を大きくすれば、図6(a)の非装着時において、スリット33を少ない力で開かせることができ、ハンドル110への装着が容易となる。逆に、ハンドルカバー3の内向きの付勢力を大きくすれば、同図(b)の装着時において、ハンドル110の保持力が大きくなり、安定した装着状態が得られる。
本ハンドルカバー3全体の弾性力は、例えば、接着部分32aの占める面積の割合や接着部分32aの数(すなわち、波形を形成する内外湾曲部の数)を変更することで調整することができる。また、カバー本体31及び芯材32の肉厚を変更することで調整することも可能である。
上記構成からなる本実施形態のハンドルカバー3によれば、カバー本体31と芯材32との付勢力を調整することにより、ハンドルカバー3全体の弾性力を適度なものとすることができる。これにより、ハンドルカバー3を着脱するときの負荷を適度に調整することができ、力のない女性やお年寄りでも簡単に着脱することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係るハンドルカバーについて、図7(a)〜(c)を参照しつつ説明する。図7(a)及び(b)において、本実施形態のハンドルカバー4は、2つの半円筒42a、42bが開いた状態に連続する断面略M字形の芯材42を備え、この芯材42にカバー本体41を被せ、互いの横幅を画定する二辺を接合した構成となっている。
カバー本体41は、芯材42との接合により断面略C字形に形付けられ、芯材42は、ハンドル110を受け入れることが可能な広い開口43を形成している。また、カバー本体41の前記二辺には、係合手段としての係合凸部44、44と係合凹部45、45とが二組設けてある。
カバー本体41及び芯材42の材料は、特に限定されないが、本実施形態では、カバー本体41をオレフィン系エラストマー、芯材42をポリプロピレンのシート状材料によって形成してある。硬質プラスチックであるポリプロピレン製の芯材42は、開口43を開く方向の付勢力を生じさせる(図7(b)の矢印参照)。
本ハンドルカバー4をハンドル110に装着する手順としては、まず、図7(b)に示すように、本ハンドルカバー4をハンドル110に被せる。このとき、半円筒形42a又は42bのいずれかをハンドル110の外周面に重ね合わせると、開いた状態の本ハンドルカバー4を安定した状態でハンドル110に被せることができる。次いで、本ハンドルカバー4を両手で把持し、芯材42の付勢力に抗してハンドルカバー4全体を閉じた状態に変形させる。すると、同図(c)に示すように、本ハンドルカバー4全体が略円筒状になってハンドル110に装着される。この装着状態は、係合凸部44、44と係合凹部45、45との係合によって維持される。また、本ハンドルカバー4をハンドル110から取り外す場合は、係合凸部44、44と係合凹部45、45との係合を解除すると、芯材42が開いた状態に復元し、本ハンドルカバー4が同図(b)に示す非装着状態となる。
上記構成からなる本ハンドルカバー4は、非装着状態のときに開いた状態となっているので、ハンドル110への装着が容易であり、また、装着状態において、係合凸部44と係合凹部45との係合を解除するだけで、ハンドル110から簡単に取り外すことができる。これにより、使用者は、極めて効率よく、かつ迅速にハンドルカバー4の着脱を行うことができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係るハンドルカバーについて、図8(a)及び(b)を参照しつつ説明する。これら図面において、本実施形態のハンドルカバー5は、柔軟なシート状材料からなる略円筒状のカバー本体51のみからなる。本ハンドルカバー5は、上記第1、3〜5実施形態のような芯材を有しない。略円筒状に形付けられたカバー本体51をハンドル110の外周に緩く嵌合させて使用する。
カバー本体51の材料は、スリット52を容易に開かせることが可能な柔軟性と、少なくとも1回のショッピングでの使用に耐え得る耐久性とを有する紙、不織布又は合成樹脂を用いることができる。例えば、カバー本体51の材料を再生紙とし、1回のショッピングの使用で使い捨てるようにしてもよい。この場合、廃棄後のカバー本体51を再生紙にリサイクルし、再び本カバー本体51の材料に用いることができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態に係るハンドルカバーについて、図9を参照しつつ説明する。同図において、本実施形態のハンドルカバー6は、柔軟なシート状材料からなるカバー本体61をハンドル110に巻き付ける構成となっている。このカバー本体61は、上記第1〜4実施形態のような芯材を有さず、また、上記第5実施形態のような略円筒状の形付けもしていない。カバー本体61は、紙、不織布又は合成樹脂からなる単純な1枚のシートである。例えば、カバー本体61の材料を再生紙とし、1回のショッピングの使用で使い捨てるようにしてもよい。この場合、廃棄後のカバー本体61を再生紙にリサイクルし、再び本カバー本体61やその他の紙製品の材料に用いることができる。
また、カバー本体61の縦幅を画定する左右二辺及び中央には、三条の接着剤62、62、62が帯状に設けてある。本ハンドルカバー6をハンドル110に巻き付けるときに、これら接着剤62、62、62がカバー本体61の左右二辺と中央を固定し、安定した巻き付けを行うことが可能となる。
ここで、カバー本体61には、例えば、綿、羊毛、麻、パルプ、絹などの天然繊維、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ビニロン、アラミドなどの化学繊維を材料とする不織布を用いることが可能である。好適な実施形態として、例えば、カバー本体61にパルプ単体又はパルプとポリプロピレンを複合した不織布を使用することができる。紙の場合と同様、パルプ製の不織布は、廃棄後に猫砂や固形燃料の原材料に再利用することができる。
また、カバー本体61を不織布とした場合は、接着剤62として、水性アクリル樹脂をベースとする接着インクを不織布に印刷するとよい。不織布の吸水性が高い場合は、接着剤を吹き付けて塗布すると使用量が多くなり、コストが高くなるという問題がある。そこで、接着剤62に接着インクを用いることで、印刷と同時に印刷部に接着性を持たせ、接着剤62の使用量を減少させてコスト削減を図ることができる。
1、1’、2、3、4、5、6 ハンドルカバー
11、11’、21、31、41、51、61 カバー本体
12、22、32、42、52、62 芯材
13、13’ 仮装着部
14 残余シート部
44 係合凸部
45 係合凹部
62 接着剤
100 ショッピングカート(運搬用手押し車)
110 ハンドル
111 グリップ
L1 横幅
L2、L3 縦幅

Claims (12)

  1. 不特定の運搬用手押し車のハンドルに一時的に装着されるハンドルカバーであり、カバー本体が、ハンドルの軸方向に対応する横幅及び周方向に対応する縦幅を有する柔軟なシート状材料からなり、前記ハンドルの外周に巻着又は係合され、前記ハンドルの外周の少なくとも2/3以上を覆うことを特徴とする運搬用手押し車のハンドルカバー。
  2. 前記カバー本体を、紙、不織布又は合成樹脂からなるシート状材料によって形成し、前記ハンドルの外周に巻着又は係合することとした請求項1記載のハンドルカバー。
  3. 前記カバー本体を、柔軟かつ弾性的な合成樹脂からなるシート状材料によって形成した請求項1又は2記載のハンドルカバー。
  4. 前記カバー本体を、熱可塑性又は熱硬化性エラストマーからなるシート状材料によって形成した請求項1又は2記載のハンドルカバー。
  5. 前記カバー本体を、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、アミド系いずれかの熱可塑性エラストマーからなるシート状材料によって形成した請求項4記載のハンドルカバー。
  6. 前記カバー本体の全体を、前記ハンドルの外周に装着可能な略円筒状に形付けた請求項1〜5いずれか記載のハンドルカバー。
  7. 平らな前記シート状材料からなる前記カバー本体の一部を、前記ハンドルの外周に仮装着可能な略円弧状に形付け、前記カバー本体を断面略鉤形とした請求項1〜5いずれか記載のハンドルカバー。
  8. 前記ハンドルの外周に装着又は仮装着可能な芯材を、前記カバー本体の内側に取り付けた請求項6又は7記載のハンドルカバー。
  9. 前記芯材を、その中心軸に対して外側に湾曲する壁部と内側に湾曲する壁部とが交互に連続する略波形筒状とし、前記カバー本体の内側を、前記芯材の外側に湾曲する各壁部に接合し、前記カバー本体の全体を略円筒状に形付けた請求項8記載のハンドルカバー。
  10. 前記芯材を、前記ハンドルの外周に対応する2つの半円筒が開いた状態に連続する断面略M字形とするとともに、前記カバー本体の横幅を画定する二辺に係合部を形成し、前記カバー本体の二辺の内側を、前記芯材の横幅を画定する二辺の外側にそれぞれ接合した請求項8記載のハンドルカバー
  11. 前記芯材を、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー又は硬質プラスチックのいずれかからなるシート状材料によって形成した請求項8〜10記載のハンドルカバー。
  12. 前記芯材を、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、アミド系いずれかの熱可塑性エラストマー、又はスチロール樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレンいずれかの硬質プラスチックからなるシート状材料によって形成した請求項11記載のハンドルカバー。
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