JP2010505498A - 電気毛切断装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、毛進入開口を備える外部毛切断素子(502)と、外部毛切断素子(502)に対して移動可能な内部毛切断素子と、皮膚の上での好適移動方向(546)と、皮膚の上での好適移動方向(546)に見られるときに外部毛切断素子(502)の前に配置される毛案内又は毛操作部材と、皮膚の上での好適移動方向(546)に見られるときに外部毛切断素子(502)の後に配置される調節可能な皮膚支持部材(524)とを含む電気毛切断装置(500)に関する。
Description
本発明は、毛進入開口を備える外部毛切断素子と、外部毛切断素子に対して移動可能な内部毛切断素子と、皮膚上の移動の好適方向と、皮膚上の移動の好適方向に見られるときに外部毛切断素子の前に配置される毛案内又は毛操作部材とを含む、電気毛切断装置に関する。
毛切断装置に関連して、第一毛切断地域を処置されるべき皮膚に対して整列するよう、移動の第一好適方向に対する第一毛切断地域の前に細長い皮膚支持部材を配置することが知られている。しかしながら、切断されるべき毛が皮膚支持部材によって押し下げられ、それが毛を捕捉するのを困難にするという問題がある。さらなる問題は、より硬い並びにより柔らかい毛種類が、少なくとも一部の場合に、毛切断地域と皮膚との困難な整列を必要とすることである。これは、毛切断装置を処置されるべき皮膚の上で移動することが、所謂皮膚ドーム形成効果を引き起こすという事実に起因し、皮膚ドーム形成効果は、皮膚が局所的に変形され且つ外部毛切断素子の毛進入開口内に進入するという効果である。皮膚ドーム形成効果は、皮膚炎症を招き、或いは、皮膚損傷さえも招き、従って、制限されるべきである。皮膚ドーム形成効果の程度は、皮膚の硬さに依存する。より硬い皮膚は、例えば、人間の足皮膚であり得るのに対し、より柔らかい皮膚は、例えば、人間の腋窩皮膚であり得る。より柔らかい皮膚のために、ドーム形成効果の程度は、より硬い皮膚のためよりも大きい。従って、既知の毛切断装置は、1つの皮膚種類(硬い/柔らかい)だけのために最適化されている。しかしながら、もし毛切断地域と処置されるべき皮膚との整列が最適でないならば、皮膚は炎症を起こされ得るし、或いは、損傷さえされ得る。
皮膚炎症の危険性なしに、或いは、皮膚損傷の危険性さえもなしに、全ての皮膚種類(硬い/柔らかい)のために優れたシェービング結果をもたらす冒頭段落内に述べられた種類の電気毛切断装置を提供することが、本発明の目的である。
本発明によれば、上記目的は、請求項1に従った毛切断装置を提供することによって解決される。好適な実施態様及びさらなる開発は、従属項内に概略されている。
本発明は、毛進入開口を備える外部毛切断素子と、外部毛切断素子に対して移動可能な内部毛切断素子と、皮膚の上での好適移動方向と、皮膚の上での好適移動方向に見られるときに外部毛切断素子の前に配置される毛案内又は毛操作部材と、皮膚の上での好適移動方向に見られるときに外部毛切断素子の後に配置される調節可能な皮膚支持部材とを含む電気毛切断装置を提供する。それによって、皮膚炎症又は損傷の危険性なしに、異なる皮膚種類(硬い/柔らかい)のために最良の滑らかさを得ることができる。これは、外部毛切断素子の背後に配置される調節可能な皮膚支持部材を用いることで、皮膚ドーム形成効果の程度が影響され得ることが分かったという事実に起因する。従って、外部毛切断素子及び処置されるべき皮膚の最適な整列が、切断されるべき毛を押し下げずに実現され得る。皮膚支持部材は調節可能であるので、異なる皮膚種類(硬い/柔らかい)のためにも最適な整列が達成され得る。従って、ここにおいて使用されるような「調節可能」という用語は、外部毛切断素子と処置されるべき皮膚との間の整列の変化をもたらす全ての可能性を包含することが意図される。これを達成するために、皮膚支持部材は、具体的には、移動され、変更され、或いは、取り外され得る。
本発明に従った毛切断装置の好適実施態様を用いるならば、調節可能な皮膚支持部材はバネ荷重され、よって、好適移動方向に対して垂直に自由に移動可能である。そのような場合には、細長い調節可能な皮膚支持部材が、バネ力によって処置されるべき皮膚に対して押し付けられるような構成であることが好ましい。それによって、皮膚支持部材の自動調節が得られる。細長い調節可能な皮膚支持部材が第一距離移動された後にバネ力が有意に増大することが好ましい。それによって、より柔らかい皮膚が効率的に支持され得ると同時に、より硬い皮膚のために所望のドーム形成効果が利用され得る。
追加的に或いは代替的に、調節可能な皮膚支持部材は、少なくとも1つの固定位置に調節可能であり、よって、好適移動方向に対して垂直に移動可能であることも好ましい。例えば、細長い調節可能な支持部材を調節するためにローレット付きネジが設けられることが、本発明に従った毛切断装置のために可能である。ここにおいて使用されるような「ローレット付きネジ」という用語は、使用者が、2つの細長い毛切断地域の間の空間の深さに影響を及ぼすよう、ナット、ネジ、及び、類似物を回し得る、全ての解決策を包含することが意図される。好ましくは、ローレット付きネジの少なくとも1つの調節を印すために、少なくとも1つの標識が設けられる。ローレット付きネジは、細長い調節可能な皮膚支持部材を直接的に移動するために、バネをバネ荷重するために、停止位置を定めるために等、使用され得る。もちろん、所望位置に押され得る調節可能な素子を使用することによって類似の解決策を提供することも可能である。
さらに、調節可能な皮膚支持部材が、少なくとも部分的に取り外し可能であることが可能である。例えば、細長い調節可能な皮膚支持部材は、より硬い皮膚を処置するために取り外され得るし、より柔らかい皮膚を処置するために取り付けられ得る。もちろん、2つの毛切断地域の間の空間の深さを変更するために異なる厚さを有する複数の調節可能な皮膚支持部材を設けることも可能である。特に、もし調節可能な皮膚支持部材が取り外し可能であり、それによって、交換可能であるならば、調節可能な皮膚支持部材が、例えば、皮膚を処置し且つ/或いは和らげるための物質を分泌することが可能である。
本発明に従った電気毛切断装置の好適実施態様において、調節可能な皮膚支持部材は、相互に異なる形状を有する少なくとも2つの皮膚支持表面を有し、そのような皮膚支持表面は、調節可能な皮膚支持部材を外部毛切断素子に対して移動することによって、外部毛切断素子に対する動作位置に位置付け可能である。この好適実施態様において、皮膚支持部材は、処置されるべき人体の特定の部分のための皮膚ドーム形成特性の低度に構成される個々の形状をそれぞれ有する。このようにして、異なる低度の皮膚ドーム形成効果及び異なる感度を有する多数の異なる人体部分が、単一の調節可能な皮膚支持部材のみを使用して処置され得る。
本発明に従った電気毛切断装置のさらなる実施態様において、調節可能な皮膚支持部材は取り外し可能であり、且つ、皮膚支持表面の数と等しい動作位置の数で外部毛切断素子に対して位置付け可能である。この実施態様では、使用者は、調節可能な皮膚支持部材を装置から単に取り外し、それを正しい位置に回し、所望の皮膚支持妙面が皮膚に晒されるようそれを装置上で再位置決めすることによって、所望の皮膚支持表面を動作位置に晒し得る。
本発明に従った電気毛切断装置のさらなる実施態様において、調節可能な皮膚支持部材は細長い形状を有し、2つの皮膚支持表面が調節可能な皮膚支持部材の両側に設けられる。この実施態様では、使用者は、調節可能な皮膚支持部材の長手軸の周りで180°に亘って調節可能な皮膚支持部材を単に回転することによって、所望の皮膚支持表面を動作位置に晒し得る。
本発明に従った電気毛切断装置のさらなる実施態様において、調節可能な皮膚支持部材は、検出可能な素子を有し、検出可能な素子を用いて調節可能な皮膚支持部材の実際の動作位置が検出可能である。好ましくは自動的に、調節可能な皮膚支持部材の実際の動作位置を検出することによって、毛切断装置の動作パラメータ、例えば、外部毛切断素子に対する内部毛切断素子の速度が、調節可能な皮膚支持部材の動作位置に依存して、自動的に調節され得る。
本発明に従った電気毛切断装置のさらなる実施態様において、皮膚支持表面は、相互に異なる曲率を有する。この実施態様では、好ましくは、比較的敏感な人体部分の処置のために、比較的強い曲率を備える皮膚支持表面が存在し、比較的硬い人体部分の処置のために、比較的弱い曲率を備え或いは全く曲率さえ備えない皮膚支持表面が存在する。
複数の実施態様によれば、外部毛切断素子は、細長い外部毛切断素子であり、調節可能な皮膚支持部材は、細長い外部毛切断素子と少なくとも実質的に平行に配置される、細長い調節可能な皮膚支持部材である。最も容易な場合には、外部毛切断素子及び調節可能な皮膚支持部材は、直線部分であり得る。しかしながら、湾曲した外部毛切断素子の場合には、調節可能な皮膚支持部材は、好ましくは、毛切断地域と処置されるべき皮膚との一定の整列をもたらすよう、毛切断地域の形状に適合される。
本発明に従った電気毛切断装置の極めて好適な実施態様は、以下の機能を含む。即ち、外部毛切断素子は、外側表面と、内側表面によって境界付けられる室とを有する固定カッタ部材であり、毛進入開口は、前記外側表面から前記内側表面に延在する。内部毛切断素子は、少なくとも1つの切断縁部を含み、内部毛切断素子は、自由な締り嵌めで室内に嵌入する。外部毛切断素子に対する内部毛切断素子の移動を駆動するために、駆動装置が内部毛切断素子に結合される。管カッタのような毛切断手段が好適であり得る。管カッタは、優れたシェービング結果をもたらす。
この関係で、内部毛切断素子は、内部毛切断素子の長手方向に向けられるキャリアを含み、切断縁部は、キャリアから径方向に突出するカッタの上に設けられることが好ましい。移動可能な切断部材又は各移動可能な切断部材は、移動可能なカッタ部材の少なくとも多数のカッタに沿って、長手方向に延びるキャリアを含み、切断縁部は、キャリアから径方向に突出するカッタ上に設けられるので、動作中の緊密な遊び嵌めの維持が確実に保証されるよう、カッタ部材は、厳格な公差に従って容易に製造され得る。移動可能なカッタ部材は、室の非直線性に比較的に容易に順応する。何故ならば、そこからカッタが室を境界付ける内側表面に向かって突出する長手に向けられるキャリアは、室の断面よりも相当に小さい断面を有するからである。
この関係で、内部毛切断素子は、凹部を備えるロッド区画を含み、切断縁部は、凹部の縁部によってキャリアと一体的に形成されることがさらに好ましい。
さらに、内部毛切断素子は、10mmよりも小さい最大断面サイズを有することが好ましい。固定外部毛切断素子の断面サイズが、例えば、5mm未満であることも可能である。もし2つよりも多くの毛切断手段が設けられるならば、もちろん、1つよりも多くの調節可能な皮膚支持部材を使用することも可能である。
室は円形断面を有することが好ましい。しかしながら、他の構造、例えば、矩形断面も可能である。
内部毛切断素子は、50μmよりも小さい遊びで室内に嵌入することも有利とみなされる。例えば、3mmの公称直径を有する内部可動毛切断素子及び室のために、遊びが10〜40μmであることを保証するよう、内部毛切断素子は、例えば、ISO公差H8に従って作成され得るし、室は、例えば、ISO公差f7に従って作成され得る。6mmの公称直径を有する内部可動毛切断素子及び室のための遊びに関して同じ公差範囲を達成するために、(もし公称サイズからのオフセットに関して同じ等級が使用されるならば)内部毛切断素子は、例えば、ISO公差H7及びf6にそれぞれ従って作成されなければならない。
少なくとも一部の実施態様のために、電気毛切断装置は、さらなる毛進入開口を備えるさらなる外部毛切断素子と、さらなる外部毛切断素子に対して移動可能なさらなる内部毛切断素子とを含み、外部毛切断素子及びさらなる外部毛切断素子は平行に配置され、調節可能な皮膚支持部材は外部毛切断素子とさらなる外部毛切断素子との間に配置される。そのような場合には、皮膚の上での好適移動方向は、各外部毛切断素子と関連付けられる。それによって、調節可能な皮膚支持部材は、それに関連付けられる好適移動方向に見られるときに、外部毛切断素子の背後に配置され、さらなる外部毛切断素子と関連付けられる好適移動方向に見られるときに、さらなる外部毛切断素子の背後に配置される。
一部の実施態様を用いるならば、固定外部毛切断素子は、外側表面から径方向に突出する少なくとも一列の耳部を含み、外側表面から耳部への移行部は直線であり、或いは、外側表面の外側に直立中心を備えて湾曲される。そのような耳部は、もし毛切断手段が比較的滑らかな皮膚部分を剃るために使用されるならば、皮膚を伸張するために特に効果的である。外側表面から径方向に突出し且つ固定カッタ部材に沿って延びる一列の耳部が設けられることも可能であり、前記列の耳部は、円周的な意味で少なくとも1つの毛捕捉開口によって占められる角度範囲内に少なくとも部分的に配置される。一部の実施態様を用いるならば、室は、室の長手方向に連続的に配置される少なくとも2つの前記内部可動毛切断素子を含む。多くの場合において、1つの単一の内部毛切断素子よりも複数のより短い内部可動毛切断素子を作成するのがより安価である。この脈絡において、前記少なくとも2つの内部毛切断素子のキャリアは、前記少なくとも2つの内部毛切断素子の一方を前記少なくとも2つの内部毛切断素子の他方に移転するために連結されるのが好ましい。それによって、内部毛切断素子の1つだけを直接的に駆動すれば十分であり、或いは、少なくとも内部毛切断素子の全てを動作しなくても十分である。一部の実施態様を用いるならば、少なくとも1つの毛捕捉開口は、複数のカッタをカバーするカッタ部材の長手方向における長さを有する。例えば、外部毛切断素子の少なくとも1つの毛捕捉開口は、外部毛切断素子の長さの少なくとも80%をカバーし得る。外部毛切断素子の少なくとも1つの毛捕捉開口は、内部毛切断素子の長手方向に延びるスリットの形状を有し、スリットから円周方向に突出する複数の湾部を有し、外部毛切断素子の切断縁部は、前記湾部に沿って延びることも可能である。毛切断手段が、外側表面と、内側表面によって境界付けられる室と、外側表面から内側表面に延びる少なくとも1つの毛捕捉開口とを有する少なくとも1つの固定の外部毛切断素子と、自由な締り嵌めで室内に嵌入する内部毛切断素子とを含み、駆動装置は、外部毛切断素子に対する内部毛切断素子の駆動運動のために内部毛切断素子に連結され、少なくとも1つの内部毛切断素子は、内部毛切断素子の長手方向に向けられるキャリアを含み、切断縁部は、キャリアから径方向に突出するカッタ上に設けられることも可能である。本発明は、管カッタ型の毛切断手段に限定されず、(例えば、1つ又はそれよりも多くの剪断フォイルと関連して)往復動するカッタ素子を含む他の構成を含み、且つ/或いは、回転するカッタ素子も本発明の範囲内にある。さらに、毛捕捉開口は、並んで配置される多数の固定カッタ部材によって定められる平面に対して垂直な方向に開放する必要はなく、長い毛を効果的に捕捉するために、そのような平面と多かれ少なかれ平行な方向にも開放し得る。外部毛切断素子内の室は直線である必要はなく、もし内部毛切断素子又は複数の内部毛切断素子が湾曲され且つ/或いは十分に可撓であるならば、湾曲もされ得る。また、外部毛切断素子内での内部毛切断素子の運動は、長手方向に往復動する必要はなく、例えば、内部可動毛切断素子が嵌入される室の中心線について回転運動も行い得るし或いは回転運動も含み得る。
上記に議論された管カッタの代わりに或いは加えて、毛切断地域の少なくとも1つが、フォイル型カッタの毛切断手段によって形成されることも可能である。そのようなフォイル型カッタは、往復動するカッタ素子と相互作用するフォイルを含む。
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載され且つ図面中に示される実施態様を参照して明瞭に解明されるであろう。
以下の記載において、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の部分を示している。さらに、明瞭性の故に、幾つかの場合には、図面中の全ての対応する部分が参照番号によって指されているとは限らない。
図1乃至3には、本発明に従った毛切断装置500の実施例が示されている。図1の上方部分は、毛切断装置500の上方部分の側面図を概略的に示しており、図1の下方部分は、対応する正面図を概略的に示している。毛切断装置500は、管カッタ型の第一毛切断素子514によって形成される第一の細長い外部毛切断素子2と、同様に管カッタ型である第二毛切断素子518によって形成される第二の細長い外部切断素子52とを含む。第一外部毛切断素子2と第二外部毛切断素子52との間には、矢印によって示される方向に調節可能である細長い調節可能な皮膚支持部材520が設けられている。移動の第一好適方向546が、第一外部毛切断素子2と関連付けられ、移動の第二好適方向548が、第二外部毛切断素子52と関連付けられている。第一及び第二の好適移動方向に対して、細長い調節可能な皮膚支持部材520は、第一外部毛切断素子2及び第二外部毛切断素子52の両者の背後に配置されている。細長い調節可能な皮膚支持部材520を調節することによって、第一外部毛切断素子2と第二外部毛切断素子52との間の空間の深さが変化させられ得る。それによって、皮膚ドーム形成の最大可能な程度は、図14A乃至14Cを参照して以下により詳細に記載されるように定められる。外部固定毛切断素子2は、剃られるべき皮膚と接触するための外側表面3と、外側表面3と平行な内側表面5によって境界付けられる孔又は室4とを有する。室4は、プロファイル形状である。本実施例において、外側表面は、剃られるべき皮膚を滑らかに剃るために設計されるが、外側表面は、シェービング中に、毛クリッパを使用するときのように、毛が所定の長さ又は少なくとも制御された長さで切り落とされるよう方法で、剃られるべき皮膚と接触するためにも設計され且つ位置付けられ得る。毛捕捉開口6が外側表面3から内側表面5に延在し、外部固定切断素子3の長手方向に一列に配置される。内部可動毛切断素子7が、自由な締り嵌め(free, close fit)で室4内に嵌入し、一列の切断縁部8を有し、列は、毛切断開口6の列及び内部可動毛切断素子7と同じ方向に向けられる。駆動装置が、モータ9及び傍心ディスク14に接続される駆動シャフトの形態の伝動手段122によって提供され、傍心ディスク14のノブが係合されるスロット12が、固定カッタ部材2に対する内部可動毛切断素子7の駆動運動のために、内部可動毛切断素子7に結合される。室4内の内部可動毛切断素子7の遊び嵌めは、例えば、可動カッタ部材がバネ力によって固定カッタ部材に対して弾性的に押圧されるときに起こるような圧縮応力によって引き起こされる径方向圧力を回避するのに役立つ。従って、追加的な通常圧力及び室4と可動切断部材との間の気密度によって加えられる関連摩擦も回避される。締り嵌めは、毛切断素子2,7の間に捕捉される毛の確実な切断を保証する。内部可動毛切断素子7は、内部可動毛切断素子7の長手方向に向けられる連続的なキャリア15を含む。切断縁部8は、キャリア15から径方向に突出するカッタ16上に設けられる。内部可動毛切断素子7は、厳格な公差に容易に製造され得るし、使用中に内部可動毛切断素子7に対して加えられる動荷重及び静荷重が内部可動毛切断素子7の径方向寸法における変化を殆ど引き起こさないという意味で、径方向に剛的である。例えば、往復運動、切断中に毛に対して加えられる摩擦力及び剪断力によって引き起こされる荷重のような、全ての長手方向荷重は、長手方向に極めて剛的な軸方向に延びるキャリア15の変形を殆ど引き起こさない。カッタ16は、それぞれ、その上に直接的に加えられる荷重を移転しなければならないだけであり、カッタ16の他のものによって或いはカッタ16の他のものに対して加えられる荷重の移転には含められず、使用中にカッタ16に対して加えられる荷重は、径方向におけるカッタ16の寸法に対して最小の効果だけを有する。よって、動作中の緊密な遊び嵌め(close, free fit)の維持が、確実に保証される。それにも拘わらず、例えば、製造公差によって或いはシェービング中に外部固定毛悦段素子2に対して加えられる荷重によって引き起こされ得る室4の非直線性は、比較的小さい荷重のみを室4の傍で内部可動毛切断素子7に対して加えさせ、従って、内部可動毛切断素子7と室4の内側表面5との間に比較的少ない摩擦を引き起こす。何故ならば、カッタ16が室4を境界付ける内側表面5に向かって突出する長手方向に向けられるキャリア15は、室4の断面よりも著しく小さい断面を有し、従って、その長手方向における平面内で比較的容易に屈曲するからである。本実施例によれば、内部可動毛切断素子7は、凹部17を備えるロッド区画を含み、キャリア15は、内部可動毛切断素子7の長手方向において連続的であるロッドの一部によって形成される。ロッド区画は、好ましくは、この実施例におけるように、小さい曲げ剛性によって大きい軸方向剛性のために中実であるが、中空でもあり得る。切断縁部8は、ロッド内の凹部17の縁部によってキャリア15と一体的に形成される。よって、内部可動毛切断素子7は、例えば、円筒研削によって並びにロッド内の凹部を研削することによって、簡単な方法で並びに厳格な公差で製造され得る。さらに、一体構造は、キャリア15とカッタ16との間の接続不良に起因する損傷の危険性を減少する。本実施例では、キャリア15は、外部固定毛切断素子2の長さに亘って或いは外部固定毛切断素子の殆どの長さに亘っても長手方向に連続的であるが、それ自体のキャリアのカッタに沿ってそれぞれ連続的な2つ又はそれよりも多くの可動カッタ部材を設けることも可能である。複数の可動カッタ部材は、別個に移動可能であり得るし、別個に駆動可能でもあり得る。
図13に示されるように、複数の内部可動毛切断素子457の全て又は一部が、1つだけ又は幾つかのカッタ部材を駆動することによって簡単な方法で駆動可能な1つ又はそれよりも多くのカッタ部材鎖を形成するよう、キャリア465に連結されたそのキャリア465又は1つ又はそれよりも多くの隣接する内部可動毛切断素子457のキャリアを有し得る。他のカッタ部材は、それらが連結される被駆動カッタ部材によって同伴される。本実施例によれば、キャリア465は、連続的に連結されるキャリアの互いに対する僅かな旋回運動を可能にする噛み合わせ結合部材471,472によって連結される。組立中、相互に係合される結合部材471,472は滑動して係合する。室内で係合されるや否や、内部可動毛切断素子457が緊密な遊び嵌めで嵌入する室の内側表面によって、結合部材471,472が分離することを許容する横方向の相互運動は防止される。2つ又はそれよりも多くのキャリア465は、外部固定毛切断素子452の同じ室内で長手方向に連続的に配置されるので、個々のキャリア465は比較的小さくあり得る。それは室の公差範囲内の偏差のような公称形状からの偏差に対する内部可動毛切断素子457の順応をさらに容易にする。
戻って図1乃至3を参照すると、内部可動毛切断素子7は、好ましくは、10mmよりも小さい最大断面サイズ、より好ましくは、5mmよりも小さい最大断面サイズ又は3mm以下の最大断面サイズを有する。内部可動毛切断素子7及び室4が小さい直径を有することを提供することによって、内部可動毛切断素子7と室の内側表面5との間の遊びの厳格な公差がより容易に保証され得る。例えば、3mmの公称直径を有する内部可動毛切断素子7及び室4のために、遊びが10〜40μmの間であることを保証するために、内部可動毛切断素子7は、例えば、ISO公差H8に従って作られ得るし、室は、例えば、ISO公差f7に従って作られ得る。6mmの公称直径を有する内部可動毛切断素子7及び室4のための遊びに関して同じ公差範囲を達成するために、(もし公称サイズからのオフセットに関して同じ等級が使用されるならば)内部可動毛切断素子7は、例えば、それぞれISO公差H7及びf6に従って作られなければならない。これは1公差等級より高い公差等級であり、それはより精密な製造を要求し、従って、追加的な費用を伴う。その上、内部可動毛切断素子7及び室4の断面サイズを用いるならば、内部可動毛切断素子7及び室4の曲げ剛性は増大し、もし内部可動毛切断素子7及び/又は室4が直線でないならば、摩擦の増大を引き起こす。内部可動毛切断素子7及び室4の小さい断面サイズの他の利点は、連続的な毛捕捉開口6の間の固定カッタ部材の壁部分が極めて細くあり得ることであるので、開放毛捕捉地域が、総シェービング表面に対して極めて大きくあり得るし、シェービング表面3と室4内の内側表面5との間の壁厚が極めて薄くあり得ることであり、次いで、それは際どい剃りを達成するために有利である。あらゆる毛の確実な切断のために、内部可動毛切断素子7は、好ましくは、50μmより小さい、より好ましくは、最大でも約30〜40μmまでの遊びで室4内に嵌入する。製造の容易さのために、もし室4が円形断面を有するならばさらに有利であり、それは、厳格な公差で、対応するサイズ及び形状にその中で適合されるよう室4及び内部可動毛切断素子7を作動するのを容易にする。しかしながら、円形断面を有する室のプロファイルの代わりに、プロファイルは、楕円形、正方形、三角形のような他の形状も有し得るし、カッタ部材は相応して成形される。
図4には、毛切断部材の他の実施例の外部固定毛切断素子52及び内部可動毛切断素子57の一部が示されている。外部固定毛切断素子52は、シェービング表面53から径方向に突出し且つ毛案内又は毛操作部材を形成する一列の耳部68を備える。シェービング表面53から耳部68への移行部69は、シェービング表面53の外側に曲率中心を備えて湾曲している。よって、毛捕捉耳部68は、耳部68がシェービング表面53に先行して皮膚の上を通らされるときに、皮膚を伸張するために特に効果的である。何故ならば、皮膚は、耳部68とシェービング表面53との間の地域内で自由に緊張され、そこでは、外部固定毛切断素子52が皮膚と接触せず、従って、耳部68の移動の方向において皮膚の上に摩擦力を加えないからである。少なくともある程度まで、この効果は、もしシェービング表面から耳部までの移行部が直線であるならば同様に達成され得る。直線移行部は、好ましくは、均一に分配される接触圧力を得るために平坦であるが、他の形状も設けられ得る。本実施例によれば、円周的な意味で、耳部68は、毛捕捉開口56によって占められる角度範囲内に、好ましくは、円周的な意味で毛捕捉開口56に対して約15〜19°で少なくとも部分的に配置される。これは、もし毛切断装置が皮膚と接触するシェービング表面53の部分に至る耳部68を用いて皮膚の上を通らされるならば、第一に耳部68を皮膚伸張器として使用することを可能にし、もし毛切断装置が皮膚に対してほぼ垂直に皮膚を指す耳部68を用いて皮膚の上を通らされるならば、第二に内部可動毛切断素子57を皮膚からさらに離間して維持するためのスペーサとして使用することを可能にする。
図5には、毛切断手段のさらに他の実施例の外部固定毛切断素子102の一部が示されている。この外部固定毛切断素子102では、二列の耳部118が、シェービング表面103の中央部分から両側でシェービング表面103から径方向に突出している。シェービング表面103から耳部118への移行部119も、シェービング表面103の外側に曲率中心を備えて湾曲している。二列の耳部は、皮膚伸張効果が、2つの反対の一般的な方向における皮膚上の外部固定毛切断素子102の通過中に達成されることを可能にする。
毛切断手段の想定される主要な使用に依存して、毛捕捉開口156は、図6に示される外部固定毛切断素子152の区画の代替的な実施例中に毛捕捉開口156a乃至156gによって例証されるように、多くの形態及びパターンで設けられ得る。
図7に示される実施例では、複数の外部固定毛切断素子202が、湾曲平面を定める構成内に並んで配置されている。そのような構成は、凹状皮膚地域220を効果的に剃るために有利である。2つよりも多くの毛切断手段が設けられる全ての場合におけるように、細長い調節可能な皮膚支持部材(図7には示されていない)が隣接する毛切断手段の間毎に設けられるのが好ましい。図8に示される実施態様では、4つの外部固定毛切断素子252が十字線に沿って一列に2つずつ配置されている。そのような構成は、毛切断装置を相応して回転する必要なしに様々な方向に皮膚部分の上で移動することによって皮膚部分を迅速に剃ることを可能にする。そのような場合には、例えば、星構造を形成するよう4つの細長い調節可能な皮膚支持部材(図8には示されていない)が設けられ得る。図9に示されるような他の実施態様を用いて類似の利点が達成され、そこでは、外部固定毛切断素子352は異なる方向、この実施例によれば、正三角形の辺を形成する線に沿って向けられている。この場合には、例えば、外部固定毛切断素子352に隣接して、3つの細長い調節可能な皮膚支持部材(図9には示されていない)が設けられ得る。図10には、固定切断部材352,352’の構成が示されており、その外側のものだけが毛捕捉及び皮膚伸張耳部368を備えている。そのような構成では、固定切断部材の数は、耳部の列の数よりも大きいので、より長い毛を捕捉し且つ皮膚を伸張するために適合される切断部材とは別に、際どいシェービング専用の切断部材も設けられる。
図11及び12によって例証されるように、毛切断手段は、複数のカッタ416をカバーする毛切断素子402,407の長手方向に長さを有する毛捕捉開口406も有し得る。そのような毛捕捉開口設計は、長い毛423aを皮膚424から測定されるより短い残余の長さを有する毛423b(一部の毛だけが参照番号によって示されている)に効率的に切り取るのに特に適しており、毛切断装置が切断部材の間に捕捉される毛の過剰な量の故に詰まるようになる危険性は少ない。使用中、毛切断装置は、皮膚424に至り皮膚に近接し或いは接触する耳部403で皮膚424と接触しながら、矢印425によって示される方向に移動される。図12に示されるように、開口が複数のカッタ416をカバーする地域では、毛を切断するための剪断作用は、内部可動毛切断素子407の円周のある区画の上に存在しない。これは、より長い毛423aの少なくとも大部分が、内部可動毛切断素子407の円周の区画に容易に到達することを可能にし、その場合には、外部固定毛切断素子402と内部可動毛切断素子407との間の剪断作用は、毛が切断されることを可能にし、且つ、長い毛423aの大部分が1回だけ切断されるのを可能にし、それは素早い切取り中に内部可動毛切断素子402が受ける抵抗を減少する。長い毛の進入をさらに容易化するために、カッタ416の円周は、開口406を備える連続的な開放地域を形成する凹部426を有する。切断縁部の間の長い毛の進入が悪化される切断部材の区画の長さを減少するために、毛捕捉開口の数は、好ましくは、小さい。本実施例によれば、単一の毛捕捉開口406が、外側表面403から内側表面405に延びている。切断縁部の間の長い毛の進入が悪化される切断部材の区画の長さをさらに減少するために、外部固定毛切断素子402又は少なくとも1つの内部可動毛切断素子の毛捕捉開口406は、好ましくは、その外部固定毛切断素子402の室長(好ましくは、長さの少なくとも約80%、より好ましくは、少なくとも約90%)を実質的にカバーする。もし、本実施例におけるように、外部固定毛切断素子402の毛捕捉開口406が内部可動毛切断素子の長さ方向に延びるスリットの形態であり且つスリットから円周方向に延びる複数の湾部27を有し、外部固定毛切断素子402の切断縁部が湾部427に沿って延びるならば、毛423aを切り取るための特に効果的な設計が得られる。
図14A乃至14Cは、本発明に従った毛切断装置のための剪断ヘッドの実施態様を示しており、剪断ヘッドは、バネ荷重された細長い調節可能な皮膚支持部材522を含む。シェービングヘッドは、毛案内又は毛操作部材568を有する第一外部毛切断素子502を含む第一管カッタ型毛切断手段514を含む。第一の好適な移動の方向546が、第一外部毛切断素子502と関連付けられている。さらに、シェービングヘッドは、毛案内又は毛操作部材568を同様に有する第二外部毛切断素子552を含む第二管カッタ型毛切断手段518を含み、第二の好適な移動の方向548が、第二外部毛切断素子552と関連付けられている。第一及び第二の外部毛切断素子502,552の間に並びに平行に、バネ荷重された細長い調節可能な皮膚支持部材522があり、それは使用中に矢印によって示される方向に自動的に自己調節する。第一及び第二の好適な移動の方向546,548に対して、細長い調節可能な皮膚支持部材522は、第一外部毛切断素子502及び第二外部毛切断素子552の両方の背後に配置されている。図14Aにおいて、荷重されていない細長い調節可能な皮膚支持部材522は、その上方端部位置にあり、それは第一バネ532によって押し付けられ、細長い調節可能な皮膚支持部材522のより広い基部530が第一及び第二の外部毛切断素子502,552の下面に当接するまで、細長い調節可能な皮膚支持部材522を上向きに移動する。図14Bは、例えば人間の足の、より硬い皮膚538が剃られる場合を例証しており、図14Cは、例えば人間の腋窩の、より柔らかい皮膚540が剃られる場合を例証している。より硬い皮膚538は、より柔らかい皮膚540よりも高い剛性を有する。従って、より硬い皮膚538は、細長い調節可能な皮膚支持部材522を押し下げ得る。もし細長い調節可能な皮膚支持部材522が過剰に押し下げられるならば、それは第一及び第二の毛切断手段514,518より下に配置される2つのさらなるバネ534,536と追加的に相互作用する。これはより硬い皮膚538を剃るために望ましい力と皮膚ドーム形成効果の均衡を例証する図14Bに示されている。図14Cを参照すると、より柔らかい皮膚540は、細長い調節可能な皮膚支持部材522を少し押し下げ得るだけである。それによって、より柔らかい皮膚540は支持され、皮膚炎症を招き得る、或いは、損傷さえも招き得る過剰な皮膚ドーム形成効果は回避される。
図15A及び15Bは、本発明に従った毛切断装置500の実施態様を示している。毛切断装置500は、剪断ヘッド544を支持する円錐部分を有するハウジング542を含む。剪断ヘッド544は、2つの細長い外部毛切断素子502,552を含む第一及び第二の管カッタ型毛切断手段514,518を含む。細長い外部毛切断素子502,552は、例えば耳部(図示せず)の形態の、毛案内又は毛操作部材を含む。毛切断手段514,518は、ハウジング542内に収容されるモータによって、それらの右端部上で駆動される。第一及び第二の毛切断手段514,518の間には、細長い調節可能な皮膚支持部材524が設けられている。第一及び第二の好適な移動の方向546,548に対して、細長い調節可能な皮膚支持部材524は、第一外部毛切断素子502及び第二外部毛切断素子552の両方の背後に配置されている。細長い調節可能な皮膚支持部材524は、ローレット付き歯車528を回すことによって毛切断手段514,518に対して無断に上下に移動され得る。図15Aでは、細長い調節可能な皮膚支持部材524は、より硬い皮膚を剃るために調節(上に移動)され、図15Bでは、細長い調節可能な皮膚支持部材524は、より柔らかい皮膚540を剃るために調節(下に移動)される。異なる調節を標識付けするために、1つ又はそれよりも多くの標識(図示せず)が設けられ得る。例えば、使用者が承認された調節を記憶することを可能にするよう、ローレット頭ネジ528上に目盛りを設けることが可能である。1つ又はそれよりも多くの標識が使用者によって移動され且つ/或いは取り付けられ得ることも可能である。
図16A及び16Bは、本発明に従った毛切断装置のさらなる実施態様を示している。以下に指摘される相違を除き、その構成は図15A及び15Bに示される実施態様と極めて類似しており、従って、対応する記載が参照される。図16A及び16Bに示される実施態様を用いるならば、ローレット頭ネジは設けられていないが、図16Aに示され且つより柔らかい皮膚を剃るために設けられる細長い調節可能な皮膚支持部材536は、より硬い皮膚を剃るための装置500を構成するために完全に取り外し可能である。より多くの調節可能性をもたらすよう異なる厚さを含む異なる取り外し可能な皮膚支持部材を提供することも可能である。それだけではないが、具体的には、もし細長い調節可能な皮膚支持部材が取り外し可能であり、従って、交換が容易であるならば、細長い調節可能な皮膚支持部材が、例えば、皮膚を処置し且つ/或いは和らげるために、適切な物質を分泌することが可能である。
図17A乃至17Cは、本発明に従った毛切断装置501のさらなる実施態様を示している。毛切断装置501は、図15A及び15Bに示される装置500の毛切断手段514,518と類似する、第一の細長い管カッタ型毛切断手段514と、第二の細長い管カッタ型毛切断手段518とを含む。毛切断手段514,518は、ハウジング601上に平行に配置され、それぞれの他の毛切断手段514,518から離れた側部に毛案内又は毛操作部材568をそれぞれ有する。毛切断手段514,518の間の地域には、細長い通路602がハウジング601内に設けられ、毛切断手段514,518と平行に延びている。通路602は、2つの反対に配置された案内フランジ603,604を含み、それらは装置501の調節可能な皮膚支持部材607内に設けられる2つの反対に配置される案内溝605,606と一致する。フランジ603,604に沿って案内溝605,606を滑動することによって、調節可能な皮膚支持部材607は、装置501上に位置付けられ或いはそこから取り外され得る。
図17A乃至17Cの実施態様において、調節可能な皮膚支持部材607は細長く、皮膚支持部材607の両側に、第一皮膚支持表面608と、第二皮膚支持表面609とを有する。両方の皮膚支持表面608及び609は、毛切断手段514,518に対する動作位置に位置付けられ得る。そこでは、それぞれの皮膚支持表面608,609は、処置されるべき皮膚に対して晒される。図17Aにおいて、調節可能な皮膚支持部材607は、装置501から取り外された位置で示されている。図17Bにおいて、調節可能な皮膚支持部材607は、装置501上の第一動作位置で示されており、そこでは、第一皮膚支持表面608が、皮膚に対して晒されている。図17Cにおいて、調節可能な皮膚支持部材607は、装置501上の第二動作位置で示されており、そこでは、第二皮膚支持表面609が、皮膚に対して晒されている。使用者は、装置501から調節可能な皮膚支持部材607を取り外し、その長手軸の周りで180°に亘って調節可能な皮膚支持部材607を回し、最終的に、装置501上で調節可能な皮膚支持部材607を再位置決めすることによって、調節可能な皮膚支持部材607をその2つの動作位置の1つから他の動作位置に単に調節し得る。
第一及び第二の皮膚支持表面608,609は、相互に異なる形状を有し、この実施態様では、相互に異なる曲率を有する。具体的には、第一皮膚支持表面608は、比較的弱い曲率を有し或いは全く有しさえせず、第二皮膚支持表面609は、比較的強い曲率を有する。結果的に、第一皮膚支持表面608は、毛切断部材514,518の毛進入開口への皮膚の比較的高度の進入を許容するので、第一皮膚支持表面608は、比較的弱い皮膚ドーム形成効果だけを有する足のような比較的硬い人体部分を処置するのに特に適する。第二皮膚支持表面609は、毛切断手段514,518の毛進入開口への比較的低度の進入を許容するので、第二皮膚支持表面609は、比較的強い皮膚ドーム形成効果を有する比較的柔らかく敏感な人体部分を処置するのに特に適する。図示される実施態様において、皮膚支持表面608,609のこれらの特徴は、対応する言葉又は象徴によって皮膚支持表面608,609上に示されている。
皮膚支持表面608,609は、図示されるものと異なる形状を有し得ることが付記される。表面608,609は、例えば、主として平坦であり、1つ又はそれよりも多くの局所的な突起を有し得る。皮膚支持表面608,609の特に重要な特徴は、皮膚支持表面608,609が毛切断手段514,518を通じて延びる仮想平面に対して突起する程度である。低度の突起は、皮膚が毛切断手段514,518の毛進入開口内に進入することの低度の防止を概ねもたらすのに対し、高度の突起は、皮膚が毛切断手段514,518の毛進入開口内に進入することの高度の防止を概ねもたらす。低度の突起は、比較的小さい皮膚ドーム形成効果を有する硬い皮膚部分に概ね適するのに対し、高度の突起は、比較的高い皮膚ドーム形成効果を有する柔らかく敏感な皮膚部分に概ね適する。皮膚が毛切断手段514,518の毛進入開口内に進入するのを防止する低度に対する皮膚支持表面608,609の効果に影響を及ぼす他の重要な特徴は、毛切断手段514,518と皮膚支持表面608,609上に存在する局所的な突起との間の水平距離である。
図18には、調節可能な皮膚支持部材607の端壁612が詳細に示されている。前記端壁612内には、検出可能な素子613が設けられ、図示される実施態様では、2つの電気接点の形態で設けられている。検出可能な素子613を用いて、調節可能な皮膚支持部材607の実際の動作位置が検出可能である。この目的のために、装置501は、図示されていない2つの別個の電気接点部材を含み、前記接点部材の一方は、調節可能な皮膚支持部材607の第一動作位置で検出可能な素子613と接触し(図17Bに示されている)、前記接触部材の他方は、調節可能な皮膚支持部材607の第二動作位置で検出可能な素子613と接触する(図17Cに示されている)。前記接触部材は、図示されていない装置501の制御回路に電気的に接続され、それは調節可能な皮膚支持部材607の実際の動作位置を自動的に検出するのに適している。調節可能な皮膚支持部材607の検出される実際の動作位置に依存して、制御回路は、装置501の動作パラメータ、この実施例では、毛切断手段514,518の速度を自動的に調節する。
本発明は調節可能な皮膚支持部材607が相互に異なる形状を備える2つよりも多くの皮膚支持表面608,609を含む実施態様もカバーすることが付記される。装置501から取り外し可能であることの代わりに、調節可能な皮膚支持部材607の動作位置は、例えば、調節可能な皮膚支持部材607がその周りで回転されて所望の動作位置に至り得る固定軸受を提供することによって、異なる方法で調節可能であり得る。
最後に、上記されない均等物及び変更物も、付属の請求項で定められる本発明の範囲から逸脱せずに利用され得ることが付記されなければならない。
Claims (17)
- 毛進入開口を備える外部毛切断素子と、該外部毛切断素子に対して移動可能な内部毛切断素子と、
皮膚の上での好適移動方向と、
前記皮膚の上での前記好適移動方向に見られるときに、前記外部毛切断素子の前に配置される、毛案内又は毛操作部材と、
前記皮膚の上での前記好適移動方向に見られるときに、前記外部毛切断素子の後に配置される、調節可能な皮膚支持部材とを含む、
電気毛切断装置。 - 前記調節可能な皮膚支持部材は、バネ荷重され、よって、前記好適移動方向に対して垂直に自由に移動可能である、請求項1に記載の電気毛切断装置。
- 前記調節可能な皮膚支持部材は、少なくとも1つの固定位置に調節可能であり、よって、前記好適移動方向に対して垂直に移動可能である、請求項1に記載の電気毛切断装置。
- 前記調節可能な皮膚支持部材は、少なくとも部分的に取り外し可能である、請求項1に記載の電気毛切断装置。
- 前記調節可能な皮膚支持部材は、相互に異なる形状を有する少なくとも2つの皮膚支持表面を有し、そのような皮膚支持表面は、前記調節可能な皮膚支持部材を前記外部毛切断素子に対して移動することによって、前記外部毛切断素子に対する動作位置に位置付け可能である、請求項1に記載の電気毛切断装置。
- 前記調節可能な皮膚支持部材は、取り外し可能であり、且つ、皮膚支持表面の数と等しい動作位置の数で前記外部毛切断素子に対して位置付け可能である、請求項5に記載の電気毛切断装置。
- 前記調節可能な皮膚支持部材は、細長い形状を有し、2つの皮膚支持表面が、前記調節可能な皮膚支持部材の両側に設けられる、請求項5に記載の電気毛切断装置。
- 前記調節可能な皮膚支持部材は、検出可能な素子を有し、該検出可能な素子を用いて、前記調節可能な皮膚支持部材の実際の動作位置が検出可能である、請求項5に記載の電気毛切断装置。
- 前記皮膚支持表面は、相互に異なる曲率を有する、請求項5に記載の電気毛切断装置。
- 前記外部毛切断素子は、細長い外部毛切断素子であり、前記調節可能な皮膚支持部材は、前記細長い外部毛切断素子と少なくとも実質的に平行に配置される、細長い調節可能な皮膚支持部材である、請求項1に記載の電気毛切断装置。
- 前記外部毛切断素子は、外側表面と、内側表面によって境界付けられる室とを有する固定カッタ部材であり、前記毛進入開口は、前記外側表面から前記内側表面に延在し、
前記内部毛切断素子は、少なくとも1つの切断縁部を含み、前記内部毛切断素子は、自由な締り嵌めで前記室内に嵌入し、
前記外部毛切断素子に対する前記内部毛切断素子の移動を駆動するために、駆動装置が前記内部毛切断素子に結合される、
請求項1、2、3、4、又は、5に記載の電気毛切断装置。 - 前記内部毛切断素子は、前記内部毛切断素子の長手方向に向けられるキャリアを含み、前記切断縁部は、前記キャリアから径方向に突出するカッタの上に設けられる、請求項6に記載の電気毛切断装置。
- 前記内部毛切断素子は、凹部を備えるロッド区画を含み、前記切断縁部は、前記凹部の縁部によって前記キャリアと一体的に形成される、請求項7に記載の電気毛切断装置。
- 前記内部毛切断素子は、10mmよりも小さい最大断面サイズを有する、請求項6に記載の電気毛切断装置。
- 前記室は、円形断面を有する、請求項6に記載の電気毛切断装置。
- 前記内部毛切断素子は、50μmよりも小さい遊びで前記室内に嵌入する、請求項6に記載の電気毛切断装置。
- さらなる毛進入開口を備えるさらなる外部毛切断素子と、前記さらなる外部毛切断素子に対して移動可能なさらなる内部毛切断素子とを含み、前記外部毛切断素子及び前記さらなる外部毛切断素子は、平行に配置され、前記調節可能な皮膚支持部材は、前記外部毛切断素子と前記さらなる外部毛切断素子との間に配置される、請求項6に記載の電気毛切断装置。
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