JP2011003091A - ポイント管理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】子会員に、店舗に積極的に行く動機付けを与えるため、子会員に対してポイント制度の利益を与えることができるようにする。
【解決手段】ポイント管理装置は、取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付け、会員識別情報によって特定される会員が親会員であると判定した場合(ステップS22)、取引の内容に応じて算出したポイントを当該親会員の子会員に振り分ける(ステップS24)。振り分けは、親会員の会員情報レコードに記憶されているポイント振り分け量設定情報に従って行う。
【選択図】図8
【解決手段】ポイント管理装置は、取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付け、会員識別情報によって特定される会員が親会員であると判定した場合(ステップS22)、取引の内容に応じて算出したポイントを当該親会員の子会員に振り分ける(ステップS24)。振り分けは、親会員の会員情報レコードに記憶されているポイント振り分け量設定情報に従って行う。
【選択図】図8
Description
本発明は、ポイント管理装置およびプログラムに関する。
従来より、各種店舗において、顧客に対して商品の購入やサービスの利用に応じてポイントを発行するポイントサービス制度が運用されている。このポインサービス制度では、例えば、ポイント会員となった顧客に対して取引金額に応じたポイントを付与し、そのポイントをその店舗での次回以降の取引において利用できるものとしている。例えば、ポイント分の値引きやポイント分の商品との交換などに利用できるようにしている。これにより、顧客はポイントサービス制度の恩恵を受けることができる一方、店舗側は顧客の来店機会を増やして販売促進を図ることができる。
このようなポイントサービス制度では、例えば、店舗側は、会員番号等の会員識別情報を記憶したポイントカードを会員に発行するとともにポイント管理装置を用いることで、ポイント管理の効率化を図っている。例えば、店舗での精算時に、ポイント管理装置が、その取引におけるポイントを算出し、算出したポイントをポイントカードから得た会員識別情報に関連付けして記憶し、そのポイントを会員毎に管理するようにしている。
このようなポイントサービス制度として、例えば家族に対して親ポイントカードと子ポイントカードとを発行し、これらのポイントカードのポイントを合算して使用できる親子ポイントサービス制度がある(例えば、特許文献1参照)。
このような親子ポイントシステム制度では、合算したポイントは、家族の中で比較的ポイント獲得数が多くなる親会員が管理し店舗で使用することが多いため、親会員に対しては満足度の向上を図ることができるが、ポイントを少ししか獲得しない子会員にとっては、獲得したポイントを親会員に使われてしまうのでポイント制度の利益を受けることができず、子会員の満足度の向上を図るのが難しい。したがって、子会員に、その店舗に積極的に行く動機付けを与えることができないため、子会員に子ポイントカードを発行してもその家族の来店回数や買上額の増大を図るのが難しい。
そこで、本発明は、子会員に対してポイント制度の利益を与えることができるポイント管理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段によって受け付けられた会員識別情報に基づき、前記会員は親会員であるか否かを判定する会員判定手段と、前記会員判定手段によって前記会員は親会員であると判定された場合、ポイント算出手段によって算出されたポイントを当該親会員の子会員に振り分けるポイント振分手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段によって受け付けられた会員識別情報に基づき、前記会員は親会員であるか否かを判定する会員判定手段と、前記会員判定手段によって前記会員は親会員であると判定された場合、ポイント算出手段によって算出されたポイントを当該親会員の子会員に振り分けるポイント振分手段と、として機能させる。
本発明によれば、子会員に対してポイント制度の利益を与えることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるポイント管理装置およびプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態のポイント管理装置を備えるポイント管理システムは、ポイント会員として登録した顧客に対して、小売業者が、会員識別情報等を記録した会員情報記録媒体であるポイントカードを発行し、このポイントカードを所有する会員に取引内容に応じたポイントを発行するポイントサービス制度に供されるものである。会員には、親会員とこの親会員の子会員とがあり、親会員には、ポイントカードとして親ポイントカードが発行され、子会員には、ポイントカードとして子ポイントカードが発行される。なお、以下では、親ポイントカードや子ポイントカードを特段に区別しない場合には、それらを単にポイントカードという。
図1に示すように、ポイント管理システム1は、店舗に設置されるPOS(Point of Sales:販売時点管理)システム2と、本部に設置されるポイント管理装置であるポイント管理サーバー3とを備えている。POSシステム2は、複数台のPOS端末4およびこれらのPOS端末4にLAN(Local Area Network)5によって接続されてそれらのPOS端末4を集中管理するPOSサーバー6を備えている。POSサーバー6とポイント管理サーバー3とは、例えば専用通信回線等の通信ネットワーク7によって接続されている。
POS端末4は、店舗内の精算場所に配置されてオペレータの操作に基づいて売上登録処理等を行うものである。このPOS端末4は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、時計部13と、通信制御部14と、HDD(Hard Disk Drive)15と、キーボード16と、オペレータ用表示器17と、客用表示器18と、プリンタ19と、スキャナ20と、を備え、これらがバスコントローラ21によって接続されている。また、POS端末4には、入力装置としてのカードリーダ22が接続されている。
CPU10は、ROM11やHDD15に記憶された各種プログラムを実行することにより、POS端末4全体を制御する。このCPU10は、ROM11やRAM12、時計部13等とによってコンピュータを構成している。ROM11は、CPU10が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAM12は、CPU10が各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。本実施の形態においては、例えば、商品の売上記録を示す売上データを記憶するための売上データ領域やポイント情報を記憶するためのポイント情報記憶領域がRAM12に設けられる。時計部13は、現在の日時を計時する。通信制御部14は、LAN5を通じて接続されるPOSサーバー6とのデータ通信を制御する。HDD15は、各種のプログラムや情報を記憶する。
キーボード16には、オペレータが操作入力を行うための各種の操作キー(図示せず)が配置されている。操作キーとしては、例えば、預かり金額などを置数するための置数キーや、取引における売上登録が行われた商品の合計出力を指示する小計キー、取引の締め(売上登録の終了)を宣言する締めキー等である。
キーボード16には、オペレータが操作入力を行うための各種の操作キー(図示せず)が配置されている。操作キーとしては、例えば、預かり金額などを置数するための置数キーや、取引における売上登録が行われた商品の合計出力を指示する小計キー、取引の締め(売上登録の終了)を宣言する締めキー等である。
オペレータ用表示器17および客用表示器18は、売上登録された商品の品名,価格や、締めが宣言された取引の合計金額,釣銭額などを表示するものであり、例えば液晶表示器である。
プリンタ19は、売上登録処理に伴い、レシート用紙に取引内容を印字してレシートを発行するとともに、並行してジャーナル用紙への印字を行うものである。このプリンタ19は、例えばサーマルプリンタである。また、スキャナ20は、商品等に付与されたバーコードを光学的に読み取るものである。
カードリーダ22は、ポイントカードCに記憶されている会員識別情報を読み出すものであり、本実施の形態では、磁気カードリーダである。ここで、ポイントカードC(親ポイントカードC1、子ポイントカードC2)は、会員に対して発行された会員固有の会員識別情報を、読み出し可能に記憶しているものであり、本実施の形態では、磁気テープに会員識別情報を記憶した磁気カードである。ここで、会員識別情報は、例えば会員番号である。
次に、POSサーバー6について説明する。POSサーバー6は、POSシステム2全体の制御を受け持つものである。このPOSサーバー6は、図3に示すように、CPU30と、ROM31と、RAM32と、時計部33と、通信制御部34と、HDD35と、キーボード36と、表示器37と、プリンタ38と、を備え、これらがバスコントローラ39によって接続されている。CPU30は、ROM31やRAM32、時計部33等とによってコンピュータを構成している。ROM31は、CPU30が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAM32は、CPU30が各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。通信制御部34は、POS端末4とのデータ通信およびポイント管理サーバー3とのデータ通信を制御する。
HDD35には、各種のプログラムの他、商品マスタファイル、店舗売上ファイル(いずれも図示せず)等が格納されている。商品マスタファイルは、商品コードに対応付けて商品名や単価を記憶するものである。店舗売上ファイルは、各POS端末4から送信される売上登録データを記憶するものである。
以上の構成のPOS端末4とPOSサーバー6とを備えるPOSシステム2の売上登録処理について説明する。POS端末4は、スキャナ20によって商品情報である商品コードの読み取り入力をした場合、売上処理を実行する。この売上処理では、まず、読み取った商品コードをPOSサーバー6に問い合わせる。POSサーバー6は、その問い合わせに応じて商品マスタファイルを検索し、該当する商品コードに対応した商品名や単価等を商品マスタファイルから読み出し、それらをPOS端末4へ送信する。そして、POS端末4は、POSサーバー6から送信された商品名や単価等に基づく売上データをRAM12に記憶し、その単価等の取引情報をオペレータ用表示器17および客用表示器18に表示させる。加えて、ここまでの売上データに基づく売上合計金額を算出し、それをRAM12に記憶するとともに表示器17,18に表示させる。POS端末4は、上記の一連の処理を締めキーが押下されるまで繰り返し行う。そして、締めキーが押下された場合、POS端末4は閉め処理を行う。この締め処理では、POS端末4は、RAM12に記憶した売上データおよびポイントデータをPOSサーバー6に送信する。この売上データを受信したPOSサーバー6は、その売上データおよびポイントデータを店舗売上ファイルに記憶する。そして、POS端末4は、その売上データに基づく内容をプリンタ19によって印字したレシートを発行する。また、POS端末4は、売上合計金額等により構成されるジャーナルデータを作成し、そのジャーナルデータをプリンタ19を用いてジャーナル用紙に印字する。なお、このように店舗売上ファイルに記憶された売上登録データは、所定のタイミングで、本部に設置されたホストコンピュータ(図示せず)に送信される。
次に、ポイント管理サーバー3について説明する。ポイント管理サーバー3は、ポイントの管理を行うものである。このポイント管理サーバー3は、図4に示すように、CPU40と、ROM41と、RAM42と、時計部43と、通信制御部44と、HDD45と、キーボード46と、表示器47と、プリンタ48と、を備え、これらがバスコントローラ49によって接続されている。CPU40は、ROM41やRAM42、時計部43等とによってコンピュータを構成している。ROM41は、CPU40が実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAM42は、CPU40が各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。通信制御部44は、POSサーバー6とのデータ通信を制御する。
HDD45には、各種のプログラムの他、ポイント記憶手段としての会員マスタファイル50が格納されている。
会員マスタファイル50は、会員毎にポイント等を記憶するものである。具体的には、会員マスタファイル50には、図5に示すデータ構造の会員情報レコードが保存されている。会員情報レコードは、会員毎に、会員識別情報、会員種別、子会員情報、ポイント振り分け量設定情報、ポイント情報を含む。会員種別は、当該会員が親会員であるか子会員であるのかを示す情報である。子会員情報は、当該会員が親会員である場合、当該会員の全子会員の会員識別情報である。これにより、親会員の会員識別情報と子会員の会員識別情報とが関連付けされている。また、ポイント振り分け量設定情報は、当該会員が親会員である場合、取引で発生するポイントをどのように子会員に振り分けるかを定めた情報である。例えば、ある親会員に2人の子会員がいた場合、第1の子会員と第2の子会員に対するポイントの振り分けを割合等によって定めてある。ポイント情報は、当該会員の現在の残ポイント数、規定期間中に当該会員に付与されたポイントの累計である累計ポイント数等の情報であり、当該会員が親会員である場合には規定期間中に子会員へ振り分けた子会員毎のポイント数等も含まれる。ここで、規定期間は、例えば1週間や、1ヶ月、1年などの期間である。このポイント振り分け量設定情報は、例えば、会員の登録時に入力設定される。また、会員マスタファイル50には、特に図示しないが、会員の氏名、年齢、住所等も記憶されている。
次に、ポイント管理システム1の各CPU10,30,40がプログラムに基づいて実行する演算処理のうちポイント処理およびポイント数の振り分け量変更処理について説明する。
ここで、ポイント管理サーバー3は、プログラムにそれぞれ従うことにより、図6に示すように、入力受付部61と、ポイント算出部62と、会員判定部63と、ポイント付与部64と、このポイント付与部64に含まれるポイント振分部65と、ポイント情報出力部66と、変更受付部67と、の各機能部を実現するものとする。
入力受付部61は、入力受付手段として機能するものであって、取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付けるものである。
ポイント算出部62は、ポイント算出手段として機能するものであって、取引の内容に応じたポイントを算出するものである。
会員判定部63は、会員判定手段として機能するものであって、入力受付部61によって受け付けられた会員識別情報に基づき、会員は親会員であるか否かを判定するものである。
ポイント付与部64は、ポイント付与手段として機能するものであって、ポイント算出部62によって算出されたポイントを、ポイント付与の対象の会員の会員識別情報に関連付けして会員マスタファイル50に記憶させるものである。また、ポイント付与部64に含まれるポイント振分部65は、ポイント振分手段として機能するものであって、会員判定部63によって会員は親会員であると判定された場合、ポイント算出部62によって算出されたポイントを当該親会員の子会員に振り分けるものである。ここで、ポイント記憶手段である会員マスタファイル50は、ポイント振分部65によって振り分けられたポイントを、子会員に対応付けして記憶する。
ポイント情報出力部66は、ポイント情報出力手段として機能するものであり、POS端末4のプリンタ19によってレシートに印字される情報として、ポイント振分部65によって振り分けられて会員マスタファイル50に記憶されている子会員のポイントに関する情報を含むポイント情報を出力するものである。
変更受付部67は、変更受付手段として機能するものであり、ポイントの振り分け量の設定の変更を受け付けるものである。
ポイント処理について、図7および図8を参照して説明する。このポイント処理は、POS端末4の売上登録処理の際に実行されるものである。例えばPOS端末4の締め処理前に、カードリーダ22によってポイントカードCに記憶されている会員識別情報が読み取られると、カードリードからその会員識別情報がPOS端末4に入力され、POS端末4がその入力を受け付ける(ステップS1)。そして、POS端末4は、ポイント付与要求情報をPOSサーバー6を介してポイント管理サーバー3に送信する(ステップS2)。このポイント付与要求情報は、会員に対するポイントの付与を要求するものであり、POS端末4での締め処理が行われた後に行われる。ポイント付与要求情報には、取引の売上金額、カードリーダ22によって読み取られた会員識別情報等の情報が含まれている。
ポイント管理サーバー3では、入力受付部61が、POSサーバー6を介してPOS端末4から送信されたポイント付与要求情報を受信することで、会員識別情報の入力を受け付ける(ステップS11)。
次に、ポイント管理サーバー3は、ポイント付与処理を実行する(ステップS12)。このポイント付与処理では、ポイント処理部が、図8に示すように、ポイント付与要求情報に基づいてポイントを算出する(ステップS21)。具体的には、ポイント算出部62は、ポイント付与要求情報に含まれる売上金額に応じたポイントを算出する。例えば、ポイント算出部62は、売上金額の大きさに比例してポイント数が多くなるポイント計算式を有している。
次に、会員判定部63が、ポイント付与要求情報に含まれている会員識別情報によって特定される会員が親会員であるか子会員であるのかを判定する(ステップS22)。この判定は、当該ポイント付与要求情報に含まれている会員識別情報に対応する、会員情報レコードに記憶されている会員種別を、参照することで行われる。
そして、当該会員が親会員である場合であって(ステップS22のYES)、ポイント算出部62によって算出されたポイントが規定ポイントよりも大きい場合には(ステップS23のYES)、ステップS24に進む。ステップS23におけるポイントの規定値は、例えば「1」である。
ステップS24では、ポイント振分部65が、ポイント算出部62によって算出されたポイントを子会員に振り分けて付与する。具体的には、ポイント振分部65は、まず、親会員の子会員を特定する。これは、会員マスタファイル50を検索して、ポイント付与要求情報に含まれる会員識別情報に関連付けて記憶されている子会員の会員識別情報を得ることで行われる。そして、ポイント振分部65は、その子会員に、ポイント算出部62によって算出されたポイントを振り分ける。この振り分けは、親会員の会員情報レコードに記憶されているポイント振り分け量設定情報に従って行われる。例えば、子会員が一人の場合であって、算出されたポイントが2ポイントのときには子会員にその2ポイントを付与し、算出されたポイントが3ポイントのときには、そのうちの1ポイントを子会員に付与し残りの2ポイントを親会員に付与する。また、例えば、子会員が二人の場合であって、算出されたポイントが2ポイントのときには各子会員にそれぞれ1ポイントずつ付与し、算出されたポイントが3ポイントのときには、各子会員に1ポイントずつ付与し残りの1ポイントを親会員に付与する。なお、子会員が複数人の場合には、各子会員間に対する振分量に差をつけても良い。ポイント振分部65によって振り分けられたポイントは、会員マスタファイル50によって、子会員の会員識別情報に関連付けして記憶される。
一方、当該会員が親会員である場合であって(ステップS22のYES)、ポイント算出部62によって算出されたポイントが規定ポイントよりも大きい場合には(ステップS23のNO)、ステップS25に進み、ポイント算出部62によって算出されたポイントの全てを親会員に付与し、そのポイントを当該親会員の会員識別情報に関連付けして会員マスタファイル50に記憶させる。
また、当該会員が親会員でなく子会員である場合には(ステップS22のNO)、ポイント算出部62によって算出されたポイントの全てを当該子会員に付与し、そのポイントを当該子会員の会員識別情報に関連付けして会員マスタファイル50に記憶させる(ステップS26)。
そして、以上のポイント付与処理を実行した後、ポイント管理サーバー3では、ポイント情報出力部66が、図7に示すように、会員マスタファイル50を参照して現在のポイント情報をPOSシステム2に送信する(ステップS13)。このとき、会員が親会員の場合には、その親会員のポイント情報とその親会員の子会員のポイント情報とを送信し、会員が子会員の場合には、その子会員のポイント情報だけを送信する。
POSシステム2では、ポイント管理サーバー3から送信されたポイント情報をPOS端末4がPOSサーバー6を介して受信する。ポイント情報を受信したPOS端末4は、ポイント明細を含めたレシートをプリンタ19によって印字発行する(ステップS3)。図9に、このレシートRの一例を示す。この例は、会員が親会員の場合のレシートRであり、このレシートRには、取引明細の下側に、ポイント明細が印字されている。ポイント明細には、親会員および子会員毎に、今回付与されたポイント、ポイント残高、月間累計ポイントが印字されている。月間累計ポイントは、当該取引をした月に獲得した(振り分けられた)ポイントの累計である。なお、会員が子会員の場合、ポイント明細には、当該子会員のポイント残高および月間累計ポイントだけが印字される。
このようにして、ポイント管理サーバー3によって会員に付与されたポイントは、次回以降の取引において、例えばポイント分の値引きや商品との交換に使用することができる。そして、このように使用されたポイントは、会員マスタファイル50に累積記憶されているポイントからポイント管理サーバー3の処理によって減算される。なお、子ポイントカードC2でポイントを使用する場合には、ポイントと現金との併用をできないようにしてもよい。
次に、ポイントの振り分け量変更処理について図10を参照しながら説明する。この処理は、例えば、親会員からポイントの振り分け量変更の申し込みが小売業者に有った場合に、ポイント管理サーバー3においてなされるものである。
まず、オペレータの操作によりキーボード16からポイントの振り分け量変更の情報が操作入力されると、変更受付部67がその入力を受け付ける(ステップS31)。このとき入力される情報は、親会員の会員識別情報とその会員が指定したポイントの新たな振り分け量とを含む情報である。そして、変更受付部67は、入力を受け付けた情報に基づいて、会員マスタファイル50における会員情報レコードのポイント振り分け量設定情報の内容を書き換えて、ポイントの振り分け量を変更する(ステップS32)。そして、このように、変更受付部67がポイントの振り分け量の変更を受け付けた場合には、これ以後、ポイント振分部65は、図8のステップS24の処理において、変更受付部67によって受け付けられたその新たな振り分け量でポイントを振り分ける。なお、ポイントの振り分け量変更の情報の入力は、例えばインターネットなどの通信網を介して、顧客のパーソナルコンピュータ(PC)などから行っても良い。
本実施の形態のPOS端末4、POSサーバー6およびポイント管理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態のPOS端末4、POSサーバー6およびポイント管理サーバー3で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態のPOS端末4、POSサーバー6およびポイント管理サーバー3で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。本実施の形態のポイント管理サーバー3で実行されるポイント管理プログラムは、上述した各部(入力受付部61、ポイント算出部62、会員判定部63、ポイント付与部64、ポイント振分部65、ポイント情報出力部66、変更受付部67)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からポイント管理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、入力受付部61、ポイント算出部62、会員判定部63、ポイント付与部64、ポイント振分部65、ポイント情報出力部66、変更受付部67が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上説明したように、本実施の形態では、ポイント管理サーバー3が、親会員の取引において算出したポイントを子会員に振り分けるので、親会員の取引で子会員がポイントを得ることができるという利益をポイント子会員に対して与えることができる。これにより、子会員に、その店舗に親会員を行かせるという動機付けを与えることができ、親会員の来店回数や買上額の増大を図ることができる。例えば、親が親会員であり子供が子会員の家族の場合、親が買い物をすると子供の子ポイントカードC2に対してポイントが貯まるので、親をその店舗に行かせるという動機付けを子供に与えることができる。
また、このように本実施の形態では、ポイント管理サーバー3が、親会員の取引において算出したポイントを子会員に振り分けるので、例えば親が親会員であり子供が子会員の家族の場合、親は子供へ小遣いとしてポイントを与えることができる。即ち、本実施の形態のポイント管理サーバー3によれば、ポイントの新たな使い方を提供することができる。
また、このように、本実施の形態では、ポイント管理サーバー3が、親会員の取引において算出したポイントを子会員に振り分けることにより、ポイントの振り分け管理を会員がする必要が無いので、ポイント制度の利便性の向上を図ることができる。
なお、本発明は、本実施の形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施の形態を各種採用することができる。例えば、本実施の形態では、本発明のポイント管理装置をポイント管理サーバー3に適用した例を説明したが、これに限ることなく、例えば、ポイント管理装置をPOSサーバー6や一つのPOS端末4に適用しても良い。この場合には、ポイント管理サーバー3が実行した処理をPOS端末4やPOSサーバー6が実行するように構成すればよい。また、ポイント管理装置を、ECR(Electric Cash Register)に適用しても良い。
また、本実施の形態では、ポイント管理サーバー3は、会員が親会員であるか否かを、会員マスタファイル50に記憶させた会員種別によって識別する例を説明したが、これに限ることはない。例えば、会員識別情報に、会員が親会員であるか子会員であるかを識別する識別子を含ませることで、会員が親会員であるか否かをポイント管理サーバー3が識別できるようにしても良い。この場合には、ポイント管理サーバー3は、会員マスタファイル50を参照することなく、会員識別情報を解析するだけで、会員が親会員であるか否かを識別することができる。
また、本実施の形態では、会員マスタファイル50において親会員の会員識別情報に子会員の識別情報を関連付けて記憶させることで、ポイント管理サーバー3が親会員の子会員を特定できるようにしたが、これに限ることはない。例えば、会員識別情報に親子関係を特定可能な情報を含ませることで、ポイント管理サーバー3が親会員の子会員を特定できるようにしてもよい。例えば、親会員の会員識別情報の末尾を「0」とする一方、子会員の会員識別情報を親会員の会員識別情報に対して末尾を「1」や「2」などに変えたものにすることで、親会員の子会員を特定することができる。この場合、親会員の子会員の人数を示す情報を親会員の会員識別情報に含ませることで、複数の子会員を特定することができる。この場合には、ポイント管理サーバー3は、親会員の会員識別情報を所定の規則に沿って変更することで、会員マスタファイル50を参照することなく、親会員の子会員の会員識別情報を得ることができる。
また、本実施の形態では、ポイント算出部62がポイント管理サーバー3に設けられた例を説明したが、これに限ることなく、例えば、ポイント算出部62は、ポイント管理サーバー3以外の装置、例えばPOSサーバー6やPOS端末4等に設けられていても良い。
3…ポイント管理サーバー(ポイント管理装置)
19…プリンタ
50…会員マスタファイル(ポイント記憶手段)
61…入力受付部(入力受付手段)
62…ポイント算出部(ポイント算出手段)
63…会員判定部(会員判定手段)
65…ポイント振分部(ポイント振分手段)
66…ポイント情報出力部(ポイント情報出力手段)
67…変更受付部(変更受付手段)
R…レシート
19…プリンタ
50…会員マスタファイル(ポイント記憶手段)
61…入力受付部(入力受付手段)
62…ポイント算出部(ポイント算出手段)
63…会員判定部(会員判定手段)
65…ポイント振分部(ポイント振分手段)
66…ポイント情報出力部(ポイント情報出力手段)
67…変更受付部(変更受付手段)
R…レシート
Claims (5)
- 取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段によって受け付けられた会員識別情報に基づき、前記会員は親会員であるか否かを判定する会員判定手段と、
前記会員判定手段によって前記会員は親会員であると判定された場合、ポイント算出手段によって算出されたポイントを当該親会員の子会員に振り分けるポイント振分手段と、
を備えることを特徴とするポイント管理装置。 - 前記ポイント振分手段によって振り分けられたポイントを、子会員に対応付けて記憶するポイント記憶手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のポイント管理装置。
- プリンタによって前記取引のレシートに印字される情報として、前記ポイント振分手段によって振り分けられて前記ポイント記憶手段に記憶されている前記子会員のポイントに関する情報を出力するポイント情報出力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のポイント管理装置。
- 前記ポイントの振り分け量の設定の変更を受け付ける変更受付手段を備え、
前記ポイント振分手段は、前記変更受付手段が前記ポイントの振り分け量の変更を受け付けた場合には、その受け付けられた振り分け量で前記ポイントを振り分けることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のポイント管理装置。 - コンピュータを、
取引に係る会員の会員識別情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段によって受け付けられた会員識別情報に基づき、前記会員は親会員であるか否かを判定する会員判定手段と、
前記会員判定手段によって前記会員は親会員であると判定された場合、ポイント算出手段によって算出されたポイントを当該親会員の子会員に振り分けるポイント振分手段と、
として機能させるためのプログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013004064A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-07 | Nec Biglobe Ltd | 通信システム、サーバ、ポイント付与方法およびプログラム |
WO2022079924A1 (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 浩行 石原 | 戦略的ポイント付与システム |
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2009
- 2009-06-19 JP JP2009146788A patent/JP2011003091A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013004064A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-07 | Nec Biglobe Ltd | 通信システム、サーバ、ポイント付与方法およびプログラム |
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