JP2011000926A - 特装車 - Google Patents

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Abstract

【課題】レシーバータンク内の回収物を残らず排出することのできる特装車を提供する。
【解決手段】レシーバータンク2と、該レシーバータンク2内に回収物を吸引回収する吸引回収手段3と、該レシーバータンク2内の回収物を圧送して排出する圧送排出手段5とを搭載した特装車において、上記レシーバータンク2内の回収物を攪拌させるために洗浄水やエアを送り込むことのできる攪拌手段を、上記圧送排出手段5とは別に備える。
【選択図】図1

Description

本発明は特装車に関し、詳しくは、レシーバータンク内の回収物を効率的に排出するための技術に関する。
汚泥等の湿式回収物や、ペレット等の乾式回収物をレシーバータンク内に回収して搬送する特装車として、例えば特許文献1に記載の特装車が知られている。
上記特装車は、図7〜図9に示すようなもので、レシーバータンク2と、該レシーバータンク2内に回収物を吸引回収する吸引回収手段3と、該レシーバータンク2内の回収物を圧送して排出する圧送排出手段5とを搭載することで、特装車Aを構成している。
図9に示すように、上記吸引回収手段3は、吸引ブロア1が及ぼす吸引エアによってレシーバータンク2内を負圧にし、吸引口32を通じてレシーバータンク2に回収物を吸引回収するものであり、レシーバータンク2に対して2次キャッチャー27、3次キャッチャー29、吸引ブロア1、4次キャッチャー30をこの順に接続することで構成している。吸引ブロア1は、動力取出軸31の回転によって駆動される。
2次キャッチャー27と吸引ブロア1との間には、3次キャッチャー29の前後に、乾湿切替弁35,36,69を設けている。上記各弁35,36,69の切り替えによって、3次キャッチャー29を通過させない場合の仕様(湿式回収仕様)と、3次キャッチャー29を通過させる場合の仕様(乾式回収仕様)とが、切り替え自在になっている。吸引ブロア1から4次キャッチャー30を通過して清浄化された吸引エアは、排気口41を通じて外部に吐出される。
上記圧送排出手段5は、コンプレッサー4や吸引ブロア1が及ぼす圧力エアによって、レシーバータンク2内の回収物を圧送するものである。図9に示すように、コンプレッサー4を用いた圧送排出手段5は、レシーバータンク2の湿式用排出口6を通じて湿式回収物を圧力排出するための湿式用排出エア経路8と、レシーバータンク2の乾式用排出口7を通じて乾式回収物を圧力排出するための乾式用排出エア経路9と、上記二つのエア経路8,9を切替える切替え手段10によって構成される。
湿式用排出エア経路8と乾式用排出エア経路9は、切替え手段10を構成する切替弁43,44を介して、コンプレッサー4からのエアを送り出すエア経路42に接続されている。コンプレッサー4は、動力取出軸31によって必要に応じて駆動される。
湿式用排出エア経路8は、レシーバータンク2の上部に配置したフロー口45に接続されており、該フロー口45を経てレシーバータンク2内に吹き込んだエアが湿式回収物の界面を上方から加圧し、レシーバータンク2底部の湿式用排出口6を通じて該湿式回収物を排出させる。このとき、湿式用排出口6の近傍に設けた湿式用インジェクターノズル15を通じてもコンプレッサー4からのエアが注入され、さらに排出力を高めるように設けている。
乾式用排出エア経路9は、レシーバータンク2の最後部に設けた曲がり管47の一端側に、空隙11を隔てて接続されている。曲がり管47は、その他端側に乾式用排出口7を形成したものである。曲がり管47と乾式用排出エア経路9の間の空隙11には、フィルタ12を配置している。
乾式回収物を圧力排出する場合には、コンプレッサー4からのエアをエア経路42、乾式用排出エア経路9、空隙11、曲がり管47を経て乾式用排出口7から吐出させ、この際に、曲がり管47を通じて湿式回収物を乾式用排出口7から排出させる。このとき、乾式用排出口7の近傍に設けた乾式用インジェクターノズル25を通じてもコンプレッサー4からのエアが注入され、さらに排出力を高めるように設けている。
なお、コンプレッサー4からのエアによって湿式回収物や乾式回収物を圧送する場合には、レシーバータンク2のフロー口45の近傍に設けた切替弁46を閉弁させておく。
吸引ブロア1を用いた圧送排出手段5は、湿式回収物を圧送するためのエアを吸引ブロア1側から送り込むものである。具体的には、負荷解放弁67と乾湿切替弁35と切替弁68,46を開き、切替弁65,69と乾湿切替弁36と切替弁66を閉じたうえで、吸引ブロア1を駆動させる。この駆動によって、負荷解放弁67を通じて外気を導入し、ブロア排気路70からフロー口45を経てレシーバータンク2内に外気を吹き込むことができる。
言い換えれば、レシーバータンク2内の湿式回収物や乾式回収物を排出するための圧送排出手段5は、レシーバータンク2の湿式用排出口6から湿式回収物を排出させるために該レシーバータンク2内にエアを供給する湿式用圧送排出手段13と、レシーバータンク2の乾式用排出口7から乾式回収物を排出させるために該レシーバータンク2内にエアを供給する乾式用圧送排出手段14とからなる。
この湿式用圧送排出手段13は、コンプレッサー4によって湿式用排出エア経路8にエアを送り込む構成と、吸引ブロア1によってブロア排気路70にエアを送り込む構成とからなる。また、乾式用圧送排出手段14は、コンプレッサー4によって乾式用排出エア経路9にエアを送り込む構成からなる。
したがって、図7〜図9に示す従来の特装車Aによれば、汚泥等の湿式回収物をレシーバータンク2内に吸引して回収することと、ペレット等の乾式回収物をレシーバータンク2内に吸引して回収することが可能である。そして、レシーバータンク2内に湿式回収物を回収した場合には、該湿式回収物を、湿式用排出エア経路8を通じてレシーバータンク2内にエアを吹き込むことで湿式用排出口6から排出できる。レシーバータンク2内に乾式回収物を回収した場合には、該乾式回収物を、乾式用排出エア経路9を通じてレシーバータンク2内にエアを吹き込むことで乾式用排出口7から排出できる。
また、図7や図8に示すダンプシリンダー50を伸張させることによって、レシーバータンク2を、湿式用排出口6や乾式用排出口7を設けてある後部側が下となるようにダンプアップすることができる(図7中の白抜き矢印参照)。このダンプアップにより、乾式および湿式回収物の排出効率を高めることができる。
しかし、上記した従来の特装車Aにおいては、湿式および乾式回収物のいずれにおいても、これら回収物をレシーバータンク2内から残らず排出することが困難な場合がある。
具体的には、例えば湿式回収物として汚泥をレシーバータンク2内に吸引回収した場合、該汚泥の一部は排出されずに残留することが多い。これは、時間経過により、レシーバータンク2内にて汚泥が汚水と泥炭に分離され、流動性が大幅に低下するからである。そのため、レシーバータンク2をダンプアップして湿式用排出エア経路8からエアを吹き込むだけでは、汚泥(泥炭)を残らず排出することが困難である。
また、例えば乾式回収物としてペレットをレシーバータンク2内に吸引回収した場合にも、やはり該ペレットの一部は排出されずに残留することが多い。これは、ペレットを構成するビニールや綿の繊維等が絡み合って流動性が悪くなるからである。そのため、レシーバータンク2をダンプアップして乾式用排出エア経路9からエアを吹き込むだけでは、ペレットを残らず排出することが困難である。
特開2007−98989号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、レシーバータンク内の回収物を残らず排出することのできる特装車を提供することを、課題とする。
上記課題を解決するために本発明を、レシーバータンク2と、該レシーバータンク2内に回収物を吸引回収する吸引回収手段3と、該レシーバータンク2内の回収物を圧送して排出する圧送排出手段5とを搭載した特装車Aにおいて、上記レシーバータンク2内の回収物を攪拌させるための攪拌手段を、上記圧送排出手段5とは別に備えたものとする。
上記構成からなる本発明の特装車Aによれば、レシーバータンク2内に流動性の低い回収物が貯留されている場合であっても、上記攪拌手段によりレシーバータンク2内で回収物を攪拌させ、流動性を高めたうえで、圧送排出手段5によって排出することができる。
上記攪拌手段としては、攪拌用の洗浄水をレシーバータンク2内に送り出す攪拌用洗浄水経路17を備えることや、あるいは、攪拌用のエアをレシーバータンク2内に送り出す攪拌用エア経路18を備えることが好ましい。
このように、攪拌用洗浄水経路17を通じて洗浄水を送り出すように設けた場合には、特に汚泥等の湿式回収物をレシーバータンク2内に貯留している場合に、該湿式回収物を洗浄水により攪拌して流動性を高めることができる。また、攪拌用エア経路18からエアを送り出すように設けた場合には、特にペレット等の乾式回収物をレシーバータンク2内に貯留している場合に、該湿式回収物をエアにより攪拌して流動性を高めることができる。
また、上記圧送排出手段5として、レシーバータンク2の湿式用排出口6から湿式回収物を排出させるために該レシーバータンク2内にエアを供給する湿式用圧送排出手段13と、レシーバータンク2の乾式用排出口7から乾式回収物を排出させるために該レシーバータンク2内にエアを供給する乾式用圧送排出手段14とを備えたうえで、上記攪拌手段として、攪拌用の洗浄水をレシーバータンク2内に送り出す攪拌用洗浄水経路17と、攪拌用のエアをレシーバータンク2内に送り出す攪拌用エア経路18とを備えることも好ましい。
このようにすることで、共通のレシーバータンク2内に、汚泥等の湿式回収物やペレット等の乾式回収物を回収することができ、レシーバータンク2内に湿式回収物を貯留している場合には、攪拌用洗浄水経路17を通じて洗浄水を送り出すことで該湿式回収物の流動性を高めたうえで排出することができ、レシーバータンク2内に乾式回収物を貯留している場合には、攪拌用エア経路18を通じてエアを送り出すことで該乾式回収物の流動性を高めたうえで排出することができる。
このとき、レシーバータンク2内に洗浄水またはエアを噴出させることのできる攪拌用配管55を設け、該攪拌用配管55を、上記攪拌用洗浄水経路17と上記攪拌用エア経路18の一方に接続させることが好ましい。このようにすることで、レシーバータンク2内に備えてある共通の攪拌用配管55を通じて、湿式回収物に対しては攪拌用の洗浄水を噴出させ、乾式回収物に対しては攪拌用のエアを噴出させることができる。
さらにこのとき、上記攪拌用配管55として、レシーバータンク2の内側面近傍に噴出口22を有する側部攪拌用配管19と、レシーバータンク2の内底面近傍に噴出口28を有する底部攪拌用配管23とを備えることが好ましい。
このようにすることで、レシーバータンク2の内側面近傍の箇所や、レシーバータンク2の内底面近傍の箇所から、それぞれ洗浄水やエアを噴出させることができる。特に、ある程度堆積した状態にある汚泥等の湿式回収物に対しては、側部攪拌用配管19の噴出口22を通じて洗浄水を噴出させることで、効率的に攪拌させることができる。また、ある程度堆積した状態にあるペレット等の乾式回収物に対しては、底部攪拌用配管23の噴出口28を通じてエアを噴出させて吹き上げるようにすることで、効率的に攪拌させることができる。
本発明は、レシーバータンク内の回収物を拡散させて流動性を高めたうえで、該レシーバータンク内から残らず排出することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における一例の特装車の構成を示す説明図である。 同上のタンク周りの攪拌用配管を図1と直交する角度からみた説明図である。 一例の特装車における洗浄水の流れを示す説明図である。 同上の洗浄水の流れを図3と直交する角度からみた説明図である。 一例の特装車におけるエアの流れを示す説明図である。 同上のエアの流れを図5と直交する角度からみた説明図である。 従来の特装車の側面図である。 同上の特装車の平面図である。 同上の特装車の構成を示す説明図である。
本発明を、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1〜図6には、本発明の実施形態における一例の特装車Aを示している。なお、本例の特装車Aの基本的な構成は、図7〜図9に基づいて上記した従来の特装車Aの構成と同様である。そのため、以下においては、上記した従来の特装車Aと同様の構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、従来の特装車Aとは相違する特徴的な構成についてのみ詳述する。
図1、図2に示すように、本例の特装車Aにおいては、レシーバータンク2内の回収物(湿式回収物や乾式回収物)を攪拌させるための攪拌手段を、該回収物をエアにより圧送して排出する圧送排出手段5とは別に備えている。上記攪拌手段は、レシーバータンク2内に洗浄水を噴出させるための攪拌用洗浄水経路17と、レシーバータンク2内にエアを噴出させるための攪拌用エア経路18とを用いて構成したものである。
上記攪拌用洗浄水経路17は、消火栓等の外部給水源80からレシーバータンク2内に洗浄水を供給するための配管であって、レシーバータンク2に沿うように伸びる側部攪拌用配管19に対して、切替弁20を介して接続させている。側部攪拌用配管19は、前側に1本、左右に2本の都合5本の分岐管21を分岐させて設けた配管であり、各分岐管21の先端に噴出口22を有している。各分岐管21の噴出口22は、レシーバータンク2の内側面近傍に位置している。つまり、レシーバータンク2の前内側面の近傍に一つの噴出口22があり、レシーバータンク2の左右内側面の近傍にそれぞれ二つの噴出口22がある。各噴出口22はレシーバータンク2の内底面から所定距離h1を隔てて位置し、且つ該内底面にむけて開口している。
上記攪拌用エア経路18は、レシーバータンク2内に攪拌用のエアを供給するための配管であって、レシーバータンク2に沿うように伸びる底部攪拌用配管23に対して、切替弁24を介して接続させている。底部攪拌用配管23は、前後に一本ずつの分岐管26を分岐させて設けた配管であり、各分岐管26の先端に噴出口28を有している。各分岐管26の噴出口28は、ともにレシーバータンク2の内底面中央部の近傍に位置し、且つ該内底面にむけて開口している。なお、底部攪拌用配管23の各噴出口28とレシーバータンク2の内底面との間の所定距離h2は、側部攪拌用配管19の各噴出口22と該内底面との間の所定距離h1よりも、充分に小さく設定してある。
そして、側部攪拌用配管19の各分岐管21よりも上流側の箇所と、底部攪拌用配管23の各分岐管26よりも上流側の箇所とを、攪拌切替弁33を有する接続管34を通じて接続させている。
側部攪拌用配管19における接続管34との接続箇所よりも下流側であり且つ各分岐管21の分岐箇所よりも上流側の箇所には、切替弁37を設けている。各分岐管21には管継手38を設けており、該管継手38によって、各分岐管21のレシーバータンク2内に露出する部分を取外し自在としている。
また、底部攪拌用配管23の各分岐管26には、切替弁39と管継手40とを設けており、該管継手40によって、各分岐管21のレシーバータンク2内に露出する部分を取外し自在としている。
上記のように本例の特装車Aでは、レシーバータンク2内に洗浄水またはエアを噴出するための攪拌用配管55として、側部攪拌用配管19と底部攪拌用配管23とを備え、攪拌切替弁33を介して両配管19,23を接続させ、さらに、側部攪拌用配管19と底部攪拌用配管23にはそれぞれ切替弁37,39を設けている。したがって、各弁33,37,39の開閉を切り替えることによって、攪拌用の洗浄水やエアを、側部攪拌用配管19と底部攪拌用配管23の両方または一方から吐出させることができる。
なお、レシーバータンク2内にエアを送り出すエア経路42の途中には、外部エア源81からエア供給するための外部エア経路48を接続させている。この外部エア経路48中には切替弁49を配している。したがって、エア経路42を通じてレシーバータンク2内にエアを供給するためのエア源としては、コンプレッサー4と外部エア源81が利用可能である。
図3、図4には、レシーバータンク2内に洗浄水を噴出させて汚泥等の湿式回収物を攪拌させる場合を示している。図中の白抜き矢印で示すように、図示の場合においては側部攪拌用配管19と底部攪拌用配管23の両方の噴出口22,28を通じて、攪拌用の洗浄水をレシーバータンク2内に噴出するように設定している。
この場合、攪拌用洗浄水経路17および側部攪拌用配管19を接続させる切替弁20と、側部攪拌用配管19の切替弁37と、接続管34の攪拌切替弁33と、底部攪拌用配管23の切替弁39とを開き、攪拌用エア経路18および底部攪拌用配管23を接続する切替弁24を閉じたうえで、消火栓等の外部給水源80から攪拌用洗浄水経路17に洗浄水を供給する。
これにより、側部攪拌用配管19の前側の噴出口22と左右の噴出口22とを通じて、レシーバータンク2の内側面に沿って下方に勢いよく洗浄水が吐出されるとともに、底部攪拌用配管23の前後一対の噴出口28を通じて、レシーバータンク2の内底面に向けて下方に勢いよく洗浄水が吐出される。レシーバータンク2内に貯留される汚泥等の湿式回収物は、上記洗浄水によって勢いよく攪拌され、流動性が大幅に向上する。
上記攪拌によって流動性を向上させた後は、圧送排出手段5(湿式用圧送排出手段13)によりレシーバータンク2内に供給したエアによって、攪拌済みの湿式回収物の界面を上方から加圧し、レシーバータンク2底部の湿式用排出口6を通じて排出させる。上記攪拌と排出を同時に行ってもよい。
なお、側部攪拌用配管19の噴出口22と、底部攪拌用配管23の噴出口28の両方からでなく、片方からだけ洗浄水を噴出させることも可能である。側部攪拌用配管19の噴出口22からだけ洗浄水を噴出させるには、攪拌用洗浄水経路17および側部攪拌用配管19を接続させる切替弁20と、側部攪拌用配管19の切替弁37とを開き、接続管34の攪拌切替弁33を閉じたうえで、消火栓等の外部給水源80から攪拌用洗浄水経路17に洗浄水を供給すればよい。
また、底部攪拌用配管23の噴出口28からだけ洗浄水を噴出させるには、攪拌用洗浄水経路17および側部攪拌用配管19を接続させる切替弁20と、接続管34の攪拌切替弁33と、底部攪拌用配管23の切替弁39とを開き、側部攪拌用配管19の切替弁37と、攪拌用エア経路18および底部攪拌用配管23を接続する切替弁24とを閉じたうえで、消火栓等の外部給水源80から攪拌用洗浄水経路17に洗浄水を供給すればよい。
ここで、ある程度堆積した状態にある汚泥等の湿式回収物を攪拌させる場合には、内底面から所定距離h1を隔てた位置にある側部攪拌用配管19の噴出口22を通じて、洗浄水を噴出させることが好ましい。ある程度排出し終えた残りの湿式回収物を攪拌させる場合等には、底部攪拌用配管23の噴出口28を通じて噴出させた洗浄水によっても好適に攪拌させることができる。
ところで、本例の特装車Aのような側部攪拌用配管19や底部攪拌用配管23をレシーバータンク2に配した構造とするとき、レシーバータンク2内に汚泥等の湿式回収物を吸引回収する際に、側部攪拌用配管19や底部攪拌用配管23の噴出口22,28内に湿式回収物が浸入し、該噴出口22,28を詰まらせるという虞がある。
これに対して本例の特装車Aでは、吸引回収時には噴出口22,28から微量のエアをレシーバータンク2内に吐出させるように設けることで、該噴出口22,28内への湿式回収物の浸入を防止している。
具体的には、吸引回収時には攪拌用洗浄水経路17の上流端を外部給水源80に接続するのではなく外気に開放させ、且つ、切替弁20を微開放させておく。また、洗浄水を噴出させるときと同様に、切替弁37と攪拌切替弁33と切替弁39は開き、切替弁24は閉じておく。
吸引回収時にレシーバータンク2内は負圧(−0.09Mpa程度)となるので、攪拌用洗浄水経路17、側部攪拌用配管19および底部攪拌用配管23を通じて、負圧により外気が吸引導入され、噴出口22,28の閉塞を防止するためのエアとして、該噴出口22,28からレシーバータンク2内に吐出される。
切替弁20の開度は、閉塞防止用の上記エアが吸引回収作業に影響を与えない程度の微量となるように調整する。そのため、切替弁20の上流側または下流側近傍に連成計(図示せず)を設け、該連成計の指示圧が大気圧程度を保つように切替弁20の開度を調整する。このような閉塞防止用のエアの吐出を、後述の乾式回収物を吸引回収する際に行ってもよいことは勿論である。
図5、図6には、レシーバータンク2内にエアを噴出させてペレット等の乾式回収物を攪拌させる場合を示している。図中の黒塗り矢印で示すように、図示の場合においては、攪拌用配管55をなす側部攪拌用配管19と底部攪拌用配管23の両方の噴出口22,28の両方を通じて、攪拌用のエアをレシーバータンク2内に噴出するように設定している。
この場合、攪拌用エア経路18および底部攪拌用配管23を接続する切替弁24と、接続管34の攪拌切替弁33と、底部攪拌用配管23の切替弁39と、側部攪拌用配管19の切替弁37とを開き、湿式用および乾式用排出エア経路8,9の切替弁43,44と、湿式および乾式用インジェクターノズル15,25の切替弁51,52と、攪拌用洗浄水経路17および側部攪拌用配管19を接続させる切替弁20とを閉じたうえで、コンプレッサー4と外部エア源81の片方または両方からエア経路42内にエアを供給する。
これにより、側部攪拌用配管19の前側の噴出口22と左右の噴出口22とを通じて、レシーバータンク2の内側面に沿って下方に勢いよくエアが吐出されるとともに、底部攪拌用配管23の前後一対の噴出口28を通じて、レシーバータンク2の内底面に向けて下方に勢いよくエアが吐出される。レシーバータンク2内に貯留されるペレット等の湿式回収物は、上記エアによって勢いよく攪拌され、これにより流動性が向上する。
上記攪拌によって流動性を向上させた後は、圧送排出手段5(乾式用圧送排出手段14)によりレシーバータンク2内に供給したエアによって、攪拌済みの乾式回収物を曲がり管47内に順次吸引し、乾式用排出口7を通じて排出させる。上記攪拌と排出を同時に行ってもよい。
なお、側部攪拌用配管19の噴出口22と、底部攪拌用配管23の噴出口28の両方からでなく、片方からだけエアを噴出させることも可能である。側部攪拌用配管19の噴出口22からだけエアを噴出させるには、攪拌用エア経路18および底部攪拌用配管23を接続する切替弁24と、接続管34の攪拌切替弁33と、側部攪拌用配管19の切替弁37とを開き、湿式用および乾式用排出エア経路8,9の切替弁43,44と、湿式および乾式用インジェクターノズル15,25の切替弁51,52と、攪拌用洗浄水経路17および側部攪拌用配管19を接続させる切替弁20と、底部攪拌用配管23の切替弁39とを閉じたうえで、エア経路42内にエアを供給すればよい。
また、底部攪拌用配管23の噴出口28からだけエアを噴出させるには、攪拌用エア経路18および底部攪拌用配管23を接続する切替弁24と、底部攪拌用配管23の切替弁39とを開き、湿式用および乾式用排出エア経路8,9の切替弁43,44と、湿式および乾式用インジェクターノズル15,25の切替弁51,52と、接続管34の攪拌切替弁33とを閉じたうえで、エア経路42内にエアを供給すればよい。
ここで、ある程度堆積した状態にあるペレット等の乾式回収物を攪拌させる場合には、内底面中央部の近傍にある底部攪拌用配管23の噴出口28を通じて、エアを噴出させることが好ましい。これは、堆積された乾式回収物に対しては、その底部中央からエアで巻き上げるようにすることで、効率の良い攪拌が可能となるからである。
特に図示例では、底部攪拌用配管23の噴出口28を、前斜め下方を向くように開口させている。これにより、乾式回収物を攪拌させて流動性を高めたうえで、曲がり管47を配してあるレシーバータンク2の後部寄りの箇所に、乾式回収物を集積させることができる。
ところで、本例の特装車Aは湿式回収物と乾式回収物の両方を回収および排出できるものであるが、湿式回収物と乾式回収物の一方だけを回収および排出する特装車Aにおいても、同様の構成が適用可能である。
つまり、湿式回収物だけを回収および排出する特装車Aであれば、レシーバータンク2内の回収物を攪拌させるための攪拌手段として、上記攪拌用エア経路18等を省いた構成とすればよい。また、乾式回収物だけを回収および排出する特装車Aであれば、攪拌手段として、上記攪拌用洗浄水経路17等を省いた構成とすればよい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
2 レシーバータンク
3 吸引回収手段
5 圧送排出手段
6 湿式用排出口
7 乾式用排出口
13 湿式用圧送排出手段
14 乾式用圧送排出手段
17 攪拌用洗浄水経路
18 攪拌用エア経路
19 側部攪拌用配管
22 噴出口
23 底部攪拌用配管
28 噴出口
55 攪拌用配管
A 特装車

Claims (6)

  1. レシーバータンクと、該レシーバータンク内に回収物を吸引回収する吸引回収手段と、該レシーバータンク内の回収物を圧送して排出する圧送排出手段とを搭載した特装車において、上記レシーバータンク内の回収物を攪拌させるための攪拌手段を、上記圧送排出手段とは別に備えることを特徴とする特装車。
  2. 上記攪拌手段として、攪拌用の洗浄水をレシーバータンク内に送り出す攪拌用洗浄水経路を備えることを特徴とする請求項1に記載の特装車。
  3. 上記攪拌手段として、攪拌用のエアをレシーバータンク内に送り出す攪拌用エア経路を備えることを特徴とする請求項1に記載の特装車。
  4. 上記圧送排出手段として、レシーバータンクの湿式用排出口から湿式回収物を排出させるために該レシーバータンク内にエアを供給する湿式用圧送排出手段と、レシーバータンクの乾式用排出口から乾式回収物を排出させるために該レシーバータンク内にエアを供給する乾式用圧送排出手段とを備え、上記攪拌手段として、攪拌用の洗浄水をレシーバータンク内に送り出す攪拌用洗浄水経路と、攪拌用のエアをレシーバータンク内に送り出す攪拌用エア経路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の特装車。
  5. レシーバータンク内に洗浄水またはエアを噴出させることのできる攪拌用配管を設け、該攪拌用配管を、上記攪拌用洗浄水経路と上記攪拌用エア経路の一方に選択的に接続させることを特徴とする請求項4に記載の特装車。
  6. 上記攪拌用配管として、レシーバータンクの内側面近傍に噴出口を有する側部攪拌用配管と、レシーバータンクの内底面近傍に噴出口を有する底部攪拌用配管とを備えることを特徴とする請求項5に記載の特装車。
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