JP2010503344A5 - - Google Patents

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サービングセクタ干渉ブロードキャスト及び対応する逆方向リンクトラヒック電力制御 関連出願への相互参照
本出願は、2006年9月8日に出願され、“METHODS AND APPARATUS FOR SERVING SECTOR INTERFERENCE BORADCAST AND ACORRESPONDING RL TRAFFIC POWER ADJUSTMENT(サービングセクタ干渉ブロードキャスト及び対応するRLトラフィック電力調整の方法及び装置)”と題された、米国仮特許出願第60/843,040号の利益を主張する。前述の出願の全体は参照することによって本明細書に組み込まれる。
以下の記載は一般に、無線通信に関し、特に、干渉ブロードキャスト及び逆方向リンク電力調整に関する。
無線ネットワーキングシステムは、世界的に大多数の人々が通信する普及した手段になった。無線通信装置は、消費者のニーズを満たし、携帯性及び利便性を改善するために、より小さく、より強力になった。消費者は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)などといった無線通信装置に依存するようになったが、信頼できるサービス、拡張されたカバレッジ領域及び増加した機能性を要求している。
一般に、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末又はユーザ装置のための通信を同時にサポートし得る。各端末は、順方向リンク及び逆方向リンク上の送信を介して一つ又は複数のアクセスポイントと通信する。順方向リンク(又は「ダウンリンク」)はアクセスポイントから端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(又は「アップリンク」)は端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。
無線システムは、使用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅及び送信電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、及び直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムが含まれる。
通常、各アクセスポイントは、セクタと称される特定のカバレッジ領域内に位置する端末をサポートする。特定の端末をサポートするセクタは、サービングセクタと称される。特定の端末をサポートしていない他のセクタは、非サービングセクタと称される。セクタ内の端末には、複数の端末の同時のサポートを可能にする特定のリソースを割り当てることができる。しかしながら、近隣のセクタ中の端末による送信は調整されない。その結果、セクタの端における端末による送信は、端末の性能の低下及び干渉を引き起こす場合がある。
下記は、一つ又は複数の実施形態の簡略化された概要を、そのような実施形態の基本的な理解を提供するために提示する。この概要は、予期される実施形態全ての広範な概観ではなく、あらゆる実施形態の主要な要素又は重要な要素を識別することも、任意の実施形態又は全ての実施形態の範囲を線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に提示される、より詳細な記載の前置きとして、一つ又は複数の実施形態の幾つかの概念を簡略化された形式で提示することである。
一つ又は複数の面及びその対応する開示に従って、種々の面は、無線通信システム中の干渉のレベルの考察に基づいたモバイル装置中の逆方向リンクのための送信電力レベルの調整を容易にすること関連して記載される。特に、干渉の表示(例えば、干渉レベル及び/又は干渉レベルの関数)は、サービング基地局によってブロードキャストチャネル上で複数のモバイル装置へブロードキャストすることができる。モバイル装置は、ブロードキャストされた干渉表示を、特に、逆方向リンク送信のための送信電力を変更するために利用する。
関連する面によれば、サービングセクタブロードキャスト及び逆方向リンク電力制御を使用する無線通信システムが本明細書に記載される。ある面において、無線通信システムにおいて干渉表示を生成することを容易にする方法は、受信された干渉レベルを測定し、受信された干渉レベルの関数を判定し、受信された干渉レベルの関数を物理的なチャネル上で複数のモバイル装置へブロードキャストして、迅速な電力調整を可能にすることを含む。
別の面によれば、無線通信装置は、他のセクタ干渉に関連付けられた干渉値を判定し、干渉値の関数を展開し、該関数を複数のモバイル装置へ少ない待ち時間でブロードキャストすることに関連する命令を保持するメモリと、該メモリに結合された集積回路であって、該メモリに保持される命令を実行するように構成された集積回路とを備える。
また別の面によれば、干渉表示を生成する無線通信装置は、干渉レベルを識別する手段と、干渉レベルの関数を評価する手段と、干渉レベルの関数を1つ又は複数のモバイル装置に少数のスロットで送信して、電力調整を可能にする手段とを備える。
別の面によれば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータに基地局で受信される干渉を測定させるコードと、コンピュータに、測定された干渉から得られる干渉レベル値の関数を生成させるコードと、コンピュータに、該関数を物理的なブロードキャストチャネル上で少数のスロットで複数のモバイル装置へブロードキャストさせるコードとを含む。
別の面によれば、無線通信システムにおいて、装置は、非サービングセクタから受信された干渉の量と関係する干渉値を判定し、当該干渉値を値の関数として実装するように構成された集積回路を備える。
また別の面によれば、干渉情報に基づいて電力を調整することを容易にする方法は、干渉表示を受信し、受信された干渉表示に少なくとも部分的には基づいて電力調整値を評価し、電力調整値に基づいて逆方向リンクの送信電力を調整することを含む。
別の面によれば、無線通信装置は、ブロードキャストチャネルの干渉値を処理し、干渉値に基づいて電力調整値を推測し、電力調整値に応じて電力レベルを変更することに関連づけられた命令を保持するメモリと、メモリに結合された集積回路であって、メモリに保持される命令を実行するように構成されたメモリとを備える。
別の面によれば、逆方向リンクの電力を調整する無線通信装置は、ブロードキャストチャネルから干渉表示を受信する手段と、干渉表示に基づいて電力調整値を判定する手段と、判定された電力調整値に従って送信電力レベルを変更する手段とを含む。
また別の面によれば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータに、ブロードキャストされた干渉値を受信させるコードと、コンピュータに、受信された干渉値に少なくとも部分的には基づいて電力補正パラメータを評価させるコードと、コンピュータに、電力補正値に基づいて逆方向リンク上の送信電力を変更させるためのコードとを含む。
別の面によれば、無線通信システムにおいて、装置は、非サービングセクタに関連する、ブロードキャストされた干渉値の考察に少なくとも部分的に基づいて電力調整量を評価し、電力調整量に従って逆方向リンクの送信電力レベルを調整するように構成された集積回路を含む。
前述のもの及び関連する目的を達成するために、1つ又は複数の実施形態は、以下に充分に記載され、また特に特許請求の範囲で指摘された特徴を備える。以下の記載及び添付の図面は、一つ又は複数の実施形態の幾らかの例証となる面を詳細に述べる。しかしながら、これらの面は、種々の実施形態の原理が用いられ得る様々な方法のうちの少数を示すにすぎず、記載された実施形態は、そのような面全て及びそれらの均等物を含むことを意図される。
図1は、本明細書に記載された種々の面に係る、無線通信システムの図である。 図2は、無線通信環境内での使用のための例示の通信装置の図である。 図3は、干渉レベルブロードキャストに基づいた電力制御を実施する例示の無線通信システムの図である。 図4は、本明細書に提示された一つ又は複数の面に係る無線通信システムの図である。 図5aは、電力調整用に干渉レベルをブロードキャストすることを容易にする例示の方法論の図である。 図6は、干渉レベルブロードキャストに基づいて送信電力を調整することを容易にする例示の方法論の図である。 図7は、最初のバースト送信によって引き起こされる干渉を低減することを容易にする例示の方法論の図である。 電力レベルオフセット値を判定し、電力レベルを調整することを容易にする例示のモバイル装置の図である 電力レベル調整を制御するために干渉レベルブロードキャストを生成することを容易にする例示のシステムの図である。 図10は、本明細書に記載される種々のシステム及び方法と共に用いられることができる例示の無線ネットワーク環境の図である。 図11は、干渉表示を生成することを容易にする例示のシステムの図である。 図12は、電力レベル調整を容易にする例示のシステムの図である。
詳細な説明
ここで様々な実施形態は、同様の参照符号が全体を通して同様の要素を指すために用いられる、図面を参照しつつ記載される。以下の記載では、説明の目的のために、一つ又は複数の実施形態の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が述べられる。しかしながら、そのような実施形態がこれらの特定の詳細なしで実行し得ることは明白であり得る。他の場合において、周知の構造及び装置は、一つ又は複数の実施形態を記載することを容易にするために、ブロック図の形で示される。
本明細書において用いられるように、用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などは、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアのいずれかの、コンピュータ関連のエンティティを指すことを意図される。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行中の処理、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な、実行中のスレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであり得るが、これらであることには限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されているアプリケーションとコンピューティングデバイスとの両方が、コンポーネントになり得る。1つ又は複数のコンポーネントは、実行中のスレッド及び/又は処理内に存在することができ、また、コンポーネントは1台のコンピュータに配置されても、及び/または、2台以上のコンピュータ間で分散されてもよい。また、これらのコンポーネントは、その上に格納された様々なデータ構造を有する、種々のコンピュータ読取り可能な媒体から実行することができる。コンポーネントは、例えば1つ又は複数のデータパケットを有する信号(例えば、信号を手段としてインターネットといったネットワークを介して他のシステムと、及び/又は、分散システム、ローカルシステム中で別のコンポーネントとやり取りする1つのコンポーネントからのデータ)によって、ローカル処理及び/又はリモート処理を手段として通信し得る。
更に、様々な実施形態は、モバイル装置に関して本明細書に記載される。モバイル装置はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、ユーザ装置又はユーザ機器(user equipment)(UE)と称することができる。モバイル装置は、携帯電話、コードレス電話、セッション設定プロトコル(Session Initiation Protocol)(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線接続能力を有するハンドヘルド装置、コンピューティングデバイス、又は無線モデムに接続された他の処理装置であってもよい。また、種々の実施形態は基地局に関して本明細書に記載される。基地局は、モバイル装置と通信するために利用されてもよく、また、アクセスポイント、ノードB、又は、他の何らかの用語で呼ばれてもよい。
更に、本明細書に記載された種々の面又は特徴は、方法、装置、又は標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いる製品として実施され得る。本明細書で用いられる「製品」という用語は、任意のコンピュータ読み取り可能な装置、搬送波、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するように意図される。例えば、コンピュータ読取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気片等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)等)、スマートカード、及びフラッシュメモリ装置(例えば、EPROM、カード、スティック、主要なドライブ等)を含むことはできるが、これらに限定されるものではない。更に、本明細書に記載される種々の記憶媒体は、情報を格納するための一つ又は複数の装置及び/又は他の機械読み取り可能な媒体を表わすことができる。「機械読み取り可能な媒体」という用語は、命令及び/又はデータを伝達し、含み、及び/又は格納することができる種々の他の媒体及び無線チャネルを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
ここで図1を参照するに、無線通信システム100は、本明細書に提示された種々の実施形態に従って示されている。システム100は、複数のアンテナグループを含み得る基地局102を備える。例えば、1つのアンテナグループはアンテナ104及び106を含み、別のグループはアンテナ108及び110を含み、更なるグループはアンテナ112及び114を含んでいてもよい。2本のアンテナが各アンテナグループについて示されている。しかしながら、より多数のアンテナ、あるいは、より少数のアンテナが各グループに用いられてもよい。当業者には認識されるように、基地局102は、付加的に、送信器チェーン(transmitter chain)及び受信器チェーン(receiver chain)を含み得るが、それらの各々は同様に信号送信及び受信に関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備え得る。
基地局102は、モバイル装置116及びモバイル装置122のような一つ又は複数のモバイル装置と通信し得る。しかしながら、基地局102は、モバイル装置116及び122に類似した、実質的に任意の数のモバイル装置と通信し得ることが認識されるべきである。モバイル装置116及び122は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ型コンピュータ、ハンドヘルド通信装置、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、及び/又は、無線通信システム100での通信に適当な任意の他の装置であることができる。図示のように、モバイル装置116はアンテナ112及び114との通信中であるが、ここでアンテナ112及び114は、順方向リンク118でモバイル装置116に情報を送信し、逆方向リンク120でモバイル装置116から情報を受信する。更に、モバイル装置122はアンテナ104及び106との通信中であり、ここで、アンテナ104及び106は、順方向リンク124でモバイル装置122に情報を送信し、逆方向リンク126でモバイル装置122から情報を受信する。周波数分割二重(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は逆方向リンク120によって用いられるものとは異なる周波数帯を利用してもよく、また、順方向リンク124は逆方向リンク126によって用いられるものとは異なる周波数帯を用いてもよい。更に、時分割二重(TDD)システムでは、順方向リンク118及び逆方向リンク120は、共通の周波数帯を利用してもよく、また、順方向リンク124及び逆方向リンク126は、共通の周波数帯を利用してもよい。
アンテナの各グループ及び/又はそれらが通信するように指定される領域は、基地局102のセクタと称されてもよい。例えば、アンテナグループは、基地局102によってカバーされる領域のセクタ中のモバイル装置と通信するように設計されてもよい。順方向リンク118及び124上の通信では、基地局102の送信アンテナは、モバイル装置116及び122のための順方向リンク118及び124のSN比(signal-to-noise ratio)を改善するためにビーム形成(beamforming)を利用してもよい。また、基地局102が、関連付けられたカバレッジ全体に無作為に散在する、モバイル装置116及び122に送信するためにビーム形成を利用する一方で、近隣のセル中のモバイル装置は、基地局が単一のアンテナを介して自身のモバイル装置全てに送信するのと比較して、より少ない干渉を受け得る。一例によれば、システム100はMIMO(multiple-input multiple-output)通信システムであってよい。更に、システム100は、FDD、TDDなどのような通信チャンネル(例えば、順方向リンク、逆方向リンク、...)を分割するために任意のタイプの二重化技法を利用し得る。
図2に移ると、図示されているのは、無線通信環境内での使用向けの通信装置200である。通信装置200は、サービング(serving)セクタ又は近隣のセクタ中の干渉を考慮するか、低減するためにモバイル装置が用いる調整値又は電力レベルオフセットを判定する電力レベル評価器202を備える。主題の開示の1つの面によれば、通信装置200の電力レベル評価器は、通信装置200それ自体の電力レベルオフセットを評価する。電力レベル評価器202は、ブロードキャスト物理チャネルで基地局又はアクセスポイントからブロードキャストされた干渉レベルを用いる。一例によれば、干渉レベルをブロードキャストする基地局又はアクセスポイントは、サービングセクタにある場合がある。しかしながら、ブロードキャストされた干渉レベルは、近隣のセクタ又は非サービング(non-serving)セクタから生じ得ることが認識されるべきである。電力レベル評価器202は、一般に、通信装置200が増大した干渉を受けるときはいつでも、調整値を評価するが、これは送信電力の増加という結果を招き、通信装置200が干渉をほとんど受けないか、干渉を全く受けないときはいつでも、送信電力の減少という結果を招く。
電力レベル評価器202は、ブロードキャストされた干渉レベル又はその関数だけに依存して、電力調整値を判定してもよい。しかしながら、電力制御決定時に他の要因を考慮することができることは認識されるべきである。例えば、電力レベル評価器202は、通信装置200のデータトラヒックに関連付けられたサービスの品質(QoS)レベルを用いることができる。小さい待ち時間のQoSデータトラヒックフロー(即ち、厳しい待ち時間の要件を備えるトラヒック)は、電力レベル評価器202に対して、調整値を判定する際に積極的に応答することを要求する。対照的に、大きい待ち時間のQoSトラヒックは、電力レベル評価器202に対して、同様に積極的に応答することは要求しない。従って、電力レベル評価器202は、干渉バーストに応答してベストエフォートのQoSユーザのためにはより小さな電力調整の増加を判定するが、高いQoSレベルのユーザ(例えば、VoIP又は他のそのようなアプリケーション)にはより高い電力変化を評価する。
更に、セクタ間(即ち、同じセクタのモバイル装置又は端末の間で)及びセル間(即ち、異なるセクタ又は近隣のセクタのモバイル装置又は端末の間で)の干渉を許容できる限界内に維持している間に、通信装置200ができるだけ高い電力レベルで送信することが許可されるように、電力レベル評価器202は調整値を判定する。例えば、通信装置200は、サービングアクセスポイント又は基地局に近接して位置するモバイル装置であることができる。通信装置200は次いで、通信装置200が近隣のアクセスポイント又は基地局に対して干渉を引き起こしそうにないので、より高い電力レベルで送信することができる。逆に、通信装置200はまた、サービング中の基地局及び/又は近くのセクタ端から遠く離れて位置してもよい。この状況では、通信装置200は、それが近隣の基地局に高い干渉を引き起こすことがより可能になるので、より低い送信電力に制限される。電力レベル評価器202は、通信装置200の位置を考慮する場合、各アクセスポイントによって観測される干渉全体を削減する可能性があるオフセット値を確立できる一方で、特定の適任のモバイル装置又は端末(即ち、サービング基地局の近隣に位置する)には、より高いSN比(SNR)及び、従って、より高いデータレートを達成することを可能にする。
一例によれば、電力レベル評価器202は、電力調整値又はオフセット値を以下の様に評価し得る。
Figure 2010503344
この例に従って、Pdch(n)は、更新間隔nのデータチャネルについての送信電力スペクトル密度(power spectral density)(PSD)である。Pref(n)は、更新間隔nの基準PSDレベルである。基準値は、TDD実装においてチャネルの相反性(channel reciprocity)から又はパイロッチャネルから取得され得る。しかしながら、当業者によって知られているように、基準電力レベルは他のソースから取得し得ることが認識されるべきである。ΔP(n)は、更新間隔nの送信PSDデルタ(delta)である。PSDレベルPdch(n)、Pref(n)及び送信電力デルタΔP(n)は、デシベル単位で与えられるが、他の単位及び/又は計算を利用し得ることが認識されるべきである。
基準PSDレベル、Pref(n)は、指定された送信についての消去レート(erasure rate)又は目標SNRを達成するのに必要とされる送信PSDの量であり得る。基準PSDレベルは、固定されたチャネル(例えば、チャネル品質フィードバックチャネル、要求チャネルなど)によって提供することができる。基準電力レベルが目標SNR又は消去レートを達成できる場合、他のチャネル用の受信されたSNRは、以下のように推定される。
Figure 2010503344
データチャネル及び基準又は制御チャネルは、同様の干渉統計を有し得る。例えば、異なるセクタからの制御チャネル及びデータチャネルが互いに干渉するとき、干渉統計は類似していることがある。そのような場合、オフセットは端末又はモバイル装置で計算されることができる。また、制御チャネルとデータチャネルとの間の干渉オフセットは、アクセスポイント又は基地局によってブロードキャストすることができ、電力レベル評価器202はブロードキャストされたオフセットを用いることができる。
電力レベル評価器202は、種々の要因に基づいてデータチャネル用の送信PSDを判定することができる。例えば、電力レベル評価器202は、通信装置200が近隣のセクタ中の他の端末にもたらし得るセクタ間(inter-sector)干渉通信の量を考慮することができる。また、装置200が、同じセクタ内の他の端末又はモバイル装置にもたらしているセクタ内(intra-sector)干渉通信の量。例えば、各セクタのデータチャネルは、データチャネルが直交になるように多重化される。それにもかかわらず、直交性は、キャリア間干渉(inter-carrier interference)(ICI)、シンボル間干渉(inter-symbol interference)(ISI)などの結果、失われることがある。直交性の損失はセクタ内干渉を引き起こす。この干渉を緩和するために、電力レベル評価器202は、同じセクタ内の他のモバイル装置に対して通信装置200によって引き起こされるセクタ内干渉の量が、許容できるレベル内に維持されるように、電力レベル調整を評価する。これを達成する一つの方法は、例えば、送信PSDデルタ、ΔP(n)を、以下のように抑えることである。
Figure 2010503344
ここで、ΔPmin及びΔPmaxは、それぞれデータチャネルについて許可された、最小の送信PSDデルタ及び最大の送信PSDデルタである。更に、電力レベル評価器202による電力レベル決定においては、通信装置200の最大の出力レベル及び他のそのような要因を考慮し得る。
上述されたデルタベースの(delta-based)電力レベル調整又は何らかの他の制御メカニズムを用いる、電力レベル評価器202は、通信装置200の送信電力を調整して、通信装置200が連続的に送信している間、近隣のセクタにおける干渉の量を制御するのに有効である。しかしながら、電力レベル評価器202は、通信装置200の電力スペクトル密度又は送信電力の最初の設定値を供給しない。最初の設定値は、幾らかの無活動の期間後のPSD値又は送信電力であるが、一般に沈黙期間(silence period)と称される。例として、部分的にロードされたシナリオを考慮されたい。1つの基地局又はアクセスポイントは、近隣のセクタに対して干渉を引き起こしている単独のバースト的な(bursty)ユーザにサービスしている。バースト的なユーザは、安定したストリームとして送信されるのとは対照的に、断続的に送信される大きいデータ量を有する通信によって特徴づけられる。沈黙期間の間に、近隣のアクセスポイント又は基地局が沈黙期間の間に如何なる干渉も経験しないので、バースト的なユーザのデルタPSD値は最大値まで増加することがあり、従って、大きな他のセクタ干渉(other sector interference)(OSI)の表示を送信しない。バースト的なユーザがアクティブ状態へ戻る場合、バースト送信は最初に近隣のセクタへ有意な量の干渉を引き起こす。この高い干渉は、バースト的なユーザに送信が開始された後の更新期間においてデルタ値を適当に調整する機会があるまで、継続する。大きな干渉の増大は、近隣のセクタにおける受信し損なった(missed)逆方向リンクの肯定応答メッセージ又はパケット誤りという結果になり得るので、電力調整は各バーストの最初に発生すべきである。
通信装置200は、開ループ調整を行なう開ループ評価器204を備える。開ループ評価器204は、各バーストの最初に開ループ調整を判定することができる。しかしながら、主題の開示の一面によれば、いくつかのインターレース(例えば、フレーム又はフレームの一部)上でスケジュールされなかった時でも、通信装置200は開ループ評価器204を用いてもよい。また、開ループ評価器204は、OSI活動がほとんどないことに起因してデルタ値が増加することを防止すべく、デルタ値の最大値を推定するために用いることができる。開ループ評価器204は、開ループデルタ値を直接判定すること、又は送信用に割り当てられた帯域幅に基づいて判定することができる。
一例によれば、開ループ評価器204は、開ループ値を判定して最大のPSD増加量を制御してもよい。開ループ評価器204は、下記が満たされるようにデルタ値を計算してもよい。
Figure 2010503344
この例に準ずると、averageIOTはシステムパラメータである干渉オフセット値である。この値は、開ループ調整が判定されつつある非サービングセクタのアクセスポイントによってブロードキャストされてもよい。別の面によれば、averageIOT値は、サービングセクタとの最も小さなチャネル利得差を有するセクタからであってもよい。pCoTは、非サービングセクタの基準チャネル上で受信される信号電力の測定値である。測定値は、例えば、サーマル(thermal)PSDに対する受信されたキャリアPSDであり得る。更に、基準チャネルは、逆方向リンクパイロットチャネル、チャネル品質指標チャネル、又は任意のそのような基準チャネルであり得る。値pCoTは、非サービングセクタから専用の順方向リンクチャネル(例えば、順方向リンクパイロット品質チャネル(F-PQICH))で通信し、チャネル利得差値を用いて、サービングセクタについて対応する値を適切に調整することにより得ることができる。パラメータmaxIOTRiseは、非サービングセクタで任意のアクセス端末又はモバイル装置によって引き起こされた干渉の量の最大の許容可能な増加量を示す。このパラメータはシステム設定、オーバヘッド提供値などであり得る。
上述された方法で判定されたデルタ値が最小のデルタ値deltaminより小さい場合、サポート可能な最大の帯域幅Wmaxは下方へ割り当てられてもよい。割当ては所定値に基づくか、又は下記に基づくことができる。
Figure 2010503344
この例において、Wtotはシステム全体の帯域幅である。
別の例によれば、開ループ評価器204は、開ループ値を判定して、割り当てられた帯域幅Wに基づいて最大のPSD増加量を制御してもよい。開ループ評価器204は、下記が満たされるようにデルタ値を計算してもよい。
Figure 2010503344
また別の例に準ずると、開ループ評価器204は、各バースト送信の最初の干渉の量を、平均のPSD増加分を制御するために現在のデルタ値に基づいて最初の最大のサポート可能な帯域幅を制限することで、制御してもよい。例において、開ループ評価器204は下記が当てはまるようにWmaxを判定してもよい。
Figure 2010503344
判定されたWmax値は、通信装置200のサービングアクセスポイントへ伝達することができる。サービングアクセスポイントのスケジューラは、帯域幅をその後の割り当てにわたって徐々に増加させて、OSI表示がデルタ値の調整という結果を得るのに充分な時間を与えることができる。
適当な電力レベルを判定した後、電力レベル評価器202又は開ループ評価器204は、通信装置206の電力コントローラ206に適当な電力レベルを伝える。電力コントローラ206は、通信装置206の送信の電力レベルを、電力レベル評価器202及び/又は開ループ評価器204によって伝えられた情報に基づいて設定する。通信装置200は、評価器202及び204が干渉の変化が別の調整を是認する(warrant)まで、新たな電力レベルで動作する。
また、図示はされないが、通信装置200は、ブロードキャストされた干渉レベルから電力レベルを判定すること、バーストトラヒックの開始に先立って最初の設定値として開ループ電力レベルを判定すること、判定された電力レベル調整及び/又は開ループ値に基づいて逆方向リンクの電力レベルを制御することなどに関して命令を保持するメモリを備え得ることが認識されるべきである。更に、通信装置200は、命令(例えば、メモリ内に保持された命令、異なるソースから取得された命令、...)の実行に関連して利用され得るプロセッサを備え得る。
ここで図3を参照すると、図示されているのは、ブロードキャストされた干渉レベルの考察に基づいて電力調整を実施する無線通信システム300である。システム300は、モバイル装置304(及び/又は、任意の数の異なるモバイル装置(図示せず))と通信する基地局302を備える。基地局302は、モバイル装置304に順方向リンクチャネルで情報を送信し得る。更に、基地局302は、モバイル装置304から逆方向リンクチャネルで情報を取得し得る。また、システム300はMIMOシステムであってもよい。
モバイル装置304は、電力レベル評価器308と電力調整器310とを備える。モバイル装置304は基地局302から干渉表示(interference indications)を受信する。電力レベル評価器308は、干渉表示を利用して、任意の要求される電力調整を評価する。電力レベル評価器308は、図2を参照しつつ上述したように、電力レベルデルタ値及び/又は開ループデルタ値を判定することができる。電力調整器310は、電力レベル評価器308によって判定された調整値を用いて、モバイル装置304から基地局302への逆方向リンク送信の電力レベルを変更する。
モバイル装置304といった、所与のモバイル装置によって引き起こされるセル間干渉の量は、モバイル装置によって使用される送信電力レベル、及び近隣の非サービングセクタ中の基地局又はアクセスポイントに関連するモバイル装置の位置によって判定される。基地局302はモバイル装置304のサービング基地局である。基地局302は、干渉情報を無線システム300のブロードキャスト物理チャネルでブロードキャストするが、これは基地局302によってサービスされるモバイル装置304及び他のモバイル装置によって受信される。例えば、基地局302は、干渉パラメータをブロードキャスト物理チャネルでブロードキャストしてもよい。別の面によれば、基地局302は、干渉情報を少数のスロットごとにブロードキャストして、進行中のパケット送信のためになされるその後のハイブリッド自動再送信(hybrid automatic repeat transmissions)(HARQ)への迅速な電力調整を容易にする(facilitate)。HARQ再送信間隔は、1スロットが単一のHARQサブパケット送信のための時間である場合、複数のスロットである。高いQoSパケットの再送信は、干渉の突然の上昇の場合には調整することができる。ブロードキャストは電力変更の機会を提供するために頻繁であるべきである。更に、干渉情報は、複数の表示が複数の副搬送波クラスタのためにブロードキャストされるような周波数(frequency)の関数である。例えば、多元接続が周波数領域でなされるので、複数の値はOFDMA、LFDMAなどでブロードキャストされてもよい。
基地局302は、干渉レベルを測定する干渉評価器306を備える。干渉レベルは、例えば、非サービングセクタで動作するモバイル装置の結果として基地局302によって受信される干渉の量を示すことができる。測定された干渉レベルは、熱(thermal)などと比較されることができ、またブロードキャストされた表示の生成の入力として用いられることができる。主題の開示の1つの面によれば、干渉評価器306はIOT(interference over thermal)又はRoT(rise over thermal)を利用することができる。他の同様の干渉測定基準(metrics)を用いることができることが認識されるべきである。基地局302によってブロードキャストされた干渉情報は、例えば、目標搬送波対干渉比(target carrier to interference ratio)(C/I)、SN比(SNR)又は他のそのような干渉タイプ目標を維持すべく、送信電力を調整するためにモバイル装置304によって利用される。
ブロードキャストされた干渉情報は瞬間の干渉レベルを含んでもよい。しかしながら、モバイル装置304といったモバイル装置が瞬間のレベルを利用して送信出力を調整する場合、無線システム300は競合状態になり得る。例えば、近隣のセクタ中の基地局又はアクセス端末に到着するバースト的なトラヒックは、基地局302によってサービスされるセクタといった他のセクタにおいて干渉の増加という結果をもたらす。基地局302は、この増加をモバイル装置304及びサービスされている他のモバイル装置へブロードキャストする。干渉の増加の結果、モバイル装置304及びその他は電力を増加させるだろう。電力の増加はまた、近隣のセクタの当初のバースト的なトラヒックへの干渉を増加させる。従って、バースト的なトラヒックはまた、電力その他の全体的なスループットの減少という結果をもたらし得る。無線システムは最終的に不安定になることがある。
従って、基地局302は、干渉評価器306によって判定された干渉レベルの関数をブロードキャストして、電力競合条件を緩和する一方で、モバイル装置が電力レベルを制御する役割を果たすことを可能にする。一面に準ずれば、干渉レベル、例えばIOTレベル、の関数は、(例えば、電力上昇又はデルタ値を制御するため、デルタ値といったオフセット値を計算するため等の)電力制御アルゴリズムのIOT閾値又は受信されたIOT値の最小値になり得る。また、干渉値は、IOTランプ(ramp)又は受信されたIOTの最小値になり得るが、ここでIOTランプは最大のIOTスロー(slow)を制限する。更に、また別の面によれば、干渉値として利用されたIOT値は、フィルタリングされた値IOT_filteredとしてブロードキャストすることができるが、ここでフィルタは、有限インパルス応答(FIR)又は無限インパルス応答(IIR)のうちの1つであることができる。もし、結果として生じるブロードキャストされた情報が、モバイル装置が競合条件を緩和する一方で、電力レベルを調整することを可能にするならば、干渉レベルの他のそのような関数を用いることができることが認識されるべきである。
ここで図4を参照すると、本明細書に提示される種々の面に係る無線通信システム400が図示されている。システム400は、互いに及び/又は一つ又は複数の端末404に、無線通信信号を受信し、送信し、中継等をする、一つ又は複数のアクセスポイント402を備えることができる。各基地局402は、複数の送信器チェーン及び受信器チェーンを備えることができ、例えば、各送信及び受信アンテナについて1つ、その各々が同様に信号送信及び受信に関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を含むことができる。端末404は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ型コンピュータ、ハンドヘルド通信装置、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、及び/又は、無線システム400で通信するための任意の他の適当な装置であり得る。また、各端末404は、MIMO(multiple input multiple output)システムに用いられるような、一つ又は複数の送信器チェーン及び受信器チェーンを備えることができる。送信器チェーン及び受信器チェーンは各々、当業者に認識されるであろうように、信号送信及び受信に関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えることができる。
図4に示されるように、各アクセスポイントは特定の地理的な領域406に通信カバレッジを提供する。「セル」という用語は、文脈に応じてアクセスポイント及び/又はそのカバレッジ領域を指すことができる。システム容量を改善するために、アクセスポイントのカバレッジ領域は、複数のより小さな領域(例えば、3つのより小さな領域408A、408B及び208C)に分割することができる。より小さな領域の各々は、それぞれのベーストランシーバサブシステム(BTS)によってサービスされる。「セクタ」という用語は、文脈に応じてBTS及び/又はそのカバレッジ領域を指すことができる。セクタ化された(sectorized)セルの場合、当該セルの全てのセクタのベーストランシーバサブシステムは、概して、当該セルのアクセスポイント内の同じ場所に配置される。
端末404は、概して、システム400の全体にわたって分散される。各端末404は固定されていても、移動可能であってもよい。各端末404は、任意の所与の瞬間に順方向リンク及び逆方向リンク上で一つ又は複数のアクセスポイント402と通信し得る。
集中型のアーキテクチャの場合、システムコントローラ410はアクセスポイント402と結合し、アクセスポイント402の調整及び制御を提供する。分散型のアーキテクチャの場合、アクセスポイント402は必要に応じて互いに通信し得る。システムコントローラ410などを介したアクセスポイント間の通信は、バックホール(backhaul)シグナリングと呼ぶことができる。
本明細書に記載される技法は、セクタ化されていないセルを備えるシステムだけでなく、セクタ化されたセルを備えるシステム400にも使用され得る。明確にするために、以下の記載はセクタ化されたセルを備えたシステムを対象とする。「アクセスポイント」という用語は、セルにサービスする固定局だけでなく、セクタにサービスする固定局にも総称的に使用される。「端末」及び「ユーザ」という用語は互換的に使用され、「セクタ」及び「アクセスポイント」という用語も互換的に使用される。サービングアクセスポイント/セクタとは、端末が通信するアクセスポイント/セクタである。近隣のアクセスポイント/セクタとは、端末が通信していないアクセスポイント/セクタである。
ブロードキャストされた干渉情報に基づく逆方向リンクの電力調整に関する方法論は、図5−図7を参照する。説明の簡単の目的のために、方法論は一連の動作として記載され、示されるが、該方法論は動作の順序によって限定されるものではなく、一つ又は複数の実施形態に応じて、いくつかの動作は、本明細書に記載され、示されるものとは異なる順序及び/又は他の動作と同時に発生し得ることが理解され、認識されるべきである。例えば、当業者は、例えば状態図におけるように、方法論が一連の相互に関連する状態又は事象として代わりに表わされ得ることを理解し、また認識するだろう。更に、1つ又は複数の実施形態に係る方法論を実施するために、例証される動作の全てが要求されるとは限らない。
図5に移ると、図示されているのは、無線通信システムにおいて干渉情報をブロードキャストすることを容易にする方法論500である。参照符号502では、干渉レベルが判定される。干渉レベルはアクセスポイント又は基地局によって受け取られた干渉であってよく、又はその値は、他のアクセスポイント若しくは基地局によってバックホールで送信することができる。一面によれば、干渉レベルはIOT(interference over thermal)値として表わされる。参照符号504では、干渉レベルの関数が判定される。502で判定された干渉レベルのみを利用することは、モバイル装置間の競合条件という結果になり得る。干渉レベルの関数を用いることは競合を緩和する。関数は、平均のIOT、受信されたIOTと閾値との間の最小値、受信されたIOTとIOTランプ(ramp)値との間の最小値、フィルタリングされたIOT値又は他のそのような関数であり得る。参照符号506では、干渉レベルの関数がブロードキャストされる。関数は基地局から複数のモバイル装置へ物理的なブロードキャストチャネル上でブロードキャストすることができる。
図6に移ると、図示されているのは、ブロードキャストされた干渉情報の考察に基づいて送信電力レベルを調整することを容易にする方法論600である。参照符号602では、干渉情報が受信される。干渉情報は、IOT値又はその関数を含むことができる。参照符号604では、電力制御オフセットが判定される。オフセットは、受信された干渉情報の考察に基づいて判定される。受信された情報は、干渉目標(例えば、目標C/I、目標SNR等)をPSD値にマッピングするために用いられる。PSD値は、例えば、受信された干渉情報に従って送信出力を調整するために利用される電力制御オフセットとして使用することができる。参照符号606では、送信電力は、判定された電力制御オフセットに基づいて調整される。
ここで図7を参照すると、図示されているのは、バースト的なトラヒックを開始するのに先立って最初の送信電力レベルを設定することを容易にする方法論700である。参照符号702では、開ループオフセットが評価される。開ループオフセット値は、干渉の大きな急増を防止するために沈黙期間の間に判定された、予測された電力レベル調整値である。704で、送信出力は開ループオフセット値に従って設定される。参照符号706では、バーストトラヒックが、調整された電力レベルを利用して開始され、最初の干渉増加を緩和する。バーストトラヒックの開始の後は、図5及び図6を参照しつつ上述したように、電力制御が起きてもよい。
本明細書に記載される一つ又は複数の面に従って、推論は、干渉レベルの判定、使用すべき干渉レベルの関数の判定、ブロードキャストされた干渉情報の考察に基づいた電力レベル調整の判定、電力レベル決定のための関連するパラメータの判定等に関して行なうことができることが認識されるであろう。本明細書で使用されるように、「推論する(infer)」こと又は「推論(inference)」という用語は、概して、事象及び/又はデータを介して獲得されるような一組の観測から、ユーザ、環境、及び/又はシステムの状態を論証又は推論する処理を指す。推論は、例えば、特定の文脈(context)又は動作を識別するために用いることができ、又は、状態に関する確率分布を生成することができる。推論は確立的、即ち、事象及びデータの考察に基づく所定の状態に関する確率分布の計算であり得る。推論はまた、一組の事象及び/又はデータから、より高いレベルの事象を構成するのに用いられる技法を指すことができる。そのような推論は、事象が密接に時間的に近接して相互に関連するか否か、並びに事象及びデータは1つ又は幾つかの事象及びデータソースからもたらされるのか否か、一組の観測された事象及び/又は格納された事象データから新規な事象又は動作の構成という結果になり得る。
一例によれば、上記に提示された一つ又は複数の方法は、干渉レベルを評価すること、及びブロードキャスト経由でモバイル装置への干渉レベルの関数を選択することに関して推論することを含むことができる。更なる例証として、推論は、ブロードキャストされた干渉情報の考察に基づいた逆方向リンク送信の電力レベル調整の判定に関して行なわれてもよい。前述の例は本質的に例証であって、本明細書に記載される種々の実施形態及び/又は方法に関連して立て得る推論の数、又はそのような推論が立てられる方法を限定することを意図されるものではないことが認識されるであろう。
図8は、ブロードキャストされた干渉情報の考察に基づいた逆方向リンク電力を調整することを容易にする、モバイル装置800の例証である。モバイル装置800は、例えば受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信された信号に典型的な動作を行い(例えば、フィルタリングし、増幅し、ダウンコンバートする等)、調整された信号をデジタル化してサンプルを取得する受信器802を備える。受信器802は、例えばMMSE受信器であってよく、また、受信されたシンボルを復調し、それらをチャネル推定用にプロセッサ806に供給することができる復調器804を備えることができる。プロセッサ806は、受信器802によって受信された情報を分析し、及び/又は、送信器816による送信のための情報の生成する専用のプロセッサ、モバイル装置800の一つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサ、及び/又は、受信器802によって受信された情報を分析し、送信器816による送信のための情報を生成し、且つモバイル装置800の一つ又は複数のコンポーネントを制御するプロセッサであり得る。
モバイル装置800は更に、プロセッサ806に動作可能に結合され、送信されるべきデータ、受信されたデータ、使用可能なチャネルに関する情報、分析された信号に関連付けられたデータ、及び/又は干渉強度、割り当てられたチャネルに関する情報、電力、レート等、及びチャネルを推定し、当該チャネル経由で通信するための任意の他の適当な情報を格納し得るメモリ808を備えることができる。メモリ808は更に、(例えば、パフォーマンスベース、キャパシティベース等の)チャネルの利用及び/又は推定に関連付けられたアルゴリズム及び/又はプロトコルを格納することができる。
本明細書に記載されるデータストア(例えば、メモリ808)は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリのどちらであってもよく、揮発性のメモリと不揮発性メモリとの両方を備え得ることが認識されるだろう。例として、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的にプログラム可能なROM(EPROM)、電気的消去可能なPROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを備えることができるが、これらに限定されない。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を備えることができるが、これは外部キャッシュメモリとして動作する。例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、及びダイレクトラムバスRAM(DRRAM)といった、多くの形式で使用可能であるが、これらに限定されない。主題のシステム及び方法のメモリ808は、これら及び任意の他の適当なタイプのメモリを備えることを意図されるが、これらに限定されるものではない。
受信器802は更に、基地局からブロードキャストされた干渉情報に基づいて、モバイル装置800の電力レベル調整を判定する電力レベル評価器810に動作可能に結合される。ブロードキャストされた干渉情報は、干渉レベル及び/又はその関数を含み得る。例えば、干渉情報は、無線システムのIOT閾値及び受信されたIOT値の最小値を含む関数であり得る。電力レベル評価器810は、干渉情報を用いて、デルタ電力レベル値又はPSDへ目標干渉メトリクスを対応させる。また、電力コントローラ812は、電力レベル評価器810によって評価されたデルタ電力レベル値又はPSDを利用して、モバイル装置800の送信電力レベルを変更し得る。モバイル装置800は更に、変調器814と、例えば基地局、別のモバイル装置等へ信号(例えば、ベースCQI(base CQI)及びディファレンシャルCQI(differential CQI))を送信する送信器816とを備える。プロセッサ806とは別個のものとして図示されているが、電力レベル評価器810、電力コントローラ812及び/又は変調器814は、プロセッサ806の一部であっても、又は多くのプロセッサ(図示せず)であってもよいことが認識されるべきである。
図9は、PGRCスキームを実施するMIMOシステムでの順方向リンク送信を制御するために必要なフィードバックの量を低減することを容易にするシステム900の例証である。システム900は、一つ又は複数のモバイル装置904から複数の受信アンテナ906を介して信号を受信する受信器910を含む基地局902(例えば、アクセスポイント、...)と、送信アンテナ908を介して一つ又は複数のモバイル装置904に送信する送信器920とを備える。受信器910は、受信アンテナ906から情報を受信することができ、また、受信された情報を復調する復調器912に動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、図8に関して上述されたプロセッサに類似し得るプロセッサ914によって分析され、それは、干渉強度及び/又は信号(例えば、パイロット)強度を推定することに関する情報、モバイル装置904(又は、異なる基地局(図示せず))へ送信されるべきデータ又はモバイル装置904から受信されるべきデータ、及び/又は、本明細書に述べられた種々の動作及び機能を行なうことに関連する任意の他の適当な情報を格納するメモリ916に結合される。プロセッサ914は更に、受信干渉及び/又はその関数を判定する干渉レベル評価器918に結合される。干渉レベル評価器918は、干渉レベルを評価するか、あるいは近隣のセクタからバックホールを介して値を受け取る。例えば、干渉レベル評価器918は、受信された干渉を測定し、それを熱(thermal)と比較して、IOTといった干渉レベルを生成し得る。
干渉レベル評価器918は、変調器920を介して送信器922に結合される。干渉レベル評価器918によって判定された干渉レベルは、送信器922によって送信アンテナ908を介してモバイル装置904へブロードキャストされる。変調器920は、アンテナ908を介して送信器922による送信のための制御情報をモバイル装置904へ多重送信する(multiplex)ことができる。モバイル装置904は、図8を参照しつつ記載されたモバイル装置800に類似していてもよく、逆方向リンク上の電力レベルを調整するために、ブロードキャストされた情報を用いることができる。干渉レベル評価器918は、競合条件を緩和する瞬間の干渉レベルとは対照的にブロードキャストされるべき干渉レベルの関数を知らせてもよい。例えば、ブロードキャストされた干渉情報はIOTランプ又は受信されたIOTの最小値であり得るが、ここでIOTランプは最大限のIOTスルー(slew)を制限する。主題の開示に従って他の関数を利用することができることが認識されるべきである。プロセッサ914とは別個なものとして図示されているが、干渉レベル評価器918及び/又は変調器920は、プロセッサ914の一部、又は多くのプロセッサ(図示せず)であってもよいことが認識されるべきである。
図10は例示の無線通信システム1000を示す。無線通信システム1000は、簡潔さのために、1つの基地局1010と1つのモバイル装置1050とを描く。しかしながら、システム1000は。1つよりも多い基地局及び/又は1つよりも多いモバイル装置を備えてもよく、更なる基地局及び/又はモバイル装置は、以下に記載される例示の基地局1010及びモバイル装置1050と本質的に類似していても、異なっていてもよいことが認識されるべきである。また、基地局1010及び/又はモバイル装置1050は、本明細書に記載されるシステム(図1−図4及び図8−9)及び/又は方法(図6−図7)を用いて、その間の無線通信を容易にし得ることが認識されるべきである。
基地局1010では、多くのデータストリーム用のトラヒックデータがデータソース1012から送信(TX)データプロセッサ1014に供給される。一例によれば、各データストリームはそれぞれアンテナを介して送信されてもよい。TXデータプロセッサ1014は、トラヒックデータストリームを、当該データストリームについて選択された特定のコード体系に基づいてフォーマットし、コード化し、またインタリーブして、コード化されたデータを供給する。
各データストリームのコード化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技法を用いて、パイロットデータと多重化されてもよい。加えて又はあるいは、パイロットシンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、又は符号分割多重化(CDM)されることができる。パイロットデータは、概して、公知の方法で処理される公知のデータパターンであり、チャネル応答を推測するためにモバイル装置1050において用いられ得る。各データストリームの多重化されたパイロット及びコード化されたデータは、当該データストリームについて選択された特定の変調スキーム(例えば、二位相偏移変調(BPSK)、直交位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調され(例えば、シンボルマッピングされ)、変調シンボルを供給し得る。各データストリームのデータレート、コーディング、及び変調は、プロセッサ1030によって供給される、又は行なわれる命令によって判定されてもよい。
データストリームの変調シンボルはTX MIMOプロセッサ1020に供給されてもよいが、これはさらに(例えば、OFDMの)変調シンボルを処理してもよい。次いで、TX MIMOプロセッサ1020はN個の変調シンボルストリームをN個の送信器(TMTR)1022a乃至1022tに供給する。種々の実施形態において、TX MIMOプロセッサ1020は、ビーム形成重み(beamforming weights)を、データストリームのシンボル、及びシンボルが送信されているアンテナに適用する。
各送信器1022は、それぞれのシンボルストリームを受信及び処理して、一つ又は複数のアナログ信号を供給し、更に、アナログ信号を調整して(例えば、増幅し、フィルタリングし、またアップコンバートして)MIMOチャネルでの送信に適当な変調された信号を供給する。更に、送信器1022a乃至1022tからのN個の変調シンボルは、それぞれN個のアンテナ1024a乃至1024tから送信される。
モバイル装置1050では、送信された変調された信号は、N個のアンテナ1052a乃至1052rによって受信され、各アンテナ1052からの受信された信号は、それぞれの受信器(RCVR)1054a乃至1054rに供給される。各受信器1054は、それぞれの信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、またダウンコンバートし)、調整された信号をデジタル化してサンプルを供給し、また更に当該サンプルを処理して対応する「受信された」シンボルストリームを供給する。
RXデータプロセッサ1060は、特定の受信器処理技法に基づいて、N個の受信器1054からのN個の受信されたシンボルストリームを受信及び処理して、N個の「検出された」シンボルストリームを供給し得る。RXデータプロセッサ1060は、検出されたシンボルストリーム各々を復調し、デインタリーブし、またデコードして、データストリームのトラヒックデータを回復してもよい。RXデータプロセッサ1060による処理は、基地局1010におけるTX MIMOプロセッサ1020及びTXデータプロセッサ1014によって行なわれる処理に対して相補的である。
プロセッサ1070は、上記のようにどのプレコーディングマトリクスを利用するかを周期的に判定してもよい。更に、プロセッサ1070は、マトリクスのインデックス部分及びランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを公式化し(formulate)てもよい。
逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信されたデータストリームに関する種々のタイプの情報を含み得る。逆方向リンクメッセージは、データソース1036からの多数のデータストリームのトラヒックデータも受信するTXデータプロセッサ1038によって処理され、変調器1080によって変調され、送信器1054a乃至1054rによって調節され、基地局1010へ送り返され得る。
基地局1010では、モバイル装置1050からの変調された信号は、アンテナ1024によって受信され、受信器1022によって調節され、復調器1040によって復調され、RXデータプロセッサ1042によって処理されて、モバイル装置1050によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。更に、プロセッサ1030は、抽出されたメッセージを処理して、ビーム形成重みを判定するためにどのプレコーディングマトリクスを使用すべきかを判定してもよい。
プロセッサ1030及び1070は、それぞれ基地局1010及びモバイル装置1050における動作を指示し(例えば、制御し、調整し、管理等し)てもよい。それぞれのプロセッサ1030及び1070は、データ及びプログラムコードを格納するメモリ1032及び1072に関連付けることができる。プロセッサ1030及び1070はまた、それぞれアップリンク及びダウンリンクの周波数応答及びインパルス応答の推定値を得るために計算を行なうことができる。
本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はこれらの任意の組み合わせよって実施され得ることが認識されるべきである。ハードウェアで実施する場合、処理ユニットは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載される機能を行なうように設計された他の電子ユニット、又はこれらの組み合わせの中で実施され得る。
実施形態がソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア若しくはマイクロコード、プログラムコード若しくはコードセグメントで実現される場合、それらは記憶コンポーネントといった機械読み取り可能な媒体に格納され得る。コードセグメントは、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、又は、指示、データ構造、若しくはプログラム文の任意の組み合わせを表わし得る。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ若しくはメモリ内容を渡すことによって、及び/又は受け取ることによって、別のコードセグメント又はハードウェア回路に結合されてもよい。情報、引数、パラメータ、データ等は、メモリシェアリング、メッセージの受け渡し、トークンパッシング、ネットワーク送信等を含む任意の適当な手段を用いて、渡されたり、転送されたり、又は送信されたりされ得る。
ソフトウェアでの実施の場合、本明細書に記載された技法は、本明細書に記載された機能を行なうモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)で実施されてもよい。ソフトウェアコードはメモリユニットに格納され、プロセッサによって実行され得る。メモリユニットは、プロセッサ内に実装されても、プロセッサの外部に実装されてもよいが、その場合、当技術分野で公知の種々の手段を介してプロセッサに通信可能に結合されることができる。
図11を参照すると、図示されているのは、複数のモバイル装置にブロードキャストされるべき干渉表示を生成することを容易にするシステム1100である。例えば、システム1100は、基地局内に少なくとも部分的には存在し得る。システム1100は、プロセッサ、ソフトウェアあるいはこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る、機能ブロックを含むものとして表されることが認識されるべきである。システム1100は、関連して動作することができる電子部品(electrical components)の論理的なグループ1102を備える。例えば、論理的なグループ1102は、干渉レベル1104を識別するための電子部品を備え得る。例えば、非サービングセクタのモバイル装置は、近隣のセクタの基地局への干渉を引き起こす。更に、論理的なグループ1102は、干渉レベルの関数を評価するための電子部品1106を備え得る。例えば、基地局で受信される干渉値と干渉閾値との間の最小値を判定することができる。干渉レベルの関数値を用いることは、瞬間的な干渉レベル値のみを利用するときに生じ得る競合条件を緩和する。また、論理的なグループ1102は、干渉レベルを複数のモバイル装置に送信するための電子部品1108を備え得る。一例によれば、ブロードキャストの物理チャネルを用いて、干渉レベル及び/又はその関数をサービングセクタ内の全てのモバイル装置に伝えることができる。また、システム1100は、電子部品1104、1106及び1108に関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ110を備え得る。メモリ1110の外部にあるものとして図示されているが、電子部品1104、1106及び1108のうちの1つ又は複数は、メモリ1110内に存在してもよいことが理解されるべきである。
図12に移ると、図示されているのは、逆方向リンク上の電力を調整するシステム1200である。システム1200は、例えばモバイル装置の内部に存在してもよい。図示されるように、システム1200は、プロセッサ、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わし得る機能ブロックを含んでいる。システム1200は、順方向リンク送信を制御することを容易にする電子部品の論理的なグループ1202を含んでいる。論理的なグループ1202は、干渉表示を受信するための電子部品1204を含み得る。例えば、受信器アンテナは、モバイル装置の中に含まれることができるが、サービング基地局からのブロードキャストされた信号は、これを介して獲得及び処理することができる。干渉表示は、非サービングセクタ中の他のモバイル装置の活動によって引き起こされ、サービング基地局で受け取られた干渉に関連する情報を含む。更に、論理的なグループ1202は、電力調整値を判定するための電子部品1206を備え得る。例えば、電力調整値は受信された干渉表示に基づいて評価される。一つの面によれば、電力が増加されるべきことを示す電力調整値は、干渉表示が干渉の増加を示す場合に評価することができる。電力の増加は、増大した干渉にもかかわらず、モバイル装置が目標SNR(又は、他のそのような目標タイプ)を達成することを可能にする。更に、論理的なグループ1202は、送信電力レベルを変更するための電子部品1208を備え得る。電力調整値を評価した後に、モバイル装置の逆方向リンク上の送信器は、調整値に従って用いられる電力を変更することで修正することができる。また、システム1200は、電子部品1204、1206、及び1208に関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1210を備え得る。メモリ1210の外部にあるものとして図示されているが、電子部品1204、1206、及び1208は、メモリ1210内に存在し得ることが理解されるべきである。
上述されたものは、一つ又は複数の実施形態の例を含んでいる。もちろん、前述の実施形態を記載する目的のために方法論又はコンポーネントの考え得るあらゆる組み合わせを記載することは不可能ではないが、当業者は、多くの更なる組み合わせ及び種々の実施形態の置換が可能であることを認識し得る。従って、記載された実施形態は、添付の特許請求の範囲及び精神の内に含まれる、そのような変更、変形及びバリエーションの全てを包含することを意図されている。更に、詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかの中で「含む」という用語が用いられる限り、そのような用語は、「備える」が請求項において移行語として用いられるときに解釈されるように、「備える」という用語と同様の方法で包括的であることを意図される。

Claims (44)

  1. 無線通信システムで干渉表示を生成することを容易にする方法であって、
    受信された干渉レベルを測定し、
    前記受信された干渉レベルの関数を判定し、
    前記受信された干渉レベルの前記関数を物理チャネルで複数のモバイル装置にブロードキャストして、迅速な電力調整を可能にする
    ことを含む、方法。
  2. 前記干渉レベルは干渉値を周波数の関数として備え、複数の値が複数の副搬送波クラスタにブロードキャストされる、請求項1記載の方法。
  3. 前記関数をブロードキャストすることは、少数のスロットでブロードキャストすることを含み、1つのスロットはハイブリッドARQ(HARQ)送信の期間である、請求項1記載の方法。
  4. 前記干渉レベルはIOT値によって表わされる、請求項1記載の方法。
  5. 近隣のセクタからの干渉値を、バックホールを介して受信することを更に含む、請求項1記載の方法。
  6. 関数を判定することは、受信されたIOTレベルとIOT閾値レベルとの間の最小値を評価することを含む、請求項1記載の方法。
  7. 前記受信されたIOTレベルは、前記測定された受信された干渉レベルから得られる、請求項6記載の方法。
  8. 前記関数は受信されたIOTレベルとIOTランプ値との間の最小値を判定することを含む、請求項1記載の方法。
  9. 前記IOTランプ値はIOTスルーの最大値を制限するように選択される、請求項8記載の方法。
  10. 関数を判定することは、前記測定された干渉レベルを表わすIOT値に基づいてフィルタリングされたIOTを評価することを含む、請求項1記載の方法。
  11. 前記フィルタリングされたIOTは、前記IOT値を、少なくとも有限インパルス応答(FIR)フィルタ又は無限インパルス応答(IIR)フィルタを用いてフィルタリングすることによって判定される、請求項10記載の方法。
  12. 前記干渉レベルは、非サービングセクタ中のモバイル装置によって引き起こされる干渉に関連する、請求項1記載の方法。
  13. 他のセクタ干渉に関連付けられた干渉値を判定し、前記干渉値の関数を展開し、前記関数を小さい待ち時間で複数のモバイル装置にブロードキャストすることに関連する命令を保持するメモリと、
    前記メモリに結合される集積回路であって、前記メモリに保持される前記命令を実行するように構成される、集積回路と
    を備える、無線通信装置。
  14. 前記メモリは更に、前記干渉値を、FIRフィルタ又はIIRフィルタのうちの一つを用いてフィルタリングする命令を保持する、請求項11記載の無線通信装置。
  15. 干渉レベルを識別する手段と、
    前記干渉レベルの関数を評価する手段と、
    前記干渉レベルの前記関数を1つ又は複数のモバイル装置に少数のスロットで送信して、電力調整を可能にする手段と
    を備える、干渉表示を生成する無線通信装置。
  16. 前記干渉レベルはIOT値によって表わされる、請求項15記載の無線通信装置。
  17. 干渉レベルを識別する手段は、近隣のセクタから干渉パラメータを受信する手段を備える、請求項15記載の無線通信装置。
  18. 関数を評価する手段は、受信されたIOTレベルとIOT閾値レベルとの間の最小値を判定することを備える、請求項15記載の無線通信装置。
  19. 前記受信されたIOTレベルは前記識別された干渉レベルから得られる、請求項18記載の無線通信装置。
  20. 前記関数は、受信されたIOTレベルとIOTランプ値との間の最小値を判定することを含む、請求項15記載の無線通信装置。
  21. 前記IOTランプ値はIOTスルーの最大値を制限するために選択される、請求項20記載の無線通信装置。
  22. 関数を判定することは、フィルタリングされたIOTを、前記測定された干渉レベルを表わすIOT値に基づいて評価することを含む、請求項15記載の無線通信装置。
  23. 前記フィルタリングされたIOTは、前記IOT値を、少なくとも有限インパルス応答(FIR)フィルタ又は無限インパルス応答(IIR)フィルタを用いて判定される、請求項15記載の無線通信装置。
  24. 前記干渉レベルは、非サービングセクタ中のモバイル装置によって引き起こされる干渉に関連する、請求項15記載の無線通信装置。
  25. コンピュータに、基地局で受信される干渉を測定させるコードと、
    コンピュータに、前記測定された干渉から得られる干渉レベル値の関数を生成させるコードと、
    コンピュータに、前記関数を少数のスロットで物理的なブロードキャストチャネル上で複数のモバイル装置にブロードキャストさせるコードと
    を備える、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  26. 他のセクタの基地局から受信される干渉パラメータを識別することを更に備える、請求項25記載の機械読み取り可能な媒体。
  27. 無線通信システムにおいて、
    非サービングセクタから受信される干渉の量に関連する干渉値を判定し、
    前記干渉値を前記値の関数として実装する
    ように構成された集積回路を備える、装置。
  28. 干渉情報に基づいて電力を調整することを容易にする方法であって、
    干渉表示を受信し、
    前記受信された干渉表示に少なくとも部分的に基づいて電力調整値を評価し、
    前記電力調整値に基づいて前記逆方向リンク上の送信電力を調整する
    ことを含む、方法。
  29. 無活動の期間の間に開ループ電力調整を判定することを更に含む、請求項28記載の方法。
  30. 前記開ループ電力調整を利用して、バーストデータトラヒックに先立って送信電力レベルを変更することを更に含む、請求項29記載の方法。
  31. 電力調整値を評価することは更に、サービスの品質(QoS)パラメータに基づく、請求項28記載の方法。
  32. 電力調整値を評価することは更に、非サービング基地局に関連するモバイル装置の位置に基づく、請求項28記載の方法。
  33. 前記逆方向リンクの送信電力は、非サービング基地局への距離が増加するにつれて増加する、請求項32記載の方法。
  34. ブロードキャストチャネル上の干渉値を処理し、前記干渉値に基づいて電力調整値を推測し、前記電力調整値に応じて電力レベルを変更することに関連する命令を保持するメモリと、
    前記メモリに結合される集積回路であって、前記メモリに保持される前記命令を実行するように構成される、集積回路と
    を備える、無線通信装置。
  35. 前記メモリは更に、開ループ調整値を無活動の期間の間に評価し、前記開ループ調整値に応じて送信を開始する前に電力レベルを変更する命令を保持する、請求項34記載の無線通信装置。
  36. 逆方向リンク上の電力を調整する無線通信装置であって、
    ブロードキャストチャネルから干渉表示を受信する手段と、
    前記干渉表示に基づいて電力調整値を判定する手段と、
    前記判定された電力調整値に応じて送信電力レベルを変更する手段と
    を備える、無線通信装置。
  37. 送信に先立って最初の送信電力設定値を評価する手段と、
    前記最初の電力設定値に応じて逆方向リンク電力レベルを調整する手段と
    を更に備える、請求項36記載の無線通信装置。
  38. コンピュータに、ブロードキャストされた干渉値を受信させるコードと、
    コンピュータに、前記受信された干渉値に少なくとも部分的に基づいて電力補正パラメータを評価させるコードと、
    コンピュータに、前記電力補正値に基づいて前記逆方向リンクの送信電力を変更させるコードと
    を備える、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  39. 無活動の期間の間に開ループ電力調整値を判定することを更に備える、請求項38記載の機械読み取り可能な媒体。
  40. 前記開ループ電力調整を利用して、バーストデータトラヒックに先立って送信電力レベルを変更することを更に備える、請求項38記載の機械読み取り可能な媒体。
  41. 電力補正パラメータを評価することは更に、サービスの品質(QoS)パラメータに基づく、請求項38記載の機械読み取り可能な媒体。
  42. 電力補正パラメータを評価することは更に、少なくとも1つの非サービング基地局の位置に基づく、請求項38記載の機械読み取り可能な媒体。
  43. 前記逆方向リンクの送信電力は、前記少なくとも1つの非サービング基地局までの距離が増加するにつれて増加する、請求項42記載の機械読み取り可能な媒体。
  44. 無線通信システムにおいて、
    電力調整量を非サービングセクタに関連するブロードキャストされた干渉値の考察に少なくとも部分的に基づいて評価し、
    前記電力調整量に応じて逆方向リンクの送信電力を調整する
    ように構成された集積回路
    を備える、装置。
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