JP2011005730A - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】液体の粘度を低下させつつ吐出口間で液体吐出特性がばらつくのを抑制する。
【解決手段】金属製のリザーバユニット71の内部にインクを貯溜するインクリザーバが形成されている。流路ユニットにインクリザーバに連通する共通インク室、共通インク室から圧力室を介して吐出口に至る複数の個別インク流路が形成されている。各圧力室に圧力を付与するアクチュエータユニットを駆動する4つのドライバIC52が、リザーバユニット71の上面に熱的に結合されており、リザーバユニット71の長手方向に沿って、且つ、リザーバユニット71の中心に近接するに伴って密に、当該中心から長手方向に離隔するに伴って疎となるように配列されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドに関する。
インク滴を吐出するインクジェットヘッド内には、共通インク室及び共通インク室から吐出口に至る複数の個別インク流路を含むインク流路が形成されている。インク流路内のインク粘度が高くなるとインク滴を吐出させる吐出エネルギーを高くする必要があるため消費電力が大きくなる。この点、吐出エネルギーを発生させるアクチュエータを駆動するドライバICを、インク流路を形成する金属製の流路ユニットの壁面に、熱的に結合させるインクジェットヘッドが知られている(特許文献1参照)。これによると、ドライバICから発生した熱が流路ユニットを介してインク流路内のインクを温める。これにより、インク流路内のインクの温度が上昇すると共にインクの粘度が低くなる。
特開2005−22129号公報(図3)
上述した技術によると、長尺のインクジェットヘッドにおいては、長手方向に関する両端近傍の放熱効果が、中央付近に比べて高い。そのため、流路ユニットが均等に温まらず、インク流路内のインクに温度ムラが発生することがある。この温度ムラに対応して、インク流路内のインクに粘度ムラが発生するため、吐出口間のインク吐出特性の均一化を図ることが難しい。
本発明の目的は、液体の粘度を低下させつつ吐出口間で液体吐出特性がばらつくのを抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することにある。
本発明の液体吐出ヘッドは、一方向に延在していると共に、貯溜した液体を流出口から流出させるリザーバが形成された金属製のリザーバユニットと、前記リザーバユニットの前記流出口に接続されていると共に、前記流出口に連通する圧力室を経てノズルに至る複数の個別液体流路が形成された流路ユニットと、複数の前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与するアクチュエータユニットと、前記アクチュエータユニットを駆動する4以上のドライバICとを備えている。前記4以上のドライバICは、前記一方向に関する互いに異なる位置において前記リザーバユニットの外壁面と熱的に結合されていると共に、前記一方向に関して、互いに隣り合う前記ドライバIC同士に挟まれた前記リザーバユニットに係る領域のうち、前記リザーバユニットの中心から最も離隔している前記領域の前記一方向に関する長さが、前記中心に最も近接した前記領域の前記長さより短くなっている。
本発明によると、リザーバユニットにおいて、放熱しにくい一方向に関する中心近傍にドライバICが疎に、放熱しやすい一方向に関する両端部近傍にドライバICが密に配置されているため、ドライバICからの発熱によって、リザーバユニットの温度が一方向に関して不均一になるのを抑制することができる。これにより、リザーバ内の液体の温度が不均一になるのが抑制され、液体の粘度を低下させつつ吐出口間で液体吐出特性がばらつくのを抑制することができる。
また、本発明においては、前記領域が前記中心から離隔するに伴って、前記長さが短くなっていることが好ましい。これによると、ドライバICからの発熱によって、リザーバユニットの温度が一方向に関して不均一になるのをさらに抑制することができる。
さらに、本発明においては、前記複数のドライバICが、前記リザーバユニットの前記一方向に延在しつつ互いに対向する両側面に、前記一方向に沿って交互に配置されていてもよい。これによると、ドライバICからの発熱によって、リザーバユニットの温度が一方向及びこれに直交する方向に関して不均一になるのを抑制することができる。
加えて、本発明においては、各ドライバICの温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって検出された各ドライバICの温度が均一化するように、前記ドライバICを介して前記ノズルから液体が吐出されない範囲で前記アクチュエータユニットを駆動する駆動制御手段をさらに備えていることが好ましい。これによると、各ドライバICの温度が均一化されるため、ドライバICからの発熱によって、リザーバユニットの温度が一方向に関して不均一になるのを確実に抑制することができる。
このとき、複数の前記アクチュエータユニットを備えており、前記4以上のドライバICが互いに異なる前記アクチュエータユニットを駆動し、前記アクチュエータユニットの温度を検知する温度センサをさらに備えており、前記温度検出手段が、前記温度センサによる温度の検知結果から前記ドライバICの温度を検出することがより好ましい。これによると、アクチュエータユニットを介してドライバICの温度を検出することができる。
本発明によると、リザーバユニットにおいて、放熱しにくい一方向に関する中心近傍にドライバICが疎に、放熱しやすい一方向に関する両端部近傍にドライバICが密に配置されているため、ドライバICからの発熱によって、リザーバユニットの温度が一方向に関して不均一になるのを抑制することができる。これにより、リザーバ内の液体の温度が不均一になるのが抑制され、液体の粘度を低下させつつ吐出口間で液体吐出特性がばらつくのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの幅方向に沿った断面図である。 図2に示すIII-III線に関する断面図である。 図3に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 (a)図2に示すアクチュエータユニットの部分断面図である。(b)アクチュエータユニットの部分平面図である。 図2に示すドライバICの位置を示すインクジェットヘッドの平面図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 第2実施形態に係るドライバICの位置を示すインクジェットヘッドの平面図である。 第2実施形態に係る変形例を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
インクジェットプリンタ101は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有している。筐体1aの上部には、排紙部31が設けられている。さらに、筐体1a内は、上から順に3つの空間A、B、Cに区分されている。空間Aには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド1、及び、搬送ユニット20が配置されている。空間B、Cはそれぞれ、筐体1aに対して着脱可能な給紙ユニット1b及びインクタンクユニット1cが配置される空間である。なお、本実施形態において、副走査方向とは搬送ユニット20で用紙Pを搬送するときの搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。
空間Aには、給紙ユニット1bから排紙部31に向けて、用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている(図1中太矢印)。給紙ユニット1bは、複数枚の用紙Pを収納することが可能な給紙トレイ23と、給紙トレイ23に取り付けられた給紙ローラ25とを有している。給紙ローラ25は、給紙トレイ23に積層して収納された複数の用紙Pのうち、最も上方にある用紙Pを送り出す。給紙ローラ25によって送り出された用紙Pは、ガイド27a、27bによりガイドされ且つ送りローラ対26によって挟持されつつ搬送ユニット20へと送られる。
搬送ユニット20は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8と、テンションローラ10とを有している。テンションローラ10は、搬送ベルト8の下側ループにおいて、その内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8にテンションを付加している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、搬送モータMから2つのギアを介して駆動力が与えられることで、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の外周面8aにはシリコーン処理が施されており、粘着性を有している。用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙ユニット1bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。外周面8aに押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって外周面8a上に保持されつつ、図1右方へと搬送される。
また、用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、用紙Pを外周面8aから剥離する。剥離された用紙Pは、ガイド29a,29bによりガイドされ且つ二組の送りローラ対28によって挟持されつつ搬送され、筐体1a上部の開口30から排紙部31へと排出される。
4つのインクジェットヘッド1は、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。また、4つのインクジェットヘッド1は、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向には互いに平行に配置されている。すなわち、インクジェットプリンタ101は、ライン式のカラーインクジェットプリンタである。
搬送ベルト8のループ内には、4つのインクジェットヘッド1と対向して、プラテン19が配置されている。プラテン19の上面は、搬送ベルト8の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト8の上側ループの外周面8aとインクジェットヘッド1の下面、即ち吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、画像形成に適した所定間隔の隙間が形成されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成する。搬送ベルト8によって搬送されてきた用紙Pが4つのヘッド1のすぐ下方を通過する際に、各ヘッド1から用紙Pの上面に向けて各色のインクが順に吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
インクジェットヘッド1はそれぞれ、空間Cのインクタンクユニット1cに装着されたインクタンク49と接続されている。各インクタンク49からチューブ(図示せず)等を介してインクジェットヘッド1にインクが供給される。
次に、図2、図3を参照しつつインクジェットヘッド1について詳細に説明する。なお、図3においては、下筐体87が省略されている。
図2に示すように、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71と、流路ユニット9及びアクチュエータユニット21を含むヘッド本体2と、一端がアクチュエータユニット21に接続されていると共にドライバIC52が実装されたCOF(Chip On Film:平型柔軟基板)50と、COF50の他端が接続された制御基板54とを有している。さらに、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71及び流路ユニット9を包囲する箱体を形成する上筐体86及び下筐体87と、上筐体86の上方において制御基板54を包囲するヘッドカバー55とを有している。
リザーバユニット71は、ヘッド本体2の上面に固定されていると共にヘッド本体2にインクを供給する流路形成部材である。また、リザーバユニット71は、4枚の金属製プレート91〜94が互いに位置合わせされて積層された積層体であり、その内部に、図示しないインク流入流路、インクリザーバ72、及び、10個のインク流出流路73が互いに連通するように形成されている。なお、図2においては、1つのインク流出流路73のみが表れている。インク流入流路は、インクタンク49からのインクが流入する流路である。インクリザーバ72は、インク流入流路から流入したインクを一時的に貯溜するインク溜である。インクリザーバ72は、リザーバユニット71のほぼ全長に亘って延びている。インク流出流路73は、インクリザーバ72からのインクが流出する流路であって、流路ユニット9の上面に形成されたインク供給口105bに連通している。インクタンク49からのインクは、インク流入流路を介してインクリザーバ72に流入し、インク流出流路73を通過して、インク供給口105bから流路ユニット9に供給される。
また、プレート94の下面には、凹部94aが形成されている。凹部94aは、流路ユニット9の上面との間で空隙90を形成している。空隙90には、流路ユニット9上の4つのアクチュエータユニット21が、流路ユニット9の長手方向に沿って等間隔で配列されている。また、積層体の側面には、リザーバユニット71の長手方向に沿って、空隙90の4つの開口90aが千鳥状に等間隔で形成されている。
また、プレート94の下面では、凸部(凹部94a以外の部分)が流路ユニット9と接着されている。凸部内には、インク流出流路73が形成されている。
COF50は、その一方端部近傍がアクチュエータユニット21の上面に接続されている。さらに、COF50は、アクチュエータユニット21の上面から水平方向に延在して開口90aを通過した後、上方に向かって略直角に湾曲して折り曲げられ、上筐体86及び下筐体87の内壁面に形成された切欠き53を通過してリザーバユニット71の上方に引き出されている。また、COF50は、リザーバユニット71の上方において、図2中左方に延在した後に、上筐体86に形成されたスリット86aから上筐体86の上方に引き出されている。そして、上筐体86の上方において、COF50の他方端部がコネクタ54aを介して制御基板54に接続されている。COF50の途中部には、ドライバIC52が実装されている。ドライバIC52は、リザーバユニット71の上面に貼り付けられており、リザーバユニット71と熱的に結合されている。これにより、ドライバIC52から発生した熱が、リザーバユニット71に伝達してドライバIC52を冷却する一方で、リザーバユニット71内のインクを温めることによってインクの粘度が高くなるのを抑制している。
制御基板54は、上筐体86の上方に配置されており、COF50のドライバIC52を介してアクチュエータユニット21の駆動を制御する。ドライバIC52は、アクチュエータユニット21を駆動する駆動信号を生成するものである。
さらに、図3及び図4を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。なお、図4では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及び吐出口108を実線で描いている。
ヘッド本体2は、図3に示すように、流路ユニット9の上面9aに4つのアクチュエータユニット21が固定された積層体である。図3及び図4に示すように、流路ユニット9は、圧力室110等を含むインク流路が内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット71のインク流出流路73(図2参照)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図3に示すように、インク供給口105bに連通するマニホールド流路105、マニホールド流路105から分岐した副マニホールド流路105a、さらに副マニホールド流路105aから分岐した多数の個別インク流路132が形成されている。流路ユニット9の下面には、図4に示すように、吐出面2aが形成されており、多数の吐出口108がマトリクス状に配置されている。流路ユニット9の上面9a(アクチュエータユニット21の固定面)にも、菱形の平面形状を有する圧力室110がマトリクス状に多数配置されている。なお、吐出口108は、主走査方向に関して主走査方向解像度である600dpiの間隔で配列されている。
流路ユニット9は、ステンレス鋼からなる複数の金属製のプレートを互いに位置合わせした積層体である。流路ユニット9内には、マニホールド流路105から副マニホールド流路105a、そして副マニホールド流路105aの出口から圧力室110を経て吐出口108に至る多数の個別インク流路132が形成される。
流路ユニット9におけるインクの流れについて説明する。図3〜図4に示すように、リザーバユニット71からインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から副マニホールド流路105aに分配される。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路に流れ込み、圧力室110を介して吐出口108に至る。
次に、アクチュエータユニット21について説明する。図5(a)に示すように、アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる3枚の圧電シート141〜143から構成されている。また、最上層の圧電シート141の上面における圧力室110に対向する位置には、個別電極135が形成されている。最上層の圧電シート141とその下側の圧電シート142との間にはシート全面に形成された共通電極134が介在している。個別電極135は、図5(b)に示すように、圧力室110と相似な角の丸い略菱形の平面形状を有する。平面視で、個別電極135の大部分は、圧力室110の領域内にある。略菱形の個別電極135における鋭角部の一方は圧力室110の外に延出され、その先端には個別電極135と電気的に接続された個別バンプ136が設けられている。
共通電極134は、すべての圧力室110に対応する領域において等しくグランド電位が付与されている。一方、個別電極135は、COF50を介してドライバIC52の各出力端子と電気的に接続されており、ドライバIC52からの駆動信号が選択的に供給されるようになっている。
ここで、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。圧電シート141はその厚み方向に分極されている。個別電極135を共通電極134と異なる電位にして圧電シート141に対してその分極方向に電界を印加すると、圧電シート141における電界印加部分が圧電効果により歪む活性部として働く。つまり、アクチュエータユニット21には、個別電極135と圧力室110とで挟まれた部分が、個別のアクチュエータとして働き、圧力室110の数に対応した複数のアクチュエータが作り込まれている。例えば、分極方向と電界の印加方向とが同じであれば、活性部は分極方向に直交する方向(平面方向)に縮む。つまり、アクチュエータユニット21は、圧力室110から離れた上側1枚の圧電シート141を活性部が含まれる層とし、且つ圧力室110に近い下側2枚の圧電シート142、143を非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプのアクチュエータである。図5(a)に示すように、圧電シート141〜143は圧力室110を区画するプレート122の上面に固定されているため、圧電シート141における電界印加部分とその下方の圧電シート142、143との間で平面方向への歪みに差が生じると、圧電シート141〜143全体が圧力室110側へ凸になるように変形(ユニモルフ変形)する。これにより圧力室110内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与され、吐出口108からインク滴が吐出される。
次に、図6を参照しつつ、ドライバIC52の位置関係について説明する。なお、図6においては、リザーバユニット71及びドライバIC52のみを描いている。図6に示すように、各アクチュエータユニット21に対応する4つのドライバIC52が、リザーバユニット71の長手方向に沿って、且つ、リザーバユニット71の長手方向に関する中心に近接するに伴って疎に、当該中心から長手方向に離隔するに伴って密となるように配列されている。また、各ドライバIC52は、リザーバユニット71の上面に貼り付けられており、リザーバユニット71と熱的に結合されている。このとき、図6の平面視において、ドライバIC52の中心を通過しつつリザーバユニット71の幅方向に延在する4つの直線によって、リザーバユニット71が5つの領域A1〜A5に分割される(領域A2〜A4が、長手方向に関して互いに隣接するドライバIC52同士によって挟まれる領域)。領域A3の長手方向に関する長さLc、領域A2、A4の長手方向に関する長さLb、領域A1、A5の長手方向に関する長さLcが、順に短くなっている(La>Lb>Lc)。つまり、領域A1〜A5の長手方向に関する長さLa〜Lcが、リザーバユニット71の中心から離隔するに伴って短くなっている。このように、リザーバユニット71において、放熱効果が低い長手方向に関する中心近傍においてはドライバIC52が疎に、放熱効果が高い長手方向に関する両端部近傍においてはドライバIC52が密に配置されている。このため、リザーバユニット71の温度が長手方向に関して不均一になるのを抑制することができる。
次に、図7を参照しつつ、制御装置16について説明する。制御装置16は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。制御装置16を構成する各機能部は、これらハードウェアとEEPROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。図7に示すように、制御装置16は、制御基板54と一体となって、インクジェットプリンタ101全体を制御するものであり、搬送制御部41と、画像データ記憶部42と、温度検出部43と、ヘッド制御部44とを有している。
搬送制御部41は、搬送方向に沿って用紙Pが搬送されるように搬送ユニット20の搬送モータMを制御する。
画像データ記憶部42は、用紙Pに印刷すべき画像に関する画像データを記憶する。画像データは、各インクジェットヘッド1に係る吐出口108のそれぞれに、画像を構成する各画像ドットを形成するためのインク滴の体積を印刷周期毎に割り当てたものである。なお、本実施形態においては、吐出口108から吐出されるインク滴は、4種類の体積(大滴、中滴、小滴、0)から選択されたいずれかが割り当てられている。印刷周期は、搬送方向の印刷解像度に対応した単位距離だけ用紙Pが搬送されるのに要する時間である。
温度検出部43は、ドライバIC52に内蔵された図示しない温度センサの検知結果に基づいて、各ドライバIC52の温度を検出する。
ヘッド制御部44は、画像データ記憶部42の画像データに基づいて、吐出口108から所望の体積のインク滴が吐出されるように、アクチュエータユニット21を駆動する。また、ヘッド制御部44は、温度検出部43によって検出された各ドライバIC52の温度が均一化されるように、温度の低いドライバIC52に対応するアクチュエータユニット21を、吐出口108からインク滴が吐出されない範囲で駆動(発熱動作)する。本実施形態では、各ドライバIC52は、冷えやすいインクジェットヘッド1の両側寄りに配置されている。そのため、印刷動作中におけるドライバIC52からの発熱は、主にインクジェットヘッド1の両端部に供給され、位置による温度のばらつきが抑制されている。しかし、ドライバIC52の配置形態だけでは温度のばらつきを抑えられないときには、ヘッド制御部44は、検出された温度に基づいて、ドライバIC52の発熱動作を行う。このように、4つのドライバIC52の温度が均一化されると、リザーバユニット71の長手方向に関して疎密に配置されたドライバIC52によって、リザーバユニット71が長手方向に関して均等に温められる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ101によると、リザーバユニット71において、放熱効果が低い長手方向に関する中心近傍にドライバIC52が疎に、放熱効果が高い長手方向に関する両端部近傍にドライバIC52が密に配置されているため、ドライバIC52からの発熱によって、リザーバユニット71の温度が長手方向に関して不均一になるのを抑制することができる。これにより、インクリザーバ72内のインクが不均一に温められるのが抑制され、インクの粘度を低下させつつ吐出口108間でインク吐出特性がばらつくのを抑制することができる。
また、領域A1〜A5の長手方向に関する長さLa〜Lcが、リザーバユニット71の中心から離隔するに伴って短くなっているため、ドライバIC52からの発熱によって、リザーバユニット71の温度が長手方向に関して不均一になるのをさらに抑制することができる。
さらに、ヘッド制御部44が、各ドライバIC52の温度が均一化するように、吐出口108からインク滴が吐出されない範囲でアクチュエータユニット21を駆動するため、リザーバユニット71の長手方向に関して疎密に配置されたドライバIC52からの発熱によって、リザーバユニット71の温度が長手方向に関して不均一になるのを確実に抑制することができる。
また、各ドライバIC52は、全体として、放熱効果の高い両端部に寄せて配置されているので、ドライバIC52による発熱動作が、両端にあるドライバIC52に偏らない。そのため、ドライバIC52間の電力付加に差が生じにくい。さらに、発熱動作は、吐出口108のメニスカス振動に伴い、インクの増粘による吐出特性の変化をインクジェットヘッド1全体に亘って未然に回避できる。
<第2実施形態>
図8を参照しつつ、本発明に係る第2実施形態について説明する。なお、図8においては、リザーバユニット271及びドライバIC52のみを描いている。第1実施形態においては、インクジェットヘッド1が4つのアクチュエータユニット21及び各アクチュエータユニット21に対応する4つのドライバIC52を有する構成であるが、図8に示すように、本実施形態においては、インクジェットヘッド201が8つのドライバIC52を有している。
8つのドライバIC52が、リザーバユニット271の長手方向に沿って、且つ、リザーバユニット271の中心に近接するに伴って疎に、当該中心から長手方向に離隔するに伴って密となるように配列されている。また、各ドライバIC52は、リザーバユニット271の上面に貼り付けられており、リザーバユニット271と熱的に結合されている。このとき、図8の平面視において、ドライバIC52の中心を通過しつつリザーバユニット71の幅方向に延在する8つの直線によって、リザーバユニット271が9つの領域A11〜A19に分割される(領域A12〜A18が、長手方向に関して互いに隣接するドライバIC52同士によって挟まれる領域)。領域A15の長手方向に関する長さLd、領域A14、A16の長手方向に関する長さLe、領域A13、A17の長手方向に関する長さLf、領域A12、A18の長手方向に関する長さLg、領域A1、A15の長手方向に関する長さLgが、順に短くなっている(Ld>Le>Lf>Lg>Lh)。つまり、領域A11〜A19の長手方向に関する長さLd〜Lgが、リザーバユニット271の中心から離隔するに伴って短くなっている。このように、リザーバユニット271において、放熱効果が低い長手方向に関する中心近傍においてはドライバIC52が疎に、放熱効果が高い長手方向に関する両端部近傍においては、ドライバIC52が密に配置されている。このため、ドライバIC52からの発熱によってリザーバユニット271全体を均等に温めることができる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタによると、ドライバIC52からの発熱によって、リザーバユニット71の温度が長手方向に関して不均一になるのを抑制することができるため、これにより、インクリザーバ72内のインクが不均一に温められるのが抑制され、インクの粘度を低下させつつ吐出口108間でインク吐出特性がばらつくのを抑制することができる。
<変形例>
図9を参照しつつ、第2実施形態の変形例について説明する。上述の第2実施形態においては、各アクチュエータユニット21に対応する8つのドライバIC52が、リザーバユニット271の上面において熱的に結合されていると共に、長手方向に沿って配列されている構成であるが、図9に示すように、8つのドライバIC52が、リザーバユニット271の長手方向に延在しつつ互いに対向する両側面に、長手方向に沿って交互に配置されていると共に、熱的に結合されていてもよい。このとき、上述の第2実施形態と同様に、平面視において、ドライバIC52の中心を通過しつつリザーバユニット71の幅方向に延在する8つの直線によって、リザーバユニット271が5つの領域A11〜A19に分割されている。そして、領域A11〜A19の長手方向に関する長さLd〜Lgが、リザーバユニット271の中心から離隔するに伴って短くなっている。これによると、ドライバIC52からの発熱によって、リザーバユニット71の温度が長手方向及び幅方向に関して不均一になるのを抑制することができる。このドライバIC52の配置形態は、先に説明した第1実施形態にも適用可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態では、温度検出部43が、ドライバIC52に内蔵された温度センサの検知結果に基づいて、各ドライバIC52の温度を検出する構成であるが、他の構成でドライバIC52の温度を検出してもよい。例えば、アクチュエータユニット21の温度を検知する温度センサからの検知結果に基づいて、対応するドライバIC52の温度を検出する構成であってもよいし、画像データからドライバIC52の温度を予測する構成であってもよい。さらには、制御装置が、温度検出部43を有さない構成であってもよい。
また、上述の第1実施形態においては、インクジェットヘッド1が4つのドライバIC52を有し、第2実施形態においては、インクジェットヘッドが8つのドライバIC52を有する構成であるが、インクジェットヘッドが、5〜7、又は9以上のドライバIC52を有する構成であってもよい。
さらに、上述の第1実施形態おいては、領域A1〜A5の長手方向に関する長さLa〜Lcが、リザーバユニット71の中心から離隔するに伴って短くなっている構成であるが、各領域の長手方向に関する長さのうち、リザーバユニットの長手方向の両端近傍における長手方向に関して互いに隣接するドライバIC52同士によって挟まれた領域の長手方向の長さが最も短ければ、他の領域の長手方向に関する長さの大小関係は任意のものであってよい。
上述の実施形態においては、アクチュエータユニット21が、ユニモルフ型のアクチュエータであるが、アクチュエータユニットは、バイモルフ型のアクチュエータであってもよいし、サーマル式のアクチュエータであってもよいし、他の種類のアクチュエータであってもよい。
本発明は、インク以外の液体を吐出する記録装置にも適用可能である。さらに、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。
1、201 インクジェットヘッド
2 ヘッド本体
9 流路ユニット
16 制御装置
21 アクチュエータユニット
41 搬送制御部
42 画像データ記憶部
43 温度検出部
44 ヘッド制御部
71、271 リザーバユニット
72 インクリザーバ
101 インクジェットプリンタ
108 吐出口
A1〜A5 領域
A11〜A19 領域
52 ドライバIC

Claims (5)

  1. 一方向に延在していると共に、貯溜した液体を流出口から流出させるリザーバが形成された金属製のリザーバユニットと、
    前記リザーバユニットの前記流出口に接続されていると共に、前記流出口に連通する圧力室を経てノズルに至る複数の個別液体流路が形成された流路ユニットと、
    複数の前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与するアクチュエータユニットと、
    前記アクチュエータユニットを駆動する4以上のドライバICとを備えており、
    前記4以上のドライバICは、前記一方向に関する互いに異なる位置において前記リザーバユニットの外壁面と熱的に結合されていると共に、
    前記一方向に関して、互いに隣り合う前記ドライバIC同士に挟まれた前記リザーバユニットに係る領域のうち、前記リザーバユニットの中心から最も離隔している前記領域の前記一方向に関する長さが、前記中心に最も近接した前記領域の前記長さより短くなっていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記領域が前記中心から離隔するに伴って、前記長さが短くなっていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記複数のドライバICが、前記リザーバユニットの前記一方向に延在しつつ互いに対向する両側面に、前記一方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 各ドライバICの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された各ドライバICの温度が均一化するように、前記ドライバICを介して前記ノズルから液体が吐出されない範囲で前記アクチュエータユニットを駆動する駆動制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 複数の前記アクチュエータユニットを備えており、
    前記4以上のドライバICが互いに異なる前記アクチュエータユニットを駆動し、
    前記アクチュエータユニットの温度を検知する温度センサをさらに備えており、
    前記温度検出手段が、前記温度センサによる温度の検知結果から前記ドライバICの温度を検出することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
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