JP2010511523A - 切削装置および切削方法 - Google Patents

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Abstract

ドアの戸先縁部にほぞ穴を作業現場で切削形成することに用いられる装置である。本装置は、細長ガイド手段(60,70)と、細長ガイド手段をドア(300)または他の被加工品にクランプ締めするクランプ手段(22)と、細長ガイド手段に取付けたドリルガイド手段と、直線移動手段(20,30)とを備え、ドリルガイド手段は軸受ブロック(150)とサドル部材(80)とを備え、サドル部材(80)は自らを貫通する軸受ブロック開口を有し、軸受ブロック開口は軸受ブロックを着脱可能に受け入れるように配置され、軸受ブロック(150)は自らを貫通する孔を有し、該孔は、ドリルシャフト(200)が軸受ブロックの軸受によって直接的または間接的に支持されるとともに軸受内で回転可能となるように、ドリルシャフトをぴったりと受け入れ、軸受ブロック開口(160)および軸受ブロック(150)の少なくとも一方にテーパが付けられている。

Description

本発明は、被加工品を切削加工することに用いられる装置に関するものである。特に、本発明は、これに制限されないが、ドアの垂直の縁部にほぞ穴、ヒンジ用凹部、またはラッチプレート用凹部を切削形成する装置に関するものである。さらに、本発明は、ドアの表面に円筒錠用の円筒開口または円形ハンドルシャフト用開口のような開口を切削形成する装置に関するものである。また、本発明は、ドアの表面に郵便受け用開口を切削形成する装置に関するものである。
ドアの縁部へのほぞ穴若しくは前板用凹部の切削形成、またはドアの表面へのヒンジ用溝若しくは円筒開口の切削形成は、熟練工にとっても困難な仕事であることが知られている。この問題は、切削加工を作業現場で行う場合に、例えば、すでに取付けられているドアに錠を設置する場合に、特に深刻となる。ノミ加工または機械加工の誤りによって、ドア全体を廃棄し、取り換えることが必要となる場合もある。
特許文献1は、ドアのような被加工品に埋込み錠用開口を切削形成することに用いられる冶具を開示している。この冶具は、一対の側板12,14および冶具を被加工品にクランプ締めするためのクランプ板64を有している。側板を接続するガイドロッド16,18に、ドリルビットガイド28,30が取付けられている。ほぞ穴は、ドリルビットを案内するドリルビットガイド30の一連の開口を用いて、多数の穴を順次ドリル加工することによって、切削形成されることになる。この発明は、埋込み錠が装着される前にドリル加工された穴間に残った材料をノミによって切除しなければならない、という欠点を有している。
特許文献2は、ドリルガイド部2を備える、ほぞ穴を切削形成するためのガイドを開示している。ドリルガイド部2は、このドリルガイド部2を貫通するドリルガイド開口21を有している。開口21は、複数の互いに重なった円筒形状部20を備えている。ほぞ穴は、このガイドを用いて、一連の穴をドリル加工することによって、切削形成されることになる。このガイドは、ドリル加工されたときに弧状の尖った部分が開口の縁部の周囲に残るので、これらの部分をノミによって順次取り除かねばならない、という欠点を有している。
英国特許出願公開第2238749号明細書 国際特許出願公開第88/10177号パンフレット
本発明の第1態様によれば、ドアの戸先縁部にほぞ穴を現場で切削形成することに用いられる装置であって、
少なくとも1つの細長ガイド手段と、
細長ガイド手段がドアまたは他の被加工品の戸先縁部に対して実質的に平行となるように、細長ガイド手段をドアまたは他の被加工品にクランプ締めするクランプ手段と、
細長ガイド手段に沿って往復移動可能になるように、細長ガイド手段に取付けられたドリルガイド手段と、
ドリルガイド手段を細長ガイド手段に対して直交する方向の分解成分を含む方向に直線移動させる(translate)ように構成された直線移動手段(translating means)と
を備え、
ドリルガイド手段が軸受ブロックおよびサドル部材を備え、サドル部材が、サドル部材を貫通して形成された軸受ブロック開口を有し、軸受ブロック開口が、軸受ブロックを着脱可能に受け入れるように配置されており、軸受ブロックが、軸受ブロックを貫通する孔を有し、該孔については、ドリルシャフトが軸受ブロックの軸受によって直接的または間接的に支持さるとともに軸受内で回転可能となるように、ドリルシャフトがぴったりと受け入れるように構成されており、軸受ブロック開口および軸受ブロックの少なくとも1つに、テーパが付けられている、装置が設けられている。
本装置によれば、ドアにほぞ穴およびヒンジ溝の両方を迅速かつ効率的に切削形成することが可能である。
本装置は、迅速かつ効率的な方法によって、軸受ブロックを本装置に好都合に取付け、かつ本装置から好都合に取り外すことができるという利点を有している。軸受ブロックを取り外すために、標準的な工具または特注の工具を用いる必要がない。さらに、本装置に取付けられた軸受ブロックを別の軸受ブロックに容易に取り換えることができる。さらに重要なことは、おそらく、テーパ接続によるが、軸受ブロックとサドル部材との間の半径方向の遊びを無くすことができることである。
好ましくは、軸受ブロック開口および軸受ブロックの両方に、テ―パが付けられているとよい。軸受ブロックのテーパの角度は、約1°〜約10°の範囲内、好ましくは、約3°〜約6°の範囲内にあるとよい。
好ましくは、軸受ブロック開口内に受け入れ可能な軸受ブロックの外面と軸受ブロック開口の内面との間に、相対角度が設定され、この角度は、約0.1°〜約5°の範囲内にある。すなわち、好ましくは、軸受ブロックと軸受ブロック開口との間にテ―パの角度の差があり、軸受ブロック開口は、より大きなテーパの角度を有している。
好ましくは、相対角度は、約0.1°〜約0.5°の範囲内、さらに好ましくは、約0.2°〜約0.3°の範囲内にある。
この構成の利点は、等しい形状のテーパの場合、軸受ブロックが軸受ブロック開口内で膠着することが可能であることである。異なる形状のテーパの場合、軸受ブロックとサドル部材との接続が輪状線の周囲に生じるので、摩擦が低減し、これらの部品がより容易に分離されることになる。しかし、テーパの角度の差が極めて小さいという条件下では、2つの部品間に角度ずれが生じる可能性は、ごくわずかである。
実際、好ましくは、軸受ブロックの直径は、その長さに沿って、ほぼ同じか、または少なくとも15%以下の寸法差しか有していない。
キー溝は、サドル部材内への軸受ブロックの挿入およびサドル部材からの軸受ブロックの取外しを促す点において有利であるということが分かっている。
好ましくは、キー溝が軸方向部を備えている。さらに好ましくは、キー溝が螺旋部も備えている。
軸方向部(すなわち、軸受ブロックの長軸に対して実質的に平行に延びる部分)および螺旋部が存在することによって、軸方向部については、軸受ブロックを捩じることなく、軸受ブロック開口内への軸受ブロックの初期の挿入を案内するのに有効である一方、螺旋部については、ユーザが軸受ブロックを軸受ブロック開口に密着して嵌合させることを補助する、という利点が得られることになる。
ブロックと開口との間の相対的なテーパの効果に、軸受ブロックの「キー締めおよび捩じり(key and twist)」作用を組み合わせることによって、特に便利でかつ安定した接続が得られることになる。
これは、軸受ブロックおよび軸受ブロックによって保持された任意のドリルシャフトが誤ってドリルガイド手段から離脱することを阻止するのに役立つことになる。本装置は、ドリルガイド手段に受け入れられるドリルシャフトをさらに備えているとよく、このドリルシャフトはドリルビットを備えている。
本装置における細長ガイド手段と直交する方向の分解成分を含んだ方向は、細長ガイド手段と実質的に直交しているとよく(これが一般的には好ましい)、または細長ガイドに対して90°未満の角度で設定されていてもよい。
ドリルガイド手段を直線移動させる手段は、細長ガイド手段とドリルガイド手段との両方を一緒に直線移動させるように配置されていてもよいし、または細長ガイド手段とは無関係に、ドリルガイド手段を直進移動させるように配置されていてもよい。
本装置は、ドリルガイド手段を所定範囲の両端の間で直線移動させることによって、異なる厚みを有するほぞ穴を切削形成することができるという利点を有している。さらに、本装置は、ドアまたは被加工品の側面部に(例えば、面板またはヒンジ用)溝を切削形成することに用いられてもよいし、さらにドアフレームの一部にヒンジ溝を切削形成することに用いられてもよい。
好ましくは、細長ガイド手段に沿ったドリルガイド手段の移動範囲の両端を画成するために、第1の調整可能停止手段および第2の調整可能停止手段が、細長ガイド手段に設けられている。
ドリルガイド手段を細長ガイド手段に沿って移動させるラック・ピニオン機構、ウォームネジ機構、または同様の機構が設けられているとよい。この種の機構は、ドリルガイドを横断方向(translation)に直線移動させることに用いられてもよい。この機構については、細長ガイド手段に沿ったドリルガイド手段が滑らかに制御されて移動できるという利点を有している。
少なくとも第1の細長ガイド手段および第2の細長ガイド手段が、設けられているとよい。第1の細長ガイド手段は、前記ラック・ピニオン機構のラックを備えているとよい。前記停止手段は、第2の細長ガイド手段に取付けられているとよい。
前記ラック・ピニオン機構のピニオンは、ドリルガイド手段内に配置されているとよい。
クランプ手段は、細長ガイド手段をその延在方向と実質的に直交する方向に移動可能とするように、構成されていてもよい。加えて、クランプ手段は、細長ガイド手段に沿った往復移動可能にドリルガイド手段をさらに制御して横断方向移動(lateral movement)を可能とするように、構成されていてもよい。
代替的に、ドリルガイド手段は、ボビンを回転可能に受け入れるように構成された円筒開口を備えていてもよい。ボビンは、ドリルシャフトを受け入れるように構成された貫通孔を備えているとよい。ボビンまたは円筒開口の少なくとも1つに、テーパが形成されているとよい。
ボビンは、低摩擦材料から作製されていてもよいし、または低摩擦材料によって被覆されていてもよいし、または低摩擦材料から作製されたカラーを備えていてもよい。代替的または付加的に、ボビンがエラストマー材料から作製されていてもよい。
ドリルシャフトは、動力ドリルに接続可能に構成されているとよい。代替的に、本装置は、ドリルシャフトを回転させる内蔵モータをさらに備えていてもよい。
有利には、ドリルビットは、小さな切屑を生じさせるような構成となっている。これによって、ほぞ穴の切削形成中、回転切削手段を周期的に引き出すことなく、ほぞ穴を切削形成することができる。なぜならば、切削手段の回転中には小さい切屑がほぞ穴から容易に排出されるからである。
好ましくは、ドリルビットはシャフトを備えている。このシャフトは、その長さに沿った主軸を有し、ドリルビットは、通常運転時、この主軸を中心として回転可能に構成されている。シャフトは、先端部および後端部を有している。後端部は、ドリルのチャックに把持されるように構成されている。シャフトの先端部には、シャフトの主軸に対して半径方向に配置された複数のブレードが設けられている。ブレードは、先端縁部(leading edge)と先端面部(leading surface)とを有している。先端縁部は、切刃をもたらすように形成され、先端面部は、ドリルビットの回転方向に面するブレードの側部に配置されている。
シャフトの先端部に、スパイクが設けられているとよい。このスパイクは、主軸に沿って位置し、ドリルビットから突出している。各ブレードは、主軸から離れて配置された長手方向縁部(longitudinal edge)をさらに備えている。この長手方向縁部は、前記主軸と同軸の実質的に螺旋の形状に形成されている。ブレードは、当該長手方向縁部に沿った複数の歯を備えていてもよい。これらの歯によって、ドリルビットは、半径方向に直線移動したとき、半径方向に沿って切削可能となる。
代替的に、先端面部は、略平面状に形成されているとよく、ブレードは、切削される被加工品の表面により形成される面と先端面部により形成される面との間の角度が実質的に90°よりも大きくなるように配置されていてもよい。
好ましくは、ドリルビットが4つのブレードを備えている。
好ましくは、クランプ手段が少なくとも1つのクランプを備え、この少なくとも1つのクランプがドアの両面を把持する操作を可能としている。
クランプ手段が、さらにクランプアダプタを把持する操作を可能とするように構成されているとよく、このクランプアダプタは、ドアの戸先縁部に取付けるための手段を備えているとよい。
クランプアダプタは、ドアの両面を把持するように構成され、このクランプアダプタにクランプ締めされた状態の装置は、ドリルガイド手段をドアの表面に並べた状態で取付け可能となっている。
このような特徴によって、本装置がドアの表面に取付け可能となり、これによって、穴をドアの厚みの方向に切削形成できるという利点が得られる。
ドリルガイド手段をドアの先端縁部と平行に往復移動させることによって、円筒錠の断面に対応する楕円状の断面を有する開口を形成できる。
クランプアダプタは、少なくとも1つのフック手段を備えているとよく、このフック手段は、本装置の一部の周りに引っ掛けられ、これによって、アダプタに対するガイド手段の移動を拘束するように構成されているとよい。
本装置は、クランプブロックを備えるクランプアダプタがさらに設けられているとよく、このクランプブロックが、クランプブロックに接続されたスピンドルを有しているとよい。
好ましくは、スピンドルはネジ付きロッドから構成されている。
好ましくは、ドリルガイド手段は割出し手段(index means)を備え、この割出し手段は、細長ガイド手段と協働して細長ガイド手段に対するドリルガイド手段の位置を割り出すように構成されている。
好ましくは、クランプ手段は一対の互いに向き合った顎部を備えている。
クランプ手段は、これらの顎部を左右対称に開閉し、これによって、クランプ手段の一部を顎部間の実質的に中間にとどまらせるように、構成されていてもよい。
好ましくは、本装置には、ドリルガイド手段が顎部間の中間位置に配置可能となるように、配置された移動止め機構が設けられている。
本発明の第2態様では、
ほぞ穴を形成する方法において、
第1態様によるほぞ穴切削形成装置を設けるステップと、
該装置を用いて、被加工品に穴を切削形成するステップと
を含む方法が提供されている。
好ましくは、前記方法は、
穴を第1の深さまで切削形成するステップと、
ドリルガイド手段を細長ガイド手段に沿って移動させ、これによって、被加工品に細長スロットを切削形成するステップと
をさらに含む。
本発明の第3態様では、
ドアの表面に郵便受け用の開口を形成する方法において、
第1態様によるほぞ穴切削形成装置を設けるステップと、
郵便受けプレートに対して取付け開口をもたらすように、ドア内に孔をドリルによって形成するステップと、
取付け開口にクランプブロックを挿入し、クランプブロックをドアの表面に固定することによって、該装置をドアの表面にクランプ締めし、これによって、該装置をドアにクランプ締め可能にするステップと、
該装置を用いて、ドアの表面に郵便受け用開口を切削形成するステップと
を含む方法が提供されている。
本発明のさらなる良好な理解をもたらすために、かつ本発明をいかに実施するかを示すために、以下、単なる例示にすぎないが、添付の図面について説明する。
ドアに取付けられた本発明の第1実施形態におけるほぞ穴切削装置の斜視図である。 キャリアが横断方向スライド手段の最先端に位置している、本発明の第1実施形態のほぞ穴切削装置の斜視図である。 (a)第1実施形態による装置における軸受ブロックの側面図、(b)軸受ブロックの内部詳細を示す側面図、(c)軸受ブロックの正面図、および(d)キャリアの開口を示す図である。 (a)第1実施形態による装置におけるキャリッジの正面図、(b)キャリアの平面図、および(c)キャリアの側面図である。 第1実施形態による装置のキャリアに取付けられた軸受ブロックの斜視図である。 第1実施形態による装置の部品の斜視図である。 第1実施形態の変形例による装置のゴムホイール/バーを示す図である。 第1実施形態の変形例による装置の自己芯出しユニットを示す図である。 本発明の第2実施形態のほぞ穴切削装置の斜視図である。 ボビン、ドリルビット、およびハンドドリルがキャリアに取付けられている、本発明の第2実施形態のほぞ穴切削装置の斜視図である。 本発明の第3実施形態のほぞ穴切削装置の斜視図である。 ボビンが取付けられたほぞ穴切削装置と共に用いられるドリルビットの第1実施形態を示す図である。 ほぞ穴切削装置と共に用いられるドリルビットの第1実施形態の軸方向図である。 ほぞ穴切削装置と共に用いられるドリルビットの第1実施形態の側面図である。 ほぞ穴切削装置と共に用いられるドリルビットの第1実施形態の斜視図である。 ほぞ穴切削装置と共に用いられるドリルビットの第2実施形態の斜視図である。 クランプアダプタの斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるほぞ穴切削装置のクランプ部材間に設置されたクランプアダプタの斜視図である。 ドアの表面に取付けられた本発明の第1実施形態のほぞ穴切削装置を示す図である。 本発明の第1実施形態のさらに他のクランプアダプタを示す図である。 軸受ブロックおよび軸受ブロック開口の相対的なテーパの角度および相対的な直径の代替的な構成を示す図である。 錠プレート用凹部およびほぞ穴を示す第2実施形態による装置のさらに他の斜視図である。
本発明の第1実施形態では、装置10は、上側横断スライド20と下側横断スライド30とを備えている。各スライド20,30は、回転ハンドル25を有する一対のクランプ顎部22を備えている。ヨークまたはキャリッジ40,50が、各スライド20,30の軌道27,37内で摺動するように構成されている。キャリッジ40,50は、歯付きバーまたはラック支柱60の両端、および平行スライドバーまたは平滑支柱70の両端に、歯付きバー60およびスライドバー70をスライド20,30と直交させるように、取付けられている。クランプ22によって、本装置をドア300の戸先縁面310と並べた状態で取付けることができる。戸先縁面310は、ドアの前面320(図1)と背面330(図2)との間の面である。本装置は、歯付きバー60およびスライドバー70を戸先縁面310に対して平行とするように配置されている。
歯付きバー60およびスライドバー70は、各々、キャリアまたはサドル80の円筒通路を貫通し、これによって、キャリア80は、歯付きバー40およびスライドバー50に沿って摺動できる。キャリア80は、アルミニウム製の角材から機械加工によって作製されている。
キャリア80は、キャリア80の軸受ブロック開口160内に取付け可能な軸受ブロック150を有している。軸受ブロック150は、軸受ブロック150内を通る軸方向孔を有し、ドリルビット200が、この軸方向孔を貫通するように構成されている。第1実施形態によれば、この軸方向孔は、ブロック150の内面にあてられた一対の低摩擦ブッシュ159によって裏打ちされている。第1実施形態の変形例では、ブッシュは、軸方向孔内で接着されている。軸方向孔内に挿入されたドリルビットは、ブッシュに対して摺動可能に回転できる。
軸受ブロック150は、使用時に、ドリルビット200の回転軸がスライドバー70および横断スライド20,30と実質的に直交するように配置されている。軸受ブロックは、歯付きバー60とスライドバー70との間に位置している。
ブッシュは、焼結多孔性金属材料(例えば、「Oilite」(登録商標)軸受)のような自己潤滑材料から作製されている。いくつかの実施形態では、ブッシュは、PTFEのような低摩擦プラスチック材料、または任意の他の適切なブッシュ材料から作製されている。代替的な実施形態では、単一のブッシュが用いられてもよい。
第1実施形態のさらなる他の変形例では、軸方向孔が回転可能な軸受ユニットの外側スリーブによって裏打ちされ、この回転可能な軸受ユニットが内側スリーブを有し、内側スリーブおよび外側スリーブが、それらの間にボール軸受のような可動軸受を有するように構成されていてもよい。使用時に、内側スリーブは、ドリルビット200と係合し、ドリルビット200と共に回転することになる。外側スリーブは、軸受ブロック150に対して固定されており、軸受ブロック150に対して回転しないように構成されている。
異なる大きさのドリルビット200を受け 入れるために、異なる直径の貫通孔を有する軸受ブロックが設けられているとよい。代替的に、異なる大きさのブッシュが設けられていてもよく、この場合、これらのブッシュまたは軸受ユニットが軸受ブロック内に着脱可能であって挿入可能に構成されている。さらに他の代替例として、種々の直径のドリルビットを受け入れるために、軸方向孔に挿入可能なスリーブが設けられていてもよい。
軸受ブロック150(図3)は、第1の端部にハンドル部151を有している。このハンドル部には、ユーザがハンドル部を握って回転させることに役立つ刻みが設けられている。第1の端部と反対側の第2の端部について、ブロック150にはテーパ部153が設けられている。このテーパ部は、ハンドル部151に近い端部よりも第2の端部で細くなった、約3°の角度のテ―パを有している。
キー溝155がテーパ部153に形成されている。このキー溝は、ブロック150に沿って実質的に軸方向に延びる部分156、および螺旋部157を有している。螺旋部157は、ブロック150の半径方向に対して約5°の角度で傾斜している。
軸受ブロック開口160は、軸受ブロック150のテーパ部153のテーパに対応するテーパを有している。しかし、軸受ブロック150が開口160内に膠着するのを防ぐために、このテーパの角度は軸受ブロック150のテーパの角度よりもいくらか小さくなっている。具体的には、約0.25°のテーパの角度差が設けられている。言い換えると、軸受ブロック開口160は、3°ではなく、約2.75°の角度のテーパを有している。従って、これらの部品間には、約0.25°の開き角度が存在していることになる。
軸受ブロック150を形成するプラスチック材料の弾性によって、軸受ブロック150が装着される場合、テーパ部は、開口160内で止まり嵌めを生じるように撓むことができる。
図21には、軸受ブロックのテーパ153および軸受ブロック開口のテーパ160の4つの最善とされる配置が示されている。図21aおよび図21bでは、軸受ブロック開口のテーパの角度βは、軸受ブロックのテーパの角度αよりも大きくなっている。しかし、2つの図面において、これらの部品の直径は異なって配置されている。具体的には、図21aでは、軸受ブロックのテーパ部153の先端153Fの直径Dは、軸受ブロック開口160の最少直径よりも大きくなっている。図21bの場合は、逆となっている。その結果、前者の場合、軸受ブロックの先端縁が開口160内に押し込められ、後者の場合、開口の基端縁がブロックの側面に食い込んでいる。
図21cおよび図21dは、軸受ブロックのテーパの角度αが軸受ブロック開口160のテーパの角度βよりも大きい逆の配置を示している。Dおよびdは、ここでは軸受ブロック開口の先端縁および軸受ブロックのテーパ部153の基端縁を指している以外は、前述した通りである。
4つの配置の全てが、ほぼ対応している。しかし、図3および図4に関して上述した配置は、図21cの配置に対応している。
本発明の第1の実施形態では、軸受ブロックのテーパの相対角度および弾性は、軸受ブロックのテーパ部153と軸受ブロック開口160の内壁との間に止まり嵌めが生じるように、選択されていることを理解されたい。言い換えると、軸受ブロック150に作用する力は、軸受ブロック開口160内で突出した軸受ブロックのテーパ部の領域におけるほぼ全体を経由して、キャリア80に伝達されることになる。これは、切削加工中、少なくとも軸受ブロック150とキャリア80との間のビビリ音をほぼ無くすことに役立つことになる。
軸受ブロック開口160の側壁内に、キー162が打ち込まれるように構成されている。このキーは、キャリア80のネジ孔163(図4)内にねじ込まれる止雌ネジプラグの形態に形成されている。
使用時には、軸受ブロック150が軸受ブロック開口160内に挿入され、キー162がキー溝155(図5)内に配置されることになる。ブロック150が開口160内にさらに挿入されると、キー162がキー溝160に沿って移動することになる。キー162が螺旋部157に達したときには、ブロック150を回転させて、キーを螺旋部に沿って進めるとよい。この段階において、キー162は、キー溝155の螺旋部157の最内側壁157Aに圧力を加えることになる。これによって、軸受ブロック150のテーパ部153の外面が、容易に開口160の内面に対して遥動を生じないような係合をもたらすことになる。すなわち、開口とブロック150との間にテーパの差があるので、ブロック150にある程度の撓みが生じ、着脱可能な非揺動性の係合を生じさせることができる。
軸受ブロック150を取り外すことが必要とされる場合、ブロック150を締付けの方向と逆の方向に回転させるとよい(図示の実施形態では、反時計方向に回転させることによって、ブロック150の係合を解除することができる)。次いで、キー162をキー溝155の螺旋部157の最外側壁157Bに押し付けるとよい。このようにして、ブロック150は、開口160から容易に外に出され、好都合に引き出されることになる。
軸受ブロック150および軸受ブロック開口160の両方がテーパを有しているということは、開口160内へのブロック150の効果的な締まり嵌めを可能にする点において、重要である。キー溝の螺旋部の「カムロック(cam lock)」作用によって、所望の嵌合をもたらすのに必要な圧力が好都合に得られることになる。
もし軸受ブロック開口160がテーパを有していない場合、テーパが付けられた軸受ブロック開口の場合よりも、軸受ブロック150の揺動が悪化するという望ましくない結果が得られるということが見出されている。この場合、装置の使用時に、軸受ブロックのビビリ音が生じることになる。
キャリア80の上面の軸受ブロック150における回転軸上の位置に、ノッチ82が形成されている。ノッチ80は、キャリア80をドアの中心線と一直線に並べることに役立つものである。すなわち、ノッチ82を(例えば)ドア300上のけがき線または他のマーキング線と一直線に並べるように、キャリッジ40,50を移動させることができる。
さらに、キャリア80は、ユーザがドリルビッド200とドア300との間の接触の位置、すなわち、ドアの切削加工が行われる位置を観察するのに役立つように、形成されている。具体的に、第1実施形態では、キャリア80の本体は、面取りした凹部80Aを有している。キャリア80は、製造コストを低減させるために、鋳造技術によってキャリア80を製造するのに用いられる材料の量を低減させるように、さらに形成されているとよい。
キャリア80の片側からは、回転ハンドル65が突出している。回転ハンドル65は、キャリア内において、歯付きバー60の歯62と係合した歯付きホイール(図示せず)に接続されている。ハンドル65を回転させることによって、歯付きバー60およびスライドバー70に沿ったキャリア80の直線移動が生じることになる。
第1実施形態の変形例では、歯付きバー60の歯に対応する歯が、軸受ブロック150の少なくとも一部に設けられている。このような実施形態による装置は、軸受ブロック150の歯が歯付きバー60の歯に係合し、これによって、軸受ブロック150の回転が歯付きバー60およびスライドバー70に沿ったキャリア80の移動を生じさせるように、構成されている。
第1実施形態のさらなる他の変形例では、歯付きスライドバー60が用いられていない。その代わりに、平滑スライドバー62(図7)が用いられている。歯付きホイールに代わって、周方向に形成された凸状の窪みを有するゴムホイール64が、キャリア内に設けられている。このホイール64は、平滑スライドバー62に係合するように配置されている。いくつかの実施形態では、スライドバー62は、ゴムホイール63とスライドバー62との間の把持を促すために、粗面を有している。このホイールは、ホイールとスライドバー62との間の把持を促すどのような適切な材料から作製されていてもよいことを理解されたい。
ゴムホイールの使用は、比較的高価になる歯付きバーの在庫の必要性を無くすことできるという利点を有する。さらに、キャリア80内に対応する歯付きホイール機構を設ける必要性も無くすことできる。
いくつかの実施形態では、平滑スライドバー62上に対応するゴム帯片が設けられている。このゴム帯片は、バー62の凹んだ箇所に配置されているとよい。この帯片は、ホイール64とバー62との間の把持を促すことに役立つものである。
キャリア80には、摩擦調整機構が装着されている。この機構は、回転ハンドル85に固定して接続されたネジ84を備えている。ネジ84は、スライドバー70に当接するように、キャリア80内にねじ込まれているとよい。これによって、キャリア60とスライドバー70との間に、摩擦力が加えられることになる。本発明のいくつかの実施形態では、このような摩擦調整機構は必要とされていない。
上側ストッパ110および下側ストッパ120は、スライドバー70が貫通する、環状リング116,126を備え、かつスライドバー70のキャリア80を挟む両側の位置に配置されている。ストッパ110,120は、キャリア80が移動するのに必要なスライドバー70の長さを画成するために、スライドバー50に沿って移動可能である。ストッパ110,120は、各々、回転ハンドル114を含むネジ112を有している。回転ハンドル114は、ストッパ110,120の位置を固定するために、ネジをスライドバー70に締め付けることに用いられるものである。
キャリア80の横断方向の位置(lateral position)は、横断スライド(tranverse slide)20,30に沿った摺動によって、変更可能である。切削加工が行われる場合、キャリッジ40,50は、それぞれ、上側摩擦グリップ21および下側摩擦グリップ31を用いて、適所に止められているとよい。
ほぞ穴を切削形成するとき、キャリアは、典型的には、ドア300の両面320,330間の中間に位置決めされることになる。ヒンジ用溝を切削形成するとき、キャリアは、典型的には、凹部がドア300の後面(図示せず)の縁部に向かって形成されるように、位置決めされることになる。
第1実施形態の変形例では、自己芯出しクランプ機構170(図8)が用いられている。自己芯出しクランプ機構170は、クランプ22およびハンドル25の代わりに用いられるものである。機構170は、ネジ付きロッド172の両端に接続されたクランプノブ171を有している。ネジ付きロッド172は、ロッドの一方の半体に沿った右ネジ山およびロッドの他方の半体に沿った左ネジ山を有している。真鍮ブッシュ173が、ロッドの中間に位置し、左ネジ山部と右ネジ山部とを分離している。ブッシュ173の各側に、クランプブロック174が設けられている。ブロック174は、各々、ロッド172が貫通しているネジ孔を有している。この機構は、ノブ171が一方向に回転すると、ブロック174が互いに離れる方向に直線移動し、ノブ171が逆方向に回転すると、ブロック174が互いに向かう方向に直線移動するように構成されている。この移動は、ブッシュ173を中心として、対称的なものとなっている。
従って、ブッシュ173は、2つのクランプの中間点に常に位置する。ドア300をクランプ173間に把持した状態で、この機構がドア300に締め付けられると、ブッシュは、ドア300の両側面間の中間に位置することになる。
キャリッジ40,50の少なくとも1つの中間に、本装置のそれぞれのスライド20,30に対して確実なラッチ作用をもたらす移動止め(detent)が設けられている。本装置のそれぞれの自己芯出しクランプ機構と一体であるスライド20,30の中央点は、自己芯出しクランプ機構170を有する装置のクランプ顎部間に把持された(ドアのような)被加工品の中心に、常に位置することを理解されたい。
移動止め機構は、一方の部品のボール・バネ機構が他方の部品の対応する凹部を割り出すように、操作可能に構成されているとよい。代替的に、一方の部品にバネ付勢されたピストンのようなラッチ機構が用いられてもよく、この場合、ピストンが他方の部品の対応する凹部に係合することになる。
第1実施形態による装置は、キャリア80をスライドバー60,70に沿った所定の位置に固定可能とする割出し機構をさらに有している。
第1実施形態では、割出し機構は、キャリア80に取付けられてバネ付勢されたボール装置を有している。このボール装置が、歯付きバー60の対応する窪みに係合することになる。いくつかの実施形態では、窪みはスライドバー70に設けられている。他のいくつかの実施形態では、窪みは、歯付きバー60およびスライドバー70の両方に設けられている。割出し機構は、ここに述べる本発明の他の実施形態にも適用されることを理解されたい。
窪みは、歯付きバー60の長さに沿って互いに離間しており、これによって、キャリア80は、バー60,70に沿って移動し、後になって、同一の位置に正確に戻ることが可能となる。
この特徴は、対応する接合片または接合材の各々にダボ孔を切削形成するとき、特に有効である。割出し機構によって、それぞれの接合片のダボ孔の位置を正確に整合させることができる。
スライドバー70は、目盛りを備えている。この目盛りは、バー70に沿ったキャリア80の位置を決定し、これによって、キャリアを既知の位置間で確実に移動可能にするものである。
本発明のいくつかの実施形態では、歯付きバー60の歯が、移動止め機構に必要な窪みをもたらすようになっている。
第1実施形態のさらに他の変更例では、キャリッジ40,50の少なくとも1つが装置から取り外しされ、キャリア80に対して他のキャリッジと同じ側の箇所に取付けられてもよい。この特徴によって、キャリア80をバー60,70の一端部の先端まで移動させることができる。従って、ドア300のような被加工品の縁部にまで達する雇いほぞ穴(loose tenon pocket)または他の凹部または穴の切削形成が容易になる。この機構を用いないと、キャリッジの存在によって、被加工品の縁部にまで至るドリルビットの移動が阻止される可能性がある。本発明のいくつかの実施形態では、キャリッジ40,50の少なくとも1つの位置を調整することができる。例えば、キャリッジがバー60,70に沿って移動することを可能にするために、蝶ネジが設けられていてもよい。
図22は、錠プレート用凹部1100および錠用ほぞ凹部1110を切削形成した後のドアに取付けられている装置を示している。
本発明の第2実施形態(図9)では、キャリア80は、エラストマーボビン710(図10)を回転可能に受け入れる円筒状の切込孔81を備えている。ボビン710は、ドリル200のシャフトを回転可能に受け入れる中心孔720を有している。第2の実施形態の他の部品は、第1の実施形態の部品に全般的に類似しているので、第1の実施形態に関連する一般的な説明は、第2の実施形態にも適用されるものとする。
本発明の第3実施形態(図11)では、キャリア80の横断方向の移動は、回転ハンドル820を備えるクランプ810によって行われてもよい。クランプブラケット830に対してクランプ810の位置を調整することによって、キャリア80の横断方向位置を調整できる。
装置10と共に用いられるのに適したドリルビット200が、図12に示されている。ドリルビット200は、このドリルビットの先端部405に、切削加工時に小さい切屑を生じるように設計された切削要素400を備えている。円筒状のPTFEカラーまたはボビン220が、ビット200の切削要素400の背後の位置に装着されている。カラーの直径は、カラーが切込孔81内に挿入可能となるように、円筒状の切込孔81の直径に対応している。
切込孔81内への挿入時に、カラー220は、キャリア80の(ドア300の前端面310と向き合う)後面の近くの切込孔(図示せず)の周方向肩に当接することになる。この肩は、カラーがキャリア80の後面を超えて摺動するのを防ぎながら、切削要素400がキャリア80を貫通し、ドア300の戸先縁面310を切削することを可能にするものである。
カラー220は、摩擦低減要素および振動ダンパーとして機能するものである。使用時に、ドリルビットはカラー220内で回転する。従って、切削要素300がドア300の縁部に沿って移動すると、実質的に横断方向の力が生じるが、カラー220が、ドリルビットに長手方向の安定性と共に横断方向の安定性をもたらすことになる。このカラー220の存在によって、正確な切削を行うことができ、高品質な表面仕上げを得ることができる。
切削要素400を超える深さのほぞ穴を切削形成するには、所望の穴深さが得られるまで、徐々に深くなる一連の切削加工が、ドアの縁部に沿って行われることになる。
深さストッパ230が、カラー220の背後に取付けられ、切削される深さを設定することができる。深さストッパ230は、ビット200に沿って摺動可能な環状リング235を備えている。このリングの摩擦係止は、リングを半径方向に貫通する止め雌ネジによって行われることになる。具体的に、この止め雌ネジをビット200に対して締め付けることによって、深さストッパ230を適所に係止できる。
本発明のこの実施形態は、標準的な電動式ハンドドリル1000と共に用いられるように設計されている。代替的な実施形態では、本装置は、一体型の電動モータ・ドリルチャックを備えている。この場合、別個のハンドドリル1000を設ける必要を無くすことができる。
本実施形態による切削要素400(図12〜図15)は、4つの半径方向ブレード420を備えている。各ブレード420の外側の長手方向縁部450は、ドリルビット200と同軸の実質的に螺旋状の形状に形成されている。長手方向縁部450は、複数の歯460を備えている。これらの歯460は、ドリルビットが半径方向に直線移動するとき、被加工品の切削を容易にするものである。
各ブレード420の半径方向の先端縁部430には、刃先430が設けられている。この歯先430は、ドリルビットが軸方向に沿って被加工品内に押し込まれるとき、被加工品の切削を可能にするものである。さらに、ドリルビット200の先端部405には、ドリルビット200から軸方向に突出する軸方向スパイク410が設けられている。このスパイクは、切削要素400が最初にドア300内に貫入するとき、回転の安定性を促すことによって、切削要素400を補助するものである。
本発明の代替的な実施形態(図16)では、ドリルビット200は、切削要素500を備えている。この切削要素500は、ドリルビット200の先端部505に半径方向に配置された4つのブレード520を備えている。各ブレード520の半径方向の先端縁部に沿って、切刃530が配置されている。切刃530は、先端部505の側部から観察したときに反時計方向に回転した場合、切削を行うように設計されている。各ブレード520は、先端面部540を有している。この先端面部540は、ドリルビット200の回転軸と直交する面に対して、略90°を超える角度で傾斜している。この面は、一般的に、切削するドア300の戸先縁面310の面であり、この傾斜角によって、ビット200が回転すると、ブレード520は、戸先縁面310の材料を薄切りにし、切削された材料を戸先縁面310から離れる方向に掬い上げることができる。
ドリルビット200の回転軸に近い切刃530の部分535は、切削要素500から軸方向にわずかに突出するように形成されている。この特徴によって、切削要素がドア300内に滑らかに進入可能になる。なぜなら、この隆起部分535が、切刃530の残りの部分よりも先に、戸先縁面310に進入するからである。
ブレード520の外側長手方向縁部550にも、切刃570が設けられている。この切刃570は、切削要素が半径方向に直線移動するとき、切削作用をもたらすものである。
本発明の実施形態では、本装置をドアの前面320または後面330に並んで取付けることを可能にするクランプアダプタ700(図17)が設けられている。クランプアダプタ700は、U字状の本体部710およびネジ部750を有するG字状クランプを備えている。本体部710は、フック部720(図17,図18)を備えている。フック部720は、クランプアダプタ700の本体10の端部715が装置10のクランプ部材800間に把持されたとき、装置10のクランプ部材800に当接するように構成されている。端715は、ネジ部材750が貫通する端部と反対側の本体部710の端部である。
装置10のクランプ部材800によって把持された状態にあるクランプアダプタ700が、ドア300の戸先縁面310の周囲に締め付けられるとよい。この構成では、クランプアダプタ700は、ドア300の両面320,330を把持することになる。これによって、装置10は、キャリア80をドア300の面310,320の1つと並べた状態で、ドア300に固定されることになる。
このようにして、キャリア80に取付けられたドリルビット200によって、孔がドアの一方の面から他方の面に向かってドアの厚み部分内にドリル加工されるとよい。さらに、キャリア80(従って、キャリアに取付けられたドリル)をドア300に対して移動させることによって、楕円状の孔が形成されるとよい。この楕円状の孔は、例えば、ユーロロック(Eurolock)のような楕円状の円筒錠を設置するとき、必要とされるものである。
図19に示されているように、クランプアダプタ700のフック部720は、使用時に、装置10がクランプアダプタ700から離れる方向に引っ張られることを防止するのに役立つものである。
本発明のさらに他の実施形態では、ほぞ穴切削装置を取付けるための一対のアダプタ900が、穴または凹部が形成されるドアまたは他の物品の縁部から離れた位置に設けられることになる。これらのアダプタ900は、各々、ブロック部910およびブロック部に取付けられたネジ付きスピンドル部920(図20)を有している。本実施形態では、ブロック部は、スピンドル部に回転可能に接続されているが、他の実施形態では、ブロック部は互いに回転可能に構成されていない。
使用時に、一対の孔が、ドアの表面に、(例えば、レタープレートまたは郵便プレートが取付けられる箇所に)、ドリル加工されることになる。次いで、スピンドルが、それぞれの孔内に通され、蝶ナットのようなナットによって、ドアに固定されることになる。本発明のいくつかの実施形態では、スピンドルは、ネジ山を有せず、スピンドルをドアに固定する他の手段が用いられている。
次いで、ほぞ穴切削装置が、このほぞ穴切削装置のクランプ顎部22によって、アダプタ900のブロック部910に取付けられることになる。これによって、切削装置は、ドアの縁部に取付けられることなく、ドアの一部に固定して取付けられることが可能になる。前述の取付け位置では、切削装置は、郵便物をドア内に投函するための郵便口をドアに切削形成することに用いられるとよい。
上記のアダプタは、どのような所要の目的のためにドアに作製される開口または凹部、例えば、ネームプレート用の凹部および他の凹状取付け具、窓用の開口、などを切削形成することに用いられてもよいことを理解されたい。
本明細書の説明および請求項を通して、用語「comprise(備える)」および「contain(含む」およびこれらの用語の変形、例えば、「comprising」および「comprises」は、「これに制限されないが、・・・を含む」(including but not limited to)を意味し、他の部分、添加物、構成要素、完全体、またはステップを排除することを意図していない(排除するものではない)。
本明細書の説明および請求項を通して、文脈に特に明記されていない限り、単数形は、複数形を含んでいる。特に、数が定まっていない物品が用いられる場合、本明細書は、文脈に特に明記されていない限り、単数形と共に複数形も考慮しているものと理解されたい。
本発明の1つの特定の態様、実施形態、または実施例と関連して述べた特徴、完全体、特性、化合物、化学成分、または化学基は、互換性が認められない場合を除いて、ここに述べたどのような他の態様、実施形態、または実施例にも適用可能であることを理解されたい。

Claims (45)

  1. 作業現場にてドアの戸先縁部にほぞ穴を切削形成することに用いられる装置であって、
    少なくとも1つの細長ガイド手段と、
    前記細長ガイド手段がドアまたは他の被加工品の戸先縁部に対して実質的に平行となるように、前記細長ガイド手段を前記ドアまたは他の被加工品にクランプ締めするクランプ手段と、
    前記細長ガイド手段に沿って往復移動可能に前記細長ガイド手段に取付けられたドリルガイド手段と、
    前記細長ガイド手段に対して直交する方向の分解成分を含んだ方向に前記ドリルガイド手段を直線移動させるように構成された直線移動手段と
    を備え、
    前記ドリルガイド手段が軸受ブロックとサドル部材とを備え、
    前記サドル部材が、前記サドル部材を貫通して形成された軸受ブロック開口を有し、
    前記軸受ブロック開口が、前記軸受ブロックを着脱可能に受け入れるように配置されており、
    前記軸受ブロックが前記軸受ブロックを貫通する孔を有し、
    前記孔については、ドリルシャフトが前記軸受ブロックの軸受によって直接的または間接的に支持されるとともに前記軸受内で回転可能となるように、前記ドリルシャフトがぴったりと受け入れられるように構成されており、
    前記軸受ブロック開口および前記軸受ブロックの少なくとも1つに、テーパが形成されている、装置。
  2. 前記軸受ブロック開口および前記軸受ブロックの両方にテーパが形成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記軸受ブロックのテーパの角度が約1°〜約10°の範囲内となっている、請求項2に記載の装置。
  4. 前記テーパの角度が約3°〜約6°の範囲内となっている、請求項3に記載の装置。
  5. 前記軸受ブロック開口内に受け入れ可能に構成された前記軸受ブロックの外面と前記軸受ブロック開口の内面との間に、相対角度が設定されて、前記相対角度が約0.1°〜約5°の範囲内となっている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記軸受ブロック開口に形成されたテーパの角度が前記軸受ブロックに形成されたテーパの角度よりも大きくなっている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記軸受ブロック開口に形成されたテーパの角度が前記軸受ブロックのテーパの角度よりも小さくなっている、請求項5に記載の装置。
  8. 前記相対角度が約0.1°〜約0.5°の範囲内となっている、請求項6または7に記載の装置。
  9. 前記相対角度が約0.2°〜約0.3°の範囲内となっている、請求項8に記載の装置。
  10. 前記軸受ブロックが、該軸受ブロックの外面に沿ったキー溝を備え、
    前記キー溝が、前記サドルの相補的キー構造と協働して前記軸受ブロックを前記サドルに固定するように配置されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記キー溝が軸方向部を備えている、請求項10に記載の装置。
  12. 前記キー溝が螺旋部を備えている、請求項10または11に記載の装置。
  13. 作業現場にてドアの戸先縁部にほぞ穴を切削形成することに用いられる装置であって
    少なくとも1つの細長ガイド手段と、
    前記細長ガイド手段がドアまたは他の被加工品の戸先縁部と実質的に平行になるように、前記細長ガイド手段を前記ドアまたは他の被加工品にクランプ締めするクランプ手段と、
    前記細長ガイド手段に沿って往復移動可能になるように、前記細長ガイド手段に取付けられたドリルガイド手段と
    を備え、
    前記細長ガイド手段に対して直交する方向の分解成分を含んだ方向に前記ドリルガイド手段を直線移動させる手段をさらに備え、
    前記ドリルガイド手段が、ボビンを回転可能に受け入れるように構成された円筒状開口を備え、
    前記ボビンが、ドリルシャフトを受け入れるように構成された貫通孔を有し、
    前記ボビンは、低摩擦材料から作製されているか、または低摩擦材料により被覆されているか、または低摩擦材料から作製されたカラーを備えている、装置。
  14. 前記ドリルガイド手段の移動範囲の両端を画成するために、第1の調整可能停止手段および第2の調整可能停止手段がさらに前記細長ガイド手段に設けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記ドリルガイド手段を前記細長ガイド手段に沿って移動させるラック・ピニオン機構またはウォームネジ機構が設けられている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記ドリルガイド手段を前記細長ガイド手段と直交する方向の分解成分を含んだ方向に直線移動させるラック・ピニオン機構またはウォームネジ機構が設けられている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 少なくとも第1の細長ガイド手段および第2の細長のガイド手段が設けられている、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記第1の細長ガイド手段が、前記ラック・ピニオン機構のラックまたは前記ウォームネジ機構のウォームネジを備えている、請求項17に記載の装置。
  19. 前記停止手段が前記第2の細長ガイド手段に取付けられている、請求項18に記載の装置。
  20. 前記ドリルガイド手段を前記細長ガイド手段と直交する横断方向に直線移動させる前記手段が、前記クランプ手段によってもたらされている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置。
  21. 前記ボビンがエラストマー材料から作製されている、請求項13、または請求項2に最終的に従属する請求項のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記ドリルガイド手段内に受け入れられるドリルシャフトをさらに備え、
    前記ドリルシャフトがドリルビットを備えている、請求項1〜22のいずれか一項に記載の装置。
  23. 前記ドリルシャフトが動力ドリルに接続可能に構成されている、請求項22に記載の装置。
  24. 前記ドリルシャフトを回転させる内蔵モータをさらに備えている請求項22または24に記載の装置。
  25. 前記ドリルビットが、小さな切屑を生じさせるような構成となっている、請求項22〜24のいずれか一項に記載の装置。
  26. 前記ドリルシャフトが前記シャフトの長さに沿った主軸を有し、
    前記ドリルビットが、通常運転にて前記主軸を中心として回転可能に構成されており、
    前記シャフトの先端部が、前記シャフトの前記主軸に対して半径方向に配置された複数のブレードを備え、
    前記ブレードが、先端縁部と、先端面部と、長手方向縁部とを有し、
    前記先端縁部が切刃をもたらすように形成され、
    前記先端面部が前記ドリルビットの回転方向に面する前記ブレードの側部に配置され、
    前記長手方向縁部が前記主軸と間隔を空けて配置されている、装置。
  27. 前記シャフトの先端部がスパイクを備え、
    前記スパイクが、前記主軸に沿って配置され、かつ前記ドリルビットから突出し、
    前記長手方向縁部が、前記主軸と同軸に沿って実質的に螺旋形状に形成されている、請求項26に記載の装置。
  28. 前記ブレードが前記長手方向縁部に沿った複数の歯を備えている、請求項27に記載の装置。
  29. 前記先端面部が略平面状に形成され、
    前記ブレードが、切削される被加工品の表面により形成される面と前記先端面部により形成される面との間の角度を実質的に90°よりも大きくするように、配置されている、請求項26に記載の装置。
  30. 前記長手方向縁部が、前記主軸と実質的に平行であり、かつ切刃を備えている、請求項29に記載の装置。
  31. 前記ドリルビットが4つのブレードを備えている、請求項26または請求項26に従属している請求項のいずれか一項に記載の装置。
  32. 前記クランプ手段が少なくとも1つのクランプを備え、
    前記少なくとも1つのクランプがドアの両面を把持する操作を可能とするように構成されている、請求項1〜31のいずれか一項に記載の装置。
  33. 前記クランプ手段が、さらにクランプアダプタを把持する操作を可能とするように構成されており、
    前記クランプアダプタが、前記ドアの戸先縁部に取付けるための手段を備えている、請求項32に記載の装置。
  34. 前記クランプアダプタがドアの両面を把持するように構成され、
    前記クランプアダプタにクランプ締めされた状態の前記装置が、前記ドリルガイド手段を前記ドアの表面に並べた状態で取付け可能に構成されている、請求項33に記載の装置。
  35. 前記クランプアダプタが少なくとも1つのフック手段を備え、
    前記フック手段が前記装置の一部の周りに引っ掛けられ、これによって、前記アダプタに対する前記ガイド手段の移動が拘束されるように構成されている、請求項34に記載の装置。
  36. クランプブロックを有するクランプアダプタがさらに設けられ、
    前記クランプブロックが、前記クランプブロックに接続されたスピンドルを有している、請求項1〜36のいずれか一項に記載の装置。
  37. 前記スピンドルがネジ付きロッドから構成されている、請求項36に記載の装置。
  38. 前記ドリルガイド手段が割出し手段を備え、
    前記割出し手段が、前記細長ガイド手段と協働して前記細長ガイド手段に対する前記ドリルガイド手段の位置を割り出すように構成されている、請求項1〜37のいずれか一項に記載の装置。
  39. 前記クランプ手段が一対の互いに向き合った顎部を備えている、請求項1〜38のいずれか一項に記載の装置。
  40. 前記クランプ手段が、前記顎部を左右対称に開閉することよって、前記クランプ手段の一部を前記顎部間の実質的に中間にとどまらせるように構成されている、請求項39に記載の装置。
  41. 前記ドリルガイド手段を前記顎部間の中間位置に配置可能に構成された移動止め機構が、さらに設けられている、請求項40に記載の装置。
  42. ほぞ穴を形成する方法であって、
    請求項1〜25のいずれか一項に記載のほぞ穴切削形成装置を設けるステップと、
    前記装置を用いて被加工品に穴を切削形成するステップと
    を含む方法。
  43. 前記穴を第1の深さまで切削形成するステップと、
    前記ドリルガイド手段を前記細長ガイド手段に沿って移動させ、これによって、前記被加工品に細長スロットを切削形成するステップと
    を含む請求項42に記載の方法。
  44. ドアの表面に郵便受け用の開口を形成する方法であって、
    請求項1〜39のいずれか一項に記載のほぞ穴切削形成装置を設けるステップと、
    郵便受けプレートに対して取付け開口をもたらすように、前記ドア内に孔をドリルによって形成するステップと、
    前記取付け開口内にクランプブロックを挿入し、かつ前記クランプブロックを前記ドアの表面に固定することによって、前記装置を前記ドアの前記表面にクランプ締めし、これによって、前記装置を前記ドアにクランプ締め可能にするステップと、
    前記装置を用いて、前記ドアの前記表面に郵便受け用開口を切削形成するステップと
    を含む方法。
  45. 添付図面を参照して、本明細書に実質的に記載されている装置または方法。
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