JP7119517B2 - 電力分配ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットに関するものである。
従来から、磁気回路の原理を用い、薄板の珪素鋼板を積層したもので、一次コイル、二次コイル、三次コイルなどの複数のコイルを巻回し、一次コイルに供給される電力を、二次コイル、三次コイルなどに接続した負荷に分配する電力分配ユニットが考案されている。ここで、コアは薄板の珪素鋼板が積み重ねられ、珪素鋼板の厚み方向の空隙をなくす為、珪素鋼板に穴をあけ、ボルトを通し、厚板の端板で挟み込んで支持されている。この電力分配ユニットは、数kW以上で用いられる。
また、最近では、小型化を図るために、比透磁率が珪素鋼板に比べ数倍大きいフェライト材をコアにし、E形にI形を組み合わせて接着した小塊のものが、24V負荷など制御用の電源として数十W以下の高圧トランスに使用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-55667号公報
珪素鋼板をコアにした場合には端板があり、電磁誘導による発熱が発生する為、小型の電力分配ユニットでは、フェライト材をコアにするのが望ましい。しかし、フェライト材をコアにして数kW以上の電力を複数の負荷に同時に分配するには、飽和磁束密度が小さいため、コアの中の磁路長を長くする必要があり装置が大型になるという課題があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、コンパクトで小型化が可能な電力分配ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電力分配ユニットは、一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットであって、複数枚の板状フェライトをコアとして、前記一次コイルは全数の前記板状フェライトに巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回され、前記板状フェライトは、下部に前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを巻くコイル巻空間が設けられているとともに、前記コイル巻空間の上方に複数のスリットが施され、前記板状フェライトに前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルが左右に分割されて巻回され、前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルの磁束が左右に別々のループで流れるように、該左右の一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを接続するとともに、直流磁界を流す直流コイルを左右に分割して巻回し、該板状フェライトに1つのループで流れるように接続し、分配する電力量を制御できることを特徴とする。
また、本発明に係る電力分配ユニットは、一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットであって、複数枚の板状フェライトをコアとして、前記一次コイルは全数の前記板状フェライトに巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回され、前記板状フェライトは、下部に前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを巻くコイル巻スペースが設けられているとともに、前記左右のコイル巻スペースの上方に複数のスリットが施され、前記板状フェライトに前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルが左右に分割されて巻回され、前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルの磁束が1つのループで流れるように該左右の一次コイル、二次コイル及び三次コイルを接続するとともに、直流磁界を流す直流コイルを左右に分割して巻回し、該板状フェライトに左右に別々のループで流れるようにて接続し、フェライトの透磁率を変えて分配する電力量を制御できることを特徴とする。
また、本発明に係る電力分配ユニットは、前記コイル巻きスペースが左右に2個設けられ、前記左右のコイル巻スペースの上方に、それぞれ複数のスリットが施されていることを特徴とする。
また、本発明に係る電力分配ユニットは、一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットであって、複数枚の板状フェライトをコアとして、前記一次コイルは、少なくとも1ターンは全数の前記板状フェライトに、残りは前記二次コイルと同じ板状フェライト(以下、第一板状フェライトという。)に巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回され、前記板状フェライトは、下部に前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを巻くコイル巻スペースが設けられているとともに、前記コイル巻スペースの上方に複数のスリットが施され、前記一次コイルと二次コイル以外の複数のコイルが巻回されている板状フェライト(以下、第二板状フェライトという。)に、前記二次コイル以外の前記複数コイルと直流磁界を流す直流コイルが、それぞれ左右に分割して巻回され、前記一次コイルと前記二次コイル以外の前記複数コイルの磁束は前記板状フェライトを1つのループで流れるように、前記直流コイルの磁束は左右に別々のループで流れるように接続し、分配する電力量を制御できることを特徴とする。
また、本発明に係る電力分配ユニットは、前記第一板状フェライには、1個のコイル巻スペースが設けられ、前記第二板状フェライには左右に2個のコイル巻スペースが設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る電力分配ユニットは、前記複数枚の板状フェライトが数ミリ以上の空隙をあけて支持されていることを特徴とする。
また、本発明に係る電力分配ユニットは、前記板状フェライトに巻かれる前記一次コイルと前記二次コイル、前記一次コイルと前記三次コイルなどの複数のコイルが混在してコンパクトに巻かれていることを特徴とする。
フェライトの飽和磁束密度は小さい為、板状フェライトに発生する磁束密度を飽和磁束密度以下に抑える必要がある。そして、磁束密度は磁束の流れる磁路長に反比例するから、板状フェライトの磁路長をできるだけ長くする必要がある。
本発明によれば、板状フェライトは、下部にコイルを巻くコイル巻空間が設けられているとともに、前記コイル巻空間の上方に複数のスリットが施されていることから磁路長を長くすることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを左右に分割して板状フェライトに巻回し、前記一次コイル二次コイル及び三次コイルの磁束が左右に別々のループであるいは1つのループで流れるように接続するとともに、板状フェライトに直流コイルを左右に分割して巻回し、直流磁界が1つのループで流れるように、あるいは左右に別々のループで流れるように接続し、フェライトの透磁率を変えて分配する電力量を制御できるようにしたことにより、出力電力量を要求される比率に正確に分割できるという効果を奏する。
また、本発明によれば、複数枚の板状フェライトをコアとして、一次コイルは、少なくとも1ターンは全数の前記板状フェライトに、残りは二次コイルと同じ板状フェライトに巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回されていることにより、二次コイル、三次コイルを含む複数コイルが巻回されたフェライトの一次コイルの巻回数を変えることができ、二次、三次コイルを含む複数コイルの励磁インピーダンスを変えることができるようになり、二次コイルと三次コイルなどの複数コイルへの出力電力配分が細かい比率まで容易に変更可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、前記第二板状フェライトに、前記二次コイル以外の複数コイルと直流磁界を流す直流コイルが、それぞれ左右に分割して巻回され、一次コイルと二次コイル以外の複数コイルの磁束は板状フェライトを1つのループで流れるように、直流コイルの磁束は左右に別々のループで流れるように接続し、分配する電力量を制御できることから、二次コイルと三次コイルなどの複数コイルへの出力電力配分がさらに細かい比率まで容易に変更可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、複数枚の板状フェライトが数ミリ以上の空隙をあけて支持されていることから、複数枚の板状フェライトを重ねた場合に、板状フェライト表面にある小さい凹凸による部分的な接触で、有効磁束量が小さくなることを抑制できる効果を奏する。
また、本発明によれば、一次コイルと二次コイル、一次コイルと三次コイルなどの複数のコイルが混在してコンパクトに巻かれていることからコイル間のカップリングが良くなり、励磁インピーダンスを下げる効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。 図2は、図1、図12及び図13に示した電力分配ユニットの平面図(スペーサ・ボルト・ナットの固定部は省略)である。 図3は、一次コイルと二次コイルを混在して巻回(挟み巻)する概略図である。 図4は、一次コイルと二次コイルを混在して巻回(重ね巻)する概略図である。 図5は、図2に示した電力分配ユニットの一次コイルに電圧を供給した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した図である。 図6は、本発明の実施の形態2である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。 図7は、図6に示した電力分配ユニットの平面図(スペーサ・ボルト・ナットの固定部は省略)である。 図8は、図7に示した電力分配ユニットの一次コイルに電圧を供給した場合の板状フェライトでの磁束の流れ(左右別々のループ)を示した図である。 図9は、図6に示した電力分配ユニットの直流コイルに直流電圧を接続した場合の板状フェライトでの磁束の流れ(1つのループ)を示した図である。 図10は、図7に示した電力分配ユニットの一次コイルに電圧を供給した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した変形例(1つのループ)を示す図である。 図11は、図6及び図13に示した電力分配ユニットの直流コイルに直流電圧を接続した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した変形例(左右別々のループ)を示した図である。 図12は、本発明の実施の形態3である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。 図13は、本発明の実施の形態4である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。 図14は、図1あるいは図12に示す電力分配ユニットの平面図の一例である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電力分配ユニットの好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。また、図2は、図1に示した電力分配ユニットの平面図(スペーサ・ボルト・ナットの固定部は省略)である。
図1及び図2に示すように、電力分配ユニット1は、複数の板状フェライト3が積層されたコア2と、一次コイル11と、二次コイル12と、三次コイル13で構成されている。図1及び図2では、8枚の板状フェライト3を用いている。板状フェライト3は、概略100mm×100mmで厚さ数mmの大きさであり、下部にコイル巻スペース4が設けられている。また、前記コイル巻スペース4の上方にはスリット6が設けられている。スリット6は、1mm程度であり、下から上に向かうスリットと上から下に向かうスリットが交互に配列されて複数個(図2では5個)施されている。
前記板状フェライト3は、比透磁率が2000~3000程度の強磁性体の焼結体であるため、その表面には小さい凹凸があり、複数枚の板状フェライト3を重ねて構成するとフェライト同士が部分的に接触する。その為、板状フェライト3の間で磁束がわたり、有効磁束量が小さくなることから、板状フェライト3の間に、数ミリ程度のプラスチック板やフィルム材のスペーサ5を挟んで、複数のボルト7とナット8で固定されて、コア2を構成している。
一次コイル11は、電力供給側コイルであり、数kW程度の電力P1が供給される。一次コイル11は8つのすべての板状フェライト3に巻回される。一次コイル11の巻数は2ターンである。二次コイル12は、電力出力側のコイルであり、電力P2を出力する。三次コイル13は、電力出力側のコイルであり、電力P3を出力する。
一次コイル、二次コイル、三次コイルは、細いエナメル線を複数本撚り合わせたリッツ線であることが好ましい。リッツ線を用いると高周波特有の表皮効果及び近接効果による交流抵抗の増大を抑制し、コイルの温度上昇を抑制することができる。このことは、後述する実施の形態2~4についても同様である。
二次コイル12は、6つの板状フェライト3に2ターンで巻回され、三次コイル13は、2つの板状フェライト3に3ターンで巻回されている。図1で示すように、二次コイル12と三次コイル13は、異なる別の板状フェライト3にそれぞれ巻回されている為、二次コイル12と三次コイル13との磁気干渉は生じない。
図3、図4は、一次コイルと二次コイルを混在して巻回する概略図である。図1及び図2では、一次コイル11と二次コイル12を別々に巻回しているが、図3に示すように一次コイル11と二次コイル12を挟んで(混在して)巻回する、あるいは図4に示すように一次コイル11と二次コイル12を、絶縁シート16を介して重ねて(混在して)巻回することが望ましい。このように混在して巻回すると一次コイル11と二次コイル12間のカップリングが良くなり、励磁インピーダンスを下げることができる。一次コイル11と三次コイル13の場合も同様である。
図5は、図2に示した電力分配ユニット1の一次コイル11に電圧を供給した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した図である。一次コイル11に電圧を供給し図5に示す方向に電流を流すと、矢印(→)で示した方向に磁束がスリットに沿って蛇行して流れる。この蛇行により磁路長を長くすることができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2は、上述した実施の形態1の変形例であり、分配出力電力を制御する場合を示す。図6は、本発明の実施の形態2である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。また、図7は、図6に示した電力分配ユニットの平面図(スペーサ・ボルト・ナットの固定部は省略)である。各図面において、実施の形態1と同一要素には同一の符号を付して、重複を避けるため必要に応じて説明を省略する。
図6及び図7に示すように、電力分配ユニット9は、複数の板状フェライト14が積層されたコア10と、一次コイル11と、二次コイル12と、三次コイル13、及び直流コイル15で構成されている。図6及び図7では、8枚の板状フェライト14を用いている。板状フェライト14は、概略100mm×100mmで厚さ数mmの大きさであり、下部の左側には、左コイル巻スペース4Lが、下部の右側には右コイル巻スペース4Rがそれぞれ設けられている。また、前記左コイル巻スペース4L及び右コイル巻スペース4Rの上方には、それぞれスリット6が設けられている。スリット6は、1mm程度であり、下から上に向かうスリットと上から下に向かうスリットがそれぞれ交互に配列されて複数個(図7では、左3個、右3個)施されている。
前記板状フェライト14は、比透磁率が2000~3000程度の強磁性体の焼結体であるため、その表面には小さい凹凸があり、複数枚の板状フェライト14を重ねて構成するとフェライト同士が部分的に接触する。その為、板状フェライト14の間で磁束がわたり、有効磁束量が小さくなることから、板状フェライト14の間に、数ミリ程度のプラスチック板やフィルム材のスペーサ5を挟んで、複数のボルト7とナット8で固定されて、コア10を構成している。
一次コイル11は、電力供給側コイルであり、数kW程度の電力P1が供給される。左一次コイル11Lと右一次コイル11Rとに分割されている。左一次コイル11Lは、前記左コイル巻スペース4L側に、8つのすべての板状フェライト14に巻回され、巻数は2ターンである。右一次コイル11Rは、前記右コイル巻スペース4R側に、8つのすべての板状フェライト14に巻回され、巻数は2ターンである。左一次コイル11Lと右一次コイル11Rは、図10あるいは図11の破線で示すように外部で接続される。
二次コイル12は、電力出力側のコイルであり、電力P2を出力する。三次コイル13は、電力出力側のコイルであり、電力P3を出力する。二次コイル12及び三次コイル13も、一次コイル11と同様に左二次コイル12Lと右二次コイル12R、左三次コイル13Lと右三次コイル13Rに分割されていて、左二次コイル12Lと右二次コイル12Rともに、6つの板状フェライト14にそれぞれ前記左コイル巻スペース4L側に2ターン、前記右コイル巻スペース4R側に2ターン巻回され、左三次コイル13Lと右三次コイル13Rともに、2つの板状フェライト14にそれぞれ前記左コイル巻スペース4L側に3ターン、前記右コイル巻スペース4R側に3ターン巻回されている。左二次コイル12Lと右二次コイル12R、左三次コイル13Lと右三次コイル13Rは、外部で接続される(図示なし)。
図6で示すように、左二次コイル12Lと左三次コイル13L、右二次コイル12Rと右三次コイル13Rは、異なる別の板状フェライト14にそれぞれ巻回されている為、二次コイル12と三次コイル13との磁気干渉は生じない。
図6及び図7では、左一次コイル11Lと左二次コイル12Lを別々に巻回しているが、図3に示すように左一次コイル11Lと左二次コイル12Lを挟んで(混在して)巻回する、あるいは図4に示すように左一次コイル11Lと左二次コイル12Lを、絶縁シート16を介して重ねて(混在して)巻回することが望ましい。このように混在して巻回すると一次コイル11Lと二次コイル12L間のカップリングが良くなり、励磁インピーダンスを下げることができる。右一次コイル11Rと右二次コイル12R、左一次コイル11Lと左三次コイル13L、左一次コイル11Lと左三次コイル13Lの場合も同様である。
図8は、図7に示した電力分配ユニットの一次コイルに電圧を供給した場合の板状フェライト14での磁束の流れ(左右別々のループ)を示した図である。図8では、左側は磁束が時計回りに流れるように、右側は磁束が反時計回りに流れるように左右の一次コイルを破線で示すように外部で接続する。
左右の一次コイル11L及び11Rに電圧を供給し図8示す方向に電流を流すと、矢印(→)で示した方向にそれぞれ磁束がスリットに沿って蛇行して流れる。この蛇行により磁路長を長くすることができる。
図9は、図6に示した電力分配ユニットの直流コイル15に直流電圧を接続した場合の板状フェライトでの磁束の流れ(1つのループ)を示した図である。直流コイル15は、電力P2と電力P3の電力分配率を制御する為のコイルである。直流コイル15は、左直流コイル15Lと右直流コイル15Rに分割され、それぞれ前記左コイル巻スペース4L側と前記右コイル巻スペース4R側で三次コイル13が巻回されている板状フェライト14に巻回される。巻数は、それぞれ1ターンである。
この左直流コイル15Lと右直流コイル15Rを図9の破線で示すように直流電流が流れるように直流電源を外部接続することにより、板状フェライト14に、図9の矢印(→)で示した方向に直流磁界を流し、フェライトの磁気飽和で透磁率を下げて有効磁束量を減少させることにより出力電力P3を変動させることが可能になり、出力電力P2と出力電力P3の電力分配率を制御することができる。
一次コイルの作る磁束(左右別々のループに流れる)と直流コイルが作る磁界(1つのループで流れる)を異なるようにしているのは、一次コイル、三次コイルと直流コイルが磁気干渉しないようにする為である。
(変形例)
図10は、図7に示した電力分配ユニットの一次コイルに電圧を供給した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した変形例(1つのループ)を示す図である。図10では、磁束が1つのループで時計回りに流れるように、左右の一次コイルを破線で示すように外部で接続する。
左右の一次コイル11L及び11Rに電圧を供給し図10に示す方向に電流を流すと、矢印(→)で示した方向にそれぞれ磁束がスリットに沿って蛇行して流れる。この蛇行により磁路長を長くすることができる。
図11は、図6に示した電力分配ユニットの直流コイル15に直流電圧を接続した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した変形例(左右別々のループ)を示した図である。この左直流コイル15Lと右直流コイル15Rを図11の破線で示すように直流電流が流れるように直流電源を外部接続することにより、板状フェライト14に、図11の矢印(→)で示すように、左側は磁束が時計回りに流れるように、右側は磁束が反時計回りに流れる方向に直流磁界を流し、フェライトの磁気飽和で透磁率を下げて有効磁束量を減少させることにより電力P3を変動させることが可能になり、電力P2と電力P3の電力分配率を制御することができる。
一次コイルの作る磁束(1つのループで流れる)と直流コイルが作る磁界(左右別々のループに流れる)を異なるようにしているのは、一次コイル、三次コイルと直流コイルが磁気干渉しないようにする為である。
<実施の形態3>
図12は、本発明の実施の形態3である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。上述した本発明の実施の形態1との違いは、一次コイル11の巻回方法のみである。実施の形態1と同一要素には同一の符号を付して、重複を避けるため必要に応じて説明を省略する。平面図(スペーサ・ボルト・ナットの固定部は省略)は、図2と同じである。
図12及び図2に示すように、電力分配ユニット1は、複数の板状フェライト3が積層されたコア2と、一次コイル11と、二次コイル12と、三次コイル13で構成されている。図12及び図2では、8枚の板状フェライト3を用いている。板状フェライト3は、概略100mm×100mmで厚さ数mmの大きさであり、下部にコイル巻スペース4が設けられている。また、前記コイル巻スペース4の上方にはスリット6が設けられている。スリット6は、1mm程度であり、下から上に向かうスリットと上から下に向かうスリットが交互に配列されて複数個(図2では5個)施されている。
前記板状フェライト3は、比透磁率が2000~3000程度の強磁性体の焼結体であるため、その表面には小さい凹凸があり、複数枚の板状フェライト3を重ねて構成するとフェライト同士が部分的に接触する。その為、板状フェライト3の間で磁束がわたり、有効磁束量が小さくなることから、板状フェライト3の間に、数ミリ程度のプラスチック板やフィルム材のスペーサ5を挟んで、複数のボルト7とナット8で固定されて、コア2を構成している。
一次コイル11は、電力供給側コイルであり、数kW程度の電力P1が供給される。一次コイル11は、1ターンが8枚のすべての板状フェライト3に巻回され、他の1ターンは二次コイル12が巻回されている6枚の板状フェライト3に巻回されている。二次コイル12は、電力出力側のコイルであり、電力P2を出力する。三次コイル13は、電力出力側のコイルであり、電力P3を出力する。二次コイル12は、6枚の板状フェライト3に2ターンで巻回され、三次コイルは、2枚の板状フェライト3に3ターンで巻回されている。図12で示すように、二次コイル12と三次コイル13は、異なる別の板状フェライト3にそれぞれ巻回されている為、二次コイル12と三次コイル13との磁気干渉は生じない。
図12及び図2では、一次コイル11と二次コイル12を別々に巻回しているが、図3に示すように一次コイル11と二次コイル12を挟んで(混在して)巻回する、あるいは図4に示すように一次コイル11と二次コイル12を、絶縁シート16を介して重ねて(混在して)巻回することが望ましい。このように混在して巻回すると一次コイル11と二次コイル12間のカップリングが良くなり、励磁インピーダンスを下げることができる。
図5は、図12に示した電力分配ユニット1の一次コイル11に電圧を供給した場合の板状フェライトでの磁束の流れを示した図である。一次コイル11に電圧を供給し図5に示す方向に電流を流すと、矢印(→)で示した方向に磁束がスリットに沿って蛇行して流れる。この蛇行により磁路長を長くすることができる。
一次コイル11を、1ターンが8枚のすべての板状フェライト3に、他の1ターンは二次コイル12が巻回されている6枚の板状フェライト3に巻回した実施の形態3として説明したが、実際の板状フェライトの枚数、各板状フェライトへの巻回数は、出力配分によって変動する。出力配分を所望値になるようにするには、実験等により最適の枚数、巻回数を見出す必要があるが、実施の形態1のように全数のフェライトに同じターン数を巻回するのではなく、二次、三次のコイルが巻回されたフェライトの一次コイルの巻回数を変える実施の形態3では、二次、三次の励磁インピーダンスを変えることができ、出力配分調整がしやすくなり、板状フェライトの枚数、各板状フェライトへの巻回数を容易に決めることができるようになるという効果がある。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4は、上述した実施の形態3の変形例であり、実施の形態2と同様で分配出力電力を制御する場合を示す。図13は、本発明の実施の形態4である電力分配ユニットの構成を示す正面図である。上述した本発明の実施の形態3との違いは、三次コイル13の巻回方法と直流コイルを備えている点である。実施の形態3と同一要素には同一の符号を付して、重複を避けるため必要に応じて説明を省略する。平面図(スペーサ・ボルト・ナットの固定部は省略)は、図2と同じである。
図13に示すように、電力分配ユニット9は、形状(コイル巻きスペースの個数、スリットの個数)の異なる2種類の複数の板状フェライト3と14が積層されたコア17と、一次コイル11と、二次コイル12と、三次コイル13、及び直流コイル15で構成されている。図13では、6枚の板状フェライト3と2枚の板状フェライト14を用いている。
板状フェライト3と14は、概略100mm×100mmで厚さ数mmの大きさであり、板状フェライト3には、図2で示すように下部にコイル巻スペース4が設けられ、前記コイル巻スペース4の上方にはスリット6が設けられている。スリット6は、1mm程度であり、下から上に向かうスリットと上から下に向かうスリットが交互に配列されて複数個(図2では5個)施されている。また、板状フェライト14には、図11で示すように下部の左側には、左コイル巻スペース4Lが、下部の右側には右コイル巻スペース4Rがそれぞれ設けられて、前記左コイル巻スペース4L及び右コイル巻スペース4Rの上方には、それぞれスリット6が設けられている。スリット6は、1mm程度であり、下から上に向かうスリットと上から下に向かうスリットがそれぞれ交互に配列されて複数個(図11では、左3個、右3個)施されている。
前記板状フェライト3及び14は、比透磁率が2000~3000程度の強磁性体の焼結体であるため、その表面には小さい凹凸があり、複数枚の板状フェライト3及び14を重ねて構成するとフェライト同士が部分的に接触する。その為、板状フェライト板3及び14の間で磁束がわたり、有効磁束量が小さくなることから、板状フェライト3及び14の間に、数ミリ程度のプラスチック板やフィルム材のスペーサ5を挟んで、複数のボルト7とナット8で固定されて、コア17を構成している。
一次コイル11は、電力供給側コイルであり、数kW程度の電力P1が供給される。1ターンが6枚の板状フェライト3と2枚の板状フェライト14に巻回され、他の1ターンは二次コイル12が巻回されている6枚の板状フェライト3に巻回されている。1次コイル11に図5の破線で示す方向に電流を流すように電圧を供給すると、矢印(→)で示した方向に磁束がスリットに沿って蛇行して流れる(1つのループで)。この蛇行により磁路長を長くすることができる。
二次コイル12は、電力出力側のコイルであり、電力P2を出力する。二次コイル12は、6枚の板状フェライト3に2ターンで巻回されている。三次コイル13は、電力出力側のコイルであり、電力P3を出力する。三次コイル13は、左三次コイル13Lと右三次コイル13Rに分割されていて、左三次コイル13Lと右三次コイル13Rともに、2枚の板状フェライト14にそれぞれ前記左コイル巻スペース4L側に3ターン、前記右コイル巻スペース4R側に3ターン巻回されている。左三次コイル13Lと右三次コイル13Rは、外部で接続される(図示なし)。
図13で示すように、二次コイル12と左三次コイル13L、二次コイル12と右三次コイル13Rは、異なる別の板状フェライト3及び14にそれぞれ巻回されている為、二次コイル12と三次コイル13との磁気干渉は生じない。
図13では、一次コイル11と二次コイル12を別々に巻回しているが、図3に示すように一次コイル11と二次コイル12を挟んで(混在して)巻回する、あるいは図4に示すように一次コイル11と二次コイル12を、絶縁シート16を介して重ねて(混在して)巻回することが望ましい。このように混在して巻回すると一次コイル11と二次コイル12間のカップリングが良くなり、励磁インピーダンスを下げることができる。
直流コイル15は、電圧P2とP3の電力分配率を制御する為のコイルである。直流コイル15は、左直流コイル15Lと右直流コイル15Rに分割され、図11で示すようにそれぞれ左コイル巻スペース4L側と右コイル巻スペース4R側で三次コイル13が巻回される板状フェライト14に巻回される。巻数は、それぞれ1ターンである。そして、左直流コイル15Lと右直流コイル15Rを図11の破線で示す方向に直流電流が流れるように結線し、直流電源を外部接続することにより、板状フェライト14に矢印(→)で示した方向に直流磁界を流し(左右別々のループに流れる)、フェライトの磁気飽和で透磁率を下げて有効磁束量を減少させることにより電力P3を変動させることが可能になり、電力P2とP3の電力分配率を制御することができる。
一次コイルの作る磁束(1つのループで流れる)と直流コイルが作る磁界(左右別々のループに流れる)を異なるようにしているのは、一次コイル、三次コイルと直流コイルが磁気干渉しないようにする為である。
一次コイル11を、1ターンが6枚の板状フェライト3及び2枚の板状フェライト14に、他の1ターンは二次コイル12が巻回されている6枚の板状フェライト3に巻回したことに加えて、三次コイルと直流コイルを左右に分割して巻回し直流磁界を発生させて電力P2とP3の電力配分率を制御できるようにしたことにより、二次コイル、三次コイルなどが巻回されるフェライトの枚数、一次コイルと二次、三次コイルなどの複数コイルの巻数比を変えて出力電力を調整する方法に加えて、直流コイルに流す電流値を変化させて出力電力を調整することが可能になり、さらに、出力調整が容易にできるという効果がある。
また、一次コイルを上述の実施の形態2のように左右に分割して巻回していない為、磁束量が多く、励磁電流を小さくできるという利点がある。
また、一次コイルの巻回数が奇数の場合は、実施の形態2の場合は左右に分割して巻回できないが、実施の形態4では奇数でも直流コイルを左右に分割して直流磁界で出力調整ができるという利点もある。
ここまで、本発明を実施するための形態の説明をしてきたが、本発明は上述した4つの実施の形態に限定されるべきものではない。
図14は、図1あるいは図12に示す電力分配ユニットの平面図の一例である。上述してきた実施の形態では、板状フェライト3は、略正方形の形状であったが、図14では横長の略長方形である。そして、板状フェライト3の下部略中央部にコイル巻スペース4が設けられ、スリット6が、コイル巻スペース4の上方だけではなく、左側、右側にも設けられている。これにより、面積が同程度の正方形板状フェライトに比べ、磁路長が長くできるという利点がある。言い換えると、磁路長が同じであれば、正方形状にスリットを設けた場合に比べ、電力分配ユニットがさらに小型化できるという利点がある。
また、板状フェライトの枚数、スリットの個数、一次コイル、二次コイルなどの巻回数は、実施の形態に記載された数値は一例に過ぎず、出力配分などによって変更されるべきものである。
このように、本発明は、ここでは記載されていない様々な実施の形態を含むものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲において種々の設計変更などを施すことが可能である。
1、9 電力分配ユニット
2、10、17 コア
3、14 板状フェライト
4 コイル巻スペース
4L 左コイル巻スペース
4R 右コイル巻スペース
5 スペーサ
6 スリット
11 一次コイル
11L 左一次コイル
11R 右一次コイル
12 二次コイル
12L 左二次コイル
12R 右二次コイル
13 三次コイル
13L 左三次コイル
13R 右三次コイル
15 直流コイル
15L 左直流コイル
15R 右直流コイル
16 絶縁シート

Claims (7)

  1. 一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットであって、
    複数枚の板状フェライトをコアとして、前記一次コイルは全数の前記板状フェライトに巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回され、前記板状フェライトは、下部に前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを巻くコイル巻スペースが設けられているとともに、前記コイル巻スペースの上方に複数のスリットが施され
    前記板状フェライトに前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルが左右に分割されて巻回され、前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルの磁束が左右に別々のループで流れるように、該左右の一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを接続するとともに、直流磁界を流す直流コイルを左右に分割して巻回し、該板状フェライトに1つのループで流れるように接続し、分配する電力量を制御できることを特徴とする電力分配ユニット。
  2. 一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットであって、
    複数枚の板状フェライトをコアとして、前記一次コイルは全数の前記板状フェライトに巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回され、前記板状フェライトは、下部に前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを巻くコイル巻スペースが設けられているとともに、前記コイル巻スペースの上方に複数のスリットが施され
    前記板状フェライトに前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルが左右に分割されて巻回され、前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルの磁束が1つのループで流れるように該左右の一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを接続するとともに、直流磁界を流す直流コイルを左右に分割して巻回し、該板状フェライトに左右に別々のループで流れるように接続し、分配する電力量を制御できることを特徴とする電力分配ユニット。
  3. 前記コイル巻スペースが左右に2個設けられ、前記左右のコイル巻スペースの上方に、それぞれ複数のスリットが施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力分配ユニット。
  4. 一次コイルから供給される電力を二次コイル及び三次コイルを含む複数のコイルに接続された負荷に分配する電力分配ユニットであって、
    複数枚の板状フェライトをコアとして、前記一次コイルは、少なくとも1ターンは全数の前記板状フェライトに、残りは前記二次コイルと同じ板状フェライト(以下、第一板状フェライトという。)に巻回され、前記複数コイルは出力電力配分が所望値になるように前記板状フェライト枚数を分割して巻回され、前記板状フェライトは、下部に前記一次コイル、二次コイル及び三次コイルを含む複数コイルを巻くコイル巻スペースが設けられているとともに、前記コイル巻スペースの上方に複数のスリットが施され
    前記一次コイルと二次コイル以外の複数のコイルが巻回されている板状フェライト(以下、第二板状フェライトという。)に、前記二次コイル以外の前記複数コイルと直流磁界を流す直流コイルが、それぞれ左右に分割して巻回され、前記一次コイルと前記二次コイル以外の前記複数コイルの磁束は前記板状フェライトを1つのループで流れるように、前記直流コイルの磁束は左右に別々のループで流れるように接続し、分配する電力量を制御できることを特徴とする電力分配ユニット。
  5. 前記第一板状フェライには、1個のコイル巻スペースが設けられ、前記第二板状フェライには左右に2個のコイル巻スペースが設けられていることを特徴とする請求項に記載の電力分配ユニット。
  6. 前記複数枚の板状フェライトが数ミリ程度の空隙をあけて支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち何れかに記載の電力分配ユニット。
  7. 前記板状フェライトに巻かれる前記一次コイルと前記二次コイル、前記一次コイルと前記三次コイルなどの複数巻コイルが混在して巻回されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち何れかに記載の電力分配ユニット。
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