JP2010514061A - クライアントのネットワーク活動をチャネリングするためのシステム及び方法 - Google Patents

クライアントのネットワーク活動をチャネリングするためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

一つの実施例では、クライアントのインターネット活動を監視するためのシステムが提供されている。このシステムは、各チャネルが当該チャネルに関連する活動プロファイルにより少なくとも部分的に定義される複数のチャネルを有しているチャネルサーバと、複数のクライアントのインターネット活動を監視し、監視されている複数のクライアントのうちのいずれかが複数のチャネルに関連する活動プロファイルのうちのいずれかを満たすときを検出するように構成されているモニターとを備えており、このモニターが、あるユーザについて、複数の異なる独立したウェブサイトとユーザとの情報のやりとりを監視して複数の活動プロファイルのうちの一つが満たされているか否かを判断するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータユーザがインターネットの如きネットワークとの間で情報をやりとりする方法に関する情報を獲得して利用するためのシステム及び方法に関するものである。
インターネットは限られた例外を除いてステートレスシステムである。つまり、通常、クライアントユーザとネットワーク資源との間の情報のやりとりは、コンテキストの履歴又は先のトランザクションの記憶なしで発生する。例えば、ウェブサーバは、サーバにページを要求するクライアントとステートレスなトランザクションに従事するように設計されている。つまり、上記のウェブサーバは、クライアントとの間の先のトランザクションに関する動的メモリの割当を維持しないため、クライアントの要求には、クライアントブラウザで表示されるページの完全な仕様が含まれていなければならない。
多くの場合、このステートレス特性によってネットワークの通信及びアーキテクチャが単純化される。とりわけ、ステートレス設計によって、様々な標準化の利点を達成することができ、また上述のように、ペンディングしているクライアントとの対話に対して記憶リソースを動的に割り当てる必要がなくなる。その一方で、インターネットのステートレスの普及により、個々に関連のある利用環境(User Experience)を効率的に提供するという機能が低下することとなる。
そこで、クッキーを用いることにより、インターネットのトランザクションの中で対話形式の記録を作成する機能が提供される。しかし、これには著しい制限がある。一つの制限は、クッキーにより作成されるコンテキストは、クライアントが個々のウェブサイトと情報をやりとりすることにより生成されるが、かかるカスタマイズ化の恩恵は、そのウェブサイト又はそれに協力しているアフリエイトに対してのみ達成されるというものである。また、クッキーはローカルに格納されなければならないし、また定義によって、クッキーを利用する際には、基本要求を越える付加的な情報の伝達及び解釈が必要となる。
本明細書は、インターネット活動に関する観察を行い、その観察結果を用いる異なるアプローチを提供している。本明細書に記載のシステム及び方法は、インターネット活動に関して学習するためのユニークかつ強力なツールを提供し、このツールは、適用すると種々の設定が可能となる利点をもたらす。一つの広範なクラスの用途としては、インターネットのステートレスを効率的に削減することを挙げることができる。このような用途の一例は、観察データを用いて関連性の高いターゲット広告資料を作成することである。ただし、このことは、複数有る有益な用途のうちの一つに過ぎない。
複数の実施例においては、かかるシステム及び方法は、ネットワークの基幹施設に容易に統合できる強力な監視機能を含んでいる。複数の実施形態では、粒度が高くて詳細な活動データが取得され、特定のユーザに関連づけされると同時に、厳格なプライバシー基準が遵守されている。取得されたデータには、ユーザの状態を定義しかつ他の利点を提供するために数多くの方法で組み合わせられる人口統計情報、挙動情報及びコンテキスト情報が含まれる。
データネットワークの一例を示す概略図である。 ユーザ状態及びチャネルの概略図である。 チャネルの生成、選択及び編集のためのツール及びインタフェースの一例を示す図である。 チャネルの生成、選択及び編集のためのツール及びインタフェースの一例を示す図である。 チャネルサーバシステムを用いたターゲットコンテンツの配信の調整に関するデータフローの一例を示す概略図である。 監視されたクライアントの挙動を用いてクライアントを関連するチャネルにグループ分けするためのシステム及び方法の一例を示す図である。 監視されたクライアントの挙動を用いてクライアントを関連するチャネルにグループ分けするためのシステム及び方法の一例を示す図である。 監視されたクライアントの挙動を用いてクライアントを関連するチャネルにグループ分けするためのシステム及び方法の一例を示す図である。 メディア計画ツールを通じてチャネルの選択、作成、変更及び共有する方法を説明するいくつかのシナリオの一例を示す図である。 チャネルの生成、選択及び編集のためのツール及びインタフェースのその他の一例を示す図である。 チャネルの生成、選択及び編集のための例示のツール及びインタフェースのその他の一例を示す図である。 チャネルの生成及びアクセスを管理する方法の一例を示すフローチャートである。 チャネルの生成及びアクセスを管理する方法の一例を示すフローチャートである。 チャネルがクライアントと照合しているか否かを評価すべく実行されるルーチンの一例を示すフローチャートである。 複数のチャネルのうちのどのチャネルを選択しうるかを特定すべく実行されるルーチンの一例を示すフローチャートである。 キャンペーンのパフォーマンスをシミュレーションすべく用いられるルーチンの一例を示すフローチャートである。 クライアントのオプトイン/オプトアウトアプローチを説明するフローチャートである。 クライアントネットワーク活動を監視し、かかる活動がチャネルの照合を構成する否かを判断するためのシステム及び方法の一例を示す図である。 クライアントネットワーク活動を監視し、かかる活動がチャネルの照合を構成する否かを判断するためのシステム及び方法の一例を示す図である。 クライアントネットワーク活動を監視し、かかる活動がチャネルの照合を構成する否かを判断するためのシステム及び方法の一例を示す図である。
図1には、インターネットサービスプロバイダの基幹施設(以下、単にISPと呼ぶ。)120を通じてインターネット130と結合された一群のクライアント装置110の一例が示されている。ISP120は、ダイアルアップを用いるもの、ブロードバンドを用いるもの、無線を用いるもの、サテライトベースのものなどであってもよい。本明細書に記載のこれらの又はその他の実施例では、ISPにかかる言及は、インターネットへアクセスすべく、クライアントにより利用可能な、いかなる基幹施設を表すものであると幅広く理解されるべきである。
一又は複数のモニター122が、クライアント装置によって運用可能な近傍に配設されている。通常、モニターはISP120に関連付けられているか、又は、ISP120内で運用されるようになっている。しかしながら、いうまでもなく、一又は複数のモニターは、インターネットに対するクライアントの挙動(Behavior)や情報のやりとり(Interaction)の観察を可能とする他の形態においても構成されてもよい。
一つの実施例では、ISPは、コンテキストリーダー(Context Reader)の立ち上げに対してクライアント装置に向かって流れるHTTPストリームを導入するようになっている。具体的にいえば、クライアントにより要求されたウェブページの中へスクリプトを組み込みうる。このスクリプトはクライアントのブラウザ内で実行され、表示されたウェブページからキーワード又は他の情報を読み取るものである。観察/監視された情報は、ユーザに対してターゲット広告の配信が影響を与えるように、後の利用のためにローカルな場所又は他の場所に格納されてもよい。他の実施例では、監視プロセス及び観察プロセスは、例えば、ISPを通じて接続されている個々のクライアントの要求及び応答を観察するサーバによって実行される。
図1は後者の実施例を表しており、特にモニター122が、ISP120を通じて接続されているクライアントのインターネット活動112を観察するために、ISP120内で動作している。通常、モニター122は、プロファイラ124及びアノニマイザ126を含みうる様々なモジュール及び機能構成部品を有している。下記に詳細に記載されるように、モニター122は、クライアントのインターネット活動112の様々な特徴(aspect)を監視するように構成される。監視される挙動の実施例では、訪れたURL、閲覧されたページ上のキーワード、キーワードの頻度及び/又は位置づけ、検索エンジン又は他の検索ユーティリティの中へのユーザによるキーワード入力が挙げられる。なお、これらの例は、ほんのいくつかの具体例に過ぎない。クライアントの監視のさらなる実施例は、米国特許出願第11/377,797号、同第1、11/425,698号及び同11/901,255号に記載されている。これらの開示されたコンテンツは、その全コンテンツを、その全ての目的において、ここで参照することにより、本明細書に援用されるものとする。
インターネット活動を瞬間的に及び経時的に観察することにより、本システムは、特定のクライアントの活動が一又は複数の予め定められた状態に一致するか否かを判断することが可能となる。下記に詳細に記載されているように、活動プロファイル(Activity Profiles)を格納しており、観察されたインターネット活動が定義されたユーザ状態に一致するか否かを判断するチャネルサーバ128が、ISP内にさらに提供されている。
ほとんどの場合、状態定義は外部管理機能により構築される。具体的にいえば、図1に示されるように、チャネルアドミニストレータ140は、中央チャネルサーバグループ160及びそれに関連するデータベース162と動作可能となるように結合されている。チャネルアドミニストレータは、オペレータが、活動プロファイル、トリガー条件及び他のパラメータを選択又は作成し、ユーザ又はユーザグループを記述及び特定することを可能とさせるユーザインタフェース142を有している。マーケティング/広告の用途では、特定される活動プロファイルは、望ましい将来の顧客によって行われる可能性の高いインターネット活動について記述したものである。
例えば、写真機材の販売業者は、最近カメラメーカのウェブページを訪問した、及び/又は、複数の重要なキーワード(例えば、キヤノン(登録商標)、ニコン(登録商標)、SLR、CCDなど)を有する複数のページを閲覧したインターネットユーザに関心を持つであろう。写真機材の販売業者は、チャネルアドミニストレータ140を用いることにより、このような判断基準を含む活動プロファイルを設定することが可能となる。この活動プロファイルはユーザチャネルの中に組み入れられ、これらのユーザチャネルは中央チャネルサーバグループ160内に格納されて管理されている。また、これらのユーザチャネルは、利用可能なISPに分配されて運用されている。なお、ISPでは、監視/観察機能がローカルチャネルサーバとともに動作して、ユーザチャネルを満たすユーザを動的に特定する。その代替案として、監視/観察機能は、ISPの外で又は外側で、例えば専用サーバのファーム上で実行されてもよい。
そこで、特筆すべきことは、本明細書に記載のシステムは、ある意味において、ユーザインターネット活動を検索するための解決策として動作するということである。このことは、Google(登録商標)、Yahoo(登録商標)などにより提供されるユビキタスなコンテンツ検索とはまったく対照的である。より正確にいえば、本システムは、アドミニストレータに対して挙動を指定させることが可能であり、その挙動に従事するユーザ又はユーザグループを特定するように動作するものである。
さらに特筆すべきことは、単一のISPのみを示す図1の実施例が、全体のうちのほんの一部分だけを構成するものでもよいということである。例えば、中央チャネルサーバグループ160は、複数の異なるISPに関連付けされた複数の分散型監視ドメインに対する集中的な管理及び機能を提供してもよい。事実、ここで考えているシステムは、監視により多数のISPの接続の中でチャネルの照合(Matching)が発生した場合には、全ての参加者に対して、かつてないほど多くの利点を提供する。
図2は、チャネル構造を示す説明図である。複数のクライアントCが示されており、下付文字が特定のクライアントを参照するために用いられている。外側の長方形によって囲まれている空間は、起こりうる全てのクライアントの状態の母集団を表したものである。なお、クライアントの状態は、人口統計情報、挙動情報、コンテキスト情報及びその他の情報を含むクライアントに関連性のある任意の情報を含んだものである。チャネル1〜5は、円で表現されており、特定のクライアントの状態を表わしている。例えば、チャネル1は、クライアントがある設定期間の間に特定のウェブページを閲覧することを含む活動プロファイルを満たすことを要求するものであってもよい。また、チャネル2は、1週間当たり10回を越えて検索エンジンにアクセスする人口統計グループ内のクライアントを指定したものであってもよい。
通常、本明細書に記載のシステム及び方法におけるチャネルの照合は、動的に判定され、また定期的に更新される。例えば、図2には、ある時刻におけるチャネルの照合を示している。通常、チャネルの照合は時間の経過とともに変化する。例えば、チャネル3が直前の5つのページの閲覧のうちyahoo.com(登録商標)のページも訪問したクライアントを指定するものであったとすれば、チャネル3を満たすユーザ人口は絶えず変化することになるであろう。
また、図2から明らかなように、新規チャネルを作成する、及び/又は、クライアントがあるプロファイルを満たして特定される条件を作成する、という様々な方法でチャネルが組み合わされてもよい。例えば、クライアントC10、C11、C12は、チャネル3及び4内において活動可能となっている。クライアントC及びC16は、チャネル3において活動可能となっているが、チャネル4においては活動可能とはなっていない。クライアントC10は、チャネル3、4及び5の3つ全てにおいて活動可能となっている唯一のクライアントである。クライアントC〜Cは、チャネル1及び2のうちのいずれかを満たす一連のクライアントから構成されている. このことから容易に明らかなように、特定のクライアント活動をターゲットとするため機能を著しく向上させるために、既存の条件及びチャネル定義を様々な方法で(例えば、論理演算子AND、ORなどにより)組み合わせてもよい。
なお、プライバシー面を考慮に入れると、ユーザを監視及び特定する程度が影響を受けることが多い。ターゲット広告システムでは、例えば挙動プロファイル(Behavior Profile)と照合するユーザを特定するということは、個人情報に基づいてユーザを明確に特定できることを必ずしも意味していない。より正確にいえば、かかる特定とは、ISP内で又はISPに接続された監視プロセスの実行によりユーザが内部で特定され、そのユーザに特定の広告又はマーケティング広告を提供する機会が広告主に与えられることしか意味していない。また、以下で詳細に記載されているように、クライアントユーザには、参加の様々なレベルにおいてオプトイン又はオプトアウトの機会が提供される。例えば、高レベルで参加させてプライバシーの保護を自発的意志により取り除かせることをユーザに促すために様々なインセンティブが提供される。
さらにステートレスの一般的な説明及び実施例を続けると、本明細書に記載の活動プロファイル及びチャネルモデルは、様々な方法で、ユーザがインターネットを経験する際の様式を以下のように変更するために利用されうる。
・広告及びマーケティングは、ユーザ状態に依存しうる。
・クライアントに配信されるコンテンツは、特定のクライアントの状態に基づいて変更しうる。例えば、インターネットプロトコルテレビ(IPTV)のコンテンツは、クライアントの状態に応じて調整することができる。
・様々なネットワークのセキュリティ項目は、クライアントの状態に依存させられる。
・インターネット検索は、ユーザ状態/チャネルの照合に依存するように強化される。例えば、監視されている閲覧の挙動から推察されるように、検索結果をクライアントのお気に入りのウェブサイトを反映するために順番付け/優先順位付けをすることができる。
・チャネル定義及びユーザ状態は、マーケット調査を行うために用いることができる。例えば、第1のチャネルは、ユーザがあるタイプの製品を購入した又はもうすぐ購入するであろうと推論できるウェブ活動を行っているユーザを特定するために定義される。 次いで、サブチャネルは、第1のチャネルによって特定されたユーザグループのウェブ挙動又はお気に入りに関してもっと学習するために用いられる。
・チャネル定義及びユーザ状態は、例えば、同じ考えを持ったクライアントユーザを特定して、当該ユーザが対話する機会を提供することによって、ソーシャルネットワークの用途及びオンラインコミュニティを形成するために用いることができる。
・チャネル又はキーワードによって検索が行なわれるユーザ検索機能が提供される。このように、本システムは、あるウェブ挙動を行う人々を検索するための検索エンジンとして機能しうる。
・自動プロファイル照合が、ユーザがインターネットを閲覧する際に、プロファイルA及びプロファイルBの中のチャネルの照合又は非照合に基づいて行われる。なお、この照合は、ブラウザのプラグイン、拡張可能なページバナー又はボタン/アクチュエータとして、ユーザに対して特定の領域に関心のある他人と連絡可能とするウェブページ上に提示されてよい。
・チャネル定義及びユーザ状態は、例えばISP請求書への直接のチャージによって電子商取引を容易にするため、及び/又は、信用のある仲介者としてISPを用いて同一性の検証/認証を行うために用いられる。
・チャネル定義及びユーザ状態は、ブランド/サブジェクトの流行及び経時的な動向を調べるようにマーケット調査を行なうために用いられる。
・チャネル定義及びユーザ状態は、ウェブサイトのプレゼンテーションを最適化し、反フィッシング(anti−phising)及びペアレンタル/コンテンツ(Parental/content)の管理機能を可能とするために用いられる。
通常、チャネルアドミニストレータ140は、管理ユーザ(例えば、有望な顧客にマーケティング広告を提示することに関心のある広告主など)によるチャネルの構築を可能とするように構成されている。図3及び図4には、チャネルに関連するタスクを行なうために用いられるユーザインタフェース142の一例の態様が示されている。上述のように、チャネルの作成には、関心のあるインターネット挙動を定義することが必要となる。チャネル定義にかかる挙動の詳細事項を指定する機能は、監視用のソフトウェア及びハードウェアの内在的な能力に依存している。換言すれば、本明細書に記載のISP監視機能を通じて検出できない挙動特性を指定することは、通常望ましくもなければ有用でもない。
特に図3を参照すると、一又は複数のチャネル内にユーザをグループ化するプロファイル、トリガー条件などを設定するために、インタフェースがどのように用いられるか示す様々な実施例が提供されている。場合によっては、これらのプロファイル、条件などは、通常、特定のクライアントのインターネット活動に関するものであり、かつそれによりトリガーがかかるので、本明細書では挙動検索パラメータと呼ばれることもある。図3の実施例で示されているように、よく用いられる二つのパラメータとしては、訪問されたURL(図3中の302で示されている)と、閲覧されたページにあるキーワード(図3中の301で示されている)とが挙げられる。
図3中の302で示されているURLの場合、チャネルエディタは、ユーザに対して、挙動条件が満たされるための、リストされたURLへの訪問数及び/又は訪問頻度を指定可能とさせる、ユーザ設定手段310を有してもよい。この実施例では、直近の「4」時間以内に「2」以上のページが閲覧された場合にトリガーがかかるように調整されている。同様に、チャネルエディタは、ユーザが遭遇した若しくは検索したキーワードの数及び/又はそれらの遭遇/検索の頻度の点に関してユーザ行為を指定するために設定手段312及び314をさらに有している。詳細にいえば、この実施例では、トリガーをかけるための検索条件については、直近の「7」日間に少なくとも「2」回検索がリストされたキーワードを用いて行なわれなければならない。トリガーをかけるためのキーワード閲覧については、直近の「7」日間における少なくとも「15」のページの閲覧中に上記のキーワードが現われなければならない。さらに、図3に記載のチャネルエディタは、直近の「10」ページの閲覧中に同一のキーワードが少なくとも「2」回含まれることを必要とする設定手段316をさらに有している。また、特筆すべきことは、図3に記載の時間範囲を、所定の動作(ページ閲覧、キーワード遭遇など)が「NOW」と「NOW」の間で生じるように選択することができ、このように設定すると、実際のページを閲覧しているときに、又はキーワードに遭遇したときにだけ、チャネルが事実上動作状態となる。
さらに、出版社は、時間制約を用いて、広告範囲を拡大し、ユーザが出版者のサイトに遭遇した直後に広告又はコンテンツを提示することができる。例えば、出版者Aがそのウェブサイト「www.publisher−a.com」の広告スペースを既に売りすぎてしまっている場合には、出版者Aは、自身のウェブサイトをターゲットとするチャネルを設定し、サイトの訪問者が「www.publisher−a.com」を立ち去った後に、当該サイト訪問者に対して広告コンテンツを(例えばサードパーティサイト上に又はインタースティシャル広告を用いて)配信することができる。
いうまでもなく、上記かつ図3に関するチャネルエディタは、複数の可能な実施例のうちのほんの一例に過ぎない。上述のように、パラメータに対する時間制約はいかなる適切な時間に調整されてもよい。条件は、302及び301で示されている全てのキーワード又はURLのリストではなく、個々のキーワード又はキーワードグループに対して適用されてもよい。優れた柔軟性のために、ブーリアン演算子及び論理演算子を用いて条件を組み合わせてもよい。なお、可能な実施例は他にも多くある。
上記のチャネルエディタ機能に加えて、チャネルアドミニストレータ140は既存のチャネル及び他のユーザにより所有/作成されたチャネルにアクセスを提供するように用いられてもよい。個々の又は集合的なウェブの情報のやりとりの効率を向上させるために、他人がチャネルを閲覧し、編集し、一般的に入手して利用できるようにしてもよい。他の情報製品/知識製品と同様に、チャネルは、オープンソース方式で利用可能となっていてもよいし、又は、特定の利用規約に従ってライセンス若しくは販売されてもよい。したがって、本発明のさらなる例示の態様は、本明細書に記載のチャネルマーケットを形成及び促進するためのシステム及び方法である。下記には、これらのチャネルマーケットが、より詳細に記載されている。
チャネルの作成及び配置のさらなる態様は、監視されているクライアント活動に基づいてターゲット広告用の材料を配信するという技術的背景において理解される。具体的にいえば、図4には、本明細書においてメディア計画ツール400と呼ぶユーザインタフェース142の実施形態が示されている。メディア計画ツールは、本明細書に記載のチャネル構造を用いて、ターゲット広告コンテンツの配信をユーザ状態に基づいて調整するように構成されているシステムの一部を構成する。
図5には、ターゲット広告システムに用いられる例示のデータフロー図が示されている。クライアントのネットワーク活動に関する情報は、本明細書に記載のISP調整監視プロセスを用いて生成される。監視及びチャネルサーバにより受信されたウェブ活動情報は、一又は複数のチャネルの作動にトリガーをかけるのに十分かもしれない。この作動により、クライアント510に向けてコンテンツを配信しうる。このように、コンテキスト情報及び/又は挙動情報を、クライアントのネットワーク活動に応答してそのクライアントから受信するにつれて絶えず更新することが可能となる。
図5をさらに参照すると、広告主560は、クライアントから受信したコンテキスト情報及び/又は挙動情報により作動されるトリガーを有するメディア計画ツール400を通じて、チャネルを選択及び/又は作成することが可能である。トリガー、活動プロファイル、条件などを含むクライアントの状態を説明するための様々な用語が本明細書において用いられている。これらの状態定義520はある程度重なり合いうるが、いずれの場合であっても、これらの用語は、通常、チャネルを定義するために様々な方法で組み合わせられるビルディングブロックとして用いられている。
下記にさらに詳細に記載されているように、全ての可能なクライアントの状態が「チャネルツリー」へマッピングされている(図5中の570で示される)。このチャネルツリーは、クライアントをターゲットとする際に広告主により用いられる利用可能な各種のチャネル(及びそれに付随の広告キャンペーン)を表わしている。一つの実施例では、あるチャネルが監視されているウェブ活動によって作動されるようになっている(例えば、ISPのチャネルサーバ128が、状態定義520と、格納されたチャネル570とを相互参照させて、一又は複数の照合したチャネル530を特定する)。次いで、照合したチャネルに関連付けされているキャンペーンがキャンペーンリスト540から取得され、次いで、最良の広告550をクライアントへ配信し始めるための最終選択が行なわれる。
ある時間にわたってチャネルの照合を記録することにより、本システムは、あるクライアント又はある一連のクライアントに対するセッション挙動及びより長期的な履歴を蓄積することができる。さらに、本明細書に記載のアプローチは、例えばニールセン(Nielsen)、メディアマトリクスによるコムスコア(Comscore via Media Matrix)、又はオンラインサーベイ(online surveys)などの如きプロバイダであるサードパーティのデータを相互参照することによって、人口統計学的なプロファイル及びグループを提供することが可能となる。一又は複数のクライアントのコンテキスト情報及び/又は挙動情報は、ある範囲の利用可能なキャンペーンとそれに対応する割合とパフォーマンスとを組み合わせて、クライアントの挙動、クライアントが何者か(例えば、人口統計学)、クライアントが何を行ったか(例えば、セッション及び履歴)、及び/又は、クライアントが今どこにいるか(例えば、文脈)に基づいて、最も利益の高い広告をクライアントユーザに供給することが可能となる。
図6、図7A及び図7Bには、条件、プロファイル、トリガーなどを構築してチャネル形成することがさらに説明されており、これらは、図3に関して記載されたチャネル形成の説明から発展、展開させたものである。図6は、本システムが適切なターゲットコンテンツを選択する方法の一例を説明する概略図である。一の実施例では、チャネルサーバのコンテンツコーディネータ610は、図6中の622により示されているようにトリガーを作動させるために現在のウェブページに関するコンテキスト情報を用いることができる。コンテンツコーディネータは、図6中の632により示されているように、例えば図6中の630において直前のウェブページに関するコンテキスト情報及び/又は挙動情報を用いることが可能である。同様に、コンテンツコーディネータは、直前の又は先のウェブページに関するコンテキスト情報及び/又は挙動情報を検討して現在のウェブページに配信するコンテンツを選択することが可能である。
さらに、実施形態によっては、コンテンツコーディネータは、ウェブページの時間軸上の位置に基づいたコンテキスト情報及び/又は挙動情報の重み付けを調整することが可能である。図7A及び図7Bは、元のウェブページの時間的背景に応じてコンテキスト情報及び/又は挙動情報の重み付けがどのように変わりうるのかを示す例示のみを意図する実施例である。例えば、図7Aには、より最近のものであるウェブページに関するコンテキスト情報及び/又は挙動情報が、あまり最近のものでないウェブページに関するコンテキスト情報及び/又は挙動情報に比べて、どの程度コンテンツコーディネータに大きな影響を与えるのかということを示している。換言すれば、クライアントによってより最近受信されたウェブページに関するキーワード又は他の情報の如きコンテキスト情報及び/又は挙動情報は、先のウェブページにするキーワードに比べてより大きな影響を意志決定プロセスに対して与えうる。図7Bに示されているように、二つ以上のウェブページに関するコンテキスト情報及び/又は挙動情報に対して、あるしきい値(例えば、三つ又は四つ前のウェブページ閲覧)まで同一の重み付けを与えることが可能である。例えば、現在のウェブページ及び三つ前のウェブページに関するコンテキスト情報及び/又は挙動情報はコンテンツコーディネータにより用いられるが、それよりも前のウェブページに関するトリガーは削除されてもよいし、又はコンテンツの選択に対してより少ない影響を与えるようにしてもよい。図7A及び図7Bはそれぞれに対応した重み付け関数710及び720の一例を示しているが、いうまでもなく、コンテンツの選択を制御するためにいかなる適切な関数も用いてもよい。さらに、これらの重み付け関数は、クライアントに配信される特別あつらえのコンテンツをさらに向上させるために広告主又はコンテンツプロバイダにより設定されたパラメータに基づいて調整又は最適化されてもよい。
メディア計画ツール400は、通常、チャネルアドミニストレータ140(図1参照)と統合されているか、又は、アドミニストレータモジュールを有する一群のソフトウェアツールの一部を構成している。メディア計画ツールは、一又は複数の広告主、ISP、出版者などに対して、潜在的な広告ターゲットに関する観察されたウェブ挙動に基づいた効果的なターゲット手法の中で、広告キャンペーンに関連するコンテンツの配信を制御させることを可能とするように用いられる。本明細書で用いる場合、広告主には、出版者、広告主、広告代理店、広告会社、ISP、コンテンツプロバイダ、仲介者などが含まれる。
一つの実施例では、チャネルは、メディア計画ツール400を通じて、レポジトリ又はデータベース(例えば、中央チャネルサーバグループ160からアクセス可能なもの)から選択されてもよいし、及び/又は、チャネルは、二つ以上の広告主間で共有されていてもよい。実施形態によっては、本システムは、広告主、出版者、ISP、仲介者などに対して、ターゲットコンテンツならびにチャネルの構成又は構造に関する評価及び考察を共有させることを可能とするにあたって、メディア計画ツールのインタフェースによってアクセス可能であり、それにより促進される電子マーケットを包含しうる。また、この電子マーケットはチャネルの閲覧、販売又はライセンス供与を自由に行うことを可能とさせ、また、メディア計画ツールはそのトランザクションを行なうためにフロントエンドのユーザインタフェースを提供する。
図8には、広告主がメディア計画ツールを通じて広告チャネルをどのように選択し、作成し、変更し、及び共有しうるかを説明するための複数のシナリオの一例が示されている。図8に示されているように、広告主560は、メディア計画ツール400を通じて、チャネル810、812、814、816、818にアクセス及び/又は共有することが可能である。このシナリオでは、チャネル810は、メディア計画ツールにより促進されるマーケットを通じて二以上の広告主間で共有されるパブリック又はオープンソースのチャネルを含んでいる。例えば、第1の広告主560は、図9及び図10を参照してさらに詳細に記載されているように、メディア計画ツールを用いてチャネル810を作成しており、このチャネルは、図8に記載のその他の広告主560のうちの一つ又は両方の広告主との間でパブリックの(オープンの)チャネルとして共有されている。換言すれば、図示されている広告主のうちの誰でも他の広告主によって作成されたチャネルにアクセス及び/若しくはそれを利用できるようになってもよいし、又は、これに代えて、チャネル所有者によって指定された利用規約に応じて、チャネルを個々のニーズに合うように変更するようにしてもよい。
例えば、広告主560aは、チャネル810を変更してチャネル812を作成することができる。さらに、広告主560aは、チャネルが公開される(無料で他人に閲覧及び利用可能)、又は、有料及び/又は他の規約で利用可能となるように、チャネル812の利用規約に明記してもよい。例えば、チャネル812が非公開チャネルとして設定されている場合には、広告主560aは、チャネル812へのアクセスを自分達が選択した特定の広告主に限定してもよい。一つの実施例では、広告主560aは、広告主560bに対してチャネル812へのアクセスを許可しないでおきながら、広告主560cの如き他の広告主とチャネル812の販売をしてもよいし、又はライセンス契約をしてもよい。
このように、広告主はチャネルを選択、作成、変更及び/又は共有することができ、チャネルを公開するか又は非公開にするかを選択することができ、また、非公開のチャネルのライセンス契約又は販売により収益を受け取ることができる。メディア計画ツールは、これらの機能のうち一部及び全部に加えて、チャネルのライセンス契約又は購入に関して、一方の広告主から他方の広告主への通貨基金の流れを容易にすることを可能なものとしている。ここで、仲介者、ISP、出版者又は他の適切なパーティの如き関係者が、メディア計画ツール400をホストし、図11及び図12を参照してさらに詳細に記載される様々なチャネル機能に関する他の関係者の情報のやりとりを容易なものとすることができる点に着目されたい。一つの例示のみを意図した実施例では、仲介者はメディア計画ツールを独立した関係者としてホストすることにより、メディア計画ツールへの平等なアクセスを複数の様々な異なる関係者どころか一般人にさえも与えることができる。
図9及び図10には、チャネルの選択、作成又は変更のために広告主により用いられるツールの一例が示されている。これらの実施例は、上述のチャネル作成の実施例と複数の点において重複している。ただし、これらの実施例は、特にターゲット広告に関するものである。一つの実施例では、メディア計画ツールは、広告キャンペーンに適用されているチャネルを制御する機能を広告主に提供するソフトウェアのアプリケーションを有することが可能である。図9及び図10に示されているメニューがメディア計画ツールのインタフェースの実施例を提供しているが、これらの実施形態は、例示のみを意図するものであって、他の実施形態も可能であるということはいうまでもない。また、複数の関係者がメディア計画ツールを用いて同一のキャンペーンを制御することにより、広告主、出版者、ISP、仲介者などの間での共同作業を可能とできることに着目されたい。
図9には、一又は複数のチャネルの作成又は変更に用いることができるチャネル作成ツールが示されている。この実施例では、広告主は、航空旅行に関するチャネルを作成しようとしている。しかしながら、いうまでもなく、様々なカテゴリー又はサブカテゴリーに関する他のパラメータが作成されてもよい。例えば、野球、フットボール、サッカーの如きサブカテゴリー又はパラメータを含むスポーツをテーマにしたカテゴリーに関するチャネルが作成されてもよい。他の実施例では、レース、修理、調査などの如きサブカテゴリーを含む、自動車をテーマにしたカテゴリーに関するチャネルが作成されてもよい。これらのチャネルは、異なるカテゴリー及びサブカテゴリーに関連する様々なトリガーを有しうる。図9にはその一例が示されている。
具体的にいえば、図9の実施例は、一又は複数のパラメータの制御を通じてチャネル定義を変更する機能を示している。チャネルツリー上にマッピングされたチャネル又は一連のチャネルは、一又は複数のコンテキストパラメータの選択を含みうる。例えば、プルダウンメニューから選択されるコンテキストパラメータである「旅行_フライト」は、旅行又はフライトに関する情報を含むウェブページを検索したクライアントへと照合される。同様に、プルダウンメニューから選択されるコンテキストパラメータである「旅行_ホテル」は、旅行又はホテル滞在に関する情報を含むウェブページを検索したクライアントと関連付けされる。このように、いかなる数のコンテキストパラメータが用いられてもよい。本ケースのコンテキストパラメータとしては、「旅行_フライト」と「旅行_ホテル」との二種類が用いられている。図10を参照して下記に詳細に記載されているように、いかなる数の又はいかなるタイプの観測可能な情報を含むように、これらのコンテキストパラメータを作成又は変更してもよい。例えば、コンテキストパラメータである「旅行_フライト」は、「フライト」、「旅行」、「チケット」、「航空会社」などの如きキーワードを含むクライアントページの閲覧によって満たされてもよい。
ユーザがブラウザセッション又はログインセッションの間に指定されたウェブページを指定回数分訪れたことを認証するためにセッションパラメータを用いることができる。例えば、図9に示されているように、セッションパラメータは、「旅行_フライト」、「旅行_ホテル」などに関する二つ以上のウェブページを訪問したクライアントユーザによってトリガーがかかるようになってもよい。いうまでもなく、いかなる適切な訪問数が入力されるようにしてもよい。このように、広告主は、クライアントの活動があるチャネル又はパラメータと関連付けされる頻度しきい値を選択することが可能である。
チャネルのさらなる制御、ひいては特別あつらえのコンテンツの配信を可能とするために、様々な論理演算子が選択されてもよいことに着目されたい。図9の実施例により示されているように、OR及びANDの如き論理演算子を選択するためにプルダウンメニューを用いることができる。これらは例示のみを意図したものであり、チャネルの作成及びそのチャネルツリー内への追加を制御するために、いかなる適切な論理演算子又は他の条件定義メカニズムが用いられてもよい。
図9に示されているように、セッションパラメータの選択された二つの条件を結合させるためにOR論理演算子が選択されている。したがって、コンテキストパラメータである「旅行_フライト」又はコンテキストパラメータである「旅行_ホテル」に関連する二つ以上のウェブページを検索したクライアントは、コンテンツコーディネータ/チャネルサーバによって照合したことを評価されることになる。あるいは、コンテキストパラメータである「旅行_フライト」及びコンテキストパラメータである「旅行_ホテル」の両方に関連する二以上のウェブページを検索した場合にクライアントが照合したものとされるようにAND演算子が選択されてもよい。
同様に、コンテキストチャネルに関連するコンテンツを受信するクライアントの頻度に基づいてチャネルを評価するように、広告チャネルを制御することができる。一つの実施例では、図9の挙動パラメータに示されているように、クライアントが直前の「7」日以内にチャネル「旅行_フライト」に関連する少なくとも「2」ページのウェブページを検索し、かつ(論理演算子により定義されように)クライアントが直前の「7」日以内にチャネル「旅行_ホテル」に関連する少なくとも「2」ページのウェブページをさらに検索した場合に、チャネルがクライアントに照合されてもよい。いうまでもなく、これらの条件は、広告主によって例えば論理演算子を「and」から「or」へ又は他の適切な演算子へ変更することにより調整されてもよい。さらに、異なるクライアント/コンテンツ照合を達成するために、訪問回数又は日数の如き挙動チャネルに割り当てられている条件が調整されてもよい。
同様に、人口統計学的パラメータが調整されてもよい。人口統計学的パラメータは、クライアントが属すると見なされる、とりわけ年齢、性別、社会経済的地位の如きある人口統計上のグループを反映するように調整される。例えば、図9に示されているように、第1の人口統計学的パラメータが「男性/女性」の選択であって、第2のパラメータが年齢層(例えば、「26〜35」)の選択を許可とするようなものであってもよい。このように、人口統計学的パラメータに一致するクライアントユーザが、それらのグループに有効かつ適切であるコンテンツと照合される。これらの人口統計学的なグループは、マーケットリサーチ情報(例えば、ニールセン(商標)又はコムスコア(商標))から広告主又は他の関係者により作成されてもよいし、又は、広告主に代わってサードパーティのデータスペシャリストによりメディア計画ツールにより提供される協力環境を用いて作成されてもよい。さらに他の実施例では、これらの人口統計学的パラメータは、クライアントユーザに向けて行われるオンライン調査により増補及び検証されてもよい。これらの様々な人口統計学的パラメータをチャネルとして供すことができる。例えば、チャネルは、「26」歳と「35」歳との間のクライアントユーザの人口統計学的パラメータから構成されていてもよい。
いうまでもなく、コンテキストパラメータ、セッションパラメータ、挙動パラメータ及び人口統計学的パラメータを指定するための図9に示されているものなどを含む、いかなる適切な数又はタイプのチャネル作成ツールが用いられてもよい。アイコン「解除」又はアイコン「追加」を選択することによって、これらのパラメータのうちのいずれか一つをチャネルから取り除くこともできるし又は追加することもできる。所望のチャネルがいったん構築されると、アイコン「送信」を用いて、当該システムの中へチャネルをロードして様々なチャネルサーバ(例えば、ISP内で運用されるチャネルサーバ128)へ分配することが可能である。
図10には、チャネルのトリガー、条件などを調整/指定するために用いられるさらなる機能が示されている。具体的には、図示されている実施形態により、図9を参照して説明されたパラメータに対して値を割り当てることが可能となる。航空機による旅行の実施例を用いて説明すると、URL領域において、対象となる一又は複数のURLは、チャネルサーバで行なわれるチャネルの照合作業に対するこれらのURLの影響を制御するための重み付けがされる。図10に示されているように、URL「www.ba.com」が選択されて「100」の値を割り当てられており、URL「www.opodo.com」が選択されてより少ない値「70」が割り当てられている。換言すれば、URLアドレス「www.ba.com」を要求するクライアントはトリガーを作動させてあるチャネルと照合され、その一方、「www.opodo.com」を要求するクライアントは、少なくともいくつかの条件の下では照合されないようになっていてもよい。
実施形態によっては、クライアントに供されるある広告に対する最小値を表す感度しきい値が割り当てられている場合もある。この感度しきい値は、チャネルが照合される際に複数のトリガー又はトリガーの組み合わせが存在することを広告主又は他の関係者が望む場合に有用となりうる。例えば、キーワード値が「30」で、感度しきい値として「100」が割り当てられている場合には、チャネルをクライアントに照合させるために最低4つのキーワードが必要となる。感度しきい値を大きくすることにより、照合の特異性が向上されることになり、このことにより、コンテンツ(例えば、広告)の有効性が向上され、それと同時に照合される数及び供される広告の量が減少される。それに対して、感度しきい値を小さくすると、照合されることが多くなり、したがって供される広告の数が多くなる。しかしながら、感度しきい値を小さくすると、照合が底の浅いものになってしまい、広告がそれほど有効でなくなってしまう可能性がある。図10に示されているように、感度しきい値は「100」に設定されている。したがって、URLアドレス「www.ba.com」を要求するクライアントは、そのURLの値が感度しきい値以上であるので照合される(例えば、ある広告が提供される)。それとは対照的に、URLアドレス「www.opodo.com」を要求する同一のクライアントは、当該URLアドレスに付与されている「70」の値が「100」の値である感度しきい値を下回っているので、同一の広告を受け取らない場合がある。
図10にさらに示されているように、重み付けを他のパラメータに加えられることが可能である。例えば、検索語領域は、「100」の値が割り当てられた検索語「フライト」を有している。ユーザが検索語「フライト」を用いて検索するとき(例えば、ウェブベースの検索エンジンを通じて)、その検索語に割り当てられている値が感度しきい値以上あるので、クライアントは、チャネルと照合され、そのチャネルに対応する広告を受信することが可能である。同様に、ウェブページ上のキーワードを選択し、キーワード領域を通じてそのキーワードに対応する値を割り当てることが可能である。例えば、キーワード「ロンドン旅行」には「30」の値が割り当てられている。単一のキーワードしかウェブページ上に無い条件では、クライアントは、「30」の値が感度しきい値を下回るので照合されない。換言すれば、このシナリオでは、トリガーが作動されて、チャネルがクライアントと照合されるには、他のコンテキスト情報及び/又は挙動情報が必要となる。
さらに、コンテキスト情報及び/又は挙動情報には、その他のコンテキスト情報及び/又は挙動情報により作成された総合値から差し引きされる負の値を割り当てることが可能である。例えば、キーワード「航空機 墜落」には「−100」という負の値が割り当てられている。したがって、クライアントが「100」の値を持っている「フライト」の用語を検索しているところで、「70」の値を持っているURL「www.opodo.com」を訪問し、そのウェブページは、「―100」の値を持っている「航空機 墜落」のキーワードを含んでいる場合には、これらの3つの値の総合値が感度しきい値である「100」未満であるため、クライアントがチャネルと照合されない。このように、特別のウェブページ用の照合の強度またはその総合値は、コンテキスト情報及び/又はチャネル選択ツールで選択された挙動情報の総合を含んでいてもよい。さらに、いうまでもなく、図7A及び図7Bを参照して先に記載されているような重み付け関数によりこれらの値が変更されてもよい。例えば、図10に示されている値は、コンテキスト情報及び/又は挙動情報に関する最大値を表わしており、コンテキスト情報及び/又は挙動情報に関連するウェブページがクライアントにより最近それほど検索されなければ、その値が削減される。
一部の実施形態では、ここまでに説明された実施形態により、トリガーを作動させないようにする、及びクライアントをチャネルと照合させないようにする、禁止コンテキスト情報のリストを広告主が作成することが可能となっている。例えば、ユーザがキーワード「航空機 墜落」を含む情報を要求した場合、キーワード「航空機 墜落」は、トリガーを作動させない禁止コンテキスト情報であると指定される。このように、そのチャネルに関連する広告をユーザに対して表示する代わりに、デフォルト広告を表示してもよい。
読者にとって明らかなように、本明細書に記載のインタフェースの実施形態は、オペレータにチャネル作成及びそれに関連するパラメータについて無限の可能性を提供する。
このように、メディア計画ツールにより、広告主は、チャネルの選択、作成及び/又は変更を行うことができるようになる。したがって、広告主は、彼らが誰か(例えば、人口統計学)、彼らが何を行っているか(例えばセッションと行為)、又は彼らが今何処にいるか(例えば、現在のコンテキスト)に基づいて所望の顧客又は一連のクライアントユーザにまで情報を届けることが可能である。
図11は、複数の関係者間におけるチャネルアクセスを管理する方法の一例を示すフローチャート図である。ステップS1110では、チャネルはチャネルの所有者から受け取とられる。例えば、チャネルの所有者(例えば、広告主又は他の関係者)は、ターゲットコンテンツの選択のために用いられるチャネル又は一連のチャネルを提示又は作成しうる。チャネルの所有者は、チャネル共有コミュニティーの他の関係者に対して公開するか又はそれに代えて非公開にするかを選択してもよい。例えば、ステップS1112でチャネルを公開すると判断された場合、チャネルに対するアクセスが他の関係者に許可されてもよい。他の関係者は、チャネルの閲覧、利用又は変更を行うことが可能となる。あるいは、チャネルを非公開にすると判断された場合、ステップS1116で、チャネルに対するアクセスを制限するようにしてもいい。例えば、チャネル所有者又はチャネル所有者により指定された特定の関係者だけがチャネルにアクセスできるようにし、所有者により特に許可されない限り、他の関係者にはアクセスが禁止されてもよい。
ステップS1118では、要求されたアクセスを認めるべきか否かが判断された関係者から非公開のチャネルに対するアクセス要求を受信する。例えば、ある広告主は、他の広告主により所有された非公開のチャネルの利用を求めてもよい。所有者が要求者へのアクセスを許可したくなければ、ルーチンは終了してもよい。あるいは、アクセスが許可されるならば、ステップS1122で、そのアクセス要求がライセンス契約の要求であるか否を判断してもよい。例えば、チャネル所有者は、独自の仕様になっているチャネルのライセンス契約を求めて、個々のチャネルパラメータの機密性を維持してもよい。要求者がチャネルの利用のライセンス契約を望む場合には、ステップS1124で、チャネルに対して少なくともあるレベルのアクセスを与えることが可能である。一つの実施例では、要求者が自身の広告キャンペーンの中でチャネルを利用することができるように、あるレベルのアクセスを可能としてもよい。しかしながら、いくつかのレベルのアクセスについては、要求者は、あるチャネルパラメータを特定することができず、このことにより独自仕様のチャネルの機密性を維持することが可能となっている。
ステップS1126では、チャネルが要求者によりアクセス(例えば、実装)されたか否かが判断され、もしアクセスされていた場合には、ステップS1128で示されているように、適切なライセンス料が要求者からチャネル所有者へ振り込まれる。例えば、チャネルのライセンス契約は、利用毎、利用時間毎などに基づいて規定されたものでありうる。しかしながら、いうまでもなく、他の選択肢がライセンス契約に関して用いられてもよい。あるいは、ステップS1126でチャネルがアクセスされていない場合には、チャネルが要求者によってアクセスされるか又は利用されるまで、ルーチンはステップS1124まで戻ってもよい。
ライセンス契約の要求に代えて、要求者は、所有者からチャネルを購入することを求めてもよい。このシナリオでは、ステップS1130で、かかる要求が購買要求であるか否かが判断される。これに対する答えがYESである場合には、ステップS1132で、買入料は要求者から所有者へ振り込まれ、チャネルの所有権及び/又はチャネルに対する完全なアクセスが要求者に許可される。換言すれば、チャネルが購入されると、チャネルの特定コンテンツ又は構成の閲覧、チャネルの利用、チャネルの変更、チャネルの再販売、他の関係者とのチャネルのライセンス契約、他の関係者のチャネルの利用の除外、及び/又は、チャネルを公開するか否かの選択を購入者である要求者に対して可能とさせる完全なアクセス権が要求者に与えられる。
図12を参照すると、公開チャネルマーケットを示す概略図が示されている。図11に関して上述されたアプローチの代わりに加えて、又はその選択肢として、図12のアプローチを利用できることに着目すべきである。ステップS1240では、広告主又は他の適切な関係者は、ステップS1242で自身の広告キャンペーンのための定義(例えばチャネル)をターゲットとするコンテンツを生成するために、ステップS1240でメディア計画ツールのユーザインタフェースを起動している。一つの実施例では、かかるユーザインタフェースは、メディア計画ツールの仲介者により提供されるソフトウェアアプリケーションを有してもよい。ステップS1242で作成されるコンテンツは、ステップS1244における公開チャネルのプールから受け取られた一又は複数の公開チャネルに基づくものであってもよいし、又は、ステップS1246における商業チャネルのプールから受け取られた商業チャネル(すなわち、非公開チャネル)に基づくものであってもよい。ここで、公開チャネルのプール及び商業チャネルのプールが各々一又は複数のチャネルを有していることに着目されたい。例えば、公開チャネルのプールは、他の広告主又はサードパーティにより作成又は用いられた一群のチャネルを有しうる。実施形態によっては、広告主によって、公開チャネルが無料で利用され、商業チャネルが料金を払って利用される場合もある。これらの料金は、チャネルの所有者又は仲介者に対して支払われる。他の実施形態では、公開チャネルの利用に対して、商業チャネルに対する料金よりも少ない料金が要求されてもよい。例えば、より安い公開チャネルの料金が広告主により仲介者に対して支払われ、より高い商業チャネルの料金がチャネルの所有者及び/又は仲介者に対して払われてもよい。
ステップS1242においてチャネル又は他の適切なターゲットとする定義を作成すると、ステップS1248で、当該チャネルを作成した広告主は、当該チャネルを公開するか非公開にするかを選択することができる。例えば、チャネルを公開することを選択した場合には、ステップS1244で当該公開チャネルを公開チャネルのプールに加える前に、ステップS1250で調査プロセスを開始しうる。一つの実施例では、この調査プロセスは、このチャネルをプール内のその他のチャネルと比較し、チャネルの重複を排除してもよい。他の実施例では、調査プロセスは、チャネルを検査し、当該チャネルを公開チャネルのプールから識別しうるように、当該チャネルに識別子を付与してもよい。さらに他の実施例では、調査プロセスは、欠陥がある場合には、公開チャネルのプールへの提示を許可する前に、チャネルを広告主へ戻して変更してもよい。実施形態によっては、ステップS1248で、仲介者がチャネル作成者に料金を支払ってチャネルに対して公開アクセスを許可する場合もあることに着目されたい。
チャネルをステップS1248で非公開にする場合には、他の広告主によるチャネルへアクセスは、制限又は禁止されてもよい。実施形態によっては、チャネルを非公開のままにしておくことを選択するために、チャネル作成者により料金が仲介者に支払われてもよい。ステップS1252では、広告主は、非公開チャネルを他の広告主により用いられるように転売しうるか否かを選択することが可能である。これに対する答えがNOである場合には、例えば、チャネルは、非公開のままとなり、当該チャネルを作成した広告主又はその広告主が指定する他の関係者によってのみ用いられる。あるいは、広告主がステップS1252でチャネルを転売することを所望すれば、ステップS1246で、チャネルを商業チャネルのプールに加えられる。例えば、実施形態によっては、調査プロセスが、例えばステップS1250に記載されるように、商業チャネルのプールへ追加する前に非公開のチャネルに適用される場合もあることに着目されたい。したがって、他の広告主は、上記のメディア計画ツールを用いて、以前に作成された非公開チャネルを料金を払って利用される。ある条件の下では、チャネルコンテンツの機密性を維持しうるように、非公開のチャネルに関連する情報が料金を支払ってチャネルを利用しているサードパーティに与えられるのを差し控えてもよいことに着目されたい。このように、他の広告主は、チャネルを最初に利用した後、チャネルを継続利用するために、チャネル所有者に料金を支払い続ける。
このように、仲介者は、メディア計画ツールを利用して、チャネルの公開マーケットを広告主の間で促進させることができる。したがって、関係者は、自身の広告キャンペーンのためにチャネルを作成するだけでなく、独自仕様のチャネルを他の広告主とライセンス契約してもよいし又はそれを販売してもよい。チャネルの機密性を維持することで、チャネル所有者は、自身のチャネルの利用をサードパーティとライセンス契約することにより、それらの機密情報及び「ノウハウ」から収入を得ることが可能となる。図11及び図12に記載されたアプローチは、メディア計画ツールにより実行され、仲介者又は他の適切な関係者により促進されることに着目されたい。
図13は、広告又は他のコンテンツをクライアントに配信すべきかを決定するために実行されるルーチンの一例を示すフローチャートである。ステップS1310では、コンテキスト情報及び/又は挙動情報が、クライアントから受信されるか又はクライアントに帰属させられる。ステップS1312では、本明細書に記載のチャネル選択ツールを通じて、広告主により設定された値に応答して、コンテキスト情報及び/挙動情報に値が割り当てられる
ステップS1314では、コンテキスト情報及び/又は挙動情報の値をコンテキストの履歴に基づいて調整することが可能である。例えば、図7A及び図7Bを参照して先に記載されているように、コンテキスト情報及び/又は挙動情報の値は、クライアントにより検索された現在のウェブページ又は他のコンテンツに対する相対的な時間の近さに基づいて小さくされたり又は大きくされたりする。一つの実施例では、ウェブページに掲載されたあるキーワードの値は、キーワードの発生元であるウェブページの後に続いて次のウェブページがクライアント装置により検索される毎に(例えば、予め決められた関数に基づいて)小さくなりうる。その他の例では、負の値を有するコンテキスト情報及び/又は挙動情報は、関連するウェブページが古くなるにつれて、値が大きくなる(例えば、負の値ではなくなる)。
ステップS1316では、コンテキスト情報及び/又は挙動情報の総合値は、クライアントのコンテキストリーダーから受信されて割り当てられた値また調整された値に基づいて決定される。例えば、図10に示すチャネル作成ツールを通じて広告主により設定された感度しきい値は、ステップS1318で特定される。ステップS1316で決定された総合値は、ステップS1318で特定された感度しきい値と比較され、ステップS1320で当該総合値が感度しきい値以上であるか否かが判断される。ステップS1320の答えがYESである場合、ステップS1322で選択されたチャネルに関連するコンテンツ(例えば、広告)がクライアントに提供される。例えば、広告又は他のコンテンツの検索に利用可能なリンクがクライアント装置に送信される。他の実施例では、このコンテンツはクライアント装置へ直接送信される。あるいは、ステップS1320の答えがNOである場合、デフォルトのコンテンツがクライアントに提供されてもよいし、又は、異なるチャネルが用いられてもよい。このように、図13に記載されたアプローチは、広告主のキャンペーンのチャネルのうちの一部又は全部に適用されてもよい。デフォルト広告又はデフォルトコンテンツは何らコンテンツを含まないことにより、出版者又はISPに対して、チャネルサーバにより提供されるコンテンツに代えて、独自の広告又は独自のコンテンツを利用させることを可能としてもよいことに着目されたい。
図14は、複数のチャネルのうちのいずれかを選択すべきかを特定し、その選択されたチャネルに関連する広告をクライアントに向けて配信するために(例えば、チャネルサーバにより)実行されるルーチンの一例を示すフローチャートである。ステップS1410では、このルーチンは、例えば図13のステップS1310〜S1316に参照されるように、各チャネルの総合値を特定することが可能である。ステップS1420では、各チャネルに関連する広告の最小頻度及び/又は最大頻度、各チャネルに関連付けされて提供される広告の最小量及び/又は最大量、各チャネルに関連する広告を提供する間の最小期間及び/又は最大期間などを含んだキャンペーンの運用パラメータを特定することが可能である。広告主が、メディア計画ツールを通じて、これらのパラメータを設定することが可能であることに着目されたい。
図5に戻って簡単に参照すると、広告主により選択、作成、ライセンス契約又は変更されたチャネルは、同図中の570で示されるようなチャネルツリーとして構成されてもよい。同図に示すように、広告主は、チャネルツリーに関連付けされているチャネル(例えば、挙動チャネル572、人口統計学チャネル574など)を変更することが可能である。また、メディア計画ツールにより、広告主は、同図中の540で示されるような広告キャンペーンのパラメータを定義することが可能である。照合されたチャネル530は、広告主により定義されるようなキャンペーンリスト540に基づいて、クライアントに向けて配信されるコンテンツを選択するために用いられる。
メディア計画ツールは、以前に作成されたキャンペーンを実行、拡張、変更又は更新するための機能を広告主に提供する。また、メディア計画ツールにより、広告主は、つぎのうち一又は複数を実現することがさらに可能となる。すなわち、作成物のアップロード、挿入オーダ並びにキャンペーンの定義、広告の提示頻度の制限の設定、実行するチャネルの選択、クリック当たりの支払いコスト(以下、CPC(cost per click)と呼ぶ)、1000回表示当たりの支払いコスト(以下、CPM(cost per mille)と呼ぶ)若しくは活動当たりの支払いコスト(以下、CPA(cost per action))の設定又は特定、地理的ターゲットの設定、広告提示時刻パラメータ若しくは曜日パラメータの設定、キャンペーン期間(例えば、開始並びに終了)の設定、又はキャンペーン目標(例えば、インプレッション数(表示回数)、クリック数など)の設定である。さらに、CPM、CPC及びCPAは、キャンペーン及びチャネルのために用いることができ、また、ユーザが定義可能な組み合わせの中で用いることができる。例えば、誰かがインプレッションの代価に加えて活動当たりの代価を支払うという場合には、CPMとCPAと組み合わせたものが用いられてもよい。ステップS1420でこれらの及び他のパラメータを特定することが可能である。この説明により明らかなように、本システムは、様々な方法で評価指標を組み合わせること、及び/又は、情報の粒度を著しく高めてかつ広告の配信を改善するために新しい評価指標を作成することを採用してもよい。
ステップS1430では、クライアントの一部及び全部に対して提示される広告の現在の一覧表、広告が提示されてからの経過時間又は閲覧されたページ数、残りの広告予算などを含む現在の運用条件を特定することが可能である。ステップS1440では、ステップS1410で特定されたチャネルの各々の総合値、キャンペーン運用パラメータ及び現在の運用条件のうちの一又は複数に基づいて、キャンペーンに適用される複数のチャネルから(例えばチャネルツリーを通じて)少なくとも一つのチャネルを選択することが可能である。ステップS1450では、選択されたチャネルに関連する広告をクライアントに対して提示することが可能である。上述の実施例は広告コンテンツに関して記載されているが、同様のアプローチを用いて、他のコンテンツをクライアントに対して提示してもよい。
実施形態によっては、提示される広告数の評価値をそれらの個々のチャネルパラメータ及びキャンペーンパラメータに基づいて広告主に提供するために、メディア計画ツールが用いられる場合もある。第1のアプローチとしては、既に行なわれて更新されたキャンペーン若しくは既存のキャンペーンに類似したキャンペーン、又は在庫評価値(例えば、目標パフォーマンスの予測)を、利用者が利用することができる。
第2のアプローチとしては、キャンペーンが仮想モードに設定され、当該仮想モードでは、当該キャンペーンのパフォーマンスを評価するためにシステム全体で実行することにより当該キャンペーンをシミュレーションすることができる。例えば、図13及び図14に記載されたものに類似した戦略を用いて、仮想キャンペーンを他の実際のキャンペーンと比較することができる。この仮想モードは、実際のクライアント挙動、実際の頻度キャップ及びeCPMの優先順位を用いて、仮想広告が実際の他のキャンペーンとの競争を開始してから提示される広告数の現実的な予測を広告主に提供することができる。 一つの実施例では、メディア計画ツールは、直接応答キャンペーンのためのeCPM優先順位モデルを有することが可能であり、このモデルは、広告主の投資効率を大きくするように構成されている。さらに、クリック数及び活動数の如きキャンペーンのパフォーマンス情報をチャネルツリーにフィードバックしてチャネルの最適化を行うことによって、他のキャンペーンの利益となるようになっていてもよい。この最適化は、公開チャネル又は非公開チャネルに適用されてもよいし、また、そのコンテンツを表示することなくライセンス契約されてもよい。シミュレーション期間は、ターゲットの特異性(例えば、チャネルの構成)及び所望の統計的有意水準に応じて、数分程度の短いものであってもよい。
図15は、メディア計画ツールにより促進されるシミュレーションの一例を示すフローチャートである。ステップS1510では、メディア計画ツールがキャンペーン及びそれに関連するチャネルを受信することが可能である。例えば、広告主は、特定のクライアントに対するコンテンツのターゲット化を可能にするための一又は複数のチャネルを含む新規のキャンペーンを作成することができる。ステップS1520では、広告主が仮想モードを選択したか否かを判断することが可能である。これに対する答えがNOである場合、当該ルーチンは終了する。
あるいは、ステップS1520での答えがYESである場合には、ステップS1530でシミュレーションパラメータを特定することが可能である。例えば、広告主は、シミュレーションの期間、シミュレーションの終了のための統計的信頼度又は他の適切なシミュレーションパラメータを定義することが可能である。ステップS1540では、シミュレーションが開始され、クライアントに向けて配信するコンテンツを選択するためにチャネルが用いられる。一又は複数のチャネルを含む仮想キャンペーンが、実際のキャンペーンと競争することができる。
ステップS1550では、仮想広告又は仮想コンテンツを提示するか否かを判断することが可能である。例えば、仮想キャンペーンに関連するチャネルが、実際又は本物のキャンペーンに関連するチャネルとともに、クライアントのコンテキスト情報及び/又は挙動情報と比較されるとき、実際のキャンペーンに関連した広告ではなく、仮想キャンペーンに関連する仮想広告が選択される場合もある。したがって、仮想広告をクライアントに対して提示すると判断された(例えば、仮想チャネルが照合された)場合には、ステップS1560では、クライアントに向けた仮想広告の模擬配信が記録され、ステップS1570では、実際のキャンペーンから二番目に最適であると照合されたチャネルに関連する実際の広告が、クライアントに向けて実際に配信されてもよい。
あるいは、ステップS1550での答えがNOである場合又はステップS1570からの場合には、シミュレーションパラメータを達成されたか否かが判断されてもよい。例えば、シミュレーションパラメータが少なくとも所定量のデータを提供するように設定されている場合には、シミュレーションにより所定量のデータが提供された否かを判断してもよい。答えがNOである場合には、ルーチンがステップS1540まで戻り、仮想キャンペーンが、広告コンテンツ又は他の適切なコンテンツの選択のために実際のキャンペーンと競争し続けることが可能である。あるいは、ステップS1580での答えがYESである場合には、シミュレーションの結果がシミュレーションを開始した広告主又は他の関係者に提供されてもよい。例えば、ステップS1560を通じて仮想コンテンツの模擬配信を含む仮想キャンペーンのパフォーマンスを広告主に提供してもよい。このように、キャンペーンは、当該キャンペーンを実際のセッティングに設定して実際にキャンペーンを実行する前に、実際の競争セッティング内でシミュレートされていてもよい。例えば、仮想モードでのキャンペーンのパフォーマンスに広告主が不満であるならば、広告主は、より望ましいパフォーマンスを達成するように、キャンペーンを変更してもよいし、又は、同一の若しくは異なるチャネルを有した異なるキャンペーンを用いてもよい。また、シミュレーションにより、広告主は、広告キャンペーンに必要な予算を評価すること、及び/又は、予算化された資金を消費する速度を管理することが容易なものとなる。
さらに、広告主に対してリポートを提出するようにメディア計画ツールを構成することもできる。一つの実施例では、メディア計画ツールは、表示回数、範囲、クリック数、又は活動数などの如きキャンペーン目標に基づいてパフォーマンス報告を提供することができる。それは、DART(商標又は登録商標)及びATLAS(商標又は登録商標)の如きサードパーティの広告システムと完全に統合され、ドメインナビゲーション間又はテレビのプログラム間にクライアントに表示されたビデオ広告及びブリッジ広告に対する高度な評価指標を提供することができる。
メディア計画ツールは、ISP特有の制御を提供することができる。一つの実施例では、ISPは、参加する出版者により示されるインページ広告のパフォーマンスを向上させることに加えて、ブリッジ広告を表示することを選択できる。ブリッジ広告については、ISPは、ログインセッション内における第1のブリッジ広告が表示されるまでの遅延、表示されるブリッジ広告間の最小時間、及び/又は、1日当たりの、1クライアント当たりの表示されるブリッジ広告の最大数を制御する機能が提供されている。また、さらに他の要因を制御することが可能である。したがって、ISPは、広告主から独立したシステムを通じてキャンペーンを実行するさらなる制御が提供される。
ブリッジ広告を利用する出版者及びISPは、広告を表示することができる位置を提供している。そのスペースの所有者として、彼らは、メディア計画ツール400を用いて、彼らが表示したくない広告のタイプを指定することができる。同様に、彼らは、広告主によって提示される実際の広告を検討し及び/又は拒否することが可能である。一つの実施例では、出版者又はISPは、既存の広告タグをさらなるタグで包み込み、それに対するeCPM又は価格のしきい値を指定することができる。チャネルサーバがしきい値より高い値の広告を特定できた場合には、より高い値の広告が示されてもよい。そうでなければ、クライアントには元の広告が提示されてもよい。
実施形態によっては、クライアントの好みに基づいてコンテンツの調整が選択的に行なわれる場合もある。具体的にいえば、コンテンツ調整システムは、コンテンツの調整に参加するべきか否かを選択する一又は複数の機会をクライアントに提供することが可能である。コンテンツの調整に参加することを選択することによって、クライアントは、クライアントのネットワーク活動中に得られた匿名のコンテキスト情報及び/又は挙動情報に基づいたターゲットコンテンツを受信することが可能となる。一方、コンテンツの調整に参加しないことを選択することにより、クライアントは、アンターゲットコンテンツを受信することが可能となり、匿名のコンテンツ情報及び/又は挙動情報はクライアントのネットワーク活動中に得られない。コンテンツの調整のためのクライアントの参加要求は、様々なイベントに基づいて様々なフォームで作成される。
図16には、モニターにより得られるようなネットワーク活動に応答してターゲットコンテンツを受信することをオプトアウトするか否か、又はそれに代えてターゲットコンテンツを受信することをオプトアウトするか否かをクライアントに選択させることを可能とするためのルーチンの一例を示すフローチャートが示されている。ステップS1610では、例えばプロンプトに応答して、クライアントの参加を仲介者又はISPで受信することが可能である。ステップS1620で、クライアントの応答がオプトアウトの選択を含んでいた場合には、モニターにより提供されるフィードバックに応答して、ターゲットコンテンツをクライアントへ送信することが可能である。例えば、一又は複数のチャネルに基づいてターゲットコンテンツを選択するにあたって、クライアントのネットワークとの情報のやりとりから得られる挙動情報が用いられてもよい。あるいは、クライアントの応答がオプトアウトの選択を含んでいた場合には、モニターからのフィードバックに基づかないアンターゲットコンテンツが仲介者又は他の関係者によりクライアントへ送られてもよい。このように、クライアントは、ターゲットコンテンツを受け取るか又はアンターゲットコンテンツを受け取るかを制御することが許されてもよい。
いくつかの実施例では、オプトイン設定がデフォルト選択として設定されている場合もあり、このことにより、ユーザは、アンターゲットコンテンツを受け取るためにオプトアウトしたいか否かを選択することができるようになっている。他の実施例では、オプトアウト設定がデフォルト選択として設定されている場合もあり、このことにより、ユーザは、ターゲットコンテンツを受け取るためにオプトインしたいか否かを選択することができるようになっている。
図1に記載されているように、インターネットに対するクライアントの挙動/情報のやりとりについての観察を可能とするために、一又は複数のモニターがクライアントのISPと接続されてもよいし、又は、ISPの中で運用されるようになっていてもよい。図17、図18及び図19には、ISP基幹施設内にモニターをどのように構成するかを示すいくつかの例示のみを意図した実施例が示されている。しかしながら、いうまでもなく、適切であるならば、インターネットに対するクライアント挙動/情報のやりとりを観察するために他のアプローチが用いられてもよい。
図17には、モニターを有するISPの基幹施設の第1の例が示されている。ネットワーク1700は、インターネット130又は他の適切な広域ネットワーク(WAN)を通じて一又は複数のインターネットウェブサイトサーバ1730と通信する複数のクライアント110を備えている。クライアントの各々はISP1740を通じてインターネットとデータを交換することができる。あるセッションの間、クライアントは、ウェブサイトサーバのうちの一又は複数とデータを交換することにより、一又は複数のウェブページを閲覧することが可能である。このように、ISPは、データストリーム1702により示されているようにクライアントとインターネットとの間でデータの交換を容易にすることができる。
この実施例では、ISP1740は、特に、ISPサーバシステム1743へのデータストリームの選択された一部を転送(リダイレクト)するように構成されているスイッチング装置1742を有している。スイッチング装置1742は、レイヤー7スイッチ、ディープ・パケット・インスペクション装置、ルータ、負荷バランス装置又は他の適切な装置から構成される。一部の実施例では、スイッチング装置1742は、ポート80(又はこれに代えてポート81)を指定したハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)のデータだけを図17中の1706で示されるように、ISPサーバシステム1743に転送するように構成されている。これに加えて、スイッチング装置1742は、データストリームを通じて、ISPサーバシステムからのデータをインターネット又はクライアントへ転送することができる。
サーバシステム1743は、あるクライアントに帰属するデータストリームの選択部分を分析及び特定するための一又は複数のサーバを有しうる。例えば、ISPサーバシステム1743は、プロフィーラ1744、HTTPプロキシを含むアノニマイザ1746、及び/又は、チャネルサーバ1748を有しうる。ISPサーバシステム1743は、仲介者の中央チャネルサーバシステム1750と通信することができる。中央チャネルサーバシステムは、複数のISPの間で集中的なデータ制御及び/又は共有を可能とするために、ISP1740に加えて他の独立したISPサーバシステムとも通信することができることに着目されたい。中央チャネルサーバシステム1750は、キャンペーンデータベース1754、チャネルパフォーマンスデータベース1756及び/又は挙動情報データベース1758を各々が有しうる一又は複数のチャネルサーバを備えうる。
キャンペーンデータベース1754は、ISPに供されるチャネル及び/又はそれに関連するコンテンツを示す複数のキャンペーンを有することができ、このコンテンツは、次に、クライアントによる一又は複数のチャネルの作動に応答して、クライアントに送られる。チャネルパフォーマンスデータベース1756は、ISPレベルに位置するチャネルサーバ1748により以前に選択されたチャネルを示すフィードバックから得られるチャネルパフォーマンス情報を有することができる。挙動データベース1758は、コンテンツ(例えば、広告)に対するクライアントの応答を示すISPサーバシステムの各々からのフィードバックに加えて、クライアントプールの各クライアントに帰属するデータストリームから得られた派生的な情報を受信することができる。したがって、少なくとも一部の実施例では、仲介者及び/又はISPは、複数の異なるISP情報のやりとり全体にわたるクライアント挙動及びネットワーク活動を特定することができる。
さらに図17を参照すると、1702で示されるように、クライアント111とインターネット130との間で転送されるデータをISP1740のスイッチング装置1742で受信及び特定することが可能である。例えば、クライアント111は、データストリーム1702で示されるように、ポート80のHTTP要求を通じて、インターネットウェブサイトサーバ1730にウェブページを要求することが可能である。このデータがインターネットを通じたインターネットウェブサイトサーバからクライアントへのHTTP応答データをさらに有するということに着目されたい。スイッチング装置1742を流れるデータストリームがHTTPデータを含んでいない場合には、スイッチング装置1742はこのデータストリームをインターネットに向けて流しうる。このように、非HTTPデータにあっては、ISPサーバシステムに向けて転送することなく、スイッチング装置1742を通過させることが可能である。
あるいは、データが例えばポート80でHTTPデータを含んでいるものの、固有の識別(UID(Unique IDentification))タグを含んでいない場合には、このHTTPデータは、図17中の1706で示されているように、スイッチング装置1742を通じてアノニマイザサーバに向けて流れる。次いで、アノニマイザサーバは、クライアントのブラウザでマスタUIDタグを設定するバインディング転送を(例えばアノニマイザにあるプロキシを通じて)戻すことが可能である。これは、バインディングと呼ばれるプロセスである。一つの実施例では、このマスタUIDタグは、レイヤー3リディレクトにより又は他の適切な開放型システム間相互接続(OSI)をベースにしたモデルによってブラウザで設定される。
一つの実施例では、アノニマイザサーバは、クライアントにより発行された各HTTPデータ要求にマスタUIDタグのコピーを含めさせるクッキーをクライアントのブラウザに送信することができる。マスタUIDタグがクライアントのブラウザで設定されると、アノニマイザは、HTTPデータをインターネットへ(例えば、プロキシを通じて)転送することができ、これにより、要求されたデータがクライアントへ送信される。このように、ISPを通じてインターネットと通信する複数のクライアントの各々が、異なるUIDタグを割り当てられることによって参照(識別)されるということに着目されたい。各クライアントに割り当てられたUIDタグは無作為的に生成され、かつ固有の識別子を有することが可能である。例えば、各クライアントは、各自のIPアドレスを示していない関連するUIDが割り当てられてもよい。このように、クライアントユーザの同一性を決定する目的でUIDを用いて個々のクライアントを特定することはできないため、ネットワーク活動の取得中にクライアントの個人情報を保守することが可能となる。
UIDタグがHTTPデータ内に存在する場合には、HTTPデータをインターネットに向けて転送することが可能である。また、スイッチング装置1742は、UIDタグを含むHTTPデータの読み出し専用のコピーをプロファイラサーバグループに送信することが可能である。関連するUIDタグのためにHTTPデータからの派生的な情報を特定するようにプロファイラを構成することができる。この派生的な情報の例として、HTTPデータに関連するURL、HTTPデータに含まれているキーワード、及び/又はクライアントにより開始される検索クエリが挙げられる。例えば、プロファイラサーバはHTTPデータに含まれているHTMLを解析することが可能であり、このことにより、キーワードが特定され及び/又は数えられる。一部の実施例では、プロファイラサーバはISP又は仲介者により指定されるような選択されたキーワードだけを特定する場合もある。場合によっては、プロファイラサーバは、ウェブページのフォームフィールドから受信されるデータ、電子メールアドレス、及び/又は予め決められた桁数を超える数(例えば、四以上の桁数の数を無視する)を明確に無視することができる。さらに、プロファイラサーバは、クライアントのブラウザにより要求されたウェブページ内の最も一般的ない重要なキーワードのリストをコンパイルすることができる。さらに、プロファイラサーバは、これらのキーワードのランキングを、要求されたウェブページの各々における頻度(例えば、発生回数)及び/又はウェブページ上のテキストの個々の部分におけるキーワードの密度に基づいて行うことができる。
プロファイラサーバは、関連するUIDを備えたHTTPデータから得られる派生的な情報を含む要約情報をアノニマイザに送信することができる。この派生的な情報を、アノニマイザサーバにおける関連するUIDの各々のプロファイルデータベース内に格納することができる。アノニマイザサーバにより受信される個々の新規UIDの場合には、各々、プロファイラサーバによりUIDのネットワーク活動から得られた派生的な情報に応答して、新規のプロファイルを作成し、また、周期的に個々の既存のUIDの適切な既存のプロファイルを更新することができる。HTTPデータが要求される毎に(例えば、ブラウザによりウェブページが読み込まれる毎に又は要求される毎に、プロファイラサーバは派生的な情報を含む要約情報をアノニマイザサーバに送信することができる。 アノニマイザサーバは、クライアントの匿名性を維持するために、クライアントのIPアドレスの如き非匿名の識別子を放棄することができる。
HTTPデータがISP宛の広告要求タグを有している場合、アノニマイザサーバは、クライアントに関連するUIDタグを有する広告要求を受信できるとともに、それに対応するUIDに基づいてその広告を要求するクライアントのプロファイルを調べることができる。あるいは、広告タグが、インターネットを通じてクライアントと通信するその他の位置に宛てたものである場合、スイッチング装置は、広告要求をインターネットへ転送することができる。アノニマイザサーバは、適切なUIDのためのプロファイルを備えたチャネルサーバへ広告要求を転送することができる。アノニマイザが、プロファイルからの選択された情報をチャネルサーバへ転送する前に、そのプロファイル情報を放棄できるということに着目されたい。例えば、アノニマイザサーバは、クライアントの匿名性を維持するために、クライアントのIPアドレスの如き非匿名の識別子を放棄することができる。
チャネルサーバは、チャネルサーバグループで格納されている複数のチャネルから少なくとも一つのチャネルを選択することができる。チャネルサーバは、アノニマイザサーバにより提供されたプロファイルを各チャネルに関連するトリガー条件と比較することにより、複数のチャネルから一つのチャネルを選択することができる。チャネルサーバは選択されたチャネルをアノニマイザサーバに送信することができ、アノニマイザサーバはこの選択されたチャネルに基づいてプロファイル内に格納されているセッション情報を更新することができる。チャネルによって示された広告が、ISPサーバシステム内の場所に、例えば、チャネルサーバグループに、又は、ISPサーバシステム内に格納されている場合には、広告をアノニマイザサーバを通じてクライアントへ送信可能である。あるいは、広告がISPサーバシステム外の場所に設けられている場合、適切な広告の要求をインターネットに転送することができる。
図18には、モニターを備えているISP基幹施設の第2の実施例が示されており、この実施例は、図17に示されている第1の実施例と同一の利点のうち一部又は全部に加えて、ネットワークの待ち時間をさらに減少させるさらなる利点を提供することができる。図18には、例示のクライアントネットワーク1800の概略図が示されている。ネットワーク1800は、多くの点でネットワーク1700と類似しうる。しかしながら、この実施例のネットワーク1800は、異なる方法でクライアント活動を監視することができるISP1840を備えている。
例えば、ISP1840は、ISPのクライアントとインターネットとの間のネットワークトラフィックを複製するように構成されたネットワークタップ1842の如きデータ複製装置を用いることが可能である。複製されたデータストリーム(例えば、HTTPデータ要求又はその応答)は、ネットワークタップを通じてISPサーバシステム1844のプロファイラサーバへ送信され、元のデータストリームは、クライアントとインターネットとの間で中断されることなく進行している。このように、モニタリングが元のデータを転送しないので、図17の実施例と比較して、ネットワークの待ち時間をさらに減少させることが可能である。もっと正確にいえば、プロファイラサーバは、データストリームのコピー又は複製バージョンを調べることにより、データストリームのどの部分がISPの個々のクライアントに帰属するかを特定するヒューリスティックス・ベース・アプローチと呼ばれているもの用いることができる。
ヒューリスティックス・ベース・アプローチの一例では、プロファイラサーバは、IPアドレス、ユーザ−代理人情報、及び/又は、複数のデータ要求若しくはデータ応答の各々に関連する閲覧パターンを、クライアントプロファイル内に格納されているクライアント情報と比較することができる。プロファイラサーバが新規IPアドレスを特定した場合には、新規IPアドレス及びそれに付随のユーザ−代理人情報に対して一時的な新規UIDを割り当てる又は関連付けすることができる。本明細書に記載されるようなユーザ−代理人情報は、ISPにより検出されるクライアントのブラウザ及び/又はオペレーティングシステムのタイプ及び/又はバージョンを含むことができる。
プロファイラサーバが(例えば、データ要求又はデータ応答の送信元又は送信先として)IPアドレスに帰属させうる一又は複数の連続するデータ要求又はデータ応答を受信するので、プロファイラサーバは、閲覧の挙動の比較(例えば、データ要求をデータ応答と照合させる)及びクライアント−代理人情報に基づいて、同一の又は異なるIPアドレスを用いて複数のクライアント又はクライアントユーザを区別することができる。さらに、UIDオブジェクト(例えば、クッキ)がバインディング中に設定されない場合であっても、ユーザを特定し及び/又は互い区別することが可能である。例えば、二つのデータ要求からのHTTP照会者及びクッキーを解析することにより、二つのナビゲーションを同一のユーザに属するものであると身元を判明することができる。
各クライアントのネットワーク活動に起因するデータの部分がヒューリスティックス・ベース・アプローチを用いて特定されるので、ISPサーバシステムは各クライアントに関する派生的な情報をデータストリームから得ることができる。図17の第1の実施例のプロファイラサーバにより実行される機能とは対照的に、プロファイラサーバグループ1846は、データストリームを転送することなくクライアントのプロファイルを作成するように構成されている。
一時的なUIDをクライアントに割り当てることにより、クライアントに帰属する派生的な情報をクライアントのプロファイルに格納することができる。第1の実施例内のプロファイラに提供されるUIDタグとは対照的に、一時的なUIDは、データストリームからUIDタグを直接読み込むことなく、個々のクライアントに帰属するデータに割り当てられてもよい。クライアントがネットワークのセッション全体にわたってデータを要求及び受信することを継続するので、プロファイラサーバはチャネルサーバシステムにプロファイルを送信することができる。一部の実施例では、プロファイラサーバがクライアントのIPアドレスを放棄することによりプロファイルを匿名にできるということに着目されたい。次いで、チャネルサーバシステムは、プロファイラサーバにより提供されたプロファイルを用いてチャネルデータベースから少なくとも一つのチャネルを選択することができる。図17の第1の実施例を参照して先に記載されているように、チャネルデータベースの各チャネルは、プロファイルに含まれている情報に応答して作動させる一又は複数の関連するトリガー条件を有することが可能である。
次いで、チャネルサーバは、選択されたチャネル又はコンテンツ(例えば、広告)を示す更新されたセッション情報(例えば、クッキー又は状態オブジェクト)をプロファイラサーバに戻すことができる。他の実施例では、チャネルサーバは、広告の如き実際のコンテンツを戻すことができる。このコンテンツは、プロファイラサーバのキャッシュ内に格納され、後に、このプロファイラサーバからクライアントへと提供される。次いで、プロファイラサーバは、チャネルサーバから受信される更新されたセッション情報及び/又は選択されたコンテンツに基づいて、一時的なUIDのプロファイルを更新することができる。
選択された広告の結果、チャネルサーバは、ウェブページ上の広告スロット内に示される広告を供給することができる。例えば、チャネルサーバは、広告の適切なHTMLコード又はJava(登録商標)Scriptコードを生成することができる。あるいは、広告がISPサーバシステム外に格納される場合には、チャネルサーバは、選択された広告の要請をISPの外に設けられたコンテンツプロバイダへ転送してもよく、したがって、広告は、コンテンツプロバイダからクライアントへ送信されてもよい。
図19には、モニターを備えているISP基幹施設の第3の実施例が示されている。ネットワーク1900は多くの点においてネットワーク1700及び1800に類似している。例えば、ネットワーク1900は、図18を参照して記載されたネットワークタップ1842の如きデータ複製装置を有することが可能である。このデータ複製装置は、ネットワーククライアントとインターネットとの間のネットワークトラフィックを複製するように構成されている。ネットワークタップ1942により複製されるデータはプロファイラサーバグループ1944へ送信することができる。
本実施例のプロファイラ1944は、先の実施例の場合と同様に、データストリームのうちの一部を個々のクライアントに帰属させるため、第2の実施例のヒューリスティックス・ベース・アプローチを適用することができる。また、プロファイラ1944は、第1の実施形態及び第2の実施形態に記載されているように、クライアントの各々のクライアントプロファイルを更新することができる。さらに、この実施例では、プロファイラサーバグループ1944は、新規のクライアント又はクライアントユーザがISPを通じてWAN(例えば、インターネット)へのアクセスを求めているか否かを示すRADIUS(登録商標)1910からの情報を受信することができる。例えば、RADIUS(登録商標)1910は、クライアントが新規のセッションを開始しているという情報をプロファイラサーバへ提供することができる。セッションの開始時点では、プロファイラサーバにより特定されたIPアドレス及び/又はユーザ−代理人情報に対するUIDは知られていない場合がある。したがって、UIDをクライアントにより実行される第1のドメイン遷移において結びつけることが可能である、UIDはプロファイルでクライアントのIPアドレス及び/又はユーザクライアント情報に関連付けされている。IPアドレスが再割り付けされるとき、例えばRADIUS(登録商標)からの入力を通じてプロファイラサーバにより特定されるようなクライアントにより新規のセッションが開始されるとき、同一のIPアドレスに関連するいかなるプロファイルもメモリから放棄されることとなる。
プロファイラサーバ1944は、周期的にアノニマイザサーバ1946にプロファイル情報を供給することができる。さらに、この例にHTTPプロキシを含んでいてもよい。例えば、クライアントにより閲覧される各ウェブページの場合、プロファイラサーバは、チャネル要求をアノニマイザサーバを通じてチャネルサーバへ送信することができる。この要求を行うとき、アノニマイザサーバはクライアントのIPアドレスを放棄することができる。あるいは、プロファイラサーバはIPアドレス情報をプロファイル情報から放棄できる。一時的な又は永久的なUID、クライアント及びユーザ−代理人のIPアドレスならびにプロファイラサーバ1944から受信される他のパラメータの中でも特に派生的な情報を含むプロファイル情報を、アノニマイザサーバのプロファイルデータベース1950において格納することができる。
広告又は他のコンテンツは、プロファイルデータベース1950のキャッシュ(例えば、広告キャッシュ)内に格納され、選択された条件の下でクライアントに提供される。同様に、クライアントに配信されるコンテンツ、クライアントに配信された直近のコンテンツ又は他のコンテンツ選択情報を示すチャネルのクッキーをチャネルサーバグループ1948から得ることができ、チャネルサーバグループ1948では、これらの情報をプロファイルデータベース1950で格納することが可能となっている。
図19に示されている第3の実施例は、クライアントがインターネットドメイン間を遷移するとき、クライアントに対してインタースティシャル広告が提示されるという点において、図18に示されている第2の実施例に対して少なくともいくつかの利点を備えている。例えば、選択された条件の下で、データストリームのうちの一部をアノニマイザサーバグループ1946へ転送するように、ルータ又はスイッチング装置1962を構成することができる。一つの実施例では、第1のドメインから第2のドメインへの遷移を求めるHTTPポート80のデータ要求が要求されたとき、インタースティシャル転送が提供されて、ルータ1962を通じてアノニマイザサーバグループ1946へと転送される。例えば、UIDが新規セッションの開始の後にクライアントによる第1のドメイン遷移上でバウンドされ、このことにより、クライアントプロファイルが初期生成されてプロファイラサーバを通じて派生的な情報で満たされる。なお、一部のドメイン遷移は、要求されたファイル又はURLの拡張子が前もって定められた語と照合する場合には、アノニマイザサーバに転送される代わりにインターネットに転送されてもよい。例えば、写真又はビデオであることを示す拡張子(例えば、gif、jpgなど)はアノニマイザサーバに転送されずにインターネットに転送されていてもよい。
ステップS1970で示されているように、ドメイン遷移要求に関連するUIDがIPアドレス(IP)及びユーザ−代理人情報(UA)についてNULL(例えば、利用不可能)である場合には、ステップS1972に示されているようにバインディングを実行してもよく、したがって、UIDは、プロファイルに格納されているIPアドレス(IP)及びユーザ−代理人情報(UA)に割り当てられるか又は関連づけされる。例えば、アノニマイザサーバは、ドメイン遷移要求に帰属しうるIPアドレス及び/又はユーザ−代理人情報がプロファイルに格納されているUIDを参照しているか否かを特定することができる。そうでなければ、IPアドレス及び/又はユーザ−代理人情報とのUIDの関連付けを、クライアントのプロファイルデータベース1950で格納することができる。さらに、アノニマイザサーバは、複数のクライアント110がドメイン遷移を要求したとき、複数のクライアント110の各々のために、かかるアプローチを実行することができる。一つの実施例では、ステップS1970での決定は、レイヤー4スイッチによって行なわれる。
第1の実施例及び第3の実施例のアノニマイザのためのHTTPプロキシは、OSIモデルに基づいたレイヤー4のソフトウェアスイッチ及びレイヤー7のスイッチのうちの一又は複数を有することが可能である。一つの実施例では、HTTPプロキシがOSIモデルのレイヤー7(アプリケーションレベル)で動作する場合において、データストリームがプロキシを通過するとき、HTTP接続はプロキシで終了し、このプロキシはエンドユーザ(例えば、クライアント又は他の適切な接続先)に対する新規なHTTP接続を作成できる。それとは対照的に、レイヤー4(TCPレベル)のプロキシは、HTTPレベルで終了せずにTCPレベルでのみ終了する。このことは、新規のHTTPをエンドユーザに対して作成する必要がないので、システム待ち時間をさらに短縮することができる。
ステップS1970を再び参照すると、ドメイン遷移要求に関連するUIDが、この要求に関連するクライアントに帰属するIPアドレス(IP)及び/又はユーザ−代理人情報(UA)に関してNULL(空)ではない場合には、インタースティシャル広告の如きコンテンツ(AD)がプロファイル上でキャッシュ(例えば、広告キャッシュ)内に格納されているか否かを判断することが可能である。広告又は他のコンテンツ(AD)がIPアドレスのキャッシュ内に格納されている場合には、ステップS1978で示されているようにバインディングを実行するか否かを判断することが可能である。この実施例におけるバインディングは、クライアントに帰属する将来のデータがUIDを有しているようにUIDクッキーをブラウザで設定できるようになっている予め選択されたドメインへクライアントのブラウザを転送することを含みうる。かかるバインディング・アプローチを図17の第1の実施例を参照して記載されているような方法で実行することが可能である。
ステップS1978での答えがNOである場合には、UIDのためにキャッシュ内に格納されている広告又は他のコンテンツ(AD)を放棄し、クライアントは元々要求していたウェブページを転送することが可能である。あるいは、ステップS1978での答えがYESである場合には、クライアントが元々要求していたウェブページに転送される前に、インタースティシャル広告又は他のコンテンツ(AD)をクライアントに提示してもよい。そうでなければ、ステップS1974で、広告又は他のコンテンツ(AD)がキャッシュから利用可能でない場合、クライアントより発行されデータストリームから受け取られたデータ要求を代わりに転送することができる。このことにより、元々要求されたデータがクライアントに送信される。
図19には示されていないが、図17及び図18において1750で示されているように、チャネルサーバグループ1948は中央チャネルサーバとさらに通信することができる。いうまでもなく、プロファイラサーバ、RADIUS(登録商標)、アノニマイザサーバ及びチャネルサーバグループを含む本明細書に記載の様々な構成要素のうちの一部又は全部をISPレベルに設けることができる。一つの実施例では、RADIUS(登録商標)、プロファイラサーバ、アノニマイザサーバ及び/又はチャネルサーバグループが、一又は複数のサーバから構成されてもよいし、又は、共通のISPサーバ又は複数の独立したISPサーバにより提供されてもよい。
いうまでもなく、本明細書に記載の実施形態は本来的に例示のみを意図したものであって、これら特定の実施形態に限定することを意図したものではなく、複数の変形が可能である。本願の発明は、本明細書に記載された様々な構成、方法、特徴、機能及び/又は特性の新規性な又は進歩性のある全ての組合せ及びサブの組合せを含んでいる。新規性及び進歩性があると考えられる組合せ及びサブの組合せを特に指摘する請求項が示されている。このような請求項には「一つの」要素若しくは「第1の」要素などが記載されている。このような請求項は、このような要素を一又は複数含むとともに、二以上含むことを要求もしなければ排除もしないことを意味すると解釈されるべきである。本明細書に開示の特徴、機能、要素及び/又は特性の他の組合せ及びサブの組合せは、本出願又は関連出願における現在の請求項の補正又は新規な請求項の提示により主張できるものとする。このような請求項も、元の請求項に比べて技術範囲がより広い、より狭い、同等又は異なっている場合であっても、本出願の発明に含まれるものと見なされる。
110 クライアント
120 ISP基幹施設
124 プロファイラ/モニター
126 アノニマイザ
128 チャネルサーバ
130 インターネット
131 インターネットウェブサイトサーバ
160 チャネルサーバ
301 キーワード
302 URL
310、312、314、316 設定手段
400 メディア計画ツール
510 ウェブ活動
520 トリガー、プロファイル、条件
530 照合されたチャネル
540 キャンペーンリスト
550 最良の広告
560 代理人/広告主
570 チャネルツリー
610 コンテンツコーディネータ
620、630 ウェブページ
622、632 トリガー
660 コンテンツ
560a、560b、560c 広告主
810、812、814、816、818 チャネル
1730 インターネットウェブサイトサーバ
1740 ISP基幹施設
1744 プロファイルサーバグループ
1746 アノニマイザサーバグループ
1748 チャネルサーバグループ
1752 中央チャネルサーバ
1754 キャンペーンデータベース
1756 パフォーマンスデータベース
1758 挙動データベース
1840 ISP基幹施設
1842 ネットワークタップ
1846 プロファイルサーバグループ
1848 チャネルサーバグループ
1864 負荷バランサ
1944 プロファイルサーバグループ
1946 アノニマイザサーバグループ
1948 チャネルサーバグループ
1950 クライアントプロファイル

Claims (23)

  1. インターネットユーザがアクセス可能なチャネルマーケットを促進するためのシステムであって、
    複数のチャネルを有し、当該チャネルの各々が当該チャネルに関連する活動プロファイルによって少なくとも部分的に定義されているチャネルサーバと、
    入力クエリを受信し、当該入力クエリに応答した前記複数のチャネルのうち一又は複数を検索結果として返信するように構成されている検索インタフェースと
    所望のチャネルを実装するために前記検索結果の一部が選択及び使用されることを可能とするように構成されているチャネルツールとを備えており、
    前記複数のチャネルのうち少なくとも一つについての前記関連する活動プロファイルは、クライアントの複数の異なる独立したウェブサイトとの間の情報のやりとりに基づいて、当該クライアントによって満たされることが可能となるように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  2. 前記検索結果は、様々な利用規約に従った複数のチャネルを含んでいる、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記検索結果は、前記チャネルの使用を有料とする利用規約に従ったチャネルを含んでいる、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記料金は、前記チャネルを通じて配信される広告コンテンツの表示回数当たりのコストに基づいて算出されている、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記料金は、前記チャネルを通じて配信される広告コンテンツのクリック回数当たりのコストに基づいて算出されている、請求項3に記載のシステム。
  6. 前記料金は、前記チャネルを通じて配信される広告コンテンツに対する動作回数当たりのコストに基づいて算出されている、請求項3に記載のシステム。
  7. 前記料金は、前記チャネルの使用のために複数のユーザ間のオークションに基づいている、請求項3に記載のシステム。
  8. 前記検索結果は、前記チャネルの前記活動プロファイルが自由に閲覧可能であること及び前記チャネルを無料で利用させることを規定する利用規約に従ったチャネルを含んでいる、請求項2に記載のシステム。
  9. 前記所望のチャネルを実装する前に当該所望のチャネルのパフォーマンス評価を可能とさせるシミュレーションユーティリィティをさらに備えている、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記シミュレーションユーティリィティは、前記所望のチャネルに対して規定された利用規約に基づいて前記所望のチャネルの利用コストを評価するように構成されている、請求項9に記載のシステム。
  11. インターネットユーザがアクセス可能なチャネルマーケットを促進するためのシステムであって、
    複数のチャネルを有し、当該チャネルの各々が当該チャネルに関連する活動プロファイルにより少なくとも部分的に定義されるとともに、クライアントモニターで取り込まれるように構成されているチャネルサーバと、
    将来のチャネルユーザに対して、前記チャネルサーバ上の前記複数のチャネルの閲覧及び選択を可能とさせるユーザインタフェースとを備えており、
    前記クライアントモニターは、複数のクライアントのインターネット活動を受動的かつ動的に監視して、前記クライアントが前記複数のチャネルの前記活動プロファイルを満たすか否かを決定するとともに、所定の活動プロファイルと所定のクライアントとについて、複数の異なる無関係のウェブサイト全体にわたって前記クライアントのインターネット活動を監視し、前記クライアントが前記活動プロファイルを満たすか否かを決定するように構成されており、
    前記ユーザインタフェースは、
    前記チャネルサーバ上の前記複数のチャネルから選択される、複数の表示されたチャネルの各々の特性及び利用規約を表示するように構成されているチャネルディスプレイと、
    ユーザに対して、前記表示されたチャネルのうち一又は複数を選択させて所望のチャネルを実装可能とさせるように構成されているセレクタとを備えている、システム。
  12. 前記表示されたチャネルのうち少なくとも一つに対する利用規約は、前記チャネルを実装するための料金を規定している、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記料金は、前記チャネルを通じて配信される広告コンテンツの表示回数当たりのコストに基づいて算出されている、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記料金は、前記チャネルを通じて配信される広告コンテンツのクリック回数当たりのコストに基づいて算出されている、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記料金は、前記チャネルを通じて配信される広告コンテンツに対する動作回数当たりのコストに基づいて算出されている、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記料金は、前記チャネルを実装するための権利のため少なくとも二名のユーザ間のオークションに基づいている、請求項12に記載のシステム。
  17. 前記表示されたチャネルのうち少なくとも一つの利用規約は、複数の異なる料金を規定しており、
    当該複数の異なる料金の各々は、前記チャネルの異なる利用に関連付けられている、請求項11に記載のシステム。
  18. 前記複数の異なる料金のうち第1の料金は、前記チャネルの第1の利用に関連付けされており、
    前記複数の異なる料金のうち第2の料金は、前記チャネルの第2の利用に関連付けされており、
    前記チャネルの第1の利用は、前記ユーザに対して、前記第1の料金が支払われると、前記チャネルを通じて少なくとも一クライアントに向けて広告コンテンンツを配信するように前記チャネルを実装可能とさせるものであり、
    前記チャネルの第2の利用は、前記ユーザに対して、前記第2の料金が支払われると、前記チャネルを編集可能とさせるものである、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記ユーザインタフェースは、前記ユーザに対して、前記チャネルを編集させて当該編集されたチャネルに利用規約を割り当てることを可能とさせるエディタをさらに有しており、
    前記利用規約は、クライアントに向けて広告コンテンツを配信するために、他のユーザが前記編集されたチャネルを実装するための料金を含んでいる、請求項11に記載のシステム。
  20. クライアントのインターネット活動を監視するためのシステムであって、
    中央チャネルサーバからアクセス可能であるとともに、複数の格納されたチャネルを有しているチャネル格納部と、
    前記チャネルサーバと動作可能に結合されるとともに、電子チャネルマーケットを提供するフロントエンドのユーザインタフェースとして動作可能となっているチャネルインタフェースとを備えており、
    前記チャネルの各々は、クライアント装置の指定されたインターネット閲覧活動と相関するとともに当該インターネット閲覧活動によりトリガーがかかる挙動検索パラメータを指定するように構成されており、
    前記ユーザインタフェースは、参加者に対して、前記チャネル格納部に格納された前記複数のチャネルに関する情報を閲覧させ、前記チャネル格納部に格納された前記複数のチャネルのうち一又は複数を利用するための権利を取引させ、新規チャネルを作成する又は前記チャネル格納部に格納されたチャネルを修正するために挙動検索パラメータを指定させ、かつ所望のチャネルを作動させることを可能とさせるものであり、
    さらに、前記システムは、複数の分散された監視ドメインの各々に向けて、前記所望のチャネルを分配するように構成されており、
    前記複数の分散された監視ドメインは、複数のインターネットサービスプロバイダに関連付けられるとともに、複数のクライアント装置のインターネット閲覧活動を監視して、前記所望のチャネルのトリガーを特定するように構成されている、システム。
  21. 前記電子チャネルマーケットは、参加者に対して、二以上の参加者間のオークションを通じて金融取引を促進させることによって、前記複数のチャネルのうち一又は複数を利用するための権利を取引可能とさせる、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記複数のチャネルのうち一又は複数を利用するための権利は、前記所望のチャネルを作動させるための権利を含んでいる、請求項20に記載のシステム。
  23. 前記複数のチャネルのうち一又は複数を利用するための権利は、前記複数のチャネルのうち一又は複数を修正するための権利を含んでなる、請求項20のシステム。
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