JP2010516413A - 特には脊柱に用いるための板状インプラント - Google Patents

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Abstract

骨接合術にて用いる板状インプラントに関する。板状インプラントが、留めネジを受け入れる孔、及び、接続手段を有する少なくとも1つの第1の板状部材と、留めネジを受け入れる孔、及び、接続手段を受け入れる受入れ手段を有する、少なくとも1つの第2の板状部材とからなる。各板状部材が他の板状部材に対し一方向に滑り動くことができ、これら板状部材には、これら相互の滑り運動の範囲を制限する制限機構が備えられる。制限機構が締付ネジ18を含み、締付ネジ18がネジ切軸部とネジ頭とからなる。第1及び第2の板状部材2,3を互いに組み付けた状態では、ネジ切軸部が接続手段5との組み合わせで作動を行い、かつ、ネジ頭が第2の板状部材3に設けられている長孔14との組み合わせで作動を行う。これにより、ネジ頭と長孔14との間、及び、接続手段5と受入れ手段6との間にて締め付け作用が生じる。
【選択図】図2

Description

本発明は、板状インプラントに関する。板状インプラントは、基本構成が、第1及び第2の板状部材からなる。第1の板状部材は、複数の留めネジを受け入れる複数の孔と、接続手段とを備える。もう一方の、第2の板状部材は、接続手段を受け入れるための受入れ手段と、複数の留めネジを受け入れる複数の孔とを有する。いずれの板状インプラントも、他方の板状インプラントに対して一方向に滑り動き可能に取り付けられており、これら板状インプラントには、滑り動きの行路を制限する機構が備えられる。
骨接合は、骨折その他の骨の損傷を治療するための方法である。骨接合の際、特にはインプラントが差し込まれる。このインプラントは、ほとんどの場合、金属からなる。この目的は、互いに関連した骨フラグメントを、一つの正常な位置・姿勢(再配置の位置・姿勢)にて固定することである。通常、外科的治療は、複数の金属板及び複数の留めネジを、骨に取り付けることによって行われる。または、大きな管状の骨幹が破損した場合に、複数の長い釘を差し込むことによって行われる。長い釘は、骨髄腔中に、骨の軸線に沿って取り付けられる。
特には、頚椎の領域で複数の骨をつなぎ合わせるにあたり、特殊な技術が知られている。この技術は、通常、頚椎症候群(cervical vertebrae syndrome; HWS-Syndrom)に起因する病状の場合に適用されるが、変性脊椎(degenerative spine)の場合にも適用される。頚椎症候群に適用される技術は、板状インプラントを手術で差し込むことによって、いわゆる頭蓋頚部不安定性を軽減または除去するものである。このため、留めネジを受け入れる複数の孔を有する板状部材が、脊柱における椎体とは逆側に取り付けられる。このようにして、複数の留めネジにより、複数の、互いに連なる椎体が、互いに接続される。
特には、板状インプラントを固定するにあたり、次のような難点がある。通常、互いに連なる椎体の間隔は、往々にして異なっており、このため、長さの異なる、種々の構成の板状プレートを多数、備えて置く必要がある。
このような状況を回避すべく、米国特許US5616142A(YUAN HANSEN A(米国)、LIN CHIH-I(米国)、1997年4月1日)からは、次のような板状インプラントが公知となっている。2つの板状部材からなり、これら板状部材のいずれもが、中間板の接続手段を受け入れる受入れ手段を有している。接続手段そのものが、受入れ手段中にて滑り動きするように取り付けられているので、2つの板状部材の間隔を、変化・調整可能に構成することができる。板状部材そのものが複数の孔を有し、この孔に留めネジを差し込むことができる。2つの板状部材の間の間隔が固定されたならば、直ちに、中間板がこれら板状部材に固定される。このようにして、板状インプラントは、もはやズレ動くことのない、剛直な状態となる。そのため、骨ないしは椎体の種々の配置間隔・隙間に容易に合わせることができるという特徴が与えられている。
国際公開WO99/004718(DIMSO DISTRIBUTION MEDICALE DU SUD OUEST、1999年2月4日)からは、脊柱の前方の面に適用するための板状インプラント、特には骨プレートが公知となっている。この骨インプラントは、特に上部頚椎で使用することを目的としたものである。互いに滑り動く2つの板状部材からなり、これらの板状部材は、いずれも、留めネジを受け入れる孔を有している。2つの板状部材が、さらに接続手段または受入れ手段を有しているので、2つの板状部材は、互いに滑り合って動くことができる。滑り動きにより、2つの板状部材における留めネジ間の間隔について選択することができる。そのため、留めネジは骨中にて十分にしっかりと保持された状態にある。留めネジの位置・姿勢が適宜に選択されていれば、2つの骨ないしは椎体を互いに押し付けることができる。この押し付けにより、2つの板状部材間に、適当な滑り動きが生じる。所望の位置に達すれば、留めネジを用いて滑り動きを停止させるか、また、完全に阻止することができる。このようにして、インプラントは、係合・嵌合、及び摩擦により拘束された状態となる。
「沈み込み(settling)」または「沈下(sinking)」との用語(以下では代表的に沈み込みと呼ぶ)は、一種の骨ないしは椎体の転位を意味する。骨ないしは椎体が、(インプラントを取り付けたことから)負荷を受けなくなったために、変性・縮退し、これに応じて骨ないしは椎体の位置・姿勢が変化するという転位である。板状インプラントを取り付ける前に、椎体同士の間にプレースホルダーを差し込む。プレースホルダーは人体とは異質の材料からなるものであっても、人体自身の材料(たとえば骨)からなるものであっても良い。このプレースホルダーは、これらの椎体に作用する応力により、位置・姿勢が固定される。しかしながら、軸方向及び垂直方向に継続的に負荷がかかるために椎体が変性し、プレースホルダーは、それぞれの所定の位置・姿勢から離れる。プレースホルダーが(骨の強い負荷、消耗、低品質などのために)椎体中へと沈下する。このようにして、椎体の間に空きスペースが生じる。椎体が互いに移動できないからである。というのは、椎体同士の間隔が、先行技術から知られている板状インプラントによって固定されているからである。こうなると、軸方向及び垂直方向に負荷が加えられた際、負荷が椎体及びプレースホルダーを通じて伝えられるのでなく、板状プラントを通じて応力伝達が行われる。
この沈み込みないし沈下が進むことによって生じる力は、留めネジを緩ませるほど大きいものである。ここでの留めネジは、板状インプラントを固定するために備えられるものである。このようにして、インプラントが、もはや機能を果たさず、骨および椎体に、さらなる損傷を来たす可能性がある。また、発生する大きな力のために板状インプラントが破損するおそれもある。そのため、板状インプラントの本来の機能が完全に失効することがある。
このように、先行技術から知られている板状インプラントの主要な欠点の一つは、インプラントの、いわゆる沈み込みが考慮されていないことにある。
国際公開WO02/098276 米国特許出願公開US2004/215195 国際公開WO99/04718
本発明の課題は、従来の板状インプラントについて、骨ないしは椎体に備え付けられた際に、特には骨もしくは椎体の沈み込みを相殺・補償するように、改良を加えることである。
本発明は、従来技術の問題点を解決する、次のような板状インプラントを提案するものである。互いに滑り動くように支持されている少なくとも2つの板状部材からなり、この滑り動きの範囲が、一つの機構によって制限され、この機構には、締付ネジが含まれる。
締付ネジそのものが、ネジ切軸部とネジ頭とからなる。2つの板状部材を互いに組み付け状態で、ネジ切軸部は、接続手段との組み合わせで作動を行い、また、ネジ頭は、長穴との組み合わせで作動を行う。詳しくは、ネジ頭と長穴との間、及び、接続手段と受け入れ手段との間にて、締付作用が生じるように作動を行う。
本発明は、先行技術が提案している方式とは全く異なる方式を採用する。先行技術では、位置・姿勢を調整して合わせた後には板状部材同士の滑り運動が完全に阻止されるようにしたが、先行技術とは対照的に、上記締め付け作用により、次のことを実現した。すなわち、沈み込みにより、2つの板状部材は、互いに、所定の締付力に逆らって、押し・引き動かしを受けることができる。締付力は、締付ネジの締付けトルクによって発生するが、締付ネジのネジ頭が長穴との組み合わせで実現する締め付け作用によっても発生する。
そのため、プレースホルダーが、もはや、想定されていた空間を占めないときには、骨ないし椎体が、互いに近づくように動く。これにより、骨の間または椎体の間での力の伝達が維持されて、力の伝達が板状インプラント自体を通じて行われない。したがって、留めネジには、緩みが生じたり、骨から、または椎体から外れてしまうような、大きな負荷がかからないということが、確実になっている。
本発明の他の利点は、板状インプラントが、その案内部分・案内部材との関連で、次のように形成されていることである。すなわち、板状インプラントが押し・引き動かしを受けた際、該インプラントの一部が椎体または骨の上を滑り動くことがない。これにより、有利なことには、骨膜への刺激が防がれている。
本発明の他の利点の一つは、板状インプラントを任意の材料から製造できる点にある。したがって、例えば、次のことを想定することができる。すなわち、板状インプラントは、チタン以外にも、射出成形可能な合成樹脂からも製造可能である。
第1の板状部材と第2の板状部材とからなる板状インプラントについて、これら板状部材が互いに接続されていない状態で示す斜視図である。 図1に示す2つの板状部材について、留めネジ、及び、本発明による締付ネジとともに示す斜視図である。 2つの板状部材からなる板状インプラントについて、締付ネジが未だ固定されていない状態で示す斜視図である。 組立後の、図3のとおりの板状インプラントについて、締付ネジが組み付けられた状態で示す斜視図である。 2つの板状部材からなる組立後の板状インプラントについて、頚椎の領域にあり、沈み込みを生じていない状態で示す平面図である。 2つの板状部材からなる組立後の板状インプラントについて、頚椎の領域にあり、沈み込みを生じた状態で示す平面図である。 一つの延長部材を示す、3つの斜視図である。 2つの板状部材、並びに1つの延長板からなる、板状インプラントの1実施形態を示す斜視図である。 2つの板状部材、並びに1つの延長板について、留めネジおよび締付ネジとともに示した斜視図である。 2つの板状部材、並びに1つの延長板からなる、つなぎ合わせ後の板状インプラントについて、締付ネジを未だ差し込んでいない状態で示す斜視図である。 2つの板状部材、並びに1つの延長板からなる、つなぎ合わせ後の板状インプラントについて、締付ネジを差し込んだ状態で示した斜視図である。 2つの末端板と3つの延長板とからなる組立後の板状インプラントについて、頚椎の領域に組み付けられており、沈み込みを生じていない状態で示す平面図である。 2つの末端板と3つの延長板とからなる組立後の板状インプラントについて、頚椎の領域に組み付けられており、沈み込みを生じていない状態で示す、もう一つの斜視図である。 1つの締付ネジを示す斜視図である。 板状インプラントについての、締付ネジの領域で切断した断面を示す断面図である。 図15の締め付け領域についての拡大図である。 長孔の領域における、該締め付け領域についての、もう一つの拡大図である。
板状部材の幾何学的な輪郭としては、非常に小さいものが選ばれる。このため、各板状部材をそれぞれの椎体に正確に取り付けることができる。しかも、板状部材が(椎体の幾何学的な輪郭からの)突出部を形成しないように取り付けることができるという利点が得られる。というのは、先行技術から知られているように、特には、板状部材を過度に長く設計すると、沈み込みが進んだ際に、隣の椎体または椎間板中へと突っ込んで、2次的な損傷を引き起こす。なお、板状部材は、板状部材に備えられる長穴を通して、ネジで固定されている。
好ましくは、板幅が22mm以下であり、板厚が2.5mmよりも小さいということが想定される。
また、本発明の板状インプラントは、先行技術とは異なり、次のような利点を与える。まず、骨ないしは椎体にあてがう前に、継ぎ合わせておくことができる。また、骨ないし椎体に対して簡単かつ仮の固定を行うことを可能にする固定手段を含んでいる。そのため、個々の間隔に合わせることができ、また、留めネジについて、簡単な様式及び方法により、最適な取り付けを実現できる。
本発明の更なる利点は、板状インプラントがキットであるという点にある。2つの板状部材を基本構成として、間に種々の数の延長板を嵌め込むことにより、使用事例に応じて板状インプラントの長さを自在に選択することができる。ここで、板状の各部材間の滑り動きは、範囲が制限されたままである。ところが、2つの特定の板状部材、及び各延長板は、非常に小さな幾何学的な輪郭を有している。このようにして、前述の2次的な損傷が防止されている。
延長板は、好ましくは、同様の板状の本体からなる。ここでの板状の本体は、留めネジを受け入れるための穴を有するものである。延長板には、さらに、接続手段を受け入れるための受入れ手段が備えられ、接続手段も備えられる。また、同様に、他の締付ネジを受け入れ、滑り動きの行路を制限するための長穴が備えられる。したがって、少なくとも3つの相異なる板状部材から、特定の長さの1つの板状インプラントを作ることができる。ユーザーは、いかなる長さが必要であるかを現場ですぐに決断することができる。長さは延長板の数量によって決定することができる。したがって、種々の長さの種々の板状インプラントをストックしておくという、かなりの手間・コストを省くことができる。
板状インプラントそのものが、縦方向へと延び広がるにあたり湾曲しており、横方向へと延び広がるにあたっても湾曲している。また、湾曲の厚みについて、骨ないし椎体の輪郭に合うように調整することができる。ユーザーが板状インプラントを適宜に湾曲させることができるのである。
しかしながら、この場合、接続手段が受入れ手段内部で自在に滑り動けるという特性は失われない。滑り動きにより、相応の沈み込みに追従することができるのである。
第1及び第2の特定の板状部材、並びに延長板の形状に基づき、非常に簡単な方式及び方法により、使用者は、板状インプラントを組み立てる順番を厳守することが可能である。というのは、板状部材及び延長板のシンプルな外観上の構造に基づき、板状のどの部材を嵌め合わせるべきかについて、難なく自明な具合に把握できるからである。
嵌め合わせの操作をさらに容易にすべく、第1及び第2の板状部材は着色されている。その結果、ユーザーは、第1の板状部材と、少なくとも1つの延長板と、もう一つの板状部材との順番を、すぐさま把握して、置き換えることができる。シンプルな差込方式により、第1及び第2の板状部材を互いに機能的に継ぎ合わせることができるので、特定のリンク部材が得られる。機能性は、すでに最初の差込の際に確認可能である。
締付ネジを仮固定しておく(締め付けトルクを締付ネジにまだ完全には作用させない)ならば、板状部材相互の滑り動きは維持されるが、この滑り動きの自由度については、すでに制限されている。板状部材間に作用させることとなっている所定の締め付け力は、締付ネジを接続手段の中へと、さらにねじ込むことによってはじめて発生する。
第1及び第2の板状部材にそれぞれ補助的な穴を備えておくことができる。この補助的は孔は、骨ないしは椎体に板状部材を仮固定しておくためのものである。このようにして、骨に、留めネジを差し込むための穴をあけることができるようにする。
第1及び第2の板状部材に備えられる孔は、ネジを複数の軸方向に挿入可能であるように選定されている。これは、留めネジを個々の板状部材に対し垂直に差し込む必要がないことを意味している。留めネジは任意の角度で骨ないしは椎体の中へねじ込み可能である。好ましくは、自己ロック性であるような留めネジが備えられる。このため、例えば、拡開可能なネジ頭を備えることができる。このようにすることで、骨ないしは椎体に固定したならば直ちに、板状部材に、ネジを締め付けることが可能になる。
他の有利な構成は、以下の説明、請求の範囲および図面から明らかである。
図1には、板状インプラント1の基本構成を示す。この板状インプラント1は、第1の板状部材2と、もう一つの板状部材3とからなる。これら2つの板状部材2,3は、互いに形状が異なる。
第1の板状部材2は、未だ詳細に説明していない留めネジのための孔4を有している。さらには、接続部5を備える。この接続部5は、もう一つの(第2の)板状部材3における受入れ部6と組み合わさって作動を行う。接続部5は、舌片状に形成されており、その横断面において、板状部材2の他の部分よりも小さく形成されている。接続部5の厚みも板状部材1の他の部分よりも小さく形成されている。
接続部5の自由端7の領域には、孔8が設けられている。好ましくは、この孔8は雌ねじネジ切部9をも有している。
第1の板状部材2は、横への延び広がり10の方向においても、縦への延び広がり11の方向においても湾曲している。そのため、板状部材2を、椎体または骨に対しぴたりと合わせることができる。
既に述べたように、舌片状に形成された接続部5は、第2の板状部材3の受入れ部6と組み合わさって接続の作動を行うように形成されている。このため、第2の板状部材3は、受入れ部6として、該第2の板状部材3の本体の内側に、抜き・凹陥部12を有している。抜き・凹陥部12は、舌片状の接続部5が矢印方向13に、受入れ部6へと挿入できるように形成されている。好ましくは、精確な、ほとんど遊びのない案内のために、ありみぞ(dovetail)ガイドが設けられているのがよい。舌片状の接続部5は、椎体ないしは骨の側の面が、板状部材2,3の下面と同一面をなさないように設計されている。椎体ないしは骨の側の面に、間隔が設けられているのである。このようにして、接続部5が、すべり運動の際に骨ないしは椎体の表面上を滑動しないようにする。
第2の板状部材3は、さらに、長孔14を有している。長孔14は、第1の板状部材2を押し込んだ状態にて、接続部5の孔8との間で、輪郭の位置がぴたりと合うようになっている。
また、第2の板状部材3は、図1に示さない留めネジを受け入れるための孔15を、同様に有している。各板状部材2,3は、径が他の孔4,15よりも、かなり小さい孔16を有している。これらの孔16は、板状部材2,3を留めネジでもって骨ないしは椎体に組み付ける前に、板状部材2,3の位置をそれぞれ、骨ないしは椎体に対して予め固定しておくために用いる。
第2の板状部材3は、形状がほぼ正方形となっており、縦の延び広がり11においても横の延び広がり10においても、それぞれ曲率半径を有している。加えて、第2の板状部材はこれらの方向にて曲げ可能でもある。そのため、第2の板状部材は、椎体および骨の外面形状にぴったり合わせることができる。
図2には、図1の板状インプラント1の基本構成が示されている。加えて、孔4及び孔15のそれぞれに対応する留めネジ17も示されている。これら留めネジ17は、複数軸方向に、該孔4,15へと差し込むことができる。複数軸方向とは、次のことを意味している。これら留めネジ17を、それぞれの板状部材2,3の表面に対し、必ずしも垂直に挿入する必要はない。むしろ、留めネジごとの、構造上の状況・条件に合うように差し込めば良い。
さらには、締付ネジ18が備えられている。締付ネジ18は、孔8のネジ切部9にねじ込み可能である。締付ネジ18は、次のように形成されている。ネジ切部19が備えられ、このネジ切部19は、孔8のネジ切部9と組み合わされて作用を行う。締付ネジ18は、さらに、そのネジ頭の領域に、リング状張り出し部20を有している。リング状張り出し部20は、好ましくは、ネジ切部19の残りの部分よりも幅広に形成されている。このリング状張り出し部20が、外側へと延びるテーパー面21を有し、これにより、締付ネジ18の径は、ネジ切部19から離れるにつれて大きくなる。
図3には、板状インプラント1に接続する、締付ネジ18の作用について示す。締付ネジは、板状部材2,3を嵌合させた後に、第2の板状部材3の長孔14に差し込まれ、締付ネジ18のネジ切部19が、接続部5の孔8のネジ切部9に接続する。すると、リング状張り出し部20は、長孔14の側面22に接触するようになる。これにより、締付ネジ18と板状部材3との間に、第1の締め付け作用が生じる。締付ネジ18を孔8にねじ込むことにより、接続部5が、抜き・凹陥部12の内側にて、第2の板状部材3の内面に押し付けられ、この箇所でも、締め付け作用が生じる。ここで特に示唆されることには、2つの板状部材2,3及び締付ネジ18は、矢印方向23への滑り運動またはこれとは逆の方向への滑り運動を阻止しないように構成されている。目的は、次のような締め付け作用を実現することである。すなわち、所定の力に抗して、第2の板状部材3に対する第1の板状部材2の滑り動きが可能になるような締め付け作用を実現することである。
締付ネジ18は、図3に示す位置でねじ込まれ、このようにして、適宜な締め付け作用が達成される。いわゆる沈み込みにより板状インプラント1に対し力が作用すると、板状部材2,3は、相互に近づく側へと向かって矢印方向23に位置・姿勢をシフトする。しかしながら、この力は、締付ネジ18によって発生した締め付け作用に打ち勝つほど大きくなければならない。このときにはじめて矢印方向23へのシフトが行なわれる。
他の実施形態では、好ましくは、長孔14をテーパー状に形成することで、長孔14が矢印方向23へと先細りになるようにしてもよい。これは、沈み込みが増すにつれて締め付け力が大きくなることを意味している。また、矢印方向23へと相応の押し動かしを行うためには、力が比較的大きくなければならないことをも意味している。
図4には、図1及び図2に示した板状インプラント1の基本構成について、組み立てた状態で示す。締付ネジ18は、長孔14の側面22と組み合わさって作動を行う。図4には初期の位置・姿勢を示す。沈み込みにより矢印23の方向へと押し・引き動かされる。この押し・引き動かしの最大の路程長は、第1の板状部材2の一部分と第2の板状部材3との間隔24、及び、間隔25により、それぞれ制限される。
図5には、板状インプラント1の基本構成ユニットについての平面図を示す。この平面図は、複数個の椎体27からなる脊柱26の一部分についてのものである。ここに図示した実施形態では、第1の板状部材2が第1の椎体27に配置されており、第2の板状部材3が、次の、もう一つの椎体27に配置されている。これら2つの板状部材2,3間には、間隔24が備えられる。この間隔24は、2つの椎体27間の沈み込みを相殺・補償すべく自由に選ばれる。締付ネジ18は、長孔14の内側にあって、第1の板状部材2の側に配置される。これにより、矢印方向23とは逆の向きへと、第1の板状部材2を第2の板状部材3に対して押し・引き動かしできるようにする。すなわち、矢印23の方向へと第2の板状部材3を第1の板状部材2に対して押し・引き動かしできるようにする。
図6に示すように、沈み込みが起きると、両板状部材2,3は、互いに接近するように動かされる。このように動かされる際、締付ネジ18は、長孔14の内部にて滑動し、長孔14の終端位置に到達する。この終端位置にて、椎体27同士が非常に近接して配置される。その結果、力の伝達は、板状インプラント1を通じて行なわれるのではなく、椎体そのものを通じて行なわれることが確実になる。力が留めネジ17に作用しないので、板状インプラント1は、椎体27との対比で、強度が保たれる。
図7には、延長板28の斜視図が複数、示されている。延長板も同様にほぼ長方形の本体からなり、その片側から接続部5が延在している。この接続部5は、図1の第1の板状部材2に備えられていたのと同様に形成されている。接続手段は、舌片状に形成され、その先端部に、雌ねじネジ切部9を備えた孔8を有している。さらに、延長板の本体28には2つの孔29が備えられる。これらの孔29は、図面には詳細に示さない留めネジを受け入れるのに用いられる。延長板の本体には、さらに長孔14が設けられている。この長孔は、第2の板状部材3から知られていた長孔14と同様である。この長孔も、縦長の開口と、所定の側面22とを有している。延長板28は、さらに受入れ部6を有している。この受入れ部6は、第2の板状部材3から知られていたと同様に形成されている。受入れ部6は、接続部5を受け入れる役割を果たす。
図8は、このような延長板28の適用例を斜視図で示したものである。延長板28は、鎖の環のような形態にて、第1の板状部材2と、第2の板状部材3との間に嵌め込むことができる。このような設置・配列により、板状インプラント1の他の可能な実施形態が実現される。必要に応じて、このような延長板28を複数個嵌め込んでも良い。ここで、「鎖」の始端及び終端に、それぞれ第1の板状部材2及び第2の板状部材3が必ず存在するということが、いずれの場合にも確実になっていなければならない。上記の2つの板状部材2,3が「鎖」の末端を形成する。
図9には、図8に示す板状インプラント1が、延長板28および留めネジ17並びに締付ネジ18とともに示されている。各板状部材は、少なくとも2つの孔4,15,29を有している。これらの孔の中へと、複数の留めネジ17を複数軸方向に差し込むことができる。締付ネジ18が各接続部5および受入れ部6と組み合わさって作動を行うことにより、適宜の締め付け力が発生する。
図10および図11には、すでに図8および図9で説明したような板状インプラント1の実施例について、組み立て、及び概要説明図を示す。
図10に示す斜視図には、制限されない形での滑り動きについて示す。図10とは異なり、図11では、締付ネジ18が、それぞれねじ込まれている。すなわち、締付ネジ18のネジ頭は、長孔14の側面22と組み合わさって締付作動を行う。このとき発生する締め付け力Fは、締付ネジ18と、それぞれの長孔14とが組み合わさって作動する、あらゆる実施態様に関連して、一般的に示されている。一方では、締付ネジ18が長孔14の側面22に対して作用を及ぼす締め付け力Fが現れる。他方、締付ネジ18を接続部5の孔8の中へとねじ込むことによって発生する締め付け力Fが現れる。締付ネジ18のネジ頭が長孔の側面22に当接するので、接続部5が受入れ部6の内面へと引き寄せられ、その結果、面当接が行なわれる。これにより、上記のもう1つの締め付け力Fが発生する。
図12及び図13に示す使用例においては、板状インプラント1が、第1の板状部材2と、第2の板状部材3と、3個の延長板28とからなる。延長板28相互の間隔は、留めネジ17が、ここに図示した脊柱26の椎体27に最適に保持されるように選定される。この際、個々の板状部材の間には、前述の沈み込みを相殺・補償するために必要な間隔24が付与される。
以下に、板状インプラント1の締め付け作用の作動機構について説明する。特には、締付けねじ18が、接続部5及び受入れ部6と組み合わさって実現されることになった作用について詳述する。
図14の斜視図には、これまでの図で既に使用されていたような締付ネジ18を示す。締付ネジは、実質上、2つの領域を有している。すなわち、ネジ頭部の、第1の領域と、もう一つの領域、すなわちネジ切軸部の領域とを有している。ネジ切軸部の領域は、ネジ切部19を含んでいる。このネジ切部19は、通常、一般に用いられているものである。しかし、わずかな回転で適宜の締め付け力を生じさせることができるように、細目ねじであってもよい。
ネジ頭部は、目的に合わせて特別な具合に形成されている。ネジ頭部は、周方向に延びるリング状張り出し部20を有し、リング状張り出し部20の径は、少なくともネジ切軸部に等しい。好ましくは、ネジ頭部がネジ切部19よりも大きい。リング状張り出し部20はある程度の厚みを有している。この厚みは、周方向に均一になるように設定される。しかしながら、わずかに傾斜するテーパー面21を有している。すなわち、ネジ切部19とは逆の側から、ネジ切部19の側へと向かって傾斜するテーパー面を有している。
締付ネジ18は、さらに回転手段を有している。ここに説明する実施形態では、回転手段が、六角棒スパナを差し込む六角穴体である。六角穴体は、ネジ頭部に、簡単な方法及び形式にて、設けることができる。差込の後には、締付及び噛み合わせによる接続が出現し、相応の回転動き、及び、相応の回転モーメントを実現させることができる。
図15には、板状インプラント1の横断面を示す。この横断面は、本発明による板状インプラント1のすべての実施形態について代表的なものである。すなわち、第1および第2の板状部材2,3からなる基本構成に対しても、1個または複数個の延長板28を有している実施形態に対しても代表的なものである。個々の板状部材間の接続部分はいずれも等しい。接続部分は、通常、接続部5からなり、この接続部5が、受入れ部6中に案内される。好ましくは、側方に相応の遊びを備える。これにより、受入れ部6の内側にて、接続部5を簡単に案内できるようにする。図15の横断面は、第2の板状部材3または延長板28のいずれかの本体を示すものである。この本体には予め接続部5が押し込まれており、接続部5は、該接続部5の孔8の輪郭が本体の長孔14の輪郭と合わさるところまで導き入れられている。
また、締付ネジ18が本体に差し込まれた状態となっている。締付ネジ18のネジ切部19は、相応のネジ切部9を有する孔8の中に、完全に、ねじ込まれている。締付ネジ18の側面21は、長孔14の側面22に突き当てられた状態となっている。
図16には、図15の拡大図が示されている。図15とは異なり、締付ネジ18をねじ込んだときに作用する締め付け力が、併せて示されている。発生する第1の締め付け力は、締付ネジがねじ込まれて接続部5と接続したときに生じる締め付け力である。ねじ込むことにより、接続部5が受入れ部6の内面に、じかに押し付けられ、これによって締め付け力Fが生じる。もう1つの締付け力は、締付ネジ18のテーパー面21が、長孔14の側面22と組み合わさって作動することにより生じる。特に図17から知られるように、当該側面22は、ネジ切部19とは逆の側にて、ネジ頭部の周面に一致する位置からわずかに突出している。その結果、これだけでも締め付け作用、または、くさび作用が生じる。このようにして、締め付け力Fが発生する。長孔を均等に、対称をなすように形成すると、締め付け力Fは、ほぼ均一である。しかし、長孔14が先細テーパー状に設けられていると、突き当てストッパー(滑り動きの道程制限)が実現されるにつれて、締め付け力が増す。
このように、複数の締め付け力F,Fが生じるため、二重の安全が得られる。さらに、発生する締め付け力は異なる方向を向いているため、これら締め付け力が互いに打ち消しあうことはない。
適宜に材料を選択し、表面を相応に選択するならば、実現可能な滑り運動が阻止されることはない。また、選択された締め付け力に抗しての、受入れ手段内での接続手段の滑り動きが、常に可能となる。
本発明による板状インプラントは、少なくとも第1の板状部材と第2の板状部材とからなり、好ましくは、第1の板状部材と第2の板状部材との間に配置された延長板をさらに含む。板状インプラントを本発明にしたがって構成することにより、骨接合術に適用するにあたり、汎用的に用いることができる板状インプラントを得ることができる。この板状インプラントが、特には、次の点を特徴としている。硬化した骨部分が退縮する際に、いわゆる沈み込みが生じるが、本発明の板状インプラントには、この沈み込みに釣り合うだけの補正が行われる。その結果、沈み込み前の通常の状態で骨によって担われている力の伝達が、沈み込みの後も骨を通じて引き続き行なわれる。そのため、板状インプラントに対し、機能的な過負荷が加わるのが防止される。
シンプルな形状と、組立キットのコンセプトにより、種々の長さおよび大きさの板状インプラントを選定することが可能である。簡単に継ぎ合わせることにより、事前の仮固定を、問題なく、大きな労力をかけることなく行うことができる。このようにして、ユーザーは、特には頚椎の領域にて、非常に簡単な方式及び方法で、ぴったりと合うようにすることができる。
1 板状インプラント 2 第1の板状部材 3 第2の板状部材
4 孔 5 接続部 6 受入れ部
7 接続部5の自由端 8 孔 9 雌ねじネジ切部
10 横への延び広がり 11 縦への延び広がり 12 抜き・凹陥部
13 矢印方向 14 長孔 15 孔
16 孔 17 留めネジ 18 締付ネジ
19 (締付ネジの)ネジ切部 20 張り出し部 21 テーパー面
22 側面 23 矢印方向 24 間隔
25 間隔

Claims (6)

  1. 骨接合術にて用いる板状インプラントであって、留めネジを受け入れる孔、及び、接続手段を有する少なくとも1つの第1の板状部材と、留めネジを受け入れる孔、及び、接続手段を受け入れる受入れ手段を有する、少なくとも1つの第2の板状部材とからなり、各板状部材が他の板状部材に対し一方向に滑り動くことができ、これら板状部材には、これら相互の滑り運動の範囲を制限する制限機構が備えられたものにおいて、
    制限機構が締付ネジ(18)を含み、締付ネジ(18)がネジ切軸部とネジ頭とからなり、第1及び第2の板状部材(2,3)を互いに組み付けた状態では、ネジ切軸部が接続手段(5)との組み合わせで作動を行い、かつ、ネジ頭が第2の板状部材(3)に設けられている長孔(14)との組み合わせで作動を行い、これにより、ネジ頭と長孔(14)との間、及び、接続手段(5)と受入れ手段(6)との間にて締め付け作用が生じること特徴とする板状インプラント。
  2. 第1の板状部材(2)と第2の板状部材(3)との間に少なくとも1つの延長板(28)が備えられ、延長板(28)には、留めネジ(29)を受け入れる孔と、接続手段(5)を受け入れる受入れ手段(6)と、接続手段(5)と、他の締付ネジ(18)を受け入れ、かつ、滑り運動の範囲を制限する長孔(14)とが設けられることを特徴とする請求項1に記載の板状インプラント。
  3. 板状部材(2,3)及び延長板(28)が合成樹脂からなることを特徴とする請求項1または2に記載の板状インプラント。
  4. 板状部材(2,3)及び延長板(28)が、縦への延び広がり(11)においても、横への延び広がり(10)においても、湾曲をなしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の板状インプラント。
  5. 板状部材(2,3)及び/または延長板(28)が、板状インプラント(1)を固定するための補助的な孔(16)を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の板状インプラント。
  6. 締付ネジ(18)のネジ頭が張り出し部(20)を有し、張り出し部(20)が、側面との組み合わせで、締付ネジ(18)と、板状部材(3)または延長板(28)との間に締め付け力を生じさせることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の板状インプラント。
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