JP2010506463A - 通信ネットワークにおける受信機性能の改善 - Google Patents
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Abstract
Description
「Digital video broadcasting (DVB); transmission system for handheld terminals (DVB−H), ETSI EN 302 304 V1.1.1 (2004−11)」、欧州電気通信標準化機構、および
「Digital video broadcasting (DVB); framing structure, channel coding and modulation for digital terrestrial television, ETSI EN 300 744 V1.5.1 (2004−11)」、欧州電気通信標準化機構
として公開されている。
ロバストなモバイル接続性、
サービスエリアの最大化、
低電力消費、
インパルス干渉の緩和、および
セル間のユーザローミング
これらの目的に留意して、規格は表1に記載される構成要素を含む。
この問題に対処するために、DVB−H規格は2Kモードおよび8Kモードに「4K」モードを追加することによりDVB−Tを拡張している。この場合の数は、送信されるDVB波形を生成するのに使用されるFFTにおける副搬送波の数を指す。所与の帯域幅の信号について、副搬送波がより多いことは、副搬送波同士がより近く、ドップラーに対する脆弱性がより高いことを意味する。8Kモードは特にドップラーの影響を受けやすい。4Kモードは、2Kモードによって提供されるような、より幅の広い副搬送波と、8Kモードによって提供されるより長いサイクリックプレフィックス(cyclic prefix)の間の折衷とみなされる。
送信される波形には、受信機におけるコヒーレントな復調および復号のための通信路推定を可能にするようにパイロットシンボルが挿入される。DVBにおいては、任意の所与の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルにおいて、副搬送波のおおよそ9分の1がこのために使用される。サービスエリアと移動度の境界では、受信機がこのようなパイロットだけを使用して正確な通信路推定値を導出する能力が弱まる。
通信路を介して送信される入力信号を受け取るように動作する入力と、
入力信号に基づき通信路の少なくとも1つの特徴を推定するように動作する通信路推定器と、
少なくとも1つの推定された特徴に従って入力信号を調整するように動作する信号調整器と、
調整された信号を通信受信機に提供する出力と
を備えるプリプロセッサが提供される。
通信路を介して送信される入力信号を受け取ること、
入力信号に基づき通信路の少なくとも1つの特徴を推定すること、
少なくとも1つの推定された特徴に従って入力信号を調整すること、および
調整された信号を通信受信機に提供すること
を含む方法が提供される。
通信路を介して送信される入力信号を受け取ること、
入力信号に基づき通信路の少なくとも1つの特徴を推定すること、
少なくとも1つの推定された特徴に従って入力信号を調整すること、および
調整された信号を通信受信機に提供すること
を含む、通信受信機に提供するための信号を前処理する方法を実行するように制御するプログラムコードを含むコンピュータプログラム製品が提供される。
また、プリプロセッサを組み込んだ通信システムも説明される。
a)通信システムにおいて伝送路を介して送信される符号化シンボルを受け取ること、
b)マルチキャリアシステムにおける少なくとも1つの搬送波に対する搬送波間干渉の影響を特徴付ける伝送路のモデルを推定すること、および
c)予測される搬送波間干渉の影響を除去するために推定モデルを使用して受信シンボルを復号すること、
を含む方法が提供される。
パイロットシンボルに基づき第1の平滑化直接通信路を推定すること、
軟送信シンボル推定値と硬送信シンボル推定値を生成するために第1の平滑化直接通信路推定値を使用して受信シンボルを復号すること、
パイロットと第1の硬送信シンボル推定値を使用して第2の平滑化直接通信路を推定すること、
第1の軟送信シンボル推定値と第2の硬送信シンボル推定値を生成するために第2の平滑化直接通信路推定値を使用して受信シンボルを復号すること、
パイロットシンボルと第2の硬送信シンボル推定値を使用して第3の平滑化直接通信路を推定すること、および
まず、第1の軟送信シンボル推定値を使用して観測値から直接通信路干渉の現在の推定値を除去しておいて、少なくとも隣接する副搬送波の平滑化搬送波間干渉通信路を推定すること
を含む方法が提供される。
通信路推定値に従った少なくとも1つの副搬送波からの干渉の消去、
情報ビット推定値を返すために干渉消去された副搬送波を復号すること
を含む。
加えてこの方法は、平滑通信路推定値に従って、復号の前に干渉消去されたシンボルを合成することを含んでいてもよい。
この方法は、
パイロットシンボルと現在の硬復号結果を使用して新しい平滑化直接通信路を推定すること、
まず、現在の軟送信シンボル推定値を使用して観測値から直接通信路干渉の現在の推定値を除去しておいて、少なくとも隣接する副搬送波の平滑化搬送波間干渉通信路を推定すること、
通信路推定値に従った少なくとも1つの副搬送波からの干渉の消去、
新しい軟送信シンボル推定値と硬送信シンボル推定値を生成するために平滑化直接通信路推定値を使用して受信シンボルを復号すること
の1または複数回の追加反復を含んでいてもよい。
低域フィルタによる畳込み、
FFT、窓掛けおよびIFFTによる変換
のどちらかを使用して達成されてもよい。
複数受信機アンテナへの一般化は、各アンテナごとに1組の通信路を定義し、復号プロセスの復調段をベクトル化することにより達成され得る。
また、FFTの出力に存在するICIは、測定された周波数オフセットの時間領域系列を訂正するFFT前モジュールに局部周波数オフセット推定値をフィードバックすることによっても低減され得る。この訂正は、前方のみで行われてもよく、遡及的に、すなわち、周波数オフセット推定値が受信器の適用時に変化する場合、所与のOFDMシンボルがFFTにより複数回変換されるものとして行われてもよい。
後続のリードソロモン復号の前の消去予測の使用を可能にし、それによってシステムの誤り訂正機能を向上させるために、(事後確率復号などによる)畳込み符号の軟出力復号が使用されてもよい。
パイロットシンボルに基づき第1の平滑化直接通信路を推定すること、
軟送信シンボル推定値と硬送信シンボル推定値を生成するために第1の平滑化直接通信路推定値を使用して受信シンボルを復号すること、
パイロットシンボルと硬送信シンボル推定値を使用して次の平滑化直接通信路を推定すること、および
好ましくは、まず、軟送信シンボル推定値を使用して観測値から直接通信路干渉の現在の推定値を除去しておいて、少なくとも隣接する副搬送波の平滑化搬送波間干渉通信路を推定すること
を含む方法が提供される。
通信路推定値に従った少なくとも1つの副搬送波からの干渉の消去、
情報ビット推定値を返すために干渉消去された副搬送波を復号すること
を含む。
通信ネットワークにおいて通信受信機の性能を向上させるために受信機の前に配置され得るプリプロセッサの実施形態を説明する。プリプロセッサは、受信機によって観測される通信路を受信機の機能により良く適合するように調整する。
説明するプリプロセッサは、
DVB−T、DVB−H、IEEE802.11、IEEE802.16、3GPP2などの無線通信システム、
衛星通信システム、および
ADSL、HomePlugなどの有線通信システム
に適用される可能性を有する。説明するプリプロセッサは、受信性能を向上させるために一連の既存の通信受信機と組み合わされてもよい。一構成では、プリプロセッサは、非モバイル用の屋内通信路で動作するように設計された既存のIEEE802.11受信機がモバイル用の屋外通信路で動作するように受信機と組み合わされる。
図5、図6、図7において、FFT48とIFFT49とはそれぞれ、任意の形の時間/周波数領域変換、または周波数/時間領域変換で置き換えられてもよい。またMRC50も、最小平均二乗誤差(MMSE)合成器やゼロフォーシング合成器といった任意の形の信号合成器で置き換えられてもよい。
プリプロセッサ40が適用され得る別の通信路24の例は、例えば、IEEE802.11 WG,「IEEE802.11 Wireless Local Area Networks (WLAN)」, http://grouper.ieee.org/groups/802/11/に記載されている、IEEE802.11a無線機によって使用される通信路である。
一構成では、プリプロセッサはアナログベースバンド入力および出力を使用する。しかし、他にもいくつか以下のような可能なインターフェースがある。
ディジタルベースバンド信号。これは、RF ASICおよび/またはPHY/MAC ASICがディジタルベースバンドインターフェースを有することを必要とし、または外部のアナログ/ディジタルおよびディジタル/アナログ変換器が使用される。
取得後ベースバンド信号。これは、PHY/MAC ASICがPHY取得機能を迂回させることができることを必要とするはずである。
PHY後復調信号。これは、PHY/MAC ASICがそのPHYを迂回させることができることを必要とするはずである。またこの構成では、MACのみのASICを使用することも可能なはずである。
PHYブリッジ。この構成では、プリプロセッサがMACおよび送信機を組み込んでおり、データをPHY/MAC ASICに再送信するはずである。
RF入力。この構成では、RF ASICの機能がプリプロセッサASICに組み込まれているはずである。
RF出力。この構成では、プリプロセッサASICが独立のRF ASICからベースバンド信号を受け取り、統合RF/MAC/PHY ASICにRF信号を出力する。
RF入力およびRF出力。この構成は、RF ASICとMAC/PHY ASICが統合されている市販のIEEE802.11無線機と共に機能するはずである。プリプロセッサASICはアンテナから直接RFの信号を受け取り、それらの信号を処理し、RFでRF/MAC/PHY ASICに出力するはずである。この場合に行うべき重要なことは、プリプロセッサASICのRF入力とRF出力が干渉し合わないようにすることである。これは、RF出力の電力レベルを極めて低く保つことにより、かつ/または信号を入力で使用される通信路と異なる通信路上で出力することによって達成され得る。
IEEE802.11プリプロセッサのインターフェースは、複数の製造者によるRF ASICおよびPHY/MAC ASICがサポートされるように設計され得る。
図12に、IEEE802.11aプリプロセッサの好ましい実施形態80を示す。この実施形態は、その内容が相互参照により本明細書に組み込まれる、2004年12月30日に公開された米国公開特許第2004/0264561号「Filter structure for iterative signal processing」明細書、2005年8月22日に出願されたオーストラリア仮特許出願第2005904528号明細書および関連するPCT出願第PCT/AU2006/001201号明細書、2007年2月27日に出願されたPCT出願第PCT/AU2007/000231号「Method and system for communication in a wireless network」明細書、ならびに2007年5月24日に出願された第PCT/AU2007/000722号明細書「Method and apparatus for multicarrier communications」において定義されているアルゴリズムから導出されるアルゴリズムを使用する。
FECブロック84は、ビタビ復号器ブロック、再符号化器/マッパブロック、および任意選択のLLR計算器ブロック(図13)を使用してもよく、事後確率(APP)復号器ブロック、再符号化器/マッパブロックおよび任意選択のLLR計算器(図14)を使用してもよい。
プリプロセッサ80の別の実施形態では、オーストラリア仮特許出願第2006902812号の優先権を主張するPCT特許出願PCT/AU2007/000722に示すように、第2のFEC復号器が再符号化の前に使用される。これはより多くの待ち時間を導入するが復号利得を増大させる。
プリプロセッサ80の別の実施形態では、通信路から受け取られるプリアンブルが、プリプロセッサの出力に受け渡される。
IEEE802.11aプリプロセッサの別の実施形態では、格納され、または受け渡されたプリアンブルが、MAC/PHY ASICに見える通信路の連続性を保証するように処理される。MAC/PHY ASIC56は信号に関してさらに独自の通信路推定および除去を行うため、ASIC56には、性能損失なしで復調することのできる信号が提示され得る。
IEEE802.11aプリプロセッサ80の別の実施形態では、MAC/PHY ASIC56にパケットが検出されたという短いプリアンブルを即座に出力し始めることによって取得遅延が低減される。その場合、タイミングが長いプリアンブルから決定された後で、プリプロセッサ80は短いプリアンブルの送信を停止し、格納された長いプリアンブルを送信し始めることができる。送信は2つのやり方のうちの1つで開始することができる。第1には送信は、短いプリアンブルのサブワードの境界で開始することができる。第2には、サブワード境界が無視され、短いプリアンブルのサブワードとは無関係に、長いプリアンブルに受信パケットのタイミングによって指示される正しい位置で送信を始めさせる。
通信受信機の性能を向上させるために受信機の前に配置されたプリプロセッサを使用する方法。
通信受信機が観測する通信路を変更することにより受信機の性能を向上させるために受信機の前に配置されたプリプロセッサを使用する方法。
通信受信機が動作することのできる通信路の範囲を広げるために受信機の前に配置されたプリプロセッサを使用する方法。
既存の通信受信機の性能を向上させ、受信機が動作することのできる通信路の範囲を広げるために受信機と共にプリプロセッサを使用する方法。
IEEE802.11通信受信機の性能を向上させ、受信機が動作することのできる通信路の範囲を広げるために受信機と共にプリプロセッサを使用する方法。
時間領域で動作し、時間領域フィルタを使用して通信路推定値と受信信号を合成するプリプロセッサ。
周波数領域で動作するプリプロセッサ。
周波数領域で動作し、FFTとIFFTを使用して、それぞれ、時間領域から周波数領域への変換と、周波数領域から時間領域への変換を行うプリプロセッサ。
周波数領域で動作し、MRCを使用して通信路推定値と受信信号を合成するプリプロセッサ。
周波数領域で動作し、MRCの出力を用いて通信路推定器を駆動するプリプロセッサ。
周波数領域で動作し、復調され、再変調されたMRCの出力を用いて通信路推定器を駆動するプリプロセッサ。
1つまたは複数のアンテナからの入力を有するプリプロセッサ。
ネットワークにおいてプリプロセッサ対応受信機が非プリプロセッサ対応受信機と共存することを可能にするプリプロセッサ。
アンテナと既存のIEEE802.11RF/PHY/MAC受信回路の間に配置することのできるプリプロセッサ。
IEEE802.11RF回路を組み込んでおり、アンテナと既存のIEEE802.11PHY/MAC受信回路の間に配置することのできるプリプロセッサ。
1つまたは複数の既存のIEEE802.11RF回路と既存のIEEE802.11RF/PHY/MAC受信回路の間に配置することのできるプリプロセッサ。
既存のIEEE802.11RF回路と既存のIEEE802.11PHY/MAC受信回路の間に配置することができ、既存のPHY回路の取得回路を迂回するプリプロセッサ。
既存のIEEE802.11RF回路と既存のIEEE802.11PHY/MAC受信回路の間に配置することができ、既存のPHY回路を迂回するプリプロセッサ。
既存のIEEE802.11RF回路と既存のIEEE802.11PHY/MAC受信回路の間に配置することができ、ブリッジとして働くプリプロセッサ。
IEEE802.11無線機構成部品の複数の製造者のインターフェースをサポートするプリプロセッサ。
ほとんど、またはまったく調整なしで入力信号を出力に受け渡すバイパスモードを有するプリプロセッサ。
MRC回路の軟判定出力から導出される信号を出力するプリプロセッサ。
時間領域フィルタ回路から導出される信号を出力するプリプロセッサ。
ビタビ復号器を使用するプリプロセッサ。
SOVA復号器を使用するプリプロセッサ。
APP復号器を使用するプリプロセッサ。
複数のFECブロックを組み込んだプリプロセッサ。
異なる長さの2つの自己相関を利用する取得回路を使用するプリプロセッサ。
出力される格納されたプリアンブルを使用するプリプロセッサ。
プリアンブルを出力に受け渡すプリプロセッサ。
格納された、または受け渡されたプリアンブルを処理するプリプロセッサ。
プリアンブルの一部を削除するプリプロセッサ。
入力において信号が検出されたという短いプリアンブルを即座に出力し、次いでタイミングが取得された後で長いプリアンブルを出力するプリプロセッサ。
短いプリアンブルを絶えず出力し、タイミングが取得された後で長いプリアンブルを出力するプリプロセッサ。
IEEE802.11ネットワークにおいてIEEE802.11MAC/PHY ASICのSIFS時間を減少させることによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する方法。
IEEE802.11ネットワークにおいてSIFS時間をPIFS時間まで増大させることによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する方法。
IEEE802.11ネットワークにおいて通信路から受け取られるデータ転送速度より高いデータ転送速度でプリプロセッサから信号を出力することにより、プリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する方法。
IEEE802.11RF回路から入力されるステータス信号および制御信号を、それらをIEEE802.11MAC/PHY回路に出力する前に処理するプリプロセッサ。
受信機性能は、以下で説明するように、搬送波間干渉(ICI)を予測し、除去することによって改善され得る。
周波数領域においてICIの影響を受ける直交周波数分割多重化(OFDM)の通信路は、干渉行列で送信シンボルの等価の受信シンボルの集合への変換をモデル化する行列モデルを使用してモデル化され得る。行列が非ゼロの非対角項を有するとき、ICIが生じる。ほとんどの場合、優勢な干渉項は、隣接する副搬送波からの干渉を記述する主非対角項である。隣接する副搬送波からの干渉だけを考えるとき、結果として生じる受信OFDMシンボルのベクトルモデルr[i]は、
r[i]=h-1[i]・d-1[i]+h0[i]・d[i]+h+1[i]+d+1[i]
であり、式中、
h0[i]は、所望のシンボルを含む受信シンボルの成分に対する通信路の直接の影響を特徴付ける通信路干渉行列からのベクトルであり、
h-1[i]は、当該の副搬送波より1小さい指数を有する副搬送波によって生じる干渉を特徴付ける通信路干渉行列からのベクトルであり(副搬送波には帯域の端から端まで昇順に指数が付される)、
h+1[i]は、当該の副搬送波より1大きい指数を有する副搬送波によって生じる干渉を特徴付ける通信路干渉行列からのベクトルであり、
d[i]は、OFDMシンボルiの送信周波数領域シンボルのベクトルであり、
d-1[i]は、各値をその値の元の位置より1小さい指数を有する新しい場所に移動させることによってd[i]から導出され(最低の指数を有する副搬送波の扱いは任意である)、
d+1[i]は、各値をその値の元の位置より1大きい指数を有する新しい場所に移動させるd[i]の巡回回転であり(最高の指数を有する副搬送波の扱いは任意である)、
演算子・は、同サイズのベクトルの要素ごとの乗算を表す。
h0[i]の推定値を、本明細書では、直接通信路推定値と呼ぶ。h-1[i]とh+1[i]の推定値を搬送波間干渉通信路推定値と呼ぶ。
ICI除去は、受信機ユニットで実行されても、受信機ユニットと関連付けられたプリプロセッサで実行されてもよい。
ここでは式1の
新しい複合シンボルがそれに対して復調される通信路は以下のように計算される。
ICI消去および合成ブロック310の出力は復調モジュール320に提供される。FEC復号330は復調器320の出力を使用して情報ビット推定値を生成する。FEC復号330が軟出力法(前向き後向きアルゴリズムを使用した事後確率(APP)復号など)を用いる場合、硬送信シンボル推定値および軟送信シンボル推定値が硬再変調器および軟再変調器340を使用して生成される。FEC復号器330で硬判定復号(ビタビ復号など)が使用された場合、ブロック340で硬再変調が適用されて送信シンボルの硬推定値が生成される。いずれの場合も、パイロットシンボル(事前に知られている)が推定値に挿入される必要がある。
式2はブロック410、ブロック420およびブロック430の操作の組み合わせを表すものである。図22には、平滑化機能430を除く所与のOFDMシンボルiの直接通信路推定器処理要素400がより詳細に示されている。
図24に、平滑化機能530を除く所与のOFDMシンボルiのICI通信路推定器処理要素500を示す。図示の構成では、送信シンボルの軟推定値がブロック510への入力として使用され、硬推定値が訓練ブロック520に使用される。
直接通信路推定値、送信シンボル推定値およびICI通信路推定値を含むすべての推定値メモリがゼロに初期設定される。スケジュール702への入力には、受信OFDMシンボル250およびパイロットシンボル704が含まれる。
a)次のパイロット副搬送波が近づくまで周囲の副搬送波上でパイロット副搬送波の通信路推定値を反復すること。
b)パイロットベースの通信路推定値を副搬送波の数に等しい長さのベクトルにコピーし、データ位置をゼロに設定することにより、通信路の周波数領域推定値を構築すること。生じるベクトルはIFFTを使用して変換される。次いで転置された領域の低周波数項が窓の適用により選択される。次いで窓掛けされたベクトルが周波数領域に逆変換される。
c)別の選択肢は、プロセスa)を実行し、次いでプロセスb)を実行するものである。
d)別の選択肢は、プロセスa)を実行し、次いで双方向自己回帰を実行するものである(例えば、相互参照によりその内容が本明細書に組み込まれる、オーストラリア特許出願第AU2005904528号の優先権を主張する同時係属のPCT出願PCT/AU2006/001201(国際公開WO2007/022564)などに記載されている)。
スケジュール702の次の段714で、段710から出力される第1の直接通信路推定値260出力と、段712から出力される第1の送信シンボル推定値270出力を使用して、直接通信路の第2の推定値280を生成する。段714はモジュールB400を使用して実施され得る。
スケジュール702の次の段718では、モジュールB400とモジュールC500を使用して実施され得る。段718への入力には、段714からの第2の直接通信路推定値と段716からの第2の送信シンボル推定値が含まれる。
段720では、再送信段340なしのモジュールA300を使用し、第3の直接通信路推定値280と第1のICI通信路推定値290を使用してOFDMシンボル250を復調、復号して、最終的な情報ビット推定値を獲得する。段720では段716で出力される軟周波数領域シンボル推定値を使用する。
代替のスケジュール、図28および図29
モジュールA、モジュールB、モジュールCにおけるインターフェースが同一であるため、すなわち、これらが1組の通信路推定値と送信シンボル推定値を更新するため、他のスケジュールが予想される(モジュール定義は処理の初期段階において生じるゼロ入力も可能とする)。
A
ABA
ABCA
ABACA
ABCABCA
図29には、シーケンスABACAを使用するスケジュール770が示されている。これは、直接通信路推定値の更新が1少ないという点でシーケンス702およびシーケンス750と異なる。
段772で、段710を参照して論じたように、パイロットシンボルに基づき直接通信路の初期推定値を提供する。次いで段774でOFDMシンボルの第1の推定値を提供し、これを使用して段776で直接通信路の推定値を更新する。次いで段778でシンボル推定値を更新し、段780でICIの影響の推定値を生成する。最後に段782で、段780からのICI推定値と段776からの直接通信路推定値を使用して、推定されるICIの影響を消去し、送信シンボルの最終的な推定値を提供する。
モジュールA300のFEC復号器330は符号器出力ビットの軟推定値を出力し得る。これらの軟出力ビットは、送信OFDMシンボルの推定値を生成するのに使用され得る。軟ビットは、シンボルに対応するビットのビットPDFに及ぶコンステレーションマップ上の平均位置を計算することによって軟変調される340。またパイロットシンボル(事前に知られている)も挿入される。FEC復号器330は同時に硬判定も出力し得る。
送信OFDMシンボル推定値は、受信機において、
訓練ブロック420および520における通信路推定のための訓練シンボルとして、および
例えばICI消去および合成ブロック310などにおける干渉消去に際して
という2つのやり方で使用され得る。
一構成では、軟シンボルが干渉消去に使用され、硬シンボルが訓練に使用される。干渉消去に軟シンボルを使用することの1つの利点は、復号器が不確実である場合、軟シンボルが小さく、これにより干渉消去ステップの正確さが改善され得ることである。訓練に硬シンボルが使用される場合、シンボルの反転を受信機内のルックアップ表に格納することができる。
複数のモジュールが、受信シンボルから、モデル化されるすべての信号成分を差し引いた量である
ICI消去ステップで別のICI項を使用する必要があった場合、この雑音推定値は一般に、
FECモジュール(A)300の性能は、いずれかの知られている符号器入力ビットの使用により改善され得る。DVBの場合にはSYNCバイトが符号化される。これらのバイトは畳込み符号を知られている状態にさせる。例えばこの情報は、畳込み符号のビタビ復号器とAPP復号器の両方で用いることができる。APP復号の場合には、SYNCバイト値に従って事前情報ビットが設定される。ビタビ復号の場合には、知られているビットを使用して終端されたトレースバックを実行することができる。
例えばFFT48など、受信機システムにおけるFFTの出力に存在するICIは、測定された周波数オフセットの時間領域シーケンスを訂正するFFT前モジュールに局部周波数オフセット推定値をフィードバックすることによっても低減される。この訂正は前方のみで行われてもよく遡及的に、すなわち、周波数オフセット推定値が受信器の適用時に変化する場合、所与のOFDMシンボルがFFTによって複数回変換されるものとして行われてもよい。
軟出力FEC復号器330は、外部リードソロモン(RS)消去復号器の消去をマークするのに使用され、リードソロモン外部符号の誤り訂正機能を改善し得る。軟出力を使用してRS符号語シンボルに信頼性が付与され、次いで、いくつかの最小信頼度シンボルの、RS復号器への入力における消去がマークされる。RS消去復号器は1または複数の反復にわたって実行されてもよく、その場合、連続する各反復においてマークされる消去の数が低減されてある最小値に至る。最小値がゼロである場合、操作は、誤り訂正RS復号器の操作と同等である。反復ループは、復号器が復号の成功を報告した場合には、早く打ち切られ得る。用いられる反復の回数、および各反復ステップで消去とマークされるべきシンボルの数は、決められていても、何らかのシステム状態メトリックに従って動的に更新されてもよい。
また、「備える」という語およびこれの文法的変形は、本明細書で使用する場合、「含む」という語と同等であり、他の要素または特徴の存在を除外するものとみなすべきではないことも理解される。
Claims (63)
- 通信受信機と共に動作するプリプロセッサであり、
通信路を介して送信される入力信号を受け取るように動作する入力と、
前記入力信号に基づき前記通信路の少なくとも1つの特徴を推定するように動作する通信路推定器と、
前記少なくとも1つの推定された特徴に従って前記入力信号を調整するように動作する信号調整器と、
前記調整された信号を前記通信受信機に提供する出力と
を備えるプリプロセッサ。 - 前記信号調整器が時間領域フィルタを備える請求項1に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信路推定器の出力に基づき前記時間領域フィルタの1つまたは複数の係数を決定するように動作する係数計算器
をさらに備える請求項2に記載のプリプロセッサ。 - 前記信号調整器が周波数領域の前記入力信号を調整する請求項1に記載のプリプロセッサ。
- 前記信号調整器が、
前記入力信号と前記通信路推定器の出力を合成するように動作する合成器
を備える請求項4に記載のプリプロセッサ。 - 前記合成器が、
最大比合成器(MRC)、
ゼロフォーシング合成器、および
最小平均二乗誤差合成器
からなるグループの中から選択される請求項5に記載のプリプロセッサ。 - 前記通信路推定器が前記合成器の出力に従って前記少なくとも1つの特徴を推定する請求項5または6に記載のプリプロセッサ。
- 前記信号調整器がさらに前方誤り訂正(FEC)ユニットを備える請求項7に記載のプリプロセッサ。
- 前記信号調整器がさらに変調ユニットを備え、前記通信路推定器が、復調され、再変調された前記合成器の出力で駆動される請求項5から8のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信路推定器が、復調され、FEC復号され、FEC再符号化され、再変調された前記線形合成器の出力で駆動される、請求項8に従属する請求項9に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信受信機がRF/PHY/MAC受信回路であり、使用に際してアンテナと前記通信受信機の間で動作するプリプロセッサである前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 1つまたは複数のRF回路をさらに備える請求項1から10のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 使用に際して1つまたは複数のアンテナとPHY/MAC通信受信機の間で動作する請求項12に記載のプリプロセッサ。
- 使用に際して1つまたは複数のRF回路とPHY/MAC通信受信機の間で動作する請求項1から10のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記プリプロセッサが1つまたは複数のRF回路から前記入力信号を受け取り、前記PHY/MAC通信受信機に出力信号を再送信するブリッジとして動作する請求項14に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信受信機の取得回路を迂回するように動作する請求項14に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信受信機のPHY回路を迂回するように動作する請求項14に記載のプリプロセッサ。
- 前記出力が複数の製造者の部品のインターフェースをサポートする前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記入力が複数の製造者の部品のインターフェースをサポートする前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記プリプロセッサがIEEE802.11準拠の受信機と共に動作する前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記入力信号が実質的に調整なしで前記入力から前記出力に渡されるバイパスモードを有する前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 異なる長さの2つの自己相関を利用する取得回路
をさらに備える前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。 - 前記通信受信機に提供される前記調整された信号に含めるための少なくとも1つのプリアンブルを格納するデータ記憶装置
をさらに備える前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。 - 少なくとも1つのプリアンブルと任意選択でいくつかのデータシンボルが前記入力から前記出力に渡される前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信受信機に提供される前記調整された信号に含めるための信号プリアンブルをフィルタリングするフィルタをさらに備える前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- プリアンブルの一部が、前記調整された信号に含める前に調整され、または削除される前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記入力信号が前記入力によって検出される場合、前記出力が短いプリアンブルを出力する前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記入力信号のタイミングが取得されるとすぐに、前記出力が長いプリアンブルを出力する請求項27に記載のプリプロセッサ。
- 前記出力が前記短いプリアンブルを繰り返し出力し、次いで、タイミングが取得されるとすぐに、前記長いプリアンブルを出力する請求項27または28に記載のプリプロセッサ。
- 前記プリプロセッサがIEEE802.11RF回路からのステータス信号および制御信号を処理し、前記出力が前記処理されたステータス信号および制御信号を出力する請求項14に記載のプリプロセッサ。
- 前記入力が複数の入力信号を受け取るように動作する前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記複数の入力信号の中から入力信号を選択するように動作する選択器を備える請求項31に記載のプリプロセッサ。
- 前記通信路推定器と前記信号調整器が前記複数の入力信号に作用する請求項31に記載のプリプロセッサ。
- 前記信号調整器が前記通信受信機の所定の機能に従って前記入力信号を調整するように構成されている前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 前記プリプロセッサが前記通信受信機で動作する通信路の範囲を広げるように構成されている前記請求項のいずれか1項に記載のプリプロセッサ。
- 少なくとも1つのプリプロセッサ対応ノードを備える通信システムであって、
請求項1から35のいずれか1項に記載のプリプロセッサと、
前記プリプロセッサから調整された信号を受け取る通信受信機と
を備える通信システム。 - 入力信号を直接受け取る通信受信機を備える少なくとも1つの非プリプロセッサ対応ノードをさらに備える請求項36に記載の通信システム。
- 前記通信システムがIEEE802.11ネットワークであり、カバレージクラスを増大させることによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する遅延補償器を備える請求項36または37に記載の通信システム。
- 前記通信システムがIEEE802.11ネットワークであり、IEEE802.11MAC/PHY ASICのSIFS時間を低減することによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する遅延補償器を備える請求項36または37に記載の通信システム。
- 前記通信システムがIEEE802.11ネットワークであり、SIFS時間をPIFS時間まで増大させることによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する遅延補償器を備える請求項36または37に記載の通信システム。
- 前記通信システムがIEEE802.11ネットワークであり、通信路から受け取られる前記入力信号のデータ転送速度より高いデータ転送速度で前記プリプロセッサから信号を出力することによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する遅延補償器を備える請求項36または37に記載の通信システム。
- 前記通信システムがIEEE802.11ネットワークであり、IEEE802.11MAC/PHY回路のCCA信号を早くアサートすることによりプリプロセッサ対応ノードにおける遅延を補償する遅延補償器を備える請求項36または37に記載の通信システム。
- 通信受信機に提供するための信号を前処理する方法であって、
通信路を介して送信される入力信号を受け取ること、
前記入力信号に基づき前記通信路の少なくとも1つの特徴を推定すること、
前記少なくとも1つの推定された特徴と前記通信受信機の所定の機能に従って前記入力信号を調整すること、および
前記調整された信号を前記通信受信機に提供すること
を含む方法。 - 機械可読記録媒体に記録された機械可読プログラムコードであり、前記プログラムコードが実行されるデータ処理装置の動作を、
通信路を介して送信される入力信号を受け取ること、
前記入力信号に基づき前記通信路の少なくとも1つの特徴を推定すること、
前記少なくとも1つの推定された特徴と前記通信受信機の所定の機能に従って前記入力信号を調整すること、および
前記調整された信号を前記通信受信機に提供すること
を含む、通信受信機に提供するための信号を前処理する方法を実行するように制御する前記プログラムコードを含むコンピュータプログラム製品。 - 機械可読プログラムコードが実行されるデータ処理装置の動作を、
通信路を介して送信される入力信号を受け取ること、
前記入力信号に基づき前記通信路の少なくとも1つの特徴を推定すること、
前記少なくとも1つの推定された特徴と前記通信受信機の所定の機能に従って前記入力信号を調整すること、および
前記調整された信号を前記通信受信機に提供すること
を含む、通信受信機に提供するための信号を前処理する方法を実行するように制御する前記プログラムコードを含むコンピュータプログラム。 - 実質的に図2〜7、11、12、13〜15および18〜20に示される実施形態のいずれか1つを参照して本明細書で説明されているようなプリプロセッサ。
- 実質的に図2〜7、11、12、13〜15および18〜20に示される実施形態のいずれか1つを参照して本明細書で説明されているような通信システム。
- マルチキャリア通信システムにおいてシンボルを復号する方法であって、
a)前記通信システムにおいて伝送路を介して送信される符号化シンボルを受け取ること、
b)前記マルチキャリアシステムにおける少なくとも1つの搬送波に対する搬送波間干渉の影響を特徴付ける前記伝送路のモデルを推定すること、および
c)搬送波間干渉の予測される影響を除去するために前記推定モデルを使用して前記受信シンボルを復号すること
を含む方法。 - マルチキャリア通信システムにおいてシンボルを復号する装置であって、
a)前記通信システムにおいて伝送路を介して送信される符号化シンボルを受け取る入力部と、
b)前記マルチキャリアシステムにおける少なくとも1つの搬送波に対する搬送波間干渉の影響を特徴付ける前記伝送路のモデルを推定する推定器と、
c)搬送波間干渉の予測される影響を除去するために前記推定モデルを使用して前記受け取られたシンボルを復号する復号器と
を備える装置。 - 機械可読記録媒体に記録された機械可読プログラムコードであり、前記プログラムコードが実行されるデータ処理装置の動作を、
a)前記通信システムにおいて伝送路を介して送信される符号化シンボルを受け取ること、
b)前記マルチキャリアシステムにおける少なくとも1つの搬送波に対する搬送波間干渉の影響を特徴付ける前記伝送路のモデルを推定すること、および
c)搬送波間干渉の予測される影響を除去するために前記推定モデルを使用して前記受信シンボルを復号すること
を含む、マルチキャリア通信システムにおいてシンボルを復号する方法を実行するように制御する前記プログラムコードを含むコンピュータプログラム製品。 - 機械可読プログラムコードが実行されるデータ処理装置の動作を、
a)前記通信システムにおいて伝送路を介して送信される符号化シンボルを受け取ること、
b)前記マルチキャリアシステムにおける少なくとも1つの搬送波に対する搬送波間干渉の影響を特徴付ける前記伝送路のモデルを推定すること、および
c)搬送波間干渉の予測される影響を除去するために前記推定モデルを使用して前記受信シンボルを復号すること
を含む、マルチキャリア通信システムにおいてシンボルを復号する方法を実行するように制御する前記プログラムコードを含むコンピュータプログラム。 - マルチキャリア無線通信システムの通信路を介してシンボルを含む信号を受け取る受信機における搬送波間干渉の予測および除去の方法であって、
a)パイロットシンボルに基づき第1の直接通信路推定値を生成すること、
b)送信シンボルの第1の硬推定値を生成するために前記第1の直接通信路推定値を使用して受信シンボルを復号すること、
c)前記パイロットシンボルと前記第1の硬送信シンボル推定値を使用して第2の直接通信路推定値を生成すること、
d)第1の軟送信シンボル推定値と第2の硬送信シンボル推定値を生成するために前記第2の直接通信路推定値を使用して前記受信シンボルを復号すること、
e)前記パイロットシンボルと前記第2の硬送信シンボル推定値を使用して第3の直接通信路推定値を生成すること、および
f)前記第1の軟送信シンボル推定値を使用して前記受信シンボルの観測値から直接通信路干渉の現在の推定値を除去しておいて、少なくとも1つの隣接する副搬送波の搬送波間干渉通信路推定値を生成すること
を含む方法。 - 前記通信路推定値に従って少なくとも1つの副搬送波から干渉を消去すること、および
情報ビット推定値を返すために前記干渉消去された副搬送波を復号すること
を含む請求項52に記載の方法。 - 平滑化された通信路推定値に従って、復号する前に前記干渉消去されたシンボルを合成すること
を含む請求項53に記載の方法。 - パイロットシンボルと現在の硬復号結果を使用して新しい平滑化直接通信路推定値を生成すること、
まず、現在の軟送信シンボル推定値を使用して前記観測値から直接通信路干渉の前記現在の推定値を除去しておいて、少なくとも前記隣接する副搬送波の平滑化搬送波間干渉通信路推定値を生成すること、
前記通信路推定値に従って少なくとも1つの副搬送波から干渉を消去すること、
新しい軟送信シンボル推定値と硬送信シンボル推定値を生成するために前記平滑化直接通信路推定値を使用して前記受信シンボルを復号すること
の1または複数回の反復を含む請求項52から55のいずれか1項に記載の方法。 - 1つまたは複数の通信路推定値が、
低域フィルタによる畳込みと、
FFT、窓掛けおよびIFFTによる変換
の中から選択される平滑化方法によって平滑化される請求項52から55のいずれか1項に記載の方法。 - 前記受信機が複数のアンテナから信号を受け取り、
各アンテナごとに1組の通信路を定義すること、および
受信シンボルの前記復号プロセスの復調段をベクトル化すること
を含む請求項52から56のいずれか1項に記載の方法。 - 受信信号がFFTを使用して時間領域から周波数領域に変換され、
測定される周波数オフセットに従って時間領域シーケンスを訂正するように構成されたFFT前モジュールに局部周波数オフセット推定値をフィードバックすること
を含む請求項52から57のいずれか1項に記載の方法。 - 前記時間領域シーケンスの前記訂正が前方のみで行われる請求項58に記載の方法。
- 前記周波数オフセット推定値が、前記受信信号に対する前記受信機の応用時に変化する場合、OFDMシンボルが前記FFTにより複数回変換される請求項58に記載の方法。
- 前記畳込み符号の軟出力復号の使用により後続のリードソロモン復号の前の消去予測の使用を可能にし、それによって前記システムの誤り訂正機能を向上させることを含む請求項52から60のいずれか1項に記載の方法。
- 実質的に図21〜29に示される実施形態のいずれかを参照して本明細書で説明されているような、マルチキャリア通信システムにおいてシンボルを復号する方法。
- 実質的に図21〜29に示される実施形態のいずれかを参照して本明細書で説明されているような、マルチキャリア通信システムにおいてシンボルを復号する装置。
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