JP2010518798A - 変圧器の二次側に整流器エレメントのないac−dcコンバーター - Google Patents

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Abstract

本装置は、少なくとも1つの整流器エレメント(D)と、少なくとも1つの変圧器(T)とを有する、直流電圧または直流電流を生成する装置である。この変圧器(T)は、1つの電源ケーブル(PL)のケーブル(PL1、PL2)を介して交流電圧電源(Q)と接続される少なくとも1つの一次コイル(W1)と、負荷(Z)に接続されている少なくとも1つの二次コイル(W2)とを有しており、二次コイル(W2)は磁束Φのガイドに働く付属の磁気フレーム(JK)に配置されている。発明に基づき、一次コイル(W1)は整流器エレメント(D)を介して交流電圧電源(Q)と接続され、そのことにより、該当する極性の各交流電圧半波のために、電流I1が整流器エレメント(D)と一次コイル(W1)とを介して流れることができ、磁気フレーム(JK)を介して磁束Φを常に同じ方向に促している。
【選択図】図10

Description

本発明は、直流電圧または直流電流を生成する、変圧器を装備した装置ならびに該当する方法に関するものである。
文献1の47頁によれば、電気エネルギーの伝送経路の最初に、ジェネレータの電圧を伝送電圧に変換する機械変圧器がある。電源ノードにおいては、しばしば自動変圧調整器として実施される、いわゆる相互接続変圧器が使用される。分配変圧器は、中電圧電源からの消費装置の最終電源供給に働く(出力50kVA〜2500kVA、上電圧3.6〜24kV、下電圧ほぼ400V、最大1.1kV)。制御装置やコントロール装置に電源を供給するための小型変圧器は、主に、一相で製造される(出力は数VA〜数kVA、上電圧は、ほぼ230/400V)。
図3(文献1、52頁、図3.4ならびに文献2を参照)は、無負荷運転の変圧器のベクトル図である。無負荷の変圧器に加わっている交流電圧U1は、変圧器の一次コイルによって励磁電流I10を起こす。この励磁電流I10は、磁化電流Iと鉄損電流IFEという2つの電流から構成されている。交流電圧U1に90°遅れる磁化電流Iは、典型的にはコイルを巻いた複数の脚鉄または鉄心から作られている磁気フレーム内の磁束Φをもつ位相にある。鉄損電流IFEは、交流電圧U1をもつ位相にある。
交流電圧U1と鉄損電流IFEによる製品は、ヒステリシス損失および渦電流損失からなる鉄損を生じる。磁化電流Iと一次コイルW1の巻き数N1による製品は、磁気回路を介して磁束Φoを起こす最初の一次起磁力(磁位差)θを生じる。磁束Φは、変圧器の一次コイルW1と二次コイルW2と連結されており、これらの中で電圧E1およびE2を生成する。一次コイルで生じる電圧E1は、加えられている電圧U1と180°逆方向を向いており、電圧降下I10 Z1(Z1は一次コイルのインピーダンス)の分が減少する。電圧降下I10 Z1は、電力変圧器の場合、端子電圧U1の0.3〜1%しかないため、以下の説明では無視される。従って、図3は無負荷運転における変圧器のベクトル図を簡略化したものである。
図1に示されているように、変圧器の二次コイルW2にインピーダンスZが接続されている場合、二次コイルW2内で誘起された電圧E2が二次回路を介して起こす二次電流I2が二次コイルW2の中を流れる。
二次電流I2は、二次コイルのコイルN2によって二次側の起磁力θを形成し、これが、一次側で生成される電磁流Φoに反作用して、これを相殺しようとする二次側の電磁流Φを生成する。これを回避するため、無負荷電流110に加えて、一次コイルW1のコイル内で追加的な一次起磁力θに作用し、追加的な一次磁束Φを生成する補流I2’が一次コイルW1の中を流れなければならない。それによって、結果的に両方の磁起力θおよびθの均衡が生じ、磁束ΦおよびΦが解消する。補流I2’に該当する関係式は、I2’=I2N2/N1である。結果として、図4に示されているように、一次起磁力θによって作用する電磁流Φが残る。
負荷電流I2およびI2’から生じる漏れ磁束は、適切な対策によって可能な限り低く保たれるため、以下の考察においては無視される。
図5においては、変圧器の抵抗誘導性負荷時に存在する量が示されている。負荷抵抗Zを通り抜ける二次電流I2の流れは、二次側端子電圧U2を生じる。この二次側端子電圧U2は、二次コイルW2の電気抵抗および漏れリアクタンスでの電圧降下のために、誘導一次電圧E1とともに磁化電流Φに90°遅れる誘導二次電圧E2よりも小さい。
文献1の3.10.1章、72および73頁では、接続した無負荷の変圧器を固定電源に接続した場合の経過が説明されている。
無負荷運転時の変圧器の電圧方程式は、u=Ri1+L di/dtである。正弦関数の過渡電流ul(t)= √2UN sin(ωt)をもつ一次微分方程式の静的解は
Φstat(t)= ΦN 1/Z0(R1 sin(ωt)− X1 cos(ωt))または、
Φstat(t)= ΦN sin(ωt− Φ0)およびtanψ0 =(X1/R1)である。
しかし、接続直後の磁束はゼロ、Φ(0)=0でなければならないため、静的項以外に、この解は、揮発性部分または補整部を含んでいる。すなわち、Φ(t)= ΦSTAT(t) +ΦN1/Z0 * e−t/τとなる。
補整部分ΦN *X1/Z0 *−t/τは、時定数τにより減衰し、その際、τ= L/Rとなる。
1 ≪X1 のため、第一半波後の最大値は、静的磁束のおよそ2倍に達する(Φmax ≒2 * ΦN)。
文献3(http://www.eek.ee.ethz.ch/student/fachpraktikum-mavt/anleitungten/TR.pdfを参照)によれば、変圧器を電源に接続した場合、二次側に負荷が接続されていない場合、ブレーカーが自動的に作動することがある。文献3によれば、電圧U1と磁束Φとの間にある位相差により、磁束Φがちょうどゼロである最大電圧時点または最小電圧時点で変圧器をオンにすることが有利である。つまり、磁束Φは、保存された磁気エネルギーとつながっているため、急激に変化することはできないが、これに対して、電圧のゼロ点でオンにした場合、磁束Φは最大値ΦMAXではなく、同じくΦ=0で始まり、半波後には最大±2Φ、すなわち電圧時間積によって規定される全磁束量まで上昇する。それによって、鉄心は、それに応じて、高い磁化電流Iをもった飽和状態になる。文献1、73頁に説明されているように、短時間後には補整プロセスが減衰し、変圧器は静止状態に移行する。
以下の考察のためには、これらの起動障害を何らかの方法により回避することが重要であり、この場合、適合する対策が文献3に説明されている(例えば、半導体スイッチによる最大電圧での時間的に正確な起動)。
文献1、1頁によれば、電気エネルギーの変換には、整流器および変圧器を用いる。交流から交流への変換は、変圧器によって行われる。交流から直流への変換は、整流器によって行われる。これらの確定事項から、整流器は必ず変圧器の後に接続すること、つまり、整流器は変圧器の二次側に準備されていることが基本となる。すなわち、最初に変圧器によって交流電圧が変換され、その次に整流器によって整流されることになる。
さまざまな用途、例えば、抵抗溶接技術または直流電流装置などに使用する場合には、低い電圧での高い電流が必要となる。逆のケースの場合、例えば、埃フィルター装置では、高い電圧での少ない直流電流が必要とされる。交流電流を大きな直流電流に変換するためには、特別に冷却した半導体が必要である。高い電圧は、半導体側で深刻な絶縁不良を引き起こし、半導体の阻止電圧に対する要求が高くなる。半導体へ高負荷または過圧などの異常が及ぼす作用により、時々、半導体に故障が生じ、この故障が、ひいては半導体グループ全体の故障につながる可能性がある。それによって、手前に取り付けられている変圧器のコストに匹敵するような非常に高い出費の生じるおそれがある。
様々な用途への使用とユーザー個々の要求に対応するため、整流に働く多様な種類の半導体がさらに必要であり、これらの半導体は、それぞれ、電気エネルギーの変換に働くユニット列の最終部分を形成している。様々な半導体モジュールの数が多くなることに伴って、製造コスト、保管コスト、販売コスト、メンテナンスコストも高くなる。
Andreas Kremser, Grundzuege elektrischer Maschinen und Antriebe,Teubner Verlag, Stuttgart, 1997 R. Oberholzer, Konstruktion elektrischer Maschinen, I. Transformatoren, Zentralschweizerisches Technikum, Luzern, 1979 Betriebsverhalten eines Transformators (Versuch TR), D-ITET, Professur fuer Leistungselektronik und Messtechnik, Fachgruppe Antriebs- und Magnetlagertechnik der ETH Zuerich
本発明の課題は、直流電圧または直流電流の生成に働く装置を作成し、前述した欠点を防止する方法を提供することにある。
とくに、電気エネルギーの変換がとりわけ有利に実現可能であるような、直流電圧または直流電流の生成に働く装置を開発する必要がある。
さらに、電源から1つまたは複数の位相ケーブルを介して与えられる電気エネルギーの変換が有利に実現可能であるような、直流電圧または直流電流の生成に働く装置を開発しなければならない。
また、発明に基づく装置によって、形態差異の少ない半導体整流器を広い使用領域で用いることができるべきである。
それに加え、本半導体整流器は、負荷側の故障に対してより良く保護されるべきである。
この課題は、請求項1または13に提示されている特徴を有する装置および方法によって解決される。本発明の有利な実施形態は、その他の請求項の中に示されている。
発明に基づく解決方法は、変圧器の多様な構造および出力に適用することが可能である。例えば、EI、UIまたは3UIの金属板型が使用される。
発明に基づく解決方法には、多くの利点がある。直流電圧の生成は簡単な方法で行われ、そのために有利な変圧器特性、すなわち、これまでは欠点と見なされていた起動特性を利用する。さらに、とりわけ有利であるのは、半導体整流器が変圧器によってユーザー側から分離されており、それによって、1つには半導体整流器の保護が向上すること、もう1つは半導体整流器が有利に選択可能なことである。とくに、半導体整流器はわずかな種類に標準化することができる。というのも、一次側は常に同一または同じような状態によって支配されており、ユーザーの要求には変圧器のコイルエレメントの寸法や配線を選択することで適合させることができるからである。さらに、二次側で生成される直流電圧の量および極性は、単純な方法、すなわちギヤ比の切換えによって、またはコイルの極性反転によって、問題なく調整可能である。
発明に基づく解決方法は、さらに、各出力領域においても有利に用いることができる。非常に高い出力領域においては、パワーエレクトロニクスの製造コストおよびとりわけメンテナンスコストを大幅に縮小することができる。
以下に、本発明を図に基づいて詳しく説明する。
一次コイルW1が交流電圧電源Qと接続され、二次コイルW2が負荷Zと接続されている変圧器Tである。 スイッチSによって変圧器Tの一次コイルW1にパルス直流電圧U1を供給するブリッジ整流器GRを有する、図1の変圧器Tである。 図2のブリッジ整流器GRによって供給されるパルス直流電圧である。 図2のスイッチSが閉じた後の、静止状態へ移行する二次電圧U2である。 無負荷時における図1の変圧器Tのベクトル図を簡略化した図である。 負荷時における図1の変圧器Tの起磁力θ、θ、θである。 抵抗誘導性負荷時における図1の変圧器Tのベクトル図を簡略化した図である。 図1の変圧器Tと、制御可能な整流器エレメントDとを有する、発明に基づく装置である。この装置により、同一極性の交流電圧半波U1がスイッチSを介して変圧器Tの一次コイルW1に供給される。 一次電圧U1と磁化電流Iと補流I2’から構成され、正の半波において伝達される一次電流I1の経過である。 一次電流I1に対応する二次電圧U2と二次電流I2の経過である。 2つの変圧器T1、T2を有する発明に基づく装置である。これらの一次コイルW11、W12は、整流器エレメントD1、D2を介して、それぞれ交流電圧電源Qと接続され、二次コイルW21またはW22は、関連する半波のために、負荷Zの中に交互に送られる二次電流I2が負荷Zを介して同じ方向へ流れるように、負荷Zと接続されている。 同一の鉄心に取り付けられている2つの一次コイルW11、W12をもつ変圧器T1P2を有する、発明に基づく装置である。一次コイルW11、W12は、該当する極性の各交流電圧半波によって、一次電流I1が一次コイルW11、W12のそれぞれに交互に流されるように、整流器エレメントD1またはD2を介して交流電圧電源Qと接続されており、一次電流I1は、磁気フレームJKを介して関連する磁束Φを常に同じ方向に促している。 3つの一次コイルW1R、W1S,W1Tと、二次コイルW2R、W2S、W2Tをもつ変圧器T3P1を有する、発明に基づく装置である。一次コイルW1R、W1S、W1Tの第一の端部は、関連する整流器エレメントDまたはDまたはDを介して、それぞれ位相R、S、Tと接続され、第二の端部が三相交流配線PL3の中性線0と接続されている。二次コイルW2R、W2S、W2Tは、これらの二次コイルの中に交互に送られる二次電流I2R、I2SおよびI2Tが負荷Zを介して常に同じ方向へ流れるように、負荷Zと接続されている。 位相角制御によって調整される一次電圧U1とそれに対応する一次電流I1の経過である。 図11aの一次電流I1に対応する二次電圧U2と二次電流I2の経過である。 図10の変圧器T3P1の一次コイルW1R,W1S、W1Tにおいて、位相角制御によって調整される一次電流I1、I1、I1の経過である。 図10の負荷抵抗Zを介する電圧Uの経過である。 3つの一次コイルペアW11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tと、二次コイルW2R、W2S、W2Tをもつ変圧器T3P2を有する、発明に基づく装置である。一次コイルペアW11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tの第一の端部は、関連する整流器エレメントDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2を介して位相R、S、Tとそれぞれ接続され、第二の端部は三相交流配線PL3の中性線0と接続されている。二次コイルW2R、W2S、W2Tは、それぞれの二次コイルの中に交互に送られる二次電流I2R、I2SおよびI2Tが負荷Zを介して常に同じ方向へ流れるように、負荷Zと接続されている。 図13の変圧器T3P2の一次コイルW11R,W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tにおける、位相角制御によって調整される一次電流I1R1、I1S1、I1T1、I1R2、I1S2、I1T2の経過である。 図13の負荷抵抗Zを介する電圧Uの経過である。
図1は、一次コイルW1が交流電圧電源Qと接続され、二次コイルW2が負荷Zと接続されている変圧器Tを示している。この変圧器の機能性は、図3、4および5を使って冒頭で説明されている。以下に述べる発明を理解するためには、一次電流I1が主として磁化電流Iと二次電流I2の補整に働く補流I2’からなり、これらの電流は位相整合に関して異なっていることを強調している図7のベクトル図がとくに重要である。
図2は、スイッチSを閉じた後に、図2aに示されているパルス直流電圧U1を変圧器Tの一次コイルW1に供給するブリッジ整流器GRを有する、図1の変圧器Tを示している。
図2bには、一次側に印加されたパルス直流電圧U1を用いて、二次側で同様にパルス電圧U2が生成され、これらの直流電圧部分が、インダクタンスL1と一次コイルW1の抵抗R1に応じて変化する時定数τ=L1/R1によって減衰していくことが示されている。
従って、図2に示された装置により、負荷側では、利用可能な直流電圧を生成できないことが明らかである。
図6は、図1の変圧器Tと、整流器エレメントDとを有する発明に基づく装置を示し、この装置により、スイッチSが閉じられている場合には、同一極性の交流電圧半波U1が変圧器Tの一次コイルW1に供給される。このことから、半波が該当する極性である間は、一次電流I1が整流器エレメントDと一次コイルW1を介して送られ、この一次電流I1は、磁化電流Iと二次電流I2の補整に働く補流I2’とが互いに相殺することによってゼロになる。この時点(Il=0)の後、整流器エレメントDは、該当する極性の次の半波が始まるまで電流を阻止し、次の半波が始まると電流を流す。
制御可能な整流器エレメントDが準備されている場合は、伝達される半波の位相をゲートで制御するか、個々の半波が定期的または必要に応じて完全に放出されるように、CTRLコントロールユニット(図10を参照)を使って制御することができる。このことにより、エネルギーの放出および/または伝達された半波と半波との間にあるギャップを制御することが可能となり、例えば、変圧器Tに保存されている磁気エネルギーWを完全に供給することが可能になるなど、変圧器Tを適切な作動状態にすることができる。
交流電圧半波U1は、その範囲内で整流器エレメントDによって通されているが、整流器エレメントDから電流によって電流が流されない1半波長の間隔が自然にあいている。
しかし、整流器エレメントDが電流を通さず、一次コイルが中断されている間、変圧器にまだ保存されている磁場エネルギーWは、主として、鉄の磁場エネルギーWFEとエアギャップの磁場エネルギーWδから構成され(W=1/2∫HΔV≒ WFE+Wδ=HFE FE FE+1/2Hδ δ δ)、次の整流器エレメント作動時に、再び実質的に起動過程が始まるまで、二次コイルW2によって削減される。
磁束密度Bは一定であり、エアギャップおよびフェライト内でほぼ同じ量を有している(B≒BFE≒Bδ)。磁界強度Hは一定ではなく、エアギャップにおいては、フェライト内よりも係数μrだけ大きい。
従って、二次コイルW2をもつ磁気フレームJKは、この状態においては保存スロットルとなる。本発明に基づいて実施することのできる保存スロットルの場合、フェライト心の磁気回路は、しばしばエアギャップdによって中断される。保存スロットルに保存されたエネルギーは、次に、ほぼ完全にこのエアギャップdの中に入る。鉄心Kは、磁界のガイドにのみ働く。エアギャップdは、磁束密度Bの減少に作用する。このことは、鉄心材料を飽和状態にすることで回避され、高磁化の場合でも直線のインダクタンス経過を可能にする。
図7aは、一次電圧U1と、磁化電流Iと補流I2’とからなり、正の半波において伝達される一次電流I1の経過を示している。図7aには、磁化電流Iと補流I2’とがtの時点で互いに相殺し、それによって、一次電圧U1がπの時点でゼロを通る前に、一次電流I1がtの時点でゼロになることを示している。従って、一次電圧U1がゼロを通過する前に、整流器エレメントDがすでに電流を阻止しているため、一次電圧U1の半分の周期時間より多くの時間を、磁気システムの応力緩和のために使用することができる。このt時点およびそれに伴う装置の特性は、さらに、該当するエアギャップdの大きさによって影響される。
図7bは、一次電流I1に対応する二次電圧U2と二次電流I2の経過を示している。これらは、常に同じ極性のパルスを形成し、冒頭で説明した最大±2Φという磁束量のために倍の値にまで上昇する。
図8は、2つの変圧器T1、T2を有する発明に基づく装置を示している。それらの一次コイルW11、W12は、整流器エレメントD1、D2を介して、それぞれ交流電圧電源Qと接続され、二次コイルW21またはW22は、関連する半波のために、負荷Zの中に交互に流される二次電流I2が負荷Zを介して同じ方向へ流れるように、負荷Zと接続されている。本実施形態における両方の整流器エレメントD1、D2は、この半導体エレメントであり、その際、これらのエレメントのマイナス極が、関連する一次コイルW11またはW12と接続され、プラス極が電源ケーブルPLの異なるケーブルPL1またはPL2と接続されている。従って、整流器エレメントD1、D2は、一次コイルW11、W12を介して交互に一次電流I1を流し、それによって、二次側で生成されるパルスが、正しい極性で負荷Zに供給され、同じ極性のパルス列を補完する。極性交換が一次側または二次側で様々な方法で実施可能であることは、同業者には明らかであり、第一または第二の極性をもつ同じ方向のパルスを問題なく生成することができる。ギヤ比を変更し、それに伴って生成された直流電圧量を変更するためには、一次コイルおよび/または二次コイルにタッピングを取り付けることができ、これらのタッピングで一次電圧を供給したり、二次電圧を減らしたりすることができる。
図9は、同一の鉄心に取り付けられている2つの一次コイルW11、W12をもつ変圧器T1P2を示している。一次コイルW11、W12は、それぞれの一次電流が該当する極性の各交流電圧半波によって交互に、各一次コイルW11、W12に流されるように、整流器エレメントD1またはD2を介して交流電圧電源Qと接続されており、一次電流I1は、磁気回路または磁気フレームJKを介して関連する磁束Φを常に同じ方向に促している。両方の制御可能な整流器エレメントD1とD2は、陽極または陰極を使って、電源ケーブルPLの第一ケーブルPL1と接続され、陰極または陽極を使って、関連する一次コイルW11またはW12の端部と接続されており、一次コイルのもう片方の端部は共に、電源供給ケーブルPLの第二ケーブルPL2と接続されている。図8の解決方法と比較すると、本発明の実施形態の場合、さらに必要となるのは磁化フレームJKのみである。これに対し、図8の解決方法では出力損失が減少する。図8の解決方法は、さらに、流れている一次電流I1間のギャップが明らかに小さくなった状態でも実施可能であるが、このギャップは制御可能な整流器エレメントDが準備されている場合は、電気的に制御することができる。
三相交流システムの場合は、本発明をとりわけ簡単かつ有利に利用できる。図10は、3つの一次コイルW1R、W1S,W1Tと、二次コイルW2R、W2S、W2Tをもつ変圧器T3P1を示している。一次コイルW1R、W1S、W1Tの第一の端部が、関連する整流器エレメントDまたはDまたはDを介して、関連する位相R、S、Tとそれぞれ接続され、第二の端部が三相交流配線PL3の中性線0と接続され、二次コイルW2R、W2S、W2Tは、これらの二次コイルに交互に流される二次電流I2R、I2SおよびI2Tが負荷Zを介して常に同じ方向へ流れるように、負荷Zと接続されている。整流器エレメントDまたはDまたはDのそれぞれは、その陽極が三相交流配線PL3の位相R、S、Tと接続され、その陰極が関連する一次コイルW1R、W1S、W1Tと接続され、その制御電極cl、cl、clがCTRLコントロールユニットの関連するアウトプットと接続され、例えば位相角制御によって実施可能である。二次コイルW2R、W2S、W2Tは並列に接続され、同じ極性のパルスを負荷Zに伝達する。パルスは、手前に接続されているフィルター回路SSの中で平滑にされる。このフィルター回路は、例えば、負荷Zに直列に接続されているフィルターチョークLSおよび/または負荷Zに並列に接続されている負荷コンデンサを有している。
図11aは、位相角制御が取り付けられている上述した装置のいずれか1つに関して、位相角制御によって調整される一次電圧U1とそれに対応する一次電流I1の経過を示している。これによれば、整流器エレメントDまたはDまたはDは、すでに電圧U1の該当する半波の開始時に始まっているのではなく、制御信号を受信した後で、つまり遅延Pを伴って電流を通し始める。図11bは、図11aの一次電流I1に対応する二次電圧U2と二次電流I2の経過を示している。
図12aは、図10の変圧器T3P1の一次コイルW1R,W1S、W1Tでの、位相角制御によって調整される一次電流I1、I1、I1の経過を示している。図12bは、図10の負荷抵抗Zを介する電圧UZの経過を示している。
図13は、3つの一次コイルペアW11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tと、二次コイルW2R、W2S、W2Tをもつ変圧器T3P2を示している。一次コイルペアW11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tの第一の端部が、関連する整流器エレメントDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2を介して位相R、S、Tとそれぞれ接続され、第二の端部が三相交流配線PL3の中性線0と接続され、二次コイルW2R、W2S、W2Tは、これらの二次コイルへ交互に流される二次電流I2R、I2SおよびI2Tが負荷Zを介して常に同じ方向へ流れるように、負荷Zと接続されている。
一次コイルのペアW11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tは、直列に接続され、連結ポイントで三相交流ケーブルPL3の中性線0と接続されている。これに対して、一次コイルW11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tのもう一方の端部は整流器エレメントDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2を介して、三相交流ケーブルPL3の関連する位相R、S、Tと接続さ位相R、S、Tと接続されている。互いに関連する一次コイルと二次コイルW11R、Wれ、その際、第一の整流器エレメントDR1またはDS1またはDT1の陽極と、第二の整流器エレメントDR2またはDS2またはDT2の陰極が、三相交流ケーブルPL3の関連する2R、W2RまたはW11S、W12S、W2SまたはW11T、W12T、W2Tは、その際、磁気フレームの個別の鉄心K、K、Kにそれぞれ配置されている。基本的に、三相交流変圧器T3P2は、上述の装置に使用されているように、一相変圧器T1P2から構成されることも可能である。
図13に示されている装置の場合、好ましくは、制御可能な整流器エレメントDR1、DR2、DS1、DS2、DT1、DT2のそれぞれが、1つの半波のために、3つの位相R、S、Tのそれぞれに電流を通すことにより、常に6つのパルスが伝達される。
図14aは、図13の変圧器T3P2の一次コイルW11R,W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12Tにおける、位相角制御によって調整される一次電流I1R1、I1S1、I1T1、I1R2、I1S2、I1T2の経過を示している。
図14bは、図13の負荷抵抗Zを介する電圧Uの経過を示し、すでにかなりの範囲が平滑になっている。
直流電圧または直流電流の生成に働く装置は、少なくとも1つの整流器エレメント、好ましくは、サイリスタまたはトライアックなどの制御可能な整流器エレメントと、少なくとも1つの一次コイルおよび少なくとも1つの二次コイルをもつ、少なくとも1つの変圧器とを有している。
一相または多相の電源ケーブルの導線を介して交流電圧電源と接続されている、少なくとも1つの一次コイルと、負荷と接続されている、少なくとも1つの二次コイルとは、磁束Φのガイドに働く磁気フレームに配置されており、この磁気フレームは、少なくとも1つの磁気回路を形成する、該当する数のヨークと鉄心とを有した周知の任意構造において実施されている。
発明に基づき、少なくとも1つの一次コイルが、整流器エレメントを介して交流電圧電源と接続されていることにより、一次電流I1は、該当する極性の各交流電圧半波のために整流器エレメントと一次コイルとを介して導通可能であり、磁化フレームまたはその中の磁気回路によって磁束Φを常に同じ方向に促す。
該当する極性の各半波によって、変圧器または一次コイルが、場合によって制御可能な半導体エレメントにより電源と接続されることにより、静的機械または変圧器の、同じ極性の2つの半波間に生じる完全または部分的な応力緩和に応じて、少なくともほぼ始動電流に該当する一次電流を流すことができる。つまり、磁気コイルまたは鉄ならびにエアギャップに保存されているエネルギーは、使用されない半波が生じている間、変圧器が半波の伝達前の状態に戻っている場合に供給される。
エアギャップに保存されている磁気エネルギーは無効電力を大きくするが、ほとんど損失なく再供給される。それとは反対に、エアギャップの寸法を選ぶことによって、鉄を介して発生する磁界強度HFEならびにその結果として常に生じる残留磁気BRに、希望する形で影響を与えることができる。エアギャップを使用した場合に、磁界強度の需要が上昇し、それに伴って磁化電流が上昇すると、変圧器の特性曲線は短くされるか、または直線化される。従って、エアギャップと磁化電流との間には相互作用が存在し、この相互作用が変圧器の始動およびシャットダウンにも有利に影響する。
発明に基づく方法
整流器エレメントとしてダイオードを使用する場合、交流電圧半波のゼロ点のすぐ後に、この整流器エレメントが接続される。磁束Φは、Φ=0ではじまり、半波後に最大±2Φ、すなわち電圧時間積によって規定される全磁束量まで上昇する。このことから、二次回路で測定される量も倍増する。これに応じて高い磁化電流Iを有する鉄心を飽和状態にするために、エアギャップのサイズを適切に決めることができる。同じ極性の半波と半波との間に距離があるため、変圧器は、変圧器の一般的な作動で静止と呼ばれる状態には移行しない。
その際、一次電流I1または磁化電流Iおよび補流I2’の合計がゼロになる限り、ダイオードは導通している。一次電流I1の0点後にダイオードが阻止するため、第二の半波は伝達されないことから、パルス直流が伝達される。二次側では、常に同じ極性を有する、二次電流I2と二次電圧U2の半波が結果として生じる。
発明に基づいて、分離されている磁気回路を介して、半波が両方とも伝達され、負荷に送られるのが好ましい。それぞれ半分の電流しか通さない2つの部分変圧器が、正しい位相で相互に接続される場合、パルス直流への2つのパルス列によってお互いを補完し合う。しかし、部分変圧器を介して伝達されるのは同一方向の半波だけであることから、定格電流の半分だけが部分変圧器内に流れ込み、同じ導体断面での損失(Pv=(1/2)R)は1/4しか発生しない。従って、2つの部分変圧器の定格出力の合計は、これに対応する通常の変圧器の定格出力よりも小さい。
それに対して、2つのパルス間のギャップが十分に大きい場合には、2つの部分変圧器の代わりに、1つの半波を正しい極性で伝達する2つの一次コイルを有する変圧器を1つだけ用いることができる。
発明に基づく解決方法は、多相システムでも、とりわけ有利に利用可能である。その際、位相を介して伝達できるのは、1つまたは2つの半波だけである。そのため、二次側では、リップルの極めて低下した電圧が生じる。

Claims (13)

  1. 少なくとも1つの整流器エレメント(D)と、少なくとも1つの変圧器(T)とを有し、前記変圧器(T)が少なくとも1つの電源ケーブル(PL)のケーブル(PL1、PL2)を介して交流電圧電源(Q)と接続される少なくとも1つの一次コイル(W1)と、負荷(Z)に接続されている少なくとも1つの二次コイル(W2)とを有しており、前記二次コイル(W2)は磁束Φのガイドに働く付属の磁気フレーム(JK)に配置されている、直流電圧または直流電流を生成する装置であって、前記一次コイル(W1)が前記整流器エレメント(D)を介して前記交流電圧電源(Q)と接続されていることにより、該当する極性の各交流電圧半波のために、一次電流I1が前記整流器エレメント(D)と前記一次コイル(W1)とを介して供給可能であり、前記磁気フレーム(JK)によって磁束Φを常に同じ方向に促すことを特徴とする、直流電圧または直流電流を生成する装置。
  2. 2つの一次コイル(W11、W12)が、該当する極性の各交流電圧半波によって、それぞれの前記一次電流I1が、交互に、前記一次コイル(W11、W12)のそれぞれに流されるように、整流器エレメント(D1またはD2)を介して前記交流電圧電源(Q)と接続され、変圧器(T1P2)の同一の前記磁気フレーム(JK)に配置されており、それぞれの前記一次電流I1が、前記磁気フレーム(JK)を介して関連する磁束Φを常に同じ方向に促していることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 2つの前記一次コイル(W11、W12)が、前記整流器エレメント(D)を介して前記交流電圧電源Qとそれぞれ接続され、個別の磁気フレーム(JK1、JK2)に配置されていること、両方の前記磁気フレーム(JK1、JK2)の1つに配置されている二次コイル(W21またはW22)が、関連する半波のために、前記負荷(Z)の中に交互に流される二次電流I2が前記負荷(Z)を介して同じ方向へ流れるように、前記負荷(Z)と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  4. a)前記一次コイル(W11、W12)の第一端部が、異なる極性の前記整流器エレメント(D1またはD2)を介して前記電源供給ケーブル(PL)の前記第一ケーブル(PL1)と接続され、前記一次コイル(W11、W12)の第二端部が、前記電源供給ケーブル(PL)の前記第二ケーブル(PL1)と接続されていること、または、
    b)前記一次コイル(W11、W12)の第一端部と前記一次コイル(W11、W12)の第二端部とが、同一極性の前記整流器エレメント(D1またはD2)を介して、前記電源供給ケーブル(PL)の異なるケーブル(PL1またはPL2ならびにPL2またはPL1)と接続されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の装置。
  5. 変圧器(T3P1)が3つの一次コイル(W1R、W1S、W1T)を有し、それぞれの第一の端部が、関連する整流器エレメント(DまたはDまたはD)を介して三相交流ケーブル(PL3)の位相(R、S、T)と接続され、それらの第二の端部が前記三相交流配線(PL3)の中性線(0)と接続されていること、前記変圧器(T3P1)が前記一次コイル(W1R、W1S、W1T)と磁気的に連結している二次コイル(W2R、W2S、W2T)を有し、前記二次コイル(W2R、W2S、W2T)の中に交互に送られる二次電流I2R、I2SおよびI2Tが負荷(Z)を介して常に同じ方向へ流れるように、前記二次コイル(W2R、W2S、W2T)が前記負荷(Z)と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  6. 前記変圧器(T3P1)が3つの一次コイルのペア(W11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12T)を有し、それぞれの第一の端部が、関連する整流器エレメント(DR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2)を介して前記三相交流ケーブル(PL3)の前記位相(R、S、T)と接続され、それらの第二の端部が前記三相交流ケーブル(PL3)の前記中性線(0)と接続されていること、前記変圧器(T3P1)が前記一次コイル(W1R、W1S、W1T)と磁気的に連結している前記二次コイル(W2R、W2S、W2T)を有し、前記二次コイル(W2R、W2S、W2T)の中に交互に送られる前記二次電流I2R、I2S、I2Tが前記負荷(Z)を介して常に同じ方向へ流れるように、前記二次コイル(W2R、W2S、W2T)が前記負荷(Z)と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  7. 互いに連結されている前記一次コイルと前記二次コイル(W1R、W2RまたはW1S、W2SまたはW1T、W2T)または(W11R、W12RまたはW11S、W12SまたはW11T、W12T)が、前記磁気フレームの鉄心(KまたはKまたはK)にそれぞれ配置されていることを特徴とする、請求項6または7に記載の装置。
  8. 1つまたは複数の前記磁気フレーム(JK)が、好ましくは、少なくとも1つのヨークまたは1つの前記鉄心、1つのエアギャップ(d)を有し、好ましくは、前記鉄心の磁界強度が規定値を超過しないように、前記エアギャップ(d)が選択されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記整流器エレメント(D)または前記整流器エレメント(D1、D2もしくはDまたはDまたはDもしくはDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2)が、コントロールユニット(CTRL)と接続されている制御入力(cl、cl、cl、cl)を有し、伝達される同一極性半波の位相がゲートでコントロールされるように、および/または、個々の同一極性半波が定期的または必要に応じて伝達されないように、前記コントロールユニット(CTRL)によって制御可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記整流器エレメント(D)または前記整流器エレメント(D1、D2もしくはDまたはDまたはDもしくはDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2)のそれぞれが、制御可能な半導体、好ましくはサイリスタまたはトライアックであることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 前記二次コイル(W2)または前記二次コイル(W21、W22またはW2R、W2S、W2TまたはW1R、W2RまたはW1S、W2SまたはW1T、W2T)が、少なくとも1つの構成部品、場合によっては、直列につながれた1つのスロットル(L)および/または前記負荷(Z)に並列につながれた1つの負荷コンデンサ(C)を有する、アクティブまたはパッシブなフィルターカイロ(S)を介して前記負荷(Z)と接続されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 1つの前記変圧器(T、...)または複数の前記変圧器(T、...)のギヤ比が変更可能であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 各前記整流器エレメント(D1、D2もしくはDまたはDまたはDもしくはDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2)が、同一極性半波を定期的または必要に応じて、関連する前記一次コイル(W1、...)に供給し、前記一次コイルが関連する前記二次コイル(W2)によって前記負荷(Z)に正しい極性で供給されることを特徴とし、とくに、1つまたは多相の前記交流電圧電源(Q)に接続され、電気エネルギー変換のために、少なくとも1つの前記整流器エレメント(D1、D2もしくはDまたはDまたはDもしくはDR1、DR2またはDS1、DS2またはDT1、DT2)と、少なくとも1つの前記変圧器(T、T1、T2、T1P2、T3P1、T3P2)とを有する、請求項1〜12の1つに記載の装置を用いて、直流電圧または直流電流を生成する方法。
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