JP2011009117A - 発光装置および発光装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピーク電流制御方式によりLEDの調光を行っても色度が変化することなく、色度を一定に保つ。
【解決手段】 発光素子3と、発光素子3が発した光を検知する光量検出手段6と、光量検出手段6の出力である検出値および調光率に応じて予め設定された調光目標値が入力され、検出値と調光目標値の比較結果に基づき調光信号を出力する調光手段12と、調光信号が入力され、発光素子3に供給される駆動電流の最大振幅値を変化させて発光素子3を制御する制御手段14とを有する制御部8と、を具備し、調光手段12は、発光素子3に供給される駆動電流の最大振幅値および発光素子3のピーク波長の関係に基づきさらに調光される手段を有する。
【選択図】図3
【解決手段】 発光素子3と、発光素子3が発した光を検知する光量検出手段6と、光量検出手段6の出力である検出値および調光率に応じて予め設定された調光目標値が入力され、検出値と調光目標値の比較結果に基づき調光信号を出力する調光手段12と、調光信号が入力され、発光素子3に供給される駆動電流の最大振幅値を変化させて発光素子3を制御する制御手段14とを有する制御部8と、を具備し、調光手段12は、発光素子3に供給される駆動電流の最大振幅値および発光素子3のピーク波長の関係に基づきさらに調光される手段を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、発光装置およびその制御方法に関する。
近年、LED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)などの固体発光素子からの出射光を用いて面発光させる面照明装置を用いたバックライト装置などが注目されている。LEDを光源として用いる面照明装置は、LEDの発光効率向上による省エネルギー性、水銀などを含まない環境調和性、長寿命性、軽薄性の優位性があるので、バックライト装置として構成するのに有効である。そのため、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)のバックライト装置(BLU:Back Light Unit)には、水銀を使用する冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)に代わってLEDが用いられることが検討されている。
液晶ディスプレイのバックライト装置では、複数の発光素子からの光を面状に変換する方式として、バックライト装置の発光面のサイドから導光板に入光させる導光板方式(サイドライト方式)や、一次元状(リニア状)もしくは二次元状(マトリックス状)に並べた複数のLEDの上方に拡散板を設置して光を拡散させる直下方式が主流である(例えば、特許文献1参照)。
図9は、直下方式の面照明装置の例を示す斜視図である。図9に示す直下方式の面照明装置100は、複数のLEDパッケージ101を二次元状(すなわちマトリックス状)に並べて構成した二次元LEDアレイ102の上方に、拡散板および光学シート103を設置して構成している。図9において、底面の基板上に設置された二次元LEDアレイ102から出射された光が、光学シート103を介して面上に出射するため面状の発光面が得られる。
また、バックライト装置においては、一定の輝度を得るために、従来より、LEDが発する光の光量(光束)を一定条件で点灯する制御方法が用いられている。LEDの光束を一定条件とする制御方法としては、主としてLEDに供給するピーク電流(パルス波の最大振幅値)を制御するピーク電流制御方式と、主としてLEDに供給する電流のパルス幅を変調するパルス幅変調(Pulse Width Modulation)制御方式(以下、PWM制御方式と称す)とがある。
また、この種の制御方法を用いた関連技術としては、バックライト装置内に設置したカラーセンサによって、光源として赤、緑、青色の各LEDからの光を検出し、この検出結果に基づいて、所望の輝度を一定に保つようにLEDの駆動電流を制御する制御方法が提案されている。例えば、特許文献2に開示されているように、所定のスペクトル分布を生成する半導体照明装置であって、複数の発光ダイオードと、該発光ダイオードからの入射光を測定するカラーセンサとしてのフォトセンサとを備え、フォトセンサの出力を前記所定のスペクトル分布と比較する比較手段と、該比較手段に接続され、フォトセンサの出力が前記所定の分布と一致するようにドライバ手段を調節する調節手段とを備えた半導体照明装置がある。
カラーセンサを用いてLEDを点灯制御する際に、ピーク電流を増減させて調光すると、LEDの出射光のピーク波長が変化する。そのため、調光時にピーク波長が変化すると、既定の波長帯域に感度分布を有するカラーセンサの出力値に誤差が生じてしまうため、結果として、発光面の色度が一定に保てないといった問題があった。
前記特許文献2に記載のバックライト装置では、単にフォトセンサの測定結果を使用して、異なるカラーLEDへの電流を変化させて、スペクトル内容を制御する制御方法しか述べられてはおらず、前記課題の認識はない。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、ピーク電流制御方式によりLEDの調光を行ってもバックライトとして色度が変化することなく、色度を一定に保つことができる発光装置およびこの発光装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る発光装置は、発光素子と、前記発光素子が発した光を検知する光量検出手段と、前記光量検出手段の出力である検出値および調光率に応じて予め設定された調光目標値が入力され、前記検出値と前記調光目標値の比較結果に基づき調光信号を出力する調光手段と、前記調光信号が入力され、前記発光素子に供給される駆動電流の最大振幅値を変化させて前記発光素子を制御する制御手段とを有する制御部と、を具備し、前記調光手段は、前記発光素子に供給される前記駆動電流の前記最大振幅値および前記発光素子のピーク波長の関係に基づきさらに調光される手段を有することを特徴とする。
また、本発明に係る発光装置の制御方法は、発光素子と、光量検出手段と、を備えた発光装置の制御方法であって、前記光量検出手段によって、前記発光素子が発した光を検知するステップと、調光率に応じて予め設定された調光目標値を取得するステップと、前記発光素子に供給される駆動電流の最大振幅値を変化させて前記発光素子の調光を行う場合に、前記光量検出手段の出力である検出値および前記調光目標値との比較結果に基づいて、前記発光素子を調光する調光ステップと、を含み、前記調光ステップは、前記発光素子に供給される前記駆動電流の前記最大振幅値および前記発光素子のピーク波長の関係に基づきさらに調光することを含む。
本発明の発光装置およびこの発光装置の制御方法によれば、ピーク電流制御方式によりLEDの調光を行ってもバックライトとして色度が変化することなく、色度を一定に保つことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の構成を示す分解斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の発光装置は、例えばバックライト装置1として構成される。このバックライト装置1は、ユニットケース2、フロントフレーム2A、発光素子として複数のLED3、LED実装基板4、光学シート5、光量検出手段の一形態であるカラーセンサ6およびLED制御部8を有して構成される。
ユニットケース2の内部には、複数のLED3、LED実装基板4、光学シート5およびカラーセンサ6が収納され、ユニットケース2の上部にはフロントフレーム2Aが固定される。
ユニットケース2内部には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)にそれぞれ単色発光する複数のLED3が設けられている。複数のLED3は、直線状にLED実装基板4上に実装される。そして、複数のLED実装基板4は、ユニットケース2の底部に並べて設置される。このユニットケース2には、複数のLED3の出射光の強度を検出するカラーセンサ6が設けられている。
フロントフレーム2Aには、光学シート5が取り付けられている。この光学シート5は、例えば第1の拡散板5A、2枚の拡散シート5a、5bによりレンズシート5cが配置された第2の拡散板5Bとを有して構成される。つまり、フロントフレーム2Aの上面がバックライト装置1の発光面2Cを形成する。
また、ユニットケース2の外部には、LED制御部8が設けられている。このLED制御部8は、接続線7a、7bを介してLED3およびカラーセンサ6にそれぞれ接続されている。
ユニットケース2の内壁は、例えば白色反射シートなどの反射部材で覆われており、ユニットケース2の底部に配置されたR、G、Bの各LED3からの出射光をユニットケース2内で十分混色し、発光面2Cから出射する。
光源として用いるLED3の発光スペクトルについて説明すると、赤色のLED3は、例えば波長610〜650nmにピークがあるものを使用する。また、緑色のLED3は、例えば波長515〜535nmにピークがあるものを使用し、青色のLED3は、例えば波長440〜470nmにピークがあるものを使用する。
光源の形態としては、R、G、Bの各発光素子をそれぞれパッケージングして単色発光するLED3としてもよいし、複数の発光素子を1つにパッケージングして多色発光するLED3としてもよい。また、LED実装基板4に発光素子を直接実装しても良い。なお、R、G、Bの各LED3の数量や配置場所は、所望の白色色度が得られるように予め決定される。
カラーセンサ6は、光量を検出する手段の一形態であり、例えばシリコン製などのフォトダイオードで構成され、ユニットケース2の背面側または側面側の内周面に設置される。カラーセンサ6は、図2に示すような波長感度特性(図2において、点線はB、実線はG、一点鎖線はRを示す)を有するR、G、Bの各フォトダイオードを一体化させて組成することができる。なお、カラーセンサ6は、R、G、Bの各フォトダイオードのそれぞれを近接させて配置するものでもよい。R、G、Bのそれぞれに対応するフォトダイオードは、例えばフォトダイオードの受光部にカラーフィルタを形成することで、他色の入光を排除することができる。例えば、赤色光を検知するフォトダイオードの場合は、青色光および緑色光を排除するカラーフィルタをフォトダイオードの受光部に形成する。
次に、LED制御部8の構成について、図3を用いて説明する。図3は、図1のLED制御部8の構成を示すブロック図である。
LED制御部8は、カラーセンサ検出部10、比較演算処理部12を有する調光手段11、記憶部の一形態であるメモリ13およびLED制御手段14を有して構成される。
カラーセンサ検出部10は、カラーセンサ6が受光したLED3のR、G、Bそれぞれの発光強度を検出し、A/D変換回路によりアナログ値からデジタル値へと変換して、カラーセンサ出力を検出値として調光手段11に出力する。
調光手段11は、バックライト装置1全体の動作を制御する。また、調光手段11には、LED3の調光率に応じて予め一意的に設定されたカラーセンサ検出部10の調光目標値および調整値が記憶されたメモリ13が接続されている。また、調光目標値は、LED3のピーク電流値およびLED3が発する光のピーク波長に基づき設定されるようになっている。
比較演算処理部12には、調光率が入力され、調光率に対応する調光目標値をメモリ13から取得して、カラーセンサ検出値および調光目標値を比較して、比較した結果に基づいて調光信号をLED制御手段14に出力する。
LED制御手段14は、調光手段11より出力された調光信号に基づいてLED3を制御する。
次に、本実施の形態のバックライト装置の動作について、図4〜6を用いて説明する。図4は、緑色のLED3をピーク電流制御で点灯させたときの調光率20%および調光率100%のスペクトル分布図である。図4において、横軸は波長、縦軸は相対強度である。また、実線50が調光率100%を示し、点線51が調光率20%を示している。図4から明らかであるとおり、調光率100%のときのピーク波長は524nm、調光率20%のピーク波長は529nmとなり、ピーク波長がシフトした状態を示している。すなわち、調光率100%から20%に変更すると、ピーク波長は長波長側に5nmシフトし、逆に調光率20%から100%に変更すると、ピーク波長は短波長側に5nmシフトする。
また、図5は、調光率およびカラーセンサ検出値ならび調光目標値の関係を示すグラフである。図5において、横軸は調光率、縦軸はセンサ出力値である。また、実線が調光率およびカラーセンサ検出値の関係を示し、点線が調光率および調光目標値の関係を示している。
また、図6は、LED3を制御する処理を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートにおいて、LED制御部8は、ステップS1の処理により、LED制御手段14を制御して、LED3の調光を行う。この場合、LED制御部8は、図示しない操作部からの調光操作に対応する操作信号に基づいて、LED制御手段14によりLED3の駆動電流の最大振幅値を制御することにより、LED3の調光を行う。なお、LED制御手段14は、どのようにLED3の調光率を変化させても、常にLED3のR、G、Bの各色の光束の比率が一定となるよう、LED3を駆動する。
つぎに、調光手段11は、ステップS2において、カラーセンサ検出部10により、カラーセンサ出力値を検出してカラーセンサ検出値を得る。これにより、カラーセンサ検出値が調光手段11に入力される。
ここで、例えば、図示しない操作手段、例えばボリュームなど、によりピーク電流制御で点灯しているLED3の光束を変化させる調光操作があったとする。例えば、調光率100%から、調光率20%への操作があったとすると、図4に示すように、LED3のピーク波長は長波長側にシフトする。そのため、既定の波長域に感度特性(図2参照)を有するカラーセンサ検出値は、LED3のピーク波長がシフトすることで、LED3のピーク波長がシフトしないときと比べて差が生じてしまう。具体的には、調光率100%から調光率20%に調光した場合、調光率100%と調光率20%では、ピーク波長が524nmから529nmにシフトしてしまう。そのため、見かけ上はR、G、Bの各色のLED3の光束の比率が調光前後で一致していても、カラーセンサ検出値は調光目標値と異なる可能性がある。カラーセンサ検出値が調光目標値と異なっていると、R、G、Bの各色のLED3の光束の比率を変化させてでもカラーセンサ検出値を調光目標値と一致させるようにLED制御部8はLED3を駆動させるため、結果、色度を一定に保つことができなくなる。例えば、この場合、特に緑色のLED3では、ピーク波長のシフトが顕著であるため、調光した状態では完全な白色光を得ることができなくなる。
そこで、本実施の形態では、LED3のピーク波長のシフトをあらかじめ加味して、ピーク波長のシフトによりカラーセンサ検出値が変化しても、あたかもピーク波長がシフトしていない状態と同様とするための補正を行い、結果色度を一定に保つ。
この補正の一例としては、例えば、後述するステップS3、S4の処理で行う。すなわち、調光手段11は、続くステップS3の処理により、調光率に応じて予め一意的に設定された調光目標値および係数Aを、メモリ13より取得する。ここで、係数Aとは、調光率に応じて予め一意的に設定されている、カラーセンサ検出値を補正するための調整値である。そして、LED制御部8は、続くステップS4の処理により、比較演算処理部12において、係数Aを用いて、カラーセンサ検出値を補正する。具体的には、例えば、カラーセンサ検出値をx、補正されたカラーセンサ検出値をyとすると、係数Aを用いて、
y=Ax …(式1)
となる。
y=Ax …(式1)
となる。
この場合、補正されたカラーセンサ検出値yをカラーセンサ検出値とみなす。このように、LED制御部8は、ステップS4において、カラーセンサ検出値xおよびメモリ13より取得した係数Aを元に算出した結果に基づき、カラーセンサ検出値xを補正する。
その後、調光手段11は、ステップS5の判断処理を行うことにより、所望の輝度を得るためのフィードバック制御、すなわち、補正されたカラーセンサ検出値yが、調光目標値と一致するようにLED3を制御する。具体的には、調光手段11は、ステップS5において、補正されたカラーセンサ検出値yおよびメモリ13から読み出された調光目標値とが一致しているか否かを判断する。補正されたカラーセンサ検出値yおよび調光目標値が一致してないものと判断した場合、調光手段11は、再度調光を行うために、処理をステップS1に戻す。一方、補正されたカラーセンサ検出値yおよび調光目標値が一致したものと判断した場合、調光手段11は、所望の輝度が得られているものと判断して、処理を終了する。
ここで、特許文献2には、所定のスペクトル分布を生成するために、フォトセンサの出力を前記所定のスペクトル分布と比較する比較手段と、該比較手段に接続され、フォトセンサの出力が前記所定の分布と一致するようにドライバ手段を調節する調節手段とを備えると記載されている。ところが、上記従来の構成では、駆動電流の最大振幅値を増減させて調光した際に生じるLEDの出射光のピーク波長のシフトという現象が加味されていないため、結果バックライト装置の出射光の色度が変化する場合がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、駆動電流の最大振幅値を変えることによって、LED3を調光しても、予めLED3が発する光のピーク波長のシフトを見越してカラーセンサ検出値を補正し、補正されたカラーセンサ検出値と調光目標値とを比較して調光を行うため、上記のような色度の変化を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ピーク波長のシフトは、緑色のLED3に特に顕著に生じる現象であるため、緑色のLED3に対して本実施の形態における制御を適用し、他の色(赤色、青色)のLED3については、白色を作るための既定のカラーセンサ検出値の比率に基づいてそれぞれ調光するという手法を採用すれば、回路構成を簡略化することが可能である。
なお、ピーク電流制御方式で調光制御を行っているときに、さらに駆動パルス幅を制御するようにLED制御手段14を制御するようにしてもよい。例えば、補正されたカラーセンサ検出値が調光目標値と一致しない場合でも、LED3の駆動電流の最大振幅値が変化しないように、駆動パルス幅の制御が行われるようにしてもよい。
したがって、第1の実施の形態によれば、ピーク電流制御方式によりLED3の調光を行っても色度が変化することなく、色度を一定に保つことができる発光装置としてのバックライト装置1の実現が可能となる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の動作を説明するもので、LED3を制御する処理を示すフローチャートである。この第2の実施の形態の発光装置は、第1の実施の形態の発光装置と略同一に構成されているが、メモリ13に記憶された調整値およびLED制御部8によるLED3の駆動方法のみが異なり、他は同一であるため、同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の動作を説明するもので、LED3を制御する処理を示すフローチャートである。この第2の実施の形態の発光装置は、第1の実施の形態の発光装置と略同一に構成されているが、メモリ13に記憶された調整値およびLED制御部8によるLED3の駆動方法のみが異なり、他は同一であるため、同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施の形態では、メモリ13には、LED3の調光率に応じて予め設定されたカラーセンサ6の調光目標値および調整値として係数Bが記憶されている。
比較演算処理部12は、カラーセンサ検出値が入力されるとともに、LED3の調光率に応じて予め設定された調光目標値および係数Bをメモリ13から取得する。次いで、係数Bを用いて調光目標値を補正して、カラーセンサ検出値および補正された調光目標値の比較結果を調光信号としてLED制御手段14に出力する。
この補正の一例としては、例えば、図8に示すプログラムを実行することにより行う。すなわち、調光手段11は、ステップS13の処理により、LED3の調光率に応じて予め一意的に設定された調光目標値および係数Bを、メモリ13より取得する。
次に、調光手段11は、続くステップS14の処理により、係数Bを用いて調光目標値を補正する。
その後、調光手段11は、ステップS15の判断処理にて、カラーセンサ検出値および補正された調光目標値が一致しているか否かを判断する。カラーセンサ検出値および補正された調光目標値が一致してないものと判断した場合、調光手段11は、再度調光を行うために、処理をステップS1に戻す。一方、補正された調光目標値およびカラーセンサ検出値が一致したものと判断した場合、調光手段11は、所望の輝度が得られているものと判断して、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態では、発光装置1の目標輝度に合わせて、調光目標値が補正されるので、ピーク電流制御によるLED3のピーク波長シフトを加味した状態でカラーセンサ検出値および調光目標値を比較することができるため、結果として色度を一定に保つことが可能となる。
したがって、第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の動作を説明するもので、LEDを制御する処理を示すフローチャートである。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の動作を説明するもので、LEDを制御する処理を示すフローチャートである。
第3の実施の形態の発光装置は、第1の実施の形態の発光装置と略同様に構成されているが、メモリ13に記憶された調整値およびLED制御部8による駆動方法が異なっている。
第3の実施の形態では、メモリ13には、LED3の調光率に応じて予め一意的に設定されたカラーセンサ検出値ならびに調光目標値の差分C、および調光目標値が記憶されている。
比較演算処理部12は、カラーセンサ検出値が入力され、入力されたカラーセンサ検出値と調光目標値との差を算出し、算出したカラーセンサ検出値ならびに調光目標値の差および差分Cを比較し、この比較結果を調光信号としてLED制御手段14に出力する。
この補正の一例としては、例えば、図8に示すプログラムを実行することにより行う。すなわち、調光手段11は、ステップS23の処理により、LED3の調光率に応じて差分Cおよび調光目標値をメモリ13より取得する。
次に、調光手段11は、続くステップS24の処理により、比較演算処理部12によって、入力されたカラーセンサ検出値と調光目標値との差を算出する。
その後、調光手段11は、ステップ25Sの判断処理にて、カラーセンサ検出値ならびに調光目標値の差、および、メモリ13より取得した差分Cが一致しているか否かを判断する。
カラーセンサ検出値ならびに調光目標値の差、および、差分Cが一致してないものと判断した場合、調光手段11は、再度調光を行うために、処理をステップS1に戻す。一方、カラーセンサ検出値ならびに調光目標値の差、および、メモリ13より取得したの差分Cが一致したものと判断した場合、調光手段11は、所望の輝度が得られているものと判断して、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態では、バックライト装置1の目標輝度に合わせて、LED3のピーク波長がシフトしてカラーセンサ検出値および調光目標値に差が生じても、あらかじめカラーセンサ検出値および調光目標値の差分を対象としてメモリ13より読み出した差分Cと比較することができるため、調光によるピーク波長のシフトをあらかじめ見越したこととなり、結果として色度を一定に保つことが可能となる。
従って、第3の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
以上の実施の形態に記載した発明は、その実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、前記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上記実施の形態においては、LED3をバックライト装置1の全面に配置した直下方式のバックライト装置について説明したが、バックライト装置のエッジ部にLEDを配置し、導光板を介して照明する導光板方式のバックライト装置であってもよい。
また、光量検出手段は、カラーセンサ6に限定されず、例えば光電子倍増管やCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などの受光素子を利用してもよい。
また、カラーセンサ検出部10、調光手段11、比較演算処理部12、メモリ13およびLED制御手段14の機能は、マイコンやICなどに複合化してもよい。
また、調整値である係数A、係数B、差分Cは、比較演算処理部12による演算処理で算出されたものであってもよい。
1…バックライト装置(発光装置)、
2…ユニットケース、
2A…フロントフレーム、
2C…発光面、
4…LED実装基板、
5…光学シート、
5A…第1の拡散板、
5B…第2の拡散板、
5a、5b…拡散シート、
5c…レンズシート、
6…カラーセンサ、
7a…接続線、
8…LED制御部、
10…カラーセンサ検出部、
11…調光手段、
12…比較演算処理部、
13…メモリ、
14…LED制御手段。
2…ユニットケース、
2A…フロントフレーム、
2C…発光面、
4…LED実装基板、
5…光学シート、
5A…第1の拡散板、
5B…第2の拡散板、
5a、5b…拡散シート、
5c…レンズシート、
6…カラーセンサ、
7a…接続線、
8…LED制御部、
10…カラーセンサ検出部、
11…調光手段、
12…比較演算処理部、
13…メモリ、
14…LED制御手段。
Claims (4)
- 発光素子と、
前記発光素子が発した光を検知する光量検出手段と、
前記光量検出手段の出力である検出値および調光率に応じて予め設定された調光目標値が入力され、前記検出値と前記調光目標値の比較結果に基づき調光信号を出力する調光手段と、前記調光信号が入力され、前記発光素子に供給される駆動電流の最大振幅値を変化させて前記発光素子を制御する制御手段とを有する制御部と、を具備し、
前記調光手段は、前記発光素子に供給される前記駆動電流の前記最大振幅値および前記発光素子のピーク波長の関係に基づきさらに調光される手段を有することを特徴とする発光装置。 - 前記制御部は、前記発光素子に供給される前記駆動電流の前記最大振幅値を変化させることによって、前記発光素子を調光し、さらに、前記発光素子に供給される前記駆動電流のパルス幅を制御することによって前記発光素子を調光することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記発光素子は、少なくとも緑色の光を発する発光素子であることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の発光装置。
- 発光素子と、光量検出手段と、を備えた発光装置の制御方法であって、
前記光量検出手段によって、前記発光素子が発した光を検知するステップと、
調光率に応じて予め設定された調光目標値を取得するステップと、
前記発光素子に供給される駆動電流の最大振幅値を変化させて前記発光素子の調光を行う場合に、前記光量検出手段の出力である検出値および前記調光目標値との比較結果に基づいて、前記発光素子を調光する調光ステップと、を含み、
前記調光ステップは、前記発光素子に供給される前記駆動電流の前記最大振幅値および前記発光素子のピーク波長の関係に基づきさらに調光することを含む発光装置の制御方法。
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WO2021039116A1 (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-04 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 検出装置 |
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