JP2010523477A5 - - Google Patents

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JP2010523477A5
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Claims (20)

  1. 式A:
    Figure 2010523477
    により表される化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩であって、式中、それぞれ存在ごとに独立して、
    Xは、O、S、またはNRを表し;
    Yは、H、天然L−アミノ酸残基、天然D−アミノ酸残基、またはN−末端保護基を表し;
    Zは、−COR’、−SOH、−SONH、−B(OH)、−PO、または5−テトラゾリルを表し;
    Rは、それぞれ存在ごとに独立して、H、置換または非置換のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ニトロ、アジド、アルキルセレノ、ホルミル、アシル、カルボキシ、シリル、シリルオキシ、(アルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニルを表し;
    は、H、置換または非置換のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ニトロ、アジド、アルキルセレノ、ホルミル、アシル、カルボキシ、シリル、シリルオキシ、(アルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニルを表し;
    は、H、天然アミノ酸の側鎖、または非天然アミノ酸の側鎖を表し;
    は、H、天然アミノ酸の側鎖、または非天然アミノ酸の側鎖を表し;
    およびRは一緒になって、随意的に置換されうる3〜8員環を形成してもよく;
    R’は、それぞれ存在ごとに独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、またはヘテロアラルキルを表し;
    mは、1から約10の範囲の整数であり;
    nは、0から6の範囲の整数である、
    化合物。
  2. XがOであり;Zが−B(OH)であり;RがHであり; がHであり;mが1であり;Yが−末端保護基であり;nが0であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. がD−アミノ酸残基を形成する側鎖であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  4. がD−アミノ酸残基を形成する側鎖であることを特徴とする請求項2に記載の化合物。
  5. Yが、アシル、アルカノイル、スルホニル、カルバメートおよびシリルからなる群より選択され;nが0であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
  6. XがOであり;Zが−B(OH)であり;RがHであり;Rがアミノ酸残基トリプトファンの側鎖であり;RがHであり;mが1であり;Yがアシルであり;nが0であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  7. 式B:
    Figure 2010523477
    により表される化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩であって、式中、それぞれ存在ごとに独立して、
    Xは、O、または表し;
    Yは、−末端保護基を表し;
    Zは、−COR’、−SOH、−SONH、−B(OH)、−PO、または5−テトラゾリルを表し;
    Rは、それぞれ存在ごとに独立して、H、置換または非置換のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ニトロ、アジド、アルキルセレノ、ホルミル、アシル、カルボキシ、シリル、シリルオキシ、(アルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニルを表し;
    は、H、置換または非置換のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ニトロ、アジド、アルキルセレノ、ホルミル、アシル、カルボキシ、シリル、シリルオキシ、(アルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニルを表し;
    は、Hを表し;
    は、天然アミノ酸の側鎖を表し
    ’は、それぞれ存在ごとに独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、またはヘテロアラルキルを表し;
    mは、1あり;
    nは、0から6の整数である
    化合物。
  8. XがOであり;Zが−B(OH)であり;RがHであり; アミノ酸残基の側鎖であり;YがN−末端保護基であり;nが0であることを特徴とする請求項に記載の化合物。
  9. 患者のFAPを阻害するための医薬品製剤の製造に使用することを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  10. 請求項1記載の化合物を、1つ以上の薬学的に許容される賦形剤と共に含む、ヒト患者における使用に適した医薬品製剤。
  11. 経口投与用に処方されることを特徴とする請求項10記載の医薬品製剤。
  12. 哺乳動物のFAPを阻害するために投与される、
    式A:
    Figure 2010523477
    によって表されるFAP阻害剤またはそれらの薬学的に許容できる塩であって、
    式中、それぞれ存在ごとに独立して、
    Xは、O、S、またはNRを表し;
    Yは、H、天然L−アミノ酸残基、天然D−アミノ酸残基、またはN−末端保護基を表し;
    Zは、−CO R’、−SO H、−SO NH 、−B(OH) 、−PO 、または5−テトラゾリルを表し;
    Rは、それぞれ存在ごとに独立して、H、置換または非置換のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ニトロ、アジド、アルキルセレノ、ホルミル、アシル、カルボキシ、シリル、シリルオキシ、(アルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニルを表し;
    は、H、置換または非置換のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、スルフヒドリル、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ニトロ、アジド、アルキルセレノ、ホルミル、アシル、カルボキシ、シリル、シリルオキシ、(アルキルオキシ)カルボニル、(アリールオキシ)カルボニル、(アリールアルキルオキシ)カルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(アリールアミノ)カルボニル、(アリールアルキルアミノ)カルボニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニルを表し;
    は、H、天然アミノ酸の側鎖、または非天然アミノ酸の側鎖を表し;
    は、H、天然アミノ酸の側鎖、または非天然アミノ酸の側鎖を表し;
    およびR は一緒になって、随意的に置換されうる3〜8員環を形成してもよく;
    R’は、それぞれ存在ごとに独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、またはヘテロアラルキルを表し;
    mは、1から約10の範囲の整数であり;
    nは、0から6の範囲の整数である、
    FAP阻害剤。
  13. 前記FAP阻害剤の投与が癌の治療の一部であることを特徴とする請求項12記載のFAP阻害剤。
  14. 前記癌が、乳癌、大腸癌、卵巣癌、前立腺癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、黒色腫、線維肉腫、骨および結合組織の肉腫、腎細胞癌、巨細胞癌、扁平上皮癌、または腺癌であることを特徴とする請求項13に記載のFAP阻害剤
  15. シ、ヒツジ、ウマ、ブタ、げっ歯類、ネコまたはイヌの治療用であることを特徴とする請求項12に記載のFAP阻害剤
  16. ヒトの治療用であることを特徴とする請求項12に記載のFAP阻害剤
  17. 前記FAP阻害剤が経口投与されることを特徴とする請求項12記載のFAP阻害剤。
  18. XがOであり;Zが−B(OH) であり;R がHであり;R がHであり;mが1であり;YがN−末端保護基であり;nが0であることを特徴とする請求項12に記載のFAP阻害剤。
  19. がD−アミノ酸残基を形成する側鎖であることを特徴とする請求項12に記載の化合物。
  20. がD−アミノ酸残基を形成する側鎖であることを特徴とする請求項18に記載の化合物。
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