JP2010534729A - 抗菌性プラスチック製品およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
「Ag3PO4、分子量418.63、黄色無臭粉末、密度6.37、MP849°、希酸に可溶、オルトリン酸塩および硝酸銀の水溶液から帯黄色沈殿として形成される、明所で次第に暗色化する。」
非特許文献2には、リン酸銀について以下のように述べられている:
「Ag3PO4は、オルトリン酸塩溶液から硝酸銀の添加により、水に難溶であるが、希酸に易溶な帯黄色沈殿として形成される・・・この化合物は、明所で次第に暗色化する。」
手引および教科書からの上掲の文章が示す一般的専門知識によれば、リン酸銀は、光安定ではないと一般に見なされている。光に偶然曝されたときの分解は、リン酸銀だけでなく、塩化銀、臭化銀およびヨウ化銀などの他の銀化合物にも関しており、写真法の開発の出発点であった。
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に維持される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体から分離した後の洗浄水の比導電率が、50μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を乾燥する段階、
(f)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(g)プラスチック製品を成形する段階。
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に含有される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(e)前記懸濁液にアンモニア水を添加し、その混合物を40〜90℃の範囲の温度に加熱する段階であって、アンモニアの量が、40〜90℃の範囲の選定温度で、1wt%〜80wt%の銀イオンが溶解するような量である段階、
(f)40〜90℃の範囲の選定温度で、溶液中の銀イオンを金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が懸濁固体として形成される段階、
(g)前記固体を分離する段階、
(h)前記固体から分離した後の洗浄水の最終試料の比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(i)前記固体を乾燥する段階、
(k)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(l)プラスチック製品を成形する段階。
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に含有される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(e)40〜90℃の範囲の選定温度で、前記固体の懸濁液中に含有されるオルトリン酸銀の1wt%〜65wt%を金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が懸濁固体として形成される段階、
(f)前記固体を分離する段階、
(g)前記固体から分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(h)前記固体を乾燥する段階、
(i)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(k)プラスチック製品を成形する段階。
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に維持される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体から分離した後の洗浄水の比導電率が、50μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(f)前記懸濁液にアンモニア水を添加し、その混合物を40〜90℃の範囲の温度に加熱する段階であって、アンモニアの量が、40〜90℃の範囲の選定温度で、1wt%〜80wt%の銀イオンが溶解するような量である段階、
(g)40〜90℃の範囲の選定温度で、溶液中の銀イオンを金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が固体として形成される段階、
(h)前記固体を分離する段階、
(i)前記固体から分離した後の洗浄水の最終試料の比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(k)前記固体を乾燥する段階、
(l)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(m)プラスチック製品を成形する段階。
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に維持される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体から分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、50μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(f)40〜90℃の範囲の選定温度で、前記固体の懸濁液中に含有されるオルトリン酸銀の1wt%〜65wt%を金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が懸濁固体として形成される段階、
(g)前記固体を分離する段階、
(h)前記固体から分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(i)前記固体を乾燥する段階、
(k)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(l)プラスチック製品を成形する段階。
(a)アンモニア水溶液中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に含有される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体から分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、50μS/cm未満、好ましくは20μs/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で分離した前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を乾燥する段階、
(f)場合により前記乾燥固体を粉砕する段階、
(g)前記固体を脱イオン水中に懸濁し、その懸濁液を70℃〜100℃の範囲の温度に加熱する段階、
(h)クエン酸塩、好ましくはクエン酸三ナトリウムを脱イオン水中に溶解し、その水溶液を70℃〜100℃の範囲の温度に加熱する段階であって、クエン酸塩の量が、前記粉砕固体の懸濁液中に含有されるオルトリン酸銀の1wt%〜65wt%を、金属銀に還元するのに十分であるような量である段階、
(i)前記クエン酸塩水溶液を前記懸濁液へ1度に添加し、前記懸濁液を70℃〜100℃の範囲の温度で撹拌し、それにより部分還元オルトリン酸銀の固体としての形成を伴う段階であって、前記温度が、熱を加えることにより上掲の範囲に維持される段階、
(k)熱を加えることを終了し、更に、前記懸濁液が室温に冷却するまで、それを撹拌する段階、
(l)前記固体を分離する段階、
(m)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(n)前記固体を乾燥する段階、
(o)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(p)プラスチック製品を成形する段階。
オルトリン酸銀の製造
ガラス撹拌棒を備えた三口フラスコを水浴中で使用した。超純水(脱イオン水)700mlをフラスコ中に導入し、AgNO3121.7gをその中に溶解した。25%アンモニア溶液120mlをその溶液に添加した。初期の褐色沈殿は、再び完全に溶解した。
耐光性の試験
実施例1に従って製造したオルトリン酸銀を、乾燥形態、およびガラス容器またはPE容器に入れた普通水道水の懸濁液の両方で、5ヶ月に亘り戸外の日光に曝した。色の変化は全く認められなかった。
Ag3PO4の部分還元
Ag3PO45gを超純水150ml中に懸濁させた。Ag3PO4は、実施例1による方法に従って製造しておいた乾燥物質であった。25%NH3溶液1.7mlを添加した後、懸濁液を60℃に加熱した。グルコース一水和物1.1gを超純水150ml中に溶解し、滴下ロート中に移し、温度60℃に達した後、懸濁液に滴下で徐々に添加した。滴下時間は、1.5〜2時間の間であった。
Ag0含量:19.68wt%
この生成物のX線回折写真は、図2に示す。オルトリン酸銀のピーク以外に、金属銀のバンドも見ることができる。
様々なpH値におけるオルトリン酸銀からの銀放出
超純水40mlを3個の三角フラスコ各々に導入した。下記の表2に示す開始pH値のpH0は、設定した。次いで、オルトリン酸銀1gを各例において添加した。三角フラスコは、密閉し、室温で3時間振とうした。次いで、最終pHおよび銀濃度を透明なろ過液で測定した。
この状況は、本発明によるプラスチック製品を酸性環境中で用いる際に、念頭に置くべきことである。リン酸銀が緩衝作用を示すことも、念頭に置くべきことである。本発明によるプラスチック製品からの銀イオンの放出は、当然ながら、この実施例における銀放出より遥かに低くなろう。
シリコーンプラスチックからの銀イオンの放出
実施例1に従って製造した純粋なオルトリン酸銀を、市販のシリコーンプラスチック中間製品の中に組み入れた。シリコーンプラスチック中間製品は、そのとき0.77wt%の銀に相当する1wt%のリン酸銀を取り入れた。その中間製品をフィルムに成形した。フィルムを小さな細片に切断した。
熱可塑性ポリウレタンからの銀の放出
実施例1に従って製造したオルトリン酸銀を、先ず硫酸バリウムと混合した。こうして得られた混合物を、熱可塑性ポリウレタンで作製したプラスチック中間製品の中に組み入れた。組み入れた後、ポリウレタン中間製品は、20wt%の硫酸バリウムおよび6wt%のオルトリン酸銀を含有していた。
シリコーンで作製したカテーテルチューブ材料の抗菌効力
実施例1に従って製造したオルトリン酸銀6重量部を、硫酸バリウム94重量部と混合した。この混合物は、4.6wt%のAg+を含有していた。混合物をシリコーンプラスチック中間製品の中に組み入れた。プラスチック中間製品は、そのとき硫酸バリウムとオルトリン酸銀との混合物を20wt%含有していた。カテーテルチューブ材料を成形した。これを以下では材料1と呼ぶ。これは、本発明によるプラスチック製品である。
4+ 広げた表面に強い増殖
3+ 広げた表面に増殖
2+ 広げた表面に弱い増殖
1+ 広げた表面に隔離増殖
(1+) 1個のコロニーだけ
0 広げた表面に増殖なし
材料1および2は、本発明によるプラスチック製品である。カテーテルチューブ材料に対して、銀含量は、材料1で0.92wt%であり、材料2で1.55wt%であった。
クエン酸三ナトリウム二水和物による部分還元
乾燥中に形成される凝集体を全て粉砕するために、実施例1によるオルトリン酸銀を乳鉢中で破砕した。このAg3PO420gを脱イオン水中に懸濁させ、懸濁液を98℃に加熱した。それとは別に、クエン酸三ナトリウム二水和物12.3gは、脱イオン水60ml中に溶解せず、その98℃溶液を98℃懸濁液に一気に添加した。その混合物を98℃で60分間撹拌した。およそ10分後、最初の変色が起こった(黄土色/褐色)。反応時間が増すにつれ、固体の暗色が増した。60分が経過した後、反応容器の加熱を停止し、室温に冷却するまで撹拌を続けた。
(実施例9)および(比較例1)
本発明および現状技術それぞれによる、抗菌性を備えたプラスチック
添加剤1:特許文献3の実施例7に記載の方法に従って、硫酸バリウム上に銀を吸着させ、次いで発生期のリン酸銀を生成した。特許文献3の実施例7の生成物は、91.4wt%の硫酸バリウム、3.6wt%の銀、および5wt%のリン酸銀から構成されていた。本比較例1では、生成物の組成がやや異なっていた。比較例1では、添加剤1は、90wt%の硫酸バリウム、5wt%の銀、および5wt%のオルトリン酸銀から構成されていた。
Claims (55)
- 抗菌作用のあるプラスチック製品を製造する方法であって、
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に維持される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、50μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を乾燥する段階、
(f)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(g)プラスチック製品を成形する段階
を含む方法。 - 抗菌作用のあるプラスチック製品を製造する方法であって、
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に含有される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(e)前記懸濁液にアンモニア水を添加し、その混合物を40〜90℃の範囲の温度に加熱する段階であって、アンモニアの量が、40〜90℃の範囲の選定温度で、1wt%〜80wt%の銀イオンが溶解するような量である段階、
(f)40〜90℃の範囲の選定温度で、溶液中の銀イオンを金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が懸濁固体として形成される段階、
(g)前記固体を分離する段階、
(h)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(i)前記固体を乾燥する段階、
(k)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(l)プラスチック製品を成形する段階
を含む方法。 - 抗菌作用のあるプラスチック製品を製造する方法であって、
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に含有される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(e)40〜90℃の範囲の選定温度で、前記固体の懸濁液中に含有されるオルトリン酸銀の1wt%〜65wt%を金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が固体として形成される段階、
(f)前記固体を分離する段階、
(g)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(h)前記固体を乾燥する段階、
(i)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(k)プラスチック製品を成形する段階
を含む方法。 - 抗菌作用のあるプラスチック製品を製造する方法であって、
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に維持される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、50μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(f)前記懸濁液にアンモニア水を添加し、その混合物を40〜90℃の範囲の温度に加熱する段階であって、アンモニアの量が、40〜90℃の範囲の選定温度で、1wt%〜80wt%の銀イオンが溶解するような量である段階、
(g)40〜90℃の範囲の選定温度で、溶液中の銀イオンを金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が固体として形成される段階、
(h)前記固体を分離する段階、
(i)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(k)前記固体を乾燥する段階、
(l)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(m)プラスチック製品を成形する段階
を含む方法。 - 抗菌作用のあるプラスチック製品を製造する方法であって、
(a)アンモニア水中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に維持される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、50μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を脱イオン水中に懸濁する段階、
(f)40〜90℃の範囲の選定温度で、前記固体の懸濁液中に含有されるオルトリン酸銀の1wt%〜65wt%を金属銀に還元するのに十分な量で、還元剤を添加する段階であって、その結果、部分還元オルトリン酸銀が懸濁固体として形成される段階、
(g)前記固体を分離する段階、
(h)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(i)前記固体を乾燥する段階、
(k)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(l)プラスチック製品を成形する段階
を含む方法。 - 前記還元剤が、糖類、アルデヒド、ハイドロキノン、酒石酸、クエン酸の塩およびヒドラジンから選択されることを特徴とする、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記還元剤が、グルコースであることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- リン酸を、部分還元オルトリン酸銀の懸濁液に、その固体の分離前に添加することにより、pHを6.0〜8.0の範囲に設定することを特徴とする、請求項2から7のいずれか一項に記載の方法。
- 抗菌作用のあるプラスチック製品を製造する方法であって、
(a)アンモニア水溶液中の銀塩溶液を得る段階、
(b)懸濁液中に含有される固体としてのオルトリン酸銀の沈殿形成を伴いながら、前記懸濁液のpHが6.0〜8.0の間に入るまで、リン酸を添加する段階、
(c)前記固体を分離する段階、
(d)前記固体から分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、50μS/cm未満、好ましくは20μs/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で分離した前記固体を繰返し洗浄する段階、
(e)前記固体を乾燥する段階、
(f)場合により前記乾燥固体を粉砕する段階、
(g)前記固体を脱イオン水中に懸濁し、その懸濁液を70℃〜100℃の範囲の温度に加熱する段階、
(h)クエン酸塩、好ましくはクエン酸三ナトリウムを脱イオン水中に溶解し、その水溶液を70℃〜100℃の範囲の温度に加熱する段階であって、クエン酸塩の量が、前記粉砕固体の懸濁液中に含有されるオルトリン酸銀の1wt%〜65wt%を、金属銀に還元するのに十分であるような量である段階、
(i)前記クエン酸塩水溶液を前記懸濁液へ1度に添加し、前記懸濁液を70℃〜100℃の範囲の温度で撹拌し、それにより部分還元オルトリン酸銀の固体としての形成を伴う段階であって、前記温度が、熱を加えることにより上掲の範囲に維持される段階、
(k)熱を加えることを終了し、更に、前記懸濁液が室温に冷却するまで、それを撹拌する段階、
(l)前記固体を分離する段階、
(m)前記固体を分離した後、洗浄水の最終分の25℃における比導電率が、20μS/cm未満の値を取るまで、小分けした脱イオン水で前記固体を繰返し洗浄する段階、
(n)前記固体を乾燥する段階、
(o)コロイド金属で処理していない、または同金属を含有していないプラスチック中間製品中に、前記固体を組み入れる段階、および
(p)プラスチック製品を成形する段階
を含む方法。 - 段階(i)における前記懸濁液を70℃〜100℃の温度で20分間から3時間撹拌し、それにより部分還元リン酸銀の形成を伴うことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
- 段階(g)、(h)および(i)における温度が、90℃〜100℃であることを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
- 超純水のみを使用することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
- 前記固体を遠心により分離することを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記固体を、洗浄のために超純水中に分散し、次いで遠心により分離することを特徴とする、請求項13に記載の方法。
- 前記乾燥固体を、前記プラスチック中間製品中に、前記プラスチック製品の全重量に対して0.1wt%〜10wt%の量で組み入れることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記乾燥固体を、前記プラスチック中間製品中に、0.5wt%〜5wt%の量で組み入れることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
- 前記乾燥固体を、前記プラスチック中間製品中に、1wt%〜3wt%の量で組み入れることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
- 前記プラスチック中間製品が、ポリウレタン、ポリカーボネート、シリコーン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリスチレンまたはポリアミドを含むことを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
- 最初に、無機支持体材料もしくは無機充填剤に適用しておくことなく、またはそのようなものと混合しておくことなく、前記固体を、乾燥後に前記プラスチック中間製品中に組み入れることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記固体を、乾燥後に最初に無機充填剤と混合し、その混合物を前記プラスチック製品中に組み入れることを特徴とする、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法。
- 水に難溶であり、二酸化ジルコニウム、ケイ酸ジルコニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、フッ化カルシウム、炭酸カルシウム、アルミノケイ酸塩、ヒドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、および各種形態の炭素から選択される、少なくとも1種の更なる材料を、追加として、前記プラスチック中間製品中に組み入れることを特徴とする、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
- 前記充填剤が、請求項21に記載の水に難溶な材料から選択されることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- 前記固体、または前記固体および水に難溶な少なくとも1種の更なる材料を、ミキサー、撹拌機、混練機、ロールミルまたは押出機の補助で、前記プラスチック中間製品中に組み入れることを特徴とする、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
- 前記プラスチック中間製品を、押出成形、射出成形、加圧成形またはホットプレスにより成形することを特徴とする、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
- 前記プラスチック中間製品を、前記固体を組み入れた後、医療用カテーテルに成形することを特徴とする、請求項1から24のいずれか一項に記載の方法。
- 前記プラスチック中間製品を、異なる材料で作製された支持体に被膜として適用することを特徴とする、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
- 前記固体を、無機支持体材料に適用しないことを特徴とする、請求項1から26のいずれか一項に記載の方法。
- 前記固体を、チタン、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、セリウム、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブもしくはタンタルの酸化物、またはヒドロキシアパタイトカルシウムもしくは硫酸バリウム、あるいはこれらの混合物に適用しないことを特徴とする、請求項27に記載の方法。
- 前記固体を、二酸化チタンに適用しないことを特徴とする、請求項28に記載の方法。
- 請求項1から29のいずれか一項に記載の方法に従って得られる、プラスチック製品。
- 請求項1から23のいずれか一項に従って得られる、抗菌作用のあるプラスチックからなることを特徴とする、請求項30に記載のプラスチック製品。
- 前記プラスチック製品の少なくとも一部が、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法に従って得られる、抗菌作用のあるプラスチックからなり、前記プラスチック製品の少なくとも更なる一部が、異なる材料からなることを特徴とする、請求項30に記載のプラスチック製品。
- 前記別の材料が、金属、ガラス、セラミックおよびプラスチックから選択されることを特徴とする、請求項32に記載のプラスチック製品。
- その表面が、少なくとも部分的に前記抗菌作用のあるプラスチックから、および少なくとも部分的に異なる材料からなることを特徴とする、請求項32または33に記載のプラスチック製品。
- 前記抗菌作用のあるプラスチックが、前記別の材料を内包し、その結果、前記製品の表面が、前記抗菌作用のあるプラスチックのみからなることを特徴とする、請求項32または33に記載のプラスチック製品。
- カテーテルである、請求項30に記載のプラスチック製品。
- 前記固体のために無機支持体材料を含んでいないことを特徴とする、請求項30から36のいずれか一項に記載のプラスチック製品。
- 前記固体のための支持体材料として、チタン、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、セリウム、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブもしくはタンタルの酸化物、またはヒドロキシアパタイトカルシウムもしくは硫酸バリウムを含有していないことを特徴とする、請求項37に記載のプラスチック製品。
- 前記固体のための支持体材料として、二酸化チタンを含有していないことを特徴とする、請求項38に記載のプラスチック製品。
- プラスチックと、その中に分布しており、金属銀に部分的に還元されたオルトリン酸銀粒子からなる部分還元オルトリン酸銀とを含有し、その結果、前記粒子中でオルトリン酸銀と金属銀とが直接接触しており、前記粒子の表面が、部分的にリン酸銀および部分的に金属銀からなることを特徴とする、プラスチック製品。
- 部分還元オルトリン酸銀が、オルトリン酸銀の銀イオンと金属銀の銀原子との比率を、95:5から55:45の範囲に有することを特徴とする、請求項40に記載のプラスチック製品。
- 前記粒子は、レーザー回折で測定した場合、前記粒子の95wt%、好ましくは98wt%、とりわけ99wt%が、0.5〜50μmの範囲のサイズとなるような粒径を有することを特徴とする、請求項40または41に記載のプラスチック製品。
- 粒径分布が1つの最大値を取り、前記最大値が、2〜20μmの範囲、好ましくは3〜12μmの範囲、とりわけ4〜10μmの範囲にあることを特徴とする、請求項42に記載のプラスチック製品。
- 前記プラスチックが、ポリウレタン、ポリカーボネート、シリコーン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリスチレンまたはポリアミドを含むことを特徴とする、請求項40から43のいずれか一項に記載のプラスチック製品。
- 部分還元オルトリン酸銀がその中に分布しているプラスチックからなることを特徴とする、請求項40から44のいずれか一項に記載のプラスチック製品。
- 前記プラスチック製品の少なくとも一部は、部分還元オルトリン酸銀がその中に分布しているプラスチックからなり、前記プラスチック製品の少なくとも他の一部は、異なる材料からなることを特徴とする、請求項40から44のいずれか一項に記載のプラスチック製品。
- 前記別の材料が、金属、ガラス、セラミックおよびプラスチックから選択されることを特徴とする、請求項46に記載のプラスチック製品。
- その表面が、少なくとも部分的に、部分還元オルトリン酸銀がその中に分布しているプラスチックから、および少なくとも部分的に異なる材料からなることを特徴とする、請求項46または47に記載のプラスチック製品。
- 部分還元オルトリン酸銀がその中に分布している前記プラスチックが、前記別の材料を内包し、その結果、前記製品の表面が、このプラスチックのみからなることを特徴とする、請求項46または47に記載のプラスチック製品。
- カテーテルである、請求項40から49のいずれか一項に記載のプラスチック製品。
- プラスチックと、その中に分布しており、金属銀に部分的に還元されたオルトリン酸銀粒子からなる部分還元オルトリン酸銀とを含有し、その結果、前記粒子中でオルトリン酸銀と金属銀とが直接接触しており、前記粒子の表面が、部分的にリン酸銀および部分的に金属銀からなることを特徴とする、プラスチック中間製品。
- 部分還元オルトリン酸銀が、オルトリン酸銀の銀イオンと金属銀の銀原子との比率を、95:5から55:45の範囲に有することを特徴とする、請求項51に記載のプラスチック中間製品。
- 前記粒子は、レーザー回折で測定した場合、前記粒子の95wt%、好ましくは98wt%、とりわけ99wt%が、0.5〜50μmの範囲のサイズとなるような粒径を有することを特徴とする、請求項51または52に記載のプラスチック中間製品。
- 粒径分布が1つの最大値を取り、前記最大値が、2〜20μmの範囲、好ましくは3〜12μmの範囲、とりわけ4〜10μmの範囲にあることを特徴とする、請求項53に記載のプラスチック中間製品。
- 前記プラスチックが、ポリウレタン、ポリカーボネート、シリコーン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリスチレンまたはポリアミドを含むことを特徴とする、請求項51から54のいずれか一項に記載のプラスチック中間製品。
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