JP2010508199A - 航空機の翼胴結合体 - Google Patents

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Abstract

航空機の翼胴結合体において、胴体(1)の上方に配置される翼(2)は、複数の結合部(3,4,5,6)により胴体(1)に結合される。各結合部(3,4,5,6)は、さまざまな方向の力を吸収し、計画飛行荷重と計画着陸荷重(10)、または計画衝突荷重を考慮して設計された最大荷重容量を有する。本発明によると、翼結合部(3,4,5,6)の一つに欠陥があるとき、残りの結合部(3,4,5,6)の最大荷重容量が通常の安全な飛行を行うのに適切となるよう、翼結合部(3,4,5,6)それぞれの荷重容量とその吸収する力の方向とは、互いに対し調整される。

Description

本発明は、請求項1の前提部に記載する翼胴結合体、または翼を航空機の胴体に結合する装置に関する。
胴体の上方領域に翼を備える航空機において、特に高翼機においては、通常複数の翼結合部により、翼が胴体に結合されている。結合部はさまざまな方向の力を吸収するために設けられており、最大荷重容量を考慮して設計されている。最大荷重容量は飛行荷重および着陸荷重、並びに所定の加速度の値を含む衝突荷重と関係している。設計原理としては、旋回ベアリングにより、翼結合部を胴体と翼との両側に結合した、いわゆる振り子支持部(Pendelsteutzen)とすることが可能である。
輸送機として周知なトランザール(TRANSALL)の場合、翼は胴体の各側で、七つの振り子支持部により結合されている。この振り子支持部は、航空機の垂直軸方向Zの力と長手方向Xの力とを吸収するものである。これらの翼結合部は、略X方向に一列に配置されている。結合部は、胴体側では縦通材に、翼側では補強リブに取り付けられる。ここでは、V方向、すなわち翼幅方向の結合は、考慮しないものとする。
本発明の1つの目的は、少数の翼結合部により、軽量にして最適な荷重容量を実現し、フェイルセーフ性を確保する翼胴結合体を製造することにある。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する翼胴結合体によって達成される。本発明の翼胴結合体の効果を奏する実施形態と利点は、従属請求項に記載される。
本発明は、胴体の上方領域に配置される翼が、複数の結合部により胴体に結合される、航空機の翼胴結合体を製造するものである。この翼胴結合体において、結合部はさまざまな方向の力を吸収するように設けられ、各方向の最大荷重容量、特に計画飛行荷重と計画着陸荷重、または計画衝突荷重を考慮して設計される。本発明によると、結合部の一つに欠陥があるとき、残りの結合部の最大荷重容量が通常の安全な飛行を行うのに適切となるよう、翼結合部それぞれの荷重容量とその吸収する力の方向とは、互いに対し調整される。
本発明の一実施形態によると、胴体の各側の翼は、航空機の略垂直軸方向Zの力と長手方向Xの力とを吸収するために設けられた四つの翼結合部により、(±30度のずれ、特に±15度のずれをもって)胴体に結合される。また、結合部の一つに欠陥があるとき、残りの結合部の最大荷重容量は、通常の安全な飛行を行うのに適切なものとなる。
本発明の一実施形態によると、翼結合部は、航空機の略垂直軸方向Zの力を吸収するために設けられた第一の翼結合部と、すべての翼結合部に損傷がないとき、航空機の略長手方向Xの力を吸収する第二の翼結合部とを含む。
上記の構成において、第一の翼結合部の一つが故障するとき、通常の飛行において翼結合部の最大荷重容量を超えることなく、損傷のない第一の翼結合部の少なくとも一つとともに前記第二の翼結合部により、翼胴結合体に生じる荷重が吸収されるよう、第二の翼結合部の荷重容量と、その吸収する力の角度位置に関する方向とが与えられることが好まし
い。
さらに、第二の翼結合部の一つが故障するとき、通常の飛行において翼結合部の最大荷重容量を超えることなく、損傷のない第二の翼結合部とともに前記第一の翼結合部により、翼胴結合体に生じる荷重が吸収されるよう、第一の翼結合部の荷重容量と、その吸収する力の方向とが与えられてもよい。
翼胴結合体の一実施形態によれば、胴体の各側には、二つの第一の翼結合部と、二つの第二の翼結合部とが設けられる。
本発明の一実施形態によれば、二つの第一の翼結合部は、前桁付近と後桁付近とにそれぞれ配置され、二つの第二の翼結合部は、それらの間に設けられる。
一実施形態によれば、第一の翼結合部は、胴体と翼との間で、略Z方向に平行に延在する。また、第二の翼結合部は、胴体と翼との間でZ方向に傾斜して略X−Z面内の方向に延在し、第一の翼結合部の一つに欠陥があるとき、最大荷重容量を超えることなく、第二の翼結合部により第二の翼結合部の荷重が吸収されるよう、第二の翼結合部の傾斜角度は互いに対し調整される。
一実施形態によれば、第二の翼結合部の荷重作用線が翼の領域で交差するよう、第二の翼結合部は互いに傾斜した方向に延在される。または、互いに傾斜した方向に延在し、翼の領域で交差する第二の翼結合部は、共通の金具に取り付けられている。
本発明の一実施形態によれば、翼結合部はそれぞれ、胴体側ベアリングと、翼側ベアリングと、それらの間に配置される振り子とによって形成される、振り子支持部(振り子支持部)からなる。
第一の翼結合部は、略Y−Z面で接合された振り子支持部により形成されてもよい。また、第二の翼結合部は、略X−Z面で接合された振り子支持部により形成されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、航空機の略垂直軸方向Zの力と略長手方向Xの力とを吸収するために設けられた翼結合部は、胴体の各側において、航空機の長手方向Xにほぼ一列に配置される。
また、略翼幅方向Yの力を吸収するために、胴体と翼との間に、翼結合部がさらに設けられる。
翼結合部は、胴体側ベアリングと、翼側ベアリングと、それらの間に配置される振り子とによって形成される、振り子支持部として構成されてもよい。
一実施形態によれば、翼結合部の振り子支持部は、略Y−Z面で接合される。
本発明の一実施形態によれば、翼胴結合体が、後退翼を有する高翼機に設けられる。
本発明は、本明細書に記載する、翼胴結合体の実施形態にかかる航空機も提供する。
本発明は、翼または翼ボックスと、胴体部分と、翼胴結合体との組み合わせを提供する。
本発明の一実施形態における、航空機の翼胴結合体の斜視図。 さまざまな荷重下における、図1に示す翼胴結合体の断面図。 さまざまな荷重下における、図1に示す翼胴結合体の断面図。 さまざまな荷重下における、図1に示す翼胴結合体の断面図。 輸送機TRANSALLで使用されている、従来技術の翼胴結合体の斜視図。
図面を参照し、本発明の一実施形態について、下記に説明する。
まず図5を参照し、輸送機TRANSALLで使用されており、従来技術として知られる、航空機の翼胴結合体について述べる。胴体1の上方には、複数の結合部103,104,105,106,107,108,109により、翼2が結合されている。翼結合部はそれぞれ、胴体側ベアリング131,141,151,161,171,181,191と、翼側ベアリング132,142,152,162,172,182,192と、それらの間に配置される振り子133,143,153,163,173,183,193とからなる、振り子支持部として設計されている。翼の前縁付近と後縁付近とには、航空機の垂直軸方向Zの力を吸収する第一の翼結合部103,104と108,109とが設けられている。各縁において、胴体側ベアリング131,141または181,191が、胴体フレーム113,114または116,117に取り付けられており、翼側ベアリング132,142または182,192は翼2の翼リブ120に取り付けられている。さらに、航空機の長手方向Xに対し、航空機の垂直軸方向Zの力を吸収するために設けられた翼結合部106は、翼結合部104と108との中ほどに配置されている。前記翼結合部106は、胴体側ベアリング161により胴体フレーム115に取り付けられ、翼側ベアリング162により翼リブ120にも取り付けられている。周知の翼胴結合体においては、航空機の長手方向Xの力を伝えるために、2つの翼結合部105,107がさらに設けられている。この翼結合部105,107は、胴体側ベアリング151,171や、Z方向の翼結合部106の胴体側ベアリング161により、胴体フレーム115に取り付けられている。また、翼側ベアリング152,172や、Z方向の翼結合部104,108の翼側ベアリング142,182により、翼リブ120に取り付けられている。Z方向の力を伝えるために設けられた翼結合部103,109は、Y−Z面で接合される。一方、Z方向の力を伝えるために設けられた他の翼結合部104,106,108と、X方向の力を伝えるために設けられた翼結合部105,107は、X−Z面で接合される。X方向の力を伝えるために設けられた翼結合部105,107は、Z方向に傾斜してX−Z軸上に延在している。すなわち、翼結合部105,107の延長線は、胴体フレーム115における一点で交差している。
図1は、本発明の一実施形態における、航空機の翼胴結合体を示す。この図において、胴体1の上方に配置される翼2は、複数の結合部3,4,5,6と結合部7,8とにより、胴体1に結合されている。航空機の左翼側に設けられた翼結合部3,4,5,6,7,8のみ図示しており、飛行方向は矢印D1で示す。翼結合部3,4,5,6は、航空機の略垂直軸方向Zの力と略長手方向Xの力とを吸収するために設けられ、結合部7,8は、略翼幅方向Yの力を吸収するために設けられている。
航空機の長手方向Xにほぼ一列に配置された翼結合部3,4,5,6は、航空機の略垂直軸方向Zの力を吸収するために設けられた、二つの第一の翼結合部3,6と、翼結合部がすべて損傷ないとき航空機の略長手方向Xの力を吸収するために設けられた、二つの第二の翼結合部4,5とからなる。
翼結合部3,4,5,6は、振り子支持部またはレバー結合部として設けられており、それぞれ二つの回転継ぎ手を有する。各回転継ぎ手は、胴体側ベアリング31,41,51,61と、翼側5のベアリング32,42,52,62と、それらの間に配置される振り子33,43,53,63とにより形成される。第一の翼結合部3,6の胴体側ベアリング31,61は、胴体フレーム11,18に取り付けられ、第二の翼結合部4,5の胴体側ベアリング41,51は、それぞれ二つの胴体フレームに取り付けられる。すなわち、翼結合部4の胴体側ベアリング41は胴体フレーム12,13に、翼結合部5の胴体側
ベアリング51は胴体フレーム16,17に取り付けられる。胴体フレームの翼結合部との関係において、「取り付けられる」とは、胴体側ベアリングがそれぞれ対応する胴体結合部分RAにより、直接一つ若しくは二つの胴体フレーム20に結合されること、または、さらに少なくとももう一つの結合部分により、一つ若しくは二つの胴体フレームに結合されることを意味する。
図2から図4に示すように、翼結合部3,4,5,6の翼側ベアリング32,42,52,62は、航空機の略長手方向Xに延在する翼リブ20に取り付けられる。つまり、二つの翼側ベアリング42,52は、対応する翼結合部分FAにより、直接同一のリブ20に結合されるか、または、さらに少なくとももう一つの結合部分により、リブ20若しくはY方向において最も近くにあるリブ20に結合される。図1に示すように、第一の翼結合部3,6を形成する振り子支持部は、略Y−Z面で接合され、第二の翼結合部4,5を形成する振り子支持部は、略X−Z面で接合される。
振り子支持部によってなる各翼結合部3,4,5,6は、長手方向に離間した二つの位置、好ましくは両端に旋回ベアリングを有する、レバー、レバー部、または振り子33,43,53,63と、翼側ベアリング32,43,53,63を有する翼結合部分と、胴体側ベアリング31,41,51,61を有する胴体結合部分とからなる。航空機の長手方向Xで見たとき、第一の翼結合部3,6の間に位置する第二の翼結合部4,5は、そのレバー43,53の長手方向延長線が、航空機の長手方向Xに対して、または第二の翼結合部の胴体ベアリング41,51を結ぶ線に対して、鋭角をなすように設計される。この構成において、レバー43,53の長手方向が各レバーの翼側ベアリングの中心と胴体側ベアリングの中心とを通るように、レバー43,53の長手方向の延長線は定義される。
この構成において、(航空機の前寄り、すなわち航空機の負の長手方向に位置する)前側第二の翼結合部4のレバーは、その長手方向延長線の始点を胴体側ベアリング41とするとき、航空機の正の長手方向Xに対して、すなわち第二の翼結合部4,5の胴体側ベアリング41,51の中心を結び、後方を指す線に対して、10度から30度の角度W1を形成することが好ましい。つまり、前側第二の翼結合部4のレバーの長手方向延長線の方向は、航空機の正の長手方向Xから、すなわち第二の翼結合部4,5の胴体側ベアリング41,51の中心を結び、後方を指す線から、正のY軸について−10度から−30度だけ回転する。
またこれに代えて、またはこれに加えて、後側第二の翼結合部5のレバーは、その長手方向の始点を胴体側ベアリング51とするとき、航空機の負の長手方向Xに対して、すなわち第二の翼結合部4,5の胴体側ベアリング41,51の中心を結び、前方を指す線に対して、15度から40度の角度W2を形成する。つまり、後側第二の翼結合部4のレバーの長手方向延長線の方向は、航空機の負の長手方向Xから、すなわち第二の翼結合部4,5の胴体側ベアリング41,51の中心を結び、前方を指す線から、正のY軸について+15度から+40度だけ回転する。
これらの角度は、側面方向に対して定義される。すなわち、たとえば図4においては、正のY方向における視野方向に適用される。
第一の翼結合部3,6と、それらの間に位置する第二の翼結合部4,5とは、各列で二つずつ、合計で二列設けられていることが好ましい。具体的には、これら二列は航空機の長手方向Xに関し対称となるよう、互いに位置付けられている。このような翼結合部を、航空機の各側面にわたり、長手方向Xに複数列設けることも可能である。胴体側ベアリング41,51の中心と翼側ベアリング42,52の中心とは、航空機の長手方向Xの延長上にある幅1.0mの帯域内に位置することが好ましい。
特定の用途においては、航空機の長手方向Xで見たとき、第二の翼結合部4,5の翼側ベアリング42,52の中心間の距離が、少なくとも0.2mであることが好ましい。
図1および図2から図4に示すように、第二の翼結合部4,5またはそのレバー43,53は、略X−Z面内の方向に延在し、胴体1と翼2との間でZ方向に傾斜して延在する。ここで、第二の翼結合部4,5またはそのレバー43,53は、荷重作用線またはレバーの長手方向が、翼2の領域において、特に、関係する翼リブ20の境界内において、荷重の上方で交差するように、互いに対し傾斜して延在する。ここで、「関係する」翼リブ20とは、少なくとも翼結合部分FAが直接的若しくは間接的に取り付けられるリブ、または翼結合部分FAが結合されるリブを意味する。「関係する」翼リブ20は、先に述べたように、最も近くにあるリブ20であってもよい。
第二の翼結合部4,5の傾斜角度は、第一の翼結合部3,6の一つに欠陥があるとき、第二の翼結合部4,5により第一の翼結合部3,6の荷重が吸収されるよう、算定される。つまり、航空機の長手方向Xに作用する力を吸収するのとは別に、航空機の垂直軸方向Zの力も、最大荷重容量を超えることなく、かなりの程度吸収される。
上記の実施形態において、各翼結合部4,5の最大荷重容量は、たとえば前方に負の加速度9gを生じるとき、最大飛行荷重と最大着陸荷重、または計画衝突荷重をもとに設計される。
結合部3,4,5,6の一つに欠陥があるとき、残りの翼結合部の最大荷重容量が通常の安全な飛行を行うのに適切となるよう、翼結合部3,4,5,6それぞれの荷重容量とその吸収する力の方向とが調整される。つまり、角度位置については、フェイルセーフ状況において損傷のなかった結合部に作用する荷重が、衝突時にすべての結合部に作用する荷重とほぼ同じになるよう、翼結合部は互いに対し調整される。結合部3,4,5,6の一つに故障が生じる原因としては、たとえば、素材疲労やエンジン故障、特に、軍事用途の航空機においては、敵の攻撃があげられる。ダメージトレラント状況、またはフェイルセーフ状況で翼結合部3,4,5,6が吸収する荷重は、先に述べた計画衝突状況においてかかる荷重とほぼ同じになる。いずれの状況においても、翼結合部3,4,5,6の一つが故障し、同時に衝突が起こることは起こり難い。
さらに、翼幅方向Yの力を吸収するために、胴体1と翼2との間に、さらに結合部7,8を設ける。上記の実施形態において、翼結合部7,8はそれぞれ、胴体側ベアリング71,81と、翼側ベアリング72,82と、それらの間に配置される振り子73,83とからなる、振り子支持部として形成される。結合部7,8の振り子支持部は、略Y−Z面で接合される。
次に、図2から図4を参照し、Z方向の荷重とX方向の荷重とを吸収する翼結合部3,4,5,6に、さまざまな荷重がかかる状況を考えてみる。ここでは、翼は正の湾曲運動をし、翼2に作用する揚力の重心は、航空機の長手方向Xにおいて、翼結合部3,4,5,6がなす構成の中ほど後部に位置するものとする。この場合、モーメントMyは図に示すように生じる。
図2は、翼の後縁付近に配置される翼結合部6に、故障が生じた状況を示す。上記の翼結合部6に通常かかる荷重は、図に示すように、残りの翼結合部3,4,5に分散される。その結果、X方向の翼結合部4,5は引張荷重をより強く受け、翼の前縁付近に位置するZ方向の翼結合部3は、圧縮荷重を受ける。これにより、翼の正の湾曲運動により生じる、翼上に示す縦揺れモーメントMyは吸収される。X方向の結合部4,5における1927kNまたは2088kNの引張力と、Z方向の翼結合部3における936kNの圧縮力は、計画衝突状況を考慮した荷重をわずかに超える。計画衝突については、図4を参照
して詳しく後述する。
図3は、翼の前縁付近に配置されるZ方向の翼結合部3に、故障が生じた状況を示す。生じた力は、残りの結合部4,5,6に吸収される。X方向の二つの結合部4,5は圧縮荷重を受け、翼の後縁付近に位置するZ方向の結合部6は引張荷重を受ける。この状況においても、各結合部にかかる力は、計画衝突状況を考慮して設計された翼結合部3,4,5,6の力を超えない。X方向の翼結合部4,5には、809kNまたは1085kNの圧縮力が作用し、翼の後縁付近のZ方向の翼結合部6には、1343kNの引張力が作用する。翼上に示される縦揺れモーメントMyは、翼の湾曲運動により吸収される。
図4は、計画衝突状況において翼結合部3,4,5,6へ荷重がかかり、負の加速度9gを前方に、6gを下方に生じた状況を示す。翼結合部3,4,5,6は、損傷なしとする。翼の前縁付近、後縁付近のZ方向の翼結合部3,6には、1115kNまたは1118kNの圧縮力が作用する。一方、X方向の結合部4,5には、1750kNまたは1995kNの引張力が作用する。
先に述べたように、翼結合部3,4,5,6の1つが故障し、同時に衝突が起こることは起こり難い。本明細書において、付加的な翼結合部7,8に対して略翼幅方向Yにかかる力は、実質的に考慮していない。
V方向とX方向に機能する翼結合部3,4,5,6の構造は、胴体1の両側に設けられているが、図1には左翼側のみの構造を示している。この翼結合部3,4,5,6は、翼2の上方で結合される。このため、特に、翼2に生じる力が胴体の両側におけるすべての翼結合部によって吸収されるよう、翼結合部3,4,5,6は共働して機能する。

Claims (16)

  1. 胴体(1)の上方領域に配置される翼(2)が、複数の結合部(3,4,5,6)により胴体(1)に結合され、結合部(3,4,5,6)はさまざまな方向の力を吸収するように設けられ、最大荷重容量、特に計画飛行荷重と計画着陸荷重、または計画衝突荷重を考慮して設計された航空機の翼胴結合体であって、
    結合部(3,4,5,6)の一つに欠陥があるとき、残りの結合部(3,4,5,6)の最大荷重容量が通常の安全な飛行を行うのに適切となるよう、翼結合部(3,4,5,6)それぞれの荷重容量とその吸収する力の方向とは、互いに対し調整されることを特徴とする、航空機の翼胴結合体。
  2. 胴体(1)の各側の翼(2)は、航空機の略垂直軸方向(Z)の力と長手方向(X)の力とを吸収するために設けられた四つの翼結合部(3,4,5,6)により、胴体(1)に結合されることと、結合部(3,4,5,6)の一つに欠陥があるとき、残りの結合部(3,4,5,6)の最大荷重容量は、通常の安全な飛行を行うのに適切なものとなることとを特徴とする、請求項1に記載の翼胴結合体。
  3. 翼結合部(3,4,5,6)は、航空機の略垂直軸方向(Z)の力を吸収するために設けられた第一の翼結合部(3,6)と、翼結合部(3,4,5,6)のすべてに損傷がないとき、航空機の略長手方向(X)の力を吸収する第二の翼結合部(4,5)とを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の翼胴結合体。
  4. 第一の翼結合部(3,6)の一つが故障するとき、通常の飛行において翼結合部の最大荷重容量を超えることなく、損傷のない第一の翼結合部(6,3)とともに前記第二の翼結合部により、翼胴結合体に生じる荷重が吸収されるよう、第二の翼結合部(4,5)の荷重容量と、その吸収する力の角度位置に関する方向とが与えられることを特徴とする、請求項3に記載の翼胴結合体。
  5. 第二の翼結合部(4,5)の一つが故障するとき、通常の飛行において翼結合部の最大荷重容量を超えることなく、損傷のない第二の翼結合部(5,4)とともに前記第一の翼結合部(3,6)により、翼胴結合体に生じる荷重が吸収されるよう、第一の翼結合部(3,6)の荷重容量と、その吸収する力の方向とが与えられることを特徴とする、請求項3または4に記載の翼胴結合体。
  6. 胴体(1)の各側には、二つの第一の翼結合部(3,6)と、二つの第二の翼結合部(4,5)とが設けられることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の翼胴結合体。
  7. 第一の翼結合部(3,6)は、前桁付近と後桁付近とにそれぞれ配置され、第二の翼結合部(4,5)は、それらの間に設けられることを特徴とする、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の翼胴結合体。
  8. 第一の翼結合部(3,6)は、胴体(1)と翼(2)との間で、略Z方向に平行に延在し、第二の翼結合部(4,5)は、胴体(1)と翼(2)との間でZ方向に傾斜して略X−Z面内の方向に延在し、第一の翼結合部(3,6)の一つに欠陥があるとき、最大荷重容量を超えることなく、第二の翼結合部(4,5)により第二の翼結合部(4,5)の荷重が吸収されるよう、第二の翼結合部(4,5)の傾斜角度は互いに対し調整されることを特徴とする、請求項3乃至7のいずれか一項に記載の翼胴結合部。
  9. 第二の翼結合部(4,5)の荷重作用線が翼(2)の領域において荷重の上方で交差す
    るよう、第二の翼結合部(4,5)は互いに対し傾斜して延在すること、または互いに対し傾斜して延在し、翼(2)の領域において荷重の上方で交差する第二の翼結合部(4,5)は、共通の金具に取り付けられていることを特徴とする、請求項8に記載の翼胴結合体。
  10. 翼結合部(3,4,5,6)はそれぞれ、胴体側ベアリング(31,41,51,61)と、翼側ベアリング(32,42,52,62)と、それらの間に配置される振り子(33,43,53,63)とによって形成される、振り子支持部からなることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の翼胴結合体。
  11. 第一の翼結合部(3,6)は、略Y−Z面で接合された振り子支持部により形成され、第二の翼結合部(4,5)は、略X−Z面で接合された振り子支持部により形成されることを特徴とする、請求項10に記載の翼胴結合体。
  12. 航空機の略垂直軸方向(Z)の力と略長手方向(X)の力とを吸収するために設けられた翼結合部(3,4,5,6)は、胴体(1)の各側において、航空機の長手方向(X)にほぼ一列に配置されることを特徴とする、請求項2乃至11のいずれか一項に記載の翼胴結合体。
  13. 略翼幅方向Yの力を吸収するために、胴体(1)と翼(2)との間に、翼結合部(7,8)がさらに設けられることを特徴とする、請求項2乃至12のいずれか一項に記載の翼胴結合体。
  14. 翼結合部(7,8)は、胴体側ベアリング(71,81)と、翼側ベアリング(72,82)と、それらの間に配置される振り子(73,83)とによって形成される、振り子支持部からなることを特徴とする、請求項13に記載の翼胴結合体。
  15. 翼結合部(7,8)の振り子支持部は、略Y−Z面で接合されることを特徴とする、請求項14に記載の翼胴結合体。
  16. 翼胴結合体が、後退翼(2)を有する高翼機に設けられることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の翼胴結合体。
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