JP4411460B2 - 電圧調整変圧器 - Google Patents
電圧調整変圧器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4411460B2 JP4411460B2 JP2004063219A JP2004063219A JP4411460B2 JP 4411460 B2 JP4411460 B2 JP 4411460B2 JP 2004063219 A JP2004063219 A JP 2004063219A JP 2004063219 A JP2004063219 A JP 2004063219A JP 4411460 B2 JP4411460 B2 JP 4411460B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- bypass
- cores
- voltage
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
磁束制御型調整器の鉄心の形状としては、直交型、積層平行型、田型等、様々なものが提案されている。
この内、特に直交型は鉄心構造が複雑で、直交部で鋼板の積層面が交差するので短絡防止用絶縁フィルムを挿入する必要があるなど大型化に不向きで、かつ局部加熱を生じ易い、という問題点があった。
第1図において、閉磁路をなす鉄心10には、各々巻数N1、N2の1次、2次コイルN1,N2が巻かれており、鉄心10は、同型の薄板部材を図面の奥行き方向に、又は上下方向に重ねて形成される。
鉄心11a、11bには同一巻数の制御コイルNc1、Nc2が巻かれており、両制御コイルは直列に接続され、しかも直流電流Icを流した場合、鉄心11a、11bが逆方向に励磁され、環状の磁束φcが生成されるように接続される。
こうして、1次コイルの鎖交磁束はもとの無負荷時の値φ1に戻って平衡する。
3相交流電力の各相電圧に対応する3組の電圧調整変圧器からなり、各々の前記電圧調整変圧器は、第1、第2の2つの巻鉄心からなる主鉄心と、前記主鉄心の縦辺の一方に並立するバイパス鉄心と、前記第1、第2の2つの巻鉄心と前記バイパス鉄心に巻かれた1次コイルと、前記第1、第2の2つの巻鉄心に巻かれた2次コイルと、前記第1、第2の2つの巻鉄心の、前記1次、2次コイルからもっとも離隔した位置に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれた制御コイルとを含み、前記バイパス鉄心には、その上下の双方又は一方に設けられた環状の共通のヨーク部が設けられていることを特徴とする。
同時に、従来と同一部分についての説明は省略する場合がある。
第2図(A)は等価回路図、(B)は上面図、(C)は立面図である。簡単のため、図(B)(C)において、コイルと鉄心以外の回路部分は省略してある。
本実施例では、積層された閉磁路をなす第1、第2の鉄心21、22からなる主鉄心と、これらを囲むように巻かれた、1次コイルN1、2次コイルN2と、第1、第2の鉄心21、22に直列に、且つ互いに逆方向に同一巻数に巻かれた制御コイルNc1、Nc2とを含む。
以下、この形状の鉄心21、22の組を、「積層2分割型鉄心」と称する。
従来の積層平行型鉄心の場合と異なり、積層用の薄板を刳り抜いて精密な寸法の開口部を形成するという、特に大容量の場合に困難な工程を必要とせず、単に2つの積層鉄心を並立するだけでよい。
即ち、構造が簡単で、特に大容量の場合の製造が容易になる。
また、積層平行型鉄心の場合よりも、制御コイル部の局部発熱集中度が低いので、放熱が容易になり、大容量化が可能になる。
第3図(A)は等価回路図、(B)は上面図、(C)は立面図である。簡単のため、図(B)(C)において、コイルと鉄心以外の回路部分は省略してある。
本実施例では、積層された閉磁路をなす第1、第2の鉄心21、22からなる主鉄心と、バイパス鉄心30と、これらすべてを囲むように巻かれた1次コイルN1と、第1、第2の鉄心21、22を囲むように巻かれた2次コイルN2と、第1、第2の鉄心21、22に、直列に、且つ互いに逆方向に同一巻数に巻かれた制御コイルNc1、Nc2とを含む。
即ち、実施例1の積層2分割鉄心型の電圧調整変圧器に対して、1次コイルN1だけに巻かれるバイパス鉄心30を追加したものである。
最初に、無負荷(負荷Loadが開放状態)、制御コイル電流Icがゼロの状態とする。1次コイルN1に交流電圧v1を印加すると、鉄心21、22、30には磁束φ1、φ2、φ3が誘起され、2次コイルN2に2次電圧v2が誘起されるが、1次コイルに誘起された磁束のうち、バイパス鉄心30によってバイパスされた分φ3だけ、主磁束(φ1+φ2)が、従って1次・2次コイルの鎖交磁束が減少し、2次電圧もその比率で低下する。
バイパス鉄心により、意図的に所定量の漏れ磁束(2次コイルを通らない磁束)を作り吸収するので、実施例1の場合よりもさらに、実効電力の損失が少なく、鉄心飽和による波形歪みや局部過熱が最小限に抑えられ、かつバイパス鉄心のサイズを加減することにより、2次電圧を実施例1の場合よりも広い範囲にわたって所定の値に設定できる。
前記第3図において、実施例2におけるバイパス鉄心30は、4辺30a〜30dからなる閉磁路を形成していたが、本実施例におけるバイパス鉄心30は、1次コイルN1に囲まれた辺30aを含むが、30b〜dの全部又は一部を欠く。
2次電圧の調整範囲の上限を、実施例2のようにバイパス鉄心が閉磁路の場合よりも、バイパス鉄心が無い場合の2次電圧に近い値に設定できる。
また、開磁路鉄心の方が閉磁路鉄心よりも製造が容易である。
(構造)
本実施例では、前記実施例2において、バイパス鉄心を2分割して積層2分割鉄心31、32とし、これらに直列に、且つ互いに逆方向に巻かれたバイパス鉄心制御コイルNc3、Nc4を備える。
バイパス鉄心31、32は、本実施例では閉磁路であるが、実施例3のように開磁路であってもよい。
バイパス鉄心制御コイルに流す直流電流Ic2により、バイパス(漏れ)磁束量を加減できるので、その分だけ主鉄心の磁束、従って2次電圧を、第2、3の実施例の場合よりも広い範囲にわたって高速(例えば、5サイクル=100msec以内)かつ連続的に可変制御できる。
制御パラメータが2つ(主鉄心の制御電流Ic1とバイパス鉄心の制御電流Ic2)となり、調整し易くなる。例えば、一方のパラメータの調節感度が適切になるように、即ち、感度が低くなく、かつ過敏でないように、他方のパラメータを選ぶことができる。
(構造)
本実施例では、主鉄心を脚部と上下のヨーク部からなる主鉄心のうち、上下のヨークの双方を2分割部とする。即ち、脚部27、28は第1、第2の鉄心に共通であるが、上部ヨーク部41と下部ヨーク部43、上部ヨーク部42と下部ヨーク部44は各々、第1、第2の鉄心に属し、上下ヨーク部は脚部に対し、バットジョイントされる。制御コイルNc11と21、12と22は、各々上部ヨークと下部ヨークに、直列に、且つ互いに逆方向に巻かれる。
重い1次コイル11、12、2次コイル21、22は、上部ヨーク41、42及びバイパス鉄心30の上部ヨークを装着する前に主鉄心の脚部27、28に装着され、軽い制御コイルNc11、21、12、22は、上下ヨーク部に装着される。
本実施例では、鉄心構造がさらに簡単で製造が容易になる。
積層鉄心の場合、少なくとも上部ヨークは、脚部にコイルを装着した後で装着しなければならず、特にラップジョイントの場合、薄板を1枚ずつ挿入装着するという困難な工程があったが、本実施例では特に上部ヨークをバットジョイントすることにより、この困難な工程を避けられる。
第6図(A)は上面図、(B)は立面図である。
(構造)
本実施例を実施例2と比較すると、主鉄心を構成する第1、第2の鉄心21、22が積層鉄心ではなく巻鉄心で形成される点が異なる。
なお、バイパス鉄心30は、本実施例では単一の棒状の開磁路積層鉄心であるが、例えば、第7図(A)上面図、(B)立面図に示すように、2分割閉磁路巻鉄心31、32にして、実施例4と同じくバイパス鉄心制御コイルNc3,Nc4を備えてもよい。
継ぎ目工作が不要で一括機械巻き工作が可能な巻鉄心を2個(第7図のように、バイパス鉄心を2つ加えると計4個)用意するだけでよいので、主鉄心及び/又はバイパス鉄心の2分割構造がさらに簡単で製造が容易になる。
前記の実施例2〜6において、制御コイルは1、2次コイルから最も離れて設けられる。
前記実施例において、1、2次コイルは、両コイル間の漏れ磁束量を最少にするなどの理由から、通常いずれも同心に設けられている。
従って、実施例1〜4、6においては、1、2次コイルの巻かれている辺(脚部)の対向辺(脚部)の中央に、実施例5においては、上下のヨーク部の中央に、制御コイルが巻かれる。
制御コイルに対する1次、2次コイルのインピーダンスを上げて、波形歪み率を下げることができる。
これらの実施例を説明する図はすべて上面図(A)と立面図(B)からなり、簡単のため、コイルと鉄心以外の回路部分を省略し、コイルと鉄心についても一部省略してある。
本実施例では、3相電圧調整変圧器の第1相分は、第1、第2の閉磁路をなす鉄心21、22からなる主鉄心に1次、2次コイルN11、N21を同心に巻き、鉄心21,22の1次、2次コイルと反対側の位置に、制御コイルNc11、21を直列に、且つ互いに逆方向に巻き、さらに1次コイルは、第3の鉄心31をも巻くことで形成される。
同様にして第2、3相分が形成される。
その際、バイパス鉄心30は、前記各相の鉄心31、33、35を3脚として、これらに共通のヨーク51、53を上下に有する。
動作の原理は、相当する単相電圧調整変圧器、例えば、実施例2に係るものと同様であるが、これを3組並列する場合と異なり、共通のヨーク51、53により、各相のバイパス鉄心の個別の帰路が省略できる結果、安価で小型化できる。
本実施例では、前記実施例8と比較すると、バイパス鉄心が2分割され、各々にバイパス鉄心制御コイルが巻かれている点で異なる。
即ち、例えば、第1相目のバイパス鉄心は31、32からなり、両鉄心にはバイパス鉄心制御コイルNc41、Nc42が直列に、且つ互いに逆方向に巻かれる。
本実施例では、全バイパス鉄心31〜36は共通の上下ヨーク51、53を有する。
動作の原理は、相当する単相電圧調整変圧器、例えば、実施例4に係るものと同様であるが、これを3組並列する場合と異なり、共通の上下ヨーク51、53により、各相の2組のバイパス鉄心の個別の帰路が省略できる結果、安価で小型化できる。
なお本実施例では、バイパス鉄心の、3相の各相に対応する別々の脚部を各々2つにした構成について説明したが、共通ヨーク部(共通ヨーク部の上下双方とも、もしくは上下の一方)を2つのした場合、あるいは前記別々の脚部と前記共通ヨーク部(共通ヨーク部の上下双方とも、もしくは上下の一方)の双方を各々2つにした場合も相応する効果を奏することができる。
本実施例では、主鉄心の積層鉄心からなる3脚、21、23、25が三角に配置され、各々に、2次コイルN21、N22、N23が、さらにその外側に1次コイルN11、N12、N13が巻かれる。(図では簡単のため、第1相分のコイルN11、N21だけを示す。)
動作の原理は、相当する単相電圧調整変圧器、例えば、前記実施例1に係るものと同様であるが、これを3組並列する場合と異なり、3相分合計で、主鉄心の脚部は3本、主鉄心のヨーク部は上下合せて4本を要するだけであるので、安価で小型化できる。
本実施例では、前記実施例10と比較して、1次コイルN11,N12、N13だけが巻くように、バイパス鉄心31、33、35が追加される。
(作用効果)
動作の原理は、相当する単相電圧調整変圧器、例えば、前記実施例3に係るもの、特に実施例3において、バイパス鉄心が30aだけからなる場合と同様であるが、これを3組並列する場合と異なり、3相分合計で、主鉄心の脚部は3本、ヨーク部は上下合せて4本を要するだけであるので、やはり安価で小型化できる。
本実施例では、前記実施例11における積層バイパス鉄心31、33、35と比較して、その上下に、さらに巻線鉄心からなる環状の共通のヨーク51、53が装着(バットジョイント)される。
動作の原理は、前記実施例8に係るものと同様であるが、実施例8(第8図)の場合よりも3相の配置の対称性がよく、バランスのとれた歪みの少ない特性を提供できる。
さらに、3相分合計で、主鉄心の脚部は3本、主鉄心のヨーク部は上下合せて4本を要するだけであるので、やはり安価で小型化できる。
本実施例では、前記実施例10における積層バイパス鉄心31、33、35と比較して、その上下各々に、2本ずつの巻線鉄心からなる環状の共通のヨーク51、52、と53、54(54のみ図示せず)が装着(バットジョイント)される。
さらに、バイパス鉄心の上部ヨーク51、52の3箇所に、バイパス鉄心制御コイルNc41とNc42、Nc43とNc44、Nc45とNc46がヨーク51、52に、直列に、且つ互いに逆方向に巻かれる。
又、下部ヨーク53、54にも同様にバイパス鉄心制御コイルが巻かれる。
動作の原理は、前記実施例9に係るものと同様であるが、実施例9(第9図)の場合よりも3相の配置の対称性がよく、バランスのとれた歪みの少ない特性を提供できる。
さらに、3相分合計で、主鉄心の脚部は3本、主鉄心のヨーク部は上下合せて4本を要するだけであるので、やはり安価で小型化できる。
本実施例では、即ち、実施例6に係る単相電圧調整変圧器が3組、三角形状に配置されており、積層鉄心からなるバイパス鉄心31、33、35の上下に、巻線鉄心からなる環状のヨーク51、53がバットジョイントされる。
簡単のため図中には、主として第1相分の部材だけを示し、第2、第3相分については、上面図(A)だけに、第1主鉄心23、25とバイパス鉄心33、35を示した。
動作の原理は、相当する単相電圧調整変圧器、例えば、前記実施例6においてバイパス鉄心に帰路がある場合と同等であるが、これを3組並立する場合と異なり、バイパス鉄心の個別の帰路が省けるので、安価で小型化できる。
又、動作の原理は、前記実施例12に係るものと同様であるが、実施例12の場合と異なり、継ぎ目工作が不要で一括機械巻き工作が可能な巻鉄心を6個(バイパス鉄心の共通ヨークを2つ加えると計8個)とバイパス鉄心を3脚用意するだけでよいので、主鉄心の2分割構造がさらに簡単になり、製造が容易になる。
前記実施例14における積層バイパス鉄心31、33、35に対して、その上下各々に、2本ずつ巻線鉄心からなる環状の共通のヨーク51、52、と53、54(図示せず)が装着(バットジョイント)される。さらに、バイパス鉄心の上部ヨーク51、52の3箇所に、バイパス鉄心制御コイルNc41とNc42、Nc43とNc44、Nc45とNc46(図示せず)がヨーク51、52に、直列に、且つ互いに逆方向に巻かれる。
又、下部ヨーク53、54にも同様にバイパス鉄心制御コイルが巻かれる。
動作の原理は、相当する単相電圧調整変圧器、例えば、前記実施例7(第7図)と同等であるが、これを3組並立する場合と異なり、バイパス鉄心の個別の帰路が省けるので、安価で小型化できる。
又、動作の原理は、前記実施例13に係るものと同様であるが、実施例13の場合と異なり、継ぎ目工作が不要で一括機械巻き工作が可能な巻鉄心を6個(バイパス鉄心の共通ヨークを4つ加えると計10個)とバイパス鉄心を6脚用意するだけでよいので、主鉄心及びバイパス鉄心の2分割構造がさらに簡単になり、製造が容易になる。
しかしながら、「環状」のヨークは他の形状をとる場合を含み、例えばヨークの鉄心材料を節約するために、脚部間部分も略、平行線形状にして全体として「おむすび形」とすること、あるいは例えばヨークの加工を簡単にするために、ヨーク全体を同心の「円形」にすることもできる。
11a 開口部
11b、11c 2脚の鉄心
21、23、25 第1の鉄心(主鉄心)
22、24、26 第2の鉄心(主鉄心)
30 第3の鉄心(バイパス鉄心)
30a、30b、30c、30d バイパス鉄心の4辺
31、32、33、34、35、36 バイパス鉄心
41、42 上部ヨーク
43、44 下部ヨーク
51、52 バイパス鉄心の上部ヨーク
53、54 バイパス鉄心の下部ヨーク
N1、N2 1次コイル、2次コイルの組
N11、N21;N12、N22;N13、N23 1次コイル、2次コイルの組
Nc1、Nc2 制御コイルの組
Nc11、Nc21;Nc12、Nc22;Nc13、Nc23 制御コイルの組
Nc14、Nc24;Nc15、Nc25;Nc16、Nc26 制御コイルの組
Nc3、Nc4 バイパス鉄心制御コイルの組
Nc41、Nc42;Nc43、Nc44;Nc45、Nc46 バイパス鉄心制御コイルの組
Claims (13)
- 閉磁路をなす第1、第2の鉄心と、第3の鉄心(以下、バイパス鉄心という)と、前記第1、第2の鉄心とバイパス鉄心とを囲むように巻かれた1次コイルと、前記第1、第2の鉄心を囲むように巻かれた2次コイルと、前記第1、第2の鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれた制御コイルと、を含むことを特徴とする電圧調整変圧器。
- 前記バイパス鉄心が開磁路からなることを特徴とする請求項1に記載の電圧調整変圧器。
- 前記バイパス鉄心が、さらに2つの鉄心からなり、前記2つの鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれたバイパス鉄心制御コイルを含むことを特徴とする請求項1に記載の電圧調整変圧器。
- 前記第1、第2の鉄心が、共通の脚部と、上下のヨーク部のうち一方又は双方が分割されたヨーク部とからなり、前記制御コイルが前記第1、第2の鉄心の前記分割されたヨーク部に巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の電圧調整変圧器。
- 前記第1、第2の鉄心が巻鉄心であることを特徴とする請求項1に記載の電圧調整変圧器。
- 前記制御コイルが、前記1次、2次コイルから最も離隔した位置に巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の電圧調整変圧器。
- 3相交流電力の各相電圧に対応する3組の電圧調整変圧器からなり、各々の前記電圧調整変圧器は、閉磁路をなす第1、第2の鉄心と、第3の鉄心(以下、バイパス鉄心という)と、前記第1、第2の鉄心とバイパス鉄心とを囲むように巻かれた1次コイルと、前記第1、第2の鉄心を囲むように巻かれた2次コイルと、前記第1、第2の鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれた制御コイルとを含み、前記バイパス鉄心が、3相の各相に対応する別々の脚部と、共通のヨーク部からなる帰路とを有することを特徴とする電圧調整変圧器。
- 前記バイパス鉄心の、3相の各相に対応する別々の脚部又は共通ヨーク部の、一方もしくは双方が2つの鉄心からなり、前記2つの鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれたバイパス鉄心制御コイルを含むことを特徴とする請求項7に記載の電圧調整変圧器。
- 3相交流電力の各相電圧に対応して三角状に配置した3脚からなる主鉄心と、
前記主鉄心の上下の双方又は一方に設けられた、環状(以下、円形、又は「おむすび形」の場合を含む)の第1、第2の2つのヨーク部と、
ここで前記第1、第2のヨーク部と前記主鉄心は、各々、前記主鉄心を共有する第1、第2の鉄心を形成し、
前記第1、第2のヨーク部の鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれた制御コイルと、
前記3脚からなる主鉄心に各々並立する3脚からなるバイパス鉄心とを含み、
前記主鉄心を囲むように2次コイルが、前記主鉄心と前記並立するバイパス鉄心とを囲むように1次コイルが、各々巻かれていることを特徴とする電圧調整変圧器。 - 前記3脚からなるバイパス鉄心が、さらにその上下の双方又は一方に設けられた、環状の共通のヨーク部を有することを特徴とする請求項9に記載の電圧調整変圧器。
- 前記バイパス鉄心の環状の共通のヨーク部がさらに2つの鉄心からなり、前記2つの鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれたバイパス鉄心制御コイルを含むことを特徴とする請求項10に記載の電圧調整変圧器。
- 3相交流電力の各相電圧に対応する3組の電圧調整変圧器からなり、各々の前記電圧調整変圧器は、第1、第2の2つの巻鉄心からなる主鉄心と、前記主鉄心の縦辺の一方に並立するバイパス鉄心と、前記第1、第2の2つの巻鉄心と前記バイパス鉄心に巻かれた1次コイルと、前記第1、第2の2つの巻鉄心に巻かれた2次コイルと、前記第1、第2の2つの巻鉄心の、前記1次、2次コイルからもっとも離隔した位置に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれた制御コイルとを含み、前記バイパス鉄心には、その上下の双方又は一方に設けられた環状の共通のヨーク部が設けられていることを特徴とする電圧調整変圧器。
- 前記バイパス鉄心の共通のヨーク部がさらに2つの鉄心からなり、前記2つの鉄心に、直列又は並列に、且つ互いに逆方向に巻かれたバイパス鉄心制御コイルを含むことを特徴とする請求項12に記載の電圧調整変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004063219A JP4411460B2 (ja) | 2004-03-05 | 2004-03-05 | 電圧調整変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004063219A JP4411460B2 (ja) | 2004-03-05 | 2004-03-05 | 電圧調整変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005252113A JP2005252113A (ja) | 2005-09-15 |
JP4411460B2 true JP4411460B2 (ja) | 2010-02-10 |
Family
ID=35032291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004063219A Expired - Fee Related JP4411460B2 (ja) | 2004-03-05 | 2004-03-05 | 電圧調整変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4411460B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5354728B2 (ja) * | 2009-02-06 | 2013-11-27 | トクデン株式会社 | 電圧調整変圧器 |
JP5354730B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2013-11-27 | トクデン株式会社 | 三相用電圧調整変圧器 |
JP2010278273A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Hitachi Engineering & Services Co Ltd | 可変電圧型変圧器 |
JP5701380B2 (ja) * | 2010-06-10 | 2015-04-15 | シャフナー・エーエムファウ・アクチェンゲゼルシャフト | 高調波成分をキャンセルする相関磁気装置 |
JP5360427B2 (ja) * | 2010-06-28 | 2013-12-04 | スミダコーポレーション株式会社 | 電源装置 |
JP5366097B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2013-12-11 | 株式会社ダイフク | 無接触給電設備の2次側受電回路およびこの2次側受電回路において使用される可飽和リアクトル |
JP6853929B2 (ja) * | 2016-12-07 | 2021-04-07 | 日本▲まき▼線工業株式会社 | Led駆動電源装置 |
JP7119517B2 (ja) * | 2017-09-28 | 2022-08-17 | 富士電機株式会社 | 電力分配ユニット |
CN111045469A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-21 | 桂林理工大学 | 一种电子束栅极电压稳定装置 |
CN111462992A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-07-28 | 东莞市大忠电子有限公司 | 一种不同回路用多层电抗器及其共轭方法 |
-
2004
- 2004-03-05 JP JP2004063219A patent/JP4411460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005252113A (ja) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10014791B2 (en) | Distribution transformer | |
JP2008177500A (ja) | 三相電磁機器 | |
JP4411460B2 (ja) | 電圧調整変圧器 | |
JP6025059B2 (ja) | 三相電磁機器 | |
JP5896371B2 (ja) | 三相電磁機器 | |
KR101715296B1 (ko) | 전압조정 기능을 갖는 위상조정 변압기 권선회로 | |
JP5459775B2 (ja) | 変圧器の二次側に整流器エレメントのないac−dcコンバーター | |
CA2064446C (en) | Variable impedance transformer | |
US20160062386A1 (en) | Stationary Induction Electric Apparatus | |
WO2017016249A1 (zh) | 一种响应速度快的多功能变压器 | |
JP5354730B2 (ja) | 三相用電圧調整変圧器 | |
JP5520613B2 (ja) | 磁束制御型可変変圧器 | |
WO2016110013A1 (zh) | 一种磁控孤立的多功能变压器 | |
Nakamura et al. | Three-dimensional reluctance network analysis considering an iron loss characteristic for an EIE-core variable inductor | |
Cui et al. | A single-phase electromagnetic transformer with an adjustable output voltage | |
JP3789333B2 (ja) | 電磁機器 | |
CN104795202A (zh) | 一种缩短暂态响应时间的饱和电抗器 | |
WO2017020709A1 (zh) | 一种改进的多功能变压器 | |
SU1781711A1 (ru) | Tpexфaзhый hacыщaющийcя peaktop | |
JP5918066B2 (ja) | 電磁機器 | |
JP7503783B2 (ja) | 磁束制御型可変変圧器 | |
JP3028213B2 (ja) | 電圧調整装置 | |
JP6909462B2 (ja) | 三相電磁機器 | |
RU93593U1 (ru) | Устройство защиты управляемого шунтирующего реактора от витковых замыканий обмотки | |
JP2004187374A (ja) | 単相3線式電圧調整器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090925 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091020 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091027 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |