JP2011006941A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】戸棚の開口に対して回転可能に設けられ、前記開口を閉じる扉に設けられるフックと、前記戸棚の開口側に設けられ、前記フックと係脱可能で、係合すると、前記開口を閉じた状態の前記扉の開方向の回転を禁止するロック機構本体とからなるロック装置に関し、低コストで、取付の手間がかからないロック装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ロック装置をロック解除すると、ロック状態の扉を開方向に押すオープナ機構5をロック機構本体3に組み込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、戸棚の開口に対して回転可能に設けられ、前記開口を閉じる扉に設けられるフックと、前記戸棚の開口側に設けられ、前記フックと係脱可能で、係合すると、前記開口を閉じた状態の前記扉の開方向の回転を禁止するロック機構本体とからなるロック装置に関する。
扉が設けられた戸棚には、閉状態の扉が勝手に開かないようにロック装置が設けられている。
そして、ロック装置によってロック状態にある扉をロック解除した後は、手で扉を開けなければならない。
この問題点を解決するために、ロック解除された扉に開扉方向の力を与えるドアオープナ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−247775号公報
しかし、ロック装置と、オープナ装置とは、それぞれ独立した別の装置である。よって、コストが高くなる問題点がある。
又、2つの装置を取り付けなければならないので、取り付けの手間がかかる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、低コストで、取付の手間がかからないロック装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、回転する扉側に設けられるフックと、前記扉によって閉じられる戸棚の開口側に設けられ、前記フックと係脱可能で、係合すると、前記開口を閉じた状態の前記扉の開方向の回転を禁止するロック機構本体とからなるロック装置において、前記ロック装置をロック解除すると、前記ロック状態の前記扉を開方向に押すオープナ機構を前記ロック機構本体に組み込んだことを特徴とするロック装置である。
請求項2に係る発明は、前記ロック機構本体は、前記開口の開口面方向に延びる第1ガイドと、該第1ガイドに移動可能に係合し、前記扉の全閉時の前記フックと係脱可能なロック部を有するロック部材と、該ロック部材が当接することにより、前記ロック部材の一方の方向への移動を禁止する第1ストッパと、前記第1ストッパに当接する方向に前記ロック部材を付勢する第1付勢手段と、を有し、前記フックは、前記扉の全閉時に前記ロック部材のロック部が係脱可能で、係合時、全閉状態から開方向へ移動する前記扉のフックの移動軌跡と直交する平面と平行な面であって、前記ロック部材のロック部と面当接し、前記扉の開方向への移動を禁止するストッパ面を有し、前記ロック部材のロック部、前記フックのうち、少なくともどちらか一方に、前記扉が閉方向に移動し、前記ロック部材と前記フックとが当接すると、前記ロック部材を前記第1ストッパから離れる方向に移動させる力が発生する第1斜面を設けたことを特徴とする請求項1記載のロック装置である。
請求項3に係る発明は、前記ロック機構本体は、前記第1付勢手段の付勢力に抗して、前記第1ストッパを押して、前記ロック部材を移動させ、前記ロック部と前記フックとの係合を解除するロック解除手段を有し、該ロック解除手段は、前記第1ガイドに移動可能に設けられ、前記第1ストッパが設けられたスライダと、前記第1ガイドに設けられ、前記第1ストッパが当接し、前記スライダの一方の方向への移動を禁止する第2ストッパと、前記第1ストッパを前記第2ストッパに当接する方向に前記スライダを付勢する第2付勢手段と、からなり、前記オープナ機構は、前記ロック解除手段のスライダに設けられ、前記スライダの移動方向に延びる第2ガイドと、該第2ガイドに移動可能に係合し、全閉時の前記扉の前記フックの先端部側に当接可能なオープン部材と、前記ロック解除手段のスライダに設けられ、前記オープン部材が当接することにより、前記オープン部材の前記フックの先端側に当接する方向への移動を禁止する第3ストッパと、前記第3ストッパに当接する方向に前記オープン部材を付勢する第3付勢手段と、を有し、前記オープン部材の一方の方向の端部側、前記フックの先端部側のうち、少なくともどちらか一方に、前記オープン部材が前記フックの先端部側に当接すると、前記扉を開方向に移動させる力が発生する第2斜面を設け、フックのストッパ面と前記ロック機構本体のロック部材のロック部との係合が解除される前に、前記オープン部材が前記フックの先端部側に当接するように前記第3ストッパを設けたことを特徴とする請求項2記載のロック装置である。
請求項4に係る発明は、前記ロック機構本体と、オープナ機構とは、同一筐体内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のロック装置である。
請求項1−請求項4に係る発明によれば、前記ロック装置をロック解除すると、前記ロック状態の前記扉を開方向に押すオープナ機構を前記ロック機構本体に組み込んだことにより、ロック装置とオープナ装置とが、それぞれ独立した別の装置である場合に比べて、低コストである。
又、オープナ機構をロック機構本体に組み込んだことにより、独立したロック装置、オープナ装置をそれぞれ取り付ける場合に比べて、取り付けの手間がからない。
請求項2に係る発明によれば、前記フックは、前記扉の全閉時に前記ロック部材のロック部が係脱可能で、係合時、全閉状態から開方向へ移動する前記扉のフックの移動軌跡と直交する平面と平行な面であって、前記ロック部材のロック部と面当接し、前記扉の開方向への移動を禁止するストッパ面を有することで、フックとロック機構本体との係合力(ロック強度)が大きく、扉に地震等による開扉力が作用しても扉が開かない。
請求項3に係る発明によれば、前記オープナ機構は、前記ロック解除手段のスライダに設けられ、前記スライダの移動方向に延びる第2ガイドと、該第2ガイドに移動可能に係合し、全閉時の前記扉の前記フックの先端部側に当接可能なオープン部材と、前記ロック解除手段のスライダに設けられ、前記オープン部材が当接することにより、前記オープン部材の前記フックの先端側に当接する方向への移動を禁止する第3ストッパと、前記第3ストッパに当接する方向に前記オープン部材を付勢する第3付勢手段と、を有し、前記オープン部材の一方の方向の端部側、前記フックの先端部側のうち、少なくともどちらか一方に、前記オープン部材が前記フックの先端部側に当接すると、前記扉を開方向に移動させる力が発生する第2斜面を設け、フックのストッパ面と前記ロック機構本体のロック部材のロック部との係合が解除される前に、前記オープン部材が前記フックの先端部側に当接するように前記第3ストッパを設けたことにより、ロック解除手段を駆動して前記ロック部と前記フックとの係合を解除すれば、オープナ機構が作動して、扉が開く。よって、操作性が良い。
請求項4に係る発明によれば、前記ロック機構本体と、オープナ機構とは、同一筐体内に収容されたことにより、筐体を戸棚の開口側にねじ等で容易に取り付けることができる。
第1の形態のロック装置の分解斜視図である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、扉を閉め、フックの先端部がロック部材に接触した状態を示す図である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、図2の状態より更に扉が閉まった状態を示す図である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、図3の状態より更に扉が閉まり、ロック直前を示す状態である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、ロック状態を示す図である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、操作レバーを操作してロック解除を始めた状態を示す図である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、ロック解除中にオープナ機構が作動し、扉を開方向に押す状態を示す図である。 図1のロック装置を上から見た断面であって、操作レバーへの操作力を解除した状態を示す図である。 図1に示すロック装置が設けられた戸棚を示す図である。 第2の形態を示す図である。 第2の形態を示す図である。 第3の形態を示す図である。 第4の形態を示す図である。
『第1の形態』
<全体構成>
ロック装置の分解斜視図である図1と、図1のロック装置を上から見た断面であって、扉を閉め、フックの先端部がロック部材に接触した状態を示す図である図2、図1に示すロック装置が設けられた戸棚を示す図である図9とを用いて全体構成を説明する。
本形態のロック装置は、フック1と、ロック機構本体3とからなっている。フック1は、L字形をなし、戸棚4の開口4aに対してヒンジ6を用いて回転可能に設けられ、開口を閉じる扉2(図9参照)の内側の面の下部に木ねじ8を用いて取り付けられる。又、ロック機構本体3は、戸棚4の開口4a側に設けられる。このロック機構本体3は、フック1と係脱可能で、係合すると、開口を閉じた状態の扉の開方向の回転を禁止するものである。
そして、本形態のロック機構本体3には、ロック装置をロック解除すると、ロック状態の扉を開方向に押すオープナ機構5が組み込まれている。
ロック機構本体3とオープナ機構5とは、一面が開放面となった直方体状のケース(筐体)7内に収容されている。そして、ケース7の開放面は、開放面の周囲の端面に当接する蓋9で覆われる。
本形態では、ケース7は、図2,図9に示すように、戸棚4の底板4bをくり抜いた凹部4cに配置されている。そして、蓋9の両側に設けられた穴9a、ケース7の両側に設けられた張り出し部7aに設けられた穴7bを挿通する木ねじ11で、蓋9がケース7に取り付けられ、更に、ケース7は戸棚4の底板4bに取り付けられている。
本形態では、図2に示すように、凹部4cの深さdは、ケース7の奥行きd1と蓋9の厚さd2との和となるように設定し、蓋9と底板4bとが面一となるようにした。
更に、戸棚4の底板4bには、後述するロック装置のロック解除手段19のレバー本体部27bとの干渉を防ぐ切り欠き4dと、フック1との干渉を防ぐ切り欠き4eが形成されている。
<フック1とロック機構本体3>
図1,図2を用いて、ロック機構本体3とフック1を説明する。ケース7の内部は、開口4aの開口面方向に延びる第1ガイド13となっている。
第1ガイド13には、直方体状のロック部材15が移動可能に係合している。このロック部材15の内部は、第1ガイド13の移動方向と直交する隔壁15aを介して、一方の側(図1,2において矢印A側)には第2室15cが、他方の側(図1,2において矢印B側)には第1室15bが形成されている。
第1室15bの第1ガイド13の他方の側には、矩形状の穴15dが形成されている。第2室15cの一方の側には、中心部に穴15eが形成された壁部15fが形成されている。更に、第2室15cの蓋9と対向する面、ケース7の開放面と対向する面は開放面となっている。尚、穴15eの径は、スプリング45の外径より大きく設定されている。
隔壁15aの第2室15c側には、全閉時の扉2に設けられたフック1と係脱可能なロック部15gが形成されている。ロック部15gには、全閉時の扉2の開方向と直交する平面と平行なストッパ面15hが形成されている。又、ロック部15gには、フック1の移動軌跡に対して斜めに交差する斜面15iが形成されている。
又、後述するスライダ21には、ロック部材15の壁部15fが当接可能なつば部(第1ストッパ)21dが形成されている。
そして、一方の端部側がロック部材15の穴15dを介してロック部材15の隔壁15aに当接し、他方の端部がケース7の内壁面に当接するスプリング(第1付勢手段)17により、ロック部材15は、前述したつば部(第1ストッパ)21dに当接する方向に付勢されている。
次に、フック1は、水平面上にあってロック部材15の移動方向と直交する軸に関して対称な矢印形状となっている。そして、扉2が閉方向に回転すると、フック1の先端側は、ケース7の蓋9に形成された開口9dからケース7に収納されたロック機構本体の第2室15cの内部に進入可能となっている。
フック1は、扉2の全閉時に、全閉状態から開方向へ移動する扉2のフック1の移動軌跡と直交する平面と平行な面であって、ロック部材15のロック部15gのストッパ面15hと面当接し、扉2の開方向への移動を禁止するストッパ面1aが形成されている。
更に、フック1の先端側には、扉2が閉方向に移動し、ロック部材15の斜面15iと当接すると、ロック部材15をつば部(第1ストッパ)21dから離れる方向に移動させる力が発生する斜面1bが形成されている。
尚、本形態では、ロック部材15を第1ストッパから離れる方向に移動させる力が発生する斜面(第1斜面)として、フック1、ロック部材15に斜面1b、15iを形成したが、斜面を形成する部材は、どちらか一方であってもよい。
ロック機構本体3に戻って、ロック機構本体3は、スプリング(第1付勢手段)17の付勢力に抗して、第1ストッパとしてのつば部21dを押して、ロック部材15を移動させ、ロック部材15とフック1との係合を解除するロック解除手段19を有している。
このロック解除手段19は、スライダ21と第2ストッパ部材(第2ストッパ)23と第2付勢手段であるスプリング33とからなっている。
スライダ21は、円柱状で、長手方向(ロック部材15の移動方向)に沿って、一方の側から中径部21a、大径部21b、小径部21cとなっている。大径部21bと小径部21cとの境界には、前述したつば部(第1ストッパ)21dが設けられている。
第1ガイド(ケース7)13には、つば部(第1ストッパ)21dが当接し、スライダ21の一方の方向への移動を禁止する第2ストッパ部材23が設けられている。第2ストッパ部材23の中央部には、スライダ21の大径部21bが隙間をもって挿通する穴23aが形成されている。そして、第2ストッパ部材23の他方の側の面には、スライダ21のつば部(第1ストッパ)21dが当接可能となっている。
第2ストッパ部材23には、ケース7の開放面および開放面と対向する面方向に突出した突出部23b、23cが形成されている。
突出部23cはケース7の開放面と対向した面に形成された凹部7cに係合し、ケース7に固定されている。又、突出部23bは、蓋9の凹部9cに係合している。
スライダ21の中径部21aの周面には、おねじが刻設されたおねじ部21eが形成されている。
スライダ21には、操作レバー27が取り付けられる。この操作レバー27には、スライダ21の中径部21aが挿通する穴27aが形成されている。そして、穴27aを挿通したスライダ21の中径部21aのおねじ部21eにナット29が螺合することにより、スライダ21に操作レバー27が取り付けられている。又、操作レバー27には、蓋9のスリット9bを介して外部に突出するレバー本体部27bが形成されている。このレバー本体部27bの外部に突出した部分には、木ねじ30を用いて把手31が取り付けられている。
スライダ21の大径部21bに巻回され、一端部が第2ストッパ部材23に当接し、他端部が操作レバー27に当接するスプリング33(第2付勢手段)の付勢力により、スライダ21のつば部(第1ストッパ)21dは、第2ストッパ部材(第2ストッパ)23に当接する方向に付勢されている。
<オープナ機構5>
図1,図2を用いて、オープナ機構5を説明する。
ロック部材15の第2室15cには、中空状で、全閉時の扉2のフック1の先端部側に当接可能なオープン部材41が配置されている。このオープン部材41は、第2室15cの内壁面(第2ガイド)に案内されて、スライダ21の移動方向に移動可能となっている。よって、ロック部材15の第2室15cの内壁面は、オープン部材41をスライダの移動方向に案内する第2ガイドとして機能する。
又、オープン部材41の一方の側には、穴41aが形成されている。スライダ21の小径部21cは、ロック部材15の穴15eを挿通して第2室15c内に突出している。そして、スライダ21の小径部21cは、隙間をもって挿通するオープン部材41の穴41aを介してオープン部材41内に突出している。オープン部材41内に突出したスライダ21の小径部21cには、抜け止め部材43が係合している。この抜け止め部材43は、オープン部材41の内壁面が当接することにより、オープン部材41のフック1の先端側に当接する方向への移動を禁止する第3ストッパとして機能する。
スライダ21の小径部21cに巻回され、一端部がつば部(第1ストッパ)21dに当接し、他端部がオープン部材41に当接するスプリング45(第3付勢手段)の付勢力により、オープン部材41は抜け止め部材(第3ストッパ)43に当接する方向に付勢されている。
そして、オープン部材41の他方の端部側には、オープン部材41がフック1の先端部側の斜面1bに当接すると、扉2を開方向に移動させる力が発生する斜面41bが形成されている。
又、抜け止め部材(第3ストッパ)43を設けられる箇所は、本形態では、ロック状態(図5参照)において、フック1の斜面1bとオープン部材41の斜面41bとが当接或は若干の隙間を介して対向するような箇所に設定した。尚、抜け止め部材(第3ストッパ)43を設けられる箇所は、フック1のストッパ面1aとロック機構本体3のロック部材15のロック部15gのストッパ面15hとの係合が解除される前に、オープン部材41がフック1の先端部側に当接するような箇所であればよい。
更に、本形態では、扉2を開方向に移動させる力が発生する斜面(第2斜面)として、フック1、オープン部材41に斜面1b、41bを形成したが、斜面を形成する部材は、どちらか一方であってもよい。
<作動>
図2−図8を用いて、本形態のロック装置の作動を説明する。図3は図1のロック装置を上から見た断面であって、図2の状態より更に扉が閉まった状態を示す図、図4は図1のロック装置を上から見た断面であって、図3の状態より更に扉が閉まり、ロック直前を示す状態、図5は図1のロック装置を上から見た断面であって、ロック状態を示す図、図6は図1のロック装置を上から見た断面であって、操作レバーを操作してロック解除を始めた状態を示す図、図7は図1のロック装置を上から見た断面であって、ロック解除中にオープナ機構5が作動し、扉を開方向に押す状態を示す図、図8は図1のロック装置を上から見た断面であって、操作レバーへの操作力を解除した状態を示す図である。
(1) 扉2が開いた状態
図8を用いて、ロック機構本体3を説明する。図に示すように、スプリング33の付勢力により、スライダ21のつば部21dは、第2ストッパ部材23に当接している。
一方、ロック部材15は、スプリング17の付勢力により、その壁部15fがスライダ21のつば部21dに当接している。この時、ロック部材15のロック部15gは、蓋9の開口9dに位置している。
(2) 扉2を閉める場合
扉2が開いた状態(図8の状態)から扉2を閉めていくと、図2に示すように、フック1が蓋9の開口9dからケース7に収納されたロック機構本体3の第2室15c内へ挿入され、フック1の先端側に形成された斜面1bがロック部材15のロック部15gの斜面15iを押す。これにより、ロック部材15をつば部21dから離れる方向に移動させる力が発生する。
図2−図3に示すように、更にフック1がケース7に収納されたロック機構本体3の第2室15c内に挿入されると、ロック部材15はスプリング17の付勢力に抗して、他方の方向に移動する。
図4に示すように、フック1がケース7に収納されたロック機構本体3の第2室15c内に挿入され、フック1の斜面1bがロック部材15のロック部15gの斜面15iから離れる。
すると、図5に示すように、スプリング17の付勢力によりロック部材15は一方の方向に移動し、壁部15fがスライダ21のつば部21dに当接する。
このロック部材15の移動により、ロック部材15のロック部15gのストッパ面15hと、フック1のストッパ面1aとが面当接可能となる。よって、扉2を開方向に移動すると、フック1のストッパ面1aがロック部材15のロック部15gのストッパ面15hに面当接し、それ以上の開方向への移動を禁止するロック状態となる。
尚、本形態では、
(3) 扉2を開ける場合
図5のロック状態から扉2を開ける場合、図6に示すように、スプリング33の付勢力に抗してロック解除手段19の操作レバー27を蓋9のスリット9bに沿って他方の方向へ移動させる。すると、スライダ21も他方の方向に移動する。スライダ21が他方の方向へ移動することにより、つば部21dがロック部材15の壁部15fを押す。すると、ロック部材15はスプリング17の付勢力に抗して他方の方向へ移動する。
又、本形態では、抜け止め部材(第3ストッパ)43を設けられる箇所は、ロック状態(図5参照)において、フック1の斜面1bとオープン部材41の斜面41bとが当接或は若干の隙間を介して対向するような箇所に設定したので、スライダ21が他方の方向へ移動すると、スプリング45が圧縮され、その弾性反発力により、オープン部材41はフック1の斜面1bを押すことにより、扉2を開方向に移動させる力が発生する。しかし、ロック状態、即ち、フック1のストッパ面1aがロック部材15のロック部15gのストッパ面15hに面当接している間は、扉2は開方向に移動できないので、スプリング45が圧縮され続ける。
そして、図7に示すように、スライダ21が更に他方の方向へ移動すると、ロック解除、即ち、ロック部材15のロック部15gのストッパ面15hと、フック1のストッパ面1aとの面当接状態が解除される。すると、スプリング45の弾性反発力により、オープン部材41がフック1の斜面1bを押して、扉2は開方向に移動する。
最後に、操作レバー27を他方の方向へ移動させる操作力を解除すると、図8に示すように、スプリング33の付勢力により、スライダ21のつば部21dは、第2ストッパ部材23に当接し、ロック部材15は、スプリング17の付勢力により、その壁部15fがスライダ21のつば部21dに当接する状態となる。
このような構成によれば、下記のような効果が得られる。
(1) オープナ機構5をロック機構本体3に組み込んだことにより、ロック装置とオープナ装置とが、それぞれ独立した別の装置である場合に比べて、低コストである。
(2) オープナ機構5をロック機構本体3に組み込んだことにより、独立したロック装置、オープナ装置をそれぞれ取り付ける場合に比べて、取り付けの手間がからない。
(3) フック1は、扉2の全閉時にロック部材15のロック部15gが係脱可能で、係合時、全閉状態から開方向へ移動する扉2のフック1の移動軌跡と直交する平面と平行な面であって、ロック部材15のロック部15gと面当接し、扉2の開方向への移動を禁止するストッパ面1aを有することで、フック1とロック機構本体3との係合力(ロック強度)が大きく、扉に地震等による開扉力が作用しても扉が開かない。
(4) オープナ機構5は、ロック解除手段19のスライダ21に設けられ、スライダ21の移動方向に延びる第2ガイド(ロック部材15の第2室15cの内壁面)と、第2ガイドに移動可能に係合し、全閉時の扉2のフック1の先端部側に当接可能なオープン部材41と、ロック解除手段19のスライダ21に設けられ、オープン部材41が当接することにより、オープン部材41のフック1の先端側に当接する方向への移動を禁止する第3ストッパ(抜け止め部材43)と、第3ストッパに当接する方向にオープン部材41を付勢する第3付勢手段(スプリング45)と、を有し、オープン部材41の一方の方向の端部側、フック1の先端部側に、オープン部材41がフック1の先端部側に当接すると、扉2を開方向に移動させる力が発生する第2斜面を設け、フック1のストッパ面1aとロック機構本体3のロック部材15のロック部15gとの係合が解除される前に、オープン部材41が斜面1b(フック1の先端部側)に当接するように第3ストッパを設けたことにより、ロック解除手段19を駆動してロック部15gとフック1との係合を解除すれば、オープナ機構5が作動して、扉が開く。よって、操作性が良い。
(5) ケース7は、図2,図9に示すように、戸棚4の底板4bをくり抜いた凹部4cに設けることにより、仕上がりがスマートで、戸棚4への収容物の出し入れを妨害しない。
又、戸棚4の底板4bに切り欠き4dを設けたことにより、底板4bとロック装置のロック解除手段19のレバー本体部27bとの干渉を防ぐことができる。
更に、戸棚4の底板4bに切り欠き4eを設けたことにより、底板4bと、フック1との干渉を防ぐことができる。
『第2の形態』
図10−図11を用いて説明する。図10−図11はケースの配置箇所の他の形態を説明する図である。
第1の形態のケース7は、図2,図9に示すように、戸棚4の底板4bをくり抜いた凹部4cに設けた。しかし、これに限定するものではない。
例えば、図10に示すように、底板4bの下面にケース7を設けてもよい。この場合、フック1’は、扉2の下面に設けられる。
更に、図11に示すように、ロック装置を設ける戸棚4の底板4bの下部の正面に対向する板51にケース7を設けてもよい。この場合、フック1”は、略コの字形をなし、扉2の下面に設けられる。
このように、ロック機構本体3と、オープナ機構5とは、同一筐体(ケース7)内に収容されたことにより、ケース7を戸棚4の様々な箇所にねじ等で容易に取り付けることができる。
図10−図11に示す構成は、既存の棚に後付けで取り付けることが可能である。その際、扉2の前面に露出する箇所の加工がないので、扉2の美観を損なうことがない。
『第3の形態』
図12を用いて説明する。尚、第1の形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本形態と第1の形態との相違点は、ロック解除手段の操作レバーが、ケース7の底板部に形成されたスリットを介して外部に露出する点である。
図において、ケース7の底板部101には、スリット103が形成されている。ケース7内は、移動可能に係合する断面形状が凹字形のスライダ接続部107と、レバー本体部115とからなっている。スライダ接続部107には、スライダ21が挿入される差込穴107aが形成され、この差込穴107aに差し込まれたスライダ21は、ピン109を用いてスライダ接続部107に接続されている。
スライダ接続部107とレバー本体部115とは、ピン111,113を用いて取り付けられる。レバー本体部115は、スリット103を介して外部に突出し、レバー本体部115の外部に突出した部分には、木ねじ117、119を用いて把手31が取り付けられている。
このような構成によれば、戸棚の底板に底板とロック装置のロック解除手段のレバー本体部との干渉を防ぐ切り欠きを設ける必要がなくなる。
『第4の形態』
図13を用いて説明する。尚、第1の形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本形態と第1の形態との相違点は、ロック解除手段の操作レバーの動きが回転である点である。
ケース7内には、スライダ接続部151が移動可能に係合している。このスライダ接続部151には、スライダ21が挿入される差込穴153が形成され、この差込穴153に差し込まれたスライダ21は、ピン155を用いてスライダ接続部151に接続されている。
ケース7の底板部161には、穴163が形成されている。穴163を介して、ケース7の外部からレバー171が挿入されている。このレバー171には穴171aが形成され、この穴171aを挿通し、一端部がケース7の凹部175、他端部が蓋9の凹部177に取り付けられた軸179により、レバー171はケース7に回転可能に支持されている。
レバー171の一方の回転端部側には、操作バー181がねじ183を用いて取り付けられている。
レバー171の他方の端部側は、スライダ接続部151に当接可能となっている。
そして、操作バー181を矢印方向に押し下げると、スライダ接続部151を介してスライダ21をロック解除方向に移動させる力が発生するように、スライダ接続部151には斜面151a、レバー171の他方の端部側には、斜面171bが形成されている。
このような構成によれば、操作バー181を下へ押し下げることにより、ロック解除、オープナ機構の作動を行なうことができる。
又、レバー171において、支点となる軸179から操作バー181が取り付けられる箇所までの長さを適宜設定すれば、てこの原理により、第1、第2、第3の実施形態よりロック解除操作力を小さくすることができる。
1 フック
3 ロック機構本体
5 オープナ機構

Claims (4)

  1. 戸棚の開口に対して回転可能に設けられ、前記開口を閉じる扉に設けられるフックと、
    前記戸棚の開口側に設けられ、前記フックと係脱可能で、係合すると、前記開口を閉じた状態の前記扉の開方向の回転を禁止するロック機構本体とからなるロック装置において、
    前記ロック装置をロック解除すると、前記ロック状態の前記扉を開方向に押すオープナ機構を前記ロック機構本体に組み込んだことを特徴とするロック装置。
  2. 前記ロック機構本体は、
    前記開口の開口面方向に延びる第1ガイドと、
    該第1ガイドに移動可能に係合し、前記扉の全閉時の前記フックと係脱可能なロック部を有するロック部材と、
    該ロック部材が当接することにより、前記ロック部材の一方の方向への移動を禁止する第1ストッパと、
    前記第1ストッパに当接する方向に前記ロック部材を付勢する第1付勢手段と、
    を有し、
    前記フックは、
    前記扉の全閉時に前記ロック部材のロック部が係脱可能で、係合時、全閉状態から開方向へ移動する前記扉のフックの移動軌跡と直交する平面と平行な面であって、前記ロック部材のロック部と面当接し、前記扉の開方向への移動を禁止するストッパ面を有し、
    前記ロック部材のロック部、前記フックのうち、少なくともどちらか一方に、前記扉が閉方向に移動し、前記ロック部材と前記フックとが当接すると、前記ロック部材を前記第1ストッパから離れる方向に移動させる力が発生する第1斜面を設けたことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. 前記ロック機構本体は、
    前記第1付勢手段の付勢力に抗して、前記第1ストッパを押して、前記ロック部材を移動させ、前記ロック部と前記フックとの係合を解除するロック解除手段を有し、
    該ロック解除手段は、
    前記第1ガイドに移動可能に設けられ、前記第1ストッパが設けられたスライダと、
    前記第1ガイドに設けられ、前記第1ストッパが当接し、前記スライダの一方の方向への移動を禁止する第2ストッパと、
    前記第1ストッパを前記第2ストッパに当接する方向に前記スライダを付勢する第2付勢手段と、
    からなり、
    前記オープナ機構は、
    前記ロック解除手段のスライダに設けられ、前記スライダの移動方向に延びる第2ガイドと、
    該第2ガイドに移動可能に係合し、全閉時の前記扉の前記フックの先端部側に当接可能なオープン部材と、
    前記ロック解除手段のスライダに設けられ、前記オープン部材が当接することにより、前記オープン部材の前記フックの先端側に当接する方向への移動を禁止する第3ストッパと、
    前記第3ストッパに当接する方向に前記オープン部材を付勢する第3付勢手段と、
    を有し、
    前記オープン部材の一方の方向の端部側、前記フックの先端部側のうち、少なくともどちらか一方に、前記オープン部材が前記フックの先端部側に当接すると、前記扉を開方向に移動させる力が発生する第2斜面を設け、
    フックのストッパ面と前記ロック機構本体のロック部材のロック部との係合が解除される前に、前記オープン部材が前記フックの先端部側に当接するように前記第3ストッパを設けたことを特徴とする請求項2記載のロック装置。
  4. 前記ロック機構本体と、オープナ機構とは、同一筐体内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のロック装置。
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