JP2010514328A - 移動通信システムにおける制御情報伝送方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は移動通信システムでAM RLCエンティティ間に制御情報を送受信する方法に関する。特に、本発明は、受信側AMRLCエンティティが一つ以上の論理チャネルに接続されている場合、受信側AM RLCエンティティは制御情報の内容によって上記論理チャネルのうちの特定論理チャネルを通じて制御情報を伝送し、送信側で速く再伝送を行なうのを支援することによって、データ伝送速度を向上させる。さらに本発明は、移動通信システムで制御情報を伝送するための装置であって、上位階層からデータを受信し、第1制御情報及び第2制御情報を生成する第1プロトコルエンティティと、第1チャネル及び第2チャネルを通じて前記第1プロトコルエンティティに連結された第2プロトコルエンティティと、を含み、前記第1制御情報は前記第1チャネルを通じて伝送され、前記第2制御情報は前記第2チャネルを通じて伝送される装置も提供する。

Description

本発明は、移動通信システムに関するもので、より具体的には、移動通信システムにおける制御情報伝送方法に関する。
ネットワークが下り方向に使用者に速いデータサービスを提供するためにはいろいろな条件が満たされなければならない。例えば、第1の条件はデータ伝送率である。物理階層で実際に支援されうる伝送速度が高くなければならない。第2の条件は、データ再伝送率である。一部の使用者データが端末に成功的に伝送されなかった場合、該データの再伝送が速く行なわれなければならない。
第一の条件は、物理階層により支援される。第2の条件は、上位プロトコル階層であるRLC(Radio Link Control)またはMAC(Medium Access Control)階層により支援される。第2の条件を達成するには二つの機能が必要であり、その一つの機能は、受信側があるデータを正しく受け取らなかったことを速く判定する機能であり、もう一つの機能は、受信側があるデータを正しく受け取らなかったという情報をできるだけ速く送信側に伝達する機能である。
一例において、E−DCH(Enhanced Dedicated Channel)とHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)でのHARQ(HybridAuto Repeat Request)機能を使用すると、送信側で先に送信を始めたデータブロックよりも、送信側で後で送信を始めたデータブロックが先に受信側に成功的に到着する場合がある。したがって、データ伝送順序による誤り無しにHARQ機能を使用するためには、受信側では常に再整列(Re-ordering)機能を使用しなければならない。そうしないと、送信側で意図した順序が変わった状態でデータブロックが受信側に到着するためである。
図1は、データ伝送順序によって誤りが発生する一例を説明するための図である。
図1を参照すると、リセット(Reset)過程(再設定過程)で生じうる誤りが考えられる。まず、送信側RLCで送信時に使用するHFN(Hyper FrameNumber)値は“Y”で、同時に受信側RLCで使用するHFN値は“X”と仮定する。
図1で、送信側RLC及び受信側RLCをそれぞれ、“TXRLC”及び“RX RLC”で表す。
まず、TX RLCでPDU1はHFNを“Y”として暗号化(ciphering)されたのち下位端に伝送される(S10)。このPDU1が受信側に受信される以前に、RX RLCでは内部的な状況によって、再設定過程が始まり、この再設定過程を行なうためのResetPDUを伝送する(S11)。このRX RLCより伝送されたReset PDUがTX RLCに受信され(S11)、TX RLCでは、受信したReset PDUを処理し、該ResetPDUに対する応答としてReset Ack PDUを伝送する(S12)。この時、Reset Ack(Acknowledgment)PDUに含まれたHFNIは“Z”に設定されて伝送される。リセット過程の結果、RXRLCは送信側のHFNを“X”にセッティングし、受信側のHFNを“Z”にセッティングする。
下位端でHARQを行なう過程で、先に伝送されたPDU1より、後で伝送されたResetAck PDUが先にRX RLCに受信される(S12、S13)。
下位端において上記のように伝送されたRLC PDUの受信順序の前後が変わると、下記のような問題が生じる。
RX RLCは、Reset Ack PDUを受信すると直ちに、自身が受信する方向のHFNを“Z”に設定する。PDU1はResetAck PDUの後にRX RLCに到着するので、RX RLCは“Z”でPDU1を復号化(de-ciphering)しようとする。しかし、TXRLCはHFN値を“Y”に設定してPDU1を暗号化したので、RX RLCではPDU1を正しく復号化できない。
一方、上述ように、データの伝送速度を高めるためには、受信状態に関する状態情報の速い伝送が必要とされる。すなわち、受信側RLCエンティティーが、自身が受信できなかったRLCPDUを速く判別し、その状態情報を直ちに下位端に送っても、送受信両方の下位端でデータ伝送遅延が発生したり、再整列が必要な場合には、状態情報が速く伝送されることができない。この場合、データ伝送速度の向上を達成できないという問題がある。
本発明は、従来技術の問題を解決するために提案されたもので、その目的は、改善された性能の移動通信システムを提供することにある。
本発明の一様相として、移動通信システムで制御情報を伝送するための装置において、上位階層からデータを受信し、第1制御情報及び第2制御情報を生成する第1プロトコルエンティティと、第1チャネル及び第2チャネルを通じて前記第1プロトコルエンティティに連結された第2プロトコルエンティティと、を含み、ここで、第1制御情報は、第1チャネルを通じて伝送され、第2制御情報は、第2チャネルを通じて伝送される装置が提供される。
前記第1制御情報は、送信側−関連(transmitting side-related)制御情報でありうる。ここで、第1制御情報は、RESET制御情報及びMRW(movereceiving window)制御情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
前記第2制御情報は、受信側−関連(receiving side-related)制御情報でありうる。ここで、第2制御情報は、データが受信側で成功的に受信されたか否かを知らせるための応答(acknowledgement)制御情報を含むことができる。
前記第2チャネルは、前記第2制御情報のみを伝送するように設定されることができる。また、第2チャネルは、前記第1情報及びデータが伝送されないように設定されても良い。
前記データは、第1チャネルを通じて伝送されることができる。
前記第1プロトコルエンティティはAM RLC(Acknowledge Mode Radio Link Control)エンティティであり、前記第2プロトコルはMAC(MediaAccess Control)エンティティでありうる。
前記第1チャネル及び第2チャネルは、MACエンティティと物理階層との間に位置しているE−DCH(Enhanced-Dedicated Channel)にマッピングされることができる。
前記上位階層は、RRC(Radio Resource Control)階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層及びBMC(Broadcast/MulticastControl)階層のうち少なくとも一つを含むことができる。
前記第1制御情報は、第1時間情報及び第2時間情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
前記第1時間情報は、前記第1制御情報を処理する開始時間と関連しており、前記第2時間情報は、前記第1制御情報を処理するのに許容された最大時間と関連していることができる。
前記第1時間情報及び前記第2時間情報は、CFN(Connection Frame Number)、SFN(System Frame Number)、データに含まれるSN(SequenceNumber)、及びタイマー値のうち少なくとも一つを用いて構成されることができる。
前記第2制御情報は、前記第2制御情報の再整列を通過させるか否かを指示するための指示子を含むことができる。
前記第1制御情報及び第2制御情報は上りリンク制御情報でありうる。
本発明によると、受信側RLCエンティティが最大限に速く制御情報を送信側に伝送することが可能になる。また、送信側がRLCPDUの再伝送を最大限に速く始めるようにすることができる。その結果、移動通信システムにおけるデータ伝送速度を高めることが可能になる。
本発明の理解をより助けるために含まれる添付図面は、本発明の実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
データ伝送順序によって誤りが発生する一例を説明するための図である。 UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の網構造を示す図である。 UMTSで使用する無線プロトコルの構造を示す図である。 DCHとE−DCHの構造を示す図である。 E−DCHを支援するのに必要なRNC(Radio Network Controller)に位置しているMAC−es副階層の構造を示す図である。 E−DCHを支援するのに必要なNode Bに位置しているMAC−e副階層の構造を示す図である。 本発明の一実施形態を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。
上記本発明の目的、構成及び他の特徴と関連した好適な実施形態の例が、添付の図面を参照しつつ詳細に説明される。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明が実施されうる唯一の実施形態を開示するためのものではない。
以下、本発明の実施形態が、通信システムの一つであるヨーロッパ式IMT−2000システムのUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)で行なわれる場合について説明する。
図2は、UMTSの網構造を説明するための図である。
UMTSシステムは、大きく、端末(User Equipment;UE)、UMTS無線接続網(UMTS Terrestrial Radio Access Network;UTRAN)及び核心網(CoreNetwork;CN)からなる。UTRANは、一つ以上の無線網副システム(Radio Network Sub-systems;RNS)で構成され、各RNSは、一つの無線網制御器(RadioNetwork Controller;RNC)及びRNCによって管理される一つ以上の基地局(Node B)で構成される。一つのNode Bには一つ以上のセル(Cell)が存在する。
図3は、UMTSで使用する無線プロトコルの構造を説明するための図である。
無線プロトコル階層は、端末とUTRANに対(pair)として存在し、無線区間のデータ伝送を担当する。それぞれの無線プロトコル階層について説明すると、次の通りである。まず、第1階層であるPHY階層は、様々な無線伝送技術を用いてデータを無線区間に伝送する役割を果たす。PHY階層は、上位階層であるMAC階層と伝送チャネル(TransportChannel)を通じて連結されている。伝送チャネルは、大きく、チャネルの共有有無によって、専用(Dedicated)伝送チャネルと共用(Common)伝送チャネルとに区分される。
第2階層には、MAC、RLC、PDCP、及びBMC階層が含まれる。MAC階層は、様々な論理チャネル(Logical Channel)と様々な伝送チャネルをマッピングする機能を行ない、また、複数の論理チャネルを一つの伝送チャネルにマッピングする論理チャネル多重化(Multiplexing)の機能も行なう。MAC階層は、上位階層であるRLC階層とは論理チャネル(LogicalChannel)で連結されている。論理チャネルは、大きく、伝送される情報の種類によって、制御平面(Control Plane)の情報を伝送する制御チャネル(ControlChannel)と、使用者平面(User Plane)の情報を伝送するトラフィックチャネル(Traffic Channel)とに分けられる。
MAC階層はさらに、管理する伝送チャネルの種類によって、MAC−b副階層(Sublayer)、MAC−d副階層、MAC−c/sh副階層、MAC−hs副階層、及びMAC−e副階層に区分されることができる。MAC−b副階層は、システム情報(SystemInformation)の放送を担当する伝送チャネルであるBCH(Broadcast Channel)の管理を担当する。MAC−d副階層は、特定端末に対する専用伝送チャネルであるDCH(DedicatedChannel)の管理を担当する。MAC−c/sh副階層は、他の端末と共有されるFACH(Forward Access Channel)やDSCH(DownlinkShared Channel)などの共用伝送チャネルを管理する。また、下り及び上りで高速データ伝送を支援するために、MAC−hs副階層は、高速下りデータ伝送のための伝送チャネルであるHS−DSCH(HighSpeed Downlink Shared Channel)を管理し、MAC−e副階層は、高速上りデータ伝送のための伝送チャネルであるE−DCH(EnhancedDedicated Channel)を管理する。
RLC階層は、各無線ベアラー(Radio Bearer;RB)のQoSを保障し、QoSによってデータを伝送する役割を担当する。RLCは、RB固有のQoSを保障するためにRBごとに一つまたは二つの独立したRLCエンティティ(Entity)を備えており、様々なQoSを支援するために、透明モード(TransparentMode:TM)、無応答モード(Unacknowledged Mode:UM)及び応答モード(Acknowledged Mode:AM)の3種類のモードのRLCを提供することができる。RLCの各モードについての説明は、RLCに関するより詳細な説明で後述される。RLCは、下位階層が無線区間でデータを伝送するのに適合するようにデータ大きさを調節する役割も行なっている。このために、上位階層から受信したデータを分割及び連結する機能も行なう。
PDCP階層は、RLC階層の上位に位置し、IPv4やIPv6のようなIPパケットを用いて、伝送されるデータが相対的に帯域幅の小さい無線区間で効率的に伝送されるようにする。このために、PDCP階層はヘッダ圧縮(Header Compression)機能を行なう。すなわち、データのヘッダ(Header)部分で必ず必要な情報のみを伝送するようにし、無線区間の伝送効率を増加させるわけである。PDCP階層は、ヘッダ圧縮を基本機能とするため、PS(PacketService)ドメインにのみ存在し、各PSに対して効果的なヘッダ圧縮機能を提供するために、RB当たり一つのPDCPエンティティ(entity)が存在する。
その他にも、第2階層にはBMC(Broadcast/Multicast Control)階層がRLC階層の上位に存在し、セル放送メッセージ(Cell BroadcastMessage)をスケジューリングし、特定セルに位置した端末に放送する機能を行なう。
第3階層の最も下部に位置しているRRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、RBの設定、再設定及び解除と関連して第1及び第2階層のパラメータを制御し、また、論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。この時、RBは、端末とUTRAN間のデータ伝達のために無線プロトコルの第1及び第2階層により提供される論理的経路を意味し、一般に、RBが設定されるということは、特定サービスを提供するために必要な無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定するということを意味する。
以下、本発明と関連しているRLC階層についてより具体的に説明する。
RLC階層の基本機能は、各RBのQoS保障とこれによるデータの伝送である。RBサービスは、無線プロトコルの第2階層が上位に提供するサービスであるから第2階層全体がRBのQoSに影響を与えるが、なかでもRLC階層による影響が特に大きい。RLC階層は、RBのQoSを保障するために、RBごとに独立したRLCエンティティ(Entity)を備えている。上述した如く、RLC階層は、様々なQoSを支援するために、透明モード(Transparent Mode;TM)、無応答モード(UnacknowledgedMode;UM)及び応答モード(Acknowledged Mode;AM)の3種類のRLCモードを提供している。
このようなRLCの3つのモードは、それぞれが支援するQoSが異なるから動作方法も異なっており、その細部的な機能も相異している。したがって、RLCエンティティを動作モードによって説明する必要がある。
まず、透明モード(TM)と呼ばれるものがある。このモードで、上位から伝達されたデータであるRLCSDU(Service Data Unit)に何のオーバーヘッドも付加されず、RLCエンティティはSDUを下位階層に透明(Transparent)に伝達する。このようなモードに在るRLCエンティティをTMRLCエンティティと呼ぶ。
このような特性から、TM RLCエンティティは使用者平面と制御平面において次のような役割を果たす。使用者平面ではTMRLCエンティティでのデータ処理時間が短いため、主として回線サービス領域(Circuit Service domain;CSドメイン)の音声やストリーミングのような実時間回線データの伝送を担当する。制御平面では、TMRLCエンティティでのオーバーヘッドがないため、上りリンク(Uplink)では不特定端末からのRRCメッセージに対する伝送を、下りリンク(Downlink)ではセル中の全ての端末に放送されるRRCメッセージに対する伝送を主に担当する。
透明モードとは違い、RLCでオーバーヘッドが追加されるモードを不透明モード(Non-transparent mode)という。2種類の不透明モードがある。
すなわち、伝送したデータに対する受信確認応答がないモード(UM)と応答があるモード(AM)の2種類がある。無応答モードに在るRLCエンティティをUM RLCエンティティといい、応答モードに在るRLCエンティティをAMRLCエンティティという。
UM RLCエンティティは、各PDUごとに一連番号(Sequence Number;以下、‘SN’と略す。)を含むPDUヘッダを付けて送ることによって、どのPDUが伝送中に消失されたかを受信側がわかるようにする。このような機能によって、UMRLCは主として使用者平面では放送/マルチキャストデータの伝送やパケットサービス領域(Packet Service domain;PSドメイン)の音声(例:VoIP)やストリーミングのような実時間パケットデータの伝送を担当する。制御平面ではUMRLCエンティティは、セル中の特定端末または特定端末グループに伝送するRRCメッセージのうち、受信確認応答が不要なRRCメッセージの伝送を主に担当する。
不透明モードの一つであるAMは、UMに似ている。AMエンティティは、PDU構成時に、SNを含むPDUヘッダを付けてPDUを構成するが、UMRLCエンティティとは違い、送信側が送信したPDUに対して受信側が応答(Acknowledgement)をする。AM RLCエンティティで受信側が応答をする理由は、自身が受信できなかったPDUを送信側が再伝送(Retransmission)するように要求するためである。
この再伝送機能がAMの最も大きい特徴である。すなわち、AMは、再伝送を通じて誤りのない(error-free)データ伝送を保障することに目的がある。このような目的のために、AM RLCエンティティは、使用者平面ではPSドメインのTCP/IPデータのような非実時間パケットデータの伝送を主として担当し、制御平面では、セル内の特定端末に伝送するRRCメッセージのうち受信確認応答が必ず必要なRRCメッセージの伝送を主として担当する。
RLCモードを方向性面で比較すると、TMとUMは単方向(uni-directional)通信に用いられるのに対し、AMは、受信側からのフィードバック(feedback)があることから両方向(bi-directional)通信に用いられる。このような両方向通信は主に点対点(point-to-point)通信で用いられるため、AMRLCエンティティは専用論理チャネルを用いることが好ましい。構造的な面から見ると、TM RLCエンティティ及びUM RLCエンティティは送信RLCエンティティまたは受信RLCエンティティのいずれかとして構成されるのに対し、AMRLCエンティティには送信側及び受信側とも存在するという点が異なる。
AM RLCエンティティの複雑さは、再伝送機能に起因する。再伝送管理のためにAMRLCエンティティは送受信バッファーの他に再伝送バッファーを備えている。
AM RLCエンティティは、流れ制御のために送信ウィンドウ及び受信ウィンドウを使用し、送信側がピア(peer)RLC個体の受信側に状態情報を要求するポーリング(Polling)、受信側がピアRLC個体の送信側に自身のデータ受信状態を報告する状態情報報告(StatusReport)、状態情報を運ぶための状態PDU(Status PDU)、データ伝送の効率を高めるためにデータPDU内に状態PDUを挿入するピギーバック(Piggyback)機能などの様々な機能を行なうことができる。
その他、AM RLCエンティティが動作過程で重大な誤りを発見した場合に、相手側のAMRLCエンティティに全ての動作及びパラメータの再設定を要求するために用いられるReset PDUと、このようなReset PDUの応答に用いられるReset AckPDUもある。また、これらの機能を支援すべく、AM RLCエンティティには様々なプロトコルパラメータ、状態変数及びタイマーも備えられることができる。AMにおいて状態情報報告または状態PDU、ResetPDUなどのようにデータ伝送を制御するのに用いられるPDUをControl PDUと称することができ、使用者データを伝達するのに用いられるPDUをData PDUと称することができる。
AMで使用するRLC PDUは、上述のように大きく2種類に分類することができ、その一つはDataPDUであり、もう一つはControl PDUである。Control PDUには、Status PDU、Piggybacked Status PDU、ResetPDU、及び/またはReset Ack PDUなどが含まれることができる。
以下、AM RLCエンティティで使用されるRLC PDUの構造について説明する。表1に、DataPDU構造の一例を示す。
Figure 2010514328
表1に示すように、Data PDUは、D/C(Data/Control)、sequence number(SN)、P(Polling bit)、HE(Header ExtensionType)、Length Indicator(LI)、E(Extension bit)、Data及び/またはPAD(Padding)フィールドを含むことができる。
D/Cフィールドは、該当のAM RLC PDUがDataPDUかあるいはControl PDUかを指示する情報を含む。Sequence numberフィールドは、それぞれのRLC PDUの一連番号に対する情報を含む。Pは、ポーリング指示子(polling bit)であり、受信側がstatus PDUを送るか否かを指示する情報を含む。HEフィールドは、ヘッダが終了する部分に構成され、次のフィールドに含まれた情報が長さ指示子か或いはデータかを指示する情報を含む。
Length Indicatorフィールドは、DataPDUのData部分内に互いに異なるSDUの境界面が存在する場合、各SDU間の境界を指示する情報を含む。Eフィールドは、次のフィールドに含まれた情報が長さ指示子であるか否かを知らせる。Dataフィールドは、伝送しようとする使用者データを含む。PADフィールドはパッディング(Padding)領域で、RLC PDUで使用されない領域であることを意味する。
Data PDUは、AM RLCエンティティが使用者データ、ピギーバック方式でデータと一緒に伝送されるピギーバック状態情報(piggybacked status information)、及びポーリング指示子(Polling bit)のうち少なくとも一つを伝送しようとする時に使われる。使用者データ部分は、8ビット単位に構成される。すなわち、使用者データ部分は、8ビットの整数倍で構成される。DataPDUのヘッダは、2オクテット(Octet)大きさの一連番号(Sequence Number)を含む。また、Data PDUのヘッダは、長さ指示子を含んでも良い。
以下、control PDUの構造の一例について説明する。ControlPDUは、Status PDU、Piggybacked Status PDU、Reset PDU、Reset Ack PDUなどに区分されることができる。表2には、StatusPDU構造の一例を示す。
Figure 2010514328
表2に示すように、Status PDUは、D/C、PDUType、SUFI及び/またはPADフィールドを含むことができる。D/Cフィールドは、表1で説明した通り、該当のRLC PDUがDataPDUかあるいはControl PDUかを指示する情報を含む。PDU Typeフィールドは、Control PDUの種類を指示する情報を含む。PDU Typeフィールドは、該当のPDUがResetPDUかあるいはStatus PDUかを知らせるのに用いられることができる。
SUFIフィールドには、使用者データなどを受信した側でどのRLCPDUが到着し、また、どのRLC PDUが到着しなかったかなどの情報を知らせるための情報が含まれる。SUFIは、種類、長さ、値の三つの部分からなる。すなわち、StatusPDUは、互いに異なる種類のSUFIで構成されることができる。Status PDUの長さ(大きさ)は可変ではあるが、Status PDUが伝送される論理チャネルの最も大きいRLCPDUの大きさに制限される。SUFIフィールドは、使用者データを送信する側でどのRLC SDUを削除し、それ以上伝送しないということを知らせるための情報を含むこともできる。
Data PDUに使用者データを埋め込んだ後にも、制御情報を含むのに充分な空間が残っている場合には、PiggybackedStatus PDUを利用することができる。すなわち、Data PDUに使用者データを埋めてから残った部分に制御情報を含めることができ、この時、制御情報部分をPiggybackedStatus PDUと称することができる。
表3に、Piggybacked Status PDU構造の一例を示す。
Figure 2010514328
表3に示すように、Piggybacked StatusPDUの構造は、Status PDUの構造と略同一である。ただし、D/CフィールドがR2(Reserved Bit)フィールドに取り替わるという点で異なる。上述したように、PiggybackedStatus PDUはData PDUに含まれて伝送されるので別のD/Cフィールドが含まれなくても構わなく、よってR2(Reserved Bit)フィールドに取り替わることができる。R2フィールドは、別の情報を含まなくてもよく、必要な場合には所定の情報を含んでも良い。
PDU typeフィールドは、表1及び表2と同様に、ControlPDUの種類を指示する情報を含んでも良いが、Piggybacked Status PDUはData PDUと一緒に伝送されるのが一般的であるため、特定値に固定して使用することが好ましい。例えば、該当のRLCPDUがPiggybacked Status PDUである場合には、PDU typeフィールドに含まれる値を“000”に固定して使用することができる。
表4には、Reset PDU及びReset ACKPDUの構造の一例を示す。
Figure 2010514328
表4に示すように、Reset PDU及びResetACK PDUは、D/C、PDU Type、RSN(Reset Sequence Number)、R1、HFNI及び/またはPADフィールドを含むことができる。D/C、PDUType及び/またはPADフィールドについての説明は、表1〜3の説明からわかる。
RSNフィールドは、再設定過程と関連した一連番号に関する情報を含む。RSNフィールドに含まれる一連番号は、1ビット情報で構成されることができる。ResetACK PDUは、受信したReset PDUに対する応答として伝送される。伝送されたReset ACK PDUは、受信したReset PDUに含まれたのと同じRSN値を含むことによって、伝送されたResetACK PDUがどのReset PDUに対する応答であるかを知らせることができる。すなわち、RSN値は、それぞれのReset PDUとReset ACK PDUとをマッチングさせるために使用される。
例えば、送信側が、RSN値が“1”に設定されたResetPDUを伝送したとすれば、送信側は、RSNが“1”に設定されたReset ACK PDUのみを自身が所望するReset ACK PDUとして認識することとなる。すなわち、RSN値が“1”でない他の値に設定されたResetACK PDUを受信した場合には、Reset ACK PDUは誤ったものと見なし、廃棄したり無視することができる。そして、再設定過程を始める度にRSNフィールドの値は一つずつ増加することが好ましい。
R1(Reservedbit)フィールドは、Reset PDU/Reset Ack PDUで使用され、特定値に固定されて伝送されることが好ましい。例えば、R1フィールド値は“000”に固定されてコーディングまたは伝送されることができる。
HFNIフィールドは、該当RLC PDUに含まれた一部値を暗号化して伝送する時、該暗号化と関連した情報を含む。送信側は、HFNIフィールド値を送信側で使用するHFN値の最大値に設定することが好ましい。ここで、HFN値は、暗号化に用いられる値であり、送信側はRLCPDUを伝送する度に、RLC PDUからSN値を除外した残りの部分をHFN値を用いて暗号化することができる。そして、受信側は、送信側で使用したHFN値と同じHFN値を用いて、受信されたRLCPDUを解読することができる。もし受信側と送信側が同じHFN値を持っていないと、復号過程に問題が生じ、通信を持続し難くなる。
したがって、再設定(reset)過程では、送信側と受信側が互いにHFN値を交換し、受信側と送信側が同じHFNを持つようにすることが好ましい。したがって、送信側と受信側は、HFN値をResetPDU/Reset ACK PDUに含まれたHFNIフィールドを通じて伝送することができる。
以下、RLCエンティティでの再設定過程(Reset Procedure)を説明する。この再設定過程は、Reset PDUが伝送されながら始まることができる。再設定過程は、使用者データの送信側または受信側のいずれかによって始まることができるが、以下では受信側で始める場合を取り上げて説明する。
受信側は送信側にReset PDUを伝送する。再伝送過程は、不正確なSN(Erroneous Sequence Number)を含むStatus PDUが受け取られたり、または、特定PDUが一定回数だけ伝送に失敗した場合などに行なわれることができる。受信側が伝送したResetPDUを受信した送信側は、RLC PDUとStatus PDUの伝送を中止する。そして、受信されるRLC PDU、STATUS PDU及びPIGGYBACKEDStatus PUDなどがある場合には、受信されるRLC PDU、STATUS PDU及びPIGGYBACKED Status PUDなどを無視する。
再設定過程を行なうために送信側で少なくとも2個のパラメータを設定して利用することができる。例えば、VR(RST)は最初のパラメータで、再設定過程が行なわれる度に1ずつ増加される値に設定して使用する。また。MaxRSTは、2番目のパラメータで、再設定過程でResetPDUを伝送できる最大値と設定して使用する。すなわち、Reset PDU伝送がMaxRST値を越えると、直ちに再設定過程を終了し、上位端に解決不能のエラーが発生したことを知らせる。
続いて、VR(RST)及びMaxRST値を用いて再設定過程を行なう過程を説明する。送信側は、ResetPDUを受信し、VR(RST)の値を1増加させる。そして、変更されたVR(RST)の値をMaxRST値と比較する。比較結果、VR(RST)の値がMaxRSTよりも大きいと、送信側は上位階層であるRRC階層にその状況を知らせるための情報を伝送する。一方、VR(RST)値がMaxRSTよりも小さいと、送信側はResetACK PDUを受信側に伝送する。
Reset PDUを受信した受信側の動作について説明する。まず、受信側は、最後に行なった再設定過程で使われたRSN値と現在受信したResetPDUに含まれたRSN値とが同一であるか比較する。比較結果、RSN値が互いに同一な場合、受信側は、以前に伝送したReset ACK PDUと同じ値として再びResetACK PDUを伝送する。
そして、現在受信したReset PDUが、該当のRLCエンティティが設定(established)されたり再設定(re−established)された後に受信された最初のReset PDUであるか、現在受信されたResetPDUのRSN値が最も最近に最後に受信されたReset PDUのRSN値と異なる場合に、受信側は、新しくReset ACK PDUを構成して伝送する。
そして、受信側は、環境変数を初期化し、駆動中のタイマー(Timer)を中止する。受信側は、受信されているRLC PDUを廃棄し、該当の再設定過程以前に送信されたRLC SDUを廃棄する。また、受信側は、受信側方向及び送信側方向のHFN値をそれぞれ再設定する。例えば、受信側は、既存のHFN値より1増加させた値をResetACK PDUのHFNIフィールドを通じて伝送することができる。上述した如く、受信側は、HFNIフィールドに自身が送信する方向で用いられた最大のHFN値を、HFNIフィールドに埋めて伝送することが好ましい。
送信側は、Reset PDUを伝送した後、ResetACK PDUの受信を待機し、Reset ACK PDUを受信すると、次の動作を行なう。まず、Reset ACK PDUに含まれたRSN値を、自身が伝送したResetPDUに含まれたRSN値と比較する。比較結果、RSN値が同一な場合、送信側は次の過程を行なう。そうでないと、送信側は、受信したReset ACK PDUを廃棄する。
送信側は、受信したReset ACK PDUのHFNIフィールドに含まれたHFN値に自身の受信側方向のHFN値を再設定する。その後、送信側は、環境変数を初期化し、駆動中のタイマーを中止する。そして、送信側は、受信されているRLCPDU及び再設定以前に送信されたRLC SDUを廃棄する。
送信側は、自身の受信側方向に対して再設定されたHFN値によって自身の送信側方向のHFNを再設定する。すなわち、上記の例によると、1だけ増加させる。このような再設定過程の後に送信側と受信側は同一のHFNを持つこととなり、同一のHFN値を通じて暗号化と解読過程がなされることができる。
以下、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)について説明する。
3GPPではUMTS網を進化させて高速の伝送速度を提供するための研究が進行されている。その代表的なシステムにHSDPAがある。HSDPAのために多くの新しい技法が導入されているが、その一つがHARQである。
HARQ方法は、RLC階層で行なうパケット再伝送方法とは異なる概念の再伝送方法である。HARQ方法は、物理階層と関連して使われ、再伝送されたデータを以前に受信したデータと結合してより高い復旧率を保障する。すなわち、HARQ方法は、伝送に失敗したパケットを廃棄せずに保存しておき、このパケットを再伝送されたパケットとデコーディング以前段階で結合することによって復旧する方法である。
HARQ機能をより效果的に支援するためにNode BのMAC−hs副階層にはHARQブロックが存在する。HARQブロックには、支援する端末のHARQ動作を管理するHARQエンティティが存在する。好ましくは、HARQエンティティは各端末ごとに一つずつ提供される。また、各HARQエンティティには多数のHARQプロセス(Process)が存在する。各HARQプロセスは、HARQの動作を制御する役割を果たし、特定データの伝送のために用いられる。
各HARQプロセスは多数のデータが共有して利用できるが、一つの伝送時間区間(Transmission Time Interval;TTI)に一つずつしか処理されることができず、したがって、プロセスが成功的にデータを伝送すると、プロセスは空になり、他のデータの伝送に使われることができる。しかし、プロセスがデータ伝送に失敗すると、プロセスは該当のデータが成功的に伝送されたり廃棄されるまでデータを保存する。
Node BのMAC−hsにおけるデータ伝送をより詳細に説明すると、NodeBは、RNCから受信した複数のデータを再構成してMAC−hs PDUを生成し、これらのMAC−hsを各HARQプロセスに割り当てる。各HARQプロセスで伝送したMAC−hsPDUは一度で成功的に端末に伝達されることもあればそうでないこともある。
例えば、先に生成されたMAC−hs PDU“1”は、HARQプロセス“A”に割り当てられ、その後に生成されたMAC−hsPDU“2”は、HARQプロセス“B”に割り当てられた場合とする。各HARQプロセスは、同時に伝送を行うことはないが、それぞれ独立して動作する。したがって、HARQプロセス“A”は伝送に失敗し続き、HARQプロセス“B”は、HARQプロセス“A”よりも先にデータ伝送に成功し、先に生成されたMAC−hsPDU“1”より後で生成された、すなわち、後でNode Bに到着したデータを含むMAC−hs PDU“2”が、先に端末に到着して処理される場合がありうる。すなわち、HARQプロセス(HARQプロセス“A”)により、NodeBで生成された順にMAC−hs PDUが端末に伝達されなくなることもある。結局、これは、MAC−hs PDUに含まれたRLC PDUも順にRLC階層(またはエンティティ)に伝達されない場合が生じうるということを意味する。
図4は、DCHとE−DCHの構造を説明するための図である。
DCHとE−DCHはいずれも、一つの端末が専用で使用する伝送チャネルである。特に、E−DCHは、端末がUTRANで上りリンクデータを伝送するのに使われるもので、DCHに比べて高速で上りリンクデータを伝送することができる。データの高速伝送を可能にすべく、E−DCHはHARQ(Hybrid ARQ)とAMC(Adaptive Modulation and Coding)、Node B ControlledSchedulingなどの技術を使用することができる。
E−DCHのために、Node Bは端末に端末のE−DCH伝送を制御する下り制御情報を伝送する。下り制御情報は、HARQのための応答情報(ACK/NACK)、AMCのためのチャネル品質情報(Channel Quality Information)、Node B Controlled SchedulingのためのE−DCH伝送速度割当情報、E−DCH伝送開始時間及び伝送時間区間割当情報などを含む。
一方、端末はNode Bに上り制御情報を伝送する。上り制御情報は、Node B Controlled SchedulingのためのE−DCH伝送速度要請情報(Rate RequestInformation)、端末バッファー状態情報(UE Buffer Status Information)、端末電力状態情報(UE Power StatusInformation)などを含む。E−DCHのための上り制御情報と下り制御情報は、E−DPCCH(Dedicated Physical ControlChannel)のような物理制御チャネル(Physical Control Channel)を通じて伝送されることができる。
E−DCHのためにMAC−dとMAC−eとの間にはMAC−dflowが定義される。この時、専用論理チャネルはMAC−d flowにマッピングされ、MAC−d flowは伝送チャネル“E−DCH”にマッピングされ、伝送チャネル“E−DCH”は再び物理チャネル“E−DPDCH(Enhanced Dedicated Physical Data Channel)”にマッピング(Mapping)される。一方、専用論理チャネルは伝送チャネル“DCH”に直接マッピングされても良い。この時、伝送チャネル“DCH”は、物理チャネル“DPDCH(DedicatedPhysical Data Channel)”にマッピングされる。
プロトコル階層構造についての部分で説明された通り、図4に示すMAC−d副階層は、特定端末に対する専用伝送チャネルであるDCH(Dedicated Channel)の管理を担当し、MAC−e副階層は、高速のデータを上りで伝送するために使われる伝送チャネルであるE−DCH(EnhancedDedicated Channel)を担当する。
図5は、MAC−es副階層の構造を説明するための図である。
MAC−es副階層はRNCに位置し、E−DCHを支援するのに使われる階層である。MAC−es副階層は、MAC−eから伝達されたMAC−esPDUの再整列を行なう。特に、一つ以上のNode BがE−DCHのために使われる場合、それぞれのNode Bから成功的に受信したMAC−e PDUは、MAC−esPDUに分解される。MAC−es PDUは最終的にMAC−es副階層で再整列される。その後、MAC−es副階層は、MAC−es PDUをMAC−d PDUまたはRLCPDUに分解して上位階層に伝送する。
図6は、MAC−e副階層の構造を説明するための図である。
MAC−e副階層は、E−DCHに対する支援が要求されるNodeBに位置し、MAC−e副階層は実際にE−DCHと関連して無線階層の制御を管理し、実際にMAC−e PDUの伝送を制御し、スケジューリング(scheduling)とHARQを担当する。MAC−e副階層は、成功的に受信したMAC−e PDUをMAC−es PDUに分けた後、これらMAC−esPDUをMAC−es副階層に伝達する。
以下、使用者データを受信したRLCエンティティが、可能な限り速く制御情報(例、状態情報)を送信側に伝送し、送信側ではRLCPDUの再伝送を可能な限り速く始めるようにすることで、データ伝送速度を高める方法を提供する。
図7は、本発明の一実施形態を説明するためのフローチャートである。
本実施形態では、RX RLCエンティティがデータ送信側に速く制御情報(例、状態情報)を伝送するようにするための一方法として、一つのRLCエンティティに多数の論理チャネルが設定されることが提案される。この場合、RXRLCエンティティがRLC PDUを伝送できるチャネルが多数本であるから、RLCエンティティは、自身が伝送しようとするRLC PDUの特性と内容に基づいて、多数本の論理チャネルから一つを選択してRLCPDUを伝送することができる。RLC PDUは、送信側に状態情報を伝送するためのSTATUS PDUでありうる。すなわち、状態情報を伝送するRLCエンティティは、自身と連結された多数本の論理チャネルのうち、状態情報を最も速く伝送できる論理チャネルを選択し、選択された論理チャネルを通じて状態情報を送信できる。RLCエンティティは、上述したAMRLCエンティティであると好ましい。
図7を参照すると、TX RLCエンティティから所定のRLCPDUを伝送する(S70)。RX RLCエンティティでそれらRLC PDUを受信した場合に、RX RLC(エンティティ)は、受信したRLC PDUを確認する(S71)。確認結果、成功的に受信していないRLCPDUがあるか、または、自身のバッファーに到着していないRLCPDUを発見した場合、RX RLCエンティティは、データが成功的に受信されたか否かを指示する状態情報を構成する(S72)。その後、RX RLCエンティティは、構成された制御情報を、設定された多数本の論理チャネルのうち一つを選択して伝送する(S73、S74)。RXRLCエンティティは、状態情報を伝送するためにSTATUS PDUを用いることができる。TX RLCエンティティで状態情報を受信した場合に、TX RLCエンティティは状態情報を処理し、必要に応じて該当のRLCPDUを再伝送する(S76)。
上記のように多数のチャネルを備えることによって、制御情報の伝送速度を高め、各制御情報の種類によって柔軟にチャネルを選択して制御情報を伝送することができる。
図8は、本発明の他の実施形態を説明するためのフローチャートである。
本実施形態では、制御情報を送信側−関連制御情報と受信側−関連制御情報とに区分し、それぞれの制御情報をそれぞれ異なるメッセージを用いて伝送することを提案する。すなわち、受信側−関連制御情報と送信側−関連制御情報が一つのメッセージに共に含まれて伝送されることはない。
この方法で、受信側−関連制御情報と送信側−関連制御情報は同じチャネルを通じて伝送されても良いが、受信側−関連制御情報と送信側−関連制御情報はそれぞれ異なるチャネルを用いて伝送されることが好ましい。
受信側−関連制御情報とは、AM RLCエンティティがRLCPDUまたはRLC SDUを受信する場合に、RLC PDUまたはRLC SDUと関連して提供する制御情報のことを意味する。より具体的に、受信側−関連制御情報は、AMRLCエンティティの受信側が構成するメッセージで、例えば、AM RLCエンティティの受信側がどのAM RLC PDUを成功的に受信し、どのAM RLC PDUの受信に成功できなかったかを知らせる情報である。
すなわち、受信側RLCエンティティが送信側からRLCPDUを受信した後、どのRLC PDUが成功的に受信され、どのRLC PDUが成功的に受信されなかったかを知らせる場合、この情報は、受信側−関連制御情報として分類されることができる。
送信側−関連制御情報とは、AM RLCエンティティがRLCPDUまたはRLC SDUの伝送と関連して提供する制御情報のことを意味する。より具体的に、送信側−関連制御情報は、AM RLCエンティティの送信側が構成するメッセージで、AMRLCエンティティの送信側がどのAM RLC PDUを廃棄したか、または、どのAM RLC PDUをそれ以上送信しないかということを知らせる情報である。
すなわち、送信側RLCエンティティが、どのAM RLCPDUが送信側RLCエンティティにより廃棄されたか、どのAM RLC PDUが送信側RLCエンティティによりそれ以上伝送されないかということを指示する制御情報を提供する場合、この制御情報は送信側−関連制御情報として分類されることができる。
例えば、上で説明した再設定過程と関連した制御情報は、送信側−関連制御情報として処理されることが好ましい。すなわち、ResetPDUまたはReset Ack PDUは、送信側−関連制御情報として区分されることができる。また、MRW(movereceiving window)過程と関連した制御情報も送信側−関連制御情報として区分されることが好ましい。
MRW過程は、送信側であるRLC SDUを廃棄しそれ以上伝送しない時、それを受信側に知らせるために用いる過程である。この過程の結果として送信ウィンドウ(transmission window)の調整が起こることもある。すなわち、送信側は一部のRLC SDUを削除すると決定し、それ以上受信側に伝送しない場合、それをMRWSUFIを用いて受信側に知らせる。MRW SUFIを成功的に受信すると、受信側はMRW SUFIの内容に基づいて動作を行なった後、送信側にMRW ACK SUFIを伝送して、MRW過程が成功的に終わったことを知らせる。すなわち、MRWSUFIまたはMRW ACK SUFIは、送信側−関連制御情報として区分されることができる。
図8を参照すると、図7と同様に、TX RLCエンティティはRLCPDUをRX RLCエンティティに伝送する(S80)。RX RLCエンティティが一部のRNC PDUを成功的に受信できなかったり、受信自体ができなかった場合(S81)、RXRLCエンティティは制御情報を構成する(S82)。この制御情報は、上の区分方法によれば、受信されたデータ(すなわち、RLC PDUsまたはRLC SDUs)に関する制御情報であるから、受信側−関連制御情報に該当する。
RX RLCエンティティは、この受信側−関連制御情報を構成してTXRLCエンティティに伝送する。TX RLCエンティティには多数本のチャネルが設定される。好ましくは、多数本のチャネルのうち一部は、受信側−関連制御情報専用として設定され、該チャネルを通じては受信側−関連制御情報のみが伝送されることができる。すなわち、少なくとも一つの論理チャネルは制御情報の伝送にのみ使われる。この場合、専用チャネル以外の残り論理チャネルは、実際使用者データの伝送にのみ使われるように設定されても良く、または、使用者データと制御情報両方の伝送に使われるように設定されても良い。
送信側−関連制御情報が以前に伝送されたデータブロックより先にピア(peer)RLCエンティティに到着すると、上述したように、データ受信及び復号化過程で問題点が発生する。しかし、送信側−関連制御情報は、受信側−関連制御情報を伝送するRLCエンティティで送信しようとする使用者データとは関連がない。
したがって、受信側−関連制御情報は、この受信側−関連制御情報を伝送したRLCエンティティから送信した使用者データより先にピアRLCエンティティに到着しても、当該使用者データの伝送に何ら問題も起こさない。したがって、到着順序に大きく関連していない受信側−関連制御情報の場合には、別の専用チャネルを設定して送受信及び処理速度を高めることができる。
上記受信側−関連制御情報専用のチャネルを設定する方法の一例を説明する。以下、AMRLCエンティティには2本のチャネルが設定されているとして説明する。ただし、3本以上のチャネルが設定された場合にも同一または類似な方法を適用可能であることは自明である。
受信側−関連制御情報専用のチャネルを設定する一方法として、上で仮定した通り、AMRLCエンティティは2本の論理チャネルに接続され、これら2本の論理チャネルのうち、第1論理チャネルは、受信側−関連制御情報以外の制御情報と使用者データの伝送にのみ使用し、第2論理チャネルは、受信側−関連制御情報の伝送にのみ使用する方法を挙げることができる。
AM RLCエンティティ(すなわち、RX RLCエンティティ)は、ピアAMRLCエンティティ(すなわち、TX RLCエンティティ)からRLC PDUを受信し、もしRX RLCエンティティが、自身が成功的に受信できなかったRLC PDU、または、自身のバッファーに到着しなかったRLCPDUを発見した場合、受信側−関連制御情報を構成する(S80〜S82)。
そして、RX RLCエンティティは、構成された受信側−関連制御情報を、受信側−関連制御情報の伝送にのみ使用するように設定された第2論理チャネルを通じてTXRLCエンティティに伝送する(S87)。RX RLCエンティティは受信側−関連制御情報を伝送するために特定RLC PDUを使用することができる。TX RLCエンティティは、受信側−関連制御情報を直ちに処理し、関連プロセスを行なうことができる(S88)。特に、TXRLCエンティティは、受信側−関連制御情報がRLC PDUが成功的に受信されていないということを指示する場合に、当該RLC PDUを再伝送する(S89)。すなわち、RLCPDUの制御情報においてNACK情報を受信した場合、TX RLCは、制御情報中のNACK情報を処理し、必要に応じてRLC PDUを再伝送する。
上記過程で、RX RLCエンティティは、受信したデータと関連した制御情報の他に、使用者データ、及びTXRLCエンティティにより伝送された使用者データと関連した制御情報も、TX RLCエンティティに伝送することができる。RX RLCエンティティは、送信側−関連制御情報をさらに構成してTXRLCエンティティに伝送することができる。この場合、RX RLCエンティティは、送信側−関連制御情報を、設定された2つの論理チャネルのうち、受信側−関連制御情報のみを伝送するように設定されていないチャネル(すなわち、第1論理チャネル)を通じて伝送できる。
受信側−関連制御情報専用のチャネルを設定する他の方法として、AMRLCエンティティは、2つの論理チャネルに接続され、2つの論理チャネルのうちの第2論理チャネルを、受信側−関連制御情報以外の制御情報と使用者データを伝送するのに使用されないように設定する方法を挙げることができる。
AM RLCエンティティ(すなわち、RX RLCエンティティ)は、ピアAMRLCエンティティ(すなわち、TX RLCエンティティ)からRLC PDUを受信し、もしRX RLCエンティティが、成功的に受信できなかったRLC PDUまたは自身のバッファーに到着しなかったRLCPDUを発見した場合、受信側−関連制御情報を構成する(S80〜S82)。RX RLCエンティティは、設定された2つの論理チャネル(第1及び第2)のうち一つを選択し、選択されたチャネルを通じて上記構成された受信側−関連制御情報を伝送する。RXRLCエンティティは、受信側−関連制御情報を伝送するために特定RLC PDUを使用することができる。この場合、RX RLCエンティティは、受信側−関連制御情報を第2論理チャネルを用いて伝送することが好ましい(S87)。
この方法で、RX RLCエンティティが送信側−関連制御情報をさらに構成してTXRLCエンティティに伝送することができる。そして、RX RLCエンティティは、送信側−関連制御情報を、設定された2つの論理チャネルのうち、送信側−関連制御情報の伝送が禁じられていないチャネル(すなわち、第1論理チャネル)を通じて伝送することができる。
上記過程で、受信側−関連制御情報を受信した場合、TXRLCエンティティは、受信側−関連制御情報を直ちに処理し、関連プロセスを行なうことができる(S88)。特に、TX RLCエンティティは、受信側−関連制御情報が制御情報中のNACK情報であり、RLCPDUが成功的に受信されなかったと指示する場合に、該当のRLC PDUを再伝送する(S89)。
このように受信側−関連制御情報と送信側−関連制御情報を区分して伝送することによって、制御情報の特性によって送受信方法や処理順序、速度などを区分して設定でき、効率的な通信を行なうことができる。
図9は、本発明のさらに他の実施形態を説明するためのフローチャートである。
本発明のさらに他の実施形態によると、送信側−関連制御情報を伝送する時、送信側−関連制御情報をいつ処理すべきかに関連する第1時間情報を共に伝送することができる。
RLCエンティティ(すなわち、TX RLCエンティティ)は、送信側−関連制御情報と一緒に、送信側−関連制御情報の好ましい処理時間に関する情報を伝送できる。このような第1時間情報は、送信側−関連制御情報と別に伝送されても良いが、好ましくは、送信側−関連制御情報に含まれて伝送されることができる。
すなわち、TX RLCエンティティは、送信側−関連制御情報を構成する時に、この制御情報が処理される時間に関する情報を含んで構成し(S90)、第1時間情報が含まれた送信側−関連制御情報をピアRXRLCエンティティに伝送する(S91)。RX RLCエンティティは、制御情報を受信する。受信した制御情報に第1時間情報が含まれている場合、RX RLCエンティティは、時間情報が指示する時間に制御情報を処理する(S93)。
第1時間情報は、TX RLCエンティティで制御情報が生成された時間情報、RXRLCエンティティで制御情報が処理される時間に関する情報、端末ごとに設定される時間基準であるCFN(ConnectionFrame Number)、一つのセルにおける時間基準であるSFN(System Frame Number)、制御情報が伝送される直前にRLCエンティティが伝送した使用者データ(すなわち、RLCPDU)に含まれる一連番号情報、及び制御情報が伝送された後にRLCエンティティが伝送する使用者データ(すなわち、RLC PDU)に含まれる一連番号情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
第1時間情報が、制御情報が生成された時間情報または制御情報が処理される時間に関する情報である場合、RXRLCエンティティは、第1時間情報が指示する時間に制御情報を処理する。
第1時間情報がSFNまたはCFNの場合、RX RLCエンティティは、CFNまたはSFNに相応する時間に制御情報を処理する。第1時間情報が、RLCPDUに含まれる一連番号情報で、且つ、このRLC PDUの一連番号情報が、制御情報が伝送される直前にRX RLCエンティティが最後に伝送した使用者データに関するものである場合には、好ましくは、制御情報を受信したRXRLCエンティティは、該当のRLC PDUが処理された後に制御情報を処理する。第1時間情報が、RLC PDUに含まれる一連番号情報で、且つ、制御情報が伝送された後にRLCエンティティが伝送する使用者データに関するものである場合、RXRLCエンティティは該当のRLCPDUを処理する直前に制御情報を処理する。
ところが、第1時間情報がRLCPDUの一連番号の場合は、RLCPDUが受信側に到着しないことがありうる。この場合、送信側−関連制御情報の第1時間情報がRLCPDUに関連しているため、RLC PDUを受信できないと制御情報を処理する上で問題が生じうる。すなわち、RLC状態情報を処理すべきRLCエンティティは、RLCPDUの受信後に限って第1時間情報に合わせてRLC状態情報を処理することができる。したがって、RLC PDUがRLCエンティティに到着しないと、RLCエンティティは結局のところRLC状態情報を処理できず、誤りが生じうる。
本発明のさらに他の実施形態によると、送信側−関連制御情報は、第1制御情報を処理するのに許容された最大時間と関連した第2時間情報と一緒に伝送されることができる。制御情報(例、RLC状態情報)を伝送する場合、RLCエンティティは、RLC状態情報がいつまで処理されると好ましいかを知らせる第2時間情報を伝送する。すなわち、第2時間情報は、制御情報などの処理が完了しなければならない好ましい時間を指示する。
第2時間情報の例としては、端末ごとに設定される時間基準であるCFN(Connection Frame Number)、一つのセルにおける時間基準であるSFN(System Frame Number)及びタイマー値を挙げることができる。
第2時間情報がCFN及びSFNである場合、RLCエンティティは、制御情報が、処理時間情報に基づく時間にまだ処理されていない場合に、第2時間情報として伝送されたCFN及びSFNに該当する時間に制御情報を処理する。
第2時間情報がタイマー値である場合、制御情報を受信したRLCエンティティは、第2時間情報に対応するタイムリミットまで制御情報の処理を完了するためにタイマーを使用することができる。
タイマーの動作をより具体的に説明する。タイマー値が第2時間情報として用いられる場合、タイマー値は、制御情報(例、RLC状態情報)がいつまで処理されなければならないかを知らせる。この場合、RLC状態情報を受信すると、RXRLCエンティティは、タイマー値を用いてタイマーを駆動させる。RX RLCエンティティは、タイマーの動作中に、RLC状態情報と一緒に受信された第1時間情報と一致するデータが受信されるとタイマーを中止させる。そして、タイマーが完了すると、RXRLCエンティティはRLC状態情報を処理する。
図9に示すように、RX RLCエンティティは、タイマーが完了する前に、制御情報が第1時間情報によって指定されたタイミングに処理される場合(S93)には、タイマーの動作を中止する(S94)。例えば、RLC状態情報に含まれた第1時間情報がRLCPDUの一連番号である場合には、該当のRLCPDUを受信した場合、RLC PDUを受信したRX RLCは、RLC PDUの処理前にまたは後に制御情報を処理し、タイマーの動作を中止する。
しかし、図10に示すように、第2時間情報によってタイマーの動作が完了し、その時まで制御情報が処理されずに残っている場合、RXRLCエンティティは、第1時間情報によらず、タイマーの動作が完了するタイミングに制御情報を処理する(S95、S96)。
第1時間情報または第2時間情報は、制御情報ごとに同一に設定して使用しても良い。制御情報(例、状態情報)のそれぞれは、含む内容が異なるため、それぞれの状態情報ごとに処理制限時間、すなわち、状態情報が生成されて伝送された後、ピアRLCが状態情報を処理完了すべき制限時間が異なることもできる。
上述したように、第1時間情報を含む制御情報が、好ましくは、第2時間情報と一緒に伝送される場合、この制御情報の受信側では、制御情報が送信側で伝送したのと異なる順序で受信される場合であっても、受信した制御情報を正しく処理することができる。この場合、RLCエンティティ(例、制御情報を伝送するRLCエンティティ)は、制御情報を伝送するための一つ以上のチャネルに接続されることができる。そして、本発明の実施形態で提案したRLCエンティティが2つ以上のチャネルに接続されて使用されることも可能である。
すなわち、RLCエンティティに制御情報を伝送するための単一チャネルが接続されても、制御情報(例、RLC状態情報)の送信側は、チャネルを通じてRLC状態情報と一緒に第1時間情報も伝送することができる。第1時間情報を含むRLC状態情報の受信側は、RLCPDUが送信側から受信側に伝送される過程で順序が変わっても、第1時間情報を用いてRLC PDUと状態情報を正しく処理することができる。
したがって、上記の過程でRLCエンティティが一つの論理チャネルにのみ接続されても、時間情報さえ伝送されればRLCエンティティは正常に動作することができる。また、上記と類似な理由から、RLC状態情報と時間情報が共に伝送される場合、送信側−関連状態情報と受信側−関連状態情報が同一メッセージを通じて伝送されることができる。
このような場合、制御情報(例、RLC状態情報)に受信側−関連状態情報が含まれた場合、制御情報の受信側は、制御情報を受信した後に直ちに制御情報を処理する。RLC状態情報に送信側−関連状態情報が含まれた場合、受信側は、RLC状態情報と一緒に受信した第1時間情報に基づく時間にRLC状態情報を処理する。
上述したように、送信側−関連制御情報を受信したRLCエンティティは、送信側−関連制御情報が処理されるべき時間を指示する情報を用いて上記のエラーが発生するのを防止することができる。
また、上述のように、第2時間情報に基づいてタイマーなどを用いて処理制限時間を設定することによって、受信した制御情報が処理されずに放置されるのを防止することができる。制御情報が第1時間情報に対応する時間に処理されるように設定された場合に、プリセットプロセシング基準時間と関連して発生する問題を解決することができ、その結果、より高い通信効率が得られる。
図11は、本発明のさらに他の実施形態を説明するためのフローチャートである。
上述したように、RLCエンティティが一つの論理チャネルに接続された場合、下位エンティティで再整列を行なう過程で、送信側−関連制御情報が、自身より先に伝送し始まったRLCPDUよりも先にRLCエンティティに到着すると、問題が生じうる。
しかし、受信側−関連制御情報はピアRLCエンティティにRLCPDUより早く到着しても問題が生じない。
したがって、本発明のさらに他の実施形態によれば、受信側−関連制御情報を受信するエンティティは再整列過程を省略することができる。このため、本発明では、RLCエンティティは、受信側−関連制御情報を伝送するために受信側−関連制御情報を下位エンティティに伝達する場合、再整列通過指示子(reordering pass indicator)を設定して、受信側−関連制御情報と一緒に下位エンティティに伝送することができる。
図11を参照すると、RX RLCエンティティで再整列を行なうか否かに関する情報(すなわち、再整列通過指示子)を設定し、RLCPDUを構成して(S100)、下位エンティティ(すなわち、RX MACエンティティ)にRLC PDUと一緒に再整列通過指示子を伝達する(S110)。再整列通過指示子が設定されている場合、RXMACエンティティは、再整列通過指示子と一緒に受信したRLC PDUを含むMAC PDUを構成する(S120)
そして、RX MACエンティティは、構成されたMACPDUをピアエンティティ(すなわち、TX MAC)に伝送する(S130)。この時、RX MACエンティティは、MAC PDUに、RLC PDUは再整列を行なわずに直接上位端に伝達するということを指示する指示子を含めて伝送する。
MAC PDUを受信した場合、TX MACエンティティは、MACPDUに、再整列を行なわずに直接上位端に伝達するということを指示する指示子が含まれているか否か判断する(S140)。
この指示子をMAC PDUが含まれていない場合には、TXMACエンティティは、再整列を行なった後にRLC PDUを上位階層(すなわち、TX RLCエンティティ)に伝達する(S150、S170)。そして、MAC PDUが、RLCPDUに対して再整列を行なわずに直接上位端に伝達するということを指示する指示子を含む場合には(S160)、TX MACエンティティは、この指示子と関連するRLCPDUに対しては再整列を行なわずに直接上位RLCエンティティに伝達する(S170)。この制御情報などを受信した上位RLCエンティティは制御情報を処理する(S180)。
再整列通過指示子は、再整列を行なわないということを指示する場合にのみ制御情報に含めて伝送し、再整列を行なうか否かを決定するのに用いることができる。
また、所定の情報ビットを割り当てることによって、制御情報内に所定の情報ビットが常に含まれて伝送されるようにすることができる。例えば、1ビットが割り当てられた場合、“0”に設定して伝送すると、再整列を行なうことを意味し、“1”に設定して伝送する場合には再整列を行なわずに上位階層に伝達することを意味するようにしても良い。
上の実施形態の場合、好ましくは、MAC PDUには一つのRLCPDUのみ含まれることができる。そして、RLC PDUには受信側−関連制御情報のみ含まれることがより好ましい。
以上で使用された用語は別のものに取り替えられることができ、上記した本発明に属する技術分野における当業者には、本発明がその技術的思想や必須特徴を変更しない範囲で他の具体的な形態に実施できるということが理解される。したがって、以上で説明した実施形態は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的なものとして理解されてはいけない。本発明の範囲は、詳細な説明に限定されず、添付の特許請求の範囲によって定められるべきであり、よって、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導き出される変更または変形された形態はいずれも本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (16)

  1. 移動通信システムで制御情報を伝送するための装置であって、
    上位階層からデータを受信し、第1制御情報及び第2制御情報を生成する第1プロトコルエンティティと、
    第1チャネル及び第2チャネルを通じて前記第1プロトコルエンティティに連結された第2プロトコルエンティティと、
    を含み、
    前記第1制御情報は前記第1チャネルを通じて伝送され、前記第2制御情報は前記第2チャネルを通じて伝送される装置。
  2. 前記第1制御情報は、送信側−関連制御情報であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1制御情報は、RESET制御情報及びMRW(move receiving window)制御情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記第2制御情報は、受信側−関連制御情報であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記第2制御情報は、データが受信側で成功的に受信されたか否かを知らせるための応答(acknowledgement)制御情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記第2チャネルは、前記第2制御情報のみを伝送するように設定されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記第2チャネルは、第1情報及びデータが伝送されないように設定されたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記データは、前記第1チャネルを通じて伝送されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 前記第1プロトコルエンティティは、AM RLC(Acknowledge Mode Radio Link Control)エンティティであり、前記第2プロトコルは、MAC(MediaAccess Control)エンティティであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記第1チャネル及び前記第2チャネルは、MACエンティティと物理階層との間に位置しているE−DCH(Enhanced-Dedicated Channel)にマッピングされることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記上位階層は、RRC(Radio Resource Control)階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層及びBMC(Broadcast/MulticastControl)階層のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 前記第1制御情報は、第1時間情報及び第2時間情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 前記第1時間情報は、前記第1制御情報を処理する開始時間と関連しており、前記第2時間情報は、前記第1制御情報を処理するのに許容される最大時間と関連していることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記第1時間情報及び前記第2時間情報は、CFN(Connection Frame Number)、SFN(System Frame Number)、データに含まれるSN(SequenceNumber)、及びタイマー値のうち少なくとも一つを用いて構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記第2制御情報は、該第2制御情報の再整列を通過させるか否かを指示するための指示子を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  16. 前記第1制御情報及び前記第2制御情報は、上りリンク制御情報であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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