JP2010536071A - アダプタおよび弦楽器 - Google Patents

アダプタおよび弦楽器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010536071A
JP2010536071A JP2010520459A JP2010520459A JP2010536071A JP 2010536071 A JP2010536071 A JP 2010536071A JP 2010520459 A JP2010520459 A JP 2010520459A JP 2010520459 A JP2010520459 A JP 2010520459A JP 2010536071 A JP2010536071 A JP 2010536071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adapter
instrument
back plate
shoulder
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010520459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5066257B2 (ja
Inventor
コルファー,ベーレント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gustav Pirazzi & CompKg
Original Assignee
Gustav Pirazzi & CompKg
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gustav Pirazzi & CompKg filed Critical Gustav Pirazzi & CompKg
Publication of JP2010536071A publication Critical patent/JP2010536071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5066257B2 publication Critical patent/JP5066257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D3/00Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
    • G10D3/18Chin-rests, hand-rests, shoulder rests or guards being removable from, or integral with the instrument

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)

Abstract

肩当(30)を弦楽器に固定させるためのアダプタ(28)であって、このアダプタは、アダプタ本体(38)を有し、このアダプタ本体には、支持される弦楽器の裏板周縁のエッジ(12)に噛合する少なくとも4つの挟持爪(32)が設けられている。前記アダプタは、安定性が高いとともに、音質に対する悪影響を最小限に抑制できる。そのためには、少なくとも2つの挟持爪(32)が弦楽器のコーナブロック(20)の位置にて裏板周縁のエッジ(12)に噛合するように構成されている。

Description

本発明は、肩当を弦楽器に固定するために、弦楽器の裏板周縁のエッジに噛合可能な少なくとも4つの挟持爪が設けられたアダプタ本体を有するアダプタ、およびこのアダプタを用いた弦楽器に関する。
弦楽器、特にバイオリン、ビオラは、演奏する際にその本体の後部が演奏者の顎と肩との間にて支持されるものである。このように支持して演奏する場合、時間が経つと演奏者が非常に違和感を感じるため、バイオリンやビオラには、顎当(顎トレイ)や肩当が設けられている。
肩当は、演奏者が演奏中にバイオリンなどの楽器を快適に支持できるようにするため、固定手段で楽器の本体に装着され、演奏後には取り外し可能である。一般的に肩当は、バイオリンおよびバイオリンに類似する楽器に装着されるもので、演奏者の肩に置かれる支持接触面を備えるとともに、楽器を演奏者の体型、特に首の長さに対応させて所定の高さに位置するように調整できる。
ここで、様々な種類の肩当が販売されているが、その中で最もシェアが多いのは、演奏者の肩部の外形に適応する所定形状を有するベースを備えた肩当である。このような所定形状を有するベースは、下部にクッションが設けられている場合が多く、楽器を演奏する際にはクッションが演奏者の肩部に接触する。また、ベースは、その両端に、上方へ伸びる固定部材または支持部材が設けられ、これら固定部材または支持部材には復元可能に変形するフォーク型の端部部材が設けられている。この端部部材は、楽器本体の裏板から連続する側壁に係合される。このような肩当を楽器に固定するために、肩当のベースは、ある程度の弾性を有するべきであり、この弾性により挟持力を発生させ、フォーク型の端部部材は、ベースの弾性による挟持力により楽器を掴むことができる。前記フォーク型の端部部材は、他の実施の形態として、支持部材を設けることもできるが、ほとんどの実施形態は所定の挟持効果によって楽器を確実に掴むことができる。
また、より適切に演奏者の首部に対応できるように高さを調整するため、肩当にアダプタが設けられた構成が知られている。そして、このような構成では、肩当がアダプタに装着され、このアダプタが楽器に装着される。このように装着されることにより、アダプタによって楽器の高さを調整できるとともに、肩部に引っ掛ける肩バンドなどを用いて簡単な構成にて肩当にアダプタを連結できる。
このようなアダプタは、通常、重量を抑えるために人工材料や軽金属で形成される。また、上述の肩当のようにアダプタも、端部部材を有する固定装置による挟持力にて楽器本体の後部付近の両側に装着される構成のものや、所定の角度で楽器本体の裏板のエッジの外側まで延びる構成のものなどがある。多くの場合、アダプタは、楽器本体の最も幅広な部分にて、楽器の縦軸方向に対して垂直または垂直より少し傾斜した状態にて固定される。
この場合、楽器に対するアダプタの加圧によって、音質に悪影響を与える問題がある。また、挟持力によって固定される肩当にも同様の問題がある。なお、このように固定されたアダプタは安定しにくく、技術の高い演奏をする際に、楽器を正確に支持できなかったり、楽器の一部が固定装置から外れたりするおそれがある。一方、楽器から取り外しにくいアダプタは、ほとんどアダプタ全体が楽器の裏板に接するばかりでなく、アダプタの外側の部分が楽器本体より延出してしまう。このような構成では、演奏者の演奏を妨害するだけでなく、アダプタの接触面積が大きいので楽器の音質に悪影響を与えてしまう。
本発明により解決しようとする課題は、安定性が高いとともに、楽器の音質に対する悪影響を最小限に抑制できるアダプタおよび弦楽器を提供することになる。
本発明の課題は、弦楽器のコーナブロックの位置にて楽器の裏板周縁のエッジに噛合可能な少なくとも2つの挟持爪がアダプタ本体に設けられたことによって解決される。
本発明は、アダプタと楽器本体との機械的な接触を指向的に楽器の振動形態と調和させることによって、弦楽器の音質に対する悪影響を低減できることに着目している。音の明瞭度などの弦楽器の音質に対する悪影響は、振動形態に対する干渉に起因する。また、振動形態を検討する場合、弦楽器の本体には補強された箇所があり、このような箇所では波節が発生しやすいということを考慮する。楽器本体の振動形態によれば、この補強された箇所、すなわち、いわゆるブロックという箇所では、外部からの機械的な干渉および接触による悪影響が小さい。そのため、このブロックの箇所にてアダプタと楽器本体とを機械的に接触させるようにした。
好ましい実施形態は、従属請求項に係る発明の内容を構成する。
挟持爪は、人間工学のニーズまたは個人のニーズに応じてその位置を調整できる。アダプタを安定的に楽器本体に装着させるために、2つの挟持爪を下部ブロックに対応して配置しつつ、この下部ブロックの両側にて裏板周縁のエッジに噛み合うことが好ましい。このような対称的な構成によれば、アダプタと楽器本体との機械的な接触を楽器の振動形態に調和することができる。
アダプタ本体は、馬蹄形のような基本形状を有し、コーナブロックの位置にて噛合する挟持爪がアダプタ本体の前の端部に設けられる構成が好ましい。このような略馬蹄形の基本形状を有することにより、アダプタ本体が弦楽器の外部輪郭に適応するとともに、原材料を抑えることができるため、表面積の大きい従来のアダプタに比べて重量を軽くできる。また、このアダプタは、大きな被覆面を有するため、安定性が良好であり、外観を悪化させる突出部分を無くすことができるとともに、鈍重になることがない。
アダプタ本体は、従来の肩当を継続的に便利に使えるように、支持される楽器の外部輪郭に適応する形状であることが好ましい。また、アダプタ本体は、厚さが弦楽器の裏板周縁のエッジと殆ど同じ厚さであることが好ましい。このような構成によれば、従来の肩当を固定装置にて簡単にアダプタに装着でき、アダプタを従来の肩当とセットにして簡単に使用できる。なお、このようなアダプタ本体は、上述のように外観を悪化させる突出部分がなく、鈍重になることもないという長所がある。
演奏者が自由かつ快適に演奏できるように、アダプタ本体の外部輪郭は、支持される弦楽器の下部ブロックに対応する箇所に窪みが形成されていることが好ましい。この輪郭の窪みは、演奏者の鎖骨のために十分な空間となる。このような構成によれば、アダプタの押圧によって鎖骨に痛みが生じることがなく、特に独奏者が技術の高い演奏をする際に自由に動くことができる。
通常、弦楽器は、振動特性および音質特性の優れた選択された専用の特殊な木材で製造されるため、アダプタ本体も同じ材料で製造されることが好ましい。弦楽器を演奏する際には、アダプタ本体がともに振動するため、アダプタ本体と楽器本体とが同じ材料で製造されることで、振動形態が調和されやすい。一般的に、楽器本体の材料としては楓が用いられ、アダプタ本体の材料も楓が好ましい。優れた圧曲反応および振動反応が得られるように、アダプタ本体を製造する木材は木目が縦軸方向に沿うように用いられることが好ましい。また、楽器の製造に用いられる人工材料にてアダプタ本体を製造してもよい。
アダプタを着脱する際に、塗装や木材を傷つけるなどの楽器本体の損傷を防止するため、挟持爪の内側に保護層が設けられることが好ましい。この保護層は、フェルト層であることが好ましい。これは、フェルトによる消音機能によって弦楽器の音質の悪化を防止できるからである。挟持爪の保護層としては、フェルトの他に、スポンジ、織布およびその類似な材料も用いてもよい。
挟持爪を楽器本体に装着することによって振動形態および弦楽器の音質に与える影響を考慮すると、少なくともコーナブロックに位置する挟持爪が裏板または側板に接触しないように、挟持爪フックにて裏板周縁のエッジを掴む構成が好ましい。これらコーナブロックの箇所における機械的な接触は振動形態に対する影響が最も小さいため、弦楽器の音質の悪化を防止できる。
アダプタに様々な種類の肩当を装着するためには、アダプタ本体に肩当を固定するための部材を設けることが好ましい。この部材としては、スクリューを螺合できる穿孔でもよく、小型の距離制御ロッドを固定できるアダプタ本体に装着されるニップルや位置決めねじでもよい。このようにすれば、従来のクランプ部材付けの肩当を簡単にアダプタ本体に取り付けることができる。
演奏者の肩部の構造に応じて、肩当の高さを調節できるように、アダプタ本体には複数の輪形ノブが設けられ、輪形ノブの両側にはねじ山方向が逆のスクリューがそれぞれ設けられている。一方のスクリューはアダプタ本体のねじ穴またはナットに螺合され、他方のスクリューは肩当のナットに螺合される。両側のスクリューは、そのねじ山方向が逆であるため、肩当を装着する際に輪形ノブを回動することにより、スクリューは両側のねじ穴でともに確実に締め込まれる。このような構成によれば、肩当を簡単かつ安定に、さらには強力に装着できるとともに、肩当の高さを所定の範囲で調整できる。
輪形ノブは、アダプタおよび肩当に充分な接触面積を有するように、直径が15〜40mmであることが好ましい。充分な自由空間を確保するとともに、操作性を向上させることを考慮すると、直径が15〜25mmであることが好ましい。このような構成によれば、平面的に締め付けることができるため、肩当とアダプタとの安定性を確保できる。
本発明のアダプタは弦楽器に適用でき、特に、本体が演奏者の頭部と肩部との間に位置するバイオリンおよびビオラに適用できる。また、本発明のアダプタは、チェロにも適用できるが、その場合、アダプタには肩当が装着されるのではなく、チェロのブラケットが装着される。
本発明によれば、弦楽器を肩当に固定するためのアダプタは、アダプタ本体に楽器本体のコーナブロックの位置にて裏板周縁のエッジに噛合可能な挟持爪が設けられているため、楽器の振動形態に対する干渉を抑制でき、優れた音質を確保できる。また、アダプタ本体は、楽器本体に適応した外形を有しているため、着脱しやすい。このアダプタは、演奏者が弦楽器を安全かつ快適に支持できるとともに、自由に演奏できる。なお、このアダプタは、クランプ部材を備える従来肩当などの様々な種類の肩当に装着できる。
ブロックの位置を示す典型的なバイオリンの後面図である。 アダプタと肩当とが設けられたバイオリンの部分斜視図である。 図2におけるコーナブロックの位置および挟持爪を示す部分斜視図である。 図2における一つのアダプタと肩当とを示す斜視図である。 スクリューによって肩当が装着されたアダプタ本体の構成図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の具体的な実施の形態を説明する。
全ての図面は、同じ部材を同じ符号で示している。
図1に示すように、弦楽器としての典型的なバイオリン1は、共鳴体としての本体2と、指板が設けられているネック4と、ペグボックスおよび複数のペグ6とを有し、前記ペグボックスの後部にはスクロール8が設けられている。本体2は、裏板10と、その裏板周縁エッジ12とを備える。バイオリン1のネック4は、本体2のネック側の端部14に上部ブロック16を介して接続されている。また、本体2は、内部にバイオリン1を補強するためのブロックが設けられているが、外部から目視できないため破線にて示す。これらのブロックは、1つの下部ブロック18と、4つのコーナブロック20,22とを有し、これらコーナブロック20,22は、本体2の側面の弧状凹部24の端部に位置している。
下部ブロック18の位置では、バイオリン1の弦がテールピースによってバイオリン1の表面にぴんと張られている。そのため、下部ブロック18は、非常に安定かつ確実に本体2内に固定されている。ネック4および指板を支持する上部ブロック16も非常に安定かつ確実に本体2内に固定されている。現在は、必要となる負荷性能、音質特性および振動特性が得られるように、上部ブロック16とネック4とをそれぞれ形成してから接合されるのが一般的である。
裏板10の周縁では、裏板周縁のエッジ12に沿って側板26が設けられ、この側板26には、裏板10と対向する面板が設けられている。これらの部材は、本体2の主要部分を構成するとともに、バイオリン1の共鳴胴を構成する。この本体は、コーナブロック20,22、上部ブロック16および下部ブロック18によって補強される。
実施の形態は、バイオリン1の音質が外部からの機械的な影響を受けないとともに、演奏者が快適に支持できるようにするため、肩当30に装着されるアダプタ28を提供する。このアダプタ28は、4つの挟持爪32を備え、これら挟持爪32は、本体2における振動反応の小さい位置に設けられている。図2に示すように、前記挟持爪32および挟持爪フック34は、コーナブロック20および下部ブロック18の位置にて裏板周縁のエッジ12のみをしっかり掴んでいる。図3は、1つの挟持爪32およびそのフェルト保護層が付着されている挟持爪フック34の掴み状態を拡大して示している。これらから分かるように、フェルト保護層が付着されている挟持爪フック34は、裏板周縁のエッジ12のみをしっかり掴んでいて、裏板10および側板26には接触しないようになっている。コーナブロック20および下部ブロック18は、波節が生じやすい箇所であるため、外部からの機械的な干渉により音質に影響しにくい。
アダプタ28に装着されている肩当30は、よく見られるタイプの肩当であり、この肩当30は、クランプ部材36でアダプタ本体38に固定されている。肩当30は、アダプタ28を介さずに、直接バイオリン1に装着してもよいが、本体2に対する加圧によってバイオリン1の音質に悪影響を与えてしまう。
図4に示すように、アダプタ28は、バイオリン1の外形輪郭に適応する馬蹄状形(Horseshoes)に類似する形状に形成されている。図から分かるように、アダプタ本体38は、下部ブロック18に対応する箇所に窪み40が形成されている。この窪み40は、演奏者の鎖骨のために充分な自由空間を確保できる。また、アダプタ本体38と裏板周縁のエッジ12とは殆ど同じ厚さを有する。
図2に示すように、挟持爪32とこれらの挟持爪フック34は、所定の範囲で縦方向に沿って調整できるようになっている。縦方向におけるホール42は、挟持爪32を調整できるように形成され、挟持爪32をアダプタ本体38に固定するためのねじ44は緩めることが可能なものである。挟持爪32を、裏板10、より具体的には裏板周縁のエッジ12に挟持爪32を合わせた後、ねじ44を締め付けて螺着できる。そのため、挟持爪32の内部にはねじ44を螺合可能なねじ山が設けられている。なお、より簡単な構成の実施形態として、固定式の挟持爪32を有するアダプタ28でもよい。
アダプタ本体38における挟持爪32は基本的に対称的に設けられている。すなわち、2つの挟持爪32はそれぞれ前の端部46に位置し、他の2つの挟持爪32は対称的に窪み40の両側に位置している。また、挟持爪フック34は、前の端部46の挟持爪フック34の掴み位置と、窪み40の両側の挟持爪フック34の掴み位置とが基本的に対称になるように配置されている。このような構成にすることにより、技術の高い演奏をする際に、バイオリン1がアダプタ28から外れないように保持できる。
図5に示すように、肩当30は、スクリュー48と輪形ノブ50とにより、スクリュー48に反するねじ山が内部に形成されたアダプタ本体38に螺合して装着される。そのため、アダプタ本体38には、2つのねじ穴52が形成されている。または、ねじ山を有するブッシングをアダプタ本体38に設けてもよい。輪形ノブ50は、肩当30をアダプタ28に簡単に着脱するためのもので、スクリュー48により所定の範囲で肩当30の高さを調整できる。なお、直径15〜25mmの輪形ノブ50は、アダプタ本体38と肩当30との充分な接触面積を確保でき、安定性を確保できる。
図2ないし4に示すバイオリンのアダプタ28は、本発明の1つの具体的な実施形態にすぎない。アダプタ28は、ビオラおよびチェロなどの弦楽器に適応する寸法に形成されてもよいが、チェロに用いられる場合は、肩当30ではなく、チェロを支持するための地面に載置されるブラケットに装着される。また、ここに例示された肩当30は、アダプタ28に装着可能な複数の肩当の中の1つにすぎない。なお、アダプタ28には顎当を装着してもよく、装着形態は、ねじとそれに対応するねじ穴52とによるものでもよく、顎当におけるクランプ固定装置によるものでもよい。
弦楽器としてのバイオリ
12 裏板周縁のエッ
18 下部ブロック
20 コーナブロック
22 コーナブロッ
28 アダプタ
30 肩当
32 挟持爪
34 挟持爪フッ
38 アダプタ本体
40 窪
46 前の端部
48 スクリュー
50 輪形ノ

Claims (12)

  1. 肩当(30)を弦楽器に固定させるためのアダプタ(28)であって、
    このアダプタは、支持される弦楽器の裏板周縁のエッジ(12)に噛合可能な少なくとも4つの挟持爪(32)が設けられ、その中の少なくとも2つの挟持爪(32)が弦楽器のコーナブロック(20)の位置にて裏板周縁のエッジ(12)に噛合可能であるアダプタ本体(38)を有する
    ことを特徴とするアダプタ(28)。
  2. 前記挟持爪(32)のうちの少なくとも2つの挟持爪が、下部ブロック(18)に対応して配置され、これら下部ブロック両側の位置にて裏板周縁のエッジ(12)に噛合する
    ことを特徴とする請求項1記載のアダプタ(28)。
  3. 前記アダプタ本体(38)は、馬蹄形のような基本形状を有し、コーナブロック(20)の位置に噛合する挟持爪(32)がアダプタ本体(38)の前側の端部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のアダプタ(28)。
  4. 前記アダプタ本体(38)は、支持される弦楽器に適応する外部輪郭を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のアダプタ(28)。
  5. 前記アダプタ本体(38)の外部輪郭は、支持される弦楽器の下部ブロック(18)に対応する位置に窪み(40)が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のアダプタ(28)。
  6. 前記アダプタ本体(38)は、支持される弦楽器と同じ材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載のアダプタ(28)。
  7. 前記挟持爪(32)は、その内側に保護層が設けられ、好ましくはこの保護層がフェルトで形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載のアダプタ(28)。
  8. 少なくとも支持される弦楽器のコーナブロック(20)に位置する挟持爪(32)は、裏板周縁のエッジ(12)のみを掴むための挟持フック(34)を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載のアダプタ(28)。
  9. 前記アダプタ本体(38)は、肩当(30)を固定するための部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか記載のアダプタ(28)。
  10. 前記アダプタは、肩当(30)を固定するための両側にスクリュー(48)を有する輪形ノブ(50)がいくつか設けられ、これら輪形ノブの両側のスクリューはねじ山の方向が逆である
    ことを特徴とする請求項9記載のアダプタ(28)。
  11. 前記アダプタの輪形ノブ(50)は、直径15〜40mmである
    ことを特徴とする請求項10記載のアダプタ(28)。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載のアダプタ(28)を適用する
    弦楽器、特にバイオリン(1)およびビオラ。
JP2010520459A 2007-08-10 2008-08-06 アダプタおよび弦楽器 Active JP5066257B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007038004.8 2007-08-10
DE102007038004A DE102007038004A1 (de) 2007-08-10 2007-08-10 Adapterstück
PCT/EP2008/006450 WO2009021657A2 (de) 2007-08-10 2008-08-06 Adapterstück

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010536071A true JP2010536071A (ja) 2010-11-25
JP5066257B2 JP5066257B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=40279927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010520459A Active JP5066257B2 (ja) 2007-08-10 2008-08-06 アダプタおよび弦楽器

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8618392B2 (ja)
EP (1) EP2179413B1 (ja)
JP (1) JP5066257B2 (ja)
KR (1) KR101369218B1 (ja)
CN (1) CN101809649B (ja)
CA (1) CA2733679C (ja)
DE (1) DE102007038004A1 (ja)
WO (1) WO2009021657A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523011A (ja) * 2009-04-01 2012-09-27 ピュア アコースティック リミテッド 肩当て
WO2019235600A1 (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 株式会社Homare 弦楽器用肩当て

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011098248A2 (de) 2010-02-12 2011-08-18 Gustav Pirazzi & Comp. Kg Schulterstütze
DE102010063175A1 (de) 2010-12-15 2012-06-21 Wittner Gmbh & Co.Kg Schulterstützenvorrichtung für ein Musikinstrument
JP2015505065A (ja) 2011-12-14 2015-02-16 ヴィットナー ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲーWittner GmbH & Co. KG 楽器用肩サポート
EP2791934B1 (de) 2011-12-14 2016-02-10 Wittner GmbH & Co. KG Schulterstützenvorrichtung für ein musikinstrument
EP2717255B1 (de) 2012-10-02 2019-03-06 Gustav Pirazzi & Comp. KG Schulterstütze
CN103943096A (zh) * 2013-01-21 2014-07-23 赵西林 一种提琴肩托
CN105489205A (zh) * 2014-10-26 2016-04-13 张庆柳 小提琴免夹持琴装置
US9812100B1 (en) 2015-03-09 2017-11-07 David Mobley, LLC Individually customized musical instrument supports, customized elements, and methods for forming the same
CN107248404A (zh) * 2017-06-05 2017-10-13 陆俊豪 一种提琴调节阻尼消噪的方法
TWI734961B (zh) * 2018-02-19 2021-08-01 美商賽勒斯創作有限責任公司 用於樂器的支承裝置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH527479A (fr) * 1970-08-04 1972-08-31 Egenter Jean Pierre Coussin-support pour violon
JPS6084597A (ja) * 1983-10-17 1985-05-13 梶原 真子 弦楽器の肩当具
JPS61160497U (ja) * 1985-03-25 1986-10-04
JP2006065263A (ja) * 2004-08-28 2006-03-09 Takayuki Tsubaki ベルトで肩に接する3点支持のヴァイオリン用肩当て

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE114285C (ja)
US2223221A (en) * 1939-01-12 1940-11-26 Miranda Francisco Quintana Chin rest for violins or violas
GB639350A (en) * 1948-02-19 1950-06-28 Erno Meir Goldberger Improvements in or relating to shoulder rests for violins
DE1142856B (de) * 1959-01-23 1963-01-31 Degussa Verfahren zur Erhoehung der Reaktionsfaehigkeit von Paraformaldehyd
NL6601165A (ja) * 1966-01-28 1967-07-31
US3631754A (en) * 1969-02-26 1972-01-04 Joseph Kun Violin support
CH647612A5 (de) * 1979-06-08 1985-01-31 Alois Hrdlicka Fatexma Dipl In Haltevorrichtung fuer ein saitenmusikinstrument.
JPH0253301U (ja) 1988-10-11 1990-04-17
DE4137918A1 (de) * 1991-11-18 1992-04-02 Voelskow Ingo Rainer Stuetzhilfe fuer geiger
FR2690268B1 (fr) * 1992-04-21 1997-07-04 Roulet Paul Antoine Support a l'epaule pour violon
US6278044B1 (en) 2000-07-12 2001-08-21 Ying Gang Ruan Violin shoulder cradle
CA2420005C (en) * 2003-02-26 2012-04-24 The Kun Shoulder Rest Inc. A clamping member for use in a violin shoulder rest
US7368645B2 (en) * 2005-03-08 2008-05-06 The Portabene Company, Llc Instrument support
CN2901491Y (zh) * 2005-09-12 2007-05-16 姚佳 提琴肩垫

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH527479A (fr) * 1970-08-04 1972-08-31 Egenter Jean Pierre Coussin-support pour violon
JPS6084597A (ja) * 1983-10-17 1985-05-13 梶原 真子 弦楽器の肩当具
JPS61160497U (ja) * 1985-03-25 1986-10-04
JP2006065263A (ja) * 2004-08-28 2006-03-09 Takayuki Tsubaki ベルトで肩に接する3点支持のヴァイオリン用肩当て

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523011A (ja) * 2009-04-01 2012-09-27 ピュア アコースティック リミテッド 肩当て
WO2019235600A1 (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 株式会社Homare 弦楽器用肩当て

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009021657A3 (de) 2010-03-04
WO2009021657A2 (de) 2009-02-19
CA2733679A1 (en) 2009-02-19
EP2179413B1 (de) 2019-07-24
US8618392B2 (en) 2013-12-31
KR20100057634A (ko) 2010-05-31
CN101809649A (zh) 2010-08-18
US20120137853A1 (en) 2012-06-07
DE102007038004A1 (de) 2009-02-26
JP5066257B2 (ja) 2012-11-07
CA2733679C (en) 2016-11-22
KR101369218B1 (ko) 2014-03-03
EP2179413A2 (de) 2010-04-28
CN101809649B (zh) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5066257B2 (ja) アダプタおよび弦楽器
US4522101A (en) Mounting ring and thumbrest
JP2011514554A (ja) 弦楽器用肩当て
US4951541A (en) Adjustable rest for a stringed instrument
US8093479B2 (en) Percussion instrument carrier system
US3988958A (en) Thumb rest for a musical wind instrument
US7893329B2 (en) Chin-rest for a violin
US6515209B2 (en) Add-on headstock mass device for a stringed musical instrument
KR20120019966A (ko) 바이올린 턱받침대용 어댑터
US8927839B2 (en) Stringed instrument hand rest
US8269086B1 (en) Flute support
US7488880B2 (en) String dampener for a stringed musical instrument
US6756531B2 (en) Violin shoulder cradle
JP2007500867A (ja) 人間工学に基づく弦楽器および人間工学に基づくラウンドバック・ギター
US8766068B2 (en) Interchangeable tuners for a tailpiece of a musical instrument
US9899012B2 (en) Thumb-mountable support for enhancing support and control of an instrument of the violin-family
US20020170412A1 (en) Guard to protect tunning adjustments on a string muscial instrument
EP3882904A2 (en) Accessory assembly for string instrument and string instrument
US5939652A (en) Tone enhancement device for a musical instrument
JP6651170B2 (ja) 弦楽器用肩当て
KR200495456Y1 (ko) 현악기의 어깨 받침대
US11727899B2 (en) Chin rest
GB2364425A (en) A capodastro

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5066257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250