JP2010519503A - ジャイロスコープ又はその改善 - Google Patents

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Abstract

中央ハブ(43)から8つの柔軟な支持脚(44a〜44h)により支持されるリング構造体(42)を備えるジャイロスコープ構造体(41)である。キャパシタンス差を生じさせるために、1次駆動トランスジューサ(45a,45b)及び2次駆動トランスジューサ(46a,46b)はすべてがリング構造体(42)の外周周りに間隔を空けて配置され、キャパシタンス差を発生させるために1次ピックオフトランスジューサ(47a,47b)及び2次ピックオフトランスジューサ(48a,48b)はすべてがリング構造体(42)の内周周りに間隔を空けて配置されている。ジャイロスコープ構造体(41)は、キャパシタ差を生じさせるためにリング構造体(42)と間隔を空けて配置される、16個のキャパシタ板(49a〜49p)を備える。2つのグループのキャパシタ板(49a〜49d,49i〜49l)はすべてがリング構造体(42)の内周周りに配置され、2つのグループのキャパシタ板(49e〜49h,49m〜49p)はすべてがリング構造体(42)の外周周りに配置されている。それぞれのキャパシタ板(49a〜49p)は、リング構造体(42)の剛性を局部的に調整するためにリング構造体(42)に作用する既定の静電気力を発生させるために、配置されている。トランスジューサ(45a〜48b)及びキャパシタ板(49a〜49p)の配置によりリング構造体(42)とのキャパシタ差の変化の影響が減少し、ジャイロスコープ構造体のスケールファクタが改善される。

Description

本発明は、振動構造体ジャイロスコープ、特に、これに限るものではないが、微小電気機械システム技術を用いて構成されるコリオリ型ジャイロスコープ内での使用に適したジャイロスコープに関する。
微小電気機械システム(MEMS)技術を用いて製造されるコリオリ型ジャイロスコープは、大容量アプリケーションの範囲で現在幅広く用いられている。例えば自動車産業では、このようなジャイロスコープは、発達したブレーキシステム、アクティブサスペンション、又は、ロールオーバの検出及び防止用アプリケーションに用いることができる。このようなアプリケーションでのジャイロスコープの性能要求(performance requirement)は、特にジャイロスコープが誘導及び制御に用いられる一般の宇宙空間用及び軍事用の用途アプリケーションに比べ、相対的に厳しくない。バイアス(bias)及びスケールファクタ(scalefactor)の安定性の観点からMEMS型ジャイロスコープの性能が一般に十分でないため、このような要求の厳しいアプリケーションのMEMS型ジャイロスコープの使用は一般的ではない。
特許文献1に記載される装置はMEMS技術を用いて形成されるコリオリ型ジャイロスコープの例であり、大容量の自動車用アプリケーションの性能要求に合うように設計されている。この装置は、特許文献1の図1a及び図1bで示し、本出願の図1a及び図1bとして再び示すようなcos2θ振動モード対を用いて動作する。動作において、振動モードの一方は軸Pによって示すような1次搬送波モードに励起され、1次搬送波モード時の先端(extremities)が図1において破線で示されている。ジャイロスコープが、ジャイロスコープを形成する平面状シリコンリングの平面に垂直な軸の周りで回転する際に、軸Sによって示すような他方の振動モードにエネルギを結合するコリオリ力が発生する。他方のモードは2次応答モードであり、2次応答モード時の先端が図2において破線で示されている。応答モードでの誘発運動の振幅は、ジャイロスコープに作用する実際の回転速度と正比例の関係にある。
一般にこのようなジャイロスコープは、閉ループモードで操作される。このモードでは、1次搬送波振動モードPが共振最大値(resonance maximum)で位相同期ループに接続される1次駆動トランスジューサにより駆動され、運動の振幅は関連する自動利得制御ループを用いて略一定の値に保たれる。自動利得制御ループは、1次ピックオフトランスジューサで測定した際に運動の振幅を固定された前述のレベルと比較するため、及び、一定の信号レベル及び一定の運動の振幅を維持するように1次駆動トランスジューサの駆動レベルを力学的に調整するために、配置されている。このことは、ジャイロスコープが回転する際に誘発されるコリオリ力の大きさ、したがってスケールファクタが、1次搬送波モード運動の振幅と正比例の関係にあるため、重要である。コリオリ力は、2次ピックオフトランスジューサを用いて検出される2次応答モードSでの運動を誘発し、閉ループ操作モードではこのような運動は2次駆動トランスジューサによりほぼ無効にされる(nulled)。無効にされた状態を維持するために2次駆動トランスジューサにより発生する駆動力の値は、ジャイロスコープにコリオリ力が作用することによる実際の回転速度の直接指標(direct indication)であると理解される。
すなわち、スケールファクタの観点からこのようなジャイロスコープの正確性及び安定性は、1次ピックアップトランスジューサ及び2次駆動トランスジューサの正確性に依存する。1次ピックオフトランスジューサ又は2次駆動トランスジューサのいずれか一方の利得の変化は、スケールファクタに直接影響を与える。特許文献1で記述した装置では、1次ピックオフトランスジューサ及び2次駆動トランスジューサの両方の利得は、平面状シリコンリングと1次ピックオフトランスジューサ又は2次駆動トランスジューサに関連するそれぞれのトランスジューサ平板との間のキャパシタ差(capacitor gap)の安定性により、大きな影響を受ける。これらの差は、装置を製造する様々な部材の熱膨張によりジャイロスコープの温度範囲を操作することで、変化することが周知である。キャパシタ差の変化を誘発する温度の影響を最小限に抑えるため、低く、かつ、適合の(well matched)熱膨張係数を有する選択部材からジャイロスコープを製造することが望ましい。しかし、このような選択部材の熱膨張により未だにスケールファクタが大きく変化し、ジャイロスコープによって達成できる性能レベルを制限している。
一般に平面状シリコンリング構造体を用いる装置では、例えば1次搬送波モード及び2次応答モードの周波数であるcos2θ振動モード周波数が正確に調和していることが、必要となる。これにより、コリオリ力により誘発される運動が2次応答モードの質的要素により増幅されるため、最大感度を与える。2次応答モードの質的要素による増幅は、数千もの命令を可能にする。MEMS形成過程は、高精度の正確性での平面状シリコンリングの製造が可能である。しかし、一般にこのような構造の幾何学的な小さな欠陥により、1次搬送波モードと2次応答モードの周波数の間で小さな残留周波数スプリット(residual frequency split)が生じる。特許文献1に記述した装置では、この周波数スプリットは装置の作動の間に追加のトランスジューサにより補償可能であり、追加のトランスジューサは平面状リング構造体の外周側に配置される駆動トランスジューサ及びピックオフトランスジューサと同様の構成をしている。それぞれの追加トランスジューサは、平面状リング構造体の内周側に配置されている。すなわち、追加トランスジューサのキャパシタ平板と平面状シリコンリングとの間にDC電圧オフセットが印加される際には、負ばね(negative spring)として作用し、平面状シリコンリングの剛性を局部的に調整する静電気力が発生する。すなわち、振動モード周波数の正確な調和を補償するため、このような追加トランスジューサを用いて振動モード周波数を差動的に調整可能となっている。
追加トランスジューサにより適用される静電気力は、追加トランスジューサのキャパシタ板と平面状シリコンリングとの間のキャパシタ差に依存する。熱膨張によるキャパシタ差の変化により、1次搬送波モードと2次応答モードとの間で周波数スプリットが生じている温度において振動モード周波数の間に変化が生じる。一般にこのような周波数スプリットは、実際の回転速度により誘発される運動と例えば90°の位相関係を有する直交位相状態の2次応答モードの振動を引き起こし、その振動は装置が回転していない際でも存在し得る。このような運動により誘発される信号の大きさは、回転速度情報を提供するために用いられる取得される同相信号に比べ大きい。大きな直交信号の存在の中で取得される回転誘発信号を回復するには、検出システムの位相正確性が厳格に要求される。
正確に位相調整された電子装置により、直交信号をほぼなくすことができる。しかし一般には、位相調整を達成可能にする正確性が実際は制限されるため、直交信号は残留して本当の回転誘発同相信号に混成される。この制限が、この型のジャイロスコープでのバイアス誤差の主な原因となっている。
国際公開第2006/006597号パンフレット
本発明のある態様では、振動構造体型ジャイロスコープは、半導体基板と、振動する平面状のリング構造体と、前記半導体基板に対して前記リング構造体を支持するために配置される支持手段と、を備え、前記半導体基板、前記リング構造体及び前記支持手段は互いに略同一平面上に配置され、前記リング構造体に1次モードでの振動を、前記1次モードの共振周波数で発生させるために配置される少なくとも1つの1次駆動トランスジューサと、前記リング構造体の前記1次モードでの振動を検出するために配置される少なくとも1つの1次ピックオフトランスジューサと、前記リング構造体に略直交する軸回りに角速度が適用される際に誘発される2次モードでの振動を検出するために配置される少なくとも1つの2次ピックオフトランスジューサと、誘発された2次振動モードを無効にするために配置される少なくとも1つの2次駆動トランスジューサと、を備え、前記1次及び2次駆動トランスジューサ及び前記1次及び2次ピックオフトランスジューサは、すべてが前記リング構造体の円周周りに配置され、前記リング構造体の円周周りに配置され、振動周波数を調整する少なくとも2つのキャパシタ板を備え、少なくとも1つの前記キャパシタ板と前記リング構造体との間に電圧が印加された際には、前記1次及び2次モードの間の周波数差を減少させるように前記1次及び2次モードの周波数を差動的に調整するために、前記キャパシタ板と前記リング構造体との間に静電気力を発生させ、少なくとも1つの前記キャパシタ板は前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、その他の単数又は複数の前記キャパシタ板は前記リング構造体の内周側に配置され、前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの少なくとも1つは前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、その他の単数又は複数の前記駆動トランスジューサ又は単数又は複数の前記ピックオフトランスジューサは前記リング構造体の外周側に配置される。
前記キャパシタ板は協働対の状態で配置され、前記キャパシタ板のそれぞれの前記協働対の少なくとも一方の前記キャパシタ板は前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、前記キャパシタ板のそれぞれの前記協働対の他方の前記キャパシタ板は前記リング構造体の内周側に配置されてもよい。前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサのいずれか一方が1対の協働トランスジューサの状態で配置され、前記協働トランスジューサのそれぞれの対の少なくとも一方の前記トランスジューサは前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、前記協働トランスジューサのそれぞれの対の他方の前記トランスジューサは前記リング構造体の外周側に配置されてもよい。
前記キャパシタ板は協働対の状態で配置され、前記キャパシタ板の少なくとも1つの前記協働対が前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、前記キャパシタ板の1つ以上のその他の前記協働対が前記リング構造体の内周側に配置されてもよい。
前記キャパシタ板は4つのグループの状態で配置され、4つの前記キャパシタ板の少なくとも1つの前記グループが前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、前記キャパシタ板のその他の単数又は複数の前記グループが前記リング構造体の内周側に配置されてもよい。
前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサが1対の協働対の状態で配置され、前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの少なくとも1つの前記協働対が前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、前記トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの単数又は複数の前記協働対が前記リング構造体の外周側に配置されてもよい。
前記振動構造体型ジャイロスコープは、4つのグループの状態に配置される16個のキャパシタ板を備え、2つの前記キャパシタ板の前記グループが前記リング構造体の外周側に配置され、その他の2つの前記キャパシタ板の前記グループが前記リング構造体の内周側に配置されてもよい。
前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサが1対の協働対の状態で配置され、前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの2つの前記協働対が前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、前記トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサのその他の2つの前記協働対が前記リング構造体の外周側に配置されてもよい。
4つの前記キャパシタ板の前記グループのぞれぞれの前記キャパシタ板は、4つの前記キャパシタ板のその他の前記キャパシタ板のそれぞれに対応キャパシタ板を有し、前記対応キャパシタ板は共通電圧源に接続されるように配置されてもよい。
前記1次及び2次駆動トランスジューサ、前記1次及び2次ピックオフトランスジューサ及び前記キャパシタ板は互いに略同一平面上に配置され、前記半導体基板と略同一平面上に配置されてもよい。
前記支持手段は、径方向について柔軟な規格の2つ以上の脚を備え、それぞれの前記脚は、前記リング構造体の内周側に配置される前記半導体の中央ハブから一端が支持され、前記リング構造体の内周端に他端が連結されてもよい。また、前記支持手段は、径方向について柔軟な規格の2つ以上の脚を備え、それぞれの前記脚は、前記リング構造体の外周側の前記半導体基板から一端が支持され、前記リング構造体の外周端に他端が連結されてもよい。
前記リング構造体、前記支持手段、前記1次及び2次駆動トランスジューサ、前記1次及び2次ピックオフトランスジューサ及び前記キャパシタ板を覆う密閉空洞を形成するように、前記半導体基板が2つの支持基板の間で密閉されてもよい。
前記1次及び2次駆動トランスジューサ,前記1次及び2次ピックオフトランスジューサ及び前記キャパシタ板は、それぞれ2つの前記支持基板の一方により支持されてもよい。
前記キャパシタ板は、4つの前記キャパシタ板のグループの状態に配置され、4つ前記キャパシタ板の第1のグループが前記リング構造体の角度θと略同一となり、4つの前記キャパシタ板の第2のグループがθから90°ずれた角度と略同一となり、4つの前記キャパシタ板の第3のグループがθから180°ずれた角度と略同一となり、4つの前記キャパシタ板の第4のグループがθから270°ずれた角度と略同一の位置となるように、4つの前記キャパシタ板の前記グループが前記リング構造体について角度的に配置されてもよい。
以下、本発明を添付の図面を伴って、例示的に説明する。
先行技術に係るジャイロスコープリング及び1次搬送波モードの径方向への変位の作用を示す概略図。 先行技術に係るジャイロスコープリング及び2次応答モードの径方向への変位の作用を示す概略図。 先行技術に係るジャイロスコープのリング構造体及びキャパシタ板の構成を示す平面図。 先行技術に係るジャイロスコープの支持ガラス構造及びキャパシタ板の構成を示す、図2のリング構造体のA−A線断面図。 本発明に係るジャイロスコープのリング構造体及びキャパシタ板構の成を示す平面図。 本発明に係るジャイロスコープの支持ガラス構造及びキャパシタ板の構成を示す、図4のリング構造体のB−B線断面図。
発明の詳細な説明
図2に示すように、特許文献1で記述したようなジャイロスコープ構造体1は、中央ハブ3から8つの柔軟な(compliant)支持脚4a〜4hにより支持されるリング構造体2を有する。駆動トランスジューサ5a,5b,6a,6b及びピックオフトランスジューサ7a,7b,8a,8bはすべてリング構造体2の外周周りに配置され、キャパシタ差(capacitive gap)を発生させるためにそれぞれがリング構造体2から離れている。閉ループ操作では、2つの対面する1次駆動トランスジューサ5a,5bが、リング構造体2の1次運動を励起するために用いられる。励起された1次運動は2つの対面する1次ピックオフトランスジューサ7a,7bによって検出される。リング構造体2のコリオリ誘発運動は2つの対面する2次ピックオフトランスジューサ8a,8bを用いて検出され、2つの対面する2次駆動トランスジューサ6a,6bを用いてこのようなコリオリ誘発運動が無効にされる。ジャイロスコープ構造体1は、すべてがリング構造体2の内周側に位置し、キャパシタ差を発生させるためにそれぞれがリング構造体2から離れている16個のキャパシタ板9a〜9pを備える。それぞれのキャパシタ板9a〜9pは、リング構造体2の剛性を局部的に調整するためにリング構造体2に作用する既定の静電気力を、発生するために配置されている。
別の実施形態では、駆動トランスジューサ5a,5b,6a,6b及びピックオフトランスジューサ7a,7b,8a,8bがすべてリング構造体2の内周周り位置し、キャパシタ板9a〜9pがすべてリング構造体2の外周周りに位置している
ここで、図2を伴って記述した操作の閉ループモードで操作される際、ジャイロスコープ構造体1のスケールファクタSFRATEは、次のようになる。
Figure 2010519503
ここで、Vは1次モード振幅設定レベル、ωは1次モード共振周波数、kは共振器の寸法及びエレクトロニクス利得を含む定数、Gはブライアンファクタ、すなわちモード結合係数、gPPOは1次ピックオフ利得、及びgSDは2次駆動利得である。
1次ピックオフ利得gPPO及び2次駆動利得gSDは、1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及び2次駆動トランスジューサ6a,6bの領域で測定を行う。したがって、1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及び2次駆動トランスジューサ6a,6bの領域をA、リング構造体2と1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及び2次駆動トランスジューサ6a,6bとの間の間隔をdとすると、次のようになる。
Figure 2010519503
式(1)及び式(2)から、間隔dの変化により、dが変化するため、スケールファクタを比較的大きく変化することが分かる。
図2で示したのと同一の整数を符号として用いた図3に示すように、ジャイロスコープ構造体1のリング構造体2は、バルク結晶性シリコンから製造される層10内に形成されている。リング構造体2は中央ハブ3から支持され、中央ハブ3は層10に隣接するガラス支持層11,12に強固に固定されている。一般にガラス支持層11,12はパイレックス(登録商標)(RTM)から製造される。結晶性シリコンから製造されるキャパシタ板9h,9pは、ガラス支持層11に直接接着される。支持脚4d,4hは中央ハブ3からリング構造体2を支持している。
したがって、ジャイロスコープ構造体1の周囲の環境温度が変化すると、熱膨張によりジャイロスコープ構造体1の寸法が変化する。中央ハブ3に対するリング構造体2の変位(displacement)は、それを構成するシリコン部材の膨張率により決定される。層11に強固に固定される1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及び2次駆動トランスジューサ6a,6bの変位は、層11を形成するために用いられるガラス材料の膨張率により決定される。リング構造体2と1次、2次駆動トランスジューサ5a,5b,6a,6b及び1次、2次ピックオフトランスジューサ7a,7b,8a,8bとの間の間隔の変化、及び、リング構造体2とキャパシタ板9a〜9pとの間の間隔の変化は、一般に10ミクロンオーダであるが、それぞれガラス支持層11、リング構造体2を形成するために用いられるガラス部材とシリコン部材との熱膨張率差により一義的に決定される。一般に−40℃〜+85℃であるジャイロスコープ構造体1の操作温度領域では、ガラス部材とシリコン部材との間の熱膨張率差は、リング構造体2と1次、2次駆動トランスジューサ5a,5b,6a,6b及び1次、2次ピックオフトランスジューサ7a,7b,8a,8bとの間の間隔の変化、及び、リング構造体2とキャパシタ板9a〜9pとの間の間隔の変化、すなわちジャイロスコープ構造体1のスケールファクタの変化を生じさせるのに、十分な値である。
このようなジャイロスコープ1でのスケールファクタの温度依存性は以下のようになる。
Figure 2010519503
ここで、Δdは、リング構造体2とそれぞれの1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及びそれぞれの2次駆動トランスジューサ6a,6bとの間の間隔の、室温での基準値dからの温度依存変化である。リング構造体2と1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及び2次駆動トランスジューサ6a,6bとの間の間隔、及び、それらの温度に対する変化は同一であると仮定されており、放射形対称のリング構造体はそれに合致している。
発明者はジャイロスコープ構造体1の有限要素モデリングを通して、シリコン及びガラスの膨張率の値を用いることにより、リング構造体2と1次ピックオフトランスジューサ7a,7b及び2次駆動トランスジューサ6a,6bとの間の間隔が−40℃〜+85℃であるジャイロスコープ構造体1の操作温度領域で略2%変化することを、発見した。dへの依存性により、スケールファクタはこの温度範囲で略8%変化する。
さらに発明者は、完全な放射状等方性部材から正確に製造されるリング構造体2では、ジャイロスコープ構造体1の2つの操作モード周波数が正確に調和することを、発見した。しかし、一般に製造正確性及び部材等方性の実際の制限により、操作モード周波数の間に小さな残留周波数スプリットが生じる。この残留欠陥により、リング構造体2の周りの駆動トランスジューサ5a,5b,6a,6b及びピックオフトランスジューサ7a,7b,8a,8bの角度位置に関連する任意の軸に沿ったモード調整が、必要となる。リング構造体2が1次モード軸に沿って駆動される際に、この欠陥により1次モード軸に沿った運動に対して直交移送の状態の2次モード軸に沿った運動が生じる。通常の閉ループ操作では、この運動は、2次駆動トランスジューサ6a,6bによってリング構造体2に適用される適切に位相調整された2次駆動力により、無効となる。この力の大きさを直交バイアスΩQuadといい、以下のように定義される。
Figure 2010519503
ここで、ΔFはモード周波数スプリット、αは1次駆動軸に対するモード角、Cはエレクトロニクス駆動利得及びキャパシタ板及び/またはトランスジューサの寸法の項を含む定数である。一般に製造過程の実際の制限により、ΔFは±10Hzの範囲であり、1次駆動軸に対していかなる角度αの軸に沿って生じうる。正確に操作するために、直交バイアスΩQuadの大きさは一定の制限内で維持され、2次駆動トランスジューサ6a,6bの駆動容量を超えないようになっている。これらの制限により、ΔFが±1Hz以下で調整されることが必要となる。これは、モード周波数を調整するためにリング構造体2の内周周りに位置するキャパシタ9a〜9pに印加される一定DC電圧により達成される。これにより、共振子全体の剛性(stiffness)、すなわち以下のように示されるモード周波数ωを調整する電気ばね(electrical spring)適応の効果がもたらされる。
Figure 2010519503
ここで、Kはリング構造体2のばね定数、KElecは電気ばね定数、mはリング構造体2のモード質量である。単一のキャパシタ板9a〜9pにより適用される電気ばね定数は以下のようになる。
Figure 2010519503
ここで、εは自由空間の誘電率、Aは関連するキャパシタ板の領域、ΔVはリング構造2と関連するキャパシタ板9a〜9pとの間のDC電圧差、dは関連するキャパシタ板9a〜9pとリング構造体2との間の間隔距離である。
ジャイロスコープ構造体1の制御回路が完全な場合、コリオリ誘発運動を無効にするために適用される同相の力と無効にするための直交力とを正確に区別することが可能である。しかし実際は、制御回路は完全ではなく、小さな位相誤差φが存在する。これにより、直交バイアスの要素が実際の回転速度の測定に用いられる速度チャンネルに組み込まれ、速度のバイアス誤差ΩERRが生じる。この誤差ΩERRの大きさは以下のようになる。
Figure 2010519503
図4に示すように、ジャイロスコープ構造体41は、中央ハブ43から8つの柔軟な支持脚44a〜44hにより支持されるリング構造体42を備える。駆動トランスジューサ45a,45b,46a,46b及びピックオフトランスジューサ47a,47b,48a,48bはすべてリング構造体42の円周周りに配置され、キャパシタ差を発生させるためにそれぞれがリング構造体42から離れている。1次駆動トランスジューサ45a,45b及び2次駆動トランスジューサ46a,46bはすべてがリング構造体42の外周周りに間隔を空けて配置されるのに対し、1次ピックオフトランスジューサ47a,47b及び2次ピックオフトランスジューサ48a,48bはすべてがリング構造体42の内周周りに間隔を空けて配置されている。閉ループ操作では、2つの対面する1次駆動トランスジューサ45a,45bが、リング構造体42の1次運動を励起するために用いられる。励起された1次運動は2つの対面する1次ピックオフトランスジューサ47a,47bによって検出される。リング構造体42のコリオリ誘発運動は2つの対面する2次ピックオフトランスジューサ48a,48bを用いて検出され、2つの対面する2次駆動トランスジューサ46a,46bを用いてこのようなコリオリ誘発運動が無効にされる。無効にされた状態を維持するために2次駆動トランスジューサ46a,46bにより発生する駆動力の値は、ジャイロスコープ構造体41でのコリオリ誘発運動による実際の回転速度の直接指標となっている。
ジャイロスコープ構造体41は、すべてがリング構造体2の円周周りに位置し、キャパシタ差を発生させるためにそれぞれがリング構造体42から離れている16個のキャパシタ板49a〜49pを備える。キャパシタ板49a〜49hは、それぞれ4つのキャパシタ板49a〜49d,49e〜49h,49i〜49l,49m〜49pの4つのグループに分類される。さらに、49a〜49d,49i〜49lのグループのキャパシタ板はすべてがリング構造体2の内周周りに間隔を空けて配置されているのに対し、49e〜49h,49m〜49pのグループのキャパシタ板はすべてがリング構造体2の外周周りに間隔を空けて配置されている。それぞれのキャパシタ板49a〜49pは、リング構造体42の剛性を局部的に調整するためにリング構造体42に作用する既定の静電気力を発生するために、配置されている。それぞれのグループの1つである4つのキャパシタ板49a〜49dはリング構造体42においてリング構造体42の角度θと角度的に略同一の位置に配置され、別のグループのキャパシタ板49e〜49hはリング構造体42においてリング構造体42のθから90°ずれた角度と角度的に略同一の位置に配置され、別のグループのキャパシタ板49i〜49lはリング構造体42においてリング構造体42のθから180°ずれた角度と角度的に略同一の位置に配置され、最後のグループのキャパシタ板49m〜49pはリング構造体42においてリング構造体42のθから270°ずれた角度と角度的に略同一の位置に配置されている。
図4で示したのと同一の整数を符号として用いた図5に示すように、ジャイロスコープ構造体41のリング構造体42は、バルク結晶性シリコンから製造される層50内に形成されている。リング構造体42は中央ハブ43から支持され、中央ハブ43は層50に隣接するガラス支持層51,52に強固に固定されている。一般にガラス支持層51,52はパイレックス(登録商標)(RTM)から製造される。結晶性シリコンから製造されるキャパシタ板49a,49hは、ガラス支持層51に直接接着される。支持脚44a,44dは中央ハブ43からリング構造体42を支持している。
図5では、リング構造体42の外周側の1次駆動トランスジューサ45a及びリング構造体42の内周側のキャパシタ板49aが左手側に、リング構造体42の内周側の2次ピックオフトランスジューサ48a及びリンブ構造42の外周側のキャパシタ板49hが右手側に示されている。
したがって、リング構造体42の内周側に位置する1次ピックオフトランスジューサ47a,47bでは、熱膨張により間隔距離が、リング構造体42の外周側に位置する2次駆動トランスジューサ46a,46bとは、反対方向に変化する。すなわち、温度が上昇すると、内周側に位置するそれぞれの1次ピックオフトランスジューサ47a,47bとリング構造体42との間の間隔は、外周側に位置する2次駆動トランスジューサ46a,46bとの間の間隔の増加量と略同一の量だけ、減少する。1次ピックオフ利得gPPO及び2次駆動利得gSOはスケールファクタに影響を及ぼし、これらのパラメータはリング構造体42とそれぞれの1次ピックオフトランスジューサ47a,47b及びそれぞれの2次駆動トランスジューサ46a,46bとの間のキャパシタ差の影響を直接受ける。このため、間隔の変化によるジャイロスコープ構造体41のスケールファクタへの影響は減少する。
さらに、ジャイロスコープ構造体41では、リング構造体42と1次及び2次駆動トランスジューサ45a,45b,46a,46b、1次及び2次ピックオフトランスジューサ47a,47b,48a,48b及びキャパシタ板49a〜49pとの間の間隔変化の影響が減少する。
ジャイロスコープ構造体41では、スケールファクタの温度による変化は以下のようになる。
Figure 2010519503
図2に示すようなすべてがリング構造体2の外周側に位置する駆動トランスジューサ5a,5b,6a,6b及びピックオフトランスジューサ7a,7b,8a,8bから構成され、これにより式(3)に示すようなスケールファクタの変化を有するジャイロスコープ構造体1では、それぞれのトランスジューサ5a,5b,6a,6b,7a,7b,8a,8bで間隔距離の変化は略同一であるが、間隔距離の2%の変化(すなわちΔd/d=0.02)によりスケールファクタの略8%の変化が生じる。しかし、図4に示すようなリング構造体42の外周側に位置する2次駆動トランスジューサ46a,46b及びリング構造体の内周側に位置する1次ピックオフトランスジューサ47a,47bから構成され、これにより式(8)に示すようなスケールファクタの変化を有するジャイロスコープ構造体41では、重要なことに、間隔距離の2%の変化により0.1%のスケールファクタの変化が生じる。式(3)と式(8)とを比較するとスケールファクタについて略2オーダの改善が達成される。
しかし、外周側に配置されるトランスジューサ45a,45b,46a,46b及びキャパシタ板49e〜49h,49m〜49pとリング構造体42との間の間隔Δdの変化と、内周側に配置されるトランスジューサ47a,47b,48a,48b及びキャパシタ板49a〜49d,49i〜49lとの間の間隔Δdの変化とが、略同一で反対方向である場合にのみ当てはまる。実際、改善は2つの理由により予想より僅かに小さい。第1に、トランスジューサ45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b及びキャパシタ板49a〜49pのリング構造体42と対面する面はハブ43の中心から略同一の距離だけ離れているが、内周側に位置するトランスジューサ47a,47b,48a,48b及びキャパシタ板49a〜49d,49i〜49lは外周側に位置するトランスジューサ45a,45b,46a,46b及びキャパシタ板49e〜49h,49m〜49pからリング構造体42の幅だけ離れている。これにより、外周側に位置するトランスジューサ45a,45b,46a,46b及びキャパシタ板49e〜49h,49m〜49pでは熱膨張が僅かに大きな距離範囲で作用し、内周側に位置するトランスジューサ47a,47b,48a,48b及びキャパシタ板49a〜49d,49i〜49lに比べ間隔サイズについて僅かに大きな変化が生じる。第2に、ガラス層51に接着されるシリコン層50の領域はガラス層51の膨張を拘束し、これにより2つの層50,51で膨張率が安定しない(perturbing)。
図4では、それぞれのピックオフトランスジューサ47a,47b,48a,48bが、慣用技術ではキャパシタ板が配置される場所であるリング構造体42の内周側に配置される。キャパシタ板49e〜49h,49m〜49pは、慣用技術ではピックオフトランスジューサが配置される場所であるリング構造体42の外周側に配置されている。キャパシタ板49a〜49pとリング構造体42との間の間隔の温度依存変化の影響及びリング構造体42を平衡に保つ(balance)ために用いられるキャパシタ板49a〜49pにより発生する静電気力の影響は、スケールファクタ依存性と同様に改善される。
図2に示すジャイロスコープ構造体1では、4つのセットのキャパシタ板9a〜9pが用いられ、角度θ,θ+90°,θ+180°,θ+270°の位置の板に共通の電圧が印加される。角度θはジャイロスコープ1の1次モード軸から測定される。4つの板の単一のセットでは、電気ばね定数kElecの温度依存性は以下のようになる。
Figure 2010519503
したがって、間隔の2%の変化でkElecは6%変化し、これはジャイロスコープ1の操作温度範囲での直交バイアスにおいて大きな変化となる。
キャパシタ板49a〜49pを図4に示すジャイロスコープ41のように構成した際、ばね定数kElecの温度依存性は以下のようになる。
Figure 2010519503
間隔の変化による影響が略0.2%まで減少し、これに応じて直交バイアス変化が減少し、バイアス安定率が大きく改善される。
したがって、このようなスケールファクタ及び直交バイアスの改善がジャイロスコープ41で達成される。
図4に示す装置では、それぞれのピックオフトランスジューサ47a,47b,48a,48bがリング構造体42の内周側に配置され、それぞれのキャパシタ板49e〜49h,49m〜49pがリング構造体42の外周側に配置され、それぞれの駆動トランスジューサ45a,45b,46a,46bがリング構造体42の外周側に配置され、キャパシタ板49a〜49d,49i〜49lがリング構造体42の内周側に配置されているが、それぞれの駆動トランスジューサ45a,45b,46a,46bが慣用技術でキャパシタ板が配置されるリング構造体42の内周側に配置され、キャパシタ板49a〜49d,49i〜49lが代わりに慣用技術で駆動トランスジューサが配置されるリング構造体42の外周側に配置され、それぞれのピックオフトランスジューサ47a,47b,48a,48bがリング構造体42の外周側に配置され、それぞれのキャパシタ板49e〜49h,49m〜49pがリング構造体42の内周側に配置されてもよい。また、ある駆動トランスジューサ及びあるピックオフトランスジューサのみ慣用技術でキャパシタ板が配置されるリング構造体の内周側に配置し、代わりにキャパシタ板を従来技術で駆動又はピックオフトランスジューサが配置されるリング構造体の外周側に配置してもよい。
リング構造体42は、円形状、曲免状、帯状、多角形状等の形状を有する構造体であってもよい。
さらに、リング構造体42の内周側の層50のシリコン領域を、リング構造体の内周側に配置されるトランスジューサとの接続に使用可能な回路を提供するために用いてもよく、これによりシリコン領域がより有効に活用される。例えば、リング構造体の内周側の層50が、ピックオフトランスジューサ47a,47b,48a,48bの1つから出力される信号のJFET増幅器を提供するために用いることが可能である。

Claims (15)

  1. 半導体基板と、振動する平面状のリング構造体と、前記半導体基板に対して前記リング構造体を支持するために配置される支持手段と、を備え、
    前記半導体基板、前記リング構造体及び前記支持手段は互いに略同一平面上に配置され、
    前記リング構造体に1次モードでの振動を、前記1次モードの共振周波数で発生させるために配置される少なくとも1つの1次駆動トランスジューサと、
    前記リング構造体の前記1次モードでの振動を検出するために配置される少なくとも1つの1次ピックオフトランスジューサと、
    前記リング構造体に略直交する軸回りに角速度が適用される際に誘発される2次モードでの振動を検出するために配置される少なくとも1つの2次ピックオフトランスジューサと、
    誘発された2次振動モードを無効にするために配置される少なくとも1つの2次駆動トランスジューサと、
    を備え、
    前記1次及び2次駆動トランスジューサ及び前記1次及び2次ピックオフトランスジューサは、すべてが前記リング構造体の円周周りに配置され、
    前記リング構造体の円周周りに配置され、振動周波数を調整する少なくとも2つのキャパシタ板を備え、
    少なくとも1つの前記キャパシタ板と前記リング構造体との間に電圧が印加された際には、前記1次及び2次モードの間の周波数差を減少させるように前記1次及び2次モードの周波数を差動的に調整するために、前記キャパシタ板と前記リング構造体との間に静電気力を発生させ、
    少なくとも1つの前記キャパシタ板は前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、その他の単数又は複数の前記キャパシタ板は前記リング構造体の内周側に配置され、
    前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの少なくとも1つは前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、その他の単数又は複数の前記駆動トランスジューサ又は単数又は複数の前記ピックオフトランスジューサは前記リング構造体の外周側に配置される、
    振動構造体型ジャイロスコープ。
  2. 前記キャパシタ板は協働対の状態で配置され、
    前記キャパシタ板のそれぞれの前記協働対の少なくとも一方の前記キャパシタ板は前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、前記キャパシタ板のそれぞれの前記協働対の他方の前記キャパシタ板は前記リング構造体の内周側に配置される請求項1に記載した振動構造体型ジャイロスコープ。
  3. 前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサのいずれか一方が1対の協働トランスジューサの状態で配置され、
    前記協働トランスジューサのそれぞれの対の少なくとも一方の前記トランスジューサは前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、前記協働トランスジューサのそれぞれの対の他方の前記トランスジューサは前記リング構造体の外周側に配置される請求項1又は請求項2に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  4. 前記キャパシタ板は協働対の状態で配置され、
    前記キャパシタ板の少なくとも1つの前記協働対が前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、前記キャパシタ板の1つ以上のその他の前記協働対が前記リング構造体の内周側に配置される請求項1に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  5. 前記キャパシタ板は4つのグループの状態で配置され、
    4つの前記キャパシタ板の少なくとも1つの前記グループが前記リング構造体の外周側に配置されるとともに、前記キャパシタ板のその他の単数又は複数の前記グループが前記リング構造体の内周側に配置される請求項1に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  6. 前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサが1対の協働対の状態で配置され、
    前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの少なくとも1つの前記協働対が前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、前記トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの単数又は複数の前記協働対が前記リング構造体の外周側に配置される請求項1、請求項4又は請求項5に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  7. 4つのグループの状態に配置される16個のキャパシタ板を備え、2つの前記キャパシタ板の前記グループが前記リング構造体の外周側に配置され、その他の2つの前記キャパシタ板の前記グループが前記リング構造体の内周側に配置される請求項1に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  8. 前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサが1対の協働対の状態で配置され、
    前記駆動トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサの2つの前記協働対が前記リング構造体の内周側に配置されるとともに、前記トランスジューサ又は前記ピックオフトランスジューサのその他の2つの前記協働対が前記リング構造体の外周側に配置される請求項7に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  9. 4つの前記キャパシタ板の前記グループのぞれぞれの前記キャパシタ板は、4つの前記キャパシタ板のその他の前記キャパシタ板のそれぞれに対応キャパシタ板を有し、
    前記対応キャパシタ板は共通電圧源に接続されるように配置されている請求項7又は請求項8に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  10. 前記1次及び2次駆動トランスジューサ、前記1次及び2次ピックオフトランスジューサ及び前記キャパシタ板は互いに略同一平面上に配置され、前記半導体基板と略同一平面上に配置されている請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  11. 前記支持手段は、径方向について柔軟な2つ以上の脚を備え、
    それぞれの前記脚は、前記リング構造体の内周側に配置される前記半導体の中央ハブから一端が支持され、前記リング構造体の内周端に他端が連結されている請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  12. 前記支持手段は、径方向について柔軟な2つ以上の脚を備え、
    それぞれの前記脚は、前記リング構造体の外周側の前記半導体基板から一端が支持され、前記リング構造体の外周端に他端が連結される請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  13. 前記リング構造体、前記支持手段、前記1次及び2次駆動トランスジューサ、前記1次及び2次ピックオフトランスジューサ及び前記キャパシタ板を覆う密閉空洞を形成するように、前記半導体基板が2つの支持基板の間で密閉されている請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  14. 前記1次及び2次駆動トランスジューサ,前記1次及び2次ピックオフトランスジューサ及び前記キャパシタ板は、それぞれ2つの前記支持基板の一方により支持されている請求項13に記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
  15. 前記キャパシタ板は、4つの前記キャパシタ板のグループの状態に配置され、
    4つ前記キャパシタ板の第1のグループが前記リング構造体の角度θと略同一となり、4つの前記キャパシタ板の第2のグループがθから90°ずれた角度と略同一となり、4つの前記キャパシタ板の第3のグループがθから180°ずれた角度と略同一となり、4つの前記キャパシタ板の第4のグループがθから270°ずれた角度と略同一の位置となるように、4つの前記キャパシタ板の前記グループが前記リング構造体について角度的に配置される請求項5乃至請求項14のいずれかに記載の振動構造体型ジャイロスコープ。
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