JP2010510216A5 - - Google Patents

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JP2010510216A5
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Description

これら化合物およびその薬学的に受容可能な塩は、種々の疾患、障害または状態(自己免疫疾患、炎症性疾患、増殖性疾患、もしくは過剰増殖性疾患、神経変性疾患、または免疫学的に媒介される疾患が挙げられるが、これらに限定されない)を処置または予防するために有用である。本発明によって提供される化合物(およびその適切な塩)はまた、生物学的および病理学的現象におけるキナーゼの研究;このようなキナーゼによって媒介される細胞内シグナル伝達経路の研究;および新たなキナーゼインヒビターの比較評価のために有用である。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
式(I)の化合物:
Figure 2010510216

またはその薬学的に受容可能な塩であって;ここで
環Aは、
Figure 2010510216

であり、ここで環A上の各置換可能な炭素原子は、必要に応じて、ハロ、C 1−6 アルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールで置換され、ここで該C 1−6 アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールの各々は、必要に応じて、1〜3個のJ 基で置換され;
ZはS、−NQ−、またはOであり;
はNであり;
は、O、−NR −、S、または−CR 5’ −であり;
は、
Figure 2010510216

から選択される六員環であり、そして必要に応じて、環Bと縮合されるか;またはR は、
Figure 2010510216

であり;そして
は、必要に応じて、1〜5個のR 基で置換され;
各Yは、独立してCまたはNであり;
環Bは、各々独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3員環から8員環の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の単環式環であり;
およびR の各々は、独立して、H、C 1−4 アルキル、C 3−6 シクロアルキル、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する3員環から8員環の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の単環式環;または各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜5個ヘテロ原子を有する8員から12員の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の二環式環であり;そしてR およびR は、必要に応じて、それぞれ、0〜5個のJ 基および0〜5個のJ 基で置換されるか;あるいは
およびR は、これらが結合される炭素原子と一緒になって、3員から8員の飽和もしくは部分的不飽和の単環式環を形成し、ここで該環は、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜2個ヘテロ原子を有し、そして該環は、必要に応じて、0〜5個のJ 23 基で置換され;
もしくはR 5’ の各々は、独立して、H、T 、Q、もしくは−T −Qであり;
各T は、独立して、C 1−6 脂肪族基であり、ここで該C 1−6 脂肪族基の最大3個のメチレン単位は、必要に応じて、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−もしくは−SO −で置換され;そして各T は、必要に応じて、0〜2個のJ 基で置換され;
各Qは、独立して、H、C 1−6 脂肪族基、各々独立してO、N、もしくはSから選択される0〜4個のヘテロ原子を有する3員から8員の芳香族もしくは非芳香族の単環式環、または各々独立してO、NもしくはSから選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8員から12員の芳香族もしくは非芳香族の二環式環系であり;各Qは、必要に応じて、0〜5個のJ 基で置換され;
、J 、J 、J 、およびJ 23 の各々は、独立して、H、C 3−6 シクロ脂肪族、ハロ(C 1−4 脂肪族)、−O(ハロC 1−4 脂肪族)、3員から6員のヘテロシクリル、ハロ、NO 、CN、もしくはC 1−6 脂肪族から選択され、ここで該C 1−6 脂肪族の最大3個のメチレン単位は、必要に応じて、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−もしくは−SO −で置換され;
もしくはR の各々は、独立して、H、ハロ、NO 、CN、C 3−6 シクロ脂肪族、ハロ(C 1−4 脂肪族)、−O(ハロC 1−4 脂肪族)、3員から6員のヘテロシクリル、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する5員から6員の単環式芳香族環、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8員から12員の芳香族二環式環、またはC 1−6 脂肪族から選択され、ここで該C 1−6 脂肪族の最大3個のメチレン単位は、必要に応じて、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−もしくは−SO −で置換され;
各Rは、独立して、Hもしくは非置換のC 1−6 アルキルであり;
各Jは、独立して、ハロ、CN、NO 、C 1−4 脂肪族、シクロアルキル、複素環、アリール、もしくはヘテロアリールであり、ここでC 1−4 脂肪族、シクロアルキル、複素環、アリール、もしくはヘテロアリールの各々は、必要に応じて、1〜3個のR 基で置換され、
2個のJ基は、これらが結合される炭素原子と一緒になって、3員から8員の飽和、部分不飽和もしくは芳香族の単環式環を形成し、ここで該環は、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有し、そして該環は、必要に応じて、1〜3個のR 基で置換され;あるいは
1個のJ基とR もしくはR は、これらが結合される炭素原子と一緒になって、3員から8員の飽和、部分的不飽和、または芳香族の単環式環を形成し、ここで該環は、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有し、該環は、必要に応じて、1〜3個のR 基で置換され;
ただし、R およびR はともにHであるかまたはともにメチルであり、X はCH でありかつ環Aは
Figure 2010510216

である場合;R
Figure 2010510216

ではない、化合物。
(項目2)
ZはSである、項目1に記載の化合物。
(項目3)
環Aは
Figure 2010510216

である、項目1または2に記載の化合物。
(項目4)
環Aは
Figure 2010510216

である、項目1または2に記載の化合物。
(項目5)
ZはSである、項目3または4に記載の化合物。
(項目6)

Figure 2010510216

であり、そして必要に応じて、1〜5個のR 基で置換される、項目1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)

Figure 2010510216
であり、そして必要に応じて、1〜5個のR 基で置換されている、項目6に記載の化合物。
(項目8)
は、環Bと縮合した6員環であり、ここで該6員環は、
Figure 2010510216

であり、そして環Bは、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3員から8員の飽和、部分的不飽和もしくは芳香族の単環式環であり、該6員環および環Bの各々は、必要に応じて、1〜5個のR 基で置換される、項目1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
は、5員から6員のヘテロアリールと縮合した
Figure 2010510216

であり、ここで該縮合したピリジン−ヘテロアリール環系は、必要に応じて、1〜5個のR 基で置換される、項目8に記載の化合物。
(項目10)
はピロール環と縮合した
Figure 2010510216

であり、ここで該縮合したピリジン−ピロール環系は、必要に応じて、1〜5個のR 基で置換される、項目9に記載の化合物。
(項目11)
は、必要に応じて、1〜5個のR 基で置換されたジヒドロベンゾオキサジンである、項目8に記載の化合物。
(項目12)

Figure 2010510216

であり、ここで環Bと縮合した5員環は、必要に応じて、1〜5個のR 基で置換される、項目1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13)
はNR である、項目1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14)
は−T −Qである、項目13に記載の化合物。
(項目15)
はC 1−4 アルキルである、項目14に記載の化合物。
(項目16)
Qは、各々独立してO、NおよびSから選択される0〜4個のヘテロ原子を有する5員から6員の芳香族単環式環;または各々独立してO、NおよびSから選択される0〜5個のヘテロ原子を有する9員から10員の芳香族二環式環である、項目14に記載の化合物。
(項目17)
は−CR 5’ −である、項目1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目18)
およびR 5’ はともにHである、項目17に記載の化合物。
(項目19)
およびR は、各々独立して、Hもしくは非置換のC 1−4 アルキルである、項目1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
(項目20)
およびR はともにHである、項目19に記載の化合物。
(項目21)
およびR のうちの一方は、C 1−4 アルキルである、項目19に記載の化合物。
(項目22)
およびR はともに、C 1−4 アルキルである、項目19に記載の化合物。
(項目23)
式(II)または式(III)
Figure 2010510216

によって表される項目1に記載の化合物であって、
ここでpは0、1または2である、化合物。
(項目24)
以下から選択される、項目1に記載の化合物:
Figure 2010510216
Figure 2010510216

(項目25)
項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントもしくはビヒクルを含む、組成物。
(項目26)
プロテインキナーゼ活性の阻害を必要とする患者におけるプロテインキナーゼ活性を阻害するための方法であって、該方法は、項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
(項目27)
生物学的サンプル中のプロテインキナーゼ活性を阻害するための方法であって、該方法は、該生物学的サンプルと、項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物とを接触させる工程を包含する、方法。
(項目28)
前記プロテインキナーゼはPLK1である、項目26または27に記載の方法。
(項目29)
増殖性障害、神経変性障害、自己免疫障害、炎症性障害、または免疫学的に媒介される障害の処置を必要とする患者における、増殖性障害、神経変性障害、自己免疫障害、炎症性障害、または免疫学的に媒介される障害を処置するための方法であって、該方法は、項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
(項目30)
化学療法剤もしくは抗増殖性薬剤、抗炎症剤、免疫調節剤もしくは免疫抑制剤、神経栄養因子、心血管疾患を処置するための薬剤、破壊性骨障害を処置するための薬剤、肝臓疾患を処置するための薬剤、抗ウイルス剤、血液障害を処置するための薬剤、糖尿病を処置するための薬剤、または免疫不全障害を処置するための薬剤から選択されるさらなる治療剤を、前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで該さらなる治療剤は、処置される疾患に適しておりかつ単一投与形態として前記組成物とともに投与されるか、または複数投与形態の一部として該組成物とは別個に投与される、項目29に記載の方法。
(項目31)
黒色腫、骨髄腫、白血病、リンパ腫、神経芽細胞腫、または結腸癌、乳癌、胃癌、卵巣癌、子宮頸部癌、肺癌、中枢神経系(CNS)癌、腎癌、前立腺癌、膀胱癌、もしくは膵臓癌から選択される癌の処置を必要とする患者における、該癌を処置するための方法であって、該方法は、項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
(項目32)
癌の処置を必要とする患者における癌を処置するための方法であって、該方法は、項目1〜24のいずれか1項に記載の化合物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
(項目33)
式(I)の化合物A:
Figure 2010510216

を調製するためのプロセスであって、該プロセスは、
以下の式(B)の化合物:
Figure 2010510216

と、式R −CP の化合物とを、適切なカップリング条件下で反応させて、式(I)の化合物を形成する工程を包含し、ここで
式(A)において、環A、X 、J、R およびR は、項目1〜24のいずれか1項に定義されるとおりであり;
式(B)において、環A、X 、J、R およびR は、項目1に従って定義されるとおりであり、かつCP は適切なカップリングパートナーであり;そして
化合物R −CP において、R は、項目1に従って定義されるとおりであり、かつCP はCP に対する適切なカップリングパートナーである、プロセス。
(項目34)
式(A)の化合物:
Figure 2010510216

をSandmeyer条件下で反応させて、式(B)の化合物を形成する工程をさらに包含する、項目33に記載のプロセス。

Claims (34)

  1. 式(I)の化合物:
    Figure 2010510216
    またはその薬学的に受容可能な塩であって;ここで
    環Aは、
    Figure 2010510216
    であり、ここで環A上の各置換可能な炭素原子は、必要に応じて、ハロ、C1−6アルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールで置換され、ここで該C1−6アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールの各々は、必要に応じて、1〜3個のJ基で置換され;
    ZはS、−NQ−、またはOであり;
    はNであり;
    は、O、−NR−、S、または−CR5’−であり;
    は、
    Figure 2010510216
    から選択される六員環であり、そして必要に応じて、環Bと縮合されるか;またはRは、
    Figure 2010510216
    であり;そして
    は、必要に応じて、1〜5個のR基で置換され;
    各Yは、独立してCまたはNであり;
    環Bは、各々独立して窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3員環から8員環の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の単環式環であり;
    およびRの各々は、独立して、H、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する3員環から8員環の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の単環式環;または各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜5個ヘテロ原子を有する8員から12員の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族の二環式環であり;そしてRおよびRは、必要に応じて、それぞれ、0〜5個のJ基および0〜5個のJ基で置換されるか;あるいは
    およびRは、これらが結合される炭素原子と一緒になって、3員から8員の飽和もしくは部分的不飽和の単環式環を形成し、ここで該環は、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜2個ヘテロ原子を有し、そして該環は、必要に応じて、0〜5個のJ23基で置換され;
    もしくはR5’の各々は、独立して、H、T、Q、もしくは−T−Qであり;
    各Tは、独立して、C1−6脂肪族基であり、ここで該C1−6脂肪族基の最大3個のメチレン単位は、必要に応じて、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−もしくは−SO−で置換され;そして各Tは、必要に応じて、0〜2個のJ基で置換され;
    各Qは、独立して、H、C1−6脂肪族基、各々独立してO、N、もしくはSから選択される0〜4個のヘテロ原子を有する3員から8員の芳香族もしくは非芳香族の単環式環、または各々独立してO、NもしくはSから選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8員から12員の芳香族もしくは非芳香族の二環式環系であり;各Qは、必要に応じて、0〜5個のJ基で置換され;
    、J、J、J、およびJ23の各々は、独立して、H、C3−6シクロ脂肪族、ハロ(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)、3員から6員のヘテロシクリル、ハロ、NO、CN、もしくはC1−6脂肪族から選択され、ここで該C1−6脂肪族の最大3個のメチレン単位は、必要に応じて、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−もしくは−SO−で置換され;
    もしくはRの各々は、独立して、H、ハロ、NO、CN、C3−6シクロ脂肪族、ハロ(C1−4脂肪族)、−O(ハロC1−4脂肪族)、3員から6員のヘテロシクリル、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する5員から6員の単環式芳香族環、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8員から12員の芳香族二環式環、またはC1−6脂肪族から選択され、ここで該C1−6脂肪族の最大3個のメチレン単位は、必要に応じて、−NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−SO−もしくは−SO−で置換され;
    各Rは、独立して、Hもしくは非置換のC1−6アルキルであり;
    各Jは、独立して、ハロ、CN、NO、C1−4脂肪族、シクロアルキル、複素環、アリール、もしくはヘテロアリールであり、ここでC1−4脂肪族、シクロアルキル、複素環、アリール、もしくはヘテロアリールの各々は、必要に応じて、1〜3個のR基で置換され、
    2個のJ基は、これらが結合される炭素原子と一緒になって、3員から8員の飽和、部分不飽和もしくは芳香族の単環式環を形成し、ここで該環は、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有し、そして該環は、必要に応じて、1〜3個のR基で置換され;あるいは
    1個のJ基とRもしくはRは、これらが結合される炭素原子と一緒になって、3員から8員の飽和、部分的不飽和、または芳香族の単環式環を形成し、ここで該環は、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有し、該環は、必要に応じて、1〜3個のR基で置換され;
    ただし、RおよびRはともにHであるかまたはともにメチルであり、XはCHでありかつ環Aは
    Figure 2010510216
    である場合;R
    Figure 2010510216
    ではない、化合物。
  2. ZはSである、請求項1に記載の化合物。
  3. 環Aは
    Figure 2010510216
    である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 環Aは
    Figure 2010510216
    である、請求項1または2に記載の化合物。
  5. ZはSである、請求項3または4に記載の化合物。

  6. Figure 2010510216
    であり、そして必要に応じて、1〜5個のR基で置換される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。

  7. Figure 2010510216
    であり、そして必要に応じて、1〜5個のR基で置換されている、請求項6に記載の化合物。
  8. は、環Bと縮合した6員環であり、ここで該6員環は、
    Figure 2010510216
    であり、そして環Bは、各々独立して窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3員から8員の飽和、部分的不飽和もしくは芳香族の単環式環であり、該6員環および環Bの各々は、必要に応じて、1〜5個のR基で置換される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  9. は、5員から6員のヘテロアリールと縮合した
    Figure 2010510216
    であり、ここで該縮合したピリジン−ヘテロアリール環系は、必要に応じて、1〜5個のR基で置換される、請求項8に記載の化合物。
  10. はピロール環と縮合した
    Figure 2010510216
    であり、ここで該縮合したピリジン−ピロール環系は、必要に応じて、1〜5個のR基で置換される、請求項9に記載の化合物。
  11. は、必要に応じて、1〜5個のR基で置換されたジヒドロベンゾオキサジンである、請求項8に記載の化合物。

  12. Figure 2010510216
    であり、ここで環Bと縮合した5員環は、必要に応じて、1〜5個のR基で置換される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  13. はNRである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  14. は−T−Qである、請求項13に記載の化合物。
  15. はC1−4アルキルである、請求項14に記載の化合物。
  16. Qは、各々独立してO、NおよびSから選択される0〜4個のヘテロ原子を有する5員から6員の芳香族単環式環;または各々独立してO、NおよびSから選択される0〜5個のヘテロ原子を有する9員から10員の芳香族二環式環である、請求項14に記載の化合物。
  17. は−CR5’−である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  18. およびR5’はともにHである、請求項17に記載の化合物。
  19. およびRは、各々独立して、Hもしくは非置換のC1−4アルキルである、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
  20. およびRはともにHである、請求項19に記載の化合物。
  21. およびRのうちの一方は、C1−4アルキルである、請求項19に記載の化合物。
  22. およびRはともに、C1−4アルキルである、請求項19に記載の化合物。
  23. 式(II)または式(III)
    Figure 2010510216
    によって表される請求項1に記載の化合物であって、
    ここでpは0、1または2である、化合物。
  24. 以下から選択される、請求項1に記載の化合物:
    Figure 2010510216
    Figure 2010510216
  25. 請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントもしくはビヒクルを含む、組成物。
  26. プロテインキナーゼ活性の阻害を必要とする患者におけるプロテインキナーゼ活性を阻害するための組成物であって、該組成物は、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物
  27. 生物学的サンプル中のプロテインキナーゼ活性を阻害するための組成物であって、該組成物、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物
  28. 前記プロテインキナーゼはPLK1である、請求項26または27に記載の組成物
  29. 増殖性障害、神経変性障害、自己免疫障害、炎症性障害、または免疫学的に媒介される障害の処置を必要とする患者における、増殖性障害、神経変性障害、自己免疫障害、炎症性障害、または免疫学的に媒介される障害を処置するための組成物であって、該組成物は、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物
  30. 化学療法剤もしくは抗増殖性薬剤、抗炎症剤、免疫調節剤もしくは免疫抑制剤、神経栄養因子、心血管疾患を処置するための薬剤、破壊性骨障害を処置するための薬剤、肝臓疾患を処置するための薬剤、抗ウイルス剤、血液障害を処置するための薬剤、糖尿病を処置するための薬剤、または免疫不全障害を処置するための薬剤から選択されるさらなる治療剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、ここで該さらなる治療剤は、処置される疾患に適しておりかつ単一投与形態として前記組成物とともに投与されるか、または複数投与形態の一部として該組成物とは別個に投与される、請求項29に記載の組成物
  31. 黒色腫、骨髄腫、白血病、リンパ腫、神経芽細胞腫、または結腸癌、乳癌、胃癌、卵巣癌、子宮頸部癌、肺癌、中枢神経系(CNS)癌、腎癌、前立腺癌、膀胱癌、もしくは膵臓癌から選択される癌の処置を必要とする患者における、該癌を処置するための組成物であって、該組成物は、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物
  32. 癌の処置を必要とする患者における癌を処置するための組成物であって、該組成物は、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物
  33. 式(I)の化合物A:
    Figure 2010510216
    を調製するためのプロセスであって、該プロセスは、
    以下の式(B)の化合物:
    Figure 2010510216
    と、式R−CPの化合物とを、適切なカップリング条件下で反応させて、式(I)の化合物を形成する工程を包含し、ここで
    式(A)において、環A、X、J、RおよびRは、請求項1〜24のいずれか1項に定義されるとおりであり;
    式(B)において、環A、X、J、RおよびRは、請求項1に従って定義されるとおりであり、かつCPは適切なカップリングパートナーであり;そして
    化合物R−CPにおいて、Rは、請求項1に従って定義されるとおりであり、かつCPはCPに対する適切なカップリングパートナーである、プロセス。
  34. 式(A)の化合物:
    Figure 2010510216
    をSandmeyer条件下で反応させて、式(B)の化合物を形成する工程をさらに包含する、請求項33に記載のプロセス。
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