JP2010516713A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項１】
パパイアモザイクウィルス（ＰａｐＭＶ）またはＰａｐＭＶ外被タンパク質由来ＶＬＰと組み合わせて、１または２種以上の腸内細菌抗原を含む抗原提示系であって、前記ＰａｐＭＶまたはＶＬＰが、前記１または２種以上の腸内細菌抗原に対する免疫反応を増強することができる、前記抗原提示系。
【請求項２】
ＶＬＰが改変ＰａｐＭＶ外被タンパク質に由来し、前記改変ＰａｐＭＶ外被タンパク質は、多量体化して前記ＶＬＰを形成することができる、請求項１に記載の抗原提示系。
【請求項３】
抗原提示系が、配列番号３に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むＶＬＰを含む、請求項２に記載の抗原提示系。
【請求項４】
１または２種以上の抗原が、ＰａｐＭＶまたはＶＬＰの外被タンパク質に複合している、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項５】
１または２種以上の抗原が、ＰａｐＭＶまたはＶＬＰに複合していない、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項６】
１または２種以上の抗原が、外被タンパク質に遺伝子的に融合している、請求項４に記載の抗原提示系。
【請求項７】
１または２種以上の抗原が、外被タンパク質に親和性結合により結合している、請求項４に記載の抗原提示系。
【請求項８】
親和性結合が、外被タンパク質に遺伝子的に融合した親和性ペプチドを介したものであり、前記親和性ペプチドが、１または２種以上の抗原を結合可能である、請求項７に記載の抗原提示系。
【請求項９】
１または２種以上の抗原が、ポリンタンパク質またはその抗原性断片である、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項１０】
１または２種以上の抗原が、ＯｍｐＣ、ＯｍｐＣの断片、ＯｍｐＦ、およびＯｍｐＦの断片の群から選択される、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項１１】
１または２種以上の抗原が、腸チフス菌抗原である、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項１２】
抗原提示系が、配列番号４２、配列番号４３または配列番号４８に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むＶＬＰを含む、請求項１に記載の抗原提示系。
【請求項１３】
請求項１〜１２のいずれかに記載の抗原提示系、および薬学的に許容し得る担体を含む、ワクチン組成物。
【請求項１４】
腸内細菌抗原を結合可能な１または２種以上の親和性ペプチドに融合したパパイアモザイクウィルス外被タンパク質を含む、ポリペプチド。
【請求項１５】
抗原が、腸チフス菌抗原である、請求項１４に記載のポリペプチド。
【請求項１６】
１または２種以上の親和性ペプチドがそれぞれ、配列番号２１、配列番号２２、配列番号２３、配列番号２４および配列番号２５に記載の配列から選択される配列を含む、請求項１４または１５に記載のポリペプチド。
【請求項１７】
ポリペプチドが、配列番号４２、配列番号４３または配列番号４８に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含む、請求項１４または１５に記載のポリペプチド。
【請求項１８】
ＯｍｐＣ、ＯｍｐＣの断片、ＯｍｐＦ、およびＯｍｐＦの断片の群から選択される１または２種以上の腸内細菌抗原に融合したパパイアモザイクウィルス外被タンパク質を含む、ポリペプチド。
【請求項１９】
１または２種以上の抗原が、腸チフス菌抗原である、請求項１８に記載のポリペプチド。
【請求項２０】
１または２種以上の抗原が、ＰａｐＭＶ外被タンパク質のＣ末端においてまたはこの内部ループ内に融合している、請求項１８または１９に記載のポリペプチド。
【請求項２１】
請求項１４〜２０のいずれかに記載のポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド。
【請求項２２】
腸内細菌に対する免疫反応を必要とする動物において腸内細菌に対する免疫反応を誘発する使用のための、請求項１〜１２のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項２３】
腸内細菌に対する免疫反応を必要とする動物において腸内細菌に対する免疫反応を誘発する使用のための、請求項１３に記載のワクチン。
【請求項２４】
腸内細菌が腸チフス菌である、請求項２２に記載の抗原提示系または請求項２３に記載のワクチン。
【請求項２５】
動物がヒトである、請求項２２〜２４のいずれかに記載の抗原提示系またはワクチン。
【請求項２６】
動物が非ヒト動物である、請求項２２〜２４のいずれかに記載の抗原提示系またはワクチン。
【請求項２７】
請求項１〜１２のいずれかに記載の抗原提示系の、ワクチンの調製のための使用。
【請求項２８】
ワクチンが、腸内細菌に対する免疫反応を必要とする動物において腸内細菌に対する免疫反応を誘発するためのものである、請求項２７に記載の使用。
【請求項２９】
腸内細菌が腸チフス菌である、請求項２８に記載の使用。
【請求項３０】
動物がヒトである、請求項２８または２９に記載の使用。
【請求項３１】
動物が非ヒト動物である、請求項２８または２９に記載の使用。
【請求項３２】
腸チフス菌感染に対して動物を免疫化するためのワクチンであって、前記ワクチンが、腸チフス菌ＯｍｐＣまたはＯｍｐＦに由来する抗原を、パパイアモザイクウィルス（ＰａｐＭＶ）またはＰａｐＭＶ外被タンパク質由来ＶＬＰと組み合わせて含む抗原提示系を含み、ここで前記ＰａｐＭＶまたはＶＬＰが、動物における前記抗原に対する免疫反応を増強可能である、前記ワクチン。
【請求項３３】
抗原提示系が、配列番号４２、配列番号４３または配列番号４８に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むＶＬＰを含む、請求項３２に記載のワクチン。
【請求項１】
パパイアモザイクウィルス（ＰａｐＭＶ）またはＰａｐＭＶ外被タンパク質由来ＶＬＰと組み合わせて、１または２種以上の腸内細菌抗原を含む抗原提示系であって、前記ＰａｐＭＶまたはＶＬＰが、前記１または２種以上の腸内細菌抗原に対する免疫反応を増強することができる、前記抗原提示系。
【請求項２】
ＶＬＰが改変ＰａｐＭＶ外被タンパク質に由来し、前記改変ＰａｐＭＶ外被タンパク質は、多量体化して前記ＶＬＰを形成することができる、請求項１に記載の抗原提示系。
【請求項３】
抗原提示系が、配列番号３に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むＶＬＰを含む、請求項２に記載の抗原提示系。
【請求項４】
１または２種以上の抗原が、ＰａｐＭＶまたはＶＬＰの外被タンパク質に複合している、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項５】
１または２種以上の抗原が、ＰａｐＭＶまたはＶＬＰに複合していない、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項６】
１または２種以上の抗原が、外被タンパク質に遺伝子的に融合している、請求項４に記載の抗原提示系。
【請求項７】
１または２種以上の抗原が、外被タンパク質に親和性結合により結合している、請求項４に記載の抗原提示系。
【請求項８】
親和性結合が、外被タンパク質に遺伝子的に融合した親和性ペプチドを介したものであり、前記親和性ペプチドが、１または２種以上の抗原を結合可能である、請求項７に記載の抗原提示系。
【請求項９】
１または２種以上の抗原が、ポリンタンパク質またはその抗原性断片である、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項１０】
１または２種以上の抗原が、ＯｍｐＣ、ＯｍｐＣの断片、ＯｍｐＦ、およびＯｍｐＦの断片の群から選択される、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項１１】
１または２種以上の抗原が、腸チフス菌抗原である、請求項１〜３のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項１２】
抗原提示系が、配列番号４２、配列番号４３または配列番号４８に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含むＶＬＰを含む、請求項１に記載の抗原提示系。
【請求項１３】
請求項１〜１２のいずれかに記載の抗原提示系、および薬学的に許容し得る担体を含む、ワクチン組成物。
【請求項１４】
腸内細菌抗原を結合可能な１または２種以上の親和性ペプチドに融合したパパイアモザイクウィルス外被タンパク質を含む、ポリペプチド。
【請求項１５】
抗原が、腸チフス菌抗原である、請求項１４に記載のポリペプチド。
【請求項１６】
１または２種以上の親和性ペプチドがそれぞれ、配列番号２１、配列番号２２、配列番号２３、配列番号２４および配列番号２５に記載の配列から選択される配列を含む、請求項１４または１５に記載のポリペプチド。
【請求項１７】
ポリペプチドが、配列番号４２、配列番号４３または配列番号４８に記載の配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含む、請求項１４または１５に記載のポリペプチド。
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ＯｍｐＣ、ＯｍｐＣの断片、ＯｍｐＦ、およびＯｍｐＦの断片の群から選択される１または２種以上の腸内細菌抗原に融合したパパイアモザイクウィルス外被タンパク質を含む、ポリペプチド。
【請求項１９】
１または２種以上の抗原が、腸チフス菌抗原である、請求項１８に記載のポリペプチド。
【請求項２０】
１または２種以上の抗原が、ＰａｐＭＶ外被タンパク質のＣ末端においてまたはこの内部ループ内に融合している、請求項１８または１９に記載のポリペプチド。
【請求項２１】
請求項１４〜２０のいずれかに記載のポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド。
【請求項２２】
腸内細菌に対する免疫反応を必要とする動物において腸内細菌に対する免疫反応を誘発する使用のための、請求項１〜１２のいずれかに記載の抗原提示系。
【請求項２３】
腸内細菌に対する免疫反応を必要とする動物において腸内細菌に対する免疫反応を誘発する使用のための、請求項１３に記載のワクチン。
【請求項２４】
腸内細菌が腸チフス菌である、請求項２２に記載の抗原提示系または請求項２３に記載のワクチン。
【請求項２５】
動物がヒトである、請求項２２〜２４のいずれかに記載の抗原提示系またはワクチン。
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