JP2010531063A - ウェーハのデチャック中にウェーハ上の微粒子の量を低減するための方法及び装置 - Google Patents

ウェーハのデチャック中にウェーハ上の微粒子の量を低減するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
【解決手段】微粒子は、チャンバ内のウェーハ移送区域から離して捕獲される。第1の電極は、区域の一方の側に存在する。第2の電極は、区域の反対側に存在する。電極に渡って接続された電源は、電極間に静電場を発生させる。電場は、電極において、区域から離して微粒子を捕獲する。チャンバからウェーハを移送するために、第2の電極は、処理のためウェーハを装着し、第1の電極は、第2の電極の反対側に存在し、処理空間を画成する。区域は、空間内において、各電極から区域を分離する空間の分離部と共に存在する。微粒子は、ウェーハのプラズマ処理の終了と、第2の電極の接地への接続と、正の直流電位の第1の電極への印加と、第2の電極から区域内へのウェーハのデチャックとを同時に行うことにより、ウェーハから離れる方向へ付勢される。
【選択図】図4

Description

集積回路、メモリセル等の半導体デバイスの製造では、一連の製造工程を実行して、半導体ウェーハ(「ウェーハ」)上に特徴部を形成する。こうした工程は、ガスを供給した処理チャンバにおいて低圧で実行される。RF電圧等、様々な電圧をチャンバ内の一個以上の電極に印加してプラズマを形成し、例えば、エッチング及び堆積を含む工程を実行する。こうした工程中、ウェーハは、静電チャック(ECS)によりチャンバ内に固定して保持される。ESCは、電圧が印加される一個以上の電極を備えて構成される。電圧は、ウェーハをECSに押し付ける電荷を誘起する。他の電圧は、ESCからウェーハを分離する、デチャックとして知られる工程のために印加される。
ESCの寿命の間、こうした印加電圧の反復印加は、ESCを劣化させる傾向にある。その結果、ESCの微粒子がESCから剥がれ落ち、チャンバ内で自由になる恐れがある。プラズマも、微粒子の源になる場合がある。半導体集積回路技術がサブ100ナノメートルスケールでの製造に移行するにつれ、こうしたチャンバにおける不要微粒子の存在は、例えば歩留まりを減少させる等により大きな問題となっている。
上述したことに鑑みて、デチャック工程中にウェーハ上に定着し得る微粒子の量を低減することを含め、チャンバ内において微粒子の量を低減する必要性が存在する。
概して言えば、本発明は、処理チャンバ内の微粒子の量を低減することで、こうした必要性を満たす。具体的には、こうした必要性は、ウェーハが処理チャンバから外へ移送される区域を備えて処理チャンバが構成される時に満たされる。電極は、チャンバ内に装着されており、ウェーハ処理をもたらすためにバイアスが加わる。ウェーハデチャック工程に関連して、バイアスは、処理状態から移送状態に変更され、新たなバイアスがかかった電極は、ウェーハがチャンバから取り出される移送区域全体に電場を発生させる上で有効となる。電場は、移送区域内の微粒子を移送区域の外側へ移動させ、ウェーハがデチャックされる際にウェーハを取り囲む又はウェーハに接触する微粒子の量を低減する。処理及びデチャックされたウェーハをチャンバの外へ移送する間、ウェーハを取り囲む又はウェーハに接触する微粒子の量の減少のため、処理済みウェーハは、晒される微粒子が少なくなり、微粒子を区域内に留め、デチャック及び移送工程中にウェーハ上に定着させていた場合に比べ、より清浄な状態でチャンバを出る。
本発明は、装置、方法、及びシステムを含む多数の形で実現可能であることを理解されたい。以下、本発明の幾つかの発明実施形態を説明する。
一実施形態において、ウェーハのプラズマ処理後、処理チャンバ内のウェーハ移送区域から離して微粒子を捕獲する装置が提供される。第1の電極は、移送区域の一方の側において処理チャンバ内に装着される。第2の電極は、移送区域の反対側において、第1の電極から間隔を空けて、チャンバ内に装着される。電源は、第1及び第2の電極に渡って接続され、電極間及び移送区域全体に静電場を発生させる。電場は、特定の一方の電極において、微粒子の特定のものを捕獲し、チャンバ内の微粒子を移送区域から離れる方向へ付勢された状態とする。
他の実施形態において、装置は、ウェーハのプラズマ処理後、処理チャンバ内の移送区域における微粒子の量を低減する。装置は、ウェーハを処理するための状態である第1の状態と、チャンバから処理済みウェーハを取り出すためのウェーハ移送状態である第2の状態との二状態での動作用に構成される。第1の多状態電極は、処理チャンバ内に装着される。第2の多状態電極は、第1の電極から間隔を空けてチャンバ内に装着される。第2の電極は、ウェーハ処理後にウェーハを移送区域へデチャックするように構成される。電極バイアスコントローラは、状態のそれぞれにおける動作のために電極にバイアスを加えるように構成される。例えば、ウェーハ移送状態用に、コントローラは、第2の電極を接地に接続すると同時に第1の電極に正の直流電位を印加し、第2の電極にウェーハをデチャックさせてウェーハの移送区域内での位置決めを促進するように構成される。
更に他の実施形態において、処理チャンバから処理済みウェーハを移送するために処理チャンバを準備する方法が提供される。支持電極は、処理のためにウェーハを装着し得る。処理は、不要微粒子をチャンバ内の処理空間へ放出する傾向にある。第2の電極は、支持電極の反対側にあり、処理空間を画成する。方法の動作は、処理空間内にウェーハ移送区域を、処理空間の分離部が電極のそれぞれから区域を分離するように画成するステップを含み得る。更に、ウェーハのプラズマ処理を終了する動作と、支持電極を接地に接続する動作と、正の直流電位を第2の電極に印加する動作と、ウェーハを支持電極から移送区域へデチャックする動作とを同時に実行することで、微粒子は、ウェーハから離れる方向へ付勢される。
本発明の他の態様は、本発明の原理を一例として示す添付図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかとなろう。
本発明は、同様の参照符号が同様の構造要素を示す添付図面と併せて、以下の詳細な説明により容易に理解されよう。
ウェーハを処理する本発明のクラスタ型アーキテクチャを示す概略平面図である。
本発明の一実施形態として、チャンバ内の不要微粒子の影響を低減するように構成されたチャンバであり、前記アーキテクチャの処理チャンバを示す概略立面図である。
本発明の一実施形態として、第2の電極からウェーハを離昇させるガス及びリフタピンを示す図であって、図2の一部の拡大図である。
移送状態において、上昇させたウェーハから荷電微粒子を引き離し、移送区域外へ付勢するように、コントローラが第1の電極の正の電圧の値を制御することを示す図であって、図2の一部概略図である。
本発明の一実施形態による、正の電圧が一定のボルト範囲において第1の電極に印加さえるように構成されたコントローラを示す説明図である。
本発明の一実施形態による方法を示すフローチャートである。
処理チャンバ内の微粒子の量を低減する装置、使用システム、及び方法についての発明を説明する。処理チャンバは、処理チャンバからウェーハが移送される区域を備えて構成される。電極は、チャンバ内に装着され、ウェーハ処理を発生させるためにバイアスが加わる。ウェーハのデチャック動作に関連して、バイアスは、処理状態から移送状態へ変更される。新たなバイアスが加わった電極は、ウェーハがチャンバから取り出される移送区域全体に電場を発生させる上で有効となる。電場は、不要微粒子を移送区域外へ付勢し、ウェーハを区域内へデチャックする際に、ウェーハを取り囲む又はウェーハに接触する微粒子の量を低減する。処理及びデチャックされたウェーハの区域内及びチャンバ外への移送中、移送区域外の付勢された微粒子は、ウェーハに接触しない。結果として、処理済みウェーハは、微粒子を区域内に留め、デチャック及び移送工程中に不要微粒子をウェーハ上に定着させていた場合に比べ、より清浄な状態でチャンバを出ていく。
しかしながら、こうした具体的な詳細の一部又は全部が無くとも本発明を実現し得ることが、当業者には明らかであろう。また、周知のプロセス動作は、本発明を不必要に曖昧にしないために、詳細な説明を省略している。
「ウェーハ」という用語は、本明細書において、エッチング又は堆積等の処理用にプラズマを発生させるチャンバ等の処理チャンバにおいて、材料又は様々な材料の層を上部に形成又は画成し得る半導体基板、ハードドライブディスク、光ディスク、ガラス基板、フラットパネルディスプレイ表面、液晶ディスプレイ表面等を制限無く示す。
図1は、本発明による、ウェーハ40を処理するためのクラスタ型アーキテクチャの概略平面図である。移送モジュール44を中心に配置された多数の処理チャンバ(又はモジュール)42の一つを示している。処理モジュール42のそれぞれと移送モジュール44との間のゲートバルブ46は、それぞれのモジュール42及び44内の環境を維持して処理モジュール42内へのウェーハ40の移送を容易にするために使用される。更に、処理チャンバ42を移送モジュール44から分離することにより、こうしたモジュール42内でのウェーハ処理も容易になる。ゲートバルブ46を開くことにより、再び処理チャンバ42からの処理済みウェーハ40の移送が容易になる。移送区域48は、図1の平面図及び図2の立面図において点線により示している。したがって、移送区域48は、処理モジュール42から移送モジュール44内への細長い三次元容積となる。図1には、ウェーハ40をチャンバ42内へ移動させ、処理済みウェーハをチャンバ42から移動させるための移送ユニット50を図示している。チャンバ42内の処理は、半導体集積回路技術を使用し得る。こうした技術がサブ100ナノメートルスケールでの製造に移行するにつれ、チャンバ42における不要微粒子51の存在は、例えば歩留まりを減少させる等により大きな問題となっている。
図2は、チャンバ42内の不要微粒子51の影響を低減するように構成されたチャンバ42を示す、処理チャンバ42の一つの概略立面図である。図2は、第1の(又は上部)電極52の下方においてチャンバ42内に延びる三次元移動区域48の高さを示している。区域48は、第1の電極52から下方の第2の(下部)電極54まで延びた状態で図示されている。移送区域48は、電極52及び54間に延びる高さを有して構成される。各電極52及び54と区域48との間には約12mmの空間が存在し得る。したがって、図2は、移送区域48の一方の側(例示の上側)64において処理チャンバ42内に装着された第1の電極52を示す。図2は、更に、移送区域48の反対側(例示の下側)66において、第1の電極52から間隔を空けてチャンバ42内に装着された第2の電極54を示す。
図3は、電圧VCによりバイアスを加え、処理のために第2の電極54上に静電的にウェーハを取り付けると共にウェーハ40を保持する静電チャック(ESC)として、第2の電極54を構成し得ることを示している。電圧VCは、チャック電圧又はチャックバイアスと呼ばれる。第2の電極54の構成は、ヘリウム等のガス(矢印57)が供給される通路を含み得る。例示のヘリウムガス57は、例えば、アルゴンプラズマを使用して殆どのチャック電圧VCを放電するプラズマデチャックプロセスに続いて、チャックバイアスの中断に関連して供給し得る。この例において、アルゴンプラズマによるデチャック後、例示のヘリウムによるデチャック動作により、ガス57は、チャックバイアスが低減又は除去された後、ウェーハ40を第2の電極54上に保持する傾向にある残留力を克服し得る。図3は、チャック電圧VCの適切な低減と、制御された圧力でのガス57の供給とにより、ガス57がウェーハ40を第2の電極54から離昇させ移送区域へのウェーハの移動を容易にすることを示している。ウェーハは、これにより、チャック54から解放される。上昇させたウェーハ40は、第2の電極54上方に浮かんでいると考えられる。上昇(解放)させたウェーハ40は、リフティングピン67により更に上昇させ、移送区域48に入っている状態で図3に図示している。図3は、移送ユニット50によるピックアップ用の状態にある、上昇位置のウェーハを示している。
本発明の出願者が実施したESCの寿命の分析では、ESCへのバイアス電圧VCの印加と、ESC54からのバイアス電圧の除去の繰り返しにより、ESC上面と、ESC上面に指示されたウェーハ下(裏)面との間に摩擦が生じることが明らかとなった。こうした摩擦は、ESCを劣化させる傾向にある。分析は、ESCの微粒子58(図3)がESCから剥離し得ることを示唆している。剥離した微粒子58は、微粒子58が「不要」微粒子51となる移送区域48に入り、チャンバ42内で自由になる恐れがある。ウェーハ40の処理についても、ウェーハ処理(例えば、エッチング)及び他の目的用にチャンバ42内に発生させ得るプラズマ60の影響を含めて研究した。こうした分析においても、プラズマ60が、チャンバ52内部の移送区域48内の他の微粒子62の源となる恐れがあることが示唆された。こうした分析から、更に、プラズマ60からの微粒子58は、負に荷電されている場合があることが明らかとなった。更に、本出願者は、ESCからの微粒子58が正に荷電されたものであることを確認した。
ウェーハ処理後にチャンバ42内の不要微粒子51の量を低減するために、一般的な意味において、図4は、第1の電極52を処理チャンバ42内に装着された多状態電極として構成し得る、本発明の一実施形態を示している。同様に、こうした実施形態において、第2の電極54は、第1の電極52から間隔を空けて、チャンバ42内に装着された多状態電極として構成し得る。電極バイアスコントローラ68は、電極52及び54の多状態の態様の構成を制御し得る。コントローラ68は、二つの例示的状態のそれぞれにおける動作のために、電極52及び54にバイアスを加えるように構成される。第1の状態(又は状態1)は、コントローラ68が状態1コントローラ70を起動する処理状態である。状態1コントローラ70の動作は、パーソナルコンピュータ69を使用した、移送レシピRを実行するためのプログラムの動作を含み得る。したがって、状態1コントローラ70は、最初にゲートバルブ46を制御して処理チャンバ42の一つへのウェーハ40の移送を促進し、次に、処理チャンバ42を移送モジュール44から分離する。バルブ46が開いた状態で、移送ユニット50は、移送区域48内へ移動し、ウェーハを移送モジュール44から処理チャンバ52へ搬送し、ESC54上にウェーハを配置し得る。状態1コントローラ70は、更に、RF電位VRFのESC54への印加を発生させると共に、第1の電極52を接地に接続するように構成される。状態1において、コントローラ70は、このように、適切な値の電位VRF(例えば、2、27、又は60MHz)をESC54に加え、ウェーハ40を処理するために、例えば、通常のエッチングプロセス用に、プラズマ60をチャンバ42内に発生させる。
第2の状態(又は状態2)は、コントローラ68が状態2コントローラ72を始動すると共に、状態1コントローラ70にウェーハのプラズマ処理の動作を終了させるように構成される移送(又はウェーハ移送)状態である。プラズマ処理の終了と、結果的に生じる状態1電極バイアスVRFのスイッチオフ(即ち、そのバイアスの終了)と同時に、第2の状態コントローラ72は、状態2バイアスへの変更を開始する。状態2バイアスにおいて、コントローラ72は、第2の電極54を接地に接続し、正の直流電位VDCを第1の電極52へ印加する。図4は、移送状態(状態2)において、コントローラ68により始動された動作を介して、状態2コントローラ72が正の電圧VDCの電位の値を制御し、チャンバ42内の荷電微粒子58及び64をウェーハ40から離れる方向で移送区域48外へ付勢して、チャンバ42からウェーハ40を移動させるために移送区域48を調整することを示している。「調整する」という用語は、例えば、状態1における区域48内の微粒子51の量と比較して、低減された量の微粒子51を移送区域48が包含又は内部に有することを示す。例えば、負に荷電した微粒子62に関して、付勢は、上部電極52に向かう方向で行われる。正の電位VDCは、ウェーハのプラズマエッチング及びチャンバ42からの取り出しの完了後、ウェーハレス自動洗浄プロセス等により除去するまで、負の微粒子62を上部電極52に保持するように選択される。例えば、正に荷電した微粒子58に関して、ウェーハ40から離れる方向への付勢は、上述したように除去されるまで、微粒子58を下方へ向けて再びチャック54内へ反発させることである。
状態2コントローラ72の制御下での状態2の動作は、チャックバイアスを中断することを含む。例えば、チャック電圧VCの値を低減させ、デチャック動作を始動させ得る。VCの値が減少する際に、ガス57を通路56に供給する。ガス57は、チャックバイアスVCを十分に低減又は除去した後、ウェーハ40を第2の電極54上に保持する傾向にある残留力を克服する。通路56へのガス57の供給は、これにより、ウェーハ40に対するECS54の保持力を克服する(即ち、静電チャック54に向かう保持力を克服する)。図5において、ウェーハ40は、ガス57及びピン67(図3)により移送区域48内へ上方に移動させた状態で図示されている。正の微粒子58が下部電極54へ反発されるため、ウェーハ40(移送区域48内に存在)は、晒される不要微粒子51の量が低減される。
状態2コントローラ72による正の電圧VDCの電位の値の制御(即ち、チャンバ42内の荷電微粒子58及び64をウェーハから離れる方向で移送区域48外へ付勢すること)により、電極52及び54間において、移送区域48全体に電場(図5の線EF参照)が発生する。電場EFは、電極52及び54間に存在する荷電微粒子58及び62に静電力Fを加える。正荷電微粒子58に対する力F(図5に示したように下向き)は、微粒子58を静電チャック54に対して保持することにより、正荷電微粒子58を捕獲する(図5の捕獲された微粒子58T参照)。図5に示したように、ウェーハ40が移送区域48内にある状態では、捕獲された微粒子58Tは、移送区域48内にあるウェーハから離れた状態となる。
力Fは、更に、移送区域48の外側上方にある上部電極52に対して微粒子62を上方に付勢することにより、負荷電微粒子62を捕獲する(図5の捕獲された微粒子62T参照)。図5に示したように、ウェーハ40が移送区域48内にあり、捕獲された微粒子62が上部電極52上にある状態では、捕獲された微粒子62は、ウェーハから引き離されており、ウェーハは、晒される不要微粒子51がより少数となり、チャンバ42から移送するための状態となる。
状態2コントローラ72は、更に、第1の電極52に印加された正の直流電位VDCを維持すると同時に、第2の電極54を接地に接続した状態で維持し、通路56へのガス57の供給を継続し、ウェーハ40を更に(即ち、空間88を越えて移送区域48内へ)上昇させるためにリフタピン67を作動させることにより、状態2を保持するように構成される。状態2をこのように保持している間、状態2コントローラ72は、更に、ウェーハ移送ユニット50の動作を始動し、エンドエフェクタ74(図5)をチャンバ42内の移送区域48へ移動させる。エンドエフェクタ74がウェーハ40と整合した時、コントローラ72は、エンドエフェクタ74にウェーハを上昇位置(リフタピン67に載った状態)からピックアップさせる。図3は、ESC54上方の移送区域48内において、リフタピン67(図5に図示せず)上の上昇位置にあるウェーハ40を示している。エンドエフェクタ74は、ウェーハをピックアップし、移送区域48を通って後退し、移送区域48内のウェーハ40が搬送される間、及び捕獲された負及び正のそれぞれの微粒子62及び58が移送されるウェーハ40から引き離された状態である間に、移送モジュール44内へウェーハを移動させる。更に詳細には、図1に示したウェーハ移送ユニット50は、移送区域48内での移動用に構成され、解放されたウェーハ40をチャンバ42から移動させるために電極52及び54から間隔を空けている。したがって、ウェーハ40の移動は、移送区域48内において、解放されたウェーハ40が静電チャック54に捕獲された微粒子58から離れた状態を維持して行われる。解放されたウェーハ40は、上部電極54に向けて付勢された微粒子62からも離れた状態が維持される。
図5は、一実施形態において、電源76を第1の電極52に接続する第2の状態コントローラ72が状態2バイアスへの変更を発生させることを示している。電源76は、第2の電極54がスイッチ73を介して接地に接続された状態で、正の直流電位を第1の電極52に印加することにより、電場EFを発生させるように構成される。静電場EFは、電極52及び54間において、移送区域48全体に発生させる。構成の通り、電源76は、電場EFにより静電力Fを加える。電場EFは、チャンバ42内の微粒子51が上述したように「離れる方向へ付勢」されるように、特定の一方の電極において、微粒子51の特定のものを捕獲する。例えば、上述したように、正荷電微粒子58に対する力F(図5に示したように下向き)は、微粒子58を静電チャック54に対して保持することにより、正荷電微粒子58を捕獲する。図5に示したように、捕獲された微粒子58は、移送区域48内にあるウェーハ40から離れた状態となる。同じく上述したように、力Fは、更に、移送区域48の外側上方にある上部電極52に向けて上方へ、したがって移送区域48から離れる方向へ、微粒子62を付勢することにより、負荷電微粒子62を捕獲する。
一実施形態において、図5に示した電源76は、第1の(上部)電極52に印加された正の直流電位が約30ボルト乃至約100ボルトの範囲となるように構成し得る。
別の実施形態において、図1に示したウェーハ移送ユニット50は、移送区域48内での移動用に構成され、解放されたウェーハ40をチャンバ42から移動させるために電極52及び54から間隔を空けている。したがって、ウェーハ40の移動は、移送区域48内において、解放されたウェーハ40が静電チャック54に捕獲された微粒子58から離れた状態を維持して行われる。
まとめると、本発明の実施形態は、ウェーハ40のプラズマ処理後等に、処理チャンバ42内の移送区域48における微粒子51の量を低減する。実施形態は、二状態での動作用に構成され、第1の状態は、ウェーハ40を処理するための状態である。第2の状態は、チャンバ42から処理済みウェーハ40を取り出すためのウェーハ移送状態である。第1の多状態電極は、処理チャンバ42内に装着された電極52にし得る。第2の多状態電極は、第1の電極52から間隔を空けてチャンバ42内に装着された下部電極54にし得る。通路56と、リフティングピン67と、チャックバイアスVCの低減とにより、第2の電極54は、ウェーハ40をデチャックするように構成される。図3及び図5は、ウェーハ処理後の移送区域48へのデチャックを示している。電極バイアスコントローラ68は、状態のそれぞれにおける動作のために、電極52及び54にバイアスを加えるように構成され、状態コントローラ70及び72を介して作動する。第2の(ウェーハ移送)状態のために、コントローラ68は、(i)第2の電極54を接地に接続すること、(ii)正の直流電位VDCを第1の電極52に印加すること、及び(iii)第2の電極54によりウェーハ40をデチャックし、(例えば、ガス57及びピン67を介して)ウェーハを移送区域48内に位置決めすることを同時に行うように状態2コントローラ72を構成させる。したがって、この第2の状態のために、コントローラ72は、チャンバ42内の荷電された不要微粒子51がウェーハ40から離れる方向へ付勢され、チャンバ42からのウェーハ40の移動のために移送区域48が調整されるように、正の直流電位VDCの値を制御する構成となる。ウェーハトランスポータ50は、チャンバ42を介して、デチャックされたウェーハ40を搬送する。状態2において、チャンバ42内の微粒子51は、例えば、電極52及び54間において負荷電微粒子62と、第2の電極54から放出された正に荷電した微粒子58とを含む。コントローラ72は、第1の電極52に印加された正の直流電位VDCを維持すると共に第2の電極54を接地に接続された状態に維持し、更にウェーハ40を搬送するためにウェーハトランスポータ50の動作を始動するように構成されるものと説明される。維持された電位VDC及び接地への接続は、トランスポータ50が移送区域48を介してウェーハを搬送する際に、負及び正のそれぞれの微粒子62及び58をウェーハ40から離して捕獲する上で有効となる。
別の実施形態において、図4は、互いに間隔を空けた第1及び第2の電極52及び54をそれぞれ装着するための支持部78を示す(電極52用に一方の支持部78が図示されており、電極54用にも同様の支持部が設けられると理解される)。図5は、電極52及び54間に、電極52及び54から分離した移送区域48を示す。状態2コントローラ72は、負に荷電した微粒子62が移送区域48外にある第1の電極52へ向けて付勢されるように、直流電位VDCの制御値を設定するものとして説明される。第2の電極54に接続された接地と、電極にバイアスを加える設定値VDCとにより、正荷電微粒子58は、第2の電極54に向けて、移送区域48外へ付勢されると理解し得る。
別の実施形態において、図5は、エンドエフェクタ74を運ぶアーム80を備えて構成されたウェーハ移送ユニット50を示す。アーム80は、チャンバ42内部及び外部への移動用に装着され、ウェーハをリフタピン67から持ち上げると共にリフタピン67上にセットする。アーム80は、この移動が移送区域48内で行われるように構成される。図5は、更に、第2の電極54を静電チャックとして構成し得ることを示している。チャック54には、ウェーハ装着面82と、装着面82を介して延びるリフタピン67と、装着面82を介して画成された通路56とを設け得る。通路56は、図3に示したように、ウェーハ処理後に装着面82から移送区域48内へウェーハ40をデチャックするために、例示したヘリウムガス57(デチャックガス)をウェーハへ誘導するように構成される。電極52に印加された正の直流電位VDCにより、電場EFが、第1の電極52から第2の電極54までの移送区域48全体に生じ、荷電微粒子51を移送区域48外に付勢するため、移送区域48においてアーム80が移動させる処理及びデチャック済みウェーハ40が晒される荷電微粒子51は、量が低減される。
本発明の別の実施形態において、処理チャンバから処理済みウェーハを移送するために処理チャンバを準備するための方法が提供される。チャンバは、チャンバ42にしてよく、ウェーハは、ウェーハ40を処理のために取り付ける支持電極54からウェーハ40を取り外した時に移送区域48内に移送するべきウェーハ40にしてよい。図3は、処理によりチャンバ42内の処理空間86へ不要微粒子51が放出される傾向にあることを示している。図5において、電極54は、支持電極52の反対側に図示されており、電極52及び54は、処理空間86を画成する。図6は、方法のフローチャート90を示しており、方法は、開始に続いて、処理空間の分離部が電極のそれぞれから区域を分離するように、処理空間においてウェーハ移送区域を画成する動作92へ移行し得る。ウェーハ移送区域は、処理空間86内に存在する区域48にしてよい。図5は、処理空間86の分離部88が電極52及び54のそれぞれから移送区域48を分離し得ることを示している。方法は、特定の別の動作を同時に実行することにより、ウェーハから離れる方向へチャンバ内の微粒子を付勢する動作94に移行し得る。付勢は、正荷電微粒子58及び負荷電微粒子62を含む不要微粒子51に関するものにし得る。動作94の特定の別の動作は、ウェーハのプラズマ処理を終了する動作を含むことが図示されている。動作96は、上述したように、状態2コントローラ72を起動すると共に状態1コントローラ70にウェーハ40のプラズマ処理の動作を終了させるコントローラ68により実行し得る。上述したように、プラズマ処理の終了により、状態1電極バイアスVRFのスイッチオフ(即ち、そのバイアスの終了)が生じる。
特定の別の動作を同時に実行することにより、ウェーハから離れる方向へチャンバ内の微粒子を付勢する動作94は、更に、動作98を含み得る。動作98では、支持電極を接地に接続する。支持電極は、ウェーハ40を指示する下部電極54である。第2の(ウェーハ移送)状態のために、コントローラ68により、図5に図示した通り、第2の電極54を接地に接続するようにコントローラ72を構成し得る。
特定の別の動作を同時に実行することにより、ウェーハから離れる方向へチャンバ内の微粒子を付勢する動作94は、更に、動作100を含み得る。動作100では、正の直流電位VDCを電極52に印加し得る。ここでも、ウェーハ移送状態のために、コントローラ68により、図5に図示した通り、電位VDCを上部電極52に印加するようにコントローラ72を構成し得る。
特定の別の動作を同時に実行することにより、ウェーハから離れる方向へチャンバ内の微粒子を付勢する動作94は、更に、動作102を含み得る。動作102では、第2の電極54にウェーハ40をデチャックさせ、ウェーハを移送区域48内に位置決めし得る(図3に図示)。ここでも、ウェーハ移送状態のために、コントローラ68は、コントローラ72にチャックバイアスVCを減少させ、下部電極(チャック)54に対してガス56を供給させ、リフタピン67を始動させる。これにより、第2の電極54は、ウェーハ40をデチャックし、ウェーハを移送区域48内に位置決めし、方法は終了する。
第2の状態のために、こうした動作96、98、100、及び102は、正の直流電位VDCの制御値により、ウェーハ40から離れる方向へチャンバ42内の荷電微粒子51を付勢して、チャンバ42からウェーハ40を移動させるために移送区域48を調整することが可能である。ウェーハトランスポータ50は、デチャックされたウェーハ40を持ち上げ、その後、不要微粒子51から離れた状態にある移送区域48内において、チャンバ42を介して搬送する。上述したように、状態2において、チャンバ42内の微粒子51は、例えば、電極52及び54間の負荷電微粒子62と、第2の電極54から放出された正荷電微粒子58とを含み得る。正の直流電位VDCは、第1の電極52への印加が維持され、約30ボルト乃至約100ボルトの範囲の正の直流電位にし得る。第2の電極54は、接地への接続が維持される。ウェーハ40は、処理空間86の分離部88の一方(下部88)を越えて、移送区域から離れる方向へ付勢された微粒子51から離間した移送区域48内へ支持電極54から移動された後、デチャックされたままとなる。その後、ウェーハ40を搬送するウェーハトランスポータ50の動作を開始し得る。維持された電位VDCと接地への接続とは、移送ユニット50が移送区域48を介してウェーハを搬送する際に、微粒子を移送区域48から離れる方向へ付勢し、正負それぞれの微粒子62及び58を捕獲し続ける上で有効となる。
以上、本発明の幾つかの実施形態を詳細に説明してきたが、本発明は、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他の多数の特定の形態において実現し得ることを当業者には理解されたい。したがって、本明細書の例及び実施形態は、例示的であって、限定的なものではないと見做されるべきであり、本発明は、本明細書に記載の詳細に限定されるべきではなく、添付特許請求の範囲内で変形及び実現し得る。

Claims (20)

  1. ウェーハのプラズマ処理後、処理チャンバ内のウェーハ移送区域から離して微粒子を捕獲する装置であって、
    前記移送区域の一方の側において前記処理チャンバ内に装着された第1の電極と、
    前記移送区域の反対側において、前記第1の電極から間隔を空けて、前記チャンバ内に装着された第2の電極と、
    特定の一方の前記電極において、前記微粒子の特定のものを捕獲し、前記チャンバ内の微粒子を前記移送区域から離れる方向へ付勢された状態とする静電場を、前記電極間及び前記移送区域全体に発生させるために、前記第1の電極に接続された電源と
    を備える装置。
  2. 前記電源は、前記第2の電極が接地に接続された状態で、正の直流電位を前記第1の電極に印加することにより前記電場を発生させるように構成される請求項1記載の装置。
  3. 請求項2記載の装置であって、
    負荷電微粒子は、前記ウェーハの前記プラズマ処理後に前記チャンバ内に存在する傾向にあり、
    前記構成された電源は、前記電場により前記負荷電微粒子に対して静電力を加え、前記力は、前記負荷電微粒子を前記第1の電極に対して、前記移送区域から離れる方向へ付勢する
    装置。
  4. 請求項2記載の装置であって、
    前記第2の電極は、前記ウェーハを処理のために前記チャンバ内に静電的に装着するように構成され、
    前記第2の電極は、前記チャンバの前記移送区域内へ正荷電微粒子を放出する傾向にあり、
    前記構成された電源は、前記電場により前記正荷電微粒子に対して静電力を加え、前記力は、前記正荷電微粒子を前記第2の電極に向けて、前記移送区域から離れる方向へ付勢する
    装置。
  5. 請求項1記載の装置であって、
    前記チャンバ内の前記微粒子は、前記電極間の前記位相区域内の負荷電微粒子と、前記第2の電極から放出された正荷電微粒子とを含み、
    前記電源は、前記電場を発生させるように構成され、前記電場は、前記第2の電極が接地に接続された状態で、正の直流電位を前記第1の電極に印加することにより発生させ、前記電場は、負荷電微粒子を第1の電極において前記移送区域から離して保持する静電力を加え、前記力は、正荷電微粒子を前記第2の電極へ向けて、前記移送区域から離れる方向へ付勢する
    装置。
  6. 前記正の直流電位は、約30ボルト乃至約100ボルトの範囲である請求項3記載の装置。
  7. 前記正の直流電位は、約30ボルト乃至約100ボルトの範囲である請求項4記載の装置。
  8. 請求項1記載の装置であって、
    前記第2の電極は、前記ウェーハを処理のために前記チャンバ内に装着する静電チャックとして構成され、
    前記第2の電極は、前記チャンバの前記移送区域内へ正荷電微粒子を放出する傾向にあり、
    前記静電チャックは、前記ウェーハを前記静電チャックから解放して前記ウェーハを前記移送区域内へ移動させることを容易にするために、前記ウェーハに対してガスを供給するように構成され、
    前記電源は、前記静電チャックが接地に接続された状態で、正の直流電位を前記第1の電極に印加することにより前記電場を発生させるように構成され、前記構成された電源は、前記電場により、負荷電微粒子を前記静電チャックにおいて前記移送区域から離して捕獲する静電力を加える
    装置。
  9. 請求項8記載の装置であって、更に、
    前記移送区域内での移動用に構成され、前記チャンバから前記解放されたウェーハを移動させるために前記電極から間隔を空けたウェーハ移送ユニットを備え、前記移動は、前記解放されたウェーハが前記静電チャックに捕獲された前記微粒子から離間した状態を維持して、前記移送区域内において行われる装置。
  10. 請求項9記載の装置であって、
    負荷電微粒子は、ウェーハのプラズマ処理後に前記チャンバ内に存在する傾向にあり、
    前記構成された電源は、前記電場により前記電極間に静電力を加え、負荷電微粒子を前記第1の電極に対して、前記ウェーハ移送ユニットにより移動させる前記ウェーハから離れる方向へ付勢する
    装置。
  11. ウェーハのプラズマ処理後、処理チャンバ内の移送区域における微粒子の量を低減する装置であり、前記ウェーハを処理するための状態である第1の状態と、前記チャンバから前記処理済みウェーハを取り出すためのウェーハ移送状態である第2の状態との二つの状態での動作用に構成された装置であって、
    前記処理チャンバ内に装着された第1の多状態電極と、
    前記第1の電極から間隔を空けて前記チャンバ内に装着され、ウェーハ処理後に前記ウェーハを前記移送区域へデチャックするように構成された第2の多状態電極と、
    前記状態のそれぞれにおける動作のために前記電極にバイアスを加えるように構成され、前記ウェーハ移送状態のために、(i)前記第2の電極を接地に接続すること、(ii)前記第1の電極に正の直流電位を印加すること、及び(iii)前記第2の電極に前記ウェーハをデチャックさせて前記ウェーハの前記移送区域内での位置決めを促進することを同時に行うように構成された電極バイアスコントローラと
    を備える装置。
  12. 前記第2の状態のために、前記コントローラは、前記正の直流電位の値を制御して、前記チャンバ内の荷電微粒子が前記ウェーハから離れる方向に付勢され、前記チャンバからの前記ウェーハの移動のために前記移送区域が調整されるように構成される請求項11記載の装置。
  13. 請求項11記載の装置であって、更に、
    前記移送区域を介して前記でチャックされたウェーハを搬送するウェーハトランスポータを備え、
    前記チャンバ内の前記微粒子は、前記電極間の負荷電微粒子と、前記第2の電極から放出された正荷電微粒子とを含み、
    前記コントローラは、更に、前記第1の電極に印加された前記正の直流電位を維持すると共に前記第2の電極を接地に接続した状態を維持するように構成され、前記維持された電位及び接地への接続は、前記トランスポータが前記移送区域を介して前記ウェーハを搬送する際に、正負の微粒子を前記ウェーハから離れる方向へ付勢する上で有効となる
    装置。
  14. 請求項11記載の装置であって、
    前記チャンバ内の前記微粒子は、前記電極間の負荷電微粒子と、前記第2の電極から放出された正荷電微粒子とを含み、
    前記装置は、更に、
    前記移送区域が前記電極間において前記電極から分離された状態で、互いに間隔を空けた前記第1及び第2の電極を装着するための支持部を備え、
    前記コントローラは、負荷電微粒子が前記第1の電極から離れる方向で前記移送区域外へ付勢されるように、前記直流電位の前記制御値を設定し
    前記接地の接続と、前記それぞれの電極にバイアスを加える前記設定値とにより、前記正荷電微粒子は、前記第2の電極へ向けて、前記移送区域外へ付勢される
    装置。
  15. 請求項11記載の装置であって、更に、
    前記チャンバ内部及び外部への移動用に装着され、前記移送区域内で移動するように構成されたウェーハ移送アームを備え、
    前記第2の電極は、ウェーハ装着面と、前記装着面を介して画成された通路とを設けた静電チャックとして構成され、前記通路は、ウェーハ処理終了後、前記ウェーハを前記装着面からデチャックし、前記移送区域へのウェーハ移動を容易にするために、デチャックガスを前記ウェーハへ誘導するように構成され、
    前記正の直流電位は、前記移送区域内において前記アームにより移動される前記処理及びデチャックされたウェーハが晒される荷電微粒子の量が低減されるように、前記第1の電極から前記第2の電極に至る前記移送区域全体に渡り、荷電微粒子を前記移送区域外へ付勢する
    装置。
  16. 前記コントローラは、約30ボルト乃至約100ボルトの範囲の前記正の直流電位を印加するように構成される請求項11記載の装置。
  17. 処理チャンバから、処理が行なわれたウェーハを移送するために処理チャンバを準備する方法であって、
    支持電極は、前記処理のために前記ウェーハを装着し、前記処理は、不要微粒子を前記チャンバ内の処理空間へ放出する傾向を有し、前記支持電極の反対側の第2の電極は、前記処理空間を画成し、
    前記処理空間内のウェーハ移送区域を、前記処理空間の分離部が前記電極のそれぞれから前記区域を分離するように画成するステップと、
    前記チャンバ内の微粒子を前記ウェーハから離れる方向へ付勢するステップであって、
    (i)前記ウェーハのプラズマ処理を終了し、
    (ii)前記支持電極を接地に接続し、
    (iii)正の直流電位を前記第2の電極に印加し、
    (iv)前記ウェーハを前記支持電極から前記移送区域へデチャックする別のステップを同時に実行するステップと
    を備える方法。
  18. 請求項17記載の方法であって、
    前記処理空間の微粒子は、負荷電微粒子と正荷電微粒子とを含み、
    接続及び印加を行う前記別のステップにより、前記微粒子は前記移送区域外に付勢される
    方法。
  19. 印加を行う前記別のステップにより、約30ボルト乃至約100ボルトの範囲の前記正の直流電位が印加される請求項17記載の方法。
  20. デチャックを行う前記別のステップは、前記処理空間の前記分離部の一方を越えて、前記移送区域から離れる方向へ付勢された前記微粒子から離間した前記移送区域内へ前記支持電極から前記ウェーハを移動させることにより行なわれる請求項18記載の方法。
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