JP2010512364A - イソシアネートの製造法 - Google Patents

イソシアネートの製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010512364A
JP2010512364A JP2009540703A JP2009540703A JP2010512364A JP 2010512364 A JP2010512364 A JP 2010512364A JP 2009540703 A JP2009540703 A JP 2009540703A JP 2009540703 A JP2009540703 A JP 2009540703A JP 2010512364 A JP2010512364 A JP 2010512364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
din
mixing
diisocyanate
amine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009540703A
Other languages
English (en)
Inventor
クネッシェ カルステン
マトケ トルステン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2010512364A publication Critical patent/JP2010512364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C263/00Preparation of derivatives of isocyanic acid
    • C07C263/10Preparation of derivatives of isocyanic acid by reaction of amines with carbonyl halides, e.g. with phosgene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C265/00Derivatives of isocyanic acid
    • C07C265/12Derivatives of isocyanic acid having isocyanate groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C265/00Derivatives of isocyanic acid
    • C07C265/14Derivatives of isocyanic acid containing at least two isocyanate groups bound to the same carbon skeleton

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

本発明は、相応するアミンとホスゲンとを場合により不活性物の存在下に反応させることによりジイソシアネートを製造する方法において、前記反応を少なくとも部分的に、流体接触表面が10μm以下のDIN EN ISO 4287(1998年10月版)による平均粗さ深さRzを有する装置中で行うことを特徴とする方法に関する。

Description

本発明は、特定の装置においてイソシアネートを製造する方法に関する。
相応するアミンのホスゲン化によるイソシアネートの製造は、久しい以前から公知である。典型的に、ホスゲン化は液相と気相とに区別される。
前記方法は、反応の過程で固体が生じるという点で共通している。固体は沈積し、閉塞を招く。とりわけ、液相中でのホスゲン化の際には、反応において遊離した塩化水素と使用されたアミンとから、難溶性塩酸塩が生じる。更に、前記方法において、反応中に形成される中間生成物、例えば塩化カルバモイルは反応条件下で固体で存在し得る。
いずれのホスゲン化においても、中間生成物並びにイソシアネートと使用されるアミンとの接触によって、固体の尿素が生じ得る。イソシアネートの反応生成物、例えばジイミド及びイソシアヌレートは、しばしば反応条件下で固体である。
このような沈殿物を除去するために、GB 1165831では、例えば気相中での芳香族又は脂肪族アミンの反応に関して、撹拌装置を備えた反応器中での反応が提案されている。
前記の提案は、機械的な撹拌装置が、特に気相ホスゲン化の条件下で特に故障し易いという欠点を有する。
EP 289840 B1には、可動部を有しない反応空間中での気相ホスゲン化の実施が記載されている。閉塞を生じる粒子の分離は、ここでは乱流により回避される。
EP 928785 B1では、費用のかかるマイクロ構造ミキサの使用によって固体形成が低減されている。
本発明の課題は、アミンのホスゲン化によるイソシアネートの製造のための装置において、沈積物の形成を低減させる方法を提供することであった。
前記課題は、相応するアミンとホスゲンとを場合により不活性物の存在下に反応させることによりジイソシアネートを製造する方法において、前記反応を少なくとも部分的に、流体接触表面が10μm以下のDIN EN ISO 4287(1998年10月版)による平均粗さ深さRzを有する装置中で行うことを特徴とする方法により解決された。
本発明による低い粗さを有する表面には、場合により形成される粒子が付着しないか、又はごくわずかに付着するに過ぎないため、沈積物形成の傾向は、低減されるかもしくは存在しない。
アミンは、モノアミン、ジアミン、トリアミン又は高級アミンであってよく、ジアミンが有利である。相応して、相応するモノイソシアネート、ジイソシアネート、トリイソシアネート又は高級イソシアネート、有利にジイソシアネートが生じる。
アミン及びイソシアネートは、脂肪族、脂環式又は芳香族であってよく、有利に脂肪族又は脂環式であり、特に有利に脂肪族である。
脂環式イソシアネートは、少なくとも1の脂環式環系を含むイソシアネートである。
脂肪族イソシアネートは、直鎖又は分枝鎖に結合しているイソシアネート基のみを有するイソシアネートである。
芳香族イソシアネートは、少なくとも1の芳香環系に結合した少なくとも1のイソシアネート基を有するイソシアネートである。
(環式)脂肪族イソシアネートは、本願の範囲内で、脂環式及び/又は脂肪族イソシアネートと略記される。
芳香族ジイソシアネートの例は、好ましくは、6〜20個の炭素原子を有する芳香族ジイソシアネートであり、例えば、単量体の2,4’−又は4,4’−メチレン−ジフェニルイソシアネート(MDI)、2,4−及び/又は2,6−トルイレンジイソシアネート(TDI)、o−、m−又はp−キシレンジイソシアネート(XDI)及び1,5−又は1,8−ナフチルジイソシアネート(NDI)である。
ジイソシアネートは、好ましくは(環式)脂肪族ジイソシアネート、特に好ましくは、4〜20個の炭素原子を有する(環式)脂肪族ジイソシアネートである。
通常のジイソシアネートの例は、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,5−ペンタメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(1,6−ジイソシアナトヘキサン)、1,8−オクタメチレンジイソシアネート、1,10−デカメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジイソシアネート、1,14−テトラデカメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートの誘導体、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリメチルヘキサンジイソシアネート又はテトラ−メチルヘキサンジイソシアネート、及び3(又は4),8(又は9)−ビス(イソシアナトメチル)−トリシクロ[5.2.1.02.6]デカン異性体混合物等の脂肪族ジイソシアネート、並びに、1,4−、1,3−又は1,2−ジイソシアナトシクロヘキサン、4,4’−又は2,4’−ジ(イソシアナトシクロヘキシル)メタン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート)、1,3−又は1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、2,4−、又は2,6−ジイソシアナト−1−メチルシクロヘキサン等の脂環式ジイソシアネートである。
好ましくは、1,5−ペンタメチレンジイソシアネート、1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−(イソシアナト−メチル)シクロヘキサン、4,4’−ジ(イソシアナトシクロヘキシル)メタン及びトルイレンジイソシアナト異性体混合物である。特に好ましくは、1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、及び4,4’−ジ(イソシアナト−シクロヘキシル)メタンである。
上記アミンのうち、気相ホスゲン化において使用可能なアミンは、所定の要求を充足しなければならない:
気相ホスゲン化法のために、相応するイソシアネートへの反応に使用することができるアミン、その相応する中間生成物及び相応するイソシアネートは、選択された反応条件で気体状で存在する。反応の持続の間、反応条件下で、最高で2モル%、特に好ましくは最高で1モル%、及び非常に好ましくは最高で0.5モル%が分解されるアミンが好ましい。ここで特に適切なアミンは、2〜18個の炭素原子を有する脂肪族又は脂環式炭化水素に基づくアミン、特にジアミンである。この例は、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロヘキサン(IPDA)及び4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンである。好ましくは、1,6−ジアミノヘキサン(HDA)が用いられる。
同様に、本発明の方法のために、顕著に分解せずに気相に移行することができる芳香族アミンを用いることが可能である。好ましい芳香族アミンの例は、2,4−又は2,6−異性体としての、又はそれらの混合物としての、例えば、80:20〜65:35(モル/モル)の混合物としての、トルイレンジアミン(TDA)、ジアミノベンゼン、2,6−キシリジン、ナフチルジアミン(NDA)及び2,4’−又は4,4’−メチレン(ジフェニルアミン)(MDA)又はそれらの異性体混合物である。これらの中で、ジアミンが有利であり、2,4−及び/又は2,6−TDAが特に有利である。。
気相ホスゲン化の際、定義によれば、反応の過程で生じる化合物、すなわち出発材料(ジアミン及びホスゲン)、中間生成物(特に、中間体として形成されるモノカルバミルクロリド及びジカルバミルクロリド)、最終生成物(ジイソシアネート)並びに場合により供給される不活性化合物が、反応条件下で気相中に残留するように努めるべきである。これらの、もしくはその他の成分が、気相から、例えば反応器壁又はその他の装置部材に沈積する場合には、これらの沈積物によって、当該部材の熱伝達又は貫流は不所望な変化を受けうる。このことは特に、遊離のアミノ基と塩化水素(HCl)とから形成されて生じるアミン塩酸塩について言えることである。それというのも、生じるアミン塩酸塩は、容易に析出し、かつ再度蒸発させることが困難だからである。
本発明による方法において使用可能なホスゲンは、原則的に制限されない。
WO 01/00569に開示されているように、50ppm未満の臭素及びヨウ素含分を有するホスゲンを使用するのが有利であり得る。
不活性物は、液相ホスゲン化における溶剤として、ないし、気相ホスゲン化における不活性混加物として使用可能な化合物である。
不活性とは、反応パスあたり、使用される溶剤5モル%未満、有利に3モル%未満、特に有利に2モル%未満、極めて特に有利に1モル%未満が、反応の過程で化学変化することを意味する。
この場合、溶剤として、クロロベンゼン、o−又はp−ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、クロロトルエン、クロロキシレン、クロロエチルベンゼン、クロロナフタレン、クロロジフェニル、塩化メチレン、ペルクロロエチレン、トルエン、キシレン、ヘキサン、デカヒドロナフタレン、ジエチルイソフタレート(DEIP)及び例えばUS5,136,086、第3欄、第3行目〜第18行目に記載されている他のカルボン酸エステル、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ベンゼン及びその混合物が有利である。製造されたイソシアネート又は方法の物質流を溶剤として使用することもできる。クロロベンゼン及びジクロロベンゼンが特に有利である。
不活性媒体は、反応温度で反応空間中に気体状で存在し、かつ反応の過程で生じる化合物と反応しない媒体である。不活性媒体は一般に、反応前にアミン及び/又はホスゲンと混合されるが、しかし原料流とは別個に計量供給することもできる。例えば窒素、希ガス、例えばヘリウムもしくはアルゴン、又は芳香族化合物、例えばクロロベンゼン、クロロトルエン、o−ジクロロベンゼン、トルエン、キシレン、クロロナフタレン、デカヒドロナフタレン、二酸化炭素又は一酸化炭素を使用することができる。有利には窒素及び/又はクロロベンゼンを不活性媒体として使用する。
一般に不活性媒体は、アミンに対する、もしくはホスゲンに対する不活性媒体の気体体積の比が、0.0001超〜30、有利には0.01超〜15、特に有利には0.1超〜5となるような量で使用される。
反応条件 気相ホスゲン化
本発明による方法によれば、ホスゲンとアミンとの反応は気相中で行われる。気相中での反応とは、出発物質流及び中間生成物の、生成物への変換が、気体状の状態で相互に反応し、かつ反応の過程で反応空間を通過する間に、少なくとも95%まで、有利には少なくとも98%まで、特に有利には少なくとも99%まで、とりわけ有利には少なくとも99.5%まで、殊には少なくとも99.8%まで、及び特に少なくとも99.9%まで気相中に残留することであると理解すべきである。
出発アミンは、本発明による方法の実施前に気化し、かつ200℃〜600℃、有利には300℃〜500℃に加熱され、かつ場合により混合装置によって不活性ガス又は不活性溶剤の蒸気で希釈されて反応器に供給される。反応器とは、反応空間を含む工業用装置であると理解される。
ホスゲン化の際に使用されるホスゲンは、本発明による方法の実施前に場合により不活性ガス又は不活性溶剤の蒸気で希釈され、同様に200℃〜600℃、有利には300℃〜500℃の範囲内の温度に加熱される。
気相ホスゲン化における反応空間中でのホスゲンとアミンとの反応は、通常、0.1バール超〜20バール未満、有利には0.5バール〜15バール及び特に有利には0.7〜10バールの絶対圧力で行う。(環式)脂肪族アミンの反応の場合、絶対圧は殊に有利には0.7バール〜5バール、特に0.8〜3バール及びとりわけ1〜2バールである。しかしながら、WO 2004/026813に記載されているように、気相ホスゲン化を3〜20バールの中程度の圧力で行うこともできる。
反応条件 液相ホスゲン化
これとは対照的に、液相ホスゲン化におけるアミンとホスゲンとの反応は、一般に20℃〜250℃、有利に40℃〜230℃で行われる。圧力は通常1.0バール〜80バール絶対である。
この場合、アミンとホスゲンとの反応の大部分が液相中で行われることが重要である。それに加え、例えば主に塩化水素からなる気相が十分に存在することもできる。
液相ホスゲン化又は気相ホスゲン化としての反応進行にかかわらず、出発化合物はまず少なくとも1の混合装置中で相互に混合され、次いで少なくとも1の反応空間中で反応される。反応空間からの反応搬出物は、気相ホスゲン化においては反応が停止するまで、引き続きいわゆる"クエンチ"において溶剤との接触により冷却される。
液相ホスゲン化における反応空間からの反応搬出物、ないし、気相ホスゲン化におけるクエンチからの搬出物は、その後、大部分が蒸留により精製される。
反応操作 液相ホスゲン化
出発物質流の混合(その際、アミンは塩酸塩として使用することもできる)を、しばしば、僅かな混合時間を特徴とする好適な特定の混合装置中で行う。
かかる混合装置中での混合時間は、通常0.0001s〜2s、有利に0.0005〜1s、特に有利に0.001〜0.5s、さらに特に有利に0.005〜0.2s、殊に0.007〜0.1sである。
混合時間とは、混合過程の開始から経過し、得られる混合物の流体成分の97.5%まで混合画分を有するまでの時間であると解釈され、この混合画分は完全混合の状態が達成される場合の得られる混合物の混合画分の理論的最終値の値に対して、この混合画分の最終値の2.5%よりも大きく相違しない(混合画分の概念について例えばJ. Warnatz, U. Maas, R. W. Dibble著: Verbrennung, Springer Verlag, Berlin Heidelberg New York, 1997年、第2版、第134頁を参照)。
混合装置として、有利に混合循環路(Mischkreis)、撹拌容器、混合ポンプ又はノズル混合装置、例えば同軸混合ノズル、Y型又はT型ミキサー、又はボルテックス衝突ジェット混合装置(Vortex−Impinging−Jet−Mischkonfiguration)が使用され、有利に混合循環路、撹拌容器、混合ポンプ又はノズル混合装置が使用される。
混合装置として混合循環路又は撹拌容器を使用する場合、アミン溶液を比較的速い速度で供給するのが重要である。通常では、この速度は10〜100m/s、有利に20〜80m/sである。
有利に、混合装置として混合ノズル及び混合ポンプが使用される。特に有利には、混合装置として混合ノズルが使用される。この場合、ホスゲン出発物質流のみならずアミン出発物質流をも、比較的速い速度で混合ノズル中へ供給することが重要である。この速度は10〜100m/s、有利に20〜80m/sである。
この場合、ノズルへのアミン−及びホスゲン供給管中の圧力は、混合ノズルの出口における圧力よりも著しく高いが、しかしながら通常では110バール絶対より高くなく、有利に100バール絶対より高くなく、特に有利に10〜95バール絶対、さらに特に有利に15〜90バール絶対の圧力である。
混合装置の出口での圧力は、10〜100バール、有利に15〜80バール、特に有利に30〜70バールである。
混合装置からの搬出物の温度は、一般に25〜240℃、有利に30〜190℃、特に有利に40〜160℃である。混合装置からの搬出物は、反応空間中への導入前に、熱交換器を用いて所望の温度にもたらすことができる。
反応空間中で、反応が完全に行われ、かつ既に形成された塩化カルバモイルの大部分がイソシアネートに分解される。
反応空間は、バックミキシングが生じる、又はバックミキシングが生じない反応器並びに反応蒸留塔を含むことができる。
バックミキシングが生じない反応器は、例えば撹拌釜、2〜4の撹拌釜からなる撹拌釜カスケード、ループ型反応器又は撹拌されない容器である。
出来る限りバックミキシングが生じない反応器は、例えば管型反応器である。これは、例えば管型反応器の長さに対する直径の比により、又は内部構造物、例えば多孔板トレイ、スリットトレイ又はスタティックミキサにより達成される。有利に、このバックミキシングが生じないことは、管型反応器の直径に対する長さの比により達成される。管型反応器として、例えば、直径に対する長さの比が5より大きい、有利に6より大きい、特に有利に10より大きい全ての管が適している。
反応の間に生じる気相は、並流又は向流で液相へ移動することができる。
蒸留塔は自体公知の構造様式であり、かつ通常の内部構造物を有する。塔内部構造物として原則的に全ての通常の内部構造物、例えばトレイ、規則充填物及び/又は不規則充填物が該当する。トレイの中では、バブルキャップトレイ、シーブトレイ、バルブトレイ、トールマントレイ(Thormannboeden)及び/又はデュアルフロートレイが好ましく、不規則充填物の中では、リング、スパイラル、サドル、ラシヒリング、イントス(Intos−)リング又はポールリング、バレルサドル又はインタロクス(Intalox−)サドル、トップパック(Top−Pak)等又は網状物(Geflechten)を有する不規則充填物が好ましい。トレイを使用するのが有利であり、特にバブルキャップトレイを使用するのが有利である。
この種の塔は、通常10〜80の理論段を有する。
液相ホスゲン化における反応空間中での平均滞留時間は、通常20分〜18時間、有利に30分〜15時間、特に有利に50分〜11時間である。
反応空間中での変換率はほぼ完全である。
反応操作 気相ホスゲン化
反応のために、気相ホスゲン化の場合、出発物質並びに場合により不活性物は、通常少なくとも1の混合装置を介して相互に混合される。
混合装置は、有利にスタティック混合装置、例えばノズル混合装置、例えば同軸混合ノズル、Y型又はT型ミキサー、ジェットミキサー又は混合管であってよい。
ジェットミキサーの場合、混合管中で、小直径を有する同軸管(ノズル)により高速で、成分(有利にアミン)が他の成分(ここではホスゲン)中に導入される。
反応器は、例えば、内部構造物なしでかつ可動部なしの円筒状反応空間であってよい。
混合/反応ユニットの一実施態様は、EP 1275639 A1、特に段落[0013]〜[0021]及び実施例及び図1に記載されており、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。しかしながら、前記文献の開示とは対照的に、アミンの供給を内管により行い、ホスゲンの供給を外側流として行うのが有利である。
混合/反応ユニットの一実施態様は、EP 1275640 A1、特に段落[0010]〜[0018]及び実施例及び図1に記載されており、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。しかしながら、前記文献の開示とは対照的に、アミンの供給を内管により行い、ホスゲンの供給を外側流として行うのが有利である。
混合/反応ユニットのもう1つの実施態様は、EP 1319655 A2、特に段落[0015]〜[0018]及び実施例及び図1に記載されており、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
例えば、EP 1362847 A2、特に段落[0008]〜[0026]及び実施例及び図1に記載されているような流動均一化装置が組み込まれていることが有利であり、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
例えば、EP 1449826 A1、特に段落[0011]〜[0027]及び実施例2及び図1〜3に記載されているような、複数の並列ノズルを使用することも考えられ、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
例えば、EP 1526129 A1、特に段落[0008]〜[0026]及び実施例及び図1〜3に記載されているような、回転運動を発生させる内部構造物により混合のための乱流度を高めることも有利であり、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
混合/反応ユニットのもう1つの実施態様は、DE 10359627 A1、特に段落[0007]〜[0025]及び実施例1及び図に記載されており、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
混合ノズルのための有利な実施態様は、例えば出願番号第06123631.1号、出願日2006年11月7日付の欧州特許出願、特に第3頁、第28行目〜第15頁、第35行目に記載されているようなスリット混合ノズルであり、かつ反応空間は、第15頁、第39行目〜第23頁、第38行目及び図に記載されており、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
混合ノズルのための特に有利な実施態様は、例えば国際特許出願WO 2007/028715、特に第2頁、第23行目〜第11頁、第22行目に記載されているような環状間隙混合ノズルであり、かつ反応空間は、第11頁、第26行目〜第21頁、第15行目及び図2に記載されており、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
クエンチは、例えばEP 1403248 A1、特に段落[0006]〜[0019]及び実施例及び図1〜2に記載されているように実施することができ、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
クエンチは、例えば出願番号第06123629.5号、出願日2006年11月7日付の欧州特許出願、特に第3頁、第30行目〜第11頁、第37行目及び実施例1及び図に記載されているように実施することができ、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
クエンチは、例えば出願番号第06123621.2号、出願日2006年11月7日付の欧州特許出願、特に第3頁、第26行目〜第16頁、第36行目及び実施例1及び図に記載されているように実施することができ、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
クエンチは、有利に、例えばWO 2005/123665、特に第3頁、第10行目〜第8頁、第2行目及び実施例に記載されているように実施することができ、これらの記載を引用することにより、この開示の範囲に取り入れる。
本発明によれば、反応が行われる装置の流体接触表面が、10μm以下、有利に8μm以下、特に有利に6μm以下、極めて特に有利に4μm以下、特に2μm以下、特に1μm以下のDIN EN ISO 4287(1998年10月版)による平均粗さ深さRzを有することが重要である。
この種の本発明による低度の粗さの表面上では、より強度の粗さの表面上よりもわずかな沈積傾向が認められる。
特に、出発物質であるホスゲン及びアミンの双方と接触する表面、及び/又は反応の中間生成物、例えば相応する塩化カルバモイルと接触する表面、有利にホスゲンとアミンの両出発物質と接触する表面が、本発明により低度の粗さを有することが望ましい。
更に、1種の出発物質のみ、即ちアミン又はホスゲンのいずれかと接触する、例えば供給導管中の表面を、本発明によりわずかな粗さに仕上げることが望ましい。
更に、本質的に純粋な生成物、即ちイソシアネートと接触する表面が、本発明によりわずかな粗さに仕上げられていることが望ましい。
有利な実施態様において、少なくとも混合ユニットの流体接触表面が本発明によりわずかな粗さに仕上げられている。
特に有利な実施態様において、少なくとも反応空間の流体接触表面が本発明によりわずかな粗さに仕上げられている。
更に、付加的にクエンチを本発明によりわずかな粗さに仕上げることが有利である。
「流体」との定義には、この場合、液相のみならず気相も含まれる。
区別する目的のために、混合空間は、出発材料の混合の99%が実施される反応空間の領域であり得る。本発明の好ましい実施態様においては、混合空間における変換、すなわち導入されたアミンの消費は15%未満である。ここで、混合の程度は、混合した後の平均的な最終混合画分と混合前の初期混合画分との相違に対する、局所的に平均化された混合画分と混合前の初期混合画分との相違の比である。混合画分の概念については、例えば、J.Warnatz,U.Maas,R.W.Dibble:Verbrennung,Springer Verlag,Berlin Heidelberg New York,1997, 第2版, p.134を参照されたい。
反応空間は、変換率、即ち使用されるアミンの消費が、少なくとも98%、有利に少なくとも99%、特に有利に99.5%、極めて特に有利に99.7%、特に99.9%、特に99.99%である体積である。
所定の平均粗さ深さRzの他に、他のパラメータ、例えばDIN EN ISO 4287(1998年10月版)による算術平均粗さRaを、通常1.5μm以下、有利に1.0μm以下、特に有利に0.8μm以下に遵守することが有利である。
Rz並びに場合によりRaに関する値は、有利に電気的触針式測定器を用いて測定される。これは有利にDIN EN ISO 4288により行われる。
そのために、高感度のダイヤモンド触針を有する電気的触針式測定器が、規格化された触針区間に沿ってプロフィールを触針する。この場合、自動的に基準線、いわゆる中央線が平均される。基本的に、前記測定器を用いて、未完成品の表面の近似像が二次元で把握される。高感度触針は、粗さ測定の間に表面輪郭を通過する。
更なる測定法は原則的に公知であり、かつ専門書(例えばDubbel "Taschenbuch fuer den Maschinenbau" , Springer−Verlag)から引用することができる。
反応混合物との接触のための好適な材料は、例えば金属、例えば鋼、特に合金鋼、タンタル、ニッケル、ニッケル合金、銀又は銅、ガラス、セラミック、ほうろう又はこれらからの均質又は不均質な混合物及び成分である。有利に、鋼製装置、特に有利に鋼製反応器が使用される。
この場合、装置の、反応混合物にさらされている少なくとも部分的に熱負荷された箇所が、耐腐食性の原料から作製されていることが有利である。これには、特にステンレス鋼及びニッケル鍛錬用合金が該当する。
1995年8月版のDIN−EN 10088−1には、ステンレス鋼は、クロム少なくとも10.5%及び炭素最高で1.2%を含有すると定義されている。その場合有利に、本発明によれば、少なくとも部分的にオーステナイト鋼及び/又はオーステナイト−フェライト鋼から作製されている装置が使用される。
オーステナイト鋼は、20℃でオーステナイト格子型(γ相)を有する鋼である。有利に、該鋼は、Cr含分16〜28%及びNi含分3.5〜32%を有し、かつ場合によりS(0.35%まで)、P(0.045%まで)、Mo(7%まで)、Si(4.5%まで)、Cu(4%まで)、N(0.25%まで)及び/又はMn(10.5%まで)並びに場合によりTi(0.7%まで)及び/又はNb(1%まで)の含分を有する。炭素含分は、通常0.15%以下である。これらのうち、高合金オーステナイト18/8クロム−ニッケル鋼が特に有利である。
オーステナイト−フェライト鋼は、フェライト含分約60%を有するフェライト及びオーステナイトからの二相構造を有する。Cr含分は大抵19〜28%であり、Ni含分は3.5〜8%であり、Mo含分は4.5%までであり、かつ場合によりMn含分(2%まで)、Cu含分(2.5%まで)、N含分(0.35%まで)、W含分(1%まで)、S含分(0.015%まで)、Si含分(1%まで)及び/又はP含分(0.035%まで)である。炭素含分は、通常0.05%以下である。
極めて特に有利な原料は、DIN−EN 10088−1に記載されているオーステナイト及びオーステナイト−フェライト原料であり、原料1.4539(Falk−Stahl)、1.4541、1.4571及び1.4462並びに更にHastelloy A及びC及びジルコニウムが特に有利である。DIN−EN 10088による上記の原料は、近似的に、AISI(American Iron and Steel institute)、UNS(Unified Numbering System)、SS(Swedish Standard)、AFNOR(Association Francaise de Normalisation)、BS(British Standard)及びJIS(Japanese Industrial Standards)による以下の原料に相応する:
1.4462(X 2 CrNiMoN 22 5 3):UNS:S 31803、SS:2377、AFNOR:Z 5 CNDU 21.08、JIS:SUS 329 J3L
1.4539 (X 1 NiCrMoCuN 25 20 5):UNS:N 08904、SS:2562、AFNOR:Z 1 NCDU 25.20 1.4541(X 6 CrNiTi 18 10):AISI:321、UNS:S 32100、SS:2337、AFNOR:Z 6 CNT 18.10、BS:321 S 31、JIS: SUS 321
1.4571 (X 6 CrNiMoTi 17 12 2):AISI:316 Ti、UNS:S 31635、SS:2350、AFNOR:Z 6 CNDT 17.12、BS:320 S 31、JIS:SUS 316 Ti
前記原料のうち、高められたクロム−、銅−、モリブデン−及び/又はニッケル含分を有する原料が有利である。
上記の特殊鋼の他に、同様にニッケル及びニッケル鍛錬用合金(DIN 17744:2002−09による原料番号2.4xxx)を使用することができる。この場合、有利に、温度及び腐食安定な、モリブデン含分6質量%超〜25質量%及びクロム含分少なくとも6質量%〜26質量%を有する合金が用いられる。他の少量の金属の他に、前記原料は比較的高い含分のコバルト、銅、鉄、マンガン、ニオブ及び/又はタンタル並びにタングステンを含有することができる。
更に、DIN 17744:2002−09による原料番号2.4xxxを有する銅含有ニッケル鍛錬用合金が使用可能である。前記合金は、ニッケルの他にとりわけ銅を含有し、かつ、少量の他の金属の他に、前記原料は比較的高い含分の鉄を含有することができる。
以下の原料は特に有利である:2.4602(NiCr21Mo14W)、2.4606(NiCr21Mo16W)、2.4610(NiMo16Cr16Ti)、2.4619(NiCr22Mo7Cu)、2.4819(Ni−Mo16Cr15W)、2.4856(NiCr22Mo9Nb)、2.4360(NiCu30Fe)並びに2.4361(LC−NiCu30Fe)。
前記原料は、しばしばHASTELLOY(R)、INCONEL(R)、MONEL(R)等の商品名で市販されている。
本発明により低い粗さを有する装置は、通常、別個の加工プロセスを有する多工程の加工により製造される。第一の加工工程、例えば穿孔、フライス加工又は旋盤加工に他の製作工程が引き続くことができる。これは同様に、穿孔、フライス加工又は旋盤加工であってよいが、パラメータを変更して、例えば送り速度を低下させることができる(精細な面削り加工)。他の別個の加工プロセス、例えば切削、機械的及び/又は電解研磨、ホーニング加工又はラッピング加工も同様に用いることができる。それとは異なり、粗い表面を、施与法、例えば被覆、メッキ、電気メッキ等により平滑化することもできる。
本発明によるわずかな粗さを有する装置を用いて、液相ホスゲン化及び気相ホスゲン化、有利に気相ホスゲン化における沈積傾向を低減させることができる。
本発明を以下の実施例に基づき詳説する:
実施例1(比較)
液相中でのトルイレンジアミンの異性体混合物(2,4−対2,6−異性体の比80:20)からトルイレンジイソシアネートへのホスゲン化のための比較装置において、トルイレンジアミンとモノクロロベンゼンとからなる混合物を0.6mmの中心毛管に導通させる。この毛管の周囲の環状間隙中に、ホスゲンをアミンに対してモル過剰で導入する。毛管は反応釜中に開口しており、この開口は液相の反応混合物中に浸漬されている。
装置を運転した際、数時間以内に毛管開口部が固体で閉塞された。ノズルの平均粗さRa(DIN EN ISO 4288、4287、3274により内部毛管の外面上で測定)は1.97μmであった。
実施例2(本発明による)
実施例1からの毛管を平均粗さRa約0.54μmを有するガラス被覆で被覆した後、閉塞なしに4週間安定な運転を達成することができた。

Claims (9)

  1. 相応するアミンとホスゲンとを場合により不活性物の存在下に反応させることによりジイソシアネートを製造する方法において、前記反応を少なくとも部分的に、流体接触表面が10μm以下のDIN EN ISO 4287(1998年10月版)による平均粗さ深さRzを有する装置中で行うことを特徴とする方法。
  2. イソシアネートが、1,5−ペンタメチレンジイソシアネート、1,6−ジイソシアナトヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、4,4’−ジ(イソシアナトシクロヘキシル)メタン及びトルイレンジイソシアナト−異性体混合物からなる群から選択されている、請求項1記載の方法。
  3. 反応の際に出発材料流及び中間生成物が気体状で一緒に反応して生成物へと変換され、かつ反応の過程で反応空間を通過する間に少なくとも95%が気相中に残存する、請求項1又は2記載の方法。
  4. アミンとホスゲンとの反応を20〜250℃でかつ1.0バール〜80バールの絶対圧力で行う、請求項1又は2記載の方法。
  5. DIN EN ISO 4287(1998年10月版)による平均粗さ深さRzが4μm以下である、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. DIN EN ISO 4287(1998年10月版)による算術平均粗さRaが1.5μm以下である、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 表面が、鋼、合金鋼、タンタル、ニッケル、ニッケル合金、銀、銅、ガラス、セラミック、ほうろう及びこれらからの均質又は不均質な混合物及び成分からなる群から選択された原料からなる、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 少なくとも反応器が、わずかに粗い表面を有する装置である、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 液相ホスゲン化又は気相ホスゲン化における、10μm以下のDIN EN ISO 4287(1998年10月版)による平均粗さ深さRzを有する流体接触表面を有する混合装置、反応器及び/又はクエンチ装置の使用。
JP2009540703A 2006-12-11 2007-11-30 イソシアネートの製造法 Pending JP2010512364A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06125811 2006-12-11
PCT/EP2007/063070 WO2008071564A1 (de) 2006-12-11 2007-11-30 Verfahren zur herstellung von isocyanaten

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010512364A true JP2010512364A (ja) 2010-04-22

Family

ID=39148774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009540703A Pending JP2010512364A (ja) 2006-12-11 2007-11-30 イソシアネートの製造法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20100048942A1 (ja)
EP (1) EP2089357B1 (ja)
JP (1) JP2010512364A (ja)
KR (1) KR20090088384A (ja)
CN (1) CN101568519A (ja)
WO (1) WO2008071564A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197272A (ja) * 2011-03-09 2012-10-18 Mitsubishi Chemicals Corp 共役ジエンの製造方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008006775A1 (de) * 2006-07-13 2008-01-17 Basf Se Verfahren zur herstellung von isocyanaten
HUE029625T2 (en) * 2006-11-07 2017-03-28 Basf Se Process for the preparation of isocyanates
CN101796022B (zh) 2007-08-30 2016-03-02 巴斯夫欧洲公司 制备异氰酸酯的方法
WO2009027234A1 (de) * 2007-08-30 2009-03-05 Basf Se Verfahren zur herstellung von isocyanaten
EP2200976B1 (de) 2007-09-19 2011-11-23 Basf Se Verfahren zur herstellung von isocyanaten
EP2250446B1 (en) 2008-01-25 2020-02-19 Alliance for Sustainable Energy, LLC Indirect evaporative cooler
CN102317254B (zh) * 2008-07-23 2014-11-19 巴斯夫欧洲公司 制备异氰酸酯的方法
DE102008063991A1 (de) 2008-12-19 2010-06-24 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten in der Gasphase
KR20110135937A (ko) * 2009-03-06 2011-12-20 바스프 에스이 이소시아네이트를 제조하기 위한 방법 및 장치
US9140460B2 (en) 2013-03-13 2015-09-22 Alliance For Sustainable Energy, Llc Control methods and systems for indirect evaporative coolers
US9140471B2 (en) 2013-03-13 2015-09-22 Alliance For Sustainable Energy, Llc Indirect evaporative coolers with enhanced heat transfer
CN107667089B (zh) 2015-06-12 2021-02-26 科思创德国股份有限公司 在气相中制备二异氰酸酯的方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0456732U (ja) * 1990-09-25 1992-05-15
JPH0741456A (ja) * 1993-07-29 1995-02-10 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 芳香族ジカルボン酸製造用酸化反応器
JPH1087517A (ja) * 1996-09-11 1998-04-07 Mitsubishi Chem Corp α−オレフィン低重合体の製造方法
JP2003528840A (ja) * 2000-03-27 2003-09-30 バイエル アクチェンゲゼルシャフト ビスフェノールの製造方法
JP2005179361A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Bayer Materialscience Ag ジイソシアネートの製造法
WO2005115974A1 (de) * 2004-05-25 2005-12-08 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung von isocyanaten
JP2006517513A (ja) * 2002-08-20 2006-07-27 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 中圧での気相ホスゲン化

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3167395A (en) * 1958-08-26 1965-01-26 Union Carbide Corp Resonating pulse reactor
DE2703280A1 (de) * 1977-01-27 1978-08-10 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von vinylchlorid-polymerisation
DE3714439A1 (de) * 1987-04-30 1988-11-10 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von (cyclo)aliphatischen diisocyanaten
JP2924259B2 (ja) * 1991-04-11 1999-07-26 住友化学工業株式会社 ナフトール類のスルフィド化合物からなる重合器内部表面の付着防止剤及び該付着防止剤を用いたビニル系単量体の重合方法
DE19800529A1 (de) * 1998-01-09 1999-07-15 Bayer Ag Verfahren zur Phosgenierung von Aminen in der Gasphase unter Einsatz von Mikrostrukturmischern
DE10133729A1 (de) * 2001-07-11 2003-01-23 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von (cyclo)aliphatischen Diisocyanaten
DE10245704A1 (de) * 2002-09-30 2004-04-01 Bayer Ag Verfahren zum Quenchen eines gasförmigen Reaktionsgemisches bei der Gasphasenphosgenierung von Diaminen
DE10260082A1 (de) * 2002-12-19 2004-07-01 Basf Ag Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Isocyanaten
DE10307141A1 (de) * 2003-02-20 2004-09-02 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von (Poly)isocyanaten in der Gasphase
DE102005014846A1 (de) * 2005-03-30 2006-10-05 Basf Ag MDI Herstellung mittels Flüssigphasen- und Gasphasenphosgenierung
AT501722B1 (de) * 2005-07-12 2006-11-15 Miba Gleitlager Gmbh Beschichtungsverfahren

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0456732U (ja) * 1990-09-25 1992-05-15
JPH0741456A (ja) * 1993-07-29 1995-02-10 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 芳香族ジカルボン酸製造用酸化反応器
JPH1087517A (ja) * 1996-09-11 1998-04-07 Mitsubishi Chem Corp α−オレフィン低重合体の製造方法
JP2003528840A (ja) * 2000-03-27 2003-09-30 バイエル アクチェンゲゼルシャフト ビスフェノールの製造方法
JP2006517513A (ja) * 2002-08-20 2006-07-27 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 中圧での気相ホスゲン化
JP2005179361A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Bayer Materialscience Ag ジイソシアネートの製造法
WO2005115974A1 (de) * 2004-05-25 2005-12-08 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung von isocyanaten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197272A (ja) * 2011-03-09 2012-10-18 Mitsubishi Chemicals Corp 共役ジエンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20100048942A1 (en) 2010-02-25
CN101568519A (zh) 2009-10-28
EP2089357B1 (de) 2016-09-21
KR20090088384A (ko) 2009-08-19
WO2008071564A1 (de) 2008-06-19
EP2089357A1 (de) 2009-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010512364A (ja) イソシアネートの製造法
US8258337B2 (en) Method for producing isocyanates
JP4515044B2 (ja) 気相におけるイソシアネートの製造方法
JP5044553B2 (ja) イソシアナートの製造方法
US8173833B2 (en) Method for the production of isocyanates
US8957245B2 (en) Method for producing isocyanate
EP1555258B1 (de) Verfahren zur Herstellung von Diisocyanaten und/oder Triisocyanaten
CA2485396C (en) Process for preparing isocyanates in the gas phase
JP5424895B2 (ja) イソシアネートの製造法
US6706913B2 (en) Process for preparing (cyclo)aliphatic isocyanates
US20100305356A1 (en) Method for producing isocyanates

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101129

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130722