JP2021163305A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の販売方式間で連携した特典付与サービスを提供することが可能な情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】第1の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する第1の取得手段と、第2の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段及び前記第2の取得手段で取得された前記購入履歴を、前記ユーザを識別可能な情報に関連付けて管理する管理手段と、前記購入履歴に含まれた前記商品の購入に係る条件が特典の付与に係る付与条件を充足する場合、前記購入履歴に関連するユーザに特典を付与する付与手段と、を備える。【選択図】図10
Description
本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗では、商品の販促等のため、商品の購入履歴に基づきクーポンやポイント等の特典を付与するサービスが提供されている。また、従来、店舗での商品購入によって付与されたポイントを利用して、自動販売機から商品の提供を受けることが可能な技術が提案されている。
しかしながら、上述した従来の技術では、店舗での購入分のみが特典の付与に利用されるため、自動販売機での購入分を特典の付与に利用することはできない。そのため、従来の技術では、店舗と自動販売機等、異なる販売方式で販売された商品の購入履歴を等しく取り扱うことはできず、複数の販売方式間で連携した特典付与サービスを提供する場合に、特典の付与を効率的に行うことができない可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、複数の販売方式間で連携した特典付与サービスを提供することが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、第1の取得手段と、第2の取得手段と、管理手段と、付与手段とを備える。第1の取得手段は、第1の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する。第2の取得手段は、前記第1の販売方式以外の第2の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する。管理手段は、前記第1の取得手段及び前記第2の取得手段で取得された前記購入履歴を、前記ユーザを識別可能な情報に関連付けて管理する。付与手段は、前記購入履歴に含まれた前記商品の購入に係る条件が特典の付与に係る付与条件を充足する場合、前記購入履歴に関連するユーザに特典を付与する。
以下、図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置及びプログラムについて説明する。なお、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る特典付与システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、特典付与システム1は、POS装置10と、自動販売機20と、ユーザ端末30と、サーバ装置40とを有する。
POS装置10は、商品販売データ処理装置の一例である。POS装置10は、店舗STの各々に1又は複数台設置される。POS装置10は、店員等のオペレータによって操作され、店舗ST内で販売される商品の売上登録と決済処理とを実行する。また、POS装置10は、店舗内ネットワークN2を介して、インターネットや公衆回線等のネットワークN1に接続されたサーバ装置40や、各種の電子決済サービスを提供する決済サーバ(図示せず)等の外部装置と通信することが可能となっている。本実施形態では、店舗STにおいてPOS装置10を用いて商品を販売する方式を「第1の販売方式」ともいう。
自動販売機20は、店舗STの店外(例えば路上等)又は店内に設置される。自動販売機20は、金銭(硬貨、紙幣)や電子マネー、電子決済等で支払われた代金に応じて、飲み物や菓子類、たばこ等の商品を自動で販売する装置である。また、自動販売機20は、ネットワークN1を介して、サーバ装置40や、各種の電子決済サービスを提供する決済サーバ(図示せず)等の外部装置と通信することが可能となっている。本実施形態では、自動販売機20を用いて商品を販売する方式を「第2の販売方式」ともいう。
ユーザ端末30は、特典付与システム1のユーザが使用する携帯型の端末装置である。ユーザ端末30は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯型の通信機器を用いることができる。ユーザ端末30は、ネットワークN1を介して、サーバ装置40や、各種の電子決済サービスを提供する決済サーバ(図示せず)等の外部装置と通信することが可能となっている。
また、上述したPOS装置10、自動販売機20及びユーザ端末30では、図示しない決済サーバと協働することで、二次元コード等のコードシンボルを用いた電子決済(以下、コード決済ともいう)を行うことが可能となっている。
例えば、POS装置10及び自動販売機20では、ユーザ端末30に表示されたコード決済用のコードシンボルを読み取ることができる。また、POS装置10及び自動販売機20では、コードシンボルから読み取ったコード決済用の決済情報に基づき決済サーバにアクセスすることで、ユーザ端末30のユーザ(ユーザID)に関連付けられたクレジットカードや電子マネー等を用いて商品の決済を行う。この場合、ユーザ端末30では、例えばユーザ端末30の端末識別子や、当該ユーザ端末30を所持するユーザのユーザ識別子等を保持したコードシンボルを表示する。
また、例えば、ユーザ端末30では、POS装置10や自動販売機20に表示されたコード決済用のコードシンボルを読み取ることができる。また、ユーザ端末30は、コードシンボルから読み取ったコード決済用の決済情報に基づき決済サーバにアクセスすることで、自端末又は自端末のユーザ(ユーザID)に関連付けられたクレジットカードや電子マネー等を用いて商品の決済を行う。この場合、POS装置10や自動販売機20では、例えばユーザが購入する商品の内訳(合計金額等)の他、POS装置10や自動販売機20の識別子やアドレス等を保持したコードシンボルを表示する。
なお、本実施形態では、ユーザ端末30に表示されるコード決済用のコードシンボルを、POS装置10及び自動販売機20側で読み取る形態について説明するが、これに限らず、ユーザ端末30側で読み取る形態も同様に取り扱うことができる。また、コード決済に係るプロトコル及び機能構成については、WeChat Pay(登録商標)やAliPay(登録商標)等の公知の技術を用いることができる。
サーバ装置40は、情報処理装置の一例である。サーバ装置40は、ユーザが店舗ST及び自動販売機20で購入した商品の購入履歴、つまり第1の販売方式で販売される商品と第2の販売方式で販売される商品の購入履歴を管理し、購入実績に応じた特定をユーザに付与するサービスを提供する。
なお、図1では、サーバ装置40を1台構成としているが、これに限らず、複数台のサーバ装置40で構成されるクラウド型の構成であってもよい。また、サーバ装置40は、上述したコード決済等の電子決済サービスを提供する決済サーバと同一の又は付随するサーバ装置であってもよい。
次に、上述した特典付与システム1の各装置の構成について説明する。
図2は、POS装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、POS装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を備える。
CPU101は、プロセッサの一例であり、POS装置10の動作を統括的に制御する。ROM102は、各種プログラムを記憶する。RAM103は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU101、ROM102及びRAM103は、互いにバス104を介して接続されている。CPU101、ROM102及びRAM103は、コンピュータ構成の制御部100を構成する。制御部100では、CPU101がROM102や記憶部105に記憶されRAM103に展開されたプログラム1051に従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部100は、バス104を介して記憶部105、表示部106、操作部107、コード読取部108、情報読取部109、プリンタ110、入出金部111及び通信部112等が接続される。
記憶部105は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置で構成される。記憶部105は、例えば、プログラム1051と、商品マスタ1052とを記憶する。
プログラム1051は、POS装置10の動作を制御するためのOS(Operating System)や制御プログラムである。商品マスタ1052は、店舗ST内で販売される商品に関する商品情報を記憶したテーブルである。商品マスタ1052は、例えば、各商品の商品IDに関連付けて、商品名、価格、メーカ名等の商品情報を記憶する。ここで、商品IDは、商品の種別を識別することが可能な商品識別子の一例である。商品名は、商品IDで特定される商品の名称を示す情報である。価格は、商品IDで特定される商品の単価を示す情報である。メーカIDは、商品を製造又は販売するメーカを識別することが可能な企業名等のメーカ識別子である。
表示部106は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスである。表示部106は、制御部100の制御の下、各種の情報を表示する。例えば、表示部106は、制御部100の制御の下、コード決済用のコードシンボルを表示する。操作部107は、置数キーや締めキー等の各種の操作ボタンを有する。操作部107は、オペレータの操作を受け付け、操作内容に応じた情報を制御部100に出力する。なお、操作部107は、例えば表示部106の表面に設けられたタッチパネルであってもよい。
コード読取部108は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを読み取ることが可能な読取装置である。コード読取部108は、コードシンボルに保持された情報を読み取り、読み取った情報を制御部100に出力する。例えば、コード読取部108は、商品に付されたコードシンボルから商品IDを読み取る。また、例えば、コード読取部108は、ユーザ端末30に表示されたコードシンボルからコード決済に係る決済情報や、後述するユーザID、特典情報等を読み取る。
プリンタ110は、サーマルプリンタ等のプリンタ装置である、プリンタ110は、制御部100の制御の下、決済処理に係る取引内容を示したレシートを印字する。入出金部111は、貨幣(硬貨、紙幣)を金種別に収納する収納部(図示せず)を備える。入出金部111は、制御部100の制御の下、支払金額の入金処理や釣銭の出金処理等を実行する。
情報読取部109は、磁気カードやICカード、NFC(Near Field Communication)対応端末等の媒体から情報を読み取る読取装置である。例えば、情報読取部109は、媒体から後述するユーザIDやクレジット決済に係る決済情報を読み取り、読み取った情報を制御部100に出力する。
通信部112は、店舗内ネットワークN2に接続可能な通信インタフェースである。通信部112は、制御部100の制御の下、店舗内ネットワークN2に接続された他のPOS装置10や、ネットワークN1に接続された外部装置と通信を行う。例えば、通信部112は、サーバ装置40や決済サーバ等の外部装置と通信を行う。
図3は、自動販売機20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、自動販売機20は、CPU201、ROM202、RAM203を備える。
CPU201は、プロセッサの一例であり、自動販売機20の動作を統括的に制御する。ROM202は、各種プログラムを記憶する。RAM203は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU201、ROM202及びRAM203は、互いにバス204を介して接続されている。CPU201、ROM202及びRAM203は、コンピュータ構成の制御部200を構成する。制御部200では、CPU201がROM202や記憶部205に記憶されRAM203に展開されたプログラム2051に従って動作することによって、各種の処理を実行する。
また、制御部200は、バス104を介して記憶部205、接客案内部206、コード読取部207、情報読取部208、金銭処理部209、商品保管部210及び通信部211等に接続される。
記憶部205は、フラッシュメモリ等で不揮発性の記憶装置で構成される。記憶部205は、例えば、プログラム2051と、商品テーブル2052とを記憶する。
プログラム2051は、自動販売機20の動作を制御するためのOSや制御プログラムである。商品テーブル2052は、自己の自動販売機20で販売する各商品に関する商品情報を記憶したテーブルである。商品テーブル2052は、例えば、後述する商品選択ボタン2062の各々に対応するボタン番号に関連付けて、商品選択ボタン2062の操作によって選択される商品の商品IDや商品名、価格、メーカID等の商品情報を記憶する。なお、自動販売機20が単一メーカの商品のみを販売する場合には、商品毎にメーカIDを記憶する代わりに、そのメーカIDを記憶部205等に独立して記憶しておく形態としてもよい。
接客案内部206は、自動販売機20を操作するユーザとのインタフェースとなる部位である。接客案内部206は、例えばLCD等の表示デバイスで構成される表示部2061と、商品選択ボタン2062とを有する。表示部2061は、制御部200の制御の下、例えば自動販売機20で販売する商品のイメージ画像や金額情報等を表示する。また、表示部2061は、制御部100の制御の下、コード決済用のコードシンボルを表示する。商品選択ボタン2062は、自動販売機20で販売する商品の選択入力を受け付ける。接客案内部206は、商品選択ボタン2062の操作(押下)を受け付けると、その選択されたボタンのボタン番号を制御部200に出力する。
コード読取部207は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを読み取ることが可能な読取装置である。コード読取部207は、コードシンボルに保持された情報を読み取り、読み取った情報を制御部200に出力する。例えば、コード読取部108は、ユーザ端末30に表示されたコードシンボルからコード決済に係る決済情報、後述するユーザIDや特典情報等を読み取る。
情報読取部208は、ICカードやNFC対応端末等の媒体から情報を読み取る読取装置である。例えば、情報読取部208は、媒体から後述するユーザIDやクレジット決済に係る決済情報を読み取り、読み取った情報を制御部200に出力する。
金銭処理部209は、硬貨や紙幣の投入口、釣銭口、硬貨選別部、紙幣鑑別部、硬貨又は紙幣の繰出部(何れも図示せず)等を有する現金処理部である。金銭処理部209は制御部200の制御下、投入された金銭(硬貨、紙幣)の真贋判定や、入金額の算出、お釣りの払い出し等の動作を行う。
商品保管部210は、商品収納部、商品排出部、商品取出口、保存のための温度調節部等を有する。例えば、商品収納部は、商品選択ボタン2062毎に設けられ、商品選択ボタン2062のボタン番号に対応する商品を収納する。商品保管部210は、制御部200の制御の下、商品選択ボタン2062を介して選択されたボタン番号に対応する商品の排出等を行う。
通信部211は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信部211は、制御部200の制御の下、ネットワークN1に接続された外部装置と通信を行う。例えば、通信部211は、サーバ装置40や決済サーバ等の外部装置と通信を行う。
図4は、ユーザ端末30のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ端末30は、CPU301、ROM302、RAM303を備える。
CPU301は、プロセッサの一例であり、ユーザ端末30の動作を統括的に制御する。ROM302は、各種プログラムを記憶する。RAM303は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU301、ROM302及びRAM303は、互いにバス304を介して接続されている。CPU301、ROM302及びRAM303は、コンピュータ構成の制御部300を構成する。制御部300では、CPU301がROM302や記憶部305に記憶されRAM303に展開されたプログラム3051に従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部300は、バス304を介して記憶部305、表示部306、操作部307、撮像部308及び通信部309に接続される。
記憶部305は、HDDやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置で構成される。記憶部305は、例えばプログラム3051の他、ユーザ端末30のユーザの後述するユーザID等を記憶する。
プログラム3051は、ユーザ端末30の動作を制御するためのOSや制御プログラムである。また、プログラム3051は、コード決済を実現するためのプログラム(例えば、WeChat Pay(登録商標)やAlipay(登録商標)等のアプリケーション)を含んでもよい。
表示部306は、LCD等の表示デバイスである。表示部306は、制御部300の制御の下、各種の情報を表示する。例えば、表示部306は、制御部300の制御の下、後述するユーザIDや特典情報を保持したコードシンボルを表示する。操作部307は、各種の操作ボタンを有する。操作部307は、ユーザの操作を受け付け、操作内容に応じた情報を制御部300に出力する。なお、操作部307は、例えば表示部306の表面に設けられたタッチパネルであってもよい。
撮像部308は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)等のイメージセンサを有する撮像装置である。撮像部308は、撮像によって得られた画像データ(以下、撮像画像ともいう)を制御部300に出力する。例えば、撮像部308は、POS装置10や自動販売機20に表示されるコード決済用のコードシンボルの撮像に使用される。この場合、制御部300では、撮像画像に含まれるコードシンボルの画像から決済情報等の読み取りを行う。
通信部309は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信部309は、制御部300の制御の下、ネットワークN1に接続された外部装置と通信を行う。例えば、通信部309は、サーバ装置40や決済サーバ等の外部装置と通信を行う。
図5は、サーバ装置40のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、サーバ装置40は、CPU401、ROM402、RAM403を備える。
CPU401は、プロセッサの一例であり、サーバ装置40の動作を統括的に制御する。ROM402は、各種プログラムを記憶する。RAM403は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU401、ROM402、RAM403は、互いにバス404を介して接続されている。CPU401、ROM402及びRAM403は、コンピュータ構成の制御部400を構成する。制御部400では、CPU401がROM402や記憶部405に記憶されRAM403に展開されたプログラム4051に従って動作することによって、各種の処理を実行する。
制御部400は、バス404を介して記憶部405に接続される。記憶部405は、HDDやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置で構成される。記憶部405は、例えば、プログラム4051等を記憶する。
プログラム4051は、サーバ装置40の動作を制御するためのOSや制御プログラムである。また、プログラム4051は、POS装置10、自動販売機20及びユーザ端末30と協働するためのサーバプログラムを含んでもよい。
また、記憶部405は、各種データを格納するためのテーブルを記憶する。例えば記憶部405は、ユーザ管理テーブル4052、購入履歴テーブル4053、付与条件テーブル4054及び特典付与テーブル4055を記憶する。
ユーザ管理テーブル4052は、ユーザに関する情報を記憶し管理するためのテーブルである。図6は、ユーザ管理テーブル4052のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ管理テーブル4052は、ユーザIDに関連付けてユーザ情報を記憶する。
ここで、ユーザIDは、各ユーザを識別するためのユーザ識別子の一例である。ユーザIDは、例えば、ユーザが所持するユーザ端末30の端末識別子や電話番号、ユーザ端末30に導入されたアプリケーション上で使用されるID等の固有情報を用いることができる。また、ユーザIDは、ユーザの各々に配布された会員カード等の媒体が保持する固有情報であってもよい。
ユーザ情報には、ユーザIDによって特定されるユーザの氏名、年齢、性別等が記憶される。なお、ユーザ情報を構成する項目は、図6の例に限定されないものとする。例えば、ユーザ情報は、住所や電話番号、メールアドレス等の連絡先を含んでもよい。また、ユーザ情報を不要とし、ユーザIDのみを記憶し管理する構成としてもよい。この場合、例えばユーザ管理テーブル4052に代えて、後述する特典付与テーブル4055を用いて各ユーザのユーザIDを記憶し管理する構成としてもよい。
次に、購入履歴テーブル4053について説明する。購入履歴テーブル4053は、ユーザが購入した商品の購入履歴を記憶し管理するためのテーブルである。図7は、購入履歴テーブル4053のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、購入履歴テーブル4053は、ユーザIDに関連付けて、当該ユーザIDに対応するユーザが店舗ST及び自動販売機20で購入した商品の購入履歴を示す購入履歴情報を記憶する。
購入履歴情報は、例えば、購入日時、販売方式、商品ID、メーカID及び購入金額等の項目を有する。
購入日時には、商品を購入した日時が格納される。販売方式には、その商品が店舗ST及び自動販売機20の何れで購入されたかを示す情報が格納される。例えば、販売方式には、第1の販売方式と第2の販売方式とを明示的に示す情報が格納される。また、例えば、販売方式には、店舗STの店舗IDや店舗名、自動販売機20の機器固有番号等、店舗STと自動販売機20との何れで販売(購入)された商品かを識別可能な情報が格納される。商品IDには、ユーザが購入した商品の商品IDが格納される。メーカIDには、ユーザが購入した商品の製造・販売メーカを示すメーカID等の情報が格納される。購入金額には、ユーザが購入した商品の購入金額が格納される。
なお、購入履歴情報を構成する項目は、図7の例に限定されないものとする。例えば、購入履歴情報は、ユーザIDや、ユーザが決済時に使用した決済方法(現金決済、コード決済等)を含んでもよい。また、図7の例では、ユーザID毎に購入履歴情報を管理する形態を説明したが、販売方式等の他の項目を基準に購入履歴情報を管理する形態としてもよい。
次に、付与条件テーブル4054について説明する。付与条件テーブル4054は、特典の付与に係る条件を記憶し管理するためのテーブルである。ここで、「特典」は、POS装置10及び自動販売機20での購入履歴に応じてユーザに付与される特典である。例えば、特典は、値引きや割引(以下、総称して「値引き」という)に利用することが可能なクーポン、現金の代わりに使用することが可能なポイント等が挙げられる。本実施形態では、一例としてクーポンが付与されるものとして説明する。
図8は、付与条件テーブル4054のデータ構成の一例を示す図である。図8に示すように、付与条件テーブル4054は、企画IDに関連付けて、特典の付与条件等を含んだ企画情報を記憶する。
企画IDは、クーポン付与の企画を識別するための識別子である。企画IDには、クーポンの付与を行う企画の企画名等が格納される。例えば、付与条件毎に異なる種別のクーポンを付与するような場合、付与条件毎に企画IDが設定される。
企画情報は、例えば、付与条件、特典内容、使用条件及び有効期限等の項目を有する。付与条件には、特典の付与(以下、クーポンの発行ともいう)に係る条件が格納される。
例えば、店舗ST及び自動販売機20での購入金額の合計値が閾値以上の場合にクーポンを発行する付与条件を設定してもよい。また、例えば、特定のメーカIDの商品を所定金額以上購入した場合にクーポンを発行する付与条件を設定してもよい。また、例えば、店舗STでの購入金額が第1の閾値以上であり、且つ自動販売機20での購入金額が第2の閾値以上の場合にクーポンを発行する付与条件を設定してもよい。
また、上記した付与条件に決済方法や購入時期を絞り込む条件を追加で設定することもできる。例えば、合計値の算出に計上する購入金額を、コード決済を用いて購入された商品に制限したり、所定の時期や時間に購入された商品に制限したりすることができる。また、例えば、購入履歴情報に店舗IDが含まれる場合には、特定の店舗IDの店舗STで購入された商品に制限したりすることができる。
なお、付与条件は上記の例に限らず、購入履歴情報に含まれる要素や当該要素の組み合わせ又は算出結果等に基づく範囲で、種々の条件を設定することが可能である。
特典内容には、クーポンとして付与する特典の内容が格納される。例えば、特典内容には、値引き額や割引率等を示す情報が格納される。使用条件には、クーポンの使用に係る条件が格納される。例えば、使用条件には、クーポンを使用することが可能な製造・販売メーカや商品を特定する情報(メーカID)が格納される。また、使用条件には、店舗STでのみ使用を可能する条件や、自動販売機20でのみ使用を可能とする条件が格納される。なお、使用条件は空欄、つまり条件無しとしてもよい。
有効期限には、クーポンを使用することが可能な有効期限が設定される。例えば、有効期限には、クーポンを使用可能な開始日から終了日までの期間が設定される。また、有効期限には、例えばクーポンが発行された日から1週間有効等の、付与日を起点とする終了日までの期間を設定してもよい。
なお、上述した企画情報は、例えば店舗STや自動販売機20を運営する企業によって作成されたものであってもよい。また、特定の商品を製造又は販売するメーカによって作成されたものであってもよい。付与条件テーブル4054は、企業やメーカによって作成された特典の付与に係る企画(企画情報)を企画IDの単位で管理することで、複数の企画を並行して実施することが可能となっている。
次に、特典付与テーブル4055について説明する。特典付与テーブル4055は、ユーザに付与された特典を管理するためのテーブルである。図9は、特典付与テーブル4055のデータ構成の一例を示す図である。図9に示すように、特典付与テーブル4055は、ユーザIDに関連付けて特典情報を記憶する。
特典情報は、例えばクーポンID、特典内容、使用条件、有効期限等の項目を有する。クーポンIDは、ユーザIDのユーザに付与された特典(クーポン)を識別するための識別子である。特典内容には、付与されたクーポンの特典内容が格納される。使用条件には、付与されたクーポンの使用条件が格納される。有効期限には、クーポンを使用することが可能な有効期限が記憶される。特典内容、使用条件及び有効期限は、図8で説明した企画情報の特典内容、使用条件及び有効期限に対応するものである。
図5に戻り、サーバ装置40の制御部400には、バス404を介して通信部406が接続される。通信部406は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信部406は、制御部400の制御の下、ネットワークN1に接続された外部装置と通信を行う。例えば、通信部406は、POS装置10や自動販売機20、ユーザ端末30等の外部装置と通信を行う。
次に、上述した特典付与システム1の機能構成について説明する。図10は、POS装置10、自動販売機20、ユーザ端末30及びサーバ装置40の機能構成の一例を示す図である。なお、図10では、各装置間で関係する機能部を接続している。
図10に示すように、POS装置10は、読取制御部151、ユーザ特定部152、特典情報取得部153、売上登録部154、決済処理部155及び購入履歴送信部156を機能部として備える。
POS装置10が備える機能部の一部又は全ては、POS装置10のプロセッサ(CPU101)とメモリ(ROM102、記憶部105等)に記憶された各種プログラム(例えば、制御プログラム)との協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、POS装置10が備える機能部の一部又は全ては、POS装置10のプロセッサ等が具備する専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
読取制御部151は、コード読取部108及び情報読取部109を制御することで、コード読取部108及び情報読取部109の各々で読み取られた各種情報を取得する。例えば、読取制御部151は、コード読取部108を制御することで、商品に付されたコードシンボルから読み取られた商品IDを取得する。また、読取制御部151は、コード読取部108を制御することで、ユーザ端末30に表示されるコードシンボルから読み取られた決済情報や、ユーザID、特典情報等を取得する。また、読取制御部151は、情報読取部109を制御することで、各種媒体から読み取られたユーザIDや、クレジットカード等の電子決済に係る決済情報等を取得する。
ユーザ特定部152は、商品を購入するユーザのユーザIDを特定する。例えば、ユーザ特定部152は、読取制御部151によってユーザIDが取得されると、取得されたユーザIDを、商品を購入するユーザのユーザIDとして特定する。
特典情報取得部153は、ユーザに付与された特典情報をサーバ装置40から取得する。具体的には、特典情報取得部153は、ユーザ特定部152で特定されたユーザIDをサーバ装置40に問い合わせることで、当該ユーザIDに対応付けて記憶された特典情報等をサーバ装置40から取得する。また、特典情報取得部153は、取得した特典情報を表示部106等に表示させることで、特典を使用するか否か等をユーザに確認させたり、使用する特典(クーポン)をユーザに選択させたりする。
売上登録部154は、ユーザが購入する商品の売上登録を行う。具体的には、売上登録部154は、読取制御部151によって商品IDが取得されると、当該商品IDと、商品マスタ1052に記憶された各商品IDとを照合することで、該当する商品の商品情報を特定する。そして、売上登録部154は、取得された商品IDや、当該商品IDに対応する商品情報をRAM103等に一時記憶(登録)することで、ユーザが購入する商品の売上登録を行う。
決済処理部155は、売上登録部154で売上登録された各商品の決済処理を実行する。具体的には、決済処理部155は、売上登録の完了を指示する締めキー等の操作を受け付けると、それまでに売上登録された各商品の商品情報に基づいて、ユーザが購入する商品の合計金額を算出する。そして、決済処理部155は、ユーザが支払った支払金額で商品を精算する決済処理を実行する。
また、決済処理部155は、読取制御部151により決済情報が取得された場合には、電子決済サービスを提供する外部の決済サーバと協働することで、商品の合計金額を電子決済で精算する。例えば、ユーザ端末30に表示されたコード決済用のコードシンボルからコード決済用の決済情報が読み取られた場合、決済処理部155は、決済サーバと協働することで、ユーザに関連付けられたクレジットカードや電子マネーで商品を精算するコード決済を実行する。
また、決済処理部155は、クーポン番号の指定操作や特典情報の入力操作等により、クーポンの使用が指示された場合、指示されたクーポンの使用条件に基づいて、当該クーポンの特典内容に応じた特典をユーザに付与する。具体的には、決済処理部155は、ユーザの取引内容がクーポンの使用条件及び有効期限を充足するか否かを判定する。ここで、取引内容は、ユーザが購入する商品の内訳、取引日時、販売方式等を含む概念である。そして、決済処理部155は、ユーザの取引内容がクーポンの使用条件及び有効期限を充足すると判定した場合、そのクーポンの特典内容に基づき、商品の合計金額や特定の商品の価格から値引き等を行うことで特典を付与する。なお、クーポンの使用条件を充足しない場合、決済処理部155は、指示されたクーポンを使用できない旨を表示部106に表示させることが好ましい。
購入履歴送信部156は、ユーザが購入した商品の購入履歴をサーバ装置40に送信する。具体的には、購入履歴送信部156は、決済処理部155による決済処理が完了すると、売上登録された各商品の商品情報等に基づいて購入履歴情報を生成し、サーバ装置40に送信する。販売履歴情報は、例えば、商品を購入したユーザのユーザID、決済処理が完了した日時(取引日時)、自装置での販売方式を示す情報等の他、購入された各商品の商品ID、メーカID、購入金額等を含む。つまり、購入履歴送信部156が生成する購入履歴情報は、図7で説明した購入履歴テーブル4053の購入履歴情報に対応する項目を含む。なお、クーポンが使用された場合には、購入履歴送信部156は、使用されたクーポンのクーポン番号を購入履歴情報とともに送信する。
次に、自動販売機20の機能構成について説明する。自動販売機20は、図10に示すように、読取制御部251、選択受付部252、ユーザ特定部253、特典情報取得部254、決済処理部255及び購入履歴送信部256を機能部として備える。
自動販売機20が備える機能部の一部又は全ては、自動販売機20のプロセッサ(CPU201)とメモリ(ROM202、記憶部205等)に記憶された各種プログラム(例えば、制御プログラム)との協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、自動販売機20が備える機能部の一部又は全ては、自動販売機20のプロセッサ等が具備する専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
読取制御部251は、コード読取部207及び情報読取部208を制御することで、コード読取部207及び情報読取部208の各々で読み取られた各種情報を取得する。例えば、読取制御部251は、コード読取部207を制御することで、ユーザ端末30に表示されるコードシンボルから読み取られた決済情報や、ユーザID、特典情報等を取得する。また、読取制御部251は、情報読取部208を制御することで、各種媒体から読み取られたユーザIDや、クレジットカード等の電子決済に係る決済情報等を取得する。
選択受付部252、自動販売機20が販売する商品の中からユーザが購入する商品の選択を受け付ける。具体的には、選択受付部252、商品選択ボタン2062を介して、購入対象の商品を指示するボタン番号を受け付ける。
ユーザ特定部253は、商品を購入するユーザのユーザIDを特定する。例えば、ユーザ特定部253は、読取制御部251によってユーザIDが取得されると、取得されたユーザIDを、商品を購入するユーザのユーザIDとして特定する。
特典情報取得部254は、ユーザに付与された特典情報をサーバ装置40から取得する。具体的には、特典情報取得部254は、ユーザ特定部253で特定されたユーザIDをサーバ装置40に問い合わせることで、当該ユーザIDに対応付けて記憶された特典情報等をサーバ装置40から取得する。また、特典情報取得部254は、取得した特典情報を表示部2061等に表示させることで、特典を使用するか否か等をユーザに確認させたり、使用する特典(クーポン)をユーザに選択させたりする。
決済処理部255は、選択受付部252で選択を受け付けた商品の決済処理を実行する。具体的には、決済処理部255は、金銭処理部209等と協働することで、選択受付部252で選択を受け付けた商品の代金を、投入口から投入された硬貨や紙幣で精算する決済処理を実行する。
また、決済処理部255は、読取制御部251により決済情報が取得された場合には、電子決済サービスを提供する外部の決済サーバと協働することで、商品の合計金額を電子決済で精算する。例えば、ユーザ端末30に表示されたコード決済用のコードシンボルからコード決済用の決済情報が読み取られた場合、決済処理部255は、ユーザに関連付けられたクレジットカードや電子マネーで商品を精算する決済処理(コード決済)を実行する。
また、決済処理部255は、クーポン番号の指定操作や特典情報の入力操作等により、クーポンの使用が指示された場合、指示されたクーポンの使用条件に基づいて、当該クーポンの特典内容に応じた特典をユーザに付与する。具体的には、決済処理部255は、上述した決済処理部155と同様に使用条件及び有効期限を充足するか否かを判定する。そして、決済処理部255は、充足すると判定した場合、クーポンの特典内容に基づいて、選択された商品の価格から値引き等を行うことで特典を付与する。なお、クーポンの使用条件を充足しない場合、決済処理部255は、指示されたクーポンを使用できない旨を表示部2061に表示させることが好ましい。
また、決済処理部255は、決済処理の完了後、商品保管部210を制御することで、選択受付部252で受け付けたボタン番号に対応する商品の排出を行う。
購入履歴送信部256は、ユーザが購入した商品の購入履歴をサーバ装置40に送信する。具体的には、購入履歴送信部256は、決済処理部255による決済処理が完了すると、選択された商品の商品情報等に基づいて購入履歴情報を生成し、サーバ装置40に送信する。ここで、購入履歴送信部256が生成する購入履歴情報は、購入履歴送信部156と同様の項目を含む。なお、クーポンが使用された場合には、購入履歴送信部256は、使用されたクーポンのクーポン番号を購入履歴情報とともに送信する。
次に、ユーザ端末30の機能構成について説明する。ユーザ端末30は、図10に示すように、コード表示部351と、特典情報取得部352とを機能部として備える。
ユーザ端末30が備える機能部の一部又は全ては、ユーザ端末30のプロセッサ(CPU301)とメモリ(ROM302、記憶部305等)に記憶された各種プログラム(例えば、制御プログラム)との協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、ユーザ端末30が備える機能部の一部又は全ては、ユーザ端末30のプロセッサ等が具備する専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
コード表示部351は、操作部307を介した操作に応じて、各種の情報をコード化することでコードシンボルを生成し、生成したコードシンボルを表示部306に表示させる。例えば、コード表示部351は、ユーザIDを保持したコードシンボルを表示部306に表示させる。また、例えば、コード表示部351は、特典情報を保持したコードシンボルを表示部306に表示させる。また、例えば、コード表示部351は、外部の決済サーバと協働することで、コード決済用のコードシンボルを表示部306に表示させる。
なお、コード表示部351は、複数の情報を保持したコードシンボルを表示させてもよい。例えば、コード表示部351は、ユーザIDと特典情報とを保持したコードシンボルを表示させてもよい。また、例えば、コード表示部351は、ユーザID、特典情報及び決済情報を保持したコードシンボルを表示させてもよい。
特典情報取得部352は、自装置のユーザに付与された特典情報をサーバ装置40から取得する。例えば、特典情報取得部352は、サーバ装置40から自端末宛に送信された特典情報を取得する。また、例えば、特典情報取得部352は、自装置のユーザIDをサーバ装置40に問い合わせることで、当該ユーザIDに対応付けて記憶された特典情報等をサーバ装置40から取得する。
なお、POS装置10及び自動販売機20で特典情報を取得する構成の場合には、上述した特典情報取得部352や、コード表示部351による特典情報の表示機能は不要としてもよい。
次に、サーバ装置40の機能構成について説明する。サーバ装置40は、図10に示すように、購入履歴取得部451、情報管理部452、特典付与部453及び特典情報提供部454等を機能部として備える。
サーバ装置40が備える機能部の一部又は全ては、サーバ装置40のプロセッサ(CPU401)とメモリ(ROM402、記憶部405等)に記憶された各種プログラム(例えば、制御プログラム)との協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、サーバ装置40が備える機能部の一部又は全ては、サーバ装置40のプロセッサ等が具備する専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
購入履歴取得部451は、第1の取得手段及び第2の取得手段の一例である。購入履歴取得部451は、第1の販売方式及び第2の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する。具体的には、購入履歴取得部451は、POS装置10及び自動販売機20でユーザが購入した商品の購入履歴を取得する。より詳細には、購入履歴取得部451は、通信部406と協働することで、POS装置10及び自動販売機20の各々から送信される購入履歴情報を取得する。また、購入履歴取得部451は、POS装置10及び自動販売機20から購入履歴情報とともにクーポン番号が送信された場合、当該クーポン番号を取得する。
情報管理部452は、管理手段の一例である。情報管理部452は、購入履歴取得部451で取得された購入履歴を、ユーザを識別可能なユーザIDに関連付けて管理する。具体的には、情報管理部452は、購入履歴取得部451が取得した購入履歴情報を、購入履歴テーブル4053に格納する。ここで、情報管理部452は、例えば図7に示したように、同一ユーザのユーザID毎に購入履歴情報を区分して管理する形態としてもよい。また、情報管理部452は、販売形式毎に購入履歴情報を区分して管理する形態としてもよい。また、情報管理部452は、特典付与部453において特典の付与に使用された購入履歴に対し、使用済みを示すフラグ情報を付加したり他のテーブルに分けて保存したりすることで、重複して使用されることがないよう制御を行う。
特典付与部453は、付与手段の一例である。特典付与部453は、購入履歴に含まれた商品の購入に係る条件が付与条件を充足する場合、その購入履歴に関連するユーザに特典を付与する。具体的には、特典付与部453は、購入履歴テーブル4053に記憶された各ユーザの購入履歴情報に含まれる商品の購入に係る条件(以下、購入履歴情報の条件ともいう)と、付与条件テーブル4054に記憶された付与条件の各々とを比較する。そして、特典付与部453は、購入履歴情報の条件が付与条件を充足するか否かをユーザ毎に判定する。
例えば、付与条件テーブル4054の付与条件が、店舗ST及び自動販売機20で購入された商品の購入金額の合計値が閾値以上であること規定するものである場合、特典付与部453は、以下の処理をユーザID毎に実行する。まず、特典付与部453は、購入履歴情報に含まれた商品の購入金額の合計値を算出する。次いで、特典付与部453は、算出した合計値と付与条件に規定された閾値とを比較する。そして、特典付与部453は、算出した合計値が付与条件を充足する場合、つまり閾値以上となった場合、該当するユーザIDを特典の付与対象に設定する。
また、例えば、付与条件テーブル4054の付与条件が、特定メーカの商品の購入金額の合計値が閾値以上であることを規定するものである場合、特典付与部453は、以下の処理をユーザID毎に実行する。まず、特典付与部453は、購入履歴情報に含まれた商品のうち、付与条件に既定された特定メーカのメーカIDに対応する商品の購入金額の合計値を算出する。次いで、特典付与部453は、算出した合計値と付与条件に規定された閾値とを比較する。そして、特典付与部453は、算出した合計値が付与条件を充足する場合、つまり閾値以上となった場合、該当するユーザIDを特典の付与対象に設定する。
また、例えば、付与条件テーブル4054の付与条件が、店舗STで購入された商品の購入金額の合計値が第1の閾値以上であり、自動販売機20で購入された商品の購入金額の合計値が第2の閾値以上であることを規定するものである場合、特典付与部453は、以下の処理をユーザID毎に実行する。まず、特典付与部453は、購入履歴情報に含まれた商品の購入金額の合計値を第1の販売方式及び第2の販売方式毎に算出する。次いで、特典付与部453は、算出した販売方式毎の合計値と、付与条件とを比較する。そして、特典付与部453は、算出した販売方式毎の合計値が付与条件を充足する場合、つまり第1の販売方式での合計値が第1の閾値以上、第2の販売方式での合計値が第2の閾値以上となった場合、該当するユーザIDを特定の付与対象に設定する。
特典付与部453は、上述した条件判定により特典の付与対象となるユーザIDを設定すると、そのユーザIDに対応付けて、付与条件に対応する特典情報(特典内容、使用条件、有効期限)を特典付与テーブル4055に登録する。これにより、特典付与部453は、購入履歴情報の条件が付与条件を充足したユーザに対し、その付与条件に応じた特典を付与することになる。
なお、特典付与部453は、特典の付与に使用した購入履歴情報を重複して使用することがないよう、情報管理部452と協働することで使用済みフラグの付与等を行うことで、未使用か使用済かを識別可能な状態で購入履歴情報の管理を行うものとする。また、特典付与部453は、未使用状態の購入履歴情報を用いて特典の付与判定を行うものとする。また、特典付与部453は、購入履歴取得部451により購入履歴情報(ユーザID)とともにクーポン番号が取得されると、そのユーザID及びクーポン番号の組に対応する特典情報を特典付与テーブル4055から削除する。これにより、特典付与部453は、、POS装置10又は自動販売機20で使用された特典を消尽させる。
特典情報提供部454は、提供手段の一例である。特典情報提供部454は、特典付与部453によって付与された特典情報をユーザに提供する。ここで、特典情報の提供方法は特に問わず、種々の方法を採用することができる。
例えば、特典情報提供部454は、POS装置10、自動販売機20及びユーザ端末30の各々からユーザIDを指定した問合せを受け付けると、当該ユーザIDに関連付けて記憶された特典情報を特典付与テーブル4055から読み出す。そして、特典情報提供部454は、読み出した特典情報を問合せ元の装置に提供する。また、例えば、特典情報提供部454は、ユーザIDに対応するユーザ端末30宛てに、当該ユーザIDに関連付けて記憶された特典情報を提供する。
以下、上述した特典付与システム1の動作例について説明する。まず、図11を参照して、POS装置10、自動販売機20、ユーザ端末30及びサーバ装置40の動作例について説明する。ここで、図11は、POS装置10、自動販売機20、ユーザ端末30及びサーバ装置40で行われる動作の一例を示すシーケンス図である。
第1の販売方式で販売される商品を、ユーザ端末30を用いて購入する場合、POS装置10、ユーザ端末30及びサーバ装置40は、例えば以下の動作(処理)を実行する。
まず、POS装置10では、読取制御部151の制御によりユーザが購入する商品の各々に付されたコードシンボルから商品IDが読み取られると、売上登録部154は、読み取られた商品IDの各々について売上登録を行う(ステップS11)。
一方、ユーザ端末30では、ユーザは自身のユーザIDをPOS装置10に入力するため、操作部307を介してユーザIDの表示を指示する。コード表示部351は、ユーザ操作に応じて、ユーザIDを含んだコードシンボルを表示部306に表示させる(ステップS31)。なお、本例では、ユーザIDがコード決済用のコードシンボルに含めて表示されるものとして説明を進める。
続いて、POS装置10では、読取制御部151の制御によりユーザ端末30に表示されたコードシンボルからユーザID及び決済情報の読み取りを行う(ステップS12)。ユーザ特定部152は、ステップS12で読み取られたユーザIDを、商品を購入するユーザのユーザIDとして特定する(ステップS13)。ここで、特典情報取得部153は、ユーザ特定部152で特定されたユーザIDに基づき、特典情報の有無をサーバ装置40に問合せしてもよい。なお、本例では、特典情報が存在しないものとして説明を進める。
続いて、POS装置10の決済処理部155は、ステップS12で読み取られた決済情報に基づき、売上登録された商品を精算する決済処理(コード決済)を実行する(ステップS14)。そして、購入履歴送信部156は、今回の取引内容を示した購入履歴情報を生成すると、生成した購入履歴情報をサーバ装置40に送信する(ステップS15)。
サーバ装置40では、POS装置10から購入履歴情報が送信されると、購入履歴取得部451が購入履歴情報を取得する(ステップS41)。次いで、情報管理部452は、購入履歴取得部451が取得した購入履歴情報を、購入履歴テーブル4053に格納する(ステップS42)。
また、第2の販売方式で販売される商品を、ユーザ端末30を用いて購入する場合、自動販売機20、ユーザ端末30及びサーバ装置40は、例えば以下の処理を実行する。
まず、自動販売機20では、商品選択ボタン2062に対するユーザ操作を受け付けることで、選択受付部252が購入対象となる商品の選択を受け付ける(ステップS21)。
一方、ユーザ端末30では、ユーザは自身のユーザIDを自動販売機20に入力するため、操作部307を介してユーザIDの表示を指示する。コード表示部351は、ユーザ操作に応じて、ユーザIDを含んだコードシンボルを表示部306に表示させる(ステップS32)。
続いて、自動販売機20では、ユーザ端末30に表示されたコードシンボルからユーザID及び決済情報が読み取りを行う(ステップS22)。ユーザ特定部253は、ステップS22で読み取られたユーザIDを、商品を購入するユーザのユーザIDとして特定する(ステップS23)。
続いて、自動販売機20の決済処理部255は、ステップS22で読み取られた決済情報に基づき、選択された商品を精算する決済処理(コード決済)を実行する(ステップS24)。そして、購入履歴送信部156は、今回の取引内容を示した購入履歴情報を生成すると、生成した購入履歴情報をサーバ装置40に送信する(ステップS25)。
サーバ装置40では、自動販売機20から購入履歴情報が送信されると、購入履歴取得部451が購入履歴情報を取得する(ステップS43)。次いで、情報管理部452は、購入履歴取得部451が取得した購入履歴情報を、購入履歴テーブル4053に格納する(ステップS44)。
以上の処理により、サーバ装置40は、第1の販売方式及び第2の販売方式で販売された商品、つまりPOS装置10及び自動販売機20の各々で購入された商品の購入履歴を収集し一括で管理することができる。
次に、図12を参照して、サーバ装置40の動作例について説明する。ここで、図12は、サーバ装置40で実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理が実行されるタイミングは特に問わないものとする。例えば本処理は、購入履歴テーブル4053に購入履歴情報が格納される毎に、当該購入履歴情報に係るユーザのユーザIDについて実行する形態としてもよい。
まず、特典付与部453は、購入履歴テーブル4053に記憶された各ユーザの購入履歴情報と、付与条件テーブル4054に記憶された付与条件とを比較する(ステップS51)。次いで、特典付与部453は、購入履歴情報に含まれた商品の購入に係る条件が、付与条件を充足するか否かを判定する(ステップS52)。購入履歴情報の条件が付与条件を充足しない場合(ステップS52;No)、特典付与部453は、該当するユーザに特典を付与することなく処理を終了する。
一方、購入履歴情報の条件が付与条件を充足すると判定した場合(ステップS52;Yes)、特典付与部453は、該当するユーザのユーザIDに対応付けて、充足した付与条件に対応する特典情報を特典付与テーブル4055に登録する(ステップS53)。
以上の処理により、サーバ装置40は、第1の販売方式及び第2の販売方式で販売された商品、つまりPOS装置10及び自動販売機20の各々で購入された商品の購入履歴が付与条件を充足するユーザに対し特典を付与することができる。
次に、図13を参照して、POS装置10、ユーザ端末30及びサーバ装置40の動作例について説明する。ここで、図13は、POS装置10、ユーザ端末30及びサーバ装置40で行われる動作の一例を示すシーケンス図である。なお、図13では、自動販売機20を省略しているが、自動販売機20においてもPOS装置10と同様の動作(処理)が行われるものとする。
図11で説明したように、第1の販売方式で販売される商品を、ユーザ端末30を用いて購入する場合には、POS装置10とユーザ端末30とは、ステップS61、S71、S62及びS63の処理を順次行う。ここで、ステップS61〜S63、S71の処理は、上述したステップS11〜S13、S31と同様であるため説明を省略する。
続いて、特典情報取得部153は、ステップS63で特定されたユーザIDをサーバ装置40に問い合わせることで、当該ユーザIDに付与された特典情報の有無を確認する(ステップS64)。
サーバ装置40では、特典情報提供部454がユーザIDの問合せを受け付けると、当該ユーザIDに関連付けて記憶された特典情報を特典付与テーブル4055から読み出す(ステップS81)。次いで、特典情報提供部454は、読み出した特典情報を問合せ元のPOS装置10に提供(送信)する(ステップS82)。
POS装置10の特典情報取得部153は、サーバ装置40から特典情報を取得すると(ステップS65)、取得した特典情報を表示部2061に表示させることで、特典情報として提供されたクーポンの使用の有無をユーザに確認する(ステップS66)。ここで、特典情報の使用が指示されると、決済処理部155は、本取引の取引内容と、使用が指示されたクーポンの使用条件及び有効期限とを比較することで、クーポンを使用することが可能か否かを判定する(ステップS67)。
ここで、クーポンが使用可能な場合、決済処理部155は、コードシンボルから取得された決済情報に基づいて、売上登録された商品を精算する決済処理(コード決済)を実行する(ステップS68)。このとき、決済処理部155は、使用が指示されたクーポンの特典内容を適用した決済処理を実行する。
そして、購入履歴送信部156は、今回の取引内容を示した購入履歴情報を生成すると、生成した購入履歴情報とともに、決済処理に使用したクーポンのクーポンIDをサーバ装置40に送信する(ステップS69)。
サーバ装置40では、POS装置10から購入履歴情報とクーポンIDとが送信されると、購入履歴取得部451が購入履歴情報とクーポンIDとを取得する(ステップS83)。次いで、情報管理部452は、購入履歴取得部451が取得した購入履歴情報を、購入履歴テーブル4053に格納する(ステップS84)。
また、特典付与部453は、購入履歴情報に含まれるユーザIDと、クーポンIDとの組によって特定される特典情報を、特典付与テーブル4055から削除することで、使用済のクーポンを消尽させる(ステップS85)。
以上の処理により、サーバ装置40は、ユーザに付与した特典(クーポン)を、第1の販売方式及び第2の販売方式で販売される商品の購入時、つまりPOS装置10(及び自動販売機20)での商品の購入時に使用可能な状態とすることができる。
以上のように、サーバ装置40では、店舗STで販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得するとともに、自動販売機20で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得し、取得した購入履歴をユーザIDに関連付けて管理する。また、サーバ装置40は、購入履歴に含まれた商品の購入に係る条件が付与条件を充足する場合に、その購入履歴に関連するユーザに特典を付与する。
これにより、サーバ装置40では、店舗STと自動販売機20とで販売された商品の購入履歴を等しく取り扱うことができるため、複数の販売方式間で連携した特典付与サービスを効率的に行うことができる。したがって、サーバ装置40では、複数の販売方式間で連携した特典付与サービスを提供することができる。
また、サーバ装置40では、購入履歴に含まれる要素に基づき、商品の購入金額の合計値や、特定メーカの商品の購入金額の合計値、販売方式毎の購入金額の合計値等を付与条件とすることができる。したがって、サーバ装置40では、種々の条件で特典を付与することができるため、様々なニーズに応じた販促を効率的に行うことができる。
また、サーバ装置40では、ユーザIDを指定した問合せに応じて、当該ユーザIDに付された特典を示す特典情報を問合せ元の外部装置に提供する。これにより、サーバ装置40は、POS装置10や自動販売機20等の決済装置や、ユーザ端末30に特典情報を提供することができるため、第1の販売方式又は第2の販売方式で販売される商品をユーザが購入する際に、特典情報を使用させることができる。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態では、自動販売機20を用いた商品の販売方式を第2の販売方式としたが、これに限定されるものではない。例えば、ワゴン販売や移動販売等の無店舗型の販売方式等を第2の販売方式としてもよい。また、第2の販売方式は、店舗STでの第1の販売方式以外の販売方式であればよく、互いに異なる複数種類の販売方式を第2の販売方式としてもよい。
上述の実施形態では、自動販売機20を用いた商品の販売方式を第2の販売方式としたが、これに限定されるものではない。例えば、ワゴン販売や移動販売等の無店舗型の販売方式等を第2の販売方式としてもよい。また、第2の販売方式は、店舗STでの第1の販売方式以外の販売方式であればよく、互いに異なる複数種類の販売方式を第2の販売方式としてもよい。
これにより、本変形例に係る特典付与システム1では、店舗STによる第1の販売方式以外の様々な販売方式を第2の販売方式とすることができるため、様々な販売方式を連携させた特典付与サービスをユーザに提供することができる。したがって、特典付与システム1では、商品の販促をより効率的に行うことができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、サーバ装置40は、POS装置10の各々からユーザの購入履歴(購入履歴情報)を直接取得する形態を説明したが、これに限らず、例えば店舗ST単位で取得する形態としてもよい。この場合、例えば店舗ST内のPOS装置10で生成された購入履歴情報を一括管理する店舗サーバを店舗内ネットワークN2に設け、店舗サーバから購入履歴情報を取得する形態としてもよい。
上述の実施形態では、サーバ装置40は、POS装置10の各々からユーザの購入履歴(購入履歴情報)を直接取得する形態を説明したが、これに限らず、例えば店舗ST単位で取得する形態としてもよい。この場合、例えば店舗ST内のPOS装置10で生成された購入履歴情報を一括管理する店舗サーバを店舗内ネットワークN2に設け、店舗サーバから購入履歴情報を取得する形態としてもよい。
上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 特典付与システム
10 POS装置
20 自動販売機
30 ユーザ端末
40 サーバ装置
151 読取制御部
152 ユーザ特定部
153 特典情報取得部
154 売上登録部
155 決済処理部
156 購入履歴送信部
251 読取制御部
252 選択受付部
253 ユーザ特定部
254 特典情報取得部
255 決済処理部
256 購入履歴送信部
351 コード表示部
352 特典情報取得部
451 購入履歴取得部
452 情報管理部
453 特典付与部
454 特典情報提供部
10 POS装置
20 自動販売機
30 ユーザ端末
40 サーバ装置
151 読取制御部
152 ユーザ特定部
153 特典情報取得部
154 売上登録部
155 決済処理部
156 購入履歴送信部
251 読取制御部
252 選択受付部
253 ユーザ特定部
254 特典情報取得部
255 決済処理部
256 購入履歴送信部
351 コード表示部
352 特典情報取得部
451 購入履歴取得部
452 情報管理部
453 特典付与部
454 特典情報提供部
Claims (6)
- 第1の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する第1の取得手段と、
第2の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段及び前記第2の取得手段で取得された前記購入履歴を、前記ユーザを識別可能な情報に関連付けて管理する管理手段と、
前記購入履歴に含まれた前記商品の購入に係る条件が特典の付与に係る付与条件を充足する場合、前記購入履歴に関連するユーザに特典を付与する付与手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記購入履歴は、前記ユーザが購入した前記商品の購入金額を少なくとも含み、
前記付与手段は、前記ユーザの前記購入履歴に含まれた前記商品の購入金額の合計値が、前記付与条件に規定された前記合計値に係る条件を充足する場合に特典を付与する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記購入履歴は、前記ユーザが購入した前記商品の購入金額と当該商品を製造又は販売するメーカを示す情報とを少なくとも含み、
前記付与手段は、前記ユーザの前記購入履歴に含まれた前記商品のうち、前記付与条件に規定された特定メーカに該当する商品の購入金額の合計値が、当該付与条件に規定された前記合計値に係る条件を充足する場合に特典を付与する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記購入履歴は、前記ユーザが購入した前記商品の購入金額と当該商品の販売方式を示す情報とを少なくとも含み、
前記付与手段は、前記ユーザの前記購入履歴に含まれた商品の購入金額の前記販売方式毎の合計値が、前記付与条件に規定された前記販売方式毎の前記合計値に係る条件を充足する場合に特典を付与する請求項1に記載の情報処理装置。 - 特定のユーザを指定した問合せに応じて、当該ユーザに付与された特典を示す特典情報を問合せ元の外部装置に提供する提供手段を更に備える請求項1〜4の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置のコンピュータを、
第1の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する第1の取得手段と、
第2の販売方式で販売される商品を購入したユーザの購入履歴を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段及び前記第2の取得手段で取得された前記購入履歴を、前記ユーザを識別可能な情報に関連付けて管理する管理手段と、
前記購入履歴に含まれた前記商品の購入に係る条件が特典の付与に係る付与条件を充足する場合、前記購入履歴に関連するユーザに特典を付与する付与手段と、
して機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020065840A JP2021163305A (ja) | 2020-04-01 | 2020-04-01 | 情報処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020065840A JP2021163305A (ja) | 2020-04-01 | 2020-04-01 | 情報処理装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021163305A true JP2021163305A (ja) | 2021-10-11 |
Family
ID=78003522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020065840A Pending JP2021163305A (ja) | 2020-04-01 | 2020-04-01 | 情報処理装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021163305A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7190073B1 (ja) | 2022-03-29 | 2022-12-14 | Kddi株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
JP2023119708A (ja) * | 2022-02-17 | 2023-08-29 | フカダテック株式会社 | 自動販売機システム |
JP7569960B1 (ja) | 2024-08-05 | 2024-10-18 | PayPay株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
-
2020
- 2020-04-01 JP JP2020065840A patent/JP2021163305A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023119708A (ja) * | 2022-02-17 | 2023-08-29 | フカダテック株式会社 | 自動販売機システム |
JP7190073B1 (ja) | 2022-03-29 | 2022-12-14 | Kddi株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
JP2023146127A (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-12 | Kddi株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
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