JP2010531586A - マルチキャストグループを管理する方法と装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、データネットワーク内のマルチキャストトラフィックを管理する方法と、方法を用いる装置に関する。ホスト(200、220、225、230)は、各マルチキャストグループについて包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを格納し、ホストのネットワークインタフェースは、包含ソースレコードについての情報および/または除外ソースレコードについての情報を含むメッセージをルータ(260)に送付する。ルータ(260)はまた、各マルチキャストグループについて包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを格納し、そのネットワークインタフェースを介して包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージをホスト(200、220、225、230)から受信すると、それらレコードを更新する。本装置は、本方法に適合したルータ、ホスト機器およびネットワーク機器である。

Description

本発明は、データネットワークにおけるマルチキャスト技術の分野に含まれる。具体的には、本発明は、データネットワークにおけるマルチキャストトラフィックを管理する方法に関し、このネットワークでは、ソースが、少なくとも一つのマルチキャストグループにアドレス指定されたデータを送付し、複数のホストが、前記マルチキャストグループ中の、送付を行う前記ソースの一又は複数によって送付されたデータをルータから受信するもので、前記ホストと前記ルータとは、たとえばIGMPプロトコル(インターネットグループ管理プロトコル)やMLD(マルチキャストリスナ発見)プロトコルなどの通信プロトコルを用いて互いと通信してホスト−ルータ間マルチキャスト通信を可能にし、前記ホストは、そのプロトコルにより、前記マルチキャストグループに関して、前記リストのソースによって送付されるデータの受信を望むことを示すための包含ソースリストと、前記リストのソースを除く前記マルチキャストグループのソースすべてからのトラフィックの受信を望むことを示すための除外ソースリストとを前記ホストが定義することができる。
本発明は、前記方法を適用する装置にも関する。
マルチキャスト技術により、ユニキャスト通信、すなわち一対一の個別通信をソースと各受信機との間にセットアップする必要なく、データネットワークを通して単一ソースから多くの受信機にデータを送付することが可能になる。このために、ソースは、データパケットの形のデータを、前記データ送付の受信機になることを希望した機器が受信登録することができるマルチキャストグループに関連づけられた単一アドレスに送付する。このアドレスは、マルチキャストアドレスまたはマルチキャストグループアドレスとも呼ばれ、マルチキャストアプリケーション用に予約された範囲内で選ばれるIP(インターネットプロトコル)アドレスである。ソースによってマルチキャストアドレスに送付されたデータパケットは、次いでマルチキャストグループに加入している受信機に届き得るように、異なるネットワークルータ内で複製される。
マルチキャストグループ中のデータ送付受信機は一般に、プロキシまたはルータを用いてデータネットワークに接続された機器である。これ以降、ホストという一般用語を、前記機器を指すのに使用する。ホストは、たとえば、コンピュータでも、テレビセットに接続されたセットトップボックスでもよい。
ホストは、マルチキャストグループの一又は複数のソースによって送付される情報を受信したいとき、前記グループに受信登録するための受信登録メッセージを、最も近いルータまたは中間プロキシに送付し、それによりルータは、データネットワークを通して到着した、マルチキャストグループのソースによって送付されたデータをホストに伝送する。同様に、ホストは、マルチキャストグループにおけるデータ送付の受信の停止を望むとき、送付の受信を停止するための登録解除メッセージをルータまたはプロキシに送付する。
ホストと最も近いルータとの間で交換される、マルチキャストグループへの所属を管理するためのメッセージは、ルータがIPプロトコル(インターネットプロトコル)のバージョン4(IPv4)またはバージョン6(IPv6)と連動するかどうかによって、それぞれIGMPプロトコル(インターネットグループ管理プロトコル)またはMLD(マルチキャストリスナ発見)プロトコルを用いる。
ホストとルータとの間にプロキシがある場合、そのプロキシは、ホスト、最も近いルータまたは他の中間プロキシと、マルチキャストグループ所属メッセージを交換するのに、IGMP/MLDプロトコルも用いる。これらの場合、プロキシは、マルチキャストグループに受信登録し、または登録解除するための申請を異なるホストから受信することができ、これらの申請をアセンブルすることによって、ルータに送付するIGMP/MLDメッセージトラフィックを削減する。
さらに、ルータは、マルチキャストグループに受信登録したホストに、データをソースから効率的に経路指定することを可能にする経路制御を定義するために、ルータ同士でメッセージを交換する。このために、ルータは、非常によく知られているPIM−SM(プロトコル非依存マルチキャスト−スパースモード)を含む特定のプロトコルを用いる。
要するに、ルータは、どのマルチキャストグループからトラフィックを受信したいかを指定する情報を、IGMP/MLDメッセージの形でホストから受信し、ホストによって要求されたトラフィックを受け入れる経路指定をこのようなホストまでセットアップするために、たとえば、PIM−SMプロトコルを用いて他のルータと通信する。
言及したプロトコルはすべて、インターネット通信技術作業部会(IETF)によって定義され文書化されている。
現在使われているIGMPプロトコルバージョンはIGMPv3であり、これは、IETFによってオンラインで公表されているRFC3376仕様(B.Cainら、Engineering Task Force、Network Working Group、Request for Comments3376、2002年10月。現在、インターネットアドレスhttp://tools.ietf.org/html/rfc3376から入手可能)に記載されている。
MDLプロトコルに関しては、現在使われているバージョンはMDLv2であり、これは、IETFによってオンラインで公表されているRFC3810仕様(R.Vidaら、Engineering Task Force、Network Working Group、Request for Comments3810、2004年6月。現在、インターネットアドレスhttp://tools.ietf.org/html/rfc3810から入手可能)に記載されている。
IGMP/MLDプロトコルを用いるIGMPプロキシの動作は、IETFによってオンラインで公表されているRFC4605仕様(B.Fennerら、Engineering Task Force、Network Working Group、Request for Comments 4605、2006年8月。現在、インターネットアドレスhttp://tools.ietf.org/html/rfc4605から入手可能)に記載されている。
ルータ間の通信に用いられるPIM−SMプロトコルは、IETFによってオンラインで公表されているRFC4601仕様(B.Fennerら、Engineering Task Force、Network Working Group、Request for Comments 4601、2006年8月。現在、インターネットアドレスhttp://tools.ietf.org/html/rfc4601から入手可能)に記載されている。
マルチキャスト技術は当初、主として、ASM(全ソースマルチキャスト)として知られる多対多の通信モデルに適用されるために実装された。この通信モデルでは、多数のユーザが互いに通信し、ユーザの誰もがデータを送付し、また他の全員からデータを受信することができる。典型的なASMアプリケーションは、インターネットを介して複数通信者呼出しである。
マルチキャスト技術はその後、SSM(ソース特定マルチキャスト)として知られる1対多通信モデルに適用されるために実装された。この通信モデルでは、単一ソースが多くの受信機向けにデータを送付する。インターネット経由のラジオおよびテレビは、SSMアプリケーションである。このため、SSMに対する関心は現在非常に大きい。
それ以前のIGMPプロトコルバージョンでは、ホストは、マルチキャストグループ中で受信登録したいデータ送付ソースを選ぶことができず、ソースすべてに関してグループに受信登録または登録解除することしかできなかった。ホストがルータに送付するメッセージは非常に単純だった。すなわち、マルチキャストグループGからトラフィックを受信するにはJoin(G)、および受信を停止するにはLeave(G)である。したがって、それ以前のIGMPプロトコルバージョンは、SSMを許容していなかった。
ホストによるマルチキャストグループ中のソース選択は、IGMPプロトコルのIGMPv3バージョンにおいて可能になり、SSMが可能となった。このために、ホストは、以下の二つの型のIGMPメッセージを送付することができる。
・INCLUDEメッセージ:ホストがデータの受信を望む送付元のソースIPアドレスの指示からなる。RFC3376仕様の用語によると、包含されたこれらのソースのIPアドレスは、INCLUDEソースと呼ばれる。
・EXCLUDEメッセージ:ホストがデータの受信を望まない送付元のソースIPアドレスの指示からなる。この場合、ホストは、メッセージ中で除外と示されるソースを除くソースすべてによって送付されるデータの受信を望むと解釈される。やはりRFC3376仕様の用語によると、これらの除外ソースのIPアドレスは、EXCLUDEソースと呼ばれる。
メモリ、データトラフィックを節約するため、または他の理由により、IGMPv3バージョンにおいて、各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループは以下の二つのモードの一方でのみ動作することができ、一方から他方に切り換え可能であることが決められた。前記二つのモードとは、ネットワークインタフェースがINCLUDEソースリストをその中で定義するINCLUDEモード、またはネットワークインタフェースがEXCLUDEソースリストをその中で定義するEXCLUDEモードである。
ネットワークインタフェースは、各マルチキャストグループG1について複数の異なる要求を受信することができる。各要求は、同一マルチキャストグループに関するINCLUDEソースリストまたはEXCLUDEソースリストを含む。この状況を解消し、各ネットワークインタフェースがINCLUDEモードおよびEXCLUDEモードのいずれかでのみ動作し得るという制約を保つために、IGMPv3プロトコルは、ネットワークインタフェースが以下の規則を適用しなければならないとしている。
規則1:グループG1のデータソースのいずれかがEXCLUDEの場合、ネットワークインタフェースは、グループG1についてEXCLUDEモードで動作し、ネットワークインタフェースのソースリストは、EXCLUDEソースリストからINCLUDEリストのソースを引いた共通部分である。
規則2:ソースすべてがINCLUDEソースの場合、ネットワークインタフェースは、グループG1についてINCLUDEモードで動作し、ネットワークインタフェースのソースリストは、INCLUDEソースすべての和集合である。
後述では、本発明の複数の実施形態の説明により、これらの規則が通信を有意に複雑にすることが理解されよう。
ASMマルチキャストでは、ホストが特定のマルチキャストグループGからのトラフィックを受信したい場合、以下の技術的問題を解決することが必要である。すなわち、ホストは、マルチキャストグループGのアドレスのみを知っており、データを送付しているそのグループGのソースIPアドレスを知らない。この問題を異なる方法で解決する、ルータ間で異なるマルチキャスト通信プロトコルがある。今日では、PIM−SMプロトコルが主として適用され、ランデブーポイントと呼ばれるルータ(これ以降RPルータ)を、単一マルチキャストドメイン(同じRPルータを使用するルータのグループ)のソースすべての認知を担うルータとして指定することによって問題を解決する。ソースIPアドレスを見つけ出すために、各ルータは、RPルータとの第1のマルチキャスト通信をセットアップし、それにより、RPルータは、要求されたマルチキャストトラフィックを各ルータに送付する。ルータは、第1のマルチキャストトラフィックデータを受信すると、ソースIPアドレスを発見する。次いで、最終ルータ、すなわちホストからIGMPメッセージを直接受信するルータが、SPTパスと呼ばれる、ネットワークを通る最短パスをセットアップするSPTツリー(最短パスツリー)を使用して、データをソースから直接受信しようとする。ルータは、RPルータを介して、およびSPTパスにより直接、共に複写の形でデータの受信を始めると、RPルータとの通信を切断し、SPTパスによる直接通信のみを維持する。
SSMでは、マルチキャストグループのソースIPアドレスを見つけ出すという問題は存在しない。というのは、ユーザ自身がマルチキャストトラフィックの受信を望む送付元のソースを選ぶためである。したがって、ホストは、ルータまたはプロキシにソースIPアドレスを示せばよい。その結果、SSMでは、ASMの特性である複数の技術的に複雑な問題をなくすことが可能である。具体的には、ソースIPアドレスを見つけ出すのに関連した技術的に複雑な問題をなくすことが可能である。たとえば、SSMでは、ルータは、マルチキャストグループに受信登録する際に、ホストによって指示されるソースIPアドレスを知ることができるので、RPルータを使用する必要はない。したがって、SSMでは、今日用いられているものよりも効率的なアルゴリズムを適用することができる。
IGMPv3プロトコルに関する前述の規則により、SSMシステムのこれらの利点が活用できなくなる。ネットワークインタフェースは、EXCLUDEモードで動作する際、ソースIPアドレスを知らず、したがって、ASMに関して前述したように、RPルータを介して前記IPアドレスを見つけ出すことを強制され、ASM用の経路指定プロセスがより複雑になるという欠点がある。
IETFは最近、言及した欠点の解消を試みるために、IGMPおよびMDLプロトコルのIGMPv3およびMLDv2バージョン仕様を修正する新たな提案を発表しており、この提案は、IETFによってオンラインで公表されているRFC4604仕様(H.Holbrookら、Engineering Task Force、Network Working Group、Request for Comments4604、2006年8月。現在、インターネットアドレスhttp://tools.ietf.org/html/rfc4604から入手可能)に記載されている。提案された修正は基本的に、SSMマルチキャストアドレス用の範囲を予約すること、およびSSMマルチキャストシステム内のホストがEXCLUDEメッセージを送付するのを禁止することからなる。この制約は、ホストが同じマルチキャストグループ中の他の新規ソースをリッスンできないようにするので、SSMの十分な開発を不要に阻んでいる。
マルチキャスト通信における異なる改良を提案する複数の特許または特許出願が公知である。米国特許第6434622号、米国特許第6785294号、米国特許第6977891号、米国特許出願公開第2003/0067917号、米国特許出願公開第2005/0207354号、米国特許出願公開第2006/0120368号、米国特許出願公開第2006/0182109号およびWO2006/001803A1を挙げておく。しかし、これらのいずれもが、上述した問題を解決していない。
本発明の主な目的は、特にSSM通信に適用される、データネットワークにおけるマルチキャスト通信を管理する改良型システムを提供することである。
本発明の目的は、データ送付ソースと、前記データ送付の受信を要求したホストとの間の経路指定効率を上げることである。
本発明の別の目的は、既存プロトコルを基礎として用いる改良型ホスト−ルータ間マルチキャスト通信プロトコルの形で、およびこれらのプロトコルの以前のバージョンに適合した方法で上記システムを実装できるようにすることである。
このために、冒頭で示したタイプのデータネットワークにおけるマルチキャストトラフィックを管理する方法が開発された。この方法は、ホスト−ルータ間マルチキャスト通信を可能にする前記通信プロトコルに従って、
・ホストが、各マルチキャストグループおよびネットワークインタフェースについて、包含ソースリストを含む包含ソースレコードおよび除外ソースリストを含む除外ソースレコードという二つの別々のレコードを格納し、
・各ホストのネットワークインタフェースが、単一マルチキャストグループについての前記ホストの包含ソースレコードのソースリストの情報および/または前記ホストの除外ソースレコードのソースリストの情報を含むメッセージを前記ルータに送付し、
・ルータが、各マルチキャストグループについて、包含ソースリストの情報を含む包含ソースレコードおよび除外ソースリストの情報を含む除外ソースレコードという二つの別々のレコードを格納し、
・前記ルータが、前記ルータのネットワークインタフェースを介してホストから包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージを受信したとき、前記ルータの包含ソースレコードおよび/または前記ルータの除外ソースレコードを、各マルチキャストグループについて更新することを特徴とする。
本発明は、各ホストのネットワークインタフェースが前記ルータに送付する前記メッセージが、前記ホストの包含ソースレコードのソースリストおよび前記ホストの除外ソースレコードのソースリストを含む状態メッセージであることを意図している。
本発明は、各ホストのネットワークインタフェースが前記ルータに送付する前記メッセージが、前記ホストが前記ホストの包含ソースレコードの変化または前記ホストの除外ソースレコードの変化を検出したときに送付される状態変更メッセージであり、前記状態変更メッセージが、各マルチキャストグループについて一つまたは二つのデータブロックを含み、前記データブロックの各々が、包含ソースレコードのソースリストの修正についての情報または除外ソースレコードのソースリストの修正についての情報を含み、前記データブロックの各々が、データブロックが包含ソースリストの修正に関するのか、それとも除外ソースリストの修正に関するのかを示すフィールドを含むことも意図している。
ルータは、有利には、受信した前記メッセージに含まれる包含ソースリストについての情報を用いて、前記包含ソースによって送付されるデータトラフィックを要求する。
ネットワークインタフェースがホストのネットワークインタフェースである場合、前記ネットワークインタフェースを用いる各ソケットおよび各マルチキャストグループ用に包含ソースレコードおよび除外ソースレコードが保持され、ソケット用の前記包含ソースレコードの内容およびソケット用の前記除外ソースレコードに基づいてそれぞれ更新される包含ソースレコードおよび除外ソースレコードが、前記ネットワークインタフェース用に保持される。
有利な実施形態では、ルータのネットワークインタフェースに届く前記状態メッセージが、前記ルータが前記包含ソースから前記ルータへの経路指定ツリーをセットアップするために適用しなければならない方法についての命令を含む。好ましくは、前記命令を状態メッセージに組み込むために、前記状態メッセージが、マルチキャストアドレス用に予約された範囲外のマルチキャストアドレスを指示し、ルータが、指示されたマルチキャストアドレスが範囲外であることを検出し、前記マルチキャストアドレスが前記命令を含むと解釈し、前記マルチキャストアドレスに含まれる数字コードの形で前記命令を読み出す。
ルータとホストとの間の通信プロトコルは、好ましくは、IGMPプロトコル(インターネットグループ管理プロトコル)またはMLD(マルチキャストリスナ発見)プロトコルのバージョンであり、このバージョンでは、ネットワークインタフェースまたは機器インタフェースによって送付される状態メッセージが、同一メッセージ中に包含ソースリストおよび除外ソースリストを含んでよい。
本発明は、本発明による方法に適合したネットワーク機器にも関し、前記ネットワーク機器は、ネットワークインタフェースを備えており、前記ホストと前記ルータとの間の交換線路中で動作するのに適しており、
・各マルチキャストグループ用に、包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持し、
・前記ルータへの近接ネットワークインタフェースに対し、マルチキャストグループに関する前記包含ソースレコードのソースリストの情報および/または前記除外ソースレコードのソースリストの情報を含むメッセージを送付し、
・前記ネットワーク機器のネットワークインタフェースが、別のネットワークインタフェースから、包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージを受信すると、前記包含ソースレコードおよび/または前記除外ソースレコードを各マルチキャストグループについて更新する実行可能命令を格納することを特徴とする。
本発明は、本発明による方法に適合した機器にも関し、前記機器は、ネットワークインタフェースを備えており、ホストとして動作するのに適しており、前記ネットワークインタフェースを用いる各ソケット用、および各マルチキャストグループ用に、包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持し、前記ネットワークインタフェース用に、ソケット用前記包含ソースレコードの内容およびソケット用前記除外ソースレコードに基づいてそれぞれ更新される包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持するための実行可能命令を格納することを特徴とする。
本発明は、本発明による方法に適合したルータにも関し、
・各マルチキャストグループ用に、二つの別々のレコード、すなわち包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持し、
・前記ルータが、前記ルータのネットワークインタフェースを介して包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージを受信すると、各マルチキャストグループに関する前記包含ソースレコードおよび/または前記除外ソースレコードを更新する
ための実行可能命令を格納することを特徴とする。
前記ルータは、好ましくは、ルータによって受信される前記メッセージに含まれる包含ソースリストの情報を用いて、前記包含ソースによって送付されるデータトラフィックを他のルータに対して要求する。
前記包含ソースによって送付される前記データトラフィックを要求するために、前記ルータは、好ましくは、PIM−SM(プロトコル非依存マルチキャスト−スパースモード)プロトコルを用いる。
好ましい実施形態では、特定のマルチキャストグループおよび特定の包含ソースからのトラフィックの受信をホストが以降望まないことを通知するメッセージを受信すると、前記ルータは、前記マルチキャストグループの除外ソースレコードがあるかどうかを調べ、前記レコードが存在し、かつ前記包含ソースと同じIPアドレスを有する除外ソースを含まない場合、前記ルータが、前記特定のマルチキャストグループおよび前記特定の包含ソースの前記トラフィックを伝送し続け、前記トラフィックの受信を依然として望む別のホストがあるかどうかを調べるための、IGMPプロトコルにおける「グループおよびソース特定照会」型メッセージを送付しない。
好ましい実施形態ではまた、除外ソースレコードについての情報を更新するためのメッセージであって、特定のソースおよびマルチキャストグループからのトラフィックを遮断することを要求する前記メッセージを受信すると、前記ルータは、前記マルチキャストグループの包含ソースレコードがあるかどうかを調べ、前記レコードが存在し、かつ前記メッセージが遮断を要求するソースと同じIPアドレスを有する包含ソースを含む場合、前記ルータは、前記特定のマルチキャストグループおよび前記特定のソースの前記トラフィックを伝送し続け、前記トラフィックの受信を依然として望む別のホストがあるかどうかを調べるための、IGMPプロトコルにおける「グループおよびソース特定照会」型メッセージを送付しない。
本発明の他の利点および特徴は、後述の説明に見ることができる。後述の説明では、非限定的なキャラクタを用いて、添付の図面に関する本発明の好ましい実施形態に言及する。
データネットワークにおけるマルチキャストシステムの基本的実施例を示す。 データネットワークにおけるマルチキャストシステムの詳細な実施例を示す。 IGMPv3プロトコルで、すなわちIGMPv3プロトコルおよび本発明による修正IGMPプロトコル両方で、ルータによってホストに送付される「所属照会」メッセージの形式を示す。 IGMPv3プロトコルおよび本発明による修正IGMPプロトコル両方で、ホストによってルータに送付される「所属報告」メッセージの形式を示す。 IGMPv3プロトコルにおける各「所属照会」または「所属報告」メッセージに含まれる「グループレコード」データブロックの内部形式を示す。 本発明による修正IGMPプロトコルが適用されたとき、図2のシステムにおいて、DSLAM240によってルータ260に送付されるメッセージに対応する「所属報告」メッセージの形式を示す。
図1は、データネットワークにおけるマルチキャストシステムの基本的な実施例を示す。この実施例では、3つのホスト101、102、103が、CPE104、105(CPE:顧客構内機器)を介してデータネットワークに接続されている。CPEとは、加入者アクセス回線側に配置されたネットワークに接続する端末であり、たとえばDSL(デジタル加入者線)モデムを用いて通信を行う。ホスト101は、加入者線のCPE104に接続されており、ホスト102、103は両方とも別の加入者線の別のCPE105に接続されている。CPE104、105は、異なるCPE104、105からのトラフィックを、スイッチ107を介してルータ108に向けるDSLAM106(DSLAM:デジタル加入者線アクセスマルチプレクサ)に接続され、ルータ108は、IP(インターネットプロトコル)ネットワーク109に接続される。別のルータ110は、IPネットワーク109の別のポイントに接続されており、このルータは、マルチキャストグループの複数のソース111、112によって送付されるデータパケットを集める。
分かりやすくするために、図1は、ルータ108に接続された複数のホスト101、102、103によって形成される単一グループ、およびルータ110に接続されたソース111、112からなる単一グループを示す。当然ながら、マルチキャストシステムは実際には、これらの多数の集まりおよびグループから成り立っている。
図1は、IGMPおよびPIM−SMプロトコルそれぞれの範囲も示す。すなわち、IGMPプロトコルは、CPEおよびDSLAMを介した受信ホストとルータとの間の通信に適用され、PIM−SMプロトコルは、IPネットワークを介した、異なるルータ間の通信に適用される。
この実施例では、ルータはIPプロトコルのIPv4バージョンで動作するので、このシステムはIGMPプロトコルを用いると想定されている。ただし、記載した理由は、MLDプロトコル(IPプロトコルのバージョンIPv6)を用いるシステムにも適用される。
CPEおよびDSLAMは、複数のIGMP要求を受信すること、およびこれらの要求をアセンブルして、ルータに送付されるIGMPメッセージの分量を削減することからなるIGMPプロキシ機能を実施することができる機器である。この動作は、冒頭で言及したIETFのRFC4605仕様に記載されている。
図1に示すマルチキャストシステムの基本動作は、以下の通りである。
ホスト101、102、103は、グループのマルチキャストアドレスおよびホストが受信を希望するデータの送付元のソースアドレスを識別するための複数のIGMPメッセージをCPE104、105に送付する。図1の実施例におけるCPE105のケースのように、異なるホストから複数のIGMPメッセージを受信するCPEは、これらのIGMPメッセージをアセンブルして、単一のIGMPメッセージをDSLAMに送付する。一方、DSLAM106は、異なるCPE、この場合CPE104、105からIGMPメッセージを受信し、これらのメッセージをアセンブルして、各マルチキャストグループについてINCLUDEまたはEXCLUDEソースのみが中に示されるIGMPメッセージを、スイッチ107を介してルータ108に送付する。
ルータ108は、スイッチ107を介してDSLAM106によって送付されたIGMPメッセージを受信し、PIM−SMプロトコルを用いて他のIPネットワークルータと通信することによって、ルータ108によって受信されたIGMPメッセージ中に指定されるソースによって送付されたデータをルータ108に届かせるようにする経路指定を、IPネットワークを通してセットアップする。
さらに詳細な実施例において以下に示すように、従来技術では、ルータ108は、ホストによって指定されているソースIPアドレスを常に知っているわけではない。というのは、この情報は、元々はホストによって送付されたIGMPメッセージをネットワークインタフェースがアセンブルしたときに失われてしまっているからである。したがって、ルータ108は、複雑で多少非効率なプロセスを適用することによってソースIPアドレスを見つけ出さなければならない。
従来技術の方法を適用するマルチキャストシステムの動作例(IGMPv3プロトコル)
図2は、マルチキャストシステムおよびこのシステムが動作するのに必要な異なる通信を詳細に示す。
図2に基づいて本発明の原理および利点を明らかにするために、IGMPv3プロトコルを適用する従来技術による動作について最初に説明する。次いで、図2のこの同じ図表を参照して本発明による動作を説明する。
ホスト200は、マルチキャストトラフィックを要求することができる二つのアプリケーション201、202が実行されるパーソナルコンピュータPCである。コンピュータ200は、CPE208に接続されるネットワークカード203を装備し、CPE208は、DSLAM240に接続される。
ホスト220、225は、単一のCPE228に接続されたネットワークカード222、223をそれぞれ装備する二つのパーソナルコンピュータPCであり、CPE228はDSLAM240に接続される。それぞれマルチキャストトラフィックを要求することができる単一のアプリケーション221、226は、各コンピュータ220、225内で実行される。
ホスト231は、インターネットを経由したテレビチャンネルの受信を可能にするテレビセット230に接続されたSTB(セットトップボックス)デコーダである。デコーダ231は、CPE229に接続されたネットワークカード232を装備し、CPE229はDSLAM240に接続される。
DSLAM240は、スイッチ250を介してルータ260に接続される。ルータ260は、この例ではルータ261、262、263、264、265、266、267、268である他のルータによって形成されるIPネットワークに接続される。
ルータ264は、RP(ランデブーポイント)ルータ、すなわち、マルチキャストグループの送付ソースと、ホストがソースのIPアドレスを知らないときにこれらのソースからの送付の受信を望むホストとの間の経路指定をセットアップするのに、PIM−SMプロトコルによって使用されるルータである。
図2の実施例では、単一マルチキャストグループG1に属す5つの送付ソース295、296、297、298、299が存在する。説明を簡単にするために、以下の説明では、図2に示すように、それぞれS1、S2、S3、S4、S5である各IPアドレスにより、これらのソースを参照する。
ソースS1、S2、S3は、ルータ266を介してIPネットワークに接続され、ソースS4、S5は、ルータ262を介して接続される。
ホスト200内で実行されるアプリケーション201、202は、マルチキャストグループG1中のデータ送付の受信を望むが、各アプリケーションは、以下のように異なるソースからの送付の受信を望む。
・アプリケーション201は、ソースS1、S2からの送付を受信することを望み、そのために、INCLUDE({S1,S2};G1)型要求を行う。
・アプリケーション202は、S4を除くソースすべてからの送付を受信することを望み、そのために、EXCLUDE({S4};G1)型要求を行う。
ネットワークカード203は、IGMPv3プロトコル規則を適用するアプリケーション201、202に関連づけられた異なるソケットの状態を組み合わせなければならないネットワークインタフェースである。ソケットの一つはEXCLUDEモードで動作するので、ネットワークインタフェース203はEXCLUDEモードでのみ動作することになり、CPE208にEXCLUDE({S4};G1)というメッセージを送付する。
理論上は、EXCLUDE({S4};G1)メッセージを送付すると、INCLUDE({S1,S2};G1)メッセージを送付する必要がなくなると思われる。というのは、第1のメッセージは、S4を除くソースをすべて暗黙のうちに含み、したがって、ソースS1、S2を含むからである。ただし、このように動作することによって、アプリケーション201によって送付されるIGMPメッセージに含まれていた有益な情報、すなわちソースS1、S2のIPアドレスが失われてしまっている。
ネットワークカード203によって送付されるEXCLUDE({S4};G1)メッセージは、CPE208によってソースの情報が修正されずに、DSLAM240に伝送される。というのは、DSLAM240は、一つの起点からのIGMPメッセージしか受信しないためである。
コンピュータ220内で実行されるアプリケーション221は、ソースS5からの送付の受信を望むことを示すINCLUDE({S5},G1)型要求を行う。ネットワークカード222は、アプリケーション221が関連づけられるソケットからの要求を受信するだけなので、複数の要求を組み合わせる必要はない。したがって、ネットワークカード222は、アプリケーション221の要求と同じ情報を含むIGMPメッセージ、すなわちINCLUDE({S5},G1)メッセージをCPE228に送付する。
コンピュータ225内で実行されるアプリケーション226は、ソースS3からの送付の受信を望むことを示すINCLUDE({S3},G1)型要求を行う。ネットワークカード223は、アプリケーション226が関連づけられるソケットからの要求を受信するだけなので、複数の要求を組み合わせる必要はない。したがって、ネットワークカード223は、アプリケーション226の要求と同じ情報を含むIGMPメッセージ、すなわちINCLUDE({S3},G1)メッセージをCPE228に送付する。
CPE228は、IGMPプロキシとして振る舞い、IGMPv3プロトコル規則を適用して、ネットワークインタフェース222、223によってそれぞれ送付されるメッセージを組み合わせる。受信されたメッセージはすべてINCLUDE型メッセージなので、ネットワークインタフェース228はINCLUDEモードでのみ動作することになり、DSLAM240にINCLUDE({S3,S5};G1)というメッセージを伝送する。
STB231は、ソースS1からの送付の受信を望むことを示すINCLUDE({S1},G1)メッセージを送付する。DSLAM240は単一起点からのIGMPメッセージを受信するので、CPE229は、このメッセージをそのままDSLAM240に伝送する。
したがって、DSLAM240は、以下の三つのIGMPメッセージを受信する。
CPE208からのEXCLUDE({S4};G1)
CPE228からのINCLUDE({S3,S5};G1)
CPE229からのINCLUDE({S1},G1)
DSLAM240は、これらの異なるメッセージを、IGMPv3プロトコル規則を適用して組み合わせなければならないプロキシである。マルチキャストグループG1に関して受信されたメッセージの一つがEXCLUDE型メッセージなので、ネットワークインタフェース240は、前記マルチキャストグループG1に対してはEXCLUDEモードでのみ動作することになり、S4を除くグループG1のソースすべてからの送付をルータ260がDSLAM240に伝送しなければならないことを示すEXCLUDE({S4};G1)というメッセージを、スイッチ250を通してルータ260に伝送する。
次いでルータ260は、PIM−SMプロトコルを用いて他のIPネットワークルータと通信し、ソースS4を除くマルチキャストグループG1のソース全部である、IGMPメッセージ中で要求されたソースによって送付されるデータを受信する。PIM−SMプロトコルは、二つの経路指定ツリー型、すなわちRPルータ(この場合、ルータ264)を中心とするRPT(ランデブーポイントツリー)ツリーおよび最短パスをセットアップするSPT(最短パスツリー)のセットアップを可能にする複雑なプロトコルである。RPルータは、マルチキャストグループのソースすべてのIPアドレスの認知を担うルータとして、PIM−SMプロトコルによって指定されるルータである。ルータ260は最初、RPルータのみがソースIPアドレスを知っているので、マルチキャストグループからのトラフィックを、RPTツリーを通して常に受信する。後述で説明する一定の条件が満たされると、ルータ260は、SPTツリーを使用し、RPツリーを通した伝送を中止する。
図2の実施例において、最初にRPTツリーを使用すると、ルータ260は、点線で示すパス281を通してソースS1、S2、S3からの送付を受信し、点線で示すパス282を通してソースS5からの送付を受信する。したがって、ルータ260は、実線で示すパス291、292であるSPTツリーによる最短パスを通してではなく、最長パスを通してデータを受信している。
ルータ260は、DSLAM240からEXCLUDE({S4};G1)メッセージを受信しただけなので、包含ソースのIPアドレスを知らない。したがって、ルータ260は、SPTツリーを直接使用して包含ソースからのトラフィックを要求することはできない。冒頭で述べたように、これは重大な欠点である。別の欠点は、ルータがSSMマルチキャストにおいてのみ動作する場合、EXCLUDEメッセージを受信しないという事実である。さらに、ルータは、ソースと直接接続することしかできない簡略ルータである場合、ソースのIPアドレスを知らない場合は、直接接続することができない。
特定のチャネル(S,G)、すなわちマルチキャストグループG中のソースSによって定義されるチャネルをRPTツリーからSPTツリーに切り換えるための、PIM−SMプロトコルによって与えられる条件は、RFC4601仕様、具体的にはCheckSwitchToSpt(S,G)と呼ばれる関数を定義する「Last Hop Switchover to the SPT」というセクション4.2.1に詳述されている。
Figure 2010531586

#注:KATをリスタートすると、SPT切換えという結果になる。KeepaliveTimer(S,G)をKeepalive_Periodにセットする
CheckSwitchToSpt(S,G)関数は、設定可能な「SwitchToSptDesired(S,G)」関数によって定義される設定可能部分、および設定不可能部分を有する。RPTツリーからSPTツリーへの切換えは、条件の両方の部分が満たされるときに実施される。
通常、前記閾値を超えていない場合はRPTツリーからSPTツリーへの切換えが実施されないように、設定可能な「SwitchToSptDesired(S,G)」関数が、ソースSからのトラフィックの分量の閾値を確立するのに使用される。
PIM−SMプロトコルプログラミングコードの一部を形成する設定不可能部分は、以下の通りである。
Figure 2010531586
この設定不可能条件は、INCLUDE(S,G)というIGMPメッセージを受信済みであるルータのネットワークインタフェースがある場合、またはグループGのソースすべてからのトラフィックの受信を望むことを示すIGMP型メッセージを受信済みであるルータのネットワークインタフェースがあり、前記ネットワークインタフェースがEXCLUDE(S,G)というIGMPメッセージを受信していない場合に、ルータが特定のチャネル(S,G)をRPTツリーからSPTツリーに切り換えるだけであることを定めるものである。この設定不可能条件は、IGMPメッセージにのみ関するので、SPTツリーへの切換えを開始してチャネル(S,G)の入力ルータとの直接接続をセットアップすることができる唯一のルータは、IGMPメッセージを受信するルータ、すなわち図2の実施例ではルータ260である。ネットワークインタフェースを介してIGMPメッセージを直接受信しないルータでは、これらのルータがSPTツリーへの切換えを開始することがないように、この条件が満たされることはない。
図2の実施例において、ルータ260が受信する唯一のメッセージは、前記設定不可能条件が満たされないEXCLUDE({S4},G1)である。したがって、ルータ260は、RPTツリーからSPTツリーに切り換えることができず、トラフィックは、最短パス291、292を通るのではなく、RPルータ264を通して最長パス281、282をいつまでも通り続けることになる。このように、トラフィックはむしろ非効率な方法で配信され、RPルータに不必要に負荷がかかる。
要するに、この例は、INCLUDEおよびEXCLUDE型メッセージを組み合わせるためにIGMPv3プロトコル規則を適用すると、経路指定システムの効率に悪影響を与えることを示す。この状況は、図2に示すものとは異なる組合せを有する他のマルチキャストシステムにおいても起こることが、当業者には容易に理解されよう。
本発明による修正IGMPプロトコル
本発明は、修正IGMPプロトコルを適用することによってこれらの問題を解決し、その結果、ネットワークインタフェースは、ホストによって送付されるメッセージを、前記メッセージに含まれる情報を失うことなく伝送することができる。
本発明による修正IGMPプロトコルは、ネットワークインタフェースがデュアルモードで動作し得る点で、IGMPv3プロトコルとは異なる。すなわち、インタフェースは、INCLUDE型IGMPメッセージに含まれる情報およびEXCLUDE型IGMPメッセージに含まれる情報を別々に格納および伝送する。
本発明による修正IGMPプロトコルについては、後述で説明する。説明を容易にするために、冒頭で言及したIETFのRFC3376仕様によるIGMPv3プロトコルの説明を参照し、前記IGMPv3プロトコルに対する、修正IGMPプロトコルにおける変更のみを詳しく記述する。詳しく記述しない部分は、IGMPv3プロトコルに該当するので、当業者の理解の範囲内である。
説明は、以下のセクションにまとめられる。
1)インタフェースの説明/状態情報/ソースのアセンブル法
2)状態レコードの消去法
3)ネットワークインタフェースレコードを導出する規則
4)IGMPメッセージの説明
5)レコードの情報が変更する際の挙動
6)ホストが「所属照会」メッセージを受信する際の挙動
7)ルータ用プロトコルの説明
8)IGMPv3ホストとの互換性
9)改良型IGMPプロキシ
1)インタフェースの説明/状態情報/ソースのアセンブル法
IGMPv3プロトコルのRFC3376仕様では、システムが以下の関数によるIGMPメッセージをサポートし、ホストがマルチキャストデータソースを選択することができなければならないと記載している。
IPMulticastListen(socket,interface,multicast−address,filter−mode,{source−list})
上記関数で、
「socket」は、システム内で実行される異なるアプリケーションを区別することを可能にし、IPMulticastListen関数を呼び出すパラメータである。たとえば、データネットワークに接続された単一コンピュータ内で実行される異なるアプリケーションとすることができる。
「interface」は、受信するべきマルチキャストデータソースを示すネットワークカードまたはネットワークインタフェースのローカル識別子である。
「multicast−address」は、マルチキャストグループのアドレスである。
「filter−mode」は、INCLUDEでもEXCLUDEでもよいネットワークインタフェースモードである。INCLUDEモードでは、ネットワークインタフェースは、source−listをINCLUDEとして定義し、このことは、リスト上のソースすべてによって送付されるトラフィックが送付されなければならないことを意味する。EXCLUDEモードでは、ネットワークインタフェースは、source−listをEXCLUDEと定義し、このことは、マルチキャストグループ中の送付を行うソースのうち、リスト上のソースを除くすべてからのトラフィックが送付されなければならないことを意味する。
「source−list」は、INCLUDEまたはEXCLUDEソースリストである。
RFC3376仕様は、特定のソケット、ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループの組合せに対して、INCLUDEでもEXCLUDEでもよい一つのfilter−modeしかあり得ないと明白に記述している。
システムは、各アクティブソケットに対して状態レコードを保存する。このレコードは、以下の情報を含む。
(interface,multicast−address,filter−mode,{source−list})
各ソケットに対し、レコードのfilter−modeは、INCLUDEまたはEXCLUDEでしかあり得ない。
システムは、各ネットワークインタフェースに関するレコードも保存する。このレコードは、以下の情報を含む。
(multicast−address,filter−mode,{source−list})
各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループに対し、レコードのfilter−modeは、INCLUDEまたはEXCLUDEでしかあり得ない。各ネットワークインタフェースのレコードは、ソケットレコードから導出される。ネットワークインタフェースのレコードが異なるレコードの組合せから生じなければならない場合、冒頭に記載し、下に転記する規則が適用される。
規則1:グループG1のデータソースのいずれかがEXCLUDEの場合、ネットワークインタフェースは、グループG1用にEXCLUDE filter−modeを有することになり、ネットワークインタフェースのソースリストは、EXCLUDEソースリストからINCLUDEリストのソースを引いた共通部分である。
規則2:ソースすべてがINCLUDE型ソースの場合、ネットワークインタフェースは、グループG1用にINCLUDE filter−modeを有することになり、ソースリストは、INCLUDEソースすべての和集合である。
ここまでは、RFC3376仕様によるIGMPv3プロトコルの特性について記述した。
本発明による修正IGMPプロトコルは、IGMPv3プロトコルのIPMulticastListen関数の同じ構造を維持する。
IPMulticastListen(socket,interface,multicast−address,filter−mode,{source−list})
しかし、各ソケットおよび各ネットワークインタフェースに対して、システムが二つのレコード、すなわちEXCLUDE filter−mode用に一つ、INCLUDE filter−mode用にもう一つを保存するという違いがある。
したがって、システムは、各ソケットに対して二つのレコードを保存する。
INCLUDEレコード:(interface,multicast−address,INCLUDE,{source−list})
EXCLUDEレコード:(interface,multicast−address,EXCLUDE,{source−fist})
また、各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループに対して二つのレコードを保存する。
INCLUDEレコード:(multicast−address,INCLUDE,{source−list})
EXCLUDEレコード:(multicast−address,EXCLUDE,{source−list})
INCLUDEソースだけがある、またはEXCLUDEソースだけがある場合は、システムは一つのレコードしか必要としない。ただし、INCLUDEおよびEXCLUDEソース情報を有する同じマルチキャストグループに対してIPMulticastListen関数への異なる呼出しがある場合、システムは、IGMPv3プロトコルを用いた従来技術において行われるように情報を混合するのではなく、二つのレコードに情報を格納する。
IPMulticastListen関数の各呼出しにより、特定のマルチキャストグループに対するレコードの内容が置き換えられ、レコードがない場合は、関数呼出しによって一つのレコードが作成される(これは、たとえば、前記マルチキャストグループ用に初めて関数を呼び出すときに起こる)。
2)状態レコードの消去法
IGMPv3プロトコルにおいて、特定のグループG1のレコードを消去するために、空のソースリストを有するINCLUDE型メッセージ、すなわちINCLUDE({},G1)が送付される。さらに、特定のグループG1の、EXCLUDEモードでのレコードは、一定の時間が経過した後、いかなるメッセージを送付する必要もなく、INCLUDEモードに自動的に切り換わる。そのために、IGMPv3プロトコルでのレコードは、レコード状態がEXCLUDEの場合、各マルチキャストグループ用に、ゼロとは異なるタイマを有する。タイマがゼロに達すると、レコードは、EXCLUDEモードからINCLUDEモードに切り換わる。
本発明による修正IGMPプロトコルにおいて、特定のグループG1のINCLUDEレコードを消去するために、IGMPv3プロトコルの場合と同じ仕組みが使用される。すなわち、空のソースリストを有するINCLUDE型メッセージ、すなわちINCLUDE({})が送付される。
特定のグループG1のEXCLUDEレコードを自動的に消去するために、修正IGMPプロトコルでは、EXCLUDEレコードもIGMPv3プロトコルでのように各マルチキャストグループ用にタイマを有するが、その動作は、INCLUDEモードからEXCLUDEモードに切り換わる必要がないのでより単純である。すなわち、タイマがゼロに達すると、EXCLUDEレコードが単に消去される。
修正IGMPシステムは、以下のものに適用される、EXCLUDE状態レコードをより素早く消去する新たな仕組みを、任意選択で追加する。
・ホストレコード:IPMulticastListen関数で更新される。
・プロキシおよびルータレコード:IGMPメッセージを用いて更新される。
Filter_Delete_Excludeと呼ばれる新規のfilter−modeパラメータが、IPMulticastListen関数を用いてEXCLUDEレコードを消去するために、修正IGMPプロトコルに組み込まれている。IPMulticastListen関数は、このパラメータを有する呼出しを受信するとき、multicast−addressに示されるマルチキャストグループからEXCLUDEレコードを消去しなければならないことを知っている。
IGMPメッセージを用いてプロキシおよびルータからEXCLUDEレコードを消去するために、「所属報告」メッセージの「グループレコード型」フィールド用の新規の値が、修正IGMPプロトコルにおいて以下の簡略な記述により定義されている。
Figure 2010531586
この新規の値は、以下の簡略記述によりIGMPv3プロトコルに既に存在する「グループレコード型」フィールドの値1〜6(RFC3376仕様のセクション4.2.12)に追加される。
Figure 2010531586

上記において、xは、ソースIPアドレスのリストである。
3)ネットワークインタフェースレコードを導出する規則
セクション1)に示したように、修正IGMPプロトコルは、各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループについて二つのレコードを保存することを可能にする。
INCLUDEレコード:(multicast−address,INCLUDE,{source−list})
EXCLUDEレコード:(multicast−address,EXCLUDE,{source−list})
上で、multicast−addressはマルチキャストグループのアドレスであり、source−listはソースのリストである。
IGMPv3プロトコルでのように、ネットワークインタフェースレコードは、ソケットレコードから導出される。ただし、修正IGMPプロトコルを適用すると、単一マルチキャストグループのINCLUDEソースとEXCLUDEソースを混合する必要がないので、プロセスははるかに単純になる。
修正IGMPプロトコルは、各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループに以下の規則を適用する。
規則1:各マルチキャストグループについて、ネットワークインタフェースの各INCLUDEレコードは、前記ネットワークインタフェースを用いるソケットのINCLUDEレコードのソースすべての和集合を含む。
規則2:各マルチキャストグループについて、ネットワークインタフェースの各EXCLUDEレコードは、前記ネットワークインタフェースを用いるソケットのEXCLUDEレコードのソースの共通部分を含む。
4)IGMPメッセージの説明
説明を簡単にするために、ルータとホストとの間のIGMPメッセージについて、このセクションでは、両者の間にIGMPプロキシがないと想定して記載する。IGMPプロキシの挙動については、後でセクション9において説明する。
ホストとルータとの間の通信のために、修正IGMPプロトコルでは、RFC3376仕様のセクション4に記載されているIGMPv3プロトコルと同じメッセージを使用するが、後述で説明するような修正を施す。
図3は、IGMPv3プロトコルにおいて、すなわちIGMPv3プロトコルおよび本発明による修正IGMPプロトコルの両方において、ルータによってホストに送付されるメッセージの形式を示す。これらのメッセージは、「所属照会」メッセージと呼ばれる。図3に示す形式は、IGMPv3プロトコルおよび修正IGMPプロトコル両方に適用される。
図4は、IGMPv3プロトコルにおいて、ホストによってルータに送付されるメッセージの形式を示す。これらのメッセージは、「所属報告」メッセージと呼ばれる。図4に示す形式は、IGMPv3プロトコルおよび修正IGMPプロトコル両方に適用される。
図5は、各「所属報告」メッセージに含まれる「グループレコード」と呼ばれるデータブロックの内部形式を示す。「グループアドレス」フィールドは、マルチキャストグループアドレスを含む。「ソースアドレス」フィールドは、ソースについての情報を含む。「ソース数」フィールドは、各「グループレコード」に存在する「ソースアドレス」フィールドの数を示す。図5に示す形式は、IGMPv3プロトコルに適用される。
修正IGMPプロトコルにおいて、「所属報告」型メッセージが送付される際はIGMPv3プロトコルの場合と同じメッセージ形式が使用されるが、同じマルチキャストグループに対してINCLUDEソースとEXCLUDEソースもある場合には、後で論じる図6に示すように、二つの「グループレコード」が送付される。これらのソースは混合されず、各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループについて二つのレコードが存在し得るので、システムは、単一のマルチキャストアドレスまたはグループ用に2通りの「グループレコード」を有するメッセージを伝送することができる。すなわち、「グループレコード」の一つは、INCLUDEソースについての情報を伝送し、もう一つは、EXCLUDEソースについての情報を伝送する。
IGMPv3プロトコルでは、ルータは、ホストにホストの状態について尋ねるために、「一般照会」型「所属照会」メッセージを送付する。このメッセージに応答して、ホストは、「現状レコード」型「所属報告」状態メッセージを送付する。この仕組みは、修正IGMPプロトコルにおいて維持されるが、ホストによって送付される「現状レコード」メッセージは、単一マルチキャストグループ用に、一つはINCLUDEモードで、およびもう一つはEXCLUDEモードで二つの「グループレコード」を含み得る。INCLUDEまたはEXCLUDEモードは、IGMPv3プロトコルでのように、それぞれ、「レコード型」フィールドの内容によって識別される。
レコード型=1=MODE_IS_INCLUDE
レコード型=2=MODE_IS_EXCLUDE
したがって、二つのレコードについての情報は、単一の「現状レコード」メッセージ内で伝送される。
IGMPv3プロトコルでは、ホストは、INCLUDEおよびEXCLUDEソースに生じた変更を報告するために、「Source−List−Changeレコード」メッセージを送付する。「現状レコード」メッセージとは異なり、「Source−List−Changeレコード」メッセージは、ルータによって送付される「所属照会」メッセージに応答して送付されるのではなく、そのソースレコードに変更が起きたことを示すためにホストによって送付される。
IGMPv3プロトコルでのように、修正IGMPプロトコルでは、ホストは、「Source−List−Changeレコード」メッセージも送付するが、以下の違いがある。単一マルチキャストグループ用にニ通りのレコード(INCLUDEレコードおよびEXCLUDEレコード)があり得るので、「Source−List−Changeレコード」メッセージは、それが二つのレコードのどちらを指すのか示さなければならない。そのために、修正IGMPプロトコルでは四つの新規「グループレコード」型が以下の簡略表現で定義される。
Figure 2010531586

上記において、xは、ソースIPアドレスのリストである。
新規の「グループレコード型」8、9、すなわちALLOWIN(x)およびBLOCKIN(x)表現が、それぞれ、INCLUDEレコード中のソースリストに要素を追加または削除するメッセージを送付するために使用される。
新規の「グループレコード型」10、11、すなわちALLOWEX(x)およびBLOCKEX(x)表現のそれぞれが、ソースxによって送付されるトラフィックを許容または遮断するメッセージを送付するために使用される。
図6は、本発明による修正IGMPプロトコルが適用されたとき、図2の図表において、DSLAM240によってルータ260に送付されるメッセージに対応する「所属報告」メッセージの一実施例を示す。このメッセージの内容については、後で詳しく説明する。DSLAM240は、ルータ260とホスト200、220、225、231との間に配置されたIGMPプロキシとして振る舞う。したがって、この場合、ルータとホストとの間のIGMPメッセージについての先述の説明は、前記ホストをDSLAM240で置き換えて当てはまる。IGMPプロキシは、IGMPルータとの通信ではホストとして振る舞い、ホストとの通信ではIGMPルータとして振る舞う。
本発明による修正IGMPプロトコルが適用される場合に図2の各機器に格納されるレコードを、以下に示す。
PC200において、アプリケーション201、202が、それぞれソケット1およびソケット2を使用する場合、ソケット1およびソケット2の状態レコードは、それぞれ以下のようになる。
INCLUDEレコード:(インタフェース203,グループG1,INCLUDE,{S1,S2})
EXCLUDEレコード:(インタフェース203,グループG1,EXCLUDE,{S4})
CPE208のネットワークインタフェースの状態と一致するPC200のネットワークインタフェース203の状態レコードは、以下のようになる。
INCLUDEレコード:(グループG1,INCLUDE,{S1,S2})
EXCLUDEレコード:(グループG1,EXCLUDE,{S4})
PC220において、アプリケーション221がソケット1を使用する場合、ソケット1の状態レコードは以下のようになる。
INCLUDEレコード:(グループG1,INCLUDE,{S5})
PC225において、アプリケーション226がソケット1を使用する場合、ソケット1の状態レコードは以下のようになる。
INCLUDEレコード:(グループG1,INCLUDE,{S3})
ソースをアセンブルした後、IGMPプロキシとして動作するCPE228のネットワークインタフェースの状態レコードは、以下のようになる。
INCLUDEレコード:(グループG1,INCLUDE,{S3,S5})
STB231において、CPE229のネットワークインタフェースの状態と一致するネットワークインタフェース232の状態レコードは、以下のようになる。
INCLUDEレコード:(グループG1,INCLUDE,{S1})
CPE208、228、229の各々は、そのIGMPメッセージをDSLAM240に送付し、DSLAM240は、これらのメッセージを再度アセンブルするが、INCLUDEおよびEXCLUDEソースを混合することはない。
ソースをアセンブルした後、IGMPプロキシとして動作するDSLAM240のネットワークインタフェースの状態レコードは、以下のようになる。
INCLUDEレコード:(グループG1,INCLUDE,{S1,S2,S3,S5})
EXCLUDEレコード:(グループG1,EXCLUDE,{S4})
ルータ260によって送付される「一般照会」メッセージに応答して、DSLAM240は、以下で分析される図6に示すメッセージをルータ260に送付する。
「型」==0x22は「所属報告」であることを示し、「グループレコード数」=2は、同じマルチキャストグループG1に関して二つのデータブロックまたは「グループレコード」が送付されることを示す。「グループレコード」の一つは、INCLUDEソースについての情報を含み、もう一つは、EXCLUDEソースについての情報を含む。第1の「グループレコード」は、1に等しい「レコード型」を有する。このことは、MODE_IS_INCLUDE型であること、すなわちINCLUDEソースについての情報を含むことを意味する。このデータブロックにおいて、「ソース数」は4に等しく、4つのINCLUDEソースの情報が送付される予定であることを意味する。マルチキャストグループG1は、「マルチキャストアドレス」フィールドに示される。「ソースアドレス[1]」〜「ソースアドレス[4]」の四つのフィールドは、四つのINCLUDEソース、すなわちS1、S2、S3、S5についての情報を含む。2に等しい「レコード型」を有する第2の「グループレコード」が下段に示されている。このことは、MODE_IS_EXCLUDE型であること、すなわちEXCLUDEソースについての情報を含むことを意味する。「ソース数」は1に等しく、一つのEXCLUDEソースについての情報が送付される予定であることを意味する。マルチキャストグループG1が、「マルチキャストアドレス」フィールドに示される。「ソースアドレス[1]」フィールドは、EXCLUDEソース、すなわちS4についての情報を含む。
ルータ260は、ソースすべての完全な情報を受信している。ここで、RPTツリーをSPTツリーに切り換えるための、PIM−SMプロトコルによって与えられる要件が、後述で説明するように満たされる。
PIM−SMプロトコルのSwitchToSptDesired(S,G)条件は、チャネル(S,G)をRPTツリーからSPTツリーに切り換えるための切換え条件の設定可能部分であり、第1のデータパケットがSPTツリーを通してソースSから届くときにこの条件が満たされるように、デフォルトで設定される。前記切換え条件の設定不可能条件は、修正IGMPプロトコルが適用されるときは常に満たされる。というのは、ソースSからの受信トラフィックに関心があるルータは、INCLUDE(S,G)というIGMPメッセージを常に受信していることになり、またはグループGのソースすべてからのトラフィックの受信を望むことを示すIGMP型メッセージを受信していることになり、EXCLUDE(S,G)というIGMPメッセージを受信していることにならないためである。
したがって、修正IGMPプロトコルが適用される際、ソースに関するトラフィック要求を受信済みであるルータはすべてSPTツリーに進み、最短パスを通して前記ソースからのトラフィックを受信することができる。
したがって、図2の例において、ソースS1、S2、S3によって送付されるトラフィックは、最短パス291を通ることになり、ソースS5によって送付されるトラフィックは、最短パス292を通ることになる。
ルータ260は、任意選択で、最初から、ソースS1、S2、S3、S5それぞれのSPTツリーと直接接続することができる。というのは、これらのソースのIPアドレスを知っており、したがってSPTツリーを直接使用することができるからである。そのために、SwitchToSptDesired(S,G)関数を常に真にすれば十分である。
さらに、各ホストは、任意選択で、各ソースによりRPTツリーからSPTツリーへの切換えを開始しなければならないときを、実際のIGMPメッセージ中でルータ260に示すことができる。そのために、本発明によると、マルチキャストアドレスの範囲外の、マルチキャストアドレスの代わりにメッセージが配置されたマルチキャストアドレスフィールドが使用される。たとえば、マルチキャストアドレスの最初の2バイトは0にセットされ、次の2バイトはルータにメッセージを送付するのに使用される。これら次の2バイトには以下の意味が関連づけられる。
100=SPTツリーを使って直接接続する
200=ルータのデフォルト設定を使用し、SwitchToSptDesired(S,G)関数を評価して、SPTツリーに切り換えることを決める
300=常にRPTツリーを使用し、決してSPTツリーには切り換えない
ルータは、アドレスがマルチキャストアドレスの範囲外であることを検出し、これらの4バイトを、同じ「グループレコード」の後に含まれるマルチキャストアドレス中で、ルータがRPTツリーからSPTツリーに切り換えなければならない場合の方法を示すメッセージと解釈する。
5)レコードの情報が変更する際の挙動
修正IGMPプロトコルにおいて、特定のマルチキャストグループに対するネットワークインタフェースの状態レコードが変更された場合、システムは、前セクションで示した「Source−List−Changeレコード」メッセージを送付することによって、そのような変更を伝送しなければならないだけである。
このプロセスは、システムがfilter−modeおよびこのモードに起こり得る変更を考慮に入れなければならないので、IGMPv3プロトコルではより複雑である。修正IGMPプロトコルでは、INCLUDEおよびEXCLUDEソースの情報は別々に格納および伝送されるので、このような複雑さはない。
6)ホストが「所属照会」メッセージを受信する際の挙動
IGMPv3プロトコルおよび修正IGMPプロトコルでは、ルータは「所属照会」メッセージと呼ばれるメッセージをホストに送付し、それにより、ホストは、受信を望むマルチキャストグループおよびチャネルについて通知する。修正IGMPプロトコルにおいてホストは、IGMPv3プロトコルで送付するものと同様の応答メッセージをルータに送付するが、INCLUDEおよびEXCLUDEソースについての情報が別々に送付されるという違いがある。
ホストが同時に応答することを防止するために複数のタイマが使用され、これらのタイマは、「所属照会」メッセージ中で指定されたタイムスロットの間ホストの応答を配信するように、応答を遅らせる。これは、修正IGMPプロトコルおよびIGMPv3プロトコルの場合と同じように作用する。
三つのタイプの「所属照会」メッセージ、すなわち「一般照会」、「グループ特定照会」および「グループおよびソース特定照会」がある。
「一般照会」型メッセージは、一定期間(デフォルトでは125秒)毎にルータによって送付され、それによりホストのすべては、「現状レコード」と呼ばれる「所属報告」メッセージを送付することによって、受信を望むマルチキャストグループおよびチャネルについて通知を行う。ホストが「一般照会」要求に応答するためのメッセージは、「グループレコード」と呼ばれるデータブロックを含む。このデータブロックは、以下の二つの型を採り得る。
レコード型=1 MODE_IS_INCLUDE
レコード型=2 MODE_IS_EXCLUDE
上に示したように、図5に示すような「グループレコード」と呼ばれる複数のデータブロックが、単一メッセージまたは図4に示すような「所属報告」に入れて送付される。図5、すなわち「グループレコード」の第1フィールドは、各データブロックの意味を示す「レコード型」フィールドである(図5の例では、「レコード型」フィールドは、「型」として示されるフィールドである)。
IGMPv3プロトコルでは、各マルチキャストグループはINCLUDE状態またはEXCLUDE状態のみであり得るので、各ホストは、各マルチキャストグループについて一つの「グループレコード」を送付するだけであり、その「レコード型」は、INCLUDEまたはEXCLUDEグループの状態によってそれぞれ値1または値2を有する。
修正IGMPプロトコルでは、INCLUDEおよびEXCLUDEソースの情報が別々に格納および送付されるという事実の結果、ホストは、単一マルチキャストグループに関して二つの「グループレコード」を送付する必要があり得る。すなわち、第1の「グループレコード」はレコード型=1を有してINCLUDEソースについて通知し、第2の「グループレコード」はレコード型=2を有してEXCLUDEソースについて通知する。このことは、同一マルチキャストグループG1に対して二つの「グループレコード」がある図6に見ることができる。
上述と同じ違いが、「グループ特定照会」および「グループおよびソース特定照会」型メッセージに対して存在する。すなわち、ホストは、これらのメッセージに返信するとき、二つの「グループレコード」を使用して、INCLUDEおよびEXCLUDEソースから別々に情報を送付することができる。
7)ルータ用プロトコルの説明
修正IGMPプロトコルによる動作は、IGMPv3およびMLDv2プロトコルのものと非常に類似している。したがって、後述では、冒頭で言及したRFC3376仕様(IGMPv3プロトコル)およびRFC3810仕様(MLDv2プロトコル)で使用されるものと同じ名称を、理解を助けるために使用する。
従来技術によるIGMPv3およびMLDv2プロトコルに関する主な違いは、修正IGMPプロトコルでは、ルータが各マルチキャストグループについて二つの状態レコード、すなわちINCLUDEレコードおよびEXCLUDEレコードを有することである。
修正IGMPプロトコルにより、ルータがINCLUDEおよびEXCLUDEソースについての詳細な情報をホストから受信する結果、ルータは、経路指定アルゴリズムをさらに利用することできる。ルータは、ルータが直接接続されるネットワークすべてにおいてIGMPプロトコルを実行する。マルチキャストルータは、同じネットワークに接続された複数のネットワークインタフェースを有する場合、そのネットワークに接続されたネットワークインタフェースの一つにおいてプロトコルを実行する必要があるだけである。IGMPv3プロトコルとは異なり、修正IGMPプロトコルでは、ルータは、各マルチキャストグループおよびネットワークインタフェースに対して、INCLUDEまたはEXCLUDEモードのみで作用することはない。したがって、ルータは、ルータをINCLUDEモードからEXCLUDEモードへ、およびその逆への変更を可能にする機構すべてを必要とするわけではない。
各ネットワークカードまたはネットワークインタフェース、およびマルチキャストグループに、修正IGMPプロトコルを用いるルータは、マルチキャストINCLUDEおよびEXCLUDEソースからの情報を二つのレコードに別々に格納する。
INCLUDEレコード:(multicast−address,INCLUDE,{source list and timers})
EXCLUDEレコード:(multicast−address,group−timer,EXCLUDE,{source list and timers})
上記レコード中、{source list and timers}は、要素(source−address、source−timer)のリストであり、source−addressはソースIPアドレスであり、source−timerは前記ソースに関連づけられたタイマである。
timerは、ゼロに達するまで時間とともに規則正しく減少する値を含むメモリ中の変数である。
したがって、ルータに格納される二つのINCLUDEおよびEXCLUDEレコードは、各source−addressに関連づけられた一つのsource−timerを含む。
レコードの消去法に関するポイント2において上で説明したように、マルチキャストグループに関連づけられた各EXCLUDEレコードは、EXCLUDE型トラフィック要求を有する報告をルータが受信することなく特定の時間が経過したときに、EXCLUDE状態のレコードの除去に使用されるgroup−timerをさらに含む。
上で説明したように、ルータは、図3に示すような、「所属照会」メッセージと呼ばれるメッセージをホストに定期的に送付し、それにより、ホストは、マルチキャストトラフィックの受信を望むグループおよびソースについての通知を返信する。ホストは、ホストが「所属照会」メッセージを送付するのを待たずに、マルチキャストトラフィックを要求するためのメッセージをルータに送付することもできる。
ルータは、「グループ特定照会」メッセージまたは「グループおよびソース特定照会」メッセージを送付した後で、ホストすべてが前記メッセージに返信するのに十分な時間があったことを確認するためにタイマを使用する。タイマの値は、時間とともに徐々に低下し、ルータがホストから「所属報告」メッセージを受信した場合、ルータは、対応するタイマを再度リスタートする。
INCLUDEレコード中のタイマは以下のように動作する。すなわち、特定のネットワークインタフェース、特定のマルチキャストグループおよび特定の包含ソースアドレスに関して、source−timerがゼロより大きい限り、ルータは、チャネル(ソース、マルチキャストグループ)から前記ネットワークインタフェースを介してマルチキャストトラフィックを伝送し続け、source−timerがゼロに達すると、ルータは前記トラフィックの伝送を停止し、そのマルチキャストグループのINCLUDEソースリストからソースを除去する。
EXCLUDEレコード中のタイマは同様に動作するが、EXCLUDEソースが二つのリストに分類されるという違いがある。すなわち、そのsource−timerがゼロより大きい値もつソースを含む「要求リスト」と呼ばれる第1のリストと、そのsource−timerがゼロの値を有するソースを含む「除外リスト」と呼ばれる第2のリストである。
各グループGiに関して、ルータは、INCLUDEソースによって要求されたトラフィックすべてを伝送する。さらなるグループGiのEXCLUDEレコードが存在する場合、ルータは、「除外リスト」からEXCLUDEソースを除き、グループGiの残りのトラフィックすべてをさらに伝送する。
「要求リスト」が存在する理由は、ルータにメッセージを送付する複数のホストを有するネットワークにおいて、異なるホストの要求間に衝突があり得るためである。これは、たとえば、ホストが特定のソースからのトラフィックを要求し、別のホストが前記ソースを除くトラフィックを要求するときに起こる。たとえば、ホスト1は第1のEXCLUDE({S1},G1)メッセージを送付し、次いで、同じイーサネットネットワーク内の別のホスト2が、第2のEXCLUDE({S1,S2,S3},G1)メッセージを同じルータに送付する。第2のメッセージを受信すると、ルータが第2のメッセージのソース{S1,S2,S3}を「除外リスト」中に置く場合、ホスト1は、ソースS1からのトラフィックを除くトラフィックすべてを受信したかったのであるから、受信したかったソースS2、S3からのトラフィックの受信を停止することになる。この問題を回避するために、ルータは、新規メッセージのソースセットと、メッセージを受信する前に「除外リスト」中にあったソースセットとの共通部分のみを「除外リスト」中に置く。残っているEXCLUDEソースは「要求リスト」に入り、ルータは、任意選択で、グループG1のソースS2、S3からのトラフィックの受信を依然として希望するホストがあるかどうかを尋ねるための「グループおよびソース特定照会」メッセージをホストに送付する。
source−timerの値によってEXCLUDEソースを二つのリスト、すなわち「要求リスト」および「除外リスト」に分類するための原理は、IGMPv3およびMLDv2プロトコルにおいて適用されるものと同様である。冒頭で言及したRFC3810仕様(MLDv2プロトコル)がこの原理の説明を含んでいる。
表1(この文書の末尾にある)は、本発明による修正IGMPプロトコルを適用する改良型ルータの動作を示す。初期状態において、ルータは特定のマルチキャストグループGについて、INCLUDEソースを有し、またEXCLUDEソースを有するので、前記マルチキャストグループGに関する二つの状態レコードを有する。表1において、第1列の「状態1」は、ルータのINCLUDEおよびEXCLUDEレコードの初期状態を示す。第2列の「メッセージ」は、ルータによって受信される「所属報告」メッセージの内容を示す。第3列の「状態2」は、「所属報告」メッセージを受信した後のルータの前記レコードの状態を示す。第4であり最後の列の「アクション」は、ルータが前記「所属報告」メッセージを受信した後で実施するアクションを示す。表は、点線で分けられた6行を含む。表の各行は、初期状態に基づき、かつルータが受信したメッセージに依存するルータの動作例である。
表1は、各マルチキャストグループGを個々に指す。各マルチキャストグループGは、前記Gグループに関してルータが受信するメッセージの影響を受ける独自のINCLUDEおよびEXCLUDE状態レコードを有する。
表1では、以下の名称が使われている。
・(A+B)は、ソースセットA、Bの和集合を意味する。
・(A*B)は、ソースセットA、Bの共通部分を意味する。
・(A−B)は、ソースセットAから、Bにも見られるソースを引いたものを意味する。
・INCLUDE(A)は、Aと呼ばれるソースセットを有するINCLUDEレコードをルータがもつことを示す。
・EXCLUDE(X,Y)は、EXCLUDEソースがあるので、ルータがEXCLUDE状態レコードを有することを示す。
・Xは、「要求リスト」である。
・Yは、「除外リスト」である。
・GMIは、時間値を含む「グループ所属間隔」と呼ばれるパラメータである。250秒という値がデフォルトで使用される。
・LMQTは、時間値を含む、「最終メンバ照会時間」と呼ばれるパラメータである。これは、ホストが「グループおよびソース特定照会」型メッセージに返信しなければならない時間である。この時間の後、このデータに関心があることをいずれのホストも返信しない場合、ルータはデータの伝送を停止する。
・T(S)は、ソースSのソースタイマである。
・GTは、「グループタイマ」、すなわちマルチキャストグループ全体に対するEXCLUDEレコードのタイマである。
・SEND Q(G,S)は、マルチキャストグループGのソースSに関心があるホストが依然としてあるかどうかを調べるために、ルータが「グループおよびソース特定照会」メッセージをホストに送付することを意味する。このアクションが実施されると、ルータは、ソースSのタイマもLMQT値まで下げる。ルータは、ソースSのいずれかに興味を示すメッセージを応答中で受信した場合、関心を持たれたホストがある前記ソースのタイマ値を、GMIに等しい初期値に初期化する。
修正IGMPプロトコルのさらなる利点は、ソースすべてが除去される場合もメッセージを消すことができるように、ルータが「ソースおよびグループ特定照会」型メッセージを送付し、メッセージのソースリストから一部のソースを除去する前に二つのINCLUDEおよびEXCLUDEレコードを照会することを可能にすることである。
そのために、ルータは、表1の行4に示す実施例のようなBLOCKIN(B)型メッセージを受信すると、SEND Q(G,A*B)というアクションを実施する前に、同じグループGに対してEXCLUDEレコードがあるかどうかを調べ、「除外リスト」中にないソースすべてをメッセージQ(G,A*B)から除去することができる。というのは、「除外リスト」にないということは、EXCLUDEメッセージを用いて誰かがそれらソースを要求していることを意味するからである。
同じ方法で、ルータは、表1の行6に示す実施例のようなBLOCKEX(B)型メッセージを受信すると、ルータは、INCLUDEレコードのソースリストを照会し、その情報を用いて、INCLUDEレコード中に見られるソースをメッセージQ(G,B−Y)から消すことができる。
これら二つの調査によって、多数の「グループおよびソース特定照会」メッセージを除去することができ、その結果、ネットワーク内のトラフィック、およびホストおよびルータが処理しなければならないメッセージの数が削減される。
8)IGMPv3ホストとの互換性
修正IGMPプロトコルを用いるルータは、これ以降は改良型ルータと呼ぶが、IGMPv3プロトコルを用いるホストと通信することができる。たとえば、イーサネットネットワークは、IGMPv3プロトコルにより動作するホスト、および自ネットワークに接続されたホストおよび本発明による修正IGMPプロトコルにより動作するホストを有することができる。
そのために、改良型ルータは、修正IGMPプロトコルの新規メッセージに対処することができ、修正IGMPプロトコルにおいて使用されるIGMPv3およびMLDv2プロトコルによって使用されるメッセージにも対処する。
改良型ルータは、ALLOW(B)型メッセージを受信すると、INCLUDEレコード中のB上のソースに対するALLOWIN(B)メッセージを受信したかのように動作し、EXCLUDE状態レコードを有する、B上のソースに対するALLOWEX(B)メッセージを受信したかのように動作する。
ALLOW(B)メッセージのB上のソースがルータのINCLUDEおよびEXCLUDEレコード両方に含まれる場合、ルータの動作は、二つのALLOWIN(B)およびALLOWEX(B)メッセージを受信したかのように、またはこの二つのメッセージの一方のみを受信したかのように動作するように設定することができる。ルータ設定では、これらの二つの選択肢のどちらかを選ぶことが可能である。
ルータがBLOCK(B)型メッセージを受信するケースは、同じ方法で扱われる。すなわち、ルータの動作は、二つのBLOCKIN(B)および/またはBLOCKEX(B)メッセージを受信したかのように動作するように設定することができる。
ルータは、TO_IN(B)メッセージを受信すると、そのメッセージをIS_IN(B)メッセージであるかのように取り扱う。というのは、ルータはデュアルモードで動作することができるので、INCLUDEモードからEXCLUDEモードに、およびその逆に変わる必要がないためである。
同様に、ルータは、TO_EX(B)メッセージを受信すると、そのメッセージをIS_EX(B)メッセージであるかのように取り扱う。
9)改良型IGMPプロキシ
本発明による改良型IGMPプロキシは、INCLUDEおよびEXCLUDEソースについての情報を別々に格納および伝送するという点で、冒頭で言及したRFC4605仕様で定義されるIGMPプロキシとは異なる。
改良型IGMPプロキシは、各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループについて二つのレコードを保存することができる。
INCLUDEレコード:(multicast−address,INCLUDE,{source list})
EXCLUDEレコード:(multicast−address,EXCLUDE,{source list})
IGMPプロキシの機能は、ホストに接続されたそのネットワークインタフェースから受信したメッセージをアセンブルして、IGMPプロキシをIGMPルータまたは別のIGMPプロキシと接続するネットワークインタフェースによってアセンブルまたは要約されたメッセージを送付することである。IGMPルータ用の前記ネットワークインタフェースは一般に、上流インタフェースと呼ばれる。
そのために、IGMPプロキシは、セクション3において上述したものと同様の規則を適用し、ソケットレコードに基づいてホストのネットワークインタフェースからレコードを推論するが、INCLUDEソース用とEXCLUDEソース用という二つの別々のレコードがあるのでEXCLUDEソースレコードからソースリストを推論し、INCLUDEソースについての情報はINCLUDEソースレコードに前記情報が含まれるので考慮する必要がないという違いがある。
改良型IGMPプロキシが各ネットワークインタフェースおよびマルチキャストグループに対して適用するこれらの規則は以下の通りである。
規則1:各マルチキャストグループについて、各INCLUDEレコードは、プロキシのネットワークインタフェースすべてにおいて受信される前記マルチキャストグループに関するINCLUDEメッセージの、INCLUDEソースすべての和集合を含む。
規則2:各マルチキャストグループについて、各EXCLUDEレコードは、プロキシのネットワークインタフェースすべてにおいて受信される前記マルチキャストグループに関するEXCLUDEメッセージの、EXCLUDEソースすべての共通部分を含む。
INCLUDEソースおよびEXCLUDEソースの両方を含むマルチキャストグループについての情報をルータに別々に伝送するために、ポイント4で説明したものと同じ、二つの「グループレコード」を有するメッセージシステムが使用される。
改良型IGMPプロキシは、IGMPv3プロトコルを用いるホストおよび本発明による修正IGMPプロトコルを用いるホストと同時に働くことができる。
Figure 2010531586

Claims (15)

  1. データネットワーク内のマルチキャストトラフィックを管理する方法であって、ソース(295、296、297、298、299)が、少なくとも一つのマルチキャストグループにアドレス指定されたデータを送付し、複数のホスト(200、220、225、230)が、前記マルチキャストグループ中の、送付を行う前記ソース(295、296、297、298、299)の一又は複数によって送付される前記データをルータ(260)から受信し、前記ホスト(200、220、225、230)と前記ルータ(260)とが、ホスト−ルータ間マルチキャスト通信を可能にする通信プロトコルにより互いに通信するもので、この通信プロトコルにより、前記ホスト(200、220、225、230)は、前記マルチキャストグループに対して、前記ホスト(200、220、225、230)が包含ソースリスト上のソースによって送付される前記データの受信を望むことを示す前記包含ソースリストと、前記ホスト(200、220、225、230)が除外ソースリスト上のソースを除く前記マルチキャストグループのソースすべてからトラフィックの受信を望むことを示す前記除外ソースリストとを定義することができ、前記通信プロトコルに従って、
    ・ホスト(200、220、225、230)が、各マルチキャストグループおよびネットワークインタフェースについて、二つの別々のレコード、すなわち包含ソースリストを含む包含ソースレコードおよび除外ソースリストを含む除外ソースレコードを格納し、
    ・各ホスト(200、220、225、230)のネットワークインタフェースが、単一マルチキャストグループに関する、前記ホスト(200、220、225、230)の包含ソースレコードのソースリストについての情報および/または前記ホスト(200、220、225、230)の除外ソースレコードのソースリストについての情報を含むメッセージをルータ(260)に送付し、
    ・ルータ(260)が、各マルチキャストグループについて、二つの別々のレコード、すなわち包含ソースリストについての情報を含む包含ソースレコードおよび除外ソースリストについての情報を含む除外ソースレコードを格納し、
    ・前記ルータ(260)が、ホスト(200、220、225、230)からルータのネットワークインタフェースを介して、包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージを受信したとき、各マルチキャストグループについてルータの包含ソースレコードおよび/またはルータの除外ソースレコードを更新する
    ことを特徴とする方法。
  2. 各ホスト(200、220、225、230)のネットワークインタフェースが前記ルータ(260)に送付するメッセージが、前記ホスト(200、220、225、230)の包含ソースレコードのソースリストおよび前記ホスト(200、220、225、230)の除外ソースレコードのソースリストを含む状態メッセージであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 各ホスト(200、220、225、230)のネットワークインタフェースが前記ルータ(260)に送付するメッセージが、前記ホスト(200、220、225、230)がホストの包含ソースレコードの変化またはホストの除外ソースレコードの変化を検出したときに送付される状態変更メッセージであり、前記状態変更メッセージが、各マルチキャストグループについて一つまたは二つのデータブロックを含み、前記データブロックの各々が、包含ソースレコードのソースリストの修正についての情報または除外ソースレコードのソースリストの修正についての情報を含み、かつ前記データブロックの各々が、データブロックが包含ソースリストの修正に関するか、それとも除外ソースリストの修正に関するかを示すフィールドを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ルータ(260)が、受信したメッセージに含まれる包含ソースリストについての情報を用いて、前記包含ソースによって送付されるデータトラフィックを要求することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記通信プロトコルに従って、ホスト(200、220、225、230)のネットワークインタフェース(203、222、223、232)用、前記ネットワークインタフェース(203、222、223、232)を用いる各ソケット用、および各マルチキャストグループ用に、一つの包含ソースレコードおよび一つの除外ソースレコードが保持され、ソケット用の前記包含ソースレコードの内容とソケット用の前記除外ソースレコードとに基づいてそれぞれ更新される包含ソースレコードと除外ソースレコードとが、ネットワークインタフェース(203、222、223、232)用に保持されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ルータ(260)のネットワークインタフェースに届く前記状態メッセージが、前記ルータ(260)が前記包含ソースから前記ルータ(260)への経路指定ツリーをセットアップするために適用しなければならない方法についての命令を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 状態メッセージに前記命令を組み込むために、マルチキャストアドレス用に予約された範囲外のマルチキャストアドレスが状態メッセージ中で指示され、ルータ(260)が、指示されたマルチキャストアドレスが範囲外であることを検出し、前記マルチキャストアドレスが前記命令を含むと解釈し、かつ前記マルチキャストアドレスに含まれる数字コードの形で前記命令を読み出すことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. ルータ(260)とホスト(200、220、225、230)との間の通信プロトコルが、ネットワークインタフェースまたは機器インタフェースによって送付される状態メッセージがIGMPプロトコル(インターネットグループ管理プロトコル)またはMLD(マルチキャストリスナ発見)プロトコルのバージョンであり、かつ同一メッセージ中に包含ソースリストおよび除外ソースリストを含むことができることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 請求項1に記載の方法に適合したネットワーク機器(203、208、222、223、232、208、228、229、240)であって、ネットワークインタフェースを備えており、前記ホスト(200、220、225、230)と前記ルータ(260)との間の交換線路中で動作するのに適しており、
    ・各マルチキャストグループ用に、包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持し、
    ・ルータ(260)への近接ネットワークインタフェースに対し、マルチキャストグループに関する前記包含ソースレコードのソースリストについての情報および/または前記除外ソースレコードのソースリストについての情報を含むメッセージを送付し、かつ
    ・前記ネットワーク機器のネットワークインタフェースが別のネットワークインタフェースから包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージを受信するとき、各マルチキャストグループについて包含ソースレコードおよび/または除外ソースレコードを更新する
    ための実行可能な命令を格納することを特徴とする機器。
  10. 請求項5に記載の方法に適合した機器(200、220、225、230)であって、ネットワークインタフェース(203、222、223、232)を備えており、ホストとして動作するのに適しており、前記ネットワークインタフェース(203、222、223、232)を用いる各ソケット用、および各マルチキャストグループ用に、包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持し、前記ネットワークインタフェース(203、222、223、232)用に、前記ソケット用包含ソースレコードの内容と前記ソケット用除外ソースレコードとに基づいてそれぞれ更新される包含ソースレコードと除外ソースレコードとを保持するための実行可能な命令を格納することを特徴とする機器。
  11. 請求項1に記載の方法に適合したルータ(260)であって、
    ・各マルチキャストグループ用に、二つの別々のレコード、すなわち包含ソースレコードおよび除外ソースレコードを保持し、
    ・前記ルータ(260)が、ルータのネットワークインタフェースを介して、包含ソースリストについての情報および/または除外ソースリストについての情報を含むメッセージを受信すると、各マルチキャストグループ用に前記包含ソースレコードおよび/または前記除外ソースレコードを更新する
    ための実行可能な命令を格納することを特徴とする、ルータ。
  12. 前記ルータ(260)が、ルータ(260)によって受信される前記メッセージに含まれる包含ソースリストについての情報を用いて、前記包含ソースによって送付されるデータトラフィックを他のルータから要求することを特徴とする、請求項11に記載のルータ(260)。
  13. 前記包含ソースによって送付される前記データトラフィックを要求するために、前記ルータ(260)が、PIM−SIM(プロトコル非依存マルチキャスト−スパースモード)プロトコルを用いることを特徴とする、請求項12に記載のルータ(260)。
  14. 特定のマルチキャストグループおよび特定の包含ソースからのトラフィックの受信をホストがそれ以上望まないことを通知するメッセージを受信すると、前記ルータがマルチキャストグループの除外ソースレコードがあるかどうかを調べ、前記レコードが存在し、かつ前記包含ソースと同じIPアドレスを有する除外ソースを含まない場合、前記ルータ(260)が、前記特定のマルチキャストグループおよび前記特定の包含ソースの前記トラフィックを伝送し続け、前記トラフィックの受信を依然として望む別のホストがあるかどうかを調べるための、IGMPプロトコルにおける「グループおよびソース特定照会」型メッセージを送付しないことを特徴とする、請求項11に記載のルータ(260)。
  15. 除外ソースレコードについての情報を更新するためのメッセージであって、特定のソースおよび前記マルチキャストグループからのトラフィックの遮断を要求するメッセージを受信すると、前記ルータ(260)が、前記マルチキャストグループの包含ソースレコードがあるかどうかを調べ、前記レコードが存在し、かつ前記メッセージが遮断を要求しているソースと同じIPアドレスを有する包含ソースを含む場合、前記ルータ(260)が、前記特定のマルチキャストグループおよび前記特定のソースの前記トラフィックを伝送し続け、前記トラフィックの受信を依然として望む別のホストがあるかどうかを調べるための、IGMPプロトコルにおける「グループおよびソース特定照会」型メッセージを送付しないことを特徴とする、請求項11に記載のルータ(260)。
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