JP2010531065A - ナノチューブ縦型電界効果トランジスタの形成方法 - Google Patents

ナノチューブ縦型電界効果トランジスタの形成方法 Download PDF

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Abstract

ナノチューブ電界効果トランジスタおよび製造方法を開示する。本方法は、開口部によって画定される導電層の領域と接触するようにするナノチューブの電気泳動堆積を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2007年6月20日に出願された本願と同一の譲受人が所有する米国特許出願第11/765,735号明細書、「Nanotube Device and Method of Fabrication」に関連する主題を含み、上記出願の開示内容はすべて参照により本明細書に援用される。
米国政府の権利に関する記述
本発明は、米空軍科学研究局に認定された助成金契約番号AFOSR Grant:FA9550−05−1−0461に基づく米国政府の補助を受けてなされたものである。米国政府は本発明に一定の権利を有する。
本発明は、包括的にはナノチューブ縦型電界効果トランジスタの形成方法に関する。
ナノチューブ、たとえばカーボンナノチューブ(CNT)またはナノチューブのアレイを、電気プローブまたは電子デバイスにおける検出または能動デバイス素子として採用することができる、多くの応用がある。これら応用では、ナノチューブとの電気的接触を行わなければならず、それには、さまざまな導電性リンク(すなわち相互接続(配線))および他の回路構成に対してナノチューブを正確に位置決めする必要がある。
正確な位置合せが必要であることとは別に、所望の仕様によるデバイス性能を提供するために、ナノチューブの特性を制御する必要もある。たとえば、CNTのトランジスタとしての応用の多くは、多層カーボンナノチューブ(MWNT)ではなく単層カーボンナノチューブ(SWNT)で最適に達成される。さらに、トランジスタの能動素子としては、金属SWNTではなく半導体SWNTが必要である。しかしながら、配線およびナノプローブ等の他の応用では、金属CNTが好ましい。
CNTデバイスに対する既存の製造方法は、位置合せおよび特性制御に対する両方のニーズに対して完全には対応していない。さらに、CNT電気デバイス製造では、CNT堆積の前に少なくとも1つの配線レベルを処理する場合がある。たとえばアルミニウム配線および銅配線を用いる最も一般的なメタライゼーション方式は、後続する処理ステップに対してサーマルバジェットの制約を課すことが多い。CNTを堆積させるために通常用いられる化学気相成長(CVD)法は、比較的高い温度を伴うためアルミニウム配線または銅配線とは適合しない。
本発明の実施形態は、縦型ナノチューブ電界効果トランジスタを製造する方法を提供する。
一実施形態は、ナノチューブ電界効果トランジスタ(FET)を形成する方法であって、第1導電層、第1絶縁層、第2導電層および第2絶縁層の順序で材料を有する多層スタックを提供するステップと、第2絶縁層の少なくとも上部分に第1開口部を形成するステップと、第2導電層および第1絶縁層に第2開口部を形成することにより第1導電層の領域を露出させるステップであって、第2開口部が、第1開口部に対して中心に位置合せさ
れかつ第1開口部より直径が小さい、ステップと、電気泳動により第1導電層の上にナノチューブを堆積させるステップとを含む、方法を提供する。
別の実施形態は、ナノチューブ電界効果トランジスタ(FET)を形成する方法であって、下部導電層の上に形成された絶縁層の上に少なくとも上部導電層を有する構造体を提供するステップと、上部導電層および絶縁層内に開口部を形成することにより、上部導電層の垂直側壁および第1導電層の水平領域を露出させるステップと、上部導電層の垂直側壁の上に誘電体層を形成するステップと、電気泳動により第1導電層の上に1つのナノチューブを堆積させるステップであって、ナノチューブの第1端が水平領域の中心に近接して導電層と接触する、ステップと、ナノチューブの中間部分と誘電体層との間に接点を提供するようにナノチューブを方向付けるステップとを含む、方法を提供する。
別の実施形態は、半導体構造体を形成する方法であって、基板の上に横型電界効果トランジスタ(FET)を形成するステップと、横型FETの上に縦型ナノチューブ電界効果トランジスタ(NT−FET)を形成するステップと、を含み、縦型NT−FETが、(a)第1導電層の上に少なくとも第1絶縁層を有する構造体を提供するステップと、(b)第1絶縁層に第1開口部を形成することにより、第1導電層の領域を露出させるステップと、(c)電気泳動により第1導電層の上に少なくとも1つのナノチューブを堆積させるステップであって、少なくとも1つのナノチューブが、露出領域の中心に近接して第1導電層と接触する一端を有する、ステップとを含み、第1導電層がNF−FETのソースまたはドレインのうちの一方を形成する、方法を用いて形成される、方法を提供する。
別の実施形態は、複数のナノチューブ電界効果トランジスタを形成する方法を提供し、本方法は、第1導電層の上に第1絶縁層を提供するステップと、第1絶縁層に細長い開口部を形成することにより第1導電層の領域を露出させるステップであって、開口部が幅と幅より大きい長さとによって特徴付けられる、ステップと、電気泳動により第1導電層の上に複数のナノチューブを線パターンで堆積させるステップとを含み、開口部の幅は、ナノチューブの堆積を線パターンに制限するのに十分小さく、ナノチューブの数は、開口部の長さによって確定される。
さらに別の実施形態は、少なくとも1つの横型相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスを有する基板であって、CMOSが少なくとも3つの金属配線レベルを有する、基板と、CMOSデバイスの上に形成される縦型カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ(CNT−FET)とを有し、縦型CNT−FETが、CMOSデバイスのそれぞれの3つの金属配線レベルの材料から形成されるソース、ドレインおよびゲートを有する、半導体デバイスを提供する。
本発明の教示を、添付の図面とともに以下の詳細な説明を考慮することによって容易に理解することができる。
理解を容易にするために、可能な場合は、図に共通の同一の要素を示すために同一の参照数字を用いている。
本発明の実施形態を用いて製造することができるナノチューブベース構造体の略断面図である。 本発明の一実施形態によりカーボンナノチューブを堆積させる実験装置および工程手順を示す概略図である。 本発明の一実施形態によりカーボンナノチューブを堆積させる実験装置および工程手順を示す概略図である。 本発明の一実施形態によりカーボンナノチューブを堆積させる実験装置および工程手順を示す概略図である。 本発明の一実施形態によりカーボンナノチューブを堆積させる実験装置および工程手順を示す概略図である。 直径が100nmであり深さが50nmである開口部の周囲の電界分布の概略図である。 直径が100nmであり深さが50nmである開口部の周囲の電界分布の概略図である。 直径が100nmであり深さが50nmである開口部の周囲の電界分布の概略図である。 直径が500nmであり深さが50nmである開口部の周囲の電界分布の概略図である。 直径が500nmであり深さが50nmである開口部の周囲の電界分布の概略図である。 本発明の実施形態を用いて製造することができるナノチューブベーストランジスタの概略図である。 本発明の実施形態を実施するために好適な開口部の構造の概略図である。 本発明の実施形態を実施するために好適な開口部の構造の概略図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。 カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ製造手順の各段階の間の構造体の略断面図である。
CNTデバイスの製造では、開口部内に垂直に向けられたCNTを提供することが必要な場合が多い。トランジスタ製造工程では、所定の段階またはレベルに応じて、開口部をビアとも呼ぶ。
本発明の実施形態は、堆積させるナノチューブの数とともにナノチューブのパターンおよび間隔を制御して、開口部によって画定される領域にナノチューブを堆積させる方法を提供する。特に、開口部の適切な構造とともに電気泳動堆積により、ナノメートルスケールの精度で目標領域に少なくとも1つのナノチューブを堆積させることができる。本発明の実施形態とともに、ナノチューブのたとえば形状または他の特性による事前選別(pre−sorting)を用いることにより、所定の性能要件でのデバイスの製造を容易にすることができる。
図1Aは、本発明の実施形態を用いて製造することができるナノチューブ構造体100の略断面図である。構造体100は基板102を有しており、その上には絶縁材料層104が堆積している。絶縁層104は、基板102の上面108を露出させる開口部106を形成するようにパターニングされている。開口部106内部に単一のCNT110が堆積しており、CNT110の一端112が基板102の上面に接触している。基板102は、ナノチューブ110の電気泳動堆積のためにバイアス電圧が印加されるのを可能にする金属または導電膜等の導電性材料(絶縁材料の上に堆積する)である。
本発明の実施形態により、開口部106の内側に、他のCNTを排除してCNT110を堆積させることができる。CNT110を収容するのに十分大きくなければならない開口部106を、種々のリソグラフィ工程を用いてパターニングすることができる。したがって、一実施形態では、開口部106は、直径(D)が、リソグラフィ工程のおよその下限(たとえば分解能)から約100nmまでの範囲であり得る。たとえば、193nmでの既存のリソグラフィは、約90nmの分解能限界を容易に提供する。一実施形態では、基板102は、横方向の寸法(たとえば開口部を横切って延在する)が、開口部106に関してレベル間オーバーレイ制約を満たすのに十分大きい。以下に示すように、CNT110を、たとえば数ナノメートルの横方向位置合せ精度で、開口部106の中心に近接して堆積させることができる。さらに、CNT110を、多層CNT対単層CNTおよび/または導電性CNT対半導体CNTを含む好ましい物理特性を有するように事前に選択することができる。
図2A〜図2Dは、本発明の一実施形態による電気泳動の実験装置と基板にCNTを堆積させる手順とを概略的に示す。電気泳動堆積(EPD)は、電界の影響下で電極に向かう、適切な溶剤内に分散した荷電粒子の動きによって駆動される。約30μm未満のサイズの粒子を、固体含有量(solid loading)が低くかつ低粘度の懸濁液内で用いることができる。一般に、ナノチューブが束の形態で堆積するか個々のチューブの形態で堆積するかは、懸濁液の特質と各々の相対的な移動性とによって決まり、相対的な移動性は、それらの形状と開口部またはビア内部の接触面に向かう拡散に対する関連する抵抗とによって決まる。
図2Aは、導電層202を有する基板構造体200を示す。導電層202の上に絶縁層204が提供され、絶縁層204には1つまたは複数の開口部206がパターニングされている。基板構造体200は、適切な溶剤に電解質およびCNT210の懸濁液を収容する液槽220に、たとえば室温で浸漬されている。
EPDをうまく行うためには、安定分散の調製が必要である。一般に、静電的に安定した分散は、懸濁液のイオン伝導性を低く維持しながら、高ζ電位の粒子により得ることができる。SWNTは、低pH値で高ζ電位値を示した。帯電塩の存在は、基板へのナノチューブの付着を向上させかつ堆積速度を上昇させるのに重要な役割を果たすことができることも知られている。
一実施形態では、10mgの精製SWNTを30mlの蒸留水内に懸濁させ、懸濁液に10−4モルの硝酸マグネシウム六水和物[Mg(NO)26H0]を添加し、約2時間〜3時間超音波処理する。一般に、液槽220内のナノチューブを、応用のニーズに従ってナノチューブのタイプで事前選別することが好ましい。たとえば、トランジスタの能動素子として半導体SWNTが用いられるが、プローブまたは他のデバイスには半導体ナノチューブまたは金属ナノチューブのいずれを用いてもよい。溶液の最終pHが約4であるように懸濁液の質を向上させるために、非イオンTriton−X界面活性剤を数滴添加する。
図2Aにおいて円として示す水素イオン(H)のほかに、液槽220はまた、CNTを吸収するかまたはそれに付着する傾向にあるマグネシウムイオンMg2+も収容している。電極224、たとえばプラチナ電極が液槽220内に浸漬されており、DC電源222の正端子に接続されている。導電層202はスイッチ226に接続されている。
図2Aにおいて、スイッチ226が開放され、液槽220に電流が流れていない場合(電流を、電流計Aを用いて測定することができる)、CNTは懸濁液内でランダムに分散し、基板上のいかなる堆積もランダムになる。
図2Bにおいて、スイッチ226が閉鎖され、それにより導電層202がDC電源222の負端末に接続される。たとえば約5V〜25Vの範囲のDC電位がプラチナ電極224および導電層202に印加されると、液体内の荷電粒子または荷電種がカソードまたはアノードのいずれかに向かって移動する。たとえば、Hイオンおよび正荷電CNTは、この場合はカソードである基板構造体200に向かって移動する。
イオンは、CNTを含む他の正荷電種より高い移動性を有するため、他の荷電種より高速に基板構造体200に到達し、したがって、図2Bに示すように、絶縁層204の表面に優先的に蓄積する。絶縁層204の表面が正に荷電することにより、各開口部206の周囲に電界がもたらされる結果となる。
基板構造体200近くに到達する正荷電CNTは、図2Cに示すように、電界により各開口部206の中心の方に向けられる。この「集束」効果に関する詳細については後の説明で示す。一実施形態では、開口部206および電界分布は、開口部206の直径(すなわち横方向寸法)が追加のCNTを物理的に収容するのに十分広くても、各開口部206内に1つのCNT(CNT210として示す)しか堆積しないように、構成されている。CNT210は、各開口部206内に「長手方向に」向くように配置され、すなわち、CNT210の長さは、開口部206の深さと同じ方向に沿っており、CNT210の一端が導電層202と接触している。
図2Dは、CNT210の付着していない端部が、プラチナ電極に向かって整列するかまたは向く傾向にあり、さらに、追加のCNTに対する焦点(focal point)としての役割を果たすことを示す。したがって、第2CNT210AがCNT210の自由端に、たとえば縦方向に付着し、追加のCNTは互いに端部同士が付着する。その後、基板構造体200を槽220から取り除き、蒸留脱イオン水で洗浄し、不活性ガスで乾燥させる。乾燥後、導電層202に付着しているCNT210のみが残り、図2Eに示すもののような結果として得られる構造体は、さらなる処理の容易ができている。
デバイスが異なると、適切な動作および/または最適な性能のために必要なナノチューブの特性が異なることが多いため、電気泳動堆積の前にナノチューブの事前選別を提供することが有利であり得る。たとえば、ナノチューブを、半導体対金属、単層対多層等の特性に従って選別してもよく、または長さ、直径等の形状または寸法に従って選別してもよい。
ナノチューブのタイプが異なると移動性が異なり、たとえば、長いかまたは多層ナノチューブは、一般に短いかまたは単層ナノチューブに比べて移動性が低いため、選別の目的で電気泳動を用いることも可能である。こうした選別を、電気泳動堆積の前に、槽内のナノチューブが特性および/または形状に関して比較的一様な分布を有するように行うことができる。別法として、電気泳動槽内のナノチューブが形状または他の特性に関して比較的広い分布を有する場合、ナノチューブの移動性が異なることにより、ある程度の選別を堆積中に「インサイチュで」達成することも可能である。
ナノチューブを開口部の方に向ける集束の程度は、開口部の構造とともに、電界分布の大きさおよび形状によって影響を受ける。堆積するナノチューブの数およびそれらの位置決めに対する制御を提供するために、有限要素モデルを用いて、さまざまな入力パラメータの関数として電界分布を調査する。ナノチューブ堆積を制御することに対して関連するパラメータまたは係数には、他にもあるが特に、開口部構造、ナノチューブ特性、絶縁層および基板の特徴、バイアス電位、溶液の誘電性特性がある。開口部構造には、概して、形状、寸法(たとえば幅、長さ、深さ、寸法比)、側壁断面等があり得る。ナノチューブ特性には、概して、寸法(たとえば長さ、直径)、単層または多層、半導体または金属があり得る。
開口部の周囲の電界は、基板構造体上の金属層に印加される電位と、絶縁層の表面に蓄積する電荷との組合せからもたらされる。カソードを覆う誘電体層上に正電荷が蓄積することにより、アノードとカソードとの間に印加されるバイアスから発生する電界とは逆の電界がもたらされる。2つの電界が等しくかつ逆になると、正電荷はそれ以上絶縁層の表面に引き寄せられなくなる。この結果として得られる電界分布からナノスケールのレンズの強度を画定する「飽和電荷密度」σを、以下の式から計算することができる。
σ=εεE 式(1)
ここで、Eはアノードとカソードとの間の電界の大きさであり、εは自由空間の誘電率であり、εは液体の相対誘電率である。
一例として、E=10V/mの場合、ε=8.85×10−12ファラッド/メートルであり、液体はε=80の水であり、表面電荷密度σは7.1×10−7クローン/メートルに等しい。
所定の開口部形状が選択され、表面電荷密度が計算されると、開口部近くの領域における電界と正荷電粒子の動きとを、周知の有限要素解析技法を用いて計算することができる。したがって、適切な構造および設計により、ナノチューブ堆積を誘導するための所望の集束またはレンズ効果をもたらす電界分布を得ることができる。
図3A〜図3Cは、直径が100nmであり深さが50nmである開口部306の周囲の電界分布の結果を示す。この例では、導電層302に負の10Vバイアスが印加される。図3Aは、Hイオンが絶縁層の上に蓄積される前の電界分布を示す。電界分布は、比較的一様であり、電気力線は絶縁層304の表面に対して概ね垂直である。図に示すように、電気力線方向を、負電位の領域の方に向いている矢印によって示す。開口部306またはその近くにおいてのみ電気力線がわずかに逸れている。
図3Bは、絶縁層304の表面がHイオンで飽和した後の変更された電界分布を示す。絶縁層304の上方の矢印320は、負荷電種が表面から反発されることを示し、開口部306の両側の矢印322は、電気力線が内側に、すなわち開口部306の上方の領域の方に向けられていることを示す。開口部306の中心近くにおいて、矢印334によって示すように、電気力線は下方に、すなわち開口部306の内部の方に向けられている。したがって、CNT等の正荷電種は、開口部306の方に向けられている。
十分な電荷が電荷飽和点に達するように蓄積した後、静電レンズ効果により、すべての荷電粒子が開口部306の中心のほうに向けられる。この形状に対する等電位線は、移動する荷電ナノチューブを開口部306の中心に向かう集束に有利である。この場合、開口部306の直径は100nmであり、深さは50nmである。この例では、開口部306の周囲の電界分布は、開口部の中心長手方向軸に対して実質的に対称であるため、CNT310もまた開口部306内で実質的に中心に配置される。したがって、CNT310の
一端は、開口部306によって画定される導電層302の領域(すなわち、開口部の底部の露出領域)の、たとえば、画定された領域の中心数ナノメートル内に取り付けられる。
図3Cは、1つのCNT310が開口部306内に堆積した後の電界分布を示す。CNTが導電性であり、導電層302と電気的に接触しているため、電界分布は堆積したCNT310によって変更される。さらに、この場合のように開口部306が十分に小さい場合、電気力線は、開口部306の内部の方に向かうのではなく、CNT310の自由端に向かって集中する傾向がある。したがって、CNT310の自由端は、開口部306の底部に堆積するのではなく、ナノチューブのさらなる堆積のための焦点となる。
一般に、参照電極と開口部の底部における金属接点との間の電位差が固定である場合、集束効果の強度は、開口部深さが固定である場合、開口部の直径に対して反比例する。
図4Aおよび図4Bは、直径が500nmであり深さが50nmである開口部406に対して得られる、異なる結果を示し、導電層402には負の10Vバイアスが印加されている。図4Aは、開口部406の周囲の電気力線を示し、絶縁層404の表面にはHイオンが蓄積しており、図4Bは、開口部406内のCNT410によって変更された電気力線を示す。この場合、CNT410は、開口部406の中心406Cから横方向にずれて配置されており、それは、たとえば槽内のランダムな進入方向から発生し、その後、電界がナノチューブをその堆積位置に向けてもよい。図の電気力線が示唆するように、開口部406内に2つ以上のCNTを堆積させてもよい。
この場合、電界分布によって、ナノチューブを開口部406の中心領域に向けて誘導する優先方向は提供されない。ナノチューブの最終位置は、バイアスが印加される前のナノチューブの初期位置によって決まる。大きい開口部、たとえば直径すなわち横方向寸法が約100nmを上回る場合、最初に堆積したナノチューブの取り付けられていない端部は、依然として、さらなるナノチューブ堆積のための焦点であり得る。しかしながら、開口部の横方向寸法が十分に大きい場合、電界はまた、他のナノチューブも導電層402の露出面の他の位置に向ける。
結果により、約100nmの開口部径が、堆積が単一ナノチューブに制限される遷移または基準点を提供し、約100nmを上回る開口部は2つ以上のナノチューブの堆積に有利である傾向があることが示唆されるが、この基準点は、ナノチューブおよび/または構造的構成の所定の組合せによって変化し得ることが理解される。
開口部径(すなわち横方向寸法)とは別に、ナノチューブの堆積を制御する目的で、他のパラメータ、たとえば他にもあるが特に、形状、アスペクト比(開口部の深さまたは高さを横方向寸法で割ったものとして定義される)を、たとえば、ナノチューブ特性および/または形状に従って異なる構造を提供することにより用いることも可能である。
別の有限要素解析の結果もまた、ナノチューブの直径が10nmでありかつ長さが100nmであり、直径が100nmでありかつ深さ(または高さ)が18nmを超える開口部が窒化ケイ素に形成される場合、開口部内に1つのナノチューブのみが堆積されることを示す。これは、堆積するナノチューブの数を1つのみに制限するために、アスペクト比が少なくとも0.18以上である開口部を用いることができることを示唆している。直径がより小さいナノチューブの場合、堆積を1つのナノチューブのみに制限するために、より大きいアスペクト比が必要な場合もある。同様の分析を用いて、他の開口部構造およびナノチューブ特性に対し堆積するナノチューブのあり得る位置をシミュレートすることができる。対称面が得られる状況の場合は2次元分析が好適であるが、他の状況では一般に3次元分析を用いることができる。したがって、さらなる制御レベルでナノチューブ堆積
を提供するガイドとしてのナノスケールレンズ設計に対して、有限要素解析を用いることができる。
本発明の方法を用いて、多くの異なるナノチューブベースデバイスを製造することができる。本方法は、概して、直径の異なる開口部内のナノチューブの堆積に適用され得るが、堆積させるナノチューブの数またはナノチューブの横方向位置決めまたは位置合せを制御することが望ましい状況に特に適している。この方法から利益を得ることができるナノチューブベースデバイスの例には、他にもあるが特に、縦型CNTトランジスタ、化学センサまたはバイオセンサがある。
上記実施形態および説明は、開口部によって画定される領域の中心近くにナノスケールの横方向精度で単一ナノチューブを制御可能に堆積させることができることを示している。本方法は、特に、実装または処理の観点から魅力的であり、それは、比較的大きい領域内でこうした制御された堆積を達成することができることにより、リソグラフィ技法に対する要件が大幅に緩和されるためである。したがって、目標堆積領域を画定するために十分小さい開口部を形成するためにより複雑なリソグラフィ器具(電子ビームまたは集束イオンビーム等)に頼ることなく、光リソグラフィを用いて製造を容易に行うことができる。
本発明の実施形態はまた、所与の領域において堆積させるナノチューブの数およびそれらの間隔を制御する方法も提供する。こうした方法は、画定された領域に2つ以上のナノチューブを堆積させることが望ましい多くの応用に対して有用である。たとえば、縦型電界効果トランジスタ(VFET)設計によっては、デバイスにより多くの電流が流れるのを可能にするチャネルを形成する2つ以上のナノチューブから利益を得る場合もある。したがって、堆積させるナノチューブの数を制御することにより、論理回路入力のパラメータを満たすために十分な電流を用いてVFET出力を設計することができることを確実にすることができる。
VFETの設計における1つの制約は、デバイスの横方向のサイズが、単位面積辺りのVFETの数を最大限にするために可能な限り小さくなければならない、ということである。1つの可能性は、図5に示すように、間隔の狭いビアを製作し、各ソース502、ドレイン504およびゲート506を並列に接続する、というものである(CNT510はデバイスのチャネルとしての役割を果たし、ゲート506からゲート誘電体508によって分離されている)。この概念は、HoenleinらによるMaterials Science and Engineering C,23,p.663〜669(2003)および独国特許第0010036897C1号明細書(2000)によって示唆されている。しかしながら、ナノチューブを位置決めするために間隔の狭いビアを製作することの問題は、単位面積辺りのナノチューブの数が、ビアの最小径とビア間の離隔距離とによってのみ確定される、ということである。これにより、リソグラフィおよびエッチング処理に対し厳しい要件が課され、単位長さ辺りの妥当な最大電流(1500マイクロアンペア/マイクロメートル)のVFETデバイスの場合、直径が20nm未満のビアが必要となる。
本発明の実施形態により、図5に示すもののようなデバイス概念を、リソグラフィに厳しい要件を課すことなく製造することができる。特に、開口部を、電気泳動堆積を用いて開口領域内におけるナノチューブの数とともにそれらの間隔または位置決めを制御するように構成することができる。
図6Aおよび図6Bは、ナノチューブ堆積を制御するのに好適な開口部構造の平面図の概略図である。図6Aに示すように、開口部は溝穴等、細長い形状を有し、それは、横方
向寸法または横断寸法(線X−X’で示す方向に沿った)とも呼ばれる幅(W)と、長手方向寸法(線Y−Y’によって示す方向に沿った)とも呼ばれる長さ(L)とによって特徴付けられ、LはWより大きい。この例では、幅Wは、1つのナノチューブのみを横断方向に沿って堆積させることができるように十分狭いように設計されている。したがって、堆積するナノチューブはすべて、長手方向に沿って、線パターンで堆積し、すなわち互いに隣接して整列する。
さらに、溝穴内に堆積するナノチューブの数を、溝穴の長さによって制御することができる。溝穴に第1ナノチューブが堆積すると、溝穴の周囲の電界分布が変更される。有限要素解析を用いて新たな電界分布を計算することができる。隣接するナノチューブ間の最も近い離隔距離もまた、有限要素解析を用いて分析することにより、溝穴内に連続して堆積するランダムに進入する荷電粒子の軌道を予測することができる。
長さが100nmのナノチューブにこの分析を用いることにより、直径が1nmのナノチューブ間の最も近い離隔距離は約15nmであると推定された。直径が10nmであり長さが100nmであるナノチューブの場合、隣接するナノチューブに対する最も近い離隔距離は約20nmである。同じ方法を用いて、任意の形状のナノチューブの最も近い離隔距離を計算することができる。別の方法を用いて、2つの間隔の狭いナノチューブの付近の電界を計算し、計算された電界が、すでに堆積した2つの間の第3ナノチューブの堆積を排除する分布を有するまで、間隔を狭くすることができる。
ナノチューブ間の最も近い離隔距離(s)が既知となると、溝穴内に堆積するナノチューブの数Nは、N=MOD(L/s)によって与えられる。関数MOD()は、結果として得られる数L/sの整数未満を切り捨てる。溝穴の端部の形状によってもまた、丸めの程度に応じてこの結果が変更され得る。計算は、丸めがない場合に最も正確である。丸めがあることにより、追加の集束の程度によって堆積するナノチューブの数が低減する可能性があり、これを、正確な形状に対する3次元有限要素解析を用いて確定することができる。
上述した実施形態を、種々のカーボンナノチューブ(CNT)デバイス、たとえばCNT電界効果トランジスタ(CNT−FET)の製造に用いることができる。CNT−FETを形成する材料および工程は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)で通常用いられるものと適合性があるため、こうしたトランジスタを、3次元半導体構造を提供するようにCMOS処理で容易に集積することができる。
図7A〜図7Iは、本発明の実施形態により縦型CNT−FETを製造する処理手順の間のさまざまな構造体を示す略断面図である。「縦型」という用語を用いて、トランジスタが、チャネルが基板の平面に対して垂直な向きに位置するように形成されていることを示す。本発明の一実施形態は、チャネルが基板の平面にある「横型」デバイスとして提供される1つまたは複数のCMOSデバイスとともに集積されるCNT−FETを提供する。
図7Aは、いくつかの材料の層が基板の上に形成されており、先のステップ(図示せず)において、半導体処理の当業者には既知である技法を用いて処理された構造体を示す。説明する工程手順を用いて、製造の種々の段階においてCNT−FETをCMOSデバイスとともに集積するハイブリッド構造体を含む、種々の半導体構造体において、1つまたは複数の縦型CNT−FETを形成することができる。
たとえば、ハイブリッド構造体では、縦型CNT−FET(VFET)プロセスステップが、CMOSデバイスの金属レベル(すなわち配線レベル)のプロセスフローに挿入さ
れる。すなわち、VFETに対するパターニングが、CMOSの金属レベルのうちの1つまたは複数(VFETの場合は少なくとも3つの金属レベルが必要である)と同時に行われ、VFETレベルデバイスロジックが、「横型トランジスタ」配線とともに配線レベル内に組み込まれる。VFETは、「横型トランジスタ」ロジックとともにロジック図全体の一部となる。
図7Aは、概してシリコン(Si)ウェハであり得る基板700の上に絶縁層702を有する構造体を示し、または、絶縁層は、CMOS集積回路において適当な金属レベルの任意のものが堆積している誘電体層であってもよく、回路レイアウトによって決まる。絶縁層702として用いられるのに好適な材料には、他にもあるが特に酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素がある。
絶縁層702の上に好適な材料、たとえばAl、Cu、TiNまたはCoを堆積させて、縦型CNT−FETのソース(またはドレイン)を形成するようにパターニングすることにより、導電層704を形成する。導電層704の材料は、処理中はCNT(チャネルとして形成され、後の堆積ステップ、たとえば図7F〜図7Gにおいて述べる)と十分な粘着力を有し、処理が完了した後はCNTとの最小限の接触抵抗を有するものであるべきである。材料のシート抵抗もまた、標準CMOS集積回路におけるAlおよびCuのように、低電流動作と適合性があるように十分低くなければならない。別法として、CNTチャネルとVFETソースおよびドレインとの間の接点を、優れた粘着力および低接触抵抗を有することが知られている金属を低シート抵抗の別の金属と結合したものを含んでもよい、複合材料として提供してもよい。CoまたはFeがCNTと直接接触するCo/Al、Co/Cu、Fe/Al、Fe/Cu等の組合せが好適であり得る。CNTの化学気相成長で種金属として用いられる大部分の金属も、EPD堆積CNTと直接接触するのに好適であり得る。
さらに、CNT−FETがCMOSデバイスの第1金属レベルと集積される場合、基板700は、ウェハおよび誘電体1レベルに先行するプロセスレベルのすべてに対応してもよく、絶縁層702および導電層704は、それぞれCMOSデバイスの誘電体1(D1)レベルおよび金属1(M1)レベルに対応してもよい。たとえば、CNT−FETのソース/ドレインを形成するための導電層704のパターニングを、CMOSデバイスのM1と同じマスクレベルで行う。
導電層704をパターニングした後、絶縁層を堆積させ、結果として得られる構造体を研磨して、平坦化した誘電体層706を形成する。CNT−FETのソース740とゲート(後に形成される)との間の離隔距離に対応する誘電体層706の厚さは、デバイス仕様によって確定される。誘電体層706は、集積構造体におけるCMOSデバイスの誘電体2(D2)レベルに対応してもよい。
誘電体706の上に導電材料を提供し、導電層708を形成するようにパターニングし、この導電層708は、後述するさらなる処理の後、CNT−FETのゲートを形成する。一実施形態では、材料は、回路設計の要件に応じて厚さが約10nmから約100nmの範囲であるアルミニウム(Al)である。別の好適な材料には、銅、Cuがある。CNT−FETのゲート金属がCMOS金属スタックにおけるM2としても作用する、集積されたCNT−FETおよびCMOSプロセスの場合、ゲートの材料はまた、M2に必要な電流仕様のすべてを満足させなければならない。別法として、縦型CNT−FETのゲート金属を、CMOS金属スタックにおける標準金属レベルのうちの2つの間の別個の金属レベルとして提供してもよい(縦型CNT−FETの各レベルに対して追加の金属レベルが必要である)。
図7Aに示すように、絶縁材料を堆積させ、たとえば光リソグラフィによって開口部720を画定するようにパターニングすることにより、誘電体層710を形成する。一実施形態では、開口部720の直径(D)すなわち横方向寸法は、約100nm以下である。直径Dは、導電層708の上に堆積させるナノチューブを収容するのに十分大きくなければならない。一実施形態では、直径Dは、開口部720を画定するために用いられるリソグラフィ工程の分解能限界に対応する下限を有している。たとえば、193nmでの従来の光リソグラフィにより約90nmの分解能を得ることができる。誘電体層710は、CMOSデバイスの誘電体3(D3)レベルに対応してもよい。
図7Bは、開口部720によって露出されまたは画定される導電層708の領域の上に、多層カーボンナノチューブ(MWNT)725が形成されている構造体を示す。一実施形態では、MWNT725は、直径が約10nmと約40nmとの間である。後述するように、MWNT725を用いて、別のナノスケールビアまたは開口部を画定し、それはさらに、FETのチャネルとしての役割を果たす単層ナノチューブの堆積のための領域を画定する。
本発明の実施形態によれば、上述したように、電気泳動によりMWNT725を堆積させる。たとえば、たとえば事前選別されたMWNTナノチューブの懸濁液を用いてもよい。電気泳動のパラメータおよび開口部720の構造は、開口部720内に1つのMWNT725のみが堆積するように選択される。上述したように、開口部720は、開口部内に堆積させるMWNTの直径を収容するのに十分大きい。さらに、開口部720は、開口部内に単一MWNTしか堆積することができないように構成されている。概して、720の最大径は、ナノチューブの直径、ナノチューブの長さおよび開口部の深さによって決まる。それを、回路設計に必要な所定形状に対し有限要素解析を用いて推定することができる。さらに、MWNT725は、実質的に垂直に向くように開口部720内で実質的に中心に配置され、その端部は、導電層708の上の画定された領域の中心708Cに近接し、たとえば、中心708Cから数ナノメータ内にある。MWNT725の堆積後、ウェハを、蒸留脱イオン水ですすぐ。
後続するステップにおいて、図7Bの構造体の上に誘電材料712を、好ましくは開口部720を誘電体層710の上面の上方まで少なくとも実質的に充填するために十分な厚さで、堆積させる。そして、誘電材料712を含む構造体を、たとえば化学機械研磨(CMP)によって誘電体層710まで研磨する。図7Cに結果として得られる構造体を示し、そこでは、誘電材料712および絶縁層710の表面が平坦化している。ゲート金属とソース/ドレイン金属との間の離隔距離に対応する誘電体層710の残りの厚さは、デバイス仕様によって確定される。
図7Dは、MWNT725を、たとえば酸素プラズマを用いて、酸化または化学エッチングにより、または誘電材料712および導電材料708に対して選択的な工程を用いて除去する、次の工程ステップの後の構造体を示す。その後、平坦化層710および712がマスクとして作用するようにして、導電層708を、絶縁層706で停止するまで下方にエッチングする。図7Dに示すように、この時、導電層708に、直径すなわち横方向寸法(d)がMWNT725に対応する開口部730が形成されており、下にある絶縁層706を露出させている。
図7Eは、次のステップを示し、そこでは、誘電材料712の少なくとも上部分をエッチングすることにより、誘電材料712を部分的に除去し、それにより、絶縁層710に先に形成された開口部720を有効に「復元する」。別法として、誘電材料712を完全に除去して、導電層708の下にある領域および開口部720を完全に露出させてもよい。
開口部730は、絶縁層706内に延在して導電層704で停止する。導電層708は、反応性イオンエッチング工程を用いる絶縁層706のエッチングのためのエッチングマスクとして作用することが好ましい。また、712および706に対するエッチングにより、絶縁層710が大幅にエッチングされないことも好ましい。したがって、導電層704の領域は開口部730によって画定され、横方向寸法dは、たとえばおよそ10nm〜40nmの範囲で、MWNT725の直径に対応する。一方、開口部720は、直径Dが開口部730より大きく、開口部730は開口部720に対して実質的に中心に配置される。
図7Fは、SWNTを堆積させ(FETのチャネルとしての役割を果たすように)、ゲート誘電体を形成する後続するステップを示す。この段階では、後にCNT−FETのゲートとなる導電層708の垂直側壁708Wの周囲に誘電体714を形成するさまざまなオプションが利用可能である。1つのあり得る手法は、ゲート誘電体を形成する前に開口部730内にSWNT735を堆積させるというものである。一実施形態では、上述したように電気泳動を用いて、SWNT735を堆積させることができる。DC電源からの適当なバイアス電圧を、基板700の縁の電気接点への接続を介して導電層708に印加することができる。絶縁層710の表面の電荷蓄積から発生する電界分布は、SWNT735を、開口部730の中心とも実質的に一致している開口部720の中心に向けかつそれに向かって集束させる。したがって、電界集束により、SWNT735を、より精巧な位置合せ方式を必要とすることなく、はるかに小さい開口部730内で自動的に位置合せすることができる。図7Gに示すように、堆積したSWNT735は、一端が、開口部730によって画定される領域の中心704Cに近接して導電層704と接触している。
そして、図7Gに示すように、好適な誘電材料(たとえば約2nmから30nmの窒化ケイ素)を堆積させて、導電層708の上の側壁708Wを覆うコンフォーマルな誘電体層714とSWNT735とを形成する。
再び図7Fを参照すると、SWNT735およびゲート誘電体714を形成する手順に対し、たとえば、SWNT735の堆積の前に、導体708の上の自然酸化物を用いて、または、プラズマ化学気相成長(PECVD)工程を展開して導電層708の上に超薄ゲート誘電体を堆積させる(その間、電界を用いてPECVD中に導電層704にはゲート誘電体がないようにする)ことにより、ゲート誘電体714を堆積させ、ゲート電極堆積の後にEPDによってSWNT725を堆積させることを含む、他の変形を用いてもよい。
SWNT735の堆積およびゲート誘電体形成の後、次のステップには、SWNT735を、導電層708の側壁708Wにおいて誘電体層714と接触することができるように位置決めするかまたは方向付けることが含まれる。これを、図7Hに示すように、導電層704および708に電圧を印加することによって行うことができる。DC電源790は、ウェハ基板700の縁にあるコンタクトパッド(図示せず)を介して両導電層704、708に接続された外部電源であってもよい。SWNT735を、一方の側に、すなわちその垂直または鉛直方向(図7Hにおいて破線で示す)から離れる方向に引くことにより、導電層704の上面と90°未満の角度θを形成する。誘電体714と接触するSWNT735の部分737は、CNT−FETのチャネル領域に対応する。CNT−FETにおける性能を向上させるために、チャネル領域と側壁308W(ゲート)との間の間隔を最小限にすることが期待される。
再び図7Fを参照すると、別の変形には、開口部730を十分小さく、すなわち堆積したMWNT725(図7Cおよび図7D参照)によって画定されるように、SWNT73
5およびゲート誘電体714を収容するようにおよそ十分な空間があるようにすることが含まれる。SWNT735を堆積させた後、好適な誘電材料を、SWNT735の周囲の開口部730領域の残りの部分を充填するように堆積させる(この間、電界を用いて、PECVDの間に導電層704にゲート誘電体がないようにする)。この方法には、MWNT725を、EPD懸濁液において図7Bに示すステップ堆積に対して狭い範囲のナノチューブ径を提供するように事前選別する必要がある。
次のステップにおいて(すなわち、SWNT堆積およびゲート誘電体形成の後)、開口部730および720内に、SWNT735を包囲する(図7I参照)とともに絶縁層710を覆うように、十分に厚い誘電材料716の層を堆積させる。そして、材料716を、絶縁層710およびSWNT735の他端とともに平坦化面を形成するように研磨する。ゲート金属とソース/ドレイン金属との間の離隔距離に対応する、誘電層716および710の残りの厚さは、デバイス仕様によって確定される。
平坦化構造体の上に導電材料(たとえばAl、Cu、TiNまたはCo)を堆積させ、CNT−FETのドレイン(またはソース)718を形成するようにパターニングする。導電層718の材料は、処理が完了した後CNT735と最小限の接触抵抗を有するものであるべきである。材料のシート抵抗もまた、標準CMOS集積回路におけるAlおよびCuのように、低電流動作と適合性があるように十分低くなければならない。別法として、CNT735とVFETドレインとの間の接点を、優れた粘着力および低接触抵抗を有することが知られている金属を低シート抵抗の別の金属と結合したものを含んでもよい、複合材料として提供してもよい。CoまたはFeがCNT735と直接接触するCo/Al、Co/Cu、Fe/Al、Fe/Cu等の組合せが好適であり得る。CNTのCVDで種金属として用いられる大部分の金属も、EPD堆積CNTと直接接触するのに好適であり得る。
図7Iは縦型CNT−FETを示し、それは、導電層704によって形成されるそのソース領域と、SWCNT735によって提供されるチャネルと、導電層708の垂直側壁708Wによって形成されるゲートと、708Wのゲート領域におけるゲート誘電体714と、導電層718によって形成されるドレイン領域とを有している。
縦型CNT−FETが完成した後、製造の目的で、たとえば電気泳動に用いられる導電層704、708への電気接続を、当業者に既知である技法を用いて切断する。導電層718の上方に縦型FETの別のレベルを製造することができる。
上述したように、本発明の実施形態は、画定された領域において電気泳動を用いてナノチューブを制御可能に堆積させる方法を提供する。堆積領域は、その領域に堆積させることができるナノチューブの数とともに、堆積するナノチューブの間隔を制御するように構成することができる、開口部によって画定され得る。開口部を適切に構成することにより、たとえば約100nm未満等の十分に小さい開口部サイズを提供することにより、数ナノメートルの横方向位置合せ精度で、その領域に単一ナノチューブのみが堆積するように堆積を制御することも可能になる。
本発明の実施形態は、容易にスケーラブルであり従来の製造工程および材料と互換性のある室温工程もまた提供し、デバイス製造に用いられているナノチューブの特性に対する制御の改善を可能にする。さらに本工程は、ナノチューブ電界効果トランジスタをCMOSデバイスと一体化することを可能にする。
カーボンナノチューブの堆積の文脈でいくつかの例について説明したが、本方法を、概して他のナノチューブの堆積に適応させることができる、ということが理解される。さら
に、本発明の実施形態を、概して、種々のデバイスの製造に対し単層、多層、半導体または金属ナノチューブを堆積させることに対して適用することができる。
上述したことは、本発明の実施形態に関するが、本発明の他のかつさらなる実施形態を、その基本的な範囲から逸脱することなく考案することができ、その範囲は以下の特許請求の範囲によって確定される。

Claims (16)

  1. ナノチューブ電界効果トランジスタ(FET)を形成する方法であって、
    第1導電層、第1絶縁層、第2導電層および第2絶縁層の順序で材料を有する多層スタックを提供するステップと、
    前記第2絶縁層の少なくとも上部分に第1開口部を形成するステップと、
    前記第2導電層および前記第1絶縁層に第2開口部を形成することにより前記第1導電層の領域を露出させるステップであって、前記第2開口部が、前記第1開口部に対して中心に位置合せされかつ前記第1開口部より直径が小さい、ステップと、
    電気泳動により前記第1導電層の上にナノチューブを堆積させるステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記ナノチューブの第1端が、前記露出した領域の中心に近接して前記第1導電層に接触する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ナノチューブが単層カーボンナノチューブである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記電気泳動が、前記第2導電層にバイアス電圧を印加することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記電気泳動が、前記多層スタックを、電解質を収容する液槽においてナノチューブの懸濁液にさらすことと、前記第2導電層と前記液槽内の電極との間に前記バイアス電圧を印加することと、を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1導電層が、前記FETのソースまたはドレインのうちの一方を形成し、前記第2導電層が、前記FETのゲートを形成する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2開口部内の前記第2導電層の垂直側壁の上に誘電体層を提供するステップであって、前記誘電体層が前記FETのゲート誘電体を形成する、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2絶縁層の上に第3導電層を提供するステップであって、前記第3導電層が、前記ナノチューブの一端と接触しかつ前記FETのソースまたはドレインのうちの一方を形成する、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1導電層および前記第2導電層が、各々、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)の2つのメタライゼーションマスクレベルの一部として提供され、前記CMOSおよび前記FETが1つの半導体構造体のデバイスである、請求項1に記載の方法。
  10. ナノチューブ電界効果トランジスタ(FET)を形成する方法であって、
    下部導電層の上に形成された絶縁層の上に少なくとも上部導電層を有する構造体を提供するステップと、
    前記上部導電層および前記絶縁層内に開口部を形成することにより、前記上部導電層の垂直側壁および前記第1導電層の水平領域を露出させるステップと、
    前記上部導電層の前記垂直側壁の上に誘電体層を形成するステップと、
    電気泳動により前記第1導電層の上に1つのナノチューブを堆積させるステップであって、前記ナノチューブの第1端が前記水平領域の中心に近接して前記導電層と接触する、ステップと、
    前記ナノチューブの中間部分と前記誘電体層との間に接点を提供するように前記ナノチ
    ューブを方向付けるステップと、
    を含む、方法。
  11. 前記ナノチューブを方向付けるステップが、前記上部導電層および前記下部導電層に電圧を印加することによって行われる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記下部導電層が前記FETのソースまたはドレインのうちの一方を形成し、前記上部導電層が前記FETのゲートを形成し、前記誘電体層が前記FETのゲート誘電体を形成し、前記ナノチューブの前記中間部分が前記FETのチャネル領域を形成する、請求項10に記載の方法。
  13. 半導体構造体を形成する方法であって、
    基板の上に横型電界効果トランジスタ(FET)を形成するステップと、
    前記横型FETの上に縦型ナノチューブ電界効果トランジスタ(NT−FET)を形成するステップと、
    を含み、
    前記縦型NT−FETが、
    (a)第1導電層の上に少なくとも第1絶縁層を有する構造体を提供するステップと、
    (b)前記第1絶縁層に第1開口部を形成することにより、前記第1導電層の領域を露出させるステップと、
    (c)電気泳動により前記第1導電層の上に少なくとも1つのナノチューブを堆積させるステップであって、前記少なくとも1つのナノチューブが、前記露出領域の中心に近接して前記第1導電層と接触する一端を有する、ステップと、
    を含み、前記第1導電層が前記NF−FETのソースまたはドレインのうちの一方を形成する方法を用いて形成される、方法。
  14. 前記構造体が、前記第1絶縁層の上に形成される第2導電層と、前記第2導電層の上に形成される第2絶縁層とをさらに備え、
    前記第2絶縁層に第2開口部を形成するステップであって、前記第2開口部の直径が、前記第1開口部の直径より大きくかつ前記第1開口部に対し中心に位置合せされる、ステップと、
    ナノチューブの懸濁液を収容する液槽に前記構造体を浸漬させながら、前記第2導電層にバイアス電圧を印加することにより電気泳動を行うステップと、
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 複数のナノチューブ電界効果トランジスタを形成する方法であって、
    第1導電層の上に第1絶縁層を提供するステップと、
    前記第1絶縁層に細長い開口部を形成することにより前記第1導電層の領域を露出させるステップであって、前記開口部が幅と幅より大きい長さとによって特徴付けられる、ステップと、
    電気泳動により前記第1導電層の上に複数のナノチューブを線パターンで堆積させるステップと、
    を含み、
    前記開口部の前記幅が、前記ナノチューブの堆積を前記線パターンに制限するのに十分小さく、ナノチューブの数が前記開口部の前記長さによって確定される、方法。
  16. 少なくとも1つの横型相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスを有する基板であって、前記CMOSが少なくとも3つの金属配線レベルを有する、基板と、
    前記CMOSデバイスの上に形成される縦型カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ(CNT−FET)と、
    を具備し、
    前記縦型CNT−FETが、前記CMOSデバイスの前記それぞれの3つの金属配線レベルの材料から形成されるソース、ドレインおよびゲートを有する、半導体デバイス。
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