JP2010536827A - ある種の炎症性障害の治療に有用なカルボニルアミノ誘導体 - Google Patents

ある種の炎症性障害の治療に有用なカルボニルアミノ誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、ある種の炎症性障害に関係する疾患又は状態の治療又は軽減のために、特定の群のカルボニルアミノ誘導体を使用することに関する。

Description

本発明は、ある種の炎症性障害に関係している疾患や状態の治療又は軽減のために、特定の群のカルボニルアミノ誘導体を使用することに関する。
炎症性障害は、その全身作用を特徴とする。炎症は、外傷、感染、又は免疫系によって異物であると認識された分子に対する体の反応である。臨床的には、炎症は患部組織の疼痛、発赤、熱感、腫張及び機能変化を特徴とする。炎症反応を開始する能力は生存にとって必須であるが、炎症を調節する能力も健康のためには必要である。
慢性的な全身性炎症性障害の例として、炎症性腸疾患(IBD)、関節リウマチ(RA)、及び多発性硬化症(MS)が挙げられる。
炎症性腸疾患(IBD)は、消化管を冒す慢性自己免疫疾患であり、その症状は、腹痛、嘔吐、下痢、血便排泄、及び体重減少である。IBDには主に2つの形態、即ち、潰瘍性結腸炎(UC)及びCohn’s病(CD)がある。UCは、結腸と直腸だけを冒すが、CDは、消化管全体を冒すこともある。組織学的には、UCは、CDとは異なり拡大した粘膜炎症を特徴とし、そこでは深在性点状病変が腸壁のあらゆる層を冒す。初期のIBDは、現在、ブデソニドなどのステロイド、スルファサラジンなどのアミノサリチレート、又はアザチオプリンなどの一般的な免疫抑制薬によって医学的に治療されている。一方、もっと後期の重篤な症例では、しばしば人工肛門形成術の形を取る手術が必要である。最近、抗TNF−α抗体も臨床的に使用され、ある程度の成果を上げている症例もある。
関節リウマチ(RA)は、関節の慢性的な炎症、及び関節周囲組織並びに体内の他の器官に炎症を引き起こす。関節リウマチは慢性疾患であるが、患者は長い期間症状のない経験をすることがある。しかし一般に、関節リウマチは、関節の破壊及び機能障害を引き起こす可能性のある進行性の疾患である。
多発性硬化症(MS)は、中枢神経系を冒す衰弱性の慢性炎症性疾患である。最近の研究は、この病気は自己免疫の機能障害によって始まり、体がある種の白血球を、脳及び脊髄の神経の周囲にある保護髄鞘中のタンパク質に抗して誤って指し向けてしまうことを示唆している。その結果、複数の領域が瘢痕化又は硬化する。最終的に、進行性の損傷が、筋肉の協調、体力、感覚及び視力さえも制御する神経シグナルを消失させる可能性がある。
WO00/50026は、赤血球のGardosチャンネルを抑制し、鎌状赤血球の脱水を低減させ、及び/又は赤血球の鎌状赤血球化又は変形の発生を遅らせる、Gardosチャンネル拮抗物質(即ち、Ca2+活性化カリウムチャンネル)について記載している。しかし、このような化合物の炎症性状態に関する効果については報告されていない。
WO01/27070は、代謝型グルタミン酸受容体の拮抗物質及び/又は作用物質に関係するCNS障害を治療する、カルボニルアミノ誘導体の使用について記載している。しかし、このような化合物の炎症性状態に関する効果については報告されていない。
WO03/004010は、免疫調節に関係する疾患若しくは状態の治療又は緩和のための、特定の群のカルボニルアミノ誘導体について記載している。しかし、このような化合物の炎症性状態に関する効果については報告されていない。
WO03/059873は、カリウムチャンネル調節剤として有用なある種のカルボニルアミノ誘導体について記載している。しかし、このような化合物の、炎症性状態に関する効果については報告されていない。
本発明は、ある種の炎症性障害に関係している疾患、障害又は状態、特に炎症性腸疾患(IBD)、多発性硬化症(MS)及び関節リウマチ(RA)の治療又は軽減のために、特定の群のカルボニルアミノ誘導体を使用することに関する。
したがってその第1の態様では、本発明は、ヒトを含む哺乳動物の炎症性障害に関係する疾患、障害若しくは状態の治療、予防又は軽減のための医薬品の製造のための一般式I
Figure 2010536827

[式中、Rは、アルキル又はフェニルを表し、フェニルは場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよく、R及びRは、互いに独立して、水素、ハロ、又はトリフルオロメチルを表し、並びにR’及びR”は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す]のカルボニルアミノ誘導体、その鏡像異性体のいずれかのもの、鏡像異性体の任意の混合物、又は薬学的に許容されるその付加塩の使用に関する。
別の態様においては、本発明は、炎症性障害に関係する疾患、障害若しくは状態の治療、予防又は軽減のための方法であって、それを必要としている先に述べたような動物生体に、以下に説明するように、カルボニルアミノ誘導体の治療有効量を投与するステップを含む上記方法を提供する。
本発明の他の目的は、以下の詳細な説明及び実施例から当業者には明らかとなろう。
その第1の態様において、本発明は、ヒトを含む哺乳動物の疾患、障害若しくは状態の治療、予防又は軽減のための医薬品の製造を目的とする、カルボニルアミノ誘導体の使用に関し、その疾患、障害又は状態は、免疫調節、特に免疫抑制に関係している。
本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、ヒトを含む哺乳動物の、炎症性障害に関係する疾患、障害若しくは状態の治療、予防又は軽減のための医薬品の製造を目的とし、式I
Figure 2010536827

[式中、Rは、アルキル又はフェニルを表し、フェニルは場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよく、R及びRは、互いに独立して、水素、ハロ、又はトリフルオロメチルを表し、及びR’及びR”は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す]、その鏡像異性体のいずれか、鏡像異性体の任意の混合物、又は薬学的に許容されるその付加塩によって特徴付けることができる。
好ましい実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、式Ia
Figure 2010536827

の化合物、その鏡像異性体のいずれか、鏡像異性体の任意の混合物、又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、R、R、R、R’、及びR”は上記に定義したとおりである。
別の好ましい実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、式Ib
Figure 2010536827

[式中、R、R、R’、及びR”は上記に定義したものと同じで、Rは、ハロゲン又はハロ、特にフルオロを表す]の化合物、その鏡像異性体のいずれか、鏡像異性体の任意の混合物、又は薬学的に許容されるその付加塩である。
さらに好ましい実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、式I、式Ia、又は式Ibの化合物、又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、Rは、アルキル又はフェニルを表し、フェニルは場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよい。
さらに好ましい実施形態では、Rは、アルキルを表し、特にイソプロピルを表す。
別のさらに好ましい実施形態では、Rは、フェニルを表し、フェニルは場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよい。
別のさらに好ましい実施形態では、Rは、フェニルを表し、フェニルは場合によりハロ、特にフルオロ又はクロロで置換していてもよい。
さらに好ましい実施形態では、Rは、ハロ、特にフルオロ又はクロロで置換されたフェニルを表す。
最も好ましい実施形態では、Rは、フェニルを表す。
別のさらに好ましい実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、式I、式Ia、又は式Ibの化合物、又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、R及びRは、互いに独立して、水素、ハロ、又はトリフルオロメチルを表す。
さらに好ましい実施形態では、R及びRは、互いに独立して、水素又はハロ、特にフルオロを表す。
さらに好ましい実施形態では、R及びRの両方は、ハロ、特にフルオロを表す。
別のさらに好ましい実施形態では、R及びRの両方は、水素を表す。
より好ましい第3の実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、式I、式Ia若しくは式Ibの化合物、又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、R’及びR”は、互いに独立して水素又はアルキルを表す。
さらに好ましい実施形態では、R’及びR”の両方は、水素を表す。
別のさらに好ましい実施形態では、R’及びR”の両方は、アルキル、特にエチルを表す。
より好ましい第4の実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、
2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−フェニル−アセトアミド、
2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−(2−フルオロ−フェニル)−アセトアミド、
2,2,2−トリフェニル−アセトアミド、
2−(2−フルオロ−フェニル)−2,2−ジフェニル−アセトアミド、又は
2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−3−メチル−ブチルアミド、
又は薬学的に許容されるその付加塩である。
最も好ましい実施形態では、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、
2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−フェニル−アセトアミド、
2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−(2−フルオロ−フェニル)−アセトアミド、又は
2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−3−メチル−ブチルアミド、
又は薬学的に許容されるその付加塩である。
置換基の定義
本発明に関して、ハロは、フルオロ、クロロ、ブロモ、又はヨードを表す。
本発明に関して、アルキル基は、1価の飽和した、直鎖又は分枝した炭化水素鎖を示す。炭化水素鎖は、好ましくは、1〜18個の炭素原子(C1〜18−アルキル)を含有し、より好ましくは、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、及びイソヘキシルを含む、1〜6個の炭素原子(C1〜6−アルキル、低級アルキル)を含有する。好ましい実施形態では、アルキルは、ブチル、イソブチル、第2級ブチル、及び第3級ブチルを含む、C1〜4−アルキル基を表す。本発明の別の好ましい実施形態では、アルキルは、C1〜3−アルキル基を表し、特にメチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルとすることができる。
薬学的に許容される塩
本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、意図する投与形態に適当な任意の形態で与えられる。適当な形態は、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体の、薬学的に(即ち、生理的に)許容されるその塩、又はプレ又はプロドラッグ形態が挙げられる。
薬学的に許容される付加塩としては、それらだけに限らないが、酢酸から誘導された酢酸塩、アコニット酸から誘導されたエイコン酸塩、アスコルビン酸から誘導されたアスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸から誘導されたベンゼンスルホン酸塩、安息香酸から誘導された安息香酸塩、桂皮酸から誘導された桂皮酸塩、クエン酸から誘導されたクエン酸塩、エンボン酸から誘導されたエンボン酸塩、エナント酸から誘導されたエナント酸塩、ギ酸から誘導されたギ酸塩、フマル酸から誘導されたフマル酸塩、グルタミン酸から誘導されたグルタミン酸塩、グリコール酸から誘導されたグリコール酸塩、塩酸から誘導された塩酸塩、臭化水素酸から誘導された臭化水素酸塩、乳酸から誘導された乳酸塩、マレイン酸から誘導されたマレイン酸塩、マロン酸から誘導されたマロン酸塩、マンデル酸から誘導されたマンデル酸塩、メタンスルホン酸から誘導されたメタンスルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸から誘導されたナフタレン−2−スルホン酸塩、硝酸から誘導された硝酸塩、過塩素酸から誘導された過塩素酸塩、リン酸から誘導されたリン酸塩、フタル酸から誘導されたフタル酸塩、サリチル酸から誘導されたサリチル酸塩、ソルビン酸から誘導されたソルビン酸塩、ステアリン酸から誘導されたステアリン酸塩、コハク酸から誘導されたコハク酸塩、硫酸から誘導された硫酸塩、酒石酸から誘導された酒石酸塩、p−トルエンスルホン酸から誘導されたトルエン−p−スルホン酸塩などの、無毒性の無機酸付加塩及び有機酸付加塩を含む。このような塩は、当技術分野でよく知られており説明されている方法により、生成することができる。
薬学的に許容可能であるとは見なし得ないシュウ酸などの他の酸は、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体、及びその薬学的に許容される付加塩を得る際の中間生成物として有用な塩を調製する際に、役立ち得る。
本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体の金属塩は、ナトリウム塩などの、本発明による使用のためのカルボキシル基を含有するカルボニルアミノ誘導体のアルカリ金属塩を含む。
立体異性体
本発明のカルボニルアミノ誘導体は、(+)型、及び(−)型、並びにラセミ体で存在することができる。これらの異性体のラセミ体及びそれ自体の個々の異性体は、本発明の範囲に属する。
ラセミ体は、既知の方法及び技術により、分割して鏡像異性体にすることができる。ジアステレオ異性の塩を分離する1つの方法は、光学的に活性な酸を使用し、光学的に活性なアミン化合物を塩基で処理することによって遊離させる方法である。ラセミ体を鏡像異性体に分割する別の方法は、光学活性の基質上のクロマトグラフ法にもとづいている。このようにして、本発明のラセミ化合物は、例えば、d塩又はl塩(酒石酸塩、マンデル酸塩、カンファースルホン酸塩)の分別結晶によって、その鏡像異性体に分割することができる。
また、本発明のカルボニルアミノ誘導体は、本発明のカルボニルアミノ誘導体と、(+)又は(−)フェニルアラニン、(+)又は(−)フェニルグリシン、(+)又は(−)カンファン酸などから誘導された、光学活性の活性カルボン酸との反応によるジアステレオ異性アミドの形成、又は本発明のカルボニルアミノ誘導体と、光学活性のクロロギ酸などの反応によるジアステレオ異性カルバミド酸塩の形成により、分割することができる。
光学異性体を分割する別の方法は、当技術分野で知られている。そのような方法には、Jaques J、Collet A、及びWilen Sによって記載された、「鏡像異性体、ラセミ体、及び分割(Enantiomers、Racemates、and Resolutions)」、John Wiley and Sons、New York(1981)が含まれる。
調製方法
本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、従来の化学合成の方法により調製でき、例えば、それらの方法はWO00/50026、WO01/27070、WO03/004010、WO03/059873に記載されている。
生物活性
本発明によると、本明細書で説明したカルボニルアミノ誘導体は、抗炎症性薬として特に有用であり、とりわけ炎症性腸疾患(IBD)、多発性硬化症(MS)又は関節リウマチ(RA)の抑制に有用であることが見出された。
炎症性腸疾患は、とりわけクローン病又は潰瘍性結腸炎とすることができる。
医薬組成物
さらに別の態様では、本発明は、免疫調節に関係する疾患、障害若しくは状態の治療又は軽減に使用するための医薬組成物に関し、その医薬組成物は、本発明の方法によって確認されたカルボニルアミノ誘導体の治療有効量を含んでいる。
治療に用いる本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体は、原料のままのカルボニルアミノ誘導体で投与することができるが、生理的に許容可能な塩、医薬組成物の形態で、任意に、1つ又は複数個の補助薬、賦形剤、担体、緩衝剤、希釈剤、及び/又は他の慣習上の医薬添加剤と共に、活性成分を添加することが好ましい。
好ましい実施形態では、本発明は、本発明による使用のためのカルボニルアミノ誘導体、その薬学的に許容される塩、又は誘導体と、1つ又は複数個の薬学的に許容されるそのための担体、及び任意選択で他の治療的及び/又は予防的添加物を一緒に含む医薬組成物を提供する。担体(単数又は複数)は、製剤の他の成分と適合性であるという意味において「許容可能」であり、その受容者に有害であってはならない。
本発明の医薬組成物は、所望される治療に適するあらゆる簡便な経路で、投与することができる。好ましい投与経路には、特に錠剤、カプセル、糖剤、散剤、又は液状での経口投与、特に皮膚、皮下、筋肉内、又は静脈内注入での非経口投与が含まれる。本医薬組成物は、所望される剤形に適切な標準的な従来の技術を用いて、当業者により調製することができる。所望する場合、活性成分に徐放性を与えるようにした組成物を使用してもよい。
実際の投与量は、治療される疾患の性質及び重症度により、医師の自由裁量の範囲内にあるが、望ましい治療効果を上げるために、本発明の特定の状況に合わせた投与量の力価測定により、変更させることができる。さりながら、個々の投与量当たりの有効成分を約0.1〜約500mg、好ましくは、約1〜約100mg、最も好ましくは、約1〜約10mg含有する医薬組成物が治療処置に適切であると、現在考えられている。
製剤及び投与の技術に関するさらなる詳細は、「レミントンの薬学(Remington’s Pharmaceutical Sciences)」(Maack Publishing Co.、Easton、PA)の最新版に見つけることができる。
実際の投与量は、治療される疾患の性質及び重症度により、医師の自由裁量の範囲内にあるが、望ましい治療効果を上げるために、本発明の特定の状況に合わせた投与量の力価測定により、変更することができる。しかし、個々の投与量当たりの有効成分を約0.1〜約500mg、好ましくは、約1〜約100mg、最も好ましくは、約1〜約10mg含有する医薬組成物が治療処置に適切であると、現在考えられている。
活性成分は、1日当たり1回又は複数回投与することができる。特定の例では、0.1μg/kgの静脈内、及び1μg/kgほどの少量の経口投与で、満足な結果が得ることができる。投与量範囲の上限は、静脈内投与では約10mg/kg、経口投与では約100mg/kgであると、現在考えられている。好ましい投与量の範囲は、静脈内投与では1日当たり約0.1μg/kg〜約10mg/kg、経口投与では1日当たり約1μg/kg〜約100mg/kgである。
治療方法
別の態様から見ると、本発明は、ヒトを含む動物生体の炎症性障害に関係する疾患、障害若しくは状態の治療、予防又は軽減のための方法を提供する。
好ましい実施形態では、炎症性障害に関係する疾患、障害、又は状態は炎症性腸疾患(IBD)、多発性硬化症(MS)又は関節リウマチ(RA)である。
適切な投与量の範囲は、1日当たり、0.1〜1000ミリグラム、10〜500ミリグラム、特に30〜100ミリグラムであると現在考えられ、通常通り、厳密な投与方式、投与する際の剤形、適用が指示される適応症、関与する対象及び対象の体重、さらに担当の医師又は獣医の好み及び経験によって決まる。
本発明は、以下の例を参照してさらに例示するが、このような例は、請求項に記載された本発明の範囲をいかなる形でも制限しない。
(例1)
2,4−ジニトロベンゼンスルホン酸(DNBS)で誘発された遠位大腸炎のラットにおける抑制
試験物質A及びBの、2,4−ジニトロベンゼンスルホン酸(DNBS)で誘発された、遠位大腸炎のラットにおける推定される抑制作用を調べた。
化合物A、即ち、WO03/059873の化合物19として記載されている、2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−3−メチル−ブチルアミドを、実用上、WO03/059873に説明されているように手に入れた。
化合物B、即ち、WO00/50026の表1(11頁)の化合物3として記載されている、2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−フェニル−アセトアミドを、実用上、WO00/50026に説明されているように手に入れた。
試験化合物は、クレモフォアELとPEG400と蒸留水との混合物(10:10:80)中で可溶性であった。試験物質は毎日2回7日間連続して経口投与(PO)した。使用した投薬量は、経口投与で10ml/kgであった。
化合物Aの試験に対しては、体重が200±10gの、10匹の雄のウィスター系ラット(BioLasco 台湾)の群を使用した。
化合物Bの試験に対しては、体重が210±5gの、5匹の雄のウィスター系ラット(BioLasco 台湾)の群を使用した。
動物を24時間絶食させた後に、DNBS(30%のエタノール又は0.9%の塩化ナトリウム0.5ml中の2,4−ジニトロベンゼンスルホン酸30mg)を、長さ10cmのカテーテルを用いて結腸内で点滴注入することにより遠位大腸炎を誘発し、続いて溶液が結腸内に確実に留まるように、カテーテルを通して空気(2ml)をゆっくり注入した。試験物質は毎日2回7日連続して経口投与した。最初の投与は、DNBS注入の1日前に開始した。陽性標準として、スルファサラジンを300mg/kgで、DNBS注入の24時間前と2時間前に投与し、その後、1日1回5日連続投与した。1つの正常な対照群は、DNBSでの誘発を行わずに処置した。動物は、毎日の投与の最終日の12時間後(1日2回投与)、又は24時間後(スルファサラジン処置の群)に屠殺し、結腸を取り出し、重量を量った。
試験中、便潜血及び糞便軟度を毎日監視した。さらに、結腸除去の前に腹腔を開いた時点で、結腸と他の器官の間の癒着を書き留めた。また、各結腸の除去及び計量の後に、結腸潰瘍の存在(肉眼的な障害スコア)を記録した。次に、各結腸サンプルを、縦方向に2つの断片に分割し、1つの断片を液体窒素で固定した。
次式に従って、結腸対体重比を計算した。
(A)それぞれの処置群(ブランク溶媒、溶媒+DNBS、試験物質+DNBS、及び陽性参照用の薬剤+DNBS)における各ラットの、結腸対体重比(結腸重量/100gB.W.)
採取した結腸の重量(g)×100/第8日目の体重(g)
(B)結腸重量/100gB.W.の正味増加量
「溶媒+DNBS」の場合:[(溶媒+DNBS)−(ブランク溶媒)]結腸対体重比の平均値
「試験物質+DNBS」の場合:[(試験物質+DNBS)−(ブランク溶媒)]結腸対体重比の平均値
(C)結腸重量/100gB.Wtの減少率
[[(溶媒+DNBS)−(試験物質+DNBS)]結腸重量/100gB.Wtの総増加量]×100%/[(溶媒+DNBS)結腸重量/100gB.Wtの総増加量]
溶媒で処置した群に関する、結腸対体重比の30%以上(≧30%)の減少を、有意な抗炎症作用があるものと考えた。化合物Aの0.3、1、及び3mg/kgでは、溶媒群に比べて、DNBS誘発遠位大腸炎の有意な抑制(≧30%抑制)が起こった。
陽性標準であるスルファサラジンは、300mg/kgで7日間連続して毎日経口投与した後に、DNBS誘発遠位大腸炎の有意な抑制(52%)を示した。
試験結果を、以下の表にまとめた。
Figure 2010536827
試験結果は、2つの方法で評価した。
(1)内部基準に従った、溶媒群に対するDNBS誘発遠位大腸炎の30%以上の抑制(≧30%)(括弧内)。
(2)P<0.05対溶媒対照、ダネット検定によるANOVA。
化合物Aは、0.3、1、及び3mg/kgの経口投与において、DNBSによって誘発されたラットにおける大腸炎を有意に抑制したと結論する。
化合物B(3及び30mg/kg)は、DNBSによって誘発された大腸炎の結腸重量の増加を有意に抑制し、抗炎症作用を示した(≧30%抑制対溶媒対照[クレモフォアEL/PEG400/蒸留水(10:10:80)])。
試験結果は、また、ダネット検定による一元配置ANOVAを用いて評価もした。化合物Bは、30mg/kgで、溶媒対照に対して統計的に有意な抗炎症作用を示した(P<0.05)。
さらに、化合物A及び化合物Bは、糞便軟度、便潜血、及び結腸内の肉眼的な傷害(数例における癒着、潰瘍)の好転に関係していた。

Claims (14)

  1. ヒトを含む哺乳動物の炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態の治療、予防又は軽減のための医薬品の製造のための、一般式I
    Figure 2010536827

    [式中、Rは、アルキル又はフェニルを表し、フェニルは、場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよく、R及びRは、互いに独立して、水素、ハロ、又はトリフルオロメチルを表し、並びにR’及びR”は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す]のカルボニルアミノ誘導体、その鏡像異性体のいずれか、鏡像異性体の任意の混合物、又は薬学的に許容されるその付加塩の使用。
  2. 前記カルボニルアミノ誘導体が、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、Rは、アルキル又はフェニルを表し、フェニルは、場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよい、請求項1に記載の使用。
  3. 前記カルボニルアミノ誘導体が、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、R及びRは、互いに独立して、水素、ハロ、又はトリフルオロメチルを表す、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記カルボニルアミノ誘導体が、式Iの化合物又は薬学的に許容されるその付加塩であり、式中、R’及びR”は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す、請求項1から3までのいずれかに記載の使用。
  5. 前記カルボニルアミノ誘導体が、
    2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−フェニル−アセトアミド、
    2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−(2−フルオロ−フェニル)−アセトアミド、
    2,2,2−トリフェニル−アセトアミド、
    2−(2−フルオロ−フェニル)−2,2−ジフェニル−アセトアミド、又は
    2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−3−メチル−ブチルアミド、
    又は薬学的に許容されるその付加塩である、請求項1に記載の使用。
  6. 前記カルボニルアミノ誘導体が、2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−フェニル−アセトアミド、又は薬学的に許容されるその付加塩である、請求項1に記載の使用。
  7. 前記カルボニルアミノ誘導体が、2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−2−(2−フルオロ−フェニル)−アセトアミド、又は薬学的に許容されるその付加塩である、請求項1に記載の使用。
  8. 前記カルボニルアミノ誘導体が、2,2−ビス−(4−フルオロ−フェニル)−3−メチル−ブチルアミド、又は薬学的に許容されるその付加塩である、請求項1に記載の使用。
  9. 前記炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態が、炎症性腸疾患(IBD)、多発性硬化症(MS)又は関節リウマチ(RA)である、請求項1に記載の使用。
  10. 前記炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態が、炎症性腸疾患(IBD)である、請求項9に記載の使用。
  11. 前記炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態が、多発性硬化症(MS)である、請求項9に記載の使用。
  12. 前記炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態が、関節リウマチ(RA)である、請求項9に記載の使用。
  13. 炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態の治療、予防又は軽減のための方法であって、式I
    Figure 2010536827

    [式中、Rは、アルキル又はフェニルを表し、フェニルは場合によりハロ又はトリフルオロメチルで置換していてもよく、R及びRは、互いに独立して、水素、ハロ、又はトリフルオロメチルを表し、並びにR’及びR”は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す]のカルボニルアミノ誘導体、その鏡像異性体のいずれか、鏡像異性体の任意の混合物、又は薬学的に許容されるその付加塩の治療有効量を、それを必要としている動物生体に投与するステップを含む、上記方法。
  14. 前記炎症性障害に関係する疾患、障害又は状態が、炎症性腸疾患(IBD)、多発性硬化症(MS)、又は関節リウマチ(RA)である、請求項13に記載の方法。
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