JP2010526806A - 純粋なパリペリドン、およびその製造方法 - Google Patents
純粋なパリペリドン、およびその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、約0.1%未満、好ましくは約0.05%未満、およびより好ましくは約0.02%未満の不純物を含む、純粋なパリペリドン、ならびにそれを得るための精製方法に関する。
Description
発明の技術分野
本発明は、パリペリドン(「PLP」)の、その不純物からの精製方法に関する。同様に、本発明は純粋なパリペリドンに関する。
本発明は、パリペリドン(「PLP」)の、その不純物からの精製方法に関する。同様に、本発明は純粋なパリペリドンに関する。
関連出願の相互参照
本特許出願は、米国仮出願第60/963,922号(2007年8月7日出願)、第60/928,745号(2007年5月10日出願)、第60/935,093号(2007年7月26日出願)、第60/928,747号(2007年5月10日出願)、第60/930,392号(2007年5月15日出願)、第60/929,126号(2007年6月14日出願)、第60/958,571号(2007年7月5日出願)、第60/929,703号(2007年7月10日出願)、および第60/935,094号(2007年7月26日出願)の利益を主張し、そして米国出願第11/889,558号(2007年8月14日出願)の利益を主張し、そしてそれら開示は、参照により本明細書に組み込まれ、そして本特許出願は、米国出願第11/889,558号の一部継続出願である。
本特許出願は、米国仮出願第60/963,922号(2007年8月7日出願)、第60/928,745号(2007年5月10日出願)、第60/935,093号(2007年7月26日出願)、第60/928,747号(2007年5月10日出願)、第60/930,392号(2007年5月15日出願)、第60/929,126号(2007年6月14日出願)、第60/958,571号(2007年7月5日出願)、第60/929,703号(2007年7月10日出願)、および第60/935,094号(2007年7月26日出願)の利益を主張し、そして米国出願第11/889,558号(2007年8月14日出願)の利益を主張し、そしてそれら開示は、参照により本明細書に組み込まれ、そして本特許出願は、米国出願第11/889,558号の一部継続出願である。
背景
パリペリドン、3−[2−[4−(6−フルオロベンゾ[d]イソキサゾール−3−イル)−l−ピペリジル]エチル]−7−ヒドロキシ−4−メチル−1,5−ジアザビシクロ[4.4.0]デカ−3,5−ジエン−2−オンは、ベンズイソキサゾール誘導体の化学分類に属する5−HT拮抗薬であり、そして、以下の構造式を有するラセミ混合物である。
パリペリドン、3−[2−[4−(6−フルオロベンゾ[d]イソキサゾール−3−イル)−l−ピペリジル]エチル]−7−ヒドロキシ−4−メチル−1,5−ジアザビシクロ[4.4.0]デカ−3,5−ジエン−2−オンは、ベンズイソキサゾール誘導体の化学分類に属する5−HT拮抗薬であり、そして、以下の構造式を有するラセミ混合物である。
パリペリドンは、リスペリドンの代謝産物である。「インベガ(Invega)(登録商標)」の名前で市販されているが、パリペリドンは、統合失調症の治療のために、米国において承認された向精神薬である。
パリペリドンの合成方法は、米国特許第5,158,952号明細書に記載されている。パリペリドン前駆体である(3−(2−クロロエチル)−2−メチル−9−ベンジルオキシ−4H−ピリド[1,2−a]−ピリミジン−4−オン)の別の合成方法が、上の刊行物中に記載されている。
任意の合成化合物のように、パリペリドンは、多くの源由来の異物または不純物を含み得る。それらは、未反応の出発物質、反応の副生成物、副反応の産物、または分解産物であり得る。パリペリドン中の不純物、または任意の医薬品有効成分(API)は、所望ではなく、そして極端な場合、APIを含む剤形で治療される患者に対して有害でさえあり得る。
API中の不純物は、API自体の分解から生じ得ることがまた、当技術分野において既知であり、そしてそれは貯蔵の間における、および化学合成を含む製造工程における純粋なAPIの安定性に関係している。工程における不純物は、未反応の出発物質、出発物質に含まれる不純物の化学誘導体、合成における副生成物、および分解産物を含む。
APIの保存期限における要素である安定性に加えて、大量生産用の製造工程において製造されるAPIの純度は、商業化のために明らかに必要な条件である。化学的製造工程において導入された不純物は、非常に少量に制限されなければならず、そして実質的に存在しないことが好ましい。例えば、医薬品規制調和国際会議(「ICH」)の、API製造業者のためのQ7Aガイダンスは、製造工程における不純物は、原料の質を特定することによって、製造工程のパラメーター、例えば温度、圧力、時間および化学量論的比率の制御によって、ならびに製造工程において、結晶化、蒸留および液液抽出を含めることによって、設定限度未満に維持されることを要求する。
化学反応の製造物の混合物が、医薬基準に適合する十分な純度を有する単一の化合物であることは稀である。反応の副産物および副生成物、ならびに反応において使用される補助剤はまた、大部分の場合、製造物の混合物中に存在する。APIであるパリペリドンの製造過程における特定の段階において、それが引き続きの処理に、および最終的には医薬品における使用に好適であるか否かを決定するために、通常はHPLC、TLCまたはGC分析によって純度を分析されなければならない。絶対的な純粋性は、通常得られない、理論的な理想であるため、APIは、絶対的に純粋である必要はない。むしろ純度の基準は、APIができる限り不純物を除かれていることを、従って臨床における使用のために、できる限り安全であることを保証する目的で設定される。上で議論されたように、米国において、食品医薬品局のガイドラインは、幾つかの不純物の量は0.1%未満に制限されるべきであると推奨している。
一般的に、副生成物、副産物、および補助剤(まとめて「不純物」)は、分光学的に、および/または別の物理学的方法を用いて同定され、ならびに例えばクロマトグラムにおけるピークの位置と、またはTLCプレート上のスポットと関連する(Strobel p. 953, Strobel, H.A.; Heineman, W.R., Chemical Instrumentation: A Systematic Approach, 3rd dd. (Wiley & Sons: New York 1989))。したがって、不純物は、例えばクロマトグラムにおける相対的な位置によって同定されることができ、ここでクロマトグラム中における当該位置は、カラム上への試料の注入と、特定の成分の溶出との間の時間で、検出器を通じて従来測定される。クロマトグラムにおける相対的位置は、「保持時間」として知られている。
保持時間は、機器の使用条件に、および多くの他の要素に基づいて、平均値の周りを変動し得る。かかる変動が不純物の正確な同定において有する効果を軽減するために、実施者は、「相対的保持時間(「RRT」)」を、不純物を同定するために使用する(Strobel p. 922)。不純物のRRTとは、基準マーカーの保持時間で割られた、その保持時間である。検出されるために十分に多い量であって、カラムを飽和しない程度に十分に低い量で混合物中に添加され、または存在する、API以外の化合物を選択し、および当該化合物をRRTの決定のための基準マーカーとして使用することは有利であり得る。
パリペリドンの2つの潜在的な不純物は:3−[2−[4−(6−フルオロベンゾ[d]イソキサゾール−3−イル)−1−オキシピペリジン−1−イル]エチル]−7−ヒドロキシ−4−メチル−1,5−ジアザビシクロ[4.4.0]デカ−3,5−ジエン−2−オン(PLP−NO)、および2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸]−7−ヒドロキシ−2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル−エチルエステル(PLP−car)である:
これらの不純物は、最終産物中に残存する。
さらに、市販の錠剤であるインベガ(登録商標)は、0.10%のPLP−NOを含んでいるように思われる。
当技術分野において、より高い純度を有するパリペリドンに関する、ならびにそれを得るための精製方法に関する必要性が存在する。
発明の概要
一つの実施形態において、本発明は、約0.1%未満の不純物Xを含むパリペリドンを提供する。好ましくは、本発明のパリペリドンは、約0.05%未満の、より好ましくは約0.02%未満の不純物Xを含む。
一つの実施形態において、本発明は、約0.1%未満の不純物Xを含むパリペリドンを提供する。好ましくは、本発明のパリペリドンは、約0.05%未満の、より好ましくは約0.02%未満の不純物Xを含む。
別の実施形態において、本発明は、少なくとも約98%の全体純度を有するパリペリドンを提供する。好ましくは、全体純度が少なくとも約99%、最も好ましくは少なくとも約99.9%である。
別の実施形態において、本発明はパリペリドンを精製する方法を提供する。
発明の詳細な説明
本明細書において使用される用語「CMHTP」は、以下の構造:
本明細書において使用される用語「CMHTP」は、以下の構造:
の3−(2−クロロエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−9−ヒドロキシ−2−メチル−4H−ピリド[1,2−a]−ピリミジン−4−オンのことである。
本明細書で使用される用語「FBIP」は、以下の構造:
の6−フルオロ−3−ピペリジノ−1,2−ベンズイソキサゾールのことである。
本明細書で使用される用語「PLP−NO」は、以下の構造:
の3−[2−[4−(6−フルオロベンゾ[d]イソキサゾール−3−イル)−1−オキシピペリジン−1−イル]エチル]−7−ヒドロキシ−4−メチル−1,5−ジアザビシクロ[4.4.0]デカ−3,5−ジエン−2−オンのことである。
本明細書で使用される用語「PLP−car」とは、PLPカルバメート、またはパリペリドンカルバメート、すなわち、以下の構造:
の2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸]−7−ヒドロキシ−2−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル−エチルエステルのことである。
本明細書で使用される用語「不純物X」は、下の実施例に記載されたHPLC方法に基づく、パリペリドンの保持時間に対する相対的保持時間(「RRT」)が約1.27である、パリペリドンの潜在的な不純物のことである。
本明細書で使用される用語「減圧」は、100mmHg未満の圧力のことである。
本出願において、用語「室温」は、約20℃〜約25℃の温度を意味する。
本明細書において、用語「スラリー化」は、液体中における固体混合物を攪拌すること、例えば液体中における固体粉末の懸濁液を攪拌することを意味する。
本明細書において使用される用語「N/D」は、何も検出されなかったことを示す。
本発明は、純粋なパリペリドン、およびその製造方法を提供する。本明細書において、「純粋なパリペリドン」は、約0.1%未満の不純物Xを含むパリペリドンのことである。好ましくは、本発明のパリペリドンは、約0.05%未満の、そしてより好ましくは約0.02%未満の不純物Xを含む。純度は、好ましくはHPLCによって測定され、そしてHPLC中において示される%面積として示される。
本発明の純粋なパリペリドンは、少なくとも約98%の全体純度を有する。好ましくは、全体純度は、少なくとも約99%、最も好ましくは少なくとも約99.9%である。例えば、本発明の純粋なパリペリドンの全体純度は、約98%〜約99.95%、約98%〜約99.99%、約99%〜約99.95%、または約99%〜約99.99%であり得る。純度は好ましくは上で記載された通りに測定される。
本発明は、パリペリドンの精製を通じて、純粋なパリペリドンを製造するための方法を提供する。本方法は:C3〜6ケトン、またはそれと水との混合物、N−メチルピロリドン、C3〜6アミド、ハロ置換C6〜12芳香族炭化水素、プロピレングリコール、ジメチルスルホキシド、ジメチルカーボネート、C1〜4アルキルアルコール、C1〜8アルキルアルコールと水との混合物、アセトニトリル、またはそれと水との混合物、C2〜6アルキルアセテート、または水とのその混合物、セロソルブ、ジメチルカーボネート、ポリエチレングリコールメチルエーテル、およびC2〜8エーテルからなる群から選択される溶媒から、パリペリドンを結晶化することを含む。結晶化は、上の溶媒中にパリペリドンを溶解することによって、好ましくは完全に溶解させるために反応混合物を加熱することによって、その後、得られる溶液を冷却することによって好ましくは行なわれ、それによりパリペリドンが結晶化する。好ましいC3〜C6ケトンは、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、およびメチルイソブチルケトン(MIBK)である。好ましいC3〜6アミドは、ジメチルアセトアミド、およびジメチルホルムアミドである。好ましいハロ置換C6〜12芳香族炭化水素は、クロロベンゼン、およびジクロロベンゼンである。好ましいC1〜4アルキルアルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、および2−ブタノールである。好ましいC2〜6アルキルアセテートは、酢酸エチル、および酢酸イソブチルである。好ましいC2〜8エーテルは、ジブチルエーテル、およびポリエチレングリコール(PGME)である。最も好ましくは、溶媒は、アセトンと水との混合物である。混合物(例えば、アセトン:水、エタノール:水など)が使用される時、溶媒間の比は、体積比で約1:1〜約3:1である。アセトン対水の比は、好ましくは体積比で約3:1である。結晶化の後において、得られる産物は、好ましくは濾過によって回収され、得られる結晶を洗浄し、そして乾燥し、好ましくは減圧下で一晩乾燥される。
上の工程で得られるパリペリドンは、不純物Xを約0.1%未満の量で、およびPLP−carを約0.2%未満の量で好ましくは含み、そして不純物Xを約0.05%未満の量で、およびPLP−carを約0.1%未満の量でより好ましくは含む。上の結晶化工程は、得られるパリペリドンをさらに精製するために繰り返されてもよく、その結果、不純物XおよびPLP−carのレベルは約0.02%未満に減少され得る。
上の工程で得られるパリペリドンの全体純度は、少なくとも約98%、より好ましくは少なくとも約99%、そして最も好ましくは少なくとも約99.9%である。好ましくは、純度は上で記載されたとおりに測定される。
本発明は、パリペリドンの第一の溶媒の溶液を貧溶媒と混合することによって、パリペリドンを結晶化することを含む、純粋なパリペリドンを製造する方法を提供する。好ましくは、当該溶液は、ジクロロメタン中にパリペリドンを溶解することによって、好ましくは還流温度で溶解することによって得られる。得られる溶液はその後冷却され、好ましくは約0℃〜約30℃に、好ましくは約20℃〜約30℃に、そして最も好ましくは約25℃に冷却され、その後に上で記載された貧溶媒と混合する。当該混合は、任意の順番で行なわれてもよく、例えば貧溶媒が溶液へ加えられてもよく、または溶液が貧溶媒へ加えられてもよい。熱い溶液が貧溶媒へ加えられるとき、温度の違いは早い結晶化を引き起こす。添加は、一滴ずつ、または一度に行なわれてもよい。好ましくは第一の溶液は:ジクロロメタン、ジオキサンおよびC1〜C4アルキルアルコールからなる群から選択される。最も好ましくは、第一の溶液は:ジクロロメタン、ジオキサン、ブタノールおよびn−プロパノールからなる群から選択される。好ましくは、貧溶媒は、C3〜C6ケトン、C3〜C6エーテル、アセトニトリル、C3〜C7直鎖および環状炭化水素、C6〜C12芳香族炭化水素、ならびに水からなる群から選択される。より好ましくは、貧溶媒は:メチルt−ブチルエーテル(MTBE)、MEK、アセトン、MEBK、アセトニトリル、シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、ベンゼン、キシレン、および水からなる群から選択される。さらにより好ましくは、貧溶媒は、MTBE、MEK、アセトニトリル、シクロヘキサン、ヘプタン、トルエン、および水からなる群から選択される。最も好ましくは、貧溶媒は、アセトニトリル、MEK、トルエン、およびMTBEからなる群から選択される。得られる混合物はその後、好ましくは少なくとも約5分間、または結晶化が起こるまで維持され、より好ましくは約5分〜約6時間、最も好ましくは約1.5時間維持され、そして好ましくは攪拌しながら維持される。得られる産物は、好ましくは濾過によって回収される。
上の工程でパリペリドンは、不純物Xを約0.1%未満の量で(好ましくは約0.05%未満の量で)およびPLP−carを約0.04%未満の量で好ましくは含む。上の結晶化工程は、得られるパリペリドンをさらに精製するために繰り返されてもよく、その結果、不純物およびPLP−carのレベルは、約0.02%未満に減少され得る。
上の工程によって得られるパリペリドンの全体純度は、少なくとも約98%、より好ましくは少なくとも約99%、そして最も好ましくは少なくとも約99.9%である。好ましくは当該純度は、上で記載された通りに測定される。
本発明は、パリペリドンを有機溶媒中でスラリー化することを含むパリペリドンの精製による、純粋なパリペリドンの製造方法を提供する。好ましくは、スラリー化は、約20℃〜約70℃で、より好ましくは約25℃〜約65℃で行なわれる。好ましくは、当該スラリー化は、パリペリドンを純粋にするために十分な時間で、より好ましくは約30分〜約24時間で行なわれる。好ましくは、有機溶媒は、C1〜C4アルキルアルコール、C3〜C5ケトン、および水から選択される。好ましくは、有機溶媒は、メタノール、メタノール、イソプロパノール、アセトン、および水から選択される。得られる産物は、好ましくは濾過によって回収される。
上の工程で得られるパリペリドンは、不純物Xを約0.1%未満の量で(好ましくは約0.05%未満の量で)、およびPLP−Carを約0.04%未満の量で好ましくは含む。上のスラリー化工程は、得られるパリペリドンをさらに精製するために繰り返されてもよく、その結果、不純物XおよびPLP−carのレベルは、約0.02%未満に減少され得る。
上の工程によって得られるパリペリドンの全体純度は、少なくとも約98%、より好ましくは少なくとも約99%、そして最も好ましくは少なくとも約99.9%である。好ましくは、当該純度は、上で記載された通りに測定される。
本発明は、約0.1%超のX、または約2%超の任意の他の不純物を含むパリペリドンの溶液を提供し;当該溶液を微粉炭素と混合し;そして純粋なパリペリドンを得るために当該混合物を濾過することを含む、パリペリドンの精製による、純粋なパリペリドンの製造方法をさらに提供する。濾過ステップは、微粉炭素を除去するために行なわれる。好ましくは、当該溶液は、有機溶媒中にパリペリドンを溶解することによって得られる。当該有機溶媒は、好ましくは、アセトン:水の混合物である。好ましくは、微粉炭素は、活性炭である。活性炭は、HBウルトラ、CGPスーパー、GBG、SXプラス、ROX0.8、およびAスーパーeurからなる群から好ましくは選択される。濾過は、好ましくはハイ−フローを通じて行なわれる。
上の工程で得られるパリペリドンは、不純物Xを約0.1%未満の量で(好ましくは約0.05%未満の量で)、およびPLP−carを約0.05%未満の量で好ましくは含む。上の結晶化工程は、得られるパリペリドンをさらに精製するために繰り返されてもよく、その結果、当該XおよびPLP−carのレベルは、約0.02%未満に減少され得る。
上の工程によって得られるパリペリドンの全体純度は、少なくとも約98%、より好ましくは少なくとも約99%、そして最も好ましくは少なくとも約99.9%である。好ましくは、当該純度は、上で記載された通りに測定される。
本発明はまた、上で記載されたパリペリドン精製方法の任意の一つによって製造される、純粋なパリペリドンに関する。
特定の好ましい実施形態に関して本発明を記載したが、他の実施形態は、明細書の検討から当業者にとって明らかとなるだろう。本発明は、パリペリドンの精製を詳細に記載している以下の実施例の参照によって、さらに定義される。材料および方法の量の多くの改良が、本発明の範囲から離れることなく行なわれ得ることは、当業者にとって明らかであるだろう。
試料溶液の調製
約10mgのパリペリドン試料を正確に量り、10mLの容量フラスコへ入れ、1mLのアセトニトリルを加え、塊が観察されなくなるまで(数分間)超音波で分解し、そして希釈液で希釈した。
約10mgのパリペリドン試料を正確に量り、10mLの容量フラスコへ入れ、1mLのアセトニトリルを加え、塊が観察されなくなるまで(数分間)超音波で分解し、そして希釈液で希釈した。
計算
未知の不純物の量は、以下のように計算される:
未知の不純物の量は、以下のように計算される:
上のHPLC方法を使用して得られた本発明のパリペリドン試料の分析の、標準的なクロマトグラムを図1に、HPLCデータを図2に示す。HPLC方法によって決定された、化合物の標準的な保持時間および(パリペリドンに対する)相対的保持時間を、下の表に記載した。
実施例1:結晶化による、不純物Xからのパリペリドンの精製
示された容量の、示された溶媒中において、Xが混入したパリペリドンのスラリーを、示された温度で完全に溶解するまで加熱した(ここで、下の表中に示される各々の比は、すぐ先で挙げられた2つの溶媒の体積比を表す)。当該化合物を溶解した後、オイルバスを除き、そして当該溶液を室温に冷却した(温度が指定されている場合を除く)。固体を濾過し、そして次の表に示したように分析した。
示された容量の、示された溶媒中において、Xが混入したパリペリドンのスラリーを、示された温度で完全に溶解するまで加熱した(ここで、下の表中に示される各々の比は、すぐ先で挙げられた2つの溶媒の体積比を表す)。当該化合物を溶解した後、オイルバスを除き、そして当該溶液を室温に冷却した(温度が指定されている場合を除く)。固体を濾過し、そして次の表に示したように分析した。
実施例2:不純物Xを含まないパリペリドンの製造
28gのパリペリドン(0.26%のXを含有)の、1120mlのアセトン/水(3:1)の混合物中におけるスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。1時間後、当該溶液を0〜4℃に冷却し、濾過し、そして60mlのアセトンで洗浄した。当該手順を3回繰り返し、そして最終的に当該物質を真空オーブン中、50℃で、減圧下で一晩かけて乾燥し、0.02%未満のXを含むパリペリドンを15.2g得た。
28gのパリペリドン(0.26%のXを含有)の、1120mlのアセトン/水(3:1)の混合物中におけるスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。1時間後、当該溶液を0〜4℃に冷却し、濾過し、そして60mlのアセトンで洗浄した。当該手順を3回繰り返し、そして最終的に当該物質を真空オーブン中、50℃で、減圧下で一晩かけて乾燥し、0.02%未満のXを含むパリペリドンを15.2g得た。
実施例3:異なる溶媒の添加による、不純物Xからのパリペリドンの精製
20容量(ml/g)のジクロロメタン中におけるパリペリドン(0.41%のXを含む)のスラリーを完全に溶解するまで過熱還流した。当該溶液を室温へと冷却し、そして示された貧溶媒を、沈殿が生じるまで徐々に添加した。当該混合物を室温で1.5時間攪拌し、そして固体を減圧濾過によって回収し、そして次の表に示すように分析した。
20容量(ml/g)のジクロロメタン中におけるパリペリドン(0.41%のXを含む)のスラリーを完全に溶解するまで過熱還流した。当該溶液を室温へと冷却し、そして示された貧溶媒を、沈殿が生じるまで徐々に添加した。当該混合物を室温で1.5時間攪拌し、そして固体を減圧濾過によって回収し、そして次の表に示すように分析した。
実施例4:異なる溶媒中におけるスラリー化による、不純物Xからのパリペリドンの精製
示された容量の、示された溶媒の1つ中におけるパリペリドン(0.41%のXを含有)のスラリーを、次の表に示される示された温度、および示された時間で攪拌した。固体を減圧濾過によって回収し、そして分析した。当該結果を次の表に示す。
示された容量の、示された溶媒の1つ中におけるパリペリドン(0.41%のXを含有)のスラリーを、次の表に示される示された温度、および示された時間で攪拌した。固体を減圧濾過によって回収し、そして分析した。当該結果を次の表に示す。
実施例5:異なる温度における、異なる溶媒の添加による、不純物Xからのパリペリドンの精製
7容量(ml/g)の、次の表に示した溶媒の一つ中におけるパリペリドン(0.41%のXを含有)のスラリーを、完全に溶解されるまで加熱還流した。次の表に示される冷却された貧溶媒を一度に加えた。生じる固体を減圧濾過により回収し、そして次の表に示されるように分析した。
7容量(ml/g)の、次の表に示した溶媒の一つ中におけるパリペリドン(0.41%のXを含有)のスラリーを、完全に溶解されるまで加熱還流した。次の表に示される冷却された貧溶媒を一度に加えた。生じる固体を減圧濾過により回収し、そして次の表に示されるように分析した。
実施例6:異なる熱い溶媒の添加による、不純物Xからのパリペリドンの精製
示された溶媒中におけるパリペリドン(0.41%のXを含有)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。熱い溶液を、予め氷浴中で冷却された貧溶媒中へ一滴ずつ加えた。生じる固体を減圧濾過によって回収し、そして次の表に示されるように分析した。
示された溶媒中におけるパリペリドン(0.41%のXを含有)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。熱い溶液を、予め氷浴中で冷却された貧溶媒中へ一滴ずつ加えた。生じる固体を減圧濾過によって回収し、そして次の表に示されるように分析した。
実施例7:活性炭を通じた濾過による、不純物Xからのパリペリドンの精製
40容量(すなわち、g/40ml)の、アセトン/水(3:1、体積比)中におけるパリペリドン(0.67%のXが混入されている)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。化合物を溶解した後、熱い溶液をハイ−フローを通じて濾過し、そして氷浴中で冷却した。固体を濾過し、そして次の表に示されるように分析した。
40容量(すなわち、g/40ml)の、アセトン/水(3:1、体積比)中におけるパリペリドン(0.67%のXが混入されている)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。化合物を溶解した後、熱い溶液をハイ−フローを通じて濾過し、そして氷浴中で冷却した。固体を濾過し、そして次の表に示されるように分析した。
実施例8:結晶化による、PLP−Carからのパリペリドンの精製
示された容量における、次の表中に示された溶媒の一つ中におけるPLP−Carの混入したパリペリドンのスラリーを、示された温度で、完全に溶解するまで加熱した(ここで、下の表中に示される各々の比は、すぐ先で挙げられた2つの溶媒の体積比を表す)。当該化合物を溶解した後、オイルバスを除き、そして当該溶液を室温に冷却した(温度が指定されている場合を除く)。固体を濾過し、そして次の表に示したように分析した。
示された容量における、次の表中に示された溶媒の一つ中におけるPLP−Carの混入したパリペリドンのスラリーを、示された温度で、完全に溶解するまで加熱した(ここで、下の表中に示される各々の比は、すぐ先で挙げられた2つの溶媒の体積比を表す)。当該化合物を溶解した後、オイルバスを除き、そして当該溶液を室温に冷却した(温度が指定されている場合を除く)。固体を濾過し、そして次の表に示したように分析した。
実施例9:異なる溶媒の添加による、PLP−Carからのパリペリドンの精製
20容量(ml/g)のジクロロメタン中におけるパリペリドン(1.31%のPLP−Carを含む)のスラリーを完全に溶解するまで過熱還流した。生じる溶液を室温へと冷却し、そして次の表において示された貧溶媒を、沈殿が生じるまで徐々に添加した。当該混合物を室温で1.5時間攪拌し、そして固体を減圧濾過によって回収し、そして次の表に示すように分析した。
20容量(ml/g)のジクロロメタン中におけるパリペリドン(1.31%のPLP−Carを含む)のスラリーを完全に溶解するまで過熱還流した。生じる溶液を室温へと冷却し、そして次の表において示された貧溶媒を、沈殿が生じるまで徐々に添加した。当該混合物を室温で1.5時間攪拌し、そして固体を減圧濾過によって回収し、そして次の表に示すように分析した。
実施例10:異なる溶媒中におけるスラリー化による、PLP−Carからのパリペリドンの精製
示された容量の、示された溶媒の1つ中におけるパリペリドンのスラリーを、次の表に示される示された温度、および示された時間で攪拌した。固体を減圧濾過によって回収し、そして分析した。当該結果を次の表に示す。
示された容量の、示された溶媒の1つ中におけるパリペリドンのスラリーを、次の表に示される示された温度、および示された時間で攪拌した。固体を減圧濾過によって回収し、そして分析した。当該結果を次の表に示す。
実施例11:異なる温度における、異なる溶媒の添加による、PLP−Carからのパリペリドンの精製
7容量(ml/g)の、次の表に示した溶媒の一つ中におけるパリペリドン(1.31%のPLP−Carを含有)のスラリーを、完全に溶解されるまで加熱還流した。次の表に示される容量における(氷浴中で冷却された)貧溶媒を一度に加えた。生じる固体を減圧濾過により回収し、そして分析した(ここで分析結果を以下の表の通り示す)。
7容量(ml/g)の、次の表に示した溶媒の一つ中におけるパリペリドン(1.31%のPLP−Carを含有)のスラリーを、完全に溶解されるまで加熱還流した。次の表に示される容量における(氷浴中で冷却された)貧溶媒を一度に加えた。生じる固体を減圧濾過により回収し、そして分析した(ここで分析結果を以下の表の通り示す)。
実施例12:異なる熱い溶媒の添加による、PLP−Carからのパリペリドンの精製
示された溶媒中におけるパリペリドン(1.31%のPLP−Carを含有)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。熱い溶液を、予め氷浴中で冷却された,示された貧溶媒中へ一滴ずつ加えた。生じる固体を減圧濾過によって回収し、そして分析した(ここで、分析結果は次の表に示される通りである)。
示された溶媒中におけるパリペリドン(1.31%のPLP−Carを含有)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。熱い溶液を、予め氷浴中で冷却された,示された貧溶媒中へ一滴ずつ加えた。生じる固体を減圧濾過によって回収し、そして分析した(ここで、分析結果は次の表に示される通りである)。
実施例13:活性炭を通じた濾過による、PLP−Carからのパリペリドンの精製
40容量(g/ml)の、アセトン/水(3:1、体積比)中におけるパリペリドン(0.57%のPLP−Carが混入されている)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。化合物を溶解した後、熱い溶液をハイ−フローを通じて濾過し、そして氷浴中で冷却した。固体を濾過し、分析した(ここで、分析結果は次の表に示される通りである)。
40容量(g/ml)の、アセトン/水(3:1、体積比)中におけるパリペリドン(0.57%のPLP−Carが混入されている)のスラリーを、完全に溶解するまで加熱還流した。化合物を溶解した後、熱い溶液をハイ−フローを通じて濾過し、そして氷浴中で冷却した。固体を濾過し、分析した(ここで、分析結果は次の表に示される通りである)。
Claims (24)
- 約0.1%未満の不純物Xを含むパリペリドン。
- 約0.05%未満の前記不純物Xを含む、請求項1に記載のパリペリドン。
- 約0.02%未満の前記不純物Xを含む、請求項1に記載のパリペリドン。
- 約0.1%未満でXを含む、請求項1に記載のパリペリドン。
- 約0.05%未満でXを含む、請求項4に記載のパリペリドン。
- 約0.02%未満でXを含む、請求項5に記載のパリペリドン。
- 約0.2%未満でPLP−Carをさらに含む、請求項4〜6のいずれか一項に記載のパリペリドン。
- 約0.1%未満でPLP−Carをさらに含む、請求項4〜6のいずれか一項に記載のパリペリドン。
- 約0.05%未満でPLP−Carをさらに含む、請求項4〜6のいずれか一項に記載のパリペリドン。
- 約0.02%未満でPLP−Carをさらに含む、請求項4〜6のいずれか一項に記載のパリペリドン。
- 約0.1%未満で不純物Xを含む、少なくとも約98%の全体純度を有するパリペリドン。
- 少なくとも約99%の全体純度を有する、請求項11に記載のパリペリドン。
- 少なくとも約99.9%の全体純度を有する、請求項12に記載のパリペリドン。
- 約98%〜約99.9%の全体純度を有する、請求項11に記載のパリペリドン。
- 約99%〜約99.9%の全体純度を有する、請求項14に記載のパリペリドン。
- 約98%〜約99.99%の全体純度を有する、請求項11に記載のパリペリドン。
- 約99%〜約99.99%の全体純度を有する、請求項16に記載のパリペリドン。
- 約0.05%未満で不純物Xを含む、請求項11に記載のパリペリドン。
- 約0.02%未満で不純物Xを含む、請求項18に記載のパリペリドン。
- 約0.2%未満でPLP−carをさらに含む、請求項18に記載のパリペリドン。
- 約0.02%未満でPLP−carをさらに含む、請求項19に記載のパリペリドン。
- 請求項1に記載のパリペリドンを得るために、C3-6ケトン、C3-6ケトンと水との混合物、N−メチルピロリドン、C3-6アミド、ハロ置換C6-12芳香族炭化水素、プロピレングリコール、ジメチルスルホキシド、ジメチルカーボネート、C1-4アルキルアルコール、C1-4アルキルアルコールと水との混合物、アセトニトリル、アセトニトリルと水との混合物、C2-6アルキルアセテート、C2-6アルキルアセテートと水との混合物、セロソルブ、ジメチルカーボネート、ポリエチレングリコールメチルエーテル、およびC2-8エーテルからなる群から選択される少なくとも一つの溶媒からパリペリドンを結晶化することを含む工程によって製造される、請求項1に記載のパリペリドン。
- 溶媒からパリペリドンを結晶化することを含む工程によって製造され、前記結晶化のステップが、以下のステップ:
溶媒中に前記パリペリドンを溶解して溶液を得;
請求項1に記載のパリペリドンとしてパリペリドンの結晶化を誘導するために、前記溶液を貧溶媒と混合して混合物を形成すること
を含む、請求項1に記載のパリペリドン。 - 以下のステップ:
(a)約0.1%超のXを含むパリペリドン溶液を提供し;
(b)前記溶液を微粉炭素と混合し;および
(c)請求項1に記載のパリペリドンを得るために、ステップ(b)から得られる前記混合物を濾過すること
を含む工程によって製造される、請求項1に記載のパリペリドン。
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A02 | Decision of refusal |
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