JP2011002533A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製のフレームを用いて液晶表示パネルおよびセルケースを回路基板に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネルの誤表示などを防ぐことが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネルと、この液晶表示パネルが保持されるセルケースと、このセルケースの背後に配置された回路基板5と、液晶表示パネルおよびセルケースを回路基板5に組み付けるための金属製のフレーム7とを備え、フレーム7に設けられ先端側に係止部731を有する挿通部73を回路基板5に設けられた孔部53(被挿通部)に挿通させた後、係止部731を回路基板5の裏面側に係止することによって液晶表示パネルおよびセルケースが回路基板5に組み付けられるように構成した液晶表示装置に於いて、回路基板5の裏面側に挿通部73から一定間隔離間してアースパターン54を形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両に備えられる液晶表示装置に関し、特に静電気防止構造を備えた液晶表示装置に関するものである。
静電気の帯電による液晶表示パネルの誤表示や電子部品の破壊を防ぐように構成した液晶表示装置としては、例えば下記特許文献1あるいは特許文献2がある。特許文献1の液晶表示装置は、その図2に記載されている様に、プリント基板1に設けた孔1cに金属製の保持ケース7の挿入部7aを挿通する。すると、挿入部7aに設けられた爪7bの先端箇所がプリント基板1の裏面に設けたアースパターン1bに接触すると共に、保持ケース7がプリント基板1に組み付けられる。これにより、保持ケース7を通して静電気をアースパターン1bへと放電させることができるというものである。また、特許文献2の液晶表示装置は、金属フレーム5の端部に形成した固定爪9を回路基板2の爪穴6に挿入して屈曲させ、この屈曲箇所を回路基板2の裏面側に設けた接地パッド8に接触させるようにしたものである。これにより、特許文献1と同様に、金属フレーム5を通して静電気は接地パッド8に放電されるというものである。
特開平2−304589号公報 特開平5−188388号公報
しかしながら、特許文献1に於いては、挿入部7aに設けられた爪7bののこぎり歯状箇所がアースパターン1bを削ってしまう可能性があり、それにより削れゴミが発生してしまうという問題点がある。また、特許文献2に於いても固定爪9を屈曲させる際に接地パッド8を削ってしまう可能性があり、それにより削れゴミが発生してしまうという問題点がある。
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、金属製のフレームを用いて液晶表示パネルおよびセルケースを回路基板に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネルの誤表示などを防ぐことが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するため、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルが保持されるセルケースと、このセルケースの背後に配置された回路基板と、前記液晶表示パネルおよび前記セルケースを前記回路基板に組み付けるための金属製のフレームとを備え、前記フレームに設けられ先端側に係止部を有する挿通部を前記回路基板に設けられた被挿通部に挿通させた後、前記係止部を前記回路基板の裏面側に係止することによって前記液晶表示パネルおよび前記セルケースが前記回路基板に組み付けられるように構成した液晶表示装置に於いて、前記回路基板の裏面側に前記挿通部および前記係止部から一定間隔離間してアースパターンを形成したものである。
また、前記挿通部または前記係止部と前記アースパターンとの間隔は0.1mmから1.0mmの範囲内であるものである。
また、前記アースパターンは、少なくとも前記挿通部に対応した前記被挿通部を囲むように形成されているものである。
金属製のフレームを用いて液晶表示パネルおよびセルケースを回路基板に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネルの誤表示などを防ぐことが可能な液晶表示装置を得ることができる。
本発明の第1実施形態を示す液晶表示装置の分解斜視図である。 同液晶表示装置の断面図(図1に於けるA−A方向を示す)である。 同液晶表示装置の要部を示す裏面図である。 本発明の第2実施形態を示す液晶表示装置の要部裏面図である。 本発明の第3実施形態を示す液晶表示装置の要部断面図である。 同液晶表示装置の要部を示す裏面図(図5の裏面)である。 本発明の第4実施形態を示す液晶表示装置の要部断面図である。 同液晶表示装置の要部を示す裏面図(図7の裏面)である。
本発明の第1実施形態を図1から図3に基づいて説明する。液晶表示装置は、透過型の液晶表示パネル1と、この液晶表示パネル1の背後に配置されたシート状の拡散板2と、液晶表示パネル1および拡散板2が保持されるセルケース3と、セルケース3の背後に配置され液晶表示パネル1および拡散板2を背後から照明する光源としての発光ダイオード4や液晶表示パネル1を駆動させる回路(図示せず)などが実装された硬質の回路基板5と、液晶表示パネル1に形成された電極部(図示せず)と回路基板5の回路とを電気的に接続する通電部材としての例えば導電ゴム6と、液晶表示パネル1やセルケース3を回路基板5に組み付けるための金属製のフレーム7などを備えている。
液晶表示パネル1は、詳細は図示しないが周知の如く、前側ガラス基板11と後側ガラス基板12との間に液晶分子を封入し、各々のガラス基板11,12に例えばスモーク調の偏光膜を貼ったものである。そして、各ガラス基板11,12の電極部に導電ゴム6を介して外部測定量に応じた信号(電圧)が印加されると、車両の作動状態(例えば車両の速度や走行距離、或いは燃料残量)などが表示される液晶表示部が黒色で現れるようになっている。液晶表示部以外の背景部は、発光ダイオード4の点灯によって透過照明されるようになっている。
導電ゴム6は、詳細は図示しないが、長手方向に沿って導電層と絶縁層とが交互に積層された積層構造となっており、液晶表示パネル1の前側ガラス基板11の裏面側に引き回し形成された電極端子13と回路基板5に引き回し形成された回路端子51との間に介在し、電極端子13と回路端子51との間に密着することで回路基板5と液晶表示パネル1との導通を図る弾性を有する通電部材である。
拡散板2は、発光ダイオード4からの光を液晶表示パネル1の裏面側に均一に導くもので、外形は液晶表示パネル1とほぼ同じである。この拡散板2は、図示しないが、例えば無色透明な合成樹脂であるポリカーボネート樹脂からなるシート材の表面(液晶表示パネル1側の面)に白色の透過層が印刷してある。また、裏面(発光ダイオード4側)には、拡散板2を照射した光が全面ほぼ均一となって液晶表示パネル1側に出射する様な調光印刷(網点印刷など)が施してある。また、長手方向の両縁部にはセルケース3との位置決めとなる位置決め片21が突設してある。なお、拡散板2は透過性を有する例えば乳白色である合成樹脂製のシート材であっても良い。
セルケース3は、例えば白色の合成樹脂からなり、拡散板2および液晶表示パネル1が保持される側壁31と、この側壁31に形成され拡散板2と液晶表示パネル1の周縁がそれぞれ載置される拡散板載置面311およびパネル載置面312と、発光ダイオード4に対応して設けられた開口穴321を有する底壁32と、液晶表示パネル1に形成された電極端子13に対応した側壁31A箇所に沿って側壁31Aの外側に平行に設けられた外壁33を有している。この外壁33を設けることによって側壁31Aとの間に形成される空所S1に導電ゴム6が挿入(配置)されることになる。空所S1の大きさは導電ゴム6の厚さとほぼ等しくしてある。
また、拡散板2の四隅に対応したセルケース3の側壁31,31A箇所に、拡散板2の縁部上面を係止する抑え片34が設けてある。
また、底壁32の適宜箇所には位置決めピン322が突き出し形成されている。この位置決めピン322は回路基板5に設けられた位置決め孔52に挿入され、セルケース3と回路基板5との位置決めとなるものである。
フレーム7は、厚さ0.5mmの金属板をプレス加工したものであり、液晶表示パネル1の周縁上面を連続的に覆う枠状の覆い部71と、この覆い部71からセルケース3の側壁31および外壁33に沿って回路基板5側に延びる枠状の側部72と、側部72の適宜箇所に設けられ下端側に係止部731を有する挿通部73とからなる。この係止部731を有する挿通部73は側部72の適宜箇所に複数設けてある。本実施形態に於ける係止部731は、挿通部73の下端に挿通部73とは直交する方向に突き出した突片である。
この係止部731および挿通部73は、回路基板5箇所に設けられた被挿通部である長円形の孔部53に挿通される。そして、図3に示す様に、破線で示す位置にあった係止部731を捻ることによって係止部731が回路基板5の裏面側に係止されるものである。この係止部731が捻られる回路基板5の領域(図3に示す点集合領域)を係止領域Z1とする。なお、覆い部71と液晶表示パネル1の周縁上面との間には合成ゴムシート8が配置してある。この合成ゴムシート8は覆い部71と液晶表示パネル1との緩衝用であって、予めフレーム7の覆い部71に貼ってある。
回路基板5は、例えばエポキシ樹脂系の材料からなり、発光ダイオード4の他に図示しないが液晶表示パネル1を駆動させる駆動回路や発光ダイオード4を点灯させる電源回路などが実装されている。また、裏面側の孔部53の近傍には銅箔よりなるアースパターン54が挿通部73から一定間隔離間して形成してある(図3に斜線で示す箇所)。本実施形態に於ける孔部53の幅L1は1.0mmであり、孔部53とアースパターン54との間隔L2は0.5mmとしてある。また、アースパターン54は、孔部53を囲むように形成されているが、係止領域Z1には形成されていない。なお、図示しないが、孔部53周りのアースパターン54箇所は、その銅箔面が露出している。露出した銅箔面以外の箇所はレジスト(樹脂皮膜)によって覆われている。また、アースパターン54を形成する箇所は、複数の孔部53の内の少なくとも1個の孔部53の周りで良い。
液晶表示装置の組み付けは次の様にして行う。先ず、セルケース3の位置決めピン322を回路基板5の位置決め孔52に挿入して、セルケース3を回路基板5上に配置する。次に、拡散板2を撓ませながら抑え片34と拡散板載置面311との間に拡散板2を挿入する。これによって、拡散板2の縁部上面が抑え片34によって係止され、セルケース3に保持されることになる。そして、セルケース3に形成された空所S1に導電ゴム6を配置する。
次に、セルケース3のパネル裁置面312に液晶表示パネル1を載置して、液晶表示パネル1の上方側よりフレーム7を装着する。その際、フレーム7に設けられた係止部731および挿通部73をセルケース3の外壁33および側壁31に沿わせながら移動させ、係止部731を有する挿通部73を回路基板5に設けられた孔部53に挿通させる。そして、前述した様に回路基板5の裏面側で各係止部731を捻る。
この際、挿通部73が孔部53の中でどちらか一方(図3中、上側または下側の何れか一方)に片寄ることが考えられる。仮に、挿通部73が図3中、上側に片寄った場合、挿通部73とアースパターン54との間隔L3は0.5mmとなる。反対側(下側)の挿通部73とアースパターン54との間隔L3Aは1.0mmとなるが、各部品の寸法バラツキによっては1.0mmより僅かに広くなることも有り得る。なお、本実施形態に於ける係止部731とアースパターン54との間隔は1.0mm以上となっている。
この様にすることによって、液晶表示パネル1がセルケース3に保持されると共に、回路基板5に組み付けられる。なお、液晶表示パネル1はセルケース3の側壁31に圧入固定止め、或いは側壁31に弾性を有する係止片を設けて所謂フック止めとしても良い。また、拡散板2も抑え片34で拡散板2の縁部上面を抑える方法に限定するものではなく、圧入止め、フック止めなど任意である。
上述した様に、液晶表示パネル1と、この液晶表示パネル1が保持されるセルケース3と、このセルケース3の背後に配置された回路基板5と、液晶表示パネル1およびセルケース3を回路基板5に組み付けるための金属製のフレーム7とを備え、フレーム7に設けられ先端側に係止部731を有する挿通部73を回路基板5に設けられた孔部53に挿通させた後、係止部731を回路基板5の裏面側に係止することによって液晶表示パネル1およびセルケース3が回路基板5に組み付けられるように構成した液晶表示装置に於いて、回路基板5の裏面側に挿通部73および係止部731から一定間隔離間してアースパターン54を形成したことにより、従来の様に係止部731を回路基板5の裏面側で捻った際に銅箔よりなるアースパターン54と接触することが無く、削れゴミの発生を抑えることができる。
また、係止部731および挿通部73はアースパターン54と接触していないが、静電気は挿通部73から挿通部73の近くにあるアースパターン54へと放電される。この様に、金属製のフレーム7を用いて液晶表示パネル1およびセルケース3を回路基板5に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネル1の誤表示などを防ぐことが可能となる。
また、挿通部73とアースパターン54との間隔L3が0.5mmと接近しており、且つ挿通部73とアースパターン54とが接触していないため、挿通部73とアースパターン54との接触によるゴミの発生を抑えながら、静電気を確実に挿通部73からアースパターン54へと放電させることができる。なお、挿通部73とアースパターン54との間隔L3は1.0mm以内であれば、静電気は確実に挿通部73からアースパターン54へと放電されるので、挿通部73とアースパターン54との間隔は0.1mmから1.0mmの範囲内であれば良い。
また、アースパターン54を孔部53を囲むように形成することによって、挿通部73が孔部53の中でどちらか一方に片寄ったとしても、アースパターン54に近づいた側は、挿通部73とアースパターン54とが接近するため、静電気は確実に挿通部73からアースパターン54へと放電される。従って、例えば孔部53の幅L1が1.0mmより広かったとしても、挿通部73がアースパターン54に近づいた側は挿通部73とアースパターン54との間隔L3またはL3Aが確実に1.0mm以内となり、アースとしての機能は果たせるので、挿通部73の片寄り方向が一定方向となるようにして係止部731を捻る必要がなく、組み付け性が良い。
図4は、本発明の第2実施形態を示す液晶表示装置の要部裏面図である。なお、前記第1実施形態と同一もしくは相当箇所には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。前記第1実施形態に於いては、アースパターン54は係止領域Z1を除いて孔部53全体をほぼ囲むように形成したが、本実施形態では挿通部73に対応した孔部53を囲むように形成したものであり、係止部731側の孔部53周りにはアースパターン54が形成されていない。即ち、係止部731が捻られる回路基板5の係止領域Z1(図4に示す点集合領域)には、必然的にアースパターン54が形成されないことになる。
この様に構成したことによって、前記第1実施形態と同様に、金属製のフレーム7を用いて液晶表示パネル1およびセルケース3を回路基板5に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネル1の誤表示などを防ぐことが可能となる。また、アースパターン54を挿通部73に対応した孔部53のみを囲むように形成することにより、係止部731を捻る際、図4中、孔部53を挟んだ係止領域Z1とは反対側の領域もアースパターン54が形成されていないため、上下方向のどちら側に係止部731を捻ってもアースパターン54と接触することがないので、係止部731を捻る際の方向性が無く作業性が良い。この様に、アースパターン54は、少なくとも挿通部73に対応した孔部53を囲むように形成されていれば良いものである。
なお、前記第1実施形態および前記第2実施形態に於いて、アースパターン54を形成する領域は図3および図4中、孔部53(挿通部73)の上側領域または下側領域の何れか一方側であっても良い。その際、挿通部73はアースパターン54形成側に片寄っていることが望ましいが、アースパターン54が形成されていない側に挿通部73が片寄ったとしても、挿通部73とアースパターン54との間隔が1.0mm以内で有ればアースとしての機能が果たせるので問題は生じない。
図5は、本発明の第3実施形態を示す液晶表示装置の要部断面図であり、図6はその裏面図である。なお、前記各実施形態と同一もしくは相当箇所には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。本実施形態は、フレーム7に設けられた係止部731を回路基板5に係止する際の構造が前記各実施形態とは異なる。
フレーム7は、前記各実施形態と同様に、厚さ0.5mmの金属板をプレス加工したものであり、側部72には下端側に係止部731を有する挿通部73が設けてある。本実施形態に於ける係止部731は、挿通部73の下端側に挿通部73と同幅で延長された突片である。この係止部731および挿通部73は、回路基板5箇所に設けられた被挿通部である長円形の孔部53に挿通される。そして、図5に示す様に、下端側である係止部731を回路基板5の裏面側で折り曲げることによって係止部731が回路基板5の裏面側に係止されるものである。この係止部731が折り曲げられる回路基板5の領域(図6に示す点集合領域)を係止領域Z1とする。
回路基板5の裏面側の孔部53近傍には、銅箔よりなるアースパターン54が形成してある(図6に斜線で示す箇所)。前記各実施形態と同様に、孔部53の幅L1は1.0mmであり、孔部53とアースパターン54との間隔L2は0.5mmとしてある。本実施形態に於けるアースパターン54は、係止部731を折り曲げた側とは反対側に形成してある。従って、必然的に係止領域Z1にはアースパターン54が形成されていない。なお、図示しないが、アースパターン54形成箇所は、その銅箔面が露出している。露出した銅箔面以外の箇所はレジストによって覆われている。
液晶表示装置の組み付けに於いて、係止部731を回路基板5の裏面側に折り曲げる際、挿通部73は孔部53の中でアースパターン54とは反対側に片寄ることが考えられる。しかし、片寄った状態であっても挿通部73とアースパターン54との間隔L3が0.1mmから1.0mmの範囲内となるように設定しておくことによって、静電気は確実に挿通部73からアースパターン54へと放電される。
この様に、前記各実施形態と同様、金属製のフレーム7を用いて液晶表示パネル1およびセルケース3を回路基板5に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネル1の誤表示などを防ぐことが可能となる。
図7は、本発明の第4実施形態を示す液晶表示装置の要部断面図であり、図8はその裏面図である。なお、前記各実施形態と同一もしくは相当箇所には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。本実施形態は、フレーム7に設けられた係止部731を回路基板5に係止する際の構造が前記各実施形態とは異なる。
フレーム7は、前記各実施形態と同様に、厚さ0.5mmの金属板をプレス加工したものであり、側部72には下端側に係止部731を有する挿通部73が設けてある。本実施形態に於ける係止部731は、挿通部73の下端側に断面がレ字状に突き出し形成された突片である。この係止部731および挿通部73は、回路基板5箇所に設けられた被挿通部である長円形の孔部53に挿通される。その際、挿通部73あるいは係止部731が係止部731の背面側に撓みながら孔部53に挿入され、係止部731が孔部53を抜けた時点で挿通部73あるいは係止部731が元の位置に戻って、図7に示す様に、係止部731が回路基板5の裏面側に係止されるものである。この係止部731が係止される回路基板5の領域(図8に示す点集合領域)を係止領域Z1とする。
回路基板5の裏面側の孔部53周りには、銅箔よりなるアースパターン54が形成してある(図8に斜線で示す箇所)。前記各実施形態と同様に、孔部53の幅L1は1.0mmであり、孔部53とアースパターン54との間隔L2は0.5mmとしてある。アースパターン54は、孔部53を囲むように形成されているが、係止領域Z1にはアースパターン54が形成されていない。また、アースパターン54は係止部731の周りにも形成されており、係止部731とアースパターン54との間隔L3Aは0.1mmから1.0mmの範囲内となるようにしてある。なお、図示しないが、孔部53および係止部731周りのアースパターン54箇所は、その銅箔面が露出している。露出した銅箔面以外の箇所はレジストによって覆われている。
液晶表示装置の組み付けに於いて、係止部731が回路基板5の裏面側に係止される際、挿通部73は孔部53の中で係止部731側に片寄る。しかし、片寄った状態であっても挿通部73とアースパターン54との間隔L3が1.0mmであるため、静電気は挿通部73からアースパターン54へと放電される。更に、係止部731とアースパターン54との間隔L3Aも0.1mmから1.0mmの範囲内となるようにしてあるため、静電気はここからもアースパターン54へと放電されるようになる。
この様に、前記各実施形態と同様、金属製のフレーム7を用いて液晶表示パネル1およびセルケース3を回路基板5に組み付ける際に、ゴミの発生を抑制しながら静電気の帯電による液晶表示パネル1の誤表示などを防ぐことが可能となる。本実施形態に於いては、孔部53を囲むようにアースパターン54を形成したが、挿通部73または係止部731とアースパターン54との間隔が確実に0.1mmから1.0mmの範囲内となるようになっていれば、図8中、アースパターン54は孔部53の右側或いは係止部731の左側のみであっても良い。
なお、本発明は液晶表示装置が速度計や回転計などを備えた車両用の計器装置に組み込まれる場合であっても適用でき、その場合、セルケースあるいは回路基板は計器装置を構成する計器ケースや回路基板と一体であっても良い。
1 液晶表示パネル
3 セルケース
5 回路基板
53 孔部(被挿通部)
54 アースパターン
7 フレーム
73 挿通部
731 係止部

Claims (3)

  1. 液晶表示パネルと、この液晶表示パネルが保持されるセルケースと、このセルケースの背後に配置された回路基板と、前記液晶表示パネルおよび前記セルケースを前記回路基板に組み付けるための金属製のフレームとを備え、前記フレームに設けられ先端側に係止部を有する挿通部を前記回路基板に設けられた被挿通部に挿通させた後、前記係止部を前記回路基板の裏面側に係止することによって前記液晶表示パネルおよび前記セルケースが前記回路基板に組み付けられるように構成した液晶表示装置に於いて、前記回路基板の裏面側に前記挿通部および前記係止部から一定間隔離間してアースパターンを形成したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記挿通部または前記係止部と前記アースパターンとの間隔は0.1mmから1.0mmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記アースパターンは、少なくとも前記挿通部に対応した前記被挿通部を囲むように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
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