JP2011002784A - ディジタルサイネージ装置とその制御処理方法及び制御処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 条件に合致したユーザを特定し、特定ユーザにとって最適な情報をプライバシーを損なうことなく表示可能とする。
【解決手段】 データベース11に格納されるユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツを情報出力装置13で視聴用に出力する場合に、視聴ユーザの人数と各ユーザの属性をユーザ把握装置14で把握し、演算装置15において、その人数が規定数を越えた場合にユーザそれぞれの共通属性をピックアップし、その共通属性が規定人数を超えたか否かを判定する。制御装置12は、通常、データベース11から予め決められたコンテンツを読み出させ、所定のスケジュールに沿って情報出力装置13に出力させるようにし、人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、共通属性に対応するコンテンツをデータベース11から読み出させ、情報出力装置13に優先的に出力させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 データベース11に格納されるユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツを情報出力装置13で視聴用に出力する場合に、視聴ユーザの人数と各ユーザの属性をユーザ把握装置14で把握し、演算装置15において、その人数が規定数を越えた場合にユーザそれぞれの共通属性をピックアップし、その共通属性が規定人数を超えたか否かを判定する。制御装置12は、通常、データベース11から予め決められたコンテンツを読み出させ、所定のスケジュールに沿って情報出力装置13に出力させるようにし、人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、共通属性に対応するコンテンツをデータベース11から読み出させ、情報出力装置13に優先的に出力させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、屋外広告や店舗内広告の手段として、または企業内で情報を周知する手段として、メッセージ等のディジタルコンテンツの情報を配信し表示するディジタルサイネージ(Digital Signage)装置とその制御処理方法及び制御処理プログラムに関する。
ディジタルサイネージ(Digital Signage)とは、表示と通信にディジタル技術を活用し、従来の印刷ポスター等に代わって、ディスプレイやプロジェクタ等によって映像や情報を表示する新たな公告媒体である。具体的には、映像や情報を伝えたい人々が集まっている場所(デパート、スーパーマーケット、銀行、ホテル、映画館、アミューズメントスポット(遊技場)、病院、空港、駅、美術館など)に表示装置(以下、サイネージ装置と呼ぶ)を設置し、その設置場所の視聴者(以下、ユーザ)層を想定して、効果的な映像や情報のディジタルコンテンツを準備し適宜表示させるものである。
ところで、ある繁華街において、交差点にディジタルサイネージ装置を設置し、マーケティング調査によってその繁華街の利用客に20歳代の女性が多いことが判明したとする。このケースでは、20歳代の女性向けのディジタルコンテンツを複数用意し、それらを繰り返して再生するのが一般的である。しかしながら、実際には、平均的に20歳代の女性が集まる繁華街であっても、時間帯によっては男性が多い場合や50歳代の方が多い場合がある。少なくとも一時的には、サイネージ装置の前にいるユーザと表示する情報が一致していない可能性がある。
上記のような問題を解決する例として、特許文献1に、ユーザの希望を受け付ける仕組みを有するディジタルサイネージ装置が示されている。この装置は、建物内のフロア情報を示すシステムに用いられ、普段は建物全体の情報を表示しておき、ユーザが表示ディスプレイにタッチして行きたいフロアを選択すると、そのフロアの詳細情報を表示させる仕組みを有するものである。
また、ディジタルサイネージ装置の他の例として、特許文献2に、ディスプレイ付近の状況をカメラで撮影してその映像を解析することで、ユーザのコンテンツ視聴時の注目度を正確かつ簡単に推定し、その推定結果から、ユーザの状況にマッチした最適なディジタルコンテンツを選択し、通常の表示内容に優先して表示させる構成が開示されている。
一般に、ディジタルサイネージ装置の前には、一人ではなく複数ユーザが存在する。この複数ユーザを把握するためには、ディスプレイ付近の状況をカメラで撮影して、その映像を解析することで複数ユーザを把握する方法、位置情報を検出できる携帯電話を利用してディスプレイ付近にいる複数ユーザを把握する方法などをユーザ把握装置とすることが考えられる。しかしながら、把握した複数ユーザの属性のうち、どのユーザに合わせて情報を表示すれば最適な表示となるかわからない。これが解決すべき第1の課題である。
また、ディジタルサイネージ装置の前にいるユーザ数は、全くいない状況、一人、数人、大勢と時間とともに変化する。ユーザ数が少ない場合、そのうちの特定のユーザに合わせた情報を表示した場合、特定したユーザと表示すべき情報がマッチしていればしているほど、その特定ユーザの嗜好や取得希望が他のユーザにわかってしまうというプライバシー上の課題が発生する。これが解決すべき第2の課題である。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので、複数ユーザの中から条件に合致したユーザを特定し、その特定ユーザにとって最適な情報を、プライバシーを損なうことなく出力可能とするディジタルサイネージ装置とその制御処理方法及び制御処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るディジタルサイネージ装置は以下のような態様とする。
(1)予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納する情報データベースと、前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを視聴用に出力する情報出力装置と、前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性を把握するユーザ把握装置と、前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定し、規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記情報データベースの読み出し、及び情報出力装置の出力スケジュールを制御する制御装置とを具備し、前記制御装置は、通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させるようにし、前記判定手段で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させる態様とする。
(1)予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納する情報データベースと、前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを視聴用に出力する情報出力装置と、前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性を把握するユーザ把握装置と、前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定し、規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記情報データベースの読み出し、及び情報出力装置の出力スケジュールを制御する制御装置とを具備し、前記制御装置は、通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させるようにし、前記判定手段で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させる態様とする。
(2)(1)の構成において、前記ユーザ把握装置は、予め前記ユーザそれぞれに識別情報を与えると共に前記識別情報に対応付けて前記ユーザ毎の属性を登録しておき、前記ユーザから前記識別情報を取得し、その識別情報に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握する態様とする。
(3)(1)の構成において、前記ユーザ把握装置は、予め前記ユーザの特徴と対応付けて属性を登録しておき、前記ユーザから前記特徴を取得し、その特徴に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握する態様とする。
また、本発明に係るディジタルサイネージ装置の制御処理方法は以下のような態様とする。
また、本発明に係るディジタルサイネージ装置の制御処理方法は以下のような態様とする。
(4)情報データベースに予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納し、前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを情報出力装置に送って視聴用に出力するディジタルサイネージ装置に用いられ、前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性をユーザ把握装置によって把握し、前記把握された結果に基づいて前記ディジタルコンテンツの提示内容を制御するディジタルサイネージ装置の制御処理方法であって、前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定し、規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定し、前記判定結果に基づいて前記情報データベースの読み出し、及び情報出力装置の出力スケジュールを制御するものとし、
通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させるようにし、前記判定手段で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させる態様とする。
通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させるようにし、前記判定手段で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させる態様とする。
(5)(4)において、前記ユーザの把握は、予め前記ユーザそれぞれに識別情報を与えると共に前記識別情報に対応付けて前記ユーザ毎の属性を登録しておき、前記ユーザから前記識別情報を取得し、その識別情報に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握する態様とする。
(6)(4)において、前記ユーザの把握は、予め前記ユーザの特徴と対応付けて属性を登録しておき、前記ユーザから前記特徴を取得し、その特徴に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握する態様とする。
また、本発明に係るディジタルサイネージ装置の制御処理プログラムは以下のような態様とする。
また、本発明に係るディジタルサイネージ装置の制御処理プログラムは以下のような態様とする。
(7)情報データベースに予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納し、前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを情報出力装置に送って視聴用に出力するディジタルサイネージ装置に用いられ、前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性をユーザ把握装置によって把握し、前記把握された結果に基づいて前記ディジタルコンテンツの提示内容を制御する制御処理をコンピュータに実行させるための制御処理プログラムであって、前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定する第1の判定処理と、規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定する第2の判定処理と、通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させる通常処理と、前記第1及び第2の判定処理で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させる共通属性処理とを備える態様とする。
すなわち、上記構成によるディジタルサイネージ装置、制御処理方法及び制御処理プログラムでは、例えば屋外広告や店舗内広告または企業内で情報を周知するためのディジタルサイネージにおいて、ユーザ把握装置により例えばディスプレイ等の情報出力装置の近傍にいる一部または全員のユーザの個々の属性を把握し、その結果から判定手段により多くのユーザに共通する属性を算出し、制御装置によってその共通属性に応じたディジタルコンテンツを優先的に出力するため、設置場所にいるユーザに合わせ、最適なディジタルコンテンツを、プライバシーを損なうことなく出力することができるようになる。
以上のように、本発明によれば、複数ユーザの中から条件に合致したユーザを特定し、その特定ユーザにとって最適な情報を、プライバシーを損なうことなく出力可能とするディジタルサイネージ装置とその制御処理方法及び制御処理プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係るディジタルサイネージ装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1において、情報データベース(DB)11には、予めユーザの性別や年齢層、嗜好に合う複数のディジタルコンテンツが格納され、制御装置12から指定されるディジタルコンテンツを順次読み出して情報出力装置13に出力する。この情報出力装置13はディスプレイ(図示せず)を備え、情報データベース11から読み出されたディジタルコンテンツを取り込み、制御装置12から指示されるスケジューリングに従って順次表示する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係るディジタルサイネージ装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。図1において、情報データベース(DB)11には、予めユーザの性別や年齢層、嗜好に合う複数のディジタルコンテンツが格納され、制御装置12から指定されるディジタルコンテンツを順次読み出して情報出力装置13に出力する。この情報出力装置13はディスプレイ(図示せず)を備え、情報データベース11から読み出されたディジタルコンテンツを取り込み、制御装置12から指示されるスケジューリングに従って順次表示する。
上記情報出力装置13の近傍には、ユーザ把握装置14が配置される。このユーザ把握装置14は、ディスプレイの前にいる個々のユーザU1〜Unの属性を把握するためのものである。ユーザ把握装置14にて収集したユーザ情報は、複数ユーザ特性演算装置15に送られる。この装置15は、集められたユーザ情報の統計処理を行い、所定の条件に従って把握された複数ユーザそれぞれに共通する属性を判別し、その共通属性を制御装置12に通知するものである。
制御装置12は、共通属性が通知された場合には、共通属性に対応するディジタルコンテンツの読み出しを情報データベース11に指定し、これによって読み出されたディジタルコンテンツをスケジューリング内容に優先して表示するように情報出力装置13に指示する。
上記構成において、以下に具体的な処理内容について説明する。
先ず、ユーザ把握装置14のユーザ属性の把握方法としては、例えばRF−ID(Ratio Frequency - Identification:いわゆる無線タグから発信される情報)が利用できる。
先ず、ユーザ把握装置14のユーザ属性の把握方法としては、例えばRF−ID(Ratio Frequency - Identification:いわゆる無線タグから発信される情報)が利用できる。
具体的には、RF−ID発信チップをポイントカード等の会員証に組み込み、ユーザに事前配布する方法が考えられる。この場合、ユーザから性別、年齢層、嗜好等のユーザ情報を提示してもらい、マーケティングに利用する許可を事前に取り付けておく。その上で、提示されたユーザ情報にRF−ID番号、ユーザ属性を対応付けてユーザ管理サーバに格納しておく。一方で、ディスプレイの近傍にRF−IDリーダを設置しておき、ディスプレイの近傍にいる会員証携帯ユーザから自動的にRF−ID番号を取得し、そのRF−ID番号を基にユーザ管理サーバから個々のユーザ属性を引き出す。これにより、ユーザ把握装置として機能することができる。
また、携帯電話機もユーザ把握装置として利用することができる。すなわち、携帯電話機に予めユーザの性別や年齢層、嗜好等のユーザ情報を記録しておき、そのユーザ情報を携帯電話システムの基地局による位置情報や携帯電話機に組み込まれたGPS(Global Positioning System:地球測位システム)情報と併せてパケット通信で送出するようにセットしておけば、ユーザ把握装置として機能させることができる。
ところで、ユーザの性別や年齢層、嗜好を携帯電話ネットワーク上のサーバに登録し、電話番号や登録IDなどユーザ識別番号をパケット通信で送出する方法も同じ機能となり得る。RF−IDや携帯電話を利用する方法は、事前に多くのユーザが何らかのデバイスを保有することが前提となる。この場合、対象となり得るユーザ全員がRF−IDや携帯電話を保有しておくことが望ましいが、統計的に偏りのない一部のユーザにのみRF−IDや携帯電話を保有させることで、実際のユーザ数やユーザ属性を推定することは可能である。
尚、最近では、ディスプレイの前にいるユーザをカメラで撮影し、その映像解析により、ユーザ数、ユーザ性別、ユーザ年齢層を高い確率で推測できるようになってきた。本技術は、ユーザの嗜好などの詳細なユーザ属性を必要としない場合に、ユーザ把握装置として利用することができる。このような映像解析を利用すると、何らかのデバイスをユーザに事前配布することなしに、ユーザ把握を実現することが可能となる。
上記いずれかのユーザ把握装置にて収集したユーザ情報は、複数ユーザ特性演算装置15に送られ、所定の条件に従って把握された複数ユーザそれぞれに共通する属性が判別されて制御装置12に通知される。制御装置12は、共通属性が通知された場合には、共通属性に対応するディジタルコンテンツの読み出しを情報データベース11に指定し、これによって読み出されたディジタルコンテンツをスケジューリング内容に優先して表示するように情報出力装置13に指示する。
図2は上記複数ユーザ特性演算装置15の具体的な処理内容を示す本装置のフローチャートである。図2において、まず、ユーザ把握装置14から受け取ったユーザ情報のから、サイネージ装置(ディスプレイ)の前にいるユーザの人数を把握する(ステップS1)。例えばRF−ID利用の場合には、RF−IDリーダで読み取れたRF−ID番号数をカウントすることで、その人数を把握することができる。
このようにして把握されたユーザ数が予め設定した人数x(例えば、x=2)以下であるか否かを判断し(ステップS2)、x人以下であれば、本装置の機能を動作させないように、制御装置12に事前設定したディジタルコンテンツをスケジュールに従って表示するように指示させる(ステップS3)。これにより、サイネージ装置の前にユーザが二人おり、いずれかのユーザに合わせた情報表示を行った場合、そのユーザの嗜好などの個人情報が他方のユーザに知られてしまう第2の課題を解決することができる。
次に、予め設定した人数xを超えるユーザが存在する場合、それら複数ユーザの属性情報(例えば、図3に示すような性別、年齢層、嗜好などで分類したユーザプロファイル)のうち、共通する属性の項目をピックアップし(ステップS4)、ピックアップされた共通属性が予め設定した人数yを超えるか判断し(ステップS5)、人数yを越える共通属性がある場合には、制御装置12にその共通属性に合わせたディジタルコンテンツを表示するように指示し(ステップS6)、ステップS1に戻ってユーザの人数を把握する。共通促成が人数yを越えない場合には、ステップS3に移行し、事前設定したディジタルコンテンツの表示を指示させる。
以上のように、本実施形態のサイネージ装置では、基本的に制御装置12に事前設定されたスケジューリングに従ってディジタルコンテンツを表示するものであるが、ユーザ把握装置14でユーザ数が把握され、複数ユーザ特性演算装置15が共通属性を見出した場合には、スケジューリング内容に優先して、該当するディジタルコンテンツを情報データベース11から読み出してディスプレイなどの情報出力装置13に表示するため、最適なコンテンツ表示が可能となり、これによって第1の課題を解決することができる。
以上、第1の実施形態によれば、第1及び第2の課題を解決するサイネージ装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
図4は本発明に係るディジタルサイネージ装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図4において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分の中心に説明する。
(第2の実施形態)
図4は本発明に係るディジタルサイネージ装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図4において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分の中心に説明する。
本実施形態は、サイネージ装置がネットワークとの親和性が高いという利点を利用し、制御装置12と情報データベース11をネットワーク上のサーバA側に、情報出力装置13、ユーザ把握装置14及び複数ユーザ特性演算装置15をネットワーク上のクライアントB側に配置して、それぞれを機能分割したものである。ユーザ把握装置14、複数ユーザ特性演算装置15の動作は第1の実施形態と同様である。
ここで、情報データベース11からのコンテンツ配信がネットワークの伝送速度により不安定になる場合には、クライアントB側に一時的にコンテンツを格納するテンポラリ情報データベース11′を配置しておくと、コンテンツを比較的安全に読み出し出力することが可能となる。サイネージ装置自体は、ネットワークの届くところであれば、全国各地に複数台設置することができる。勿論、各サイネージ装置は、互いに独立して最適なコンテンツを表示することが可能である。
以上、第2の実施形態によれば、第1及び第2の課題を解決するサイネージ装置を実現し、全国各地に設置して運用することができる。特に本発明によるディジタルサイネージ装置とその方法及びプログラムを、屋外広告や店舗内広告または企業内で情報を周知するため手段として用いることにより、表示するディジタルコンテンツをサイネージ装置の前にいる実際のユーザに効果的に訴求することが可能となる。
以上、第2の実施形態によれば、第1及び第2の課題を解決するサイネージ装置を実現し、全国各地に設置して運用することができる。特に本発明によるディジタルサイネージ装置とその方法及びプログラムを、屋外広告や店舗内広告または企業内で情報を周知するため手段として用いることにより、表示するディジタルコンテンツをサイネージ装置の前にいる実際のユーザに効果的に訴求することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…情報データベース、11′…テンポラリ情報データベース、12…制御装置、13…情報出力装置、14…ユーザ把握装置、15…複数ユーザ特性演算装置、A…サーバ、B…クライアント、U1〜Un…ユーザ。
Claims (7)
- 予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納する情報データベースと、
前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを視聴用に出力する情報出力装置と、
前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性を把握するユーザ把握装置と、
前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定し、規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて前記情報データベースの読み出し、及び情報出力装置の出力スケジュールを制御する制御装置と
を具備し、
前記制御装置は、通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させるようにし、前記判定手段で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させることを特徴とするディジタルサイネージ装置。 - 前記ユーザ把握装置は、予め前記ユーザそれぞれに識別情報を与えると共に前記識別情報に対応付けて前記ユーザ毎の属性を登録しておき、前記ユーザから前記識別情報を取得し、その識別情報に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握することを特徴とする請求項1記載のディジタルサイネージ装置。
- 前記ユーザ把握装置は、予め前記ユーザの特徴と対応付けて属性を登録しておき、前記ユーザから前記特徴を取得し、その特徴に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握することを特徴とする請求項1記載のディジタルサイネージ装置。
- 情報データベースに予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納し、前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを情報出力装置に送って視聴用に出力するディジタルサイネージ装置に用いられ、前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性をユーザ把握装置によって把握し、前記把握された結果に基づいて前記ディジタルコンテンツの提示内容を制御するディジタルサイネージ装置の制御処理方法であって、
前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定し、
規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定し、
前記判定結果に基づいて前記情報データベースの読み出し、及び情報出力装置の出力スケジュールを制御するものとし、
通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させるようにし、
前記判定手段で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させることを特徴とするディジタルサイネージ装置の制御処理方法。 - 前記ユーザの把握は、予め前記ユーザそれぞれに識別情報を与えると共に前記識別情報に対応付けて前記ユーザ毎の属性を登録しておき、前記ユーザから前記識別情報を取得し、その識別情報に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握することを特徴とする請求項4記載のディジタルサイネージ装置の制御処理方法。
- 前記ユーザの把握は、予め前記ユーザの特徴と対応付けて属性を登録しておき、前記ユーザから前記特徴を取得し、その特徴に基づいて前記登録情報から該当ユーザの属性を把握することを特徴とする請求項4記載のディジタルサイネージ装置の制御処理方法。
- 情報データベースに予め決められたユーザの属性に対応付けられたディジタルコンテンツの情報を格納し、前記情報データベースから読み出されるディジタルコンテンツを情報出力装置に送って視聴用に出力するディジタルサイネージ装置に用いられ、前記情報出力装置から出力されるディジタルコンテンツを視聴可能なユーザの人数と各ユーザの属性をユーザ把握装置によって把握し、前記把握された結果に基づいて前記ディジタルコンテンツの提示内容を制御する制御処理をコンピュータに実行させるための制御処理プログラムであって、
前記ユーザ把握装置で把握される人数が規定数を越えたか否かを判定する第1の判定処理と、
規定数を越えた場合には前記ユーザそれぞれの共通属性をピックアップして規定人数を超えたか否かを判定する第2の判定処理と、
通常、前記情報データベースから予め決められたディジタルコンテンツを読み出させ、予め決められたスケジュールに沿って前記情報出力装置に出力させる通常処理と、
前記第1及び第2の判定処理で前記人数が規定数を越え、共通属性が規定人数を超えた場合には、前記共通属性に対応するディジタルコンテンツを前記情報データベースから読み出させ、前記情報出力装置に優先的に出力させる共通属性処理と
を備えることを特徴とするディジタルサイネージ装置の制御処理プログラム。
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