JP2011006131A - 塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬液の計量動作を円滑かつ正確にする。
【解決手段】容器本体10、アダプタ20、計量部材30、ノズル体40を設け、アダプタ20、計量部材30には、それぞれ薬液用、エア用の各連通孔25、26、35、36を形成し、アダプタ20側のエア用の連通孔26、計量部材30側の薬液用の連通孔35には、それぞれ下向き、上向きのガイド筒26a、35aを付属させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、定量の薬液を計量して塗布することができる塗布容器に関する。
育毛剤などの薬液を定量塗布するための塗布容器が提案されている(たとえば特許文献1)。
塗布容器は、薬液を収容する容器本体の口部に左右一対の透孔付きの蓋体を設け、蓋体上にノズル体を傾倒可能に立設し、ノズル体の先端の吐出孔に押込み形のばね付きの栓体を装着して構成されている。なお、ノズル体の基端側は、蓋体の左右の透孔の内側において蓋体の上面に液密に嵌合するとともに、伸縮性のフランジ片を介して左右の透孔の外側の全周が蓋体の周縁部に固定されている。また、蓋体、ノズル体の双方を容器本体の口部に装着するアダプタが付設されている。
塗布容器は、全体を倒立させてノズル体を横向きに押して傾けると、蓋体の透孔の内側においてノズル体の基端側が蓋体から離れ、蓋体の透孔を介して容器本体内の薬液をノズル体側に流出させて計量することができる。そこで、ノズル体を正規の起立姿勢に戻して押込み形の栓体を患部に押し当てることにより、ノズル体の吐出孔から定量の薬液を外部に流出させて塗布することができる。
特開2007−8537号公報
かかる従来技術によるときは、蓋体の透孔は、薬液の計量時において、伸縮性のフランジ片に遮られてノズル体側にストレートに開放されないため、容器本体内の薬液とノズル体内のエアとの置換が円滑に行われず、薬液の計量動作に時間を要したり、計量結果に過大なばらつきを生じたりすることがあるという問題があった。また、ノズル体を傾けて薬液を計量するので、薬液を塗布する際にノズル体を傾けることが本質的に不可能であり、塗布時の使い勝手がよくないという問題もあった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、容器本体、アダプタ、計量部材、ノズル体を一体に組み合わせることによって、薬液の計量動作が円滑かつ正確であり、しかも、ノズル体を傾けて薬液を塗布することも容易に実現可能な塗布容器を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、薬液を収容する容器本体と、容器本体の口部に装着するアダプタと、アダプタに搭載する計量部材と、計量部材に装着し、押込み形の栓体を介して開閉する吐出孔を先端に有するノズル体とを備えてなり、アダプタ、計量部材には、それぞれ薬液用、エア用の各連通孔を形成し、アダプタ側のエア用の連通孔、計量部材側の薬液用の連通孔には、それぞれ下向き、上向きのガイド筒を付属させ、計量部材は、薬液用、エア用の各連通孔をアダプタ側の薬液用、エア用の各連通孔に個別に対応させて容器本体に連通させる計量位置と、容器本体との連通を遮断する投与位置とに切換操作可能であることをその要旨とする。
なお、計量部材は、容器本体の軸心上に起立させる計量位置と、容器本体の軸心上から傾ける投与位置とに切換操作可能としてもよく、容器本体の軸心上に起立させたまま正逆に回転させて計量位置、投与位置に切換操作可能としてもよい。
また、計量部材は、下向き半球状の底部を有する有底円筒状に形成し、アダプタには、底部に適合するシート部を形成することができる。
かかる発明の構成によるときは、アダプタと、アダプタ上に搭載する計量部材とは、それぞれ薬液用、エア用の各連通孔が形成されており、計量部材を計量位置に操作して計量部材側の薬液用、エア用の各連通孔をアダプタ側の薬液用、エア用の各連通孔に対応させると、計量部材を容器本体に連通させることができる。そこで、全体を倒立させれば、容器本体内の薬液が薬液用の連通孔を介して計量部材に流出するとともに、計量部材内のエアがエア用の連通孔を介して容器本体に移行し、計量部材によって薬液を計量することができる。なお、計量部材を計量位置に操作するのは、全体を倒立させた後であってもよい。その後、計量部材を投与位置に操作して容器本体との連通を遮断し、ノズル体の吐出孔の押込み形の栓体を患部に押し当てて計量部材内の計量済みの薬液を流出させることにより、定量の薬液を患部に塗布することができる。
すなわち、アダプタ側、計量部材側には、それぞれ薬液用、エア用の各連通孔が形成されているから、薬液の計量時において、容器本体内の薬液、計量部材内のエアは、それぞれ薬液用の連通孔、エア用の連通孔を介して計量部材側、容器本体側に移動し、計量部材における薬液とエアとの置換を円滑に、しかも速やかに行うことができ、計量部材による薬液の計量動作も円滑かつ正確である。ただし、アダプタ側のエア用の連通孔、計量部材側の薬液用の連通孔にそれぞれ付属させる下向き、上向きのガイド筒は、計量時の薬液、エアの流れを促進し、薬液、エアの置換を一層円滑にすることができる。
計量部材は、容器本体の軸心、すなわちアダプタの軸心上に起立させる計量位置と、容器本体の軸心、すなわちアダプタの軸心上から傾ける投与位置とに切換操作することにより、投与位置において計量部材上のノズル体を傾けて薬液を投与することができ、良好な使い勝手を実現することができる。なお、計量部材は、容器本体の軸心、すなわちアダプタの軸心上に起立させたまま正逆に回転させて計量位置、投与位置に切換操作してもよく、このとき、投与位置のノズル体は、アダプタの軸心上に起立したままである。ただし、計量部材の傾き角度、回転角度は、それぞれ計量部材側、アダプタ側の薬液用、エア用の各連通孔を適切に対応させて連通させ、遮断することができるように設定すればよく、傾き角度は、たとえば60°としてもよく、60°以外に設定してもよく、回転角度は、たとえば90°としてもよく、90°以外に設定してもよい。
下向き半球状の底部を有する有底円筒状に形成する計量部材と、計量部材の底部に適合するシート部を形成するアダプタとを組み合わせると、計量部材は、底部をアダプタのシート部に密接させながら、アダプタの軸心上から傾け、またはアダプタの軸心のまわりに回転させることにより、計量位置、投与位置に切換操作可能である。また、計量部材側、アダプタ側の薬液用、エア用の各連通孔は、それぞれ計量部材の底部、アダプタのシート部に開口し、計量部材を計量位置に操作すると互いに個別に液密に対応して連通し、計量部材を投与位置に操作すると、それぞれアダプタのシート部、計量部材の底部を介して液密に塞ぐことができる。
全体構成説明図 要部構成説明図 アダプタの構成説明図 計量部材の構成説明図 動作説明図 他の実施の形態を示す要部構成説明図
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
塗布容器は、容器本体10、アダプタ20、計量部材30、ノズル体40を一体に組み合わせてなる(図1、図2)。ただし、図1(A)は、全体上面図であり、図1(B)、(C)は、それぞれ同図(A)のX1 矢視、X2 矢視相当図であり、図1(D)は、同図(A)の要部拡大図である。また、図2(A)、(B)は、それぞれ図1(A)のX3 −X3 線、X4 −X4 線矢視相当要部中央縦断面図である。
容器本体10は、上端に上向きの口部11を有する円筒容器である。口部11の外周には、雄ねじ11aが形成されている。
アダプタ20は、下段の大径部21、上段の小径部22を同軸状に形成して構成されている(図3(B))。ただし、図3(A)、(D)は、それぞれアダプタ20の上面図、下面図であり、図3(B)は、同図(A)のX5 矢印相当図であり、図3(C)、(E)、(F)は、それぞれ同図(A)のX6 −X6 線、X7 −X7 線、X8 −X8 線矢視相当断面図である。
アダプタ20の大径部21の内周には、雌ねじ21aが形成されている。小径部22の下半部には、雄ねじ22aが形成されており、雄ねじ22aは、1/2周ずつの2条ねじとなっている。また、小径部22の上半部は、約1/4周分が下向き円弧状の切欠部22bとして切り欠かれており、切欠部22bの内側は、斜め下向きの2段の円弧面22c、22dに形成され、円弧面22dの奥側には、球面の一部からなる帯状のシート部23の一端が連結されている。シート部23は、小径部22の径方向に延び、切欠部22b、円弧面22c、22dの反対側において、小径部22の内面に斜め上向きに接続されている。
小径部22の上端部内面には、シート部23を挟むようにして、左右一対の円錐台形の凹部22e、22eが軸対称に形成されている。また、小径部22の下端には、大径部21の天面から垂下する薄肉のスカート部22fが形成され、大径部21の天面には、スカート部22fを囲む低いリング状のシールリブ22gが形成されている。スカート部22fの上方には、小径部22の内周とシート部23の下端部下面側とを連結するようにして、中間壁22h、22hが形成されている。なお、各中間壁22hは、縦壁22kを介して円弧面22dと連結されている。
中間壁22h、22h上には、それぞれ仕切壁24a、24bが立設されている。仕切壁24a、24bは、それぞれシート部23の一方の側端縁と小径部22の内周とを連結するようにして、円弧状に湾曲しながら配置されている。すなわち、仕切壁24a、24bの一端は、シート部23の一方の側端縁に個別に連結されており、他端は、互いに合体して小径部22の内周の凹部22eの近傍に連結されている。なお、仕切壁24a、24bの上端縁は、シート部23の上面とほぼ同様の球面の一部を形成している。
シート部23の最下部には、大小の薬液用、エア用の連通孔25、26が上下方向に形成されている。連通孔25、26は、シート部23を横切る小径部22の直径上に並設されており、小径のエア用の連通孔26には、下向きのガイド筒26aが付属して形成されている。
アダプタ20の雌ねじ21aは、容器本体10の雄ねじ11aに適合し(図2)、前者のスカート部22fは、後者の口部11に適合する。そこで、アダプタ20は、雄ねじ11a、雌ねじ21aを介して容器本体10の口部11に装着されており、スカート部22fは、口部11に圧入されて口部11を液密にシールしている。
計量部材30は、下向き半球状の底部31を有する有底円筒状に形成されている(図4(B)、(E))。ただし、図4(A)、(D)は、計量部材30の上面図、下面図であり、図4(B)、(E)は、それぞれ同図(A)のY1 矢視相当図、Y2 −Y2 線矢視相当断面図であり、図4(C)、(F)は、それぞれ同図(B)のY3 −Y3 線矢視相当拡大断面図、同図(E)の要部拡大図である。
計量部材30の底部31の上方には、平行部32が形成されている。また、底部31の上端部外周には、円錐台形の突部33、33が軸対称に突設され、底部31の最下部には、大小の薬液用、エア用の連通孔35、36が上下方向に形成されている。連通孔35、36は、突部33、33を通る計量部材30の直径上に並設されており、大径の薬液用の連通孔35には、上向きのガイド筒35aが付属して形成されている。また、底部31の外面側には、連通孔35、36の周囲に低いシールリブ35b、36aが形成され、連通孔35、36に個別に近接するようにして、短い係合リブ34、34が形成されている。
計量部材30は、アダプタ20に搭載されている(図2)。すなわち、計量部材30の突部33、33をアダプタ20の凹部22e、22eに弾発的に嵌合させると、計量部材30の半球状の底部31は、アダプタ20に収納され、アダプタ20のシート部23上に密接する(図2(B))。また、このとき、計量部材30を容器本体10の軸心、すなわちアダプタ20の軸心上に起立させると、計量部材30の薬液用、エア用の連通孔35、36は、それぞれアダプタ20側の薬液用、エア用の連通孔25、26に個別に対応し(図2(A))、計量部材30が容器本体10に連通する。さらに、計量部材30の係合リブ34、34は、アダプタ20の仕切壁24b、24bと円弧面22dとの間の隙間22j、22j(図3(A)、(F))に係合し、計量部材30を図2の起立姿勢に維持することができる。
ノズル体40は、計量部材30の上端に装着されている。ノズル体40は、中間のフランジ部41、計量部材30に圧入する下側のスカート部42、フランジ部41上の先細のノズル部43から構成され(図2(A))、ノズル部43の先端の吐出孔43aは、押込み形の栓体44を介して開閉可能である。ただし、栓体44は、スカート部42の下部に上向きに圧入するリング44aに対し、複数の螺旋状のばね片44b、44b…を介して連結されている(図2(B))。栓体44は、ばね片44b、44b…を介して上向きに付勢され、常時吐出孔43aを閉じている。なお、栓体44の上部外面には、軸方向の凹溝44c、44c…が形成されており(図1)、栓体44は、ばね片44b、44b…に抗してノズル体40の軸方向に押し込むことにより、吐出孔43aを開くことができる。
また、アダプタ20には、計量部材30、ノズル体40をカバーするねじ式のキャップ51が付設され(図1(C))、キャップ51は、アダプタ20の雄ねじ22aに適合している。
計量部材30は、ノズル体40とともに、容器本体10の軸心、すなわちアダプタ20の軸心上からアダプタ20の切欠部22b側に傾けることができる(図5)。ただし、図5(A)は、全体上面図であり、図5(B)は、同図(A)のY4 矢視相当図であり、図5(C)、(D)は、それぞれ同図(A)のY5 −Y5 線、Y6 −Y6 線矢視相当断面図である。
図2の起立姿勢から図5の傾斜姿勢まで計量部材30を傾けるとき、計量部材30は、底部31をアダプタ20のシート部23に密接させながら突部33、33を回転中心として回転し、薬液用、エア用の各連通孔25、35、26、36のシール性を維持する。また、このとき、計量部材30の係合リブ34、34は、適切なクリック感とともにそれぞれ仕切壁24b、24aの各上端縁を順に乗り越え、最終的に仕切壁24a、24aの上端縁に係合することにより計量部材30を傾斜姿勢に維持する。なお、傾斜姿勢の計量部材30は、平行部32の外周がアダプタ20の円弧面22cに当接して安定している(図5(D))。また、このとき、計量部材30の薬液用、エア用の連通孔35、36は、それぞれアダプタ20側の薬液用、エア用の連通孔25、26に対応することがなく(図5(C))、計量部材30は、容器本体10との連通が遮断されている。
かかる塗布容器は、容器本体10に所定量の薬液を収容し、計量部材30、ノズル体40を起立姿勢にしてアダプタ20にキャップ51を装着することにより、便利に携帯することができる(図1(C))。一方、薬液を塗布するときは、キャップ51を外して全体を倒立させると、容器本体10内の薬液は、薬液用の連通孔25、35を介して計量部材30に流出し、計量部材30内のエアは、エア用の連通孔36、26を介して容器本体10に移行し、計量部材30により所定量の薬液を計量することができる。計量部材30が起立姿勢にあるとき、計量部材30は、薬液用、エア用の各連通孔25、35、26、36を介して容器本体10と連通しているからである(図2(C))。すなわち、起立姿勢の計量部材30は、計量位置に相当している。
つづいて、計量部材30、ノズル体40を傾斜姿勢に切換操作すると、計量部材30は、容器本体10との連通が遮断される(図5)。そこで、押込み形の栓体44を患部に押し当ててノズル体40の吐出孔43aを開放することにより、計量部材30内の所定量の薬液を患部に投与することができる。すなわち、傾斜姿勢の計量部材30は、投与位置に相当している。
薬液の投与が完了したら、計量部材30、ノズル体40を元の起立姿勢に戻して、キャップ51を装着する。そこで、計量部材30は、ノズル体40とともに、計量位置、投与位置に切換操作可能である。なお、投与位置における計量部材30、ノズル体40の傾き角度は、薬液の投与の際の使い勝手をよくするためにたとえば60°に設定してもよく、60°以外の任意の角度に設定してもよい。
以上の説明において、計量部材30、アダプタ20は、たとえば前者のシールリブ35b、36a、後者のシート部23を介して両者間に適切なシール性を実現するために、それぞれ適切な弾性の高密度ポリエチレン、硬質のポリプロピレンにより一体成形することが好ましい。ただし、計量部材30をポリプロピレンとし、アダプタ20を高密度ポリエチレンとしてもよい。ノズル体40、栓体44は、それぞれ低密度ポリエチレンにより一体成形することができる。
他の実施の形態
計量部材30は、容器本体10の軸心上に起立させたまま正逆に90°回転させて計量位置、投与位置に切換操作することができる(図6)。ただし、図6(A)、(C)は、それぞれ計量部材30の計量位置、投与位置における図2(A)相当の要部中央縦断面図であり、図6(B)、(D)は、それぞれ同図(A)のY7 −Y7 線矢視相当断面図、同図(C)のY8 −Y8 線矢視相当断面図である。
図6において、計量部材30の突部33、33は、アダプタ20の上端部内周に水平方向に形成するガイド溝27、27に嵌合されており、ガイド溝27、27に沿って移動可能である。なお、各ガイド溝27は、アダプタ20の全周の1/4相当の長さに設定され、両端部には、それぞれ係合突部27a、27bが形成されている。
そこで、計量部材30は、各突部33を対応するガイド溝27の一端に位置させることにより(図6(A)、(B))、薬液用、エア用の連通孔35、25、36、26を介して容器本体10に連通する計量位置とし、90°回転して各突部33を対応するガイド溝27の他端に位置させることにより(同図(C)、(D))、容器本体10との連通を遮断する投与位置に切換操作することができる。なお、各突部33は、ガイド溝27の両端部において、それぞれ係合突部27a、27bを乗り越えることにより軽くロックされ、しかも適切なクリック感を得ることができる。ただし、図6の上向きのガイド筒35aは、ノズル体40のスカート部42、栓体44のリング44aとの干渉を避けるため、スカート部42に到達しない長さに設定されている。
以上の説明において、計量部材30を計量位置、投与位置に切換操作するための回転角度は、連通孔35、25、36、26を個別に対応させて連通させ、連通を遮断することができればよく、90°以外の任意の角度に設定可能である。
この発明は、たとえば育毛剤などのように、投薬ごとの薬液を定量に管理して塗布する用途に広く好適に適用することができる。
10…容器本体
11…口部
20…アダプタ
23…シート部
25、26…連通孔
26a…ガイド筒
30…計量部材
35、36…連通孔
35a…ガイド筒
40…ノズル体
43a…吐出孔
44…栓体

特許出願人 伸晃化学株式会社
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (4)

  1. 薬液を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着するアダプタと、該アダプタに搭載する計量部材と、該計量部材に装着し、押込み形の栓体を介して開閉する吐出孔を先端に有するノズル体とを備えてなり、前記アダプタ、計量部材には、それぞれ薬液用、エア用の各連通孔を形成し、前記アダプタ側のエア用の連通孔、前記計量部材側の薬液用の連通孔には、それぞれ下向き、上向きのガイド筒を付属させ、前記計量部材は、前記薬液用、エア用の各連通孔を前記アダプタ側の薬液用、エア用の各連通孔に個別に対応させて前記容器本体に連通させる計量位置と、前記容器本体との連通を遮断する投与位置とに切換操作可能であることを特徴とする塗布容器。
  2. 前記計量部材は、前記容器本体の軸心上に起立させる計量位置と、前記容器本体の軸心上から傾ける投与位置とに切換操作可能であることを特徴とする請求項1記載の塗布容器。
  3. 前記計量部材は、前記容器本体の軸心上に起立させたまま正逆に回転させて計量位置、投与位置に切換操作可能であることを特徴とする請求項1記載の塗布容器。
  4. 前記計量部材は、下向き半球状の底部を有する有底円筒状に形成し、前記アダプタには、前記底部に適合するシート部を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の塗布容器。
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