JP2010505691A - 救命ボート吊り下げシステム - Google Patents

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Abstract

救命ボート用の吊り下げシステムが、一対のフックブロック(22)を有し、これらのブロックの各々が、離れた位置で救命ボートに連結するのに適した、一対の吊り下げケーブルの吊りリンク(14)に連結するのに適している。各フックブロックは、フック要素(34)を有し、該フック要素が、閉鎖位置(図4)と開放位置(図5)との間での運動のために軸ピン取りつけされ、またこの要素は荷重が軸ピンの中心を通る構造になっている。単一の制御機構(23)が二つのフックブロックのために備えられ、一対の柔軟ケーブル(24、25)によって、該フックブロックに連結されている。主解放機構(26、67、68、61)が、救命ボートが浮いているときに、ケーブルを引っ張り、フック要素をその開放位置に動かすようになっている。フックブロックに大荷重がかかっている緊急状態下では、緊急解放機構(28、75、72、57)が、フック要素(34)に加わるかなり大きな力にもかかわらず、該フック要素をその開放位置に動かすようになっている。緊急解放機構は、主解放機構に比して、著しく大きな機械的拡大率を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、救命ボート用の吊り下げシステムに関する。特に、本発明は、離れた位置で救命ボートに連結するのに適した一対のフックブロックを有する吊り下げシステムとそれらのフックブロックのための制御機構とに関する。
船、石油掘削装置その他の海上構造物(ここでは、以下、簡単なように、すべて単に“船”と呼ぶことにする)は、通常、緊急避難ができるように、一つ以上の救命ボートを備えている。しばしば、そのような救命ボートは、船に備えられたダビットから吊り下げられた一対のケーブルによって吊られており、救命ボートには、一対の解放可能なフックブロックが、ケーブルの下端に備えられた吊りリンクのために取りつけてある。フックブロックは、救命ボートが浮かんでいて、船から解放すべきときに、開放することができる。一般に、フックブロックは、救命ボートが浮かぶまで、吊り下げケーブルから解放することができない、という点が重要である。(浮かんでいるときには、フックブロックには、あまり力が作用しない)。しかし、場合によっては、救命ボートがまだ浮かんでおらず、フックブロックが救命ボートと乗っている係員の全重量を支えているときに、緊急操作が必要になることがある。
そのような緊急操作に対応するために、国際規則においては、船の救命ボートにおいて、救命ボートの通常最大荷重の110%を支持しているときに開放できる、解放可能なフックブロックが必要である。したがって、フックブロックは、最大荷重下で操作できるが、たとえば救命ボートが浮かんでいるような、フックブロックが軽い荷重(または無荷重)しか受けていないとき以外でも、不注意で開放されることがないような構造でなければならない。
広く使用されているフックブロックの構造は、該ブロックの軸ピン取りつけフック要素に対する荷重が、フックを開放するような向きの、吊り下げケーブルの下端の吊りリンクからフックを解放するような、フック要素に対する偶力を与えるものである。フック要素にはロック機構が備えられて、フック要素の旋回を防ぐようになっているが、フック要素は、解放されると、ただちにフック要素への荷重下で旋回し、吊りリンクを解放する。このようなフックブロックに関しては、以下で、図1を参照して、詳しく述べる。
不都合なことに、使用経験によれば、前記フックブロックは、荷重そのものによって与えられるフック要素に対する偶力のために、全荷重が加わった状態で、意図せず開放されることがあり、あるいは不注意により開放されることがある。そのような意図しない、予想外の解放は、一般に吊り下げられている救命ボートの一端のみでの解放は、救命ボート内の係員の死命に関わることが多い重大な事故を起しうるものである。これは、船員にとって重大な問題であり、事故の危険のため、救命ボート訓練の実施における士気をそぐものである。
救命ボートの重さがフック要素に開放偶力を作用させる場合の不注意または予想外のフックブロックの開放の問題の解決の一つの試みは、流体静力学的連動弁、通常この分野ではハイドロスタットと呼ばれるものを使用することである。ハイドロスタットは救命ボートの船殻に配置された隔膜を有し、この隔膜はボートに水が入ったときに作用しはじめる。次に、ハイドロスタットは、フック要素のロック機構を解放する。その他の場合、このロック機構は、フック要素をその閉鎖位置に保つ。保守が十分でない場合にハイドロスタットを使用する場合、全幅の信頼をおくことはできない。さらに、フック要素を荷重下で開放しなければならない緊急状態においては、ハイドロスタットロック機構が作動しないようにしなければならない。
この不注意による開放の問題に対する代替アプローチは、いわゆる中心軸荷重フックブロックの使用である。この場合、吊りリンクがフック要素に及ぼす荷重の作用線がフック要素旋回軸の中心を通る。適当な設計により、フック要素に作用する開放偶力は、なくすことができるが、経験によれば、フックブロックを救命ボートの最大搭載荷重の110%のもとで開放しなければならない場合には、フック要素に非常に大きな力を加えなければならない。この大きな力を与えるのに適当な機構を備えた場合、この機構は無負荷条件下(救命ボートが浮いているとき)で動作させるのに不便であり、さらにこの機構は、救命ボートが浮く前の、偶然または不注意な操作の問題に対応するものではない。
本発明の主目的は、救命ボートのための吊り下げシステムを提供することである。このシステムは、無負荷条件下または救命ボートの最大搭載荷重の110%負荷のもとで救命ボートを解放するために開放することのできるフックブロックを備えた吊り下げシステムの公知の設計に伴う問題を完全に解決するものではないにしても、少なくともこの問題を軽減するものである。
本発明においては、
救命ボート用の吊り下げシステムであって、
−離れた位置で救命ボートに連結するのに適した、一対の吊り下げケーブルに連結するための一対のフックブロックであって、これらのフックブロックの各々がフック要素を有し、該フック要素が、使用時に、前記フック要素に対する荷重の作用線が実質的に前記フック要素の旋回軸を通る閉鎖位置と、付随する吊り下げケーブルが前記フック要素から解放されている開放位置との間で、旋回軸のまわりに運動するために、軸ピン取りつけされているフックブロック、及び、
−前記一対のフックブロックのための制御機構であって、
・ハウジング、
・該ハウジング内での運動のために取りつけられた制御要素、
・一端がこの制御要素に簡単に取りつけられ、他端がそれぞれのフック要素の旋回運動のためにフック要素に取りつけられた一対の柔軟解放ケーブル、
・フックブロックが実質的に無負荷のときに使用するための主解放機構であって、該主解放機構が前記制御要素に連結され、また開放ハンドルを有し、該ハンドルが、通常位置からフック開放位置まで動かされるときに、制御要素が動かされて、柔軟ケーブルを引っ張ってフック要素をその開放位置まで旋回させる主解放機構、
・やはり制御要素に連結されてフック要素をその開放位置に動かすための制御要素の運動を行わせる緊急解放機構であって、該緊急解放機構が、フックブロックが大きな力を受けているときに使用するためのものであり、主解放機構に比して大きな機械的拡大率を有する緊急解放機構、
を有する制御機構、
の組合せから成ることを特徴とする吊り下げシステム、
が提供される。
容易にわかるように、本発明の吊り下げシステムにおいては、フック要素に対する荷重の作用線が実質的にフック要素の旋回軸を通る、一対のいわゆる中心軸荷重フックブロックが使用される。その結果、フック要素に対する荷重によらず、フック要素に対しては、有意の回転偶力が与えられることがない。フックブロックに荷重が加わらないか、または少ししか加わらない場合、主解放機構を使用して、各ブロックのフック要素をその開放位置に動かすことができる。フックブロックが、通常の最大負荷の約110%までの大きな力を受けている場合、主解放機構はフックブロックを開放することはできない。その場合でも、これらのフックアセンブリは開放できるが、しかし、主解放機構に比して大きな機械的拡大率、一般に数倍で場合によっては数十倍の機械的拡大率を有する緊急解放機構を使用することによってのみ開放できる。
フックブロックがまだ荷重を受けているときには、フックブロックが主解放機構によっては開放できないので、フックブロックの不注意または偶発的な開放がなくなる。しかしそれでも、フックブロックは、緊急条件下で必要な場合、独立の緊急開放機構を使用することにより、開放することができる。
好ましくは、各フックブロックは、救命ボートに直接または間接に取りつける手段を備えた、一枚の側板、好ましい実施形態の場合、間隔をとって配置された一対の側板を有する。フック要素は、これらの側板の間に軸ピン取りつけされ、吊り下げケーブルまたはこのケーブルの自由端に備えられた吊りリンクによる係合のための弧状表面によって定められるのど部を有する。この弧状表面は、実質的にフック要素の旋回軸上に中心を有し、フック要素、旋回軸および取りつけ手段は、フック要素の閉鎖位置において、フック要素によって保持される取りつけられた救命ボートまたは吊り下げケーブルからフックブロックに加えられる力の作用線が、実質的に該フック要素の旋回軸を通るように、配置される。
各フックブロックは、第一の位置と第二の位置との間での運動のために、側板に軸ピン取りつけされた保持器を有することができる。この保持器は、その第一の位置にあるとき、フック要素の閉鎖位置において、フック要素ののど部を閉鎖して、フック要素に連結された吊り下げケーブルまたは吊りリンクがフック要素からはずれないように作用するものである。フック要素がその閉鎖位置にあるとき、保持器は、その第二の位置まで旋回して、吊り下げケーブルまたは吊りリンクがフック要素に連結できるようにすることができる。好ましくは、保持器は、該保持器をその第一の位置に早く戻すための釣合い重りを備えている。
制御要素は、フック要素がそれらの閉鎖位置にあるとき、制御要素を通常の位置に偏倚させる手段を備えることができる。そのために、ばね、ガスシリンダー、その他の手段を備えることができるが、好ましい実施形態においては、制御機構のハウジング内に摺動自在に取りつけられた重り(mass)を使用し、この重りは、フック要素がそれらの閉鎖位置にあるとき、重力下で下部位置に早く戻るようにする。そのために、各柔軟解放ケーブルは、荷重下のフックブロックの開放に必要な割合に大きな引っ張り力だけでなく、割合に小さな圧縮力をも伝えることができなければならない。この実施形態の場合、主および緊急解放機構は、重力に抗して重りを持上げ、したがってまた、制御要素と柔軟ケーブルによって、フック要素をそれらの開放位置まで引っ張るように構成することができる。
主解放機構は、フックブロックの開放のために、約90°動くことのできる軸ピン取りつけされた解放ハンドルを有することができる。主解放機構は、制御要素の運動軌道を横断して延びるガイドを有する中心の真上を越えて移動する機構(over centre mechanism)を構成する解放アームを有することができる。この機構は、フック開放位置に動かされたとき、主解放機構を前記位置に保つようになっている。
緊急解放機構は、制御要素に付随し、制御機構のハウジングから突き出たシャフトに取りつけられたピニオンとかみ合うラックを有することができる。使用する必要がある場合、緊急解放レバーを、前記シャフトの突き出た部分と係合させ、ピニオンを回転させてラックを駆動し、制御要素をフック開放位置に動かすことができる。十分な力がラックに伝わるように、割合に長い緊急解放レバーを備えることができる。さらに、ラチェット機構を緊急解放機構に備えて緊急解放レバーの多数回の往復ができるようにすることができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の救命ボート吊り下げシステムの一つの特定実施形態について、詳しく説明する。この実施形態は単なる例である。
図1は、緊急時に救命ボートを海に下ろすために、船、石油掘削装置、その他から救命ボートを吊り下げるのに使用するための先行技術のフックブロックを示す。同様のフックブロックは、現在当該産業において広く使用されており、救命ボートを海に下してから、吊り下げケーブルから解放することができるようになっている。このフックブロックは、二枚の側板10から成る本体を有し、この本体には、二枚の側板10の間を延びているシャフト12のまわりに旋回するフック要素11が備えられている。このフック要素はのど部13を定め、のど部13には、通常船に備えられたダビットから下げられる吊り下げケーブル(図示せず)の自由端に取りつけられた吊りリンク14が配置されている。フック要素は尾部15を有し、該尾部の自由端は、側板の間の別のシャフト17にやはり回転自在に支持されたロックカム16と係合しており、このカムには、操作ケーブル19が連結されたカムクランク18が備えられている。
容易にわかるように、吊りリンク14は、図1に示すような閉鎖位置にあるとき、フック要素11によって保持され、該リンクは、二枚の側板のへり20に対向接触して支えられている。リンク14の作用線がシャフト12から横方向にずれているので、救命ボートの重さによって、反時計回りの向き(図1において)の回転偶力がフック要素に与えられ、フックを解放しようとするが、カム16がこれに抵抗する。救命ボートを解放すべき場合、ケーブル19が引っ張られて、フック要素の尾部15がカム16から解放される。フック要素は、該フック要素に作用する偶力によって反時計回りの向きに回転し、吊りリンク14がフックブロックから解放される。
フックブロックに加わる力が大きいほど、フック要素11は、いったんカム16から解放されると、より容易に反時計回りの向きに回転し、そのため、救命ボートからフックブロックに加えられる力の存在にもかかわらず、連結されている救命ボートを解放するためのフックブロックの開放が保証できる。他方、フック要素をシャフト12のまわりに回転させて解放することは、その必要がない場合でも、割合に簡単であり、そのため、救命ボートの早すぎる解放が起こり、救命ボート内の係員が怪我をすることがある。
図2〜9に示すのは、本発明の吊り下げシステムであり、これは、前述の先行技術のフックブロックの欠点を有しない。図2は、一対のフックブロック22を、閉鎖状態で示し、それぞれの吊りリンク14がフックブロック22に係合している。また、この図においては、制御機構23が、一対の柔軟ケーブル24、25によって、二つのフックブロックに連結されており、各ケーブルは、制御機構23から二つのフックブロック22に、大きな引張り力と割合に小さな圧縮力とを与える。
制御機構23は、図2に通常位置で示されている主解放ハンドル26を有しているが、これは、反時計回りの向き(図2において)に軸ピン旋回して二本の柔軟ケーブル24、25を引っ張ることができ、それぞれの吊りリンク14をそれぞれのフックブロック22から解放することができる。この解放ハンドル26は、フックブロックに実質的な力が作用しないとき、たとえば救命ボートが下げられて浮かんでいるときに、吊りリンクの解放を行うために、正常に動作するようになっている。緊急の場合には、まだ吊り下げられていて大きな力が加わっているときに、救命ボートを解放するために、解放ハンドル26によって柔軟ケーブル24、25に加えられる力が不十分であることがありうる。この点を是正するために、制御機構には、緊急解放機構が備えられ、この解放機構は、図9に示す緊急解放レバー28に係合させることのできる外部シャフト27を有している。
各フックブロック22の詳細を、図3、4、および5に示す。各フックブロック22は、下部領域に一対の横方向の穴31を備えた一対の側板30を有し、これらの穴によって、フックブロックを、救命ボートの一部として形成される救命ボートマウント32にボルト留めすることができる。側板の間には、シャフト33に回転自在に、のど部35を有するフック要素34が取りつけられている。のど部35の上部へり36は、シャフト33の旋回軸に中心をおく弧の形をしている。穴31、中空シャフト33、およびのど部35の上部へり36は、使用時に、吊りリンク14によってフックブロックに加えられる荷重がシャフト33のまわりのフック要素の回転軸を通るように、配置されている。したがって、容易にわかるように、この荷重は、その大きさとは無関係に、フック要素に回転偶力を与えることがない。ここでは、このようなフックアセンブリを、“中心軸荷重”ブロックと呼ぶ。
側板30の間には、一対のガイド37も取りつけられ、また隣接端壁には、もう一つのガイド38が備えられている。ブロック39はこれらのガイドの間に摺動自在に取りつけられ、軸ピン取りつけされたリンク40によってフック要素34に連結されている。柔軟ケーブル24は、やはり二枚の側板30の間に取りつけられたケーブルブロック42に取りつけられた外装41と、自由端がブロック39に取りつけられた内部ケーブル43とを有している。したがって、制御機構による内部ケーブル43の引張りにより、ブロック39が、フック要素がその閉鎖配置にある図4に示す位置から、図5に示す位置まで、摺動し、したがってフック要素がその開放配置まで回転して、吊りリンク14が解放される。
やはり側板30の間に軸ピン取りつけされているのは、一対のアーム46を有する保持器45であり、これらのアームの一端近くには横棒47が、他端には釣合い重り48が備えられている。前記保持器は、図3および4では、その通常位置にあるように示されており、この場合、前記一端と横棒47とは、保持器がこの位置から旋回しない限り、吊りリンク14がフック要素34からはずれないようにする働きをしている。この保持器は、フック要素がその閉鎖配置(図4)にあるとき、吊りリンクをフック要素34と係合させる必要がある場合、釣合い重りによって与えられる偏倚力に抗して、時計回りの向きに旋回させることができる。
側板30の間には、その上部領域に、吊り上げ用アイボルト49も備えてあり、これは、救命ボートまたは吊り下げシステムの一部の保守が必要で、通常の制御機構が使用できない場合に、使用する。
図6、7および8は、吊りリンク14のフックブロック22からの解放を制御するための制御機構を示す。この制御機構は柔軟ケーブル24、25によって作用する。この制御機構は、一対の側板53を有するハウジング52を有し、前記側板のそれぞれは、垂直に延びているそれぞれの低摩擦ガイド54を備えている。これらのガイドの間には、重り55(この実施形態の場合、約22kg)が摺動自在に取りつけられ、この重りは、重力の作用下で、通常下方の位置にあり(図6)、側板53の間に取りつけられた止め56上に静置されている。ラック57が重り55に取りつけてあり、二本の柔軟ケーブル24、25の内部ケーブル43が、横ピン58によって、ラックの底部端に取りつけられ、この横ピンは、内部ケーブルの自由端に備えられたハイム継手(Heim joint)を貫通して延びている。二本のケーブル24、25の外装41が、ハウジング52の底板59に取りつけられている。
ローラーボックス61が、重り55とラック57との上部端を横断してこれらに取りつけられており、このローラーボックスは、対向する上壁と下壁62、63および対向端壁64、65を備えている。主解放ハンドル26は、一つの側板53にジャーナル軸受けによって取りつけられた解放シャフト66に取りつけられており、解放アーム67がハウジング内で前記シャフトに取りつけられている。ローラー68が、解放アーム67の自由端に回転自在に取りつけられており、ローラーボックス61内に配置されている。したがって容易にわかるように、解放ハンドル26が図6のその通常位置から図7のそのフック開放位置まで反時計回りに動くことにより、ローラーボックス61の上壁62に沿って走るローラー68の動作によって、重り55とラック57とが持上げられる。アーム67と解放シャフト66および端壁64との相対配置は、図7に示すように、アーム67が中心の真上を超えて垂直方向を過ぎるまで移動し、したがって重り55に作用する重力がこの重りとラックとを図7に示すようなこれらの上昇位置に保つようなものである。
解放ハンドル26によって重り55とラック57とを上昇させることにより、内部ケーブル43がその外装に相対的に引っ張られ、すると、二つのフック要素34はその閉鎖位置(図4)からその開放位置(図5)に動かされる。フック要素は、解放ハンドル26が時計回りに故意に動かされてアーム67が中心の真上を超えてもう一度垂直方向を過ぎるまで動かされ、重り55とラック57に作用する重力がこの機構を図6に示す位置に戻し、したがってまたフック要素34をその閉鎖位置に戻すまで、開放位置に保たれる。
緊急解放機構は、二枚の側板53の間に取りつけられて、ラック57を摺動自在に受けるスロットを有するギヤキャリッジ70を有する。キャリッジ70は、ラック57とかみ合っているピニオン72を支持する緊急解放シャフト71を回転自在に支持しており(図8)、前記シャフトは、ハウジング52の一つの側板53の外に突き出ている。シャフト71の突出部は、正方形断面形材73であり、取り外し自在のシュラウド74に包囲されていて(図9)、このシュラウドは、取りはずされたときには、鎖でつなぎとめられる。シュラウド74は、該シュラウドがはずされるまで、シャフト71の突出部73への接近を防止するものである。このシュラウドがはずされると、正方形断面形材73は、ラチェット機構75を収容した緊急レバー28とかみ合わせることができ、このようにかみ合わせると、このレバーを往復させて、ピニオン72を一方向にのみまわし、ラック57と重り55を持上げることができる。すると、柔軟ケーブル24、25の内部ケーブル43が引っ張られて、フック要素がその開放位置に動かされる。代表的な実施形態の場合、緊急解放レバー28は、ラックおよび重りを、図6に示す位置から図7に示す位置まで完全に持上げて、フック要素34を、その閉鎖位置から開放位置まで動かすために、四、五回の往復が必要である。
通常の操作においては、フックブロック22は、救命ボート(図示せず)に連結され、フックブロックのフック要素が、吊り下げケーブルの下端に備えられた吊りリンク14に連結されている。前述のように、フックブロックは、荷重が中心を通るようになっており、したがって救命ボートの荷重によって回転偶力がフック要素に与えられることがない。それにもかかわらず、連結された救命ボートと搬送される係員との重量が20〜26トンの程度であるため、これらのフック要素をその閉鎖位置(図4)からその開放位置(図5)までまわすのに、非常に大きな力をフック要素に加える必要がある。この力を解放ハンドル26によって与えることはできず、したがってこのように救命ボートが吊り下げられているとき、フックブロックが不注意で吊りリンクから解放されることはありえない。
救命ボートが浮かんでいるとき、フックブロックには非常に小さな力しか作用せず、主解放ハンドル26を操作して、フック要素34をその開放位置に動かして、救命ボートを吊り下げケーブルからはずすことができる。緊急時には、大きな荷重を受けているときに、フック要素をその開放位置に動かす必要があるが、解放ハンドル26を使用できない場合、緊急解放レバー28を、緊急解放機構とともに使用して、ラック57をその上昇位置まで駆動することができる。このとき、フック要素34は、荷重が加わっているにもかかわらず、その開放位置に強制的に動かされる。
前述の先行技術のフックブロックを示す図である。 本発明の救命ボート吊り下げシステムの実施形態であり、救命ボート(図示せず)が一対の吊り下げケーブル(やはり図示せず)から吊り下げられている状態を示す。 図2のシステムのフックブロックのうちの一つの等角図であり、明確なように一つの側板を取りはずした状態で示してある。 フックブロックの側面図であり、一つの側板を取りはずした状態の閉鎖状態を示す。 フックブロックの側面図であり、一つの側板を取りはずした状態の開放状態を示す。 図2に示す制御機構の一部切欠き図であり、通常位置を示す。 図2に示す制御機構の一部切欠き図であり、フック開放位置を示す。 図6および7の機構の一部切欠き等角図である。 緊急解放レバーが連結された制御機構の側面図である。
10 側板
11 フック要素
12 シャフト
13 のど部
14 吊りリンク
15 尾部
16 ロックカム
17 シャフト
18 カムクランク
19 操作ケーブル
20 側板のへり
22 フックブロック
23 制御機構
24、25 一対の柔軟ケーブル
26 主解放ハンドル
27 外部シャフト
28 緊急解放レバー
30 一対の側板
31 一対の横方向の穴
32 救命ボートマウント
33 中空シャフト
34 フック要素
35 のど部
36 35の上部へり
37 一対のガイド
38 ガイド
39 ブロック
40 リンク
41 外装
42 ケーブルブロック
43 内部ケーブル
45 保持器
46 一対のアーム
47 横棒
48 釣合い重り
49 吊り上げ用アイボルト
52 ハウジング
53 一対の側板
54 低摩擦ガイド
55 重り
56 止め
57 ラック
58 横ピン
59 底板
61 ローラーボックス
62 上壁
63 62に対向する下壁
64 端壁
65 64に対向する端壁
66 解放シャフト
67 解放アーム
68 ローラー
70 ギヤキャリッジ
71 緊急解放シャフト
72 ピニオン
73 正方形断面形材(71の突出部)
74 シュラウド
75 ラチェット機構

Claims (17)

  1. 救命ボート用の吊り下げシステムであって、
    −離れた位置で救命ボートに連結するのに適した、一対の吊り下げケーブルに連結するための一対のフックブロックであって、これらのフックブロックの各々がフック要素を有し、該フック要素が、使用時に、前記フック要素に対する荷重の作用線が実質的に前記フック要素の旋回軸を通る閉鎖位置と、付随する吊り下げケーブルが前記フック要素から解放されている開放位置との間で、旋回軸のまわりに運動するために、軸ピン取りつけされているフックブロック、及び、
    −前記一対のフックブロックのための制御機構であって、
    ・ハウジング、
    ・該ハウジング内での運動のために取りつけられた制御要素、
    ・一端がこの制御要素に簡単に取りつけられ、他端がそれぞれのフック要素の旋回運動のためにフック要素に取りつけられた一対の柔軟解放ケーブル、
    ・フックブロックが実質的に無負荷のときに使用するための主解放機構であって、該主解放機構が前記制御要素に連結され、また開放ハンドルを有し、該ハンドルが、通常位置からフック開放位置まで動かされるときに、制御要素が動かされて、柔軟ケーブルを引っ張ってフック要素をその開放位置まで旋回させる主解放機構、
    ・やはり制御要素に連結されてフック要素をその開放位置に動かすための制御要素の運動を行わせる緊急解放機構であって、該緊急解放機構が、フックブロックが大きな力を受けているときに使用するためのものであり、主解放機構に比して大きな機械的拡大率を有する緊急解放機構、
    を有する制御機構、
    の組合せから成ることを特徴とする吊り下げシステム、
  2. 当該フックブロックの各々が、救命ボートへの直接または間接取りつけのための手段を備えた一枚の側板を有し、フック要素が、前記側板に軸ピン取りつけされ、また吊り下げケーブルとの係合のための弧状表面によって定められるのど部を有し、前記弧状表面が、実質的にフック要素の旋回軸上に中心をおいており、このとき、フック要素、旋回軸および取りつけ手段が、フック要素の閉鎖位置において、取りつけられた救命ボートとフック要素によって保持される吊り下げケーブルによってフックブロックに加えられる荷重の作用線が実質的にフック要素の旋回軸を通り、また、フック要素のその開放位置への旋回運動により吊り下げケーブルがフックブロックから解放されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げシステム。
  3. 各フックブロックが第一の位置と第二の位置との間の運動のために側板に軸ピン取りつけされた保持器を有し、該保持器が、その第一の位置にあるとき、その閉鎖位置にあるフック要素ののど部を閉鎖して、フック要素に連結された吊り下げケーブルがフック要素からはずれるのを防ぎ、また、前記保持器がその第二の位置まで旋回して、吊り下げケーブルが閉鎖位置にあるフック要素と係合できるようにすることを特徴とする請求項2に記載の吊り下げケーブル。
  4. 保持器が該保持器をその第一の位置に早く動かす釣合い重りを備えていることを特徴とする請求項3に記載の吊り下げシステム。
  5. 各フックブロックが、間にフック要素が軸ピン取りつけされた一対の側板を有することを特徴とする請求項2から4の中のいずれか一つに記載の吊り下げケーブル。
  6. 柔軟解放ケーブルの各々が、制御要素からそれぞれのフック要素へ、大きな引張り力ばかりでなく、圧縮力をも伝えるようになっていることを特徴とする請求項1から5の中のいずれか一つに記載の吊り下げシステム。
  7. 制御要素が、偏倚手段を有し、該偏倚手段が、制御要素を、フック要素が該フック要素の閉鎖位置にある通常の位置に早く動かすようになっていることを特徴とする請求項6に記載の吊り下げシステム。
  8. 偏倚手段が、重力下での下部位置への摺動運動のために、ハウジング内に取りつけられた重りを有し、該重りが、制御要素に付随していて、該重りに作用する重力が柔軟ケーブルによりフック要素をそれらの閉鎖位置まで早く動かすようになっており、また、主および緊急解放機構が、前記重りを重力に抗して持上げ、またフック要素をそれらの開放位置まで引っ張るようになっていることを特徴とする請求項7に記載の吊り下げシステム。
  9. 主解放機構の解放ハンドルが、制御機構ハウジングに軸ピン取りつけされ、当該重りに連結されていて、フック要素に実質的に力が加わっていないときに、前記ハンドルをその通常位置からそのフック開放位置まで旋回させるとき、重力に抗して前記重りを持ち上げるようになっていることを特徴とする請求項8に記載の吊り下げシステム。
  10. 主解放機構が、ハウジングに軸ピン取りつけされ、制御要素の運動軌道を横断する方向に延びている制御要素の部分として構成されているガイドと係合している解放アームを有し、該解放アームが該アームによる操作のために当該解放ハンドルに連結されていることを特徴とする請求項9に記載の吊り下げシステム。
  11. 解放ハンドルと解放アームとが、一次レバーとして構成され、解放アームの自由端に当該ガイド上をころがるローラーを備えていることを特徴とする請求項10に記載の吊り下げシステム。
  12. 解放アームとガイドとが、一緒になって、中心の真上を越えて移動する機構を形成し、この機構が、ハンドルがそのフック開放位置まで旋回するとき、解放アームが中心の真上を通ってガイドに対する垂直位置を超えて移動して、当該重りに作用する重力により、ハンドルを前記フック開放位置に保持するようになっていることを特徴とする請求項11に記載の吊り下げシステム。
  13. 制御要素が、ラックを備えており、当該緊急解放機構が、前記ラックとかみ合って回転できるピニオンを有することを特徴とする請求項1から12の中のいずれか一つに記載の吊り下げシステム。
  14. 当該ピニオンが、当該ハウジングから突き出たシャフトに取りつけられており、緊急操作レバーが、緊急解放機構を使用しなければならないときに、前記シャフトに簡単に取りつけられることを特徴とする請求項13に記載の吊り下げシステム。
  15. 緊急解放機構が、フックブロックが大きな力を受けているときに解放するために、緊急解放機構の操作を行うために、操作レバーが往復することができるように、ピニオンシャフトの回転に応じて作動するラチェットを有していることを特徴とする請求項13または14に記載のフックアセンブリ。
  16. 当該ラチェットが、当該ピニオンシャフトとかみ合うのに適した操作レバー内に収容されていることを特徴とする請求項15に記載のフックアセンブリ。
  17. 各吊り下げケーブルが、その自由端にそれぞれの吊りリンクを備えており、該リンクがフックブロックのフック要素と係合することを特徴とする請求項1から16の中のいずれか一つに記載のフックアセンブリ。
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