JP2010537844A - 研磨製品用メラミンメチロール - Google Patents

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Abstract

研磨製品は、複数の研磨粒子と、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であるメラミンメチロールの水性分散液を含む樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーを含む。組成物はまた、尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂等のホルムアルデヒドベースの樹脂も含む。メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法119条または365条により、2007年9月21日出願の米国仮特許出願第60/994,830号の優先権を主張する。上記出願の全教示内容が、参照により本明細書に援用される。
ホルムアルデヒドは、尿素ホルムアルデヒドとフェノールホルムアルデヒドベース樹脂系の一般的な副生成物である。遊離ホルムアルデヒドは、一般的に、ボンド、コートおよび不織研磨製品の製造の際、かかる樹脂系の処理中に放出され、健康被害を招く恐れがある。
数種の捕捉剤を用いて、尿素ホルムアルデヒドおよびフェノールホルムアルデヒド樹脂からの遊離ホルムアルデヒドの放出が減じられてきた。公知の捕捉剤の中で、最も一般的なのは、ポリアクリルアミドと尿素である。しかしながら、典型的に用いられるこれら捕捉剤はそれぞれ、用いる研磨製品の性能特性の大幅な減少を招く。
従って、組み込まれる製品の性能を大きく減じることなく、遊離ホルムアルデヒドの放出を最小にする、またはなくす、尿素ホルムアルデヒドおよびフェノールホルムアルデヒド樹脂が必要とされている。
本発明は、概して、研磨製品、研磨製品を形成するのに用いる硬化性樹脂、遊離ホルムアルデヒドの少ないホルムアルデヒドベースの樹脂を用いて研磨製品を形成する方法、および遊離ホルムアルデヒドの少ないホルムアルデヒドベースの樹脂バインダーを用いた研磨製品でワークピースを研磨する方法に関する。
一実施形態において、本発明は、複数の研磨粒子と、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であるメラミンメチロールの水性分散液を含む樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーとを含む研磨製品に関する。樹脂組成物はまた、ホルムアルデヒドベースの樹脂、例えば、尿素−またはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂も含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。
他の実施形態において、本発明は、pHが約8〜約10の範囲で、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2のメラミンメチロールの水性分散液を含む硬化性樹脂組成物に関する。硬化性樹脂組成物はまた、ホルムアルデヒドベースの樹脂も含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。
pHが約8〜約10の範囲で、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2のメラミンメチロールの水性分散液を含む硬化性樹脂組成物を作製する方法も本発明に含まれる。本方法は、メラミンメチロールの水性分散液を、ホルムアルデヒドベースの樹脂と混合することを含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。
本発明のさらなる実施形態は、複数の研磨粒子を硬化性樹脂と混合することを含む、研磨製品を作製する方法に関する。硬化性樹脂は、pHが約8〜約10の範囲で、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2のメラミンメチロールの水性分散液を含む。硬化性樹脂組成物はまた、ホルムアルデヒドベースの樹脂も含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。硬化性組成物を硬化して、研磨製品を製造する。
さらに他の実施形態において、本発明は、研磨製品を加工面に、加工面の一部を除去する研磨動作で適用することを含む、加工面を研磨する方法に関する。研磨製品は、複数の研磨粒子と、樹脂バインダーとを含む。樹脂バインダーは、pHの範囲が約8〜約10で、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2のメラミンメチロールの水性分散液を含む樹脂組成物から硬化される。樹脂組成物はまた、ホルムアルデヒドベースの樹脂を含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールの総重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。
本発明は多くの利点を有する。例えば、ホルムアルデヒドベースの樹脂と上述したメラミンメチロールを含む樹脂組成物を用いると、樹脂組成物の処理中放出される遊離ホルムアルデヒドの量を大幅に減じることができる。さらに、遊離ホルムアルデヒドの減少は、樹脂組成物の硬化により得られる尿素−ホルムアルデヒド樹脂およびフェノール−ホルムアルデヒド樹脂等のホルムアルデヒドベースの樹脂中で生じる。また、遊離ホルムアルデヒドの減少は、典型的に、樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーを組み込む研磨製品の性能を大幅に減じることなく生じる。
本発明のコート研磨製品の一実施形態の概略断面図である。 本発明のコート研磨製品の他の実施形態の概略断面図である。
前述したことは、本発明の実施形態の以下のより具体的な説明から明らかとなろう。
本発明は、pHが約8〜約10(例えば、pHが約8.5〜約10)で、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2のメラミンメチロールの水性分散液を用いる。メラミンメチロールは、改善された加水分解および熱特性を備えた比較的安定なものである。当該技術分野において公知の従来のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂は、概して、2段階の反応、すなわち、メチロール(−CH−OH)基の形成と、メチロール基の縮合反応(または重合反応)により、メラミンとホルムアルデヒドから調製される。典型的に、1つのメラミン単位のメチロール基のアミン(−NH)基または他のメラミン単位のメチロール基との縮合反応は、触媒の存在下、酸性または中性状態で生じる。1つのメラミン単位のメチロール基と他のメラミン単位のアミン基間の縮合により、2つの異なるメラミン単位を結合するメチレン架橋(−CH−)が形成される。1つのメラミン単位のメチロール基と他のメラミン単位のメチロール基間の縮合により、2つの異なるメラミン単位を結合するジメチレンエーテル架橋(−CH−O−CH−)が形成される。かかる従来のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂とは異なり、本発明で用いるメラミンメチロールは、メラミンとホルムアルデヒドを、塩基性条件(例えば、pH8.5〜10)で、触媒を用いずに、あるいは、縮合反応のための従来のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂に用いられる、酸性または中性条件で混合することにより調製される。次に、メラミンとホルムアルデヒド間の反応から形成されたメラミンメチロールは、後の使用のため、例えば、ホルムアルデヒドベースの樹脂およびメラミンメチロールを含む樹脂組成物を調製するために、pH約8〜約10の塩基性水性媒体中で保持される。特定の理論に拘束されるものではないが、塩基性媒体は、従来のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂において典型的に生じる大量縮合反応を防ぐ。同じく特定の理論に拘束されるものではないが、本発明において用いるメラミンメチロールでは、縮合反応しなかったメチロール基を、尿素−ホルムアルデヒドおよびフェノール−ホルムアルデヒド樹脂等のホルムアルデヒドベースの樹脂において遊離ホルムアルデヒドの捕捉に利用することができるものと考えられる。
一実施形態において、メラミンメチロール水性分散液は、メラミンメチロール分散液を作製するのに用いるメラミンおよびホルムアルデヒドの総重量を基準にして、少なくとも約10重量%の遊離メラミンメチロールと、低縮合メラミンメチロールを含む。「遊離」メラミンメチロールとは、他のメラミン−ホルムアルデヒド生成物に結合していないメラミン−ホルムアルデヒド生成物を意味する。遊離メラミンメチロールは、以下の構造式により表わされる化合物を含む。

式中、各Qは、独立して、−NH、−NH−CHOHまたは−N(CHOH)であり、3つのQのうち少なくとも1つが、−NH−CHOHまたは−N(CHOH)のいずれかである。「低縮合」メラミンメチロールとは、メチレン結合またはジメチレンエーテル架橋のいずれかにより結合した、50未満の限られた数のメラミン単位を有するメラミン−ホルムアルデヒド生成物を意味する。好ましい実施形態において、メラミンメチロール水性分散液は、メラミンメチロール分散液を製造するのに用いるメラミンとホルムアルデヒドの総重量を基準にして、少なくとも20重量%、より好ましくは少なくとも約35重量%、さらにより好ましくは少なくとも約50重量%の遊離メラミンメチロールおよび低縮合メラミンメチロールを含む。
本発明で用いるメラミンメチロールの水性分散液は、ホルムアルデヒドの水溶液を、メラミンと、水性媒体中、好適なリアクタ、例えば、攪拌器と縮合器を備えたリアクタにおいて混合することにより調製される。混合物のメラミン対ホルムアルデヒドモル比は、約1:1〜1:3.2の範囲である。ホルムアルデヒドの水溶液のpHを、例えば、NaOHを添加することにより、約8〜約10に調整し、ホルムアルデヒド溶液の総重量を基準にして、約6重量%以下のメタノールを含む。メラミンの水性媒体のpHは、約7.5〜約10、好ましくは約8.5〜約10、より好ましくは約9〜約10、さらにより好ましくは約9である。
典型的に、好適な市販のメラミンおよびホルムアルデヒドを本発明においては用いることができる。例えば、商業等級のメラミンおよびホルムアルデヒドを用いることができる。一実施形態において、水性ホルムアルデヒド溶液はホルマリンであり、約37.5重量%のホルムアルデヒドを含む。好ましい実施形態において、メタノールをホルムアルデヒド溶液に添加して、ホルムアルデヒドを安定化し、パラ−ホルムアルデヒドの形成を防ぐ。特に好ましい実施形態において、水溶液中のメタノールの量は、約1重量%〜約10重量%の範囲のメタノール、例えば、約6重量%または約3重量%のメタノールである。
メラミンとホルムアルデヒドの混合物のpHは、好適な塩基性溶液、例えば、NaOHの溶液(例えば、2N NaOH溶液)の添加により、pHが約8〜約10となるように調整する。好ましくは、メラミンとホルムアルデヒドの混合物のpHは、約8.5〜約10、例えば、約8.5〜約9.5または約9〜約10となるように調整する。
具体的な実施形態において、次に、反応混合物を好適な温度まで、メラミンが全てまたは添加したメラミンの大部分が溶解するのに十分な時間にわたって加熱する。より具体的な一実施形態において、反応混合物を、約85℃〜約95℃の範囲の温度に、例えば、約3時間〜約10時間(例えば、約4時間〜約7時間、または約4.5時間〜約6.75時間)にわたって維持する。他のより具体的な実施形態において、反応混合物を、約90℃の温度に、例えば、約6時間45分の期間にわたって維持して、添加したメラミンの全てまたは大部分を溶解する。好ましくは、反応前のpH調整中、反応混合物の温度は、概して、1℃の範囲以内の温度で維持される。
メラミンメチロールのメラミン対ホルムアルデヒドモル比は約1:1〜1:3.2、例えば、約1:1.6、約1:1.7または約1:2である。具体的な実施形態において、メラミンメチロールのメラミン対ホルムアルデヒドモル比は、約1:1〜約1:2、より具体的には約1:1.5〜約1:2である。
メラミンメチロール分散液のpHは約8〜約10の範囲である。好ましくは、pHは約8.0〜約9の範囲である。より好ましくは、pHは約8.2〜約8.8の範囲である。さらにより好ましくは、pHは約8.5である。
好ましくは、メラミンメチロール分散液の固形分は、メラミンメチロール水性分散液の総重量を基準にして、約65重量%未満である。より好ましくは、固形分は、約30重量%〜約65重量%の範囲である。さらにより好ましくは、固形分は、約45重量%〜約65重量%の範囲、または約50重量%〜約60重量%、例えば、約59重量%である。
メラミンメチロール水性分散液の粘度は、分散液の特定の用途に応じて調整することができる。好ましくは、メラミンメチロール水性分散液の粘度は、約25℃で、約50cps〜約800cpsである。より好ましくは、粘度は、約25℃で、約100cps〜約500cps、例えば、約300cpsである。
具体的な一実施形態において、本発明で用いるメラミンメチロール分散液の粘度は、約300cps、固形分は約59重量%、pHは約8.5である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、上述したメラミンメチロールとホルムアルデヒドベースの樹脂の水性分散液を含む。メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する。メラミンメチロール含量は、メラミンメチロール水性分散液を作製するのに用いるメラミンとホルムアルデヒドの重量での総量に対応する。具体的な実施形態において、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約5重量%〜約30重量%を構成する。他の具体的な実施形態において、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約5重量%〜約20重量%を構成する。さらに他の具体的な実施形態において、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約8重量%〜約13重量%を構成する。メラミンメチロール分散液の好ましい構成を含む特徴は上述したとおりである。
本発明の硬化性樹脂組成物の一実施形態において、樹脂組成物は、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2、好ましくは約1:1〜約1:2、pHが約8.2〜約9の範囲のメラミンメチロールの水性分散液を含む。具体的な一実施形態において、樹脂組成物は、ホルムアルデヒドベースの樹脂を含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%(例えば、約10重量%〜約50重量%、約10重量%〜約30重量%、好ましくは約5重量%〜約20重量%、約5重量%〜約10重量%、または約8重量%〜約13重量%)を構成する。より具体的な実施形態において、メラミンメチロール分散液の固形分は、45重量%〜約65重量%の範囲、粘度は約25℃で約100cps〜約500cpsである。他の具体的な実施形態において、メラミンメチロール水性分散液の固形分は、45重量%〜約65重量%の範囲、粘度は約25℃で約250cps〜約350cpsである。
本発明の硬化性樹脂組成物の他の実施形態において、樹脂組成物は、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜約1:3.2、好ましくは約1:1〜約1:2、pHが約8.2〜約8.8の範囲、例えば、8.5のメラミンメチロールの水性分散液を含む。ある具体的な実施形態において、樹脂組成物は、ホルムアルデヒドベースの樹脂を含み、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%、好ましくは約5重量%〜約20重量%、または約5重量%〜約10重量%を構成する。より具体的な実施形態において、メラミンメチロール分散液の固形分は、45重量%〜約65重量%の範囲、粘度は約25℃で約100cps〜約500cpsである。他の具体的な実施形態において、メラミンメチロール分散液の固形分は、45重量%〜約65重量%の範囲、粘度は約25℃で約250cps〜約350cpsである。
本発明の硬化性樹脂組成物のさらに他の実施形態において、樹脂組成物は、約25℃での粘度が約250cps〜約350cps、固形分が約45重量%〜約65重量%の範囲、pHが約8.2〜約8.8である。具体的な一実施形態において、メラミンメチロールは、ホルムアルデヒドベースの樹脂とメラミンメチロールを合わせた重量を総重量として約10重量%〜約20重量%を構成する。他の具体的な実施形態において、メラミンメチロール分散液のpHは約8.5である。これらの実施形態において、メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比は、約1:1.5〜約1:2である。これらの実施形態において、固形分は、好ましくは約59重量%である。
本明細書で用いる「ホルムアルデヒドベースの樹脂」とは、ホルムアルデヒドと、任意の好適な対反応物質との重合から生成された樹脂組成物を意味する。好適な対反応物質としては、−OH、−SHおよび−NHからなる群から選択される少なくとも1つの官能基を有する有機分子が例示される。具体例としては、少なくとも1つの−OH基と尿素を有するフェノール化合物が挙げられる。好ましい実施形態において、ホルムアルデヒドベースの樹脂は、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂または尿素−ホルムアルデヒド樹脂である。任意の好適な市販のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂および尿素−ホルムアルデヒド樹脂を本発明においては用いることができる。
本明細書で用いる、未硬化または未架橋「樹脂」は、硬化または架橋のための組成物であり、モノマー、オリゴマーおよびポリマーから選択される1つ以上の成分を含み、任意で、着色剤、安定剤、可塑剤、フィラー、溶媒、耐ローディング剤等のその他の添加剤を含有していてもよい。通常、樹脂は、典型的に、架橋反応の結果である硬化の際に硬くなる部分重合成分の混合物を含む。未硬化または未架橋樹脂は、光、電子線放射、酸、塩基、熱、これらの組み合わせの開始により硬化することができる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、ボンド研磨製品(例えば、砥石車、ディスクおよびホーン)およびコート研磨製品(例えば、研磨フィルムおよび紙)等の研磨製品において樹脂バインダーに用いることができる。一実施形態において、本発明の研磨製品は、複数の研磨粒子および上記の樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーを含む。樹脂組成物は、複数の研磨粒子とブレンド、または、変形例においては、研磨粒子に適用してから硬化して、コートまたはサイズコートを、研磨製品のベース層および複数の研磨粒子に形成することができる。ボンド、メイクコートまたはサイズコートのいずれかとして、樹脂組成物を適用した後、樹脂組成物を、当該技術分野において公知の任意の好適な条件下で硬化する。
本発明の研磨製品の一実施形態において、本発明の研磨製品は、ベース層、複数の研磨粒子および複数の研磨粒子をベース層に付着する樹脂コートを含むコート研磨製品である。樹脂コートは、上述した硬化性樹脂組成物から硬化する。好ましい構成を含む樹脂組成物の特徴は、硬化性樹脂組成物について上述したとおりである。他の実施形態において、本発明の研磨製品は、複数の研磨粉末および上述した硬化性樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーを含むボンド研磨製品である。ボンド研磨製品において、研磨粉末は、典型的に、樹脂バインダーと共に用いてボンドされる。
本発明の研磨製品の具体的な一実施形態において、ASTM(American Society for Testing and Materials)5116−97「Standard Guide for Small−Scale Environmental Chamber Determinations of Organic Emissions for Indoor Materials/Products」の指針に従う標準的な気候室試験手順(例えば、“Standard Practice for the Testing of Volatile Organic Emissions from Various Sources Using Small−Scale Environmental Chambers,”:dhs.ca.gov/ps/deodc/ehlb/iaq/VOCS/Section_01350_reface.htm)により求めた硬化樹脂バインダーのホルムアルデヒド放出は1時間当たり約300マイクログラム/m未満である。
本発明のコート研磨製品は、概して、基材(すなわち、ベース層)、研磨粒子および研磨材料を基材に保持する少なくとも1つのバインダーを含む。本明細書で用いる「コート研磨製品」には、不織研磨製品が含まれる。砥粒、粒子またはその凝集体等の研磨材料は、コート研磨ツールの一層(例えば、樹脂−研磨層)または二層(例えば、メイクコートおよびサイズコート)に存在し得る。図1および2に、本発明のコート研磨製品10および30を示す。図1を参照すると、コート研磨製品10において、基材12は、任意のバックサイズコート16および任意のプレサイズコート18で処理されている。任意のプレサイズコート18を覆っているのは、メイクコート20であり、砥粒または粒子等の研磨材料14が適用されている。サイズコート22は、任意で、メイクコート20および研磨粒子14に適用される。サイズコート22を覆っているのは、任意のスーパーサイズコート24である。それらの具体的な用途によって、コート研磨製品10は、バックサイズコート16および/またはプレサイズコート18を有していても、有していなくてもよい。同じく、それらの具体的な用途によって、コート研磨製品10は、サイズコート22および/またはスーパーサイズコート24を有していても、有していなくてもよい。図2に示されているのは、研磨材料と接着剤の単層(バインダー−研磨層32)と、任意でバックサイズコート16を含むコート研磨製品30である。任意で、図1に示すように、プレサイズコート18、サイズコート22およびスーパーサイズコート24を、コート研磨ツール30に含めることができる。
ある実施形態において、本発明の硬化性樹脂組成物は、バインダー−研磨層32、バックサイズコート16、プレサイズコート18、メイクコート20、サイズコート22およびスーパーサイズコート24からなる群から選択される少なくとも1つの層を形成するのに用いられる。具体的な実施形態において、本発明の硬化性樹脂組成物は、プレサイズコート18、メイクコート20およびサイズコート22からなる群から選択される少なくとも1つの接着層を形成するのに用いられる。好ましい実施形態において、本発明の硬化性樹脂組成物を用いて、研磨粒子14を基材12に固定するバインダーを形成、例えば、バインダー−研磨剤層32またはコート20(メイクコート)および22(サイズコート)の少なくとも1つのコートを形成する。特に好ましい実施形態において、本発明の硬化性樹脂組成物を用いて、バインダー−研磨剤層32を形成する。これらの実施形態において、研磨粒子14は、重力、静電堆積または気流中で別個に、または硬化性樹脂組成物と一緒にスラリーとして、適用することができる。
基材12は、上述したとおり、最終コート研磨ツールに必要な攻撃性に応じて、樹脂−研磨スラリーか、砥粒のない樹脂バインダーのいずれかで含浸される。本発明に有用な基材12は、剛性であるが、概して、可撓性である。基材12は、紙、布帛、フィルム、繊維、ポリマー材料、不織材料、加硫ゴムまたは繊維等、これらの材料の1つ以上の組み合わせ、あるいはこれらを処理したものとすることができる。基材材料の選択は、概して、形成するコート研磨ツールの意図する用途に応じて異なる。好ましい実施形態において、基材12は不織材料である。本明細書で用いる「不織」とは、機械的、化学的または物理的あるいはこれらの任意の組み合わせにより保持される不規則または方向性のある繊維のウェブのことを意味する。不織材料としては、三次元一体化網目構造として提供される不織ウェブへと形成される繊維が例示される。不織研磨ツールに有用であることが分かっている任意の繊維を、本発明において用いることができる。かかる繊維は、概して、様々なポリマー、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンおよびこれらの様々なコポリマーから形成される。綿、羊毛、ブラスト繊維および様々な獣毛もまた、不織繊維を形成するのに用いることができる。ある用途において、不織基材は、ばら繊維のまとまりを含み、研磨粒子14が添加されると、研磨粒子14を全体に有する研磨ウェブとなる。
本発明の硬化性樹脂組成物を用いる接着層によって、研磨粒子14は、上記の硬化性樹脂組成物の適用の前、後および/または同時に、基材に適用される。研磨粒子14は、スプレー(重力、静電堆積または気流により)または硬化性樹脂組成物でのコーティングにより基材12に適用することができる。具体的な実施形態において、研磨粒子14は、上記の硬化性樹脂組成物と同時に基材12に適用される。この実施形態の一例において、図2に示すとおり、硬化性樹脂組成物と研磨材料を一緒に混合して、バインダー−研磨組成物スラリーを形成し、スラリーを基材12に適用して、単一のバインダー−研磨組成物層32を形成する。他の具体的な実施形態において、研磨粒子14は、硬化性樹脂組成物でコートされた基材に適用される。この実施形態の一例において、硬化性樹脂組成物は、バックサイズ、プレサイズおよびメイクコートの少なくとも1つを形成するのに用いられる。さらに他の実施形態において、研磨粒子14は、硬化性樹脂組成物の基材12への適用前に適用される。この実施形態の一例において、硬化性樹脂組成物は、サイズおよびスーパーサイズコートの少なくとも1つを形成するのに用いられる。
本発明に有用な研磨粒子材料14は、コート研磨ツールの形成に用いられる通常の任意の研磨粒子材料とすることができる。本発明に用いるのに好適な研磨粒子材料としては、ダイヤモンド、コランダム、エメリー、ガーネット、チャート、水晶、砂岩、玉髄、フリント、珪岩、シリカ、長石、軽石およびタルク、窒化ホウ素、立方晶窒化ホウ素、溶融アルミナ、セラミック酸化アルミニウム、熱処理酸化アルミニウム、アルミナジルコニア、ガラス、窒化ケイ素、酸化鉄、炭化タンタル、酸化セリウム、酸化錫、炭化チタン、合成ダイヤモンド、二酸化マンガン、酸化ジルコニウムおよび窒化ケイ素が例示される。研磨材料は、コート研磨ツールの特定の所望の特性に応じて、配向させる、または配向させずに(すなわち、不規則に)基材に適用することができる。適切な研磨材料の選択においては、特徴、例えば、サイズ、硬さ、ワークピースとの適合性および熱伝導性等が通常考慮される。本発明に有用な研磨粒子材料の粒径は、典型的に、約0.1マイクロメートル〜約1,500マイクロメートル、例えば、約10マイクロメートル〜約1000マイクロメートルの範囲である。
コート研磨ツール10および30の接着層は、当該技術分野において一般的に公知の任意の好適な方法により作製することができる。一実施形態において、研磨粒子14を含有しない任意のバックサイズコート16および任意のプレサイズコート18が、基材12にコートされ、さらに処理するために基材12に十分な強度を付与するために、熱に曝すことにより硬化される。次に、メイクコート20が基材12に適用されて、研磨粒子14を基材12全体に固定し、コートが未だ粘着性の間に、研磨粒子14をメイクコート20に適用する。メイクコートは後に硬化されて、研磨粒子14が適所に保持される。その後、サイズコート22が基材12に適用されて硬化される。サイズコート22の主な機能は、概して、研磨粒子14を適所に固定して、研削能力がなくなる前に、コート研磨構造からなくならないようにして、ワークピースを研磨することである。他の実施形態において、研磨粒子14のスラリーおよび上述した樹脂バインダー組成物を、基材12、任意で基材12上のプレサイズコート18に適用して、次に硬化する。
場合によっては、スーパーサイズコート24をサイズコート22に堆積する。スーパーサイズコート24は、上述したとおり、バインダーあり、またはなしで堆積することができる。概して、スーパーサイズコート24の機能は、コート研磨材料14の表面に添加剤を配置して、特別な特徴、例えば、向上した研削能、表面潤滑、静電気防止特性または耐ローディング性を与えることである。好適な研削助剤としては、KBFおよび炭酸カルシウムが例示される。スーパーサイズコート24の好適な潤滑剤としては、ステアリン酸リチウムが例示される。好適な静電気防止剤としては、アルカリ金属スルホン酸塩、第3級アミン等が例示される。好適な耐ローディング剤としては、脂肪酸の金属塩、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸リチウム、ラウリル硫酸ナトリウム等が例示される。アニオン有機界面活性剤もまた、耐ローディング剤として有効に用いることができる。かかるアニオン界面活性剤およびかかるアニオン界面活性剤を含む耐ローディング組成物の様々な例は、その全教示内容が参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2005/0085167A1号明細書に記載されている。好適な耐ローディング剤の他の例としては、無機耐ローディング剤、例えば、金属ケイ酸塩、シリカ、金属炭酸塩、金属硫酸塩等が挙げられる。かかる無機耐ローディング剤の例は、その全教示内容が参照により本明細書に援用される国際公開第02/062531号パンフレットにある。
ある具体的な実施形態において、本発明のコート研磨製品は、不織基材、例えば、当該技術分野において周知のエアレイドプロセスにより作製された不織基材を含む。不織基材は、上述したコーティング組成物および研磨材料、例えば、微細研磨粒子で含浸される。未硬化の非含浸不織基材を螺旋状に巻き付けてログを形成する。あるいは、未硬化の含浸不織基材をシートへと切断して、シートを2つの金属板間に積み重ねて、スラブを形成する。次に、ログまたはスラブを加熱して、不織研磨ツールを形成する。任意で、硬化したログまたはスラブを、金属または木工業において、研磨、バリ取りまたは仕上げ用途に通常用いられる最終形状へ変換する。
本発明の硬化性樹脂組成物は、任意で、1種類以上の添加剤、例えば、フィラー、カップリング剤、繊維、潤滑剤、界面活性剤、顔料、染料、湿潤剤、研削助剤、耐ローディング剤、静電気防止剤および懸濁化剤をさらに含むことができる。樹脂組成物に含まれる具体的な添加剤は、樹脂組成物を用いる接着層(例えば、図1および2のコート16、18、20、22、24および32)に応じて選択することができる。例えば、スーパーサイズコート24は、1種類以上の耐ローディング剤を含むことができる。1種類以上の研削助剤は、サイズコート22および/またはメイクコート20に含めることができる。これらの材料の量は、達成したい所望の特性に応じて選択される。
本発明の研磨製品は、概して、シート、ディスク、ベルト、バンド等の形態を採ることができ、プーリ、ホイールまたはドラムに装着するためにさらに適合させることができる。本発明のコート研磨製品は、例えば、鋼およびその他金属、木、木状ラミネート、プラスチック、ファイバーガラス、皮革またはセラミックスの様々な表面を、サンディング、研削または研磨するのに用いることができる。一実施形態において、本発明の研磨製品を作業面の研磨に用い、研磨製品に研磨動作を行って、作業面の一部を除去する。
実施例1:液体メラミンメチロール(LMM)の水性分散液の調製
メラミンメチロールを、攪拌器と凝縮器を備えた三つ口丸底フラスコ(反応ケトル)においてバッチプロセスにより作製した。指定量のメラミンおよびホルムアルデヒドを所望のモル比でフラスコに入れた。
メラミン対ホルムアルデヒドモル比が1:1.6のLMM水性分散液については次のようにして調製した。
商業等級のメラミンおよびホルムアルデヒドを用いた。ホルムアルデヒドの37.5%の水溶液を用いた。ホルムアルデヒド溶液は、約4〜6重量%のメタノールを含んでいた。2NのNaOH溶液を用いて、ホルムアルデヒド溶液のpHを約9になるように調整した。約750gのメラミンおよび37.5%ホルムアルデヒド溶液中761.9gのホルムアルデヒドを、反応ケトルに加えた。pH11(2N NaOHにより調整)の112.6mLの水も反応ケトルに加えて、高塩基性媒体で反応混合物を作製した。反応混合物の温度を、水浴を用いて制御した。水浴の設定温度は、反応ケトルの温度を見ながら、段階的に50℃〜95℃まで変えた。反応温度を90℃に、6時間45分維持して、メラミンを溶解した。形成されたLMM水性分散液の粘度は、25℃で300cps、固形分は59%、pHは8.5であった。LMM水性分散液から遊離ホルムアルデヒドは検出されなかった。
メラミン対ホルムアルデヒドモル比が1:1.7〜1:2.0のLMM水性分散液も、メラミン対ホルムアルデヒドモル比が1:1.6のLMMについて上述したのと同様のプロセスを用いて調製した。
実施例2:硬化尿素−ホルムアルデヒド樹脂組成物およびその加水分解安定性
West Coast Polymer PVT,Ltd.から購入した尿素−ホルムアルデヒド(UF)樹脂およびフェノール−ホルムアルデヒド(PF)樹脂をこの例では用いた。UFおよびPF樹脂の仕様は次のとおりである。
尿素ホルムアルデヒドの仕様:
外観:オフホワイトのシロップ状液体
固形分%:60%〜65%
pH:7.5〜8.5
121℃でのゲル化時間:3.0〜6.0分
粘度:25℃で3000cps〜5000cps
遊離ホルムアルデヒド:1.0%〜2.0%
フェノールホルムアルデヒドの仕様:
外観:暗赤色の粘性液体
固形分%:76%〜80%
pH:8.5〜9
121(+/−1)℃でのゲル化時間:10〜11分
粘度:25℃で2000cps〜20,000cps
遊離ホルムアルデヒド:0.1%〜5%
様々なモル比のメラミンとホルムアルデヒドのLMMを、実施例1に記載したプロセスを用いて調製した。各液体LMMを、液体UFまたはPF樹脂と、rpmを制御するためのレギュレータを有し、レギュレータを調整することにより、100rpm〜1000rpmまで変えることのできる実験室攪拌器を用いてブレンドした。液体LMMの充填は、重量パーセンテージに基づくものであった。混合物をアルミニウムホイルに注いで、薄膜とし、105℃で2時間硬化した。これらの硬化した試料を25メッシュ未満まで、すり鉢とすりこぎを用いて粉砕し、加水分解安定性を調べるために試料を取り出した。
加水分解条件下での試料の遊離ホルムアルデヒド(HCHO)放出を、60℃で3時間測定した。遊離ホルムアルデヒド放出試験については、新たな硬化樹脂を用いた。試験では、新たな硬化樹脂の一部(2gm)を25メッシュ未満まで粉砕した。粉砕した樹脂を、100mlの蒸留水(pH7)中に懸濁し、フラスコ中、60℃で、連続攪拌下で維持した。懸濁液をろ過し、亜硫酸塩手順により、ろ液のホルムアルデヒドを分析した。亜硫酸塩手順は、ホルムアルデヒドとNaSO間の化学作用
NaSO+HCOH+HO→NaOH+NaCHSOOH
に基づくものであった。
分離したNaOHを0.1規定HCl溶液で滴定した。結果を下の表1に示す。
上の表1に示すとおり、遊離ホルムアルデヒドの分離は、MFメチロールの充填量の増加と共に減じた。遊離ホルムアルデヒド分離はまた、概して、調べるのに用いたLMMのホルムアルデヒド(F)とメラミン(M)のモル比にも関係していた。F/Mが下がると、得られる硬化UF樹脂の加水分解安定性が改善された。これは恐らく、少なくとも一部は、比較的低いF/Mモル比を有するLMMが、比較的高いF/M比を有するUF樹脂において利用可能なホルムアルデヒドを抑えるためと考えられる。UF樹脂中のホルムアルデヒドとのLMMの縮合によって、加水分解安定な構造がUF樹脂に与えられる。
実施例3:液体LMMから硬化した樹脂バインダーを用いる研磨製品
メイクコートおよびサイズコートを用いるコート研磨製品を作製した。メイクコートおよびサイズコート配合物は、実施例1に記載したようにして調製したF/Mモル比が1:1.6の液体メラミンメチロール(LMM)を含んでいた。配合物は、市販のUF樹脂(West Coast Polymer PVT,Ltd.)をさらに含んでおり、LMMの量はUF樹脂とLMMを合わせた重量の10重量%であった。
メイクコート配合物
尿素ホルムアルデヒド:3491gm
メラミンメチロール:349gm
Snow−whiteフィラー(硫酸カルシウムまたは石膏):872.96gm
酸触媒:118.723gm(25%溶液)
緩衝液:17.45gm
シラン:17.45gm
湿潤剤:22gm
サイズコート
尿素ホルムアルデヒド:3498.5gm
メラミンメチロール:349.85gm
Snow−whiteフィラー(硫酸カルシウムまたは石膏):874.64gm
酸触媒:111.956gm(25%溶液)
緩衝液:26.24gm
シラン:17.45gm
消泡剤:6.9gm
上記のメイク配合物をAwt紙にコートした。研磨粒子(酸化アルミニウム粒、グリットサイズ:80番)をメイクコートに適用した後、メイクコートを60℃で1/2時間、70℃で約1/2時間、95℃で約1/2時間段階的に硬化した。メイクコート硬化後、サイズコートを研磨粒子に適用してから、75℃で約10分間、65℃で約40分間硬化した。硬化した試料を60℃で約8時間後硬化した。
UF樹脂および20重量%のLMMを用いる他の試料を、10重量%のLMMを用いる試料と同様の手順を用いて調製した。UF樹脂のみを用いる対照試料も同様にして調製した。
試料のホルムアルデヒド放出は、ASTM(American Society for Testing and Materials)5116−97「Standard Guide for Small−Scale Environmental Chamber Determinations of Organic Emissions form Indoor Materials/Products」の指針に従う標準的な気候室試験手順(例えば、“Standard Practice for the Testing of Volatile Organic Emissions from Various Sources Using Small−Scale Environmental Chambers,”:dhs.ca.gov/ps/deodc/ehlb/iaq/VOCS/Section_01350_reface.htm)を用いて測定した。結果を下の表2にまとめてある。表2に示すとおり、LMMを用いる本発明の試料(対照A+10重量%LMMおよび対照A+20重量%LMM)におけるホルムアルデヒド放出は、LMMを用いなかった対照試料(対照A)より大幅に少なかった。
均等物
本発明を、その実施形態を参照して特に示し記載してきたが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行えるものと考えられる。

Claims (45)

  1. a)複数の研磨粒子と、
    b)
    i)メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であるメラミンメチロールの水性分散液、および
    ii)ホルムアルデヒドベースの樹脂
    を含む樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーと
    を含み、前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する研磨製品。
  2. 前記メラミンメチロール分散液のpHが約8.0〜約9である請求項1に記載の研磨製品。
  3. 前記メラミンメチロール分散液のpHが約8.2〜約8.8である請求項2に記載の研磨製品。
  4. 前記メラミンメチロール分散液のpHが約8.5である請求項3に記載の研磨製品。
  5. 前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約5重量%〜約20重量%を構成する請求項1に記載の研磨製品。
  6. 前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約8重量%〜約13重量%を構成する請求項5に記載の研磨製品。
  7. 前記メラミンメチロールが、約1:1〜約1:2のメラミン対ホルムアルデヒドモル当量比を有する請求項1に記載の研磨製品。
  8. 前記メラミンメチロールが、約1:1.5〜約1:2のメラミン対ホルムアルデヒドモル当量比を有する請求項7に記載の研磨製品。
  9. 前記メラミンメチロール分散液の固形分が、前記メラミンメチロール分散液の総重量を基準にして、約65重量%未満である請求項1に記載の研磨製品。
  10. 前記固形分が、約30重量%〜約65重量%の範囲である請求項9に記載の研磨製品。
  11. 前記固形分が、約45重量%〜約65重量%の範囲である請求項10に記載の研磨製品。
  12. 前記固形分が、約50重量%〜約60重量%の範囲である請求項11に記載の研磨製品。
  13. 前記メラミンメチロール分散液の粘度が、約25℃で約50cps〜約800cpsである請求項1に記載の研磨製品。
  14. 前記メラミンメチロール分散液の粘度が、約25℃で約100cps〜約500cpsである請求項13に記載の研磨製品。
  15. 前記硬化樹脂バインダーの遊離ホルムアルデヒド放出が、1時間当たり約300マイクログラム/m未満である請求項1に記載の研磨製品。
  16. 前記ホルムアルデヒドベースの樹脂が、尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂である請求項1に記載の研磨製品。
  17. 前記メラミンメチロールの水性分散液のpHが、約8.2〜約8.8の範囲、固形分が約45重量%〜約65重量%の範囲、粘度が約25℃で約100cps〜約500cpsであり、前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約5重量%〜約20重量%を構成する請求項16に記載の研磨製品。
  18. 前記研磨製品が、コート研磨製品である請求項1に記載の研磨製品。
  19. 前記複数の研磨粒子が、前記樹脂バインダーにより付着したベース層をさらに含む請求項18に記載の研磨製品。
  20. メイクコートおよび/またはサイズコートをさらに含み、前記樹脂バインダーが、前記メイクコートおよび前記サイズコートの少なくとも1つに含まれている請求項19に記載の研磨製品。
  21. 前記研磨製品が、ボンド研磨製品である請求項1に記載の研磨製品。
  22. a)メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であるメラミンメチロールの水性分散液と、
    b)ホルムアルデヒドベースの樹脂とを含み、
    前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する硬化性樹脂組成物。
  23. 前記メラミンメチロール分散液のpHが約8.0〜約9である請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  24. 前記メラミンメチロール分散液のpHが約8.2〜約8.8である請求項23に記載の硬化性樹脂組成物。
  25. 前記メラミンメチロール分散液のpHが約8.5である請求項24に記載の硬化性樹脂組成物。
  26. 前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約5重量%〜約20重量%を構成する請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  27. 前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約8重量%〜約13重量%を構成する請求項26に記載の硬化性樹脂組成物。
  28. 前記メラミンメチロールが、約1:1〜約1:2のメラミン対ホルムアルデヒドモル当量比を有する請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  29. 前記メラミンメチロールが、約1:1.5〜約1:2のメラミン対ホルムアルデヒドモル当量比を有する請求項28に記載の硬化性樹脂組成物。
  30. 前記メラミンメチロール分散液の固形分が、前記メラミンメチロール分散液の総重量を基準にして、約65重量%未満である請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  31. 前記固形分が、約30重量%〜約65重量%の範囲である請求項30に記載の硬化性樹脂組成物。
  32. 前記固形分が、約45重量%〜約65重量%の範囲である請求項31に記載の硬化性樹脂組成物。
  33. 前記固形分が、約50重量%〜約60重量%の範囲である請求項32に記載の硬化性樹脂組成物。
  34. 前記メラミンメチロール分散液の粘度が、約25℃で約50cps〜約800cpsである請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  35. 前記メラミンメチロール分散液の粘度が、約25℃で約100cps〜約500cpsである請求項33に記載の硬化性樹脂組成物。
  36. 前記硬化樹脂バインダーの遊離ホルムアルデヒド放出が、1時間当たり約300マイクログラム/m未満である請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  37. 前記ホルムアルデヒドベースの樹脂が、尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂である請求項22に記載の硬化性樹脂組成物。
  38. 前記メラミンメチロールの水性分散液のpHが、約8.2〜約8.8の範囲、固形分が約45重量%〜約65重量%の範囲、粘度が約25℃で約100cps〜約500cpsであり、前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約5重量%〜約20重量%を構成する請求項37に記載の硬化性樹脂組成物。
  39. a)複数の研磨粒子を、
    i)メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であるメラミンメチロールの水性分散液、および
    ii)尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂
    を含む樹脂組成物と接触させる工程であって、前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する工程と、
    b)前記硬化性組成物を硬化して、研磨製品を製造することを含む、研磨製品を作製する方法。
  40. pHが約8〜約10のホルムアルデヒドの水溶液を、pHが約7.5〜約10の水性媒体中のメラミンと混合することを含む、前記メラミンメチロールの水性分散液を調製する工程と、
    前記ホルムアルデヒドとメラミン混合物のpHを約8〜約10に調整する工程とを含み、前記ホルムアルデヒド溶液が、前記ホルムアルデヒド溶液の総重量を基準にして約6重量%以下のメタノールを含み、前記ホルムアルデヒドとメラミンを、約1:1〜1:3.2のメラミン対ホルムアルデヒドモル比で混合する、請求項39に記載の方法。
  41. 前記ホルムアルデヒドの水溶液のpHが約9である請求項40に記載の方法。
  42. 研磨製品を加工面に、前記加工面の一部を除去する研磨動作で適用することを含み、前記研磨製品が、
    a)複数の研磨粒子と、
    b)
    i)メラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であるメラミンメチロールの水性分散液、および
    ii)ホルムアルデヒドベースの樹脂
    を含む樹脂組成物から硬化した樹脂バインダーと
    を含み、前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する、加工面を研磨する方法。
  43. 前記複数の研磨粒子が、前記樹脂バインダーにより付着したベース層を前記研磨製品がさらに含む請求項42に記載の方法。
  44. 前記ホルムアルデヒドベースの樹脂が、尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂である請求項42に記載の方法。
  45. メラミンメチロールの水性分散液を、ホルムアルデヒドベースの樹脂と混合することを含み、前記メラミンメチロールの水性分散液のメラミン対ホルムアルデヒドモル当量比が約1:1〜1:3.2で、pHが約8〜約10の範囲であり、前記メラミンメチロールが、前記ホルムアルデヒドベースの樹脂と前記メラミンメチロールを合わせた重量の約1重量%〜約50重量%を構成する、硬化性樹脂組成物を作製する方法。
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