JP2010529796A - ルックアップテーブルによる共分散の効率的な算出 - Google Patents

ルックアップテーブルによる共分散の効率的な算出 Download PDF

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Abstract

本明細書で説明するインペアメント・プロセッサは、干渉除去受信機のための第1及び第2サンプル・ストリーム間のインペアメント相関の決定に関連する計算複雑度を低減するために、ルックアップテーブル演算を使用する。1つの典型的なインペアメント・プロセッサは、(複数の)ルックアップテーブルから選択される値に基づいて複数の部分的なインペアメント相関を繰り返し算出するとともに、第1及び第2サンプル・ストリーム間の最終的なインペアメント相関を取得するために、当該部分的なインペアメント相関を合成する。各繰り返しの間に、インペアメント・プロセッサは、第1及び第2サンプル・ストリームの処理遅延及びパス遅延にそれぞれ対応する1組の遅延オフセットを算出し、当該遅延オフセットのペアの差分の関数としてインデックス値を算出し、インデックス値に基づいてルックアップテーブルから事前算出値を選択し、選択された事前算出値に基づいてパルス相関の推定値を決定し、パルス相関の推定値に基づいて、当該繰り返しについての部分的なインペアメント相関を決定する。

Description

本発明は、概して無線受信機に関するものであり、特に、干渉抑圧受信機に関するものである。
無線通信信号に含まれる干渉は、送信電力の要求条件、システム容量、データレート等に影響を与える。例えば、干渉レベルが低いほど、より低い送信電力、及びより高いデータレートの少なくとも何れかのデータ伝送が可能になる。従って、干渉抑圧は、無線通信において重要な要素になる。
マルチパス分散は、広帯域CDMAやIS−2000等の符号分割多元接続(CDMA)システムにおける1つの干渉源に相当する。分散によって、(複数の)送信信号の複数のエコーが相対的に異なる遅延を有して受信機に到来する。これらのエコーは、連続するシンボル間で干渉を引き起こし、異なる直交符号上で送信されたシンボル間の直交性を喪失させる。しかしながら、受信機は、受信信号からの干渉を低減するためにマルチパス信号間の相関を利用することができる。無線受信機は、例えば、自セル干渉に起因した直交する干渉や他セル干渉に起因した非直交の干渉といったマルチパス干渉を低減するために、現状の相関を利用する干渉除去等化器(IRE:interference rejection equalizer)を含んでいてもよい。一般化RAKE(GRAKE:Generalized RAKE)受信機やチップ等化器(CE:Chip Equalizers)は、2種類のIREに相当する。例えば、GRAKE受信機は、RAKEフィンガ列を含み、各RAKEフィンガは、特定のフィンガ遅延を有する逆拡散されたサンプル・ストリームを生成する。干渉除去合成器(IRC:interference rejection combiner)は、逆拡散されたサンプル・ストリームを適切な合成重みwを適用して合成することによって、干渉が低減された出力信号を生成する。IREは、典型的にはRw=gとなるように合成重みを決定する。ここで、gは複数のチャネル・パスについてのチャネル係数ベクトルを表し、Rは逆拡散されたサンプル・ストリーム間のインペアメント(impairment)相関行列を表す。
IREは、非パラメトリック・アプローチを使用して瞬時のインペアメント相関Rを推定してもよく、この場合、当該等化器は、受信信号に組み込まれた既知のパイロットシンボルを処理することによりインペアメント成分を抽出する。抽出されたインペアメント成分に基づいて、受信機はインペアメント相関Rを直接的に推定する。このタイプのアプローチは、通常、多数のパイロットシンボルを必要とする。その時点の測定インターバルに十分な数のパイロットシンボルが含まれていない場合には、推定されたインペアメント相関Rは望ましくない雑音を含み得る。少なくとも一部の雑音を除去するために、受信機は、推定されたインペアメント相関Rをフィルタリングしてもよい。しかしながら、高い処理速度においては、結果として生じるフィルタリングされたインペアメント相関は、所望の瞬時インペアメント相関というよりむしろインペアメント相関の時間平均となる。
あるいは、IREは、パラメトリック・アプローチを使用してその時点のインペアメント相関を推定してもよい。パラメトリック・アプローチは、利用可能なチャネル情報に基づいて、インペアメント相関行列を解析的に構成する。マルチパス干渉の大部分は、限られた数の明確なソースから到来するため、パラメトリック・アプローチは、高い処理速度と低い処理速度との両方において、正確なインペアメント相関の推定値を提供する。しかしながら、無線デバイスに利用可能な処理リソースは、従来のパラメトリック・アプローチには不十分な場合がある。
無線受信機は、受信したマルチパス信号を処理することにより、所望のシンボル推定値を決定する。無線受信機は、インペアメント・プロセッサと、重み算出器と、GRAKEやチップ等化器等の干渉除去等化器とを備える。干渉除去等化器は、受信信号を複数のサンプル・ストリームに分離し、各サンプル・ストリームは、受信信号パスのうちの1つに対応する異なる処理遅延に関連付けられる。インペアメント・プロセッサは、サンプル・ストリーム間のインペアメント相関を決定し、重み算出器は、インペアメント相関を使用することにより重み付け係数を生成する。その後、干渉除去等化器は、重み付け係数をサンプル・ストリームに適用するとともに、同時に、重み付けされたサンプル・ストリームを合成することにより、所望のシンボル推定値に含まれる干渉を低減しつつ所望のシンボル推定値を生成する。
本発明のインペアメント・プロセッサは、1つ以上のルックアップテーブルを使用して、第1及び第2サンプル・ストリーム間のインペアメント相関の決定に関連する計算複雑度を低減する。一実施形態において、インペアメント・プロセッサは、(複数の)ルックアップテーブルから選択された値に基づいて複数の部分的なインペアメント相関を再帰的に算出するとともに、当該部分的なインペアメント相関を合成することにより、第1及び第2サンプル・ストリーム間の最終的なインペアメント相関を取得する。各相関エントリについて、インペアメント・プロセッサは、第1及び第2サンプル・ストリームのそれぞれの処理及びパス遅延に対応する、遅延オフセットのエントリ固有のペアを算出する。インペアメント・プロセッサは、遅延オフセットのペア間の差分の関数としてインデックス値を算出し、当該インデックス値に基づいてルックアップテーブルから事前算出値を選択し、選択した事前算出値に基づいてパルス相関の推定値を決定する。その後、インペアメント・プロセッサは、パルス相関の推定値に基づいて、当該エントリについての部分的なインペアメント相関を決定する。
本発明の一実施形態に係る受信機を示す図である。 インペアメント相関を生成する処理を示す図である。 図1の受信機の1つの典型的なインペアメント・プロセッサを示す図である。 図3のインペアメント・プロセッサを使用する図2の処理用のパルス相関の推定値を生成する典型的な処理を示す図である。 図3のインペアメント・プロセッサを使用する図2の処理用のパルス相関の推定値を生成する別の典型的な処理を示す図である。 図3のインペアメント・プロセッサ用の1つの典型的なパルス相関プロセッサを示す図である。 図3のインペアメント・プロセッサ用の別の典型的なパルス相関プロセッサを示す図である。 図3のインペアメント・プロセッサ用の別の典型的なパルス相関プロセッサを示す図である。 図3のインペアメント・プロセッサを使用する図2の処理用のパルス相関の推定値を生成する1つの典型的な複合型の処理を示す図である。
図1は、本発明に係る1つの典型的な干渉除去受信機100を示す。受信機100は、干渉除去等化器(IRE)110、パス探索器120、重み算出器130、チャネル推定器140、インペアメント・プロセッサ150、及び記憶装置160を含む。IRE110は、受信信号r、パス探索器120によって生成された処理遅延d、及び重み算出器130によって生成された重み付け係数wに基づいて、出力サンプル推定値zを生成する。一実施形態において、IRE110は、遅延プロセッサ112と干渉除去合成器(IRC)114とを備える。遅延プロセッサ112は、受信信号rと処理遅延dとに基づいて複数のサンプル・ストリームを生成し、IRC114は、重み付け係数wによって当該サンプル・ストリームを重み付けして合成する。例えば、IRE110がGRAKE受信機で構成される場合、処理遅延dは、RAKEフィンガ遅延を含み、かつ、遅延プロセッサ112は、各フィンガ遅延に対応する逆拡散されたサンプル・ストリームをそれぞれ生成するRAKEフィンガ列を備える。IRC114は、逆拡散されたサンプル・ストリームを重み付けして合成することにより、所望の出力サンプルzを生成する。IRE110は、GRAKE受信機やチップ等化器に限定されることはないが、それらを含む任意の干渉除去等化器で構成され得ることが、理解されよう。
重み算出器130は、チャネル係数gとインペアメント相関Rとに基づいて重み付け係数wを生成する。チャネル推定器140は、受信信号rと、パス探索器120によって生成された物理パス遅延τとに基づいて、チャネル係数gを生成する。チャネル推定器140は、物理チャネルパスの各々について1つのチャネル係数gを生成するものの、パス探索器120によって生成される処理遅延の数Ndは、物理チャネルパスの数Npと異なっていてもよいことが理解されよう。
インペアメント・プロセッサ150は、1つ以上のモデル化されたインペアメント成分についての、遅延プロセッサ112によって出力されたサンプル・ストリーム間のインペアメント相関Rを生成する。Rnがn番目のインペアメント成分についてのインペアメント相関行列を表す場合に、
Figure 2010529796
に従ってインペアメント相関行列を合成することによって、インペアメント・プロセッサ150は、合成インペアメント相関行列Rを決定する。インペアメント・プロセッサ150は、インペアメント相関行列Rnの各要素R(i,j)を、
Figure 2010529796
に従って生成する。ここで、
Figure 2010529796
である。式(2)において、gは、物理チャネルパスについての複素チャネル係数を表し、Npは、物理チャネルパスの数を表し、l及びpは、物理チャネルパスについてのインデックスを表し、Ulpは、l番目及びq番目の物理パスに関連するパルス相関の推定値を表す。式(3)において、P(・)は、送信フィルタ及び受信フィルタの応答を含むエンドツーエンドのパルス波形を表し、dは、処理遅延を表し、τは、パス遅延を表し、Tcは、チップ期間の長さを表し、mは、チップ期間のサンプルの添え字を表し、Sは、インペアメント相関R(i,j)を算出するために使用されるすべてのmのセットを表す。
図2は、式(2)に従ってR(i,j)を生成する1つの典型的な処理200を示す。処理遅延{di,dj}を選択した後(ブロック210)、インペアメント・プロセッサ150は、l及びqを初期化し(ブロック220)、パルス相関の推定値Ulpを算出する(ブロック230)。次に、インペアメント・プロセッサ150は、部分的なインペアメント相関Rlq(i,j)を、
Figure 2010529796
に従って算出する(ブロック240)。インペアメント・プロセッサ150は、l及びqをインクリメントし(ブロック250,252,260,262)、l及びqの各値についてブロック230〜240を繰り返す。選択された処理遅延{di,dj}に関連するサンプル・ストリーム間の最終的なインペアメント相関R(i,j)を生成するために、インペアメント・プロセッサ150は、すべての部分的なインペアメント相関Rlq(i,j)の総和を算出する(ブロック270)。インペアメント・プロセッサ150は、各インペアメント相関行列Rnの各{i,j}要素について、処理200を繰り返す。
インペアメント・プロセッサ150が式(2)に従ってインペアメント相関R(i,j)を算出する場合、処理演算数は極めて多くなる。例えば、Np=6のパス、Nd=10の処理遅延、及び各mについて±M=6チップ・サンプルを想定する。このシナリオについて、各Rnの算出には、(1/2)Nd 2p 2(2M)=21600回の複素乗算及び累積(MAC)演算が必要となる。1つ以上のインペアメント成分をモデル化する高度な受信機において、いくつかのRnは、例えば0.67msのWCDMAタイムスロットごとの、時間単位ごとに形成されなければならない。このような計算は、一般的にかなりの処理リソースを必要とする。本発明は、計算の一部を単純なルックアップテーブル演算に置き換えることによって、R(i,j)に関連する計算複雑度を大幅に低減する。単純化のために、以下では、1つのインペアメント相関行列Rnについての1つの要素R(i,j)の算出に関して本発明を説明する。本発明は、任意のインペアメント相関行列Rnについて、インペアメント行列のすべての要素R(i,j)の算出に適用される。
式(3)は、次式のように書き換えられ得る。
Figure 2010529796
ここで、Δl=di−τl、Δq=dj−τqである。式(5)は、(セットSにはm=0の項が含まれる)非直交の干渉成分に関連するパルス相関の推定値Ulqが、遅延オフセット{Δl,Δq}のすべての可能性のあるペアについて固有ではないことを示している。むしろ、パルス相関の推定値Ulqは、遅延オフセット間の差分Δl−Δqにのみ依存する。従って、記憶装置160が、非直交の干渉成分に関連する予め算出されたパルス相関の推定値のルックアップテーブル162を含む場合、各Ulqに関連する計算は、Δl−Δqによってインデックスされる単純なルックアップ動作に置き換えられ得る。
図3は、インペアメント相関行列Rnの各インペアメント相関R(i,j)を生成する1つの典型的なインペアメント・プロセッサ150を示す。インペアメント・プロセッサ150は、Ulqに基づいてR(i,j)を決定し、これらは、l及びqの物理パスのペアの各々についてルックアップテーブル162から選択された事前算出値Uに基づいて決定される。インペアメント・プロセッサ150は、パルス相関推定器151と、インペアメント相関推定器152とを備える。パルス相関推定器151は、図4に示すような処理230を使用してUlqを決定する。物理パスの各{l,q}のペアについて、パルス相関推定器151は、
Figure 2010529796
に従って遅延オフセットΔl及びΔqを算出し(ブロック231)、算出した遅延オフセット間の差分の関数としてインデックス値(index value)Δl−Δqを算出する(ブロック232)。式(6)に示すように、インデックス値は各{l,q}のペアについて変化する。パルス相関推定器151は、各インデックス値に対してルックアップテーブル162から事前算出値Uを選択し(ブロック233)、選択した事前算出値Uに基づいて、Np×Npの行列Uについての各Ulqを決定する(ブロック234)。一実施形態において、パルス相関推定器151は、1つ以上のパルス相関の推定値Ulqを、ルックアップテーブル162から選択された対応する事前算出値Uと同等とみなす。インペアメント相関推定器152は、式(4)に従って各Ulqについて部分インペアメント相関Rlq(i,j)を算出し、図2のブロック240及び270に示すように当該部分インペアメント相関を合成することによって、Uに基づいてR(i,j)を決定する。
上述のように、本発明は、Ulqに関連する計算をルックアップテーブル演算に置き換える。上記の例について、本発明による1つの相関行列Rnの計算には、(1/2)Nd 2p 2=1800回のルックアップ演算とともに、(1/2)Nd 2p 2=1800回のMAC演算が必要となる。MAC演算のみに依存する従来のシステムでは、同一の相関行列Rnを算出するために、(1/2)Nd 2p 2(2M)=21600回のMAC演算を必要とする。従って、パルス相関推定器151によって生成されるUlq値が十分な精度を有する限り、本発明は、性能を犠牲にすることなく大幅な処理の削減をもたらす。
本発明は、P(・)をオーバサンプリングする受信機100でも使用され得る。この実施形態に関して、受信機100は、チップ期間ごとに複数のサンプルでP(・)をサンプリングする。UlqとΔl−Δqとの間の関係を保持する一方で、Δl−Δqによってインデックスされる1次元テーブル162は、P(・)のメインローブに対する相対的なサンプルの位置を考慮しない。このために、本発明の別の実施形態では、非直交のインペアメント相関に関連した事前算出値の2次元ルックアップテーブル164を記憶装置160に格納してもよい。2次元テーブル164は、インデックス値Δl−Δqとl番目の物理パスに関連するサンプリング位相ρlとによってインデックスされる。
図5は、オーバサンプリング受信機100のための1つの典型的なパルス相関の推定処理230を示す。パルス相関推定器151は、l及びqの物理パスのそれぞれについて遅延オフセットΔl及びΔqを算出し(ブロック231)、算出された遅延オフセット間の差分の関数として、インデックス値Δl−Δqを算出する(ブロック232)。パルス相関推定器151は、さらに、
Figure 2010529796
に従って、サンプリング位相ρlを算出する(ブロック235)。ここで、mod(・)は、モジュロ演算を表す。サンプリング位相ρlと、各{l,q}のペアについてのインデックス値Δl−Δqとに基づいて、パルス相関推定器151は、2次元ルックアップテーブル164から事前算出値Uを選択する(ブロック236)。パルス相関推定器151は、選択した事前算出値に基づいて、l×q行列Uについて各Ulqを決定する(ブロック234)。インペアメント相関推定器152は、上述のようにR(i,j)を決定する。
ルックアップテーブル162,164のサイズは、所望の解像度とmについての所望のサンプルセットSとに依存する。例えば、2次元ルックアップテーブル164が±6チップ期間までの遅延オフセット間の差分Δl−Δqをカバーする場合、2次元ルックアップテーブル164は、4倍のオーバサンプリング(OS4)についての式(3)計算を正確に表現するであろう。このような非直交のインペアメント成分についてのルックアップテーブル164は、12個のチップ×4個の差分×4個のオフセット=192個のテーブル・エントリを必要とするであろう。(サンプリング・オフセットを無視するものとすると)非直交のインペアメント成分についての典型的な1次元ルックアップテーブル164は、12個のチップ×4個の差分=48個のテーブル・エントリを必要とするであろう。
P(・)は、二乗余弦(RC)又は半二乗余弦(RRC)パルス等の対称性を有し、以下の等式が成り立つ。
Figure 2010529796
式(8)は、遅延オフセットの負の差分に対応する事前算出値が、遅延オフセットの正の差分に対応する事前算出値から導出され得ることを示す。従って、遅延オフセットの正の差分のみに対する事前算出値を保存すれば十分である。これにより、例えば、上記のOS4の例について96エントリのように、テーブル162,164のサイズが概ね半分に低減される。このシナリオにおいて、パルス相関推定器151は、図6に示すように、共役エレメント153とスイッチ15とを備えていてもよい。Δl−Δqが正の場合、スイッチ154は、ルックアップテーブル162,164から選択された事前算出値と等しい値をUlqに設定する。Δl−Δqが負の場合、スイッチ154は、共役エレメント153によって出力されたとおりに、選択された事前算出値の複素共役と等しい値をUlqに設定する。例えば、OS4についての1/4及び3/4のサンプリング位相等の、ある程度の遅延オフセットが等価な結果を生み出すことを認識することによって、さらなる又は代替的な記憶装置の節約がなされ得ることが、理解されよう。任意の重複する値を選択的に除去することによって、上述の典型的なOS4の2次元テーブル164は、96個のエントリから6×4個の差分値×3個のオフセット値=72個のエントリまでさらに縮小され得る。
式(3)のパルス相関関数Ulqは、本質的に滑らかな関数である。このため、テーブルサイズのさらなる縮小は、パルス相関推定器151がルックアップテーブル162,164から選択された複数の事前算出値の間を補間する場合に実現され得る。図7は、補間器155を備える1つの典型的なパルス相関推定器151を示す。この実施形態において、パルス相関推定器151は、Δl−Δq(又は、Δl−Δq及びρl)に基づいて、ルックアップテーブル162,164から2つ以上の事前算出値を選択する。補間器155は、所望のパルス相関の推定値Ulqを生成するために、選択された値の間を補間する。明示的に示してはいないものの、補間器155は、図6の共役エレメント153及びスイッチ154とともに使用されてもよい。
上記では、他セル干渉に起因したインペアメント等の、非直交のインペアメント成分に関連するインペアメント相関R(i,j)に関して、本発明を説明している。本発明は、自セル干渉に起因したインペアメント等の、完全に調整された場合に希望信号に直交するインペアメント・ソースに関連するインペアメント相関R(i,j)を決定するためにも使用され得る。このような場合、セットSは、m=0の項を含まない。直交するインペアメント成分に関連する遅延オフセットΔl、Δqは、概ね0に近い値を有する。遅延オフセットΔl、Δqの値が0に近づくにつれて、Ulq上のm=0の項の影響は、上述の非直交の場合と比べて変化する。従って、上述の非直交のアプローチは、直交するインペアメント成分に対しては適さない。
これを解決するために、本発明は、直交するインペアメント成分に関連する2次元ルックアップテーブル166から選択された事前算出値に基づいて、Ulqを生成してもよい。パルス相関推定器151は、事前算出値Uのそれぞれを選択するために、Δl及びΔqを使用して直交するルックアップテーブル166をインデックスする。その後、パルス相関推定器151は、選択した値に基づいて、パルス相関行列Uの各要素Ulqを導出する。OS4の例の場合、直交する成分についての1つの典型的なルックアップテーブル166は、(6×4)2/2=288個のエントリを必要とする。
あるいは、本発明は、非直交のルックアップテーブル162,164からUlqを生成する場合にm=0の項を除外することによって、別のルックアップテーブル166の必要性を排除し得る。そのために、パルス相関推定器151は、非直交のルックアップテーブル162,164から選択された事前算出値Uに相関値ξlqを適用することによって、直交するインペアメント成分についてのUlqを導出し得る。図8は、相関プロセッサ156及び合成器157を備える1つの典型的なパルス相関推定器151を示す。相関プロセッサ156は、遅延オフセットΔl,Δqに基づいて相関項ξlqを決定する。m=0の項を除外するために、合成器157は、
Figure 2010529796
に従って、非直交のルックアップテーブル162,164から選択された事前算出値Uから、当該相関項を差し引く。
一実施形態において、相関プロセッサ156は、記憶装置160に格納されたパルス・ルックアップテーブル168から選択された1つ以上の事前算出値に基づいて、相関項ξlqを導出してもよい。例えば、相関プロセッサ156は、
Figure 2010529796
に従ってξlqを導出し得る。ここで、P*はPの複素共役を表す。あるいは、P(・)がRC又はRRCパルス波形関数等の対照的なパルス波形関数に相当する場合に、相関プロセッサ133は、非直交のルックアップテーブル162,164から選択された複数の事前算出値Uからξlqを導出してもよい。
この場合、相関プロセッサ156は、
Figure 2010529796
に従ってξlqを導出し得る。ここで、*Uの複素共役を表す。
相関項ξlqを使用することによって、パルス相関推定器151は、直交するインペアメント成分についてのインペアメント相関R(i,j)を決定するための記憶装置の要求条件を低減する。式(10)及び(11)からの相関項ξlqは、オーバサンプリングされる受信機100とオーバサンプリングされない受信機100との両方で使用され得る。さらに、図6及び図7に関する上述の1つ以上のテーブル縮小技術が、図8の相関処理とともに使用され得る。
Δl,Δqが増加するにつれて、m=0の項の影響は減少し、例えば±3〜5チップ期間等の、ある程度の距離を超えるとわずかになると考えられ得る。従って、Uに関する処理の要求条件をさらに低減するために、本発明に係るパルス相関推定器151は、複合型のアプローチを実行してもよく、それにより、直交アプローチがΔl,Δqのサブセットに対して適用され、非直交アプローチが残りのΔl,Δqに対して適用される。図9は、1つの典型的な複合型の処理204を示す。パルス相関推定器151は、l及びqの物理パスのそれぞれについて遅延オフセットΔl及びΔqを算出し(ブロック231)、算出した遅延オフセット間の差分の関数としてインデックス値Δl−Δqを算出する(ブロック232)。|Δl|及び|Δq|の大きい方が、所定の閾値Tと等しいか、又は所定の閾値Tを超える場合(ブロック237)、パルス相関推定器151は、上述の非直交アプローチを使用してUlqを生成する(ブロック233,234)。例えば、パルス相関推定器151は、Δl−Δqによってインデックスされた、ルックアップテーブル162から選択された事前算出値に基づいて、Ulqを決定し得る。|Δl|及び|Δq|の大きい方が、所定の閾値T未満である場合(ブロック237)、パルス相関推定器151は、上述の直交アプローチを使用してUlqを生成する(ブロック238,234)。例えば、パルス相関推定器151は、式(9)に従ってUlqを生成し得る。その後、インペアメント相関推定器152は、各{l,q}のペアについてパルス相関の推定値Ulqに基づいてR(i,j)を生成する。
上述のインペアメント・プロセッサ150は、任意のパルス形式、及び有限インパルス応答フィルタとしてモデル化され得る物理チャネル等の任意の物理チャネルに使用され得る。さらに、決定されたインペアメント相関行列は、任意のIRE150についての合成重みを生成するために使用され得る。典型的なIRE150は、一般化RAKE(GRAKE)受信機やチップ等化器(CE)に限定されることはないが、それらを含む。例えば、IRE150がGRAKE受信機である場合、R(i,j)は、i番目及びj番目のRAKEフィンガによって出力された、逆拡散されたサンプル・ストリーム間のインペアメント相関を表す。IRE150がCE機構である場合、R(i,j)は、i番目及びj番目のタップ遅延線によって出力されたチップ・サンプル間のインペアメント相関を表す。
パルス相関値Ulqの決定にルックアップテーブルを使用することにより、本発明は、インペアメント・プロセッサ150に関連する処理の要求条件を著しく低減する。本発明は、十分な解像度を有するルックアップテーブルを使用するか、あるいはルックアップテーブルから選択された事前算出値から所望の解像度を実現すべく若干の最小限の処理を使用するため、本明細書で説明したルックアップテーブルのソリューションは、これまでの複雑度低減のソリューションに関連する精度の問題の悪影響を受けることがない。
本発明は、当然ながら、本発明の本質的な特徴から逸脱することなく、本明細書で具体的に説明した方法以外の方法で実施することもできる。本実施形態はあらゆる点で例示的であり限定的ではないものと考えられ、かつ、添付の特許請求の意味及び均等の範囲の範囲内から生じるすべての変更は、特許請求の範囲に包含されることを意図している。

Claims (33)

  1. 受信信号に関連する第1及び第2サンプル・ストリーム間のインペアメント相関を決定する方法であって、
    事前に算出された値をルックアップテーブルに格納するステップと、
    前記ルックアップテーブルから選択されたそれぞれの事前算出値に基づいて、2つ以上の部分的なインペアメント相関を決定するステップと、
    前記第1及び第2サンプル・ストリーム間の最終的なインペアメント相関を生成するために、前記部分的なインペアメント相関を合成するステップと
    を含み、
    2つ以上の前記部分的なインペアメント相関のそれぞれを決定する前記ステップは、
    前記第1及び第2サンプル・ストリームのそれぞれに対応する第1及び第2遅延オフセット間の差分の関数としてインデックス値を算出するステップと、
    前記インデックス値に基づいて前記ルックアップテーブルから事前算出値を選択するステップと、
    前記選択された事前算出値に基づいてパルス相関の推定値を生成するステップと、
    前記パルス相関の推定値に基づいて前記部分的なインペアメント相関を決定するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記パルス相関の推定値を生成する前記ステップは、
    前記選択された事前算出値に等しい値を前記パルス相関の推定値に設定するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記パルス相関の推定値を生成する前記ステップは、
    前記選択された事前算出値の共役に基づいて前記パルス相関の推定値を生成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記インデックス値に基づいて前記ルックアップテーブルから1つ以上の追加的な事前算出値を選択するステップをさらに含み、
    前記パルス相関の推定値を生成する前記ステップは、
    2つ以上の前記選択された事前算出値の間の補間に基づいて前記パルス相関の推定値を生成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記パルス相関の推定値を生成する前記ステップは、
    相関係数を決定するステップと、
    前記受信信号に含まれる直交するインペアメント成分を明らかにするために前記相関係数を前記選択された事前算出値に適用するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記相関係数を決定する前記ステップは、
    第2ルックアップテーブルにパルス波形値を格納するステップと、
    前記第1及び第2遅延オフセットに基づいて、前記第2ルックアップテーブルから第1及び第2パルス波形値をそれぞれ選択するステップと、
    前記選択された第1及び第2パルス波形値に基づいて、前記相関係数を決定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記相関係数を決定する前記ステップは、
    前記第1遅延オフセットに基づいて、前記ルックアップテーブルから第2事前算出値を選択するステップと、
    前記第2遅延オフセットに基づいて、前記ルックアップテーブルから第3事前算出値を選択するステップと、
    前記ルックアップテーブルから選択された前記第2及び第3事前算出値に基づいて、前記相関係数を決定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記事前算出値を選択する前記ステップは、
    前記インデックス値と、所定のチップ期間に対応するサンプリング位相オフセットとに基づいて、前記ルックアップテーブルから前記事前算出値を選択するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記遅延オフセットのうちの1つに基づいて、前記サンプリング位相オフセットを算出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記パルス相関の推定値は、パルス相関の第1推定値から成り、
    前記方法は、
    閾値条件を前記第1及び第2遅延オフセットに適用するステップと、
    第1閾値条件の結果に応じた前記パルス相関の第1推定値に基づいて、前記部分的なインペアメント相関を決定するステップと、
    第2閾値条件の結果に応じたパルス相関の第2推定値に基づいて、前記部分的なインペアメント相関を決定するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記パルス相関の第1推定値は、非直交のインペアメント成分に相当し、
    前記パルス相関の第2推定値は、直交するインペアメント成分に相当することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 事前算出値を第2ルックアップテーブルに格納するステップと、
    前記第1及び第2遅延オフセットに基づいて、前記第2ルックアップテーブルから第2事前算出値を選択するステップと、
    前記第2ルックアップテーブルから選択された前記第2事前算出値に基づいて、前記パルス相関の第2推定値を生成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 前記受信信号に含まれる直交するインペアメント成分を明らかにするための相関係数を決定するステップと、
    前記パルス相関の第2推定値を生成するために、前記ルックアップテーブルから選択された前記事前算出値に前記相関係数を適用するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. インデックス値を算出する前記ステップは、
    前記第1サンプル・ストリームに対応する第1処理遅延と第1パス遅延との間の差分の関数として、前記第1遅延オフセットを算出するステップと、
    前記第2サンプル・ストリームに対応する第2処理遅延と第2パス遅延との間の差分の関数として、前記第2遅延オフセットを算出するステップと、
    前記インデックス値を生成するために、前記第1及び第2遅延オフセットを減算するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記第1及び第2処理遅延は、GRAKE受信機の第1及び第2RAKEフィンガに対応するフィンガ遅延から成ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1及び第2処理遅延は、チップ等化器の第1及び第2遅延タップに対応するタップ遅延から成ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 記憶装置に格納された事前算出値のルックアップテーブルを使用して、受信信号の第1及び第2サンプル・ストリーム間のインペアメント相関を決定するインペアメント・プロセッサであって、
    前記インペアメント・プロセッサは、
    前記ルックアップテーブルから選択されたそれぞれの事前算出値に基づいて、2つ以上の部分的なインペアメント相関を決定するパルス相関推定器であって、
    第1及び第2サンプル・ストリームのそれぞれに対応する第1及び第2遅延オフセット間の差分の関数としてインデックス値を算出し、
    前記インデックス値に基づいて前記ルックアップテーブルから事前算出値を選択し、
    前記選択された事前算出値に基づいてパルス相関の推定値を生成することによって、
    前記2つ以上の部分的なインペアメント相関のそれぞれを決定する前記パルス相関推定器と、
    前記第1及び第2サンプル・ストリーム間の最終的なインペアメント相関を生成するために、前記部分的なインペアメント相関を合成するインペアメント相関推定器と
    を備えることを特徴とするインペアメント・プロセッサ。
  18. 前記パルス相関推定器は、前記選択された事前算出値に等しい値を前記パルス相関の推定値に設定することを特徴とする請求項17に記載のインペアメント・プロセッサ。
  19. 前記パルス相関推定器は、前記選択された事前算出値の共役に基づいて前記パルス相関の推定値を生成する共役プロセッサを備えることを特徴とする請求項17に記載のインペアメント・プロセッサ。
  20. 前記パルス相関推定器は、さらに、前記インデックス値に基づいて前記ルックアップテーブルから1つ以上の追加的な事前算出値を選択することを特徴とする請求項17に記載のインペアメント・プロセッサ。
  21. 前記パルス相関推定器は、
    前記パルス相関の推定値を生成するために、2つ以上の前記選択された事前算出値の間を補間する補間器を備えることを特徴とする請求項20に記載のインペアメント・プロセッサ。
  22. 前記パルス相関推定器は、
    相関係数を決定する相関プロセッサと、
    前記受信信号に含まれる直交するインペアメント成分を明らかにするために、前記相関係数を前記選択された事前算出値に適用する合成器と
    を備えることを特徴とする請求項17に記載のインペアメント・プロセッサ。
  23. 前記記憶装置は、パルス波形値の第2ルックアップテーブルを含み、
    前記相関プロセッサは、
    前記第1及び第2遅延オフセットの少なくとも1つに応じて前記第2ルックアップテーブルから選択された、少なくとも1つのパルス波形値に基づいて、前記相関係数を決定することを特徴とする請求項22に記載のインペアメント・プロセッサ。
  24. 前記相関プロセッサは、
    前記第1及び第2遅延オフセットの少なくとも1つに応じて前記ルックアップテーブルから選択された、少なくとも1つの追加的な事前算出値に基づいて前記相関係数を決定することを特徴とする請求項22に記載のインペアメント・プロセッサ。
  25. 前記パルス相関推定器は、前記インデックス値と、所定のチップ期間に対応するサンプリング位相オフセットとに基づいて、前記ルックアップテーブルから前記事前算出値を選択することを特徴とする請求項17に記載のインペアメント・プロセッサ。
  26. 前記遅延オフセットのうちの1つに基づいて、前記サンプリング位相オフセットを算出するサンプル位相プロセッサをさらに備えることを特徴とする請求項25に記載のインペアメント・プロセッサ。
  27. 前記パルス相関の推定値は、パルス相関の第1推定値から成り、
    前記パルス相関推定器は、
    閾値条件を前記第1及び第2遅延オフセットに適用し、
    第1閾値条件の結果に応じた前記パルス相関の第1推定値に基づいて、前記部分的なインペアメント相関を決定し、
    第2閾値条件の結果に応じたパルス相関の第2推定値に基づいて、前記部分的なインペアメント相関を決定すること
    を特徴とする請求項17に記載のインペアメント・プロセッサ。
  28. 前記パルス相関の第1推定値は、非直交のインペアメント成分に相当し、
    前記パルス相関の第2推定値は、直交するインペアメント成分に相当することを特徴とする請求項27に記載のインペアメント・プロセッサ。
  29. 前記記憶装置は、事前算出値の第2ルックアップテーブルを含み、
    前記パルス相関推定器は、さらに、
    前記第1及び第2遅延オフセットに基づいて、前記第2ルックアップテーブルから第2事前算出値を選択し、
    前記第2ルックアップテーブルから選択された前記第2事前算出値に基づいて、前記パルス相関の第2推定値を生成すること
    を特徴とする請求項27に記載のインペアメント・プロセッサ。
  30. 前記パルス相関推定器は、相関プロセッサを備え、
    前記相関プロセッサは、
    前記受信信号に含まれる直交するインペアメント成分を明らかにするための相関係数を決定し、かつ、
    前記パルス相関の第2推定値を生成するために、前記ルックアップテーブルから選択された前記事前算出値に前記相関係数を適用すること
    を特徴とする請求項27に記載のインペアメント・プロセッサ。
  31. 干渉除去受信機であって、
    受信信号を、各サンプル・ストリームが異なる処理遅延に関連する2つ以上のサンプル・ストリームに分離し、
    前記サンプル・ストリームに重み付け係数を適用し、
    干渉を低減した所望のサンプルを生成するために、前記重み付けされたサンプル・ストリームを合成する
    インペアメント除去等化器と、
    事前算出値のルックアップテーブルを格納する記憶装置と、
    インペアメント・プロセッサであって、
    前記ルックアップテーブルから選択されたそれぞれの事前算出値に基づいて、2つ以上の部分的なインペアメント相関を決定するパルス相関推定器であって、
    第1及び第2サンプル・ストリームのそれぞれに対応する第1及び第2遅延オフセット間の差分の関数としてインデックス値を算出し、
    前記インデックス値に基づいて前記ルックアップテーブルから事前算出値を選択し、
    前記選択された事前算出値に基づいてパルス相関の推定値を生成することによって、
    前記2つ以上の部分的なインペアメント相関のそれぞれを決定する前記パルス相関推定器と、
    前記第1及び第2サンプル・ストリーム間の最終的なインペアメント相関を生成するために、前記部分的なインペアメント相関を合成するインペアメント相関推定器と
    を備える前記インペアメント・プロセッサと、
    前記インペアメント相関に基づいて、前記重み付け係数を決定する重み算出器と
    を備えること特徴とする干渉除去受信機。
  32. 前記インペアメント除去等化器は、一般化RAKE受信機から成ることを特徴とする請求項31に記載の干渉除去受信機。
  33. 前記インペアメント除去等化器は、チップ等化器から成ることを特徴とする請求項31に記載の干渉除去受信機。
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