JP2010527910A - 構造維持ディスペンサー内に固体パーソナルケア組成物を有する、パーソナルケア製品 - Google Patents

構造維持ディスペンサー内に固体パーソナルケア組成物を有する、パーソナルケア製品 Download PDF

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Abstract

パーソナルケア組成物、及び中にパーソナルケア組成物を配置した分配容器を含むパーソナルケア製品を開示する。パーソナルケア組成物の分配前G’は、少なくとも約5,000Paであってよい。パーソナルケア製品は、10%以上のG’維持率を提供する。分配容器は、パーソナルケア組成物を含む貯蔵空間を有する容器本体と、少なくとも一部が貯蔵空間内に配置された可動性の仕切りと、可動性の仕切りに接続されかつ可動性の仕切りを前進させることができる駆動機構と、容器本体に接合された分配プレートと、を備えてよい。分配プレートは開口部を有し、それを通してパーソナルケア組成物が分配される。開口部は、約1mm〜約12mmの内接円直径を有してよい。

Description

本発明は、固体パーソナルケア組成物、及び分配中にパーソナルケア組成物の固体特性を維持するディスペンサーに関する。
スキンケア効果をもたらすために、また多くの人が望ましくないと考える「皮膚の老化兆候」、例えば、小じわ、しわ、及び不均一な肌のきめを解消するために、種々なパーソナルケア組成物が消費者に利用可能である。パーソナルケア組成物は、一定期間にわたって現れる長続きする効果をもたらし得る。最も効果的であるためには、これらの製品を、定期的かつ長期間にわたって適用する必要がある。定常的な利用を促すために、製品が、適用したときに望ましい外観及び気持ちのよい感触を有することが大切である。より良い効果及び/又は保護性を望む消費者らは、より濃厚な製品を希望することが多い。例えば、クリーム組成物はローションよりも大きな老化防止効果をもたらすと判断され易い。しかし、クリームは重たい感じを与える傾向があり、また、日中のメークアップ下地として使用するあるいは温暖な及び/又は湿気の多い気候条件下で使用するのには望ましくない場合がある。ミルク状又はオイル状のその他の製品形態は、皮膚表面から急速に流れ落ちる傾向があり、製品を皮膚に十分に塗りこむことができる前に、その周囲の衣類又は他の表面を汚す場合がある。皮膚に適用して塗り込むことができる固体物理特性を有するクリーム状のパーソナルケア組成物を提供することが望ましい。
現存する固体パーソナルケア組成物は多くの場合、固化剤を組み込むが、かかる固化剤は処方における代償をもたらす。例えば、最良の熱安定性を有する固化剤は、良好な塗り込み特性を有するパーソナルケア組成物をもたらさないことが多い。あるいは、特定の固化剤は、熱安定性は低いが、良好な塗り込みと皮膚吸収性とを有するパーソナルケア組成物をもたらすことが多い。これらの後者のタイプの固化剤を有するスキンケア製品は、大量の分散若しくは乳化された内相が増粘するときの内相充填のようなレオロジー的変性によって、又はエラストマーを包含させることによって、熱安定性を改善して配合され得る。
貯蔵及び送達は、固体特性を有するスキンケア組成物に別の問題をもたらす。熱安定性を示すようにまた良好な塗り込み特性を有するように固体パーソナルケア組成物を配合しても、送達装置が固体パーソナルケア組成物に悪影響を及ぼす場合もある(例えば、固体特性が崩壊する、相が分離する、等)。従来の広口ビンは、好適な容器であり得るが、消費者には一般に不人気である。広口ビンは分配手段がないために、あまり衛生的ではないと考えられている。それどころか、ユーザーは、適用部分を取り出すために組成物に指又は他の器具を浸けなければならず、汚損、品質低下、又は汚染を引き起こす場合もある。更に、広口ビンは、組成物の適用部分を計量する機能を持っておらず、このことが、適用ごとの組成物使用量にばらつきをもたらす。ポンプ式容器は、規定量の組成物を分配するための衛生的な手段を提供することによって、広口ビンに関する問題の多くを解決する。しかしながら、多くの汎用のポンプには、不可欠な熱安定性を有する一方で、有利な塗り込み特性を有する固化剤をも更に含む組成物を送達するときに問題がある。多くのポンプは、固体特性を有するスキンケア組成物を確実に分配することが全くできない。ポンプ機構は、濃厚で粘稠なスキンケア組成物を移送する上で問題がある。ポンプが前記スキンケア組成物を分配できたとしても、ポンプは、分配時に組成物の固体特性に悪影響を及ぼすことが多い。ポンプ機構及びプロセスは、固体特性と熱安定性と良好な塗り込み特性との間で達成されるバランスを乱すと考えられる。最終的には、ポンプ送り中に、組成物がせん断し、固体特性のかなりの部分を損なうという結果となる。
したがって、パーソナルケア組成物の独特の特性を保持する分配容器内に、高い効果を与え、改善された肌触りを提供する固体特性を有するパーソナルケア組成物を含むパーソナルケア製品を提供する必要性がある。
上述した必要性の見地から、本発明は、パーソナルケア組成物を含むパーソナルケア製品、及び中に前記パーソナルケア組成物を配置した分配容器に関する。パーソナルケア組成物は、少なくとも約5,000Paの分配前G’を有してよい。分配容器は、パーソナルケア組成物を含む貯蔵空間を有する容器本体と、少なくとも一部が貯蔵空間内に配置された可動性の仕切りと、可動性の仕切りに接続されかつ可動性の仕切りを前進させることができる駆動機構と、容器本体に接合された分配プレートと、を備えてよい。分配プレートは開口部を有し、それを通してパーソナルケア組成物が分配される。パーソナルケア製品は、10%以上のG’維持率を提供する。
本発明は更に、パーソナルケア組成物を含むパーソナルケア製品、及び中に前記パーソナルケア組成物を有する分配容器に関する。パーソナルケア組成物は、少なくとも約5,000Paの分配前G’を有する。分配容器には、パーソナルケア組成物を入れる貯蔵空間を有する容器本体と、開口部と、が含まれており、貯蔵空間から開口部を通ってパーソナルケア組成物が分配される。開口部は、約1mm〜約12mmの内接円直径を有する。パーソナルケア製品は、10%以上のG’維持率を提供する。
本発明は更に、パーソナルケア組成物を含むパーソナルケア製品、及び中に前記パーソナルケア組成物を配置した分配容器に関する。パーソナルケア組成物は、分配前G’が少なくとも約5,000Paであり、乳化シリコーンエラストマーを約0.1%〜約15%、少なくとも1つの固化剤を約0.1%〜約40%、水相を約1%〜約75%、並びにビタミンB化合物、ビタミンC化合物、ビタミンE化合物、ペプチド、糖アミン、オイルコントロール剤、美白剤、ヘキサミジン、及びこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのスキンケア活性物質を含む。分配容器は、中にパーソナルケア組成物を配置する。パーソナルケア製品は、10%以上のG’維持率を提供する。
本発明は、更に「発明を実施するための形態」に示されるようなパーソナルケア製品の他の実施形態にも関する。
添付図面中、同じ参照番号は同じ要素であると認識されてよい。ただし、要素は、描写される幾つかの代表的な実施形態において同一であっても同一でなくてもよい。一部の図面は、他の要素をより明らかに示すことを目的として、選択された要素を省略することで簡略化されている場合がある。一部の図面中でのこうした要素の省略は、対応する本明細書中で明示されている場合を除き、いかなる代表的な実施形態においても特定要素の有無を必ずしも表すものではない。
分配容器の一実施形態の断面図。 隠れた構造を示すために表面を一部切り取った図を有する、図1Aの分配容器の組み立て分解図。 (任意の蓋を取り去った)図1Aの分配容器の斜視図。 様々な開口部の形状。 様々な開口部の形状。 様々な開口部の形状。 様々な開口部の形状。 様々な開口部の形状。 様々な開口部の形状。 分配容器の一実施形態の透視図。 分配容器の一実施形態の断面図。 図4Aの分配容器の透視図。 分配容器の別の実施形態の透視図。 本発明の実施形態及び比較例における、振動応力の因数としてG’値を示すグラフ。
本明細書で使用するとき、以下の用語は以降に特定される意味を有するものとする。列挙した用語の大文字表記は文法に基づくものであって、用語の大文字表記は本明細書の残りの部分を通してそのままではない場合がある、と認識すべきである。
「パーソナルケア組成物」とは、哺乳類のケラチン組織上に局所適用するのに好適な組成物を意味する。
本明細書で使用するとき、「スキンケア活性物質」又は「活性物質」とは、皮膚に適用したとき皮膚に効果又は改善をもたらす化合物を意味する。スキンケア活性物質は、皮膚だけではなく、毛髪、爪、及びその他の哺乳類のケラチン組織に適用する場合にも有用であると理解すべきである。
「分配容器」とは、パーソナルケア組成物を含み、そのパーソナルケア組成物の一部を分配する装置を指す。
「安全かつ有効な量」とは、好ましい効果をもたらすのに十分だが、重篤な副作用を回避するのに足るほど低い(すなわち、当業者の判断で合理的な損益比を提供する)、化合物又は組成物の量を表す。
「安定」及び「安定性」とは、組成物が約1℃〜約40℃の温度にあるときに、化学的な状態、物理的な均質性、及び/又は色が実質的に変わらない組成物を意味する。
「ケラチン組織」とは、哺乳類の最外保護被覆として配置されているケラチン含有層を指し、皮膚、毛髪、爪、角皮等が挙げられるが、これらに限定されない。
「適用される」又は「適用」とは、クリームを顔面皮膚に適用しようとするときのように、組成物を1本以上の指及び/又はある器具でケラチン組織上に広げることを表す。
「皮膚の状態を調整する」とは、例えば、より滑らかな外観及び/又は感触のような効果を与えることによって、皮膚の外観及び/又は感触を改善することを意味する。ここで、「皮膚の状態を改善する」とは、視覚的に及び/又は触知的に認知可能な好ましい変化を皮膚の外観及び感触において達成することを意味する。前記効果は、長続きする効果であっても、即時的な効果であってもよく、また、次のうち1つ以上を包含し得る:しわ及び粗く深い線、小じわ、裂け目、こぶ、並びに大きな毛穴の外観を軽減すること;ケラチン組織を厚くすること(例えば、皮膚の表皮及び/又は真皮及び/又は皮下層、並びに適用可能な場合は、爪及び毛幹のケラチン層を形成して、皮膚、毛髪、又は爪の萎縮を軽減すること)、真皮−表皮界面のよれを増やすこと(乳頭間隆起としても知られる);例えば機能的皮膚エラスチンの損失、損傷、及び/又は不活性化に起因し、その結果として弾力線維症、弛み、変形による皮膚又は毛髪の反跳低下のような症状をもたらす皮膚又は毛髪の弾性損失を防止すること;セルライトの減少;皮膚、毛髪、又は爪の変色、例えば目の下のくま、しみ(例えば、一様でない赤色化、例えば酒さによるもの)、血色の悪さ、色素沈着の異常によって引き起こされる変色、等を改変すること。
「皮膚の老化徴候」としては、ケラチン組織の老化による外面の可視的及び触知的に認知可能な兆候、並びにあらゆるマクロ的又はミクロ的な印象が挙げられるが、これらに限定されない。これらの兆候は、次のものが挙げられるが、これらに限定されないプロセスによって生じ得る:しわ及び粗くて深いしわ、小じわ、皮膚の線、裂け目、こぶ、大きな毛穴、不均一さ又は粗さ等の組織断絶の発達;皮膚弾力性の低下;変色(目の下のくまを包含する);しみ;血色の悪さ;加齢しみ及びソバカス等の色素沈着異常を起こした皮膚領域;角化症;異常分化;超角質化;弾力線維症;コラーゲン破壊、並びに角質層、真皮、表皮、脈管系(例えば、毛細血管拡張症又はクモ状血管)及び皮下組織(例えば、脂質及び/又は筋肉)、特に皮膚に最も近いものにおけるその他の組織構造の変化。
「損傷を受けたケラチン組織」とは、例えば物理的な及び/又は化学的な刺激に曝された後で不快感、炎症、好ましくない又は不整な外観等を示すケラチン組織を意味する。損傷を受けたケラチン組織の非限定的な例としては、日焼け及び他の種類の火傷;発疹、例えば、おむつかぶれ、髭剃りかぶれ、及びアレルゲン誘導性発疹;変色、例えば、退色、染色、又は色素沈着異常;例えば髭剃りによる、切れ目や切り傷のある皮膚;例えば風、寒さ、及び/又は低湿度ヘの曝露による、乾燥した皮膚、ひび割れた皮膚、又は荒れた皮膚、等が挙げられる。損傷の非限定的な例としては、放射線、風、低湿度、アレルゲン、汚染源、化学的な及び自然の刺激、体液、体外排泄物、過剰な水分、細菌、真菌、等が挙げられる。
「不揮発性」とは、1気圧、25℃において約27Pa(0.2mmHg)以下の蒸気圧を示す物質、及び/又は1気圧で少なくとも約300℃の沸点を有する物質を表す。本明細書で使用するとき、「揮発性」とは、本明細書で定義するように「非揮発性」でない全ての物質。
「非極性」とは、物質の平均溶解度パラメーターが約6.5(cal/cm30.5未満であることを意味し、ここで「cal」はカロリーを表す。6.5を超える溶解度パラメーターを有する油は、この油を別の油とブレンドしたときに、この油ブレンドの溶解度パラメーターの加重平均が約6.5未満であれば、使用してもよい。本明細書において「加重平均」とは、平均溶解度パラメーターを計算するときに、種々の油類の容積及び溶解度パラメーターを勘案することを意味する。本明細書で使用するとき、「極性」とは、物質が、本明細書で定義するような非極性化合物よりも高い平均溶解度パラメーターを有することを意味する。
本発明の全ての実施形態において、特に別段の指定がない限り、百分率はいずれも、組成物全体の重量を基準とする。特に別段の指定がない限り、比は全て、重量比である。全ての範囲は、包括的であって、組み合わせ可能である。有効数字の数は、表示された量に対する限定を表すものでも、測定値の精度に対する限定を表すものでもない。特に指示がない限り、全ての数量は、「約」という単語によって修飾されるものと解される。全ての測定は、25℃及び周囲条件で行うものと解され、ここで「周囲条件」とは、約1気圧及び相対湿度約50%の条件を意味する。列挙される成分に関するこのような全ての重量は、活性濃度に基づいており、別段の指定がない限り、市販の物質に包含されている可能性のあるキャリアや副生成物を包含しない。
I.パーソナルケア組成物
本発明のパーソナルケア組成物は、スキンケア、化粧品、及びヘアケア製品に使用することができ、その非限定的な用途としては、保湿剤、コンディショナー、老化防止化合物、美白化合物、及びこれらの組み合わせが挙げられる。特定の実施形態では、組成物は、顔、首、手、腕、及び一般的に露出したその他の身体部位に適用される。あるいは、組成物は、損傷を受けたケラチン組織領域に適用される。
本発明の組成物は、皮膚の外観及び/又は感触を改善するのに有用である。本発明の組成物は、皮膚の状態を調整する及び/又は皮膚の状態を改善するのに有用な場合がある。特定の特別な実施形態では、組成物は、皮膚の老化徴候を調整及び/又は改善するのに有用である。組成物は、適用後、皮膚の外観及び/又は感触に本質的に即座の(すなわち、即時的な)改善をもたらしてもよい。即時的な改善は、組成物を1回又は限られた回数適用することによって達成され得ると考えられる。しかしながら、組成物は、皮膚の外観及び/又は感触において漸次の(すなわち、長続きする)改善をもたらす構成成分を含んでもよい。長続きする改善は、組成物を多数回、繰り返して、又は周期的に適用することを伴う場合があると考えられる。本発明の組成物は更に、組成物の適用を促進する消費者製品に組み込まれてもよい。特定の実施形態では、消費者製品は、組成物をスポット処置として皮膚の限られた領域に適用することができる。
パーソナルケア組成物は、多種多様な形態で提供され得る。非限定的な例としては、単一溶液(水系又は油系)、エマルション、及びゲルが挙げられる。特定の実施形態では、パーソナルケア組成物は、非水相と水相とを含むエマルション形態である。組成物は、約25%〜約99%、又は約30%〜約70%の非水相を含んでよい。好適なタイプのエマルションとしては、水中油型、油中水型、水中油中水型、及び油中水中油型のエマルションが挙げられるが、これらに限定されない。好適な油類としては、シリコーンオイル、非シリコーンオイル、例えば、炭化水素油、エステル、エーテル、及び同類のもの、並びにこれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、組成物は油中水型エマルションの形態である。一実施形態では、組成物はシリコーン中水型エマルションである。
一実施形態では、組成物は、約1%〜約75%、又は約30%〜約70%の水相を含む。特定の実施形態では、水相は約0.1%〜約100%の水を含んでよい。他の実施形態では、水相は、ケラチン組織に高い効果を付与するために約0.1%〜約100%の非水希釈剤を含んでよく、非水希釈剤としては、水溶性の保湿剤、コンディショニング剤、湿潤剤、及び/又は他の水溶性スキンケア活性物質が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、非水希釈剤は、グリセリン、水溶性スキンケア活性物質、及びこれらの組み合わせからなる。一実施形態では、非水構成成分は、グリセリン及び/又は他のポリオールである。
本発明の組成物は、分配前G’を示してもよい。十分に認識されているように、G’は物質の貯蔵弾性率(又は弾性率)である。用語「分配前G’」は、以下に挙げる試験法に従って測定されたときの、容器内のパーソナルケア組成物のG’を指す。分配前G’を測定する際、容器を開ける必要があるかもしれず、そのことが、場合により、パーソナルケア組成物を分配する容器の能力に悪影響を及ぼす可能性がある。このような場合、分配前G’及び分配後G’(以下に定義するようなもの)は、別個だが実質的には同様の消費者製品(すなわち、複製品)で実施されてよい。
パーソナルケア組成物は、少なくとも約5,000Paの分配前G’を示してもよい。他の実施形態では、パーソナルケア組成物は、少なくとも約10,000Pa、約25,000Pa、あるいは約50,000Paの分配前G’を示してもよい。パーソナルケア組成物は、該パーソナルケア組成物が前記値のうち少なくとも1つの分配前G’を示す場合、「固体」であると考えられる。特定の実施形態では、分配前G’が350,000Pa、300,000Pa、275,000Pa、あるいは200,000Paを超えないことが望ましい場合がある。
本発明の組成物は安定であり得る。
A.エラストマー
本発明の組成物は、適用時に組成物のべたつき感を軽減する及び心地よい感触を提供するのに有用な、シリコーンエラストマーを含む。有用なシリコーンエラストマーの1つの非限定的な例は、米国特許公開第2003/0049212(A1)号に記載されているような、架橋オルガノポリシロキサン(又はシロキサン)エラストマーである。エラストマーは、乳化性及び非乳化性のシリコーンエラストマーを含んでよい。本明細書で使用するとき、「乳化性」は、少なくとも1つのポリオキシアルキレン(例えば、ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレン)部分又はポリグリセリン部分を有する架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを表すのに対し、「非乳化性」は、ポリオキシアルキレン部分又はポリグリセリン部分を本質的に有さない架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを表す。
本発明の組成物は、非乳化性架橋シロキサンエラストマーを約0.1%〜約15%、あるいは約0.1%〜約5%、あるいは約0.1%〜約2%含んでもよい。前記割合は、例えば貯蔵及び輸送に使用されるエラストマーと溶媒との総量とは対照的に、乾燥エラストマーの量を指すと解釈される。一実施形態では、非乳化性架橋シロキサンエラストマーは、ダウ・コーニング(Dow Corning)(商標)(DC 9040、DC 9041、及びDC 9045)、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)(商標)(SFE 839)、信越(Shin−Etsu)(商標)(KSG−15、16、18[ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー])、及びグラント・インダストリーズ(Grant Industries)(グランシル(GRANSIL)(商標)ラインのエラストマー)を含む種々な供給者から供給される、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーである。本発明で有用な架橋シロキサンエラストマー及びその製造方法については、米国特許第4,970,252号(サクタ(Sakuta)ら)、米国特許第5,760,116号(キルゴール(Kilgour)ら)、及び米国特許第5,654,362号(シュルツ・ジュニア(Schulz,Jr.)ら、1997年8月5日発行)に更に記載されている。本発明において有用な更なる架橋オルガノポリシロキサンエラストマーは、ポーラ化成工業株式会社(Pola Kasei Kogyo KK)に譲渡された特願昭61−18708号公報に開示されている。
本発明の組成物は、米国特許第5,412,004号、同第5,837,793号、及び同第5,811,487号に記載の乳化性架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを約0.1%〜約15%、あるいは約0.2%〜約5%、あるいは約0.2%〜約2%含んでもよい。好適な乳化性架橋オルガノポリシロキサンエラストマーとしては、ジメチコン/PEG−10クロスポリマー、例えば、KSG 24;ジメチコン/PEG−10クロスポリマー、例えば、KSG 21及びKSG 210;PEG−15/ラウリルジメチコンクロスポリマー、例えば、KSG 31、KG 32、KSG 33、KSG 310、KG 320、KSG 330;PEG−15/ラウリルジメチコンクロスポリマー及びPEG−10/ラウリルジメチコンクロスポリマー、例えば、KSG 34及びKSG 340;ジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、例えば、KSG−710;並びにラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3クロスポリマー、例えば、KSG 810、KSG 820、KSG 830、及びKSG 840が挙げられる。KSG材料はいずれも、信越(Shin−Etsu)(商標)から入手可能である。
B.エラストマー溶媒
本発明の組成物は、架橋オルガノポリシロキサンエラストマーに好適な溶媒を約1%〜約70%、約4%〜約55%、約5%〜約45%、あるいは約10%〜約40%含んでよい。好適な溶媒の非限定的な例は、米国特許公開第2003/0049212(A1)号に記載されている。本発明の化粧品用組成物中の溶媒の濃度は、使用される溶媒及び架橋シロキサンエストラマーの種類及び量に依存して変えることができ、本発明の架橋オルガノポリシロキサンエラストマー粒子と組み合わせると、エラストマー粒子を懸濁及び膨潤させて弾性でゲル状の網状組織又はマトリックスを提供する。架橋シロキサンエラストマーのためのキャリアは周囲条件下で液体であり、また、一実施形態では、皮膚上で改善された広がりをもたらすために低い粘度を有する。
溶媒は、揮発性で非極性の油、不揮発性で極性の油、不揮発性で非極性の油、及び不揮発性パラフィン系炭化水素油を含んでよい。好適な非極性で揮発性の油の非限定的な例は、ルエベ(Luebbe)らに発行された米国特許第4,781,917号に開示されており、イソドデカン及びイソデカン(例えば、パーメチル(Permethyl)−99A、プレスパース(Presperse)(商標)社より入手可能)等のポリデカン、並びにC7〜C15イソパラフィン(例えば、イソパール(Isopar)シリーズ、エクソン(Exxon)(商標)ケミカルズ(Chemicals)より入手可能);様々な粘度のシクロメチコン、例えばダウ・コーニング(Dow Corning)(商標)200、ダウ・コーニング(商標)244、ダウ・コーニング(商標)245、ダウ・コーニング(商標)344、及びダウ・コーニング(商標)345、G.E.シリコーンズ(G.E.Silicones)から市販されているシリコーン流体(例えば、SF−1204、SF−1202、GE 7207及びGE 7158);及びSWS−03314(SWSシリコーンズ(SWS Silicones)(商標)から市販されているもの)が挙げられる。
本発明で有用な極性で不揮発性の油類には、シリコーン油、炭化水素油、脂肪族アルコール、脂肪酸、一塩基性及び二塩基性カルボン酸と一価及び多価アルコールとのエステル、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、脂肪族アルコールのポリオキシエチレンエーテルとポリオキシプロピレンエーテルとの混合物、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、極性で不揮発性の油類は、約50未満のプロポキシル化度を有するC14〜C18脂肪族アルコールのプロポキシル化エーテル、C2〜C8アルコールとC12〜C26カルボン酸とのエステル(例えば、ミリスチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル)、C12〜C26アルコールと安息香酸とのエステル(例えば、ファインテックス(Finetex)(商標)が供給しているフィンソルヴ(Finsolv)(商標)TN)、C2〜C8アルコールと、アジピン酸、セバシン酸、及びフタル酸とのジエステル(例えば、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、フタル酸ジ−n−ブチル)、C6〜C26カルボン酸の多価アルコールエステル(例えば、プロピレングリコールジカプレート/ジカプリレート、プロピレングリコールイソステアレート)、並びにこれらの混合物からなる群より選択される。
好適な不揮発性で非極性の油類の例としては、これらに限定されないが、不揮発性ポリシロキサン、パラフィン系炭化水素油、及びこれらの混合物が挙げられる。本発明で有用なポリシロキサンは、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、及びこれらの組み合わせからなる群より選択される。有用な油類の例としては、ビスカシル(Viscasil)(商標)シリーズ(ゼネラル・エレクトリック(General Electric))、ダウ・コーニング(Dow Corning)200シリーズ(ダウ・コーニング社(Dow Corning Corp.))、SF 1075メチルフェニル流体(ゼネラル・エレクトリック)並びに556コスメチック・グレード流体(ダウ・コーニング社)が挙げられる。
本発明で有用な不揮発性パラフィン系炭化水素油類は、タナー(Tanner)らに発行された米国特許第5,019,375号及び米国特許公開第2003/0049212(A1)号に記載されており、鉱油類及び分枝鎖炭化水素、例えば、パーメチル(Permethyl)(商標)102A、103A及び104A(パーメチル社(Permethyl Corporation));並びにエチルフロ(Ethylflo)(商標)364(エチル社(Ethyl Corp.))が挙げられる。本明細書で有用な更なる好適な溶媒は、米国特許第5,750,096号(ガスキー(Guskey)ら)に記載されている。
C.乳化剤
本発明の組成物は、油中水型エマルション中の水相を油相中に分散及び懸濁させるのに有用な追加的な乳化剤を含有してもよい。組成物は、少なくとも1つの追加的な乳化剤を、約0.001%〜約5%、あるいは約0.01%〜約5%、あるいは約0.1%〜約3%、あるいは約0.1%〜約2%、あるいは約0.1%〜約1%含んでよい。
本明細書では、多種多様な乳化剤を用いてシリコーン中水型エマルションを形成することができ、米国特許公開第2003/0049212(A1)号にも記載されている。一実施形態において、追加的な乳化剤は、シリコーン乳化剤であって、ジメチコンコポリオールなどの有機変性オルガノポリシロキサン(シリコーン界面活性剤)が挙げられる。本明細書で有用な市販のジメチコンコポリオールの例は、ダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)190、193、Q2−5220、2501ワックス(Wax)、2−5324流体、及び3225C;エイビル(ABIL)(商標)EM−90、エイビル(商標)WE−09及びエイビル(登録商標)WS−08(ゴールドシュミット(Goldschmidt))、KF−6028及びKF−6106(信越(Shin-Etsu)(商標))である。
一実施形態において、追加的な乳化剤は非シリコーン乳化剤であり、その非限定的な例としては、糖エステル及びポリエステル、アルコキシル化糖エステル及びポリエステル、C1〜C30脂肪族アルコールのC1〜C30脂肪酸エステル、C1〜C30脂肪族アルコールのC1〜C30脂肪酸エステルのアルコキシル化誘導体、C1〜C30脂肪族アルコールのアルコキシル化エーテル、C1〜C30脂肪酸のポリグリセリルエステル、ポリオールのC1〜C30エステル、ポリオールのC1〜C30エーテル、アルキルホスフェート、ポリオキシアルキレン脂肪族エーテルホスフェート、脂肪酸アミド、アシルラクチレート、石鹸、並びにこれらの混合物などの、非イオン性乳化剤及びアニオン性乳化剤が挙げられる。
D.固化剤
本発明の組成物は、組成物に安定性を付与及びG’で決定されるような好適な固体特性を付与するのに好適な1つ以上の固化剤を含む。様々な好適な固化剤を使用してもよく、ヴァター(Vatter)らに発行された米国特許第6,696,049号に開示されているものが挙げられる。一実施形態では、固化剤はワックスである。組成物は、1つ以上の固化剤を約0.1%〜約40%、約0.5%〜約20%、約1%〜約5%、あるいは、約5%〜約15%含んでよい。
本明細書で使用するのに好適なワックスは、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、又はシリコーンワックスが挙げられるが、これらに限定されない。一般的にそのようなワックスは、約25℃〜125℃の範囲、あるいは約30℃〜約100℃の範囲の融点を有する。好適なワックスの非限定的な例としては、シリコーンワックス、合成ワックス、例えば、炭化水素ポリマー系及び炭化水素系ワックス脂肪族エステル、例えば、セチルエステル及び/又はステアリルエステル、アカシア、蜜蝋、セレシン、フラワーワックス、柑橘系ワックス、カルナウバ(camauba)蝋、ホホバワックス、日本ろう、ポリエチレン、マイクロクリスタリン、米糠、ラノリンワックス、ミンク、モンタン、ヤマモモ、オウリキュリー(ouricury)、オゾケライト、パーム核ろう、パラフィン、アボカド蝋、リンゴ蝋、シェラックワックス、サルビア蝋、ビール粕蝋、キャンデリラ、ブドウ蝋、それらのポリアルキレングリコール誘導体(例えば、PEG6−20蜜蝋、又はPEG−12カルナウバ蝋)、並びに前記ワックスのうちいずれかの混合物が挙げられる。一実施形態では、ワックスはポリエチレンワックスであり、あるいは120℃未満、95℃未満、あるいは85℃未満の融点を有するポリエチレンワックスである。一実施形態では、ワックスは、南アフリカのシレベル(Cirebelle)からシレベル305(Cirebelle 305)として入手可能な合成ワックスである。
好適なシリコーンワックスの非限定的例は、米国特許第5,413,781号、及び同第5,725,845号に開示されており、更には、アルキルメチルポリシロキサン、C10〜C60アルキルジメチコン、及びこれらの混合物も包含する。あるいは、シリコーンワックスはC16〜C28アルキルジメチコンワックスであってよい。その他の好適なシリコーンワックスとしては、ステアロキシジメチコン、ベヘノキシジメチコン、ステアリルジメチコン、セテアリルジメチコン、セチルジメチコン、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
E.粒子状物質
本発明の組成物は、粒子状物質を含んでよい。一実施形態では、組成物は粒子状物質を約0.001%〜約25%、約0.01%〜約15%、約0.01%〜約10%、あるいは約0.1%〜約2%含んでよい。好適な粒子状物質の非限定的な例は、米国化粧品工業会の国際化粧品成分辞典及びハンドブック(The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association's The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、第10版、T.E.ゴットシャルク(Gottschalck, T.E.)、マッキューウェン・ジュニア(McEwen, Jr.)編(2004年)、2728頁に見出すことができる。その他の好適な粒子状物質としては、アーモンドミール、酸化アルミニウム、アプリコット種子粉末、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、セルロース及びセルロース誘導体、粘土、酸化カルシウム、無機塩、例えば、炭酸塩及び塩化物といった塩類、酸化鉄、ホホバ種子粉末、ヘチマ、雲母、モモ種子粉末、ペカン殻粉末、ポリエチレン、ポリブチレン、ポリイソブチレン、ポリメチルスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ナイロン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリハロゲン化オレフィン、軽石、米糖、絹雲母、絹、合成ヘクトライト、二酸化チタン、リン酸三カルシウム、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。混合ポリマー(例えば、コポリマー、ターポリマー等)から作製した粒子も有用であり、これらには、ポリエチレン/ポリプロピレンコポリマー、ポリエチレン/プロピレン/イソブチレンコポリマー、ポリエチレン/スチレンコポリマー、及びこれらの混合物がある。通常、ポリマー粒子及び混合ポリマー粒子は、例えば不純物を破壊するために酸化プロセスを介して処理される。ポリマー粒子及び混合ポリマー粒子はまた所望により、種々の一般的な架橋剤で架橋することもでき、その非限定的な例としては、ブタジエン、ジビニルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、スクロースのアリルエーテル、ペンタエリスリトールのアリルエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。有用な粒子の他の例としては、パラフィン、カルナバ(carnuba)蝋、オゾケライト(ozekerite)蝋、キャンデリラ蝋、及び尿素−ホルムアルデヒド樹脂のような、ワックス及び樹脂が挙げられる。かかるワックス及び樹脂を本明細書で使用する場合、これら材料は、周囲温度及び皮膚温度において固体であることが重要である。
本発明において有用な粒子状物質の他の例としては、着色顔料及び非着色顔料、干渉顔料、前述したもの以外の無機粉末及び有機粉末、複合粉末、蛍光増白剤粒子、並びにこれらの混合物が挙げられる。そのような粒子の平均寸法は約0.1マイクロメートル〜約100マイクロメートルであってよい。これらの粒子は、例えば、小板形、球形、細長い若しくは針状の形、又は不規則な形状、表面コーティング有り若しくは無し、有孔若しくは無孔、荷電若しくは非荷電であることができ、本組成物に粉末として又は予め分散したものとして添加することができる。これらの粒子状物質は、天然源及び/又は合成源から誘導することができる。
本明細書では、干渉顔料も有用である。本明細書において、「干渉顔料」とは、厚みが制御された2つ以上の層を有する薄い板状の層状粒子を意味する。層は、異なる屈折率を有し、これによって、板状粒子の異なる層からの典型的には2つの、ただし時折それ以上の光反射の干渉によって特有の反射色が生じる。干渉顔料の最も一般的な例は、TiO2、Fe23、シリカ、酸化スズ、及び/又はCr23の約50〜300nmの膜で層状化された雲母である。こうした顔料は、真珠光沢を有することが多い。顔料粒子の透明性、並びに雲母の小板、及び、例えば二酸化チタンコーティングの屈折率の差が大きいことに起因して、真珠光沢顔料は、光を反射し、屈折し、透過する。干渉顔料は、多種多様な供給元、例えば、ローナ(Rona)(ティミロン(Timiron)(商標)及びディクロナ(Dichrona)(商標))、プレスパース(Presperse)(フローナック(Flonac)(商標))、エングルハード(Englehard)(デュオクローム(Duochrome)(商標))、コボ(Kobo)(SK−45−R及びSK−45−G)、BASF(シコパールズ(Sicopearls)(商標))、及びエッカート(Eckart)(プレスティージ(Prestige)(商標))から市販されている。一実施形態では、干渉顔料の個々の粒子の最長側面の平均直径は、約75マイクロメートル未満、又は約50マイクロメートル未満である。
本発明において有用な他の顔料は、主に、可視光線の特定波長を選択的に吸収することによって色を付与することができ、無機顔料、有機顔料、及びこれらの混合物が挙げられる。このような有用な無機顔料の例としては、酸化鉄、フェロシアン化第二鉄アンモニウム、マンガンバイオレット、群青、及び酸化クロムが挙げられる。有機顔料としては、天然着色剤、及び合成のモノマー及びポリマー着色剤を挙げることができる。一例は、フタロシアニンブルー及び緑色顔料である。レーキ、主に食品、医薬品及び化粧品用(FD&C)又は医薬品及び化粧品用(D&C)のレーキ、並びにこれらのブレンドもまた有用である。カプセル化された可溶性又は不溶性染料及び他の着色剤も、同様に有用である。本発明に有用な無機の白色又は非着色顔料、例えばTiO2、ZnO、又はZrO2は、多くの供給元、例えば、トロノックス(TRONOX)TiO2シリーズ、SAT−T CR837、ルチルTiO2(USコスメティックス(U.S. Cosmetics))から市販されている。ハ(Ha)らに発行された米国特許第5,997,887号に開示されている二酸化チタンの荷電分散物もまた好適である。
F.増粘剤
本発明の組成物は、約0.1%〜約5%、あるいは約0.1%〜約4%、あるいは約0.25%〜約3%の増粘剤を含んでもよい。増粘剤の非限定的な部類としては、カルボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、スルホン化ポリマー、ゴム類、これらのコポリマー、これらの疎水変性誘導体、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
G.活性物質
本発明のスキンケア組成物は、皮膚の状態を調整及び/又は改善するのに有用な1つ以上のスキンケア活性物質(「活性物質」)の安全かつ有効な量を含んでよい。好適な活性物質としては、ビタミン、ペプチド、糖アミン、日焼け止め剤、オイルコントロール剤、日焼け活性物質、抗ニキビ活性物質、落屑活性物質、抗セルライト活性物質、キレート剤、美白剤、フラボノイド、タンパク質分解酵素抑制剤、非ビタミン酸化防止剤及びラジカルスカベンジャー、育毛調整剤、しわ防止活性物質、抗皮膚萎縮防止活性物質、鉱物、フィトステロール及び/又は植物ホルモン、チロシナーゼ抑制剤、抗炎症剤、N−アシルアミノ酸化合物、抗菌剤、並びに抗カビ剤が挙げられるが、これらに限定されない。スキンケア組成物は、から構成されてもよい。
「ビタミン」とは、ビタミン、プロビタミン、並びにそれらの塩、異性体及び誘導体を意味する。好適なビタミンの非限定的な例には、次のものが包含される:ビタミンB化合物(B1化合物、B2化合物、B3化合物、例えばナイアシンアミド、ナイアシンニコチン酸、トコフェリルニコチネート、C1〜C18ニコチン酸エステル、及びニコチニルアルコール;B5化合物、例えばパンテノール又は「プロ−B5」、パントテン酸、パントテニル;B6化合物、例えばピロキシジン、ピリドキサル、ピリドキサミン;カルニチン、チアミン、リボフラビンが挙げられる);レチノイド、レチノール、酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル、レチノイン酸、レチンアルデヒド、プロピオン酸レチニル、カロチノイド(プロ−ビタミンA)、及びビタミンAの生物活性を有するその他の化合物を包含する、ビタミンA化合物並びにビタミンAの全ての天然及び/又は合成類似体;ビタミンD化合物;ビタミンK化合物;ビタミンE化合物、又はソルビン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、トコフェロール及びトコフェリル化合物のその他エステルを包含するトコフェロール;アスコルベート、脂肪酸のアスコルビルエステル、及びアスコルビン酸誘導体、例えばリン酸アスコルビルマグネシウム及びリン酸アスコルビルナトリウム等のリン酸アスコルビル、アスコルビルグルコシド、並びにソルビン酸アスコルビルを包含する、ビタミンC化合物;並びに飽和及び/又は不飽和脂肪酸等のビタミンF化合物。
「ペプチド」とは、10個以下のアミノ酸を含有するペプチド、それらの誘導体、異性体、及び金属イオン(例えば、銅、亜鉛、マンガン、及びマグネシウム)等の他の種との錯体を指す。本明細書で使用するとき、ペプチドとは、天然起源ペプチド及び合成ペプチドの両方を指す。一実施形態では、ペプチドは、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、及びヘキサ−ペプチド、それらの塩類、異性体、誘導体、並びにこれらの混合物である。好適なペプチドとしては、大豆タンパク質由来のペプチド、カルノシン、パルミトイル−リジン−トレオニン(pal−KT)及びパルミトイル−リジン−トレオニン−トレオニン−リジン−セリン(pal−KTTKS、マトリキシル(MATRIXYL)(登録商標)として既知の組成物で入手可能)、パルミトイル−グリシン−グルタミン−プロリン−アルギニン(pal−GQPR、リジン(RIGIN)(登録商標)として既知の組成物で入手可能)(これら3つはフランスのセデルマ(Sederma)から入手可能)、アセチル−グルタメート−グルタメート−メチオニン−グルタミン−アルギニン−アルギニン(Ac−EEMQRR;アルジレリン(登録商標))、並びにCu−ヒスチジン−グリシン−グリシン(Cu−HGG、IAMIN(登録商標)としても既知である)が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物には、アミノ糖としても知られている糖アミン、並びにその塩類、異性体、互変異性体、及び誘導体を含んでもよい。糖アミンは、合成又は天然起源であることができ、純粋な化合物又は化合物の混合物(例えば、自然源からの抽出物、又は合成物質の混合物)として用いることができる。例えば、グルコサミンは、一般に多くの甲殻類の中に見出されており、真菌源由来であることもまた可能である。本発明において有用な糖アミン化合物には、例えばN−アセチルグルコサミン、並びに国際公開第02/076423号及びユ(Yu)らに発行された米国特許第6,159,485号に記載されているものも挙げられる。
本発明の組成物は、1つ以上の日焼け止め活性物質(又は日焼け止め剤)及び/又は紫外線吸収剤を含んでよい。本明細書において、好適な日焼け止め活性物質には、油溶性日焼け止め剤、不溶性日焼け止め剤、及び水溶性日焼け止め剤が挙げられる。好適な油溶性日焼け止め剤の非限定的な例は、米国化粧品工業会の国際化粧品成分辞典及びハンドブック(The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association's The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、第10版、T.E.ゴットシャルク(Gottschalck, T.E.)及びマッキューウェン・ジュニア(McEwen, Jr.)編(2004年)、2267頁及び2292〜93頁に開示されており、ベンゾフェノン−3、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ブチルメトキシジベンゾイル−メタン、ジエチルアミノヒドロキシ−ベンゾイルヘキシルベンゾエート、ドロメトリゾールトリシロキサン、エチルヘキシルメトキシ−シンナメート、エチルヘキシルサリチレート、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクリレン、ホモサレート、ポリシリコーン−15、並びにこれらの誘導体及び混合物が挙げられる。
好適な不溶性日焼け止め剤の非限定的な例としては、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチル−フェノール、二酸化チタン、酸化亜鉛セリウム、酸化亜鉛、並びにこれらの誘導体及び混合物が挙げられる。
好適な水溶性日焼け止め剤の非限定的な例としては、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(PBSA)、テレフタルイリデンジカンファースルホン酸、(メキソリル(Mexoryl)(商標)SX)、ベンゾフェノン−4、ベンゾフェノン−5、ベンジリデンカンファースルホン酸、シンナミドプロピル−トリモニウムクロライド、メトキシシンナミド−プロピルエチルジモニウムクロライドエーテル、ビスエチルフェニルトリアミノトリアジンスチルベンジスルホン酸二ナトリウム、ジスチリルビフェニルジスルホン酸二ナトリウム、フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、メトキシシンナミド−プロピルヒドロキシスルタイン、メトキシシンナミド−プロピルラウルジモニウムトシレート、PEG−25 PABA(p−アミノ安息香酸)、ポリクオタニウム−59、TEA−サリチレート、並びにこれらの塩類、誘導体及び混合物が挙げられる。
本発明の組成物は、皮膚の油、すなわち皮脂の生成を調整するため及び油性皮膚の外観を改善するために、1つ以上の化合物を含んでよい。好適なオイルコントロール剤の例としては、サリチル酸、デヒドロ酢酸、過酸化ベンゾイル、ビタミンB3化合物(例えば、ナイアシンアミド又はトコフェリルニコチネート)、それらの異性体、エステル、塩類、並びにこれらの誘導体及び混合物が挙げられる。
本発明の組成物は、美白剤を含んでいてよく、コウジ酸、アルブチン、トラネキサム酸、アスコルビン酸及び誘導体(例えば、リン酸アスコルビルマグネシウム、又はリン酸アスコルビルナトリウム、若しくはリン酸アスコルビルの他の塩)、アスコルビルグルコシド、ウンデシレノイルフェニルアラニン(セピック(SEPPIC)製のセピホワイト(Sepiwhite)(登録商標))、アロエジン、アクチホワイト(Actiwhite)(登録商標)(コグニス(Cognis))、及びエンブリカ(Emblica)(登録商標)(ローナ(Rona))が挙げられる。
本発明の組成物は、タンパク質分解酵素抑制剤を含んでよく、ヘキサミジン(これらの塩類及び誘導体を包含する)、酢酸バニリン、メンチルアントラニレート、大豆トリプシン抑制剤、ボウマン−バーク(Bowman-Birk)抑制剤、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物は、抗ニキビ活性物質、落屑活性物質、抗セルライト剤、キレート剤、フラボノイド、日焼け活性物質、非ビタミン酸化防止剤及びラジカルスカベンジャー、育毛調整剤、しわ防止活性物質、抗皮膚萎縮防止活性物質、鉱物、フィトステロール及び/又は植物ホルモン、チロシナーゼ抑制剤、抗炎症剤、N−アシルアミノ酸化合物、抗菌活性物質又は抗真菌活性物質、並びに他の有用なスキンケア活性物質等の、他の任意構成成分を含んでよく、これらは、米国特許公開第2006/0275237(A1)号及び同第2004/0175347(A1)号に更に詳細に記載されている。
制汗剤活性物質は、収斂性金属塩、特に無機及び有機のアルミニウム塩、ジルコニウム塩、及び亜鉛塩、並びにこれらの混合物を包含してよい。制汗剤活性物質の詳細な例としては、アルミニウム含有及び/又はジルコニウム含有塩又は物質、例えば、アルミニウムハライド、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムヒドロキシハライド、ジルコニルオキシハライド、ジルコニルヒドロキシハライド、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
防臭剤活性物質は、抗菌剤(例えば、殺菌剤、抗真菌剤)、悪臭吸収物質、及びこれらの組み合わせからなる群より選択されてよい。例えば、抗菌剤には、臭化セチル−トリメチルアンモニウム、塩化ピリジニウムセチル、塩化ベンゼトニウム、ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、N−ラウリルサルコシンナトリウム、N−パルメチルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルグリシン、N−ラウリルサルコシンカリウム、トリメチルアンモニウムクロライド、アルミニウムクロロヒドロキシ乳酸ナトリウム、クエン酸トリエチル、トリセチルメチルアンモニウムクロライド、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、3,4,4’−トリクロロカルバニリド(トリクロカルバン)、ジアミノアルキルアミド、例えば、L−リジンヘキサデシルアミド、クエン酸、サルチル酸及びピロクトーゼの重金属塩、特に亜鉛塩、並びにこれらの酸類、ピリチオンの重金属塩、特にジンクピリチオン、フェノール硫酸亜鉛、ファルネソール、及びこれらの組み合わせが含まれてよい。
本発明の特定の実施形態では、パーソナルケア組成物は、制汗剤活性物質及び防臭剤活性物質を実質的に含まないか又は全く含有しない。具体的な実施形態では、パーソナルケア組成物は、約0.01%以下、あるいは約0.001%以下の制汗剤活性物質及び防臭剤活性物質を含む。
II.分配容器
本発明のパーソナルケア製品は、パーソナルケア組成物を含み分配することができる分配容器を更に含む。背景技術において記したように、固体特性を有するが、良好な塗り込み特性及び皮膚吸収特性をも更に付与する、パーソナルケア組成物を提供することが好ましい。本発明の分配容器は、パーソナルケア組成物の分配前G’の一部を維持する。更に詳細には、分配容器は、分配後G’を示すパーソナルケア組成物を分配する。用語「分配後G’」とは、以下に記す試験法に従って測定されたときに、分配容器から分配された後のパーソナルケア組成物のG’を指す。分配後のパーソナルケア組成物は、分配後G’を示す。パーソナルケア製品によって維持されるG’の割合は、以下の式に従って算出することができる:
Figure 2010527910
本発明のパーソナルケア製品は、少なくとも10%のG’維持率を示す。他の実施形態では、本発明のパーソナルケア製品は、少なくとも約20%、約30%、あるいは約45%のG’維持率を示す。別の実施形態では、本発明のパーソナルケア製品は、少なくとも約80%又は少なくとも約85%のG’維持率を示す場合もある。特定の実施形態では、パーソナル製品は、約20%、約25%、あるいは約35%の下限〜約85%、80%、あるいは約50%の上限までのG’維持率を示す。
分配容器の好適な実施形態を図1A〜Cに示す。図1Aは、ほぼ二分された分配容器の断面図である。図1Bは、隠れた構造を示すために表面を一部切り取った図を有する、分配容器の分解組み立て図である。図1Cは、(任意の蓋を取り去った)分配容器の斜視図である。分配容器10は、中に貯蔵空間14を有する容器本体12を含む。貯蔵空間14は、パーソナルケア組成物を配置した分配容器10の一部である。容器本体12は、硬質プラスチック等のいずれかの好適な材料から構成されてよい。容器本体12及び貯蔵空間14は、バルク量のパーソナルケア組成物を貯蔵するのに十分ないかなる好適な大きさ又は形であってもよい。貯蔵空間14は、複数回の適用のために十分な量のパーソナルケア組成物を貯蔵するような大きさであってよい(すなわち、1回の使用ではパーソナルケア組成物の全バルク量が分配されない)。容器本体12及び貯蔵空間14は、ほぼ円筒状の形として示されている。容器本体12は、底壁16及び側壁18を有してよい。容器本体12の構造は限定されない。例えば、底壁16及び側壁18は、中空であっても中実(すなわち、中空ではない)であってもよい。容器本体12は、貯蔵空間14内のパーソナルケア組成物を目視検査することができる半透明な領域を備えてよい。半透明な領域は、分配容器10に残っているパーソナルケア組成物の量を視覚的に確認するための計量器として役立ち得る。半透明な領域は、半透明であっても透明であってもよい。特定の実施形態では、容器本体12が実質的に半透明であってよい。容器本体12は、支柱20を更に備える。支柱20は、円筒状の形であってよい。支柱20は、容器本体12の底壁16のほぼ中央から立ち上がっていてよい。容器本体12は、側壁18から支柱20に向かって内側に延びる固定仕切り部22を含んでよい。
分配容器10は、可動性の仕切り24を更に含んでよい。可動性の仕切り24は、貯蔵空間14内に少なくとも一部が配置される。可動性の仕切り24は、軸方向部材26を含んでもよい。軸方向部材26は、支柱20に適合することができるチューブ状の部材であってよい。軸方向部材26は、それが支柱20の周りを回転できるように配置されてもよい。軸方向部材26は、固定仕切り22と近接又は接触していてもよい。軸方向部材26は、1つ以上の嵌合構造28(図1Bに示す)を備えてよい。可動性の仕切り24はまた、仕切り板30を包含してもよい。仕切り板30は、図1Bでは、軸方向部材24から放射状に配置されるように示されている。仕切り板30の外縁は、底壁16及び側壁18と近接又は接触していてもよい。仕切り板30は、分配容器10の使用中にパーソナルケア組成物と接触しているか又は接触することとなり得る接触面32を包含してよい。可動性の仕切り24、底壁16、側壁18、及び固定仕切り22によって、中にパーソナルケア組成物を配置した貯蔵空間14の容積が画定される。
分配容器10は、駆動機構34を更に備えてもよい。駆動機構34は、可動性の仕切り24に作用してそれを動かす。駆動機構34は、一般に、パーソナルケア組成物と接触している可動性の仕切り24を動かす。その結果、可動性の仕切り24によってパーソナルケア組成物に力を加えることができる。図示された実施形態では、駆動機構はハンドホイール36を備える。ハンドホイール36は、例えば、容器本体から延びかつハンドホイール36内の環状凹部38bと嵌合する環状突出部38aによって、容器本体12と回転可能なように接合されてよい。駆動機構34は、ハンドホイール36のほぼ中央から延びる嵌合ポスト40を備える。嵌合ポスト40は、ハンドホイール36を可動性の仕切り24に接続して、ハンドホイール36の動きを可動性の仕切り24に伝えることができる。嵌合ポスト40は、軸方向部材26の中空内部に配置されてよい。嵌合ポスト40及び軸方向部材26は、軸方向部材26の嵌合構造28(例えば、長手方向に延びるリブ)と嵌合する、嵌合ポスト40内部で長手方向に延びる1つ以上のスロット42によって機械的に連結することができる。図1A〜Cに示す実施形態では、駆動機構34は、貯蔵空間14の上部境界を画定し得る。
分配容器10は、分配プレート44を備え、その上にパーソナルケア組成物が分配されてもよい。分配プレート44は、分配容器10の最上面を画定し得る、分配面46を含む。分配プレート44は開口部48を備え、そこからパーソナルケア組成物が分配される。分配容器10の使用中、図1Cに示すように、ユーザーが駆動機構34を(例えば、方向矢印Aで示すようにハンドホイール36を回すことによって)起動させることで、パーソナルケア組成物と接触している可動性の仕切り24を回転経路に動かす。可動性の仕切り24によってパーソナルケア組成物に力を加えることで、パーソナルケア組成物の一部が貯蔵空間14から開口部48を通って、(方向矢印Bで示されるように)分配プレート44上へ移動する。図1A〜Cに示す実施形態では、分配プレート44は、駆動機構34(具体的には、ハンドホイール36)と一体となっている。特別な実施形態では、分配面46は非凸状(すなわち、凹状又は平坦)である。開口部48は、分配プレート44を貫通して配置され、そこからパーソナルケア組成物が分配される通路として機能する。分配プレート44中の開口部48の位置は限定されておらず、代表的な実施形態では、分配プレート44の中央よりも周辺部の近くに配置されているように示されている。図1A〜Cには単一の開口部48が示されているが、分配容器は、複数の開口部を備えてもよい。
特定の実施形態では、分配面46の表面積及び/又は形(例えば、非凸状)は、分配容器10をアプリケーターとして使用することを妨げる(すなわち、分配容器10の分配面46を、処置対象である皮膚、通常は顔面に直接適用するのを妨げる)ように構成されている。一部の実施形態では、分配面46は、約12cm2超、20cm2超、約25cm2超、あるいは約30cm2超の測定可能な表面積を有してよい。一部の実施形態では、開口部48は、分配面46の表面積の約15%以下、約10%以下、あるいは約5%以下に該当する開口面積を有する。分配面46の表面積及び開口部48の開口面積は、従来の数学的な方法に従って算出することができる。あるいは、分配面46の表面積及び開口部48の開口面積は、マサチューセッツ州コンコード(Concord)のソリッドワークス社(SolidWorks Corp.)から入手可能なソリッドワークス(Solidworks)又はマサチューセッツ州ニーダム(Needham)のパラメトリック・テクノロジー社(Parametric Technology Corp.)から入手可能なプロ/エンジニア(Pro/Engineer)等のコンピュータ支援イメージングソフトウェアを用いて測定してもよい。
理論に束縛されるものではないが、開口部48の形は、分配容器10、並びに開口部を有する他の実施形態の分配容器からの分配中にパーソナルケア組成物の分配後G’(そしてその結果、パーソナルケア製品のG’維持率)に影響を及ぼす場合があると考えられる。開口部48の形は、開口部48の最大直線寸法(すなわち、開口部内に描くことができる最長の直線)及び開口部48の開口面積のバランスをとる必要があると考えられる。前記要因のバランスは、内接円直径(「ICD」)で特長付けられる。大概の形は、その形に円を内接させることができる。内接円は、円が完全に開口部の境界内に位置するように開口部48の形の中に描くことができる最大直径の円である。図2A〜Fは、様々な開口部形状を示している(例えば、それぞれ、円形、端部が丸くなったスロット、長方形、三角形、涙形、及び星型)。開口部48はそれぞれ、形を画定する境界50を有する。内接円52は、(内接円が境界50と同一である図2A以外は)それぞれの図の中に破線で示されている。内接円52はそれぞれ、測定可能な直径dを有する。この直径dが、内接円直径である。特定の実施形態では、開口部48は、少なくとも約1mm、少なくとも約2mm、少なくとも約4mm、少なくとも約6mm、あるいは少なくとも約8mmの内接円直径を有する。特定の実施形態では、内接円直径は、貯蔵空間14内のパーソナルケア組成物の衛生条件を維持するために、約12mm未満であってよい(すなわち、開口部48は、一般的にユーザーがユーザーの指を貯蔵空間14に入れることができないような大きさであってよい)。開口部48形状内への円52の記入及び内接円52の直径の計算は、従来の数学的な方法によって行われてよいが、この作業は、ソリッドワークス(SolidWorks)又はプロ/エンジニア(Pro/Engineer)等のコンピュータ支援イメージングソフトウェアを用いて行うことが好ましい。
分配プレート44は、フィンガーディボット54を更に含んでよい。フィンガーディボット54は、分配プレート44の分配面46にある凹部である。フィンガーディボット54は、ユーザーに、パーソナルケア組成物を分配面46から回収できる場所を知らせることができる。フィンガーディボット54は、図1A〜Cでは、楕円形状を有するように示されるが、フィンガーディボット54の形は限定されない。フィンガーディボット54は、凹状の表面を有してよい。フィンガーディボット54は、開口部48に近接してよい。図1A〜Cに示すような特定の実施形態では、開口部48は、フィンガーディボット54内に配置されてもよい。
分配容器10は、蓋56を更に備えてもよい。蓋56は、取り外し可能なように容器本体12に接合することができる。蓋56はまた、交換可能なように容器本体12に接合することもできる。一実施形態では、図1Aに示すように、蓋56には、容器本体12のネジ山58bと嵌合し得るネジ山58aが設けられている。他の実施形態では、蓋56は、蓋56と容器本体12との間に嵌合部材を必要とせずに、容器本体12の一部の上にぴったり合うような大きさであってよい。蓋56は、開口部48が露出しないように蓋56を容器本体12と接合したときに、開口部48を覆うことができる。
図1A〜Cは、分配容器の一実施形態を示す。図3は、図1A〜Cに示された分配容器の変異型の透視図である。分配容器310は、図1A〜Cの分配容器10と同じ構造の多くを有する。分配容器310は、駆動機構34とは別の構造として分配プレート44を有することで、少なくとも一箇所が異なる。図3に示すように、駆動機構34は、分配プレート44から離れた、容器本体12の反対側の端部に配置されたハンドホイール36である。容易に理解できるように、駆動機構34と分配プレート44とを引き離すことで、他の構造上の修正が必要となる場合がある。駆動機構34は、容器本体12の底壁として機能し得る。分配プレート44は、容器本体12と一体となっていてよく、又は容器本体12に接合された別個の部材であってもよい。一部が切り取られた図で示すように、支柱20は、分配プレート44の底面から、貯蔵空間14内に延びてよい。駆動機構34は、ハンドホイール36のほぼ中央から延びる嵌合ポスト40を備える。嵌合ポスト40によってハンドホイール36を可動性の仕切り24に接続することで、ハンドホイール36の動きを可動性の仕切り24に伝えることができる。図示するように、嵌合ポスト40は、可動性の仕切りの軸方向部材26の中空内部に配置されてよい。分配容器310は、ユーザーがハンドホイール36を回す(方向矢印Aとして示される)ことによって操作されて、パーソナルケア組成物と接触している可動性の仕切り24を回転経路に動かす。可動性の仕切り24によってパーソナルケア組成物に力を加えることで、パーソナルケア組成物の一部が貯蔵空間14から開口部48を通って、分配プレート44上へ移動する(方向矢印Bとして示される)。
分配容器410の他の実施形態は、国際公開第2006/075484号に示されている。
図4A〜Bは、分配容器の別の実施形態を示している。図4Aは、ほぼ二分された分配容器410の断面図である。図4Bは、操作中の分配容器410の透視図である。分配容器410は、中に貯蔵空間414を有する容器本体412を含む。容器本体412及び貯蔵空間414は、バルク量のパーソナルケア組成物を貯蔵するのに十分ないかなる好適な大きさ又は形であってもよい。貯蔵空間414は、複数回の適用のために十分な量のパーソナルケア組成物を貯蔵するような大きさであってよい(すなわち、1回の使用ではパーソナルケア組成物の全バルク量が分配されない)。容器本体412及び貯蔵空間414は、楕円形の底面を有する、ほぼ円筒状の形であるように示される。容器本体412は、底壁416と側壁418とを有してよい。分配容器410は、中に貯蔵空間414を有する容器本体412を含む。
分配容器410には、可動性の仕切り424が含まれてよい。可動性の仕切り424は、少なくとも一部が貯蔵空間414内に配置される。可動性の仕切り424は、側壁418と近接又は接触している外縁425を有する。可動性の仕切り424には、分配容器410の使用中にパーソナルケア組成物と接触しているか又は接触することとなり得る、接触面432が包含されてよい。可動性の仕切り424には、可動性の仕切り424内のネジ切り開口部等の、嵌合構造428が包含されてよい。
分配容器410は、駆動機構434を更に含んでもよい。駆動機構434は、可動性の仕切り424に作用してそれを動かす。駆動機構434は、一般に、パーソナルケア組成物と接触している可動性の仕切り424を動かす。図示された実施形態では、駆動機構434は、スクリュー引上げ機構である。駆動機構434にはハンドホイール436が備わっている。ハンドホイール436は、例えば、容器本体412から延びる環状突出部438aをハンドホイール436内部の環状凹部438bに嵌合することによって、回転可能なように容器本体414に接合される。駆動機構434は、ハンドホイール436のほぼ中央から延びる供給スクリュー440を含む。供給スクリュー440は、嵌合構造428のねじ切り開口部を介して可動性の仕切り424に嵌合する。供給スクリュー440は、ハンドホイール436の回転移動を供給スクリュー440に伝えることができるように、ハンドホイール436と接合している。供給スクリュー440の回転移動によって、貯蔵空間414内を直線経路に可動性の仕切りが前進する。
分配容器410は分配プレート444を備え、その上にパーソナルケア組成物が分配されてもよい。分配プレート444は、分配容器410の最上面を画定し得る、分配面446を含む。可動性の仕切り424、容器本体412の側壁418、及び分配プレート444によって、中にパーソナルケア組成物を配置した貯蔵空間414内の貯蔵領域が画定される。分配プレート444は、容器本体412に接合された別個の要素であってよく、又は容器本体412と一体となっていてもよい。分配プレート444には、複数の開口部448が含まれてよく、それらを通してパーソナルケア組成物が分配される。図4Bに示すように、分配容器410の使用中、ユーザーが駆動機構434を(例えば、ハンドホイール436をA方向に回すことによって)起動することで、パーソナルケア組成物と接触している可動性の仕切り424を直線経路に動かす。可動性の仕切り424によってパーソナルケア組成物に力を加えることで、パーソナルケア組成物の一部が貯蔵空間414から開口部448を通って、(方向矢印Bで示すように)分配プレート444上へ移動する。分配面446は、約12cm2超、20cm2超、約25cm2超、あるいは約30cm2超の測定可能な表面積を有してよい。一部の実施形態では、開口部448は、分配面446の表面積の約15%以下、約10%以下、あるいは約5%以下に該当する開口面積を有する。分配プレート44は、フィンガーディボット454を更に含んでもよい。フィンガーディボット454は、分配面446に陥凹部として示される。開口部448は、フィンガーディボット454内に配置されているように示されている。
分配容器410は、蓋を更に備えてよいが、蓋はこの実施形態では示されていない。
図5は、分配容器510の別の実施形態を示す。分配容器510は分配容器410と似ているが、分配容器510は駆動機構を省略している。分配容器510は、中に貯蔵空間514を有する容器本体512を含む。容器本体512は、側壁518を有してもよいが、実質的に、底面が開口している。分配容器510は、可動性の仕切り524を備えてもよい。可動性の仕切り524は、少なくとも一部が貯蔵空間514内に配置されている。可動性の仕切り524は、側壁518と近接又は接触して外縁525を有する。可動性の仕切り524は、分配容器510の使用中にパーソナルケア組成物と接触しているか又は接触することとなり得る接触面532を包含してよい。
分配容器510は分配プレート544を備え、その上にパーソナルケア組成物が分配されてもよい。分配プレート544は、分配容器510の最上面を画定し得る、分配面546を含む。可動性の仕切り524、容器本体512の側壁518、及び分配プレート544によって、中にパーソナルケア組成物を配置した貯蔵空間514内の貯蔵領域が画定される。分配プレート544には、複数の開口部448が含まれ、それらを通ってパーソナルケア組成物が分配される。分配プレート544は、フィンガーディボット554を更に含んでよい。分配容器510の使用中、ユーザーが可動性の仕切り524に力(方向線A)を加える(例えば、ユーザーが指(複数の指)で可動性の仕切りを押す)。可動性の仕切り524によってパーソナルケア組成物に力を加えることで、パーソナルケア組成物の一部が貯蔵空間514から開口部548を通って、(方向矢印Bで示されるように)分配プレート544上へ移動する。
どの一実施形態についての要素及び記述も例示とみなされ、かかる要素及び記述を特に説明していない場合のある他の実施形態及び同等物にも同様に当てはまる。更に、別個のものとして示されている要素が、他の実施形態では一体化されたものとして構成されてもよく、一体化要素が別個のものとして構成されてもよい、と認識すべきである。
II.使用方法
本発明は、哺乳類の皮膚の状態を調整及び/又は改善させる方法についても説明する。この方法は、パーソナルケア組成物を分配容器から分配する工程と、本明細書に記載のパーソナルケア組成物を哺乳類の皮膚に局所的に適用する工程とを含む。別法として、当該方法は、本明細書に記載の組成物を損傷を受けたケラチン組織に適用して、かかる組織の状態を調整及び/若しくは改善する並びに/又は損傷の影響を緩和させる工程を含んでもよい。
組成物は、1つ以上の効果を必要としているケラチン組織を包含する、任意のケラチン組織に適用することができる。効果には、ケラチン組織の状態の調整及び/又は改善が包含され、その非限定的な例としては、皺の外観を軽減すること、深い線の外観を軽減すること、小じわの外観を軽減すること、大きい毛穴の外観を軽減すること、ケラチン組織の厚さを減少させること、真皮−表皮の境界のよれを増やすこと、弾力を増大させること、セルライトの外観を軽減すること、変色の外観を軽減すること、異常に色素沈着した外観を軽減すること、目の下のくまの外観を軽減すること、血色の悪い外観を軽減すること、及びこれらの組み合わせが挙げられる。あるいは、効果は、しわを減少させること、深い線を減少させること、小じわを減少させること、大きい毛穴を減少させること、セルライトを減少させること、異常な色素沈着を減少させること、目の下のくまを軽減すること、腫れを軽減すること、及びこれらの組み合わせを含んでもよい。
組成物は、様々な手段によって適用することができ、これには、手(複数の手)又は指(複数の指)で塗りこむ、拭く、又は軽く塗ることによることが挙げられる。組成物は、器具及び/又は送達増進装置を用いて適用してもよい。器具の非限定的な例としては、スポンジ又は先端にスポンジの付いたアプリケーター、スワブ(例えば、綿棒)、ブラシ、拭取り布、及びこれらの組み合わせが挙げられる。器具を使用する場合、好適な方法は、パーソナルケア組成物を分配容器から分配する工程、パーソナルケア組成物を器具に移す工程、及びパーソナルケア組成物を器具から哺乳類の皮膚に局所的に適用する工程を含む。送達増進装置の非限定的な例としては、機械装置、電気装置、超音波装置、及び/又はその他のエネルギーを用いた装置が挙げられる。
組成物の適用量、適用頻度、及び使用期間は、与えられた組成物の構成成分の濃度及び所望の調整レベルに依存して広く異なるであろう。例えば、ケラチン組織に対して組成物を約0.1mg/cm2〜組成物を約50mg/cm2、又は組成物を約2mg/cm2適用してよい。一実施形態では、組成物を少なくとも一日に1回適用する。組成物は更に、治療計画の一環として、例えば、連続30日間、あるいは連続14日間、あるいは連続7日間、又は連続2日間、一日1回適用してよい。
実施例1〜3は、ケラチン組織に適用することができる組成物の非限定的な例である。実施例1及び2は、本発明の範疇にある。実施例3は、従来のスキンケアローションの形態の比較例である。本明細書に示されるこれらの例は、限定と解されるべきではなく、本明細書に示される開示内容を前提として、これらの実施例が1つ以上の他のスキンケア活性物質を更に含む場合もあることを、当業者は理解するであろう。
Figure 2010527910
1.シクロペンタシロキサン中12.5%のジメチコンクロスポリマー。ダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能。
2.例えば、トスパール(Tospearl)145A又はトスパール2000。GE東芝シリコーン(GE Toshiba Silicone)から入手可能。
3.ジメチコン中25%のジメチコンPEG−10/15クロスポリマー。信越(Shin-Etsu)から入手可能。
4.ジーネート(Jeenate)3Hポリエチレンワックス。ジーン(Jeen)から入手可能。
5.ステアリルジメチコン。ダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能。
6.合成ワックス。シレベル(Cirebelle)から入手可能。
7.ビス−PEG/PPG−14/14ジメチコン。デグッサ(Degussa)から入手可能。
8.PEG−10ジメチコン。信越(Shin-Etsu)から入手可能。
9.KTZ微細TiO2被覆雲母−MS6。コボ(Kobo)から入手可能。
10.ヘキサミジンジイセチオネート、ラボラトリーズ・セロバイオロジクス(Laboratoires Serobiologiques)から入手可能。
実施例1及び2では、好適な容器で相Aの成分を合わせる。別の好適な容器で、相Bの成分を合わせる。各相が温度に達して均質となるまで、それぞれを好適なミキサー(例えば、アンカーブレード、プロペラブレード)を用いて混合しながら75〜80℃まで加熱する。相Aを混合し続けながら、相Bを相Aに徐々に加える。バッチが均一になるまで混合を続ける。生成物をウルトラ−トゥラックス(Ultra-Turrax)ホモジナイザー(アイカ社(IKA, Inc))又は同等物で均質化し、生成物を75〜80℃で好適な容器に流し込む。容器を室温で静置して少なくとも12時間保管する。
実施例3では、好適な容器で相Aの成分を合わせ、均質化するまで好適なミキサーで混合する。別の容器で相Bの成分を合わせ、均質化するまで混合する。相Aを混合し続けながら、相Bを相Aに徐々に加える。バッチが均一になるまで混合を続ける。生成物をウルトラ−トゥラックス(Ultra-Turrax)ホモジナイザー(アイカ社(IKA, Inc))又は同等物で均質化し、生成物を好適な容器に流し込む。
容器A〜Eは、容器の非限定的な例である。容器Aは、蓋の付いた規格基準ビンである。容器Aは、それが分配容器ではないことから、本発明には属さない。容器Aは、各スキンケア組成物実施例において分配前G’を示すために用いる。
容器Bは、上述の図1A〜Cのものと実質的に同じ分配容器である。分配容器には、約75cm3の利用可能容量(すなわち、スキンケア組成物を含むことが可能な容量)を有する貯蔵空間が含まれている。貯蔵空間は、直径6.8cm及び深さ5.3cmの概寸を有する、ほぼ円筒形である。分配容器には、表面積が約9.6cm2の接触面を有する可動性の仕切りが含まれている。分配容器には、表面積が約24cm2の凹状の分配プレートが含まれている。分配プレートには、円形(直径11.35mm)の開口部が含まれ、11.35mmの内接円直径を規定する。
容器Cは、容器Bのものと実質的に同じ分配容器である。容器Cの分配プレートには、長軸が10mm及び短軸が2mmで、2mmの内接円直径を規定する、楕円形の開口部が含まれている。容器Cの開口部はフィンガーディボット内にある。
容器Dは、容器Bのものと実質的に同じ分配容器である。容器Dの分配プレートには、長軸が2mm及び短軸が1mmで、1mmの内接円直径を規定する、楕円形の開口部が含まれている。容器Dの開口部はフィンガーディボット内にある。
容器Eは、ニュージャージー州イートンタウン(Eatontown)のメガポンプスL.P.(Megapumps L.P.)から入手可能な商品番号A30−15のアクチュエータを備えた30mL「メッツォ・トップ・フィル(Mezzo Top Fill)」ポンプ等の汎用のポンプ式ディスペンサーである。容器Eは、実施例1の固体特性を大部分崩壊するため、本発明には属さない。容器Eの弁機構によって、内接円直径0.5mmの開口部が生じる。
試験法及び結果
この方法により、規定の容器(容器A〜E)における規定のスキンケア組成物(実施例1〜3)についてのG’値が得られる。分配容器の場合、スキンケア組成物約3グラムを、上皿天秤(top loading balance)上に配置されたプラスチック製計量ボートに分配する。ユーザーが分配速度を制御する場合、スキンケア組成物を約0.1〜0.3g/秒の一定速度で分配する。非分配式容器(例えば、ビン)の場合、スキンケア組成物約3グラムを好適なへらを用いて容器から慎重に取り出し、上皿天秤(top loading balance)上に配置されたプラスチック製計量ボートに置く。続いて、スキンケア組成物を、スキンケア組成物に激しいせん断が加わらないようにしながら、レオメータープレートに慎重に移す。
本発明の方法で使用するのに好適なレオメーターは、データ記録及び分析を提供する好適なソフトウェアを有するコンピュータにインターフェイスで接続されたAR 2000レオメーター(デラウェア州ニューキャッスル(New Castle)のTAインスツルメンツ(TA Instruments)から入手可能)である。この試験は25℃の温度で行われ、平衡時間は1分である。レオメーターは、直径4cmの平坦な鋼製の平行な板から構成されており、ギャップ設定1000μm、角振動数50rad/秒、振動応力掃引1〜1000Pa、ログモード、及び一桁当たり10点のサンプリング周波数である。各データサンプリング点において、コンディショニング時間とサンプリング時間はそれぞれ3秒である。インターフェイスで接続されたコンピュータとソフトウェアとによって、G’値が応力の因数として提供されるが、G”値を得ることもできる。本発明で記録されるようなG’値(例えば、分配前G’及び分配後G’)は、インターフェイスで接続されたコンピュータ及びソフトウェアによって報告される、振動応力掃引からのG’の最初の7点の読みの平均である。図6に、容器A〜Eでの実施例1に関する応力の因数としてのG’値のプロットを示す。プロットは、実施例1のG’が、使用した特定の容器に基づいてどのように変化するかを示す。容器AのG’は、実施例1の分配前G’とみなされる。他の容器では、初期の分配前G’の割合を維持する分配後G’が得られる。
表1に、容器A〜Eでの実施例1〜3に関するG’値を示す。容器Aは非分配式容器(すなわち、ビン)であることから、容器Aに関するG’値は分配前G’とみなされる。容器B〜Eは分配容器であることから、これら容器に関するG’値は、分配後G’値とみなされる。実施例3(すなわち、従来のスキンケアローション)は、容器AからのG’値からも明らかなように、固体特性がほとんどない。実施例3に関するG’値は、容器Aからの実施例1及び2のG’値よりも2桁分以上小さい。実施例3は、低い分配前G’を考慮すると、本発明には属さない。
容器B〜Dは、そこを通じてスキンケア組成物が分配される開口部の大きさが異なる。実施例1及び2からは、開口部の内接円直径(「ICD」)が小さくなるにつれて分配後G’が低下することが分かる。実施例1では、容器B、C、及びDの初期の分配前G’の維持率がそれぞれ、81.7%、47.1%、及び22.8%であることが分かる。実施例2では、容器B、C、及びDの初期の分配前G’の維持率がそれぞれ、86.7%、35.7%、及び28.3%であることが分かる。内接円直径で測定されるような開口部の大きさは、分配後G’を幾分制御することができると考えられる。
容器Eは、内接円直径が0.5mmの弁機構を有する、汎用ポンプである。容器Eは、初期の分配前G’の維持率が6.2%と許容できないものであることが分かる。
Figure 2010527910
*容器Aから得られた、各実施例のG’値は、分配前G’とみなされる。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく限定されるものと理解すべきではない。それよりむしろ、別段の指定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図している。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、その関連部分が本明細書に参照により組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参照により組み込まれた文献における用語のいずれかの意味又は定義と相反する範囲では、本書においてその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の諸実施形態を例示及び記載してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるこのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (10)

  1. a)少なくとも5,000Paの分配前G’を有するエマルション形態のパーソナルケア組成物、及び
    b)i)貯蔵空間を有する容器本体であって、前記貯蔵空間が前記パーソナルケア組成物を含む容器本体と、
    ii)少なくとも一部が前記貯蔵空間内に配置された可動性の仕切りと、
    iii)前記可動性の仕切りに接続された駆動機構であって、パーソナルケア組成物と接触している可動性の仕切りを前進させる駆動機構と、
    iv)前記容器本体に接合された分配プレートであって、パーソナルケア組成物を分配する開口部を有する分配プレートと、を備え、中にパーソナルケア組成物を配置した分配容器を含むパーソナルケア製品であり、
    前記パーソナルケア製品が、10%以上のG’維持率を提供する、パーソナルケア製品。
  2. 前記パーソナルケア組成物が、シリコーンエラストマーを0.1〜15%、好ましくは、乳化エラストマーであるシリコーンエラストマーを0.1〜15%含む、請求項1に記載のパーソナルケア製品。
  3. 前記パーソナルケア組成物が、少なくとも1つの固化剤を0.1〜40%、好ましくは、ワックスである少なくとも1つの前記固化剤を0.1〜40%含む、請求項1又は2のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  4. 前記パーソナルケア組成物が、ビタミンB化合物、ビタミンC化合物、ビタミンE化合物、ペプチド、糖アミン、オイルコントロール剤、美白剤、ヘキサミジン、又はこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つのスキンケア活性物質を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  5. 前記パーソナルケア組成物が、制汗剤活性物質及び/又は防臭剤活性物質を実質的に含まない、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  6. 前記駆動機構が、直線経路又は回転経路で可動性の仕切りを前進させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  7. 前記駆動機構が、ハンドホイールに操作可能に接続された供給スクリューを備えるスクリュー引上げ機構である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  8. 前記分配プレートが非凸状である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  9. 前記開口部が、1mm〜12mmの内接円直径を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパーソナルケア製品。
  10. 前記分配プレートが、25cm2超の表面積を有する、請求項1に記載のパーソナルケア製品。
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