JP2011010682A - 点滴用スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】ワンタッチ的な簡易操作でフックの高さ位置調整が可能であり、労力の低減と使用性の向上に寄与できる点滴用スタンドを提供する。
【解決手段】点滴用スタンド1は脚部5と、これに支持された支柱7と、一対のフック9、9を有している。各フック9は、上部支柱15に上下方向にスライド自在に嵌合するホルダ17と、このホルダ17に上下方向に回動自在に支持されたフック本体19とを有している。フック本体19を回動することにより押圧力でホルダ17が上部支柱15に圧接されて摩擦力で固定される。フック本体19を回動して固定を解除し、所望の位置に移動させた後、回動して固定することにより、各フック9を任意の位置に且つ個別に使用可能に設定することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】点滴用スタンド1は脚部5と、これに支持された支柱7と、一対のフック9、9を有している。各フック9は、上部支柱15に上下方向にスライド自在に嵌合するホルダ17と、このホルダ17に上下方向に回動自在に支持されたフック本体19とを有している。フック本体19を回動することにより押圧力でホルダ17が上部支柱15に圧接されて摩擦力で固定される。フック本体19を回動して固定を解除し、所望の位置に移動させた後、回動して固定することにより、各フック9を任意の位置に且つ個別に使用可能に設定することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、点滴バッグ、点滴瓶、輸液バッグ等の点滴液収容体を吊るすのに用いられる点滴用スタンドに関するものである。
この種の点滴用スタンドは、床面を移動可能なキャスター付きの脚部に細長い支柱(ポール)が上下方向に延びる状態に支持され、支柱の上端部には点滴バッグ等を吊り下げるためのフックが取り付けられている。
支柱は2重管構造になっており、連結部の摘みやネジを操作して上部ポールを出没させることにより上下高さを調整できるようになっている。
特許文献1、2に開示されているように、フックは支柱の先端部にT字状に左右一対あるいは十字状に設けられており、点滴バッグ等を同時に複数吊り下げることができるようになっている。
フックは支柱に対して水平回動により向きを調整できるものも知られているが、床面からの高さ方向においては総じて支柱に対して位置固定されている。
このため、床面からの吊り下げ位置の調整は、上述した支柱の高さ調整によって行われている。
支柱は2重管構造になっており、連結部の摘みやネジを操作して上部ポールを出没させることにより上下高さを調整できるようになっている。
特許文献1、2に開示されているように、フックは支柱の先端部にT字状に左右一対あるいは十字状に設けられており、点滴バッグ等を同時に複数吊り下げることができるようになっている。
フックは支柱に対して水平回動により向きを調整できるものも知られているが、床面からの高さ方向においては総じて支柱に対して位置固定されている。
このため、床面からの吊り下げ位置の調整は、上述した支柱の高さ調整によって行われている。
フックによる点滴バッグ等の吊り下げ位置は、点滴を受ける者が立って歩いているような場合とベッドで寝ているような状態ではその最適位置が異なり、病室のレイアウトや点滴用チューブの長さ等の条件によっても吊り下げ位置を調整しなければならない場合がある。使用自由度を上げるために上記のように支柱の高さを調整できるようになっている。
しかしながら、支柱の高さを調整することによってフックの位置を調整する作業は、連結部の摘みやネジを緩めて支柱の高さ調整をした後再度締め付ける操作を必要とするため、労力を要するとともにきわめて面倒であった。
また、フックは点滴バッグ等を吊り下げていない非使用時においても、常に水平方向へ大きく張り出した状態となっているため、フックが引っ掛ったり、邪魔になったりする場合があり、例えば点滴用スタンドを移動させる際にフックが柱などに接触して、点滴用スタンドを倒してしまうおそれがある。
しかしながら、支柱の高さを調整することによってフックの位置を調整する作業は、連結部の摘みやネジを緩めて支柱の高さ調整をした後再度締め付ける操作を必要とするため、労力を要するとともにきわめて面倒であった。
また、フックは点滴バッグ等を吊り下げていない非使用時においても、常に水平方向へ大きく張り出した状態となっているため、フックが引っ掛ったり、邪魔になったりする場合があり、例えば点滴用スタンドを移動させる際にフックが柱などに接触して、点滴用スタンドを倒してしまうおそれがある。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、ワンタッチ的な簡易操作でフックの高さ位置調整が可能であり、労力の低減と使用性の向上に寄与できて、しかもフックが引っ掛ったり、邪魔になったりするのを防止することができる点滴用スタンドの提供を、その目的とする。
上記目的を達成するための、請求項1記載の発明は、点滴液収容体を吊り下げるためのフックを有する支柱と、該支柱を床面に上下方向に延びる状態で支持する脚部とを備えた点滴用スタンドにおいて、前記フックは、前記支柱に上下方向にスライド自在に設けられたホルダと、該ホルダに回動自在に保持されるとともに該ホルダに対して使用位置で位置決めされるフック本体とを有し、前記フック本体を前記使用位置に回動したときに、該回動に伴って前記フック本体が前記支柱を直接に又は前記ホルダを介して押圧することにより、前記ホルダが前記支柱に摩擦力で固定されることを特徴とする点滴用スタンドである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の点滴用スタンドにおいて、前記フック本体は前記ホルダに上下方向に回動自在に保持されているとともに、前記使用位置で前記ホルダを押圧する凸部を有し、前記ホルダは、前記凸部で押圧されて前記支柱に圧接する弾性変形部を有していることを特徴とする点滴用スタンドである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の点滴用スタンドにおいて、前記フック本体は、該フック本体を上記支柱に沿う状態に上方に回動したときに、前記ホルダの前記弾性変形部を押圧して該ホルダを前記支柱に固定する収納用凸部を有していることを特徴とする点滴用スタンドである。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の点滴用スタンドにおいて、前記弾性変形部が、前記ホルダに形成された上下方向に延びるスリット間に挟まれた領域としてなることを特徴とする点滴用スタンドである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の点滴用スタンドにおいて、前記フックが上下方向に複数設けられていることを特徴とする点滴用スタンドである。
本発明によれば、簡単な操作で且つ少ない労力でフックの高さ方向の位置を、使用者の姿勢や使用環境の条件等に応じて任意に調整でき、簡便性と使用性の向上を図ることができる。また、フック本体を支柱に沿う状態に収納できるので、点滴用スタンドを移動させる場合等にフックが引っ掛ったり、邪魔になったりするのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る点滴スタンドを図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る点滴用スタンド1は、床面を移動可能なキャスター3を複数有する脚部5と、この脚部5に上下方向に延びる状態に支持された支柱7と、支柱7に取り付けられた上下一対のフック9、9とを備えている。
支柱7は、脚部5に直接に支持されたパイプ材からなる下部支柱11と、この下部支柱11内に出し入れ自在に挿入され、ロック部材13により任意の出し入れ位置で固定される上部支柱15とを有している。
ロック部材13は、回転操作することにより両支柱を固定しあるいは固定を解除できる周知の構成を有している。
図1において、仮想線は上下のフック9を共に上部支柱15の下端部まで下げた状態を示している。
図1に示すように、本実施形態に係る点滴用スタンド1は、床面を移動可能なキャスター3を複数有する脚部5と、この脚部5に上下方向に延びる状態に支持された支柱7と、支柱7に取り付けられた上下一対のフック9、9とを備えている。
支柱7は、脚部5に直接に支持されたパイプ材からなる下部支柱11と、この下部支柱11内に出し入れ自在に挿入され、ロック部材13により任意の出し入れ位置で固定される上部支柱15とを有している。
ロック部材13は、回転操作することにより両支柱を固定しあるいは固定を解除できる周知の構成を有している。
図1において、仮想線は上下のフック9を共に上部支柱15の下端部まで下げた状態を示している。
フック9は、図2に示すように、上部支柱15に上下方向にスライド自在に嵌合されるホルダ17と、このホルダ17に上下方向に回動自在に保持されるフック本体19とを有している。
ホルダ17は、上部支柱15に嵌合する円筒部21と、この円筒部21の両側から水平方向へ略平行に延びる一対の保持片23、23とを有している。各保持片23にはフック本体19を上下方向に回動自在に保持するための軸ピン25を挿通する挿通穴23aが形成されており、軸ピン25は止め輪27で抜け止めされる。
ホルダ17は、上部支柱15に嵌合する円筒部21と、この円筒部21の両側から水平方向へ略平行に延びる一対の保持片23、23とを有している。各保持片23にはフック本体19を上下方向に回動自在に保持するための軸ピン25を挿通する挿通穴23aが形成されており、軸ピン25は止め輪27で抜け止めされる。
フック本体19は、ホルダ17の一対の保持片23、23間に挿入されて軸ピン25で回動自在に保持される支持ベース29と、この支持ベース29にネジ31で固定されるレバー部33とを有している。
支持ベース29は、ホルダ17の円筒部21に対して作用するカム部35と、このカム部35の円筒部21に対向する側と反対側から水平方向へ略平行に延びる一対の支持片37、37とを有している。
カム部35には軸ピン25を挿通する挿通穴35aが形成されており、各支持片37にはネジ31を挿通する挿通穴37aが形成されている。
支持ベース29は、ホルダ17の円筒部21に対して作用するカム部35と、このカム部35の円筒部21に対向する側と反対側から水平方向へ略平行に延びる一対の支持片37、37とを有している。
カム部35には軸ピン25を挿通する挿通穴35aが形成されており、各支持片37にはネジ31を挿通する挿通穴37aが形成されている。
カム部35はブロック状に形成され、使用位置(吊り下げ位置)で上部支柱15に対してホルダ17を固定するための凸部39と、フック本体19を上部支柱15に沿う状態に上方に回動したときにホルダ17を固定するための収納用凸部41と、フック本体19をホルダ17に対して使用位置で位置決めするための位置決め凸部43とを有している。
レバー部33の基端部には、ネジ31が螺合するネジ穴33cが形成され、支持片37、37間に挿入して両側から異なる対角線上に位置するネジ31で固定されるようになっている。
レバー部33にはその先端部(自由端部)に形成された点滴バッグ等を吊り下げるための凹部33aの他に、補助的に他のものを引っ掛けることができる補助凹部33bを有している。
レバー部33の基端部には、ネジ31が螺合するネジ穴33cが形成され、支持片37、37間に挿入して両側から異なる対角線上に位置するネジ31で固定されるようになっている。
レバー部33にはその先端部(自由端部)に形成された点滴バッグ等を吊り下げるための凹部33aの他に、補助的に他のものを引っ掛けることができる補助凹部33bを有している。
図3に示すように、ホルダ17の円筒部21における保持片23、23で挟まれた部分には、下端部を残して上下方向に延びる一対のスリット45、45が形成されており、スリット45、45に挟まれた領域は弾性変形可能な弾性変形部47としてなる。
以下にフック9の使用動作を説明する。
図4は、フック9を点滴バッグ等を吊り下げる使用位置に設定した状態を示している。フック本体19を、図5に示す上部支柱15に対してスライド移動可能な非固定状態あるいは図6に示す収納状態から下方向に回動すると、凸部39が弾性変形部47を押圧する。この押圧力によって弾性変形部47は上部支柱15に圧接され、摩擦力によってホルダ17は上部支柱15に固定される。
この場合、厳密には、弾性変形部47が上部支柱15に圧接するだけでなく、円筒部21の弾性変形部47に対向する部位もフック本体19側へ引かれて上部支柱15に圧接される。これによってフック9を上部支柱15の任意の位置で強固に固定することができる。
図4は、フック9を点滴バッグ等を吊り下げる使用位置に設定した状態を示している。フック本体19を、図5に示す上部支柱15に対してスライド移動可能な非固定状態あるいは図6に示す収納状態から下方向に回動すると、凸部39が弾性変形部47を押圧する。この押圧力によって弾性変形部47は上部支柱15に圧接され、摩擦力によってホルダ17は上部支柱15に固定される。
この場合、厳密には、弾性変形部47が上部支柱15に圧接するだけでなく、円筒部21の弾性変形部47に対向する部位もフック本体19側へ引かれて上部支柱15に圧接される。これによってフック9を上部支柱15の任意の位置で強固に固定することができる。
この圧接固定動作と同時に、フック本体19の位置決め凸部43が円筒部21の下端部に当接し、ホルダ17に対するフック本体19の使用位置での位置決めがなされる。
すなわち、位置決め凸部43によってフック本体19はホルダ17に対して略水平となる使用位置から下方への回動を阻止されている。
なお、図4では分かり易くするために、ホルダ17をスリット45部位での断面表示としている(図5、図6において同じ)。
すなわち、位置決め凸部43によってフック本体19はホルダ17に対して略水平となる使用位置から下方への回動を阻止されている。
なお、図4では分かり易くするために、ホルダ17をスリット45部位での断面表示としている(図5、図6において同じ)。
図4に示す高さ位置から、フック9を上下方向に移動する場合には、図5に示すように、フック本体19を上方に回動して凸部39によるロック状態を解除する。
フック本体19の回動中心(軸ピン25の中心)から凸部39の端面(押圧面)までの距離R1は、回動中心からフック本体19の先端までの距離R2に比べてきわめて短いため、テコの原理により少ない労力(回動操作力)でロック、ロック解除を行うことができる。
回動中心から収納用凸部41の端面までの距離R3はR1と同程度に設定されている。
回動中心から、凸部39と収納用凸部41の間の平面領域49までの距離R4は、上部支柱15に対してスライド移動可能なロック解除状態を維持できるように、R1やR3よりも短く設定されている。
フック本体19の回動中心(軸ピン25の中心)から凸部39の端面(押圧面)までの距離R1は、回動中心からフック本体19の先端までの距離R2に比べてきわめて短いため、テコの原理により少ない労力(回動操作力)でロック、ロック解除を行うことができる。
回動中心から収納用凸部41の端面までの距離R3はR1と同程度に設定されている。
回動中心から、凸部39と収納用凸部41の間の平面領域49までの距離R4は、上部支柱15に対してスライド移動可能なロック解除状態を維持できるように、R1やR3よりも短く設定されている。
このロック解除操作は片手で簡単に行うことができ、その状態でフック本体19又はホルダ17を持ってスライドさせることにより、フック9を上部支柱15の任意の位置に位置付けることができる。
点滴バッグを吊り下げた状態のままで移動操作することもでき、あるいは、点滴バッグを外して一方の手で持ち、他方の手でフック9のロック解除、移動、位置固定を行うこともできる。従来においては片手で支柱の高さを調整するのは極めて困難である。
上部支柱15とホルダ17は円形嵌合であるので、ロック解除状態では水平方向においても任意の位置に設定することができる。勿論、角形嵌合にして水平方向には位置固定してもよい。
図5はフック本体19の自重回動により凸部39の端が弾性変形部47に接触した状態を示しているが、この状態では弾性変形部47を変形させる押圧力は作用せず、上部支柱15に対するホルダ17のスライド移動は妨げられない。
所望の高さ位置に移動させた後、図4で説明したようにフック本体19を下方に回動して使用位置に設定することにより、ロックすることができる。
点滴バッグを吊り下げた状態のままで移動操作することもでき、あるいは、点滴バッグを外して一方の手で持ち、他方の手でフック9のロック解除、移動、位置固定を行うこともできる。従来においては片手で支柱の高さを調整するのは極めて困難である。
上部支柱15とホルダ17は円形嵌合であるので、ロック解除状態では水平方向においても任意の位置に設定することができる。勿論、角形嵌合にして水平方向には位置固定してもよい。
図5はフック本体19の自重回動により凸部39の端が弾性変形部47に接触した状態を示しているが、この状態では弾性変形部47を変形させる押圧力は作用せず、上部支柱15に対するホルダ17のスライド移動は妨げられない。
所望の高さ位置に移動させた後、図4で説明したようにフック本体19を下方に回動して使用位置に設定することにより、ロックすることができる。
図6は、フック9を収納した状態を示している。使用状態ではフック本体19が水平方向に突出するため、使用しない時は引っ掛かったり邪魔になったりする懸念がある。
このため、フック9を使用しない時は、上方に回動してフック本体19を上部支柱15に沿うように収納する。上方に回動すると、収納用凸部41が弾性変形部47を押圧し、上記と同様の摩擦力でホルダ17が上部支柱15に固定され、フック9は収納された状態に維持される。
このようにすれば、フック9が引っ掛ったり、邪魔になったりすることがなくなり、例えば点滴用スタンドを移動させる際にフック本体19が柱などに接触して、点滴用スタンド1を倒してしまう事故を防止することが可能となる。従って、使用時の上記懸念を回避することができるとともに、流通時や保管時のコンパクト性にも寄与できる。
このため、フック9を使用しない時は、上方に回動してフック本体19を上部支柱15に沿うように収納する。上方に回動すると、収納用凸部41が弾性変形部47を押圧し、上記と同様の摩擦力でホルダ17が上部支柱15に固定され、フック9は収納された状態に維持される。
このようにすれば、フック9が引っ掛ったり、邪魔になったりすることがなくなり、例えば点滴用スタンドを移動させる際にフック本体19が柱などに接触して、点滴用スタンド1を倒してしまう事故を防止することが可能となる。従って、使用時の上記懸念を回避することができるとともに、流通時や保管時のコンパクト性にも寄与できる。
上記では一方のフック9についての使用動作を説明したが、他方のフック9についても同様である。
従来においては、フックがT字状又は十字状に一体形成されているため、点滴バッグ等を複数同時に使用することができるものの、各フックの上下方向の位置を変えて使用することはできなかった。
これに対し、本実施形態のようにフック9を上下に複数備えている場合、各フック9を個別に任意の位置に設定することができ、使用バリエーションを格段に向上させることができる。すなわち、1台の点滴用スタンドを複数の人が同時に使用するような場合、各使用者側の条件が異なっても簡単な操作で各フック9をそれぞれ最適な使用位置に設定することができる。
従来においては、フックがT字状又は十字状に一体形成されているため、点滴バッグ等を複数同時に使用することができるものの、各フックの上下方向の位置を変えて使用することはできなかった。
これに対し、本実施形態のようにフック9を上下に複数備えている場合、各フック9を個別に任意の位置に設定することができ、使用バリエーションを格段に向上させることができる。すなわち、1台の点滴用スタンドを複数の人が同時に使用するような場合、各使用者側の条件が異なっても簡単な操作で各フック9をそれぞれ最適な使用位置に設定することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記の実施形態では、ホルダ17の円筒部21に弾性変形部47を設ける構成としたが、ホルダ17をU字状に形成してカム部35を直接上部支柱15に圧接するようにしてもよい。この場合、ホルダ17の内面に摩擦係数の高い層(ゴム層や粗面)を形成したり、あるいはカム部35を硬質ゴム等で形成したりしてもよい。
例えば、上記の実施形態では、ホルダ17の円筒部21に弾性変形部47を設ける構成としたが、ホルダ17をU字状に形成してカム部35を直接上部支柱15に圧接するようにしてもよい。この場合、ホルダ17の内面に摩擦係数の高い層(ゴム層や粗面)を形成したり、あるいはカム部35を硬質ゴム等で形成したりしてもよい。
上記の実施形態では、フック本体19を上下方向に回動して操作する構成としたが、水平方向に回動してロック・ロック解除する構成とすることもできる。
また、フック本体19を収納する構成において、収納用凸部41を設けずに、上部支柱15の上端部にフック本体19を係止するキャッチ部材を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態ではフック9のみを移動させる操作を例示したが、支柱の高さ調整と組み合わせて行うことができるのは言うまでもない。
また、フック本体19を収納する構成において、収納用凸部41を設けずに、上部支柱15の上端部にフック本体19を係止するキャッチ部材を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態ではフック9のみを移動させる操作を例示したが、支柱の高さ調整と組み合わせて行うことができるのは言うまでもない。
1…点滴用スタンド 5…脚部 7…支柱
17…ホルダ 19…フック本体 39…凸部
41…収納用凸部 45…スリット 47…弾性変形部
17…ホルダ 19…フック本体 39…凸部
41…収納用凸部 45…スリット 47…弾性変形部
Claims (5)
- 点滴液収容体を吊り下げるためのフックを有する支柱と、該支柱を床面に上下方向に延びる状態で支持する脚部とを備えた点滴用スタンドにおいて、
前記フックは、前記支柱に上下方向にスライド自在に設けられたホルダと、該ホルダに回動自在に保持されるとともに該ホルダに対して使用位置で位置決めされるフック本体とを有し、
前記フック本体を前記使用位置に回動したときに、該回動に伴って前記フック本体が前記支柱を直接に又は前記ホルダを介して押圧することにより、前記ホルダが前記支柱に摩擦力で固定されることを特徴とする点滴用スタンド。 - 請求項1記載の点滴用スタンドにおいて、
前記フック本体は前記ホルダに上下方向に回動自在に保持されているとともに、前記使用位置で前記ホルダを押圧する凸部を有し、前記ホルダは、前記凸部で押圧されて前記支柱に圧接する弾性変形部を有していることを特徴とする点滴用スタンド。 - 請求項2記載の点滴用スタンドにおいて、
前記フック本体は、該フック本体を上記支柱に沿う状態に上方に回動したときに、前記ホルダの前記弾性変形部を押圧して該ホルダを前記支柱に固定する収納用凸部を有していることを特徴とする点滴用スタンド。 - 請求項2又は3記載の点滴用スタンドにおいて、
前記弾性変形部が、前記ホルダに形成された上下方向に延びるスリット間に挟まれた領域としてなることを特徴とする点滴用スタンド。 - 請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の点滴用スタンドにおいて、
前記フックが上下方向に複数設けられていることを特徴とする点滴用スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009154705A JP2011010682A (ja) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | 点滴用スタンド |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011010682A true JP2011010682A (ja) | 2011-01-20 |
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ID=43590129
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JP (1) | JP2011010682A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012231891A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 院内感染防止用具 |
JP2013056093A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Kokuyo Co Ltd | 点滴スタンド |
-
2009
- 2009-06-30 JP JP2009154705A patent/JP2011010682A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012231891A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 院内感染防止用具 |
JP2013056093A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Kokuyo Co Ltd | 点滴スタンド |
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