JP2011009333A - 固体撮像装置の製造方法及び検査方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法及び検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011009333A
JP2011009333A JP2009149495A JP2009149495A JP2011009333A JP 2011009333 A JP2011009333 A JP 2011009333A JP 2009149495 A JP2009149495 A JP 2009149495A JP 2009149495 A JP2009149495 A JP 2009149495A JP 2011009333 A JP2011009333 A JP 2011009333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
imaging device
solid
state imaging
high refractive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009149495A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruka Kai
はる香 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009149495A priority Critical patent/JP2011009333A/ja
Publication of JP2011009333A publication Critical patent/JP2011009333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】微細化が進んだ高アスペクト比の光導波路用凹部への埋め込みを可能とする固体撮像装置の製造方法及び検査方法を提供する。
【解決手段】フォトダイオードの上方に位置する部分の絶縁膜に凹部を形成した後、凹部に、絶縁膜よりも高い屈折率を有する高屈折率材を用いて埋め込み部を形成し、その後、埋め込み部を検査する。埋め込み部を検査する工程において埋め込み部が不良と判定された場合には高屈折率材を除去し、その後、凹部に、高屈折率材を用いて再度埋め込み部を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置の製造方法及び検査方法に関し、特に、光導波路用凹部への埋め込み層を有する固体撮像装置の製造方法及び検査方法に関する。
固体撮像装置では、半導体基板の表面部に形成されたフォトダイオード(光電変換部)に光を入射させ、そのフォトダイオードで発生した信号電荷によって映像信号を得る構成が用いられている。
CMOS(complementary metal oxide semiconducor)センサでは、例えば、受光面において二次元マトリクス状に並べられた画素ごとにフォトダイオードが設けられ、受光時に各フォトダイオードに発生し蓄積される信号電荷をCMOS回路の駆動によりフローティングディフュージョンに転送し、当該信号電荷を振動電圧に変換して読み取る構成が用いられている。
また、CCD(charge coupled device )素子では、例えば、CMOSセンサと同様に、受光面において二次元マトリクス状に並べられた画素ごとにフォトダイオードが設けられ、受光時に各フォトダイオードに発生し蓄積される信号電荷をCCD垂直転送路及び水平転送路により転送して読み取る構成が用いられている。
さらに、前述のようなCMOSセンサなどの固体撮像装置では、例えば半導体基板の表面にフォトダイオードが形成されており、フォトダイオードへの光の入射を妨げないようにフォトダイオード領域を除く領域において絶縁膜中に配線層が形成された構成が用いられている。
しかしながら、前述のような固体撮像装置においては、素子の微細化により受光面の面積が縮小されてきており、これに伴って入射効率が低下して感度特性が悪化するという問題がある。
この対策として、オンチップレンズなどを用いて集光を行う構造に加えて、フォトダイオードの上方に位置する絶縁膜中に、外部から入射する光をフォトダイオードに導波する光導波路を設けた固体撮像装置が開発された。特許文献1及び2には、光導波路用凹部にポリイミド樹脂やTiO分散型ポリイミド樹脂などの高屈折材料が埋め込まれた固体撮像装置が開示されている。
しかしながら、前述のような光導波路を設けた固体撮像装置においては、光導波路を設けることによって工程が複雑化するという問題、及び、ポリイミド樹脂やTiO分散型ポリイミド樹脂などの高屈折率材料の使用により耐熱性が低下するという問題がある。
そこで、この対策として、高耐熱性と高屈折率とを備えた樹脂を光導波路として用いる技術が特許文献3に開示されている。
以下、図9(a)、(b)、図10及び図11を参照しながら、特許文献3に開示されている、光導波路を有する従来の固体撮像装置の製造方法について説明する。
まず、図9(a)に示すように、画素領域RPXにおいて、半導体基板のpウェル領域10にn型電荷蓄積層11を形成すると共にn型電荷蓄積層11の表面部にp+ 型表面層12を形成することにより、pn接合を有するフォトダイオードPDを形成する。次に、フォトダイオードPDに隣接するように、ゲート絶縁膜13及びゲート電極14、並びにフローティングディフュージョンやCCD電荷転送路等を形成することにより、フォトダイオードPDで生成され蓄積される信号電荷又は当該信号電荷に応じた電圧を読み取る信号読み取り部を形成する。
次に、フォトダイオードPDを被覆するように、画素領域RPX及びパッド電極領域RPAD を含む基板全面に酸化シリコンを堆積させて第1絶縁膜15を形成する。
次に、第1絶縁膜15上に酸化シリコンを堆積させて第2絶縁膜16を形成した後、第2絶縁膜16上にさらに酸化シリコンを堆積させて第3絶縁膜17を形成する。
次に、エッチング加工により第3絶縁膜17に配線用溝17tを形成した後、スパッタリングにより配線用溝17tの内壁を被覆するようにタンタル/酸化タンタル積層膜を成膜してバリアメタル層18を形成する。続いて、バリアメタル層18上に銅シード層を形成した後、電解メッキ処理により基板全面に銅膜を成膜し、その後、CMP(化学機械研磨)法などにより配線用溝17tの外部に形成された銅膜を除去して導電層19を形成する。このとき、配線用溝17tの外部に形成されたバリアメタル層18も除去される。このようにして、配線用溝17tに埋め込まれたバリアメタル層18及び導電層19からなる第1配線層を形成する。
次に、第1配線層上を含む第3絶縁膜17上にCVD(chemical vapor deposition )法により炭化シリコンを堆積させて第1拡散防止膜20を形成する。
次に、図9(b)に示すように、前述の第2絶縁膜16、第3絶縁膜17、配線用溝17t、バリアメタル層18及び導電層19からなる第1配線層、並びに第1拡散防止膜20を形成するプロセスと同様のプロセスを繰り返すことによって、第4絶縁膜21、第5絶縁膜22、配線用溝22t、バリアメタル層23及び導電層24からなる第2配線層、並びに第2拡散防止膜25を形成した後、さらに、第6絶縁膜26、第7絶縁膜27、配線用溝27t、並びにバリアメタル層28及び導電層29からなる第3配線層を形成する。その後、第3配線層上を含む第7絶縁膜27上にCVD法により窒化シリコンを堆積させて第3拡散防止膜30を形成した後、第3拡散防止膜30上に第8絶縁膜31及び第9絶縁膜33を順次形成する。
以上のようにして、第1絶縁膜15、第2絶縁膜16、第3絶縁膜17、炭化シリコンからなる第1拡散防止膜20、第4絶縁膜21、第5絶縁膜22、炭化シリコンからなる第2拡散防止膜25、第6絶縁膜26、第7絶縁膜27、窒化シリコンからなる第3拡散防止膜30、第8絶縁膜31及び第9絶縁膜33が積層されてなる絶縁膜と、当該絶縁膜中に埋め込み形成された第1〜第3配線層とを形成する。
次に、図10に示すように、通常のフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程により、第4絶縁膜21、第5絶縁膜22、第2拡散防止膜25、第6絶縁膜26、第7絶縁膜27、第3拡散防止膜30、第8絶縁膜31及び第9絶縁膜33に凹部(光導波路用凹部)Hを形成する。ここで、第1拡散防止膜20が凹部Hの底面を構成する。また、ケミカルドライエッチングなどの等方性エッチング又は異方性エッチングを行って凹部Hを形成するときに、凹部Hの上部コーナーとなる第9絶縁膜33には、上方ほど広がる順テーパ状の開口部33aが形成される。その後、プラズマCVD法により、凹部Hの内壁を被覆するように、酸化シリコンよりも高い屈折率を有する窒化シリコンを堆積させてパッシベーション膜36を0.5μm程度の膜厚で形成した後、パッシベーション膜36上に、スピンコート法により、酸化チタンなどの金属酸化物微粒子を含有するシロキサン系樹脂を0.5μm程度の膜厚で成膜する。これにより、凹部Hが埋まるように、酸化シリコンよりも高い屈折率を有する埋め込み層37が形成される。
尚、パッド電極領域RPAD では、第8絶縁膜31上にパッド電極32が形成され、当該パッド電極32を覆うように第9絶縁膜33、パッシベーション膜36及び埋め込み層37が形成される。ここで、パッド電極32は、第3拡散防止膜30及び第8絶縁膜31に形成された穴31cを通じて、バリアメタル層28及び導電層29からなる第3配線層に接続される。
次に、図11に示すように、埋め込み層37上に、例えば接着層としても機能する平坦化樹脂層38を形成した後、平坦化樹脂層38上に、例えば青(B)、緑(G)、赤(R)の各色と対応するカラーフィルタ39a、39b、39cを画素毎に形成する。その後、カラーフィルタ39a、39b、39cのそれぞれの上にマイクロレンズ40を形成する。
尚、パッド電極領域RPAD では、埋め込み層37上に平坦化樹脂層38及びマイクロレンズ構成樹脂40aが順次形成される。言い換えると、パッド電極領域RPAD では、カラーフィルタ39a、39b、39cは形成されない。
以上のような工程を行うことにより、高耐熱性と高屈折率とを備えた光導波路を有する固体撮像装置を製造することができる。
尚、特許文献4には、光導波路となる埋め込み層を感光性樹脂組成物を用いて形成する技術が提案されている。
特開2004−207433号公報 特開2006−222270号公報 特開2008−166677号公報 国際公開第2008/029816
しかしながら、固体撮像装置の微細化が進んで光導波路用凹部の開口径が小さくなり、そのアスペクト比が高くなると、光導波路用凹部に埋め込み層となる高屈折率材を十分に塗布することが困難になる。その結果、図12に示すように、パッシベーション膜36及び埋め込み層37を形成した凹部H内に、気泡、高屈折率材中の金属微粒子の凝集、又は不純物の混入などに起因する欠陥Vが発生するという問題が起こることがある。
この光導波路に生じる気泡などの欠陥Vは、感度特性や黒点といった画質低下を招くものであるが、従来はこのような不良を検出する方法としては、最終製造工程における信号処理による解析方法、例えば、さまざまな明るさや色の光を固体撮像装置に照射した際に出力される画像信号を処理して解析する方法しか行われていなかった。また、この従来の不良検出方法は、製品として完成した後の検査として行われているため、不良と判定された製品は廃棄処分とされていた。
前記に鑑み、本発明は、微細化が進んだ高アスペクト比の光導波路用凹部の埋め込みに関して、材料の埋め込み直後に高感度で埋め込み特性を評価し、光導波路用凹部が良好に埋め込まれた状態の製品を次工程に進めることによって最終的な製造歩留まりを向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本願発明者は、光導波路用凹部に高屈折率材を埋め込んだ直後に埋め込み特性を検査することにより、光導波路内に気泡などの欠陥を発生させない固体撮像装置の検査方法及びそれを用いた固体撮像装置の製造方法を想到した。これにより、光導波路内に気泡などの欠陥のない固体撮像装置を歩留まり良く製造することが可能となる。
具体的には、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、受光面に複数の画素が集積されてなる固体撮像装置の製造方法であって、半導体基板の前記受光面側の表面部における画素領域に前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成する工程と、前記フォトダイオードを被覆するように前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記フォトダイオードの上方に位置する部分の前記絶縁膜に凹部を形成する工程と、前記凹部に、前記絶縁膜よりも高い屈折率を有する高屈折率材を用いて埋め込み部を形成する工程と、前記埋め込み部を検査する工程と、前記埋め込み部を検査する工程において前記埋め込み部が不良と判定された場合に、前記高屈折率材を除去する工程と、前記高屈折率材を除去する工程の後に、前記凹部に、前記高屈折率材を用いて再度埋め込み部を形成する工程とを備え、前記埋め込み部を検査する工程は、複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程と、前記画像データから、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度情報を得る工程と、前記輝度情報に基づいて、所定の判定基準を用いて複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程とを含む。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記埋め込み部を検査する工程は、前記半導体基板上に前記高屈折率材を塗布した直後、又は当該高屈折率材に対してプリベークを行った直後に実施されてもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程において、前記半導体基板を上方から光学顕微鏡で観察した像に基づいて、複数の前記埋め込み部の画像データを取得してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度を平均した平均輝度を用いてもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度のばらつきを用いてもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記高屈折率材を除去する工程において、前記高屈折率材を有機溶剤を用いて除去してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記高屈折率材を除去する工程において、前記高屈折率材をドライエッチングにより除去してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記高屈折率材は感光性樹脂を含み、前記高屈折率材を除去する工程において、前記高屈折率材を現像液により除去してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記埋め込み部を形成する工程は、前記絶縁膜よりも高い屈折率を有するパッシベーション膜を前記凹部の内壁を被覆するように形成する工程と、前記パッシベーション膜上において前記凹部に前記高屈折率材を埋め込む工程とを含んでいてもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記絶縁膜を形成する工程は、前記絶縁膜中に配線層を埋め込み形成する工程と、前記配線層上に拡散防止膜を形成する工程とを含み、前記凹部を形成する工程において、前記拡散防止膜が前記凹部の底面を構成するように前記凹部を形成してもよい。この場合、前記配線層を埋め込み形成する工程において、前記絶縁膜中に前記凹部の周囲を囲むようにメッシュ状に前記配線層を形成してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記埋め込み部を形成する工程において、前記高屈折率材をスピンコート、噴霧塗布、浸漬、印刷又はロールコーティングのいずれかを用いて前記半導体基板上に塗布してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法において、前記高屈折率材は、金属酸化物微粒子を含有する樹脂であってもよい。
本発明に係る他の固体撮像装置の製造方法は、受光面に複数の画素が集積されてなる固体撮像装置の製造方法であって、半導体基板の前記受光面側の表面部における画素領域に前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成する工程と、前記フォトダイオードを被覆するように前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記フォトダイオードの上方に位置する部分の前記絶縁膜に凹部を形成する工程と、前記凹部が形成された前記半導体基板上に、金属酸化物微粒子を含有する高屈折率材を塗布することにより、前記凹部に埋め込み部を形成する工程と、前記半導体基板上及び前記凹部に形成された前記高屈折率材を除去する工程と、前記高屈折率材を除去する工程の後に、前記半導体基板上に前記高屈折率材を再度塗布する工程とを備えている。
本発明に係る固体撮像装置の検査方法は、半導体基板の受光面側の表面部における画素領域に画素ごとに区分して形成されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードを被覆するように前記半導体基板上に形成された絶縁膜と、前記フォトダイオードの上方に位置する部分の前記絶縁膜に形成された凹部と、前記凹部に前記絶縁膜よりも高い屈折率を有する高屈折率材が埋め込まれてなる埋め込み部とを有する固体撮像装置の検査方法であって、複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程と、前記画像データから、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度情報を得る工程と、前記輝度情報に基づいて、所定の判定基準を用いて複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程とを備えている。
また、本発明に係る固体撮像装置の検査方法において、複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程において、前記半導体基板を上方から光学顕微鏡で観察した像に基づいて、複数の前記埋め込み部の画像データを取得してもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の検査方法において、複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度を平均した平均輝度を用いてもよい。
また、本発明に係る固体撮像装置の検査方法において、複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度のばらつきを用いてもよい。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によると、光導波路用凹部に埋め込み層となる高屈折率材を塗布した直後に埋め込み特性の良・不良を判別することができるため、良好な判定結果が得られたウエハのみ次の製造工程に進めることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法によると、高屈折率材の塗布直後の検査により不良と判別されたウエハを例えば洗浄等して埋め込み層となる高屈折率材を除去することにより、ウエハを再生して高屈折率材塗布工程に戻すことができる。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法によると、例えば金属酸化物微粒子を含む高屈折率材を塗布した後に当該高屈折率材を除去すると、金属酸化物微粒子が光導波路用凹部内に残留するため、このような金属酸化物微粒子を含む高屈折率材の塗布及び除去を繰り返すことにより、金属酸化物微粒子が光導波路用凹部に埋め込まれるので、欠陥の無い埋め込み部を形成することが可能となる。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法によると、埋め込み特性の判定が良であっても、一部不良の部分についてその発生場所を記録しておくことにより、最終的な組み立て工程後の検査において当該不良部分の検査を省略することなどが可能となるので、工程にかかる時間の短縮を図ることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置の検査方法によると、光導波路用凹部に高屈折率材を塗布した直後に埋め込み特性の良・不良の判別を行うことができるので、前述の本発明に係る固体撮像装置の製造方法での効果を得ることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法により作製した固体撮像装置の断面図である。 図2は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法により作製した固体撮像装置の画素部の模式的なレイアウト図である。 図3は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における製造工程フロー図である。 図4は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法において欠陥検査を行う検査装置のシステム概略図である。 図5は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法において埋め込み層が形成された直後の固体撮像装置の上面を観察した時に得られる画像データの概略図である。 図6は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における埋め込み検査の結果を示す図である。 図7は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における埋め込み検査の結果を示す図である。 図8は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における埋め込み検査の結果を示す図である。 図9(a)、(b)は従来の固体撮像装置の製造方法を示す工程断面図である。 図10は従来の固体撮像装置の製造方法を示す工程断面図である。 図11は従来の固体撮像装置の製造方法を示す工程断面図である。 図12は従来の固体撮像装置の製造方法における光導波路の欠陥を示す模式図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法(検査方法を含む)について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1に、本実施形態により作製される固体撮像装置の断面図、具体的には、複数画素が集積されてなる固体撮像装置であるCMOSセンサの模式断面図を示す。図1においては、画素領域RPXとパッド領域RPAD とを示している。
図1に示すように、例えば、受光面となる画素領域RPXにおいて、半導体基板のpウェル領域110に画素ごとにn型電荷蓄積層111が形成されていると共にn型電荷蓄積層111の表面部にp+ 型表面層112が形成されている。このn型電荷蓄積層111とp+ 型表面層112とのpn接合によりフォトダイオードPDが構成される。また、フォトダイオードPDに隣接するように半導体基板(pウェル領域110)上にゲート絶縁膜113を介してゲート電極114が形成されている。
また、図示は省略しているが、基板中には、フォトダイオードPDで生成され蓄積される信号電荷又は信号電荷に応じた電圧を読み取る信号読み取り部が形成されている。これにより、ゲート電極114への電圧の印加によって信号電荷が転送される。
また、フォトダイオードPDを被覆するように基板上には、第1層間絶縁膜115、第2層間絶縁膜116、第3層間絶縁膜117、第1拡散防止膜120、第4層間絶縁膜121、第5層間絶縁膜122、第2拡散防止膜125、第6層間絶縁膜126、第7層間絶縁膜127、第3拡散防止膜130、第8層間絶縁膜131が順次積層されてなる絶縁膜が形成されている。ここで、第1層間絶縁膜115、第2層間絶縁膜116、第3層間絶縁膜117、第4層間絶縁膜121、第5層間絶縁膜122、第6層間絶縁膜126、第7層間絶縁膜127及び第8層間絶縁膜131はそれぞれ例えば酸化シリコンからなり、第1拡散防止膜120及び第2拡散防止膜125はそれぞれ例えば炭化シリコンからなり、第3拡散防止膜130は例えば窒化シリコンからなる。
ここで、第3絶縁膜117には配線用溝117tが形成されており、配線用溝117tには、例えばタンタル/窒化タンタル積層膜からなるバリアメタル層118と例えば銅からなる導電層119とが順次埋め込まれてなる第1配線層が形成されている。同様に、第5層間絶縁膜122には配線用溝122tが形成されており、配線用溝122tには、例えばタンタル/窒化タンタル積層膜からなるバリアメタル層123と例えば銅からなる導電層124とが順次埋め込まれてなる第2配線層が形成されている。さらに、第7層間絶縁膜127には配線用溝127tが形成されており、配線用溝127tには、例えばタンタル/窒化タンタル積層膜からなるバリアメタル層128と例えば銅からなる導電層129とが順次埋め込まれてなる第3配線層が形成されている。尚、第1拡散防止膜120は、導電層119を構成する銅の拡散を防止するための膜であり、第2拡散防止膜125は導電層124を構成する銅の拡散を防止するための膜であり、第3拡散防止膜130は、導電層129を構成する銅の拡散を防止するための膜である。
すなわち、本実施形態においては、前述のように積層された絶縁膜中に第1〜第3配線層が埋め込まれている。ここで、第1〜第3配線層はそれぞれ、例えばデュアルダマシンプロセスにより、配線用溝の底面から下層配線まで達するホール内におけるコンタクト部と一体的に形成された配線構造を有していてもよい。
また、図1に示すように、パッド電極領域RPAC においては、第8層間絶縁膜131上にパッド電極132が形成されている。パッド電極132は例えばアルミニウムなどからなり、例えば100μm程度の直径を有している。また、パッド電極132は、例えば、第8層間絶縁膜131及び第3拡散防止膜130に形成された開口部131cを通じて、バリアメタル層128及び導電層129からなる第3配線層に接続されている。尚、パッド電極132を被覆するように基板全面に、例えば酸化シリコンからなる第9絶縁膜133が形成されている。
ここで、例えば、フォトダイオードPDの上方に位置する部分の積層絶縁膜(第4層間絶縁膜121、第5層間絶縁膜122、第2拡散防止膜125、第6層間絶縁膜126、第7層間絶縁膜127、第3拡散防止膜130、第8層間絶縁膜131及び第9絶縁膜133)には、凹部(光導波路用凹部)Hが形成されている。ここで、ケミカルドライエッチングなどの等方性エッチング又は異方性エッチングを行って凹部Hを形成するときに、凹部Hの上部コーナーとなる第9絶縁膜133には、上方ほど広がる順テーパ状の開口部133aが形成されている。
本実施形態では、前述のように、フォトダイオードPD上に積層された絶縁膜が配線層に対する拡散防止膜を含んでおり、例えば最下層の拡散防止膜である第1拡散防止膜120が凹部Hの底面を構成している。また、凹部Hの内側壁は、例えば基板主面に垂直な面を有している。また、フォトダイオードPDの面積、画素サイズ、プロセスルールなどに依存するが、凹部Hの開口径は例えば0.3μm程度又はそれ以下であり、凹部Hのアスペクト比は例えば3〜4程度又はそれ以上である。
また、図1に示すように、凹部Hの内側壁を被覆すると共にパッド電極132を被覆するように、酸化シリコンよりも高い屈折率を有するパッシベーション膜136が形成されている。パッシベーション膜136は、例えば酸化シリコン又は窒化シリコンからなり、例えば0.5μm程度の膜厚を有している。さらに、例えば、パッシベーション膜136上に、凹部Hが埋まるように、酸化シリコンよりも高い屈折率を有する埋め込み層137が形成されている。埋め込み層137は凹部Hを完全に埋め込んでいるが、凹部Hの外部での埋め込み層137の膜厚は例えば0.5μm程度である。本実施形態では、埋め込み層137のうち凹部Hに埋め込まれている部分を特に「埋め込み部」と称する。埋め込み層137に用いる高屈折率材としては、例えば、ポリイミド系樹脂若しくはシロキサン系樹脂などに酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブ、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化インジウム若しくは酸化ハフニウムなどの金属酸化物微粒子が含まれてなる高屈折率樹脂、又はそれらの高屈折率樹脂に感光性を持たせる化合物がさらに含まれてなる感光性樹脂組成物などが望ましい。尚、以下の説明では、一例として、TiOポリイミド樹脂を用いた場合について説明する。
さらに、図1に示すように、埋め込み層137上には、例えば接着層としても機能する平坦化樹脂層138が形成されており、平坦化樹脂層138上には、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各色と対応するカラーフィルタ139a、139b、139cが画素ごとに形成されており、カラーフィルタ139a、139b、139cのそれぞれの上にマイクロレンズ140が形成されている。
尚、パッド電極領域RPAD においては、カラーフィルタは形成されていない。すなわち、パッド電極132の上には、第9絶縁膜133、パッシベーション膜136、埋め込み層137、平坦化樹脂層138、及びマイクロレンズ構成樹脂層140aが順次積層されており、これらの積層体には、パッド電極132の上面を露出させるように開口部Pが形成されている。
図2は、本実施形態により作製される固体撮像装置の画素部の模式的なレイアウト図である。
図2に示すように、凹部H内に埋め込まれた高屈折率物質であるパッシベーション膜136及び埋め込み層137は、外部から入射する光をフォトダイオードPDに導波する光導波路を構成する。本実施形態では、例えば、光導波路は、フォトダイオードPDの配置領域よりも小さい領域に形成されているものとする。
また、図2に示すように、第1〜第3配線層(図1の説明参照)などの配線層W1〜W4が、絶縁膜(図1の説明参照)中において凹部Hの周囲を囲むようにメッシュ状に形成されている。ここで、メッシュ状とは、例えば、異なる方向に伸びる配線層同士が絶縁層を介して上下に交差している状態を意味する。例えば、図中において垂直方向に延伸する配線層W1、W2と、図中において水平方向に延伸する配線層W3、W4とによって囲まれた領域内に、凹部Hの配置領域が設けられている。すなわち、配線層W1、W2、W3、W4のそれぞれによって、例えばメッシュ状の配線構造が構成されている。尚、W1a、W3a、W4a、W4bはそれぞれ、対応する配線層の突き出し領域である。
図3は、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法における製造工程フローを示している。
図3に示すように、スッテプS1において、CMOS拡散工程から凹部形成工程までを実施する。
すなわち、まず、画素領域RPXにおいて、半導体基板のpウェル領域110にn型電荷蓄積層111を形成すると共にn型電荷蓄積層111の表面部にp+ 型表面層112を形成することにより、pn接合を有するフォトダイオードPDを形成する。次に、フォトダイオードPDに隣接するように、ゲート絶縁膜113及びゲート電極114、並びにフローティングディフュージョンやCCD電荷転送路等を形成することにより、フォトダイオードPDで生成され蓄積される信号電荷又は当該信号電荷に応じた電圧を読み取る信号読み取り部を形成する。
次に、フォトダイオードPDを被覆するように、画素領域RPX及びパッド電極領域RPAD を含む基板全面に例えば酸化シリコンを堆積させて第1絶縁膜115を形成する。
次に、第1絶縁膜115上に例えば酸化シリコンを堆積させて第2絶縁膜116を形成した後、第2絶縁膜116上にさらに例えば酸化シリコンを堆積させて第3絶縁膜117を形成する。
次に、エッチング加工により第3絶縁膜117に配線用溝117tを形成した後、例えばスパッタリングにより配線用溝117tの内壁を被覆するように例えばタンタル/酸化タンタル積層膜を成膜してバリアメタル層118を形成する。続いて、バリアメタル層118上に例えば銅シード層を形成した後、例えば電解メッキ処理により基板全面に例えば銅膜を成膜し、その後、例えばCMP法などにより配線用溝117tの外部に形成された銅膜を除去して導電層119を形成する。このとき、配線用溝117tの外部に形成されたバリアメタル層118も除去される。このようにして、配線用溝117tに埋め込まれたバリアメタル層118及び導電層119からなる第1配線層を形成する。
次に、第1配線層上を含む第3絶縁膜117上に例えばCVD法により例えば炭化シリコンを堆積させて第1拡散防止膜120を形成する。
次に、前述の第2絶縁膜116、第3絶縁膜117、配線用溝117t、バリアメタル層118及び導電層119からなる第1配線層、並びに第1拡散防止膜120を形成するプロセスと同様のプロセスを繰り返すことによって、第4絶縁膜121、第5絶縁膜122、配線用溝122t、バリアメタル層123及び導電層124からなる第2配線層、並びに第2拡散防止膜125を形成した後、さらに、第6絶縁膜126、第7絶縁膜127、配線用溝127t、並びにバリアメタル層128及び導電層129からなる第3配線層を形成する。その後、第3配線層上を含む第7絶縁膜127上に例えばCVD法により窒化シリコンを堆積させて第3拡散防止膜130を形成した後、第3拡散防止膜130上に第8絶縁膜131及び第9絶縁膜133を順次形成する。
以上のようにして、第1絶縁膜115、第2絶縁膜116、第3絶縁膜117、炭化シリコンからなる第1拡散防止膜120、第4絶縁膜121、第5絶縁膜122、炭化シリコンからなる第2拡散防止膜125、第6絶縁膜126、第7絶縁膜127、窒化シリコンからなる第3拡散防止膜130、第8絶縁膜131及び第9絶縁膜133が積層されてなる絶縁膜と、当該絶縁膜中に埋め込み形成された第1〜第3配線層とを形成する。
次に、通常のフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程により、第4絶縁膜121、第5絶縁膜122、第2拡散防止膜125、第6絶縁膜126、第7絶縁膜127、第3拡散防止膜130、第8絶縁膜131及び第9絶縁膜133に凹部(光導波路用凹部)Hを形成する。ここで、第1拡散防止膜120が凹部Hの底面を構成する。また、前述のエッチング工程により、凹部Hの上部コーナーとなる第9絶縁膜133には、上方ほど広がる順テーパ状の開口部133aが形成される。
次に、ステップS2において、高屈折率材塗布を行う。すなわち、凹部Hの内壁を被覆するように、酸化シリコンよりも高い屈折率を有する材料、例えば窒化シリコンを堆積させてパッシベーション膜136を例えば0.5μm程度の膜厚で形成した後、パッシベーション膜136上に、例えばスピンコート法により、屈折率が例えば1.7以上の材料、例えばTiO分散型ポリイミドを成膜する。これにより、凹部Hが埋まるように、酸化シリコンよりも高い屈折率を有する埋め込み層137が形成される。本実施形態では、埋め込み層137のうち凹部Hに埋め込まれた部分を特に「埋め込み部」と称する。また、TiO分散型ポリイミドの塗布をスピンコート法により行ったが、これに限らず、噴霧塗布等を用いてよい。さらに、TiO分散型ポリイミドの塗布後に、必要に応じて、例えば120度60秒程度のプリベークを行ってもよい。
尚、パッド電極領域RPAD では、第8絶縁膜131上にパッド電極132が形成され、当該パッド電極132を覆うように第9絶縁膜133、パッシベーション膜136及び埋め込み層137が形成される。ここで、パッド電極132は、第3拡散防止膜130及び第8絶縁膜131に形成された開口部131cを通じて、バリアメタル層128及び導電層129からなる第3配線層に接続される。
次に、ステップS3において、埋め込み検査を行う。すなわち、ステップS2で形成した個々の埋め込み部に気泡などの欠陥がないか検査を行う。以下、図面を参照しながら、ステップS3の埋め込み検査について、具体的に説明する。
図4は、本実施形態において欠陥検査を行う検査装置のシステム概略図である。図4に示すように、検査装置は、光学顕微鏡71と、光学顕微鏡71による観察のために検査体(ウエハ)75を載置するステージ73と、ステージ73のX、Y、Z方向を制御するステージ制御システム74と、検査体75に光を照射するための光源72と、光学顕微鏡71によって観察した像を撮影する固体カメラ76と、固体カメラ76により撮影した画像を取り込んで電子データ化する画像処理PC77と、電子データ化された画像からR、G、Bの輝度情報を得て処理するデータ処理機78と、処理したデータを保存し参照するためのデータベース79とから構成されている。検査体75は、本実施形態では例えばウエハとするが、チップなどの他の任意形状を持つものを対象とできることは言うまでもない。
ステップS3の埋め込み検査は、高屈折率材塗布直後に実施してもよいし、又は前述のプリベーク直後に実施してもよい。すなわち、高屈折率材が硬化する前であれば、いつ実施してもよい。また、ステップS3の埋め込み検査に使用する光学顕微鏡71としては、望ましくは200倍程度の対物レンズを有するものが好ましく、光源72としては、レーザー光などの一定の波長を保持できるものが好ましいが、白色光源を用いてもよい。また、光学顕微鏡71は、得られる画像の輝度を強調する必要がある場合には、偏光や明るさ絞りなどの機能を備えていてもよい。図4に示す検査装置においては、ステージ制御システム74によってステージ73を制御して検査体75を光学顕微鏡71の任意の焦点位置に移動させると共に、複数の光導波路(埋め込み部)の画像を固体カメラ76によって撮影して当該画像を電子データ化する。
図5は、本実施形態において埋め込み層が形成された直後の固体撮像装置の上面を観察した時に得られる画像データの概略図である。図5に示すように、凹部Hにパッシベーション膜136を介して形成された埋め込み層137からなる個々の埋め込み部(光導波路)の輝度を任意領域RAについて算出すると共に各任意領域RAについて算出された輝度を積算していくことにより、図6に示すような輝度プロファイルを作成する。ここで、任意領域RAの形状及び面積は、光導波路の大きさに対応して任意に設定可能である。
光導波路となる埋め込み部に気泡などの欠陥がある場合、当該埋め込み部の輝度は小さくなる。従って、図6において、個々の任意領域RA(光導波路)の輝度を、全ての光導波路の輝度を平均した平均輝度と比較すると、図6のAのように平均輝度よりも輝度の低い光導波路(埋め込み部)が存在していることがわかる。これにより、個々の埋め込み部について埋め込み特性の良否判定を行うことができる。
また、図7に示すように、個々の任意領域RA(光導波路)の輝度から感度ばらつきを求めてもよい。例えば、感度ばらつき6σ(σは標準偏差)を判定基準として、感度ばらつき6σ<5%の場合には被処理ウエハが良品であると判定する。従って、高屈折率材塗布直後に埋め込み検査を行うのであれば、プリベーク以降の工程に進み、高屈折率材塗布後のプリベーク直後に埋め込み検査を行うのであれば、硬化以降の工程に進む。
一方、感度ばらつき6σ≧5%の場合には被処理ウエハが不良であると判定し、ステップS8において、凹部Hに埋め込まれた高屈折率材を、例えばO2 アッシング若しくはCF2 アッシング又はドライエッチングなどにより除去し、その後、ステップS2の高屈折率材塗布から再度工程を繰り返す。ここで、感度ばらつきの判定基準を5%に設定したが、5%よりも大きくしてもよいし、5%よりも小さくしてもよい。すなわち、製品のスペックに合わせて感度ばらつきの判定基準を任意の数値に設定することができる。
次に、スッテプS3において良品と判定されたウエハに対して、スッテプS4において、高屈折率材硬化を行う。すなわち、ポストベークにより高屈折率材を硬化させる。
次に、スッテプS5において、カラーフィルタ・レンズ形成を行う。すなわち、図1に示すように、例えばTiO分散型ポリイミドからなる埋め込み部を含む埋め込み層137上に、例えばアクリル系熱硬化樹脂からなる平坦化樹脂層138を介して、カラーフィルタ139a、139b、139cを形成した後、カラーフィルタ139a、139b、139cのそれぞれの上にマイクロレンズ(オンチップレンズ)140を形成する。尚、被処理ウエハ(半導体基板)上において受光部はマトリックス状に多数配置されており、各カラーフィルタは対応する受光部に応じた色を有している。
次に、スッテプS6において、組み立てを行って固体撮像装置を完成させた後、スッテプS7において、完成した製品に対して最終検査を行い、良品のみを出荷する一方、不良品については廃棄する。
以上に説明したように、第1の実施形態によると、高屈折率材塗布後又はプリベーク後(ステップS2)の後に行われる埋め込み検査(ステップS3)で良品・不良品を判定できるため、良品と判定されたウエハのみ次の製造工程に進めることができる一方、不良品と判定されたウエハについては高屈折率材を除去して再生し(ステップS8)、再度埋め込み工程(ステップS2)に戻すことが可能となる。その結果、従来組み立て後の最終検査まで進まないと分からなかった埋め込みに起因する不良品の救済が可能となるので、固体撮像装置の製造コストを低減することができる。
また、第1の実施形態によると、埋め込み特性の判定が良であっても、一部不良の部分についてその発生場所を記録しておくことにより、最終的な組み立て工程後の検査において当該不良部分の検査を省略することなどが可能となるので、工程にかかる時間の短縮を図ることができる。
また、第1の実施形態によると、例えばTiO分散型ポリイミドのような微粒子含有高屈折率材を用いた場合、TiO微粒子が洗浄後にも光導波路用凹部内に残留するため、洗浄及び埋め込みを複数回繰り返すことにより、TiO微粒子が光導波路用凹部に埋め込まれるので、欠陥の無い埋め込み部を形成することが可能となる。
(第1の実施形態の第1変形例)
本変形例の特徴は、埋め込み層137となる高屈折率材として、例えばTiOなどの金属酸化物微粒子を含むシロキサン系樹脂を用いることである。
本変形例においても、第1の実施形態と同様に、図3に示すステップS2での高屈折率材塗布の後又はプリベークの後に、ステップS3で埋め込み検査を行う。埋め込み検査での良品・不良品の判別については、第1の実施形態と同様に行っても良いが、本変形例では、画像処理したデータをR、G、Bに分離して個々の色毎に輝度プロファイルを取得すると共に、任意の画素数内において輝度の平均値を求めて、当該平均値よりも輝度が下回る場合を不良とみなすものとする(図6参照)。この場合、輝度の平均値をR、G、Bそれぞれについて求めても良いし、又はR、G、Bの各輝度の合計から平均値を求めて、当該平均値と任意画素の輝度とを比較して良品・不良品を判別しても良い。例えば、R、G、Bの各輝度の合計から平均値を求めて、当該平均値よりも輝度が高い場合には良品とし、当該平均値よりも輝度が低い場合には不良品としてもよい。このような判定基準において、良品とみなした場合には、ステップS4(高屈折率材硬化)以降の工程に進む。一方、不良品とみなした場合には、ステップS8において、例えばトリクロロ酢酸などの有機溶剤を用いて高屈折率材を洗浄により除去し、その後、ステップS2(高屈折率材塗布)に再度戻って製造工程を進める。
本変形例によると、埋め込み層となる高屈折率材として、シロキサン系樹脂のようなアクリル性樹脂を用いるため、埋め込み検査で不良品と判定された場合には、アクリル性樹脂を溶かす有機溶剤を用いれば、ドライエッチングを用いることなく、高屈折率材を洗浄により除去して不良品のウエハを再生することができる。
また、本変形例によると、多数のウエハの任意領域について日常的に輝度プロファイルを記録してデータベース化しておけば、特定のウエハの任意領域内の判定だけではなく、日間変動も管理できる。このため、ウエハ全体が不良になって当該ウエハの平均輝度が低下していたとしても、データベースから、図8に示すような管理基準の輝度を設定し、図8のBのように管理基準以下の輝度を示す光導波路を不良とみなすことにより、良品・不良品の判断ができる。
(第1の実施形態の第2変形例)
本変形例の固体撮像装置の製造工程は、第1の実施形態及びその第1変形例と同様である。本変形例の特徴は、埋め込み層137となる高屈折率材として、感光性樹脂、例えば、ポリイミド系樹脂にTiO等の金属酸化物微粒子とポジの感光剤とを含有させてなる感光性樹脂を用いることである。
本変形例においては、第1の実施形態と同様に、図3に示すステップS1で光導波路用凹部を形成した後、ステップS2において、埋め込み層137として感光性樹脂を含む高屈折率材を塗布する。ここで、高屈折率材を塗布する方法としては、スピンコート法、噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティングなどを用いることができる。ステップS2での高屈折率材塗布の後又はプリベークの後に、ステップS3で埋め込み検査を行う。埋め込み検査での良品・不良品の判別については、第1の実施形態と同様に行っても良いが、本変形例では、画像処理したデータをR、G、Bに分離して個々の色毎に輝度プロファイルを取得すると共に、任意の画素数内において輝度の平均値を求めて、当該平均値よりも輝度が下回る光導波路の数が任意数以上である場合、例えば1000個の光導波路のうち該当する光導波路が1個以上存在する場合、不良品とみなすものとする。この場合、輝度の平均値をR、G、Bそれぞれについて求めても良いし、又はR、G、Bの各輝度の合計から平均値を求めて、当該平均値と任意画素の輝度とを比較して良品・不良品を判別しても良い。このような判定基準において、良品とみなした場合には、ステップS4(高屈折率材硬化)以降の工程に進む。本変形例のステップS4では、ステップS2にプリベークが含まれていれば、フォトマスクを介して露光照射を行った後、現像液を用いた現像により未露光部を除去し、その後、ポストベークを行う。ここで、ポストベークは1段階で行ってもよいし、多段階で行ってもよい。また、ステップS2にプリベークが含まれていない場合には、本変形例のステップS3でプリベークを行った後、前述のフォトマスクを介した露光照射以降の処理を行い、その後、ステップS5以降に進む。
一方、ステップS3の埋め込み検査で不良品とみなされたウエハに対しては、全面露光を行った後に感光性樹脂を現像液に溶解させて除去し、その後、ステップS2(高屈折率材塗布)に再度戻って製造工程を進める。
尚、前述の判定基準を用いて良品と判断されたウエハであっても、一部の画素について不良となっている場合には、当該不良箇所のアドレスをデータベース79(図4参照)に記録すると共に、図8に示すような管理基準の輝度を設けておくことにより、高屈折率材硬化(スッテプS4)以降の製造工程を経た最終検査(スッテプS7)時に前記不良箇所の検査を省略することなどが可能となる。これにより、最終検査での不要な検査時間を省略することができる。
本変形例によると、埋め込み層となる高屈折率材として、感光性樹脂を用いるため、埋め込み検査で不良品と判定された場合には、新たなマスク作製を行うことなく、全面露光した感光性樹脂を現像液により除去することができるので、コストの増大を招くことなく不良品のウエハを再生することができる。
(第1の実施形態の第3変形例)
本変形例の特徴は、図3に示す第1の実施形態の製造フローにおいて、高屈折率材のプリベーク後に引き続いて高屈折率材のポストベークを行って高屈折率材を硬化させた後(つまりステップS4の後)、又はその後のカラーフィルタ形成後(つまりステップS5の処理の一部の終了後)に、ステップS3の埋め込み検査を行うことである。カラーフィルタ形成後に埋め込み検査を行う場合には、光学顕微鏡71のステージ73に検査体75(図4参照)としてカラーフィルタまで形成されたウエハを設置し、例えば、R画素についてはRのカラーフィルタが形成されている埋め込み部を対象として画像を取得することにより、各色毎に輝度プロファイルを作成する。
本変形例においては、ステップS3の埋め込み検査で良品・不良品の判定を行うことはできるものの、例えば不良品と判定されたウエハがあっても、当該ウエハ上に形成された高屈折率材を洗浄により除去することはできない。すなわち、ステップS8の高屈折率材除去を行うことはできない。しかし、ステップS3の埋め込み検査で不良箇所を記録しておけば、後工程においての処理(例えばステップS6の組み立て)を省略して、不良品と判定されたウエハを廃棄したり、又はステップS7の最終検査の際に検査を実施することなく不良判定を行ったりすることができるので、不良検査に要する時間の短縮を図ることができる。
尚、本発明が、以上に説明した実施形態(各変形例を含む)に限定されないことは言うまでもない。例えば、前述の実施形態はCMOSセンサ及びCCD素子のいずれにおいても適用可能である。また、前述の実施形態おいて、凹部Hの開口径を例えば0.3μm程度又はそれ以下に設定し、凹部Hのアスペクト比を例えば3〜4程度又はそれ以上に設定したが、凹部Hの開口径が0.1〜0.4μm程度であっても埋め込み検査の実施は可能である。また、凹部Hの開口径にもよるが、凹部Hのアスペクト比が2〜6程度であっても埋め込み検査の実施は可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各変形例を含む実施形態において開示した高屈折率材の種類や埋め込み判定基準等を任意に組み合わせるなどの種々の変更が可能であることは言うまでもない。
以上に説明したように、本発明は、固体撮像装置を製造する方法等に有用である。
71 光学顕微鏡
72 光源
73 ステージ
74 ステージ制御システム
75 検査体
76 固体カメラ
77 画像処理PC
78 データ処理機
79 データベース
110 pウェル領域(半導体基板)
111 n型電荷蓄積層
112 p+ 型表面層
113 ゲート絶縁膜
114 ゲート電極
115 第1層間絶縁膜
116 第2層間絶縁膜
117 第3層間絶縁膜
117t 配線用溝
118 バリアメタル層
119 導電層
120 第1拡散防止膜
121 第4層間絶縁膜
122 第5層間絶縁膜
122t 配線用溝
123 バリアメタル層
124 導電層
125 第2拡散防止膜
126 第6層間絶縁膜
127 第7層間絶縁膜
127t 配線用溝
128 バリアメタル層
129 導電層
130 第3拡散防止膜
131 第8層間絶縁膜
131c 開口部
132 パッド電極
133 第9絶縁膜
133a 開口部
136 パッシベーション膜
137 埋め込み層
138 平坦化樹脂層
139a、139b、139c カラーフィルタ
140 マイクロレンズ
140a マイクロレンズ構成樹脂層
PD フォトダイオード
PAD パッド領域
PX 画素領域
W1、W2、W3、W4 配線層
W1a、W3a、W4a、W4b 突き出し領域
H 凹部
RA 任意領域
P 開口部

Claims (18)

  1. 受光面に複数の画素が集積されてなる固体撮像装置の製造方法であって、
    半導体基板の前記受光面側の表面部における画素領域に前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成する工程と、
    前記フォトダイオードを被覆するように前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記フォトダイオードの上方に位置する部分の前記絶縁膜に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に、前記絶縁膜よりも高い屈折率を有する高屈折率材を用いて埋め込み部を形成する工程と、
    前記埋め込み部を検査する工程と、
    前記埋め込み部を検査する工程において前記埋め込み部が不良と判定された場合に、前記高屈折率材を除去する工程と、
    前記高屈折率材を除去する工程の後に、前記凹部に、前記高屈折率材を用いて再度埋め込み部を形成する工程とを備え、
    前記埋め込み部を検査する工程は、複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程と、前記画像データから、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度情報を得る工程と、前記輝度情報に基づいて、所定の判定基準を用いて複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記埋め込み部を検査する工程は、前記半導体基板上に前記高屈折率材を塗布した直後、又は当該高屈折率材に対してプリベークを行った直後に実施されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程において、前記半導体基板を上方から光学顕微鏡で観察した像に基づいて、複数の前記埋め込み部の画像データを取得することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度を平均した平均輝度を用いることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度のばらつきを用いることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  6. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記高屈折率材を除去する工程において、前記高屈折率材を有機溶剤を用いて除去することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  7. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記高屈折率材を除去する工程において、前記高屈折率材をドライエッチングにより除去することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記高屈折率材は感光性樹脂を含み、
    前記高屈折率材を除去する工程において、前記高屈折率材を現像液により除去することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  9. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記埋め込み部を形成する工程は、前記絶縁膜よりも高い屈折率を有するパッシベーション膜を前記凹部の内壁を被覆するように形成する工程と、前記パッシベーション膜上において前記凹部に前記高屈折率材を埋め込む工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  10. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記絶縁膜を形成する工程は、前記絶縁膜中に配線層を埋め込み形成する工程と、前記配線層上に拡散防止膜を形成する工程とを含み、
    前記凹部を形成する工程において、前記拡散防止膜が前記凹部の底面を構成するように前記凹部を形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  11. 請求項10に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記配線層を埋め込み形成する工程において、前記絶縁膜中に前記凹部の周囲を囲むようにメッシュ状に前記配線層を形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記埋め込み部を形成する工程において、前記高屈折率材をスピンコート、噴霧塗布、浸漬、印刷又はロールコーティングのいずれかを用いて前記半導体基板上に塗布することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  13. 請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記高屈折率材は、金属酸化物微粒子を含有する樹脂であることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  14. 受光面に複数の画素が集積されてなる固体撮像装置の製造方法であって、
    半導体基板の前記受光面側の表面部における画素領域に前記画素ごとに区分してフォトダイオードを形成する工程と、
    前記フォトダイオードを被覆するように前記半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記フォトダイオードの上方に位置する部分の前記絶縁膜に凹部を形成する工程と、
    前記凹部が形成された前記半導体基板上に、金属酸化物微粒子を含有する高屈折率材を塗布することにより、前記凹部に埋め込み部を形成する工程と、
    前記半導体基板上及び前記凹部に形成された前記高屈折率材を除去する工程と、
    前記高屈折率材を除去する工程の後に、前記半導体基板上に前記高屈折率材を再度塗布する工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  15. 半導体基板の受光面側の表面部における画素領域に画素ごとに区分して形成されたフォトダイオードと、前記フォトダイオードを被覆するように前記半導体基板上に形成された絶縁膜と、前記フォトダイオードの上方に位置する部分の前記絶縁膜に形成された凹部と、前記凹部に前記絶縁膜よりも高い屈折率を有する高屈折率材が埋め込まれてなる埋め込み部とを有する固体撮像装置の検査方法であって、
    複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程と、
    前記画像データから、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度情報を得る工程と、
    前記輝度情報に基づいて、所定の判定基準を用いて複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程とを備えていることを特徴とする固体撮像装置の検査方法。
  16. 請求項15に記載の固体撮像装置の検査方法において、
    複数の前記埋め込み部の画像データを取得する工程において、前記半導体基板を上方から光学顕微鏡で観察した像に基づいて、複数の前記埋め込み部の画像データを取得することを特徴とする固体撮像装置の検査方法。
  17. 請求項15に記載の固体撮像装置の検査方法において、
    複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度を平均した平均輝度を用いることを特徴とする固体撮像装置の検査方法。
  18. 請求項15に記載の固体撮像装置の検査方法において、
    複数の前記埋め込み部の良否判定を行う工程において、前記所定の判定基準として、複数の前記埋め込み部に対応する位置における輝度のばらつきを用いることを特徴とする固体撮像装置の検査方法。
JP2009149495A 2009-06-24 2009-06-24 固体撮像装置の製造方法及び検査方法 Pending JP2011009333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009149495A JP2011009333A (ja) 2009-06-24 2009-06-24 固体撮像装置の製造方法及び検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009149495A JP2011009333A (ja) 2009-06-24 2009-06-24 固体撮像装置の製造方法及び検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011009333A true JP2011009333A (ja) 2011-01-13

Family

ID=43565676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009149495A Pending JP2011009333A (ja) 2009-06-24 2009-06-24 固体撮像装置の製造方法及び検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011009333A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012182429A (ja) * 2011-02-09 2012-09-20 Canon Inc 半導体装置、及び半導体装置の製造方法
JP2015103788A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 凸版印刷株式会社 半導体素子アレイ基板の再生方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012182429A (ja) * 2011-02-09 2012-09-20 Canon Inc 半導体装置、及び半導体装置の製造方法
JP2015103788A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 凸版印刷株式会社 半導体素子アレイ基板の再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI742573B (zh) 固體攝像元件及其製造方法以及電子機器
TWI505452B (zh) 固態成像裝置,固態成像裝置之製造方法,及電子裝備
JP4944399B2 (ja) 固体撮像装置
TWI401792B (zh) Solid-state imaging devices and electronic machines
JP6308717B2 (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および撮像システム
US8003428B2 (en) Method of forming an inverted lens in a semiconductor structure
US7884434B2 (en) Photoelectric conversion apparatus, producing method therefor, image pickup module and image pickup system
JP2013219319A (ja) 半導体装置、半導体装置の製造方法、半導体ウエハ、及び、電子機器
CN116404015A (zh) 固体摄像元件、摄像装置以及电子设备
CN107078137B (zh) 固态成像元件、制造方法以及电子设备
US20160035769A1 (en) Imaging apparatus and imaging system
JP2006066858A (ja) イメージセンサの製造方法
US20090224343A1 (en) Methods of forming imager devices, imager devices configured for back side illumination, and systems including the same
JP5298617B2 (ja) 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
JP2010147143A (ja) 固体撮像素子及びその製造方法、並びに撮像装置
JP5574419B2 (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JP2006080480A (ja) Cmosイメージセンサ及びその製造方法
JP4905760B2 (ja) カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、固体撮像素子の製造方法およびこれを用いた固体撮像素子
JP2008147332A (ja) 固体撮像装置、その製造方法および撮像装置
JP2011009333A (ja) 固体撮像装置の製造方法及び検査方法
JP5224685B2 (ja) 光電変換装置、その製造方法、撮像モジュール及び撮像システム
JP2008034521A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2005353955A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法
US20090130602A1 (en) Method for manufacturing image sensor
JP4953635B2 (ja) 固体撮像素子の製造方法