JP2010512841A - 截骨術ガイド及びこのガイドを使用した脛骨内側遠位部の切断方法 - Google Patents

截骨術ガイド及びこのガイドを使用した脛骨内側遠位部の切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば踝の交換を容易にするために脛骨内側遠位部(50)等の骨を切断するための截骨術ガイド(2, 102, 302)を提供する。
【解決手段】截骨術ガイド(2, 102, 302)は、多くの固定点(6, 8;106, 108)を有する位置決め装置(4, 104, 304)と、骨(50)の第1部分(52)に第1手順を行うため、骨(50)の第1部分(52)と整合する構造の第1ガイド部材(10, 110)と、骨(50)の第2部分(54)に第2手順を行うため、骨(50)の第2部分(24)と整合する構造の第2ガイド部材(12, 112, 312)とを含む。固定点(6, 8;106, 108)は、骨(50)と係合し、第1手順中、第1ガイド部材(10, 110)を骨(50)の第1部分(52)に関して整合した状態を維持し、第2手順中、第2ガイド部材(12, 112, 312)を骨(50)の第2部分(54)に関して整合した状態を維持する。これは、第1手順及び第2手順が実質的に再現性を以って実施されるようにするためである。
【選択図】図1

Description

本願は、2006年12月15日に出願された米国仮特許出願第60/870,223号の優先権を主張するものである。
本発明は、全体として踝関節に関し、更に詳細には、例えば脛骨内側遠位部(medial distal tibia) 等の踝関節の骨を切断するための截骨術ガイド(osteotomy guide) に関する。本発明は、更に、脛骨内側遠位部の切断方法に関する。
例えば距骨の骨折の固定、踝関節の軟骨傷害の修復、及び/又は関節の交換等であるがこれらに限定されない様々な場合に踝関節へのアクセスが必要とされる。
しかしながら、踝関節へのアクセスは、踝関節を取り囲む解剖学的構造によって実質的に制限されている。詳細には、踝関節の外側は、腓骨遠位部によって、並びに比較的強い靱帯によって覆われており、踝関節の前側及び後側は、神経、腱、及び血管によって実質的に覆われている。従って、これらの方向からの踝関節へのアクセスは困難であり、上記構造を誤って傷つけてしまう危険がある。更に、上記アプローチの一つを使用する踝関節へのアクセスと関連した一般に周知の合併症がある。例えば、創傷治癒合併症(wound healing complication)が前側アプローチと関連していることが周知である。
以上に鑑み、この他の唯一残る選択肢は、内側からの踝関節へのアクセスである。しかしながら、踝関節の内側は脛骨内側遠位部によって覆われており、かくして、所望のアクセスを提供するためには前記骨を切断する必要がある 脛骨内側遠位部を切断するための手順は、従来技術で説明されている。例えば、2006年1月20日に出願された「交換を行うための踝関節の予備形成方法」という表題の米国仮特許出願第60/761,007号、及び2006年3月13日に出願された「交換を行うための踝関節の予備形成方法」という表題の米国仮特許出願第60/781,634号を参照されたい。しかしながら、踝関節にアクセスするために脛骨内側遠位部を切断するには、従来、手順を実施する外科医の側に極めて高い技量が必要とされてきた。これは、とりわけ、切断部が、大部分、X線及び臨床経験に基づいて判断されるためである。その結果、手順でヒューマンエラーが起る大きな余地があり、手順を実施する度毎に大きく変化したり非一貫的になってしまう。
米国仮特許出願第60/870,223号 米国仮特許出願第60/761,007号 米国仮特許出願第60/781,634号
従って、方法及び関連した切断を実質的に再現性を以って一貫して行うことができる、脛骨内側遠位部を正確に切断するための改良された方法が必要とされている。
従って、脛骨内側遠位部を切断するための方法に改良の余地がある。
これらの及び他の必要は、截骨術ガイド、及び例えば脛骨内側遠位部等の骨を切断するための、截骨術ガイドと関連した方法に関する本発明の実施例によって満たされる。この方法は、例えば踝関節の交換であるがこれに限定されない。
本発明の一つの特徴として、骨を切断するための截骨術ガイドが提供される。截骨術ガイドは、多くの固定点を含む位置決めデバイスと、位置決めデバイスに連結された、骨に截骨術手順を行うため、骨の一部と整合する構造を持つガイド部材とを含む。位置決めデバイスの固定点は、截骨術手順が実質的に再現性を以って行われるようにするため、骨と係合し、截骨術手順中にガイド部材が骨の部分に関して整合した状態を維持する構造を備えている。
位置決めデバイスは、第1の細長い枢動自在の部材及び第2の細長い枢動自在の部材を含んでいてもよい。第1の細長い枢動自在の部材及び第2の細長い枢動自在の部材の各々は、第1端部と、この第1端部とは反対側に遠位に配置された第2端部と、第1端部と第2端部との間に配置された枢着点とを含んでいてもよい。多数の固定点は、第1の細長い枢動自在の部材の第1端部に又はその周囲に配置された第1固定点、及び第2の細長い枢動自在の部材の第1端部に又はその周囲に配置された第2固定点であってもよい。第1の細長い枢動自在の部材の枢着点は、第1固定点及び第2固定点が互いに向かって又は互いから遠ざかる方向に移動自在であるようにするため、第2の細長い枢動自在の部材の枢着点に枢着されていてもよい。第1ガイド部材は位置決めデバイスの第1部分に連結されていてもよく、第2ガイド部材は位置決めデバイスの第2部分に連結されていてもよい。別の態様では、位置決めデバイスは、第1アームを含む細長い部材を含んでいてもよく、この細長い部材には第2アームが連結されており、この第2アームは、細長い部材上で、第1アームに向かって又はこれから遠ざかる方向に移動できる。多くの固定点は、第1アームに配置された第1固定点及び第2アームに配置された第2固定点であってもよい。第1ガイド部材は、位置決めデバイスの第1部分に連結されていてもよく、第2ガイド部材は、位置決めデバイスの第2部分に連結されていてもよい。
本発明の別の特徴として、骨を切断するための截骨術ガイドが提供される。この截骨術ガイドは、多くの固定点を含む位置決めデバイスと、位置決めデバイスに連結された第1ガイド部材であって、骨の第1部分に第1手順を行うため、骨の第1部分と整合する構造を持つ第1ガイド部材と、位置決めデバイスに連結された第2ガイド部材であって、骨の第2部分に第2手順を行うため、骨の第2部分と整合する構造を持つ第2ガイド部材とを含む。位置決めデバイスの固定点は、第1手順及び第2手順が実質的に再現性を以って行われるようにするため、骨と係合し、第1手順中に第1ガイド部材が骨の第1部分に関して整合した状態を維持し、第2手順中に第2ガイド部材が骨の第2部分に関して整合した状態を維持する構造を備えている。
截骨術ガイドの位置決めデバイスはテナクルムであり、第1固定点はテナクルムの第1突起部であり、第2固定点はテナクルムの第2突起部である。別の態様では、位置決めデバイスはキャリパであってもよい。キャリパはアクチュエータを含んでいてもよく、アクチュエータは、第1アームを第2アームに向かって移動するため第1方向に、及び第1アームを第2アームから遠ざかる方向に移動するため第2方向に作動できる。アクチュエータは、更に、骨に関して第1アーム及び第2アームの所望の位置が得られたとき、第1アームを第2アームに関して係止する構造の係止機構を含んでいてもよい。
第1ガイド部材は、多くの導管が設けられたハウジングを含んでいてもよい。第1手順は、骨の第1部分をドリルビットでドリル穿孔する工程を含んでいてもよく、第1ガイド部材の導管は、第1手順を容易にするため、ドリルビットを受け入れる構造を備えている。第2ガイド部材は、少なくとも一つのガイドを含んでいてもよい。各ガイドは、対応する取り付け部材及び受け入れスロットを含み、対応する取り付け部材は、ガイドを截骨術ガイドに取り付け、受け入れスロットは、切断デバイスの少なくとも一部を受け入れる構造を備えている。ガイド部材のうちの少なくとも一つのガイドは、多くのガイド及びアダプタを含んでいてもよく、アダプタは截骨術ガイドから外方に延びており、多くのガイドの各々は、対応する切断工具を受け入れる構造の受け入れスロットを含む。ガイドの各々は、アダプタに取り外し自在に連結される構造を備えていてもよく、異なる切断工具を受け入れるため、多くのガイドのうちの別の一つのガイドと相互交換可能であってもよい。
本発明の別の特徴として、多くの固定点を持つ位置決めデバイスを含む截骨術ガイドを使用する工程と、少なくとも一つのガイド部材を位置決めデバイスに連結する工程と、骨を位置決めデバイスの多くの固定点と係合する工程と、少なくとも一つのガイド部材を骨の第1部分と整合する工程と、骨の第1部分に第1手順を実施する工程と、第1手順中、第1手順が実質的に再現性を以って実施されるようにするため、少なくとも一つのガイド部材が骨の第1部分に関して整合した状態を維持するように位置決めデバイスの多数の固定点の構造を定める工程とを含む方法を提供する。
この方法は、更に、少なくとも一つのガイド部材として、第1ガイド部材及び第2ガイド部材を提供する工程と、第2ガイド部材を骨の第2部分と整合する工程と、骨の第2部分に第2手順を実施する工程と、第2手順中、第2手順が実質的に再現性を以って実施されるようにするため、第2ガイド部材が骨の第2部分に関して整合した状態を維持するように位置決めデバイスの多くの固定点の構造を定める工程とを含む。
以下の好ましい実施例の説明を添付図面と関連して読むことにより、本発明を完全に理解することができる。
図1は、踝関節、及び脛骨内側遠位部にドリル穿孔及び切断を行うための本発明の一実施例による截骨術ガイドの斜視図である。 図2は、截骨術ガイドの第1ガイド部材が、脛骨内側遠位部と係合する直前の状態で示してある、踝関節及び図1の截骨術ガイドの一部の斜視図である。 図3は、第1ガイド部材が、本発明の一実施例に従って、脛骨内側遠位部と係合し、ドリルビットを受け入れた状態の踝関節及び図2の截骨術ガイドの斜視図である。 図4は、ドリル穿孔作業の後に回転させ、本発明の一実施例に従って、切断作業を行うための截骨術ガイドの第2ガイド部材を位置決めした、踝関節及び図3の截骨術ガイドの斜視図である。 図5は、第2ガイド部材が、本発明の一実施例に従って、内踝の截骨術を行うためのチゼルを受け入れた、踝関節及び図4の截骨術ガイドの斜視図である。 図6は、本発明の一実施例による截骨術チゼルの斜視図である。 図7は、山形形状切断部及び続いて行われる修復で使用するための二つの穴を含む、取り外した内踝の部分を示す、截骨術の完了後の踝関節の斜視図である。 図8A及び図8Bは、夫々、本発明の別の実施例による截骨術ガイドの平面図及び側面図である。 図9は、本発明の別の実施例による截骨術ガイドの一部及びその三日月形の第1ガイド部材の分解端面図である。 図10は、山形形状切断部及び続いて行われる修復で使用するための二つの穴を含む、内踝の取り外した部分を示す、截骨術の完了後の踝関節の斜視図である。
例示の目的で、截骨術ガイド、ドリルビット及び骨チゼルを使用して脛骨内側遠位部の穿孔及び切断を行うための関連した方法に適用した本発明の実施例を説明する。截骨術ガイドや関連した方法は、任意の周知の又は適当な機構又は工具(例えば、ビット、鋸、スペード、ブレード等であるが、これらに限定されない)を個々に又は任意の適当な組み合わせで使用して行われる截骨術又は他の切断手順又は穿孔手順にも適用できるということは明らかであろう。
例えば前方、後方、頂部、底部、上方、下方、内方、外方等の方向に関する言い回し及びその派生語は、図中に示すエレメントの方向に関するものであって、特段の記載のない限り、特許請求の範囲を限定するものではない。
本明細書中で使用されているように、「截骨術」という用語は、その従来の意味に従って、骨の切断又は他の適当な除去又は切断に関する。
本明細書中で使用されているように、「切断」という用語は、骨のスライス、チゼル削り、又は他の適当な除去又は切断に関する。
本明細書中で使用されているように、「ドリル」及び「ドリル穿孔」という用語は、骨に穴、ボア、又は小孔を形成するプロセスに関する。
本明細書中で使用されているように、「切断デバイス」という用語は、骨の「切断」に適した任意の周知の又は適当な工具又は機構に関する。
本明細書中で使用されているように、「ドリルデバイス」という用語は、骨を「ドリル穿孔」するための任意の周知の又は適当な工具(例えばドリルビットであるが、これに限定されない)に関する。
本明細書中で使用されているように、「骨」という用語は、身体で骨格の構成要素として使用するのに適した任意の周知の又は適当な人間の、動物の、又は人工の構造に関する。
本明細書中で使用されているように、「ガイド」という用語は、手順(例えば截骨術であるが、これに限定されない)を、ほぼ同様に再現できる適当な精度で及び正確な方法で行うため、二つ又はそれ以上の構成要素間に所定の所望の関係(例えば、適当な精度の整合)を形成するための任意の周知の又は適当な機構、装置、又は固定具(例えばジグであるが、これに限定されない)又はこれらの適当な組み合わせに関する。
本明細書中で使用されているように、「ファスナ」及び「ファスニング機構」という用語は、任意の周知の又は適当な、連結、固定、又は締結を行うための材料、構造、又はデバイスに関し、特に一つの構成要素を別の構成要素に固定するための適当な突出部並びに受け部(例えば、凹所、スロット、ソケット、溝を含むがこれらに限定されない)、及びピン、リベット、ねじ、ボルト等のデバイス、及びボルト、ナット(例えば、ロックナットであるがこれに限定されない)及び/又はワッシャの任意の適当な組み合わせを含むがこれらに限定されない。
本明細書中で使用されているように、二つ又はそれ以上の部分が互いに「連結」されたというということは、これらの部分が互いに直接的に接合されているか或いは、一つ又はそれ以上の中間部分を介して連結されているかのいずれかを意味する。
本明細書中で使用されているように、「数」という用語は、1又はそれ以上の(即ち複数の)整数に関する。
図1乃至図5は、脛骨内側遠位部50等の骨を再現性を以って切断するための截骨術ガイド2を示し、本発明の実施例によるこのような截骨術ガイド2を使用して截骨術手順を行うための順次工程を示す。
詳細には、図1に最も良く示すように、截骨術ガイド2は、多数の固定点6、8を持つ位置決めデバイス4を含む。少なくとも一つのガイド部材10、12が位置決めデバイス4に固定点6、8の手前に連結されている。以下に更に詳細に説明するように、各ガイド部材10、12は、骨50に対して截骨術手順を実施するため、骨50の対応する部分と整合するような構造を備えている。例えば図示の第1固定点6及び第2固定点8等の固定点は、踝関節内側部が図1に示すように露呈された場合に、距骨62が内踝64と出会う踝関節60の脛骨内側遠位部50の前内側隅部56及び後内側隅部58の夫々と係合する(図3、図4、及び図5参照)構造を備えている。
更に詳細には、図1乃至図5の例の截骨術ガイド2の位置決めデバイス4は、例えば支持鉤即ちテナクルム(tenaculum) 4等であるがこれに限定されない全体に鋏状の器具を構成する。第1ガイド部材10は、テナクルム4の第1部分に連結されており、第2ガイド部材12は、テナクルム4の第2部分に連結されている。第1ガイド部材10は、全体として、一対の導管32、34が設けられたハウジング30を含む。これらの導管32、34は互いに関して全体に平行であり、図3に示すようにドリルビット200を受け入れる、又は任意の他の適当なドリル穿孔デバイスを受け入れる構造を備えている。第1ガイド部材10の例は、テナクルム4の下側(図1乃至図5の夫々に示す)に、その枢着点26、28の近くに、細長いシャフト36(図2乃至図5参照)によって連結されている。しかしながら、第1ガイド部材10は、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の所望の数の導管(例えば32、34)を含む任意の周知の又は適当な形状を備えていてもよく、添付図面に示し且つ本明細書中に説明する細長いシャフト36以外の任意の周知の又は適当なファスニング機構又は形状を使用してテナクルム4に連結されていてもよいということは理解されよう。
図1を参照し続けると、例示のテナクルム4は、第1及び第2の細長い枢動自在の部材14、16を含む。これらの部材は、第1端部18、20と、第1端部18、20とは反対側にこれらの第1端部に対して遠位に配置された第2端部22、24を各々有する。上述の枢着点26、28は、第1の細長い枢動自在の部材14の第1端部18と第2端部22との間、及び第2の細長い枢動自在の部材16の第1端部20と第2端部24との間の夫々に配置されている。第2端部22、24には、フィンガホール38、40の夫々並びに係止機構46の第1及び第2の部分42、44の夫々が設けられている。これを以下に詳細に説明する。第1及び第2の細長い枢動自在の部材14、16の第1端部18、20は、夫々、上述の第1及び第2の固定点6、8を含み、これは、図1乃至図5の例において、骨50と係合する構造の比較的先が尖ったタインを含む。第1及び第2の細長い枢動自在の部材14、16の枢着点26、28は、第1及び第2の固定点6、8を互いに向かって及び互いから遠ざかる方向に移動できるように、互いに枢動自在に連結されている。
例示の第2ガイド部材12は、第1の細長い枢動自在の部材14の第1端部18に、又はこれを中心として第1取り付け部材74によって連結された第1ガイド70と、第2の細長い枢動自在の部材16の第1端部20に、又はこれを中心として適当な第2取り付け部材76によって連結された第2ガイド72とを含む。更に詳細には、例示の第2ガイド部材12の第1及び第2のガイド70、72は、各々、例えば図5及び図6に示す骨チゼル202等であるがこれに限定されない適当な切断デバイスを受け入れる構造を持つ対応する受け入れスロット78、80を含む。図1の例の第2ガイド部材12の第1及び第2の取り付け部材74、76は、第1及び第2のワイヤ部材を含む。しかしながら、第2ガイド部材12用の取り付け部材74、76は、第1ガイド部材10を取り付けるための上述のシャフト36と同様に、第2ガイド部材12をテナクルム4又は他の適当な位置決めデバイスに取り付けるため、任意の適当な数及び形状で配置された任意の周知の適当な機構を含んでいてもよいということは理解されよう(例えば、図8A及び図8Bのキャリパ104を参照されたい)。図1の例における第2ガイド部材12は、間隔が隔てられた二つのガイド70、72を含むように図示してあるけれども、別の態様では、本発明の範囲から逸脱することなく、例えば単一のガイド(例えば、図8A及び図8Bの截骨術ガイド102の第2ガイド部材112の単一のガイド170を参照されたい)等であるがこれに限定されない任意の周知の又は適当な形状を備えていてもよいということもまた、理解されよう。更に、ガイド部材は任意の周知の又は適当な形状(例えば、図9の截骨術ガイド302の三日月形のガイド312を参照されたい)を備えていてもよく、截骨術ガイドは、骨50を再現性を以って対応する形状に切断するため、任意の所望の形状を持つ様々な適当なガイドを受け入れるためのアダプタ(例えば、図9のアダプタポスト374を参照されたい)を含む構造を備えていてもよいということは理解されよう。
開示を簡単にし、例示を容易にするため、第2ガイド部材12は図2及び図3には示してない。これに関し、開示の截骨術ガイド2(図1乃至図5参照)、102(図8A及び図8B参照)、302(図9参照)は、個々に、又は任意の適当な組み合わせで、任意の適当な数及び形状の第1ガイド(例えば、図1の第1ガイド部材10であるがこれに限定されない)及び第2ガイド(例えば、図1乃至図5の第2ガイド部材12であるがこれに限定されない)を含んでいてもよいということは理解されよう。
次に、開示の截骨術ガイド2を使用して踝関節60の脛骨内側遠位部50を再現性を以って切断するための截骨術手順の非限定的例を説明する。詳細には、図2に示す第1工程において、截骨術ガイド2の第1及び第2の固定点6、8を、踝関節60の脛骨内側遠位部50の所望の内側(例えば、前内側隅部56)及び内側(例えば、後内側隅部58)と係合させる。次いで、続いて行われる手順の工程中に截骨術ガイド2がスリップしないようにするため、図1に示す係止機構46等の任意の周知の適当な係止機構によって截骨術ガイド2を所望の位置に係止する。例示の係止機構46は、第1及び第2の部分42、44(図1参照)を含み、これらの部分は、テナクルム4が骨50と所望の通りに係合した状態で係止する(例えば、図3参照)ため、互いに重なって係止する構造を備えている。更に詳細には、第1及び第2の部分42、44の各々は複数のリブ48(図1では第1部分42だけに示してある)を含み、これらのリブが互いに重なって係合し、相互係止する(図示せず)。図3は、上文中に説明した方法で所望の位置に係止した截骨術ガイド2を示す。
次に、実施されるべき第1の手順の準備で、第1ガイド部材10が骨50の第1部分52と所望の通りに整合するまで、截骨術ガイド2を(図3の斜視図に示す位置から)下方に即ち(図3の斜視図に示す位置から)反時計廻り方向に枢動させる。固定点6、8(図3に固定点6だけを示す)は、第1手順中、外科医(図3、図4、及び図5に外科医の指を部分的に示す)が第1ガイド部材10を骨50の第1部分52に関して整合した状態を維持するのを補助する。例示の方法の第1手順は、ドリル穿孔手順を含み、全体に平行な穴210、212(図7を参照するとともに図10の穴210’、212’を参照されたい)を脛骨内側遠位部50にドリル穿孔する。これは、図7に示すように、脛骨内側遠位部の下チップで開始され、脛骨内側遠位部50の骨幹端領域54内に延びる。第1ガイド部材10は、図3に示すドリルビット200等のドリルデバイスが手順全体に亘って適正な整合で配置されるようにすることによって、このプロセスを容易にする。穴210、212(図7を参照するとともに図10の穴210’、212’を参照されたい)により、踝関節60に行われる手順の完了後、続いて行われる骨214の切断片の修復(図7を参照するとともに図10の骨214’の切断片を参照されたい)を比較的容易にできる。脛骨内側遠位部50の截骨術は、例えば2006年1月20日に等に出願された米国仮特許出願第60/761,007号及び2006年3月13日に等に出願された米国仮特許出願第60/781,634号の夫々に更に詳細に説明されている。出典を明示することにより、これらの出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。
図3の例において、第1ガイド部材10の第2導管34内に一つのドリルビット200が示してある。任意の周知の又は適当な方法(例えばハンドドリル(図示せず)であるがこれに限定されない)で、ドリルビット200又は他の周知の又は適当なドリル穿孔デバイス(図示せず)を作動させてもよいということは理解されよう。第1ドリル穿孔手順の完了後、截骨術ガイド2を、第2ガイド部材12が脛骨内側遠位部50の第2部分54に関して所望の整合位置に位置決めされる(図4参照)まで、更に下方に(図4の斜視図に示す位置から)又は反時計廻り方向に(図4の斜視図に示す位置から)枢動させる。第2ガイド部材12の第1及び第2のガイド70、72は、この状態で、例えば図5(図6もまた参照されたい)に部分的に示す骨チゼル202等であるがこれに限定されない適当な切断デバイスを受け入れる準備ができる。従って、図5に示す次の工程において、例示の方法の第2手順を実施する。詳細には、切断デバイス202を使用して骨50を切断する。このようにして、図7に示すように、骨50の第2部分54を正確に切断し、切断された骨片214を分離できる。従って、開示の第1及び第2のガイド部材10、12により、ドリル穿孔手順及び/又は切断手順を、手術を実施する外科医の技量に関わらず、截骨術手順を実質的に再現性を以って実施できる。
図6は、上述の骨チゼル202の詳細図である。しかしながら、図6の例に示すチゼル202は、本発明に従って使用する上で適当な切断デバイスの一つの非限定的例に過ぎない。詳細には、例示の骨チゼル202の第1端部204は、例えばブレード又はチゼル206等であるがこれに限定されない任意の周知の又は適当な切断デバイスを含む。骨チゼル202の第2端部207は、例えば、適当な工具(例えばハンマーであるがこれに限定されない)によって打ち込まれる(例えば打たれる又は叩かれる)べき構造を備えている。シャフト208が第1及び第2の端部204、207間を延びており、ハンドグリップ209が第2端部207のところに又はその周囲に配置されている。例示のブレード又はチゼル206は、図7に示す対応する形状の切断部を骨50に形成するため、山形形状であり、即ち大文字のVを逆にした形状を備えている。しかしながら、ブレード又はチゼル206を備えた骨チゼル202は、上述の截骨術ガイド2の第2ガイド部材12で使用するのに適した任意の周知の又は適当な変形例の形状を備えていてもよいということは理解されよう。
図7は、踝関節60を示し、詳細には、開示の截骨術ガイド2(図1乃至図5参照)を使用して、開示の方法に従って截骨術手順を実施した後の脛骨内側遠位部50を示す。詳細には、脛骨内側遠位部50の第1部分52(図7に分離状態で示す)を通して二つのほぼ平行な穴210、212を正確にドリル穿孔し、骨50の切断された骨片214を図示のように分離するため、正確な山形形状切断部213を脛骨内側遠位部50の第2部分54に形成した。このようにして、修復手順(例えば踝交換術であるがこれに限定されない)を、任意の適当な手順で踝関節60に実施できる。このような手順に続き、脛骨内側遠位部50の切断された骨片214を、例えばねじ(図示せず)又は任意の他の適当なファスナ(図示せず)を穴210、212に挿入し、切断された骨片214を脛骨内側遠位部50に再連結することによって交換してもよい。図示のように、踝関節60は、更に、多くの腱66、67、68を含む。踝交換手順の更に完全な説明は、上掲の仮特許出願に記載されている。出典を明示することにより、これらの出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。
図8A及び図8Bは、夫々、本発明による截骨術ガイド102の非限定的な変形例の平面図及び側面図を示す。詳細には、図1乃至図5に関して上文中に論じた截骨術ガイド2と同様に、截骨術ガイド102は、位置決めデバイス104と、脛骨内側遠位部50(図8Aに仮想線で簡単な形態で部分的に示す)の前側部分及び後側部分56、58(図8Aに仮想線で簡単な形態で示す)と係合する構造を持つ第1及び第2の固定点106、108と、第1及び第2のガイド部材110(図8Aに隠れ線で示す)及び112とを含む。位置決めデバイスの固定点106、108は、図8A及び図8Bの例ではキャリパ104を含み、上文中に開示した方法に従って実施されるべき第1及び第2の手順中、第1及び第2のガイド部材110、112を、骨50の第1及び第2の部分52、54(図8Aに仮想線で簡単な形態で示す)に関して整合状態に維持する構造を備えている。換言すると、截骨術手順を実施する上での截骨術ガイド102の使用は、図1乃至図5の截骨術ガイド2に関して上文中に論じたのと実質的に同様に行われる。
図1乃至図5の截骨術ガイド2に関する截骨術ガイド102の相違点には、上述のキャリパ104の使用が含まれる。詳細には、キャリパ104は細長い部材114を含み、この細長い部材は、第1アーム116と、細長い部材114に移動自在に連結された第2アーム118とを含む。アクチュエータ141を図8Aの矢印140が示す方向に時計廻り方向(図8A参照)及び反時計廻り方向(図8A参照)に移動すると、第2アーム118が第1アーム116に向かって及びこれから遠ざかる方向に、図8Aの矢印142が示す方向に移動できる。所望の位置に達したとき、例えば第1及び第2の固定点106、108が図8Aに仮想線の形態で示す所望の位置で骨50と係合したとき、例えば図示の係止ねじ143等であるがこれに限定されない適当な係止機構によって、第2アーム118を第1アーム116に関してその位置に動かないように係止する。
図8Bに最もよく示すように、例示の截骨術ガイド102の第1ガイド部材110は、キャリパ104の第1部分(例えば、下側(図8B参照)であるがこれに限定されない)に、例えば図示のシャフト136等であるがこれに限定されない任意の周知の又は適当な取り付け機構によって連結されている。第1ガイド部材110は、図1乃至図5と関連して上文中に論じた截骨術ガイド2の第1ガイド部材10と同様に、全体として、第1及び第2の導管132、134が設けられたハウジング130を含む。例示の截骨術ガイド102の第2ガイド部材112は、例えば図示の第1及び第2の取り付け部材174、176等であるがこれに限定されない任意の周知の又は適当な取り付けデバイスを使用してキャリパ104の第2部分(例えば、上側(図8B参照)であるがこれに限定されない)に連結されている。第1及び第2の取り付け部材174、176は、キャリパ104の細長い部材114に連結された第1及び第2のシャフトを含む。図1乃至図5の截骨術ガイド2に関して上文中に論じた上述の第2ガイド12とは異なり、図8A及び図8Bの例の截骨術ガイド102の第2ガイド部材112は、単一の受け入れスロット178を持つ単一のガイド170を含む。スロット178は、適当な切断デバイス(例えば図5及び図6の骨チゼル202であるが、これに限定されない)を上文中に説明した方法で受け入れる構造を備えている。しかしながら、第2ガイド部材112は、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の周知の又は適当な別態様の形状及び/又は形態を備えていてもよいということは理解されよう。例えば、第2ガイド部材112は、別の態様では、図1乃至図5に関して上文中に論じた截骨術ガイド2の第2ガイド部材12の第1及び第2のガイド70、72と同様の第1及び第2のガイド(図示せず)を備えていてもよく、この態様に限定されない。更に、図示の第1及び第2の取り付け部材174、176とは異なる、任意の周知の又は適当な別態様の取り付け形状を使用してもよいということは理解されよう。例えば、別の態様では、一つのガイド170又は複数のガイド(図示せず)がキャリパ104の第1及び第2のアーム116、118(図8A参照)に連結されていてもよく、この態様に限定されない。別の態様では、取り付け部材174、176は、細長い部材114に関して調節自在であるようにするため、キャリパ104の細長い部材114に移動自在に適当な方法で連結されていてもよく、この態様に限定されない。更に、図8A及び図8Bの例のキャリパ104は、第1及び第2のアーム116、118の夫々の第1及び第2の固定点106、108間の距離を計測するために使用できる、ダイヤル144を含むが、このようなダイヤル144は必ずしも必要とされない。
図9及び図10は、截骨術ガイド302、この截骨術ガイドを使用する截骨術手順を受けた後の踝関節60の脛骨内側遠位部50の夫々の非限定的な例示の変形例を示す。開示を簡単にする目的で、截骨術ガイド302の一部だけを図9に示す。截骨術ガイド302及びその位置決めデバイス304の残りの部分は、例えば図1乃至図5と関連して上文中に論じたテナクルム4と実質的に同じ形状等であるがこれに限定されない任意の周知の又は適当な形状を備えていてもよい。詳細には、図9の截骨術ガイド302はアダプタポスト374を提供する。このアダプタポストは、デバイス304の第1及び第2の細長い枢動部材314、316用の枢着点326、328のところで又はその周囲で位置決めデバイス304に適当に連結され、骨50(図10参照)の所望の対応する形状の切断部213’(図10参照)を正確に且つ実質的に再現性を以って形成する適当な切断デバイス(図示せず)を受け入れる任意の所望の形状を持つアダプタの形態の様々な第2ガイド部材312を受け入れるような構造を備えている。図9の例では、アダプタ312は、円弧状又は三日月形のガイド370を有する。このガイドには、対応する形状のスロットが設けられているが、任意の周知の又は適当な変形例の形状(図示せず)を持つアダプタを使用してもよいということは理解されよう。
受け部377(図9に隠れ線で示す)を含むアダプタ部材376がガイド370に連結されている。アダプタ部材は、アダプタポスト374上で摺動し、これと係合するような構造を備えている。このように、様々な異なるアダプタ(例えば312等)を截骨術ガイドで相互交換的に使用できる。図9の例では、アダプタ部材376及びその受け部377は、截骨術ガイド302の全体に正方形形状のアダプタポスト374を受け入れるため、全体に正方形形状である。このように全体に正方形形状をなしているため、截骨術ガイド302の一方の構成要素(例えばアダプタガイド312)の他方の構成要素(例えば位置決めデバイス304)に関する望ましからぬ移動(例えば回転)を阻止する。しかしながら、この目的を達成するため、任意の適当な変形例の形状及び/又はファスニング機構を使用してもよいということは理解されよう。
上述のアダプタガイド312は、個々に使用してもよいし、図1乃至図5に関して上文中に論じた第1ガイド部材10及び図8A及び図8Bに関して上文中に論じた第1ガイド部材110とほぼ同様の第1ガイド部材(図示せず)と組み合わせて使用してもよい。従って、図10に示す最終的な結果を提供するために図9の截骨術ガイド302を使用して、本明細書中上文中に開示した方法を使用できる。詳細には、穴210’、212’を正確に且つ実質的に再現性を以ってドリル穿孔でき、三日月形切断部213’を正確に且つ実質的に再現性を以って形成でき、これによって図示の距骨62’の切断した骨片214’を形成できる。図7及び図10に示す切断部213及び213’の夫々は一般的に周知であり、截骨術ガイド2(図1乃至図5参照)、102(図8A及び図8B参照)、302(図9参照)、及びこのような切断部213、213’を実質的に再現性を以って形成するための本明細書中に開示した対応する方法は、本明細書中に開示した実施例に従って新規であると考えられるということは理解されよう。
開示の截骨術ガイド2、102、302、及びこれを使用して脛骨内側遠位部50を切断する方法により、手術を行う外科医の技量のレベルに関わらず、踝関節60に様々な截骨術手順を正確に実質的に再現性を以って行うことができるということは理解されよう。
本発明の特定の実施例を詳細に説明したけれども、開示の全ての教示に照らして、こうした詳細に対する様々な変形及び変更を行うことができるということは当業者には理解されよう。従って、開示の特定の構成は単なる例示であって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその全ての等価物によって定義される。
2 截骨術ガイド
4 位置決めデバイス
6 第1固定点
8 第2固定点
10 第1ガイド部材
12 第2ガイド部材
14、16 細長い枢動自在の部材
18、20 第1端部
22、24 第2端部
26、28 枢着点
32、34 導管
36 細長いシャフト
38、40 フィンガホール
46 係止機構
50 脛骨内側遠位部
56 前内側隅部
58 後内側隅部
60 踝関節
62 距骨
64 内踝
70 第1ガイド
72 第2ガイド
74 第1ガイド部材
76 第2ガイド部材
78、80 受け入れスロット
200 ドリルビット
202 骨チゼル

Claims (22)

  1. 骨を切断するための截骨術ガイドにおいて、
    多くの固定点を含む位置決めデバイスと、
    前記位置決めデバイスに連結された、前記骨に截骨術手順を行うため、前記骨の一部と整合する構造を持つガイド部材とを含み、
    前記位置決めデバイスの前記多くの固定点は、前記截骨術手順が実質的に再現性を以って行われるようにするため、前記骨と係合し、前記截骨術手順中に前記ガイド部材が前記骨の前記部分に関して整合した状態を維持する構造を備えている、截骨術ガイド。
  2. 請求項1に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記位置決めデバイスは、第1の細長い枢動自在の部材及び第2の細長い枢動自在の部材を含み、前記第1の細長い枢動自在の部材及び前記第2の細長い枢動自在の部材の各々は、第1端部と、この第1端部とは反対側に遠位に配置された第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に配置された枢着点とを含み、前記多数の固定点は、前記第1の細長い枢動自在の部材の前記第1端部に又はその周囲に配置された第1固定点、及び前記第2の細長い枢動自在の部材の前記第1端部に又はその周囲に配置された第2固定点であり、前記第1の細長い枢動自在の部材の前記枢着点は、前記第1固定点及び前記第2固定点が互いに向かって又は互いから遠ざかる方向に移動自在であるようにするため、前記第2の細長い枢動自在の部材の前記枢着点に枢着されており、前記第1ガイド部材は前記位置決めデバイスの第1部分に連結されており、前記第2ガイド部材は前記位置決めデバイスの第2部分に連結されている、截骨術ガイド。
  3. 請求項1に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記位置決めデバイスは、第1アームを含む細長い部材を含み、この細長い部材には第2アームが連結されており、前記第2アームは、前記細長い部材上で、前記第1アームに向かって又はこれから遠ざかる方向に移動でき、前記多くの固定点は、前記第1アームに配置された第1固定点及び前記第2アームに配置された第2固定点であり、前記第1ガイド部材は、前記位置決めデバイスの第1部分に連結されており、前記第2ガイド部材は、前記位置決めデバイスの第2部分に連結されている、截骨術ガイド。
  4. 請求項1に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記骨は、踝関節の脛骨内側遠位部であり、前記踝関節は、前内側隅部及び後内側隅部を含み、前記多くの固定点は、第1固定点及び第2固定点であり、前記第1固定点は、前記前内側隅部と係合する構造を備えており、前記第2固定点は、前記後内側隅部と係合する構造を備えている、截骨術ガイド。
  5. 骨を切断するための截骨術ガイドにおいて、
    多くの固定点を含む位置決めデバイスと、
    前記位置決めデバイスに連結された第1ガイド部材であって、前記骨の第1部分に第1手順を行うため、前記骨の前記第1部分と整合する構造を持つ第1ガイド部材と、
    前記位置決めデバイスに連結された第2ガイド部材であって、前記骨の第2部分に第2手順を行うため、前記骨の前記第2部分と整合する構造を持つ第2ガイド部材とを含み、
    前記位置決めデバイスの前記多くの固定点は、前記第1手順及び前記第2手順が実質的に再現性を以って行われるようにするため、前記骨と係合し、前記第1手順中に前記第1ガイド部材が前記骨の前記第1部分に関して整合した状態を維持し、前記第2手順中に前記第2ガイド部材が前記骨の前記第2部分に関して整合した状態を維持する構造を備えている、截骨術ガイド。
  6. 請求項5に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記位置決めデバイスは、第1の細長い枢動自在の部材及び第2の細長い枢動自在の部材を含み、前記第1の細長い枢動自在の部材及び前記第2の細長い枢動自在の部材の各々は、第1端部と、この第1端部とは反対側に遠位に配置された第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に配置された枢着点とを含み、前記多数の固定点は、前記第1の細長い枢動自在の部材の前記第1端部に又はその周囲に配置された第1固定点、及び前記第2の細長い枢動自在の部材の前記第1端部に又はその周囲に配置された第2固定点であり、前記第1の細長い枢動自在の部材の前記枢着点は、前記第1固定点及び前記第2固定点が互いに向かって又は互いから遠ざかる方向に移動自在であるようにするため、前記第2の細長い枢動自在の部材の前記枢着点に枢着されており、前記第1ガイド部材は前記位置決めデバイスの第1部分に連結されており、前記第2ガイド部材は前記位置決めデバイスの第2部分に連結されている、截骨術ガイド。
  7. 請求項6に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記位置決めデバイスはテナクルムであり、前記第1固定点は前記テナクルムの第1突起部であり、前記第2固定点は前記テナクルムの第2突起部である、截骨術ガイド。
  8. 請求項7に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記テナクルムは、一対のフィンガホールと、前記テナクルムの前記第1突起部及び前記第2突起部の前記骨に関する位置を維持する構造を持つ係止機構とを含む、截骨術ガイド。
  9. 請求項5に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記位置決めデバイスは、第1アームを含む細長い部材を含み、この細長い部材には、第2アームが連結されており、前記第2アームは、前記細長い部材上で、前記第1アームに向かって又はこれから遠ざかる方向に移動でき、前記多くの固定点は、前記第1アームに配置された第1固定点及び前記第2アームに配置された第2固定点であり、前記第1ガイド部材は、前記位置決めデバイスの第1部分に連結されており、前記第2ガイド部材は、前記位置決めデバイスの第2部分に連結されている、截骨術ガイド。
  10. 請求項9に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記位置決めデバイスはキャリパであり、前記キャリパはアクチュエータを含み、前記アクチュエータは、前記第1アームを前記第2アームに向かって移動するため第1方向に、及び前記第1アームを前記第2アームから遠ざかる方向に移動するため第2方向に作動でき、前記アクチュエータは、前記骨に関して前記第1アーム及び前記第2アームの所望の位置が得られたとき、前記第1アームを前記第2アームに関して係止する構造の係止機構を含む、截骨術ガイド。
  11. 請求項5に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記第1ガイド部材は、多くの導管が設けられたハウジングを含み、前記第1手順は、前記骨の前記第1部分をドリルビットでドリル穿孔する工程を含み、前記第1ガイド部材の前記多くの導管は、前記第1手順を容易にするため、前記ドリルビットを受け入れる構造を備えている、截骨術ガイド。
  12. 請求項11に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記第1ガイド部材は、更に、細長いポストを含み、この細長いポストは、第1端部と、この第1端部とは反対側に遠位に配置された第2端部とを含み、前記細長いポストの前記第1端部は、前記位置決めデバイスに連結されており、前記第1ガイド部材の前記ハウジングは前記細長いポストの前記第2端部に連結されている、截骨術ガイド。
  13. 請求項5に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記第2ガイド部材は少なくとも一つのガイドを含み、前記少なくとも一つのガイドの各々は、対応する取り付け部材及び受け入れスロットを含み、前記対応する取り付け部材は、前記少なくとも一つのガイドの各々を前記截骨術ガイドに取り付け、前記少なくとも一つのガイドの各々の前記受け入れスロットは、切断デバイスの少なくとも一部を受け入れる構造を備えている、截骨術ガイド。
  14. 請求項13に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記ガイド部材の前記少なくとも一つのガイドは、第1取り付け部材によって前記第1の細長い枢動自在の部材に連結された第1ガイドと、第2取り付け部材によって前記第2の細長い枢動自在の部材に連結された第2ガイドとを含み、前記第1ガイドは第1受け入れスロットを含み、前記第2ガイドは第2受け入れスロットを含み、前記第1ガイド及び前記第2ガイドは、協働して、前記切断デバイスを前記第1受け入れスロット及び前記第2受け入れスロットに受け入れる、截骨術ガイド。
  15. 請求項13に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記ガイド部材の前記少なくとも一つのガイドは、多くのガイド及びアダプタを含み、前記アダプタは前記截骨術ガイドから外方に延びており、前記多くのガイドの各々は、対応する切断工具を受け入れる構造の受け入れスロットを含み、前記多くのガイドの各々は、前記アダプタに取り外し自在に連結される構造を備えており、前記多くのガイドの各々は、異なる切断工具を受け入れるため、前記多くのガイドのうちの別の一つのガイドと相互交換可能である、截骨術ガイド。
  16. 請求項5に記載の截骨術ガイドにおいて、
    前記骨は、踝関節の脛骨内側遠位部であり、前記踝関節は、前内側隅部及び後内側隅部を含み、前記多くの固定点は、第1固定点及び第2固定点であり、前記第1固定点は、前記前内側隅部と係合する構造を備えており、前記第2固定点は、前記後内側隅部と係合する構造を備えている、截骨術ガイド。
  17. 多くの固定点を持つ位置決めデバイスを含む截骨術ガイドを使用する工程と、
    少なくとも一つのガイド部材を前記位置決めデバイスに連結する工程と、
    前記骨を前記位置決めデバイスの前記多くの固定点と係合する工程と、
    前記少なくとも一つのガイド部材を前記骨の第1部分と整合する工程と、
    前記骨の前記第1部分に第1手順を実施する工程と、
    前記第1手順中、前記第1手順が実質的に再現性を以って実施されるようにするため、前記少なくとも一つのガイド部材が前記骨の前記第1部分に関して整合した状態を維持するように前記位置決めデバイスの前記多数の固定点の構造を定める工程とを含む方法。
  18. 請求項17に記載の方法において、更に、
    踝関節の脛骨内側遠位部の所定の前側特徴を前記第1固定点と係合する工程と、
    前記踝関節の前記脛骨内側遠位部の所定の後側特徴を前記第2固定点と係合する工程と、
    前記截骨術ガイドを前記脛骨内側遠位部に関して所望の位置に係止する工程とを含む、方法。
  19. 請求項17に記載の方法において、更に、
    第1ガイド部材のハウジングの第1穴を通してドリルビットを挿入する工程と、
    前記骨の前記第1部分に第1穴をドリル穿孔する工程と、
    前記ガイド部材の前記ハウジングの第2穴を通して前記ドリルビットを挿入する工程と、
    前記骨の前記第1部分に、前記第1穴と平行な第2穴をドリル穿孔する工程とを含む、方法。
  20. 請求項17に記載の方法において、更に、
    前記少なくとも一つのガイド部材として、第1ガイド部材及び第2ガイド部材を提供する工程と、
    前記第2ガイド部材を前記骨の第2部分と整合する工程と、
    前記骨の前記第2部分に第2手順を実施する工程と、
    前記第2手順中、前記第2手順が実質的に再現性を以って実施されるようにするため、前記第2ガイド部材が前記骨の前記第2部分に関して整合した状態を維持するように前記位置決めデバイスの前記多くの固定点の構造を定める工程とを含む、方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、更に、
    前記第2ガイド部材の対応する少なくとも一つの受け入れスロットを通して切断工具を挿入する工程と、
    前記骨の前記第2部分を切断する工程と、
    前記骨の前記第2部分の切断された骨片を分離する工程とを含む、方法。
  22. 請求項21に記載の方法において、更に、
    前記骨の前記切断された骨片を交換する工程と、
    踝交換を実行する工程とを含む、方法。
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