JP2010522303A - 回転ピストン機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フレーム、フレーム内に回転可能に取付けられたシリンダーライナー、シリンダーライナー内に共軸で取付けられたローター、及びフレームとシリンダーライナーとローターを連結するギヤー機構を持つ回転ピストン機関を提供する。
【解決手段】 このギヤー機構はシリンダーライナーとローターの間に配置された作動空間の外側にあり、ギヤー機構が、正及び負の回転速度間で周期的に振動する相対的運動のためにシリンダーライナーとローターを結合し、ギヤー機構とシリンダーライナーが、ローターと共に、自由度1を持つ五つの回転ジョイント及び一つの回転/直動ジョイントを持つ伝動装置を形成し、ギヤー機構が第一回転ジョイントによりフレーム上に回転可能に取付けられた回転要素、及び第二回転ジョイントにより回転要素に回転可能にかつ第三回転ジョイントによりシリンダーライナーにかつ回転/直動ジョイントによりローターに連結された連結棒を持つ。本発明は回転ピストン機関の多くの問題を解決し、かつほんの数個の部品を持つ簡単な設計を持つ。標準材料が使用されることができ、低い生産コストが達成される。信頼性ある作動空間の封止が好都合な温度分布を持って困難性なく確保されることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フレーム、フレーム内に回転可能に取付けられたシリンダーライナー、シリンダーライナー内に共軸で取付けられたローター、及びフレームとシリンダーライナーとローターを連結するギヤー機構を持つ回転ピストン機関であって、ギヤー機構がシリンダーライナーとローターの間に構成される作動空間の外側に配置され、さらにギヤー機構が、ローターがシリンダーライナーに対して周期的に進みかつ遅れるようにシリンダーライナーとローターを結合するものに関する。
一般的な回転ピストン機関は、例えばドイツ特許明細書DE27432から知られている。幾つかの連結棒を持つギヤー機構は、ここでは、互いの中に達する二つの軸上で作用し、これらの軸の一方はローターに連結され、他方はシリンダーライナーに連結される。ギヤー機構は合計七つの回転ジョイントを持つ。すなわち中空軸の内側の中心軸の取付け、フレームの内側の中空軸の取付け、及び二つの回転ジョイントをそれぞれ持つ二つの連結棒及びさらに合計三つの回転ジョイントを持つ連結棒である。シリンダー及び連結棒の周りのフレームの配置は、ギヤー機構の幾何学的寸法、及びローターとシリンダーライナーの間の相対的運動の角度範囲を制限する。
さらに、一般的な回転ピストン機関は、例えばUS特許明細書US1556843、WO00/79102A1,DE1926552A1及びEP0013947A1から知られている。
DE19740331A1,DE19753134A1及びWO2005/045198A1は、一般的な回転ピストン機関のためにオーバル形状ギヤーホイールを提案するが、それは実行できる解決にほとんど導かないであろう。
WO2007/009731A1は、非常に複雑なかつまた実行できる解決を導かないギヤー機構を記載する。
全てのこれらの知られた回転ピストン機関は一般的に、複雑な構造のギヤー機構を持ち、それは、シリンダーライナーとローターを連結し、正と負の回転速度の間で周期的に振動する相対的運動、または機関とシリンダーライナーを周期的に進めかつ遅らす相対的運動になる。
本発明は、コンパクトな設計及び比較的簡単なギヤー機構により特徴付けられる回転ピストン機関を提供することを意図している。
そうするために、本発明によれば、一般的な回転ピストン機関において、ギヤー機構及びシリンダーライナーが、ローターと共に、自由度1を持つ五つの回転ジョイントと一つの回転/直動ジョイントを持つ伝動装置を形成し、このギヤー機構が、第一回転ジョイントによりフレーム上に回転可能に取付けられた回転要素、及び第二回転ジョイントにより回転要素に回転可能にかつ第三回転ジョイントによりシリンダーライナーにかつ回転/直動ジョイントによりローターに連結された連結棒を持つ。
このタイプのコンパクトに構成されかつ比較的簡単なギヤー機構により、ローターとシリンダーライナーの間の必要な周期的に振動する相対的運動が達成されることができるだけでなく、この振動する相対的運動は、滑らかな移行を有する非常に均一なコースをとる。これは、個々のジョイントに低い応力をもたらし、特に、これらのジョイントに低いピーク力が発生することをもたらす。従って、本発明のギヤー機構は、均一にかつ滑らかに動き、高速及び高トルクを課されることができる。本発明による回転ピストン機関は、五つの回転ジョイントと一つの回転/直動ジョイント(回転スライドジョイントとも呼ばれる)を持つ自由度1の六つの部材の平坦な伝動装置を形成する。平坦な伝動装置は、全ての関節点が平行表面内で動くものを指す。
本発明の根底にある問題はまた、ギヤー機構とシリンダーライナーが、ローターと共に、自由度1の五つの回転ジョイントと二つのギヤーホイール伝動装置を持つ伝動装置を形成する一般的な回転ピストン機関により解決され、そこでは、ギヤー機構は、第一回転ジョイントによりフレーム上に回転可能に取付けられた回転円盤、第二回転ジョイントにより回転円盤に回転可能にかつ第三回転ジョイントによりシリンダーライナーに回転可能に連結された連結棒、ローター軸に不動に連結された第一ギヤーホイール、回転円盤に不動に連結された第二ギヤーホイール、及び第一及び第二ギヤーホイールとかみ合う少なくとも一つの中間ギヤーホイールを持つ。
ギヤー機構にたった三つの回転ジョイントと二つのギヤーホイール伝動装置を用いることにより、コンパクトでさらに安価な設計が達成されることができる。本発明によるこの解決は、小さくて低トルクの機関に対して特に適している。
本発明の根底にある問題はまた、ギヤー機構とシリンダーライナーが、ローターと共に、自由度1を持つ七つの回転ジョイントを持つギヤーを形成する一般的な回転ピストン機関で解決され、そこでは、ギヤー機構は、第一回転ジョイントによりフレーム上に回転可能に取付けられた回転円盤、第二回転ジョイントにより回転円盤に回転可能にかつ第三回転ジョイントによりシリンダーライナーに回転可能に連結された第一連結棒、及び第四回転ジョイントにより回転円盤に回転可能にかつ第五回転ジョイントによりローターに回転可能に連結された第二連結棒を持つ。
この方法では、シリンダーライナーとローターの間に達成される相対的運動は、もっぱら自由度1を持つ回転ジョイントを持つギヤー機構により得られることができる。このタイプのギヤー機構は、高精度でかつ低コストで製造されることができる。なぜなら回転ジョイントのみが作られなければならないからである。これらの回転ジョイントの適切な設計で、本発明によるこの解決により非常に高いトルクを伝動することができる。
ギヤー機構の他の設計にかかわらず実施されることができる本発明の実質的態様によれば、ギヤー機構は作動空間の半径方向外側でシリンダーライナーと係合する。
この方法では、回転ピストン機関の非常にコンパクトな設計を達成することができる。なぜならギヤー機構はシリンダーライナーに直接随伴し、特にギヤー機構とシリンダーライナーの間にフレーム支柱が配置されないからである。互いの中に達する軸の極めて費用集約的な使用はこのようにして省かれることができる。
ギヤー機構の他の設計特徴にかかわらず実施されることができる本発明のさらなる実質的態様によれば、シリンダーライナーはその外周によりフレーム内に取付けられる。
この方法では、シリンダーライナーは二面で取付けられることができ、それにもかかわらず、ギヤー機構は作動空間の半径方向外側でシリンダーライナーとまたはその外周と係合することができる。
本発明のさらなる特徴及び利点は、請求項によりかつ図面に関連してなされる本発明の好適実施態様の以下の説明により示される。示されかつ述べられた種々の実施態様の個々の特徴は、ここで、本発明の範囲を越えることなく必要に応じて互いに組み合わされることができる。
図1a−1bは、本発明によるかつ本発明の第一実施態様による種々の回転位置での回転ピストン機関の運動線図である。 図1c−1dは、本発明によるかつ本発明の第一実施態様による種々の回転位置での回転ピストン機関の運動線図である。 図2aは、本発明によるかつ3−Dワイヤーフレームモデルとしての第一実施態様による回転ピストン機関であり、図2bは、図2aの回転ピストン機関の分解組立図である。 図3a−3bは、本発明によるかつ第二実施態様による種々の回転位置での回転ピストン機関の運動線図である。 図3c−3dは、本発明によるかつ第二実施態様による種々の回転位置での回転ピストン機関の運動線図である。 図4aは、本発明の第二実施態様による3−Dワイヤーフレームモデルとしての回転ピストン機関であり、図4bは、図4aの回転ピストン機関の分解組立図である。 図5a−5bは、本発明によるかつ第三実施態様による種々の回転位置での回転ピストン機関の運動線図である。 図5c−5dは、本発明によるかつ第三実施態様による種々の回転位置での回転ピストン機関の運動線図である。 図6aは、本発明の第三実施態様によるかつ3−Dワイヤーフレームモデルとしての回転ピストン機関であり、図6bは、図6aの回転ピストン機関の分解組立図である。
図2aと2bの図は、本発明によるかつ本発明の第一実施態様による回転ピストン機関を示す。図2aの概略図に関して、個々の要素はワイヤーフレームモデルとして互いの中に描かれていることを心に留めなければならず、従って見る人に認識できない線もまた示されている。回転ピストン機関は、フレーム12内に回転可能に受け入れられているシリンダーライナー10を持つことを見ることができる。シリンダーライナー10はカップ状部14及びカバー板16を含み、カバー板16は組み立て状態ではシリンダーライナー10内の作動空間18を閉じる。シリンダーライナー10の内側にかつそれに同心で、ローター20が保持され、それはシリンダーライナー10に対して回転可能に取付けられている。シリンダーライナー10は、その中心縦軸の方向にシリンダーライナー10の全壁から延びる互いに対向した二つの略くさび形状のリブ22を持つ。中心縦軸に面するそれらのそれぞれの端部に、リブ22は封止ストリップ24を備えている。
ローター20はまた、ローター20の円筒状中心部28から半径方向外向きに延びる二つの対向リブ26を持ち、それらのくさび形状断面は半径の増加とともに先細りとなる。リブ26の外縁は封止ストリップ30を備えている。
シリンダーライナー10のカップ状部14内へのローター20の配置後、シリンダーライナー10のリブ22の封止ストリップ24はローター20の円筒状中心部28と封止接触する。ローターのリブ26の半径方向外端の封止ストリップ30もまた、シリンダーライナー10の内壁と封止接触する。シリンダーライナー10中へのローター20の挿入後、シリンダーライナー10の内側の作動空間18は、このようにして四つの部分に分割される。シリンダーライナー10に対するローター20の回転運動時に、これらの四つの部分は寸法を変化する。ローターとシリンダーライナー10の間の正及び負の回転速度間の周期的に振動する相対的運動により、作動空間18の種々の部分に存在するガスはこのようにして交互に凝縮かつ圧縮される。
シリンダーライナー10はその外壁に二つの出口開口32を備えており、その一つのみが図2a,2bの図で認識できる。ローター20の円筒状中心部28は中空に設計され、シリンダーライナー10内の作動空間18からのガスはローター20の円筒状中心部28の内部に入り込むことができ、環境中への最終分析をされることができる。逆に、入口開口34はまた、もちろん出口開口としてかつ出口開口32は入口開口として設計されることができる。
シリンダーライナー10は回転ピストン機関の作動時に連続的に回転するので、シリンダーライナー10はフレーム12に対して静止しているリング室(図2に示さず)によりまだ閉じられており、それが例えば給気室を提供する。
シリンダーライナー10は、フレーム12の好適な孔38に取付けられるシリンダー軸36によりフレーム12内にその一端で保持される。その他端で、シリンダーライナー10はフレーム12の好適な孔40内にその外周により回転可能に取付けられる。フレーム12のこの第二ベアリング孔40は極めて大きいので、小さい直径のシリンダー軸36を持つシリンダーライナー10が、シリンダー軸36がフレームの嵌め合い孔38の内側に配置されるまでこの孔40を通して押し込まれることができる。従って、シリンダー軸36に対向しかつ作動時にカバー板16により閉じられるシリンダーライナー10のその端部は、図2の見る人に面するフレーム12の前面から接近可能である。シリンダーライナー10のこの前端に、ガジオン(gudgeon)42が配置されており、それは下記のようにギヤー機構の連結棒44により係合される。
フレーム12は、図2に示された実施態様では、互いに平行に配置された合計三つのプレート46,48,50を持つ。図2のこれらのプレートの最後方のプレート46はシリンダー軸36を受け入れるための支持孔38を含み、中間プレート48はシリンダーライナー10の外周を受け入れるための支持孔40を含み、そして前方プレート50は回転クランクとして設計された回転要素54のガジオン53を受け入れるための支持孔52を含む。互いに平行に配置されたフレーム12の三つのプレート46,48,50は互いに平行に走る二本の棒56により連結されている。
ギヤー機構が、図2の前方プレート50とガジオン42が配置されているシリンダーライナー10の端部との間に配置され、このギヤー機構を用いてローター20とシリンダーライナー10の同期化が、これらがシリンダーライナー10のまたはローター20の回転運動時のゼロ交差(zero crossing)周りの周期的に振動する相対的運動を実施するように実行される。このようにしてギヤー機構は、シリンダーライナー10の外周、ローター20及びフレーム12と係合し、従ってシリンダーライナー10の内側にある作動室間18の外側に配置される。これは、作動空間18自体がギヤー機構の収容のための空間条件により影響を受けないように設計されることを可能にする。シリンダーライナー10の外周上のギヤー機構の係合はまた、ジョイントに低い応力を持ちながら非常に高いトルクの伝達を可能にする。前方プレート50とシリンダーライナー10との間のギヤー機構の配置はギヤー機構の設計に大きな許容度を与える。なぜならフレーム支柱またはハウジング壁が個々のギヤー部材の動きを制限しないからである。本発明による回転ピストン機関では、ローター20とシリンダーライナー10との間の160°の相対的回転角度が結果として達成されることができる。
ギヤー機構の第一回転ジョイントは回転要素54のガジオン53及びフレーム12の支持孔52により形成される。ギヤー機構は、回転要素54に加えて、第二回転ジョイントにより回転要素54に回転可能に連結されている連結棒44を持ち、この第二回転ジョイントは回転要素54のガジオン58により及び連結棒44の支持孔60により形成されている。回転要素54はさらに、第三回転ジョイントによりシリンダーライナー10に回転可能に連結され、この第三回転ジョイントは連結棒44の支持孔62によりかつシリンダーライナー10のガジオン42により形成されている。連結棒44はまた、連結棒44のガジオン64、ガジオン64を受け入れるための支持孔68を持つスライドブロック66、及びスライドブロック案内70より形成された回転/直動ジョイントによりローター20に連結され、このスライドブロック案内70はその長方形通過開口72をローター20の嵌合する長方形突起74に固定することによりローター20の中心部分28に不動に連結されている。スライドブロック66はこのようにしてスライドブロック案内70の内側で直線的な態様で動くことができ、連結棒44はまた、ガジオン64によりスライドブロック66の支持孔68内に回転可能に取付けられる。
図1a〜1dの図は本発明によるかつ概略図に基づく第一実施態様による回転ピストン機関の種々の回転位置を示す。この図では、シリンダーライナー10は円として描かれ、シリンダーライナー10の外周上のガジオン42は識別されることができる。明確化のためフレームは示されていないが、シリンダーライナー10は中心縦軸O1周りに回転する。
さらに、回転要素54のガジオン58により通過される円形経路は76により識別され、フレーム12上の回転要素54の回転点はO2により識別される。また、スライドブロック案内70が識別可能であり、それは一方側でローター20に不動に固定され、従ってシリンダーライナー10のかつローター20の中心縦軸O1から半径方向外向きに延びる。スライドブロック案内70の内側に、スライドブロック66は、それが案内70の内側で半径方向に動くことができるように保持されている。スライドブロック66、ガジオン42及び回転要素54のガジオン58は互いに連結棒44により連結されている。
図1aの図は、回転ピストン機関の第一回転位置を示し、回転ピストン機関の第二回転位置の図1bの図との比較に基づいて、示されるような反時計回りで、シリンダーライナー10が図1aの上部左のガジオン42の位置B1及び図1bの下部左のこのガジオン42の位置B2から識別可能である4分の1回転より幾らか先まで回転し続けることを見ることができる。しかし、ローター20は、図1aのスライドブロック案内70の位置C1及び図1bのこれの位置C2に対する比較で見ることができるように、より大きな角度で回転する。従って、ローター20は図1aと図1bの間でシリンダーライナー10を先導し、従ってローター20とシリンダーライナー10の間で正回転速度が得られる。シリンダーライナー10の角度B1,O1,B2周りの回転はローター20の角度C1,O1,C2周りの回転より小さい。従って、ローター20はシリンダーライナー10より速く回転する。
ガジオン58が図1cに示される位置、すなわち回転円76の底を通過し、それから回転し続けるとき、逆の場合が起こる。図1cの第三回転位置と図1dの第四回転位置の間で、シリンダーライナー10は、図1cのガジオン42の位置B3と図1dのガジオン42の位置B4の比較から見ることができるように、略4分の1回転、通過する。ローター20は、対照的に、図1cのスライドブロック案内70の位置C3と図1dのその位置C4の比較から見ることができるように、図1cの第三回転位置と図1dの第四回転位置の間で4分の1回転よりかなり小さい距離を通過する。従って、シリンダーライナー10が回転する角度B3,O1,B4は角度C3,O1,C4周りのローター20の回転より大きい。従って、図1cと1dの回転位置の間で、シリンダーライナー10はローター20より速く回転する。
幾何学的分析は、ローターの第一半回転の追い越し工程、すなわち図1aの第一回転位置と図1bの第二回転位置の間のものが、シリンダーライナー10の第二半回転の追い越し工程、すなわち図1cの第三回転位置と図1dの第四回転位置の間のものと正確に同じである。従って、シリンダーライナー10の及びローター20の全回転後、シリンダーライナー10とローター20の間の相対的回転はゼロである。シリンダーライナー10の及びローター20の連続回転の場合には、これはローター20及びシリンダーライナー10のゼロ交差周りで振動する相対的運動を、従って正及び負の回転速度の間で振動する相対的運動を導く。言い換えれば、ローター20は、略160°の回転角度にわたる相対的運動で、周期的にシリンダーライナー10に先導しまたは遅延する。
図1a,1b,1c,1d及び2a,2bの図に基づいて、第一実施態様による回転ピストン機関が合計六つの部材と七つのジョイントを持つ特別なギヤーを示す。それらの部材は、ここでは、シリンダーライナー10、ローター20、回転要素54、連結棒44、スライドブロック66及びフレーム12である。七つのジョイントは、フレーム12内のシリンダーライナー10の回転取付け、シリンダーライナー10内のローター20の回転取付け、フレーム12上の回転要素54の取付け、連結棒44上の回転要素54の取付け、シリンダーライナー10上の連結棒44の取付け、スライドブロック66上の連結棒44の取付け、及びスライドブロック案内70内のスライドブロック66の取付けにより形成される。全ての関節点は互いに平行な面内で動き、従ってこれは定義により平坦ギヤーである。全てのジョイントは自由度f=1をもつ。従って、ギヤーの自由度Fは1である。自由度Fは式
Figure 2010522303
によりもたらされ、ここでnは部材の数、g1は自由度F=1を持つジョイントの数、g2は自由度f=2を持つジョイントの数であり、本ケースの場合、g2=0である。
回転性に対して、このギヤーは四ジョイントギヤーのためのGrashof条件と同様な条件に合致すべきである。しかし、この条件はいかなる重大な困難性も与えない。
図4aの図は本発明の第二好適実施態様による回転ピストン機関の概略的ワイヤーフレームモデルを透視図で示し、図4bの図は図4aの回転ピストン機関を分解組立図で示す。図4aの図に関しては、図2aの図のようにそれ自体識別不可能な線が示されていることは注目されなければならない。図4aの回転ピストン機関は、既に説明した図2aからの回転ピストン機関のように、フレーム12の内側に回転可能に保持されたカバープレート16を備えたシリンダーライナー10を持つ。シリンダーライナー10及びフレーム12は図2aの回転ピストン機関のシリンダーライナー10及びフレーム12と同一に設計され、従って再び説明されない。
シリンダーライナー10は、図2の回転ピストン機関のローター20からほんのわずかに異なるローター80を収容し、従ってこれらの差のみ説明される。ローター80は図4aのその前端に短い軸82を持ち、その上に第一ギヤーホイール84が回転不可能に固定されることができる。回転ピストン機関の組立て状態では、短い軸82はカバープレート16を通して延び、カバープレート16から密閉され、ギヤーホイール84は次いで回転不可能に短い軸82上に固定される。
図4a,4bの回転ピストン機関は、回転円盤86をさらに持ち、この回転円盤86は、その中心から延びるガジオン88を持ち、その中心に同心で第二ギヤーホイール90を備えている。第二ギヤーホイール90はガジオン88上に回転不可能に配置され、ガジオン88は回転円盤86の中心からさらなるガジオン92と同じ側の方へ延びる。回転円盤86上の中心に配置されたガジオン88はフレーム12の支持孔52内に取付けられ、従って回転円盤86はフレーム12に対してその中心点周りの回転運動を実施することができる。
さらなるガジオン92は、一方ではガジオン92に対して回転可能にかつ他方ではシリンダーライナー10の外周上のガジオン42に対して回転可能に連結される連結棒94の関節的配置のために使用される。第一ギヤーホイール84及び第二ギヤーホイール90は、同じ寸法のものでありかつ同じ数の歯を持ち、支持ビーム98上にまたは支持ケージ内に自由に回転可能に配置されている二つの中間ギヤーホイール96により互いに連結される。二つの中間ギヤーホイール96は第一及び第二ギヤーホイール84,90の連結を確実にし、従って回転円盤86とローター80の回転運動の同期化を確実にする。連結棒94は、そのときシリンダーライナー10の回転運動を回転円盤86の回転運動と同期化するために使用され、ローター80とシリンダーライナー10は、シリンダーライナーとローター80の間の相対的運動が正及び負の回転速度の間で周期的に振動するように互いに結合される。
従って、フレーム12、ローター80及びシリンダーライナー10を互いに結合するギヤー機構は、シリンダーライナー10のガジオン42を回転円盤86のガジオン92に連結する連結棒94を含む。回転円盤86はまた、フレーム12上のその中心点周りに回転可能に取付けられる。回転円盤86はその中心点に同心で第二ギヤーホイール90を備えており、この第二ギヤーホイール90と二つの中間ギヤーホイール96により回転円盤86はその中心縦軸に同心の第一ギヤーホイール84を持つローター80に結合される。二つの中間ギヤーホイール96の代わりに、この場合にそのとき選択される修正設計により、唯一の中間ギヤーホイールが使用されることができることが示される。
図3a〜3dの図は図4aの回転ピストン機関の種々の回転位置を示す。図3aの回転位置から図3bの回転位置への変移に相当する第一半回転中のシリンダーライナー10の回転時に、回転円盤86及びそれにギヤーホイールにより連結されたローター80がシリンダーライナー10より速く回転することを見ることができる。従って、図3aと3bの回転位置の間で回転円盤86により通過された角度A1,O2,A2はこれらの二つの回転位置間でシリンダーライナー10が通過する角度B1,O1,B2より大きい。
図3cに示された回転位置から図3dに示された回転位置への変移に相当する第二半回転では、ローター80はそのときシリンダーライナー10より遅く回転する。なぜなら角度A3,O2,A4は角度B3,O1,B4より小さいからである。結果として、シリンダーライナー10とローター80は、正及び負の回転速度の間でゼロ交差周りに周期的に振動するシリンダーライナー10とローター80の間の相対的運動で、より正確に互いに対して動く。
ジョイント応力を減らしかつより高いトルクを伝達するために、図4aに示されたような第一ギヤーを配置し、かつシリンダーライナー10の対向側に第二回転機構を配置することももちろん可能である。さらに、ローター80及びシリンダーライナー10が、互いに対向した二つのリブのみならず、また例えば多区分作動空間を形成するために作動空間中に突出する四つのリブを持って設計されることができることがわかる。
図6aの図は、本発明による回転ピストン機関の第三好適実施態様を透視図でワイヤーフレームモデルとして示す。図6aでもまた、図2aと4aのように、見る人に認識できない線が描かれている。図6bの図は図6aからの回転ピストン機関を分解組立て図で示す。簡素化のため、図2aからの回転ピストン機関の種々の構成要素と異なる回転ピストン機関の部品のみが記載されている。例えば、シリンダーライナー10、カバープレート16、ローター20及びフレーム12は図2aからの回転ピストン機関のそれらと同一に設計されている。シリンダーライナー10、ローター20及びフレーム12を結合するギヤー機構は異なる設計のものである。このギヤー機構は回転円盤100を持ち、それはその中心点に同心で配置された支持ガジオン102によりフレーム12の支持孔52内に回転可能に配置されている。回転円盤100は回転円盤100の中心点からある距離に配置された二つのガジオン104と106を持つ。連結棒108,110の一つがそれぞれこれらの二つのガジオン104,106に回転可能に連結される。第一連結棒108はガジオン104に対向したその端部でシリンダーライナー10のガジオン42に回転可能に連結される。第二連結棒110はガジオン106に対向したその端部でローター20に回転可能に連結され、この連結はクランク112によりなされ、このクランク112は一方ではローター20の中心縦軸上に回転不可能に固定され、他方では第二連結棒110の支持孔116と一緒に回転ジョイントを形成するガジオン124を半径方向にかつこの中心縦軸からある距離に持つ。
図6aと6bに示された回転ピストン機関はこのようにして自由度1を持つ七つの回転ジョイントを持つギヤーを全体で形成する。ギヤー機構自体は、回転円盤100をフレーム12に連結しかつ回転円盤100上の同心軸ガジオン102とフレーム12上の支持孔52により形成される第一回転ジョイントを持つ。第二回転ジョイントは回転円盤100上のガジオン104と第一連結棒108上の第一支持孔118により形成される。第三回転ジョイントは第一連結棒108の第二支持孔120とシリンダーライナー10上のガジオン42により形成される。第四回転ジョイントは回転円盤100上のガジオン106と第二連結棒110上の第一支持孔122により形成される。第五回転ジョイントは第二連結棒110上の第二支持孔116とローター20のクランク112上のガジオン124により形成される。第六回転ジョイントは、シリンダーライナー10内のローター20の回転可能な取付けにより形成され、そして第七回転ジョイントはフレーム12内のシリンダーライナー10の回転可能な取付けにより形成される。
図2a,2b及び4a,4bによる回転ピストン機関におけるように、ギヤー機構は作動空間の半径方向外側でシリンダーライナー10と係合する。ギヤー機構はフレーム支柱等の挿入なしに、シリンダーライナー10及びローター20の前方に直接配置され、従ってギヤー機構はシリンダーライナー10またはローター20と直接係合することができ、非常にコンパクトで簡単な設計を達成する。さらに、シリンダーライナー10は同様に、フレーム12内にその外周により、すなわちフレームの中心プレート48の支持孔40内に取付けられる。あらゆるギヤー機構により伝達されるトルクを減らし、かつ例えば非常にコンパクトなポンプを構成するために、さらなる同一のギヤー機構がシリンダーライナーの背後に直接配置されることができることはわかる。
図5a〜5dの図は、選ばれた運動線図の図で、図6aの回転ピストン機関の種々の回転位置を示す。シリンダーライナー10は円により、ローター20はシリンダーライナーに同心のより小さな円により示される。シリンダーライナー10及びローター20は中心縦軸O1周りに回転する。回転円盤100は互いに同心の二つの円により示され、そこでは第一のより大きな円130はガジオン104の中心点の軌道を表し、第一の円に同心の第二のより小さな円132はガジオン106の中心点の軌道を表す。回転円盤100はフレーム12の支持孔52の中心点を通して走る軸O2周りに回転する(図6b参照)。第一連結棒108は簡単な線として示され、回転円盤100上のガジオン104をシリンダーライナー10上のガジオン42に連結する。第二連結棒110もまた、簡単な線として示され、回転円盤100上のガジオン106をローター20に不動に連結されているクランク112上のガジオン124に連結する。
図5aに示された第一位置から図5bに示された第二位置へのシリンダーライナー10及びローター20の回転位置の変移を基準として、シリンダーライナー10及びローター間の相対的回転が、図5aと5bの二つの回転位置間でローター20より速く回転するシリンダーライナー10で起こることを見ることができる。シリンダーライナー10またはそのガジオン42は図5aの位置B1から図5bの位置B2に回転する。ローター20またはガジオン124は図5aの位置D1から図5bの位置D2に回転する。角度B1,O1,B2は、ここでは、角度D1,O1,D2より大きく、従ってシリンダーライナー10はローター20より速く回転する。図5cと5dの回転位置間の変移により示された第二半回転では、ローター20はそのときシリンダーライナー10より速く回転する。シリンダーライナー10またはそのガジオン42は図5cの位置B3から図5dの位置B4まで回転する。ローター20またはクランク112上のガジオン124は対照的に図5cの位置D3から図5dの位置D4まで回転する。角度B3,O1,B4は角度D3,O1,D4より小さく、従ってシリンダーライナー10はローター20より遅く回転する。
幾何学的図は、第一半回転でのシリンダーライナー10の進みが第二半回転でのローター20の進みと全く同じであることを示す。これは、シリンダーライナー10、ローター20及び回転円盤100の全回転により、シリンダーライナー10の及びローター20の相対的回転がゼロであることを意味する。この結果は、シリンダーライナー10の及びローター20のリブ間の作動空間のセクターの交互圧縮及び膨張に相当する正及び負の回転速度の間で振動するシリンダーライナー10及びローター20の相対的運動である。
図5a〜5d及び6a,6bに示された回転ピストン機関もまた、特にそのギヤー機構は、平坦ギヤーのための前述の式に合致する。
まとめると、本発明は、シリンダーライナー及びそこに同心で取付けられたローターの回転運動に釣り合いかつピストンの機能に合致する比較的容易に構成されかつ容易に実施されるギヤー機構の三つの実施態様を提供する。図1a〜1d及び2a,2bによる第一回転機構は、シリンダーライナー10及びローター20と一緒に、自由度1を持つ一つの回転/直動ジョイント及び五つの回転ジョイントを持つ六つの部材の特別なギヤーを形成する。図3a〜3d及び図4a,4bによる第二ギヤー機構は、シリンダーライナー10及びローター80と一緒に、二つのギヤーホイール伝動装置と自由度1を持つ五つの回転ジョイントを持つ六つの部材の特別なギヤーを形成する。図5a〜5d及び図6a,6bにより提案された第三ギヤー機構は、シリンダーライナー10及びローター20と一緒に、自由度1を持つ七つの回転ジョイントを持つ六つの部材のギヤーを形成する。共通回転軸周りの排他的なシリンダーライナー10とローター20,80の間の純粋に回転的な相対的運動は非常に高度の封止を達成可能にする。なぜならそれぞれの封止ストリップ24,30(図2b参照)は横方向の力にさらされないからである。提案された設計の簡易性及び最適化のために利用できる多数の重要な幾何学的パラメーターは、シリンダーライナー10とローター20,80の間の作動空間内の作動工程が最適化されること、及びジョイント内の応力が減らされることを可能にする。それぞれのギヤー機構の結果として得られた設計は非常にコンパクトである。燃焼機関の設計において、本発明による回転ピストン機関はWankel機関のそれよりいっそうコンパクトでありうる。負荷変動のために弁は必要でなく、電荷注入のためにもはやカムシャフトの必要がない。回転シリンダーライナー10は追加の空気冷却をなしで済ますことを可能にする。

Claims (4)

  1. フレーム(12)、フレーム(12)内に回転可能に取付けられたシリンダーライナー(10)、シリンダーライナー(10)内に共軸で取付けられたローター(20)、及びフレーム(12)とシリンダーライナー(10)とローター(20)を連結するギヤー機構を持つ回転ピストン機関であって、ギヤー機構がシリンダーライナー(10)とローター(20)の間に配置された作動空間(18)の外側にあり、ギヤー機構が、ローター(20)がシリンダーライナー(10)に対して周期的に進みかつ遅れるようにシリンダーライナー(10)とローター(20)を結合するものにおいて、
    ギヤー機構とシリンダーライナー(10)が、ローター(20)と共に、自由度1を持つ五つの回転ジョイントと一つの回転/直動ジョイントを持つ伝動装置を形成し、ギヤー機構が、第一回転ジョイントによりフレーム(12)上に回転可能に取付けられた回転要素(54)、及び第二回転ジョイントにより回転要素(54)に回転可能にかつ第三回転ジョイントによりシリンダーライナー(10)に回転可能にかつ回転/直動ジョイントによりローター(20)に連結された連結棒(44)を持つことを特徴とする回転ピストン機関。
  2. フレーム(12)、フレーム(12)内に回転可能に取付けられたシリンダーライナー(10)、シリンダーライナー(10)内に共軸で取付けられたローター(80)、及びフレーム(12)とシリンダーライナー(10)とローター(80)を連結するギヤー機構を持つ回転ピストン機関であって、ギヤー機構がシリンダーライナー(10)とローター(80)の間に配置された作動空間(18)の外側に配置され、ギヤー機構が、ローター(80)がシリンダーライナー(10)に対して周期的に進みかつ遅れるようにシリンダーライナー(10)とローター(80)を結合するものにおいて、
    ギヤー機構とシリンダーライナー(10)が、ローター(80)と共に、自由度1を持つ五つの回転ジョイントと二つのギヤーホイール伝動装置を持つ伝動装置を形成し、ギヤー機構が、第一回転ジョイントによりフレーム(12)上に回転可能に取付けられた回転円盤(86)、第二回転ジョイントにより回転円盤(86)に回転可能にかつ第三回転ジョイントによりシリンダーライナー(10)に回転可能に連結された連結棒(94)、ローター軸(82)に回転しないように連結された第一ギヤーボイール(84)、回転円盤(86)に回転しないように連結された第二ギヤーホイール(90)、及び第一ギヤーホイール(84)及び第二ギヤーホイール(90)とかみ合う少なくとも一つの中間ギヤーホイール(96)を持つことを特徴とする回転ピストン機関。
  3. ギヤー機構が作動空間(18)の半径方向外側でシリンダーライナー(10)と係合することを特徴とする請求項1または2に記載の回転ピストン機関。
  4. シリンダーライナー(10)がフレーム(12)の内側にその外周により取付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の回転ピストン機関。
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